Apricorn EZ Storageユーザーズ・ガイド

Apricorn Inc.
EZ StorageTM
ユーザーズ・ガイド
モデル名:
Apricorn EZ Storage
適応 OS:
Windows 98, Windows 2000, MacOS 8.6+
User’s Guide Version 0.3
EZ Storage 製品の説明
EZ Storage は最も携帯に便利、かつ取り扱いの易しいストレージ・ソリューションで、外部電
源を気にする必要がありません。モバイル・ユーザーやエンジニア、グラフィック・アート・デザ
イナー、その他、ポータブル・ストレージを必要とする人々に最適な製品です。業界標準の
USB ポートにドライブを接続するだけですぐに使用できます。バックアップやセキュリティ、ポ
ータビリティなど、どのようなニーズに対しても EZ Storage は容易に効率的に、かつ余裕をも
ってこなすことができます。
この製品は高速で信頼性の高い外部ストレージを、USB をサポートする PC、Macintosh コン
ピュータに提供できるようデザインされています。この製品のストレージ・メカニズムでは、今
時点で、容量が6GB(ギガ・バイト)、または12GB のハード・ディスク・ドライブが利用可能で
す。このドライブにはコンピュータから USB ポートを介して電源が供給されます。それ以外の
電源は必要ありません。ドライブ起動時や頻繁にアクセスが行われている際、USB ポートか
ら供給される電源容量の不足を補うために、充電可能な Rayovac RenewalTM 単四アルカリ
電池を備えており、ドライブがコンピュータに接続されている間に継続して充電が行われま
す。USB ポートから得る電流の総量は USB1.1 仕様に準拠しています。
注意!: このハード・ディスク・デバイスを USB ハブに接続して使用することも可能ですが、
必ずしも動作を保証するものではありません。USB ハブ経由で接続した場合に発生した問
必ずしも動作を保証するものではありません。
題はサポート対象外となります。
EZ Storage の特徴、利点
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
¾
プラグ・アンド・プレイ、ホット・スワップ
クロス・プラットフォーム - Mac または PC、ラップトップまたはデスクトップ
外部電源不要
軽量、ポータブル
MacOS 8.6+、Windows 98、Windows 2000 上で動作
大容量 2.5” HDD 使用
高速データ転送 1.5MB/sec
貴重なデータを常に手許に置いておくことが可能です
デスクトップ・パブリッシング、ファイル/写真の保管、最悪なディスク・トラブルからの復
旧、などに有効です
システム要件
オペレーティング・システム:
Windows 98、Windows 2000 または
MacOS 8.6+、またはそれ以降
標準 USB ポート(1 ポート)、及び CD-ROM ドライブ
さあ、始めよう
この外部ドライブは標準 USB(Universal Serial Bus)をサポートする Macintosh、Windows の、
どちらのコンピュータでも動作するようデザインされています。Windows では、Win98,
Win98SE, Win2000 でこのドライブを使用できます。Macintosh では USB ポートをサポート
するバージョン 8.6 以降の OS で使用できます。このデバイスに必要なドライバ・ソフトウェア
は 添 付 の ソ フ ト ウ ェ ア CD-ROM に 含 ま れ て い ま す 、 ま た Apricorn ホ ー ム ペ ー ジ
(www.apricorn.com)からもダウンロードできます。
Macintosh コンピュータへの接続
(1) 全ての実行中のアプリケーションを終了します。
(2) ソフトウェア CD-ROM を Mac の CD-ROM ドライブに挿入します。
(3) Apricorn EZ Storage Installer アイコンをダブル・クリックします。
(4) インストール・ソフトウェアの指示に従います。インストール中に以下のボックスが表示さ
れます:
EZ Storage のドライバ・インストールが正常に終了すると、このメッセージを表示しコンピュー
タを再起動するよう要求します。Yes を選択します。
コンピュータは別の作業を継続することを知らせるメッセージを表示しますが、ここで行うこと
はありません、以下のダイアログ・ボックスが表示されるまでお待ち下さい。
このボックスが表示されたら EZ Storage 製品のドライバ・インストールは問題なく終了しました。
ここで Restart を選択することでコンピュータが再スタートし、EZ Storage が正しく機能するよ
うになります。
(5) ドライバーが正しくインストールされ、システムが再起動した後、USB ケーブルの一方を
EZ Storage に、他方をコンピュータに接続します。
(6) 数秒後に、このデバイスを示すアイコンがデスクトップ上に表示され、このデバイスが利
用可能になったことが分かります。
Windows コンピュータへの接続
(1) 全ての実行中のアプリケーションを終了します。
(2) ソフトウェア CD-ROM を CD-ROM ドライブにセットします。
(3) USB ケーブルの一方を EZ Storage に、他方をコンピュータに接続します。
(4) プラグ・アンド・プレイ機能がこのデバイスを検知し、ドライバのロードを試みます。
デバイスを接続すると、以下のダイアログ・ボックスが表示されます:
「次へ」を選択します。
システムが最適なドライバを検索するように指定することを推奨します。デフォルトではこの指
定になるようにラジオ・ボタンが選択されています。ここでは単に「次へ」ボタンをクリックしま
す。
(5) Add New Hardware Wizard(「新しいハードウェアの追加ウィザード」)で CD-ROM ドライ
ブを指定し、Next(「次へ」)ボタンをクリックします。
(6) 2 つのドライバがロードされます。画面の指示に従い「次へ」ボタンをクリックします。
(7) EZ Storage ドライブには、次に使用可能なドライブレターがアサインされます。
「完了」ボタンをクリックします。これで EZ Storage デバイスが使用可能になります。
EZ Storage ドライブを使う
フォーマッティングとパーティショニング
購入した時点でドライブはフォーマット済みで、単一の論理ドライブとなるようパーティション
が切られています。複数の論理ドライブとなるようにパーティションを切り直す必要がなけれ
ば、更にフォーマッティングやパーティショニングを行う必要はありません。複数の論理ドライ
ブを作成するにはオペレーティング・システムが提供するパーティショニング・ユーティリティ
を用います(Windows98 では FDISK、Windows2000 では「コンピュータの管理」の中の「デ
ィスクの管理」)がこの機能を提供します。MacOS で利用可能なパーティショニング・ユーティ
リティはありません、Windows システム上でパーティションを作成する必要があります)。
デバイス、コンピュータ間のデータ転送
インストールが正しく行われると、デバイスはシステム内の通常のハードディスクと同様に扱う
ことができます。ユーザはこのドライブとのデータのやり取りをドラッグ・アンド・ドロップや他の
標準的なファイル・アクセス手段を用いて行うことができます。
注意!: デバイスをアンプラグする場合、このドライブにアクセスする全てのアプリケーショ
ンを終了した後に行って下さい。ドライブへアクセスが行われている最中にアンプラグを行う
と、データを失ったりシステム・エラーを起こすことがあります。またハード・ディスク・デバイス
にダメージを与える可能性もあります。使用するオペレーティング・システムに合ったディスコ
にダメージを与える可能性もあります。
ネクト手順に従って下さい(Mac では EZ Storage ドライブのアイコンを「ごみ箱」にドラッグし
ます。Windows98、Windows2000 では Stop USB を選択します)。
LED の機能
ドライブを正面から眺めると、ケースの右側に 3 つの丸い LED(発行ダイオード)、左側に
1 つの LED が見えます(下図参照)。
左側の 1 つの LED はディスクがコンピュータからアクセスされている時に緑色に点灯します。
通常の使用状況では、ディスクがアクセスされる度に LED はオン・オフを繰り返し点滅して
いる状態になります。
右側の 3 つの LED は赤色で、あたかも燃料計のようにデバイス内バッテリの充電状態を表
示します。バッテリが完全に充電された状態では、3 つの LED が点灯します(ドライブが USB
ポートに接続されると点灯します)。
全ての赤い LED が点灯している時は、デバイス内
のバッテリはフルに充電されていることを示していま
す。
長時間に渡り連続的にドライブにアクセスが行われると、内部バッテリの放電がより早く進む
ことになります。バッテリの放電が進むに従って、乗用車の燃料計のように右側の LED から
消灯していきます。バッテリの寿命はフル充電の状態を維持することで伸ばすことができま
す。この製品で採用されているバッテリ技術では、他のバッテリ技術で起こる、メモリ効果によ
る問題は発生しません(詳細は後述の「バッテリについて」を参照下さい)。
全ての赤い LED が点滅している時は、バッテリの放電
が極端に進んでいることを示しています。ユーザは直ち
にドライブへのアクセスを止めなければいけません、た
だしコンピュータは ON のままで、USB ポートに接続し
たままにしておいて下さい。ドライブが使用されていない
間にバッテリへ充電が行われます。
バッテリについて
このデバイスのパワー・マネージメントは、充電式の Rayovac Renewal アルカリ・バッテリの使
用を前提にしています、他の種類のバッテリは使用できません。動作が不安定になってきた
ら、バッテリの交換時期が訪れた合図です。デバイスを満足して使い続けるためにも同時に
全てのバッテリを新しいバッテリに交換して下さい。
このバッテリは通常の状態で、2~3年の使用が可能です。最先端の充電回路によりバッテリ
は常に適切なレベルに充電され維持されます。
バッテリの交換
デバイスの動作(若しくは赤色 LED)の変化が顕著になってきたら、バッテリ交換の時期と考
えられます。バッテリを交換するにはデバイスのケースを取り外す必要があります。その際は、
デバイスを元の状態に組み戻す時にパーツを紛失したり、損傷を与えないよう、どのようなコ
ンポーネントが含まれているか、どのように配置されているかに細心の注意を払ってくださ
い。
バッテリ・クリップ
バッテリ・クリップ
ゴム足の下のネジを外す
ゴム足の下のネジを外す
まず始めにケースの底のゴム足を取り外します。デバイスの4隅にあるネジ穴が現れますの
で、この4つのネジを外します。このネジを外すとケースの上半分が取り外せるようになります
(ここでは特に慎重に作業を行って下さい-このネジを外した後はドライブとバッテリを固定
している回路基板が浮いた状態になっています)。ケースの上半分を取り外すと、回路基板
の上にある消耗したバッテリが見えます。注意深くこのバッテリを取り除き、新しいバッテリに
交換します(必ず Rayvac RenewalTM ブランドの充電式アルカリ単四バッテリを使用してくだ
さい)。回路基板上の個々のバッテリ・クリップの横にある+印に注意してバッテリを取り付け
ます(6個のバッテリ全てが同じ向きに並びます)、バッテリはカチッという音がするまで差しこ
み、両端のクリップにしっかりと接触するようにします。
注意深くケースを閉じ、再度ネジ留めします。その後ゴム足をしっかりと取り付けます。
以下は Rayovac ブランド・バッテリの情報です。更に多くの情報が Rayovac のウェッブ・サイ
ト(www.rayovac.com)から得ることができます。
Rayovac バッテリについて
再充電可能なアルカリ電池)
Renewal Rechargeable Alkaline (再充電可能なアルカリ電池
再充電可能なアルカリ電池
Rayovac Renewal Rechargeable Alkaline は今日、市場で最も受け入れられている再充電可
能なシステムです。他の様々なデバイスと同様に、家庭用の玩具やゲーム等にも適していま
す。通常の使い捨てのアルカリ電池とは異なり、Renewal Rechargeable Alkaline 電池は25
回以上も再充電して使うことができます。特許を取得した処理方法による Rayovac Power
Station 充電器で充電することで、Renewal 電池は 1.5V のフル充電レベルまで回復します。
Renewal 電池は頻繁に充電できます。完全に放電し切る前に再充電することで、電池の寿
命を飛躍的に延ばすことができ、最大の節約効果を期待することができます。
環境に対するメリット)
Renewal Environmental Benefit (環境に対するメリット
環境に対するメリット
Rechargeable Alkaline は今日の市場で最も環境に優しい電池と言えます。水銀を含まない
方法で Renewal は製造され、充電式ニッケル・カドミウム電池とは異なり、Renewal はカドミウ
ムを含みません。このため Renewal 電池を廃棄する際に回収する必要はありません。通常
の家庭ゴミと一緒に安全に処分することができます。
トラブル・シューティング
ドライブ・レターが表示されない
状況: ソフトウェアをインストールし、デバイスをコンピュータの USB ポートに接続してもドラ
イブ・アイコンがデスクトップに表示されない。
確認事項:
1.一度 USB ケーブルをコンピュータとデバイスから抜き、再度接続を試してみます。
2.トラブルが解決しない場合は、別の USB ケーブルを試してみます。
赤色 LED が全く点灯しない
この状況はオペレーティング・システムからこのデバイスが見えない時に起こります。USB ケ
ーブルがコンピュータとデバイスに正しく接続されているか確認します、また適切なドライバ
ーがロードされているか確認します。
緑色 LED が全く点灯せず、赤色 LED が点滅する
ドライブを起動(ディスクを回転)するのに必要なバッテリの容量が不足しています。USB ケ
ーブルをコンピュータに接続した状態でバッテリを充電します。もし 24 時間充電した後でも
同様に赤色 LED が点滅している場合は、電池の不良が考えられます。新しい電池に交換
して下さい(「バッテリの交換」を参照して下さい)。
全ての赤色 LED が点滅する
電池は放電し容量が少なくなっています。USB ケーブルをコンピュータに接続した状態で
バッテリを充電します。もし 24 時間充電した後でも同様に赤色 LED が点滅している場合は、
電池の不良が考えられます。新しい電池に交換して下さい(「バッテリの交換」を参照して下
さい)。
指定したパスが無効になる
ドライブ・レターのアサインを確認します。他の周辺機器が追加された場合、EZ Storage に最
初に割り当てられたドライブ・レターが変更されていることがあります。
技術仕様
転送レート:
800-900 Kbytes/second
消費電力:
500 mA
サイズ:
140 mm (W) × 80 mm (D) × 31 mm (H)
重さ:
132 grams (USB ケーブル含まず)
環境:
周囲温度 5-55℃(使用時); ‐40-65℃(未使用時)
相対湿度 8 %-90 %(使用時); 5 %-95 %(未使用時)
用語解説
CD-ROM ドライブ 読み込み専用コンパクト・ディスク・メディアに記録された情報を読み込むため
ドライブ
のデバイスです。この技術は光学ドライブを用いて読み込まれるコンパクト・ディスク上の情報の格納、
取り出しに関した記録フォーマットの規格であり、またシステムです。CD-ROM プレイヤーでは情報
を書き込むことはできません。CD-ROM メディアは CD-R、CD-RW、DVD ドライブで読むことができ
ます。
ドライバ ドライバは特定のデバイスと、そのデバイスを使用するソフトウェアを仲介する目的で書か
ドライバ
れたプログラムです。ドライバはその操作するデバイスに関する固有の情報を持ち、そのデバイスを
使用するソフトウェアに代わってデバイスをコントロールします。通常ハードウェア・デバイスには、そ
のデバイス専用のドライバが用意されており、アプリケーション・レベルのソフトウェアはそのデバイス
に関して熟知していなくても、ドライバを介してデバイスを適切に使用することができます。ドライバは
ダイナミック・リンク・ライブラリ(DLL)ファイルとして提供されることがあります。
ドライブのフォーマット ドライブのメディアをオペレーティング・システムから読めるような形式に初
ドライブのフォーマット
期化する処理のことをフォーマッティングと呼びます。
アイコン コンピュータ画面上で、アイコンは特定のアプリケーションや機能、概念を視覚化(オブジ
アイコン
ェクト化)して表現するために用いられます。通常アイコンは選択可能(マウス・クリックなどにより)で
すが、単なるロゴのように選択できないものもあります。
(発光ダイオード) 小さな半導体デバイスで、電流が流れると光を発します。
LED(発光ダイオード)
(発光ダイオード)
論理ドライブ 論理ドライブ ハード・ディスク・ドライブ(物理ドライブ)は、論理的により小さなセグメント(パーティ
ション)に分割して使用することができます。これらのセグメントを論理ドライブと呼び、それぞれに独
自のドライブ・レターが割り当てられます。
ドライブのパーティショニング 物理ドライブに論理的なセグメントを配置する処理のことをパーティ
ドライブのパーティショニング
ショニングと呼びます。パーティションを作成した後は、パーティション毎にオペレーティング・システ
ムに合わせてフォーマッティングする必要があります。
Universal Serial Bus (USB) USB はコンピュータと中速/低速の周辺機器を接続するために設計
されたプラグ・アンド・プレイのシリアル・インターフェイスです。USB を用いることでアダプタ・カードを
追加したり、またはコンピュータをシャットダウンすることなしに、新しいデバイスを追加して使用するこ
とができます。
技術標準のひとつのレベルで、USB インプリメンター・フォーラムの合意のもと
USB 1.1 仕様 USB
仕様
に策定されています。
ユーザーサポート
この製品に関するお問い合わせは下記までお願いします。
株式会社アスク
東京都千代田区五番町2番地カサド・タク
TEL:03-5215-5650
FAX:03-5215-5651
mail:[email protected]
http://www.ask-corp.co.jp
ユーザーサポート
TEL: 03‐5215‐5652
(受付時間 10:00‐12:00 13:00‐16:00
月曜-金曜 祝日祭日、及び弊社の休業日を除く)
FAX: 03‐5215‐5651
e-mail: [email protected]