1回目 この授業の方針と全体像

商学概論
Introduction to Marketing
D講義室 木曜2
綿引宣道
物質・材料 経営情報1号棟4階406室
[email protected]
(本当の)目的
• 君たちが社会に出て、製品開発したものが
どのようにして商品化され、顧客のもとへ
渡るのかを知る。
• 授業の資料等の提供
http://kjs/watahiki/
具体的な流れ
1.商学の概要
2.商学の誕生
3.流通機能
4.流通の意義
5.商的流通
6.物的流通
7.情報流通
8.流通情報システム
9.流通補助機能
10.小売
11.小売業界の構造変化
12.卸売り
13.消費者教育
14.商業流通政策
15.テスト
この授業の進め方と注意事項
• 教科書『基礎からの商業と流通』石川 和男 (著)
• 教科書を1回1章ずつのペースで進める
• 基本的には出席を取らない
(実際には成績は出席と強い相関関係)
• 中間レポート50%、期末テスト50%
• 分からなければ、すぐに質問すること
• よい質問、発言があれば点数に加算する
(疑問はそのままにしないこと)
理解を高めるためには
• 出来ればBS
BSジャパン(BSのテレビ東京)月ー土曜
23:00ー23:58「ワールドビジネスサテライト」
• CS
スカパーの「ブルムバーグ」
• 地上波では TBS系「がっちりマンデー」日曜7:30-8:00
NHK「経済羅針盤」日曜8:25-8:55
• 雑誌
「週刊ダイヤモンド」「週刊東洋経済」「プレジデント」
など
仕方なくこの授業をとらざるを得ない人へ
• 自分が会社の社長になったと仮定する
研究開発従事者の平均引退年齢は45歳
・・・今から準備しておくべき
• 授業・番組から、新しい商品のヒントが得ら
れるかも
• 株で一儲けできる???
具体的な動機を持とう!
商学の概要
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•
社会科学のうちの1つ(経営学の小分類)
科研の分類だと経済学>経営学>商学
経済学=適正な資源の配分
経営学=その資源からいかに効果を得るか、い
かに資源を確保するか・・・NPOも含む
• 商業学=商人のための学問
商人=生活の糧を得るために取引をする人
非商人=消費のために取引をする人
最低限知らなければならない知識
• 企業≠会社
• 企業・・・個人でも会
社でもOK
• 会社・・・営利追求
社団法人(商法の
規定)
企業
会社
営利追求社団法人
• 営利追求・・・出資者に利益の配分を行うこと
• 社団・・・財団ではなく、出資者の人格が運営に
反映されること
• 法人・・・構成員(株主)とは別の権利義務の主体
ex.東京電力の株主だからといって、電線の所有
権を主張できない。事故があったからといって、
株主は責任を負わない。
商業と流通
• 生産者→流通業者→商業者
何故流通が重要か?
出来るだけ在庫を少なく、かつ品切れを少
なく。取引コストを下げる。
在庫=倉庫代+管理費用+棚卸減耗など
品切れ=本来買ってくれたであろう売上+企
業イメージなど(潜在コスト)
単なる在庫管理では済まない。
商学とマーケティング
• 市場と商品提供者との間のコミュニケーション
• 良いものを作れば売れるわけではない
• ましてや、良いものを作れば利益が上がるもの
ではない
• お客さんが買ってくれるもの=必ずしも良い商品
ではない
• 利益が出る商品が良い商品
• お客さんが買ってくれるにはどうしたら?
→コミュニケーション
コミュニケーション
• 4P
Price(価格)安ければ買うか?
Place(場所)同じものなのに売る店で何故値
段が違う?
Product(製品)中身は一緒なのに
Promotion(プロモーション)どんな広告を出し
てる?どの媒体に出してる?
今日覚えること
• 会社と企業の違い
• 流通の重要性
• 4Pとは何か