人事院関東事務局

平成29年度版
官庁ガイド
人事院関東事務局
【
官庁ガイド
目次
】
○会計検査院………………………………1
○財務省……………………………………9
関東運輸局………………………………17
○内閣官房…………………………………1
財務局……………………………………9
東京航空局………………………………18
内閣情報調査室…………………………1
税関………………………………………10
航空保安大学校…………………………18
内閣衛星情報センター…………………2
国税庁……………………………………10
観光庁……………………………………18
○内閣法制局………………………………2
○文部科学省………………………………10
気象庁……………………………………18
○人事院……………………………………3
スポーツ庁………………………………10
運輸安全委員会…………………………19
○内閣府……………………………………3
文化庁……………………………………11
海上保安庁………………………………19
宮内庁……………………………………4
○厚生労働省………………………………11
○環境省……………………………………20
公正取引委員会…………………………4
検疫所……………………………………11
原子力規制委員会原子力規制庁………20
警察庁……………………………………4
国立障害者リハビリテーションセンター11
皇宮警察本部……………………………5
地方厚生局・麻薬取締部………………11
防衛大学校………………………………21
個人情報保護委員会……………………5
都道府県労働局…………………………12
防衛医科大学校…………………………21
金融庁……………………………………5
○農林水産省………………………………12
陸上自衛隊………………………………21
消費者庁…………………………………6
農林水産本省/統計部…………………12
海上自衛隊………………………………22
○総務省……………………………………6
関東農政局………………………………12
航空自衛隊………………………………22
管区行政評価局等………………………6
横浜植物防疫所…………………………13
情報本部…………………………………22
総合通信局等……………………………7
動物検疫所………………………………13
地方防衛局………………………………22
公害等調整委員会………………………7
林野庁/関東森林管理局………………13
防衛装備庁………………………………23
消防庁……………………………………7
水産庁……………………………………13
○独立行政法人統計センター……………23
○法務省……………………………………7
○経済産業省………………………………14
○独立行政法人国立印刷局………………24
○防衛省本省(内部部局)………………21
刑務所・少年刑務所・拘置所(刑事施設)8
本省・資源エネルギー庁・中小企業庁 14
少年院・少年鑑別所……………………8
特許庁……………………………………15
農林水産消費安全技術センター……24
地方更生保護委員会・保護観察所……8
関東経済産業局…………………………15
○独立行政法人製品評価技術基盤機構…25
法務局・地方法務局……………………8
関東東北産業保安監督部………………15
○独立行政法人
地方入国管理局・入国者収容所………8
○国土交通省………………………………15
最高検察庁・高等検察庁・地方検察庁8
国土技術政策総合研究所………………16
公安安調査庁……………………………8
国土地理院………………………………16
○外務省……………………………………9
関東地方整備局、北陸地方整備局……16
○独立行政法人
駐留軍等労働者労務管理機構………25
◎国の行政組織
会計検査院
会計検査院は、国会及び裁判所に属さず、内閣からも独立した憲法上の機関として、国や政府関係機関・
独立行政法人等の会計、国が補助金等の財政援助を与えているもの(地方公共団体、民間団体等)の会計
などの検査を行うことを使命としています。「会計」といっても、金銭の出納・記帳といった狭い範囲に限られる
のではなく、その原因となった行為の適否や建設した施設の出来、実施した事業の効果なども検査対象にな
りますので、技術系も含め幅広い分野の出身者が職員として活躍しています。このように、会計検査院は、国
や各法人等の会計検査を行う機関として、主権者であり納税者である国民の期待に応えるべく、あらゆる行
政活動について会計検査を行っています。
職員は、東京に本拠を置きながら(会計検査院では、出向する場合等を除き、基本的に転勤はありませ
ん。)、全国各地、時には海外にも実地検査に赴き、多岐にわたる行財政の現場を自分の目や耳で確認し
て、国や各法人等の会計経理における問題点の指摘、是正・改善の任務を果たしており、若手のうちから活
躍のチャンスがあります。
会計検査院の活動について興味を持たれましたら、会計検査院のホームページをご覧ください。
内閣衛星情報センター
内閣衛星情報センターは、情報収集衛星の開発、運用を行うとともに、外交・防衛等の安全保障や大規模災
害への対応等の危機管理のために必要な情報の収集・分析を行っています。情報収集衛星の開発は、安定
的かつ確実に行う必要があるため、ミッションに係る重要な部品等については自主開発を基本として進めてお
り、欧米の最先端の商業衛星を凌駕すべく、衛星システムの機能・性能の抜本的向上を目指し、計画的に研
究開発に取り組んでいます。
情報収集衛星によって得られた情報は、総理、内閣官房長官への報告や、情報コミュニティへの報告書の作
成、配布を通じて、政府の政策決定や情勢判断に活用されています。
内閣官房ホームページ http://www.cas.go.jp
内閣情報調査室(内閣衛生情報センター)ホームページ
http://www.cas.go.jp/jp/saiyou/saiyou_index.html
会計検査院ホームページ http://www.jbaudit.go.jp/
内閣官房
内閣官房は、内閣の補助機関であるとともに、内閣の首長たる内閣総理大臣を直接に補佐・支援する機関で
す。
内閣法制局
内閣法制局は、各省庁等が立案した法律案等の審査や法令の解釈について各省庁等へ
意見を述べる仕事をしています。
内閣情報調査室
内閣情報調査室は「内閣の重要政策に関する情報の収集及び分析その他の調査に関する事務」を担当して
おり、収集、分析した情報は、総理を始めとする官邸幹部や国家安全保障会議等の政策部門へ提供され、
様々な政策判断を行う際の基礎となります。
「内閣の重要政策に関する情報」とは、国内外の情勢を正確に把握し、内閣が適時適切に政策を立案、遂行
するために必要な情報のことです。各職員は、総理の「目」「耳」として、タイムリーで質の高い「情報(インテリジ
ェンス)」を集約すべく、鋭意情報の収集、分析を行っています。平成 27 年 12 月に新設された「国際テロ情報集
約室」では、「国際テロ情報集約ユニット」が東南アジア、南アジア、中東、北・西アフリカの4地域で収集する情
報等を集約し、邦人関連事案に関する国際テロ情報の収集を抜本的に強化しています。
また、外国の情報機関による情報収集活動から我が国の重要な情報を保護するためにカウンターインテリジ
ェンスに取り組んでいるほか、「特定秘密の保護に関する法律」の所管部局として、特定秘密の保護に関する
政府内の企画立案・総合調整を担っています。
内閣法制局の仕事は、審査事務と意見事務に大別されます。
(審査事務とは)
内閣が国会に提出する法律案や内閣が制定するものとして各省庁等が立案した政令案のほか、国会の承
認を求める条約案を審査する仕事です。
その際、こうした法律案などが憲法を始めとする他の法令と整合がとれているか、立案の意図が正確に表
現されているか、というような点について、あらゆる角度から検討します。
(意見事務とは)
各省庁等からの求めに応じて、法令の意味や内容をどのように理解するかということ(法令の解釈)につい
て意見を述べる仕事です。
これによって、政府内で法令の意味や内容について生じた疑問が解決され、また、複数の省庁に関係する
法令の意味や内容についての理解が統一されることになります。
内閣法制局ホームページ http://www.clb.go.jp/
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人事院
宮内庁
人事院は、公務員人事管理の中立・公正性を確保し、労働基本権制約の代償機能を果たすため、内閣の所
轄の下に設置された中央人事行政機関です。
人事行政の専門機関として、主に次のような業務を展開しています。
・ 国家公務員採用試験の実施
・ 給与、勤務時間等の勤務条件の改善に関する勧告
・ 行政研修等の企画、実施
・ 身分保障、懲戒処分等に関する制度の運営
・ 不利益処分の不服申立ての審査(準司法的機能)
・ 職員の倫理保持に関する事務
宮内庁は、天皇陛下及び皇族方のさまざまなご活動をお世話するという大切な仕事に携わっています。宮内
庁の仕事は宮中における儀式・行事や国内・国外へのお出ましにかかる事務など幅広く、その一部をあげると
次のとおりです。
・ 新年祝賀の儀,園遊会等の宮中行事に関する事務
・ 全国植樹祭,国民体育大会等の行事へのお出ましに関する事務
・ 外国ご訪問に関する事務
・ 天皇陛下及び皇族方のお身近のことに関する事務
・ 皇居や御用邸等にある建物・庭園等皇室用財産の管理に関する事務
・ 陵墓の管理に関する事務
宮内庁は皇室と国民の間にあって,皇室のご活動が滞りなく進められるようつとめています。
その他、国家公務員一人一人の生活に関わる幅広い業務を展開しています。
人事院の組織は本院(霞が関)・公務員研修所(埼玉県入間市)・9地方事務局(所)及び国家公務員倫理審
査会で構成されています。
人事院ホームページ http://www.jinji.go.jp
宮内庁ホームページ http://www.kunaicho.go.jp
公正取引委員会
公正取引委員会は,自由経済社会における公正かつ自由な競争のために企業が守るべき基本的なルー
ルを定めた独占禁止法や下請法を運用する独立行政委員会であり,
「市場の番人」とも呼ばれています。
内閣府
内閣府は、内閣及び内閣総理大臣の主導による国政運営を実現するため、内閣総理大臣の補佐・支援体制
の強化を目指して平成 13 年に設置された内閣総理大臣を長とする内閣の機関です。行政事務を分担管理し
ている各省より一段高い立場から、国政上の重要な政策について省庁横断型の企画立案・総合調整等を行っ
ています。国の未来のグランドデザインを描くという、スケールの大きな役割を担うとともに、国民の目線から日
本の未来を見つめ、国民に身近なテーマにも取り組んでいます。
公正取引委員会では,独占禁止法の執行をはじめとする競争政策の推進により,企業同士が切磋琢磨
する中で,商品やサービスがよりよいものになり,また新たな技術開発などイノベーションが促進され,
我が国の経済が活性化し,消費者の生活がより豊かになることを目指しています。
具体的には,政策官庁として,競争政策の企画・立案などを行うとともに,法執行官庁として,企業
の合併の審査や入札談合,優越的地位の濫用等の不公正な取引方法などの独占禁止法に違反する行為の
取り締まりを行っています。
【内閣府の任務】
公正取引委員会ホームページ
① 特命担当大臣
内閣の重要政策に関して行政各部の施策の統一
を図るために特命担当大臣が置かれています。
(平成 28 年 11 月現在で9名)
② 重要政策会議
内閣総理大臣がリーダーシップを発揮するために
は、政策選択に資する情報の収集や政策効果の
分析など、英知の結集がボトムアップとして重要と
なります。内閣府には、そのような英知を結集する
「知恵の場」としての役割があり、経済財政諮問会
議、総合科学技術・イノベーション会議、国家戦略
特別区域諮問会議、中央防災会議、男女共同参
画会議といった各分野の専門家や関係閣僚など
で構成される重要政策会議が設置されています。
警察庁
警察庁は、全国警察組織の中枢機関であり、各種施策の企画・立案に当たるとともに、都道府県警
察の指揮・監督・調整等を行うことにより、個人の権利と自由を保護し、公共の安全と秩序を維持するこ
とをその任務としています。
、マイナンバー制度
内閣府職員
警察庁には、
○附属機関として警察大学校、科学警察研究所、皇宮警察本部
○地方機関として7管区警察局(東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州)、東京都警察情報通信部及び
北海道警察情報通信部が置かれています。
犯罪捜査など警察権限の行使に関連する事務等を担当する警察庁警察官、警察独自の情報通信部門等
を担当する警察庁技官、人事、会計、給与・厚生等の業務において活躍する警察庁事務官が一体となって、
警察行政に携わっています。
さらに、内閣総理大臣が直接担当することがふさわしい事務として、栄典、政府広報、公文書管理なども内閣
府は担っています。
内閣府ホームページ http://www.cao.go.jp/
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http://www.jftc.go.jp
警察庁ホームページ http://www.npa.go.jp
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皇宮警察本部
金融庁の使命
金融商品・サービス
利用者( 預金者、投
資者等)の保護
金融の安定確保
皇宮護衛 官は、天皇皇后両 陛下や皇族各殿下の護衛と皇居、御所等の警 備にあたります。
また、新任の外国の大使、公使が信任状を天皇陛下に捧呈する儀式や国賓の皇居参内の際の護衛に
も従事します。
金融の円滑
皇宮護衛官として採用されると、皇宮警察学校に入校し、6か月間(大卒者以外は10か月間)の初任教養を
受けます。
皇宮警察学校卒業後は、皇居・赤坂御用地での勤務となりますが、その後、京都御所、葉山・那須・須崎各御
用邸や御料牧場等で勤務することもあります。
皇宮警察本部ホームページ http://www.npa.go.jp/kougu/index.html
個人情報保護委員会
個人情報保護委員会は、平成 28 年1月に、特定個人情報保護委員会を改組して発足しました。個人情報保
護委員会は、特定個人情報保護委員会が担ってきたマイナンバー(個人番号)の適正な取扱いの確保を図る
ための業務を全部引き継ぐとともに、新たに個人情報保護法を所管し、個人情報の有用性に配慮しつつ、その
適正な取扱いの確保に関する業務を行います。
具体的には、個人情報保護法及び番号法に基づき、次のような業務を行っています。
○特定個人情報(マイナンバーをその内容に含む個人情報)の取扱いに関する監視・監督(指導・助言、勧告
告・命令、報告徴収、立入検査等)
○特定個人情報保護評価の推進(指針の策定や評価書の承認)
○個人情報の保護に関する基本方針の策定、官民の個人情報の保護に関する取組の推進
○個人情報の保護及び適正かつ効果的な活用についての広報・啓発
○海外の個人情報保護当局等との国際協力
個人情報保護委員会ホームページ
http://www.ppc.go.jp/
金融庁
金融とは・・・
金融とは、資金が余っている個人・企業から必要としている個人・企業へ資金を融通することです。この仕組
みを利用することで、個人等は現在の資産よりも大きな資産を保有することが可能となりますが、それには「将
来の返済を約束すること」が前提となっています。
「将来の約束」をベースとしている以上、金融には「今後のことは分からない」という避けて通れない本質的な
問題があります。そのため、金融とは将来という不確実性を内包した仕組みであるともいえます。
金融行政とは・・・
こうした金融の仕組みは経済においてはあらゆる場面で利用されており、将来の不確実性が金融を通じて経
済全体に散らばっています。社会全体として金融の抱えるリスクを管理し、経済がスムーズに発展していくよう、
金融システムのルール作りおよび金融システムの利用者・提供者に対して行政機関が関与していくことが求め
られます。
この行政機関、すなわち金融庁が行う行政の三つの目的として、「金融システムの安定」「利用者の保護」「公
正・透明な市場の確立と維持」が挙げられます。これらの目的を実現するために金融を仲介する銀行や保険会
社などの金融機関を検査・監督することや、株式など金融商品が取引される場である市場でのルール作りおよ
び取引の監視を行っています。
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金融庁ホームページ http://www.fsa.go.jp/
消費者庁
消費者庁は、消費者目線に立った行政組織を創設するという、いわば行政の転換点として平成21年に発足
した組織です。消費者庁の目的(ミッション)は、消費者の権利の尊重、消費者の自立の支援などを柱とする消
費者政策を推進することです。
消費者行政の司令塔・エンジン役として、消費者庁は、各省庁や国民生活センター、地方自治体などと連携し
て、消費者行政に取り組んでいます。
消費者庁ホームページ http://www.caa.go.jp/
総務省
総務省は、平成13年1月の省庁再編により、旧総務庁、旧自治省、旧郵政省等の組織が統合されて発足し
た行政機関であり、内閣及び内閣総理大臣を補佐・支援するという、他省にない特別の役割を担う組織として
設置されています。
総務省では、安全で便利な社会を構築するとともに、効率的な行政の実現を目指し、行政改革の推進、あら
たな地方行財政の枠組みの構築、知識情報社会の実現、郵政行政の展開など、我が国の行政や経済・社会
にかかわる根幹的な業務を幅広く行っています。
具体的には、国の行政機関の業務改革、電子政府の構築、情報公開施策の推進、個人情報保護施策の推
進、政策評価関連施策の推進、行政評価・監視、行政相談、地方分権の推進、住民基本台帳ネットワークシス
テムの構築、地方公務員制度・選挙制度の企画・立案、地方交付税など地方財政制度の企画・立案、地方税
制の企画・立案、ICT(情報通信技術)分野の総合戦略の策定・推進、ICT 産業の国際競争力の強化、放送の
普及・発達、電気通信事業発展のための環境の整備、電波の公平かつ能率的な利用の確保や増進、日本郵
政株式会社等が行う事業の適正な実施の確保、信書便事業の推進、効率的な統計行政の推進、恩給の支給
など実に様々な活動を行っています。
管区行政評価局等
管区行政評価局・行政評価事務所等は、全国の都道府県庁所在地等50の都市に設置されており、政策の
担当府省とは異なる立場から、行政運営の改善を図る活動を行っています。
具体的には、本省行政評価局が企画する「行政評価局調査」テーマについて、それぞれの地域における国の
政策効果の発現状況や行政運営の実態などに関して、全国的な調査網を生かした実地調査を行っています。
さらに、本省が企画した調査だけでなく、それぞれの地域の行政上の問題に関するものについては自らテーマ
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を設定して調査し、関係行政機関に改善方策を勧告・通知する活動も行っています。
また、国の行政全般についての国民の苦情、意見・要望などを幅広く受け付け、関係行政機関などに働きか
けることでその解決や実現の促進を図り、国民の声を行政の制度及び運営の改善にいかす「行政相談」活動
も行っています。
総合通信局等
総合通信局・総合通信事務所は、全国11の都市(札幌、仙台、東京、長野、金沢、名古屋、大阪、広島、松
山、熊本、那覇)に設置されており、ICT(情報通信技術)を活用した地域の活性化、電気通信事業者や放送事
業者の監督、電気通信サービス利用者の保護、無線局の免許・検査、電波利用環境の保護などの所管業務
を通して、誰もが安心して利用できる知識情報社会の実現に向けた施策を総合的に推進しています。
公害等調整委員会
公害等調整委員会は、公害をめぐる紛争について、「あっせん」、「調停」、「仲裁」、「裁定」といった手続を行う
ことにより、紛争の迅速かつ適正な解決を図る「公害紛争処理制度」に関する業務を行っています。「公害紛争
処理制度」は、公害紛争を民事訴訟(裁判)で争った場合、その解決に多くの時間と費用がかかるなど、被害
者の救済の面で問題があったことから生まれた制度で、民事訴訟と比べて、早く解決が図れる、費用が安い、
専門家の知見が活用できる、などの特長があります。
このほか、鉱物の採掘や岩石、砂利の採取などに関する許認可に対して不服がある場合に、その裁定を行う
など、鉱業、採石業又は砂利採取業と一般公益等との間の調整を図る「土地利用調整制度」に関する業務も
行っています。
消防庁
我が国の消防は、地域に密着した市町村単位の消防として発足し、火災の予防や消火はもとより、救急救助
から地震・台風・洪水・テロ災害の対応まで、様々な災害や事故などに対応し、「国民の安心・安全」の担い手と
して大きな役割を果たしてきました。
未曾有の大災害であった東日本大震災の教訓を踏まえ、地域住民と連携し、消防本部・消防団を中心とする
地域が主体となった消防防災体制の確立や緊急消防援助隊の機動能力の強化による消防広域応援体制の
充実強化がより一層求められています。
消防庁では、今後発生が懸念される大地震や大規模・特殊な災害に備え、尊い「いのち」を守るため、国民一
人ひとりがより安全で安心して暮らせる地域づくりに全力を挙げて取り組んでいます。
総務省ホームページ http://www.soumu.go.jp
◇ 刑務所・少年刑務所・拘置所(これらを合わせて「刑事施設」という。)
刑務所・少年刑務所では、受刑者への指導を通じて、その改善更生と社会復帰を実現するよう、様々
な処遇を行っています。また、拘置所では、主として勾留中の被疑者、被告人を収容し、逃走や証
拠の隠滅を防止するとともに、公平な裁判が受けられるよう配慮しています。
刑事施設で勤務する職員は、主に刑務官採用試験合格者から採用され、被収容者に対する指導を行
うとともに施設の保安警備の任に当たります。
◇ 少年院・少年鑑別所
少年院では、収容されている少年に対し、健全な育成を図ることを目的として、生活指導、職業補
導、教科教育その他の矯正教育を行っています。また、少年鑑別所では、主として家庭裁判所から
送致された少年に対し、その資質鑑別を行っています。
少年院及び少年鑑別所でこのような業務に当たる職員は、主に法務省専門職員(人間科学)採用試
験(矯正心理専門職区分及び法務教官区分)合格者から採用しています。
◇ 地方更生保護委員会・保護観察所
地方更生保護委員会では、刑事施設や少年院に収容されている人たちの仮釈放や仮退院のための調
査及び審理等を行っています。保護観察所では、犯罪や非行をした人たちに通常の社会生活を営ま
せながら、その再犯・再非行を防止するとともに、健全な社会の一員として自立し、改善更生でき
るように指導や援助等を行っています。
地方更生保護委員会及び保護観察所でこのような業務に当たる職員は、主に法務省専門職員(人間
科学)採用試験(保護観察官区分)合格者から採用しています。
◇ 法務局・地方法務局
登記・戸籍・国籍・供託等の民事行政事務、国の利害が関係する訴訟において国の代理人として活
動する訟務事務及び人権侵犯事件の調査や啓発活動等を行う人権擁護事務等を行っています。
◇ 地方入国管理局・入国者収容所
我が国の空港・海港から出入帰国するすべての人の審査(確認)手続,我が国に在留する外国人の
審査手続及び不法滞在者の摘発・退去強制手続等を行っています。
地方入国管理局等では、不法滞在者の摘発・退去強制手続等の業務を行う入国警備官を入国警備官
採用試験合格者から採用しています。
◇ 最高検察庁・高等検察庁・地方検察庁
社会の法秩序を維持することを使命とし、裁判所に対応して設置されています。犯罪の捜査、刑事
事件に関する公訴の提起、裁判所に対する法の正当な適用の請求、裁判の執行の監督等を行ってい
ます。
法務省ホームページ http://www.moj.go.jp/
公安調査庁
公安調査庁は,国内外の諸情勢が厳しさを増している中で,我が国及び国民の安全を脅かす活動を未然に
防止することを任務とし,次のような業務を行っています。
法務省
法務省は、社会における基本的なルール(基本法制)を定めるとともに、そのルールがきちんと守ら
れるような司法の基本的な仕組みや、刑罰を受けた人の社会復帰を援助するための制度、登記・公証の
ような権利の実現を助ける制度の運営に携わっています。
また、出入国が適切に行われるようにすること、人権が尊重されるよう努めたりすること,さらに,
社会の安全を守るために必要な調査等を行うことなども、法務省の大事な仕事です。
この他、法務省が所管する施設の管理及び整備(企画、設計及び工事監理等)に関することや、外国
の刑務所等の整備に係る国際協力等も行っています。
法務省の機関としては、法務局、検察庁、刑務所・少年刑務所・拘置所、少年院、少年鑑別所、地方
更生保護委員会・保護観察所、地方入国管理局などが設置されており、次のような業務を行っています。
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破壊活動防止法及び無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律に基づき,
オウム真理教に対する観察処分等の団体規制を実施するとともに,国内諸団体,国際テロ
リズム,北朝鮮等の諸動向など,公共の安全に影響を及ぼす国内外の諸情勢に関する情
報の収集及び分析に取り組み,我が国のインテリジェンス・コミュニティのコアメンバーとし
て,政府の政策決定への情報貢献に努めています。
我が国は,2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催等を控えており,
我が国の治安には今後世界の注目が集まることになります。公安調査庁は,これら重要諸
行事の安全かつ円滑な開催も視野に,情報収集・分析能力の一層の向上に努めていま
す。
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公安調査庁は,インテリジェンスのプロフェッショナルとして,公安調査官一人一人が培った知識や経験を含
む「人間力」を最大の武器に,情報の最前線に挑んでいます。
公安調査庁ホームページ http://www.moj.go.jp/psia/index.html
外務省
外務省は、激動する世界の中で、国益、すなわち、日本及び日本国民の安全と繁栄を確保することを使命と
しています。そのため、本省(東京)と215の在外公館(大使館、総領事館、政府代表部等)とが一丸となって、
様々な外交政策に取り組んでいます。
1.国際社会の平和と安定に向けた取組
2.国際社会の繁栄の実現に向けた取組
3.途上国の開発問題への取組
4.人間の安全保障の推進に向けた地球環境問題への取組
5.国際社会で活躍する日本人への支援
6.海外日本人安全対策と領事業務
7.文化外交と広報・広聴活動
8.国際法、情報収集・分析、儀典
在外公館
外務省ホームページ http://www.mofa.go.jp/mofaj
財務省
財務省職員は、本省、財務局、税関、国税庁あわせて約7万人で、このうち約 1,700人が霞ヶ関の本省で働
いています。
財務省の担当する行政事務は、国の予算編成や執行状況調査、税制の企画及び租税の賦課徴収、関税
政策・税関行政、国債管理、財政投融資、国際通貨・金融システムの安定等とても広い分野にわたって
います。
いずれも我が国の経済活動や国民生活に密接に関わる、きわめて重要な仕事です。特に本省は、財務
省の事務全体の総指揮を執って企画・立案を行う頭脳的役割を担っており、その指揮のもとに行政が執
行されています。
財務省ホームページ http://www.mof.go.jp/
財務局
財務局は、地域における財務省・金融庁の施策の担い手として、全国10箇所の財務局のほか、40
箇所の財務事務所、13箇所の出張所という全国ネットワークを有しており、約4,700名の職員が
働いています。
財務局では、国の予算に関する調査、地方公共団体への資金貸付、国有財産の管理・活用、地域金融
機関の検査・監督、地域経済の調査等様々な業務を行っています。地域のニーズを把握して、地域の特
性にあった幅広い施策を実施するとともに、各地域から得られた情報を財務本省や金融庁にフィードバ
ックし、施策等の企画立案に役立てています。
財務局では、平成25年4月より財務専門官採用試験合格者から採用しております。
また、国家公務員宿舎の設置及び修繕に関する業務に従事する職員を、一般職建築区分から採用する
ことがあります。詳しくはホームページをご確認ください。
財務局ホームページ http://www.mof.go.jp/about_mof/zaimu/zaimu.htm
関東財務局ホームページ
http://kantou.mof.go.jp/
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税関
税関は、財務省の地方支分部局として、全国9箇所の税関(函館・東京・横浜・名古屋・大阪・神戸・門司・長
崎・沖縄)のほか、68箇所の税関支署、111箇所の税関出張所、10箇所の税関監視署が設置されています。
職員は全国に約8,700名在職しており、貨物の輸出入通関や船舶、航空機の取締り拠点として外国との貿
易を行うための港(開港)や空港(税関空港)、さらには内陸部の物流拠点などで、各地の行政需要に対応して
います。
税関の業務は、麻薬・覚醒剤・指定薬物・銃器等の社会悪物品や、テロ関連物品、知的財産侵害物品、偽造
貨幣、偽造クレジットカード、盗難自動車等の不正輸出入の水際での取締り、輸出入貨物の審査・検査および
許可、輸入貨物に対する関税・消費税等の徴収、保税地域の監督・取締りなど非常に多岐にわたる業務を行
っています。
税関ホームページ
http://www.customs.go.jp/
東京税関ホームページ http://www.customs.go.jp/tokyo/
横浜税関ホームページ http://www.customs.go.jp/yokohama/
名古屋税関ホームページ http://www.customs.go.jp/nagoya/
国税庁
国税庁は、国の財政基盤を支える内国税の賦課・徴収を行う官庁です。
国税庁には国税庁本庁のほか、全国に11の国税局(札幌・仙台・関東信越・東京・金沢・名古屋・大阪・広
島・高松・福岡・熊本)と沖縄国税事務所、524の税務署が設置されており、約56,000名の職員が働いてい
ます。
国税庁本庁は、税務行政の執行に関する企画・立案等を行い、国税局(沖縄事務所を含む。)と税務署の事
務を指導監督しています。
国税局は税務署の事務運営を指導及び監督するとともに、特定の事務(査察調査、大規模法人の調査、大
口滞納者の滞納整理等)について、自らも税金の賦課・徴収に当たります。
税務署は、納税者の相談に応じたり、第一線で税金の賦課・徴収に関する仕事を行っており、納税者と最も
密接なつながりを持っています。
国税庁ホームページ
http://www.nta.go.jp/
関東信越国税局
http://www.nta.go.jp/kantoshinetsu/
東京国税局
http://www.nta.go.jp/tokyo/
文部科学省
文部科学省は教育、科学技術・学術、スポーツ、文化の分野における様々な政策を通じて、「人」を育て「知
恵」を生み出し、「未来」の基盤をつくっていくという重要な使命を担っています。
具体的には、全国的な教育水準の維持・向上、教員の資質向上、学校・家庭・地域が連携した教育の実現、
「トビタテ!留学 JAPAN」による留学の促進、大学・大学院等の振興、科学技術関係人材の育成、研究開発の
推進、青少年の健全育成の推進などの様々な施策に取り組んでいます。
文部科学省ホームページ http://www.mext.go.jp/
スポーツ庁
スポーツを通じて、国民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営むことができる社会の実現を目
指し、スポーツに関する施策を総合的に推進することを目的として、平成27年10月に文部科学省の外局とし
て設けられた新しい組織です。
具体的には、地域スポーツ振興、学校体育の充実、国際競技力の向上、オリンピック・パラリンピックムーブメ
ントの推進のほか、スポーツ庁創設を機に、スポーツを通じた健康増進、地域・経済活性化、国際交流・協力
等に積極的に取り組んでいます。
スポーツ庁ホームページ http://www.mext.go.jp/sports/
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文化庁
新たな「文化芸術立国」(文化芸術振興を国の政策の根幹に据えた国づくり)の実現を目指して、文化芸術振
興に関する様々な政策を進めています。
具体的には、芸術家等の養成や芸術創造活動への助成、地域の文化の振興、国宝や史跡をはじめとする文
化財の保存・活用、国際文化交流の推進、著作権の保護・活用、国語の改善・普及、外国人に対する日本語
教育を進めています。また、宗教に関する事務を行っています。
文化庁ホームページ
http://www.bunka.go.jp/
厚生労働省
厚生労働省は、人の誕生から就労、老後まで一生涯にわたり、家庭・職場・地域などのあらゆる場面を通じて、
疾病・失業・災害・育児・貧困・障害・高齢などのリスクに対応することにより、国民の「安心」と「活力」を確かな
ものとすることをその任務としています。これにより「国民生活の保障・向上」を図るとともに、経済の発展にも
寄与しています。
具体的には少子高齢社会への取り組み、社会保障の充実、公衆衛生、社会福祉、労働環境の整備、雇用の
安定と確保等、日々の生活に密着した非常に重要な役割を担っております。
検疫所
検疫所は、検疫法に基づき、日本に常在しない感染症(検疫感染症:エボラ出血熱、ジカウイルス感染症、新
型インフルエンザ等の感染症等)の病原体が海外から国内に侵入することを防止するため、海外からの入国
者について健康状態の確認や検査等を行うとともに、感染症の媒介動物である蚊やネズミなどの空港・港湾等
における生息調査や必要に応じて駆除、消毒等を行っており、全国の主要な海港・空港に設置されています。
また、年々増加する輸入食品の安全性を確保するため、食品衛生法に基づき、販売や営業を目的として輸
入される各種の食品、食器などの器具等の輸入の届出の審査及び監視指導業務も行っています。
さらに、輸入食品等に含まれる残留農薬、添加物、抗生物質、重金属や病原微生物、カビ毒、放射能などに
ついての検査を行い、食品衛生法に違反する食品等の輸入防止を図っています。
(検疫所の詳細:http://www.mhlw.go.jp/general/saiyo/kenetsu/index.html)
麻薬取締部は、厚生労働省の地方支分部局である地方厚生(支)局(全国に7局1支局1支所が設置)に設
置されています。
麻薬取締部の職員は、刑事訴訟法に基づく特別司法警察員である麻薬取締官として、薬物乱用のない健全
な社会生活を実現するため、
違法薬物に係る捜査・情報収集
医療用麻薬に係る監督・指導
薬物乱用防止に係る相談業務・啓発活動
等の多岐にわたる業務を行っています。
麻薬取締部ホームページ http://www.nco.go.jp/
都道府県労働局
都道府県労働局は、全国47の都道府県に設置されており、働く人々が健康で安心して働き、多様な個性や
能力を発揮できる職場を作るとともに、働く人々の職業の安定を図り、働く人々やその家族が豊かでゆとりある
生活を送れるよう、多種多様な施策を実施しています。こうした都道府県労働局の業務はその性格・目的によ
り、労働基準行政、職業安定行政、職業能力開発行政及び雇用均等行政の4つの分野に大きく分かれていま
す。
厚生労働省ホームページ http://www.mhlw.go.jp/
農林水産省
農林水産省は、「食」と「環境」に関する総合政策官庁です。
私たちの豊かな食卓は、大地の恵みから生命を頂くことで成り立っています。
この豊かさを、将来にわたって守っていくことは、国民に対する、国の最も基本的な責務のひとつです。
私たち農林水産省は、生命を支える「食」と、安心して暮らせる「環境」を、未来の子供たちに継承していくことを
使命としています。
【農林水産省の主な仕事】
1.食料の安定供給の確保
2.食の安全・消費者の信頼確保
3.日本食・食文化の普及、食育
4.農業生産の振興、経営の発展、6次産業化
5.農山漁村の振興、農業の多面的機能の発揮
6.林業の振興、森林の保護
7.水産業の振興、水産資源の保存管理
国立障害者リハビリテーションセンター
国立障害者リハビリテーションセンターは病院、研究所、自立支援局及び学院で構成され、障害のある方や
障害を持つおそれのある方を対象とする診断、治療及び医学的リハビリテーション、障害の種類や程度に応じ
た、自立と社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動への参加を促進するための指導・支援等を行っていま
す。
また、リハビリテーション専門職員の養成・研修の実施やリハビリテーションに関する情報の収集・提供を通じ
て、国内のリハビリテーション施設等の質の向上を図っています。
さらに、WHO(世界保健機関)指定研究機関としての役割を果たすとともに、JICA(国際協力機構)事業等によ
る海外研修員の受け入れや専門家の派遣並びに ODA(政府開発援助)事業等による開発途上国の障害者リ
ハビリテーションの推進等の国際協力に貢献しています。
地方厚生局・麻薬取締部
地方厚生局は、国民のより身近なところで国民生活の安全と安心の確保、国民の福祉の向上、社会保障制
度の維持・適正実施などを担う厚生行政の政策実施機関として設置されたブロック機関で、全国の7局1支局
1支所で構成されています。業務内容は、各種衛生・福祉分野の許認可、監視・監査、健康保険組合等の監督、
保険医療機関等に対する指導監査、年金関係、及び麻薬・覚醒剤等の取締業務等、多岐に渡ります。
関東信越厚生局ホームページ http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/
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農林水産本省/統計部
農林水産省(本省)は、霞が関に位置し、農林水産政策の企画・立案を担当し、全国に展開する農林水産省
の地方機関の司令塔の役割を担います。
また、統計部は、農政を支える「情報インフラ」として、政策の企画・立案・実施に必要な統計データの整備を
担当しています。
関東農政局
地方農政局は、全国7箇所に置かれた農林水産省の地方ブロック機関であり、地域農業の情報の的確
な把握、本省で企画・立案された政策の適切な実施、地方公共団体等との情報交換などを主な任務とし
ています。
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関東農政局は、埼玉県さいたま市に位置し、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野及
び静岡の1都9県を管轄し、地域の特性を活かしたきめの細かい農業行政を総合的に推進しています。
経済産業省
本省・資源エネルギー庁・中小企業庁
横浜植物防疫所
植物の病害虫は、農作物や緑資源に壊滅的な被害をもたらすことがあり
ます。植物防疫所は、有害な病害虫の侵入を防ぐため、全国の港・空港で
輸入検疫を実施するとともに、国内の一部に発生した病害虫に対しては、
まん延を防ぐため国内検疫を行っています。
また、日本の高品質な農林産物の輸出促進のための輸出検疫、病害虫の
リスク分析や検査技術の開発のための調査研究、外国で輸出前に行う海外
検疫など、幅広い業務に取り組んでいます。
動物検疫所
動物検疫所は、口蹄疫などの家畜の伝染性疾病の国内への侵入を防ぐ
ため、全国の主要な空港・海港において輸入される動物、畜産物等の輸
入検疫を実施しています。
また、国際基準に従った牛肉等の輸出検疫の実施により我が国の畜
産業の振興及び畜産物輸出促進に貢献しています。その他、犬・猫等輸
出入検疫、サルの輸入検疫、水産動物の輸入許可業務など幅広い業務を
実施しています。
経済産業省のミッションは、国民の生活を豊かにするため、「経済社会システム」をデザインします。
働く現場は「NO BORDER」。時には世界各地や日本各地の拠点からの現場からも幅広く情報を収集・分析し、
前例や慣習にとらわれず、時代に先駆ける政策を実現していきます。
●イノベーションによる成長の実現をはかり産業構造全体をデザインする
近年のITの発展は目覚ましく、AI、ビックデータ、IoTなど、人々の生活を豊かにする新しい変革が起こりつつ
あります。日本の強みを活かして次世代の産業構造への転換を図るべく、IT等を利用した産業ビジネスモデル
強化を推進します。近い将来、自動走行やドローンの技術を用いて安全で自由な移動を実現したり、AIやビッ
グデータを用いて顧客ニーズに添う製品を効率的に生産したり、予防医療や個人にあったオーダーメイド治療、
介護ロボットを用いて健康を維持することが可能となる日も近いかもしれません。第4次産業革命と言われるそ
の大改革を、官民一体となってデザインしていきます。
林野庁/関東森林管理局
国土の7割に及ぶ森林を守り、国民の皆さんの豊かな暮らしを育
むために、林野庁では、森林・林業政策の企画・立案・実施を担当し
ています。
森林管理局は、森林のうち、国が所有する国有林野の管理を行う
ため、全国7箇所に置かれた林野庁の地方ブロック機関です。
関東森林管理局は、群馬県前橋市に位置し、福島県、茨城県、栃
木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨
県、静岡県の 1 都 10 県にわたる区域の国有林を管理しています。
水産庁
水産庁は、漁業生産活動だけでなく、水産物の流通・消費から
漁港・漁村に関することまで、およそ水産に関する行政分野を幅広
くその任務の対象としています。
水産庁では、水産基本法及び水産基本計画に基づき、水産物の
安定供給の確保及び水産業の健全な発展に向けた各般の施策を
総合的に推進しています。
●安定的にエネルギーを確保し供給する
我が国エネルギー自給率はわずか6%です。将来にわたり安定的に供給し続けるためには、様々な取り組み
が必要です。エネルギー資源獲得のために海外に進出する日本企業の支援や、省エネ性能で先頭を走る製
品推奨のため「トップランナー制度」を拡充するなど徹底した省エネルギー政策の推進し、再生可能エネルギー
の最大限導入と国民負担の抑制の両立を行います。また、電力・ガス等市場の競争活性化や産業活性化を行
うことにより市場を合理化し、公益的な課題へ対応することも必要です。地球規模で取組んでいる温暖化問題
に対してもイノベーションの力で世界をリードしながら、将来にわたるエネルギー資源の安定供給を実現してい
きます。
●地域・中小企業の「現場」を強化する
生産・開発の「現場」である中小企業の高い技術力や開発力は、日本企業の強みであり、競争力の源です。中
小企業と拠点を置くその地域を活性化させるべく、まず日本全体の産業規模、ヒトの流れやものの需給を「見
える化」して各地域の稼ぐ力を強化します。さらに人手不足の問題をIT化で解消する経営力強化支援、新しい
事業にチャレンジする創業支援、下請取引の条件改善、資金繰り支援などにより、個々の中小企業の体力を
つけ、日本を支える中小企業を全体として盛り上げることが、日本産業全体の活性化につながります。
農林水産省ホームページ : http://www.maff.go.jp/
林野庁ホームページ
: http://www.rinya.maff.go.jp/
水産庁ホームページ
: http://www.jfa.maff.go.jp/
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●日本企業の活躍のフィールドをグローバルに求める
我が国の優れた企業や人やモノが世界で活躍するフィールドを広げるべく、またお互いの国とっても一番理想
的なマーケットは何か?ということについて、世界の二国間・多国間で日々議論し続けています。多くの国の間
で統一した経済ルールを整備することによって企業のグローバルな経済活動を後押しするとともに、官民一体
となったインフラ輸出等によって新興国市場の力を取り込み、貿易を通じた国富の拡大に取り組んでいます。
経済産業省ホームページ http://www.meti.go.jp
安全・安心な地域や交通体系を実現する政策から、インフラ技術の海外展開といった国際競争力を育む政策
まで。一人一人に寄り添うバリアフリー政策から、数千万人の訪日外国人を呼び込む政策まで。こうしたローカ
ルからグローバルまで多岐にわたる政策を通して、安全・安心で魅力ある日本を構築していくことが国土交通
省の役割です。
国土交通省ホームページ http://www.mlit.go.jp
国土技術政策総合研究所
(National Institute for Land and Infrastructure Management)
特許庁
スマートフォン、ハイブリッドカー、高画質テレビなど、我々の生活を豊か
にする高技術の製品は、知的創造活動の賜物です。
特許庁の所管する産業財産権制度(特許、実用新案、意匠、商標制度)
は、発明、デザイン、商標などの知的創造の成果を保護・活用し、産
業の発達に寄与することを目的としています。
知の創造に溢れる我が国の発明や技術力で、産業競争力や国際競争力を高めるためには、ユーザーニ
ーズに合わせた産業財産権制度の構築、改善、普及が肝要であり、特許庁は産業財産権施策の企画立案、
国際的な制度調和と途上国協力の推進、中小企業・大学等に対する支援、産業財産権情報提供の拡充等、
我が国産業の発展に向けた取組みを積極的に進めています。
特許庁ホームページ http://www.jpo.go.jp/indexj.htm
関東経済産業局
関東経済産業局は、広域関東圏(関東甲信越+静岡)の最前線で活躍している企業等に向
けて、新たなビジネスアイディアを最大限活かすための地域活性化の各種支援策、新素材
や新たな製造方法の開発を支援する補助金等の各種施策、さらに、スマートコミュニティ等の
新エネルギー政策の推進等、経済産業政策の実施に取り組んでいます。文系・理系を問わ
ず様々な背景を持った職員が、各々の強みを活かして業務に取り組んでいます。
経済産業政策を的確に企画立案するには、着実な情報収集が不可欠です。経済産業局は
政策の実行を行うだけでなく、地域最前線の「アンテナ」となり、各地域がそれぞれの特色を活かした経済・産
業を発展させていくための「知恵袋」として機能しています。
関東経済産業局ホームページ http://www.kanto.meti.go.jp/
関東東北産業保安監督部
関東東北産業保安監督部は、広域関東圏の電気・ガス・鉱山・高圧ガス・火薬等の産業保安法令の厳正な
執行と、情報提供等による自主保安の推進・支援業務を通じ、「国民の安全の確保」と「環境の保全」を図って
おり、多くの技術系職員が、技術的な知識やスキルを活かし活躍しています。
関東東北産業保安監督部ホームページ http://www.safety-kanto.meti.go.jp/
国土交通省
現在日本は、地震・台風等の自然災害からの復旧・復興、防災・減災対策の推進や社会資本の老朽化への
対応など国民の安全・安心の確保に係る課題に直面している一方、観光先進国の実現に向けた挑戦、国際競
争力の強化や新市場の開拓、地域の活性化等、持続的な経済成長のために取り組むべき課題もあり、これら
の課題を乗り越えるべく、幅広い分野にわたって政策を展開しているのが国土交通省です。
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国土技術政策総合研究所は、国土交通省の技術政策の企画立案に関する総合的な調査、試験、研究、
開発を行う住宅・社会資本分野で唯一の国の研究機関です。
【事 務 職 】
【技 術 職 】
所の運営及び研究業務が円滑に行われるよ
う職員の人事や福利厚生、組織の整備、予算・
決算、財産・庁舎の管理、研究報告書の編集、
国際協力に関する企画調整などの業務を行っ
ています。
道路・河川・下水道・建築・住宅・都市・港湾・
空港などに関して、国土交通省が行う政策の企
画・立案の一環としての研究開発、法令に基づ
く技術基準の策定に関する研究開発や公共事
業の実施に必要な研究開発及び技術指導など
を行っています。
国土技術政策総合研究所ホームページ
http://www.nilim.go.jp/
国土地理院
国土地理院は、筑波研究学園都市(茨城県つくば市)にある本院と全国10ヶ所にある地方測量部、支所から
なる組織で、我が国唯一の国家地図作成機関として、測量法や地理空間情報活用推進基本法に基づき、地
理空間情報の整備・更新・活用を推進しています。
近年、スマートフォンなどの急速な普及により、多くの人が手軽に地理空
間情報を利用しています。色々な地理空間情報を皆で共有・利用し、安全
で豊かな生活を送ることが出来る未来づくりに国土地理院は貢献してまい
ります。
《国土地理院の主な業務》
○わが国の位置を定める基準点や基本図を整備します
○電子地図の充実・地理空間情報の活用を促進します
○防災関連情報を整備し提供します
○国内外機関との連携を推進します
国土地理院ホームページ http://www.gsi.go.jp
関東地方整備局、北陸地方整備局
関東甲信越地区を2つの地方整備局で担当しています。
■業務内容
河川・道路・港湾・空港・公園・官庁営繕といった国の基幹的な基盤の整備(社会資本整備)や、地震・洪水
などへの危機管理などの仕事を行っています。また、建設業の監督や、地方自治体に対して都市・住宅など
の計画行政や社会資本整備など地域づくり・まちづくりへの指導・助成も行っています。
■管轄区域
□関東地方整備局:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県を管轄
し、本局(さいたま市、横浜市)・52事務所・136出張所にて担当
関東地方整備局ホームページ http://www.ktr.mlit.go.jp/
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東京航空局(Tokyo Regional Civil Aviation Bureau )
□北陸地方整備局:新潟県、富山県、石川県及び山形県、福島県、長野県、岐阜県、福井県の一部を管轄
し、本局(新潟市)・28事務所・76出張所にて担当
北陸地方整備局ホームページ http://www.hrr.mlit.go.jp/
~事務(行政)職で採用になると、以下のような業務に携わります~
『総務、人事、経理、契約、財産管理、福利厚生、都市計画等の計画行政、土地収用、住宅・宅地、建設業
等の監督、河川・道路・港湾等の公物管理、用地取得・補償等』
~技術(土木・電気・機械・建築など)職で採用になると、以下のような業務に携わります~
(土木)『社会資本整備に関わる調査・計画・施工・管理等』
【主な業務内容】
航空局は、航空輸送が目覚ましい発展を遂げる中で、空港能力の拡充、地域の高速交通需要
などに対応するとともに、安全でより質の高い航空行政サービスの提供へ向けて様々な施策を
進めています。
東京航空局は、航空行政の一翼である現場部門の担い手として、国内線、国際線の拠点空港を
始めとする国際・国内ネットワークを構成する「東日本の空」の安全の確保と、より一層快適な航空輸
送を支えています。また、周辺環境や地域特性にあった空港整備を行うとともに、地域社会との共生
という視点に立った空港の維持・管理にも取り組んでいます。
【管轄区域】
東京にある本局を中心に、北海道から新潟県、長野県、静岡県を
結んだ線までの東日本地域を管轄とし、空港事務所、航空衛星センター
などの出先機関があります。
(電気)『無線・通信技術、光ファイバーネットワークの整備等』
東京航空局ホームページ http://www.cab.mlit.go.jp/tcab/
(機械)『機械設備の設計・施工・管理、新型機械の開発・導入等』
(建築)『国の建築物、官庁営繕施設等の設計・整備・保全等』
関東運輸局
関東運輸局は関東地方と山梨県の1都7県を管轄し、本局(横浜市)と各都県に設置する運輸支局をはじめ、
自動車検査登録事務所15カ所、海事事務所2カ所で組織され、鉄道・自動車・船舶の総合的な交通政策や
観光行政を担っています。
関東の特性
(1) 激化する国際競争の中で日本経済を牽引
(2) 東京圏と東京圏外の二重構造
(3) 首都直下地震等の巨大災害の可能性
重要施策
(1) 広域関東全体で訪日外国人旅行者を受け入れるための環境整備
(2) 超高齢社会に対応した地域公共交通の再編
(3) 労働力不足に対応した国際競争力を強化するための物流効率化・高度化
(4) 防災減災対策と事故防止対策の推進による安全安心の確保
上記のとおり、関東の特性を踏まえて、関東運輸局の責務として4つの重要施策を設定し、関東の重要課題
に対して地域目線の政策を推進しています。
また、国民生活に身近なところでは、運輸支局、自動車検査登録事務所で自動車登録業務(新規・名義変
更・廃車等)を行っています。
航空保安大学校 Aeronautical Safety College(ASC)
航空保安大学校は日本の空の安全を担う航空保安職員を養成し、その資質向上のための研修を実施する
国内唯一の専門教育機関です。
人事院が行う航空管制官・航空保安大学校学生採用試験の合格者から、航空管制官基礎研修課程研修生
及び航空情報科、航空電子科の学生採用を行い、各コースの専門科目に関する幅広い研修を実施していま
す。
他にも全国の航空局職員に対し、航空灯火、保安防災、機械等の特別研修を実施しており、国内のみならず
諸外国の航空保安職員を対象としたセミナーも開催しています。
なお、当機関は、平成20年4月に大阪府泉佐野市へ移転しました。
航空保安大学校ホームページ http://www.cab.mlit.go.jp/asc/index.html
観光庁
観光庁は、官民を挙げた観光立国の実現のため、平成20年10月に国土交通省のもとに設置された新しい
組織です。
観光は、地域経済の活性化や雇用の機会の増大等による国民経済の発展への寄与、国民生活の安定向上
への貢献、国際相互理解の増進といった意義を有するものであり、観光立国の実現は、我が国の21世紀の
国づくりの柱として大変重要なものです。
観光庁では、訪日外国人旅行者数を2020年に4千万人、2030年には6千万人との新たな目標に向けて、
インバウンド施策の一層の推進や、観光資源の発掘と磨き上げによる観光地域づくり支援等を、これまで以上
にスピード感をもって実施するために政府一丸となって取り組んでいます。
観光庁ホームページ:http://www.mlit.go.jp/kankocho/
関東運輸局ホームページ http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/index.html
気象庁
気象庁が発表する情報には、災害の発生のおそれがある時に発表する防災気象情報、日々の暮らしに活用
される情報、さらには地球環境問題といった将来の安心の確保に関する情報まで非常に幅広いものがありま
す。
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気象庁ではこうした様々な情報を適時・適切かつ分かりやすく提供することによって、自然災害の軽減、国民
生活の向上、交通安全の確保、産業の発展など、我々、国民の安全と安心を確保することを任務としていま
す。
このため、全国にある気象官署の大部分では、自然現象などを24時間体制で監視し、情報の作成・発表を
行っています。
気象庁に入庁するには、国家公務員採用試験を受験する他に、気象大学校採用試験を受験する方法もあり
ます。(気象大学校採用試験の詳細については、気象庁ホームページの気象大学校採用試験ページをご覧下
さい。)
気象庁が発表する情報には
○防災気象情報(警報・注意報・台風情報など)
○地震津波情報(地震情報、津波警報など)
○生活支援気象情報(天気予報、季節予報など)
○地球環境・海洋情報(温暖化予測、紫外線情報
など)
はれるん
「ひまわり8号」運用開始
気象庁ホームページ http://www.jma.go.jp/
運輸安全委員会
運輸安全委員会は、陸・海・空(航空事故・鉄道事故・船舶事故)の事故等原因究明機能の強化・総
合化と再発防止機能の強化を図るため、航空・鉄道事故調査委員会と海難審判庁を統合し、国土交通省
の外局として、平成20年10月1日に発足しました。
航空、鉄道及び船舶の事故・重大インシデントが発生した原因や、事故による被害の原因を究明する
ための調査を行い、再発防止並びに被害軽減策を講じるため、事故調査の結果を報告書としてとりまと
めて公表するとともに、必要がある場合には事故の再発防止や事故による被害の軽減のための施策・措
置について、関係する行政機関や事故を起こした関係者等に勧告・意見を述べることにより改善を促し
ます。また、事故等の調査、再発防止、被害軽減といった運輸安全委員会の施策推進のために必要な調
査・研究を行っています。
運輸安全委員会ホームページ
http://www.mlit.go.jp/jtsb/
海上保安庁
海上保安庁は、国土交通省の外局として設置されており、本庁(東京都)
の下、日本全国に管区海上保安本部、海上保安部等を配置し、「海上の安
全及び治安の確保を図ること」を任務としています。
この任務を果たすため、広大な「海」を舞台に、国内外の関係機関等とも
連携・協力体制の強化を図りつつ、治安の確保、海難救助、海洋環境の保
全、自然災害への対応、海洋調査、海洋情報の収集・管理・提供、船舶交
通の安全の確保等の多種多様な業務を行っています。
「うみまる」と「うーみん」
海上保安庁ホームページ
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環境省
環境省は、「持続可能な社会の実現」を目指し、より良い環境を未来の世代へ
受け継いでいくために、以下のようなミッションを始め、あらゆる課題に挑戦し続けています。
○東日本大震災への対応
○循環型社会の形成
○低炭素社会づくりの推進
○自然共生社会の構築
その他に、
 微量・多種の化学物質による汚染の未然防止
 公害(大気、水質、土壌の汚染、騒音・振動等)の防止
 税制や金融のグリーン化
 環境教育・環境学習・環境保全活動の推進
 大規模事業に関する事前の影響評価(環境アセスメント)
など、様々な施策に取り組んでいます。
また、全国7カ所の地方環境事務所においては、国立公園
の管理、希少種の保護・外来種の規制や、地域における3R
の促進、有害廃棄物の輸出入規制、NGO・NPO による環境
保全活動の推進など、地域に密着した環境行政を展開して
います。
詳細はぜひホームページをご覧ください。
環境省ホームページ http://www.env.go.jp/
原子力規制委員会原子力規制庁
原子力規制委員会は、東京電力福島第一原子力発電所事故を教訓として、それまでの原子力規制の体制
を見直し、安全の確保を図るための必要な施策を行い、もって国民の安全と環境を守るために平成24年9月
に発足しました。
原子力規制庁は、原子力規制委員会の事務局として、多角的かつ広範に規制の実務を行います。原子力
発電所や核燃料施設等の安全審査や検査、環境放射線モニタリング、放射性同位元素(RI)を取扱う事業所
等の規制、規制基準整備のための安全研究など、総合科学技術である原子力の分野では、様々な専門性を
業務に活かすフィールドがあります。また、国の代表としてIAEA等の国際機関との連携や国際協力などの業
務も行っています。
原子力に対する確かな規制を通じて人と環境を守ることを使命とし、原子力の規制組織に対する国内外の信
頼回復を図り、真の安全文化の確立を目指し、職員はこころざし高く日々業務に励んでいます。
原子力規制委員会ホームページ
http://www.kaiho.mlit.go.jp/
- 20 -
http://www.nsr.go.jp/
防衛省
海上自衛隊
本省(内部部局)
防衛政策を一手に担う防衛省において、その企画・立案を担当するのが本省(内部部局)です。
具体的には、防衛政策の基本的方針を定める戦略文書の作成、その戦略を実現するための法律や予算の
策定、これらのツールを用いた政策の実現といった国の存立に直接関わる政策に従事します。
将来的には防衛政策の専門家として、その知見をフル活用し、大臣を補佐する役目を担っていきますので、
自ら積極的に学びかつ行動できる人材を必要としています。
防衛大学校
防衛大学校は、将来陸上・海上・航空各自衛隊の中核として国防の任につく幹部自衛官となるべき者を教育
訓練するために設置された防衛省の機関です。
本校は、一般の大学と同様の理系及び文系の教育に加えて独自の防衛学及び訓練を行う「本科」と修士課
程及び博士課程の大学院に相当する「研究科」が設置されています。
近年、自衛隊は安全保障環境の下、任務の多様化・国際化に柔軟に対応することが求められており、防衛大
学校においても新たな時代の要請に応えるべく、以前にも増して質の高い人材の確保・育成に取り組んでいま
す。
本校に勤務する職員は、学校運営に欠かすことのできない行政事務と学校教務事務や入学試験事務並びに
図書館事務のやりがいのある職務を担っています。
防衛大学校ホームページ http://www.mod.go.jp/nda/index.html
海上自衛隊は、海上からの侵略に対し国土を防衛するとともに、我が国周辺の海域における海上交通の安
全を確保することを主な任務としています。また、大規模災害等各種事態への対応、国際平和協力業務、国際
緊急援助活動及び近年では海賊対処行動に伴う艦艇の派遣といった国際社会におけるより安定した安全保
障環境構築への貢献などの役割も果たしています。
海上自衛隊に勤務する職員の役割は、海上自衛隊が艦艇、航空機等の装備を運用し有効に任務が遂行で
きるよう、各行政分野及び後方支援分野において高い専門性を備え効率的に業務を行うことであり、海上幕僚
監部や全国に所在する部隊及び機関等において多種多様な業務に従事することとなります。
海上自衛隊では、我が国の平和と安全を守るため、多種多様な業務を通じ海上自衛隊の任務遂行に貢献で
きる熱意と意欲のある人材を必要としています。
海上自衛隊 http://www.mod.go.jp/msdf/index.html
航空自衛隊
我が国に対する武力攻撃が行われる場合には、周辺を海に囲まれた我が国の地理的な特性や現代戦の様
相から、まず航空機やミサイルによる急襲的な航空攻撃が行われ、この航空攻撃は反復されると考えられます。
航空自衛隊は、この航空攻撃に即応して国土からできる限り遠方の空域で迎撃し、我が国の防衛にあたること
を任務としています。日本の平和と安定、そして独立を守るため、日夜、任務を遂行しています。
航空自衛隊では、自衛官とともに国防の一翼を担い、国民の負託に応え、わが国の安全に寄与する熱意あ
る人材を必要としています。
航空自衛隊 http://www.mod.go.jp/asdf/index.html
防衛医科大学校
情報本部
防衛医科大学校は、医師である幹部自衛官、保健師・看護師である幹部自衛官及び技官となるべき者を教
育訓練するために設置された防衛省の機関です。
また、本校の有する防衛医科大学校病院は、学生の臨床実習、自衛隊医官の研修の場であると同時に、高
度で安全な医療を提供する総合的な医療機関であり、埼玉県の地域医療の拠点としての役割も果たしていま
す。
本校に勤務する職員は、各種行政事務、教官及び学生等に関する教務事務及び病院の医療事務等の幅広
い職務に従事しており、本校の教育、医療活動を支える重要な役割を担っています。
情報本部は、我が国最大の情報機関として、広範な情報の収集を行っています。
我が国上空に飛来する電波情報の収集、衛星から入手した衛星写真などの画像情報の収集、各種公刊情
報の収集、省内各機関や関係省庁、在外公館から提供される情報など、各種の情報を収集し、政府及び防衛
省の政策決定並びに自衛隊の活動等に資するため、集約した情報を総合的に処理・分析しています。
防衛省・自衛隊全般を通じて必要となる戦略的な情報を作成し、防衛大臣に対する迅速・的確・直接の報告
を行うと共に、その他関係機関、政府関係者に政策決定に資する情報提供を行っています。
また、統合幕僚監部や陸・海・空自衛隊の部隊等に対して、部隊運用に直接必要な情報支援を実施していま
す。
情報本部 http://www.mod.go.jp/dih/
防衛医科大学校ホームページ http://www.ndmc.ac.jp/
陸上自衛隊
地方防衛局
陸上自衛隊は、「新たな脅威や多様な事態への実効的な対応」、「本格的な侵略事態への備え」「国際的な安
全保障環境の改善のための主体的・積極的な取組」の三つを大きな役割としています。
また、近年では大規模な自然災害や特殊災害など各種の事態に対し、地方公共団体などと緊密に調整・連
携しながら、人命及び財産を保護する役割や国際平和協力活動、国際緊急援助活動など多様な役割を果たし
ています。
陸上自衛隊に勤務する職員は、陸上幕僚監部及び全国に所在する部隊や機関において、総務、会計、人
事、法務、厚生、補給等の行政事務、自衛隊施設等の維持管理等の技術的業務など多種多様な業務に従事
しています。
陸上自衛隊では、斬新で柔軟な発想力と行動力をもった意欲的な人材を必要としています。
地方防衛局は、事務官と技官が中心となり、陸・海・空自衛隊及び在日米軍が活動するために必要な基盤
(防衛施設)の整備と地域住民の生活の安定や福祉の向上を図るため、自衛隊・在日米軍と地方公共団体・地
域住民を繋ぐ架け橋として、重要な役割を果たしています。
地方防衛局の主な業務は、①自衛隊・在日米軍が使用する防衛施設の建設、②訓練に伴い発生する損害
や騒音などを軽減するため、地方公共団体への補助金の交付、学校や住宅の防音工事の助成、建物等の移
転補償などの基地周辺対策業務、③自衛隊・在日米軍の活動や防衛省の政策について理解と協力を得るた
め、地方公共団体への説明や地域住民を対象としたセミナーの開催といった政策広報活動や日米交流事業な
どを実施しており、その業務は多岐にわたります。
全国約2,400名の地方防衛局職員は、行政官として、エンジニアとして、我が国の平和と安全の一翼を担っ
ています。
地方防衛局 http://www.mod.go.jp/rdb/index.html
陸上自衛隊 http://www.mod.go.jp/gsdf/index.html
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独立行政法人国立印刷局
防衛装備庁
防衛装備庁は、防衛装備品の構想から研究・開発、量産取得、運用・維持整備、廃棄といったライフサイクル
の各段階を通じたプロジェクト管理を行い、防衛装備品を効率的に取得することを任務としています。
加えて、地域の平和と安定を維持し、わが国を守り抜くための必要な諸外国との防衛装備・技術協力をより一
層推進していくとともに、優れた装備品の創成を可能とするため、先進技術動向の把握と、これを踏まえた将
来の研究開発の方向性を示す技術戦略の策定、国内外の様々な研究開発関連組織との連携などを通じた技
術力の強化及びわが国の国土の特性などに適合する防衛装備品を供給し、保有する防衛力を最大限に発揮
するための防衛生産・技術基盤の維持・強化することを任務としています。
防衛装備品の取得に係る政策から運用までを一元的に担う外局である防衛装備庁は、様々な業務があり活
躍できる場も広く、職員を育成していくための研修体系も充実した職場環境が整っています。
お札(日本銀行券)、郵便切手、パスポート(旅券)、官報など、国民生活や社会経済に欠かせない信頼性の
高い製品を製造しているところ、それが『独立行政法人国立印刷局』です。
国立印刷局は、独自の技術開発により築き上げてきた高度な偽造防止技術と効率的な生産技術の研究・開
発、そして、徹底した製造管理体制で、社会や技術など環境の変化にも適応しながら、国民経済にとって必要
な製品を安定的かつ確実に製造し提供することで、社会の信頼に応えています。
国立印刷局は、今後も世界に誇る技術と信頼を保持し、「ものづくり」を通して社会貢献に努めていきます。
独立行政法人国立印刷局ホームページ http://www.npb.go.jp/
防衛装備庁 http://www.mod.go.jp/atla/
独立行政法人農林水産消費安全技術センター
防衛省の採用全般に関する情報は、防衛省採用情報をご
確認ください。
http://www.mod.go.jp/j/saiyou/index.html
独立行政法人統計センター
独立行政法人統計センターでは、総務省統計局所管の国勢調査や消費者物価指数など、わが国の基本とな
る統計の作成を行うほか、各府省や地方公共団体の委託を受けて各種の統計作成を行い、これらの機関の
統計整備を実施しています。
統計作成のほかにも、「政府統計共同利用システム」などの公的統計の業務基盤・利用基盤を各府省や地方
公共団体そして国民・企業の方々へ提供する機能を果たしています。
さらに、統計調査を行う行政機関等の委託を受けて調査票情報等の保管・蓄積、匿名データの作成・提供及
びオーダーメード集計(公的統計のミクロデータ利用)の業務サービスを提供する「統計データアーカイブ」を運
営しています。また、公的統計の二次利用の充実と学術研究の発展を図るため、学術研究機関等と連携した
取組を進めています。
その他、公的統計の改善・発達に貢献する研究開発や学会への参加、開発途上国への技術協力など、統計
センターはわが国の中央統計機関として、日本の公的統計制度を支えてい
ます。
独立行政法人統計センターホームページ
農林水産消費安全技術センター(FAMIC)は、食品の安全と消費者の信頼の確保を技術的側面から担う農
林水産省所管の独立行政法人で、職員は国家公務員の身分を持っています。なお、FAMICでは、以下の業
務を行っています。
◇肥料の安全性を確保するため、肥料の登録に係る調査、肥料生産事
業場への立入検査・分析等を行っています。
◇農薬の品質の適正化と安全で適正な使用の確保のため、農薬の登録
検査、農薬の製造場への立入検査、農薬GLP制度に基づく試験施設
の査察等を行っています。
◇飼料等の安全性を確保するため、飼料の製造事業場への立入検査・
分析等、飼料添加物の検定等を行っています。また、ペットフードの製
造事業場への立入検査等も行っています。
◇消費者の信頼の確保のため、食品表示が正しく行われているかの検
査、JAS登録認定機関の調査等を行っています。
◇検査等により蓄積された技術的知見をもとに、講習会や相談窓口を通じた情報提供、検査・分析技術開発
に関する調査等を行っています。
農林水産消費安全技術センターホームページ http://www.famic.go.jp
http://www.nstac.go.jp
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独立行政法人製品評価技術基盤機構
製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))は、経済社会の発展や国民生活の安定に
貢献するため、信頼できる技術と情報をもとに、5つの分野で業務を行っています。
● 製品安全分野では、製品事故の未然・再発防止を目的
に、家電製品等の製品事故についての調査・分析、原
因究明等を行っています。
● 化学物質管理分野では、幅広く利用される化学物質に
ついて、新規化学物質の審査支援などを行い、リスクを
適切に管理しています。
● 適合性認定分野では、国際ルールによる試験所・校正
機関の認定業務として、JIS に基づく試験などを行う機
関を認定しています。
● バイオテクノロジー分野では、様々な産業で利用されて
いる有用な微生物資源、遺伝子情報の収集・保存・分
譲などを行っています。
● 国際評価技術分野では、今後発展する可能性をもつ製
品・システムの国際標準開発を進めています。今年度
から大型蓄電池システムの試験評価を開始しました。
独立行政法人製品評価技術基盤機構ホームページ
http://www.nite.go.jp
独立行政法人駐留軍等労働者労務管理機構
独立行政法人駐留軍等労働者労務管理機構(エルモ)は、防衛省を主務省とする独立行政法人であり、在日
米軍基地で勤務する駐留軍等労働者の雇い入れ、提供、労務管理、給与及び福利厚生に関する業務を行うこ
とにより、駐留軍等及び諸機関に必要な労働力の確保を図ることを目的としています。主なものとして、次に掲
げる業務を実施しています。
労務管理・・・駐留軍等労働者の募集等に関する業務
労務給与・・・駐留軍等労働者の給与、退職手当等に関する業務
労務厚生・・・駐留軍等労働者の社会保険、安全衛生等に関する業務
エルモは「平和と安定への貢献のために」を使命に掲げ、日本とアメリカの架け橋的存在となっております。
独立行政法人駐留軍等労働者労務管理機構ホームページ http://www.lmo.go.jp
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国の行政組織
(平成28年12月現在)