NHK総合テレビ 毎週水曜日・午後8時から放送中 http://www.nhk.or.jp/gatten/ 中年ボディーが激変!くびれ&若さ復活SP 2012年11月28日放送 今回の番組について ぽっこりと出たおなか。たるんでしまったお尻…。年齢と共に体型はどうしても 崩れていってしまうもの。そうはわかっていても、できれば少しでも細く見えた いというのが女心。 そこで、今回のガッテンは「脱・中年体型」と題して、崩れてしまった体型を美し く、さらに、若々しくさせる方法を紹介。といってもダイエットではありません。今 回のポイントは「見た目」。脂肪を減らさなくても、見た目をググッと細く見せる ことができるんです。 なぜそんな事ができるかというと、体の中に、中年体型かどうかを決定付けてしまう 部分がありました。 そこの見え方によって、太って見えるだけでなく、老けて見ら れてしまうんです。 そんな中年体型を決定付けてしまう部分って、一体どこ? 番組ディレクターのひとこと 誰でも細く若々しくなれる! 「痩せたい」気持ちはあっても、食べない訳にもいかないし、運動も苦手だし… 1 / 10 という女性は多いものではないでしょうか。 今回は、そんな女性たちに、短期間で効果が出て、しかも簡単にできる秘策を ご紹介。 かかる時間は、たったの1分! “1分で、スマートで若々しい女性に変身できるんです。” 「ダイエットは続かない」「年だからしょうがない」と諦めがちになっている方、是 非、参考にしてみてください。 中年体型の決め手とは? 他人から見られた時に、「あ~おばさんだなぁ」と判断されてしまうポイント、い わば「中年体型の決め手」がありました! その正体は…「背中」。普段、目の届かない背中にこそ、中年体型がバッチリ 現れていたんです。 実は、脂肪細胞はおなかよりも背中側に多いと考えられ ています。そのため、太った際には、背中側にたっぷりと脂肪がついてしまう んです。 一方、男性の場合は「おなか」が中年体型の決め手。 なぜ、男性は 「おなか」で、女性は「背中」なのか…それは、男女での「脂肪の付き方の違 い」にありました。 一般的に、男性は太ると「内臓脂肪」、女性は「皮下脂肪」が付く傾向にありま す。内臓脂肪は、大きなおなかが前に突き出る“メタボ体型”の原因。これが男 性を中年体型にしているのです。 女性の場合は、閉経前までは内臓脂肪は付きにくいとされています。その理 由の一つは、“妊娠”。 子宮が膨らむ際に、胎児の成長スペースを確保してお く必要があるため、内臓脂肪型の太り方はしにくいと考えられています。 女性が付きやすい脂肪は主に「皮下脂肪」。おなかや太ももなどの後、背中側 に脂肪がつき、丸い体型になっていくんです。 ※男性でも皮下脂肪がつかないわけではありません。 2 / 10 背中には上下がある!? 腰回りにたっぷりと付いた脂肪は中年体型の代名詞ですが、実は、もう一か 所、見た目年齢を大きく左右する場所がありました。 それは、肩甲骨から肩にかけての“背中の上の部分”。名付けて「上背中」。こ の部分にも年齢と共に脂肪がつくのですが、問題は他にあります。 見た目を左右する一番のポイントは「首から背中にかけての角度」。年をとる と、姿勢が前かがみになり、それに伴い首も前に出てしまうのです。 どうして、このような姿勢になってしまうのでしょうか?それは、背中の筋肉は、 「物を持ち上げる」「上体を起こす」など、主に「引く」動作の時に使われるので すが、 日常生活の中においては、実は、あまり使われていない筋肉なんで す。 本来、筋肉はゴムのように伸び縮みするものです。でも、使われない背中の筋 肉は、年齢を増すごとに衰え、伸びた状態になってしまいます。こうなると、体 を引っ張って上体を起こす力が足りないために、前かがみの姿勢になり、見た 目が老けてしまうのです。 中年体型の決定打は、背中!それも、脂肪がたっぷりとのった腰のあたりを指 す「下背中」と、姿勢に大きく影響する「上背中」の“上下2つの背中”で決まっ てくるのです。 中年体型の改善策 では、崩れてしまった体型を改善するにはどうすればよいのでしょうか? 番組で、皮下脂肪の厚みがほぼ同じ2つのお尻のMRI画像を比較。すると、脂 肪の厚みは一緒なのに、一方は、キュっと上がった形ですが、もう一方は、た るんで垂れてしまっていることがわかりました。この違いは何で生まれるのか というと、「筋肉」なんです。筋力が低下する事により、脂肪を引っ張り上げるこ とができず、たるんでしまうのです。 3 / 10 この現象は、背中でも起こっています。改善するには、 脊柱起立筋(背骨から腰骨の方にまで縦に細長く走っている筋肉) 僧帽筋(肩から肩甲骨のあたり) 広背筋(脇から腰のあたり) でん筋(お尻) この4か所の筋肉を鍛えなおしてあげることが、中年体型改善のカギとなるの です。 また、運動が苦手な人、効果が出るまで待てないという人には、「1分間で崩れ た体型を改善する」方法があります。 その方法とは、ズバリ「着やせ」。目の錯覚を利用して、体型を細く見せること ができるんです。「水平垂直錯視」という“人間は縦方向のものを細長く見てし まう目の錯覚”を着こなしに取り入れることで、あっという間に細く、さらに若く 見せることができます。 詳しい筋トレ方法と着やせ術は実習コーナーで。 背中の下半分 たるみ解消筋トレ 4 / 10 あおむけに寝て、3秒程度かけてお尻を持ち上げます。 お尻を持ち上げたら、1秒キープ。今度は、3秒程度かけてゆっくりとお尻 を下ろします。 下ろす際には、お尻を床に着けないようにするのがポイント。 このお尻の上下の動きを1回として、10回1セットを1日3セット行います。 一度に3セット行うのが効果的。慣れるまでは、朝・昼・晩で分割しても OK。 下背中の筋肉(脊柱起立筋、でん筋)を鍛えて、たるんだ腰回りを引き締 めます。 背中の上半分 まるみ解消ストレッチ 椅子に座った姿勢で、息を吐き、手のひらを外側に向けながら3秒程度か けてゆっくりと腕を伸ばします。 今度は、息を吸い、手のひらを上に向けながら3秒程度かけて腕を後ろに 引きます。 5 / 10 腕を引く際には、背中を反らせて胸を張るのがポイント。 腕の前後の動きを1回として、10回1セットを1日3セット行います。 朝・昼・晩で分割して行うと効果的。 伸びてしまった上背中の筋肉(脊柱起立筋群、僧帽筋、広背筋)を動かす ことで柔軟にします。 背中の上半分 まるみ解消ストレッチ② ペットボトルを両手に持ち、前かがみの姿勢になります。 ゆっくりと腕を引き上げて、胸を張ります。 腕の力を抜き、肩甲骨を意識して背中でひじを上下させることがポイント。 この上下の動きを1回として、10回1セットを1日3セット行います。 一度に3セット行っても、朝・昼・晩で分割してもOK。 上背中の筋肉(脊柱起立筋群、僧帽筋、広背筋)を鍛えなおし、筋力を付 けます。 6 / 10 着やせ術 ストールで背中スッキリ ストールを首に巻く際は、背中側に長く垂らすと、背中をスッキリ細く見せ ることができます。 この時、垂らしたストールの長さを揃えず、互い違いに しておくと、よりシャープな印象に見えます。 水平垂直錯視(横よりも縦の物を細長く見る目の錯覚)の効果で、ストー ルが縦のラインとなり細い印象になるのです。 着やせ術 ドレープでたるみスッキリ 7 / 10 片側の腰の辺りで服を手繰り寄せドレープ(シワ)を作り、安全ピンで固定 します。 上からブローチを着ければ、安全ピンを隠すことができます。 ドレープを作ることにより、腰回りのたるみが服に響きにくくなるため、スッ キリとした見た目に なります。 着やせ術 Xラインでウエストシェイプ カーディガンやジャケットなどの上着は、ウエスト位置のボタンだけを留 め、くびれを作ります。 バストとヒップの大きさがくびれを強調し、グラマーな体型に見せることが できます。 今回のお役立ち情報 背中の下半分 たるみ解消筋トレ ポイント① あおむけに寝て、3秒程度かけてお尻を持ち上げます。 ポイント② お尻を持ち上げたら1秒キープ。今度は、3秒程度かけて ゆっくりとお尻を下ろします。下ろす際には、お尻を床に 8 / 10 着けないようにします。 ポイント③ このお尻の上下の動きを1回として、10回1セットを1日3セット 行います。一度に3セット行なうのが効果的。慣れるまでは、 朝・昼・晩で分割してもOK。 ポイント④ 下背中の筋肉(脊柱起立筋、でん筋)を鍛えて、たるんだ 腰回りを引き締めます。 背中の上半分 まるみ解消ストレッチ ポイント① 椅子に座ります。息を吐き、手のひらを外側に向けながら ゆっくりと腕を伸ばします。 ポイント② 今度は、息を吸い、手のひらを上に向けながら腕を後ろに 引きます。腕を引く際には、胸を張ります。 ポイント③ この腕の動きを1回として、10回1セットを1日3セット行い ます。朝・昼・晩で分割して行なうと効果的。 ポイント④ 伸びてしまった上背中の筋肉(脊柱起立筋群、僧帽筋、 広背筋)を動かすことで柔軟にします。 背中の上半分 まるみ解消ストレッチ② ポイント① ペットボトルを両手に持ち、前かがみの姿勢になります。 ポイント② ゆっくりと腕を引き上げて、胸を張ります。腕の力を抜き、 肩甲骨を意識して背中で肘を上下させることがポイント。 ポイント③ この上下の動きを1回として、10回1セットを1日3セット 行います。一度に3セット行っても、朝・昼・晩で分割しても OK。 ポイント④ 上背中の筋肉(脊柱起立筋群、僧帽筋、広背筋)を鍛え なおし、筋力を付けます。 9 / 10 着やせワザ ストールで背中スッキリ ポイント① ストールを首に巻く際は、背中側に長く垂らすと、背中を スッキリ細く見せることができます。この時、垂らしたストール の長さを揃えず、互い違いにしておくとよりシャープな印象に 見えます。 ポイント② 水平垂直錯視(横よりも縦の物を細長く見る目の錯覚)の 効果で、ストールが縦のラインとなり細い印象になります。 着やせワザ ドレープでたるみスッキリ ポイント① 片側の腰の辺りで服を手繰り寄せドレープ(シワ)を作り、 安全ピンで固定します。 ポイント② 固定した部分にブローチを着ければ見た目もおしゃれに なります。 ポイント③ ドレープを作ることにより、腰回りのたるみが服に響きにくく なるため、スッキリとした見た目に。 着やせワザ Xラインでウエストシェイプ ポイント① カーディガンやジャケットなどの上着は、ウエスト位置の ボタンだけを留め、くびれを作ります。 ポイント② バストとヒップの大きさがくびれを強調し、グラマーな体型に 見せることができます。 Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved. 許可なく転載することを禁じます。 10 / 10
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