理学部だより - 山形大学 理学部・大学院理工学研究科

理学部だより
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■オープンキャンパス理学部説明会と学生の進路について
理学部長 櫻井 敬久 …… 2
■理学部の話題から ………………………………………………… 5
■留学生及びチューター感想記 …………………………………… 6
■教育実習体験記 …………………………………………………… 9
■平成22年9月大学院修了者 ……………………………………… 9
■2年次合同研修 …………………………………………………… 10
■理学部スポーツ大会 ……………………………………………… 12
■学生の活躍 ………………………………………………………… 14
■新任職員紹介 ……………………………………………………… 15
■理学部NEWS ……………………………………………………… 16
第1
号
4
7
平成22年12月24日発行
山形大学理学部
オープンキャンパス理学部説明会と
学生の進路について
山形大学理学部長 櫻 井 敬 久
山形大学オープンキャンパスが8月8日に開
かれ本年も理学部説明会と体験入学を実施しま
した。体験入学では5学科が計10講座を開講し
て389人の受講参加者がありました。また、理
学部説明会は教室の収容人数に限りがあるため
午前と午後の2回に分けて行いましたが、参加
者は303人と昨年同様に盛況でした。アンケー
ト項目の「オープンキャンパスに参加した理由」
として山大理学部が第一志望であるからという
回答が約45%と1位でした。そして、アンケー
ト項目「大学選びで重視する要素」に対して
「大学のカリキュラム」が1位となっていて、山
形大学理学部として心強く思うところです。ま
た、体験入学については、
「参考になった」
、
「雰
囲気がわかった」、
「面白かった」との回答を合
わせると99%を超し、それぞれの講座に好評の
感想が寄せられていました。さらに、理学部説
明会で特に関心があったのは「理学部の様子」
という回答が約70%と高く、オープンキャンパ
スの意義を改めて実感しております。これらの
アンケート結果を参考にして今後さらに理学部
の教育・研究内容の充実を図っていきたいと思
います。
さて、オープンキャンパスのアンケートで「大
学卒業後の進路」について質問させて頂いたと
ころ、40%は未定でしたが、教員、大学院進学、
民間企業が各20%と上位を占めていました。実
際に21年度学部卒業生の進路は、大学院進学
54%、就職35%、その他9%となっており、進
路決定率は97.
5%でした。この数字に表れてい
るように大学院進学が半分以上であることが、
理学部卒業生の進路の大きな特徴でオープン
キャンパス時の進路希望ともよくあっています。
学校教員(常勤講師を含む)への就職は、学部
卒業生では3%ですが大学院修了生では18%と
なっており、進路の特徴の一つです。
大学院(博士前期課程)では、学部で修得し
た専門知識の上にさらに先端知識を修得し研究
テーマをもって修士論文を纏めます。この課程
での研鑽が、個々の学生の実力を高めるのに大
きな役割を果たしています。ちなみに大学院修
了生の73%は公務員を含む就職をしており、そ
の他は大学院博士後期課程への進学等で進路決
定率は97.
8%と高い結果を示しています。なお、
大学院修了生は学部卒業生に比べてより専門性
を生かす企業等に就職している傾向があります。
小白川キャンパスの就職支援室に、理学部担
当事務職員とカウンセラーが配置されており、
学生が進路等について相談できる体制を整えて
います。具体的な就職活動や将来の進路相談な
ど1年生から利用できますので、是非、活用し
てください。
末筆ではありますが、理学部説明会を準備す
るにあたり理学部後援会より多大のご支援をい
ただきましたこと、後援会の皆様に深くお礼申
し上げます。ありがとうございました。
― 2―
平成22年度理学部説明会アンケート
①オープンキャンパスの参加理由
②大学選びで重視する点
山形大学理学部を第一志望にしているから
大学を訪問して、
大学の雰囲気を感じてみたかったから
高校の総合学習の一環として、
参加を勧められたから
官公庁
大学所在地等のロケーション
入試科目や出題傾向
教員
教授スタッフ
保護者の意見
高校の先生の意見
大学進学
未定
塾・予備校等の先生の意見
その他
10
民間企業
入試難易度・倍率
就職実績
学費
第一志望ではないが、
山形大学に興味があったから
0
③大学卒業後の進路
大学のカリキュラム
その他
(複数回答可)
20
30
40
就職関連
50
60%
0
10
その他
(複数回答可)
20
30
40
50
60
70%
0
10
20
30
40
50%
大学ランキング
(朝日新聞出版)
親身に就職指導 国公立大学中 第1位!
■理学部での取り組み
理学部就職委員
・卒業生・企業人事担当者を招いての就職セミ
ナー(各学科毎)
数 理 科 学 科 仲 田 正 躬
(全学就職委員会委員)
・【求人のための大学案内】を企業へ送付
物 理 学 科 佐々木 実
(全学就職委員会委員)
・就職関連書籍の購入
・企業訪問
物 理 学 科 高 橋 良 雄
■大学での取り組み
物質生命化学科 亀 田 恭 男
・各種セミナー
生 物 学 科 横 山 潤
(理系学生のための就職セミナー・ビジネスマ
地 球 環 境 学 科 岩 田 尚 能
ナー・面接トレーニング・就職筆記模擬試験・
公務員採用試験対策・教員採用試験対策・合同企
企業の皆さまへ
業説明会・女子学生のための就職セミナーなど)
・キャリアカウンセラーの就職相談(要予約)
大学では、個別企業説明会を行っており
毎週 月曜 13
:00~17
:00 長山相談員
ます。
毎週 火・水曜 13
:00~17
:00 加藤相談員
個別企業説明会のお問い合わせにつきま
隔週 木曜 10
:00~17
:00 佐藤相談員
しては下記にご連絡ください。
・We
bシステムによる求人票の公開(既卒者も可)
:023(小白川事務部就職支援ユニット)
TEL
6284134
・学部3年生の保護者を対象に保護者向け就職ハ
:gssyushi
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m.
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au.
ac.
j
p
ンドブックの送付
また、求人票も承っております。
・合同企業説明会(150社参加)の実施
山形大学HP>就職情報>企業向け情報
・個別企業説明会の実施
をご確認ください。
・就職関連書籍の貸し出し(1週間)
その他 就職に関する問い合わせ 月・金
(8時30分~17時)
火~木
(8時30分~18時30分)
小白川事務部就職支援ユニット HP h
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理学部担当/TEL:02
(
3628)4134・FAX02(
3628)4170 mai
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― 3―
数理科学科
ボールの軌跡を
PCでシミュレーション
しました
オープンキャンパスの1コマ
日時:平成22年8月8日
(日)9:30 ∼ 16:00
物理学科
大型偏極ターゲットの
説明をする大学院生
物質生命化学科
実験で使用する
試料の計測をしました
生物学科
植物の細胞と組織を
顕微鏡で観察しました
地球環境学科
立体模型を
使っての説明を
熱心に聞く参加者
― 4―
理学部の話題から……………………………………………
宇宙最大の爆発現象の謎解きに挑むGAP検出
検出器
器
郡 司 修 一
物理学科 教授
物理学科
教授 郡 司 修 一
ガンマ線バーストとは宇宙最大の爆発現象で、
を詳しく調べられる可能性が開けます。例えば
太陽が数10億年かかって放出するエネルギー
宇宙の中で星や銀河がどの時期にどの様にして
を僅か数秒で放出することができます。近年
生まれてきたのかを調べることもできるように
様々な観測からどの様な天体がガンマ線バース
なります。
トを起こすのかという事が分かってきましたが、
ガンマ線バーストには磁場が関与している可
どの様なメカニズムで膨大なエネルギーを放出
能性が強く、もし磁場が関与しているとガンマ
するのかはまだ謎のままです。このエネルギー
線が偏光すると考えられています。そこで、本
発生メカニズムが詳細に分かれば、宇宙の歴史
当にガンマ線が偏光しているのかを調べるため
に、我々はGAP検出器というガンマ線の偏光を
精密に測定できる検出器を世界に先駆けて開発
しました。そして今年の5月にGAPは宇宙ヨッ
トI
KAROSに搭載され宇宙に打ち上げられまし
た。すでにGAPは10個近くのガンマ線バースト
の観測に成功しており、現在でもGAPは観測を
続けています。現在強いガンマ線バーストが検
出器の正面で発生し、偏光を綺麗に測定できる
チャンスを待っています。
▲NASAによって製作されたガンマ線バーストの想像図。
ビーム状にジェットの様なものが吹き出しており、
その延長線上に地球があると、ガンマ線バーストが観
測されると考えられている。
▲GA(
‐r
)
PGAmma
aybur
s
tPol
ar
i
met
er
検出器3.
7kgと超軽量ながら、ガンマ
線バーストの偏光測定に特化した世
界で初めての検出器。
金沢大学、
山形大学、
理化学研究所、
クリアパルス株式会社によって開発
が行われた。
▲I
KAROSのペーパークラフト
― 5―
留学生及び
チューター感想記
は?
ターと
チュー
学生
熟中の留
日本語習
て
い
お
大学に
とです。
学生のこ
言を行う
助
習
学
への
チューターになって
山形に来て
物理学専攻2年
イ
物理学科 特別聴講生
サン ジュン
ハン
李 相俊
Lee Sang Jun
私が日本へ来てからもう7ヶ月が過ぎまし
た。日本へ来る前に、韓国で日本語の勉強した
時、なかなかできない日本語が心配でした。し
かし、日本に来て積極的に日本人と話しながら
少しずつ日本語ができるようになりました。研
究室の皆さんと先生たちのおかげで本当に助か
りました。
山形は静かですし、きれいな景気がたくさん
ありますから、週末に公園や山に良く行きまし
た。自然が良いところですから良かったです。
留学しに来たが、勉強だけではなく、大事な
経験をして良かったと思います。
金さんに出会って
日本での生活の感想
物質生命化学専攻1年
た
ち
ウン
Han Ji Woung
最初、チューターの依頼が来たとき自分も韓
国の留学生ですし、まだ日本語も下手ですので
受けるかどうかかなり迷いました。
そして彼のチューターとしての責任を果たせ
られるのか不安でしたが、逆に私も2年前韓君
のように短期留学の経験がありまして、彼が何
が苦しいのか、何の悩みがあるのかをよく知っ
ていましたので、いろいろなアドバイスもで
き、日本語を教えながら私が使っている日本語
もチェックすることができました。
後4ヶ月ぐらい残っていますが、韓君が楽し
い留学生活になれるようサポートしていきたい
と思います。
ひら
ジ
韓 智雄
物質生命化学科 特別聴講生
あき
キム
ヘ
ジン
平田 千秋
金 慧眞
Hirata Chiaki
Kim Hye Jin
初めて海外に来たので、期待に胸を膨らませ
ていました。でも、日本語があまり上手ではな
いので、日常生活に困りました。でも、そのた
びにチューターの平田さんと先生、日本人の友
達が親切に手伝ってくれました。それで、だん
だん日本の生活に慣れてきました。でも、もう
韓国に帰る日が近づいてきてしまいました。ひ
とつ心残りなのは、自信を持って日本人の友達
に積極的に話しかけることができなかったの
で、日本人の友達がたくさんできなかったこと
です。もし機会があれば、もう一度日本に来た
いです。支えてくれた皆さんに感謝しています。
残りの期間も、勉強も生活も頑張ります。
チューターをさせていただくのは、今回で2
回目だったので、チューターの仕事に対する不
安はなく、どんな子がくるのかという期待のほ
うが大きく、会うのが楽しみでした。金さんは
日本語を覚えるのが早くて、辞書を使って話し
ていたのは、ほんの3ヶ月くらいで、今では辞
書なしでも会話できるくらいになっています。
金さんはおしゃべりが大好きで、お酒、特に
ビールが大好きなので、金さんが来てくれたお
かげで研究室の飲み会がとても楽しくなりまし
た♪金さんの残りの日本の生活の楽しく、有意
義に過ごせるように精一杯サポートしたいと思
います。
― 6―
チューターになって
日本に留学してみて
数理科学科2年
き
むら
え
数理科学科 特別聴講生
り
ジョウ
カイク
木村 恵里
常 嘉育
Kimura Eri
Chang Jiayu
今年の4月から日本に来て、もう半年が過ぎま
した。この半年は、私にとって最も楽しかった大
学生活でした。前期の日本語の授業には、私は他
の留学生と互いに日本語を練習したり、知らず知
らずのうちに親しい友達ができました。そして、
チューターと一緒に数学を勉強して、遊んで、親
友になりました。さらに、授業だけではなく、夏
休みも充実しました。8月5日には、私は山形の
花笠まつりに参加しました。はじめて日本の伝統
的な浴衣を着たので、非常に興奮しました。8月
19 日には、東京ディズニーランドへ行って来ま
した。そして、9月1日から7日まで北海道を旅行
しました。特に、北海道ではラーメンをはじめ、
美味しい料理をたくさん食べました。食べ物が大
好きな私にとって嬉しくてたまりませんでした。
これから残っている5ヶ月間、私はこの幸せな
気持ちを持って、勉強に励み、充実した生活を続
けたいと思います。
私は今年の4月から中国からの留学生である常
さんのチューターをさせていただくことになりま
した。チューターをやってみようと決めてから常
さんに会うまで、不安と期待でいっぱいでした。
しかし、常さんはとても人懐っこく、よく笑い、
よく話し、よく食べる人で、私と似ている部分を
感じ、すぐに打ち解けることができました。
初めは会話が成り立つのか不安でしたが、常さ
んは日本語を覚えるのが早く、1ヵ月経つ頃には
普通に日本語で会話ができるようになり、正直と
ても驚かされました。常さんとは一緒に勉強した
り買い物に行ったりご飯を食べにいったりと、と
ても仲が良く、今ではお互いに冗談を言い合える
仲です。また、常さんの紹介で留学生の友人がと
ても増えました。どの学生も、素直で、元気がよ
く、明るい人たちばかりです。
チューターをさせていただくことで、貴重な経
験を得ることができました。私は常さんと出会う
ことができて心から嬉しく思います。これからも
共に支え合い、成長していきたいです。
チューターという経験
留学しての感想
数理科学科2年
数理科学科 特別聴講生
お
だ しま
か
おり
チョウ
小田島 佳織
エン
張 円
Odashima Kaori
Zhang Yuan
最初、チューターのお話を頂いた時は、英語が
堪能な留学生が来るとだけしかきいておらず、大
変不安でした。英語で、日本語の説明などできな
いと思っていました。初めて、張さんに会ったと
きにすごく明るくて、話しやすいと思いました。
そして、彼女も緊張しているのだと感じました。
当り前のことです。周りは知らない日本人です。
緊張しないわけはありません。チューターという
名前ではありますが、結局は、人とのふれあいで
す。一気に私の不安は消え去り、楽しいものとな
りました。言葉がなかなか伝わらないため、伝
わったときや、日本と中国の文化の共通点があっ
たときの喜びは素晴らしいものと感じることがで
きます。張さんの日本語の上達をみるのもすごく
うれしいものです。気づけば、早いもので秋が来
ます。二つの季節が過ぎてしまいました。張さん
の残りの日本での生活が充実したものになるよう
にサポートしていけたらよいと思うとともに、一
緒に学んでいきたいと思います。
日本に来てからすでに半年山形に住んでいま
す。半年の生活を思い出して、本当の感動、進歩
と満足は数えられないほどです。最初来た時何も
分からなくて、何も話せなかったのが大変だった
と今もはっきり覚えています。そんなたくさん
困っていたのに、担当の先生とチューターのおか
げで、日本の生活に慣れるようになりました。担
当の小田先生は私に会うと「頑張ってください」
と言って、河村先生はいつも日本の習慣を詳しく
説明してくれて、チューターの佳織さんもできる
だけ手伝ってくれました。これらを本当に感謝し
ています。
半年の間に、私は数学と日本語の勉強だけでは
なくて、さまざまな体験もあります。花見をした
り、伝統的な花笠祭りと芋煮会に参加したり、北
海道にも旅行したりしました。知らず知らずのう
ちに、私はもう山形市が大変好きになりました。
それから、まだ6ヶ月あり、私はもっと頑張り
ます。将来いつでも、どこでも、私はこのすばら
しい留学体験をきっと忘れないでしょう。私を日
本で支えてくれたすべての人に感謝の心を持って
います。
― 7―
チューターになって
前期を終えて
生物学科4年
生物学科 特別聴講生
えん どう
さと
こ
ナム
遠藤 智子
Endo Satoko
韓国出身、
南 秀智と申します。日本に来る前、
自分なりに日本語と会話を勉強しましたが、日本
に来て出会った日本語はとても難しかったです。
また留学生として準備しなければならないことが
いっぱいあって大変でした。
就職活動で忙しい時でも私が理解できないこと
や、日本のいろんな情報を説明してくれたりいつ
も私のことを手伝おうと頑張ってくれた智子ちゃ
んに申し訳なかったです。また、品川先生も忙し
い中、私のためにサクランボ狩りや、バラ公園な
ど山形のあちこちに連れて行ってくださってとて
も嬉しかったです。山形大学には韓国の大学では
見られないフィールドワークというプログラムが
ありました。それは今までの自分のことを省みる
機会になって良かったです。韓国語で勉強しても
難しい生物を日本語で勉強してとても大変でした
が、自分なりに若い時にとても大事な経験をした
と思います。
これから韓国に帰るまで5ヶ月ぐらい残ってい
ますが、もっと一生懸命に勉強したり良い思い出
をたくさん作りたいと思います。
留学生及び
チューター感想記
留学しての感想
生物学科4年
ち
ジ
Nam Su Ji
チューターの任を受けさせていただいてから、
はや半年が過ぎました。初めは言語や民族性の壁
があるのではと不安を抱いていたのですが、実際
に会った秀智さんはとても日本語が上手で、明る
く気さくな、優しい女の子でした。会話に困るこ
ともなく、少し話しているうちに当初の不安は
すっかり忘れてしまいました。
チューターになって一番良かったことは、やは
り、生の韓国の話を同じ学生目線で聞けることで
す。日常的な会話をしている中で見つかる意外な
文化の違いや共通点を、純粋に面白く感じまし
た。また、彼女が山形大学で過ごしている中で疑
問を抱いたという話を聞いていると、新しい目で
日本を見るきっかけにもなり、慣れた日々を新鮮
に感じられるようになりました。
私にとって、この半年は本当にあっという間で
した。彼女には、残りの時間も様々な体験を通し
て、日本での良い思い出をたくさん作ってもらい
たいです。
しら とり
ス
南 秀智
生物学科 特別聴講生
ひろ
パク
セ
ヒ
白取 千尋
朴 世姫
Shiratori Chihiro
Park Se Hee
最初にチューターの依頼をされた時は、正直、
朴さんとうまく会話できる自信がなく、不安でした。
しかし実際に会ってみると、朴さんは明るい性
格で、彼女との会話はとても楽しくすぐに仲良く
なり不安は消え去りました。普段の学校生活以外
でも皆とご飯を食べに行ったり、ボウリングを楽
しんだりして、研究室にもすっかり溶け込んでい
ます。また朴さんは勉強熱心で飲み込みも早く、
初めは英語交じりの会話でやりとりをしていまし
たが、今ではほぼ日本語だけの会話でお互いに理
解できるようになり、その上達ぶりに驚かされま
した。
朴さんからの日本語に関する疑問を聞いて、日
本語特有の言い回しや文法も改めて見直したり、
韓国と日本の文化の違いに気付かされたり、私も
朴さんを通して色々学んでいます。残り半年、朴
さんが一生懸命学ぼうとする姿勢に刺激を受けな
がら、彼女が充実した留学生活を送れるように全
力でサポートしていきたと思います。
初めて日本に来た時、私は日本語であいさつし
かできませんでした。日本語が下手だったので学
校生活が大変でした。しかし、私が考えていたよ
り大変ではありませんでした。先生とチューター
と研究室の先輩達が、多くのお手伝いをしてくれ
ました。
時間表と授業で私が分からなかった内容、日本
語を親切に教えてもらいました。それで、授業を
聞くこととテストを受けることが簡単になりまし
た。私は日本語が下手で、説明してくれることも
難しかったはずです。けれども私が聞いて分かり
やすい説明をよくしてくれました。
先生と友達がいなかったら学校の生活が本当に
大変だったろうと思います。私が日本での生活が
楽しくできるように手伝ってくれた皆にありがと
うございますと言いたいです。
― 8―
教育実習体験記
……………………………………………
教育実習を体験して
生物学科4年 望 月 翔 太
私は母校の高校で2週間、理科(生物)の
楽しかった実習も、多くの人の支えがあっ
実習を行いました。非常に忙しい毎日でした
てこそ成功したのだと、今でも強く感じます。
が、充実した実習になったと思います。
指導案作成では、部活動や学園祭前の準備で
実習中に気をつけたことは、まず授業計画
忙しいにもかかわらず、生物担当の先生が深
を立てる際、その授業で最も重要なこと(目
夜まで残って、手直しを手伝ってくださいま
標)を絞り、その目標を達成するための授業
した。また実習中、授業が上手くいかないな
展開を組み立てるということです。また生徒
ど、気持ちが沈むことが何度かありました。
は、教師が教えたことを正しいと思って覚え
しかしそんな時は、同じ実習生の仲間と励ま
ます。そこで、とにかく間違ったことは教え
しあって、立ち直ることが出来ました。実習
ないよう、細心の注意をはらいました。教科
中は人の優しさに触れる機会が何度もあり、
書から授業内容を考える時には、今まで忘れ
そのたびに、自分も人を支えられるようにな
ていた、あるいは誤解していたことなど、新
りたいと思いました。
たな発見がありました。そして、そこで感じ
いつか再び教壇に立ち、生徒に生物の面白
た生命現象の不思議さ・面白さを、生徒たち
さを教えていくことで、実習で受けた恩返し
にも知ってもらいたいと思いました。例を用
をしたいです。教職の講義を受けている皆さ
いて分かりやすく伝えるよう努力し、生徒か
ん、教職課程を途中で断念せず、ぜひ実習に
ら良い反応が返ってくると、授業を行うのが
も参加してください。貴重な体験が出来ると
とても楽しいと実感できました。
思います。
平成 22 年9月大学院理工学研究科
博士前期課程(理学系)修了者
物理学専攻 1名
物質生命化学専攻 1名
― 9―
)
平成22年6月5日(土
2年次合同研修
数理科
学科
合同研修を終えて
数理科学科 2 年 石 沢 由 希
ヒルズサンピア山形(山形市蔵王飯田)
昨年度に続き、今年度も日帰りで実施された
て、担当の先生から事細かに説明していただき
数理科学科2年次合同研修。限られた短い時間
ました。現在の厳しい就職状況について理解し、
ではありましたが、残りの大学生活や卒業後の
自分の将来への展望を具体化することができま
進路について考える大変いい機会になったと思
した。
います。
日々の生活を共にする仲間や先生方と、この
まず、小グループに分かれて先生方と懇談会
研修を実施できたことに感謝し、得られたもの
を行いました。どのグループでも、数学をはじ
を次のステップへ生かしていきたいと思います。
めとした様々な話題で盛り上がり、終始楽しみ
ながら親交を深めることができました。昼食時
には1年生も加わり、学年を越えた交流も深め
ることができ、有意義な時間を過ごすことがで
きました。
午後からは、オリエンテーションが行われ、
今後の学生生活の指針や最新の就職状況につい
物理学科
合同研修を終えて
物理学科 2 年 佐 藤 兆 治
蔵王ライザ(上山市蔵王坊平高原)
私たち物理学科の1、2年次の合同研修は、
工細工では、思っていた以上に真剣になってし
6月5日に蔵王ライザというところで行われま
まい時間ぎりぎりまで取り組んでしまいました。
した。まず大学に集合し、そこから貸し切りバ
今年の合同研修は、昨年までのように会社な
ス2台を使用して出発しました。
どの見学はしなかったまでもこれからの学生生
到着してからは学科長をはじめ教授方からお
活のために役立つ話を聞くことができ、教授方
話をいただき、進路就職関係などの詳しい話を
とも交流することができたのでとても有意義な
していただいたあと、物理学を広める方法につ
時間を過ごすことができました。
いていくつかのグループに分かれて話し合いを
し、改めて物理の楽しさや、それを伝えること
の難しさを実感することができました。
そのあとは、少し場所を変え教授方と学生の
交流が行われました。記念撮影をし、またグルー
プに分かれてバーベキューをしました。もとも
と準備されていたおかげで待ち時間も少なく、
たくさんの方々とも話をすることができました。
それからは、多少の予定変更もあり行われた木
― 10―
物質生命
化学科
理学部物質生命化学科合同研修
物質生命化学科2年 宮 下 博 之
山形大学理学部内
「合同研修」と聞き、堅苦しいものなのではな
午前中の研修とはまた違い、学業の話のみな
いかと思い若干気を引き締めて臨んだ今回の研
らず日常などの様々な話をすることができ、時
修でしたが、実際は非常に和やかで、且つ各々
折どっと笑いが起きたりする程盛り上がりまし
が将来への展望について今一度深く考えるため
た。普段からお世話になっている先生や、あま
のエッセンスが数多く盛り込まれているもので
り顔を合わせることがなかった先生とも沢山お
した。
話することができ、先生方との親交を深めるこ
当日は4年次への必須単位について、大学修
とができました。
了後の就職や進路状況について説明して頂いた
この研修を通じて感じ取ったことを大切にし、
後、8つの研究室をグループごとに順番に巡り
自分の将来への強い意識を持って今後の学生生
それぞれ説明して頂きました。どの研究室も
「こ
活を送りたいと思っています。
の研究室に進んだらこういうことが出来る」と
いう明確な内容で、今後の学習へのモチベー
ションに繋がる非常に有意義な時間でした。
その後大学会館へ移動し、午後から先生方との
昼食会が行われました。一定時間ごとに先生が
グループごとのテーブルを移動して回るという
ものでした。
生物学科
2 年次合同研修の感想
生物学科2年 松 岡 由 恵
山形大学蔵王山寮・片貝沼周辺森林(山形市蔵王)
今回の合同研修は、二年次で行う最後の合同
有植物や多雪地帯の植物について詳しく知るこ
研修となりました。教養教育が大きく変革して
とができました。山道を帰る途中では、運よく
いる変わり目の年で、最後の合同研修を体験で
狸とカモシカの姿を見かけることもでき、たく
きたことは、私にとって大きな経験となりまし
さんの収穫のあった研修になりました。この経
た。蔵王という自然にあふれ、また普段見られ
験を今後の大学生活の中でも大いに役立ててい
ない蔵王独自の高山帯の植物群を見られるとい
きたいと思います。
うことで、私は合同研修に行くのがとても楽し
みでした。当日の天気は、あいにくと雨雲のあ
る曇り空でしたが、山道を歩く道すがら、教授
の方々に様々な蔵王の植物について教えていた
だき、その中でも私が以前地元の山で採取し、
実家の花壇に植えた奇妙な花をこの蔵王でも見
かけ、その名前が「
エンレイソウ」
だということ
を知ることができました。さらに、蔵王山寮で
の横山先生による「山形県の植物」
、辻村先生に
よる「
蔵王の植生」
の講義を聴き、山形各地の固
― 11―
地球環境
学科
合同研修・フレッシュマンキャンプ
地球環境学科2年 勝 見 貴 史
蔵王仙人沢周辺・蔵王ライザ(上山市蔵王坊平高原)
平成22年6月5日、地球環境学科の二年生と
たが、地球環境学科らしい経験ができたと思い
一年生は蔵王山仙人沢周辺・蔵王ライザホール
ます。二年生にとっても一年生との交流を深め
にて合同研修・フレッシュマンキャンプを行い
ることもでき、いい経験ができた研修でした。
ました。
当日は朝から天気が悪く、蔵王ライザワール
ドレストランまではバス移動でしたが、観察す
る露頭がある仙人沢までは雨の中の山道を歩い
て移動し、作業を行わなくてはならず、厳しい
状況でした。
一年生は、4つの露頭を探し出して特徴を観
察しスケッチし、その位置を地図に示し、得た
情報をもとにルートマップを作成しました。二
年生は指導しつつそのサポートを行いました。
露頭の岩石の細かい特徴などを一年生と一緒に
観察しながら作業を進めました。
昼食をとった後、午後からはロッジへと移動
し、午前中の活動で得た情報をもとにルート
マップの作成を行いました。
一年生は初めての野外実習で大変な研修でし
第43回理学部スポーツ大会 が催されました
が催されました
期日
平成22年9月29日(水)
会場
大学内(テニスコート、第一体育館、第二体育館、野球場、陸上競技場)
競技成績
1位
2位
3位
4位
5位
ソフトテニス
数理科学科
生物学科
物質生命化学科
地球環境学科
物理学科
バスケットボール
数理科学科
物質生命化学科
物理学科
生物学科
地球環境学科
卓 球
生物学科
物質生命化学科
数理科学科
物理学科
地球環境学科
ソフトボール
数理科学科
物質生命化学科
地球環境学科
物理学科
生物学科
サッカー
数理科学科
生物学科
物理学科
地球環境学科
物質生命化学科
ドッジボール
物質生命化学科
数理科学科
地球環境学科
物理学科
生物学科
長縄跳び
物質生命化学科
地球環境学科
生物学科
物理学科
数理科学科
総 合
数理科学科
物質生命化学科
生物学科
地球環境学科
物理学科
― 12―
スポーツ大会を終えて
理学部スポーツ大会実行委員長
数理科学科3年 端 川 朝 典
今回のスポーツ大会は、前日の雨にもかかわ
す。今回スポーツ大会実行委員長という慣れな
らず当日は天候に恵まれ、どの競技も無事行う
い役職についた私をサポートして、当日も中心
ことができました。今回新しく長縄とびの得点
となって運営をしてくださった理学部担当の職
方法を改正したりもしましたが特に問題もなく
員の方々、各競技の役員の方々、各学科の実行
できたと思います。その他、どの競技もみなさ
委員の方々。みなさんのおかげでスポーツ大会
ん存分に体を動かして、とても楽しそうに競い
を滞りなく行うことができました。また、それ
合ったり、応援したりしていたと思います。ど
以外でも当日に私をサポートしてくれた方々に
の学科のみなさんもお疲れ様でした。また今年、
は、とても感謝しています。本当にありがとう
数理科学科は8連覇することができたので来年
ございました。
も良い成績を残すように頑張ってもらいたいで
― 13―
「学生の活躍」~第57回日本生態学会大会(東京大会)ポスター賞を受賞しました~
シデムシの行動を追って
理工学研究科博士前期課程生物学専攻 住 友 宏 幸
私はヒラタシデムシ亜科種の行動生態を研究
ラタシデムシはガード時間
しています。 動物は子孫を多く残すために絶
が短くなることを明らかに
えず競争しています。特に、オス間の競争は激
しました。ガード時間を調
しく、精子の受け渡し後にも競争が生じます。
べた研究は多く有りますが、
たとえば、メス生殖器内のライバルオスの精子
種間で比較した研究は見当
を直接掻き出してしまったり、または、精液中
たりません。この原因を明
の化学物質で前のオスの精子を殺したり、とい
らかにすることが今後の目標となりますが、今
う驚くような行動をとる動物もいます。これに
回の結果により、オスの繁殖戦略と種の生態と
対する対策として、オスは精子の受け渡し後も
の関係を種間で比較することでさらにおもしろ
メスのところに留まり、ライバル達からそのメ
いことがわかるのではないかと期待しています。
スが奪われないようにガードすることが多くの
今年の3月15日~20日に『第57回日本生態学
動物で知られています。私は、そのガード時間
会』が東京大学で開催されました。その『行動
が、異なる性比のもとで、同所的に生息し、生
分野』において私は「OSRに応じたマウント時
態が似ている近縁種である“オオヒラタシデム
間の調節」という題でポスター発表し、優秀賞
シ”と“ヒラタシデムシ”間で異なること、つ
をいただくことができました。多くの素晴らし
まり、オオヒラタシデムシは周囲にいるオスの
い発表の中、また、私の不手際で発表題目が登
数が多いときガード時間が長くなり、一方、ヒ
録時とは異なるものとなったにもかかわらず、
私の研究発表を評価していただき大変ありがた
く思っております。私としては他の学会を含め
3回目のポスター発表でこのような賞をいただ
いたことは大変幸運であり、今後さらにいろいろ
なことにチャレンジするとともに、こつこつと諦
めず忍耐強く研究していきたいと思っています。
オオヒラタシデムシ
↓ヒラタシデムシ
ヒラタシデムシ
↓オス ↓オス ↓メス
(交尾時には、オスはメスの触角を噛む)
― 14―
事務ユニット 鈴木 真奈美
10月1日付けで理学部事務
ユニット総務チームに採用に
なりました鈴木です。6年間過ごした小白
川キャンパスに配属になり、とてもうれし
く思っています。
出身は教育学部で、ずっと陸上競技部に
所属していました。スカートから見える
隆々たる筋肉にはどうか暖かい目で見守っ
てやってください。
初めてのことばかりで至らない点が多く
あると思いますが、どうぞよろしくお願い
いたします。
新 任 職 員紹 介
よろしくお願いいたします
よろしくお願いいたします
事務ユニット 松本 直子
8月20日付けで事務ユニッ
ト学務チームに採用になりま
した松本と申します。主に大学院の教務を
担当させていただきます。
以前、体育館に足を運んだ事があるので
すが、想像以上に木々が生い茂り緑いっぱ
いの素敵なキャンパスだなと感激しており
ます。
短い期間ではありますが、少しでもお役
に立てるよう頑張りたいと思います。どう
ぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします
姿人事異動
事務ユニット 和田 由起子
○平成22年8月20日 事務ユニット 松本 直子 採用
10月1日より事務ユニット
○平成22年9月30日 事務ユニット 和田 寿子 辞職
事務ユニット 冨樫 律子 異動(医学部へ)
事務ユニット 工藤 貴文 異動
(小白川事務部へ)
○平成22年10月1日
事務ユニット 鈴木 真奈美 採用
事務ユニット 和田 由起子 採用
総務チームに勤務するとこに
なりました和田と申します。
食べることが好きで、美味しいものと聞
けば、昼夜問わずどこへでも出かけていき
ますので、いつでもお誘いください。
まだまだ不慣れでございまして、皆様に
はご迷惑をおかけしておりますが、早く仕
事を覚え頑張ってまいりますので、どうぞ
よろしくお願いいたします。
写真はゼオライトの模型です。洗剤の成分では、アルミノケイ酸塩です。写真のプラス
表
紙
よ
り
チックがアルミニウムやケイ素でそれらを結合しているビニル管のところに酸素があると
考えてください。大きな空間があることが分かります。我々の研究室では、この空間を利
用した有機合成を研究しています。以前は水銀や硫酸などの強酸の代替として使えること
を見出しています。環境にやさしい(環境調和型)有機合成を目指しています。
(物質生命化学科 教授 栗山 恭直)
〒990-8560 山形市小白川町一丁目412
発 行
山形大学理学部
TEL023-628-4501 FAX023-628-4510
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― 15―
理学部NEWS
第13回国際ナノプランクトン学会会議
(I
NA13)を終えて
地球環境学科 准教授 ジョルダン.
R.
W
国際ナノプランクトン学会(I
NA)とは、1977
題)
、3回のワークショップに加え、オランダ・
年に主に石灰質微化石および現生円石藻の研究
ライデン大学のPe
t
erWes
t
br
oek教授と国立環
者が集まって設立した学会です。
境研究所の河地正伸博士の招待講演を行いまし
2008年にフランスのリオンで行われた前回
た。大会中は、ナノプランクトンに関する生態
の会議I
NA12において、次期開催投票によって
学、分類学、古海洋環境学など、様々な研究分野
山形(大会実行委員長:私)が選出されました。
からの成果発表が行われ、講演後や休憩時間に
2010年9月5日
(日)
~10日
(金)
にかけて、山
は多彩で活発な討論が繰り広げられていました。
形テルサにおいて、I
NA13を開催しました。こ
7日
(火)には、女性研究者の裾野拡大を目的
の会議には、地元山形からの参加者に加え、国
とした女子学生対象のミニシンポジウム
(共催:
外では24の国と地域から60名、日本国内からは
理学部、男女共同参画室)を開催しました。こ
22名が参加されました。会議は、日本国内のI
NA
のシンポジウムには、研究職を志す山形市内の
会員および山形大学の諸先生方の協力のもと
高校生および大学生など30名ほどが参加し、海
I
NA13実行委員が主催し、山形大学および理学
洋研究開発機構の原田尚美博士と岡山大学の萩
部から後援いただき、概ね順調に、また好評の
野恭子博士から、研究を行う楽しさや苦労につ
うちに終了することができました。
いて女性の立場からのご講演をいただき、さら
大会初日の9月5日
(日)
は、昼から受付を行
に、私の研究室の学生が制作したナノプランク
い、夕方からは親睦会を開催することで遠く海
トンに関するポスター展示を行いました。参加
外からの参加者らを迎え、
和やかに始まりました。
した女子学生にとって、英語に触れるだけでは
(月)の開会式では、結城章夫山形大学学
6日
なく、研究の世界やナノプランクトン研究を知
長と櫻井敬久山形大学理学部長によるご挨拶を
る良い機会になったのではないかと期待してい
いただきました。その後、大会実行委員長であ
ます。実際に参加者の質問はとても多く、予定
る私の開会の言葉を皮切りに、10日
(金)の午前
していた時間を大幅に超える盛況ぶりでした。
中までに、口頭発表(46題)、ポスター発表(47
― 16―