CCWマニュアル(WindowsVista版) (インストール・レイアウト・データベース

Card Creator for Windows
平成20年
8月
21日(第十二版)
システムズ・インテリジェンス・プロダクツ
【 記載項目 】
■ CCW をお使いになる前に
■ カード発行手順書
■ CCW インストール・ガイド
■ Card Creator for Windows Manual
2
CCWをお使いになる前に
平成20年 5月 15日
システムズ・インテリジェンス・プロダクツ
3
目
次
■起動とログイン―――――――――――――――――――――――5
(1)ログイン―――――――――――――――――――――――5
(2)ユーザー登録―――――――――――――――――――――7
(3)ユーザー情報の変更――――――――――――――――――8
(4)ユーザーの削除――――――――――――――――――――9
4
■起動とログイン
(1)ログイン
スタートメニューの Card Creator をクリックすると
ログイン画面が立ち上がります。
CCW のインストール直後のデフォルト状態では、管理者権限でのみ
ログインできます。
① 管理者権限のデフォルトユーザーID :Administrator
② デフォルトパスワード
:qaw3edc
5
注 意 事 項
① Administrator の先頭は大文字です。
② ユーザーID、およびパスワードは大文字小文字の区別があります。
③ ユーザーログインにより管理者権限またはオペレータ権限が
されます。オペレータ権限は機能に制限がつき DB 作成/削除、
DB バックアップ/リストア、ユーザー管理、日付設定が使用
できません。
④ ユーザーを追加登録する場合は、管理者権限の ID でログイン後、
ユーザー管理にてユーザー名の登録とアクセス権限の選択、
パスワードを設定し追加/変更登録をしてください。
6
(2)ユーザー登録
本機能は管理者権限でのみ有効です。
ログイン後「メニュー」→「設定」→「ユーザー管理」を選択すると
ユーザー登録の画面になります。
7
<登録ユーザーID>
登録するユーザー名を設定します。
最大登録ユーザー数:管理者権限ユーザーおよびオペレータ権限ユーザー
合計40名
最大入力文字数:24文字(24桁)
文字判別:大文字小文字の判別あり
<パスワード>
登録するユーザーのパスワードを設定します。
最大入力文字数:24文字(24桁)
文字判別:大文字小文字の判別あり
登録ユーザー名の欄に登録するユーザー名を入力します。
アクセス権限のコンボボックスでアクセス権限を選択し、パスワードと
パスワードの確認入力にも入力します。
ユーザーリストに新規登録されたユーザー名が表示されます。
「OK」で設定内容が有効になります。
「キャンセル」で設定内容が無効になります。
(3)ユーザー情報の変更
変更するユーザーをユーザーリストからカーソルをあてて選択します。
変更する各項目(登録ユーザー名、アクセス権限、パスワード)の内容を
入力します。
「変更」で確認のダイアログが出てきますので、
「はい」を選択します。
「OK」で設定内容が有効になります。
「キャンセル」で設定内容が無効になります。
8
(4)ユーザーの削除
削除するユーザーをユーザーリストから選択します。
「削除」で確認のダイアログが出てきますので、
「はい」を選択します。
「OK」で設定内容が有効になります。
「キャンセル」で設定内容が無効になります。
注 意 事 項
管理者権限のユーザーは最低1名必ず残してください。ユーザー登録が
できなくなります。管理者権限のユーザー1名の登録情報を念のため
控えておいてください。
9
カード発行手順書
1.電源の投入方法
(1)カードプリンタ電源
ON
(2)その他周辺機器(MO等)の電源 ON
(3)パソコンの電源
ON
2.カード発行データベースの起動
「スタート」→「Card Creator」→「データベース」で起動してください。
3.ログイン
「ユーザーID」と「パスワード」を入力してください。
4.DB選択
発行したいデータベースの名称をダブルクリックして開きます。
10
5.DB基本画面の表示
コマンドライン
レコード件数
データフィールド
表示
拡大表示
システムフィールド
確定
前レコード
イメージ取込
次レコード
削除
カード印刷
6.個人データ入力
(1)一括入力 ~CSVデータのみ取り込みの場合(画像別途入力)~
①「編集」→「ファイル読込み」を選択すると、ファイル読込みの
ダイアログが表示されます。
指定した
ファイル名を
表示
必要な項目を
選択
11
②読み込みファイルの指定
「参照」を選択して読み込むファイル名を指定します。
③読込み指定フィールドの選択
「レコードフィールド」より取り込みたいフィールド名を選び、「選択(A)->」
ボタンをクリックすると、
「読込み指定フィールド」へ移動します。
④データの読み込み
「了解」をクリックすると、指定した全レコードを読み込みます。
(2)一括入力 ~CSVデータおよび画像データ一括取り込みの場合~
①CSVデータの取り込みは前項(1)①~③と同様に操作します。
②画像ファイルの指定
「画像ディレクトリ」の「参照」ボタンをクリックし、画像ファイルの
入っているフォルダを指定します。
「レコードフィールド」より「画像」を選んで「選
択(A)->」ボタンをクリックし、読込み指定フィールドに移動させます。
指定した画像
フォルダを表示
「画像」を選択
③データの読込み
「了解」をクリックすると、指定したCSV全レコードと画像を読み込みます。
※写真は画像ファイルのまま取り込まれますので(自動トリミングされません)
予めレイアウトに合わせたサイズ(トリミング済み)の画像をご用意ください。
※データと同じ名称の画像ファイルがない場合、そのレコードの画像は
取り込まれません。この場合次項の写真入力の方法で別途取り込んでください。
12
7.写真入力(画像データファイル)
(1)データベース基本画面の、「イメージ取込」ボタンの下のコンボボックスで「ファ
イル」を選び、「イメージ取込」のボタンを押しますと、写真取り込み先の選択画
面を表示します。
コンボボックスを「ファイル」に選択して、
「イメージ取込」をクリック
してください。
写真の入っているドライブからフォルダを開いて、ファイルを指定して
ください。
「JPEGファイル」を選択し、「開く」ボタンをクリック
してください。
13
(2)写真のトリミング
下のような画像が表示されます。
「拡大/縮小」アイコンの表示およびトリミング枠の調整スライドレバーを
スライドして、トリミング枠の調整を行います。
男性は、ネクタイの結び目の下から頭の少し上まで、
女性は、襟から頭の少し上までです。左右は枠より均等になるように設定します。
こちらをクリックすると10%単位で変わります。
14
(3)トリミング完成
トリミング枠内を「ダブルクリック」すると取り込み完了です。
これ以降、続けて写真取り込みを行うときは、(1)の写真取り込みから以下、
同じ手順です。
15
8.写真入力(スキャナ取り込み)
データベース基本画面の「イメージ取込」ボタンの下のコンボボックスで
「スキャナ」を選び、
「イメージ取込」をクリックすると、写真取り込みの
ダイアログボックスが表示されます。
スキャナからはフルカラーイメージ、及びモノクロイメージの入力ができます。
スキャナ起動時のダイアログは次のとおりです。
画像表示エリア
プレビュー範囲選択制限ライン
16
取り込み範囲
トリミングの範囲を指定します。
実際の処理は取り込み解像度を変化させています。
スキャナ自体の解像度は 300dpi ですが、実際はカードに印刷する
解像度
イメージサイズと、写真サイズの関係で変化します。
モード
フルカラー、モノクロのモード選択を行います。
プレビュー
解像度を小さく設定することにより、全体のイメージを確認します。
画像表示エリア内に A4フルサイズが表示されます。
スキャン
解像度を高く設定し、高画質の取り込みを行います。
入力調整
濃度や色合いの補正を行います。
取り込み
レイアウトデザインやデータベースに取り込んだデータを送ります。
取消
スキャナ入力処理を中断し終了します。
(1)スキャナによる画像入力の手順
スキャナでの画像入力は、次の操作を順次行い、目的の画像を取り込みます。
①
写真をスキャナにセットします。
②「モード」選択を「24ビットカラー」または「白黒(2値)
」から選びます。
③「プレビュー」を起動し、全体のイメージから写真枠への取り込み範囲を指定します。
④「スキャン」を行い、画像表示領域に画像を取り込みます。
17
⑤必要であれば、画像の入力調整(カラー)をします。
⑥「取り込み」で取り込んだ画像のデータを転送します。
(2)プレビュー
①写真をスキャナにセットします。
18
②プレビューを起動します。
画面表示エリアに最大入力サイズの A4全体イメージと、カードに
レイアウトした写真サイズの範囲を示す、点線の枠が表示されます。
③「取り込み範囲」の調整と枠の移動で、点線の枠が希望の範囲になるようにし、
取り込み範囲を指定します。
ドラック
(3)スキャン
①プレビューにより取り込みの範囲が決まりましたら、次に「スキャン」を行います。
②プレビューのイメージに点線の枠で指定した範囲から、上下、左右とも
各 10%大きい範囲を画像表示エリアに表示します。
③カーソルを点線枠内に移動し、ドラッグすることで、指定範囲の微調整ができます。
[トリミング範囲の微調整]
19
④取り込み範囲が確定しましたら、
「取り込み」を行います。
⑤スキャナ起動が「DB 編」から行われた場合は、
「DB レコード追加」、又は
「レコード更新」にデータを転送し、一連の処理を完了します。
※スキャン画面で取り込み範囲のサイズを変更することはできません。
※詳細は Card Creator for Windows Manual「スキャナ入力の方法」を参照して
ください。
20
9.単体カード印刷
再発行のような、カード1枚のみを印刷したい場合は、1件のレコードを検索します。
(1)「レコード選択」→「検索」を選択します。
(2)「社員番号」に検索したい番号を入力して、「OK」をクリックします。
データベース基本画面右下の「カード印刷」を押し、次画面の「実行」ボタンで
カード印刷ができます。
21
10.連続カード印刷
選択されたレコードを連続で、カード印刷します。
(1)レコード選択
未発行レコードのレコード選択 (対象種別によるレコード選択)
まだ、発行していない追加レコードのレコードを選択する場合は、
「レコード選択」→「対象種別」を選び、開いた画面の「画像有り&未発行」に
チェックを入れます。
②検索によるレコード選択
(例:and 検索による範囲指定の場合、発行年月日が 2006/04/01 以降、社員番号
000001~000003)
「レコード選択」→「検索」を選びます。
22
「社員番号」にカーソルをあわせ、
「選択条件」を 000001..000003 とします。
「発行年月日」にカーソルをあわせて、
「選択条件」を>=2006/04/01 とし、
OKをクリックしますと、レコードが選択されます。
(2)連続カード発行
データベース基本画面の、メニューバーにある「カード発行」を選択します。
「全て選択」をクリックすると、レコードの先頭に「>>」マークがついて、
選択された状態になります。
個別に選択したい場合は、対象となるレコードをダブルクリックすると選択され、
もう一度ダブルクリックすると解除されます。
23
次に、メニューバーの「カード発行」
、あるいは画面右下の「カード印刷」を
クリックします。画面は実際にカードに印刷される画像が表示されます。表面・裏面
ともに画像に問題がないことを確認し、
「実行」ボタンをクリック後、印刷を
開始します。印刷を中止したい場合には「停止」を押します。
11.電源の切断方法
(1)パソコンの電源
OFF
(2)周辺機器(MO等)の電源
OFF
(3)カードプリンタ電源
OFF
以上
24
Card Creator for Windows インストール・ガイド
(CX-330,CX-320,SPR-60,61,70,71,80 用)
平成20年 8月 21日
システムズ・インテリジェンス・プロダクツ
25
目 次
1.Card Creator for Windows インストールの流れ→27
2.Card Creator for Windows のインストール→28
3.Card Creator for Windows のアンインストール→33
4.ASPI のインストール→37
5.セキュリティキーの装着→42
(1)PC にパラレルポートがある場合→42
① セキュリティキーのドライバのインストール→43
② セキュリティキーのドライバのアンインストール→47
(2)PC にパラレルポートがない場合→50
① セキュリティキーUSB のドライバのインストール→50
6.カード発行プリンタの接続→54
(1)CX-320 の場合→54
プリンタ ドライバのインストール1→54
プリンタ ドライバのインストール2→63
ステータス モニタのインストール→66
(2)CX-330 の場合→68
プリンタ ドライバのインストール→68
ステータス モニタのインストール→68
(3)SPR-60,61,70,71,80 の場合→69
プリンタ ドライバのインストール→69
SPR-60,61,70,71,80 の接続の確認→72
7.CX-320,CX-330,SPR-60,61,70,71,80 の安全な取り外し方→74
(1)CX-320 の取り外し方→74
(2)SPR-60,61,70,71,80 の取り外し方→76
8.STR-100 の接続の確認→78
(1)OS が Windows 2000,Windows XP の場合→78
(2)OS が WindowsMe ,Windows98,
Windows95,Windows NT の場合→79
26
1.Card Creator for Windows インストールの流れ
(1)Card Creator for Windows をインストール
(2)ASPI をインストール
(3)セキュリティキーを装着
①
場合によってはパラレルポートのドライバをインストール
②
場合によってはセキュリティキーUSB を装着しドライバをイ
ンストール
(4)カード発行プリンタの接続
① CX-320,CX-330 の接続
(A)プリンタ ドライバのインストール
(B)ステータス モニタのインストール
② SPR-60,61,70,71,80 の接続
(A)プリンタ ドライバのインストール
※Windows XP Professional、Home Edition にインストールする場合は
sp2以上の環境が必要です。
27
2.Card Creator for Windows のインストール
CD ドライブに「Card Creator for Windows
(カード発行ソフトウ
ェア)
」の CD-R を挿入してください。
「スタート」→「ファイル名を指定して実行」を選択してください。
「参照」をクリックしてください。
28
CD ドライブの「Disk1」の「Setup.exe」を指定し「開く」をクリッ
クしてください。
「OK」をクリックしてください。
「次へ」をクリックしてください。
29
「ユーザ名」と「会社名」を入力してください。両項目の入力が終了す
ると、
「次へ」が有効になりますので、
「次へ」をクリックしてください。
プ ロ グ ラ ム の イ ン ス ト ー ル 先 は 「 C:¥Program Files¥Systems
Intelligence Products¥Card Creator for windows」が初期値です。
プログラムのインストール先を変更したい場合は「参照」ボタンをク
リックして変更してください。
標準の場合は「次へ」をクリックしてください。
30
「プログラム
フォルダ」を設定して ください。初期値は「 Card
Creator」です。変更の必要がなければ「次へ」をクリックしてくだ
さい。
「次へ」をクリックしてください。
31
「OK」をクリックしてください。
※
インストール直後に必ず再起動してください。
「完了」をクリックした後に再起動してください。
これでインストールは完了になります。
32
3.Card Creator for Windows のアンインストール
「スタート」→「コントロールパネル」を開いてください。
「プログラムのアンインストール」を選択します。
33
「Card Creator for Windows」を指定してください。
「ユーザーアカウント制御」による「プログラムのアンインストールを
続行/キャンセル」のメッセージが表示されます。
「続行」をクリックしてください。
「削除」を選び「次へ」をクリックしてください。
※ アンインストールして、もう一度、インストールする場合「削除」を
選んでください。
「変更」は使用しないでください。
34
「OK」ボタンをクリックしてください。
「次回からこのメッセージを表示しない」にレ点を入れて「はい」をク
リックしてください。
35
「完了」をクリックして終了になります。
Card Creator for Windows をアンインストールしましたらシステムドラ
イバと Pervasive PSQL v10 も必ずアンインストールしてください。
Pervasive PSQL v10 のアンインストールの方法は「Card Creator for
Windows (カード発行ソフトウェア)」の CD-R 内にあるインストール
ガイドを参照してください。
36
4.ASPI のインストール
※CX-330 は ASPI のインストールは必要ありません。
CD ドライブに「Card Creator for Windows
(カード発行ソフトウ
ェア)
」の CD-R を挿入してください。
「スタート」→「ファイル名を指定して実行」を選択してください。
「参照」をクリックしてください。
CD ドライブの Drivers¥ASPI の下の「aspi_v471.exe」を指定してく
ださい。
37
「OK」ボタンをクリックしてください。
「aspiinst.exe」をクリックしてください。
38
「Install」ボタンをクリックしてください。
「OK」をクリックしてください。
「Reboot」をクリックしてください。
39
再起動後に「aspichk.exe」にて ASPI のインストールを確認してくだ
さい。
ASPI バージョンを確認してください。
OS
40
OS によりインストールされる ASPI のファイルは異なりますので、
「C:¥adaptec¥aspi_v471¥ReadMe.txt」にてご確認してください。
41
5.セキュリティキーの装着
(1)PC にパラレルポートがある場合
セキュリティキーをパラレルポートに装着してください。
これにて終了になります。
※
セキュリティキーを装着せずに、データベースを起動すると下図
のメッセージが表示されます。
42
① セキュリティキーのドライバのインストール
セキュリティを装着しているのにも関わらず、「プロテクトが掛かって
いますので起動できません。」のメッセージが表示される場合は、セキ
ュリティキーのドライバをインストールしてください。
「Card Creator for Windows
(カード発行ソフトウェア)
」の CD-R
の「Drivers¥セキュリティキー(Vista 対応)¥SSDI7.4.2.exe」をダブ
ルクリックしてください。
※セキュリティーキーはインストール終了後に装着します。
ユーザーアカウント制御の画面が出ますので「許可」をクリックしてくだ
さい。
43
下図にて「Next」をクリックしてください。
44
「I accept the terms in the license agreement」を選択し、
「Next」をクリックしてください。
「Complete」を選択し、
「Next」クリックしてください。
45
「Install」をクリックしてください。インストールを開始します。
「finish」をクリックしてインストールの完了です。
46
コンピュータによっては、再起動を求められる場合があります。
すぐに再起動する場合は「Yes」
、後で再起動する場合は「No」をクリック
してください。
② セキュリティキーのドライバのアンインストール
「スタート」→「コントロールパネル」を開き、「プログラムのアンイン
ストール」を選択してください。
47
「Sentinel System Driver Installer 7.4.2」を指定してください。
「はい」をクリックしてください。
アンインストール処理が開始されます。
アンインストールの完了です。
48
コンピュータによっては、再起動を求められる場合があります。
すぐに再起動する場合は「Yes」
、後で再起動する場合は「No」をクリック
してください。
49
(2)PC にパラレルポートがない場合
※
ご購入先にてセキュリティキーUSB に交換していただいてくだ
さい。
①
セキュリティキーUSB のドライバのインストール
セキュリティキーUSB を装着の後、
「Card Creator for
Windows(カード発行ソフトウェア)」の CD-R を挿入してく
ださい。
「スタート」→「ファイル名を実行して実行」を選択してください。
50
「参照」をクリックしてください。
CD ドライブの Drivers¥セキュリティキー USB(New)¥DRIVER の下の
「setup.exe」を指定し、
「開く」をクリックしてください。
「OK」ボタンをクリックしてください。
51
「次へ」をクリックしてください。
必要な Dll ファイルをコピーしています。
52
「完了」をクリックしてください。
※ PC を再起動してください。
これでインストールは完了となります。
※ セキュリティキーUSB のドライバをインストールしても「プロテ
クトが掛かっていますので起動できません。
」が表示される場合は、
「C:¥Program Files¥Systems Intelligence Products¥Card
Creator for windows」の「USBDLL32.DLL」と「wpsdll32.dll」
の日付を確認し、日付が古かった場合は、CD-R に格納されてい
る DLL の日付に差し替えてください。
・最新の日付
CD-R の中の「Drivers¥セキュリティキー USB(New) ¥Dll」直下に
「usbdll32.dll」
(2006.5.15)「wpsdll32.dll」
(2005.4.5)はありま
す。
53
6.カード発行プリンタの接続
(1)CX-320 の場合
①
プリンタ ドライバのインストール1
CCW(対応機種 STR-200 システム CX-320)の CD-R、ま
たは「CX-320 Card Printer Drivers and Manual」の CD-R を
CD ドライブに挿入してください。
Card Creator for Windows の CD-R の場合
「スタート」→「ファイル名を指定して実行」→CX-320¥setup.exe を
指定してクリックしてください。
CX-320 Card Printer Drivers and Manual の CD-R の場合
自動的に下図が表示しない場合はルートの setup.exe を指定してクリ
ックしてください。
「プリンタ
ドライバのインストール」をクリックしてください。
54
「ソフトウェア使用許諾契約書」をお読みください。
「ソフトウェア使用許諾契約書」に同意する場合は「同意する」を
選択してください。同意なさらない場合は、「同意しない」を選
択し「キャンセル」をクリックし中止してください。
55
「新しいハードウェアの検索ウィザードの開始」画面が出ます。
「はい、今すぐおよびデバイスの接続時には毎回接続します」を選んで
「次へ」をクリックしてください。
56
「次へ」をクリックしてください。
プリンタ名が「CX-320 U1」を確認し「次へ」をクリックしてく
ださい。
57
「次へ」をクリックしてください。
「次へ」をクリックしてください。
58
「続行」をクリックしてください。
CX-320 の電源を入れてください。
CX-320 を検知しませんと「次へ」はクリックできません。
59
「ソフトウェアを自動的にインストールする。」→「一覧または特
定の場所からインストールする。に変更してください。
60
「リムーバブル、メディア(フロッピー、CD—ROM など)を検索」
にレ点を入れてください。
61
「続行」をクリックしてください。
「完了」をクリックしてください。
「続行」をクリックしてください。
62
「OK」をクリックしてください。
「完了」をクリックしてください。
63
②
プリンタ ドライバのインストール2
USB ケーブルにて CX-320 を接続しますと、
「新しいハードウ
ェアの検索ウィザードの開始」が起動します。CCW(対応機種
STR-200 システム CX-320)の CD-R、または「CX-320 Card
Printer Drivers and Manual」の CD-R を CD ドライブに挿入
してください。
「ソフトウェアを自動的にインストールする。」→「一覧または特
定の場所からインストールする。に変更してください。
64
下図の画面で「続行」をクリックしてください。
「完了」をクリックして終了になります。
「コントロールパネル」→「パフォーマンスとメンテナンス」→「シ
ステム」→「ハードウェア」→「デバイスマネージャ」を開いて
ください。
USB コントローラの下に CX-320 U1 があればインストールは完
了になります。
65
66
③ CX-320 の接続(ステータス モニタのインストール)
CCW(対応機種 STR-200 システム CX-320)の CD-R、ま
たは「CX-320 Card Printer Drivers and Manual」の CD-R を
CD ドライブに挿入してください。
「ステータス モニタのインストール」を選択してください。
ステータス モニタのインストール先を指定します。変更がな
ければ「次へ」をクリックしてください。
67
「デスクトップにショートカットを作成する」にレ点を入れてください。
インストールが完了しましたら、「完了」をクリックしてください。
下図が表示されて終了になります。「OK」をクリックしてください。
68
(2)CX-330 の場合
①
プリンタ ドライバのインストール
「CX-330 インストールマニュアル」の P6~P15 の手順に
従って「CX-330 Card Printer Drivers and Manual」の
CD-R からインストールしてください。
② CX-330 の接続(ステータス モニタのインストール)
「CX-330 インストールマニュアル」の P16~P17 の手順に
従って「CX-330 Card Printer Drivers and Manual」の
CD-R からインストールしてください。
69
(3)SPR-60,61,70,71,80 の場合
①
プリンタ ドライバのインストール
パソコンと SPR-60,61,70,71,80 を USB ケーブルで繋ぎます。
「Card Creator for Windows」
の CD-R を CD ドライブに挿入します。
「次へ」をクリックします。
70
「一覧または特定の場所からインストールする」を選び、「次へ」を
クリックします。
「リムーバブル
メディア(フロッピー、CD-ROM など)を検索」
を選び、
「次へ」をクリックします。
71
「完了」をクリックして終了です。
72
②
SPR-60,61,70,71,80 の接続の確認
「NISUSB 用 USB デバイス」をダブルクリックで開き、「USB
Driver For Card Printer」が認識されているかどうか、確認し
てください。
73
OS 別確認表
機種名 SPR-20
SPR25C
SPR-60
STR-860
SPR-21
SPR-27SC
SPR-61
STR-100
SPR-31
SPR35C
SPR-70
SPR-55C
SPR-71
OS
CX-320
SPR-80
Windows 95
不明なデバイス
不明なデバイス
未対応
不明なデバイス
未対応
Windows 98
不明なデバイス
不明なデバイス
未対応
不明なデバイス
未対応
Windows Me
不明なデバイス
不明なデバイス
未対応
不明なデバイス
未対応
Windows
汎用プリンタ
汎用プリンタ
未対応
汎用プリンタ
未対応
汎用プリンタ
汎用プリンタ
USB Card
汎用プリンタ
CX-320
NT
Windows200
0
Windows XP
U1
Printer
汎用プリンタ
USB Card
汎用プリンタ
Printer
74
汎用プリンタ
CX-320
U1
7.CX-320,SPR-60,61,70,71,80,の安全な取り外し方
(1)CX-320 の取り外し方
デスクトップの右下のアイコンをダブルクリックしてください。
CX-320 U1 を選択し「停止」をクリックしてください。
75
「OK」をクリックしてください。
この状態で USB ケーブルを外してください。
76
(2)SPR-60,61,70,71,80,の取り外し方(Windows 2000 の場合)
タスクバーの「取り外し」アイコンをクリックします。
「OK」をクリックします。
77
「停止」をクリックします。
「OK」をクリックください。
「OK」をクリックしてださい。
78
8.STR-100 の接続確認
(1)OS が Windows 2000,Windows XP の場合
① OS が Windows XP の場合
「スタート」→「コントロール パネル」→「パフォーマンスと
メンテナンス」→「システム」→「ハードウェア」→「デバイ
スマネージャ」を開いてください。
② OS が Windiows2000 の場合
「スタート」
」→「コントロール パネル」→「システム」→「ハ
ードウェア」→「デバイスマネージャ」を開いてください。
「1394/Scsi Printer」をダブルクリックで開き、
「汎用プリンタ」
があれば認識されています。
79
(2)OS が WindowsMe ,Windows98,Windows95,Windows NT の場合
「マイコンピュータ」→「コントロールパネル」→「システム」を
開いてください。
「デバイスマネージャ」を選択してください。
「その他のデバイス」をダブルクリックで開き、
「不明なデバイス」
が認識されていれば、接続されています。
80
Card Creator for Windows Manual
平成20年 5月 1日
株式会社システムズ・インテリジェンス・プロダクツ
81
目
次
はじめに―――――――――――――――――――――――――――――――――85
第1章 概要―――――――――――――――――――――――――――――――86
1.CCWについて―――――――――――――――――――――――――――86
2.IDカード発行の流れ――――――――――――――――――――――――87
1 CCW Layout―――――――――――――――――――――――87
2 CCW DB―――――――――――――――――――――――――――88
3.機能概要――――――――――――――――――――――――――――――89
1 カードレイアウト―――――――――――――――――――――――――89
2 カード発行管理――――――――――――――――――――――――――89
4.SPRシリーズとSTRシリーズのレイアウト画面の相違――――――――90
5.Windows XPの画面上の設定について―――――――――――――91
第2章 CCW Layout―――――――――――――――――――――――92
1.CCW Layoutの起動と終了――――――――――――――――――92
2.CCW Layoutのメニューの構成と機能―――――――――――――94
3.新規にカードデザインを作成する―――――――――――――――――――97
1 概要―――――――――――――――――――――――――――――――97
2 写真枠の設定―――――――――――――――――――――――――――98
1写真枠の設定―――――――――――――――――――――――――――98
2写真を2ヶ所にプリント―――――――――――――――――――――100
3 イメージ枠の設定――――――――――――――――――――――――101
4 固定文字の設定―――――――――――――――――――――――――102
5 可変データの設定――――――――――――――――――――――――104
5-1 可変文字の設定――――――――――――――――――――――105
5-2 非印刷文字の設定―――――――――――――――――――――108
6 色文字の設定――――――――――――――――――――――――――109
7 バーコードの設定――――――――――――――――――――――――112
8 オーバーコートの設定(SPRシリーズのみ有効)―――――――――114
9 座標の設定―――――――――――――――――――――――――――115
4.画像の入力――――――――――――――――――――――――――――116
1 概要――――――――――――――――――――――――――――――116
2 必要な環境―――――――――――――――――――――――――――116
3 画像フォーマット――――――――――――――――――――――――116
82
4 入力方法の選択―――――――――――――――――――――――――117
5.エンコードフォーマットの設定―――――――――――――――――――118
1 概要――――――――――――――――――――――――――――――118
2 フォーマットの設定―――――――――――――――――――――――118
3 半角カナをエンコードする場合――――――――――――――――――122
6.ICエンコードフォーマット設定――――――――――――――――――125
第3章 CCW DB――――――――――――――――――――――――――128
1.CCW DBの起動と終了―――――――――――――――――――――128
2.CCW DBメニューの構成と機能―――――――――――――――――129
3.新規データベース作成―――――――――――――――――――――――136
4.レコード追加ウィンドウ――――――――――――――――――――――137
5.レコード更新ウィンドウ――――――――――――――――――――――139
6.レコード選択処理―――――――――――――――――――――――――140
1 概要――――――――――――――――――――――――――――――140
2 レコード一覧――――――――――――――――――――――――――140
3 レコード検索――――――――――――――――――――――――――141
4 対象種別――――――――――――――――――――――――――――142
7.レコード印刷について―――――――――――――――――――――――144
1 レコード印刷――――――――――――――――――――――――――145
2 割りつけ設定――――――――――――――――――――――――――147
3 タイトル設定――――――――――――――――――――――――――149
4 下線設定――――――――――――――――――――――――――――150
5 フィールド設定―――――――――――――――――――――――――151
6 フォント設定――――――――――――――――――――――――――152
第4章 外部アプリケーションのデータ利用――――――――――――――――153
1.概要―――――――――――――――――――――――――――――――153
2.ファイル読み込み―――――――――――――――――――――――――153
3.外部データ読み込みの実際―――――――――――――――――――――157
4.ファイル書き出し―――――――――――――――――――――――――160
5.ファイルによるデータの受け渡し――――――――――――――――――163
第5章 画像入力――――――――――――――――――――――――――――165
1.概要―――――――――――――――――――――――――――――――165
2.画像の保存――――――――――――――――――――――――――――165
83
3.入力方法の選択――――――――――――――――――――――――――166
1 Layout編―――――――――――――――――――――――――166
2 DB編―――――――――――――――――――――――――――――166
4.スキャナ入力の方法――――――――――――――――――――――――167
1 スキャナ入力の起動―――――――――――――――――――――――167
2 スキャナによる画像入力の手順――――――――――――――――――168
3 プレビュー―――――――――――――――――――――――――――169
4 スキャン――――――――――――――――――――――――――――170
5 入力調整(カラー)―――――――――――――――――――――――172
5.ファイル入力の方法――――――――――――――――――――――――174
第6章 カード発行―――――――――――――――――――――――――――175
1.カード発行――――――――――――――――――――――――――――175
2.複数レイアウトプリント対応――――――――――――――――――――177
3.磁気エンコードの書き込み方法―――――――――――――――――――179
第7章 バックアップとリストア―――――――――――――――――――――180
1.データのバックアップの方法――――――――――――――――――――180
2.データのリストアの方法――――――――――――――――――――――181
第8章 カード発行手順書(まとめ)―――――――――――――――――――182
ICエンコード(IC書き込み)のみを行う場合の注意事項――――――――189
ICカード再エンコード方法――――――――――――――――――――――190
第9章 CX-330の新機能――――――――――――――――――――――193
1.カード排出向きの設定―――――――――――――――――――――――193
2.UV印刷機能―――――――――――――――――――――――――――196
3.長体文字の設定――――――――――――――――――――――――――197
4.デジタルカメラのシャッターなどの操作をカード発行ソフトから
おこなえる機能――――――――――――――――――――――――――197
84
はじめに
この度は、Card Creator for Windows(以下‘CCW’と記載)をお買い求め頂き、誠に有
り難うございます。本ソフトはフルカラー写真入り ID カードのデザイン、発行管理をするため
のもので、カードプリンター(SPR シリーズ、STR シリーズ)と組み合わせて JIS(ISO)規
格基準のプラスチックカードに直接フルカラー印刷を行い、ID カードを発行することができま
す。この説明書をよくお読みになり、正しくご使用ください。
重
要
●大切な文書やデータは、必ずコピー(複製)をとるようにしてください。
お客様の操作ミスにより本製品に異常が発生した場合、文書やデータが消失することがあります。
大切な文書やデータは、必ずコピー(複製)をとるようにしてください。
●お客様が本製品を使用して作成した文書やデータに関し、当社は一切その責任を負えませんのであら
かじめご了承ください。
●本製品の故障による損害、文書やデータの損失による損害、そのほか本製品の仕様により生じた損害
について、当社は一切その責任を負えませんのであらかじめご了承ください。
●著作権の目的になっている書籍、雑誌等の著作物は個人的にまたは家庭内及びこれに準ずるに限られた
範囲内で使用する以外、著作権者に無断で複写、改変等することは禁じられています。
●本システムで提供するソフトウェアを無断複製することを禁止します。
●本書の一部または全部を無断転載することを禁止します。
●本書の内容に関しては将来予告なく変更することがあります。
Windows は米国マイクロソフトコーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。
Macintosh は米国その他の国で登録された米国アップルコンピュータ株式会社の商標です。
85
第1章 概要
1.CCW について
本ソフトはフルカラー写真入り ID カードのデザイン、発行管理をするためのもので、
カードプリンター(SPR シリーズ・STR シリーズ)と組み合わせて JIS(ISO)規格
基準のプラスチックカードに、直接フルカラー印刷を行い、ID カードを発行することが
できます。
機能は次の2種類に大別できます。
1)ID カードレイアウト機能 → CCW Layout(第2章)
2)ID カード発行管理機能
→ CCW DB
(第3章)
画像入力は、以下のいずれかの方法を選択できます。(第5章)
1)カメラ(対応していない Version があります)
2)スキャナ
3)ファイル
4)TWAIN 対応機器
その他、バーコード及び磁気エンコード、両面印刷など幅広い機能を搭載したアプリ
ケーションシステムです。
図書カード用にはバーコード(NW7等)及び OCR-B フォントが、出退勤務システム
には JISⅡ規格に準じた磁気エンコードが利用できます。
※OCR-B フォントはオプションにて販売します。
86
2.ID カード発行の流れ
1 CCW Layout
エンコード
フォーマット入力
カードレイアウト
エンコード
レイアウト
フォーマット入力
デザイン
サンプル
データ入力
エンコード
レイアウト
フォーマット入力
エンコード
フォーマット入力
サンプル印刷
エンコード
フォーマット入力
サンプルデータ
サンプル
エンコード
エンコード
フォーマット入力
複数の ID カードを発行する場合に、
全カードに共通するデータを固定データ、
・カードフォーマット
・データベースの定義
各々カード毎に異なるデータを可変データ、
と呼びます。
CCW のカードレイアウト機能は、これらのデータを個性的に、
かつバランス良くレイアウトすることが可能で、
美しい ID カードを簡単にデザインすることができます。
入力したサンプルデータの ID カードを印字し、
レイアウトの確認をすることも可能です。
また、カードレイアウトに対応したデータベースの設計は、
レイアウト作成過程で同時に、自動で行われます。
1つのデータベースに対応するカードレイアウトは1つで、
フィールド名、属性、インデックスの有無、フォントの種類等は、
カードレイアウトのフォーマットファイルの一部に記述します。
87
2 CCW DB
エンコード
フォーマット入力
エンコード
フォーマット入力
カード発行管理
データ入力
または移入
データベース
エンコード
データベース
フォーマット入力
作成
エンコード
フォーマット入力
エンコード
フォーマット入力
連続印刷
エンコード
フォーマット入力
大量データ
連続
エンコード
エンコード
フォーマット入力
CCW のカード発行管理機能は、複数の ID カードの可変データ、画像データ、非印
刷データ等をデータベースにて管理します。また、指定した複数の ID カードの連
続印刷を行うことができます。
新規にデータベースを作成するときには、対応するカードレイアウトを指定するこ
とで、最適なデータベースファイルを、自動的に作成することができます。
CCW は、詳しい知識をもたないオペレーターが容易に使いこなせる、高機能な ID
カード発行管理ソフトウェアです。
88
3.機能概要
1
カードレイアウト(CCW Layout)
1)固定データの設定
・固定文字のレイアウト(表題、項目名、注意書き、会社名、学校名等)
・固定イメージのレイアウト(ロゴ、会社名、学校名等)
2)可変データの設定
・写真枠のレイアウト
・可変文字、数字データの属性設定、レイアウト
・バーコード種類の設定、レイアウト
3)非印刷データの設定
・エンコードデータ等の印刷しないデータの設定(例:フリガナ)
4)磁気エンコードフォーマットの設定
・固定データ、可変データ、エンコード位置を指定
5)カード発行
・デザインしたカードのサンプル発行、サンプルエンコード
2
カード発行管理(CCW DB)
1)データベースの作成
・フォーマットファイルを参照しデータベースファイルを作成
2)文字、数字、日付データをキーボードから入力
3)イメージスキャナ、又はファイルから顔写真データ等を入力
・必要に応じて画像処理の実行
4)非印刷データをキーボードから入力
5)外部データの移入
・文字、数字、日付データを外部ファイルから入力
・移入データとデータベース各項目との関連付け
6)データの検索
・文字、数字、日付データでレコード検索
・=、<、>、..(範囲)
、文字*、各種条件設定
7)カード発行、エンコード
・データベースからの連続印字、又は枚数指定印字
89
4.SPR シリーズと STR シリーズのレイアウト画面の相違
カードプリンターは、SPR シリーズと STR シリーズがあります。
レイアウト画面は、以下のように相違しています。
SPR シリーズのレイアウト画面
STR シリーズのレイアウト画面
※1
STR-100、CX-320(STR-200 システム)
、CX-330 は中間転写プリンタで、
「SPR
(ダイレクト・カード発行プリンタ)」シリーズと違い、オーバーコートのボタ
ンはありません。
※2 本マニュアルは、SPR シリーズの画面にてご説明しています。
<相違点>
相違点
1 画像サイズ
2 オーバーコート
SPR-25C,35C,55C
SPR-27SC
SPR-60,61,70, 71,80
STR シリーズ
952×576
960×608
1012×624
1036×664
あり
あり
あり
なし
90
5.Windows XP の画面上の設定について
Windows XP をお使いで、縦型レイアウトを使用の場合、Windows 画面を「Windows
クラシック」にすることをおすすめします。
Windows 画面上で右クリック→「プロパティ」を選択し、「画面のプロパティ」を表
示してください。
「テーマ」のコンボボックスをプルダウンして、
「Windows クラシッ
ク」を選択し、
「OK」にします。
91
第2章 CCW Layout
1.CCW Layout の起動と終了
1 CCW Layout の起動
「スタート」→「Card Creator」→「レイアウト」を開きます。
「CCW Layout」の新規ウィンドウが開きます。
タイトルバー
メニューバー
ツールアイコン
編集エリア
カーソル座標
メニューバー
メニューの項目を表示します。
「CCW Layout」を操作するコマンドがあります。
タイトルバー
上段には実行中のソフト名「CCW Layout」、下段には開いている「レイアウト
ファイル名」を表示します。最初に開くウィンドウは「新規」です。
ツールアイコン
カードをデザインするためのツールです。文字、イメージのレイアウト、及びデ
ータベースの構造設計を行うことができます。
92
カーソル座標
編集エリアにあるカーソルの座標を表示します。編集エリアの左上が原点で、カ
ーソルまでの距離を「mm」で表示します。
編集エリア
ID カードのデザインができるエリアで、カードに印刷可能なエリアに相当します。
2 CCW Layout の終了
「CCW Layout」を終了する前に、レイアウトデザインの保存が必要です。登録の要
否を聞くダイアログボックスが表示されます。
「ファイル」→「終了」を選択します。
レイアウトデザインの保存ができている場合、「CCW Layout」は終了します。
保存せずに終了処理をした場合は、次のダイアログボックスが表示され、登録要否
の確認があります。
「はい」を押すと保存されずに終了し、
「いいえ」を選ぶと、
「CCW Layout」の元の
ウィンドウに戻ります。
93
2.CCW Layout のメニューの構成と機能
■「ファイル」のプルダウンメニュー
「フォーマット名で読み込む」
:既に作成済みのフォーマットを読み込む。
「ファイル名で読み込む」
:fm0000~.fmt で定義されたフォーマットファイル
を読み込む。
「上書き保存」
:修正、変更などしたレイアウトのフォーマットを同
一名称のフォーマットに上書き保存する。
(※)上書き保存はフォーマットのみの保存で既に
作成された DB 上のフォームを変更することはでき
ません。
「フォーマット登録」
:作成したフォーマットに名称を付けて登録する。
「TWAIN 装置の選択」
:スキャナの TWAIN 機器を選択する。
「フォーマット削除」
:登録されているフォーマットを削除する。
※(現在開いているレイアウトを削除することはで
きません)
「環境設定」
:画像保存時の JPEG 圧縮の有無、画像入力時の自動
輪郭強調、エンコーダ機種などの環境設定をする。
「カード印刷」
:単体カードの印刷を行う。
「磁気カード書き込み」
:磁気カードにデータを書き込む。
「磁気カード読み込み」
:磁気カードのデータを読み込む。
※(SPR-60,61,70,71,80 シリーズにはこの機能はありま
せん)
「終了」
:終了処理をする。
94
■「編集」
(データの編集を行う)のプルダウンメニュー
「項目削除」
:イメージデータを選択して削除を行う。
「全項目の削除」
:レイアウトされた全てのデータの削除を行う。
「磁気エンコードフォーマット設定」 :磁気エンコードフォーマットを設定する。
■「画像」(画像の入力方法の選択、入力された画像の処理を行う)のプルダウンメニュー
「取り込み」
:画像入力の方法をカメラ、スキャナ、ファイル
TWAINから選択する。
「画像処理」
:入力画像に輪郭強調処理、ガンマ補正、明るさ
調整などを行う。
95
■「画面」
(レイアウト画面の選択を行う)のプルダウンメニュー
「表面レイアウト」
:両面印刷のときの表面レイアウト選択。
「裏面レイアウト」
:両面印刷のときの裏面レイアウト選択。
「カード横型編集」
:カードフォームの横型レイアウト選択。
「カード縦型編集」
:カードフォームの縦型レイアウト選択。
■「ヘルプ」
(バージョン情報の確認を行う)のプルダウンメニュー
96
3.新規にカードデザインを作成する
1
概要
ID カードのレイアウトデザインを構成する基本的な要素は次のとおりです。
(1)写真枠の設定
3-2
(2)イメージ枠の設定
3
(3)固定文字の設定
4
(4)可変データの設定(データベースの設計)
・可変文字の設定
5-1
・非印刷文字の設定
5-2
(5)色文字の設定
6
(6)バーコード
7
(7)オーバーコートの設定
8
(8)エンコードフォーマットの設定
5
(9)画像の入力
4
ロゴ
写真
固定文字
印刷データ(可変データ)
可変データ(印刷データ、非印刷データ)
エンコードフォーマット
97
2
写真枠の設定
1 写真枠の設定
可変データの1つで ID カードとして極めて重要な、顔写真の位置、大きさを設定し
ます。写真枠は1枚のカードに1ヶ所設定でき、データベースとの対応が可能です。
※(2ヶ所にプリントする場合は、「2-2写真を2ヶ所にプリント」をご参照ください。)
(1)
「写真枠」ボタンを選択します。
(2)カーソルをキャンバスに移動すると、写真枠カーソル「+」が表示されます。
(3)カーソル「+」を左上(A)に移動し、マウスをクリックして写真枠の位置を、続
いて右下(B)へドラッグして写真枠、大きさを指定します。
(4)指定すると「写真枠」ボタンの選択が解除され、「移動/変更」ボタンを自動的に
選びます。
A
B
98
(5)画像入力は写真枠が選択された状態(アンカーポイントが表示された状態)のと
きに、
「画像」のプルダウンメニューから可能となります。
(6)写真枠の選択は「移動/変更」ボタンを選択し、マウスカーソルを写真枠内に移
動しクリックします。
(7)
「移動/変更」ボタンを選択し、マウスカーソルを写真枠内に移動し、クリック、
ドラッグによって任意の場所へ配置することができます。
(8)
「移動/変更」ボタンを選択し、マウスカーソルを写真枠エッジのアンカーポイ
ントに移動し、クリック、ドラッグによって任意の大きさに変更できます。
(9)写真枠とイメージ枠を重ねた場合、写真枠は必ず上になるので、イメージ枠の下
に隠れることはありません。
写真枠
イメージ枠(地紋)→
99
2 写真を2ヶ所にプリント
写真枠と10番目のイメージ枠を設定することにより、1枚のカードに1つの写真画
像を2ヶ所プリントすることが可能です。
表面は名札、裏面は身分証明書として利用するなど、選択肢が広がります。
※ただし、2つの写真サイズは同じとなります。
(1)前項「2-1 写真枠の設定」の手順に従い、写真枠を1ヶ所設定します。
(2)次項「3 イメージ枠の設定」の手順に従い、イメージ枠を10個設定します。
このとき、設定したイメージ枠の10個目に、写真枠に設定される画像と同様の写
真が入力されます。
※1~9個目のイメージ枠に、写真の入力はできません。
100
3
イメージ枠の設定
プレ印刷をしない生カードで ID カードを作成する場合、通常のフォントでは表現でき
ないロゴ、イラスト、文字等を、イメージとして多数レイアウトデザインすることが必
要です。
CCW は1枚のカード内にイメージ枠を10ヶ所に設定することが可能で、フルカラー
イメージとモノクロ(2値)イメージのデータを扱うことができます。
フルカラーイメージは Y,M,C 昇華インクで美しく、モノクロイメージはレジンブラ
ックでくっきりと印刷できます。
データの種類はソフトが自動的に判別し、オペレーションとしては変わりません。
(1)
「イメージ枠」ボタンを選択します。
(2)カーソルをキャンバス内に移動すると、イメージカーソル「+」が表示されます。
(3)カーソル「+」で左上(A)に移動し、マウスをクリック、続いて右下(B)へ
ドラッグして位置、大きさを指定します。
(4)指定すると「イメージ枠」ボタンの選択が解除され、
「移動/変更」ボタンを
自動的に選択し、このモードに移ります。
(5)複数のイメージ枠を設定するときには、前記を繰り返し設定します。
A
B
(6)画像入力はイメージ枠が選択された状態(アンカーポイントが表示された状態)
のときに、[画像]のプルダウンメニューから可能となります。
(7)イメージ枠の選択は、「移動/変更」ボタンを選択し、マウスカーソルをイメー
ジ枠内に移動しクリックします。複数のイメージ枠を同時に選択することはでき
ません。
101
(8)イメージ枠の移動変更は、写真枠のときと同じです。
(9)写真、イメージが重なった場合の印字後で、レイアウトしたイメージが先にレイ
アウトしたイメージの上書きになります。写真は最も上に配置されます。
イメージ 1
イメージ2
写真
4
固定文字の設定
複数枚の ID カードを発行する場合に、印刷する文字、数字、イメージの中で、全カー
ドに共通するデータを固定データと呼びます。
固定データには「固定イメージデータ」と「固定文字データ」があります。
下のサンプルカードの事例で「固定イメージデータ」は「ロゴ」、「印章」などが、「固
定文字データ」は「社員証」
、
「社員番号」
、「氏名」
、「発行日」
、「株式会社システムズ・
インテリジェンス・プロダクツ」
、
「会社住所」、「電話番号」が該当します。
[サンプルカード]
102
<固定文字の設定方法>
(1)
「固定文字」を選択します。
(2)文字カーソル「I」を固定文字がレイアウトする位置に移動し、クリックします。
(3)
「固定文字の設定」のダイアログが表示されます。
(4)コンボボックスをプルダウンし希望のフォントを選択します。
(5)文字サイズ、及び文字間サイズはポイント数で入力するか、矢印をクリックして
希望のサイズを設定します。
(6)修飾文字チェックボックスで希望の文字タイプを選定します。
イタリック
下線付き
太文字
(7)サンプルデータを「入力文字」欄に入力します。
(8)
「設定」
:入力データを有効にして固定文字入力処理を終了します。
「取消」
:入力データを無効にして固定文字入力処理を終了します。
「削除」
:
「移動/変更」処理で選択した固定文字列を削除します。
※CCW にて使用できるフォントは True Type のみです。Open Type ,Clear Type など
の書体は使用できません。
※日本語の処理に関しましては Shift JIS のみです。ユニコードには対応していません。
103
5
可変データの設定
可変データには「可変イメージデータ」と「可変文字データ」があり、可変イメージ
データには写真が該当します。
可変文字データには、①印刷データと②非印刷データがあります。
①印刷データ
:カードに印刷される文字データとバーコードが該当します。
②非印刷データ :カードには印刷されませんが、データベースには載るデータです。
固定データ
固定イメージデータ
(ロゴ、印章など)項目設定 最大10個(※)
(オーバーコート)項目設定 最大11個
固定文字データ
(社名、項目など)項目設定 最大30個
(※)ただし、Ver2.0.4.115 以降は最大9個
可変データ
可変イメージデータ
(写真)
最大1個
可変文字データ
印刷データ
(可変文字)
(バーコード)
最大1個
非印刷データ (非印刷文字)
可変文字データ(可変文字、バーコード、非印刷文字)のフィールドNo.
(自動設定)
は共通に管理され、合計の項目設定数(フィールド名で設定された合計)は20項目が
最大です。(バーコードを設定した場合は、自動的に可変データとして、フィールドN
o.とフィールド名「バーコード」が設定されます。)
104
5-1 可変文字の設定
複数枚の ID カードを発行する場合、カード毎になる固有のデータ(写真、可変文字)
を可変データと呼びます。
[サンプルカード]の可変文字は社員番号の「12345678」、氏名の「日本華子」、発行日の
「2007 年 4 月 1 日」の 3 項目がこれにあたります。
実際のカード発行では、これらの固有データはデータベースにて別に管理するため、レ
イアウトする各項目との対応付けが必要になります。
このため可変文字の設定は、まず、フィールドNo.
(自動設定)
、フィールド名を設定
し、続いてフォントの種類やタイプ等を設定します。
<可変文字の設定方法>
(1)
「可変文字」を選択します。
(2)カーソルをキャンバスに移動すると文字カーソルが表示されます。
(3)文字カーソル「I」を可変文字がレイアウトする位置に移動し、クリックします。
(4)
「可変文字の設定」のダイアログが表示されます。
(5)フィールドNo.が自動的に表示されます。可変文字の設定を繰り返す毎にカウ
ントアップします。
(6)フィールド名を入力します。ここで入力したフィールド名(項目名)が、データ
ベース上のフィールド名になります。フィールド名を入力しない、又はスペース
のみを入力することはできません。
(7)フォント、サイズ、文字間、タイプ、文字色の設定は、固定文字と同じです。
(8)フィールド属性として次の6種類が設定できます。
105
①全角文字
②半角文字
③数字
④日付西暦(YYYY/MM/DD)1995/03/31 と入力するとキャンバスには下の様
に表示(印字)されます。
「0」は省略して、1995/3/31 と入力することもできます。
半角
2007 年□3 月 31 日
※□は、半角スペース
全角
数字は半角
漢字は全角
⑤日付和暦(G.YY/MM/DD)S.63/03/31 と入力するとキャンバスには下のよう
に表示(及び印字)されます。
(
M:明治、T:大正、S:昭和、H:平成 )
半角
昭和 63 年□3 月 31 日
※□は、半角スペース
全角
数字は半角
漢字は全角
⑥ファイル名(半角)
社員番号等、キーとなる番号に使用します。
画像一括取り込み時、指定フォルダ内の画像ファイル名とのキーとなり画像と
の対応付けがされます。
フィールド名は半角属性で、インデックスの種類は重複不可のみになります。
⑦自動インクリメント
発行回数を自動でカウントします。
106
(9)入力方向
次項(10)入力文字数において、文字の印字エリアを指定しますが、文字列を文
字エリアのどの位置に印字するか指定します。
左揃え
: 左揃え
中央揃え :
右揃え
中央揃え
:
右揃え
(10)入力文字数
可変文字列の印字エリアとして何文字割り当てるか、文字数で指定します。
入力文字数がこの文字数をオーバーすると表示、及び印字ができません。
(11)インデックス
データベースでのソート用インデックスの設定をします。
なし
:インデックスは作成しません。
従って DB で順序キーなどのソート機能の対象に
なりません。
重複不可:インデックスを作成し重複を認めません。会員番号など、同じ番号が
2つ以上あると困る項目には、この指定を行うことで、誤入力を防止
します。
重複可 :インデックスを作成しデータの重複を認めます。
例えば、同姓同名がある氏名、同一期日がある有効年月日等
がこの指定となります。
(12)文字色
黒(レジンブラック)の他「赤・黄赤・黄・黄緑・緑・青
緑・青・青紫・紫・赤紫・白」11色の文字色を設定する
ことができます。例えば、有効期限等の注意事項を赤等に
設定することで、強調できます。
(13)サンプルデータを入力します。
(14)
「設定」
:入力データを有効にして可変文字の設定処理を終了します。
「取消」
:入力データを無効にして可変文字の設定処理を終了します。
「削除」
:
「移動/変更」処理で選択した可変文字を削除します。
※ 可変文字の設定を行ったフィールド順に、データベースのフィールドを作成します。
データ入力のしやすい順序でフィールド設定することをお勧めします。
107
5-2 非印刷文字の設定
ID カードの作成において、カードには印刷されませんが、ID カードに付帯するデータ
として、データベースに設定する可変文字データが、非印刷文字です。
また、エンコードデータの可変データは、可変文字とバーコードなどの印刷データと、
非印刷文字などデータベース上の、全ての可変文字データのフィールドデータを設定す
ることができます。
<非印刷文字の設定方法>
(1)
「非印刷文字」を選択します。
(2)
「非印刷項目の設定」ダイアログが表示されます。
(3)フィールドNo.が自動的に表示されます。
可変データの設定を繰り返す毎に、カウントアップします。
(4)フィールド名を入力します。
非印刷データの新規追加時は、フィールド名の欄に「新規追加」が表示されます
ので、削除してからフィールド名を入力してください。
次回の追加は、コンボボックスをプルダウンし「新規追加」を選択して、同様に
フィールド名を入力してください。フィールド名の扱いは可変文字と同じです。
(5)フィールド属性、入力文字数、インデックス、サンプルデータの入力は可変文字
と同じです。
(6)
「追加」
:入力データの内容を有効にします。
「修正」
:設定されている入力データの修正を有効にします。
(新規フィールドの場合は「追加」を表示し、すでに登録されているフィールドの
場合は、
「修正」が表示されます。
)
「削除」
:フィールド名に表示された項目を削除します。
108
「取消終了」
:入力データを無効にして非印刷文字の設定処理を終了します。
「登録終了」
:
「設定」
「削除」処理を有効にし、非印刷文字の処理を終了します。
※非印刷文字の設定登録は各々フィールド(項目)毎に必ず「追加」処理を行い、登録
時には「登録終了」の処理を行ってください。
6
色文字の設定
「固定文字」または「可変文字」を選択し、作成画面をクリックしますと、「固定文字
の設定」画面が表示されます。
「色の作成」を選択します。
109
「基本色」
利用できる基本色が表示されます。独自の色を定義するには、目的の色に最も近い基本
色をクリックします。
「作成した色」
独自に定義した色が表示されます。色の設定を変更するには、目的の色をクリックし、
色の属性を調整します。独自の色を新しく定義するには、「作成した色」の空白の
ボックスをクリックし、色の属性を調整します。次に、
「色の追加」をクリックします。
「カラーマトリックス」
カラーマトリックスが表示されます。独自の色を定義するには、このマトリックスの
中をクリックします。
色合いを変更するには、ポインタを水平方向に動かします。鮮やかさを変更するには、
ポインタを垂直方向に動かします。明るさを調整するには、カラーマトリックスの右側
のバーのつまみを動かします。
選択した色が、
「色|純色」ボックスに表示されます。
「色|純色」
カラーマトリックスや右側の各ボックスで指定した色が表示されます。
モニタを256色で表示するように設定している場合は、「色|純色」ボックスに2つ
の色が表示されることがあります。右側には、選択した色が純色(利用できる
256色のいずれかの色)として表示されます。左側には、利用できる256色のうち
2色を使って、選択した色に近いディザカラーが表示されます。
「赤」
「緑」
「青」
色に含まれる赤、緑、青の量を指定します。赤、緑、および青の値の組み合わせによっ
て、独自の色を定義できます。この値を変更すると、カラーマトリックス、
「色|純色」ボックス、
「色合い」ボックス、
「鮮やかさ」ボックス、および「明るさ」ボ
ックスに設定が反映されます。
カラーマトリックスの中でポインタを動かすと、さまざまな色が確認できます。
110
「色合い」
選択した色の色合い(赤、黄、緑、または青)を、0~239の数値で指定します。
色合い、鮮やかさ、および明るさの組み合わせによって、独自の色を定義できます。
カラーマトリックスの中でポインタを動かすと、さまざまな色を確認することができま
す。
「鮮やかさ」
色の鮮やかさを指定します。鮮やかさは、色の彩度を表します。最大値は240です。
鮮やかさの数値が高くなるほど、純色に近くなります。
色合い、鮮やかさ、および明るさの組み合わせによって、独自の色を定義できます。
カラーマトリックスの中でポインタを動かすと、さまざまな色が確認できます。
「明るさ」
色の明るさを指定します。明るさは、色の明度を表します。明るさには、0(黒)~2
40(白)の数値を指定します。
鮮やかさを0に設定した場合、明るさは灰色の明暗を指定します。
カラーマトリックスの右側にあるバーのつまみをドラッグすると、いろいろな明るさを
確認することができます。
色を設定しましたら「OK」を選択し、
「固定文字の設定」画面の「設定」を選択します。
111
7
バーコードの設定
バーコードは可変データの1つで、種類、サイズ、方向、バーの高さを指定します。ま
たデータの可読字印字の選択もできます。バーコードは1枚のカードに1ヶ所設定でき、
データベースとの対応が可能です。
指定可能なコード
①NW7,②Code39.③JAN8,④JAN13,⑤ITF,⑥IND 2/5,⑦Code128,⑧QR Code
※QR Code が使用できない Version があります。
※QR Code は全角が使用できる Version とできない Version があります。
※QR Code で使用できる漢字は JIS X 0208(第一水準、第二水準)のみです。
IBM 拡張文字、外字は印字できません。
<バーコードの設定方法>
(1)
「バーコード」を選択します。
(2)カーソルを、キャンバス内のバーコードをレイアウトする位置に移動し、クリッ
クします。
(カーソルの位置は印刷されるバーコードの先端位置です。
)
(3)
「バーコード」のダイアログが表示されます。
(4)チェックボタンより使用するバーコードの種類、サイズ、方向を選択します。
(5)可読字印字の有無を選択し、可読字を印刷する場合は、文字サイズをポイント数
で入力するか矢印をクリックして希望のサイズを設定します。
(6)バーの高さの調節は矢印をクリックして設定します。
(7)サンプル文字を入力します。最大入力可能文字数は34文字です。
また、「チェックデジットを付ける」を選択して訂正したときは、訂正されたデ
ータが表記及び印字されますが、文字列のデータは変更されません。
選択したバーコードの規格に合ったデータを入力してください。
112
(8)
「OK」
:入力データを有効にしてバーコードの設定処理を終了します。
「キャンセル」
:入力データを無効にしてバーコードの設定処理を終了します。
「削除」
:
「移動/変更」処理で選択したバーコードを削除します。
113
8
オーバーコートの設定(SPR シリーズのみ有効)
オーバーコートはカードに印刷した顔写真や、文字を紫外線やスクラッチから保護する
ために行います。また、カード改ざんの防止にも役立ち、セキュリティーに有効です。
オーバーコートエリアの指定は写真枠やイメージ枠と同様にマウスの操作で簡単にで
きます。全面を一度に指定する方法が一般的ですが、下図の様に複数のエリアに分けて
指定することもできます。
<オーバーコートの設定方法>
(1)
「オーバーコート」を選択します。
(2)カーソルを編集エリアに移動すると、オーバーコートカーソル「+」が表示され
ます。
(3)写真枠の指定方法と同様に、カーソル「+」で左上(A)に移動し、マウスをク
リック、続いて右下(B)へドラッグして位置、大きさを指定します。
(4)複数のオーバーコートを設定する場合は、
(3)を繰り返し指定します。
(5)オーバーコート枠の移動、変更、写真枠の場合と異なり「オーバーコート」を選
択した状態で移動、変更ができます。操作は写真枠を参照してください。
(6)オーバーコート枠の選択は、マウスカーソルをオーバーコート枠内に移動しクリ
ックします。複数の枠でアンカーポイントが表示されますが、選択されている枠
は1つです。
(7)取消はオーバーコート枠を選択し「DEL」キーで行います。
※印刷面保護のため、オーバーコートは必ず行ってください。
114
9
座標の設定
各項目の座標位置を数値で入力することができます。
左端を揃えるのに、ドット単位で変更することができます。
写真枠、固定文字、可変文字、イメージ枠、バーコード、オーバーコートなどの、ID カ
ードへ印刷する各デザインへ、カーソルを置き、右クリックします。
「座標(C)
」を選択します。
「X 座標」と「Y 座標」へ数値を入力します。偶数のみ入力できます。
115
4.画像の入力
1
概要
レイアウトで設定した「写真枠」
、
「イメージ枠」に対する画像入力方法として CCW
ではカメラ、スキャナ入力、ファイル入力、TWAIN 機器から入力する3種類の方法
の中から、業務に適した方法を選択することができます。
スキャナ入力では会員申込書に貼られた写真や、集合写真の中の一部を適当な大きさ
に拡大、又は縮小し、トリミング入力ができます。
名刺等に印刷されたロゴもイメージとして入力でき、幅広く利用することができます。
高画質のデジタルカメラや家庭用ビデオカメラで手軽に撮影し、デジタルデータを作
成し、ファイル入力による取り込みができます。
※詳細は【第5章 画像入力】にてご説明いたします。
2
必要な環境
(1)カメラ
・カメラ入力(Version によって使用できないものもあります)
(2)スキャナ入力
・イメージスキャナ
(3)ファイル入力
・必要な機器はありません。
(4)TWAIN入力
・TWAIN 対応機器(TWAIN ドライバ)
3
画像フォーマット
(1)入力可能なデータ
CCW は“*.bmp”
“*.jpg”の2種類のデータを入力することができます。
“*.bmp”は Windows の基本的なフォーマットで、最も一般的に使用されてい
るフォーマットです。
“*.jpg”は JPEG(ジェイペグ)と呼ばれる世界標準の画像圧縮のフォーマッ
トで、ワークステーションやパソコンで広く利用されています。Macintosh で
もこのフォーマットを標準的にサポートしており、Macintosh で創作したイメ
ージを“*.jpg”でカードデザインにレイアウトできます。
(2)画像保存フォーマット
画像を保存する時のフォーマットは、画像入力と同じ“*.bmp”、及び“*.jpg”
の2種類ですが、保存フォーマットは次のようにしています。
1)イメージ枠 “*.bmp”
:固定
2)写真枠
“*.bmp”
、又は“*.jpg”
:環境設定でユーザーが指定できます。
116
4
入力方法の選択
「画像」→「取り込み」を選択すると「カメラ」、
「スキャナ」、「ファイル」
、「TWAIN」
の3種類のメニューが表示され、その中から希望の方法を選びます。
117
5.エンコードフォーマットの設定
1
概要
※磁気エンコーダ内蔵のカード発行機のみ有効です。
アプリケーションは JISⅡで規定する72文字のフォーマットの内、STX、ETX、LRC
の3桁を除いた69文字が使用できます。エンコードに際しては、最大69文字のデー
タを入力しますが、ID カード発行において印刷データと共有できる内容も多く、
「CCW」
は印刷データ等を組み合わせて、エンコードデータを生成する方法を採用しています。
また、アプリケーションにより、異なる様々なデータフォーマットにも対応できるよう
設計されています。
Layout 編ではサンプルデータを基礎に、DB 編ではデータベースのフィールドデータを
基礎に、本フォーマットに合わせてエンコードデータを生成します。
2
フォーマットの設定
メインメニューの「編集」より[磁気エンコードフォーマットの設定]を選択します。
次のダイアログが表示されます。
118
表示項目
◇フィールド名
選択しているフィールド名を表示します。
◇リストボックス
全フィールドを表示します。
◇フィールドデータ
リストボックスで選択したフィールドデータを表示します。
◇データ範囲
可変データの場合は、表示させたサンプルデータのデータ
(START END)
採用範囲を指定します。
◇エンコード位置
69桁のどこの位置にエンコードするかを指定します。
(START END)
◇エンコード位置(表示)
エンコード位置を数字で表示します。
◇設定一覧
データ範囲で採用されたデータを表示します。
処理項目
◆可変データ
データベースのフィールドデータを設定するモードにします。
◆固定データ
固定文字を設定するモードにします。
◆リストボックス
全フィールドを表示し、その中から1つのフィールドが選択
できる状態にします。
◆設定
データ範囲、エンコード位置で指定した内容を有効にします。
◆修正
カーソルのあるラインを修正するモードにします。
◆削除
カーソルのあるラインを削除します。
◆登録終了
設定を有効にして処理を終了します。
◆取消終了
設定を全て無効にして処理を終了します。
◆180度変換印刷
写真などを180度変換して印刷します。
<エンコードフォーマットの設定方法>
(1)
「可変データ」を押すと、選択しているカードレイアウトの全可変フィールドが設
定の対象となり、先頭フィールド名がリストボックスに表示されます。リストボッ
クスを開くと全フィールド名が確認できます。
(氏名などフィールド属性が全角(カナ)の項目は選択しないでください。
)
(2)リストボックスに表示されたフィールドのデータがサンプルデータ欄に表示され
ます。
(3)サンプルデータを例として、当該フィールドのどの範囲をエンコードデータとし
て採用するか、スタート位置(桁)
、及びストップ位置(桁)を指定します。
この設定で、サンプルデータの総桁数より大きな数値を採用しても問題ありません。
119
(4)前記(3)で指定したデータを69桁の内どの位置に設定するか、エンコード位
置をスタート位置(桁)
、及びストップ位置(桁)を指定し設定します。
(5)必要に応じて前記(1)~(4)を繰り返します。
(6)
「固定データ」を押すと、文字カーソルがフィールドデータ欄に点滅します。
ここにエンコードしたい文字列を入力し、エンコード位置を設定します。
(7)データ範囲で指定する桁とエンコード位置で指定する桁数が異なる場合、及び既
に設定している位置へ重複して設定をした場合、エラーとなります。
(8)設定内容の修正は<設定>一覧のラインカーソルを修正したいフィールドへ移動
し修正を押すと、修正モードへ移ります。再設定は上記と同じです。
(9)設定内容の削除は設定一覧のラインカーソルを、削除したいフィールドへ移動し
「削除」を押します。
(10)
「登録終了」は設定を有効にしてエンコードフォーマット設定処理を終了します。
(11)
「取消終了」は設定を無効にしてエンコードフォーマット設定処理を終了します。
(12)
「180度変換印刷」にチェックをいれると、カードに対して天地逆に180度
変換されて印刷されます。磁気フォーマット設定をしない場合もこの設定は有効
になります。(磁気フォーマットから独立していますが、180度変換印刷設定
後「登録終了」の操作が必要です。
)
120
~磁気ストライプと印刷位置および 180 度変換印刷の関係~
(磁気ストライプは JISⅡ
表面表記は黒バー 裏面は点線で表記)
1.180度変換印刷しない(通常)
(1)磁気ストライプを表に設定
(2)磁気ストライプを裏に設定
2.180度変換印刷する
(1)磁気ストライプを表に設定
(2)磁気ストライプを裏に設定
121
3
半角カナをエンコードする場合
レイアウトで「可変文字」か「非印刷文字」に半角カナのフィールドを設定します。
フィールド属性は「半角文字」
、インデックスは「重複可」に設定します。
「可変データ」をクリックし、
「仮名氏名」を選択し「データ範囲」と「エンコード位
置」を指定します。
122
ここでは下記の設定にて説明します。
エンコード桁数
エンコード位置
社員番号
8桁
1~8
仮名氏名
20桁
9~28
固定文字
39桁
29~67
エンコード桁数
エンコード位置
STX
1桁
1
社員番号
8桁
2~9
シフト・アウト(SO)
1桁
10
仮名氏名
20桁
11~30
シフト・イン(SI)
1桁
31
固定文字
39桁
32~70
ETX
1桁
71
LRC
1桁
72
実際にエンコードされる位置は上図のようになります。
※
仮名氏名の後にデータがない場合、全てスペースの場合はシフト・イン(SI)がはい
りません。
エンコード桁数
エンコード位置
社員番号
8桁
1~8
仮名氏名
20桁
9~28
固定文字
39桁
29~67
123
備考
全てスペース
エンコード桁数
エンコード位置
STX
1桁
1
社員番号
8桁
2~9
シフト・アウト(SO)
1桁
10
仮名氏名
20桁
11~30
固定文字
40桁
31~70
ETX
1桁
71
LRC
1桁
72
124
6.IC エンコードフォーマット設定
※hitagⅡが内蔵されている STR シリーズに限ります。
hitagⅡエンコーダ内蔵の STR シリーズでは IC カードに書き込む内容を設定すること
ができます。ユーザーが設定可能なデータは16桁です。
カードレイアウト作成画面から「編集」→「IC エンコードフォーマット設定」を開きま
す。
フィールド名
フィールドデータ
125
表示項目
◇フィールド名
選択しているフィールド名を表示します。
◇リストボックス
全フィールドを表示します。
◇フィールドデータ リストボックスで選択したフィールドデータを表示します。
◇データ範囲
可変データの場合は、表示させたサンプルデータのデータ採用範を
指定します。
(START,END)
◇エンコード位置
16桁のどこの位置にエンコードするか指定します。
(START,END)
◇エンコード位置(表示) エンコード位置を数字で表示します。
◇設定一覧
データ範囲で採用されたデータを表示します。
処理項目
◆可変データ
データベースのフィールドデータを設定するモードにします。
◆固定データ
固定文字を設定するモードにします。
◆リストボックス
全フィールドを表示しその中から1つのフィールドが選択できる状
態にします。
◆設定
データ範囲、エンコード位置で指定した内容を有効にします。
◆削除
カーソルのあるラインを削除します。
◆登録終了
設定を有効にして処理を終了します。
◆取消終了
設定を全て無効にして処理を終了します。
<IC エンコードフォーマット設定方法>
(1)
「可変データ」を押すと、選択しているカードレイアウトの全可変フィールドが
設定の対象となり、先頭フィールド名がリストボックスに表示されます。リスト
ボックスを開くと、全フィールド名が確認できます。
(2)リストボックスに表示されたフィールドのデータが、サンプルデータ欄に表示さ
れます。
(3)サンプルデータを例として、当該フィールドのどの範囲をエンコードデータとし
て採用するか、スタート位置(桁)、及びストップ位置(桁)を指定します。こ
の設定で、サンプルデータの総桁数より大きな数値を採用しても問題ありません。
(4)記(3)で指定したデータを16桁の内どの位置に設定するか、エンコード位置
をスタート位置(桁)
、及びストップ位置(桁)で指定し設定します。
126
(5)必要に応じて、前記(1)~(4)を繰り返します。
(6)
「固定データ」を押しますと、文字カーソルがフィールドデータ欄に点滅します。
ここにエンコードしたい文字列を入力し、エンコード位置を設定します。
(7)データ範囲で指定する桁とエンコード位置で指定する桁数が異なる場合、及び既
に設定している位置へ重複して設定をした場合はエラーとなります。
(8)設定内容の削除は設定一覧のラインカーソルを、削除したいフィールドへ移動し、
「削除」を押します。
(9)
「登録終了」は設定を有効にしてエンコードフォーマット設定処理を終了します。
(10)
「取消終了」は設定を無効にしてエンコードフォーマット設定処理を終了します。
127
第3章 CCW DB
1.CCW DB の起動と終了
CCW DB の起動
「スタート」→「Card Creator」→「データベース」を開きます。
「CCW DB」の初期ウィンドウが開きます。
CCW DB の終了
「ファイル」を選択し、
「終了」を選択します。
次のダイアログボックスが表示され終了可否の確認があります。
「はい」を押すと終了し、
「いいえ」を押すと「CCW DB」の元のウィンドウに戻ります。
128
2.CCW DB メニューの構成と機能
CCW DB の初期メニュー(MENU1)
「CCW DB」立ち上げ初期メニュー内の構成と機能は次のとおりです。
■「ファイル」
「新規 DB 作成」
新規にデータベースファイルを作成します。
データベースの構造は「CCW Layout」のレイアウトファイルで定義します。
「DBオープン」 既に作成済みのデータベースファイルを開きます。
「追加」
データベースにデータを追加します。
「更新」
データベースに入力済みのデータを修正します。
「DB削除」
データベースファイルを削除します。
「終了」
終了処理をします。
■「設定」
「ユーザー管理」
ユーザーの権限・パスワードの設定を行います。
「付設定」
日付設定を行います。
■「バックアップ」
「DB バックアップ」データベース単位でバックアップファイルを作成します。
「DB リストア」バックアップしているデータベースをアプリケーションに書き戻します。
129
CCW DB のレコード追加メニュー(MENU2)
「CCW DB」レコード追加メニューは次のとおりです。
■「ファイル」
「メニューに戻る」
初期メニューに戻ります。
「レコード更新」
レコード更新に移動します。
「TWAIN装置の選択」
TWAINの機器を選択します。
「レコード印刷」
本日入力レコードの印刷をします。
「終了」
アプリケーションの終了処理を行います。
■「編集」
「レコード削除」
表示レコードを削除します。
「編集の取消」
編集(修正)を途中で取り消します。画像についても同様の処
理が可能です。
「ファイル読み込み」
外部のファイルデータを読み込みます。
130
■「画像」
「輪郭強調」
画像のエッジ強調処理をします。輪郭強調をしすぎると画像が荒れ
ますので注意してください。
「ガンマ」
入力データの1次式トーン変換(階調直線の傾きを変換)
。
「ハイライト調整」
画像ハイライト部(入力値170~255)の曲線のトーン変換。
「ミドル調整」
画像中間部(入力値85~170)の曲線のトーン変換。
「シャドウ調整」
画像シャドウ部(入力値1~84)の曲線のトーン変換。
「明るさ調整」
画像全体の明るさを変換。
「トリミング」
「ファイル読み込み」などで読み込んだ画像サイズが設定した写真
枠より大きい場合に「トリミング」して画枠に合わせた画像を切り
出します。
■「カード発行」カードの発行処理
■「レコード選択」本日入力レコードの一覧表示
「レコード一覧」本日入力レコードの一覧を表示します。
131
■「設定」
「候補テーブル」
予定される候補データをあらかじめ作成し、作業効率を向上さ
せるデータ変換テーブルを作成します。
「コメント設定」
「DBパスワード設定」
データ追加処理において必要事項を記録保存できるメモ機能です。
オープンしているデータベースのパスワードの設定をします。
※パスワードの入力数は最大半角8文字。
「日付設定」
日付の修正機能です。
132
CCW DB のレコード更新メニュー(MENU3)
「CCW DB」レコード更新メニューは次のとおりです。
■「ファイル」
「メニューに戻る」
初期メニューに戻ります。
「レコード追加」
「レコード追加」に移動します。
「TWAIN装置の選択」 TWAIN の機器を選択します。
「レコード印刷」
対象種別で選択されたレコードの印刷をします。
「終了」
アプリケーションの終了処理を行います。
■「編集」
「レコード削除」
表示レコードを1つずつ削除します。
「レコード一括削除」
表示レコードを全て削除します。
「編集の取消」
編集(修正)を途中で取り消します。画像についても同様の処
理が可能です。
「ファイル書き出し」
データベースのレコードデータをファイルとして外部に書き出
します。
「ファイル読み込み」
外部にある他のレコードデータをデータベースに読み込みます。
133
■「画像」
「輪郭強調」
画像のエッジ強調処理をします。輪郭強調をしすぎると画像が荒
れますので注意してください。
「ガンマ」
入力データの1次式トーン変換(階調直線の傾きを変換)。
「ハイライト調整」
画像ハイライト部(入力値170~255)の曲線トーン変換。
「ミドル調整」
画像中間部(入力値85~170)の曲線トーン変換。
「シャドウ調整」
画像シャドウ部(入力値1~84)の曲線トーン変換。
「明るさ調整」
画像全体の明るさを変換。
「トリミング」
「ファイル読み込み」などで読み込んだ画像サイズが設定した写
真枠より大きい場合に「トリミング」して画枠に合わせた画像を
切り出します。
■「カード発行」カードの発行処理
134
■「レコード選択」
「レコード一覧」
対象種別で選択されたレコードの一覧表示です。
「検索」
選択条件に合致したレコードの検索をします。
「対象種別」
標準検索条件の選択設定をします。
■「設定」
「候補テーブル」
予定される候補データをあらかじめ作成し、作業効率を向上さ
せるデータ変換テーブルの作成をします。
「コメント設定」
データ追加処理において必要事項を記録保存できるメモ機能です。
「DBパスワード設定」 オープンしているデータベースにパスワードを設定します。
※
パスワードの入力数は最大半角8文字です。
「ログの設定」
更新内容を記録するログに書き込む、データベース上の
フィールドを選択します。
※
ログは、[C:¥CCW32¥各データベース¥log]に格納されます。また、データの追加・
削除の内容だけでなく、カード印刷を行った等の情報も記録されます。
「日付設定」
日付の修正機能です。
135
3.新規データベース作成
「CCW DB」初期メニューから「ファイル」→「新規 DB 作成」を選択すると次の画面が
表示されます。
「フォーム」欄右端のコンボボックスをクリックすると、登録されているレイアウトフォ
ーマット名が表示されます。
新規にデータベースを作成するには、該当のフォームを1つ選びます。
「DB名称」を入力し作成キーを選択すると、希望のデータベースファイルを自動的に作
成できます。
136
4.レコード追加ウィンドウ
「CCW DB」初期メニューから、レコードを追加する DB ファイルを選択します。
「ファイル」→「DB オープン」→「追加」を選択すると、次の画面が表示されます。
追加レコード件数
コマンドライン
表示
データフィールド システムフィールド
拡大表示
候補テーブル
確定
前レコード
レコード追加
カード発行
次レコード
処理選択ボタン
「レコード追加」のボタンを押すと、コマンドラインに文字カーソルが表示されデータ入
力ができます。必要なフィールドデータを順に入力し、入力が終わりましたら、
「確定」
ボタンを押してください。
137
◇データフィールド
レイアウトで指定した項目名で自動的にフィールドが生成されます。
◇コマンドライン
データは一旦ここに格納された後、カーソルの各フィールドに入力されます。
フィールドの属性に合わせて、全角文字、半角文字の自動切り替えを行います。
◇候補テーブル表示
候補テーブルを設定しているフィールドでは、このコンボボックスのクリックで候補テ
ーブルが表示されます。カーソルを移動しその中から選択入力ができます。
◇表示
画像表示の有無。
◇拡大表示
表示サイズを 2 倍にします。
◇システムフィールド
システムが自動的にフィールドを設定します。ユーザーは入力や変更ができません。
138
5.レコード更新ウィンドウ
「CCW DB」初期メニューから、更新を行いたい DB ファイルを選択します。
「ファイル」→「DB オープン」→「更新」を選択すると、次の画面が表示されます。
処理対象レコード件数
処理レコード種別
確定 前レコード 次のレコード
カード印刷
レコード追加ウィンドウとの違い
(1)
「レコード選択」のプルダウンメニューに「検索」と「対象種別」の機能がありま
す。レコード更新では、大量のデータを扱う場合が多いため、編集作業を行う時に
対象レコード件数を制限して行うのが能率的です。このための検索と対象種別機能
です。
それに対応した対象種別表示窓、および処理対象レコード件数表示窓があります。
(2)レコード更新ウィンドウにはレコード追加ボタンはありません。
レコード追加の必要が発生した場合には、レコード追加処理へ移ってください。
上記以外はレコード追加と同じです。
139
6.レコード選択処理
1
概要
レコード選択処理は、大量のデータの中から処理する対象を絞り込むためのもので、
次の3種類から構成されています。
(1)レコード一覧
現在選択されているレコードをリスト形式で表示し、閲覧できます。
(2)レコード検索
特定の条件に合致するレコードを大量データの中から選択します。
(3)対象種別
頻繁に使用すると思われる8項目の分類を対象種別として特別に用意し、簡単に検
索分類します。
2
レコード一覧
現在選択されているレコードをリスト形式で表示し、15レコードを1ページとした
一覧を閲覧することができます。
※順序キー:リストボックスから別のフィールドを選択し、キーとなる項目を変更する
と自動的に並べ替えます。但し「ア、イ、ウ、エ、オ順」に並べ替えたい場合「氏名」を選択
しますと、JIS コード順でソートされてしまいますので、この場合は「フリガナ」と
いう項目を設定、選択してください。
※一覧表示の中の選択したレコードを表示する際、「ジャンプ」を選択しないと表示は
変更されません。
140
表示項目
◇対象種別
現在対象となっている種別を表示します。
◇対象レコード数 現在対象となっているレコード数を表示します。
◇順序キー
順序キーとして現在選択されているフィールド名を表示します。
処理項目
◆順序キー
リストボックスから別のフィールドを選択し、キーとなる項目を変更
します。
◆前ページ
表示されている前のページを表示します。
◆次ページ
表示されている次のページを表示します。
◆先頭ページ
先頭のページを表示します。
◆最終ページ
最終のページを表示します。
◆ジャンプ
一覧表示されている中の選択レコードへジャンプします。
◆終了
本処理を終了します。
3
レコード検索
選択条件に合致したレコードを、大量のデータの中から検索します。複数のフィール
ドに選択条件を設定することにより、多重検索を行うことができます。
表示項目
◇選択条件
データベースの全てのフィールド名を表示し、その右欄に検索条件を
表示します。
141
処理項目
◆選択条件
データ入力欄に検索条件を表示します。
使用できる検索条件は次のものに限ります。
1)=(同値)
ex. =1000
文字の場合は値に*を使用することができます。
2)<=(以下) ex.<=1000
3)>=(以上) ex.>=1000
4)
.
.
(範囲)
◆結果
ex.100 ..200
入力された条件に従ってデータベースを検索します。検索結果はレコ
ード一覧に表示されます。
◆OK
入力された条件に従ってデータベースを検索実行し、検索結果のTO
Pデータへジャンプします。
◆キャンセル
4
何もせずに本処理を終了します。
対象種別
カード発行操作を行う上で、使用頻度の高い検索条件を8項目設定し、ラジオボタン
でのワンタッチ操作が可能です。
大量のデータを処理しているとき、画像が入力されていないテキストデータと、画像
が入力されているテキストデータとが混在する場合などには、「画像有り&未発行」
を選択すると有効的です。
142
表示項目
◇種別
対象種別のラジオボタン、及びその機能説明を表示します。
処理項目
◆全レコード
全てのレコードを対象に設定します。
◆本日入力レコード
本日入力したレコードを対象に設定します。
◆未発行レコード
レコードの入力が済んでいても、まだカードを発行していな
いレコードを対象に設定します。
◆更新レコード
カードを発行した後にデータを変更したレコードを対象に
設定します。
◆画像未入力レコード
画像が入力されていないレコードを対象に設定します。
◆画像入力済レコード
画像が入力されているレコードを対象に設定します。
◆検索レコード
検索結果のレコードを対象に設定します。
◆画像有り&未発行
画像が入力されていないテキストデータと、画像を取り込ん
だデータが混在する時に画像入力済みで未発行のレコード
を対象に設定します。
◆設定
ラジオボタンで選択した項目の処理を実行します。
選択結果はレコード一覧に表示されます。
◆キャンセル
何もせずに本処理を終了します。
143
7.レコード印刷について(CCW DB)
対象種別で選択されたレコードを印刷することができます。
「CCW DB」初期メニューから DB ファイルを選択して開きます。
「ファイル」→「レコード印刷」を選択します。
144
1
レコード印刷
表示項目
形式:
◇レポート印刷
印刷フィールド設定で選択した印刷フィールドデータを1行
に1レコードずつ印刷します。
◇台紙印刷
印刷フィールド設定で選択した印刷フィールドデータを台紙
1枚に1レコードずつ印刷します。
◇カードイメージ
カードイメージを印刷します。
◇アルバム
画像と、
「フィールド設定」で選択した「フィールド項目」を
印刷します。
印刷フィールド設定:
◇レコードフィールド
選択しているデータベースの全フィールド名を表示します。
◇印刷フィールド
印刷するフィールド名を表示します。
145
処理項目
◆印刷
レコード印刷を開始します。
◆キャンセル
設定を無効にして、レコード印刷を終了します。
◆割りつけ設定
「カードイメージ」か「アルバム」を選択した場合、カードイメージの割りつけを設定します。
◆プリンタ設定
出力するプリンタの設定をします。
◆選択
印刷するデータに該当するレコードフィールドを印刷フィールドへ移動します。
◆削除
印刷フィールドに選択している項目をレコードフィールドへ戻します。
◆全フィールド
レコードフィールドの全項目を印刷フィールドへ移動します。
146
2
割りつけ設定
※「カードイメージ」を選択した場合
表示項目
割りつけ:
◇縦
1ページに印刷するカードイメージの列数を設定します。
◇横
1ページに印刷するカードイメージの段数を設定します。
◇余白(上)
ページ上部の余白を設定します。
◇余白(左)
ページ左側の余白を設定します。
◇間隔(縦)
1ページに印刷するレコードが2つ以上の場合、カードイ
メージとの間のあき(縦)を設定します。
◇間隔(横)
1ページに印刷するレコードが2つ以上の場合、カードイ
メージとの間のあき(横)を設定します。
◇枠線を印刷する
カードイメージに枠線をいれて印刷します。
割りつけ順序:
◇下に進む
カードイメージを上から下に向かって順に印刷します。
◇右に進む
カードイメージを左から右に向かって順に印刷します。
147
処理項目
◆タイトル
上部中央にタイトルを挿入します。
(「アルバム」を選択し
た場合のみ)
◆下線
タイトルに下線をつけます。
(「アルバム」を選択した場合
のみ)
◆OK
設定を有効にして割りつけ設定を終了します。
◆キャンセル
設定を無効にして割りつけ設定を終了します。
148
3
タイトル設定(「アルバム」を選択した場合のみ)
表示項目
◇タイトル文字列を印刷する
タイトルを上部中央に挿入して印刷します。
◇タイトル文字列
タイトル名を入力します。
◇全ページに付加する
全ページにタイトルを挿入して印刷します。
◇フォント名
フォントを選択します。
◇サイズ(ポイント)
文字サイズを入力します。
(単位は「ポイント」です)
◇文字間隔(ポイント)
文字間隔を入力します。(単位は「ポイント」です)
◇文字色
文字の色を設定します。
◇文字列下の余白(mm)
文字列の行間を設定します。(単位は「mm」です)
属性:
◇斜体
文字を「斜体」にします。
◇太字
文字を「太字」にします。
処理項目
◆OK
設定を有効にしてタイトル設定を終了します。
◆キャンセル
設定を無効にしてタイトル設定を終了します。
149
4
下線設定(「アルバム」を選択した場合のみ)
表示項目
◇下線を印刷する
タイトル文字列に下線をつけて印刷します。
◇線の色
線の色を設定します。
◇線の長さ(mm)
下線の長さを設定します。(単位は「mm」です)
◇下線下の余白(mm)
下線と画像との間の余白を設定します。
(単位は「mm」です)
◇線の幅(ポイント)
線幅を設定します。
(単位は「ポイント」です)
処理項目
◆OK
設定を有効にして下線設定を終了します。
◆キャンセル
設定を無効にして下線設定を終了します。
150
5
フィールド設定(「アルバム」を選択した場合のみ)
表示項目
フィールド設定
◇写真サイズ
印刷する画像の拡大・縮小を設定できます。
◇フィールド数
フィールド項目数を設定します。
◇フィールド間隔
フィールドのあきを設定します。
◇フィールド項目 1・2・3・4・5
印刷するデータフィールドを選択して設定します。
(システムフィールドは表示されません)
処理項目
◆フォント
フォントを設定します。
◆OK
設定を有効にして終了します。
◆キャンセル
設定を無効にして終了します。
151
6
フォント設定
表示設定
◇フォント名
フォントを選択します。
◇サイズ(ポイント)
文字サイズを入力します。(単位は「ポイント」です)
◇文字間隔(ポイント)
文字間隔を入力します。
(単位は「ポイント」です)
◇文字色
文字の色を設定します。
属性:
◇斜体
文字を「斜体」にします。
◇太字
文字を「太字」にします。
処理項目
◆OK
設定を有効にしてフォント設定を終了します。
◆キャンセル
設定を無効にしてフォント設定を終了します。
152
第4章 外部アプリケーションのデータ利用
1.概要
IDカードの基本データとなる人事名簿、学生名簿、会員名簿等は、現在、何らかの
方法でパソコン管理している場合が多いと思われます。
IDカードを発行するにあたって、これらのデータをキーボードから再入力すること
は多大な労力を要するのみでなく、誤入力が発生することにもなり避けなければなり
ません。
「CCW」は外部のデータを簡単に読み込み利用することが可能で、能率よく ID カード
を発行することができます。
2.ファイル読み込み
レコード追加メニューで「編集」→「ファイル読み込み」を選択すると、ファイル読
み込みダイアログが表示されます。
ここで、読み込みファイルのデータフォーマット形式、ドライブ、及びファイル名の
指定を行います。
ダイアログ下部のウィンドウでは、データベースフィールドと読み込みデータの対応
付けを行います。左部ウィンドウにはユーザーが作成したデータベースフィールドと、
システムが自動的に作成したフィールドの一覧が表示されます。
右側ウィンドウでは読み込んだデータをどのフィールドに対応するか指定します。
読み込んだデータの中で不要なフィールドは〈スキップ項目〉を選択し無効にします。
153
ファイルを読み込む場合は、
「ファイル」に直接ファイル名を入力するか、あるいは、
「参照」でファイルの選択画面からファイルを指定してください。
処理項目
◆保存
指定されたファイル名を保存します。
◆キャンセル
本処理を中止します。
画像も一緒に読み込む場合は、「画像ディレクトリ」に直接選択ディレクトリを入力
するか、
「参照」でフォルダの参照画面から選択してください。
処理項目
◆OK
「フォルダの参照」で指定された画像フォルダを画像ディレクトリとし
て指定します。
◆キャンセル
本処理を中止します。
読み込んだ画像サイズが設定した写真枠より大きい場合は、写真枠に合わせた画像の
切り出しが必要です。画像表示領域内で右クリックして、「トリミング」を選択し、
画枠(写真枠のサイズ)を合わせて画像を切り出してください。
154
表示項目
◇形式
コンボボックスのプルダウンで読み込みできるファイル形式を選
択します。選択できるファイル形式は「CSV」、
「K3」または「Excel
(※)
」です。
※Excel は、先頭のシートしか読み込みできません。また、1 行目は読み込みません。
※Excel2007 には対応していません。Excel2007 をお使いの場合は、2003 の互換フォ
ーマットにて保存してください。
◇ファイル
「参照」で選択されたファイル名の表示、または入力したファイル名
を表示します。
◇画像ディレクトリ 画像も一緒に取り込む場合は、画像ディレクトリを指定してください。
◇レコード
フィールド選択しているデータベースの全フィールド名を表示し、
「
〈スキップ項目〉
」を追加表示します。
◇読み込み指定
フィールド読み込みファイルのデータに該当するフィールド名を
選択表示します。
処理項目
◆参照
読み込むファイルや画像を選択します。
◆選択
読み込みファイルのデータに該当するフィールドの名を、指定フィー
ルド欄に移動します。データベースのフィールドはリストから削除さ
れますが、
〈スキップ項目〉は削除されず、何度でも指定できます。
◆削除
指定フィールドに選択している項目をレコードフィールドに戻しま
す。
◆全フィールド
データベースの全フィールドを、その順番で指定フィールドにセット
します。
◆了解
「ディレクトリ」/「ファイル」で指定された外部ファイルを、「読み
込み指定フィールド」に選択したフィールドから構成されるものとし
てレコードを生成追加します。読み込み時に以下のチェックを行いま
す。
155
(1)フォーマットチェック
ファイルの存在、及びフィールドタイプをチェックします。
(2)重複チェック
重複不可のフィールドで、既に入力されているデータとの重複がないかチェックし
ます。読み込みに失敗した場合は、エラーメッセージを表示して処理を終了します。
読み込みが成功した場合は、読み込んだレコードを新規追加レコードと見なし、
「新
規追加」処理を行います。
◆取消本処理を終了します。
156
3.外部データ読み込みの実際
(1)メディアの選択
外部データを保存したメディアを該当するドライブに入れます。
「ディレクトリ(リスト)
」の中からドライブ、又はディレクトリを選択します。
目的のファイルを「ファイル」の中から選択し、
「ファイル名」に表示します。
「形式」のリストボックスで CSV、K3、または Excel のあるデータ形式を選択しま
す。
(2)フィールドの指定
読み込んだデータの並びに対応したフィールド名を順次「選択->」とすると、右
側ウィンドウ「読み込み指定フィールド」に対応付けをするフィールド名が表示さ
れます。
読み込んだデータの中で不要なフィールドは〈スキップ項目〉を選択し無効にしま
す。選択の取り消しは「<-削除」で行います。読み込みデータとデータベースフ
ィールドが完全に一致している場合は、
「全フィールド(H)」で一度に設定できます。
(3)データの読み込み
「了解」ボタンで読み込みを開始します。
ドライブの指定、ファイル名の指定、又はフォーマットの指定等を間違った場合は、
データファイルがオープンできません。
157
ファイル読み込みが正常終了した場合は、対象種別「本日入力レコード」の個人レコ
ード画面に戻ります。読み込みエラーが発生した場合は読み込み結果が表示されます。
※CCW のバージョンによっては、この機能がないものもあります。
読み込みエラーが発生した場合は読み込み結果ダイアログが表示され、
・総レコード
:読み込み元ファイルの総レコード数
・読込レコード :発行 DB に読み込まれたレコード数
・エラーレコード:読み込まれなかった、発生エラーレコード数エラーが発生したレ
コードのリストが表示されます。
レコード読み込み処理でのエラーは、次の原因が考えられます。
(1)読み込みデータの属性が、データベースのフィールド属性と一致しない場合。
(2)読み込みデータのフィールド文字数、又は数字の桁数が、データベースで指定し
た数を超える場合。
(3)データベースの INDEX が重複不可に設定されたフィールドで重複があった場合。
(4)データベースの INDEX が重複不可に設定されたフィールドに、データを読み込
まなかった場合。
※前記(3)
、
(4)と思われるエラーが発生した場合は、カードレイアウトファイルを
オープンし INDEX の設定に間違いがないか、確認してください。
158
《注 意 事 項》
CCW においては文字列の前の半角スペース、全角スペース、文字列の後の半角スペー
ス、全角スペースはデータベースに読み込まれると同時に自動的に削除されます。
例:□は全角スペースをあらわしています。
□日本□華子――――――――→日本□華子
日本□華子□□□□□――――→日本□華子
□日本□華子□□□□□―――→日本□華子
日本□華子―――――――――→日本□華子
□日□本□華□子――――――→日□本□華□子
日□本□華□子□□□□―――→日□本□華□子
□日□本□華□子□□□□――→日□本□華□子
日□本□華□子―――――――→日□本□華□子
159
4.ファイル書き出し
レコード更新メニューで「編集」→「ファイル書き出し」を選択すると、ファイル書
き出しダイアログが表示されます。
ここで、書き出しファイルのデータフォーマット形式、ドライブ、及びファイル名の
指定を行います。
ダイアログ下部のウィンドウでは、データベースフィールドと書き出しデータの対応
付けを行います。左部ウィンドウにはユーザーが作成したデータベースフィールドと、
システムが自動的に作成したフィールドの一覧が表示されます。右側ウィンドウでは
書き出したデータをどのフィールドに対応するか指定します。
形式
ファイル名
画像ディレクトリ
読み込み指定
フィールド
ファイルを書き出す場合は、
「ファイル」に、直接保存先とファイル名を入力するか
「参照」で保存先を指定して「ファイル名」へファイル名を入力してください。
160
処理項目
◆保存
「ファイル名」で名前を付けたファイルを保存します。
◆キャンセル
本処理を中止します。
画像も一緒に書き出す場合は、「画像ディレクトリ」に直接選択デ
ィレクトリを入力するか、「参照」でフォルダの参照画面から、保
存先を選択してください。
処理項目
◆OK
「フォルダの参照」で指定された画像フォルダを画像ディレ
クトリとして指定します。
◆キャンセル
本処理を中止します。
表示項目
◇形式
コンボボックスのプルダウンで読み込みできるファイル
形式を選択します。選択できるファイル形式は「CSV」と
「K3」です。
◇ファイル
「参照」で選択されたファイル名の表示、又は入力したファ
イル名を表示します。
◇画像ディレクトリ
画像も一緒に書き出す場合は、画像ディレクトリを指定し
てください。
◇レコードフィールド
選択しているデータベースの全フィールド名を表示し、
「
〈スキップ項目〉」を追加表示します。
◇書出し指定フィールド
書き出しファイルのデータに該当するフィールド名を選
択表示します。
161
処理項目
◆選択書き出し
ファイルのデータに該当するフィールドの名を指定フィ
ールド欄に移動します。データベースのフィールドはリス
トから削除されますが、
「
〈スキップ項目〉
」は削除されず、
何度でも指定できます。
◆削除
指定フィールドに選択している項目をレコードフィール
ドに戻します。
◆全フィールド
データベースの全フィールドをその順番で、指定フィール
ドにセットします。
◆了解
「ディレクトリ」/「ファイル」で指定された外部ファイル
を、「書き出し指定フィールド」に選択したフィールドか
ら構成されるものとして、レコードを生成追加します。書
き出し時に以下のチェックを行います。
○フォーマットチェック
ファイルの存在及びフィールドタイプをチェックします。
◆取消
本処理を終了します。
162
5.ファイルによるデータの受け渡し
外部アプリケーションとのデータの受け渡しはネットワークやメディア(3.5 インチ
FD、光磁気ディスク等)を介在し、データは“CSV”形式、
“K3l”形式、または“Excell”
形式の JIS コード体系で行います。
[外部アプリケーション]→
→[CCW]
1.4MB or 1.2MB
CSV 形式
0001,日本 華子,2007/04/01,ニホン ハナコ
0002,東京 華子, 2007/04/01,トウキョウ ハナコ
FD1
0003,大阪 華子, 2007/04/01,オオサカ ハナコ
7775,愛知 華子, 2007/04/01,アイチ ハナコ
7776,福岡 太郎, 2007/04/01,フクオカ タロウ
FDn
7777,鹿児島 華子, 2005/07/01,カゴシマ ハナコ
FDA
FDB
1 行目は読み込みません。
見出しとして利用も可能。
Excel 形式
FD1
FDn
FDA
FDB
先頭のシートのみ読み込み
163
K3 形式
“0001”,”日本 華子”,”2007/04/01”,”ニホン ハナコ”
“0002”,”東京 華子”,”2007/04/01”,”トウキョウ ハナコ”
FD1
“0003”,”大阪 華子”,”2007/04/01”,”オオサカ ハナコ“
K3形式の空フィールドの“”は省略し,
,としてください。
“0001”, ,”2005/04/01”,”ニホン ハナコ”
※汎用機のデータ利用は、文字コード体系がパソコンと異なるので注意が必要です。
※Excel2007 には対応していません。
レコードの追加はファイルで何回でも可能です。但し、重複しているフィールドで同
じデータのレコード追加はエラーになります。
レコードのフィールドデータを複数のファイルに分けて読み込むことはできません。
1レコードのフィールドデータは必ず連続しなければなりません。
164
第5章 画像入力
1.概要
レイアウトで設定した「写真枠」
、
「イメージ枠」に対する画像入力方法として、
「CCW」
ではスキャナ入力、ファイル入力の2種類から、業務に適した方法を選択することが
できます。
(カメラは特殊 Version)
<画像入力方法>
スキャナ入力
写真や印刷物から画像入力する場合に使用します。
会員申込書等に貼られた写真や集合写真の一部分を、
適当な大きさに拡大、又は縮小しトリミング入力がで
きます。
版下や名刺等に印刷されたロゴは2値のイメージと
しても入力できます。
ファイル入力
デジタルデータファイルの入力に使用します。
Macintosh 等で予め作成されたイメージデータや、既
にある画像データベースのイメージデータを「CCW」
に取り込む場合に使用します。
2.画像の保存
「写真枠」
、
「イメージ枠」にスキャナ等で入力した画像は、システムソフト「CCW」が
管理します。ユーザーは画像個々の保存について、ファイル名やフォーマットを指定
する必要は全くありません。
画像保存のフォーマットは、
“*.bmp”及び“*.jpg”の2種類があり、次のように
作動します。
1)イメージ枠 “*.bmp”
:固定
2)写真枠 “*.bmp”
、又は“*.jpg”
:環境設定で指定できます。
165
3.入力方法の選択
1 Layout 編
「画像」→「取り込み」を選択すると「スキャナ」
、「ファイル」、
「TWAIN」の 3 種類
が表示され、その中から希望の入力方法を選択します。
入力方法の選択によって「スキャナ入力ダイアログ」が起動します。
2
DB 編
「レコード追加ウィンドウ」、及び「レコード更新ウィンドウ」右下部のコンボボック
スで入力モードの設定を行います。モード設定表示欄の右をクリックすると「スキャ
ナ」
、
「ファイル」
、
「TWAIN」の3種類の方法が表示されます。
選択モード外の項目を選択するとモードの変更を行うことができます。
「イメージ取り込み」のクリックにより、
「スキャナ」入力ダイアログが起動されます。
166
4.スキャナ入力の方法
1
スキャナ入力の起動
スキャナからはフルカラーイメージ、及びモノクロイメージの入力ができます。
スキャナ起動時のダイアログは次のとおりです。
画像表示エリア
プレビュー範囲制限ライン
「取り込み範囲」 トリミング範囲を指定します。
実際の処理は取り込み解像度を変化しています。
「解像度」
スキャナ自身の解像度は 300dpi ですが、実際にはカードに印刷する
イメージサイズと、写真サイズの関係で変化します。
「モード」
フルカラー、モノクロのモード選択を行います。
「プレビュー」
解像度を小さく設定し全体イメージを確認します。
画像表示エリア内に A4フルサイズが表示されます。
「スキャン」
解像度を高く設定して高画質の取り込みを行います。
「入力調整」
濃度や色合いの補正を行います。
「取り込み」
レイアウトデザインやデータベースに取り込んだデータを送ります。
「取消」
スキャナの入力処理を中断し終了します。
167
2
スキャナによる画像入力の手順
スキャナによる画像入力は、次の操作を順次行い目的の画像を取り込みます。
1.写真をスキャナにセットします。
2.
「モード」選択を「24 ビットカラー」または「白黒(2値)
」から選びます。
※「白黒(2 値)
」でイメージを取り込んだ場合、イメージ上に固定文字や可変文字を画
面上で設定出来ても文字を印刷することはできません。
3.「プレビュー」を起動して全体のイメージから、写真枠への取り込み範囲の指定
をします。
(詳細は【P.169「プレビュー」】をご参照ください。)
4.
「スキャン」を行い画像表示領域に画像を取り込みます。
(詳細は【P.170「スキャン」
】をご参照ください。
)
5.必要があれば画像の入力調整(カラー)をします。
(詳細は【P.172「入力調整」
】をご参照ください。
)
6.
「取り込み」で取り込んだ画像のデータを転送します。
168
3
プレビュー
スキャナによる画像入力は、次の操作順次行い目的の画像を取り込みます。
(1)写真をスキャナにセットします。
(2)プレビューを起動します。画面表示エリアに最大入力サイズの A4全体イメージ
と、カードにレイアウトした写真サイズの範囲を示す点線の枠が表示されます。
(3)
「取り込み範囲」の調整と枠の移動で点線の枠が希望の範囲になるようにし、取
り込み範囲を指定します。
169
(4)プレビューエリアの制限
画像表示エリアの上端と下端のラインでプレビューエリアを制限することがで
きます。
カード発行に利用される 35mm×45mm、50mm×50mm の証明用写真や、サー
ビスサイズと呼ばれる写真の入力で、A4全域のプレビューを行っても有効な領
域は一部です。プレビュー範囲の制限は、上下端の「プレビュー範囲制限ライン」
を移動し設定します。
カーソル「
」を「プレビュー範囲制限ライン」に近づけると「
」が現
れ、これをドラッグして設定します。上限ラインも同時に設定することができま
す。
4 スキャン
(1)プレビューによって取り込み範囲が決まったら、次に「スキャン」を行います。
(2)プレビューのイメージに点線の枠で指定した範囲から、上下、左右共各 10%大き
い範囲を画像表示エリアに表示します。
(3)カーソルを点線枠内に移動しドラッグすることで、指定範囲の微調整ができます。
170
[トリミング範囲の微調整]
(4)取り込み範囲が確定したら「取り込み」を行います。
(5)スキャナ起動が「DB 編」から行われた場合は、
「レコード追加」、又「レコード
更新」にてデータを取り込み、
「確定」させ一連の処理を完了します。
※スキャン画面で取り込み範囲のサイズを変更することはできません。
171
5
入力調整(カラー)
(1)画像入力時の色調を設定します。
写真個々の品質レベルにはかなりばらつきがありますが、入力調整では個々の
画質補正よりも、むしろ全体的なバランスを重視して設定します。色合い、明
るさコントラストが調整可能で、これには写真サンプルを数枚用意し、スキャ
ナ入力、及びカード発行を繰り返し、最適な設定を行います。
(2)入力調整ダイアログ
1)RGB
RGB 一括に「ガンマ」を調整します。
R、G、B
R、G、B 個別に「ガンマ」を調整します。
2)ガンマ
画像トーンの調整をします。
中間調の微妙な変化で、目で見る画像に大きな影を与えます。
「ガンマ」は次に定義する値で任意に設定することができます。
①「ガンマ」はγ=0.45~γ=0.75 が適当です。
(Canon スキャナはγ=1.00)
②R、G、B 個別に「ガンマ」を変え、色合いを調整することができます。
3)明るさ
明るさを調整します。
4)コントラスト
明るいところはより明るく、暗いところはより暗く補正し、明暗を強調する
ことでシャープな像を作ります。
172
(3)設定値の保存
「設定」によって入力調整の各値を保存します。
(補足)
Card Creator のみでスキャナを使用する場合の入力値
Canon 社製のスキャナの場合
CanoScam600,CanoScanFB1200S
R・1.00
G・1.00 B・1.00
明るさ・0 コントラスト・0
EPSON 社製スキャナの場合(GT-F○○○)
R・0.55
G・0.55 B・0.55
明るさ・10~20 コントラスト・10~20
TWAIN 装置の選択方法
「スタート」→「すべてのプログラム」→「Card Creator」→「レイアウト」をクリック
します。
「ファイル」→「TWAIN装置の選択」を開きソースを選択し、
「選択」をクリ
ックします。
173
5.ファイル入力の方法
BMP 又は JPEG フォーマットのファイルから画像を入力することができます。
ファイルからの入力をするファイルを開くダイアログは次のとおりです。
(1)ドライブの場所のコンボボックスをプルダウンして指定のドライブを選択します。
(2)
「ファイルの種類」から BMP ファイルか JPEG ファイルなのかを指定します。
(3)目的のフォルダをフォルダリストの中から選択し(ダブルクリック)
、
「フォルダ」
に表示すると指定したファイルの種類(BMP 又は JPEG)があれば、ファイル
リストにリスティングします。
(4)ファイルリストから選択し「ファイル名」を表示し、良ければ「開く」にすると
画像が取り込まれます。
(5)処理を中止する時は「キャンセル」を押します。
174
第6章 カード発行
1.カード発行
(1)
「CCW DB」初期メニューから、カード発行を行いたい DB ファイルを選択し、
ダブルクリックします。
(2)レコード選択
全てのデータをそのまま一括でカード発行したい場合、メニューバーの「カード
発行」を選択すると、指定した DB の全てのレコードが表示されます。
ウィンドウ左上の「選択状態」をチェックし、下部の「全て選択」ボタンをクリ
ックします。
選択されているレコードには、≫マークが表示されます。レコードを反転させた
状態で「選択状態」のチェックを外すとそのレコードのカード発行は行われませ
ん。
入力したデータの中から対象レコードを限定し、特定のデータを絞り込んでカー
ド発行したい場合「レコード選択」を選択すると、プルダウンメニューに①“レ
コード一覧(L)
”②“検索(F)
”③“対象種別(T)”の 3 項目が表示されます
ので、処理目的に合った項目を選択してください。
175
選択したレコード数とウィンドウ右上の「対象レコード数:」が一致するか確認
してください。
「レコード選択」の詳細は【第 3 章 6.レコード選択処理】P .138 に記しておりま
すのでそちらをご参照ください。
メニューバーの「カード発行」にてレコードの選択を行いましたら、右下の「カ
ード印刷」をクリックします。画面にはカード印刷される画像が表示されます。
画面印刷する場合には「裏面」ボタンをクリックし、裏面の画像にも問題がない
ことを確認して下さい。画像に問題がないことを確認し「実行」ボタンをクリッ
クすると、印刷を開始します。
印刷を中止したい場合には「停止」のボタンをクリックします。
印刷を開始したカードに関しては途中で中止することはできません。
次のレコード以降のカード発行を中止します。
※印刷中、画面はカード発行に連動しております。
176
2.複数レイアウトプリント対応
1つの DB に対して複数のレイアウトをプリントすることが可能です。
「.tbl」
(実際は半角にて作成します)ファイルにレイアウトと呼び出すための種
別フィールドを設定することにより、連続発行でもレコードごとに設定したレイアウ
トでプリントします。
(1)複数のカードレイアウトを作成する。
それぞれのレイアウトに「非印刷文字」にて“種別フィールド”を設定します。
(
【第 2 章 3.5-2「非印刷文字の設定」
】P.107 をご参照ください)
各レイアウトに、
それぞれ「02」
「03」等
設定する。
例)1つの DB(社員証)に対応する2つのレイアウト
カード種類
種別フィールド
社員証
01
派遣証
02
(1)カードレイアウトとカード種別を対応させ設定する、「“フィールド名”.tbl」ファ
イルを作成する。
【ファイル内容】
“メモ帳”にて以下のファイルを作成
「種別フィールド設定内容」と「レイアウトフォーマット名」
を「,
(カンマ)
」で区切る。
複数レイアウトは、改行し次の行に書く。
例)01,fm00001.fmt
02,fm00002.fmt
【ファイル格納場所】
作成したカードレイアウトのフォーマットファイル
(fm○○○○○.fmt)と同じ Path に格納する。
【注意点】
ファイル名は、作成したカードレイアウトの
種別フィールドのフィールド名と同様の名前。
拡張子は「tbl」とする。
全角・半角も区別するため注意する。
例)カード種別.tbl
177
CCW DB にてカードを印刷します。
1つの DB(社員証)より2つのレイアウトを印刷します。
例)カード種別が「01」
(社員証)のとき
例)カード種別が「02」
(派遣証)のとき
<ご参考>
レイアウトに対するDB名称の確認
→レイアウトに対応する DB の名称は、レイアウトファイルの格納されている Path に
ある「dbinfo」
(拡張子なし)をメモ帳で開くと確認できます。
178
3.磁気エンコードの書き込み方法
(1)エンコーダ内蔵のプリンタの場合、エンコードは印刷と同時に行います。
カード印刷画面の左下の「磁気エンコードを行う」にチェックを入れると、カー
ド印刷と同時に1枚ずつエンコードを書き込んでいきます。
(2)カード印刷終了後、エンコード書き込みのみを行うことも可能です。
「CCW DB」→「レコード選択」でエンコード書き込みをしたいレコードを選択し
ます。
「カード発行」のプルダウンメニューから「磁気カードエンコード」を選択します。
カードをセットし、画面に表示されているデータと、カードが一致していることを
確認して「実行」をクリックしてください。
書き込みが終了すると、自動的に次のデータの画面に切り替わります。
データをとばしたい場合には「スキップ」をクリックすると次のデータに移行しま
す。
179
第7章 バックアップとリストア
1.データのバックアップの方法
「CCW DB」のメニューウィンドウを開きます。
バックアップするデータベースを選択後、「バックアップ」→「DB バックアップ」
を選択します。
コンボボックスをクリックして候補テーブルより、「DB 名称」を選択入力します。
「作成ディレクトリ名」を入力し、
「バックアップ先」を指定して、「バックアップ」
のボタンを選択します。
180
2.データのリストアの方法
「CCW DB」のメニューウィンドウを開きます。
リストアするデータベースを選択後、
「バックアップ」→「DB リストア」を選択し
ます。
データの「バックアップ先」を指定して「リストアキー」を選択します。
181
第8章 カード発行手順書(まとめ)
カードのレイアウト(表、裏)及び、エンコードフォーマットを以下のように作成した、
と仮定し、カード発行までの手順を説明します。
[エンコード位置]
1~8〈可変データ〉
:社員番号
9~69〈固定データ〉
:半角スペース
〈カード発行手順〉
テキストデータの入力
・ファイルの一括取り込み
・マニュアル入力
画像データの入力
スキャナ等での入力
カード発行
社員番号順、所属順等で発行
182
1.Excel で作成したファイルを Card Creator のデータベースに読み込み可能な形式
「CSV(カンマ区切り)
」に変更します。
※Excel で人事データをお持ちという前提で、話を進めます。
Excel で作成したデータを開きます。
<上記Excelデータ の入力内容>
A
B
C
D
E
F
入力内容
社員番号
漢字氏名
英字氏名
仮名氏名
発行日
発行回数
全角/半角
半角
全角
半角
半角
半角
半角
桁数
8桁
7文字
25 桁
20 桁
10 桁
2桁
例
12345678
2007/04/0
01
日本
華子
1
備考
※
183
※印字データとエンコードデータを共有
「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択し、ウィンドウ下部のコンボボックスの中
から「CSV(カンマ区切り)
」という項目を選択、ファイル名を入力し保存します。
この状態でウィンドウを閉じようとすると、以下のメッセージが表示されます。
ここでは、ファイル形式を変更せずに、そのまま閉じたいので「いいえ」をクリック
します。
184
(実際の CSV のデータ例)
2.
「CCW DB」初期メニューから「ファイル」→「新規 DB 作成」を選択。
「フォーム」
、
「DB 名称」を入力し、新規データベースを作成します。
3.
「ファイル」→「DB オープン」→「追加」を選択し、基本データをファイルから読み
込みます。
※「ファイル」→「DB オープン」
:
「追加」を選択しますと、ファイルの読み込みがで
きます。
「更新」を選択しますと、ファイルの書き出しができます。更新は修正と同
じ意味です。
①「編集」→「ファイル読み込み」を選択すると、ファイル読み込みダイアログが表示さ
れます。
②ここで、データフォーマット形式・ドライブ・及びファイル名の指定を行います。
ダイアログ下部のウィンドウでは、読み込んだデータをどのフィールドに対応させるか
「選択(A)->」ボタンをクリックして、指定します。
読み込むデータの項目に対応するフィールドがない場合はスキップ項目を選択します。
(詳細は、
【第4章「外部アプリケーションのデータ利用」P.153】をご参照ください。
)
185
※読み込んだデータの属性が、データベースのフィールド属性と一致しない場合や、デ
ータベースの INDEX が、重複不可に設定されたフィールドにデータを読み込まなか
った場合などの原因でレコード読み込み処理エラーが発生すると以下のメッセージ
が表示されます。
上記と思われるエラーが発生した場合は、カードレイアウトファイルに戻り、INDEX
の設定に間違いがないかどうか確認してください。
※入力したデータにエラーがある場合(フリガナを全角で入力している等)は、自動的
に CSV データのエラーファイル(ファイル名:Error,dat)を作成します。
186
4.ファイルから読み込んだデータに画像を取り込んでいきます。
「レコード追加」ウィンドウの右下部のコンボボックスで、入力モード(スキャナ、フ
ァイル、TWAIN)の設定をし、イメージ取り込みを行います。
(詳細は、
【第5章「画像入力」
】P.165 をご参照ください。)
〈スキャナ入力の場合〉
「プレビュー」で写真を取り込みます。
「取り込み範囲」で写真枠のトリミング範
囲を指定します。
「モード」の選択で“24 ビットカラー”又
は“白黒(2値)”のどちらかを選択しま
す
入力調整を設定します。
(詳細は【第 5 章 4.5「入力調整(カラー)」
P.172】をご参照ください。)
「スキャン」で画像表示領域に画像を取り
込みます。「取り込み」で画像データを転
送します。データと画像の入力が正しけれ
ば、「確定」ボタンをクリックし、レコー
ドを確定します。
187
5.レコード選択
(詳細は【第3章6.
「レコード選択処理」】P.140 をご参照ください。
)
(1)前述した手順で入力したデータを、そのまま一括でカード発行したい場合には、
メニューバーの「カード発行」を選択し、「選択状態」にチェックを入れ、ウィ
ンドウの下部の「全て選択」ボタンをクリックします。
(2)入力したデータの中から対象レコードを限定し、特定のデータを絞り込んで修正
や、カード発行をしたい場合には「レコード更新」ウィンドウを開き、「レコー
ド選択」を選択すると、プルダウンメニューに「レコード一覧」と「検索」と「対
象種別」の3項目が表示されます。
「レコード一覧」
現在選択されているレコードをリスト形式で表示し、閲覧することが出来ます。
「レコード検索」
特定の条件に合致するレコードを、大量データの中から選択します。
「対象種別」
頻繁に使用すると思われる8項目の分類を対象種別として特別に用意し、簡単に検
索分類します。
6.カード発行
(詳細は【第6章「カード発行」
】P.175 をご参照ください。
)
上記の手順でレコードを選択し、メニューバーの「カード発行」を選択します。画面
には、実際にカードに印刷される画像が表示されます。画像に問題がないことを確認
し、
「実行」ボタンをクリックすると印刷を開始します。
印刷を中止したい場合には「停止」ボタンをクリックします。
※印刷中、画面はカード発行に連動しております。
188
IC エンコード(IC 書き込み)のみを行う場合の注意事項
CCW は IC エンコードのみの再エンコードを行いますと、初期化を行い、再度、1次エ
ンコード、2次エンコードを行います。
従って PC ログオンデータなどの後から入力したデータは消えてしまいますので注意し
てください。
189
IC カード再エンコード方法
1.データベースを開きます。
エンコード内容を変更するレコードを検索します。
[レコード選択]→[検索]を開き、番号などで検索します。
190
2.上にある「カード発行」ボタンをクリック
し「カード発行」を開きます。
3.データを選択状態にし、
「カード発行」→
「カードエンコード」をクリックします。
4.プレビュー画面が表示されます。
IC エンコードのみをおこなう場合は「磁
気エンコードを行う」のチェックを外し
てください。磁気エンコードのみをおこ
なう場合は「ICエンコードを行う」の
チェックを外してください。確認後、カ
ードをプリンタのホッパーに入れ実行
ボタンをクリックしてください。それぞ
れエンコードをして排出されます。
※FeliCa カードの場合、1次、2次エンコード設定のソフトは1次(カードの初期化を
含む)及び2次エンコードをおこないます。2次エンコードのみの場合は、2次エン
コードのみをおこないます。
※PC ログオンデータなどカード発行後、別のシステムより入力したデータは消えてしま
いますので注意してください。
※IDM 取得設定がある場合は、新たに IDM を取得します。
※未発行の IC カードにはカード再エンコードはできません。
※Mifare カードの場合、2次エンコードをおこないます。
※ 磁気エンコード設定が無い場合は、チェックマークは入りません。
191
5.カードの排出
通常のカード排出(IC エンコード、磁気エンコード、券面印刷)は左ですが、IC エ
ンコード、磁気エンコードのようにエンコードのみの場合は右より排出されます。
192
第9章 CX-330の新機能
1.カード排出向きの設定
印刷後にどちらの面を上にして排出するかを選択できる機能です。オプションのラミ
ネータ使用時、カードの排出向き設定をすることによりラミネートする面を上向きに
してカードプリンタから排出することができるようになります。
※下記の場合、[カード排出向きの設定]は機能しませんので、ご注意ください。
・片面印刷のみ
・接触ICとの組み合わせがある
・IDmなどを券面に印刷する
※磁気書き込みがある磁気記録面にはラミネートしないでください。読み取り不良と
なる場合があります。
設定方法
メニューバーの「編集」プルダウンメニューか
ら「カード排出向きの設定」を選択し、ラジオ
ボタンで設定を選び「OK」ボタンを押下しま
す。
設定例
(1)条件:磁気書き込みあり
(磁気記録面を裏とした場合)表面を
上にして排出されるようにする
表
設定:カード排出向きの設定
「表面が上になるようにする」
ホッパーへのカードのセット方法
右図参照
動作:磁気→反転→裏面→反転→表面→排出
193
裏
(2)条件:磁気書き込みあり
(磁気記録面を表とした場合)裏面を
上にして排出されるようにする
表
裏
表
裏
設定:カード排出向きの設定
「裏面が上になるようにする」
ホッパーへのカードのセット方法
右図参照
動作:磁気→反転→表面→反転→裏面→排出
(3)条件:磁気書き込みなし
(プレ印刷カードなど)表面を上に
して排出されるようにする
設定:カード排出向きの設定
「表面が上になるようにする」
ホッパーへのカードのセット方法
右図参照
動作:裏面→反転→表面→排出
194
(4)条件:磁気書き込みなし
(プレ印刷カードなど)裏面を上に
して排出されるようにする
表
設定:カード排出向きの設定
「裏面が上になるようにする」
または
「設定しない」
ホッパーへのカードのセット方法
右図参照
動作:表面→反転→裏面→排出
195
裏
2.UV印刷機能
(1)レイアウトを作成します。UV印刷
する項目(右図では写真など)もあらか
じめ設定します。
(2) [UV印刷]ボタンを押下します。
(3)イメージ枠や固定文字、可変文字など
UV印刷したい項目を右クリックし
[UV印刷]にチェックを入れます。
右図では「12345678」という文字と
写真をUV設定します。
(4)[移動/変更]ボタンを押下すると
UV印刷で設定した項目は表示され
なくなります。
※UVインクを使用してください。
※固定文字、可変文字を UV 印刷に設定する
には「文字色」を「ユーザー定義」変更
してください。
196
3.長体文字の設定
(1)可変文字の設定で文字タイプ[長体文字]
にチェックを入れると[文字枠の幅]が
有効にになります。
(2)入力文字数を設定し、文字枠の幅を入力
します。
(3)[設定]ボタンを押下します。
(4)文字を長体で表示します。
4.デジタルカメラのシャッターなどの操作をカード発行ソフトからおこなえる機能
オプション機能で、
「イメージ取込」ボタンを押下すると接続されているデジタル
カメラのシャッターを切ることができます。即時発行などに便利です。
検索で撮影者のデータを呼び
イメージ取込ボタンで撮影
取込完了。カード印刷
出す
表示したらトリミング
ボタンを押下してプリント
・対応デジタルカメラ
Nikon D40、D60
197