資料3 - 印西市

0908
資料3
<印西市まち・ひと・しごと創生総合戦略>
◇地方創生に関する取組事例
目
次
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島根県海士町・・・移住推進、雇用対策、人材育成
NPO 法人グリーンバレー(徳島県神山町)
・・・移住推進、雇用対策、人材育成
長野県下条村・・・移住推進、子育て支援
長野県佐久市・・・移住推進
千葉県流山市・・・子育て支援
埼玉県和光市・・・子育て支援
NPO 法人わははネット(香川県高松市 他)・・・子育て支援
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Share 金沢(石川県金沢市/社会福祉法人佛子園)・・・地域連携
高松丸亀町商店街(香川県高松市)・・・地域連携
鴨川市他(農家民泊、農産物直売所)・・・交流促進
相模原市他(シティセールス、フィルムコミッション)・・・交流促進
東京都他(マザーズハローワーク)・・・子育て女性、就業支援
千葉県柏市他(UDCK)・・・地域連携、人材育成
豊島区他(女性のライフプラン形成)・・・少子化対策
1 島根県海士町
移住推進、雇用対策、人材育成
(1)位置、地域概況等
島根県隠岐郡海士町は、日本海の島根半島沖合約 60km に浮かぶ隠岐諸島にある。対馬暖流の影
響を受けた豊かな海と、名水百選に選ばれた豊富な湧水に恵まれ、自給自足のできる半農半漁の島。
本土(島根県の本州側)から海士町までの所要時間は高速船で約 2 時間、カーフェリーで 3 時間
弱から 5 時間弱。人口 2,345 人(推計人口、2015 年 5 月 1 日)
(2)事業(取組み)の概要等
◇行財政改革
・産業3課(観光と定住を担う「交流促進課」、第一次産業の振興を図る「地産地商課」、新たな産
業の創出を目指す「産業創出課」
)の設置
◇島まるごとブランド化
・新商品、新産業、新規雇用の創出(島の食文化を商品化した「島じゃ常識!サザエカレー」、海
士の漁師の食卓を都会にそのまま届ける「CAS システム」、流通の仕組みを変えた「隠岐海士の
いわがき・春香」
、独自ブランドを確立した「島生まれ、島育ち、
『隠岐牛』
」
、海士のものづくり
の原点を呼び覚ます「海士乃塩」
)
◇外部との交流と人づくり
・U・I ターン者の働く場の創出(株式会社 巡の環
による、仕事力の元となる人間力を高める「海士
五感塾」や他地域で活躍できる地域コーディネー
ターを養成する「めぐりカレッジ」など)
・島根県隠岐島前高校の「魅力化プロジェクト」
「ど
きどききらきら 島留学」
▲海士五感塾の様子((株)巡の環 HP より)
(3)事業の効果
―海士町の産業振興策の効果(2004~07 年の4年間の実績数値)―
◇モノづくりをベースとする産業振興策を進めた効果
・雇用創出効果:88 人(UIターン者)
・加工業務に関するセミナー及び人材育成講習会を 160 回実施
・流通及び販路開拓のための人材育成講習会を 124 回実施
・ITに関する講習会を 20 回実施
◇資源発掘、宝探しなど、商品開発の施策を進めた効果
・商品開発研修生採用:10 人(うち、3名が現役、
4名が町内就職又は起業)
◇地域資源を活用したモノづくり運動を進めた効果
・集落及びグループ等、活動団体結成:7組
◇島での就職や起業、島暮らしの運動を展開した効果
▲島じゃ常識さざえカレー(海士町 HP より)
・93 世帯、167 人のIターン者が海士町に定住
(
「信頼できたから」
「宝物があるから」
「職員の対応が良かった」など)
(4)参考文献等
◇海士町 http://www.town.ama.shimane.jp/
◇(株)巡の環 http://www.megurinowa.jp/index.html
◇(株)ふるさと海士 http://www.ama-cas.com/
◇島前高校魅力化プロジェクト http://miryokuka.dozen.ed.jp/
◇総務省レポート http://www.soumu.go.jp/main_content/000063232.pdf
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2 NPO 法人グリーンバレー(徳島県神山町)
移住推進、雇用対策、人材育成
(1)位置、地域概況等
徳島県神山町は、徳島県東部の名西郡(神山町・石井町)に属し、町内の東側(広野地区)は県都
徳島市、石井町と接しています。本町の役場と徳島市役所とは車で約 45 分という位置である。
町面積は 173.31k ㎡、町の中央を東西に横断する鮎喰川上中流域に農地と集落が点在し、その周
囲を町域の約 83%を占める。人口 5,343 人(推計人口、2015 年 5 月 1 日)
(2)事業(取組み)の概要等
◇アーティスト・イン・レジデンス
・毎年日本人1名、外国人2名のアーティストに町へ
滞在してもらい、アート制作を支援
◇移住定住促進事業
・創造的過疎(例えば移住定住者には、人口維持のた
めに若者や子育て世帯、また産業活性化のために仕
事を持っている人を優先するなど)
・ワーク・イン・レジデンス(将来町にとって必要な
働き手や起業家を、受け入れ側から逆指名・誘致す
るシステム)
◇サテライトオフィス開設の支援
・IT ベンチャー、映像、デザイン会社など場所を選ば
ない企業の誘致
◇神山塾(人材育成事業)
・厚生労働省の基金訓練・休職者支援訓練による後継
人材の育成
◇その他主な事業(取組み)の経緯
・徳島県「全県 CATV 網構想」発表 2002 年 1 月
(延長 20 万 km、世帯普及率 全国 1 位 88.5%、
事業費 275.6 億円)
・神山町高速インターネット回線配備 2005 年 12
▲働き方の変化(テレワーク)活用した地方創生
月(総務省「加入者系光ファイバ網設備事業」
)
(総務省資料より)
(3)事業の効果
◇サテライトオフィス数及び地元雇用数:11 社設置、合計 29 名新規雇用(2014.10 時点)
◇ワーク・イン・レジデンスによりビストロ、カフェ、パン屋、靴屋等の多業種が続々と開業。
◇神山塾:6 期 77 名修了(移住約 50%・サテライトオフィス就職 10 名・婚活カップル 9 組誕生)
◇創造的過疎 社会動態人口の推移:
・神山町移住交流支援センター経由の移住者数(2010~2013 年度)
:58 世帯 105 名(子ども
27 名)
、平均年齢 30 歳前後
(4)参考文献等
◇イン神山 http://www.in-kamiyama.jp/
◇全国町村会レポート http://zck.or.jp/forum/forum/2841/2841.htm
◇総務省レポート(グリーンバレー理事) http://www.soumu.go.jp/main_content/000324372.pdf
◇首相官邸レポート( 〃 ) http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/kondankai/dai2/siryou2.pdf
◇とくしまサテライトオフィスプロモーション http://tokushima-workingstyles.com/home.html
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3 長野県下條村
移住推進、子育て支援
(1)位置、地域概況等
長野県下條村は、長野県の最南端下伊那郡のほぼ中央に位置し、飯田市から車で 20 分、三遠南信
自動車道 天竜峡 I.C から車で5分の位置にある。
総面積は 38.12k㎡で、周囲 30.06km、標高 332mから 828mの間に 34 の集落が散在して
いる。人口 3,968 人(推計人口、2015 年 5 月 1 日)
(2)事業(取組み)の概要等 ―住宅施策と少子化対策―
◇若者定住促進住宅の建設(1997 年度から)
・入居条件をつけるため、若者向けの村営住宅の建設を村の独事業として実施。
(入居条件は「子
どもがいる」か「これから結婚する若者」、村の行事への参加、消防団への加入等)
・入居者の内訳:飯田市から2割、その他近隣自治体から3割、村内4割、I ターン者1割
◇子どもの医療費無料化(2010 年度から高校卒業まで
無料に拡充)
◇保育園料の値下げ(2013 年現在国基準の 47%、保
育園は村立1園のみ)
◇義務教育の給食費補助(2011 年から給食費の 30%
を補助)
◇特色ある学校教育
・小学校高学年対象の「ふるさと塾」や、中学3年生
による村の議場を使った「生徒会議会」、中学1年
生の全希望者対象の海外研修費用の半分補助等。
◇新築・増改築工事補助事業
・2013 年度から、45 歳以下を対象に新築又は増改
築に係る費用の 10%を補助
◇その他主な事業(取組み)
・合併浄化槽による下水道事業(2013 年までの総事
▲上:若者定住促進住宅、下:バスによる
保育園児の送迎(area project HP より)
業費は 9 億円弱で、公共下水施設建設費用の 5 分
の 1)
・資材供給事業(1992 年から。地域住民の生活環境を整備するために、住民自らが施工する工事
に対し、村が資材を支給する事業。2011 年度末現在で施工箇所は 1442 箇所)
・行財政改革(人員削減。2013 年現在、職員数 37 人、人口千人当たり 7.84 人)
(3)事業の効果
◇合計特殊出生率の増加
・平成 16~20 年 2.07 人、平成 22 年度 2.20 人、平成 23 年度 1.92 人(全国平均 1.39 人)
◇2040 年時点での地域別将来推計人口(厚生労働省)の小幅な減少率(2010 年比-8.2%)
◇財政改革
・2011 年度決算による経常収支比率 64.7%(全国ベスト6位)
、実質公債費比率-3.5%(全国
ベスト4位)
(4)参考文献等
◇下條村 http://www.vill-shimojo.jp/index.html
◇全国町村会レポート http://www.zck.or.jp/forum/forum/2575/2575.htm
◇ダイアモンド社レポート http://diamond.jp/articles/-/36866?page=2
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4 長野県佐久市
移住推進
(1)位置、地域概況等
長野県佐久市は長野県の東端に位置し、県歌信濃の国に歌われる県下四つの平の一つ、佐久平の中
心に位置する、緑と清流に恵まれた高原都市である。
市の中央には滑津川・片貝川・湯川の各支流が注ぐ、千曲川が貫流している。市内には広大な肥沃
地が広がり、北に上信越高原国立公園、南に八ヶ岳中信高原国定公園、東に妙義荒船佐久高原国定公
園と眺望が素晴らしく、多くの観光客が訪れる。人口 99,248 人(推計人口、2015 年 5 月 1 日)
(2)事業(取組み)の概要等
◇空き家バンク
・市内にある空き家を有効活用し、地域の活性化を図るととも
に、首都圏を中心とする田舎暮らしを希望される方々の受入
れを行い、移住・定住人口の増加と経済の活性化を目指して
いる。
◇移住・交流促進事業
・長野県・佐久市・JR 東日本の3者による移住促進事業に向
けた連携事業を実施。JR東日本の「大人の休日倶楽部」会
員を対象に、佐久市への「移住お試しツアー」や東京都内で
の「移住セミナー」開催、佐久市に移住した「大人の休日倶
楽部」会員への特典として佐久平駅と首都圏間の運賃割引、
3者が各 HP、メールマガジン等で情報発信を行っている。
・移住・交流パンフレット「おいでなんし!佐久」(平成 23
年度作成)
、
「
(DVD)佐久市で暮らそう!~より快適・便利 ▲おいでなんし!佐久 HP
になる移住生活~」
(平成 24 年度作成)を都内等のセミナ (長野県佐久市空き家バンク)
ーで出席者に配布、上映し作成を PR。
◇移住促進サポートプラン(移住促進住宅取得費等補助金)
・住宅取得費や中古住宅の改修費、新幹線通勤定期券購入費を対象に補助制度を創設。(平成 26
年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日までの3年間)
(3)事業の効果
◇空き家バンクについて
・物件登録数 301 件、利用希望登録数 586 世帯、現地案内数 250 世帯、契約成立件数 225 件
(平成 25 年 10 月末現在)
・空き家バンクホームページへのアクセス数 1 日平均 119 アクセス(平成 24 年度実績)
◇移住・交流促進に向けた連携事業
・移住セミナー、移住お試しツアーの実施回数:平成 25 年度3回、83 参加(全て定員を超える
申し込みがあり、参加者の、満足度が高い。うち2世帯が空き家バンクを利用し移住)
(4)参考文献等
◇おいでなんし!佐久(空き家バンク) http://www.city.saku.nagano.jp/kanko/oidenanshi/index.html
◇大人の休日倶楽部 移住・交流サポート https://jre-ot9.jp/iju/
◇移住促進サポートプラン(移住促進住宅取得費等補助金)
https://www.city.saku.nagano.jp/kanko/oidenanshi/teijusokushin/supportplans.html
◇特色ある施策 http://www.pear.ne.jp/~seinen/tokusyoku/tokusyoku25/H25sesaku/11saku/saku1.pdf
◇地域の元気創造プラネットフォーム レポート、長野県・佐久市・JR 東日本の連携スキーム
http://www.chiikinogennki.soumu.go.jp/jirei/nagano/20217/2014-0227-1728-12.html
http://www.chiikinogennki.soumu.go.jp/jirei/nagano/20217/files/Book1.pdf
4
5 千葉県流山市
子育て支援
(1)位置、地域概況等
千葉県の北西部に位置し、東は柏市、西は江戸川を隔てて埼玉県三郷市と吉川市、南は松戸市、北
は野田市に接している。首都圏北東部にあたり、都心から 25km 圏に位置。平成 17 年 8 月 24 日
には、つくばエクスプレスが開業し、東京秋葉原間が最短 20 分で結ばれている。人口 173,472 人
(推計人口、2015 年 5 月 1 日)
(2)事業(取組み)の概要等
◇子育て環境の整備
・テーマは「働きながら子育てができる街」。働きな
がら子育てする家族、子育てが一段落したら再び働
きたいと考える家族が暮らしやすい街を目指し、駅
前送迎保育ステーション設置、保育園新設・増設、
学童保育増設(駅前送迎保育ステーション:流山お
おたかの森駅、流山駅前から市内の認可保育所(園)
を結ぶバスを運行。通勤時・帰宅時の送迎が駅で出
来るサービス)
・「豊かな心と確かな学力」を一環した教育で育むた
▲流山市公式 PR サイト HP
め、地域で一体となった小中学校の連携や、小中併
設校の新設、全学級エアコン設置予定(平成 26 年
度中学校、平成 27 年度小学校)
、などより良い学
びの環境づくり。
◇流山市シティセールスプラン
・マーケティング戦略を立て、明確にターゲットを設
定して流山の訴求力を高めるためマーケティング
課を設置。
・DEWKS(共働き子育て世帯)にメインターゲット
を設定し、マーケティング課が中心となり首都圏向
けに PR 広告を展開。
「母になるなら、流山市」
「学
ぶ子に応える、流山市」などの駅広告で DEWKS
▲流山市のマーケティング活動の戦略
にアピール。
(流山市資料より)
(3)事業の効果
◇人口増加:10 年間で約 1 万 8000 人増加
◇人口構成の変化
・最多だった団塊の世代
(当時 50 歳代後半)
を、2013
年には 30 代後半・40 代前半の層が上回り、若返
りが進んでいる。
◇合計特殊出生率の上昇:1.49(千葉県 2 位)
◇子育て世代の転入者の増加
▲年齢別人口の推移(流山ウェルカムガイドより)
(4)参考文献等
◇流山市公式 PR サイト http://www.nagareyama-city.jp/
◇流山ウェルカムガイド http://www.city.nagareyama.chiba.jp/appeal/001838.html
◇流山市シティセールスプラン
https://www.city.nagareyama.chiba.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/003/267/city.pdf
5
6 埼玉県和光市
子育て支援
(1)位置、地域概況等
埼玉県の最南端東部に位置し、
東京都心から北西に約 19km の場所に位置している。東西約 2.5km、
南北約 4.9km、面積 11.04k ㎡で、東は東京都板橋区、南は東京都練馬区、西は朝霞市、北は戸田
市に隣接している。転出入が多く、地縁、血縁のない若い世代が多い市。人口 82,891 人(推計人
口、2015 年 5 月 1 日)
(2)事業(取組み)の概要等 ―わこう版ネウボラ 3 本の矢―
◇母子保健相談事業(新規)
(個別マネジメントの充実)
・地域のネウボラ拠点 3 か所に母子保健コーディネーターを配
置し、妊娠期から就学までの健康や子育て相談、母子健康手
帳の交付を実施。
◇産後ケア事業(新規)
(安心と安全を担うサービス)
・産後、体調不良がある、育児不安が強い、乳児の体調が不安
定、家族からの支援が受けられない人等に実施。ショートス
テイ、ディケア、訪問型産後ケア(一部自己負担あり)
◇産前産後サポート事業(充実)
(地域におけるサービスの充実)
・産前産後教室を地域のネウボラ拠点 4 か所で実施。
※neuvola(ネウボラ)とは、フィンランド語で「アドバイスの
場」を意味する支援制度で、わこう版ネウボラは子育ての不安
な気持ちや悩みを抱え込んでいる人を支え、安心して子育てで
きるよう支援するための事業。
▲平成 27 年度 わこう版ネウボラ
ガイド(和光市 HP より)
▲妊娠期からの切れ目のない支援~わこう版ネウボラ」の基本構想(和光市 HP より)
(3)事業の効果
◇今後の展望
・コーディネーターのアセスメントによって要支援と判断された者を早期に支援につなげ、その後
も乳児全戸訪問事業・乳幼児検診の機会の利用、関係機関との連携により、当該事業による支援
の効果を高める。
(4)参考文献等
◇わこう版ネウボラ http://www.city.wako.lg.jp/home/fukushi/kodomo/ninshin-shussan/neuvola.html
◇平成27 年度和光版ネウボラガイド http://www.city.wako.lg.jp/var/rev0/0032/0164/201531315133.pdf
◇妊娠・出産包括支援モデル事業の取組事例集(厚生労働省 p.11~13 掲載)
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/h26nshm.pdf
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7 NPO 法人わははネット(香川県高松市 他)
子育て支援
(1)位置、地域概況等
NPO 法人わははネットは、2002 年設立以来「子育て家庭に向けた情報発信」
「親子向けイベント
企画・実施」「親子が集うスペース作り」
「子育て層に向けたマーケティング」
「子育て家庭を取り巻
く環境改善の事業」等に取り組んできている。モットーは「香川の子育てをもっと楽しく!」
高松市は、四国の北東部、香川県のほぼ中央部に位置し、広ぼうは東西約 23km、南北約 36km、
面積は香川県の総面積のほぼ 20%にあたる。人口 420,615 人(推計人口、2015 年 5 月 1 日)
(2)事業(取組み)の概要等
◇地域密着型の子育て情報発信事業
・香川の地域密着型子育て情報誌『おやこ DE わはは』の
発行。香川にこだわった子育て関連情報を、母親の視点
から企画・制作している子育て情報誌。1999 年創刊、
7 号からフリーペーパーとなり、現在、香川県内全域で
毎号 25,000 部を年 6 回発行。
・子育て情報携帯メール配信サービス「わははメール」の
構築。登録者に必要な情報だけを地域や子供の年齢によ
って自動的にセグメントし配信する携帯電話システム ▲わははメールの仕組み(ソーシャ
ルビジネス 55 選より)
の構築。子連れで行けるイベント情報や、離乳食アドバ
イス付きの献立、子育て相談やメッセージなど、県内の
子育て情報を毎週 1 回配信。平成 21 年現在、登録者は
4000 名近くとなり、これらを活用したアンケート調査
やマーケティング調査でも収益を確保している。
◇親子と社会をつなぐ子育て支援拠点事業
・地域子育て支援拠点事業。県内 3 拠点運営。親同士・子
ども同士のコミュニケーションが生まれ、地域限定の密
度の濃い情報が行き交う場所になっている。
▲わははメール HP
◇子育て家庭を取り巻く環境改善のための事業
・地元タクシー会社と共同し、
「全国子育てタクシー協会」
を設立。
子育て中の親(主に母親)が育児に行き詰まったとき
や密室育児傾向にあるとき、電話一本で、送迎用のタク
シーと子育て情報を得ることができる仕組み。
平成 21 年4月現在、700 人近い子育てタクシード
ライバーを養成。県内ではタクシー会社7社が対応して
いる。
▲子育て応援タクシー(高松市 HP より)
(3)事業の効果
◇香川県の合計特殊出生率の増加傾向(数値は総務省統計局より)
・平成 25 年 合計特殊出生率 1.59(平成 16 年 合計特殊出生率 1.43)
(4)参考文献等
◇NPO 法人わははネット http://npo-wahaha.net/
◇高松市 http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/11630.html
◇ソーシャルビジネス 55 選(中国地域 CB/SB 推進協議会)
http://case.chugoku-cb-sb.net/?eid=1256001
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8 Share 金沢(石川県金沢市/社会福祉法人佛子園) 地域連携
(1)位置、地域概況等 ―Share 金沢について―
社会福祉法人佛子園が運営する Share 金沢(石川県金沢市)は、高齢者と大学生、障害児が交流
しながら生活する未来型の住宅街である。高齢者・大学生向け賃貸住宅や、障害児入所施設のほか、
屋内グラウンド、各種店舗など 24 棟が並ぶ。世代を超えた交流を促進しようと、家賃が割安な学生
向け住宅を用意し、入居者は Share 金沢内の清掃などのボランティア活動を行う。
外部からも人を呼び込んで交流を活発化させるため多様な店舗を誘致し、これらの店舗や施設内の
レストランなどでは、Share 金沢で暮らす障害者が働き、自立支援の場としても役立てる。また、高
齢者が培ってきた仕事や趣味の技などを発揮し、様々な活動を展開することも期待されている。
(2)事業(取組み)の概要等
◇運営主体:社会福祉法人佛子園
◇サービス付き高齢者向け住宅
・バリアフリー構造、ペットも入居可。賃貸借契約。
・多世代(高齢者・障害児・学生)の住居をバラバラに配置し、
交流推進。
・希望に応じて共同売店での就労ボランティアに従事でき(売上
は従事者で配分)
、農園での農作業の実施も可能。
・居住する高齢者・学生による住民組織が組織されており、居住 ▲サービス付き高齢者向け住宅
(シェア金沢 HP より)
する障害児・学生や、周辺地域から店舗等に来訪する地域住民
などとの交流が盛んに行われている。
(多世代交流)
・要支援・要介護者は併設している訪問介護事業所の介護サービ
スを利用できる。(地域の他事業所を継続して利用している者
もいる)
・医療が必要な場合に備え、医療機関と提携している。
◇S-ベランダ(子ども達を見守る3つの機能)
・子どもたちの成長についての不安を抱える家族への支援、通所
の子どもたちへの支援など、さまざまな角度から支援する「児
童発達支援センター」
・児童発達相談支援専門員が保育所や幼稚園を訪問し、子どもた
ちと一緒に過ごしながら、健やかに成長していくよう支援する
「保育所等訪問支援センター」
・子どもたちが主体となって、様々な運動プログラムを体験する
ことで、感性を育み個性を発揮し、無限の可能性にチャレンジ
する「放課後等デイサービスセンター」
▲野菜市の様子
(シェア金沢 HP より)
▲地域に無料開放しているギャ
ラリー(シェア金沢 HP より)
(3)事業の効果
◇高齢者住宅の菜園で収穫した野菜を市で販売するなど、多様な施設が集まることにより、互いに相
乗効果を生み出している。
◇2014 年グッドデザイン受賞(審査ユニット 14:都市づくり、地域づくり、コミュニティづくり)
◇様々な公共団体等が視察しており、注目、期待されている。
(2013 年 7 月 厚生労働省老健局長
の原勝則氏が視察。2015 年 4 月 安倍晋三首相が視察。)
(4)参考文献等
◇私がつくる街 Share 金沢 http://share-kanazawa.com/index.html
◇社会福祉法人 佛子園 http://www.bussien.com/index.html#/
◇首相官邸レポート(p.13) http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/ccrc/dai1/siryou2.pdf
◇沼田町レポート http://www.town.numata.hokkaido.jp/section/seisaku/ujj7s30000000efd-att/h0opp20000002fro.pdf
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9 高松丸亀町商店街(香川県高松市)
地域連携
(1)位置、地域概況等
高松市は、香川県の中央部から少し東側に位置する。香川県の県庁所在地。人口 420,615 人(推
計人口、2015 年 5 月 1 日)
市の中心部には、8つの商店街から成る高松中央商店街があり、日本一と言われる総延長約 2.7 キ
ロの連続したアーケード街を形成している。中心部にある「高松丸亀町商店街」では、約 20 年前か
ら始まった再開発を次々に完成させ、以前の衰退の危機から見事な再生を遂げている。
(2)事業(取組み)の概要等
◇再開発事業の特徴
・地権者全員の共同出資会社にそれぞれの土地を貸す
ことにより、各自の土地所有権は手放さず一体的な
土地利用を実現。
・定期借地を利用した再開発により土地約 130 億円
の事業費を削減。
・住宅、診療所、介護施設、子育て支援施設、町営温
浴施設など多様なライフインフラを再整備するこ
とにより、車に依存しない歩いて事足る街づくりを
実現。
▲街全体のイメージ(高松丸亀町商店街
振興組合資料より)
◇商店街以外のパートナーとの連携
・市民との連携<イベントの開催>、生産農家との連携<シーマルシェの開催>、高齢者との連携
<高齢者就業支援>、起業家との連携<丸亀町ファクトリー>等
◇街なか居住の促進と地域医療の再生
・高機能病院との連携などにより、在宅で高度医療、終末医療まで担保されたマンションを整備。
病院の上にマンションがあり、安全・安心の住環境を実現。
◇パブリックスペース(広場・街路)の整備により「札の辻」を復活
(3)事業の効果
◇商業・サービスの魅力強化と効果、街者の回遊促進、定住促進
・高松丸亀町壱番街では、売上は従前の約 3 倍となったほか、ドーム下の広場では、週末ごとに、
さまざまなイベントが開催されており、周辺では空き店舗が減尐している。周辺の歩行者通行量
も従前よりも約 2 割増加している。
平成 18 年 12 月に、
47 戸の都市型住宅が整備されており、
当該地域での居住者が従前よりも増加。
・高松丸亀町商店街弐番街として平成 21 年 9 月から順次オープンしており、雑貨店や飲食店など
魅力あるテナントが配置され、多くの集客が図られている。平成 22 年 3 月末で 7 店舗オープ
ンしており、今後 4 店舗オープンする予定。
・C 東街区は、高松丸亀町商店街参番街として、平成 22 年 2 月末に衣料品店など 3 店舗オープ
ンしており、今後 5 月末までに、店舗・医療施設が順次オープンしていく予定。C 西街区は、現
在、建設工事が進められており、平成 22 年 3 月末に竣工、同年 5 月末にオープンする予定。C
東街区・C 西街区あわせて 42 戸の都市型住宅が整備され、C 東街区では平成 21 年 12 月から
入居が開始されており、C 西街区は平成 22 年 3 月末から入居予定。
(4)参考文献等
◇高松丸亀町商店街 http://www.kame3.jp/
◇高松丸亀町まちづくり戦略 http://www.japanpa.jp/prize_epa/data/15data/takamatsu.pdf
◇街元気レポート https://www.machigenki.jp/doc_view/581-100
◇認定中心市街地活性化基本計画のフォローアップに関する報告(平成 22 年 3 月 高松市)
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/file/8171_L13_H21followup.pdf
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鴨川市他
農家民泊、農産物直売所
(1)「農林漁業体験民宿」施設の概要
まちむら機構登録の農林漁業体験民宿は、農林水産大臣の承認を得て定められている。
都市と農山漁村の架け橋となる農林漁業体験民宿を提供するもの。「緑ゆたかな農山魚村で地域の
自然・文化・人々との交流を楽しむ」グリーン・ツーリズムの拠点として、訪れる人達に様々な『田
舎体験』を提供する。
(2)農林漁業体験民宿の登録制度改正のポイント
平成 17 年の通常国会において、農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律)
が改正され、農林漁業体験民宿の登録制度に関し、次の点が変更。
◇登録基準が法律で定められる
・(財)都市農山漁村交流活性化機構が登録基準を定める。都会の人、子ども達が不慣れな農林漁
業体験に参加する際でも、保険加入等の措置をとることが登録基準の一つに追加。
◇登録期間3年が撤廃
・改正により、登録基準に基づき、営業を継続されている場合は、3年を超えても継続して体験三
宿として営業できる。
(農林水産省農林振興局農村政策部都市農村交流課グリーン・ツーリズム班)
◇ペンション・スズキアグリ(館山市山本)
、ファームイン南房総・杉田棟(南房総市)
◇五郎兵ヱ(ごろべー)
(鴨川市釜沼)
:長狭米こしひかりの生産販売農家
▲農業体験(五郎兵ヱ HP より)
(3)いんば農産物直売所グリーブ(印西市)
▲グリーン・ツーリズム(農林水産
省 HP より)
まだ直売所が注目される以前から、地元で取れる農産物は、地元の人達に食してもらいたいという
熱意から開設された直売所。地域の営農から、アンテナショップの開設まで、多角的に展開している。
印旛村農業後継者 16 名が平成 8 年に起ち上げた農産物直売所。
旧印旛村にあるログハウスが目印。
◇グリーブ本店所在地:〒270-1604 千葉県印西市山田 1783-8
http://www.grebe.co.jp
◇おすすめ情報
・とれたて野菜、豆腐・こんきゃく・自然食品、伝統食品、フルーツ、花・ハーブ
・6 月上旬=創業祭、10 月上旬=米米フェスタ
・春:みっちゃんのにこにこトマト、夏:スイカ、秋:新米、冬:白菜、大根、里芋、等
◇営業日:営業時間 9 時~19 時
駐車場:普通車 80 台
▲農業直売所(グリーブ HP より)
◇三越恵比寿店
・毎週、月曜、金曜日と千葉県の野菜を販売している。
▲店内マップ(三越 HP より)
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相模原市他
シティセールス、フィルムコミッション
「シティセールス」
「シティプロモーション」のための戦略・基本方針などは、2004 年ごろから
主に政令指定都市(あるいは政令指定都市への移行を狙う都市)で策定。大きくは「「都市の魅力の
強化」
「イメージ向上」
「情報発信」
、さらには「外から資源獲得」という点に着目されている。
(1)相模原市シティセールスの概要
平成 18・19 年に旧津久井4町と合併、市外での知名度が低いこと、平成 12 年の地方分権推進
一括法の施行以降、これまで以上に市民一人ひとりが市に愛着を持ち、全ての人が協働により魅力あ
るまちづくりを進めていくことが求められている。こうしたことを背景に「相模原市シティセールス
推進指針」を策定したもの。
「訪れて楽しい都市」の実現、
「住んで快適な都市」の実現、
「企業にとって魅力的な都市」の実現
にむけて相模原市が発展させていくべき魅力に対応した施策体系。
都市の魅力を発信するためのターゲットを「市内」と「市外」の両方とし、特に「市外」への魅力
発信について、行政による発信だけでなく、市民・市民組織や企業等と連携し、市内の情報に対する
関心が低い層にも注目されるような情報発信を展開。
計画的な施策の展開を目指し、市内、市外のそれぞれを対象とした施策をバランスよく実施。
(2)千葉市シティセールス戦略プランの概要
都市イメージの向上や都市ブランド力を高めるため、自然、文化、観光、スポーツなどを千葉市ら
しい「魅力ある資源」として発掘・育成し、市の内外に向けて戦略的な情報発信に取り組むもの。
◇目標:個性ある資源を活かした都市イメージの向上による千葉市ブランドの確立
◇シティセールスの推進
・都市イメージの向上や都市ブランド力を高めるため、自然、文化、観光、スポーツなどを千葉市
らしい「魅力ある資源」として発掘・育成し、市の内外に向けて戦略的な情報発信に取り組む。
◇ロケーションサービスの運営
・都心に近い千葉市の立地環境を活かし、シティセールス推進のためにロケーションサービスを設
立し、運営。
(3)いばらきフィルムコミッションの概要
◇「いばらきフィルムコミッション」の設立
・「いばらきフィルムコミッション(事務局:茨城県商工労働部観光物産課フィルムコミッション
推進室)
」は、茨城県の魅力を PR し、地域のイメージアップとともに観光客の誘致等交流の拡
大を図ることを目的として、撮影に関するさまざまな支援をワンストップサービスで行う専門組
織。
・2002 年(平成 14 年)に設立され、発足から約 10 年で、
3,000 作を超える映像作品のロケを茨城県に誘致。
◇・ロケ地効果で地域活性化にも貢献。
・大子町の木造校舎の旧上岡小学校:朝の連続テレビ小説「おひ
さま」などの撮影を契機に、上岡小跡地保存の会の発足。
◇いばらきロケ地マップ
・茨城県ホームページ「Web 版」には主なロケ作品、茨城ロケ
地&観光、自然の形式、懐かしい景観、現代の風景、茨城で撮
影された最新の映画情報!などが掲載されている。
▲いばらきロケ地マップ Web 版
(茨城県 HP より)
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東京都他(マザーズハローワーク)
子育て女性、就業支援
(1)「マザーズハローワーク」施設の概要
少子・高齢化による労働力不足対策の一環として、子育てをしながら就職を希望する人達に、子ど
も連れでも来所しやすい環境を整備、個々の希望やニーズに合ったきめ細かい就職支援を行うため、
平成 18 年、全国 12 の都市に開設される。
その後、
『マザーズハローワーク』は、全国 21 カ所に拡充、さらに、一般のハローワークの中に
も、子ども連れで相談できる『マザーズコーナー』を全国 159 カ所に開設(27.4 現在)
『マザーズハローワーク東京』では「仕事と子育ての両立をめざす方達の就職を支援するハローワ
ーク」として業務を行っている。
JR 渋谷駅宮益坂口から徒歩3分と駅からも近く、ベビーカーのまま求人検索や仕事の相談ができ
る広いスペースを備え、子ども連れでも気兼ねなく利用できる環境となっている。
▲ベビーカーでも利用可能
▲子育ての方向け求人情報
▲チャイルドコーナー設置
(2)「マザーズハローワーク東京」で閲覧できる求人
マザーズハローワーク東京では、
「すべてのハローワークで受理した求人」を公開しているほか、
「仕
事と子育ての両立に理解のある企業からの求人」を独自に受け付けて、施設内で公開をしている。
◇『都内近県』および『全国』のハローワーク求人を公開
・フルタイムとパートタイムの求人を合わせて、都内近県では約 15 万件、全国では約 60 万件以
上が常時公開される。
◇『マザーズハローワーク東京』で独自に受け付けた求人を限定公開
・仕事と子育ての両立に理解のある企業からの求人を、独自に受け付けて、公開。
・他のハローワークでは見ることができない、当該施設受理求人(事務系求人や独立行政法人な
ど非営利団体の求人等)を公開。
・情報コーナー展示ボードでは、求人票と併せて、仕事と子育ての両立を支援する具体的な内容や
求人企業からのメッセージを記載した『求人補足票』も提示。
(3)「マザーズハローワーク東京」での求人検索方法と特色
◇タッチパネル式で簡単に操作できる「求人検索パソコン」を使用し「託児所あり」や「残業あり・
なし」など、マザーズハローワーク東京ならではの検索項目を設け、希望する条件を絞り込める。
◇東京都内の就業場所は 20 の地域(区・市単位)に区分し、自宅から近い勤務地の求人を絞り込み。
◇子育てしながらでも比較的働きやすい労働条件の、
「子育て中の方向けの求人」を絞り込んで検索。
◆「子育ての方向けの求人」とは?◆
・子育て中の方を支援する制度がある ・日中の時間帯のパートタイム
・企業内に保育施設がある
・残業が無い、もしくは、少ない
・フレックスタイム制で勤務時間に融通が効く
・子育て中の方に対して事業主の理解がある
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千葉県柏市他
(UDCK)
地域連携、人材育成
(1)位置、地域概況等 ―UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター)について―
まちづくりには、行政だけでなく、住民、企業や大学など多様
な主体の連携した取り組みが必要であるとの考え方から、東京大
学や千葉大学、柏市、三井不動産等が協力して出資や人材・敷地
の提供等を行なわれ、柏の葉地区のまちづくりのプラットフォー
ムとなる組織・施設として 2006 年に設立されている。
アーバンデザインセンターの取り組みは、郡山市、田村市、横
浜市など複数の地域で進められている。
(2)事業(取組み)の概要等
◇運営主体:UDCK
◇常駐スタッフ8名(都市建築 2 名、地域活動2名、市職員1名等)
◇施設:東京大学の社会連携拠点の1F155 ㎡を利用。ラウンジ、受付、事務スペース。
◇街に開かれた拠点施設を設け、
「公・民・学」の各主体がそれぞれの役割を活かしながら、「環境・
健康・創造・交流」をテーマに独自性の高いプロジェクトを企画・推進。
○具体的な取り組み:まちづくりに係る研究・提案・人材育成
・UDCK まちづくりスクール:まちづくりの担い手育成を目的
とした市民講座の開催。
・都市環境デザインスタジオ:東京大学、千葉大学等による大学
院演習プログラム。多くの研究者・実務家を講師に迎え、地域
住民等を含めたオープンな議論を経て、大学院生がプロジェク
ト提案。提案のいくつかは実際に UDCK の取り組みとして展
開されている。
○具体的な取り組み:実証実験・事業創出
・大学の先端研究のフィールドでの実証、民間企業の開発する新
技術の実験的導入等について、環境整備、地元調整、モニター
募集協力などの支援を実施。
街なか植物工場:千葉大学の主導する身近な施設への導入を
前提とした小型植物工場の開発
モビリティ・シェアリング実証実験:自転車共同利用システ
ム等のシェアシステムの実証実験
○具体的な取り組み:デザインマネジメント
・ 国際キャンパスタウンにふさわしい創造性にあふれた良質な都市空間の形成に向け、行政・市
民・民間事業者の協働を主導。
公共空間のデザイン協議:柏の葉エリアの公共空間整備(道路・公園・調整池等)において、
公・民・学連携に基づくデザイン検討・協議・調整を技術支援。
○具体的な取り組み:エリアマネジメント
・ まちに参画する機会や仕組みを仕掛け、地域の持続的な活動を支援。また地域が主体となって
地域の価値を創造・維持・発展させる、自律するエリアマネジメントの構築を目指している。
道路空間の活用:市との協定に基づき、駅西口の道路空間の管理運営を実施。にぎわい創出や
市民の表現の場として、マルシェや駅前の緑を育む活動支援を実施。
(3)事業の効果
◇柏の葉キャンパスタウン構想を推進する母体として、行政・大学・民間企業等の様々な主体の体制、
人材、資力等を活用し、先進的な取り組みを実現させるとともに、地域全体のイメージを高める役
割も果たしている。
◇2013年グッドデザイン受賞(課題解決型まちづくり推進プラットフォーム [柏の葉アーバンデザ
インセンター)
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豊島区他(女性のライフプラン形成)
少子化対策
(1)地域の実情と課題
①事業の背景と経緯
平成 26 年 5 月、日本創成会議による「消滅可能性都市」報道を受けて、豊島区では「消滅可能性
都市緊急対策本部」を設置し、全庁的な対応を取ることを決定、その一つとして「女性のライフプラ
ン形成のための健康相談事業」を含む「としま鬼子母神プロジェクト」を立ち上げた。
若い女性のダイエット志向の弊害としてやせに着目し、18 年度よりヤングエイジ(20 歳から 39
歳の女性)の骨太健診を実施し、次世代を担う女性の健康と家族の健康づくりを意識化出来るよう集
団指導を行ってきた。
②地域の課題
合計特殊出生率は 0.87(平成 25 年暫定値)と低いが、若年層の人口流入に支えられ人口は増加
しているため、低出生率対策の優先度は高くはなかった。
妊娠届出数 2,740 人に対し乳幼児健診対象者数 2,036 人であり、
ファミリー層の定着率が低い。
高齢世代に比べ、若年世代の意見が区政に反映される場が少ない。
③事業の目的
女性が自分の人生において、妊孕力や各年代における健康課題を理解したうえで結婚・妊娠・出産
に係る適切な選択ができるよう、女性特有の心と身体の健康相談を実施する。
(2)事業内容と展開のポイント
・主な取組
【20 歳から 40 歳代の女性を対象とした多職種による心とからだのトータルな相談事業】
女性のための専門相談事業として、助産師、保健師、栄養士、歯科衛生士などにより、以下の取
組を展開している。
・結婚・妊娠・出産・子育て等の情報提供。
にんよう
・女性のための骨太健診で助産師による妊孕力啓発ミニ講座を実施。
・希望者には、メンテナンス体操の受講を保育付きで提供。
・本事業は、ハイリスクアプローチであり、鬼子母神プロジェクトの啓発事業(ポピュレーション
アプローチ)とあわせて機能している。
・身近な場所で、医師を含めた多職種に無料相談できる。予約制とし、専門職を時間を定めて雇用
することで、費用を抑えている。
・専門職は、区内の基幹病院、地域組織等の社会資源を利用している。
※ハイリスクアプローチ:疾患を発生しやすい高いリスクを持った人を対象に絞り込んで対処していく方法
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