遠隔実験室用テレビ会議システムの購入 仕様書 平成 28 年 9 月 量子科学技術研究開発機構 六ヶ所核融合研究所 核融合炉システム研究開発部 BA 計画調整グループ 1.件名 遠隔実験室用テレビ会議システムの購入 2.目的 幅広いアプローチ活動 (以下 BA) 協定に基づき、 国際核融合エネルギー研究開発センター(以下 IFERC) 事業における ITER 遠隔実験センター活動の一環として、ITER 等の遠方にある核融合実験装置を利用 した実験について、六ヶ所サイトから実験参加するために使用するテレビ会議システムを購入する。 3.設置場所 青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字表舘 2 番地 166 量子科学技術研究開発機構 (量研機構) 六ヶ所核融合研究所 計算機・遠隔実験棟 4.納期 平成 29 年 2 月 28 日 5.購入内容 5.1 購入内容および仕様範囲 5.1.1 マスター用テレビ会議システム Polycom 製 Real Presence Group 700-1080 1 式(相当品可) 〇本体 ・音声入力ジャック(8 個) ・音声出力ジャック(2 個) ・カメラ入力ジャック(基本タイプ HDMI) (2 個) ・ビデオ出力ジャック(基本タイプ HDMI) (2 個) ・PC の入力ジャック(1 個) ・LAN ポート(1 個) 〇EagleEye IV カメラ PPRPG-700HDE4T(光学 4 倍) 2 台 〇同メーカーマイクアレイ 1個 〇同メーカー製付属品ケーブル 1式 〇音声入力、音声出力ケーブル 2本 〇カメラ映像入力(2 台分)、ビデオ映像出力ケーブル 3 本 以下の要件を満たすこと。 既設の機器(映像系の大型マルチディスプレイ(LMD)および音響系のデジタルミキサー)と ケーブル間で接続する場合、整合が取れるようなコネクタを必要に応じて変換すること。 H.323 規格(インターネット (IP))で通信できること。 映像最大解像度: 1920 x 1080 60fps (1080p 60 規格)であること。 多地点テレビ会議(マルチポイント接続)4 拠点(1080p30)であること。 5.1.2 テレビ会議システム Polycom 製 RPG310-720 3 式(相当品可) 〇本体 ・音声入力ジャック(1 個) ・音声出力ジャック(1 個) ・カメラ入力ジャック(基本タイプ HDMI) (1 個) ・ビデオ出力ジャック(基本タイプ HDMI) (2 個) ・PC の入力ジャック(1 個) ・LAN ポート(1 個) 〇EagleEye IV カメラ PPRPG-310HDE4F(光学 4 倍)1 台 1 〇同メーカーマイクアレイ 1個 〇同メーカー製カメラ。光学 4 倍ズーム機能付。 1 個 〇同メーカー製付属品ケーブル 1式 以下の要件を満たすこと。 55 インチ液晶テレビに接続し、映像表示および音声出力ができること。 (テレビ会議システム付属のスピーカーがある場合の音声出力も可とする。) H.323 規格(インターネット (IP))で通信できること。 映像最大解像度 720p 60 規格であること。 5.1.3 55 インチ液晶テレビ シャープ製 AQUOS LC-55W35 5 式(相当品可) 〇本体 ・画面大きさ:55 インチ ・画素数:1920 x 1080 (FHD) ・HDMI 端子数:3 個 ・映像 視野角:176 度 ・音声実用最大出力: 20W(10W+10W) 〇壁取り付け金具(指定壁面(合板下地) )、ねじ類(MR101 と MR104 号室取付用) 2 式 〇既設オカムラ製ウォールパネル前用(MA51TC-z)取付金具、ねじ類 (CR102 と CR103 号室取付用) 2 式 (MR:ミーティングルーム, CR: コミュニケーションルーム) 5.1.4 付帯機器 以下の要件を満たす機器から構成する。 (1)テレビ会議システム関連収納台 〇イトーキ製 ワゴン(コンパクトタイプ)VBF-447B-98 色:木目調 4 台(相当品可) 〇サンワサプライ製 TAP-N3625SWN (3P、6 個口、2.5m) 10 個(相当品可) 以下の要件を満たすこと。 サイズは W450 x D450 x H745、キャスター付であること。 接続電源および LAN ケーブルを収納できること。 OA タップを装備すること。 (2)可搬型テレビ会議システム台等 〇共栄商事(AURORA)製 FVS-H52(テレビ会議システムスタンド) 1 個 (相当品可) ・対応ディスプレイインチ:〜55 インチ ・ディスプレイ積載質量:〜40kg ・ディスプレイ取付方式:VESA W:200/300/400/500×H:〜420mm 〇共栄商事(AURORA)製 EBX-6UJ(EIA6U 収納ボックス) 1 個(相当品可) ・間口 272 ㎜(6 ユニット) ・EIA 取付 W ピッチ 465 ㎜ 〇共栄商事(AURORA)製 CS-1(テレビ会議システムカメラ用台) 1 個(相当品可) ・天板サイズ : W330×D230mm ・最大積載質量:3kg ・天板高さ調整可能 〇共栄商事(AURORA)製 FH-T(OA タップ) 1 個(相当品可) ・3P 仕様 4 口コンセント ・コード : 3m ・背面マグネット付 2 以下の要件を満たすこと。 テレビ会議システムスタンドは、テレビ会議システム、収納ボックス、カメラ用台、55 イン チテレビを装着できること。 (3) テレビ会議システムカメラ用台( MR 101 号室および MR 104 号室用) 〇共栄商事(AURORA)製 CS-1(テレビ会議システムカメラ用台) 2 個(相当品可) ・天板サイズ : W330×D230mm ・最大積載質量:3kg ・天板高さ調整可能 (4)液晶ディスプレイ固定金具 ・納入 55 インチ液晶テレビを既設壁面(MR101 および MR104 室用)ならびに、既設ウォールパネ ル前用 取付金具(MS102 および MS103 室用の 2 ケ所)に固定するため指定の固定金具。 4 式 (5)LAN ケーブルとスイッチングハブ 〇LAN ケーブル CATE6 爪折れ防止 色 水色(各テレビ会議システムと情報コンセント間用) ・3m 10 本 ・5m 10 本 ・10m 3本 ・20m 2本 〇バッファロー製 Giga Switch LSW4-GT-5NS/BK 2 台(相当品可) ・LAN 対応 ・伝送速度:Gigabit(1000Mbps) ・ポート数:5 ポート (6)ネットワークカメラ 〇Panasonic 製 BB-SC384B(ネットワークカメラ) 1 台(相当品可) 〇ネットワークカメラ取付金具 1式 〇Panasonic 製 RP-SDWA32GJK SD メモリーカード 32GB Class10 1 個(相当品可) 〇Panasonic 製 BB-HPE2 (イーサネット送電アダプタ) 1 個(相当品可) 以下の要件を満たすこと。 ネットワークカメラは、同じネットワーク上にある PC で操作ができるソフトウェアを付属 (ブラウザ等で操作も可)すること。 詳細は量子機構と調整すること。 (7)ブルーレイプレイヤー 〇Panasonic 製 BD88 1 台(相当品可) 〇HDMI ケーブル(本体と大型マルチディスプレイコントローラ間) 1本 5.2 据付調整 (1) マスター用テレビ会議システムの設置 (図 1、図 2 を参考) ・5.1.1~5.1.4 の仕様を満たす様に設置すること。 ・本体の設置場所は前方(北東側)ステージ左端付近を想定している。 リモコンの操作が行えるような最適な設置とすること。詳細は量研機構と調整すること。 (2) マスター用テレビ会議システムのカメラの設置(図 1、図 2 を参考) ・カメラ 1 を前面の大型マルチディスプレイ造作壁付近に取付金具等を調達して設置すること。 ・カメラ 2 をステージの後方付近(南側あるいは西側付近)に取付金具等を用いて設置すること。 多くの他種各機器が近傍に整備されることから、詳細は量研機構と調整し、カメラの視野、倍 率等を考慮の上、最適な位置と堅ろう性をもった設置とすること。 3 (3) 55 インチ液晶テレビの設置 (図 1 を参考) ・MR101 号室および MR104 号室用。指定壁面(合板下地)に設置すること。 2台 ・CR102 号室および CR103 号室用。 オカムラ製 ウォールパネル前用 (MA51TC-z) 取付金具に設置すること。 2台 ・可搬型テレビ会議システムとして関連収納台 (5.1.4 (1)) を用いてテレビ会議システムと セットで設置すること。 1台 (4) マスター用テレビ会議システムの信号配線 ・マスター用テレビ会議システムの設置位置は、図1参照。 ・既設の大型マルチディスプレイの信号線と接続すること。 ・各機器間接続に必要な信号線を用意し、配線すること。 ・各テレビ会議システムから情報コンセント(LAN ジャック)の間を LAN ケーブルで配線するこ と。 ・別途用意する「大型マルチディスプレイ用コントローラ」へのカメラ入力映像信号ケーブル および出力映像信号の配線をすること。 ・当マスター用テレビ会議システムと「大型マルチディスプレイ用コントローラ」間は映像信 号の伝送損失を考慮し、必要に応じて延長器(例:HDMI 送受信機)を設けること。 ・別途用意する「デジタルミキサー」への音声入力および「デジタルミキサー」からの音声出 力の配線すること。 「デジタルミキサー」側のコネクタ形状は量研機構が別途指示する。 ・REC ルーム前方(北東側)設置のカメラ 1 と後方設置のカメラ 2 をマスター用テレビ会議シ ステムの間を配線接続すること。(取り付け位置は、図 1 参照) (5)テレビ会議システム(5.1.2 の常設) ・テレビ会議システムを MR101 号室および MR104 号室内に設置し、本体、電源、カメラ、マイ ク、55 インチ液晶テレビ、LAN ケーブル等を接続し構成すること。 2 ケ所 (6)電源配線(本仕様全体) ・各機器の電源(AC100V)は近傍の用意されたコンセントから適宜配線する。 (7)ネットワークカメラ(図 1 を参考) コミュニケーションステージの柱付近にネットワークカメラを設置し、カメラと柱下付近ス イッチ間を LAN ケーブルで配線すること。 ケーブルはモール内配線とする。電源は PoE 給電(LAN ケーブル給電)とする。 (8)ブルーレイプレイヤー 既設操作卓に設置する。 当ブルーレイプレイヤーと「大型マルチディスプレイ用コントローラ」間の映像入出力信号ケ ーブルおよび入出力音声信号ケーブルを接続すること。映像信号の伝送損失を考慮し、損失が ないように配慮したケーブル配線すること。LMDC 側の接続端子は HDMI または DVI を現時点で 想定している。 (9)ケーブルのタグ 本構築で配線したものはケーブルに「種別、どこからどこへ」等のタグ(テプラ等でも可)を つけること。工場製作時の配線など明らかなものはこの限りではない。 4 6.提出書類 ・工程表 ・マニュアル ・その他必要な書類 契約後速やかに 納入時 その都度 2部 1 部 (製品に付属のもの) 2部 7.検収条件 「3.設置場所」に示す納入場所に据付後、員数検査、外観検査、動作確認、提出書類、 「5.購入内容」を満たすことの確認をもって検収とする。 8.特記事項 (1)受注者は異常事態等が発生した場合、量研機構の指示に従い行動するものとする。 (2)受注者は量研機構の方針に沿った安全関係の指示、作業時の規定書類および必要な手続き等を要 求する場合があるので指示に従うこと。 9.その他 本作業において、現場の納まり、取合い等の関係で、材料の寸法、取り付け位置または取り付け手 法を多少変更する等の軽微なもの、あるいは、仕様書ならびに設計図等に一切記載がないものであっ ても軽微なものは、量研機構と協議し、請負業者の負担において誠実に設置作業すること。 引渡しの日から 1 年以内に請負業者に帰すべき作業上の不具合等が発見された場合、または、故障 等が発生した場合に、無償にて速やかに補修若しくは良品と交換すること。 作業日時は平日 9:00-17:30 を原則とする(12:00-13:00、土日祝日は作業を行わない) 。 5 図1 遠隔実験室 各機器の設置概念図(平面図) 6 図2 遠隔実験室 各機器の設置概念図(図 1 A---A 側面図 7 北側)
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