Windows 版 Soliton SecureBrowser Pro V1.2 ユーザーズガイド 株式会社ソリトンシステムズ 2015 年 7 月 Soliton SecureGateway は、株式会社ソリトンシステムズの商標です。 Soliton SecureBrowser Pro は、株式会社ソリトンシステムズの商標です。 Windows 版 Soliton SecureBrowser Pro は、アイオナワークス株式会社のドキュメント処理技術を 使用しています。 その他、本書に記載の会社名、製品名等は、各社の商標または登録商標です。 本文中に ™、®、©は明記していません。 Copyright © 2013-2015, Soliton Systems K.K., All rights reserved. 目 次 はじめに .......................................................................................... 5 本書の表記規則 ..................................................................................... 6 本書で使用される用語 .......................................................................... 7 1 セットアップ ............................................................................. 8 1.1 動作環境 ....................................................................................... 8 1.2 SecureBrowser Pro をインストールする ..................................... 9 1.2.1 インストール方法 ........................................................................................ 9 1.2.2 アンインストール方法...............................................................................14 1.3 証明書をインストールする ........................................................ 14 2 SecureBrowser Pro の使用方法 ............................................... 15 2.1 SecureGateway にログインする ................................................ 15 2.2 画面構成と機能 .......................................................................... 20 2.2.1 画面構成 ....................................................................................................20 2.2.2 ブックマーク .............................................................................................21 2.2.3 ダウンロードファイル管理 .......................................................................22 2.2.4 メニュー ....................................................................................................24 2.3 SecureBrowser Pro の設定を変更する ....................................... 24 2.3.1 設定画面を表示する ..................................................................................24 2.3.2 接続先情報を設定する...............................................................................26 2.3.3 詳細情報を設定する ..................................................................................27 2.4 ファイルを閲覧する ................................................................... 29 2.4.1 Web サイト上のファイルを閲覧する ........................................................29 2.4.2 ダウンロード済みのファイルを閲覧する ..................................................30 2.4.3 ローカル環境へダウンロードする ............................................................31 2.5 SecureGateway からログアウトする ......................................... 32 2.6 バージョンを確認する................................................................ 33 3 サポート .................................................................................. 34 3.1 診断情報 ..................................................................................... 34 3.1.1 診断情報を作成する ..................................................................................34 3.1.2 3.2 診断情報の送付先と取り扱いについて .....................................................35 お問い合わせ .............................................................................. 36 はじめに このたびは、株式会社ソリトンシステムズ オリジナルセキュリティ製品「Soliton SecureBrowser Pro」 をご利用いただき、誠にありがとうございます。 Windows 版 Soliton SecureBrowser Pro(以降、SecureBrowser Pro)は、プロキシサーバーを搭 載した弊社のアプライアンス製品「Soliton SecureGateway」(以降、SecureGateway)を経由し、ク ライアント環境から社内やクラウドの Web システムへの安全なリモート Web アクセスを実現するための Web ブラウザーです。 本書は、Windows 版 Soliton SecureBrowser Pro のセットアップ方法、および操作方法について説 明した「ユーザーズガイド」です。 -5- 本書の表記規則 本書は、次に示す一定の表記規則にしたがって書かれています。 一般 表記例 メニューの 意味 [ファイル]-[開く] メニューのコマンドの選択経路をあらわします。この例では、[ファイル] メニューに含まれている[開く]コマンドをあらわしています。 <OK>、<次へ> コマンドボタン名は、山カッコ(<>)で囲んであらわします。 <OK>または<適用> 「ファイル名」 、 「入力値」 「参照場所」 構文中のかぎカッコ( 「」 )で囲んである部分は、ファイル名や入力値など をあらわします。また、画面名やダイアログ名、参照する場所などを示す 場合も、かぎカッコ( 「」 )で囲んであらわします。 チェックする、チェックしな い、チェックをはずす メニューのコマンドやダイアログのチェックボックスなどを ON(または OFF)することをあらわします。 「画面名」 「ダイアログ名」 キー操作 表記例 意味 [Shift]キー キーは、大カッコ([])で囲んであらわします。 [F]→[O]キー キーが右矢印(→)で区切られている場合は、それぞれのキーを順に押す ことをあらわします。この例では、[F]キー、[O]キーを順に押すことをあ らわしています。 [Ctrl]+[A]キー 2 つのキーの間にあるプラス記号(+)は、最初のキーを押しながら 2 番 目のキーを押すことをあらわします。この例では、[Ctrl]キーを押しなが ら、[A]キーを押すことをあらわしています。 矢印キー [→]キー、[←]キー、[↑]キー、[↓]キーの総称です。 記号 記号 意味 「注意事項」を意味します。使用方法などに関する注意事項や、設定を行 う際の注意事項を説明しています。 「関連」を意味します。設定を行う際の関連箇所を説明しています。 ※ 「注釈」を意味します。簡単な補足説明などのコメントを記述しています。 その他 項目 操作方法 規則 特に記載がない限り、マウスを使用した操作方法で説明しています。 -6- 本書で使用される用語 Soliton KeyManager コンピューターやスマートデバイスに証明書をインストールするためのツールです。 Soliton KeyManager を使用することで、申請フローによる SCEP を使用した証明書のインストール、 利用ポリシーを設定したプロファイルの適用を行うことができます。 ※別途、弊社製品の NetAttest EPS、および NetAttest EPS-ap が必要です。 -7- 1 セットアップ この章では、SecureBrowser Pro のセットアップ方法について説明します。 1.1 動作環境 SecureBrowser Pro の動作環境は、以下のとおりです。 表 1.1.1 SecureBrowser Pro の動作環境 項目 機種 内容 PC/AT 互換機 32 ビット OS Windows 7 Windows 8 Windows 8.1 64 ビット Home Premium(SP1) Home Premium(SP1) Professional(SP1) Professional(SP1) Enterprise(SP1) Enterprise(SP1) Ultimate(SP1) Ultimate(SP1) Core edition(SP なし) Core edition(SP なし) Pro(SP なし) Pro(SP なし) Enterprise(SP なし) Enterprise(SP なし) Core edition(SP なし) Core edition(SP なし) Pro(SP なし) Pro(SP なし) Enterprise(SP なし) Enterprise(SP なし) 言語 日本語/英語 通信方式 IPv4 その他 Internet Explorer 9/10/11 のいずれかがインストールされている必要 があります。また、.NET Framework 4.5、および Visual Studio 2012 Visual C++ 再頒布可能パッケージが必要です。 .NET Framework 4.5、および Visual Studio 2012 Visual C++ 再頒 布可能パッケージがインストールされていない場合、SecureBrowser Pro のインストール時にインストールされます。 ※SecureBrowser Pro は、OS の標準 Web ブラウザーと同じレンダリングエンジンを使って画面を表示 します。OS の種類やバージョン、機種、設定によっては、本書で記載している内容と動作や表示状態が 異なる場合があります。 IA64 は、サポート対象外です。 64 ビット OS については、WOW64 上での動作をサポートします。 Windows 7 については、Windows XP Mode はサポート対象外です。 Windows RT はサポート対象外です。 特に記載のない限り、 「Windows 8」は上記の Windows 8 の全エディションを、 「Windows 8.1」は上記の Windows 8.1 の全エディションをあらわします。 -8- 1.2 SecureBrowser Pro をインストールする ここでは SecureBrowser Pro のインストール、およびアンインストール方法について説明します。 例として SecureBrowser Pro V1.2.0 を使用して説明します。各手順内のバージョン表記部分は、実際 にインストールするバージョンに読み替えてください。 1.2.1 インストール方法 SecureBrowser Pro のインストール方法は、以下のとおりです。 SecureBrowser V1.0 がインストールされている場合は、SecureBrowser V1.0 をアンインスト ールしてから、SecureBrowser Pro V1.2 をインストールしてください。 1. 弊社の Web サイトから「Windows 版 Soliton SecureBrowser Pro」をダウンロードしてください。 2. ダウンロードした「SolitonSecureBrowserProV120.zip」を任意のフォルダーに解凍し、 「SolitonSecureBrowserProV120.exe」をクライアント環境にコピーしてください。 3. クライアント環境に Administrator 権限のユーザーでログオン(サインイン)し、 「SolitonSecureBrowserProV120.exe」をダブルクリックしてください。 4. 図 1.2.1 が表示されます。<インストール>をクリックしてください。 ※ユーザーアカウント制御の確認画面が表示された場合は、<はい>をクリックしてください。 図 1.2.1 Soliton SecureBrowser Pro セットアップ SecureBrowser Pro が動作するためには、.NET Framework 4.5、および Visual Studio 2012 Visual C++ 再頒布可能パッケージが必要になります。これらがクライアント環境にインストールされていない 場合は、 SecureBrowser Pro インストール時に自動でインストールされます。 なお、 .NET Framework 4.5 がインストールされていない環境では、SecureBrowser Pro インストール後にコンピューターの再起動 が必要になります。 -9- 5. 図 1.2.2 が表示されます。<次へ>をクリックしてください。 図 1.2.2 Soliton SecureBrowser Pro セットアップウィザード 6. 図 1.2.3 が表示されます。使用許諾契約書の内容を確認してください。確認後、[使用許諾契約書に同 意します]にチェックし、<次へ>をクリックしてください。 図 1.2.3 使用許諾契約書 - 10 - 7. 図 1.2.4 が表示されます。インストールフォルダーを確認し、<次へ>をクリックしてください。イ ンストールフォルダーを変更する場合は、<変更>をクリックしてください。 図 1.2.4 インストールフォルダーの選択 8. 図 1.2.4 で<変更>をクリックすると、図 1.2.5 が表示されます。インストールするフォルダーを指 定し、<OK>をクリックしてください。図 1.2.4 でフォルダーが変更されていることを確認し、<次 へ>をクリックしてください。 図 1.2.5 フォルダーの参照 - 11 - 9. 図 1.2.6 が表示されます。<インストール>をクリックしてください。 図 1.2.6 Soliton SecureBrowser Pro のインストール準備完了 10. インストールが完了すると、図 1.2.7 が表示されます。<閉じる>をクリックしてください。 図 1.2.7 インストール完了 - 12 - 11. 図 1.2.8 が表示されます。<終了する>をクリックしてください。<Soliton SecureBrowser Pro を 起動する>をクリックすると、続けて SecureBrowser Pro を起動することができます。 図 1.2.8 セットアップ完了 サイレントインストール コマンドオプションを指定することで、SecureBrowser Pro をサイレントインストールすることがで きます。 ここでは、SolitonSecureBrowserProV120.exe が「C:¥work」フォルダーにある場合を例として記 載します。 >C:\work\SolitonSecureBrowserProV120.exe –s サイレントインストールを行った場合は、本製品の使用許諾契約に同意したことになります。サイレン トインストールでは、使用許諾契約が表示されず、使用許諾契約に同意するための確認画面も表示され ません。 - 13 - 1.2.2 アンインストール方法 SecureBrowser Pro は、以下のいずれかの方法でアンインストールを行うことができます。 SecureBrowser Pro がインストールされているコンピューターに Administrator 権限のユーザーでロ グオン(サインイン)してください。 「プログラムと機能」を起動して「Soliton SecureBrowser Pro」を選択し、<アンインストー ルと変更>をクリックしてください。「Soliton SecureBrowser Pro セットアップ」で<削除> をクリックしてください。 インストール時に使用した「SolitonSecureBrowserProV120.exe」をダブルクリックし、 「Soliton SecureBrowser Pro セットアップ」で<削除>をクリックしてください。 サイレントアンインストール コマンドオプションを指定することで、SecureBrowser Pro をサイレントアンインストールすること ができます。 ここでは、SolitonSecureBrowserProV120.exe が「C:¥work」フォルダーにある場合を例として記 載します。 >C:\work\SolitonSecureBrowserProV120.exe –s -uninstall 1.3 証明書をインストールする SecureBrowser Pro は SecureGateway とサーバー認証を行うため、CA 証明書をインストールする必 要があります。また、SecureGateway と相互認証を行う場合には、クライアント証明書をインストール する必要があります。 管理者の指示にしたがって、必要となる証明書をインストールしてください。 弊社の NetAttest EPS、および NetAttest EPS-ap の申請フロー機能により、SCEP を使用してクライ アント証明書を安全にインストールすることができます。申請フロー機能を使用する場合は、弊社の Web サイトから「Windows 版 Soliton KeyManager」をダウンロードし、Soliton KeyManager から証明書 をインストールしてください。 Soliton KeyManager の動作環境、および使用方法については、弊社の Web サイトにて公開されてい る「Windows 版 Soliton KeyManager 説明書」を参照してください。 - 14 - 2 SecureBrowser Pro の使用方法 この章では、SecureBrowser Pro の使用方法について説明します。 ここでは、管理者によって SecureBrowser Pro の動作ポリシーが変更されていない、デフォルト設定 の状態を前提として説明します。SecureBrowser Pro の動作ポリシーが変更されている場合は、設定さ れている動作ポリシーによって表示される項目の値や編集可能な項目などが変わります。 2.1 SecureGateway にログインする SecureBrowser Pro を利用するためには、SecureGateway へログインする必要があります。 SecureGateway へ初回ログインする手順は、以下のとおりです。 1. SecureBrowser Pro を起動してください。 2. 図 2.1.1 が表示されます。 「接続先名」と「サーバー」を入力し、<ログイン>をクリックしてくださ い。 図 2.1.1 ログイン画面 - 15 - 表 2.1.1 ログイン画面 項目 説明 接続先名 接続先として任意の名前を指定してください。 (必須) 次回ログイン時にはここで指定した接続先名が接続先の選択画面に表示され、 接続先として選択することができます。 使用可能文字:半角および全角文字 デフォルト:設定なし サーバー 接続先の SecureGateway のホスト名または IP アドレスを指定してください。 (必須) 形式:ホスト名の場合は FQDN、 IP アドレスの場合は 10 進ドット形式で指定してください。 デフォルト:設定なし ポート番号 接続先の SecureGateway のポート番号を指定してください。 (必須) 通常は変更する必要はありません。管理者から指定があった場合のみ、変更し てください。 設定可能範囲:1~65535 デフォルト:45443 3. 以降の手順では、接続先の SecureGateway に設定されている認証方式によって、表示される画面が 変わります。クライアント証明書認証が必要な場合、図 2.1.2 が表示されます。クライアント証明書 を選択し、<OK>をクリックしてください。 図 2.1.2 クライアント証明書の選択 弊社の Soliton KeyManager がインストールされている環境では、<証明書の取得>をクリックするこ とで Soliton KeyManager を起動することができます。Soliton KeyManager がインストールされていな い場合は、弊社 Web サイトのダウンロードページを表示します。 Soliton KeyManager の使用方法については、弊社の Web サイトにて公開されている「Windows 版 Soliton KeyManager 説明書」を参照してください。 - 16 - 4. ユーザー認証が必要な場合、図 2.1.3 が表示されます。SecureGateway にログインするユーザー名 とパスワードを入力し、<OK>をクリックしてください。 図 2.1.3 ユーザーアカウントの入力 表 2.1.2 ユーザーアカウントの入力 項目 説明 ユーザー名 SecureGateway にログインするユーザー名を指定してください。 (必須) 使用可能文字:半角および全角文字 デフォルト:設定なし パスワード SecureGateway にログインするユーザーのパスワードを指定してください。 (必須) 使用可能文字:半角および全角文字 デフォルト:設定なし - 17 - 5. 認証が成功した場合、SecureGateway で設定されているポータルサイトが表示されます。 図 2.1.4 ポータルサイト 2 回目以降のログイン 初回ログイン時に指定した接続先やクライアント証明書の情報は、SecureBrowser Pro が接続先情報 および認証情報として保持します。 2 回目以降のログイン時には、接続先を選択できるようになり(登録されている接続先が1つの場合は 固定) 、接続先情報の入力やクライアント証明書の選択は不要になります。 - 18 - 2 回目以降のログイン時には、ユーザー認証なしの接続先は図 2.1.5、ユーザー認証ありの接続先は図 2.1.6 のログイン画面が表示されるようになります。 図 2.1.5 ログイン画面(ユーザー認証なし) 図 2.1.6 ログイン画面(ユーザー認証あり) - 19 - 2.2 画面構成と機能 SecureGateway にログインすると、SecureBrowser Pro を Web ブラウザーとして使用することがで きます。 ここでは、SecureBrowser Pro の画面構成と機能について説明します。 2.2.1 画面構成 SecureBrowser Pro の画面構成と機能は、以下のとおりです。 図 2.2.1 画面構成 表 2.2.1 画面構成 項目 説明 アドレスバーです。現在表示している Web サイトの URL が表示されます。 また、検索ボックスとして使用することもできます。その 際には、SecureBrowser Pro に設定されている検索エン ジンを使用します。 ページの<戻る>、<進む>ボタンです。 ページのリロードボタンです。クリックすると Web サイ トのページの再表示を行います。 ホームボタンです。クリックすると SecureGateway で ポータルサイトとして設定されている URL の Web サイ トを表示します。 - 20 - 項目 説明 タブ追加ボタンです。クリックすると新しいタブを追加し ます。 ブックマークボタンです。クリックするとブックマークを 表示します。ブックマークについては、「2.2.2 ブック マーク」を参照してください。 ダウンロードボタンです。クリックするとダウンロードフ ァイル管理画面を表示します。ダウンロードファイル管理 については、「2.2.3 ダウンロードファイル管理」を参 照してください。 なお、管理者が SecureBrowser Pro の動作ポリシーの設 定でローカル環境へのファイルのダウンロードを許可し ている場合は、ダウンロードボタンが表示されません。ロ ーカル環境へのファイルのダウンロードについては、 「2.4.3 ローカル環境へダウンロードする」を参照して ください。 メニューボタンです。クリックするとメニューを表示しま す。メニューについては、「2.2.4 メニュー」を参照し てください。 タブの追加と切り替え方法 タブ追加ボタンをクリックすることで新しいタブを追加することができます。 タブは山型タブとして表示されるため、図 2.2.1 で表示したいタブをクリックすることで、タブを切り 替えることができます。タブ内の[×]をクリックすると、タブを削除します。 2.2.2 ブックマーク ブックマークボタンをクリックすると、図 2.2.2 が表示されます。ブックマークには、[共通ブックマー ク]、およびログインしている SecureBrowser Pro と連携することができる製品名が表示されます。 図 2.2.2 ブックマーク - 21 - 共通ブックマーク 図 2.2.2 で[共通ブックマーク]をクリックすると、図 2.2.3 が表示されます。Web サイト名をクリック すると、現在表示しているタブで Web サイトのページを開きます。 図 2.2.3 共通ブックマーク 共通ブックマークには、管理者が設定した Web サイトの一覧が表示されます。 SecureBrowser Pro でブックマークの追加、削除、および並べ替えを行うことはできません。 連携製品名 管理者によって他の製品との連携機能が有効に設定され、かつ対象のアプリケーションが起動できる環 境では、連携することができる製品名が表示されます。図 2.2.2 では、連携することができる製品として 「SecureDesktop」 「SecureFile」 「SecureMail」が表示されています。 製品名をクリックすると、SecureBrowser Pro が保持する認証情報を使用して、連携する製品のユー ザー画面の表示、またはアプリケーションの起動を行います。連携する製品の操作方法については、それ ぞれの製品マニュアルを参照してください。 2.2.3 ダウンロードファイル管理 SecureBrowser Pro がダウンロードしたファイルは、SecureBrowser Pro の領域内に保存され、 SecureBrowser Pro がキャッシュとして保持している間は、過去にダウンロードしたファイルを閲覧す ることができます。 ダウンロードボタンをクリックすると、図 2.2.4 が表示されます。 - 22 - ファイル名をダブルクリックすると、ファイルを開くことができます。 「名前」 「更新日時」 「サイズ」の 項目名をクリックすると、表示されるファイル/フォルダーの並べ替えを行います。 図 2.2.4 ダウンロードファイル管理 表 2.2.2 ダウンロードファイル管理 項目 説明 名前 ファイル/フォルダー名が表示されます。 更新日時 ファイル/フォルダーをダウンロード、または展開した日時が表示されます。 ダウンロード中の場合、ダウンロード処理の進捗状況が表示されます。 サイズ ファイルのサイズが表示されます。 ダウンロード中の場合、 「ダウンロード済みのサイズ/ファイルの総サイズ」が表 示されます。フォルダーの場合、サイズは表示されません。 操作 ダウンロードが完了している場合は操作メニューボタン、ダウンロード中の場合 はキャンセルボタンが表示されます。 操作メニューボタンをクリックすると、ファイル/フォルダーの操作メニューが 表示されます。操作メニューは、ファイル/フォルダー一覧上で右クリックして 表示することもできます。 ・[展開] :格納されているファイルを開くために展開を行います。 ファイルが zip 形式の場合にのみ表示されます。また、zip 内 のファイルにおいては、[展開]のみが表示されます。 ・[開く] :ファイル/フォルダーを開きます。 ・[名前の変更]:ファイル/フォルダー名を変更することができます。 ・[削除] :ファイル/フォルダーを削除します。複数のファイル/フォルダ ーを選択して削除することもできます。 ファイルのダウンロード中にキャンセルボタンをクリックすると、ダウンロード をキャンセルします。 - 23 - メニュー 2.2.4 メニューボタンをクリックすると、図 2.2.5 が表示されます。 図 2.2.5 メニュー 表 2.2.3 メニュー 項目 説明 接続先情報 クリックすると現在接続している SecureGateway の接続先情報、認証情 報を表示します。 履歴 クリックすると新しいタブで SecureBrowser Pro の Web サイト閲覧履 歴を表示します。 ページ内検索 クリックすると検索ダイアログを表示します。 検索ダイアログで文字列を指定し、ページ内検索を行うことができます。 環境設定 クリックすると SecureBrowser Pro の設定画面を表示します。 設定画面については、 「2.3 参照してください。 バージョン情報 SecureBrowser Pro の設定を変更する」を クリックすると SecureBrowser Pro のバージョン情報を表示します。 バージョン情報画面については、 「2.6 てください。 ログアウト 2.3 バージョンを確認する」を参照し クリックすると現在接続している SecureGateway からログアウトしま す。 SecureBrowser Pro の設定を変更する ここでは、SecureBrowser Pro の設定を変更する方法について説明します。 設定の変更は、SecureBrowser Pro の設定画面から行います。 2.3.1 設定画面を表示する 設定画面は、以下のいずれかの方法で表示することができます。 ログインしている場合 メニューボタンをクリックし、表示されるメニューから[環境設定]をクリックしてください。 ログインしていない場合 ログイン画面で<環境設定>をクリックしてください。 - 24 - 図 2.3.1 が表示されます。 図 2.3.1 設定画面(SecureGateway) 「接続先情報」には、SecureBrowser Pro が保持している接続先情報が表示されます。 「認証情報」には、SecureBrowser Pro が保持している認証情報として、登録されている接続先にログ インする際に使用するクライアント証明書情報、ユーザー認証の情報が表示されます。 SecureBrowser Pro が保持している認証情報を破棄して新たな認証情報でログインしたい場合には、< 認証情報をクリア>をクリックし、認証情報を削除してください。認証情報を削除することで、次回ログ イン時には初回ログイン時と同様に証明書の選択画面やユーザーアカウントの入力画面が表示されます。 接続先情報の追加や編集、削除手順については、 「2.3.2 - 25 - 接続先情報を設定する」を参照してください。 2.3.2 接続先情報を設定する 設定画面では、接続先の SecureGateway 情報の登録/編集/削除、および認証情報の削除を行うことが できます。ただし、SecureGateway へログイン中は、参照のみ可能となります。 接 続 先 の SecureGateway 情 報 の 登 録 / 編 集 / 削 除 、 お よ び 認 証 情 報 の 削 除 を 行 う 場 合 に は 、 SecureGateway にログインしていない状態で設定画面を開いてください。 接続先情報を登録する 接続先情報を登録する手順は、以下のとおりです。 1. 図 2.3.1 で<追加>をクリックしてください。 2. 図 2.3.2 が表示されます。 「接続先名」と「サーバー」を入力し、<OK>をクリックしてください。 入力項目については、 「2.1 SecureGateway にログインする」の手順 2 と同様です。 図 2.3.2 接続先の登録 接続先情報を編集する 接続先情報を編集する手順は、以下のとおりです。 1. 図 2.3.1 で接続先を選択し<編集>をクリックしてください。 2. 図 2.3.3 が表示されます。接続先情報を編集し、<OK>をクリックしてください。入力項目について は、 「2.1 SecureGateway にログインする」の手順 2 と同様です。 図 2.3.3 接続先の編集 接続先情報を削除する 図 2.3.1 で接続先を選択し<削除>をクリックすると、選択している接続先情報を削除します。認証情 報のみを削除する場合は、図 2.3.1 で<認証情報をクリア>をクリックしてください。 - 26 - 2.3.3 詳細情報を設定する 図 2.3.1 で[詳細]タブをクリックすると、図 2.3.4 が表示されます。 図 2.3.4 設定画面(詳細) 検索エンジンを設定する SecureBrowser Pro が使用する検索エンジンを選択することができます。 SecureBrowser Pro のアドレスバーに入力した文字列で検索を行う場合には、ここで設定した検索エ ンジンを使用して検索結果を表示します。 図 2.3.4 で「Google」 「Yahoo!」 「Bing」から使用する検索エンジンを選択してください。デフォルト では、 「Google」が設定されています。 - 27 - User-Agent を変更して表示する Web サイトを追加する SecureBrowser Pro が Internet Explorer 7 相当の User-Agent を使用して表示する Web サイトを追 加することができます。 特定の Web サイトで表示が崩れるといった問題が発生する場合、その Web サイトを追加することで問 題が改善する可能性がありますが、通常は追加する必要はありません。 図 2.3.4 で<サイト>をクリックすると、図 2.3.5 が表示されます。「追加する Web サイト」に User-Agent を変更して表示する Web サイトを入力し、<追加>をクリックしてください。追加した Web サイトを削除する場合は、 「User-Agent を変更する Web サイト」から Web サイトを選択し<削除>をク リックしてください。 図 2.3.5 User-Agent 変更 表 2.3.1 User-Agent 変更 項目 追加する Web サイト 説明 追加する Web サイトの URL または URL の一部を入力してください。 SecureBrowser Pro は、指定された文字列を含む URL にアクセスする際 に、User-Agent を変更して Web サイトを表示します。 例えば Web サイト「http://www.soliton.co.jp」を対象とする場合は、 「www.soliton.co.jp」または「soliton.co.jp」などの文字列を指定して ください。 使用可能文字:半角および全角文字 デフォルト:設定なし User-Agent を 変 更 す る Web サイト 追加した Web サイトが表示されます。 データを削除する SecureBrowser Pro が保持している Cookie や閲覧履歴などのキャッシュ情報を削除します。 図 2.3.4 で<すべてのデータを削除>をクリックすると、削除の確認メッセージが表示されます。<OK> をクリックしてください。 - 28 - 診断情報を作成する SecureBrowser Pro の動作環境や動作状況などの診断情報の作成を行います。 通常は、診断情報を作成する必要はありません。管理者より指示があった場合のみ行います。診断情報 の作成方法については、 「3.1.1 診断情報を作成する」を参照してください。 バージョン情報を確認する 図 2.3.4 で<バージョン情報>をクリックすると、 SecureBrowser Pro のバージョン情報を表示します。 バージョン情報画面については、 「2.6 バージョンを確認する」を参照してください。 2.4 ファイルを閲覧する SecureBrowser Pro でファイルを閲覧する方法について説明します。 2.4.1 Web サイト上のファイルを閲覧する Web サイト上のファイルを閲覧する手順は、以下のとおりです。 1. Web サイト上のファイルをクリックしてください。 2. ダウンロードが完了すると、図 2.4.1 が表示されます。<開く>をクリックしてください。 図 2.4.1 ダウンロード ファイルが zip 形式の場合 ダウンロードしたファイルが zip 形式の場合、格納されているファイルを開くために展開を行います。 図 2.4.1 で<開く>をクリックするとダウンロードファイル管理が起動し、zip 内に格納されているファ イルが表示されます。操作メニューの[展開]をクリックし、展開先のフォルダー名の指定、パスワードが 設定されている場合はパスワードの入力を行ってください。 - 29 - 3. 新しいタブでスプラッシュスクリーンが表示された後に、ファイルが表示されます。閲覧しているフ ァイルを閉じるには、タブ内の[×]をクリックしてください。 なお、印刷ボタンは、管理者が SecureBrowser Pro の動作ポリシーの設定で印刷を許可している場 合にのみ有効になります。 図 2.4.2 ファイルの閲覧 閲覧するファイルの種類によっては、スプラッシュスクリーンを表示せずにブラウザー上に直接表示さ れるファイルもあります。 SecureBrowser Pro で閲覧することができるファイルの種類は、以下のとおりです。 Microsoft Office Word ファイル(.doc、.docx) Microsoft Office Excel ファイル(.xls、.xlsx) Microsoft Office PowerPoint ファイル(.ppt、.pptx) PDF ファイル(.pdf) TEXT ファイル(.txt、.csv、.log、.html、.htm、.xml、.shtml) 画像ファイル(.jpg、.jpeg、.bmp、.png、.gif、.wmf、.emf、.jps、.tif、.tiff) 2.4.2 ダウンロード済みのファイルを閲覧する ダウンロード済みのファイルの閲覧方法については、「2.2.3 ください。 - 30 - ダウンロードファイル管理」を参照して 2.4.3 ローカル環境へダウンロードする SecureBrowser Pro がダウンロードしたファイルは、SecureBrowser Pro の領域内に保存されます。 ただし、管理者が SecureBrowser Pro の動作ポリシーの設定でローカル環境へのファイルのダウンロ ードを許可している場合のみ、ファイルをローカル環境(SecureBrowser Pro の領域外)にダウンロー ドします。この場合、ダウンロードボタンは非表示となり、ダウンロードファイル管理画面も表示されま せん。 ファイルをローカル環境へダウンロードする手順は、以下のとおりです。 1. Web サイト上のファイルをクリックしてください。 2. 図 2.4.4 が表示されます。<保存>をクリックしてください。 図 2.4.4 ファイルのダウンロード 図 2.4.4 で<開く>をクリックしても、Web サイトの設定等によってはファイルを開くことができな い場合があります。その場合は<保存>をクリックし、ファイルをローカル環境に保存してからファイル を開いてください。 3. 保存先の選択画面で、保存先を選択してください。 4. ダウンロードが完了すると図 2.4.5 が表示されます。<閉じる>をクリックしてください。 - 31 - 図 2.4.5 2.5 ダウンロードの完了 SecureGateway からログアウトする SecureGateway からログアウトする手順は、以下のとおりです。 1. メニューボタンをクリックしてください。 2. 図 2.5.1 が表示されます。[ログアウト]をクリックしてください。 図 2.5.1 メニュー 3. 図 2.5.2 が表示されます。<OK>をクリックすると SecureGateway からログアウトし、ログイン画 面が表示されます。 図 2.5.2 ログアウト確認 - 32 - 2.6 バージョンを確認する SecureBrowser Pro のバージョンは、以下のいずれかの方法で確認することができます。 設定画面で[詳細]タブをクリックし、<バージョン情報>をクリックしてください。 メニューボタンをクリックし、表示されるメニューから[バージョン情報]をクリックしてくださ い。 (ログインしている場合のみ) 図 2.6.1 が表示され、SecureBrowser Pro のバージョンを確認することができます。 図 2.6.1 バージョン情報 - 33 - 3 サポート この章では、本製品のサポートについて説明します。 3.1 診断情報 SecureBrowser Pro を使用中に障害が発生した場合などに、発生した障害を解析するために必要とな る動作環境、動作状況などの情報収集を目的として、弊社より診断情報のご提供をお願いする場合があり ます。診断情報を提供していただくことで、お客様に環境を伺う、状況を調べていただくなどのお客様に かかる手間を軽減することができます。 通常は、診断情報を作成する必要はありません。診断情報の作成は、管理者より指示があった場合のみ 行ってください。 3.1.1 診断情報を作成する 診断情報を作成する手順は、以下のとおりです。 1. 設定画面を表示し、[詳細]タブをクリックしてください。 2. 図 3.1.1 が表示されます。<診断情報を作成>をクリックしてください。 図 3.1.1 設定画面(詳細) - 34 - 3. 図 3.1.2 が表示されます。診断情報ファイルの保存先を選択し、<保存>をクリックしてください。 診断情報ファイルは zip 形式で圧縮されています。 図 3.1.2 診断情報ファイルの保存先選択 4. 診断情報の作成が完了すると、図 3.1.3 が表示されます。<OK>をクリックしてください。 図 4.1.3 3.1.2 診断情報の作成完了 診断情報の送付先と取り扱いについて 診断情報ファイルのアップロード先について 弊社へお送りいただく診断情報ファイルのアップロード先は、弊社コンタクトセンターから管理者様へ ご連絡します。 個人情報の取り扱いについて 診断情報ファイルの送付にあたってご提供いただいた個人情報および自動収集した個人情報は、障害の 解析と回答をお送りするためにのみ使用し、それ以外の目的には使用いたしません。また、その取り扱い には十分な注意を払います。 弊社の個人情報取り扱いポリシーについては、以下をご参照ください。 http://www.soliton.co.jp/privacy/ - 35 - 3.2 お問い合わせ 制約事項や注意事項につきましては、弊社の Web サイト内の FAQ を参照してください。 http://faq1.soliton.co.jp/ Windows 版 Soliton SecureBrowser Pro V1.2 の使用方法についてご不明な点がございましたら、下 記までご連絡ください。 株式会社ソリトンシステムズ コンタクトセンター URL :http://www.soliton.co.jp/contact/index.html e-mail :[email protected] なお、本プログラム(無償提供)に関するサポートは、 「Soliton SecureGateway」のサポートサービ スに契約していることを条件として対応させていただきます。また、お客様が本プログラムを使用するこ とによって被った不利益について弊社は一切の責任を負わないものとします。 - 36 - Windows 版 Soliton SecureBrowser Pro V1.2 2014 年 6 月 16 日 第1版 2014 年 10 月 2 日 第2版 2015 年 7 月 27 日 第3版 ユーザーズガイド 〒160-0022 東京都新宿区新宿 2-4-3 http://www.soliton.co.jp/ Copyright © 2013-2015, Soliton Systems K.K., All rights reserved. 本書に記載されている情報、事項、データは、予告なく変更されることがあります。 本書に記載されている情報、事項、データは、誤りがないように最善の注意を払っていますが、本書に 記載されている情報、事項、データによって引き起こされた遺失行為、傷害、損害等について、弊社は一 切、その責任を負いません。 本書の一部または全部について株式会社ソリトンシステムズの承諾を得ずに、いかなる方法においても 複写・複製・転載・加工等これらに類する行為を禁じます。
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