い と う や ま い ず み か ず こ 伊藤(山泉)和子 (1935~ ) 卓球選手。世界チャンピオン。大阪府出 身。旧姓は山泉。小学校高学年から遊びと して卓球を始め、津島高校時代から本格的 に始める。一枚ラバーのラケットを用い、昭 和35年、全日本卓球選手権大会でシング ルス、ダブルス、混合ダブルスを制し初の 三冠王となる。世界卓球選手権には、6回 出場しており、女子団体で3回、ダブルス、 混合ダブルスでそれぞれ1回優勝をしてい る。現在も現役選手として世界を転戦中。 全日本卓球選手権では、平成14年に女子 シングルスで100勝を達成した。三重大学 の講師や母校大阪樟蔭女子大学の監督、 社会人チームのエクセディの監督も務め る。 略歴 昭和10(1935)年1月17日 大阪府に生まれる。 昭和20(1945)年 父親の実家の北宇和郡津島町(現宇和島市津島町)に疎 開をする。終戦後一時帰阪。 昭和21(1946)年 家族で津島町に移る。遊びで卓球を始める。 昭和22(1947)年 岩松中学校(現津島中学校)に入学し卓球の大会等に出 場する。 昭和25(1950)年 津島高等学校に入学する。(途中、学区編成で宇和島南 高等学校に通学。)本格的に卓球を始め、1年生から国体 に出場する。 昭和29(1954)年 津島高等学校卒業後、大阪樟蔭女子大学に入学。全日本 卓球選手権に初出場。 昭和31(1956)年 世界卓球選手権大会(東京)に初出場。以来、女子団体3 回、ダブルス・混合ダブルス各1回優勝。 昭和33(1958)年 東洋レーヨンに入社。 昭和35(1960)年 全日本卓球選手権大会で史上初の三冠王を達成する。 昭和47(1972)年 全日本社会人卓球選手権大会で女子シングルス初優勝。 平成8(1996)年 世界ベテラン卓球選手権大会60歳代に出場しシングル ス・ダブルス優勝。 平成14(2002)年 <関連図書> 全日本卓球選手権大会女子シングルスで通算100勝を 達成。 伊藤和子・伊藤博之『卓球入門』 梧桐書院 1977年 『スポーツ人名事典 増補改訂版』 日外アソシエーツ株式会社 1995年 (写真:愛媛県生涯学習センター蔵) 愛媛県生涯学習センター:TEL 089-963-2111(内線212) 掲載情報の無断転載を禁じます。
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