日本商品学会東日本部会 ニュースレター 第 10 号

日本商品学会東日本部会ニュースレター
第 10 号
日本商品学会東日本部会
ニュースレター 第 10 号
編集・発行:日本商品学会東日本部会
(問い合わせ先:[email protected])
編集担当:大平 修司(千葉商科大学)
大瀬良 伸(東洋大学)
朴 宰佑(千葉商科大学)
発行日:2009 年 9 月 7 日
今号では、2009 年 11 月 7 日、神奈川大学で開催される 2009 年度日本商品学会東日本部会大会
の概要、8 月 11 日に実施された「R バーガー」見学会の概要、日本商品学会第 60 回全国大会にて
行われた東日本部会総会の内容についてお伝えします。
■ 2009(平成 21)年度日本商品学会東日本部会大会のご案内
日本商品学会東日本部会長
石 崎 悦 史
東日本部会大会準備委員長
八 ッ 橋 治 郎
2009 年度の日本商品学会東日本部会大会は、自由論題研究発表、特別講演、部会臨時総会およ
び懇親会の内容で、来る 2009 年 11 月 7 日(土)に神奈川大学を会場として、下記の通り開催さ
れます。
なお、自由論題研究発表について下記の要領で発表者を公募いたします。それぞれの発表に対し
て、座長および予定討論者をつけます。また、特別講演については公募によらず、準備委員会から
演者を依頼いたします。
充実した研究発表と活発な意見交換が行われますよう、多数の会員の参加をお願いいたします。
記
1. 日時
2009 年(平成 21 年)11 月 7 日(土)
2. 会場
神奈川大学横浜キャンパス 1 号館 8 階 1-804 会議室
〒221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋 3-27-1
TEL 045-481-5661(代)
http://www.kanagawa-u.ac.jp/
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日本商品学会東日本部会ニュースレター
第 10 号
3. 日程
受
開
会
付:
9:30 ~ 10:00
式:
10:00 ~ 10:10
研 究 発 表:
10:10 ~ 11:55(3 件を予定)
昼
11:55 ~ 13:00
食:
( 部会臨時総会 12:00 ~ 12:30 )
研 究 発 表:
( 休憩
13:00 ~ 14:45(3 件を予定)
14:45 ~ 15:00 )
特 別 講 演:
15:00 ~ 16:00(質疑応答 約 20 分を含む)
特 別 講 演:
16:00 ~ 17:00(質疑応答 約 20 分を含む)
閉
会
式:
17:00 ~ 17:15
懇
親
会:
17:30 ~ 19:30
*現在、研究発表、特別講演の時間帯を調整中です。変更の可能性があることをご了承ください。
●特別講演
「小売業態の誕生と革新」(仮題)
講演 中田信哉教授(神奈川大学経済学部)
コーディネータ 八ッ橋 治郎(神奈川大学経済学部)
「ビジネス書のベストセラーはどうやって生まれるのか」(仮題)
講演 和田史子氏(ダイヤモンド社編集部)
コーディネータ 八ッ橋 治郎(神奈川大学経済学部)
●自由論題研究発表申し込み
発表時間は 1 件につき 25 分、予定討論 5 分、質疑応答 5 分の予定で、会員から公募します。
5~6 件程度を予定しておりますが、申し込み多数の場合には準備委員会で調整させていただきます。
同封の「研究発表申込書」によりお申し込みください。なお「研究発表申込書」は、日本商品学会
東日本部会ホームページ(http://wwwsoc.nii.ac.jp/nsg/NSG-East/east-index.html)からも入手いた
だけます。
申込期限:2009 年 9 月 25 日(金)
申込先:〒221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋 3-27-1
神奈川大学経済学部 八ッ橋 治郎
e メール:jiro@kanagawa-u.ac.jp
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日本商品学会東日本部会ニュースレター
第 10 号
■ 「R バーガー」見学会の概要
2009 年 8 月 11 日(火)に株式会社 太魯閣が運営するハンバーガーショップ「R バーガー」の見学会
が実施された(参加者 6 名)
。R バーガーは、
「厳選した素材を使い、バンズをはじめ、パティ、ソース、
サイドメニューに至るまで、セントラルキッチンでひとつひとつ手作りしたものをお店に運び、店でオ
ーダーをいただいてから丁寧に最後の仕上げを施してお客様に提供する」というこだわりをもったハン
バーガーショップである(http://about.r-burger.co.jp/insistence.html)。今回の見学会では、六本木店の 2 階
をお借りし、代表取締役の坂田健氏より、設立の経緯と会社の沿革、ビジネスおよびメニューの特徴についてお話
を伺い、最後に試食を行った。
R バーガーは、もともと坂田氏の父上が経営する会社の一事業としてはじまったものであるが、2007 年 4 月に
坂田氏が太魯閣の設立を機に、R バーガー事業に加え、らーめん事業および食品製造卸工場((有)タロコ)ととも
にその経営を引き継いだという経緯をもつ。継承直後の R バーガー事業は、毎月 300 万円以上の赤字を計上す
る不採算事業だったという。それを就業規則からコンセプトに至る「すべてを変える」ことによって、業績を事業が
継続できる水準にまで回復させてきた。現在は、国内 3 店舗(六本木店、プランタン銀座店、石川パーキングエリ
ア店)、海外 3 店舗(バンコク国際空港店、バンコク・サイアムスクエア店、シンガポール・アイオン・オーチャ
ード店)を展開するまでに成長している。坂田氏は 27 歳の若き経営者であり、「R バーガー」とともに、多くのメディ
アに注目されている方である。お話を伺うなかで、明確なビジョンをもった堅実な経営者という印象をうけた。
R バーガーの経営理念は「皆が惚れるいい会社を皆で創る」であり、経営ビジョンやドメインは明確である。すな
わち、①情熱(理念を共有した社員、請負パートナー、合弁パートナーとの最高のチーム)、②世界一になれる領
域(手作りテイストの商品開発・製造・販売で宇宙一)、③MAX:人時売上高(少数精鋭の本部社員による支援チ
ーム)の 3 つの要素が重なりあう部分を外れずに進むことを絶対とし、最終的にリストラのない卓越した老舗企業
へと成長することを目指している。また、①「管理」という概念をなくし、「支援」でつなぐ、②経営陣が現場とのコミ
ュニケーションやクリエイティブな仕事に集中できるように仕組みを構築する、③中間管理職をつくらない、④一
貫性のあるシステムのなかで自由と責任を与える、⑤経営陣にはカリスマ性があってはならず、あくまでも黒子に
徹するという 5 つの条件を満たす組織が理想とのことである。
R バーガーのメインターゲットは、女性であり、商品もいわゆるジャンクフードとは異なるテイストを特徴としている。
主力商品であるハンバーガーにはパオをイメージさせる白いバンズを使用しているため、その見た目から他の
ハンバーガーとは大きく異なっているが、それ以上に厳選した素材、たとえば、海洋性コラーゲン、ミ
スト農法による無農薬大葉、天然塩などを原料として使用し、八丁味噌ソースによる「アールバーガー」
をはじめとして、
「チキン梅バーガー」
「アボカドチーズバーガー」
「豆腐バーガー」といったヘルシーテ
イストを志向していることが最大の特徴である。その他、
「豆腐ナゲット」や「グリーンスティックサラ
ダ」
「狭山ほうじ茶」
「宇治抹茶入り玄米茶」などのメニュー(コーラはおいていない)からもオリジナ
リティやこだわりが感じられる。
オープンにはしていないということであったが、R バーガーの R とは Revolution の略とのことである。最後に試食
をさせていただいたが、ハンバーガーにおける革新を実感させるテイストであった。
3
(文責 大瀬良 伸)
日本商品学会東日本部会ニュースレター
■東日本部会総会報告
● 2008(平成 20)年度東日本部会事業報告
1.
総会
(1) 総会 2008 年 6 月 14 日(土) 会場:諏訪東京理科大学
議題
1. 2007 年度会務報告(事業報告および会計報告)について
2. 2008 年度事業計画案の審議
3. 2008 年度予算案の審議
4. 2008 年度プロジェクト研究の募集について
5. 2008 年度東日本部会大会について
6. その他
(2) 臨時総会 2008 年 11 月 8 日(土) 会場:早稲田大学
議題
1. 2008 年度東日本部会事業中間報告
2. 2008 年度東日本部会会計中間報告
3. 2009 年度部会大会開催校について
4. その他
2.
研究活動および部会大会
(1) 研究プロジェクト
東西部会の研究助成制度を統合するため今年度は実施せず、規定の見直しを行った
2010 年度より「日本商品学会研究助成制度」として再開予定
(2) 部会大会
2008 年 11 月 8 日(土) 会場:早稲田大学 26 号館 302 会議室
・ 自由論題研究発表:4件
・ 企業紹介「テルモ株式会社の展示館紹介」 麻生 陽介(テルモ株式会社)
・ 特別講演「大統合時代の百貨店とそのマーチャンダイジング」
松田 謹一(経営コンサルタント・大妻女子大学講師・文化服装学院講師)
3.
ニュースレター
7 号、8 号、9 号を発行
4
第 10 号
日本商品学会東日本部会ニュースレター
4.
第 10 号
見学会・講演会
2008 年 12 月 13 日(土)「NPO 法人ぱれっと」にて、障害者の自立支援活動を見学
「おかし屋ぱれっと(福祉作業所)
」と「えびすぱれっとホーム(グループホーム)
」の見学後、
「レス
トランぱれっと」にて事業概要の説明と懇談会を開催
5.
幹事会
2008 年 9 月 13 日、一橋大学商学研究科丸の内産学連携センターにて開催
議題
1. 2008 年度部会大会について
2. 2009 年度以降の部会大会について(神奈川大学)
3. 2009 年度以降の事業計画について
4. その他 メールによる持ち回り会議等の連絡を行った
6.
部会会員数 (2008 年 3 月 31 日現在)
会員数 106 名(外国在住 2 名を含む)
● 2008(平成 20)年度収支決算報告
平成 20 年 4 月1日~平成 21 年 3 月 31 日 日本商品学会東日本部会
1.
収入の部
科 目
予 算
決 算
部会交付金
207,500
207,500
0
2,500 円×83 人
部会事業交付金
115,000
115,000
0
1,000 円×115 人
研究助成金
0
0
0
ニュースレター印刷引当金戻入
0
0
0
雑収入
0
520
520
前年度繰越金
275,443
275,443
0
合 計
597,943
598,463
-520
5
増 減
備 考
日本商品学会東日本部会ニュースレター
2.
第 10 号
支出の部
科 目
予 算
決 算
増 減
備 考
部会長活動費・ニュースレター
事務連絡費
40,000
40,000
0
部会ニュースレター印刷費
60,000
51,510
8,490
通信発送費
55,000
33,430
21,570
部会大会運営費
80,000
40,000
40,000 早稲田大学での実施
講師謝礼
60,000
30,000
30,000
研究奨励費
160,000
0
消耗品費
10,000
9,638
362
予備費
132,943
10,500
122,443
0
383,385
-383,385
597,943
598,463
-520
次年度繰越金
合 計
3.
編集費・ホームページ更新費等
7号、8 号、9 号
160,000 プロジェクト研究助成
次年度繰越金明細
借方科目
現金
摘
要
金
手元有高
ゆうちょ銀行
額
平成 21 年 6 月 20 日
日本商品学会東日本部会長 石崎悦史
11,102
会計幹事 山本恭裕
372,283
店名 008
合計
会計幹事 内原 綾
383,385
平成 21 年 6 月 8 日
貸方科目
未払金
摘
要
金
収支決算報告書及び会計帳票・帳簿を監査し
額
た結果、適正であることを認めます。
0
次年度繰越金
383,385
合 計
383,385
6
会計監査
谷口 重男
会計監査
浜野 及一郎
日本商品学会東日本部会ニュースレター
● 2009(平成 21)年度東日本部会事業計画
1.
総会
(1) 総会 2009 年 6 月 20 日(土) 会場:同志社大学
議題
1. 2008 年度会務報告(事業報告および会計報告)について
2. 2009 年度事業計画案の審議
3. 2009 年度予算案の審議
4. 2009 年度東日本部会大会について
5. その他
(2) 臨時総会 2009 年 11 月 7 日(土) 会場:神奈川大学
議題
1. 2009 年度東日本部会事業中間報告
2. 2009 年度東日本部会会計中間報告
3. 2010 年度部会大会開催校について
4. その他
2.
研究活動および部会大会
(1) 研究プロジェクト
2010 年度から始まる「日本商品学会研究奨励制度」へ統合
(2) 部会大会
2009 年 11 月 7 日(土) 会場:神奈川大学
自由論題研究発表
特別講演
3.
ニュースレター 年3回発行予定
4.
見学会・講演会 必要に応じて開催
5.
幹事会 数回を予定
6.
部会会員数 (2009 年 6 月 19 日現在)
会員数 105 名(外国在住 2 名を含む)
7
第 10 号
日本商品学会東日本部会ニュースレター
第 10 号
● 2009(平成 21)年度収支予算書
平成 21 年 4 月1日~平成 22 年 3 月 31 日 日本商品学会東日本部会
1.
収入の部
科 目
平成 21 年度予算 平成 20 年度予算
増 減
備 考
部会交付金
175,000
207,500
-32,500
2,500 円×70 人
部会事業交付金
105,000
115,000
-10,000
1,000 円×105 人
研究助成金
0
0
ニュースレター印刷引当金戻入
0
0
雑収入
0
0
前年度繰越金
383,385
275,443
107,942
合 計
663,385
597,943
65,442
2.
支出の部
科 目
平成 21 年度予算 平成 20 年度予算
増 減
備 考
部会長活動費、
事務連絡費
40,000
40,000
0
ニュースレター編集費、
ホームページ更新費等
部会ニュースレター印刷費
60,000
60,000
0
通信発送費
55,000
55,000
0
部会大会運営費
80,000
80,000
0
講師謝礼
60,000
60,000
0
研究奨励費
160,000
160,000
0
消耗品費
10,000
10,000
0
予備費
198,385
132,943
65,442
合 計
663,385
597,943
65,442
10 号、11 号、12 号
部会ニュースレターを会員への部会大会連絡等に利用し充実を図る。
編集担当より
今後も部会に関する情報をお知らせいたします。次号(第11号)は10月上旬発行予定です。ニュース
レターに関してご要望などございましたら、東日本部会幹事会([email protected])までご連絡下
さい。
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