ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (以下「ディズニー」という) 第二十

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
(以下「ディズニー」という)
第二十五回ディズニー・チャンネル/ディズニーXD放送番組審議会
議 事 録
開 催 日 時
:
2015 年 12 月 02 日(水)17:30~18:30
開 催 場 所
:
東京都港区虎ノ門 1-23-1
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
27F 会議室
在任審議委員数
:
7
出席審議委員数
:
7
出席審議委員氏名
:
阿部 京子
加藤 諦三
木下 美子
戸田 奈津子
名越 康文
前田 耕作
山田 顕喜
その他、ディズニ
:
編成部門担当者 5 名
ーからの出席者
議 案
1)ディズニー・チャンネル及びディズニーXDの番組編成・改編について
2)ディズニー・チャンネル及びディズニーXD放送番組について
(下記の番組については、本会議に先立ち、各審議委員にDVDを送付した。)
・「ティーン・スパイ K.C.」
・「それいけ!カキ男」
・「カンフー・パンダ ザ・シリーズ」
審議の概要
1) ディズニー・チャンネル及びディズニーXD番組編成について
ディズニー・チャンネル及びディズニーXDの番組編成・改編について説明が
され、下記のとおり意見交換が行われた。
(以下●印
審議委員からの意見及び質問、○印
ディズニーからの出席者の
回答)
○
ディズニー・チャンネルでは、12 月 18 日(金)にディズニー・チャンネル
オリジナル映画「ディセンダント」の初放送。これを記念する特集として、
4 人のヴィランズそれぞれが登場する映画を放送する。
○
今月は「アナと雪の女王」の絵文字の短編アニメーションも放送。
○
来年 1 月からレギュラー放送開始の「悪魔バスター☆スター・バタフライ」
を同じく 12 月 18 日(金)に先行放送する。
○
ディズニージュニアの時間帯に関しては、「ジェイクとソフィアのふゆは
さいこう!」の特別編成を組んでおり、この時期に合うエピソードを放送
する。
○
ディズニーXDでは、今月 18 日の映画「スター・ウォーズ/フォースの
覚醒」公開に合わせて、スター・ウォーズを前面に押し出す編成を組んで
いる。
特に 13 日(日)は、12:00 から 19:30 まで「覚醒直前 スター・ウォーズ祭」
と称して、「スター・ウォーズ 反乱者たち」を一挙放送する。
その他、アニメーション映画「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」
や「LEGO スター・ウォーズ」なども放送する。
●
18 日公開の新作映画に登場するロボットのBB-8だが、本当に動くもの
を作ってしまったというのが凄い。
○
その他、12 月には、21 日(月)から来月 8 日(金)まで冬休み編成にも力を
入れており、寒さを吹き飛ばすべくギャグもので押していく予定。
6 日(日)には、「ディズニーXD 爆笑クリスマス」の特別編成を組んで
いて、クリスマスに関連したエピソードを放送。
○
19 日(土)には、「ルパン三世特集」を組んでおり、「ルパン三世 くたば
れノストラダムス」「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」「ルパン三世 VS 名探
偵コナン THE MOVIE」を放送する。
2)
ディズニー・チャンネル及びディズニーXD放送番組について
ディズニー・チャンネル及びディズニーXD放送番組について各委員より意見
交換が行われた。
(以下●印
審議委員からの意見及び質問、○印
ディズニーからの出席者の
回答)
『ティーン・スパイ K.C.』について:
○
以前「シェキラ!」という実写ドラマシリーズに出演して人気だったゼン
デイヤが主演のスパイもの実写ドラマ。
アメリカでは今年の 1 月から放送開始され、初回放送では約 350 万人が視
聴し、このとき 1 位を獲得。日本では 5 月 30 日から放送開始。
○
主演のゼンデイヤは、演技はもちろん、歌唱力も有って、ダンスも得意。
ファッションの分野でも、ティーンの憧れ的な存在。
●
コメディなのが良い。日本ではシリアスになってしまうため、スパイもの
を制作するのは難しい。
●
主演の子は、ダンスの基本も持っているのでアクションができてよい。
このようにマルチで色々こなせる俳優は中々いない。
●
弟の扱いがちょっとかわいそうにも思えた。
○
一見すると、いつも弟は蚊帳の外、のような扱いにも見えるが、彼が活躍
するエピソード等も有る。
●
後々のエピソードで認められる場面もあると聞いてホッとした。
●
弟が言われていることを、同じころの自分が言われたらヘコむだろうな、
と思うが、とらえ方が前向きなところがすごい。
●
精神分析的には、普通、親の職業がスパイだと知ってしまうと原信頼(信
頼感の基盤のようなもの)が崩壊してしまう。それに兄弟の扱いがちがっ
てくると、最も深刻な問題を引き起こすのに、これがコメディになってお
り、何ら不自然さを感じない作りになっているのが良い。
『それいけ!カキ男』について:
○
化学物質の影響で半分カキ・半分人間として生まれたカキ男と、双子の兄
のカラ蔵が人間の養子になり、二人で学校に通う。彼らのおバカな毎日を
描いた作品。
○
2014 年からフランスで制作された作品。ヨーロッパのディズニーXDも
制作にかかわっている。少し日本の作品の影響を受けたと思われる部分も
見受けられる。
●
アメリカとはまた少し感覚が異なり、ゴチャゴチャした印象を受けた。
●
面白いが、ストーリーの展開が速く、話で追おうとすると難しい。
●
兄は学校に行っていないのか?
○
兄のカラ蔵は、弟のカバンとして一緒に学校に行っている。彼の口の部分
がチャックになっている。
●
フランスの作品と聞いて納得。最後に少し後味が残る、最後まで滑ってい
る、というのがフランス風と感じた。
『カンフー・パンダ ザ・シリーズ』について:
○
2008 年に公開された映画「カンフー・パンダ」がもとになった作品。
アメリカでは 2011 年から、日本では今年の 4 月 13 日から放送を開始。
○
非常に知名度も高く、新エピソードの放送スケジュールを知りたいという
声を多く受ける作品。
●
ストーリー展開のテンポも良く、迫力があって面白い。
●
一番強いトラが女性だというところが面白い。アメリカではそういうのも
考えられているのだろうか?
例えば日本のレンジャーものなどでは女
性のキャラクターはいつも一人だけ弱い。
○
この点は意識されていると思う。例えば先程の「ティーン・スパイ K.C.」
等でもそうだが、女性が活躍し、母親が家族をしっかりまとめるリーダー
的な立場にあることが多い。
●
現実のパンダとのギャップがあるのが良い。 パンダは可愛いイメージを
持たれているのに、パンダから迫力が出ているので、パンダっぽくない。
この重量級の体型で、カンフーがちゃんとできるのがすごい。
●
登場キャラクターのそれぞれが綺麗で魅力的に描かれている。
以上をもって本会議は、議案の審議を終了したので 18:30 に閉会した。
上記の議事の経過の要領及びその結果を明確にするため、本議事録を作成する。