スタッフ系業務活動定義例

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進化する BPR 知識創造時代の事業構造改革 巻末資料集
(注:資料の図番号,表番号は本書の章番号と対応している)
資料 2. スタッフ系業務活動定義例
表 6.1 市場のスタッフ系業務機能の細分化例
No.
A
中分類名
市場管理
小分類名
活動対象
市場環境,消費者,販路,
競合会社
市場調査
他社動向調査
市場環境,消費者,販路
競合会社
市場情報管理
販路開拓企画
市場環境,消費者,販路,
競合会社
販路
お客様相談
消費者
活動内容
目的:販売対象,商品,販路,価格,販促等の最適化を可能にするために,的確な市場情報を提供
し,分析することである。
活動:市場全般の情報を調査,収集,整理,蓄積,提供する。また,その動向を把握し,市場
分野の有望性,販路の適合性等を評価する。
市場動向の調査・分析を行い,市場分野毎の有望性,販路の適合性等の評価を行う。
競合会社の販売,製品開発等の動向調査を行う。また,他社商品の評価を行う。商品そのもの
の技術動向は技術管理に含まれる。
市場に関する種々の情報(顧客情報,販路情報等)の維持,管理,提供を行う。
目的:新規の市場開拓活動を組織的,計画的に展開することにより,商品を市場にのせること
と新規事業のすみやかな立ち上げに寄与することである。
活動:商品企画または新規事業方針等に基づき,新規市場への販路を企画し,その開拓のため
の活動計画を立案する。
目的:主対象に対するクレームや企業に対する消費者からの声に耳を傾け,消費者が期待する
使用価値と企業ブランドを維持することである。
活動:クレーム内容を具体的に把握し,複数の関連部署の中から対応責任部署を定めて,消費
者に代わってクレーム処理状況の進捗を把握し,必要に応じて経営機関,消費者,監督官庁に
報告する。
表 6.2 取引先諸団体のスタッフ系業務機能の細分化例
No.
B
中分類名
小分類名
得意先管理
得意先調査/評
価
得意先情報管理
取引業者管理
仕入先管理
活動対象
得意先
得意先
得意先
取引業者,人員
物流業者管理
施設関連業者管
理
業者管理
グループ会社管理
取引業者(資材・商品仕
入先)
取引業者(外注先・下請
を含む)
取引業者(物流業者)
取引業者(施設関連業
者)
取引業者(上記以外)
関連会社
株主管理
諸団体(株主)
外注管理
活動内容
目的:得意先との健全な取引関係を維持し,自社の販路としての得意先の最適化に貢献すると
同時に,得意先の繁栄に寄与するために,的確な得意先情報を提供し,分析することである。
活動:得意先の販売力,貢献度,安定性,動向などの情報を維持,管理するとともに,これら
の分析によって得意先の諸能力の評価を行う。
得意先の販売力,貢献度,安定性,動向などを調査し,評価・分析する。
得意先の概要,納入販売履歴,経歴などの情報の収集,整理,蓄積,提供を行う。
目的:自社が必要とする品質・性能を満たした主対象,モノに関して最も低コストで安定的
に調達できるようにするために,的確な取引業者情報を提供し,分析することである。
活動:取引業者選定,取引業者との円滑かつ安定的な取引関係の維持等に必要な情報を調査,
収集,整理,蓄積,提供するとともに,これらの情報の分析を通して取引業者の諸能力,相互
依存の度合い,コストの妥当性などを評価する。
仕入先に関する諸情報の維持・管理および分析・評価を行う。
外注先に関する諸情報の維持・管理および分析・評価を行う。
物流業者に関する諸情報の維持・管理および分析・評価を行う。
施設関連業者に関する諸情報の維持・管理および分析・評価を行う。
上記以外の取引業者に関する諸情報の維持・管理および分析・評価を行う。
目的:グループとしての経営方針立案,分析のための情報を提供することである。
活動:関連会社の人事,財務,損益,投資計画などに関する情報の調査,収集,整理,蓄積,
提供を行う。
目的:事業の安定化を計るために,出資者としての株主の維持と協力の獲得を実現するための
情報を提供することである。
活動:株主の把握,大株主の動向把握のための情報の調査,収集,整理,蓄積,提供を行う。
1
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表 6.3 環境のスタッフ系業務機能の細分化例
No.
C
中分類名
小分類名
環境調査/評価
活動対象
自然環境
環境保全
自然環境
社会活動
社会環境
活動内容
目的:企業責任を全うするために,自然環境に関する情報を提供し,分析することである。
活動:自然環境に関する情報を調査,収集,整理,蓄積,提供するとともに,これらの分析に
よって自然環境についての評価を行う。
目的:環境調査/評価の結果を受けて,自然環境の悪化を防止し,そのレベルを維持するとと
もに,さらにその向上を計ることである。
活動:自然環境についての予防保全のための諸作業を行う。
目的:企業をとりまく社会環境に関する情報を提供,分析し,企業理念に基づき,社会に対し
貢献,還元を計ることである。
活動:社会環境に関する情勢を先取し,その分析に基づき,社会に対する貢献策を企画し,実践
する。
表 6.4 主対象のスタッフ系業務機能の細分化例
No.
D
中分類名
商品企画
小分類名
活動対象
商品
商品管理
商品
品質保証
商品
活動内容
目的:ターゲットとする市場に対して,自社の商品ラインナップを常に最適に保つとともに,
自社の有する総合力を最大限有効に活用し,全体として競合他社に対する優位性を確立する
ことである。
活動:自社の商品ラインナップをベースに,経営戦略・マーケティング結果,自社の技術力な
どをふまえて,今後揃えるべき商品,販売をやめるべき商品を決定する。新商品については,
そのアウトライン,自社開発・外部調達の別,基本的販売方法(販売対象,価格帯等)
,品質
基準などを企画する。
目的:ターゲットとする市場に対して,自社の商品ラインナップの質・量などが常に最適に保
たれるようコントロールすることである。
活動:市場での自社の商品の評価を把握するとともに,商品ラインナップの市場に対する妥当
性を判断し,商品の基本的販売方法(価格帯,販路,市場別重点品目設定など)を調整する。
目的:自社の商品の品質に関する市場での評価を正確に把握していくとともに,品質に係わる
企業責任を果たすことである。
活動:自社の商品の品質に関する市場での評価を調査,収集,整理,分析,蓄積,提供を行
い,責任の所在を明らかにして企業として果たすべき対応を迅速に行う。(例)トレーサビリテ
ィ情報の提供,リコールの対応,品質に関する訴訟の対応,顧客・営業に対するクレーム情報
の提供による事故の未然防止など
表 6.5 技術のスタッフ系業務機能の細分化例
No.
E
中分類名
小分類名
技術開発計画
活動対象
製品技術,材料技術,活
動技術,管理技術
技術管理
製品技術,材料技術,活
動技術,管理技術,公的
技術資産
技術調査
技術評価
情報技術管理
特許管理
技術運用管理
技術情報管理
製品技術,材料技術,活
動技術,管理技術(情報
技術を除く)
製品技術,材料技術,活
動技術,管理技術(情報
技術を除く)
管理技術
(情報技術)
公的技術資産
製品技術,材料技術,活
動技術,管理技術(情報
技術を除く)
製品技術,材料技術,活
動技術,管理技術(情報
活動内容
目的:将来の事業展開に備え,企業の技術的能力の内容とバランスを最適化し,競争力向上に
寄与することである。
活動:各事業計画,現在の技術力評価などをふまえ,自社が今後獲得すべき技術を洗い出し,
計画する。自社開発技術については必要資源の配分と調達を計画化する。外部調達技術につ
いては調達先と調達方法を計画化する。
目的:企業の保有する技術力を正確に把握するとともに,社内外の技術が持つ価値を最大限に
引き出すことである。
活動:技術動向調査と企業の保有する技術レベルの評価,企業活動全般に対する技術力の過不
足の評価,技術の活用方法の管理を行う。
情報技術に関する調査とその活用方法の管理を行う。
他社商品の技術動向は技術管理に含む。
社外の技術動向の調査を行う。
企業の保有する技術レベルの評価,企業活動全般に対する技術力の過不足の評価,技術の活用
方法の管理を行う。
各技術への応用の元となる情報技術についての調査および活用方法の管理を行う。
公的技術資産に関する調査/評価および保全に関する業務を行う。特許申請事務等を含む。
目的:企業の保有する技術を,企業の諸活動が適正な範囲内で常に最大限有効に利用できる形
に保つことである。
活動:企業内で利用されるべき諸技術に関する情報の整理,蓄積,提供と,技術の利用状況把
握,利用の促進と適正化を行う。
企業内で利用されるべき諸技術に関する情報の整理,蓄積,提供を行う。
2
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技術利用管理
技術を除く)
製品技術,材料技術,活
動技術,管理技術(情報
技術を除く)
技術の利用状況把握,利用の促進と適正化を行う。
表 6.6 モノ(設備)のスタッフ系業務機能の細分化例
No.
F
中分類名
小分類名
設備投資計画
設計設備投資計
画
製造設備投資計
画
物流設備投資計
画
保守サービス設
備投資計画
環境保全設備投
資計画
情報処理/通信
設備投資計画
一般設備投資計
画
設備調査/評価
設計設備調査/
評価
製造設備調査/評
価
物流設備調査/評
価
保守サービス設備
調査/評価
環境保全設備調査
/評価
情報処理/通信設
備調査/評価
一般設備調査/評
価
設備管理
設計設備管理
製造設備管理
物流設備管理
保守サービス設
備管理
保守サービス設
備管理
環境保全設備管
理
情報処理/通信
設備管理
一般設備管理
宣伝企画
活動対象
活動内容
事業施設・設備,管理施 目的:・将来的な事業展開に備えて,設備資源を過不足なく確保していくことである。
設・設備
事業の生産性向上と,それによる競争力向上に寄与することである。
企業の社会的責任の充実に寄与することである。
活動:各事業計画,設備能力の評価などをふまえ,損益計画と調整をとりながら,各種設備の
調達内容を計画化する。
事業施設・設備(設計施 企業の設計能力を決定する施設・設備への投資計画を企画する。
設・設備)
事業施設・設備(製造施 企業の製造能力を決定する施設・設備への投資計画を企画する。
設・設備)
事業施設・設備(物流施 企業の物流能力を決定する施設・設備への投資計画を企画する。
設・設備)
事業施設・設備(保守サ 企業の保守サービス能力を決定する施設・設備への投資計画を企画する。
ービス施設・設備)
事業施設・設備(環境保 企業の環境保全能力を決定する施設・設備への投資計画を企画する。
全施設・設備)
管理施設・設備(情報処 企業の情報処理能力を決定する施設・設備への投資計画を企画する。
理/通信施設・設備)
上記以外の事業施設・設 企業の上記以外の能力を決定する施設・設備への投資計画を企画する。
備,管理施設・設備
事業施設・設備,管理施 目的:現場活動,企業の諸能力との関連において,設備資源の持つ能力の過不足を明確にする
設・設備
こと,また,事業の生産性向上への貢献度を明らかにすることである。
活動:企業の保有する施設・設備の稼働状況をもとに,その運用方法と配分を管理し,能力を
評価する。
事業施設・設備(設計施 設計設備の運用と配分の管理および能力評価を行う。
設・設備)
事業施設・設備(製造
製造設備の運用と配分の管理および能力評価を行う。
施設・設備)
事業施設・設備(物流
物流設備の運用と配分の管理および能力評価を行う。
施設・設備)
事業施設・設備(保守
保守サービス設備の運用と配分の管理および能力評価を行う。
サービス施設・設備)
環境保全設備の運用と配分の管理および能力評価を行う。
事業施設・設備(環境
保全施設・設備)
管理施設・設備(情報
処理/通信施設・設備)
上記以外の事業施設・
設備,管理施設・設備
事業施設・設備,管理施
設・設備
事業施設・設備(設計
施設・設備)
事業施設・設備(製造
施設・設備)
事業施設・設備(物流
施設・設備)
事業施設・設備(保守
サービス施設・設備)
事業施設・設備(保守
サービス施設・設備)
事業施設・設備(環境
保全施設・設備)
管理施設・設備(情報
処理/通信施設・設備)
上記以外の事業施設・
設備,管理施設・設備
事業施設・設備(販売設
情報処理設備の運用と配分の管理および能力評価を行う。
上記以外の設備の運用と配分の管理および能力評価を行う。
目的:施設・設備等を企業内諸活動が常に適正な状態で使用できるよう保っておくことであ
る。
活動:施設・設備等の稼働状況の把握と,保守等の稼働維持のための諸作業を行う。
設計設備に関する管理を行う。
製造設備に関する管理を行う。
物流設備に関する管理を行う。
保守サービス設備に関する管理を行う。
保守サービス設備に関する管理を行う。
環境保全設備に関する管理を行う。
情報処理設備に関する管理を行う。
上記以外の設備に関する管理を行う。
目的:自社の商品に関して,消費者の認知と理解を促進させることにより,営業活動を効果的
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備のうち販促物)
に支援することである。
活動:マスコミ媒体を使った広告・宣伝およびパンフ等の製作企画を行う。また,これらの効
果把握および評価を行う。
表 6.7 カネのスタッフ系業務機能の細分化例
No.
G
中分類名
財務計画
小分類名
活動対象
資産,負債,資本,利益
資金調達計画
資産,負債,資本
資金運用計画
資産,負債,資本,利益
財務管理
資産,負債,資本,利益
財務分析
資産,負債,資本,利益
投資管理
資産管理
資産
資産
負債管理
負債
営業損益,営業外損益,
特別損益等,利益
利益計画
営業損益,営業外損益,
特別損益等,利益
営業損益
営業損益,営業外損益,
特別損益等,利益
損益計画
予算編成
損益管理
原価管理
利益管理
予算執行管理
経理
営業損益
営業損益,営業外損益,
特別損益等,利益
営業損益
資産,負債,資本,営業
損益,営業外損益,特別
損益等,利益
売掛金管理
固定資産管理
買掛金管理
資産(売掛金)
資産(固定資産)
負債(買掛金)
出納
中分類活動対象と
同一
中分類活動対象と
同一
売上高,売上原価,販売
費,一般管理費
決算
プロフィットセンタ
活動内容
目的:資金を事業の発展にとって最大限有効に活用することである。
必要資金を最も低コストで調達することである。
活動:事業戦略等をふまえ,事業に必要な資金の調達方法と設備投資,研究開発投資,社内留
保などの事業レベルでの配分を計画する業務をいう。
企業活動に必要な資金をいかなる方法で調達するかを計画する業務であり,損益計画と連動
する。
事業全体のレベルで,人,モノ,カネ,技術などにどのような資金投下を行うかを計画する業
務であり,損益計画と連動する。
目的:企業としての財務状態を健全に保つとともに,不当に損失することを防止することであ
る。
活動:財務状態の把握,評価および構成要素としての個々の資産・負債の管理,維持を行う
業務であり,加えて,企業としての投資運用を実施する業務をいう。
財務諸表等に基づき,企業の財務状態を把握,評価し,財務計画等の業務へ反映させる業務を
いう。
企業の資産を有価証券等の投資行為に運用する業務をいう。
種々の債権等を含む企業の資産状態を把握,評価するとともに,その保全のための指導を行
う。
借入金等を含む企業の負債の状態を把握,評価するとともに,その保全のための指導を行う。
目的:企業全体としての損益の計画と,個々の業務活動の実施計画を結び付け,各業務の実行
可能な達成目標を具体的に提示することである。
活動:経営戦略等をふまえ,財務計画と連動して目標利益の設定と,その実現のための種々の
個別計画を立てる。さらに具体的実行計画としての予算を編成する。
財務計画と連動し,目標利益設定と,その実現に必要な収入(売上),原価・費用,投資額等を
計画する業務をいう。
営業損益に関し,利益計画の具体的な実行計画としての予算を編成する。
目的:所期の業績目標の達成のために各活動をコントロールするとともに,目標設定の妥当性
を評価することである。
活動:損益計画に基づく,収入,原価・費用などの実績把握と統制,および企業全体の収支の
管理と業績評価を行う。
諸活動の原価計算,目標原価設定による原価統制,間接費管理を行う。
利益計画に対する実算把握と業績評価,統制,および企業全体での収支管理を行う。
予算に対する実算の把握と統制,および営業活動による受注,売掛,入金の把握と収支計算を
行う。
目的:企業活動の個々の遂行状況を「カネ」の動きとして正確に把握し,財務・損益および経
営全般に対して有用な基礎データを提供することである。
活動:企業が「カネ」の実際の出し入れを1円の狂いもなく行うための事務処理,並びに個々
の「カネ」の動きを正確に記録するための業務をいう。
売掛金につき,伝票毎相手先毎に記録し,請求書類作成と回収後の消し込みを行う。
固定資産の目録管理,減価償却,登記などに関する事務をいう。
買掛金につき,伝票毎相手先毎に記録し,相手先の請求に基づき支払書類作成と支払後の消し
込みを行う。
「カネ」の出し入れを実際に行い,これを費目毎に記帳する。
財務諸表作成等の決算およびこれに伴う税務処理を行う。
個々の取引について原価と売価を評価し利益保全のために関係する活動に改善を指示する。
表 6.8 ヒトのスタッフ系業務機能の細分化例
No.
H
中分類名
労務管理
小分類名
活動対象
人員
労務政策
全般労務管理
人員
人員
活動内容
目的:企業として適正かつ質のよい労働力を確保,維持することである。
活動:労使という観点から,使用者側が労働者側に提供している,または提供しようとする
種々の労働条件について,労働側の意識・企業の業績などを総合的に判断して評価・計画する
業務をいう。
就労,賃金,職場環境,福利厚生などに関する企業全体の計画立案と対労組交渉を行う。
上記政策立案のため,職場の意識,就業状態,他社状況,労働界の動きなどを総合的に把握,
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労務事務
人員
就業管理
給与
安全衛生
福利厚生
人員計画
人員
人員
人員
人員
人員(人材),組織
採用計画
教育計画
組織計画
人事管理
人員(人材)
人員(人材)
組織
人員(人材),組織
人員能力評価
組織能力評価
人事業務
人員(人材)
組織
人員(人材),組織
採用配属
教育
人事管理事務
人員(人材),組織
人員(人材)
人員(人材),組織
人員,組織,および管理
施設・設備,諸団体等
文書
秘書
組織(諸制度・規定)
組織(経営機関,部門組
織)
中分類活動対象と同一
総務
全般管理事務
評価する。
目的:労働契約を企業側として確実に遵守し,雇用者としての人員から常に適正な労働提供を
受けることである。
活動:雇用者との労働契約に基づく,就業状態の把握と労働報酬の計算および適正な労働環境
の維持のための業務をいう。
就業規則に従った就業状態の把握を行う。
雇用者個々人の就業量に応じた労働報酬の計算を行う。
労働環境の安全管理および雇用者の健康管理を行う。
社宅,融資,レジャー施設など,雇用者の生活のために用意された企業資産を運用する際の業
務をいう。
目的:企業目標達成のため,適材適所に必要な人材が確保できることである。同時に,全ての
人材がその能力を100%発揮できる仕事を持つことである。
活動:企業の中長期の目標をふまえた人的資源の確保,育成およびその配分に関する全社レ
ベルの計画業務をいう。
企業の諸目標を達成できるだけの人的資源の確保に関する計画立案と実行管理を行う。
人員が必要な能力を得ていくための教育活動を企画・計画する業務をいう。
企業の諸目標を達成するための組織編成計画と,組織への人材の配分に関する計画業務をい
う。
目的:人的資源の本来の能力を正確に把握するとともに,その活用状況を明らかにすることで
ある。
活動:人員の業績,能力を公平かつ正確に評価する業務をいう。また,人員の集団としての組
織について,その人的資源配分,
運営方法がその組織のタスクに照らして適切かどうかを評価
する業務をいう。
人員のタスクに対する業績の評価および人員の個人的諸能力の把握と評価を行う。
組織の業績の評価および組織の持つ人的能力と組織運営方法の把握と評価を行う。
目的:人材の意欲,能力,適正と組織の発揮するパワーを最も高次元で適合させることであ
る。
活動:組織の形成と維持のための人材の確保,育成に関する事務作業,並びに人材の配属によ
る各人の役割明確化と動機付けに関する業務をいう。
人材の採用および組織要求と本人の適性に応じた配属・配転に関する事務作業をいう。
人材の意欲,能力向上のための教育活動の実施を行う。
人員の履歴,経歴,希望などの人事情報の維持,管理を行う。
目的:企業の諸活動を適切な事務サービスによって補助することで,各活動が本来の目的を円
滑に遂行できるようにすることである。
活動:公式文書類の管理,秘書業務および他活動の分掌に属さない種々の管理事務をいう。
企業レベルでの公式文書の維持,管理を行う。
経営機関および各部門組織における文書管理や種々の事務的補助を行う。
福利厚生施設および事務施設の管理,諸団体への入退会など,他活動の分掌に属さない種々の
管理事務をいう。また,株主総会の開催なども行う。
目的:現在および将来にわたり,企業を最も有効かつ効率的に支援できるよう,情報資源を維
持,管理していくことである。
活動:経営資源としての情報資源の整備計画および利用度,効果,各組織の活用能力の評価
を行う。また,情報技術の利用分野の検討と企業の諸活動のシステム化計画立案なども行う。
情報資源管理
情報システム
システム開発運用
情報システム
目的:情報システムを含めた業務全体の仕組みが現場に定着し,所期の効果を発揮することで
ある。
活動:計画に基づく情報システムの開発と保守を行う。また,教育を含めた運用サービスも行
う。
フロネシス創造
賢慮
目的:現在および将来にわたり,企業が備えるべき賢慮(フロネシス)を高め,維持できるよ
う,賢慮を維持管理していくことである。
活動:経営資源としての賢慮の整備計画および教育,場の設定,維持状況の評価を行い,組
織への定着化を図る活動をいう。
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