麻布大学同窓会

2 0 0 7 N O. 6 8
㤗Ꮣᄢቇห⓹ળ
15
24
東門
23
17
14
10
麻布大学同窓会
〒 229-8501
相模原市淵野辺 1 - 17 - 1
TEL 042 - 754 - 7111(内線 435)
042 - 769 - 2183(直通)
FAX 042 - 759 - 0337
E-mail [email protected]
WEB http://www.azabu-u.ac.jp/
~dosokai/index2.html
麻布大学同窓会報 第 68 号
発行責任者 紫野 正雄
平成 19 年 10 月 10 日
13
淵野辺
駅➔
1
2
20
16
18
12
19
11
21
22
正門
矢部
駅➔
❶本館
❷3号館
❸百十周年記念会館(カフェテリア)
❹牛舎
❺厩舎
❻8号館
❼大教室
❽生物科学総合研究所
❾馬場
10 テニスコート
11 6号館
12 学術情報センター(図書館)
13 9号館(メディアステーション)
23 獣医学部棟
3号館
14 5号館
15 獣医臨床センター
16 7号館
17 体育館
18 4号館(カフェテリア)
19 クラブハウス
20 学生ホール
21 麻布総合グラウンド
22 麻布総合グラウンド管理棟
23 獣医学部棟
24 附属渕野辺高等学校
1 号館
1
2
2 号館
年内取り壊し予定
入学者の地方枠を
同窓生への想い
獣医部会 平成 2 年卒業
愛媛県支部 木村 俊也
現在、愛媛県支部の維持会員は 133 名 (97%) で、おそ
らく、維持会員率は全国でもトップクラスではないかと
思われる。これも、諸先輩方の学生時代の県人会・部活
動等や卒業後においても変わらぬ人間関係の構築の賜物
だと深く敬意を表するしだいである。維持会員率でもわ
かるように、当支部の結束力は強く、他の大学の卒業生
がうらやむ程で、20 歳代・30 歳代の卒業生は維持会員率
100% となっている。しかし、年代別に見ると、20 歳代:
5 名 (3.8%)、30 歳代:9 名 (6.7%)、40 歳代:17 名 (12.8%)、
50 歳代:48 名 (36.1%)、60 歳代:29 名 (21.8%)、70 歳以上:
25 名 (18.8%) となっており、また、20 歳代では 5 名中 3
名が、30 歳代では 9 名中 3 名が県外出身者で、年々本県
の卒業生が減少し、今後、支部活動にも支障をきたしか
ねない。他の地方支部においても同様の悩みを持ってい
るのではないだろうか。
同窓会全体が元気であるためには、まず、地方が元気
でなければならない。また大学全入学時代といわれており、
今後、同窓会の協力が不可欠となってくる時期も来よう。
同窓会本部においては、大学側に入学者の地方枠を設け
るよう強く要望することをお願いしたい。
獣医部会 昭和 62 年卒業
家入 秀明
私は小動物臨床獣医師ですのでその立場で書かせていた
だきます。開業獣医師・勤務獣医師・動物看護士の給与を
含む労働条件については医療なので労働時間の超過などあ
る程度は仕方がないと思いますが、過酷な労働条件を少し
でも改善してゆく努力が必要だと考えます。また獣医療の
高度化により開業レベルでもクライアントに高度な医療を
要求される時代に入ってきました。
昨今言われている様に獣医臨床技術と動物病院経営は
全く目的を異にしている事が明白であり、もし開業指向
の学生が多いならば開業マネージメント・起業などについて
学校でより多くを学ぶ或いはそれらの意識を高める事が
できると獣医業界の発展に大きく寄与すると考えています。
動物診療にかかわる全ての人々に給与を含む労働条件
を改善し余暇を十分過ごせるよう考えていく事が次の世
代に向けて夢や希望を持てる環境にできるのではないか
と思います。
今は病院同士の競争の時代ではありません。市場規模の拡
大している現状でチャンスと見るか難局と見るかは人それぞれ
だと思いますが、それには同窓会はもとより、獣医師同士が強
く結束してこの難局の時代に対応する必要があるでしょう。
目次
Campus Map‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1
入学者の地方枠を ‥‥‥‥‥‥‥‥木村俊也‥‥ 2
同窓生への想い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥家入秀明‥‥ 2
新入生のことば ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3
瀧澤葉澄 / 大塩朝美 / 高橋瑛礼奈 / 矢野公輝 / 斉藤雅子
職 場 紹 介 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥4,5
正道依理子 / 飯田麻衣 / 春成常仁 / 西山奈未 / 角田輝久
学園の動き
学 科 改 組 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5
滝沢達也 / 其木茂則
動物病院の所属変更 ‥‥‥‥‥‥‥信田卓男‥‥ 6
教育推進センター紹介 ‥‥‥‥‥‥‥滝沢達也‥‥ 6
鳥 インフルエンザ ( H PA I)戦線かく戦えり
‥‥‥‥‥‥‥‥工藤 寛‥‥11
平成19年度日本獣医師会学会年次大会会場における
麻布大学同窓会コーナーの設置 -参加者募集-
フィリピン国での狂犬病予防注射ボランティア活動
‥‥‥‥‥‥‥‥塚田勝彦‥‥12
刊行 狄馬 (てきば ) 編著者 和栗秀一
タイ国立チェンマイ大学と学術交流協定
‥‥‥‥‥‥‥‥堀 浩‥‥13
同窓会長のひとりごと 紫野正雄
バ ト ン を 渡 し て ‥‥‥‥‥‥‥‥野村靖夫‥‥14
“照月湖 CEI 160km エンデュランス馬術大会”に参加して
国際馬術連盟公認・日本馬術連盟公認 ‥‥‥‥中馬昌平‥‥14
藤井洋子先生 "Diploma 取得" おめでとう御座います!! ‥‥‥‥‥若尾義人‥‥ 6
クラブ紹介 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15
坂田教授、日本の大学から初めて
客員審査員として招聘される‥‥‥‥‥筧 和美‥‥ 7
新食肉加工場建設開始/≪同窓会会報への投稿を歓迎します≫
獣医学部棟に暮らしてみて‥菅沼常徳 / 柏崎直巳‥‥16
カエルの輪、麻布から広がる
さがみはら環境まつり‥‥‥‥‥‥‥村山史世‥‥17
平成19年度入学者数と在籍者数
同窓会からのお知らせ
−カエルツボカビフォーラム2007 報告− ‥松井久実‥‥ 8
会員情報
麻門会40周年記念と同窓‥‥‥‥‥飯塚武文‥‥ 9
同窓会支部紹介-横浜市支部- ‥‥‥‥鈴木憲太‥‥ 9
史上最年少の県獣医師会長に!
(秋田県支部)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥菅原芳孝‥‥ 9
32同期会、卒後50年の記念会開催
(学位授与式参列と獣医学部棟・臨床センター見学等)
‥池澤聖明‥‥10
獣医師への道程-定年後再燃-‥‥‥‥中島公雄‥‥10
2 (2007 No.68)
硬式庭球部 敦井雄士/弓道部 文原千尋/茶道部 藤原美和子
思い出の 研究室‥‥‥‥ 須藤和信 / 喜戸絵里子‥‥16
名簿発行について/卒業生データシステムについて‥‥‥17
新事務局職員の紹介‥‥‥‥矢野仁美 / 筧 和美‥‥17
麻布大学祭のご案内/個人情報の取扱いについて ‥‥‥18
平成19年度 支部総会・ブロック会議開催状況 /訃報 ‥18
平成19年度 麻布大学同窓会代議員会
代議員会 議 案 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥19~25
代議員会 議事要録 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥26~28
平成18年度 会費納入者名簿 ‥‥‥‥‥‥‥28~32
編集後記 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 飯塚 修‥‥32
新入生のことば
獣医学科 1 年次 瀧澤 葉澄
まず、麻布大学に入って感じたことは非常に親しみや
すい雰囲気だということです。また、周りの友達も獣医
師を目指しているので非常に積極的な人が多く、お互い
に高め合うことができる環境でもあります。
講義や実習も自分の想像していた以上のもので、驚く
ことばかりでした。獣医師でもある先生の授業では、実際の
患畜の症例の話を聴けて大変為になりました。中にはスラ
イドで写真や動画を見ることができ、臨場感がありました。
一方で、構内で犬を散歩させている飼い主の方に、飼
い犬を触らせてもらうなどの機会に恵まれました。そし
て、学校で飼育している豚に生まれたばかりの子豚がい
ると聞いて見に行ったり、子牛の手術の現場を間近で見
るなど、大変貴重な体験ができました。
また、個人的に両生類への関心が強いことから 6 月上旬に
開催されたカエルツボカビフォーラムにボランティアと
して参加し、先生方、先輩、友人から多くのことを学びました。
将来自分のなりたい獣医師像がより明確になり、それ
に向けての気持ちが強まりました。これから 6 年間勉学
の励行は勿論のこと、色々なことを体験して日々学んで
いきたいと思います。
動物応用科学科 1 年次 大塩 朝美
去年の今頃、私は高校が終わった後オープンセミナー
を受けに品川から矢部までよく通っていました。
入学してから早3ヶ月が経ちました。授業や部活動も、
充実した学生生活を送ることができ、麻布大学に入学で
きたことを大変うれしく思います。大学生になり日々感
じることは、全て能動的でなくてはいけないということ
です。高校時代のように、当たり前のように目の前に用
意されていたものが今は無いことが多く、もっと積極的
にならなくてはと、一喜一憂するとともに、今まで当た
り前に思っていたことのありがたさを身にしみて感じま
す。麻布大学には、豚や馬や羊など、そのほかにもたく
さんの動物がいます。動物のことを勉強するにあたり、
このようにたくさんの動物に囲まれて勉強できることは
とても素晴らしく、自分が恵まれた環境にいるのだと思
います。そして、動物繁殖学を学びいつか稀少動物の保
護に役立ちたいと思い入学したことを忘れずに、自分の
将来の夢にたどりつくために、麻布大学で多くのことを
学べるよう、頑張りたいと思います。
私の麻布大学でのキャンパスライフは始まったばかり
です。素敵な麻布大学での4年間のキャンパスライフを
Enjoy していきたいと思います。
健康環境科学科 1 年次 高橋 瑛礼奈
環境科学を学びたい私にとって「麻布大学」に入学して、
新鮮な印象を受けた一つに、日本各地の出身者と直接話
せることです。それまで私は小・中・高校と家から近かったの
で近辺の事しか知りませんでしたので、友達の出身地の
話を聞く事がすごく楽しい毎日です。一部ですが紹介します。
まずは麻布大学のある緑の多い神奈川県。なんと犬の
形をしているそうです。そして最近相模原市は、藤野町、
城山町、津久井町、相模湖町と合併し新しくなりました。
次に神奈川県のお隣、静岡県。お茶の名産地です。知っている方
も多いと思いますが、お茶に霜がつかないように夜中、
専用の扇風機で風を当てているそうです。おいしいお茶
を作るために扇風機は今日も動いているかもしれません。
最後に北海道。北海道ではペヤングソース焼きそばよりも
まるちゃん焼きそば弁当の方がメジャーだそうです。やはり
魚介類もかなりおいしいそうです。さすが食の北海道ですね。
全国から集まった友達の実際のいろいろな話を聞き、
ここからもっと視野を広げ、これからの環境科学等の講
義を学ぶ上で、繋がりを持つようにしたいです。
麻布大学は宝石箱やぁ~
衛生技術学科 1 年次 矢野 公輝
麻布大学に入学できて良かったというのが今の気持ちです。
入学したての頃は、不安でいっぱいの毎日でした。友達
はできるだろうか、
勉強にはついていけるだろうか。でも、
そんな不安も自然と消え、新しい生活にも慣れてきました。
一つには、麻布大学には落ち着ける場所がたくさんあ
るからです。入学して間もない頃、談話室にいる時でさ
え知らない人ばかりで、なんだか落ち着けないなと思っ
ていました。しかし、今では談話室での仲間と過ごす他
愛のない時間が、
「これが大学生活なのか」という気持ち
にもさせてくれます。
もう一つは、やはり夢へ向かっている仲間が近くにい
ることです。私には大きな夢があり、それは、ガン細胞
の研究に携わりたいということです。そして、社会に貢
献し、少しでも多くの人の命を救う力になりたいと考え
ています。たとえ将来、異なる職業に就くとしても、
「人の
命を救いたい」という思いを持っている仲間がそばにい
て、一緒に学んでいけることは、心強く、励みにもなります。
私は今、始まったばかりの大学生活をより充実させ、自分の
夢をかなえたいと強く思いながら毎日、勉学に励んでいます。
環境政策学科 1 年次 斉藤 雅子
環境政策学科に入学して、初めての夏休みが近づき、
この 3 ヶ月は本当にあっという間でした。こんなにも時
間の流れが早いものかと驚くくらい、毎日がものすごい
スピードで過ぎていきました。それはきっと、私の大学
生活が充実したものとなっているからでしょう。進学を
決めた時、私は環境問題や野生生物保護に興味があり、
大学でもっと深く学んでいきたいと思ったため、環境政
策学科を選びました。前期ではまだ、環境に関する専門
的な授業はあまりありません。が、その中でも基礎ゼミ
で養老猛司氏の環境論「いちばん大事なこと」について
輪読し、内容について同じ仲間と話しあったり、環境科
学入門では様々な環境問題についての知識を深めたりと、
私にとっては知らなかったことを知ることもあり、学ん
でいて楽しい時間です。二年次、三年次では専門的な科目
があるので、今から楽しみにしています。
これからの時代は常に「環境」がキーワードとなり、社会
人としての教養になっていくと思います。そんな時代を
生きる私たちが環境問題についても学んでいくことは、有意
義であり、とても大切なことだと思います。まだ、自分に何
ができるのかはっきりしていなくても、私はこの 4 年間
でその答えを見つけ出していきたいです。そして、社会に
出た時に環境政策学科で身につけた知識や物の見方を生
かしていけるよう、今はしっかりと基礎的な知識を勉強
して、これからも充実した日々を送っていこうと思います。
(2007 No.68) 3
職場紹介
食肉衛生検査所に勤務して
獣医部会 平成 16 年卒業
正道 依理子
千葉県の食肉衛生検査所に勤務し
て、3 年目です。各と畜場が事務所
から遠く肉体労働なため、朝 5 時には
起床して夜 10 時前に寝てしまうという
健康的な生活にすっかり慣れました。
当検査所は、と畜場法に基づいて
牛・豚の検査を、食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に
関する法律に基づいて鶏の検査を主に行っています。数
人の検査員で多数の動物を一頭ずつ生体検査・内臓検査・
枝肉検査・精密検査等を連携して行うので、チームワー
クが大切な仕事です。そのためか職場も和気藹々として
います。
一口に公務員の獣医といっても様々な仕事があります。
保健福祉センター、犬猫の愛護センター、家畜保健衛生
所などです。一定の期間を経て異動となる仕組みなので、
勤務年数が多くなればそれだけいろいろな部署をまわり
経験をつむことが出来ます。研修も獣医の専門的なもの
からスキルアップ(PC 操作や能力開発)があり、希望す
れば受講できます。
今は日々の仕事に追われていますが、広い視野を持っ
て総体的に仕事の流れを把握し対応できるよう、なるべ
く多くのことを吸収し、獣医師としての知識や技術を研
鑽していきたいと思っています。
新しい生命を扱う生殖補助医療胚培養士
動物応用部会 平成 18 年卒業
飯田 麻衣
私は現在、小田原にある山近記念総合病院で胚培養士
として働いています。業務内容は、ヒト不妊治療のための、
精子の処理、卵子・胚の培養、体外受精や顕微授精、精子や
胚の凍結保存と融解、採卵や
胚移植時の患者さんへの説明、
胚の培養環境の管理、培養室の
管理など多岐に渡っています。
働き始めて 1 年半が経ち、
仕事にも慣れ、胚培養士とい
う仕事にとてもやりがいを感
じ て い ま す。 最 初 の 1 年 は、
毎日が苦労の連続で、時にはヒトの精子や卵子を扱う胚
培養士の責任の重さに悩んだこともありましたが、それ
以上に自分が携わり採卵、顕微授精を行い、胚移植した
患者さんが妊娠された時の喜びはとても大きいものです。
また、私の病院では採卵や胚移植時に患者さんと一対一
で精子や卵子および胚の状態などの説明を行います。患
者さんに説明するということは、技術以外の知識や患者
さんの立場になって考えることも必要なのでとても難し
いことですが、説明を通して患者さんの気持ちを身を持っ
て感じることが出来、自分自身も大変勉強になります。
ART( 生殖補助医療 ) は日々発展している分野なので、
常に新しい情報を吸収し、新しい生命を扱う胚培養士と
して、今後も不妊症で悩む人々のために少しでも貢献し
ていきたいと思います。
4 (2007 No.68)
すべては「安心・安全」をまもるために
環境保健部会 平成 17 年卒業
春成 常仁
私が勤務するイカリ消毒株式会
社は食品工場、ビル、工業施設、
文化財などの衛生管理を行ってい
る企業です。一言に衛生管理といっ
ても有害生物を始め、微生物、落下毛髪、金属片など商
品に混入した場合、品質や安全を損ねるものすべてを管
理対象としています。
私が所属する技術研究所は家ネズミの血液凝固阻止剤
に対する抵抗性や防除に関する研究、害虫の侵入リスク
調査、難防除現場の対応などを行っている部署です。そ
の中でネズミ対策商品の効果試験と異物混入の検証を行
う再現試験などを担当しています。弊社で扱う資材は必
ず試験で効果が認められた商品のみを使用しており、私
は殺鼠剤や忌避剤といったネズミ関連の商品の効果判定
を行っています。そして、再現試験では製品に有害生物
が混入した場合、実際に侵入できるか、または保管中の
温度で虫が生存できるかなどを検証しています。問題と
なる虫は種ごとに生存環境、食性、生存可能な温度が異
なっており、試験を行うことで防除のヒントが得られる
こともあります。
近年は各種認証や規格が増え、お客様が弊社に求める
レベルも高まっていますが、探究心を忘れず時代の先端
でありたいと考えています。
臨床検査技師として
衛生技術部会 平成 18 年卒業
西山 奈未
私は現在厚木市にあるとうめい厚木クリニックに臨床
検査技師として勤務しています。仕事内容は採血、生理
機能検査で、主に超音波検査をさせてもらっています。
就職前、私は超音波検査といえば腹部・心臓エコーぐ
らいしか思いつきませんでしたが、実際には乳腺、甲状腺、
消化管、四肢静脈など様々な分野があります。あまりに
も検査の依頼が多岐にわたるので戸惑うことも多々あり、
超音波の参考書などを読んだり、講習会に参加するなど
して日々勉強しています。しかし教科書のようにきれい
に描出できる人は少なく、患者さん一人ひとりに合わせ
た超音波操作が必要になります。そこが超音波検査の面
白さでもあり、難しいところでもあります。最近改めて
超音波検査は検者の技術によって医師の診断に大きな影
響を与えてしまうのだと痛感しています。
ですから私はできる限り多くの情報、見やすい画像を
提供できるように日々試行錯誤しています。 社会人になって一年半が経ち、仕事にもようやく慣れ
てきましたが、まだまだ学ぶべきことが山のようにあり
ます。これからも自分の知識と技術の向上に努め、一人
でも多くの患者さんの役に立てればと思っています。
これから就職するみなさんへ
環境政策部会 平成 18 年卒業
角田 輝久
みなさん、初めまして。環境政策学科第4期生の角田
輝久です。私は現在、ジャパン建材株式会社の産業資材
部、名古屋資材営業所に勤務しております。弊社は住宅
の総合的な建材や資材、設備の卸売業をしている専門商
社です。
また、産業資材部は主に、ハウスメーカー(○○ハウス、
××ホーム)や、キッチンやお風呂、トイレなどといった
水周りメーカー、また、床や扉、天井といった住器メーカー
への納材やそれぞれのメーカーの製品を企業や販売店等に
販売する直儒営業をしています。
今私は2年目を迎えましたが、日々新しい事を経験し
勉強している毎日です。そして、今の私の仕事は主に合
板(ベニヤ)などの木材資材の販売と、住宅資材の販売
です。学生時代は森林伐採について学び、現在は逆の立場で
木材の販売をするという両方の
立場に立ってみて、現地の原木
状況等の情報も入りとても面白
いと感じています。
これから就職するみなさんも
社会にでて厳しいこともあり、
折れそうな時もあると思います
が、怒られるのも仕事だと思っ
て頑張ってください!笑
扱ってるインドネシアからの輸入合板
学園の動き
学科改組
「動物応用科学科」の改組について
動物応用科学科 学科長
滝沢 達也
動物応用科学科は 1994 年度に前身の環境畜産学科から
改組され 10 数年を経た 2007 年度、社会のニーズと学問
分野の発展に対応するために再び改組しました。今回の
改組は、学科が従来から有していた「動物生命科学」と
「動物人間関係学」の領域をより充実させるためにコース
制を導入し、さらに入学者定員を 30 名増加させ 120 名と
しました。
動物生命科学コースでは、遺伝子からタンパク質、細胞、
個体にいたる生命現象とその応用領域について、総合的
かつ高度な専門知識と技術を修得した人材の育成を目標
としています。一方、動物人間関係学コースでは、人と
動物のよりよい関係を学び、動物を活用した人の健康・
福祉・教育への貢献、人と野生動物との新たな共生社会
に貢献できる知識と技術を備えた人材の育成を目指して
います。
学内での改組案の作成と調整から始まり、文部科学省
との折衝と届け出、広報活動など改組に関わるほとんど
すべてを担当致しました。初年度となる 2007 年度入試に
おいては、入学者定員の約 10 倍の 1280 名余の受験生が
出願し、優秀な熱意ある入学生 143 名を迎えることがで
きました。学科の理念や教育目標、カリキュラムなどを
新たにした今回の改組が社会のニーズに沿うものであり、
受験生に受け入れられた結果と考えております。今後は
社会に提示した学科の理念と教育目標を実現できる責任
ある教育体制を構築するために教員組織等を充実させる
必要があると考えております。同窓生各位にはご理解と
ご支援をお願い申し上げます。
「環境保健学部」が「生命・環境科学部」に変わります
環境保健学部 学部長
其木 茂則
今年の夏、日本は記録的な猛暑に見舞われています。
また、北極海での海氷面積が観測史上最小になったとか。
連日マスコミを賑わしている「地球温暖化」の文字が頭
をよぎります。お隣中国では「食品汚染」が深刻ですし、
日本も他人事ではありません。また「ダイオキシン類汚
染」
「BSE」
「エネルギー不足」等々、とにかく環境問
題は多様化、複雑化が進む中でますます深刻化し、世界
的にこれらの環境問題を如何に解決していくかが今世紀
の最重要課題です。このような状況の中で、環境保健学
部の担う役割はますます重要となってきました。1965 年
に我が国初の公衆衛生・環境衛生の技術者育成機関とし
て麻布公衆衛生短期大学を開学させて以来、40 数年にわ
たりその時々の時代に即した人材を社会に送り出してき
ましたが、これからの受験生に本学部の魅力をさらにア
ピールするためにも、本学部の教育理念の見直しとそれ
に伴う教育組織及びカリキュラムの再構築が不可欠であ
ると判断し、2008 年から新しい学部体制で教育、研究を
再スタートさせることにしました。すなわち、現在の環
境保健学部の3学科(健康環境科学科、衛生技術学科及
び環境政策学科)を改組し、チーム医療現場で貢献でき
る専門性の高い臨床検査技師を養成する「臨床検査技術
学科」
、ヒトの健康の維持増進につながる食の安全・安心
確保のため、食品科学,食品衛生学、生命科学などの分
野で活躍できる技術者を養成する「食品生命科学科」
、環
境の安全・保全確保のため、環境の分析、評価、維持・
改善、マネージメントに携わる技術者及び環境プロパー
を養成する「環境科学科」の新しい 3 学科を設置し、学
部名称も「生命・環境科学部」となります。
「21 世紀は環境の時代」です。教員一丸となって、社
会のニーズに相応しい環境スペシャリストの養成に邁進
する所存ですので、同窓の皆様方のご理解とご支援の程、
宜しくお願い申し上げます。
(2007 No.68) 5
動物病院の所属変更
麻布大学附属動物病院の近況報告
附属動物病院長
信田 卓男
獣医学系大学における附属動物病
院の設置は,大学設置基準第三十九
条に基づくものであり、その存在意
義は診療のみならず多くの症例を教材として実践的な獣
医臨床教育を実施することと、動物とヒトに貢献する臨
床研究を遂行することにあります。近年、犬や猫などの
コンパニオンアニマルが家族の一員として認知され、高
度獣医療に対する社会的要求度は年々増大しています。
本学附属動物病院の年度別統計からもそれは明らかであ
り、8年前に比較して診療症例数は約 2.5 倍・診療収入
は約3倍・在籍研修獣医師数は約 10 倍に増加し、業務規
模は急速に拡大しています。
本学ではこのような社会情勢の変化に即応して、5 年前に
現在の獣医臨床センター・附属動物病院を新築するとと
もに、コンピューター断層撮影装置・MRI 診断装置・放射線
治療用高エネルギー X 線発生装置等を導入しました。ま
た、本年度より獣医学部附属から大学附属に移行し(図)
、
病院システムの大規模な改革を行なっています。現在では
教員・研修獣医師・動物看護師・検査技師・事務スタッフ
約 120 名で年間約 2 万例の診療を行っている現状であります。
さらに今春、新獣医学部棟が完成し、獣医臨床センター・
附属動物病院と渡り廊下で直結いたしました。これは、
ただ単に建築構造上の利便性を追求したものではありま
せん。教育・研究面で基礎と臨床の垣根を取り外し、より
強固な連携を図るのが第一の目的であります。
今後は、ハードウエアーの充実を機会に、附属病院の
日夜の診療で得られる臨床材料を最大限に活かす教育・
研究面のシステム構築が急務であり、現在、学長を中心
に基礎と臨床が連携した多様な研究計画が検討されてい
ます。
今後とも皆様のより一層の幅広い御意見と御協力を心
よりお願い申し上げます。
教育推進センター紹介
教育推進センター長
滝沢 達也
大学を取り巻く社会状況の変化
や入学試験の多様化に伴い、本学
においても多様な学生が入学して
来るようになりました。その中に
は高等学校までに履修した科目の
理解と定着が不十分であるため、大学教育にスムーズに
適応できない等の事例が生じています。これらを含んだ
本学の基礎教養教育の課題の解決を図り、さらに本学の
教育改善を推進するために、2007 年 4 月に教育推進セン
ターが設置されました。この会報では、字数の都合から
学生への学習支援に絞ってご紹介します。
教育推進センターではリメディアル(補習)教育として、
生物、化学、数学、英語の 4 科目についてクラスを編成
しての補習授業やチュターによる個別指導を実施してい
ます。学生は自分の都合に合わせて、必要なときに必要
な項目の補習授業や個別指導を受けることができます。
さらに、職員も常駐して履修相談などに随時対応できる
体制を整えています。
教育推進センターは、学生一人一人の学習活動を支援
し、学習者自らが自学自習することにより本学における
教育体制に適応でき、本学に入学した当初の目的を達成
できる体制作りに努力していく所存ですので、同窓生各
位にはご理解とご協力をお願い申し上げます。
藤井洋子先生“Diploma 取得”おめでとう御座います !!
平成19 年7月下旬、獣医学部
外科学第一研究室、講師の藤井先生
が 米 国 獣 医 内 科 学 会 ( A C V I M )
の 専 門 医 試 験 に 合 格 さ れ 、
Diploma(Cardiology) を 取 得 さ
れました。米国における専門医
(Diplomate) は、 世 界 中 で 獣 医
臨床を目指す教員あるいは獣医師にとって1つの頂点で
あり、大きな権威を持っています。藤井先生はノースキャ
ロライナ州立大学において2年間のレジデント教育を終了
6 (2007 No.68)
された後、昨年、難関とされる一般内科学試験 (General
Exam.) に合格し、今年の6月に心臓病 (Cardiology) の
専門医試験を受け見事合格されました。Cardiology の専
門医は日本人としては初めての快挙であり、心よりお喜
びを申し上げますと共に、麻布大学としても大きな誇り
を感ずる次第です。おめでとう御座いました。
獣医学部 獣医学科
外科学第一研究室 若尾 義人
坂田教授、日本の大学から初めて客員審査員として招聘される
( 食品科学研究室 )
DLG 国際ハム・ソーセージ審査に参加
DLG(Deutsche Landwirtschafts
Gesellschaft e.V.) は フ ラ ン ク
フルトに本部を置くドイツの農業
協会で、農業生産物、食品、加工
関係の最大の非営利独立団体です。国民の食における安
全と健康の向上を目的に 1885 年に設立され、1887 年か
ら加工食品の品質競技会を行い、1993 年からは世界最大
級の規模の国際大会を主催しています。今年は北ドイツ
の Bad Salzflen で 3 月 12 ~ 13 日に開催され、そのハム・
ソーセージ部門に本学動物応用科学科の坂田教授が客員
審査員として招かれました。
本年 5 月初旬に IFFA(国際食肉専門見本市、フランク
フルト)での国際ハム・ソーセージ品評会にも DLG と同様
に、坂田教授は審査員として招かれています。
競技会では味、色、香り、添加物や香辛料など 200 近
い審査項目があり、DLG 金賞を受賞するためにはすべて
の項目をクリアしなければなりません。
今回はドイツを中心に欧州各国から約 5,000 品目が出
展し、うち日本からは 29 社がエントリーしました。審査
員は約 300 名、ドイツ以外の国からはスイスと、日本か
らは坂田教授が審査に加わり、日本から送られてきたハ
ム(ベーコンも含む)
・ソーセージの審査に当たりました。
審査は 3 人一組のグループで、3 人のジャッジの意見が
分かれる場面はほとんどなく、官能的に美しいものとそうで
ないものを区別する感覚は誰しも共通していると思われ
ます。ただし一般に日本製品はドイツ製品と比べ塩分が
少なく、甘いと言われています。またドイツ人に馴染まない
味を持った製品があり、そのたびにこの製品は日本で受
け入れられているのか、ポピュラーなのか、などの質問が、
坂田教授に多く寄せられたそうです。
日本はドイツに次ぐメダル獲得数を維持しています。
受賞が決まれば、受賞製品にプレミアムラベルをパッケー
ジ表示として認められますが、その年に獲得したメダル
の表示は 2 年間有効です。それ以降の表示を望むならば、
この DLG 品評会に新たに挑戦する必要があります。
(ミートジャーナル 2007 年 6 月号より抜粋)
坂田教授は、日本の大学から初めての客員審査員にな
り、最終製品における品質評価について貴重な体験をさ
れたそうです。これからどんなご活躍をされるのかが楽
しみです。
動物応用部会 昭和 63 年卒業
筧 和美
DLG 審査会場、 日本製品コーナーにて、
審査員グループと坂田教授
New information !
学内の食肉加工場施設が、1 号館 1 階に現在ありますが、今秋から
▶新食肉加工場建設開始
建物の取り壊しに伴い、6 号館 1 階の北側室(約 49 坪)に移転します。
元々、現在の 8 号館の場所に建っていたのですが、学内の建物の新設
によって移転を繰り返し、現在の場所で 10 年経過。しかし、ここも
かなり老朽化しています。その間に実習やゼミで、食肉加工場はフル
稼働し、ドイツ食肉マイスターの直接指導もあり、伝統的製法でハム、
ベーコン、ソーセージが学生の手によって作られています。新施設で
は、食品加工の実践教育を重視し、衛生面を考慮した設計を施してい
ます。学外からの技術指導などにも対応できる施設を目指して、既に
建設が開始されています。
≪同窓会会報 へ の 投 稿 を 歓 迎 し ま す ≫
会報に載せたい記事がありましたら、下記の要領で投稿してください。
記
1. 文章は、800 字以内
5. 採否は、編集委員会で決定
2. 写真がある方は、添付
6. 原則として受理した原稿等についての
3. 原稿は、可能な限りワープロソフトで
4. 原稿はメール送信、もしくは郵送
返却は行なわない
7. その他、一切編集委員会にお任せ下さい
(2007 No.68) 7
カエルの輪、麻布から広がる -カエルツボカビフォーラム2007報告-
フォーラム実行委員
獣医学部 獣医学科
生理学第一研究室 松井 久実
カエルツボカビは脊椎動物に寄生する唯一のツボカビ
として世界的な流行を見せており、南米やオーストラリ
アではカエルの絶滅や地域個体群の減少を引き起こして
いる感染症である。国内でカエルツボカビ症が確認され
た当初から、在来種への影響が強く懸念されていたが、
不明な点や課題が多かった。そこで、現状の把握と専門
家の意見の集約を行い、課題や方針を明らかにする目的
で行われたのが、6月10日麻布大学において開催され
たカエルツボカビフォーラム 2007 である。準備期間の短
さにもかかわらず、宇根有美 実行委員長をはじめとして、
学外協力者、フォーラム実行委員、学生ボランティアの
献身的な協力により、広くて深い内容を盛り込んだ会と
なった。当日は悪天候の中、全国から約 500 名の参加者
が集い、この問題に関する社会の関心の高さを示すもの
となった。発表は講演とポスター発表の2部形式で行わ
れ、カエルの保全の必要性、カエルツボカビそのものの
理解、国内でのカエルツボカビ症発生状況、海外の状況、
治療法などの多岐にわたる発表が行われた。
麻布大学同窓会諸氏には、準備期間よりたくさんのご
協力を賜った。この場をお借りして篤く御礼申し上げたい。
平成19年度入学者数と在籍者数
平成 19 年度麻布大学学部及びに大学院入学者数について
平成 19 年度麻布大学学部編入学者数について
国家試 験結果
第58回獣医師
2007 年 3月1・2日実施
平成 19 年度麻布大学学部並びに大学院学生者数
8 (2007 No.68)
第53回臨床検査技師
2007 年 3月2日実施
会員情報
麻門会40周年記念と同窓
獣医部会 昭和 30 年卒業
麻門会相談役 飯塚 武文
去る 2 月 25 日、麻門会創立 40 周年
記念が目黒雅叙園に於いて開催され、
大学から政岡学長、紫野同窓会長、有嶋獣医学部長、信
田附属病院長、等の先生方、又当日は「さいたま市」で、
3 学会の開催と重なり参加者が少ないのではと危惧され
たようですが、日本獣医師会長 山根先生、東京獣医師会
長 手塚先生等、多数の企業の方々の参加で盛り上がりま
した。特別講演、政岡先生の獣医学教育の過去、現在、
未来の講演は、これからの獣医、動物関係に従事する者
には大変意義のある講演でした。懇親会は、20 人のコン
パニオンのサービスで盛大でした。実行委員の先生方の
ご苦労に感謝するものです。麻門会は 40 年前、東京同窓
会、主に開業者の先生方に依り、学術団体として設立され、
上條峻先生、渋沢辰巳先生、松川岩夫先生、田口貢先生
等が中心で運営されたと思います。初代会長、小松貞尚
先生、上條先生、八木広先生、平林賢三先生、新妻勲先生で
すが、小松、上條、平林先生 3 人と、渋沢、松川先生の
5 人は、皆、長野県出身で、麻門会は長野出身の先生方には
同窓会支部紹介-横浜市支部-
獣医部会 昭和 54 年卒業
横浜市支部 鈴木 憲太
横浜市支部は H.19 年 8 月現在 153 名 ( 開業 108 名 、
衛生 20 名 、 一般 25 名 ) の会員で 、 小池支部長 (S.40 年
卒 ) 以下役員が 33 名です !( 会員数の割に役員が多いの
は会合の出席率を高める為 : 活性化の秘策その① ?) 開業
部会は市獣医師会会議の度に卒業生の新規開業者を介入
し年々会員数が増加していますが、市職員からなる衛生
部会 ( 黒澤衛生部会長 S.54 年卒が頑張ってます ) 及びそ
の他の会員からなる一般部会の会員が減少傾向にありま
す。大学卒業時に各支部入会連絡先を配布するなど更な
る対策が必要と思われます。
支部活動は、年 1 回の総会・数回の役員会 、 さらに開業
砂原 和文 氏
( 昭和48年卒業) 大変お世話になった訳です。松川先生は当時、日本動物愛護協
会病院に勤務されて居り、動愛との関連は、昭和 27 ~
28 年当時の麻布家畜病長は、中村道三郎先生でした(松
川先生は助手)
。中村先生の師弟で、大正 5 年卒の青木正先
生は卒後ペルーに渡り、戦後、CHQ衛生部の獣医とし
て来日され、28 年に 2 代目動愛の院長となり、松川先生
も 28 年に動愛に勤務されました。中村先生、青木先生、
松川先生、こんな関係だったと思います。当時、私も家
畜病院の研究生で、30 年卒業で動愛に勤務しました。
33 年 6 月動愛と日本動物福祉協会とに分裂し、私も 8 月で
動愛を辞めその後開業と、福祉協会に協力して居りまし
た。私の麻門会入会は 47 年です。当時、麻門会の事務局
だった醍醐康雄先生は、大変ご苦労なさったようです。
醍醐先生も動愛に 15 年程勤務されて居ります。麻門会は、
麻布のシンボル、
中村道三郎先生に継がって居ります。現在は
地方支部の先生方
も入会されて居り、
この度は、役員にも
多くの先生方も参
加されて居り、今
後、麻布大学、麻
門会の発展するこ
とを願うものです。
部会では秋の講習会・新年会に主に大学より講師の先生に
来ていただき研修会を開催しています。この研修会は若
い人たちから成る学術委員 ( 宴会担当含む ) により企画
され ( 有賀開業部会長 S.49 年卒の指示による : 活性化の
秘策その② )、年々盛り上がっております。宴会には他
大学の卒業生の出席もあり ( 活性化の秘策その③ ?) 入会
を希望されるほど、麻布横浜は楽しく活動しております。
史上最年少の県獣医師会長に!(秋田県支部)
秋田県支部副会長砂原和文氏が我が国
史上最年少の県獣医師会長に就任さ
れました。
平成18年度社団法人秋田県獣医師会
総会において、構成獣医師294名を
擁する第9代目、秋田県獣医師会長
に推挙、選任された砂原和文氏を紹介いたします。
砂原氏は、昭和26年鹿児島県に生まれ、昭和48年
獣医学科を卒業後、東京都内での動物病院勤務を経て昭和
51年から秋田市において砂原動物病院を開業し、今日
に至っております。氏は、動物病院を開業するかたわら、
地域活動にも積極的に参加され、住民からの人望も厚く、
秋田南ロータリークラブ幹事長等を歴任され、現在、卓越
した識見に基づき秋田大学附属小学校学外評議員として
も活躍されております。
県内の同窓生では、第7代目(平成6年~平成13年)
県獣医師会長 佐藤佐氏(昭和27年卒)以来の県獣医師
会長の誕生であり、秋田県支部としては大きな快挙であ
り、ここに紹介させていただきます。
獣医部会 昭和 48 年卒業
秋田県支部幹事長 菅原 芳孝
(2007 No.68) 9
32同期会、卒後50年の記念会開催
(学位授与式参列と獣医学部棟・臨床センター見学等)
獣医部会 池澤 聖明
昭和 32 年、当時の麻布獣医科大学を卒業した私たち同
期は、これまで数年置きに同期会を開催してきましたが、
今回は卒後 50 年を記念し、これまでとは違った会を開
催することとしました。そこで考えついたのが「母校で
50年後の卒業式に参列してみよう」というものでした。
式典では、政岡学長の「学長告示」の中で「昭和 32 年
卒業の同期が 50 年ぶりに参列している」旨の紹介を受け
ましたが、私たちの近くにいた学生やご父母の方々から
は驚きの声が聞かれ、同時に、学長の紹介によって一斉
に注がれた多くの視線は、私たちにとって面映くチョッ
ト誇らしくも感じました。
この学位授与式参列では、式典や会場のすばらしさも
さることながら、自らが卒業後 50 年の歳月を無事生きて
今日を迎えることが出来たことに対して涙する者も少な
くありませんでした。
式典後は、昨年秋に完成した真新しい獣医学部棟を見
学しまたが、この見学では、紫野同窓会長に案内役を勤
めていただきました。
参加者にとっては、その規模の大きさや屋上庭園の素
晴らしさに感激する者も多くおりました。
獣医師への道程
-定年後再燃-
獣医部会 平成 19 年卒業
中島 公雄
私は 66 歳、今年 4 月獣医師になっ
た。ここまでの道程は長かった。高
校卒業後麻布獣医科大学に入学した。
獣医師への道を歩み始めた。2 年生の時父が他界し、経
済的理由から退学した。その後は臨床検査技師として生
計を立ててきた。獣医師への想いは常にあった。三女が
本学を卒業して獣医師になった。大変嬉しかった。
定年の半年前に獣医師へ想いが再燃した。妻に「定年
を機に獣医師に挑戦したい」と打ち明けた。妻は「やり
なさいヨ。応援するワ!」。その一言で再挑戦を決めた。
3 ヵ月間猛勉強し入学試験に合格した。60 歳の獣医学生
になった。
入学式の日、本学の門を潜った。40 年程前の出来事が
昨日のことのように思い出された。15 円の味噌汁付の麦
飯、それに 10 円の大きなコロッケ、それがやけに美味だっ
た。シュバイツアー博士研究の松野先生「生命への畏敬
の倫理」、その影響を受けて「森と水のはざまにて」等々
シュバイツアー選集を読み漁った。大澤先生の解剖学初
回講義時に教卓の上に置かれていた喫煙者と非喫煙者の
肺臓のホルマリン標本、その歴然とした違い。御蔭で私
はタバコを一度も吸ったことがない。鹿野先生の黒板一
杯に板書された組織の図と難解なラテン語、独語、そし
て和名の対比。今でも肩甲骨に触れると反射的に“スカ
プーラ”が口から出てくる。
10 (2007 No.68)
続いて、小方獣医臨床部長の案内で獣医臨床センター
及び動物病院内の設備を見学し、学生や研究生による利
用状況等の説明を受けましたが、ここでも時代の先端を
行く母校の充実した臨床施設や設備に感心し熱心に質問
をしていました。
私たち 32 同期会卒後 50 年記念の会は、楽しく盛会裏
に終了しましたが、この度の取り組みに対しては、初め
ての対応が多かったにもかかわらず、ご理解とご協力を
頂きました政岡学長を始め、多くの学園関係者に深く感
謝の意を表します。有難うございました。 ► 詳しくは HP で公開致します
3 号館を背景にして
6 年間、熱心に講義を受け勉強した。極めて充実した
時間であった。入学時に立てた目標「無遅刻、無欠席、
無早退、そして最前列席での受講」は 100%達成できた。
これも級友、先輩、後輩、教職員の方々、そして健康管
理に心を配ってくれた妻と家族の大きな支えがあったか
らこそである。心から感謝、感謝である。
4 月から先輩のA先生の動物病院で先輩獣医師の方々
から教えを受けている。研修 1 日目にA先生から
“獣医師・
中島公雄”と記された名札をいただいた。病院受付にも
先輩獣医師の方々に並んで大きな名札が揚げられていた。
大感激であった。獣医師の第一歩を踏み出したことを実
感した。その前で写真を撮った。写真を妻と仏壇の父と
母に見せた。妻の目には涙が光っていた。父と母の写真
も心做しか祝福しているように見えた。良いことをした
と思った。
今後一層努力を重ね、飼い主さんの気持ちを受け止め
られる獣医師を出来るだけ長く勤めたい。それが御世話
になった方々への私の責務を考えている。 鳥 インフルエンザ ( H PA I )
戦線かく戦えり
獣医部会 昭和 52 年卒業
宮崎県畜産試験場 工藤 寛
南国宮崎は、2007 年の幕開けとともにホットゾーンに
突入。知事選が過去にない盛り上がりの最中、報道陣は
急遽内容を切り替えた。1月 11 日県央部で高病原性鳥イ
ンフルエンザ(HPAI)の第一撃。畜産県の宿命とし
て家畜伝染病に対する免疫はある程度持っているものの
衛生レベルの高い1万羽規模種鶏場での初発。我々は平
成 12 年に我が国での 96 年ぶりの口蹄疫の洗礼を受けて
いる。その教訓は生きていた。迅速な人員動員、備蓄防
疫資材の投入も順調に進み、ほぼ終息しかけていた1月
22 日に第2撃。場所は県北部山間地、旅の歌人「若山牧水」
の生家近くの5万羽規模のブロイラー農場。
初発農場に主力を傾注していたため、防疫経験者の私
にも現地支援部隊員として動員要請。支援部隊の現地指
揮官はO家保所長(昭 50 卒・馬術部OB)。宮崎市から
100 キロの道を車を飛ばせ早朝現地入り、地区の農業改
良普及センターを現地対策本部とし前線基地を農場近く
の廃校に設置。現地本部から農場までさらに 20 キロ、携
帯電話は圏外、農場は狭隘なスリバチ状の地形。大型土
木機械投入も困難。本部立ち上げと同時に「時の人・東
国原英男知事」が就任翌日現地入り。報道陣も現地に殺
到。一時は山間の狭い空をヘリ4機が飛び交いまさに戦
場。O所長は風貌・貫禄ともに新米知事に勝るとも劣ら
ぬ態度で現地の状況と今後の作戦を説明。知事の激励を
受け臨戦態勢に突入。動員者は県央から貸し切りバスで
次々に投入。資材投入は山間地ゆえに遅れ気味。現場の
防疫作業は地形的に大型機械投入が限定され人海戦術に
変更。早朝から日没まで現場指揮を執るO所長は、
「暴れ
ん坊将軍」と現場で恐れられ慕われながらも獅子奮迅の
采配。私の仕事は資材調達とコンビニも食堂も近くにな
い本部での炊事担当。南国とは言え山間部での冬期作業。
夜遅く声を嗄らし、石灰にまみれ目を充血させて次々に
帰ってくる仲間に温かいカレー、豚汁、現地調達の猪鍋
まで調理室で作った。困難な作業も畜産県の威信を賭けた
仲間の大奮闘でようやく終盤。将軍からの最後の物資調
達 命 令 は 10 万 羽 を 埋 却 し た 地 点 へ の 供 養 の 酒 と 花。
現場処理も終わり撤収モードの2月1日、第三撃情報。
県央部の養鶏密集地帯で 10 万羽規模の採卵鶏農場での発
生。まさに腰が抜ける思い。兵力と資材を新たな現場へ
そのまま投入。膨大な量の鶏糞処理に悩まされつつもよ
うやく終息。1月 11 日初発から3月1日のすべての異動
制限解除までの投入人員約9千人。まさに知事公約「県
民総力戦」の勝利であった。
うす紅に葉はいちはやく萌えいでて
咲かむとすなり山ざくら花
牧水
渓谷沿いの山々に山桜が咲く頃、
一人でかっての「戦場」
に車を走らせた。農場入口にはわずかに石灰が残り、プ
ラ手袋が1枚風に吹かれるままになっていた。その後し
ばらくして「農場再開」の朗報が届き元の静かで平和な
山村に戻った。農家を再起不能にした防疫は成功とは思
わない。防疫活動は「理系」より「体育系」の仕事。母
校に後者の学生育成を求めるのは懐古的OBの時代錯誤
であろうか。将軍は、4月から畜産県宮崎の家畜防疫対
策監として、いつ侵入するかわからない敵に探照灯を光
らせ続けている。
最後に、全国各地から支援に馳せ参じていただいた同窓
の防疫員各位にこの場をお借りして改めて感謝申し上げ
ます。
東国原知事に現地の状況を説明する○家保所長 (V50年卒馬術部OB)
平成19年度日本獣 医 師 会 学 会 年 次 大 会 会 場 に お け る
麻布大学同窓会コ ー ナ ー の 設 置 - 参 加 者 募 集 -
平成 19 年度日本獣医師会学会年次大会が下記の日程で開催されます。
記
期間 : 平成 20 年 2 月 9 日 ( 土 ) ~ 11 日 ( 月 ) の 3 日間
麻布大学同窓会コーナー設置 : 学会年次大会会場において 2 月 10 日 ( 日 )10 時~ 16 時迄
場所 : 香川県 ( サンポート高松 )
※なお、 当日は政岡学長、 紫野同窓会長も出席予定
多数の、 同窓会員各位のご参加をお願いいたします。
担当運営 香川県支部 (2007 No.68) 11
フィリピン国での狂犬病予防注射
ボランティア活動
獣医部会 昭和 46 年卒業
塚田 勝彦
フィリピン、日本から 4 時間で行ける国なのに日本で
のイメージは、犯罪者の逃亡する国、フィリピンパブの国、
ゴミの山の国、スペイン、日本、アメリカに統治された
国、南国の国、数え上げたらきりのない国、でもいまい
ち日本人には、よくわからない国なのであります。マニラ、
セブ、ボホール、ボラカイ、パラワン、日本でも有名な、
いや世界でも有名で世界から多数の観光客が来る国なの
であります。しかしマニラ空港に着いたとたん空港のス
タッフや税関員などに、しつこくチップをせがまれるお
そろしい国であります。私たちは、1997 年に名古屋獣医
師会主催でフィリピンの狂犬病実態を視察にいきました。
私個人は、20 年前からこの国にたびたび訪問していまし
たのでこの国の習慣はイヤというほど知っていましたが
参加された他の先生達は理解されていませんでした。マ
ニラ空港に着くなり予定していたバスは 5 時間経っても
来ず、さらに通訳の人も着ません、さらに次の日フィリ
ピン農業省に表敬訪問しましたが約束していた係官はダ
バオに出張していません、日本から来られた獣医師先生
達はもうカンカンに怒ってみえました。ここの国では全
てこの様なシステムなのであります。
狂犬病による死亡者は毎年 500 人ぐらいあります。国
民は、みな犬の狂犬病のことは知っていますが狂犬病予
防注射の接種率は 10% 以下であり、犬の避妊および去勢
手術をほどこした犬など見たこともありません。また犬
の平均寿命は、3 年から 4 年です。犬は至る所にうじゃ
うじゃいますがほとんど狂犬病の予防注射はされていま
せん。フィリピン政府は 2020 年までに狂犬病を撲滅する
という目標がありますが現実はほぼ無理だと思います。
フィリピンのケソンシティにある狂犬病の検査機関のア
ニマルセンターに送られてきた狂犬病の疑いのある犬
100 匹の内 30 匹が陽性であるという国です。その後何度
も農業省 BAI の DR.アテイエンサのオフィスを訪問して
いるうち彼から狂犬病のワクチンを寄付してほしいとの
要望があり、1997 年からワクチンの寄付を続けていま
す。また 2002 年からは、公衆衛生教室の光崎教授と一緒
にフィリピンのいろいろな地域で地元の獣医師達と協力
して狂犬病予防注射を実施してきました。一会場での注
射頭数は、少ないところで 100 匹、多いところで 1200 頭
ぐらい来ます。2005 年ネグロス島ドマゲッティの注射会
場に狂犬病の犬が来たときは、地元の獣医師は、私たち
に狂犬病の犬だから気をつけて注射をと言うだけで、私
は生まれて初めて狂犬病の犬に注射をうちました。日本
なら大事なのにと思いつつ様子を見ていると、地元の獣
医師が飼い主に狂犬病だから注意してと言うだけで飼い
主も犬もともに家に帰っていきました。日本ではありえ
ない事です。また注射のとき犬が暴れて注射をした針が
自分に刺さった時は一日中、もしこの犬が狂犬病だった
らと思うと食事がのどを通りませんでした。小さな島に
来ている時は、病院もないし暴露後免疫治療を受けよう
とすればマニラに直ぐ帰らなければなりません。自分だ
け帰る訳にもいかず、すぐ帰ったとしても二日かかると
思うと生きた心地がしません。それにこの国では、イス
ラム組織モロ開放同盟があちこちの所でテロ行為と爆発
が起きており、それにまきこまれて死ぬ人も多くありま
す。二年前私たちがマニラのショッピングモールでコー
ヒを飲んでいたとき 100m ぐらいのところでバスが爆破さ
れ 12 人が死亡 100 名近くが怪我をしました。また 7 年前
のダバオの空港の時は 105 名死亡、一週間前だったら私
たちも死亡していました。しかし一匹 30 円の狂犬病のワ
クチンを注射することで何かこの世界に役にたっている
ならこれからも続けたいと思います。
狄 馬 ( てきば )
- 日本列島北方の在来馬 行
刊
獣医学部会 昭和 31 年卒業
編著者 和栗 秀一
刊行のことば
私がライフワークとしてきましたわが国の北方地方
に生息していた在来馬(「狄馬」)に関する諸史資料文
献の整理が進み、ようやく書物として日の目をみるに
いたりました。まだまだ目指す目標からほど遠いもの
ではありますが、ひとまず書籍のかたちにいたしました。
「狄馬」の名は、わが国ではすでに死語になっていま
すが、中国、朝鮮半島、日本 3 国の史書に共通に記載
されております。古来、小躯の駑馬として知られた存
在でありました。
私は、2006 年の夏、武漢農業大学の獣医解剖学教研室
の標本室で三尺馬の骨格を見て、狄馬の系統は、本当に
12 (2007 No.68)
小さな馬であること
を実感しました。
隠蔽・放棄された
歴史を再発掘するの
は、ここに住む者の
務めでしょう。狄馬
がいたからこそ、で
きることです。
末筆ですが、同窓
生・皆様のご多幸を
祈念申し上げます。
発行:十和田冀北会
価格:13,500 円
(学内)学術情報センターに収納
タイ国立チェンマイ大学と学術交流協定
野生生物保全繁殖専門家グループ日本委員会・
アジア産野生生物研究センター
代表 堀 浩
獣医部会 昭和 39 年卒業
今年の 1 月 26 日、タイ国立チェンマイ大学からポンサッ
ク・アンカシティ学長とレルトラック・スリキジャカル
ン獣医学部長が来日され、本学でチェンマイ大学と学術
交流協定の締結式があり、橋渡しの一員として出席させ
ていただきました。
本学の国際交流事業をホームページで見ると「高度な
専門知識に磨きをかけるだけでなく、バランスのとれた
国際感覚や実践的な語学力を身につけるための国際交流
を積極的に展開し、学生達自身も日本以外の国々の文化・
習慣にふれ、国際的な視野を広めておく必要がある。
」と
かかれており、パラグアイ、アメリカ合衆国、中国、台
湾の大学と学術交流がおこなわれており、今回東南アジ
アからは初めての交流大学となります。
本学を選び入学希望する学生の動機は学部・学科にか
かわらず全てが「動物が好き」からだと思います。動
物の原点は「野生動物」です、しかし残念ながら現在の獣
医学には野生動物は入りません。何故でしょう、
「野生動物
1 月26日、 麻布大学において
タイ国立チェンマイ大学と学術交流協定調印式
同窓会長のひとりごと
本年
5 月の代議員会で動議がだされた。
それは長年の悲願である“大学に会員子女入学枠を
要望する”という課題である。前向きに検討しますと
応諾したが、具現化するにはこれにかかわるいくつも
のことを解決しなければ。要望書を出すだけでは少し
も前には進まない。
地方からの入学者は年々減少傾向。「若い会員の参
加がない!」と多くの支部からの悲鳴が痛いように耳
に入る。
一方、入学者の大半が首都圏となり、卒業生がいる
のにこれらの支部へは若い人が入ってくれない。
このことは同窓会活動の存亡にかかわることであり、
は家畜ではない」の一言でかたづけられてしまうのですが、
はたして本当でしょうか? アジアの家畜をみるとラク
ダに始まりヤク、水牛、ゾウなど大型動物は西洋の家畜
と違い選択交配による改良をせず、野生動物のまま人間
が付き合い方を変える方法で進化しています。いわば野
生動物を知らなければ自然環境や動物学・獣医学なども
がなりたたないのです。本学は獣医学からスタートした
ためか、現在では自然環境などを入れていますが野生動
物を対象にしている我々にはもう一つ物足りなく感じて
いました。
私がチェンマイ大学を是非交流大学にとお願いしたの
は、この同窓会報の前号でご紹介させていただいたとお
り、
「アジアゾウの飼育健康管理研修」にあります。一番
知られている動物だが一番知られていない動物でもある
ゾウ、これはこの研修に参加した学生の自信を持った態
度からもはっきり感じられます。
今回このチェンマイ大学との学術交流は獣医学部だけ
が締結したのではなく、大学としての交流で、全学部・
学科の学生が対象です。チェンマイ大学の学生達にとっ
てこれからは日本が家畜から小動物に関心がひろがって
行ったと同じように、街では犬やネコを抱いている姿が
珍しくなくなってきているので小動物の勉強が必須とな
ります。片や麻布の学生達にとっては豊富な自然や野生
動物の勉強にもなります。自然と人間に歴史がある東南
アジアに理解を示してくれた大学当局に感謝します。
アジアゾウの飼育健康管理研修
班に分かれ実習、 地雷事故による治療
会長として対策を講じねばならぬ。
ただ懐かしむだけの親睦では支部組織活性化は難し い。ソフトを入れ替えての再起動が必要かな!そういえ ばこの間、R25(若人向けのフリーペーパー)に大人 の同窓会力という特集記事があったということは、若い 人には参加で得られることや参加のしかたが判らない のかもしれないな。
同窓会長には課題がどっさり。ひとりでは荷が重す
ぎる。理事会だけでは策が足りない。会員からの意見
をたくさん集めにゃいかんな!
平成 19 年 9 月 1 日 防災の日
同窓会事務室で
会長 紫野正雄
(2007 No.68) 13
バトンを渡して
獣医部会 昭和 41 年卒業
麻布大学名誉教授(獣医病理学) 野村 靖夫
昨年、恩師が亡くなられた。先生は、定年規定が作ら
れる前から在職された方の特例として、68 歳まで獣医学
部、70 歳まで大学院の教授として教育に当たられた。退
職された際に催したパーティーは「名誉教授就任祝賀会」
であった。先生は在職中「教員は学生の将来について関
与するには限度を弁えるように」、そして「去る際には潔
く。後任にすべてを安心して委ねられるように」と教え
られた。
バトンを受け継いで定年退職を迎えるまでの 20 余年、
教育や研究に対して細々としたことをいうことなく、恩
師はじっと見守っていて下さった。以前の大学では、師
は、安心して委ねられる後進を選び育て、弟子は受け継ぎ、
守り、発展させようと努力する姿勢を持つというのが常
識であった。恩師がご存命の間、そのご叱責を受けるよう
なことは皆無であった。私自身は必ずしも自由にはなら
なかったが、少なくとも後進の成長・発展を妨げることは
無かったと自負している。
恩師が退職される直前に助手に採用された方が、周囲
の期待によく応えて、将来を担って行くに相応しい存在
となって、後任に選ばれたのは非常に喜ばしいことであっ
た。この人選には、私自身は全く関与しなかったが、学
内外の方々が納得される人事であったと思っている。
恩師の在職中から、麻布大の獣医病理学の教育には少
なくとも二つのユニットが欲しいという認識があったが、
未だに実現していない。しかし、内容的には、後任となっ
た教授を中心に基礎病理学的側面を強調する分野とより
応用的側面を強調する准教授を中心とする分野が出来て
おり、大学がこれを許す状態になれば直ぐにも対応でき
る状態になっている。
去るには潔く、すべて後任に委ねるという恩師の教え
の通りにできるということは、とても素晴らしいことで
ある。歴史的には失われた祖国への回帰を目指す民族が
あったが、きわめて小さな存在ながら、私自身もまた、
失われた故郷へ帰りたいという長年の願望をようやく実
現しようとしている。
“照月湖 CEI 160km エンデュランス馬術大会”に参加して
国際馬術連盟公認・日本馬術連盟公認
(北軽井沢照月湖 2007,6月15日-17日)
獣医部会 昭和 38 年卒業
中馬 昌平
日本でエンデュランスの歴史が始まって約
10 年。国内
での大会は、40km のトライアルから距離を延ばし、全日
本競技会などは 1 日に 120km を走るまでになりました。
2007 年 6 月には国内初の 160km 国際大会となる『照月湖
CEI 160km エンデュランス馬術大会』が開催され、馬
のフルマラソンともいうべき 100 マイルライドに挑戦い
たしました。自然のトレールを舞台に、今大会は早朝 5
時スタートで制限時間は 24 時間。ライドに挑戦する 23
名の中には AUS,USA,のトップの選手も 3 名参加いた
しました。ヘルメットにライトを取り付け一斉にスター
ト、エンデュランスは馬の長距離レースですから、人馬
双方の、肉体的、精神的な強靭さ、乗馬の技術、馬に関
する知識と経験を総動員しなければチャレンジ出来ない
競技です。世界的に馬術界ではエンデュランスライダー
が一番多いそうです。多くの人を惹きつけてやまないエ
ンデュランスの魅力。それはバラエティーに富んだコー
スと人馬一体のホースマンシップに有ります。競技の前
後および各区間終了後に実地される馬の獣医検査で発揮
されます。審査されるのは心拍数、呼吸、体温,メタボ
リック、歩様などです。たとえトップでゴールしたとし
てもこれらの審査に合格しなければ完走とみなされませ
ん。スピードを競いながらも、常に馬の状態を見極める
経験値と判断力がライダーに求められます。
結果は 13 選手が失格 10 名が完走し私は 18 時間 23 秒
で 5 位でした。今大会の実行委員長は現馬術部の監督の
14 (2007 No.68)
細野君でした。昨年の 120km 全日本選手権では同級生の
安本君と同タイムの 3 位でベストコンディションホース
賞を取りました。獣医で審判長が前の監督青木君や北海
道の橋本先輩、国内でのエンデュランス草分けのズーラ
シア動物園園長の増井先輩、兵藤先輩など大勢の麻布馬
術部卒業生が活躍しております。
横浜で動物病院を開業して早 42 年経ちました。馬術を
始めて 52 年病院のほうは息子に譲り益々のめり込んでい
きそうです。
人生ベストコンディションで完走したいものです。
完走することが勝つこと。
クラブ紹介
硬式庭球部紹介
獣医学科 4 年次 敦井 雄士
私たち硬式庭球部は週 3 回の練習や朝と夜の自主練な
ど日ごろから積極的に活動を行っております。日々の練
習や試合を通して、互いに切磋琢磨しあい、助け合い、
励ましあい、肉体的にも精神的にも一人ひとりが成長し
ています。一番の目標は10月に行われる関東理工科硬
式庭球連盟主催のリーグ戦において昇格することです。
リーグ戦は団体戦であり、選手と応援が一丸となって戦い
ます。ここ3年で男女ともに2つ昇格することができ、
現在、
男子は6部、女子は3部です。また、硬式庭球部は卒業
したOB・OGの先輩方とのつながりも強く、練習や行事
にたくさん来ていただいています。OB・OGの先輩方
の話を聞くことにより、この硬式庭球部の伝統を感じ、その
伝統を守り引き継いでいこうという思いになります。
昨年、学生功労賞をいただきました。功労賞をいただ
けたことはとても嬉しく日々の活動により得られたもの
だと思います。これからも引き継がれてきた伝統を守り、
このような活動を衰退させることなく、より飛躍を目指し
活動していきたいと思います。
引け、的に命中したときはとても気持ちがよいものでした。
たくさんの部員達と合宿で寝食を共にし、一緒に悩んだ
り、喜んだりしたことが今では懐かしく思い出されます。
卒業しても、弓道部で得たかけがえのない経験や仲間
たちを大切にしていきたいと思います。
茶道部紹介
獣医学科 4 年次 藤原 美和子
弓道部活動当時を振り返って
獣医学科 6 年次 文原 千尋
私は大学 1 年生から 4 年生の6月まで弓道部で現役と
して活動していました。
今は6年生となり、部活に顔を出すことは少なくなり
ましたが、今回執筆の機会を頂き、活動当時を振り返っ
てみたいと思います。
弓道部の活動時間は、月曜日~金曜日の16時から
19時までで、週一回以上参加することになっています。
入部すると初心者は、まず道具を使わずに弓を引くとき
の体の動きを空で練習し、ゴム弓、素引きと徐々に弓に
慣れていくようにします。的の前で弓が引けるようにな
る頃には、弓を引く楽しさに取り付かれてしまいます。
夏休みと春休みには、春と秋に行われる試合や昇段審
査に向けて 5 泊6日の合宿を行います。練習では、先輩
方に指導して頂き、自分自身で自分の射のどこが悪いの
かを考えて、射形を直していきます。なかなか思うよう
に引けず、悔しい思いをすることもありましたが、うまく
茶道部は現在 20 名の部員で活動しています。一見堅そ
うなイメージのせいか、大所帯ではありませんが、最近
では、部員に誘われて2年生から入部する子も多いです。
お稽古は週2回、学校近くの裏千家の先生宅へ伺って
います。お茶室で過ごすひとときはゆったりとしていて、
授業の合間や放課後に、ほっと一息つくことができます。
お稽古では、お茶を点てる主人役とお茶をいただく客人
側の両方を経験します。私は、今日の和菓子は何だろう、
と楽しみにしながら伺っていますが、集中しながらお点前
をするのも、気分がすっきりして好きです。初めて抹茶
の泡がふんわり点てられるようになり、正座をして足が
しびれなくなるのは、ちょっとした達成感です。簡単そ
うに見える一連の動作が、やってみるとなかなか難しく、
お稽古の度に、茶道の奥深さには驚かされてしまいます。
5月には初心者だった部員も、秋の学園祭では、人前で
お点前ができるようになるまで上達します。昨年はグラ
ウンド脇にお茶席を設け、畳敷きの舞台に着物を着た部
員がお点前を披露して好評でした。今年も来客者に、和
の雰囲気を楽しんでもらえるよう練習していますので、
ぜひお立ち寄りください。
(2007 No.68) 15
獣医学部棟に暮らしてみて
獣医学部 獣医学科
獣医放射線学研究室 菅沼 常徳
体 育 館 を 背 に し
て、北方向を見る
と右に獣医臨床セ
ンター、その左に
白の柱を持つ茶系
統の7階建ての獣
医学部棟がいかに
も近代的な顔をして建っている。正面の扉に近づくと自
動的に開き、中に入ると7階までの吹き抜けの構造が建
物内部を一段と明るくしている。一階から二階への階段
は幅5メートル余りで木目調のフローリングが張られ一
層高級感を演出している。
住み心地はと言うと、学生にとってはこの上もない快
適さを感じているようだが、昔人間にとっては、住み慣
れない新居といった感じでいささかの戸惑いを感じてい
る。建物内での喫煙は一切禁止で、研究室で魚などを焼
いて煙などを出そうものなら、一階から七階まで全館に
渡るアナウスが自動的に鳴り響き、「一階の○○の部屋で
火災発生!!」全員避難するようにと「避難命令」が出
てしまう。(出てしまった)。
昭和40年代から麻布大学に居る私にとっては、これ
が大学の建物か?と、疑わざるを得ない建築物である。
昔人間の持つ大学のイメージは、木造の建物に油の塗ら
れた木の床で、窓ガラスは有っても2・3枚は割れてい
て隙間風が入ってこなければいけないイメージであった。
便利と言うか、不便と言うか、使い慣れない昔人間に
とっては、隙間風の入る木造の校舎に何とも言えない愛
執を感じている。しかし、今居る学生が40年、50年
を経過した時には、この建物に愛執を感ずる時が来るの
かと思うと、これが時代の流れというものかと、新居の
中で感慨に耽っている。
獣医学部 動物応用科学科
動物繁殖学研究室 柏崎 直巳
獣医学部棟正面入口の自動
ドアを進むと七階までの吹抜
けのエントランスホールです。
天井から燦々と注ぐ太陽の恵
み。二階への開放的な階段を登ると、広々としたエレベー
ターホール。なんということでしょう。そこに置かれて
いるのは欅のベンチです。本棟建設のため伐採を余儀な
くされた欅は、匠とエコの技により学生たちに憩いを与
えています。麻布大学の歴史とリサイクルの心の融合で
す。このベンチの前が動物繁殖学研究室です。
思い出の研究室
獣医部会 獣医放射線学研究室 昭和 57 年卒業
須藤 和信
いつの時代に戻
りたい?と聞かれ
たら、今もし可能
ならば、迷わず研
究室時代と答えま
す。小動物開業獣
医師として 21 年に
なりますが、若者だったはずなのにいつしか中堅と呼ば
れるようになり、現在ではいろんな役職を仰せつかるま
でになりました。こんな私のすべての出発点は研究室に
あります。私は、獣医学科が 6 年制なった一期生に当た
りますが、入室当時の放射線科は、立ち上がって 3 年目
位で菅沼常徳先生はアメリカに留学、信田卓男先生が新
規に着任、放射線医学研究所からいらした橋詰雅教授が
教鞭を取っておられました。菅沼先生がアメリカから帰
られてからは毎日がレントゲン写真のフィルム整理で夜
中12時過ぎまでご一緒させていただきましたが、これは
自分にとってすごく勉強になりました。また他の研究室の先
生方も結構夜中までお仕事をされていることもこの時知
りました。内科の杉浦先生が水頭症の子牛のレントゲン
を撮って欲しいと夜中にみえられましたし、臨床病理の
小林好作先生はコンパにも良く参加していただき、夜中
に酔っぱらって私の同級生である安藤純の耳の中にカラシ
を突っ込んでいらっしゃいました。すべて良き思い出で
す。叶うならばあの時代に戻りたいものです。
16 (2007 No.68)
衛生技術部会 病理学研究室 昭和 59 年卒業
喜戸 絵里子
私が学生時代の3年余り
所属していた環境病理学
研究室は、実験動物として
マウス、ラット、ハムスター、
モ ル モ ッ ト、ウサギ、ネ コ
等を飼育していた為、365 日
休みなく交代で世話をしていました。私が担当していた
ネコは、ネコマンマ作り(魚のあらにご飯を混ぜ煮た物)
から始まり、毎日の床替え、週1回の血液検査とデータ
整理、授業が終わると研究室に直行し作業、深夜まで研
究室の灯りが消えることはありませんでした。
病理検査は、切り出し、包埋、薄切、染色の一連の技術、
1枚の美しく診断に適した標本を作るために、先輩の手
伝いをしながら、その技術を習得していきました。
上下関係が厳しい研究室でしたが、年に1回の貧乏?旅行
と先輩のアパートで開かれた飲み会の時は無礼講、皆で
ウイスキーのボトルを何本も空け、朝まで語り合いました。
今の私は、あの頃と全く別の職に就き、精神科病院で
ワーカー兼検査技師として働いて
います。仕事の内容は違っても、
日々の努力と経験の積み重ね
は今も同じで、25年前、
必死に
何かをつかもうとしていたあの
頃の気持ちを忘れずにいたい
と思っています。
さがみはら環境まつり
「6月最初の日曜日はさがみはら環境まつり!」
かえるくんをすくえ!
の宇根先生
環境保健学部 環境政策学科
地域環境研究室 村山 史世
6月3日に「第3回さがみはら
環境まつり-広がる相模原!
広 げよう 環境情報 ( エコネッ
ト ) !」(主催:さがみはら環境まつり実行委員会、共催:
相模原市・麻布大学)が本学で開催されました。企業、
NPO、行政、小中高等学校等 56 のブース出展、講演や自
然体験活動など盛りだくさんの企画に約 1200 人の市民が
集いました。
今回は、環境保健学部だけでなく獣医学部の学生・教
員も参画しました。大学生ボランティアには全5学科か
ら 76 名が参加しました。「かえるくんをすくえ!」では
獣医学科の宇根先生が、カエルの着ぐるみから登場して、
カエルツボカビ症のお話をしてくれました。
「エコキャラ大集合」では名古屋市や札幌市等から多くの
環境系マスコットキャラクター着ぐるみが集まってくれ
ました。エコキャラから離れなかった小学生の女の子の
コメントです。
「学園祭にもエコキャラを呼んでね。私将
来麻布大学に来るからね!」
今回の成果は、12 月 13 日から 15 日まで東京ビッグサ
イトで開催される「エコプロダクツ 2007」の麻布大学環
境政策学科ブースでも発表します。また、来年の6月に
は第4回さがみはら環境まつりを本学で開催します。ぜ
ひ遊びに来てください。
ブースの様子
エコキャラ大集合
同窓会からのお知らせ
名簿発行について
卒業生データシステムについて
大変お待たせしました。出来上がりました。会報第 67 号
でもお知らせしましたが、名簿の作成に当たっては、個人
情報保護法に準拠させ、市町村合併等による住居表示にも
対応させましたので、想定外の作業時間を取られ、発行
が遅くなりましたこと、現況をご推察いただきご容赦下さい。
名簿の配布は維持会員宛に直送します。対象は 17・18
年度会費納入者を原則とし、この条件が満たされていな
い場合はそれ以前に2年分以上の納入をいただいておれ
ば可とします。また納入がなかった方で頒布を希望され
る方は、2年分にあたる会費 (4,000 円 ) 分で頒布します。
◇ 発送は以下の方法で行ないます。
配送業者:日通 ( ペリカン便使用 )。受け取り印で管理します。
発送時期:10月中旬から地域毎に順次発送します。
包装形態:簡易封筒 ( 丈夫な紙質です )
◇ 頒布希望の方には、以下の手順で行ないます。
申込み:同 窓 会 事 務 局 宛 て に 、 F a x 又 は E メ ー ル で 、 氏名・卒業学科・卒業年・現住所・電話番号及び 名簿の頒布希望と明記して連絡する。
会費振込:振込用紙を送付しますので、会費2年分 (4,000 円 )
を送金して下さい。入金を確認後、上記の方法で発送します。
【お願い】お手元に届いた名簿は、卒業生の個人情報です。
第三者への流出することのないよう大切に取扱い保管して下さい。
卒業生データ管理委員会では、会員管理システムの入
れ替え準備を進めています。今使っているシステムは汎
用ソフトを利用しており、機器も普及品のため広範囲の
条件検索には大変な労力を要しておりました。
個人情報保護法に準拠するようデータの保守管理機能
を高めるとともに、会員の皆様の情報を効率的に運用で
きるよう機能拡張を図ることを目指して実施致します。
今回、名簿作成作業の進行と併せ会員の方々の情報内容
の整備を図って参りましたので、よりよいデータベース
として機能拡張が図れる予定です。
◇ データ保管及びシステム運用機能:外部企業に委託
します。機密保守契約を締結しています。
◇ データ操作等は専用回線でオンラインとなります。
◇ システム入替え予定
データ移管終了 2007 年 10 月末
システム機能拡張 2007 年 12 月末
尚、卒業生データ管理システムは、大学の関連部署とも細や
かな連携を取りながら進めてまいりましたので、今後の管理・
運用についても大学と連携を密にして行なってまいります。
新事務局職員の紹介
獣医部会 昭和 59 年卒業
矢野 仁美
19 年度からの同窓会職員に応募
し、4 月から加わりました矢野です。
卒業してから地方公務員、麻布大学
附属動物病院、
専門学校講師、
(財)
研究所、そしてまた、地方公務員と就職ジプシー生活を送っており
ました。卒業生であっても同窓会活動への認識が浅かった私は、
勤めてみて内容の多岐深遠さに驚いています。同時に先輩方
のご苦労を感じています。時代の変化と共に大学も変革、
同窓会も進化を要求されているようです。諸先輩のお知恵
を借りつつ、皆様のお役に立てるよう頑張ってまいります。
動物応用部会 昭和 63 年卒業
筧 和美
4 月から事務局の仕事に携わ
ることになりました。入ってか
ら気づいたことは、同窓会の役
員・支部役員・委員会の方々が
一丸となって、麻布大学・同窓会の発展のために活動を
されているということです。私は会員の皆様にそのこと
をお伝えし、気持ちよくサポートしていこうと思ってお
ります。
これからもご協力ご支援を宜しくお願い致します。 (2007 No.68) 17
W
om!
e lc
麻布大学祭のご案内
同窓会における会員個人情報の取扱いについて
11月2日(金) ~4日(日)
毛利衛さんの講演会
演題:「生命のつながり~我々は何故挑戦するのか~」
日時:平成 19 年 11 月 3 日午後 2 時~
会場:8 号館 7 階「100 周年記念ホール」
講師:毛利 衛 氏 ( 肩書:宇宙飛行士 )
大学祭 同窓会コーナーのプログラム 11 月
催 事
2金
3土
○
○
「焼きまんじゅう」
「味噌おでん」
上州名物
(群馬県支部協力)
「らっかせい」「やわらかおいも」
4日
○予定
(千葉県支部協力)
動物ふれあいコーナー
○
○
○
フェイスペイント
○
動物相談コーナー
ゲームコーナー
○
○
○予定
○予定
○予定
○
○
○
○
○
特設ステージ
天馬太鼓
会合の企画に、同窓生の氏名・住所等が必要な際は、
同窓会本部にお問い合わせ下さい。
会合の趣旨が明確であっても、開示を可とされない
方の情報は提供できない場合があります。
同窓会本部:TEL 042 - 769 - 2183(直通)
E-mail [email protected]
○
麻舞トライブ
オンワードスカイラークス
チアリーディング
○
訃 報
※この他在校生企画のイベントもたっぷり楽しめます
謹んで哀悼の意を表し、ご冥福を祈ります。
平成 19 年度 支部総会・ブロック会議開催状況
開催日
支部総会
ブロック会議
支部・地区名
開催地
出席者
4月21日 北海道 札幌市
有嶋先生
5月25日 山形県 天童市
紫野会長
5月25日 愛媛県 松山市
政岡学長
6月 1日 沖縄県 那覇市
村上先生
6月 2日 長野県 長野市
紫野会長
6月 9日 福岡県 福岡市
紫野会長
6月10日 富山県 富山市
滝沢先生
6月16日 茨城県 水戸市
白石職員
6月22日 群馬県 渋川市
福安理事
6月28日 神奈川県 藤沢市
紫野会長
6月30日 千葉県 千葉市
紫野会長
7月 8日 静岡県 静岡市
浅利先生
7月 8日 岡山県 岡山市 川上(靜)理事
7月14日 秋田県 秋田市
福山先生
7月15日 鳥取県 琴浦町
紫野会長
7月15日 徳島県 徳島市
福安理事
7月15日 川崎市 川崎市
有賀理事
7月20日 横浜市 横浜市
紫野会長
7月21日 新潟県 新潟市
紫野会長
7月22日 青森県 青森市 川上(泰)理事
7月29日 埼玉県 さいたま市
紫野会長
8月 4日 高知県 高知市
赤堀先生
8月25日 山口県
8月26日 山梨県 甲府市 川上(靜)理事
9月 1日 熊本県 熊本市
紫野会長
9月 2日 京都府 京都市 高橋(貢)先生
9月 2日 福島県 福島市
6月23日 九州地区 日田市
9月 8日 四国地区 高知市
18 (2007 No.68)
紫野会長
紫野会長
死亡年
月日
平成18年 9月 7日
10月19日
11月26日
11月29日
12月20日
平成19年 1月 6日
1月20日
1月28日
2月 9日
2月12日
2月13日
2月13日
2月14日
2月17日
2月
3月 1日
3月 1日
3月 5日
3月11日
3月13日
3月17日
3月24日
3月25日
3月
3月
5月 8日
5月19日
6月 1日
6月17日
6月24日
7月 5日
7月16日
7月24日
7月29日
8月11日
8月30日
氏名
卒業年
杉村 幸一 昭和31
羽田野公至 昭和29
坂本 憲治 昭和32
木谷 昭典 昭和23
加藤 文彦 昭和54
板橋 誠 昭和61
長藤 寿治 昭和20
藤倉 忠 昭和31
小松 照子 昭和44
金藤 盛義 昭和17
葛佐 雅義 昭和37
藤田 嘉利 昭和13
宮野 正夫 昭和18
川口 正冬 昭和23
吉田 有希 平成15
二村 長夫 昭和24
中川 勝美 平成 3
加藤幸五郎 昭和25
中村 信孝 昭和19
平澤 弘 昭和34
松本 泰彦 昭和33
山崎 泰明 昭和49
黒金 弘 昭和33
太宰 義人 昭和43
竹内 方高 昭和16
辻野 芳郎 昭和14
村田 道里 昭和40
池田 俊彦 昭和48
三木 博 昭和17
松田 利一 昭和17
頼 弘 昭和14
竹内 久平 昭和40
迫 久美子 平成15
佐久間祥通 昭和50
佐藤 淳一 昭和31
木原惇之助 昭和19
居住県
北海道
大分
福岡
岐阜
大阪
佐賀
大阪
長野
高知
徳島
徳島
北海道
愛知
愛知
東京
長野
神奈川
新潟
新潟
千葉
広島
京都
新潟
滋賀
福岡
山口
愛媛
千葉
神奈川
北海道
東京
石川
愛媛
東京
山形
島根
平成19年度 麻布大学同窓会代議員会
平成 19 年度 代議員会次第
1.開 会
2.物故会員に黙祷
3.会長挨拶
4.来賓祝辞
5.議長選出
6.議事録署名者、書記指名
7.議 事
第1号議案 平成18年度事業報告及び収支決算報告並びに監査報告について
第2号議案 平成19年度事業計画(案)及び収支予算(案)について
第3号議案 麻布大学同窓会会則の一部改正(案)について
その他
8.閉 会
第1号議案 平成18年度事業報告及び収支決算報告並びに監査報告について
事業報告
1. 会 議
1) 代議員会 平成18年5月20日(土)
平成17年度事業報告及び収支決算報告並びに監査報告について
平成18年度事業計画案及び収支予算案について
麻布大学同窓会就業規則及び給与規程の改定について
麻布大学同窓会会則の改定について
役員の交替について
卒業生名簿の作成について 2) 理事会
第 1 回 平成18年5月20日(土)
平成18年度代議員会付議事項について
第2回 平成18年7月1日(土)
役員の会務分掌について
平成18年度事業の重点計画の実施について
各種委員会委員の改選について
会計処理について
事務局業務の運営方策
市民公開講座と学校主催行事の共催
第3回 平成18年11月3日(土)
支部総会・各部会・各委員会の活動状況報告
名簿作成に関する事項
卒業生データ管理システムの構築に関する実施事項
ホームページ(HP)による広報活動の実施について
同窓会による収益事業について
準会員父母への会報配布について
平成19年度市民公開講座の実施について
事務職員の公募について
補正予算(案)について
第4回 平成19年 3 月10日(土)
会報第67号の回収・再編集および発行について(緊急動議)
卒業生名簿の作成について
平成19年度事業計画(原案 )と概算予算(原案)について
麻布大学同窓会会則の一部改正(原案)について
同窓会創設年の確認について
準会員・会員交流委員会の名称変更について
事務職員の退職・採用について
3) 各担当理事・副会長及び会長による会議(持ち回り)
第1回 平成18年7月3日(月)
事務職員の給与の格付けについて 第2回 平成18年7月27日(木)
事務職員の新規採用について
第3回 平成18年8月1日(火)
新規採用事務職員の給与の格付けについて
事務職員の経験給与の格付けについて
第4回 平成18年8月7日(月)
学術情報検索システム(ProQuest データベース)使用に係る覚書の締結(案)
について
4) 会報編集委員会
第1回 平成18年7月15日(土)
会報第66号の編集方針について
第2回 平成18年9月23日(土)
会報第66号の構成について
第3回 平成18年11月26日(土)
会報第67号の編集内容について
第4回 平成19年1月10日(土)
会報第67号の構成について
第 5 回 平成19年2月10日(土)
会報第67号の編集内容の最終確認について
5) ホームページ委員会 平成18年10月24日(土)
ホームページ更新の検討 6) 準会員・会員交流委員会
第1回 平成18年8月9日(木)
大学祭参加企画案づくり
第2回 平成18年10月23日(月)
大学祭参加内容の要項と担当の検討
第3回 平成18年11月3日(金)~5日(日)
大学祭参加行事の実行
第4回 平成18年11月28日(木)
大学祭参加内容についての反省と次年度実施事項の検討
第5回 平成19年1月26日(金)
平成19年度実行計画の策定と予算計画
7) 名簿作成委員会 平成19年1月27日(土)
進捗状況の確認及び印刷発注及び発送業者の選択
8) 卒業生データ管理システム構築委員会 平成18年10月24日(火)
9) 学術情報検索委員会 平成18年8月5日(土)
10) 部会・支部総会等開催 支部総会[別記]
11) ブロック会議
関東ブロック 平成18年12月 2日(土)
於 宇都宮市
中部ブロック 平成18年11月18日(土)
於 富山市 四国ブロック 平成18年 9月 2日(土)
於 徳島市
中国ブロック 平成18年10月 8日(日)
於 広島市
九州ブロック 平成18年 6月24日(土)
於 熊本市
2. 市民公開講座
1) 平成18年8月25日(金)
於 山形市 山形県支部担当
「笑うカイチュウ -アトピーからがんまで-」
講師 東京医科歯科大学名誉教授・人間総合科学大学教授 藤田 紘一郎 氏
2) 平成18年9月9日(土)
於 松本市 長野県支部担当
「人はなぜ動物に癒されるのか」
講師 麻布大学教授 太田光明 氏
3. 奨学金貸与
貸与者1名 ・ 返還者15名
4. 準会員課外活動助成
1) クラス会開催補助:獣医学科 :編入生、5年次
動物応用科学科:2年次、3年次、
健康環境学科 :4年次
環境政策学科 :1年次、3年次
2) 県人会開催助成:鹿児島県人会、高知県人会、長野県人会、新潟県人会 体育会系交流会
3) クラブ活動助成:軽音楽研究会 :スピーカー
吹奏楽部 :楽器
馬術部 :試合用上着
茶道部 :畳替え等
陸上競技部 :施設使用料等
準硬式野球部 :ボール等
CAPC :訓練犬の管理費用
ZERRIA :ボール等
4) 記念品の贈呈 : 新入生 617 名:大型ファイル
卒業生 592 名:名刺入れ
5) 飲料自動販売機の運用:獣医学部棟内に自動販売機2台を増設 ( 計 18 台 )
6) 就職支援:①履歴書用紙・封筒セット配布: 計 5851 部
②就職支援講座開催案内用ポスター:講座開催(16 回)
7) 大学祭開催支援 :①パンフレット協賛広告の斡旋
②会場装飾費用補助
③特別企画用賞品提供(缶飲料 900 本)
8) 複写機利用サービス: モノクロコピー:104,300 枚
カラーコピー : 638 枚
5.同窓会報発行 第66号 平成18年10月 ( 発行部数 13,500 部)
第67号 平成19年 3月 ( 平成 19 年 3 月再印刷、
発行部数 15,700 部)
6. 大学祭参加(同窓会コーナー)
平成18年11月3日(金)~5日(日)
1) ふれあいトークショー
“ 我が、心の動物たち―私が動物たちから教わったこと―”
京急油壺マリンパーク 吉田英美 氏(2000 年獣医学科卒)
JWC( ジャパンワールドセンター ) 代表 佐草一優 氏(1983 年修士課程終了)
2) 一般市民・こどもを対象
①動物を見て、触れて、聴いてみよう(馬・牛・豚・ポニー)
②フェイスペイント
③動物相談コーナー
(2007 No.68) 19
3) 同窓会員及び教職員を対象
①同窓生出逢いの場を設置
②山梨県支部支援協力による “ ほうとう ” の提供
7. 学会に併せた同窓会員ふれあいコーナーの設営
1) 第 106 回畜産学会(麻布大学)の開催に合わせて
動物応用部会主催:平成19年3月24日(土)麻布大学
2)日本獣医学会 三学会年次大会(埼玉)の開催に合わせて
埼玉県支部主催:平成19年2月24日(土)さいたま市
8.卒業生名簿の作成
終了事項・住所判明会員への記載内容の確認と収載事項に対する諾否の
確認依頼の発送・回収(回収率 約 30%)と分類 ・住所不明者の情報確認作業(協力者依頼も含め)
・返信内容と保有情報の照合作業
・収載及び発行形式の調整及び印刷作業の依頼
9.卒業生データ管理システムの構築
管理項目の確定およびデータ運用システムのシュミレーションの終了
平成18年度 奨学基金 特別会計収支決算書
平成18年度支部総会開催状況
[別紙] 39 支部 40 回
支部名
開催月日
開催地
出席者
支部名
北海道
4 月 16 日
札幌市
須永先生
滋賀県
開催月日
開催地
出席者
青森県
7 月 22 日
青森市
紫野会長
京都府
岩手県
7月 8日
花巻市
政岡学長
秋田県
7 月 29 日
秋田市
武藤先生
大阪府
3 月 24 日
大阪市
有嶋先生
兵庫県
2 月 17 日
神戸市
宮城県
9月 2日
仙台市
野村先生
本庄先生
奈良県
3 月 24 日
奈良市
福島県
8 月 28 日
福島市
和歌山県
4 月 16 日
和歌山市
鳥取県
11 月 18 日
茨城県
6 月 25 日
土浦市
琴浦町
紫野会長
島根県
2 月 10 日
栃木県
3 月 18 日
出雲市
二宮先生
宇都宮市
武藤先生
岡山県
7月 9日
岡山市
群馬県
鈴木先生
6 月 23 日
伊香保町
須永先生
広島県
2 月 17 日
広島市
土屋先生
埼玉県
9月 3日
深谷市
紫野会長
山口県
千葉県
6 月 17 日
千葉市
野村先生
徳島県
7 月 23 日
徳島市
福山先生
山梨県
8 月 27 日
甲府市
川上先生
香川県
松山市
山形県
東京都
1 月 28 日
千代田区
紫野会長
愛媛県
5 月 19 日
神奈川県
4 月 11 日
藤沢市
政岡学長
高知県
7 月 11 日
高知市
野村先生
横浜市
4月 7日
横浜市
野村先生
福岡県
6月 4日
福岡市
信田先生
新潟県
7 月 15 日
新潟市
勝見副会長
佐賀県
富山県
6 月 25 日
富山市
池田先生
長崎県
石川県
10 月 28 日
金沢市
紫野会長
熊本県
9月 2日
熊本市
大分県
2 月 24 日
大分市
宮崎県
2 月 10 日
宮崎市
紫野会長
鹿児島県
1 月 13 日
鹿児島市
和田先生
6 月 15 日
那覇市
野村先生
福井県
長野県
9月 9日
松本市
川上先生
岐阜県
静岡県
7月 9日
静岡市
紫野会長
沖縄県
愛知県
2 月 10 日
7 月 23 日
3 月 18 日
名古屋市
津市
四日市市
柏崎先生
学園
三重県
平成18年度 名簿作成積立金 特別会計収支決算書
政岡学長
平成18年度収支決算書
平成18年度 特別基金 収支決算書
平成18年度 職員退職引当金 特別会計収支決算書
20 (2007 No.68)
財 産目 録
平成19年3月31日 現在 (単位 : 円)
種 目
1. 基 本 財 産
金 額
1)建物(物置)
2)電話加入権
243,762 平成11年7月取得
74,984 平成3年8月敷設 FAX専用 042‑759‑0337
2. 運 用 財 産
1)什器類
2)事務機器
985,748 書庫・会議机他
955,021 金庫・コンピュータ他
3. 預金・現金
備 考
神奈川県相模原市淵野辺 1-17-71 麻布大学 内
一般会計
横浜銀行
三井住友銀行
郵政公社郵便振替口座
現金
3,268,685
311,799
818,310
1,823,770
314,806
奨学基金
横浜銀行
郵政公社郵便振替口座
現金
11,255,280
11,138,590
109,890
6,800
名簿作成特別基金
三井住友銀行
4,344,952
4,344,952
職員退職引当金
三井住友銀行
900,436
900,436
4.特別基金
5.未払金
三菱信託銀行 定期預金
三菱信託銀行 普通預金
郵政公社 定額預金
会報再印刷費
常任理事の職位は廃止し、総務、会計、事業及び各種委員会の会務は、理事
の中から選任する6~9名の担当理事が分担して円滑に執行する。
さらに、
今年度新たに売店運営委員会および就職支援委員会を設置し、活動の充実を
図る。また、HP の内容をタイムリーに更新し広報の活性化に努める。
10)
会議の開催
①代議員会 1回(平成 19 年 5 月19 日(土)
)
②理事会 3回
③会報編集員会 4回
④会員交流委員会 4回
⑤各種委員会を必要に応じて開催する。
平成19年度収支予算( 案)
50,704,072
40,000,000
704,072
10,000,000
598,405
監査報告
麻布大学同窓会会則第11条第5項の規程に基いて、
平成19年4月17日、
平成18年度の監査を実施した結果、適正に処理されていることを認めます。
平成19年4月17日
監 事 泉 岩雄
監 事 岸川 正剛
第2号議案 平成19年度事業計画 ( 案 ) 及び収支予算 ( 案 ) について
事業計画
1. 事業方針
1)同窓生が「ほっとする」気持ちになれる同窓会とし、会員間の交流と親睦
をはかる。
2)同窓会の起源を確認し、その歴史を語り継ぐ。
3)母校の支援組織として、様々な企画に積極的に共催する。
4)年間及び将来計画を明確に立案し、会費の重点配分とその実行計画を積極的
に実施する。
5)会員、準会員へのサービスの充実と同窓会のPRを向上させる。
2. 事業計画
1)卒業生名簿の作成・配布
発行年度を 2007 年版、発行部数 8,000 部とし、5 月中旬発行を目標に
作成。配布は維持会員および準会員父母とし、維持会員への配布は原則として
本部からの発送とする。
2)同窓会会員(卒業生)データ管理システムの構築
個人情報保護法に基づいた同窓会会員(卒業生)名簿管理システムを基本
データベースの一元管理と保守機能の充実、利用可能者等の整備をする
とともに、大学と協力して名簿管理システムの継続的な管理体制を構築する。
3)公開講座の開催
同窓会(神奈川県支部・横浜市支部・東京都支部)
と大学共催で毛利衛氏
の講演を11月大学祭に開催する。
4)大学祭への協力
大学祭への参加は4年目で恒例となり、
同窓会の催しも好評であり、
平成
19年度も参加することとする。
5)準会員の学術情報教育支援事業の推進
学術情報検索システムは、準会員へのサービスを中心に継続性を確立する
ため、このシステムの運用を大学に移管し、その運営経費の一定額を補助
する準会員の「学術情報教育支援事業」として展開する。 さらに、維持会員には、このシステムを学術情報サービスとして PR し、
利用の推進を図ることとする。
6)準会員の活動支援を積極的に推進する。
就職支援活動、入学生・卒業生への記念品の配布、課外活動の助成、県人
会開催助成、クラス会開催補助、大学主催行事への協力、複写機利用サービス、
自販機による福利厚生など例年のとおり実施する。
7)各部会の活動の活性化と支援の充実を図る。
部会、支部、ブロック会議等における活動の活性化と会員相互の親睦を
積極的に推進するよう努める。
8)会報の発行
編集員会を中心として年 2 回(№ 68、№ 69)発行する。
9)本部組織を強化および活動の充実と促進
平成18年度代議員会において新執行部の検討すべき課題、常任理事会の
取扱いについて、
理事会で検討した結果、
会則の一部改正(案)としてまとめた。
平成19年度 奨学基金特別会計収支予算( 案)
(2007 No.68) 21
平成19年度 名簿作成積立金特別会計収支予算( 案)
平成19年度 特別基金収支予算( 案)
平成19年度 職員退職引当金特別会計収支予算 ( 案)
第3号議案 麻布大学同窓会会則の一部改正(案)について
平成 19 年 5 月 19 日
第 5 回理事会 平成 19 年度代議員会
麻布大学同窓会会則の一部改正要綱(案)
平成 18 年度代議員会において麻布大学同窓会会則の一部改正(案)の審議
における付帯意見に対応するとともに、本部組織の明確化と強化を図るた
め、麻布大学同窓会会則の一部改正を行うものである。
1.事業の会員名簿の刊行を卒業生データ管理に変更する。
(第 4 条)
2.維持会員の名簿は毎年作成し、公表する。
(第 6 条)
3.理事の定数を 28 名に変更する。
(第 9 条)
4.副会長は、代議員会の承認を得ることとする。
(第 10 条)
5.役員の選任および代議員の選任に関る会則別記を条文中に移項する。
(第 10 条)
6.常任理事会に関る条項を削除する。
(第 10 条、11 条、23 条)
7.副会長の任務を明確にする。また、本部の主たる会務は理事が分担し、
当該委員会を主宰する。
(第 11 条)
8.顧問は理事会の承認を得ることに変更する。
(第 13 条)
9.本部会務に、会員データの保管およびホームページの管理に関わる業務を
追加する。
(第 16 条)
10.文言の一部を整備する。
11.改正日平成 19 年 5 月 19 日を附則に追加する。
麻布大学同窓会会則の一部改正(案)
改 正(案)
第1章 総 則
現 行
第1章 総 則
(名 称)
第1条 本会は、麻布大学同窓会と称する。
(本 部)
第2条 本会は、本部を麻布大学内に置く。
(目 的)
第3条 本会は、母校との連携を密にして、会員相互の親睦を図るとともに
会員活動を支援し、もって母校の発展に寄与することを目的とする。
(事 業)
第4条 本会は、前条の目的を達成するために次の事業を行う。
(1)会員の相互扶助ならびに親睦促進に関すること
(2)母校および会員の活動支援協力に関すること
(3)会員の学術向上に関すること
(4)会報および卒業生データ管理に関すること (5)その他本会の目的を達成するために必要な事項
(名 称)
第1条 本会は、麻布大学同窓会と称する。
(本 部)
第2条 本会は、本部を麻布大学内に置く。
(目 的)
第3条 本会は、母校との連携を密にして、会員相互の親睦を図るとともに
会員活動を支援し、もって母校の発展に寄与することを目的とする。
(事 業)
第4条 本会は、前条の目的を達成するために次の事業を行う。
(1)会員の相互扶助ならびに親睦促進に関すること
(2)母校および会員の活動支援協力に関すること
(3)会員の学術向上に関すること
(4)会報および会員名簿の発行に関すること (5)その他本会の目的を達成するために必要な事項
第2章 会 員
(会 員)
第5条 本会の会員は、正会員、準会員、特別会員とする。
(1)次の卒業者または修了者は、正会員とする。
第2章 会 員
(会 員)
第5条 本会の会員は、正会員、準会員、特別会員とする。
1.正会員
次の卒業者または修了者
(1)麻布獣医学校
(2)麻布獣医畜産学校本科および蹄鉄工科
(3)麻布獣医専門学校
(4)麻布蹄鉄専修学校
(5)麻布獣医畜産専門学校
(6)麻布獣医科大学
(7)麻布獣医科大学大学院
(8)麻布公衆衛生短期大学 (9)麻布大学
(10)麻布大学大学院
2.準会員
麻布大学ならびに麻布大学大学院の在学生
ア 麻布獣医学校 イ 麻布獣医畜産学校本科および蹄鉄工科 ウ 麻布獣医専門学校 エ 麻布蹄鉄専修学校 オ 麻布獣医畜産専門学校 カ 麻布獣医科大学 キ 麻布獣医科大学大学院 ク 麻布公衆衛生短期大学 ケ 麻布大学
コ 麻布大学大学院
(2)麻布大学および麻布大学大学院の在学生は、準会員とする。
22 (2007 No.68)
改 正(案)
(3) 麻布獣医学園職員およびその他の者で、本会の趣旨に賛同し、理事
会の承認を得た者は、特別会員とする。 現 行
3.特別会員
麻布獣医学園職員およびその他の者で、本会の趣旨に賛同し理事会の
承認を得た者 (第6条へ移項)
4.維持会員 本会の正会員および特別会員については、年会費を納入した者を「維
持会員」とし区分する。
「維持会員」には特典を与える。 (第6条へ移項)
(入会金および会費)
第6条 会員は、別に定める入会金および会費を納入しなければならない。
第6条 会員は、別に定める入会金および会費を納入しなければならない。
2.年会費を納入した正会員および特別会員は、当該年度の維持会員とする。 (第5条から移項)
3.維持会員には特典を与える。
(第5条から移項)
4.維持会員の名簿を毎年作成し、公表する。
(追加)
第3章 部 会 ・ 支 部
第3章 部 会 ・ 支 部
(部 会)
(部 会)
第7条 本会に次の部会を置く。
第7条 本会に次の部会を置く。
(1)獣医部会
(1)獣医部会
(2)動物応用部会
(2)動物応用部会
(3)環境保健部会
(3)環境保健部会
(4)衛生技術部会
(4)衛生技術部会
(5)環境政策部会
(5)環境政策部会
2.正会員は、いずれかの部会に所属するものとする。
2.会員は、いずれかの部会に所属するものとする。
3.部会の運営に関する規約については、理事会の承認を得て別に定める 3.部会の運営に関する規約については、理事会の承認を得て別に定める
ものとする。
ものとする。
4.部会に、代議員会の承認を得て支部を置くことができる。
4.部会に、代議員会の承認を得て支部を置くことができる。
5.部会は、その部会を統括するため部会代表者を置くものとする。
5.部会は、その部会を統括するため部会代表者を置くものとする。
6.部会代表者は、他の部会代表者と相互に連携し協力するものとする。 6.部会代表者は、他の部会代表者と相互に連携し協力するものとする。
(支 部)
(支 部)
第8条 正会員の居住、勤務する地域ごとに支部を設ける。
第8条 会員の居住、勤務する地域ごとに支部を設ける。
2.支部は会員が所属する部会を超えて参加し活動する場とする。
2.支部は会員が所属する部会を超えて参加し活動する場とする。
第4章 役 員
第4章 役 員
(役 員)
(役 員)
第9条 本会に次の役員を置く。
第9条 本会に次の役員を置く。
会 長 1 名
会 長 1 名
副会長 5 名 副会長 各部会からの代表者とする。 (第 10 条に移項)
理 事 28 名
理 事 (別記)
監 事 2 名
監 事 2 名
2.会長、副会長は理事とする。 2.会長、副会長は理事とする。 3.会長は必要に応じ、別記の理事選出定数以外に各部会から 1 ~ 2 名の
理事を追加指名することができる。 (第 10 条に移項)
(役員の選任)
(役員の選任)
第 10 条 会長および監事は、代議員会において正会員の中から選任する。
第 10 条 会長、副会長、監事は代議員会において正会員の中から選任する。
2.副会長は、各部会の代表者とし、代議員会の承認を得なければならない。 (第9条から移項)
3.理事は、各部会から次の定数を選出し、代議員会の承認を得なければ 2.理事は、別記の理事選出定数により正会員の中から選出し、代議員会
ならない。
の承認を得なければならない。
(1)獣医部会 17名(北海道地区、
東北地区、
関東地区(東京都、
神奈川県支部、 (本会則別記および獣医学部会別記から移項)
横浜支部、学園支部を除く)
、中部地区、近畿地区、 中国地区、四国地区、九州地区の 8 地区は各 1 名、 東京都支部 3 名、神奈川県支部 2 名、横浜支部
2 名および学園支部 2 名とする。
)
(2)動物応用部会 3 名
(3)環境保健部会 3 名
(4)衛生技術部会 3 名
(5)環境政策部会 2 名
4.会長は必要に応じ、前項の定数以外に各部会から 1 ~ 2 名の理事を追加 (第9条より移項)
指名することができる。ただし、本項の理事は、前項の理事の数に加えない。 3.常任理事は、理事の互選により選出する。 (削除)
5.会長は、
第3項の理事のなかから会務を担当する理事を6~9名選出する。 (追加)
(役員の任務)
(役員の任務)
第 11 条 役員の任務は次のとおりとする。 第 11 条 役員の任務は次のとおりとする。 2.会長は本会を代表し、会務を総括する。
2.会長は本会を代表し、会務を総括する。
3.副会長は会長を補佐し、当該部会の活動を主宰・統括し、その状況を 3.副会長は会長を補佐し、会長に事故あるとき、または会長が欠けたとき
理事会に出席して報告すること。
その職務を代行する。
4.理事は理事会を構成する。
4.常任理事は常任理事会を構成し、本会の常務を掌る。 (削除)
5.担当理事は会務を分担し、当該委員会を主宰する。
5.理事は理事会を構成し、会務を執行する。 6.監事は次の職務を行う。
6.監事は次の職務を行う。
(1)財産および会務執行の状況を監査し、
理事会に出席して意見を述べること。 (1)財産および会務執行の状況を監査すること。
(2)財産および会務執行について、不正の事実を発見したときはこれを (2)財産および会務執行について、不整の事実を発見したときはこれを
代議員会に報告すること。 代議員会に報告すること。 (役員の任期)
(役員の任期)
第 12 条 役員の任期は 3 年とする。ただし再任を妨げない。
第 12 条 役員の任期は 3 年とする。ただし再任を妨げない。
2.役員に欠員を生じたときは、第 10 条の規定により選任し、その任期 2.役員に欠員を生じたときは、第 10 条の規程により選任し、その任期は
は前任者の残任期間とする。ただし、理事会が会務の運営に支障がな 前任者の残任期間とする。ただし、理事会が会務の運営に支障がないと
いと認めたときはこの限りでない。
認めたときはこの限りでない。
(2007 No.68) 23
改 正(案)
現 行
3.役員は任期満了後においても、後任者が選任されるまではその任務を 3.役員は任期満了後においても、後任者が選任されるまではその任務を
行わなければならない。
行わなければならない。
(顧 問)
(顧 問)
第 13 条 本会に顧問を置くことができる。
第 13 条 本会に顧問を置くことができる。
2.顧問は、代議員の推薦により理事会の承認を得て会長が委嘱する。
2.顧問は、代議員の推薦により会長が委嘱する。 第5章 代 議 員
第5章 代 議 員
(代議員)
(代議員)
第 14 条 本会に代議員を置く。
第 14 条 本会に代議員を置く。
2.代議員は代議員会を構成する。
2.代議員は代議員会を構成する。
(代議員の選出)
(代議員の選出)
第 15 条 代議員は第7条に規定する各部会の正会員の中から、
次の定数を選出する。 第 15 条 代議員は第 7 条に規程する各部会の正会員の中から、別に定める基準
(1)獣医部会 概ね 60 名(各支部1名、ただし、維持会員が100名を超える により選出する。
支部にあっては、100 名を超える毎に1名を加える。
) (本会則別記および獣医部会規約別記から移項)
(2)動物応用部会 5 名
(3)環境保健部会 5 名
(4)衛生技術部会 5 名
(5)環境政策部会 5 名
2.代議員の任期は、選出した日から次年度の定期代議員会の前日までと 2.代議員の任期は、選出した日から次年度の定期代議員会の前日までと
する。ただし再任を妨げない。
する。ただし再任を妨げない。 第6章 本 部
第6章 会務の執行
(本部組織)
(会務の執行)
第 16 条 本部に次の会務は、担当理事が分担して執行する。
第 16 条 本会の会務は、常任理事が次にそれぞれ分掌する。
(1)総務:庶務、会議の開催等、および卒業生のデータ管理並びに他の部に (1)総務:庶務、会議および行事の開催ならびに他の部に属さない事項
属さない事項
(2)事業:会報発行、会員名簿発刊その他本会の事業運営に関する事項
(2)事業:会報発行、ホームページの管理その他本会の事業運営に関する事項 (3)会計:予算、決算、その他財務に関する事項
(3)会計:予算、決算、その他財務に関する事項
2.担当理事は、相互の連絡を密にし、必要に応じ担当理事協議会を開催して (追加)
会務の円滑な遂行に努めるものとする。
(委員会)
(委員会)
第 17 条 会長は、会務の推進に必要と認めたときは、委員会を置くことができる。 第 17 条 会長は、会務の推進に必要と認めたときは、委員会をおくことができる。
2.委員会に委員長を置き、原則として担当理事がその任に当たる。 (追加)
3.委員の選任は、理事会の承認を得て、会長が任期を定めて委嘱する。 2.委員の選任は、常任理事会の承認を得て会長が委嘱する。 (事務局)
(事務局)
第 18 条 本会の事務を処理するため事務局を置く。 第 18 条 本会の事務を処理するため事務局を置く。 2.事務局には必要な職員を置き、職員の任免は理事会の承認を得て会長が 2.事務局には必要な職員を置き、職員の任免は常任理事会の承認を得て
行う。
会長が行う。
第7章 会 議
第7章 会 議
(会議の種別)
(会議の種別)
第 19 条 本会の会議は、代議員会および理事会とする。
第 19 条 本会の会議は、代議員会、理事会および常任理事会とする。
(会議の開催)
(会議の開催)
第 20 条 代議員会は、毎年 1 回定期のほか、理事または代議員の 3 分の 1 以上から 第 20 条 代議員会は、毎年 1 回定期のほか、理事または代議員の 3 分の 1 以上から
会議の目的を示した書面により請求があったとき、会長が召集する。 会議の目的を示した書面により請求があったとき、会長が召集する。
2.理事会は、会務の執行に当り必要と認めたとき、会長が随時召集する。 2.理事会および常任理事会は、会務の執行に当り必要と認めたとき、会長が
随時召集する。
(会議の定足数)
(会議の定足数)
第 21 条 会議は 2 分の 1 以上の出席がなければ開催することができない。ただし 第 21 条 会議は 2 分の 1 以上の出席がなければ開催することができない。ただし
やむを得ない理由により会議に出席できない場合、委任状の提出が やむを得ない理由により会議に出席できない場合、委任状の提出が
あったときは出席したものとみなす。
あったときは出席したものとみなす。
(会議の機能)
(会議の機能)
第 22 条 代議員会は、
事業計画および予算の決定、
事業報告および決算の承認、 第 22 条 代議員会は、
事業計画および予算の決定、
事業報告および決算の承認、
その他本会の運営に関する重要事項を議決する。
その他本会の運営に関する重要事項を議決する。
2.理事会は、代議員会の議決した事項の執行に関する事項、代議員会に 2.理事会および常任理事会は、代議員会の議決した事項の執行に関する
付議する事項およびその他の会務の執行に関する事項を議決する。
事項、代議員会に付議する事項およびその他の会務の執行に関する事項
を議決する。
(会議の議長)
(会議の議長)
第 23 条 代議員会の議長は、その都度出席した代議員の中から選任する。
第 23 条 代議員会の議長は、出席した代議員の中からこれを選任する。
2.理事会の議長は、会長がこれに当たる。
2.理事会および常任理事会の議長は、会長がこれに当たる。
(会議の議決)
(会議の議決)
第 24 条 会議の議決は、別に定めるもののほか、出席者の過半数の同意をもって 第 24 条 会議の議決は、別に定めるもののほか、出席者の過半数の同意をもって
議決し、可否同数の場合は議長の決するところによる。
議決し、可否同数の場合は議長の決するところによる。
(議事録)
(議事録)
第 25 条 議長は、会議の議事について、経過および結果の概要を記載した議事録 第 25 条 議長は、会議の議事について、経過および結果の概要を記載した議事録
を作成しなければならない。
を作成しなければならない。
2.議事録には、議長および議長が指名した議事録署名人 2 名が署名捺印 2.議事録には、議長および議長が指名した議事録署名人 2 名が署名捺印
しなければならない。
しなければならない。
第8章 資産および会計
(資産の構成)
第 26 条 本会の資産は、次のものにより構成する。
(1)入会金および会費
(2)寄付金
(3)事業による収益金
24 (2007 No.68)
第8章 資産および会計
(資産の構成)
第 26 条 本会の資産は、次のものにより構成する。
(1)入会金および会費
(2)寄付金
(3)事業による収益金
改 正(案)
現 行
(4)財産目録記載の財産およびその他の収入
(4)財産目録記載の財産およびその他の収入
(会計年度)
(会計年度)
第 27 条 本会の会計年度は、毎年 4 月 1 日に始まり、翌年 3 月 31 日に終る。 第 27 条 本会の会計年度は、毎年 4 月 1 日に始まり、翌年 3 月 31 日に終る。
第9章 補 則
第9章 補 則
(会則の改正)
(会則の改正)
第 28 条 この会則を改正するときは、代議員会において、出席者の 3 分の 2 以上 第 28 条 この会則を改正するときは、代議員会において、出席者の 3 分の 2 以上
の同意を得なければならない。
の同意を得なければならない。
(慶 弔)
(慶 弔)
第 29 条 会長は本会の運営にとくに功績のあった者に対し、別に定めるところに 第 29 条 会長は本会の運営にとくに功績のあった者に対し、別に定めるところに
より慶弔の意を表することができる。
より慶弔の意を表することができる。
附 則
附 則
1.本会則は、昭和 29 年 12 月 1 日より施行する。
(以後の経過措置は下記) 1.本会則は、
昭和 29 年 12 月 1 日より施行する。
(以後の経過措置は下記)
2.第 18 条に規定する代議員は、現在の役員の任期中は評議員をもってこれに 2.第 18 条に規定する代議員は、現在の役員の任期中は評議員をもってこれに
当て、次の役員改選時より本条を適用する。(昭和 58 年 7 月 16 日施行) 当て、次の役員改選時より本条を適用する。
(昭和 58 年 7 月 16 日施行)
3.この会則施行の際すでに設立されている支部については、会則第 7 条第 4 項 3.この会則施行の際すでに設立されている支部については、会則第 7 条第 4 項
の規定による代議員の承認を得たものとみなす。
の規定による代議員の承認を得たものとみなす。
4.この会則施行の際、旧会則による代議員は会則第 15 条第 2 項を適用する 4.この会則施行の際、旧会則による代議員は会則第 15 条第 2 項を適用する
代議員とみなす。
代議員とみなす。
5.本会は、
「学校法人麻布獣医学園評議員選任規程」に基づき、麻布獣医学園 5.本会は、
「学校法人麻布獣医学園評議員選任規程」に基づき、麻布獣医学園
へ評議員を送る。(以上 3 ~ 5 は平成 9 年 5 月 24 日施行)
へ評議員を送る。
(以上 3 ~ 5 は平成 9 年 5 月 24 日施行)
6.この会則施行の際、旧会則による役員は会則第 9 条を適用する役員とみなす。 (追加)
ただし、
任期は旧会則による役員の残任期間とする。
(平成 19 年 5月19 日施行)
本会則の改正経過
昭和 29 年 12 月 1 日施行
昭和 33 年 11 月 19 日改正
昭和 35 年 11 月 6 日改正
昭和 39 年 7 月 12 日改正
昭和 42 年 8 月 6 日改正
昭和 48 年 9 月 22 日改正
昭和 50 年 5 月 25 日改正
昭和 55 年 7 月 12 日改正
昭和 56 年 6 月 28 日改正
昭和 58 年 7 月 16 日改正
平成 2 年 4 月 1 日改正
平成 5 年 6 月 12 日改正
平成 9 年 5 月 24 日改正
平成 11 年 5 月 22 日改正
平成 15 年 5 月 17 日改正
平成 16 年 5 月 22 日改正
平成 17 年 5 月 21 日改正
平成 18 年 5 月 20 日改正
平成 19 年 5 月 19 日改正
(追加)
別記
1.理事選出定数 2.代議員選出定数
獣 医 部 会 18名 獣 医 部 会 概ね60名
動物応用部会 4名 動物応用部会 5名
環境保健部会 4名 環境保健部会 5名
衛生技術部会 4名 衛生技術部会 5名
環境政策部会 3名 環境政策部会 5名
(第 10 条又は第 15 条に移項)
平成19年 代議員会出席者
参考
平成19年5月19日
地域
北海道
麻布大学同窓会 組織図
会 長
代議員会
副会長
獣
医
部
会
監事
動
物
応
用
部
会
奨
学
金
貸
与
審
査
委
員
会
衛
生
技
術
部
会
環
境
政
策
部
会
理 事 会
総 務
卒
業
生
デ
l
タ
管
理
委
員
会
環
境
保
健
部
会
事 業
交
流
委
員
会
売
店
運
営
委
員
会
就
職
支
援
委
員
会
会 計
会
報
編
集
委
員
会
事 務 局
ホ
l
ム
ペ
l
ジ
管
理
委
員
会
氏名
卒業年次 備考
高橋 宣充
昭和55
前田 浩人
昭和58
青森県
竹内 重正
昭和44
岩手県
野澤 日出夫 昭和37
宮城県
佐藤 俊郎
昭和51
秋田県
菅原 芳孝
昭和48
山形県
鈴木 青磁
昭和55
福島県
小栗山 茂
昭和46
群馬県
多胡 忠文
昭和36
栃木県
鮎田 安司
昭和49
茨城県
田原 寿夫
昭和33
埼玉県
藤澤 宣克
昭和39
千葉県
宮 寛
昭和44
牧瀬 昭和
昭和33
山梨県
高橋 忠宏
昭和39
東京都
新妻 勲夫
昭和44
古藤田 博克 昭和45
神奈川県 笹子 良紀
昭和56
大槻 孝夫
昭和56
飛田 邦之
昭和61
横浜市
佐藤 元治
昭和45
家入 秀明
昭和62
新潟県
岡沢 武夫
昭和35
小野島 学
昭和50
長野県
滝沢 美弘
昭和25 欠席
藤森 義一
昭和56
静岡県
彦野 卓馬
昭和35
太田 友三郎 昭和39
富山県
坪島 貞夫
昭和24
石川県
岡部 佐武郎 昭和34
福井県
中島 勘一
昭和35 欠席
愛知県
土屋 明彦
昭和49
岐阜県
坂井 尚武
昭和43
和歌山県 山野 洋
昭和46
三重県
三野 營治郎 昭和33
滋賀県
藤田 耕
昭和48 欠席
京都府
桑原 次郎
昭和33 欠席
大阪府
吉川 信行
昭和57
奈良県
村江 保介
昭和42
兵庫県
空田 充弘
昭和42
鳥取県
小松 弘明
昭和56
於 麻布大学
地域
島根県
岡山県
広島県
山口県
愛媛県
氏名
卒業年次 備考
増田 省一
昭和52
下川 廣行
昭和47
前田 茂
昭和46
川崎 正之
昭和31
勇 孝徳
昭和47
木村 俊也
平成 2
高知県
岡本 豊
昭和47
徳島県
加茂 重良
昭和34
香川県
湊 惠
昭和35
福岡県
山鹿 肇雄
昭和38
佐賀県
江永 直樹
昭和46
熊本県
濱崎 五郎
昭和33
大分県
川部 太一
昭和61
長崎県
三根 義弘
昭和27
宮崎県
長友 士郎
昭和36
鹿児島県 池田 耕夫
昭和45
沖縄県
玉城 尚武
昭和48
学園
滝沢 達也
昭和58
動物応用
粟津 邦彦
昭和58
秋田 学
昭和58 欠席
藤川 清
昭和58
湯川 弘之
昭和58 欠席
白石 一郎
昭和60
環境保健
池田 俊彦
昭和48 欠席
矢野 陽一郎 昭和59
今野 登
平成 2
岩城 義啓
平成 6
元田 守彦
平成 1
衛生技術
立川 英治
昭和44
畔川 一郎
昭和44
佐々木 順子 昭和44
西山 啓子
昭和45
福田 苗美
昭和63
環境政策
荒井 康之
平成15
坂本 徹
平成16
梶山 純
平成17
(2007 No.68) 25
平成 19 年度 代議員会議事要録
4.議長選出
開催日時:平成 19 年 5 月19 日( 土 )
議長選出を会場に諮った結果執行部一任となり、白石
開催場所:麻布大学 8 号館 8402 教室
一郎代議員(動物応用部会)
、小松弘明代議員(鳥取県支部)
出席者: 会長:紫野正雄
が指名された。
副会長:勝見 晟、白石政美、坂本浩敏、繁原英治、
中村 友 5 名
5.議長挨拶と議事録署名者指名
理事:髙橋 徹、千葉 明、小野口勝巳、平林賢三、
各議長より挨拶の後、議事録署名人には、執行部から
小川智徳、飯塚 修、濱村嘉允、図師田剛、小池将夫、 の推薦により高橋宣充代議員(北海道支部)
、玉城尚武代議員
有賀 誠、犬塚 満、和田英男、吉川寛樹、十河延貞、 (沖縄県支部)が指名された。
飯田昌昭、川上靜夫、福安嗣昭、穂積 栄、川上 泰、
笹山 実、古畑勝則、土田千鶴子 22 名
6.書記指名
監事:泉 岩雄、岸川正剛 2 名
執行部からの推薦により久松伸(環境保健部会)
、金子一幸
代議員 70 名
会員(学園支部)が指名された。
1. 開会・成立報告
定刻になり、司会者(白石副会長)より、議員数 77 名
の所、出席者数 70 名で、1 名の委任状が届いており、定
足数に達しており平成 19 年度代議委員会を開催するとの
宣言があった。
会議に先立ち、
物故者会員に対して 1 分間の黙祷を行った。
2.紫野会長挨拶
18 年度の活動を省み、19 年度の活動計画を検討し、同
窓会の活性化を図りたい。学生の就職活動の支援や、同
窓会売店の再開を通し、準会員である学生とのつながり
を密にすることにより、卒業後の若い世代の会員の増加
を図ると共に、学園祭にも積極的に参加していき地域に
根付いた大学を後援し、活性化に貢献したい。
3.来賓祝辞
村田元秀理事長の祝辞
アメリカでは Enrollment of management が広まりつつ
ある。これは在学中だけではなく、大学入学前の入試指
導や卒業後の関わりを密に保つという一貫したシステム
であり、このことにより大学の繁栄を図られ、このため
には同窓会活動を活発にする必要があり、大学が生涯教
育を支援し、学校を卒業生に開放するなど、同窓会に対
するサポートが必要と思われるので、これを協議しなが
ら進めていきたい。大学全入時代といわれており厳しい
時代であることから、同窓会の協力をお願いしたい。
政岡俊夫学長の祝辞
第 58 回獣医師国家試験問題の漏洩に関し調査した結
果、本学の 2 名の教員の関与が認められた。意図したこ
とではないものの、このような不祥事を起こし大変申し
訳なく、大学挙げて再発防止、信頼回復に取り組んでい
るので、ご理解いただきたい。
同窓会の支部活動が活発になってきている。同窓会が
大学祭に参加し、特に 3 年前頃から大学祭が盛んになり、
本学を世間にアピールできるようになってきた。また、
大学教員も様々なフォーラムを持つことが出来るように
なってきた。
本学は私学である以上、卒業生を大事にし、その子弟
に対する配慮が重要であり、そのことに関する要望も出
ている。それにどう答えるかが大学存続の道であり、全
精力を挙げて取り組みたい。
卒後教育の場を提供するのも大学の使命であり、同窓
生のご協力を賜りながら大学発展のために全力を尽くし
たい。
26 (2007 No.68)
7.議事
第 1 号議案(平成 18 年度事業報告及び収支決算報告)
川上(泰)理事より資料に基づき、平成 18 年度事業報告、
古畑理事より、平成 18 年度収支決算報告があった。
泉監事より、会計監査を実施した結果、適正に処理さ
れていることが報告された。
[ 質疑応答 ]
千葉県支部代議員:同窓生出会いの場に千葉県支部か
らも千葉県産落花生とサツマイモを提供したことを記録
しておいて欲しい。
山形県支部代議員:山形県支部も平成 18 年 5 月 26 日
に天童市で支部総会を開催した。
このことは、追加記録を行うことにした。
東京都支部代議員:麻布大学のホームページで同窓会
のものが見づらい。リンクではなくホームページを開い
たときにまず同窓会が出るようにしてほしい。
有賀理事:大学とは別の同窓会のホームページも検討
しているが、進んでいない。少ない予算のなかで、出来
るだけ見やすいように改善していきたい。
宮崎県支部代議員:収入の部で、4 支部が未納となっ
ているが説明願いたい。支部活動支援費が 39 支部 4 ブロッ
クとなっているが、32 支部 5 ブロックではないのか。
古畑理事:39 支部 5 ブロックであり訂正する。注、記
載漏れではない、
(5 ブロック全部が会議を開催していな
い結果4ブロックとなっている)山形については未報告
であった。
福安理事:大学からは全ての支部総会に人を派遣して
いるわけではない。昨年度は三重県で 2 回総会を開催し
ているので、39 支部で総会が 40 回ということである。
議 長:4 支部からの会費が未納であることについ
てはどうか。
古畑理事:その後 2 支部からの納入があり、現在 2 支
部が未納である。4 月以降納入分は 19 年度の予算に計上
した。
鹿児島県支部代議員:個人情報保護法により名簿作成
が困難になってきている。現在作成している名簿の進展
状況はいかがか。このことに関し、今後どのように取り
組んでいくのか。
髙橋理事:同窓生にハガキを送り、名簿への掲載希望
の有無を確認している。回収率は 30%であり、掲載を拒
否するものもあるため、空白の多い名簿になるであろう。
この名簿が同窓会として発行する最後の名簿になるかも
しれない。
熊本県支部代議員:大学入学に関し、各県 1 名ずつの
同窓会枠を作るように大学に要望してほしい。
紫野会長:文書での申し入れを含め、どのような形で
働きかけるかを理事会とも相談しながら検討したい。 議 長:この件についての賛同を拍手で求めたい。
拍手多数であり、代議員の総意として検討していただき
たい。
[ 議決 ] 賛成多数により第 1 号議案は承認された。
第 2 号議案(平成 19 年度事業計画案及び収支予算案)
資料に基づき、紫野会長より平成 19 年度事業計画につ
いて、古畑理事より平成 19 年度収支予算案について説明
が行われた。9)の本部組織に関する事項については、第
3 号議案に関連するため、第 3 号議案の中で議論するこ
ととして質疑応答に移った。
[ 質疑応答 ]
学園支部代議員:収入の2/ 3が準会員の入会金であ
るにもかかわらず、準会員のための支出が減少している
のはなぜか。学生の中には経済的な理由で学業の継続が
困難となるものもいる。そのような学生に入会金収入
19,000,000 円のうちの半額くらいを奨学金として支出し
たらどうか。準会員への積極的な対応が若い会員の増加
につながるのではないか。
紫野会長:準会員に対する支出としては学術情報教育
支援事業、課外活動等助成費、クラス会開催支援などが
計上されている。準会員からの増額の要望があれば、そ
れにあわせて予算額を決定する必要があるかもしれない。
同窓会も奨学金を出しているが、その存在があまり知ら
れていないため、さらにアピールする必要がある。同窓
会の奨学金は緊急融資という形をとっており、60 ~ 70
万円を貸与してきた。また還付金が 10,000,000 円ほどあ
る。今後、奨学金の制度をどのようにしたらよいのか検
討したい。
学園支部代議員:緊急融資以外にも、必要とする学生
に対して無利子で融資する、優秀な学生に補助金を出す
など、さらに踏み込んだ形での奨学金制度を検討しても
らいたい。
紫野会長:提案として検討させてもらいたい。
広島県支部代議員:財産目録に多額な特別基金がある
が、これはどのようなものか。またその運用などは考え
ているのか。
紫野会長:同窓会会館の建築資金として積み立てられ
たものが残っている。現時点では、その使い道は白紙の
状態である。運用については専門家とも相談し、今後検
討したい。
愛知県支部代議員:公開講座を開催したが準会員の出
席がなかった。準会員にも情報を伝えるために、公開講
座には父母会役員にも参加してもらうほうがよいのでは
ないか。
紫野会長:今回の同窓会と大学が共催する公開講座に
ついては、大学の入試広報課を中心に、神奈川県、横浜市、
東京都支部がかかわっている。準備委員会で父母会との
かかわりについて検討してみる。各支部での公開講座に
ついては、必要であれば学生課に働きかけてみる。
[ 議決 ] 賛成多数により第 2 号議案は承認された。
第 3 号議案(麻布大学同窓会会則の一部改正案について)
資料に基づき福安理事より以下の説明が行われた。名簿
刊行がなくなるため、それに代わるものとして卒業生データー
管理業務を事業とする。副会長は各部会の代表者であり
理事とは選任の方法が異なるため、理事の定数から外し、
理事の定数 33 を 28 にする。副会長は各部会の代表者と
して選任されるため、代議員会の承認を得る。常任理事
会という文言は生じ得ないので、それに関わる条項を削
除する。現在、顧問は代議員の推薦を受け会長が承認す
るとなっているが、理事会の承認を受けるものとする。
[ 質疑応答 ]
青森県支部代議員:獣医部会の加入率は良いが、他の
部会の加入率が低い。獣医部会以外の会員には、各部会
から直接会費の請求や入会の勧誘が行われており、支部
へ会費を納めてくれない。部会別に会費の受払いをした
らよいのか、全てを一本化したらよいのか示してほしい。
紫野会長:部会制のあり方を検討せず従来のやり方を
踏襲しているのが実情だ。部会に入らず会費を直接同窓
会に払う(直納)会員もいる。獣医部会だけが突出して
いるのではなく、各部会をどのように活性化するかを考
える必要がある。部会制を大切にし、各支部内で横のつ
ながりをとってもらうことが基本理念である。
青森県支部代議員:獣医部会以外の部会はそれぞれが
総会を行い会員に文書を送付している。しかし支部長に
は連絡がないため、各部会の動きを把握出来ない。各部
会での活動状況を支部長宛に報告してもらいたい。
紫野会長:各部会長にはそのようなことを念頭におい
て対処するようお願いする。
熊本県支部代議員:会費を本部に直納した場合は 2,000
円で、支部を通した場合は 5,000 円というのはおかしい。
直納を廃止し、すべて支部を通すようにしてほしい。このよ
うなことが会員の減少につながっているのではないか。
兵庫県支部代議員:過去に、部会・支部会についてど
のように捉えるかということを議論したことがある。獣
医部会では支部の会員を掌握し、獣医部会以外の部会は
それぞれの会員を掌握していくことを話している。所属
する部会が異なる者の支部に於ける位置づけについて、
指示が必要だ。
宮崎県支部代議員:支部は獣医部会の会員を掌握し、
獣医部会以外の部会はそれぞれの会員を掌握している。
このことをどのようにすべきか本部からの指示が必要だ。
山口県支部代議員:異なった部会の会員同士が交流を
図るのは難しいのではないか。卒業生に同窓会への加入
を勧めてくれるよう本部にお願いしたが、現状は改善さ
れていない。
和歌山県支部代議員:学生は準会員になるのだから、
入学時に各支部にどのような学生が入学したか知らせて
ほしい。準会員を掌握することが会員の増加につながる
のではないか。卒業生の子弟を優先的に入学できるよう、
専門的に担当する理事を決め、責任を持って大学との話
を進めてもらいたい。
紫野会長:富山県支部からは準会員に対する奨学金の
申し出も出ているが、現在は個人情報保護法により、準
会員の情報を支部に知らせることは不可能だ。入学者の
師弟枠については、学長と理事長に文書化したものを提
出するが、担当理事を決めることについては即断できない。
勝見副会長:山形県では年々同窓生が減少しており、
獣医部会以外の会員はほとんど入会していないのが現状
だ。機会あるごとに同窓会に加入するように勧めてもら
いたい。子弟枠については、成績順に合格者を決定しな
いと農水省や文科省からの補助金が打ち切られる可能性
があるため、法人としても困難な状況にある。しかしそ
のような要望が多くあるので、会長と協議しながら進め
ていきたい。
(2007 No.68) 27
白石副会長:今後は獣医部会以外の会員数も増えてく
るので、支部に加入することを勧めてほしい。
坂本副会長:支部は獣医部会という認識であり、県人
会的な支部と考えにくい。ただ、職場の関係などから、
支部に所属している会員もあり、支部を通じて会費を納
入しておられる。他の部会では、転勤する者も多く、ど
この支部に所属しておけばよいのかが分かりにくいので、
直納は良い。しかし、支部会制をとっていないので、総
会を行うにしても全国から人が集まりにくいというジレ
ンマもある。支部と部会との関係をどのようにしたら良
いのか再考する必要もあると思うので、協力をお願いし
たい。
議 長:支部と部会のあり方と会費の納入方法につ
いては、大切な課題であるため執行部の宿題にしてほし
い。
福安理事:8,000 ~ 9,000 名に同窓会誌を送っているが、
維持会員数は 3,900 名ほどだ。獣医部会では、3,486 名が
維持会員であるが、直納者は 91 名であり、大半が支部に
所属していることになる。その他の部会の方で支部加入
者は、90 名いる。同窓生のための情報検索システムを開
始したら新たに 50 名ほどの増加がみられた。新しいこと
を取り入れ、各部会の枠を超えないと会員は増加しない。
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今後はホームページを改善し、より多くの会員に各部会
の活動状況などの情報が行き渡るようなシステムを作る
ことが必要と考えているので協力をお願いしたい。
[ 議決 ] 賛成多数により第 3 号議案は承認された。
その他
紫野会長:病理学研究室から貴重動物の骨格標本作成
に対する協力要請が来ている。資料館の建設も予定され
ており、同窓会としてどのようにかかわっていくか、状
況を見据え、前向きに検討していきたい。
審議事項全て終了し、議長(白石・小松)が解任された。
8.閉会
白石副会長の挨拶により午後 5 時 15 分閉会が宣言された。
平成 19 年 7 月 4 日
議 長 白石 一郎
議 長 小松 弘明
議事要録署名者 高橋 宣充
議事要録署名者 玉城 尚武