(平成28年12月26日)(PDF文書)

定例記者会見(平成28年 12月26日(月)12:00)
会見場所:市政記者室
①ふれあい健康ランド温浴施設の今後について
(観光施設課)
ふれあい健康ランドの温水プールと浴場につきましては、昨年12月
から長期に渡り利用できない状態が続いておりまして、利用者及び市民
の皆様には大変ご迷惑をお掛けしております。まずはお詫びを申し上げ
ます。
先般の9月議会で、奥山工場とふれあい健康ランドの間に敷設(ふせ
つ )し て お り ま す 老 朽 化 し た 高 温 水 管 と 、熱 交 換 器 を 全 面 的 に 改 修 し て 、
温水プールと浴場の再開を目指すという方針をお伝えをいたしました。
その後、改修方法等の検討を重ねた結果、この12月補正予算におきま
して、既設管の撤去経費を計上して、議会におきまして承認、可決をい
ただきました。
今後は、今年度にまず既設管を撤去し、新たな高温水管の敷設(ふせ
つ)ルートを確保いたします。既設の管は、運搬できる長さに切断して
分別を行い廃棄いたします。
来年度は、管の新規設置とふれあい健康ランド側の熱交換器等関連設
備を更新する本体工事を行う予定です。一連の工事を予定通り実施する
ことができた場合は、温浴施設の再開時期は平成30年春ごろの予定で
す。
管の種類につきましては、温水の温度が大変高温で圧力も高いこと、
また施工場所の起伏が激しいことから、厳しい条件があります。また、
経費を抑えるという点も考慮した結果、FRP製の管を、より厚みのあ
るものに改良を加えることで、既存の管より安くて耐久性の高い管に取
り換えられることが分かりましたので、FRP製の管を採用したいと考
えております。
利用者の皆様のために、ふれあい健康ランドの再開に向けまして、ま
ずは、今年度中に改修工事に着手いたします。
②「 宝 く じ ス ポ ー ツ フ ェ ア
ド リ ー ム・サ ッ カ ー ~ 日 本 代 表 O B が や っ て
来る!~in下関」の開催について
(スポーツ振興課)
来 年 の 2 月 1 8 日( 土 )、1 9 日( 日 )の 2 日 間 、陸 上 競 技 場 に お き ま
し て「 宝 く じ ス ポ ー ツ フ ェ ア
ド リ ー ム・サ ッ カ ー ~ 日 本 代 表 O B が や っ
て 来 る ~ in 下 関 」 を 開 催 い た し ま す 。
この事業は、宝くじの社会貢献広報事業であります「ドリーム・サッ
カー」を通して、青少年の健全育成や、広域的なスポーツ参加促進を目
的とした広域的展開事業です。
「する・観る・支える」スポーツ人口の拡大を推進することにより、
本市のスポーツ振興を図るとともに、スポーツによるまちづくり及び地
域の活性化につなげることを目的としております。
「ドリーム・サッカー」は山口県では初開催であります。今回のサッ
カ ー 日 本 代 表 O B 選 手 の 顔 ぶ れ は 配 布 資 料 に 掲 載 し て お り ま す が 、国 内 外
で活躍したえりすぐりの選手約20名が下関に集まります。まさにドリ
ームチームです。
イベント内容は、初日の18日は下関陸上競技場で選手によるサッカ
ー指導者クリニックが行われ、翌19日には、同競技場で少年少女サッ
カ ー 教 室 や 、日 本 代 表 O B 選 手 の ド リ ー ム・チ ー ム と 下 関 市 選 抜 チ ー ム と
のドリーム・ゲームなどが行われます。
入場は無料ですが、入場整理券が必要です。来年1月上旬から入場整
理券を、本庁舎新館1階総合案内、各総合支所、陸上競技場、体育館、
武道館などで配布する予定です。
ま た 、1 9 日 に は 、先 着 1 , 0 0 0 名 に 宝 く じ グ ッ ズ の プ レ ゼ ン ト や 選
手直筆サイン入りグッズが当たるドリーム抽選会も行いますので、ぜひ
会場にお越しください。
③海響マラソン2016の経済波及効果について
(スポーツ振興課)
今回で9回目の開催となりました「海響マラソン」は、天候にも恵ま
れ 、総 勢 1 1 , 2 4 9 名 も の ラ ン ナ ー が 、風 光 明 媚 で 、歴 史 あ る 関 門 海 峡
と響灘のコースを駆け抜け、大きな事故もなく成功裡に終えることがで
きました。
ま た 、3 , 0 0 0 人 を 越 え る ボ ラ ン テ ィ ア の 方 々 の 心 の こ も っ た「 お も
てなし」や、関係機関や多くの企業のご協力など、皆さんに大会を支え
ていただいたおかげで、参加者の方々から大会運営に対して高い評価を
いただき、全国的にも屈指の市民マラソン大会へと成長してまいりまし
た。
その「海響マラソン2016」開催が地元におよぼす経済波及効果で
あります。山口経済研究所の協力を得て試算をいたしましたところ5億
1,840万円が地元経済にもたらされたという結果が出ました。
地元経済におよぼす効果の算出については、
「大会参加者の地元消費が
もたらす経済波及効果」と「大会事業運営費の地元発注分がもたらす経
済波及効果」の2つの効果から成り立っています。
「大会参加者の地元消費がもたらす経済波及効果」が3億9,850
万円、
「 大 会 事 業 運 営 費 の 地 元 発 注 分 が も た ら す 経 済 波 及 効 果 」が 1 億 1 ,
990万円となっています。
昨年の大会の経済波及効果額が5億980万円ですので、経済波及効
果の額が860万円増加しております。要因としては宿泊者のうち本市
に宿泊する割合を表す本市宿泊比率が0.41から0.50に上昇し、
計算上、本市への宿泊者が増加したと考えられることによるものです。
今後も類似のマラソン大会が全国的にも増加するなかで、心のこもっ
たおもてなしと、特色ある大会づくりを行い、参加したランナーが、ま
た下関で走りたいと思っていただけるように努めるとともに、観光交流
都市「下関」をしっかりPRして、一時的な経済波及効果に留まらず海
響マラソンが地域経済活性化の起爆剤となり、各方面に波及するように
開催運営に取り組んでまいります。