平成22年 5月号

どろたやま通信
平成22年 5月 1日(土)
どろたやま通信
第57号 (1)
発行所
独立行政法人国立病院機構岩手病院
岩手県一関市山目字泥田山下48
Tel 0191-25-2221 Fax 0191-25-2157
http://www.hosp.go.jp/~iwate/
発行責任者 千 田 圭 二
「 4 月 23 日 」 岩 手 病 院 看 護 師 O B 会 「 春 の 会 」 総 会
に お 招 き い た だ き ま し た 。 当 院 の 創 立 は 昭 和 17 年 10 月 で
事務長 吉田 一彦
す か ら 今 年 で 68 年 近 く に な る 訳 で す が 、 私 自 身 、 以 前 か
泥田山は新緑の季節を迎え、
ら退 職さ れた O Bが 近く に沢 山 いる にも 関わ らず 当 院と
やっと暖かくそして空気がお
の接 点が ない の は寂 しい とい う 思い があ りま した 。 色々
いしいと感じる季節になって
聞い てみ たと こ ろ看 護師 OB 会 「春 の会 」が ある と いう
きました。それにしても今年
こと がわ かり 、 私か ら依 頼し て 初め て参 加さ せて い ただ
は随分春が遠い存在でした。
きました。「春の会」は毎年この時期に行われるそうで、
肌寒い日々が続き、おまけに
会員は150名程おられるそうです。この日は30名程の方が
雪が降り、桜の開花も例年よ
参 加 さ れ て い ま し た が 、 会 の 冒 頭 に 30 分 間 程 時 間 を い た
り2週間位遅かったようです。
だい て、 当院 の 近況 を資 料に よ り報 告さ せて いた だ きま
「春」。特に4月は人事異
した 。そ して 、 最後 に当 院と の 接点 のツ ール とし て 、ボ
動を 始め 諸行 事 が重 なり 忙し い 時期 です が、 異 常気 象で ラン ティ ア活 動 の協 力依 頼を さ せて いた だき まし た 。こ
も毎年の恒例行事は通常通り行われました。
れを 機に 、ボ ラ ンテ ィア の輪 を 広げ てい きた いと い う私
「 4 月 1 日 」 当 院 で は 30 名 弱 の 職 員 を 採 用 或 い は 転 入 の 思 い か ら お 願 い さ せ て い た だ い た 所 で す 。 近 況 報 告 が
という形で迎えました。一関市は初めてという職員にとっ 終わった後にOBの皆さんとお話ししましたが、時々当
ては随分寒い所に来てしまったと思ったかも知れません 院に来られている方からは「病院回りがきれいになった」
が、 これ から ど んど ん暑 くな っ て来 ます ので 観 光名 所巡 とか 「ク リス マ スイ ルミ ネー シ ョン がき れい 」と い った
りな ど一 関の 生 活を 楽し んで い ただ きた いと 思 いま す。 お話 があ り、 ま た、 当院 から 遠 のい てい る方 から は 「随
ところで、当院では220名の職員が働いていますが、新し 分病院が立派になったんですね」とか「色んなことに取
い職 員名 簿を 作 りる に当 たり ど んな 姓の 職員 が 多い か調 組ん でい るん で すね 」と いっ た お話 があ りま した 。 中に
べて みま した 。 私の 予想 では 、 「小 野寺 」「 小 岩」 「菅 は、 創設 当時 を よく 知っ てい る 方が おら れ、 この 辺 は民
原」「千葉」姓あたりが多いのではと思っていましたが、 家と田んぼだったことや15 00 床構想があったことなど興
調べてみたら1番多かったのは「佐藤」姓で25 人でした。 味深いお話を伺うことが出来ました。このような機会を
2 番 目 に 多 か っ た の は 「 高 橋 」 姓 で 11 人 で し た 。 ど ち ら 与 え て い た だ い た 「 春 の 会 」 の 皆 さ ん に 感 謝 申 し 上 げ 、
の姓 も全 国的 に 多い 姓で すが 、 ちょ っと 意外 な 感じ でし 出来 れば 来年 度 以降 もお 招き い ただ けば と思 った 次 第で
た。その次に私が予想した「千葉」「小野寺」といった す。
姓が 続き まし た が、 「佐 藤」 姓 や「 高橋 」姓 の 職員 は間
な んだ かん だ と慌 ただ しい 4 月で した が、 当院 の 上部
違わ ない よう 各 職場 では 名前 で 呼ん でい るこ と が多 いの 機関 であ る独 立 行政 法人 国立 病 院機 構本 部も 国会 絡 みで
ではないでしょうか。
慌た だし かっ た よう です 。皆 さ ん御 承知 のよ うに 、 政府
「 4 月 22 日 」 岩 手 病 院 重 症 心 身 障 害 児 ( 者 ) 親 の 会 は 独 立 行 政 法 人 の 事 業 仕 訳 に 着 手 、 国 立 病 院 機 構 も ヒ ア
が組 織し てい る 「岩 手あ すな ろ の会 総会 」及 び 懇親 会に リン グを受 けまし た(4 月2 3 日 )。 私も 事業 仕訳 の やり
お招 きい ただ き まし た。 今年 は 着任 して まだ 半 年の 昨年 とり (概 要) は ネッ トで 読ま せ てい ただ きま した が 、評
と違 って 顔な じ みの 親御 さん も 増え 、気 軽に 色 々な お話 価者 から は厳 し いコ メン トも あ った よう です 。事 業 仕訳
を伺 うこ とが 出 来ま した 。当 院 への 感謝 も沢 山 いた だき の結 果は 、「 当 該法 人が 実施 し 、事 業規 模は 縮減 」 との
まし たし 、病 院 に対 する 要望 も いた だき まし た 。こ れか こと で一 定の 評 価は 頂い たよ う です が、 今後 どの よ うな
らもこういう機会をとらえながら意見交換をしていきた 動きがあるのか注目していく必要があります。
いと 思っ てお り ます 。と ころ で 、「 岩手 あす な ろの 会」
た だ、 そん な 中で 我々 職員 が 意識 して いか なけ れ ばい
は 今 年 創 立 40 周 年 を 迎 え 、 秋 に は 記 念 式 典 を 計 画 し て い け な い こ と は 、 職 員 が 一 丸 に な っ て 仕 事 に 取 り 組 む こ と
るよ うで す。 当 院で は、 現在 重 症心 身障 害児 ( 者) 病棟 は勿 論、 加え て 、地 域の 医療 機 関、 地域 住民 、自 治 体と
建替 整備 計画 を 進め てい ると こ ろで あり 、岩 手 あす なろ の連 携を 強化 し 、親 の会 やO B 会の 皆さ んと も連 携 を密
の 会 創 立 40 周 年 と 併 せ 、 今 年 度 は 「 節 目 の 年 」 と し て 1 に す る こ と で す 。 そ れ が 充 実 し て き ま す と 、 「 お ら ほ の
つの ポイ ント に なる 年に なり そ うで す。 この 2 つの 大プ 病院 」と 親し み を込 めて 皆さ ん に言 って いた だけ る よう
ロジ ェク トを 成 功さ せる ため に もこ れま で以 上 に連 携を な病 院に なっ て くる と確 信し て いま す。 今年 度も 、 みん
密にしていきたいと思います。
なで仕事を楽しみながら、頑張って行きましょう。
新緑 の季節を迎え て
どろたやま通信
平成22年 5月 1日(土)
第57号(2)
活動内容は、地域の ケアマネ ージャーや 介護福祉 事業
所、訪問看護師、病 院・医院 などの医療 福祉関係 者に
向けた情報冊子:「 神経難病 患者療養支 援ガイド 」の
作成・配布や、保健 所との連 携、利用者 の需要に 応じ
た研修会・講演会の開催などの情報・技術提供です。
講演日
平成22年3月11日
神経難病は
演 者
神経内科医長 石垣 あや
その特殊性や
昭 和 57 年 に 国 立 病 院 機 構 岩 手
希少性、医療
病 院 (以 下 当 院) に 神 経 内 科 が
依存度の高さ
設 置 され て 以 降、 当 院 は 神 経 難
などのため、
病の診療に取り組んできました。
神経内科と関
主 に 神経 難 病 に取 り 組 ん で い る
わりが少ない
当 院 のス タ ッ フは 、 神 経 内 科 医
医療福祉関係
師、看護師、ソーシャルワーカー、
者から敬遠さ
臨床工学技士、リハビリ療法士、
れ易く、その
栄養士などです。
3月 2 5日に 当 院 で行 わ れた 報 告会
地域医療に必
の様子
従来の当院の 神経難病へ の主な業 務内容は、 神経難
要な情報や技
病患者さんへの 診療と、本 人・家族 ・介護者に 対する
術が地域に根付きづ らい傾向 が有ります 。「今ま で神
指導や相談でし た。しかし ながら、 神経難病は その症
経難病に関わったこ とがない から」とい う理由で 診療
状による影響を 日常生活全 般に強く 与えるため 、生活
や支援を断られるこ とが少な くありませ んでした 。当
全般にわたる広 範な介入が 必要です 。院内スタ ッフの
院では今後も十分な 情報・技 術支援をし て、依頼 後受
み で は 対 応 に 限 界 が あ り ま す 。 そ こ で 、 平 成 20 年 か ら、
け手が孤立する事が ないよう 努力して参 りますの で、
日頃から私達と 接触を持ち 易い患者 さんとその 家族と
より多くの方々に神 経難病の 診療・支援 にご協力 をい
院内スタッフだ けではなく 、神経難 病に関わる 当院以
ただけるようになりたいと思います。
外の医療福祉関 係者にも効 率よく神 経難病を支 援して
もらえるように 働きかける ことを計 画しました 。主な
院内カンファレンスより
岩手病院の神経難病支援
院内木曜研修会より
2度目の夏
~岩手県災害看護研修会に参加して~
講演日
平成22年3月18日
演 者
あすなろ西病棟看護師 藤原 裕樹
岩手県災害看護研修会
は、岩手県災害看護ネッ
ト ワ ー ク 連 絡 協 議 会 (平 成
15 年 設 立 )が 災 害 や 有 事 発
生に備えての関係職種の
研修・情報交換の目的の
ため毎年開催する研修会
です。
これまで日本国内では
自然・人為・特殊災害と
も に 様 々 な 災 害 が 発 生 し て き ま し た 。 平 成 20 年 6 月 の 岩
手・宮 城内陸地震は当院だけでなく地元地域の皆さんに
多くの 爪痕を残し、被災された方が数多くいました。災
害対応 ・危機管理が難しい理由として、①予知すること
が極め て難しい、②予想の規模を超えている、③平時の
考えで は対応できない等、大きく3つが上げられます。
災害は単に地球規模 で発生するエネルギーだけの問題で
はなく、現実に発生 した災害を受け止める私たち個人に
も問題があります。
皆さんは地震・台 風など様々な自然災害に対して、日
頃からの備えをして いますか? ある住宅メーカーが実
施した防災意識調査 によると8割の人が「近い将来、阪
神大震災クラスの地 震が起きるであろう」と認識してい
ます。一方で、約5割の人は「自分は被災しないだろう」
という認識を持つ結 果になりました。つまり、「地震は
来るかもしれないが 、自分は大丈夫!」といった根拠の
ない認識を持つ人が多いことが浮き彫りになりました。
日頃から災害を想 定した準備や訓練を欠かさないこと
が、個人の迅速な対 応や、組織のチームワーク発揮に結
びつくことになりま す。「練習は本番のつもりで、本番
は練習のつもりで」 の言葉の通り、訓練に本気で取り組
むことでとっさの行 動・冷静な判断に明らかな差が生ま
れます。
地球規模の災害そ のものを予測し防ぐことはできませ
んが、今までの教訓 や経験を忘れることなく、日頃から
備えることで被害を 軽減することができます。もうすぐ
一関は岩手・宮城内 陸地震から2度目の夏を迎えようと
しています。あの時 の思い・教訓を忘れずにすごしてい
きたいものです。
どろたやま通信
平成22年5月1日(土)
新職員紹介
1 出身地
3 好きなこと(もの)
2 前任地(新採用者の方にはありません)
6 自己アピール
4 好きな言葉
5 岩手病院の第一印象
菅原 セイ子 副総看護師長
1 岩手県一関市
第57号 (3)
2 宮城病院
赤坂 愛 児童指導員
1 青森県青森市
3 映画、DVD鑑賞
3 野球観戦
4 為 せば成る 為さねば 成らぬ 何事も 成
4 磨斧作針
らぬは人の為さぬなりけり
5 職員の挨拶が気持ちよい。
5 緑に囲まれ、静かで落ち着 けると ころだ
なと思いました。
6 身体は見かけより丈夫(健康)ですよ!
6 毎日笑顔を絶やさず、向上心を持って頑張ります。
大和田 文代 看護師長(医療安全管理係長)
下屋敷 佳子 作業療法士
1 岩手県住田町 2 災害医療センター
1 岩手県久慈市 2 西多賀病院
3 自然
3 温泉
4 楽観主義
4 のんびり
5 元気に皆が挨拶するので明るい印象。
5 周りに店が多く生活困らなそう。
6 笑うとえくぼが出ます。笑顔で過ごしま
6 一関の温泉めぐりをしたいと思います。
す。
山川 志野 作業療法士
佐藤 さつき 南病棟看護師長
1 秋田県由利本荘市
2 あきた病院
3 温泉(岩盤浴にはまってます)
4 韓国ドラマ鑑賞(イ・ビョンホンのファ
ンです。)
5 皆さん明るくて優しく接してくれる。
1 千葉県松戸市
2 花巻市内老健施設
3 阪神タイガース
4 なすがまま
5 都会なとこだなあと思いました。
6 休みの日には薪割りしてます。
志田 充啓 理学療法士
6 秋田なまりのある田舎者ですがよろしく!
1 宮城県仙台市
多田 芳雄 診療放射線技師長
1 岩手県遠野市
2 花巻病院
3 カメラ(写真)
3 体を動かすこと
4 努力
5 病院周囲の自然が多いと思いました。
6 一生懸命がんばりたいと思います。
4 明鏡止水
5 廊下の写真が印象的である。
黒沢 健 理学療法士
6 マイペ ースで 医療の質 向上 に貢 献し た
い。
1 岩手県滝沢村
3 音楽鑑賞、読書
村林 遼 薬剤師
4 あきらめるなんて死ぬまでないから
1 北海道札幌市
5 広いなあと思いました。
3 ドライブ
6 一生懸命頑張ります。
男の修行
4 一期一会
5 広くて迷いそうです。。
福島 仁美 看護師(2病棟)
6 早く一人前になれるようにがんばります。
1 岩手県一関市
2 昭和病院
松井 貴子 栄養士
3 旅 行(食 べ歩 き ) 、体 を 動か す こと
1 秋田県湯沢市
5 実習指導して頂いた際、とても親切で
4 努力
3 食べることとカラオケ
感動しました。緑が多い職場だと感じ
4 人生山はあっても谷は無し
ました。
5 自然豊かな病院。
6 中尊寺へ行く際は一声かけて下さい。
6 明るく楽しく仕事したいと思います。スキルアップ、出会
いを大切にしたいです。
どろたやま通信
平成22年5月1日(土)
千葉 唱美 看護師(南病棟)
下田 芳一 庶務班長
1 宮城県気仙沼市
1 青森県むつ市
3 食べ放題、温泉、さんまの塩焼き、
3 遠近問わず旅行すること
第57号 (4)
2 釜石病院
4 幸せ とは 心の 中で 自分 が広 げて いく もの
チョコ
4 食べ放題、激安
5 院内は迷路のようで…。
5 木がいっぱい。
6 早くなじむように頑張りたいと思います。
6 知識も技術も未熟ですが、頑張ります!
佐藤 千代 経営企画係長
千葉 美智 看護師(1病棟)
1 岩手県一関市
2 花巻病院
1 岩手県金ヶ崎町
3 いい香りの癒しグッズ
3 温泉、猫
4 We all
4 ま っす ぐな 道が 好 きだ けど 回 り道 に も
5 環境 整備 の行き 届い たきれ いな 病院。
福がある、よろこびがある
5 大きくて静か。でも夜は怖そう…。
6 楽しく仕事ができるようにしたいと思っ
ています。よろしくお願いします。
6 チャレンジ精神は旺盛です。
雫石 哲也 医事係
伊藤 正恵 看護師(西病棟)
1 宮城県東松島市
1 岩手県大船渡市
3 楽器演奏
3 小説を読む、温泉
4 為せば成る
4 為せば成る、努力
5 明るい雰囲気の良い病院だと思いました。
5 自然に囲まれた病院。
6 一生懸命頑張るのでよろしくお願いしま
6 知 識・ 技 術と も に 未熟 な 所 も多 い で す
す。
が、自己学習を通し頑張っていきたいと思います。
熊谷 次男 調理師
及川 美樹 看護師(東病棟)
1 岩手県一関市
3 食べること、温泉、車
1 岩手県金ヶ崎町
4 ありがとうございます
3 旅行、ジャニーズ
5 一 関にあ るのは 知り ませ ん でし た。 敷地
4 休日
5 自然がいっぱいで、とてもフレンドリー。
6 社会人1年目、全力で頑張ります。
面積が 広く、 何かと便 利な 場所 にあ ると
思いました。
6 仕事に責任を持ち、日々努力し、感謝の気持ちを忘れずに
頑張りたいと思います。
小野寺 友香 看護師(南病棟)
1 岩手県奥州市
2 仙台医療センター
3 旅行
4 神様は越えられない試練は与えない
5 自然に囲まれている。
6 楽しく働いていきたいと思っているので、
よろしくお願いします。
佐々木 順子 調理師
1 岩手県奥州市
3 ドライブ
4 勇気、愛情
5 職員 の方 々の 親切 な対 応が 心に 残 り ま
した。
6 まだわからないことがありますが、よろしくお願いします。
院内スケッチ
~保育所にて~
石田 沙織 調理師
1 岩手県奥州市
3 ドライブ
4 一生懸命
5 自然 が多 くて 住み やす い環 境だ と 思 い
ました。
6 みなさんと協力しながら仕事を頑張りたいです。
どろたやま通信
平成22年 5月 1日(土)
医療安全研修会報告
平成22年3月4日に大分県湯布院厚生年病院から森照
明院長 先生をお迎えして「医療 安全とコミュ ニケー ショ
ン」と題して医療安全研修会が開催されました。
森院長先生は、元国立
病院機構医療事故調査委
員や「医療訴訟」の多施
設共同研究を行うなど医
療安全に関するご活躍の
経験が豊富な先生と伺っ
ておりました。
森先生は病院という馬車
を安全に運航する(患者
講演中の森照明先生
と職員を守る)ためには、
医 療 の質 ・ 経 営 基 盤 ・ 地 域 と の 関 わ り ・ 職 員の 4つ の 車
輪が大切と考えているそうです。
私が この研修会で興味深かっ たことは、医 療の質 を向
~新採用者研修会~
今年も4月になり
岩手病 院にも 新採 用
の職員 や異動 して き
た職員 が新た な仲 間
に加わ りまし た。 岩
手病院 では、 まず 初
めに 新 採 用 者や 異 動 者 に対 し て 研 修会 を 行 い ま す 。 研 修
会で は 、 岩 手病 院 の 経 緯や 概 要 な どい ろ い ろ な 事 を 学 び
第57号(5)
上させるにはまず病院
改革する。そのために
優秀な人材を育成する。
『由布院からエビデン
スを!』をモットーに、
職員一人1テー マを持
ち、 年 間学 会 発表 20 0
演題を目標に取り組み、
学会で発表したとのこと。
医療安全システム 作りでは、医療の安全 は職員 の個人
の資質に頼るのでは なく、病院の組織で取 り組む 。例え
ば、転倒・転落では ワーキンググループ「 ころば ん隊」
を結成、アセスメン トから対策までチーム で実行 。さら
に 転 倒 ・ 転 落 が 発 生 し た ら 24 時 間 以 内 に K Y T資 料 を 作 成
し、全職員に院内LAN で周知徹底しているとのこと。
今回の研修会で先 生の強いリーダーシッ プの元 、職員
が情報を共有し、一 丸となって安全な医療 の提供 に取り
組んでいる様子を学ばせて頂きました。
(あすなろ西病棟看護師長 芦立 ひろ子)
ます 。 さ ら に専 門 的 な 知識 が 必 要 にな る 看 護 職 員 は 各 看
護師長を講師に
みっちりと講義
を受けます。し
かしながら、研
修会のような堅
苦しいことだけ
観桜会と称する歓迎会です
ではなく、病院
全体 で の 新 職員 と 異 動 者の 歓 迎 会 も毎 年 に ぎ や か に 行 わ
れています。
(編集委員A)
人 事 異 動
転出
-3月31日付-
定年退職
高森 康司 診療放射線技師長
阿部 仁太郎 洗濯長
菅原 勝美 主任調理師
阿部 皆子 療養介護長
佐々木 幸子 調理師
米田 みえ子 看護助手
辞職
伊藤 淳哉 調剤主任
菅原 啓人 理学療法士
小野寺 玲子 看護師
千葉 豊恵 看護師
佐々木 エリ 看護師
-4月1日付-
昇任
吉田 前 一般作業療法主任 西多賀病院作業療法士長へ
配置換
阿部
山田
木村
北川
大友
中村
渡部
横田
富樫
山田
貴子 副総看護師長 函館病院副看護部長へ
富差子 看護師長 あきた病院へ
尚子 看護師長 宮城病院へ
博美 主任栄養士 西多賀病院へ
政明 主任児童指導員 青森病院へ
亜美 理学療法士 西多賀病院へ
文子 看護師 八戸病院へ
真理子 看護師 西多賀病院へ
薫 庶務班長 釜石病院企画班長へ
敦 経営企画係長 あきた病院契約係長へ
出向
井上 久司 作業療法士 呉医療センターへ
渡辺 藍 庶務係 厚生労働省医政局へ
どろたやま通信
平成22年 5月 1日(土)
第57号(6)
診 療 体 制(平成22年5月1日現在)
診 療 科
午前
(再来)
午前
神経内科 (新患)
月
火
水
木
佐 藤(智)
工 藤
石 垣
竪 山・神
千 田
阿 部
千 田
石 垣
馬 場
※神経難病外来
※頭痛その他
※筋電図外来
※リウマチ外来
石 垣
千 葉
午後
千 田
千 田
金
千 田
7週毎
呼吸器科
内科 及び 循環器科
芦 野
櫻 井
芦 野
櫻 井
菊 地
櫻 井
本 良
櫻 井
阿 部
佐 藤(智)
(仙台医療セ ンター
消化器科
外科
より)
平 野
平 野
小児科
歯科
平 野
(仙台医療センター
今 野
佐 藤(敦)
より)
佐 藤(敦)
佐 藤(敦)
※痛み外来
※政管健診
※AGA外来
佐 藤(敦)
※リハビリ外来
その他
杉 内
第2,4週(午後)
佐 藤(智)
宮
※心療内科
(毎月最終金曜)
釋
※小児神経科外来 第2土曜日午前
※…専門外来。神経難病外来、痛み外来、筋電図外来、小児神経科外来、心
心療内科およびAGA外来はすべて予約が必要です。
~お知ら せ~
「スタッフは貢献し合う仲間」
多くの病院では、栄養サポートチーム(NST)が設置
され活動を初めています。病院には医師、看護師、薬剤師、
管理栄養士、言語聴覚士などのスタッフがそろっています。
そのため、栄養アセスメントや栄養療法において質の高い
ものを提供することが可能です。
当院でも、去る3月24日褥瘡部会とタイアップしてNS
Tを立ち上げるための勉強会が開かれました。褥瘡治療と
予防には圧迫とズレ対策、スキンケア、栄養改善が重要で
す。また、積極的なリハビリのためにも栄養状態の維持、
改善は欠かせません。
最近、偶然手にした「貢献する気持ち」(滝久雄著)と
いう本から「人間は他者に貢献したいという本能を持って
いる」と言う発想を得ました。チームスタッフ同士は貢献
し合う存在であり、それ自体が本能に基ずくと考えること
が出来るようになるとチーム医療の可能性は益々広がりを
もつようになる。仕事にハリが出てくるようになり、働き
がいや生きがいが生まれるようになる。スタッフ同士の関
係は極めて良くなり、仕事に対しても積極的にコミットメ
ントするようになれるそうです。
当院のNSTへの期待が膨らみます。
(栄養管理室長
中堤 信子)
平 成 22 年 10 月 1 日 よ り
病院の敷地内は全て禁
煙となります。
皆様のご理解とご協力
をお願いします。
編集後記
春で すね。 新採用 の皆さ んの初 々しい 姿と真 剣な 眼差
しはフ レッシ ュで良 いです 。それ を見る とずい ぶん 前の
自分が 就職し たとき のこと を思い 出しま す。そ れと 同時
に、堅 くなっ てしま ったこ の頭を リフレ ッシュ せね ばと
つくづく思う今日この頃です…。
(編集委員B)