公共施設再配置計画

公共施設再配置計画
公共施設再配置計画
目
Ⅰ
次
計画策定の目的と方法・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
1
計画の目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
2
検討方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
調査施設一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
Ⅱ
施設の現状と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
1
学校教育施設
1-1 小・中学校・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
1-2
2
学校給食センター・・・・・・・・・・・・・・・16
社会教育・文化施設
2-1 図書館・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
2-2 公民館・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
2-3 ホール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
2-4 会館(ホールを除く)
・・・・・・・・・・・・・ 22
2-5 郷土館・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
2-6 アトリエ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
2-7 学習等供用施設・・・・・・・・・・・・・・・・25
2-8 コミュニティ施設・・・・・・・・・・・・・・・27
3
スポーツ・レクリエーション施設
3-1 スポーツ施設・・・・・・・・・・・・・・・・・28
3-2 レクリエーション施設・・・・・・・・・・・・・34
4
母子・児童福祉施設
4-1
保育所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
4-2
児童館・学童クラブ・・・・・・・・・・・・・・36
5
障害者福祉施設
5-1 障害者福祉施設・・・・・・・・・・・・・・・・38
6
老人福祉施設
6-1 老人福祉施設・・・・・・・・・・・・・・・・・39
7
医療・保健施設
7-1
8
医療・保健施設・・・・・・・・・・・・・・・・40
その他の施設
8-1 その他の施設・・・・・・・・・・・・・・・・・41
Ⅲ
公共施設再配置計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・44
1
施設の再配置計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・44
2
施設の有効利用の推進・・・・・・・・・・・・・・・・50
3
施設の適正管理の実施・・・・・・・・・・・・・・・・51
4
施設使用目的終了に伴う考え方・・・・・・・・・・・・51
-2-
公共施設再配置計画
Ⅰ
計画策定の目的と方法
1
計画の目的
公共施設は、住民生活を支え、住民の交流を促すなど、住民の豊かなライフスタイルの
構築に寄与し、活力ある地域社会を形成してきた。
また、平成13年には、合併による効果的な行財政運営を推進するため、総合計画におけ
る各種施策の方向性や行政改革大綱の「公共施設の設置・運営」方針を踏まえ、公共施設
の再配置計画を策定し、施設の統廃合についての検討及び実施を図り、住民福祉の向上に
努めてきたところである。
しかし、少子高齢化の進展や長引く不況による税収減等により、厳しい財政状況が続いて
いることに加え、公共施設の管理運営や老朽化等による修繕等に相当額の財源を投入して
いることから、財政に大きな影響を及ぼしている状況である。
このような中で、公共施設のあり方を考える場合、行政運営の原則である「最小の経費
で最大の効果を上げる」という視点を重視する必要があり、今後の公共施設の整備、再編
及び利便性向上に向けた様々な取組について、その必要性、緊急性、効率性などを検討し
ていくことが求められている。
このことから、公共施設再配置計画検討部会を設置し、
「あきる野市行政改革推進プラン」
に基づき、公共施設の利用状況や運営経費、建設概要、老朽化状況などの現状把握と類似
用途による相互利用の可能性などを検討した結果の報告を受け、施設の統廃合等による再
配置計画を策定するものである。
2
検討方法
調査施設一覧表に示す、公の施設や公用施設の113施設について、個々の施設の設置
目的や建設年度、規模、運用状況、民間委託の可能性、課題等についての現況調査を実施し、
また、平成13年3月に策定した「公共施設再配置計画」の実施状況等の検証も考慮した
上で、施設の統廃合の必要性がある施設を抽出し、その施設の課題等に基づき、施設の再
配置計画や有効利用等について検討するものである。
調査施設一覧表
大分類
1 学校教育施設
小分類
施
小中学校
学校給食センター
設
名
東秋留小学校
多西小学校
西秋留小学校
屋城小学校
南秋留小学校
草花小学校
一の谷小学校
前田小学校
増戸小学校
五日市小学校
戸倉小学校
小宮小学校
秋多中学校
東中学校
西中学校
御堂中学校
増戸中学校
五日市中学校
秋川学校給食センター(第一) 秋川学校給食センター(第二)
五日市学校給食センター
-3-
公共施設再配置計画
大分類
小分類
施
2 社会教育・文化施設 図書館
設
名
秋川図書館
東部図書館エル
多西児童館分室
千代里分室
五日市図書館
増戸分室
戸倉分室
小宮分室
公民館
中央公民館
ホール
秋川キララホール
ふれあいホール
ルピアホール
まほろばホール
五日市会館
会館(ホール除く) あきる野ルピア
あきる野生涯学習センター
五日市地域交流センター
郷土館
二宮考古館
五日市郷土館
アトリエ
アートスタジオ五日市
学習等供用施設
二宮地区会館
千代里会館
御堂会館
鳥居場会館
玉見会館
野辺地区会館
草花台会館
楓ヶ原会館
増戸会館
コミュニティ会館
3 スポーツ・レクリエ スポーツ施設
ーション施設
小宮会館
戸倉会館
代継会館
北伊奈会館
秋川体育館
五日市ファインプラザ
市民プール(屋内)
市民プール(屋外)
いきいきセンター
草花公園クラブハウス
総合グラウンド
山田グラウンド
総合グラウンド
(玉見ヶ崎)
山田テニスコート
秋川グリーンスポーツ 秋川グリーンスポーツ
公園(雨間)
公園(切欠)
あきる野市民球場
市民運動広場
小和田グラウンド
戸倉グラウンド
秋川駅南口運動広場
小峰台公園
第3水辺公園
レクリエーション ふるさと工房五日市
国民宿舎止水荘
施設
グリーンキャンプ場
秋川橋河川公園
第1水辺公園
第4水辺公園
-4-
公共施設再配置計画
大分類
小分類
4 母子・児童福祉施設 保育所
施
設
名
西秋留保育園
神明保育園
東秋留保育園
屋城保育園
すぎの子保育園
児童館・学童クラブ 若草児童館
若竹児童館
若葉児童館
南秋留児童館
屋城児童館
一の谷児童館
草花児童センター
多西児童館
前田児童館
五日市児童館
増戸分館
五日市学童クラブ
増戸学童クラブ
戸倉児童クラブ
小宮児童クラブ
5 障害者福祉施設
障害者福祉施設
五日市希望の家
ひばり訓練所
こすもす福祉作業所
6 老人福祉施設
老人福祉施設
萩野センター
開戸センター
五日市センター
7 医療・保健施設
医療・保健施設
秋川ふれあいセンター
秋川健康会館
五日市保健センター
あきる野保健相談所
あきる野休日診療所
8 その他の施設
農業会館
秋川ファーマーズセンター
五日市ひろば
あきる野市役所本庁舎
庁舎別館
五日市出張所
増戸連絡所
※
記載した施設数は117施設であるが、調査施設数は113施設である。
・ 秋川学校給食センターは第1と第2があるが1施設とする。
・ ふれあいホール、ルピアホール及びまほろばホールは、本体施設に含む。
-5-
公共施設再配置計画
Ⅱ
施設の現状と課題
1
学校教育施設
1-1
小・中学校
(1)小学校
学校教育の目的・目標を実現するに当たり、学校教育法(昭和22年法律第26号)
第3条に基づく文部科学省令「小学校設置基準」により、小学校の校舎及び付帯施設で
ある校庭や体育館の設置などが定められている。
(1)-1
小学校の現状と課題
当市は、微増ではあるが年々人口が増加しており、いくつかの小学校では児童数が増加
していることから、教室の不足が懸念されている。
しかしながら、五日市地区の小学校については児童数が減少傾向にあり、特に、西部
の戸倉小学校、小宮小学校ではこの傾向が著しい。両校では、児童数の減少に対応する
ため、平成17年度から一部で複式学級を編成しているが、このままの状況が続くと児童
の教育環境等に支障をきたす可能性があると指摘されている。
児童数の極端な減少は、少人数による人間関係の固定化や集団生活への適応力の低下
などの様々な問題を誘発する可能性があることから、戸倉小学校及び小宮小学校を五日市
小学校へ統合することが対応策として挙げられているが、両校の統合については、当面
の対策を図りつつ検討する必要がある。
このため、教育委員会としては、学区の弾力化や放課後及び休日の児童対策の充実を
図るなど、教育効果を維持するよう取り組んでおり、市では、地域の活性化や定住化の
促進対策などの取組を進めている。
また、全国的な人口減少社会を迎えており、人口が増加傾向にある当市においても、
今後、児童数の増加傾向が続くとはいえない。このようなことから、学校施設については、
児童の活動に関連する施設としての利用のほか、PTAやコミュニティ活動の場として
地域へ開放できる施設としての整備や放課後児童対策に供する施設(放課後子どもプラン)
としての活用の可能性についても検討する必要がある。
また、今後、団塊の世代の退職等により、全国的に教員歴10年未満の教員の増加が
見込まれている。学力の低下や学校の安全対策、いじめ・不登校、子どもの放課後対策
など、近年の教育を取り巻く様々な課題に対応していくためには、今後、あきる野市の
教育の充実を図ることが必要であり、より一層の教員の資質の向上が求められている。
①
学校施設
全小学校の3分の2に当たる8校が昭和40年代に建築された建物であり、その他
の小学校についても、昭和60年3月に建築した戸倉小学校を除く3校が昭和52年
までに建築されている。これらの学校施設は、増改築等が行われているものの、建築
後30年から42年が経過しており、老朽化が指摘されている。
耐震化対策については、5校において、耐震改修工事が実施されており、その他の
7校においては、1 次診断が完了している。
また、議会、PTA、校長会からも施設整備の要望が出されている。
-6-
公共施設再配置計画
【表1】施設の概要(平成18年12月1日現在)
施設(学校)名
東秋留小学校
多西小学校
西秋留小学校
屋城小学校
南秋留小学校
草花小学校
一の谷小学校
前田小学校
増戸小学校
五日市小学校
建築年度
増改築年度
大規模改造
建築面積(㎡)
[延床面積]
昭和 63 年度
昭和 41 年度 昭和 42 年度 平成 2 年度
平成 3 年度
平成 3 年度
昭和 40 年度 昭和 43 年度 平成 4 年度
平成 5 年度
昭和 60 年度
昭和 45 年度 昭和 46 年度 平成 元年度
平成 2 年度
平成 元年度
昭和 45 年度 昭和 46 年度
平成 2 年度
平成 3 年度
昭和 48 年度 昭和 51 年度 平成 4 年度
平成 5 年度
平成 7 年度
昭和 49 年度 昭和 52 年度
平成 8 年度
昭和 50 年度
――――――― 平成 9 年度
平成 12 年度
平成 13 年度
平成 10 年度
昭和 48 年度 昭和 51 年度
平成 11 年度
平成 14 年度
昭和 45 年度 昭和 48 年度 平成 15 年度
平成 16 年度
昭和 51 年度 昭和 54 年度
戸倉小学校
昭和 59 年度
―――――――
―――――――
小宮小学校
昭和 39 年度
―――――――
―――――――
1,189
[3,567]
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
1,206
[3,639]
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
1,107
[3,211]
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
1,111
[3,333]
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
963
[3,854]
鉄筋コンクリート造
地上 4 階
1,189
[4,371]
900
[3,072]
1,184
[3,553]
1,235
[3,705]
鉄筋コンクリート造
地上 4 階
鉄筋コンクリート造
地上 4 階
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
1,900
[5,091]
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
654
[1,962]
440
[1,316]
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
【表2】耐震化等実施状況(平成18年12月1日現在)
施設(学校)名
耐震化
実施済
未実施
備
東秋留小学校
○
一次診断完了
多西小学校
○
一次診断完了
西秋留小学校
○
一次診断完了
屋城小学校
○
一次診断完了
南秋留小学校
○
一次診断完了
草花小学校
○
一次診断完了
考
一の谷小学校
○
平成 9 年度
前田小学校
○
平成 12・13 年度
増戸小学校
○
平成 10・11 年度
五日市小学校
○
平成 14・15・16 年度
戸倉小学校
○
昭和 59 年度
小宮小学校
○
一次診断完了
-7-
構造・階数
公共施設再配置計画
②
児童数の変動(予測)と教室数
今後、多西、南秋留、草花、前田、増戸の各小学校5校では、児童数の増加が見込
まれているものの、残りの7校は減少傾向にある。
教室数に不足が生じている東秋留小学校では、平成18年度にプレハブ校舎を整備
しているが、特に、前田小学校や多西小学校では、平成18年度の児童数と平成22年度
の児童予測数を比較した場合、50~60人程度の増加が見込まれているとともに、少
人数教育等の学習ニーズなどからも、今後、教室数が不足することが懸念される。
【表3】児童数の推移(実績と予測)
施設(学校)名
H8
(単位:人)
H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22
東秋留小学校
451 442 442 439 431 417 421 430 430 455 457 463 461 448 443
多西小学校
536 541 532 551 599 601 576 569 597 580 584 613 624 638 638
西秋留小学校
484 466 458 438 427 431 423 433 439 424 453 441 443 436 428
屋城小学校
419 399 390 388 370 371 370 365 366 337 344 323 328 331 327
南秋留小学校
513 522 516 530 538 535 581 603 620 665 696 735 737 730 729
草花小学校
571 591 571 540 537 545 537 536 538 572 558 572 578 594 582
一の谷小学校
220 215 209 219 208 205 217 216 225 219 227 220 206 203 186
前田小学校
384 367 346 324 312 302 298 293 286 286 301 305 326 348 358
増戸小学校
647 607 591 575 550 546 540 553 556 559 567 559 556 572 570
五日市小学校
711 688 670 634 630 595 574 581 582 569 546 532 534 524 515
戸倉小学校
49
55
50
41
36
39
39
35
31
32
36
33
27
27
31
小宮小学校
62
57
61
60
60
54
47
43
39
32
29
29
25
24
21
-8-
公共施設再配置計画
【図1】児童数の推移(実績と予測)グラフ
735
737
711
700
688
665
670
647
634
607
591
600
575
551
540
571
541
536
513
532
484
451
620
595
601
550
537
538
530
522
500
535
545
546
569
581
553
576
581
574
540 537
536
466
597
582
580
584
556
572
569
559
567558
546
572
399
427
417
431
370
371
423
421
430
430
370
365
366
455
424
東秋留小学校
多西小学校
582
570
西秋留小学校
556
534
532
439
433
431
638
578
572
559
457
438
439
442
638
594
538
458
442
729
624
613
603
524
516
419
400
599
591
571
630
730
696
463
461
441
443
448
453
436
屋城小学校
515
南秋留小学校
443
草花小学校
428
390
384
388
367
346
一の谷小学校
358
344
337
324
312
302
300
293
前田小学校
348
331
328
323
305
298
327
326
増戸小学校
301
286
286
220
215
219
209
200
217
208
216
205
五日市小学校
219
225
220
227
206
戸倉小学校
203
186
小宮小学校
100
62
49
57
61
55
50
60
60
54
47
43
39
41
36
39
39
35
31
32
29
36
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
32
33
29
27
25
27
24
31
21
0
H8
※
H9
H10
H19
H20
H21
この資料は、平成8年度以降、平成17年度までの間の各学校の児童数の推移及び通学校区別の
出生数(指導・学務課資料)を基に、平成22年度までの間の児童数の推移などを予測したもので
ある。
(児童数の調査時点は、各年5月1日現在)
【表4】各小学校の教室数
施設(学校)名
普通教室
(単位:室)
特別教室
特殊教室
2
一時的余裕教室転用状況
東秋留小学校
15
6
多西小学校
18
7
――――
なし
西秋留小学校
15
9
――――
少人数授業用教室、図工準備室
屋城小学校
11
11
――――
少人数授業用教室、生活科室、学級活動室、
児童会室、会議室兼教育相談
南秋留小学校
20
8
――――
少人数授業用教室
草花小学校
18
9
7
10
――――
少人数授業用教室(2)、児童会室、生活室
前田小学校
11
14
――――
少人数授業用教室、児童会室、図書閲覧室、
PTA・準備室
増戸小学校
15
6
2
少人数授業用教室
五日市小学校
18
12
2
教材室
戸倉小学校
6
7
――――
複式学級を行っているため、なし
小宮小学校
5
7
――――
学級活動室
一の谷小学校
※
H22
2
なし(不足)
少人数授業用教室
表中の「普通教室」とはクラスごとに割り当てられる教室、
「特別教室」とは音楽や家庭科などの
実習を行う教室、「特殊教室」とは障害を有する児童・生徒のための教室をいう。
-9-
公共施設再配置計画
③
学校付帯施設
小学校に運動場及び体育館を整備することは、小学校設置基準で定められている。
市内には多くのスポーツ及びレクリエーション愛好団体や青少年健全育成活動団体が
あり、小学校の体育館やグラウンドなどの付帯施設については、学校開放事業により
多くの市民に利用されている。
体育館の耐震化対策については、全小学校とも一次診断が完了している。
【表5】付帯施設(体育館)の概要(平成18年12月1日現在)
施設(学校)名
建築年度
増改築年度 大規模改造
東秋留小学校
昭和 39 年度 昭和 58 年度
――――――
多西小学校
昭和 39 年度 昭和 58 年度
――――――
西秋留小学校
昭和 39 年度 昭和 58 年度
――――――
屋城小学校
昭和 46 年度
――――――
――――――
南秋留小学校
昭和 49 年度
――――――
――――――
草花小学校
昭和 50 年度
――――――
――――――
一の谷小学校
昭和 51 年度
――――――
――――――
前田小学校
昭和 52 年度
――――――
――――――
増戸小学校
昭和 47 年度 昭和 54 年度
――――――
五日市小学校
昭和 43 年度 昭和 50 年度
――――――
戸倉小学校
昭和 41 年度 昭和 54 年度
――――――
小宮小学校
昭和 52 年度
――――――
※
――――――
建築面積(㎡)
[延床面積]
591
[591]
591
[591]
591
[591]
601
[601]
601
[601]
601
[601]
601
[601]
601
[601]
615
[615]
765
[765]
624
[624]
648
[648]
構造・階数
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
鉄骨造
地上 1 階
鉄骨造
地上 1 階
鉄骨造
地上 1 階
鉄骨造
地上 1 階
鉄骨造
地上 1 階
鉄骨造
地上 1 階
鉄骨造
地上 1 階
鉄骨造
地上 1 階
鉄骨造
地上 1 階
小学校における体育館は、学校教育法に基づく省令「小学校設置基準」により設置されている。
小学校設置基準第10条(その他の施設)
小学校には、校舎及び運動場のほか、体育館を備えるものとする。ただし、地域の実態
その他により特別の事情があり、かつ、教育上支障がない場合は、この限りでない。
-10-
公共施設再配置計画
【表6】各小学校のグラウンドの概要(平成18年12月1日現在) (単位:㎡)
施設(学校)名
敷地面積
付帯設備等
東秋留小学校
16,145
多西小学校
17,177
西秋留小学校
19,227
屋城小学校
18,264
南秋留小学校
16,363
草花小学校
18,488
一の谷小学校
16,826
前田小学校
14,764
増戸小学校
14,441
照明設備4基
五日市小学校
15,414
照明設備4基
戸倉小学校
照明設備4基
照明設備4基
照明設備4基
7,761
小宮小学校
6,273
※ 小学校における校庭は、学校教育法に基づく省令「小学校設置基準」により定められている。
小学校設置基準 第8条(校舎及び運動場の面積等)
校舎及び運動場の面積は、法令に特別の定めがある場合を除き、別表に定める面積以上と
する。ただし、地域の実態その他により特別の事情があり、かつ、教育上支障がない場合は、
この限りでない。
2
校舎及び運動場は、同一の敷地内又は隣接する位置に設けるものとする。ただし、地域の
実態その他により特別の事情があり、かつ、教育上及び安全上支障がない場合は、その他の
適当な位置にこれを設けることができる。
【表7】付帯施設の稼動実績(平成17年度)
施設(学校)名
体育館
件数(件)
校
利用者数(人)
件数(件)
庭
利用者数(人)
照明(件)
東秋留小学校
397
11,744
256
18,960
多西小学校
313
7,978
292
7,763
西秋留小学校
378
13,392
167
12,906
屋城小学校
394
8,395
97
5,590
――――――
南秋留小学校
210
6,556
337
9,383
――――――
草花小学校
271
4,949
374
13,128
一の谷小学校
283
5,001
188
7,660
――――――
前田小学校
339
6,069
245
5,979
――――――
増戸小学校
300
4,554
136
10,967
――――――
五日市小学校
371
9,682
123
5,955
――――――
63
1,473
55
1,359
――――――
小宮小学校
85
986
※ 付帯施設利用可能時間帯
・日曜日及び休日 ・・・ 午前8時~午後10時
・土曜日 ・・・・・・・・・・・ 午後3時~午後10時
・上記以外の日 ・・・・・ 午後5時~午後10時
5
110
――――――
戸倉小学校
-11-
266
――――――
208
230
公共施設再配置計画
(2)
中学校
学校教育の目的・目標を実現するに当たり、学校教育法(昭和22年法律第26号)
第3条に基づく文部科学省令「中学校設置基準」により、中学校の校舎及び付帯施設で
ある校庭や体育館の設置などが定められている。
(2)-1
中学校の現状と課題
当市は、微増ではあるが年々人口が増加しており、いくつかの小学校では児童数が増加
している。このため、中学校でも生徒が増加することが予想されるが、今後の生徒数の
変動予測では、秋多中学校、西中学校、増戸中学校の3校で生徒数の増加が見込まれて
いる。
また、現在、各中学校では、一時的余裕教室を少人数授業用教室、視聴覚室、進路相談
室、生徒会室、教材室、地域交流室などに転用し、有効活用している(【表11】参照)。
今後、半数の中学校については、生徒数が減少する傾向にあり、全国的な人口減少社会
を迎え、人口が増加傾向にある当市においても、今後、児童数の増加傾向が続くとはい
えない。
このようなことから、学校施設についても、生徒の活動に関連する施設としての利用
のほか、PTAやコミュニティ活動及び生涯学習の場など、多様化する学習ニーズにあ
わせ、その環境を整備していく必要がある。
また、今後、団塊の世代の退職等により、全国的に教員歴10年未満の教員の増加が
見込まれている。学力の低下や学校の安全対策、いじめ・不登校、子どもの放課後対策
など、近年の教育を取り巻く様々な課題に対応していくためには、今後、あきる野市の
教育の充実を図ることが必要であり、より一層の教員の資質の向上が求められている。
①
学校施設
建物の老朽化が進む中で、議会、PTA、校長会からは、施設整備の要望が出され
ている。
耐震化対策については、御堂中で耐震改修工事が実施されており、その他の5校に
おいては、1次診断が完了している。
-12-
公共施設再配置計画
【表8】施設の概要(平成18年12月1日現在)
施設(学校)名
建築年度
建築面積(㎡)
[延床面積]
昭和 62 年度
1,800
昭和 63 年度
[4,990]
平成 3 年度
1,800
平成 4 年度
[6,293]
平成 5 年度
1,233
―――――――
[4,933]
1,150
―――――――
[4,340]
1,500
―――――――
[3,875]
1,800
―――――――
[4,718]
増改築年度 大規模改造
秋多中学校
昭和 39 年度 昭和 40 年度
東中学校
昭和 47 年度 昭和 52 年度
西中学校
昭和 53 年度 昭和 59 年度
御堂中学校
昭和 57 年度
増戸中学校
昭和 52 年度 昭和 56 年度
五日市中学校
昭和 37 年度 昭和 53 年度
―――――――
構造・階数
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
鉄筋コンクリート造
地上 4 階
鉄筋コンクリート造
地上 4 階
鉄筋コンクリート造
地上 4 階
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
【表9】耐震化等実施状況(平成18年12月1日現在)
耐震化
実施済
未実施
施設(学校)名
備
秋多中学校
○
一次診断完了
東中学校
○
一次診断完了
西中学校
○
一次診断完了
御堂中学校
昭和 57 年度
○
増戸中学校
○
一次診断完了
五日市中学校
○
一次診断完了
②
考
生徒数の変動(予測)と教室数
平成18年度の児童数と平成22年度の生徒予測数を比較した場合、秋多中学校、
西中学校、増戸中学校の3校で増加が見込まれているものの、五日市中学校は、減少傾向
にある。このうち、秋多中学校では、80人程度の増加が見込まれている。
教室数については、今後、少人数教育等の学習ニーズや特別支援学級の整備などに
よる需要が予想される。
【表10】生徒数の推移(実績と予測)
施設(学校)名
H8
(単位:人)
H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22
秋多中学校
545 520 528 499 475 462 464 471 473 496 531 538 563 572 609
東中学校
538 533 520 503 495 522 507 492 456 455 437 454 442 467 435
西中学校
378 368 363 334 332 323 317 310 314 299 273 279 275 313 305
御堂中学校
343 379 400 397 404 370 376 358 360 317 301 288 295 286 299
増戸中学校
343 342 342 341 315 312 292 278 273 267 254 260 262 278 277
五日市中学校
474 487 455 430 425 433 400 387 367 353 342 336 320 309 295
-13-
公共施設再配置計画
【図2】生徒数の推移(実績と予測)グラフ
600
609
574
563
545
533
533
538
520
500
520
404
492
378
379
343
368
343
342
352
464
462
400
430
425
397
404
467
473
471
437
435
442
376
370
387
367
358
353
360
332
323
334
315
317
310
314
278
273
342
西中学校
336
320
317
301
312
292
295
288
299
273
267
254
279
275
260
262
309 313
286
278
305
299
295
277
200
御堂中学校
増戸学校
100
五日市中学校
0
1
H7
※
東中学校
400
341
300
454
455
456
433
363
342
秋多中学校
538
496
475
455
400
507
495
499
487
474
531
522
503
528
572
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
この資料は、平成8年度以降、平成17年度までの間の各学校の生徒数の推移及び通学校区別の
出生数(学務課資料)を基に、平成22年度までの間の生徒数の推移などを予測したものである。
(生徒数の調査時点は、各年5月1日現在)
【表11】各中学校の教室数
施設(学校)名
普通教室
(単位:室)
特別教室
特殊教室
―――
一時的余裕教室転用状況
少人数授業用教室、 視聴覚教室、進路相談
室・生徒会室
少人数授業用教室(3)、生徒会室、進路相談
室、教材室、視聴覚室、会議室
少人数授業用教室(3)、地域交流室、進路相
談室、生徒会室・クラブ室、視聴覚室
秋多中学校
15
20
東中学校
13
20
西中学校
8
20
―――
御堂中学校
9
16
―――
視聴覚室、少人数授業用教室(3)
増戸中学校
8
15
―――
進路指導室、少人数授業用教室
1
少人数授業用教室(3)、視聴覚室、生徒会室・
教材室
※ 表中の「普通教室」とはクラスごとに割り当てられる教室、「特別教室」とは音楽や家庭科などの
実習を行う教室、「特殊教室」とは障害を有する児童・生徒のための教室をいう。
五日市中学校
③
9
21
2
学校付帯施設
中学校に運動場及び体育館を整備することは、中学校設置基準で定められている。
市内には多くのスポーツ及びレクリエーション愛好団体や青少年健全育成活動団体
があり、中学校の体育館やグラウンドなどの付帯施設は、多くの市民に利用にされて
いる。
体育館においての耐震化対策については、御堂中で耐震改修工事が実施されており、
その他の5校においては、1次診断が完了している。
-14-
公共施設再配置計画
【表12】付帯施設(体育館)の概要(平成18年12月1日現在)
施設(学校)名
建築年度 増改築年度
秋多中学校
昭和 51 年度 ―――――――
東中学校
昭和 48 年度 ―――――――
西中学校
昭和 54 年度 ―――――――
御堂中学校
昭和 57 年度 ―――――――
増戸中学校
昭和 43 年度 ―――――――
五日市中学校
昭和 42 年度 ―――――――
建築面積(㎡)
[延床面積]
1,025
―――――――
[1,025]
865
―――――――
[865]
991
―――――――
[991]
1,065
―――――――
[1,065]
816
平成 元年度
[816]
平成 8 年度
939
< 一部 >
[939]
大規模改造
構造・階数
鉄骨造
地上 2 階
鉄骨造
地上 1 階
鉄骨造
地上 2 階
鉄骨造
地上 1 階
鉄骨造
地上 1 階
鉄骨造
地上 2 階
※ 中学校における体育館は、学校教育法に基づく省令「中学校設置基準」により設置されている。
中学校設置基準第10条(その他の施設)
中学校には、校舎及び運動場のほか、体育館を備えるものとする。ただし、地域の実態そ
の他により特別の事情があり、かつ、教育上支障がない場合は、この限りでない。
【表13】各中学校のグラウンドの概要(平成18年12月1日現在) (単位:㎡)
施設(学校)名
敷地面積
付帯設備等
秋多中学校
23,073
東中学校
21,124
西中学校
24,436
武道場、談話室
御堂中学校
23,805
武道場、テニスコート
増戸中学校
13,753
テニスコート、照明設備6基(校庭用)
武道場
五日市中学校
19,605
テニスコート、照明設備6基(校庭用)
※ 中学校における校庭は、学校教育法に基づく省令「中学校設置基準」により定められている。
中学校設置基準 第8条(校舎及び運動場の面積等)
校舎及び運動場の面積は、法令に特別の定めがある場合を除き、別表に定める面積以上と
する。ただし、地域の実態その他により特別の事情があり、かつ、教育上支障がない場合は、
この限りでない。
2 校舎及び運動場は、同一の敷地内又は隣接する位置に設けるものとする。ただし、地域の
実態その他により特別の事情があり、かつ、教育上及び安全上支障がない場合は、その他の
適当な位置にこれを設けることができる。
-15-
公共施設再配置計画
【表14】付帯施設の稼動実績(平成17年度)
体育館
施設(学校)名
校
件数
(件)
利用者数
(人)
件数
(件)
秋多中学校
348
4,585
0
東中学校
370
5,873
西中学校
277
御堂中学校
武道場
庭
利用者数
(人)
テニスコート
・談話室
件数 利用者数
(件)
(人)
照明
(件)
件数
(件)
利用者数
(人)
0
74
1,365
――
――
――
0
0
――
――
――
――
――
4,140
3
450
214
3,394
25
354
――
182
2,436
182
4,116
0
0
3
60
――
増戸中学校
317
4,200
283
4,221
――
――
0
0
279
五日市中学校
390
7,330
577
11,013
――
――
0
0
572
※ 付帯施設利用可能時間帯
・日曜日及び休日 ・・・ 午前8時~午後10時
・土曜日 ・・・・・・・・・・・ 午後3時~午後10時
・上記以外の日 ・・・・・ 午後5時~午後10時
1-2
学校給食センター
学校給食については、児童及び生徒の心身の健全な発達に資するとともに、食生活の改善
に寄与するものである。当市においては、秋川地区で2か所、五日市地区で1か所の給食
センターを設置し、小学校12校、中学校6校の合計18校の小中学校(市立)で給食事
業を実施している。
(1)学校給食センターの現状と課題
秋川地区には給食センターが2施設あり、それぞれの施設で調理を行うことから小中
学校で異なったメニューを提供している。これに対し、五日市地区では、施設が1つし
かないことから、小中学校ともに同じメニューで配食している。両地区ともセンター方式
をとっているが、これは学校ごとに調理を行う自校方式と比較し、それぞれの学校の教育
方針にあわせた柔軟な取組をすることが難しい一方、献立材料を大量に購入できること
から、経済的にコストダウンを図ることができる。
また、給食センターについては、施設の運営を含め、民間委託についても検討する必要
がある。
①
施設概要
学校給食センターの建物の建築年は、秋川給食センター(第一)が昭和45年、秋川
給食センター(第二)が昭和51年、五日市学校給食センターが昭和46年であり、
竣工後30年から36年を経過し、老朽化している。
建物の老朽化とともに、耐用年数を超えた調理器具などが問題となっているため、
より機能的な器具類に更新するなどの対応に努めている。
-16-
公共施設再配置計画
【表15】施設の概要(平成18年12月1日現在)
施設(学校)名
建築年度
増改築年度 大規模改造
秋川学校給食
昭和 45 年度
―――――――
センター(第一)
秋川学校給食
昭和 51 年度 ――――――― ―――――――
センター(第二)
五日市学校給
昭和 53 年度
昭和 46 年度
―――――――
食センター
昭和 63 年度
②
建築面積(㎡)
[延床面積]
757.08
[860.20]
545
[――]
649.30
[667.43]
構造・階数
鉄筋コンクリート造
地上1階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄骨造
地上 2 階
立地課題等
調理した学校給食については、細菌の発生率等などから試算し、基本的には、給食
を作ってから2時間以内に各小中学校へ運搬する必要がある。秋川地区と五日市地区
の給食センターを統廃合した場合、2時間以内に全小中学校へ給食を運搬する際に支障
が出る。
2-1
図書館
公立図書館は、幼児から高齢者までの住民すべての自己教育に資するとともに、住民が
情報を入手し、芸術や文学を鑑賞し、地域文化の創造にかかわる場であり、生涯学習の振興
を図る上でも住民の身近にあって人々を支援する重要な社会教育施設である。
また、住民に最も身近な市町村立図書館は、住民のための資料や情報の提供等の直接的な
学習援助を行う機関として、地域の実情に即した運営を行うとともに、住民に対して適切な
図書館サービスを行うことができるよう、住民の生活圏、図書館の利用圏等を十分に考慮
して整備を行う必要がある。
(1)図書館の現状と課題
市民参画により策定した「図書館整備プラン」では、図書館を単独の建物として見る
のではなく、各館をネットワークの一部として捉えた検討が行われている。
その結果、ネットワークを構成するそれぞれのサービスポイント(館)は、一定以上の
規模と能力を有することが重要であるとし、利用圏域や運営効率等を勘案しつつ、5つ
の分室(多西児童館分室・千代里分室・増戸分室・戸倉分室・小宮分室)を廃止し、1
中央館3地区館(東部図書館エル・五日市図書館・増戸分室)体制を採ることが、市の
図書館サービス網として最も効率的である旨の結論に至っている。
また、中央図書館が整備されることにより、秋川図書館の機能はすべて移管されるが、
秋川図書館は建築後34年を経ており、老朽化が進んでいる。雨漏りなどが随所に見ら
れることや特殊な構造をしていることと併せ、現行の耐震基準を満たした施設ではない
ことなどから、別用途の公共施設として活用する場合には課題がある。
①
施設概要
現在、市内には、分室を含め8か所の図書館機能を有する施設があるが、これまで
主要な役割を担ってきた秋川図書館と五日市図書館は、共に建築後30年前後の年数
を経過しており、老朽化が進んでいる。また、現在、中央図書館が平成19年8月の
開館を目指し、建設されており、秋川図書館は廃止となる。
-17-
公共施設再配置計画
耐震化対策については、秋川図書館、秋川図書館千代里分室、五日市図書館において
未実施である。
【表16】施設概要(平成18年8月1日現在)
施設(学校)名
建築年度
増改築年度
秋川図書館
昭和 47 年度
平成 6 年度
東部図書館エル
平成 16 年度
―――――――
秋川図書館多西児童館分室
(多西児童館内)
秋川図書館千代里分室
(千代里会館内)
平成 4 年度
―――――――
昭和 50 年度
―――――――
五日市図書館
昭和 53 年度
―――――――
五日市図書館増戸分室
(増戸会館内)
五日市図書館戸倉分室
(戸倉会館内)
五日市図書館小宮分室
(小宮会館内)
昭和 58 年度
―――――――
昭和 61 年度
―――――――
昭和 60 年度
―――――――
②
建築面積(㎡)
[延床面積]
―――
[925]
920.08
[1,375.22]
分室開架室
[ 60]
分室開架室
[ 63]
428
[832]
375
[231]
148
[124]
141
[ 57]
構造・階数
鉄筋コンクリート造
地上 3 階
鉄骨造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
蔵書について
日本図書館協会の「公立図書館の任務と目標・解説」によると、図書館の最低蔵書数
は 50,000 冊、地域館の蔵書数は 30,000 冊とされている。
【表17】蔵書数(平成18年3月31日現在)
施 設 名
蔵 書 数
163,225
秋川図書館
東部図書館エル
44,383
秋川図書館多西児童館分室
―――――
秋川図書館千代里分室
―――――
123,195
五日市図書館
※
(単位:冊)
五日市図書館増戸分室
77,541
五日市図書館戸倉分室
17,145
五日市図書館小宮分室
12,063
秋川図書館多西児童館分室及び千代里分室の蔵書数については、秋川図書館に含む。
③
利用状況等について
平成17年8月に新設された東部図書館エルの利用率は、非常に高く、貸出しでは
秋川図書館に次ぐ件数があり、施設利用者数については最も多くなっている。
過去3年間の施設利用状況を見ると、市内全館の利用件数の合計は減少傾向であるが、
東部図書館エルが新設されたことにより、平成17年度の利用件数は急激な伸びを示し
ている。
-18-
公共施設再配置計画
【表18】貸出人数及び冊数(平成17年度)
施設名
貸出人数(人)
貸出冊数(冊)
秋川図書館
49,113
223,469
東部図書館エル
42,994
134,738
秋川図書館多西児童館分室
――――
1,201
秋川図書館千代里分室
――――
769
五日市図書館
26,005
93,494
五日市図書館増戸分室
13,550
49,444
五日市図書館戸倉分室
503
1,382
五日市図書館小宮分室
574
1,161
【表19】施設利用状況(過去3年間)
施設名
秋川図書館
東部図書館エル
秋川図書館多西児童館分室
秋川図書館千代里分室
五日市図書館
五日市図書館増戸分室
五日市図書館戸倉分室
五日市図書館小宮分室
合
※
計
(単位:人)
年度
利用者計
市民
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
77,781
83,176
69,709
――――
――――
114,443
1,974
2,309
1,716
569
596
408
40,944
40,305
37,150
27,493
22,653
19,357
686
506
503
1,449
959
574
150,896
150,504
243,860
77,057
80,916
67,056
――――
――――
――――
1,974
2,309
1,716
569
596
408
40,608
39,391
36,021
27,461
22,392
18,967
686
506
501
1,449
959
574
――――
――――
――――
市民以外
724
2,260
2,653
――――
――――
――――
0
0
0
0
0
0
336
914
1,129
32
261
390
0
0
2
0
0
0
――――
――――
――――
東部図書館エルは、平成17年8月に開館している。また、本施設は、エルホールや学習室など
の貸出施設の利用者がいるため、市民と市民以外の利用者は区分していない。
-19-
公共施設再配置計画
2-2
公民館
公民館は、社会教育法の中で、市町村が設置することが定められている。また、その目的は、
「市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する
各種の事業を行い、もつて住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の
振興、社会福祉の増進に寄与すること」とされている。
(1)公民館の現状と課題
中央公民館では、施設の貸出しのほか、各種講座や寿大学、市民大学などの事業が活発
に行われている。今後は、団塊の世代の大量退職により生涯学習活動の場としての役割
が重要になる。
また、五日市地区における生涯学習活動の機会や場が少ない状況であることから、今後、
事業等の充実を図ることが課題である。
①
施設概要
中央公民館は、秋川体育館とともに平成16年8月に大規模な改修工事を行っている。
これにより、利用者にとって使いやすい施設に改善されており、あわせて耐震改修工事
も完了している。
【表20】施設概要(平成18年8月1日現在)
建築面積(㎡)
[延床面積]
1,224.3
昭和 50 年度 平成 16 年度
[3,053.5]
施設名
建築年度
中央公民館
②
増改築年度
構造・階数
鉄筋コンクリート造
地上 3 階・地下 1 階
利用状況等
【表21】利用状況(平成17年度)
部屋の名称
定員
(単位:人)
利用者数
部屋の名称
定員
利用者数
第 1 研修室
30
4,763
和室(東側)
25
6,851
第 2 研修室
12
702
和室(西側)
25
6,293
第 3 研修室
30
5,631
小会議室
10
2,083
第 4 研修室
10
1,882
集会室
150[100]
19,585
第 5 研修室
24
2,511
準備室
8
1,309
第 6 研修室
24
3,548
市民ギャラリー
―――
―――
第 7 研修室
45
5,156
音楽室
120[60]
6,707
第 8 研修室
15
3,197
第 1 工作室
12
1,709
第 9 研修室
18
2,023
第 2 工作室
36
1,787
実習室
40
2,250
保育室
―――
496
※
[
]内は、机を利用した場合の定員である。
-20-
公共施設再配置計画
【表22】施設利用状況の推移
施設名
中央公民館
※
(単位:人)
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
23,947
69,799
78,483
平成15年度から16年度にかけて改修工事を行ったため、施設の稼働日数には差がある。
2-3
ホール
当市には、
「音楽の殿堂」として高く評価されている音楽ホール「秋川キララホール」の
ほか、可動いすや照明音響操作設備をもつ「ふれあいホール」
、講演やクラシック演奏など
の多目的な使用が可能な「まほろばホール」等があり、各ホールとも市民が文化活動を行う
ための施設として、また、各種イベントの開催など、市民同士が交流できる施設としての
充足度は高いものとなっている。
(1)ホールの現状と課題
秋川キララホールは、音響効果に優れているため、この特性を生かし様々なジャンルに
柔軟に対応しているが、開館以来18年経過し、設備等が老朽化しているため、計画的
な改修が必要である。
五日市会館については、平成17年度に改修工事を行っているが、その他のホールに
ついては、計画的な維持管理が必要である。
①
施設概要
市内にある5か所のホールについては、現行の耐震基準を満たしている建物である。
【表23】施設概要(平成18年8月1日現在)
施設名
建築面積(㎡)
[延床面積]
建築年度
増改築年度
秋川キララホール
昭和 63 年度
―――
2,471
[3,580]
ふれあいホール
(秋川ふれあいセンター内)
平成 5 年度
―――
―――
[291.201]
ルピアホール
(あきる野ルピア内)
平成 7 年度
―――
―――
[289]
―――
平成 13 年度
―――
[120]
昭和 34 年度 平成 18 年度
1,067.8
[―――]
まほろばホール
(五日市地域交流センター内)
五日市会館
-21-
構造・階数
鉄筋コンクリート造
一部 S 造
地上4階
鉄筋コンクリート造
(一部鉄骨造)
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
鉄骨造
地上 4 階
鉄筋コンクリート造
鉄骨造
地上 3 階、地下 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
公共施設再配置計画
②
利用状況等
【表24】施設利用状況の推移
施設名
(単位:人)
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
71,958
75,344
78,097
――
21,424
26,974
28,873
25,966
22,334
5,174
6,114
8,171
31,259
19,780
12,811
秋川キララホール
ふれあいホール
ルピアホール
まほろばホール
五日市会館
※
五日市会館は、平成17年11月以降、改修工事により休館している。
2-4
会館(ホールを除く)
会館は、市民の生涯にわたる学習活動の振興を図るとともに、市民相互の交流を深め、
豊かな地域社会の形成と住民福祉の向上に寄与している。
(1)会館の現状と課題
あきる野ルピアの利用者は減少傾向にあるため、施設の利用方法について検討する必要
がある。また、施設及び附属設備等は設置後10年を経過しており、修繕・更新の時期
にきている。特に、冷暖房器の故障が頻繁に発生している。
①
施設概要
あきる野ルピアは、現行の耐震基準を満たしている建物であり、あきる野市、(株)
秋川総合開発公社、あきる野商工会で区分所有しており、土地はあきる野市の所有で
ある。
【表25】施設概要(平成18年8月1日現在)
施設名
建築面積(㎡)
[延床面積]
建築年度
増改築年度
平成 7 年度
―――
1,947
[6,752]
あきる野ルピア
(市の施設部分)
―――
―――
1,947
あきる野ルピア内
[1,593] 3階部分(商工会を除く。)
あきる野生涯学習センター
―――
―――
1,947
[1,200]
あきる野ルピア内
4階部分
五日市地域交流センター
―――
平成 13 年度
1,522
[2,150]
施設の2階・3階部分
(五日市出張所を除く。
)
あきる野ルピア
(施設全体)
-22-
構造・階数等
鉄筋コンクリート造
一部鉄骨造
地上4階
公共施設再配置計画
②
利用状況等
【表26】利用状況(平成17年度)
あきる野ルピア(ホールは除く。)
部屋の名称
定
員
(単位:人)
利用者数
会議室
24
8,786
産業情報研修室
48
12,716
部屋の名称
定
員
集会室(和室)
60
9,491
展示室
40
7,575
あきる野生涯学習センター
部屋の名称
学習室(5)
(単位:人)
定員
利用者数
―――
28,858
部屋の名称
CIセンター
定員
利用者数
―――
483
五日市地域交流センター(ホールは除く。)
部屋の名称
※
定員
(単位:人)
利用者数
部屋の名称
定員
利用者数
第 1 会議室
12
2,573
第 3 研修室
第 2 会議室
10
1,453
第 1 展示室
―――
1,266
第 3 会議室
12
1,773
第 2 展示室A
―――
1,188
第 4 会議室
24
3,415
第 2 展示室B
―――
923
第 5 会議室
24
2,871
茶室 1
14
2,026
第 6 会議室
24
2,499
茶室 2
14
1,382
第 7 会議室
12
2,097
録音室
―――
209
第 1 研修室
16
1,733
リハーサル室
―――
5,878
第 2 研修室
20
2,694
コミュニティコーナー
―――
735
30
3,390
定員は、いすの数等による。
【表27】施設利用状況の推移
(単位:人)
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
あきる野ルピア
55,177
45,238
38,568
あきる野生涯学習センター
22,886
25,238
29,341
五日市地域交流センター
24,143
24,133
38,105
施設名
※
利用者数
あきる野ルピア及びあきる野生涯学習センターは、ホールの利用者を除く。
2-5
郷土館
郷土館は、あきる野市の歴史、民俗、自然等に関する資料を収集、保管、展示し、市民
の利用に供し、その教養、学術及び文化の発展に寄与している。
(1)郷土館の現状と課題
収蔵庫が満杯の状態であり、新たな収蔵施設の設置が求められている。
二宮考古館の敷地については平成21年度に、また、五日市郷土館の敷地については
平成22年度に借地契約が切れることから、借地継続や土地の取得について検討する必要
がある。
-23-
公共施設再配置計画
五日市郷土館については、建物の老朽化が著しいことから、土地の問題や利用者の減少
等も視野に入れ、二宮考古館との統廃合や新たな博物館類似施設の建設について検討して
いく必要がある。
①
施設概要
五日市郷土館の建物については、昭和56年の建築であるため、現行の耐震基準を
満たしていない。また、地盤の不等沈下や建物の老朽化が進んでいる。
【表28】施設概要(平成18年8月1日現在)
施設名
建築年度
増改築年度
二宮考古館
平成 元年度
―――
五日市郷土館
昭和 55 年度
平成 4 年度
②
建築面積(㎡)
[延床面積]
396.57
[337.12]
474
[908]
構造・階数
木造
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
利用状況等
【表29】施設利用状況の推移
施設名
(単位:人)
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
二宮考古館
3,851
3,094
2,741
五日市郷土館
8,469
7,629
8,318
2-6
アトリエ
当市には、芸術文化振興事業の一環として、アーティスト・イン・レジデンス事業を展開
しているアートスタジオ五日市がある。
若手版画家(外国人1人、日本人2人)を3か月間招聘し、共同生活をしながら創作活動
を行う事業であり、市民とアーティストとの相互交流を通して芸術文化の振興と国際理解
を深めることに寄与している。
(1)アートスタジオ五日市の現状と課題
施設の敷地は市の所有であるが、建物は地元自治会の所有になっていることや、事業
の運営を専門家等で組織するアートスタジオ五日市運営委員会に委託していることなど
を踏まえ、今後は、自治会や地域住民、芸術家等により施設の維持管理や運営を担える
自立した組織づくりや施設の利用促進について検討していく必要がある。
①
施設概要
アートスタジオ五日市は、平成5年に旧戸倉村役場の建物を改築した施設であり、
施設や設備の老朽化が進んでいる。
-24-
公共施設再配置計画
【表30】施設概要(平成18年8月1日現在)
施設名
アートスタジオ五日市
建築年度
増改築年度
平成 4 年度
―――
建築面積(㎡)
[延床面積]
―――
[249]
構造・階数
木造
地上 2 階
②利用状況等
【表31】施設利用状況の推移
施設名
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
224
230
250
アートスタジオ五日市
2-7
(単位:人)
学習等供用施設
学習等供用施設は、地域住民の市民生活の安定、文化の向上、コミュニティ活動の増進
及び社会福祉の増進に寄与している。
(1)学習等供用施設の現状と課題
施設によっては、敷地が借地であること、施設内に図書館の分館、児童館及び学童ク
ラブが設置されていることなどから、学習等供用施設の有効活用を図るため、地域の実情
に沿って検討する必要がある。
建物の老朽化が進み、維持費に多額の費用を要している。また、全体的に利用者の減少
が見られる。
このようなことから、施設のあり方等について検討する必要がある。
①
施設概要
老朽化している施設が多く維持費が多くかかっており、現行の耐震基準を満たして
いる施設は約半分の5施設である。
千代里会館と増戸会館には図書館分室が設置され、野辺地区会館には児童館が設置
されている。さらに、増戸会館においては学童クラブも設置されている。
-25-
公共施設再配置計画
【表32】施設概要(平成18年8月1日現在)
施設名
建築面積(㎡)
[延床面積]
構造・階数
建築年度
増改築年度
二宮地区会館
昭和 47 年度
―――
289
[531]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
千代里会館
昭和 49 年度
―――
266
[532]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
御堂会館
平成 12 年度
―――
316
[590]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鳥居場会館
昭和 53 年度
―――
272
[499]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
玉見会館
昭和 56 年度
―――
321
[557]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
野辺地区会館
昭和 58 年度
―――
341
[648]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
草花台会館
昭和 60 年度
―――
274
[423]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
楓ヶ原会館
平成 元年度
―――
285
[489]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
増戸会館
昭和 58 年度
―――
375
[645]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
②
利用状況等
【表33】施設利用状況(平成17年度)
施設名
会議室
学習室
(単位:件)
休養室
46
183
164
千代里会館
130
77
8
御堂会館
203
37
82
鳥居場会館
117
203
114
二宮地区会館
保育室
79
―――
268
―――
計
212
684
121
336
242
832
236
670
76
145
247
595
玉見会館
―――
26
野辺地区会館
―――
62
286
草花台会館
―――
2
162
38
90
292
楓ヶ原会館
―――
45
209
188
223
665
増戸会館
―――
211
304
―――
93
―――
-26-
43
集会室
―――
―――
公共施設再配置計画
【表34】施設利用状況の推移
(単位:人)
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
13,041
9,183
8,656
4,202
3,123
3,452
御堂会館
14,580
13,035
12,480
鳥居場会館
13,330
10,225
9,437
玉見会館
2,702
2,175
1,959
野辺地区会館
9,040
7,825
6,699
草花台会館
4,281
2,928
3,032
楓ヶ原会館
7,049
7,569
7,284
増戸会館
4,232
4,089
3,886
施設名
二宮地区会館
千代里会館
2-8
コミュニティ会館
コミュニティ会館は、地域住民の市民生活の安定、文化の向上、コミュニティ活動の増進
及び社会福祉の増進に寄与している。
(1)コミュニティ会館の現状と機能
小宮会館と戸倉会館については、児童クラブや図書館の分室を設置していることから、
コミュニティ会館としての有効活用について検討する必要がある。
①
施設概要
施設については、現行の耐震基準を満たしている。
小宮会館については、1階を児童クラブと図書館分室で使用している。また、戸倉
会館については、2階を図書館分室として使用している。
【表35】施設概要(平成18年8月1日現在)
施設名
建築面積(㎡)
[延床面積]
141
[268]
構造・階数
建築年度
増改築年度
小宮会館
昭和 60 年度
―――
戸倉会館
平成元年度
―――
148
[282]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
代継会館
平成 48 年度
平成 8 年度
204
[204]
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
北伊奈会館
平成元年度
―――
79
[159]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
-27-
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
公共施設再配置計画
②
利用状況等
【表36】施設利用状況(平成17年度)
施設名
会議室
和
室
休養室
計
小宮会館
264
55
―――
319
戸倉会館
95
43
―――
138
代継会館
47
68
63
178
―――
―――
―――
102
北伊奈会館
※
(単位:件)
北伊奈会館は、平成17年度まで利用料金制をとっており、合計のみを表示する。
【表37】施設利用状況の推移
(単位:人)
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
小宮会館
3,830
3,083
4,402
戸倉会館
2,754
2,304
2,484
代継会館
2,710
2,908
3,204
北伊奈会館
1,751
2,742
1,470
施設名
3-1
スポーツ施設
近年、年間労働時間の短縮や学校週5日制の実施等による自由時間の増大、仕事中心から
生活重視への国民の意識の変化などにより、主体的に自由時間を活用し、精神的に豊かな
ライフスタイルを構築したいという要望は年々強まっている。
一方、科学技術の高度化、情報化等の進展により、人間関係が希薄となり、精神的なストレス
が増大したり、日常生活において体を動かす機会が減少し、体力が低下したりするなどの心身
両面にわたる健康上の問題が顕在化してきている。スポーツを振興することは、国民の心身両
面にわたる健康の保持増進に大きく貢献するとともに、医療費節減の効果等にも寄与する。
また、スポーツを通じて住民が交流を深めていくことは、住民相互の新たな連携を促進
するとともに、地域の一体感や活力を醸成し、人間関係の希薄化などの問題を抱えている
地域社会の再生にもつながるなど、地域における連帯感の醸成にも資する。
現在、我が国は、平均寿命の伸長と出生率の長期的な低下という少子・高齢化に直面して
おり、2050 年には、ほぼ3人に1人が65歳以上の高齢者になることが予測されている。
また、2007 年から 2009 年にかけて、全人口の約 5.3%(680万人)を占める団塊の世代
が一斉に退職することから、スポーツで余暇を過ごす人の数が増加することも予測されて
おり、新たなニーズに対応した施設運営が求められてくると思われる。
(1)スポーツ施設の現状と課題
健康づくりや生きがいづくりという生涯スポーツや地域、世代間、家庭の連帯を深める
ためのスポーツ・レクリエーション活動に対する感心の高まりとともに、団塊の世代の
一斉退職に伴う施設利用者の増加も予測されることから、市民が日常的に気楽に楽しめる
スポーツ施設の充実が必要となる。
また、市民の健康増進の観点から、施設利用の促進を図るとともに、施設を効率的かつ効果
的に運用するため、利用しやすい料金設定や指定管理者制度の活用等を検討する必要がある。
-28-
公共施設再配置計画
①
施設概要
当市のスポーツ施設は、近隣市町村と比べても施設数が高い水準にあり、多くの市民
に利用されている。しかし、一部の施設では、利用者の減少が見られる。
施設の維持管理については、多くの施設があることと施設の老朽化が進んでいること
などから、多額の経費を要している。
なお、現在、市内にあるスポーツ施設には、建物が5施設あるが、すべて現行の耐震
基準を満たしている。
【表38】施設概要・建造物(平成18年8月1日現在)
施 設 名
建築年度
増改築年度
秋川体育館
昭和 54 年度
平成 15 年度
五日市ファインプラザ
平成 3 年度
―――――
市民プール(屋内)
平成 8 年度
―――――
市民プール(屋外)
昭和 56 年度
―――――
いきいきセンター
平成 4 年度 平成 14 年度
草花公園クラブハウス
平成 3 年度
建築面積(㎡)
[延床面積]
3,932
[5,782]
2,271.910
[5,477.771]
―――――
―――――
[1,453]
敷地面積
[7,993]
726
[1,153]
117
[―]
構造・階数
鉄筋コンクリート造
地上 2 階、地下 1 階
鉄筋コンクリート造
(一部鉄骨造)
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
――――――――――――
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
木造
地上 1 階
【表39】施設概要・グラウンド等(平成18年8月1日現在)
施 設 名
総合グラウンド
総合グラウンド(玉見ヶ崎)
山田グラウンド
秋川グリーンスポーツ公園
(雨間 1946)
秋川グリーンスポーツ公園
74,082
8,148
20,234
1,279
備 考
野球場(2 面)
、ソフトボール場(3 面)、少年野球場
(1 面)、テニスコート(6 面)、クラブハウス(1 棟)
※河川占用申請 74,082 ㎡
テニスコート(4 面)、ゲートボール場、ジョギング
コース、芝生広場
野球場(1 面:夜間照明 4 基)
、テニスコート(2 面)
テニスコート(2 面)、ペースメーカー、ランニング
バーン、遊具(すべり台、ブランコ等)
17,264
少年サッカー場、少年野球場、ソフトボール場
あきる野市民球場
18,466
野球場(1 面:夜間照明 6 基)
市民運動広場
19,609
野球場(2 面)
、相撲場(2 面)
(切欠 1857)
山田テニスコート
1,398
小和田グラウンド
39,630
テニスコート(1 面)
ソフトボール場(3 面)、管理棟(1 棟)
戸倉グラウンド
6,745
少年野球場(1 面)
秋川駅南口運動広場
2,947
クラブハウス
小峰台公園
3,256
ソフトボール場
第3水辺公園
※
敷地面積(㎡)
31,556
サッカーグラウンド(3 面)
敷地面積は、小数点以下を切り捨てて表示している。
-29-
公共施設再配置計画
②
利用状況等について
【表40】貸出件数及び人数(平成17年度)
施
秋川体育館
五日市ファインプラザ
設 名
件数(件)
人数(人)
大体育室
5,360
47,190
小体育室
2,408
18,640
第 1 トレーニング室
1,792
15,550
第 2 トレーニング室
6,523
6,523
剣道場
1,335
19,057
柔道場
935
5,545
弓道場
2,395
4,379
幼児コーナー
不 明
不 明
室内水泳場
29,564
39,627
体育室
12,366
41,949
武道場
2,475
29,356
18,922
18,922
第 1 研修室
192
3,652
第 2 研修室
268
5,560
第 3 研修室
245
14,901
幼児体育室
不 明
不 明
屋内プール
22,218
30,218
屋外プール
27,538
27,538
水着リフレッシュゾーン
15,541
18,623
6,411
6,411
878
878
集会室
98
2,472
休憩室
469
7,048
トレーニング室
市民プール
いきいきセンター
サウナ室
トレーニング室
草花公園クラブハウス
【表41】利用者数の推移(過去3年)
施
設 名
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
37,338
110,104
116,884
118,316
167,862
153,967
市民プール(屋内プール)
35,472
30,803
30,218
市民プール(屋外プール)
20,433
26,003
27,538
いきいきセンター
41,040
30,810
28,384
―――――
―――――
7,048
252,599
365,582
364,039
秋川体育館
五日市ファインプラザ
草花公園クラブハウス
計
※
(単位:人)
秋川体育館は、平成15年度中に実施した大規模改修工事に伴う休館期間があったため、利用者
数に大幅な差が生じている。
※
草花公園クラブハウスの平成15年度・平成16年度の利用者数は不明である。
-30-
公共施設再配置計画
【図3】利用者数の推移:グラフ(過去3年)
180,000
167,862
160,000
153,967
140,000
120,000
116,884
110,104
118,316
100,000
秋川体育館
五日市ファインプラザ
80,000
市民プール(屋内プール)
市民プール(屋外プール)
60,000
いきいきセンター
41,040
40,000
37,338
30,810
30,803
35,472
30,218
26,003
20,000
28,384
27,538
20,433
0
平成15年度
平成16年度
-31-
平成17年度
公共施設再配置計画
【表42】貸出件数及び人数(平成17年度)
(単位:人)
施 設 名
人数
総合グラウンド
6,635
野球場
10,507
ソフトボール場
少年野球場
4,045
テニスコート
8,268
クラブハウス
234
総合グラウンド(玉見ヶ崎)
テニスコート
2,226
山田グラウンド
野球場
6,535
夜間照明
7,849
テニスコート
2,029
テニスコート
4,863
秋川グリーンスポーツ公園
少年野球場
14,576
あきる野市民球場
野球場
11,727
市民運動広場
野球場
13,010
山田テニスコート
テニスコート
小和田グラウンド
ソフトボール場
戸倉グラウンド
少年野球場
3,512
小峰台公園
ソフトボール場
3,118
第3水辺公園
サッカーグラウンド
2,029
19,043
約 5,000
【表43】利用者数の推移(過去3年)
(単位:人)
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
26,166
24,146
29,689
2,095
2,259
2,226
山田グラウンド
17,371
15,751
19,831
秋川グリーンスポーツ公園
25,871
21,168
19,439
8,366
11,329
11,727
19,672
13,142
13,010
山田テニスコート
2,806
5,928
2,029
小和田グラウンド
26,827
16,969
19,043
戸倉グラウンド
2,163
2,956
3,512
小峰台公園
2,965
2,397
3,118
約 5,000
約 5,000
約 5,000
139,302
121,045
128,624
施 設 名
総合グラウンド
総合グラウンド(玉見ヶ崎)
あきる野市民球場
市民運動広場
第3水辺公園
計
-32-
公共施設再配置計画
【図4】利用者数の推移:グラフ(過去3年)
30,000
29,689
26,827
総合グラウンド
26,166
25,000
20,000
総合グラウンド(玉
見ヶ崎)
25,871
24,146
山田グラウンド
21,168
秋川グリーンス
ポーツ公園
19,672
19,831
あきる野市民球場
19,439
16,969
19,043
民運動広場
17,371
山田テニスコート
15,751
15,000
小和田グラウンド
13,142
11,329
13,010
戸倉グラウンド
11,727
小峰台公園
10,000
第3水辺公園
8,366
5,928
5,000
5,000
5,000
5,000
2,965
2,806
2,163
2,095
2,956
2,397
2,259
3,512
3,118
2,226
2,029
0
平成15年度
平成16年度
-33-
平成17年度
公共施設再配置計画
3-2
レクリエーション施設
当市は、秋川渓谷などの自然の観光資源に恵まれており、都民の身近なレクリエーション
の場としての高い評価を得ている。
(1)レクリエーション施設の現状と課題
ふるさと工房五日市及び国民宿舎止水荘の運営については、その方向性が決定している。
グリーンキャンプ場については、施設の老朽化が著しいことや利用者が少ないことなど
から廃止の方向で検討する必要がある。
①
施設概要
「ふるさと工房五日市」は、平成19年度から「あきる野ふるさと工房(愛称)」と
してリニューアルオープンし、指定管理者である新四季創造株式会社が運営している。
また、国民宿舎止水荘については、老朽化が著しいことと併せ、敷地が民地であり、
その賃貸借契約が平成20年度に切れることから、施設の廃止を予定している。
【表44】施設概要(平成18年8月1日現在)
施設名
建築年度
ふるさと工房五日市
昭和 60 年度
国民宿舎止水荘
昭和 34 年度
グリーンキャンプ場
(バンガロー6棟)
平成 56 年度
秋川橋河川公園
―――
第 1 水辺公園
リバーサイドパーク一の谷
第 4 水辺公園
秋川ふれあいランド
※
―――
―――
建築面積(㎡)
[延床面積]
平成 2 年度
―――
平成 18 年度
[1,065.8]
567.5
昭和 46 年度
[904.8]
―――
―――
[-]
―――
―――
[22,729]
―――
―――
[9,829]
―――
―――
[7,912]
増改築年度
構造・階数
鉄骨造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
木造
地上 1 階
河川敷
河川敷
河川敷
秋川橋河川公園、第1水辺公園及び第4水辺公園は敷地面積である。
②
利用状況等
【表45】施設利用状況の推移
施設名
ふるさと工房五日市
国民宿舎止水荘
グリーンキャンプ場
秋川橋河川公園
第 1 水辺公園
リバーサイドパーク一の谷
第 4 水辺公園
秋川ふれあいランド
(単位:人)
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
15,611
15,277
13,316
5,240
5,271
5,385
576
797
484
約 51,000
約 60,000
約 60,000
約 5,000
約 6,200
約 5,300
約 9,800
約 12,400
約 13,100
-34-
公共施設再配置計画
4-1
保育所
我が国の合計特殊出生率は、平成17年において、全国で 1.25、東京都で 0.98 を記録して
おり、少子化の傾向をより顕著にしている。急速な少子・高齢化の進行とともに、都市化
や核家族化、女性の社会進出の増加、地域の相互扶助機能の低下などにより、子どもや家庭
を取り巻く環境が大きく変化する中、
「児童の権利宣言(注1)」の精神や「子どもの権利条約
(注2)」を踏まえ、子どもが家庭や地域社会で心身ともにすこやかに育ち、子どもの権利や
立場を最大限に配慮し、尊重される社会づくりが求められている。このような状況に対応
するために、国では少子化社会への対策を進め、平成16年12月には「子ども・子育て
応援プラン」が提示されるなど、次世代育成支援施策は最も重要な政策の一つに位置付け
られている。
市としては、入所児童の保育や保護者への関わりだけでなく、地域の在宅児童家庭を対象
として、 育児相談や園庭開放等の子育て支援活動も実施しているが、地域の人間関係の希
薄化が進むとともに、メディアによる子育て情報の氾濫などによって育児に対する不安感
や負担感が増加してきており、保育所が蓄積する子育てのノウハウや場の提供が求められ
ている。
保育所は、保護者の労働、疾病、その他の理由により、その監護する児童の保育ができ
ない場合に、保護者の委託を受けて児童を保育することを目的として設置する児童福祉施設
である。地域における貴重な社会資源として、また、子育ての中核的な拠点として、今後、
更なる社会的な役割と責任を担っていく必要がある。
参
考
(注1)国際連合総会が 1959 年に公布した宣言。児童が幸福な生活を送り、かつ、
自己と社会の福利のために、その権利と自由を享有することができるようにす
るため、すべての人は、児童に対して、最善のものを与える義務を負わなけれ
ばならないことを謳っている。
(注2)子どもの権利条約は、
「児童の権利宣言」の精神を踏まえ、子どもの教育を受
ける権利をはじめとした、子どもに保障されるべき諸権利を規定し、権利行使
の主体としての子どもへと、子ども観を転換している。1989 年、国際連合で採
択され、日本は 1994 年3月に批准国になっている。
(1)保育所の現状と課題
西秋留保育園を除く保育園は、施設の老朽化が進んでいることから、改修工事などが
必要である。また、すぎの子保育園については、地域的に園児の減少があることから、
複合施設としての活用や統廃合の検討が必要である。
また、西秋留保育園は、指定管理者により運営されているが、その他の施設については、
効率的かつ効果的な保育所運営を図るため、指定管理者制度の活用や民設民営を検討する
必要がある。
-35-
公共施設再配置計画
①
施設概要
保護者の労働、疾病、その他の理由により、その看護する児童の保育ができない場合
に、保護者の委託を受けて児童を保育しているが、待機児童が多いことから、定員拡大
の対応が求められている。
また、施設については、西秋留保育園を除き耐震化対策が未実施であり、老朽化も
進んでいる。
【表46】施設概要・建造物(平成18年8月1日現在)
施 設 名
建築年度
増改築年度
東秋留保育園
昭和 42 年度
昭和 50 年度
西秋留保育園
平成 14 年度
―――――
屋城保育園
昭和 45 年度
昭和 56 年度
神明保育園
昭和 52 年度
―――――
すぎの子保育園
昭和 44 年度
―――――
②
建築面積(㎡)
[延床面積]
463
[463]
560.12
[806.51]
463
[-]
404
[441]
276
[276]
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
利用状況
【表47】保育園の入所状況(平成18年3月31日現在)
施 設 名
定員
入所数
東秋留保育園
120
116(1)
西秋留保育園
100
124(3)
屋城保育園
90
95(1)
神明保育園
60
70(2)
すぎの子保育園
40
15(0)
410
420(7)
計
※
構造・階数
(単位:人)
備考
公設民営
( )は、受託児数(内数)である。
4-2
児童館・学童クラブ
児童館の機能は、利用児童に対するサービスの提供、留守家庭児童等の健全育成、児童
のための地域センターなどである。
近年の子どもと家庭を取り巻く環境の変化は、子どもから遊びの時間、空間、仲間を奪
っており、不登校やいじめなど深刻な問題をもたらしている。また、子育てをする親にも
不安感や負担感を招き、その結果虐待につながることもある。
このため、児童館については、利用の中心である幼児と小学生のために活動を更に活発化
するとともに、中学生・高校生向けの活動を広めていくことが求められている。
(1)児童館・学童クラブの現状と課題
若草児童館は、平成4年に多西小学校に隣接して多西児童館が開館したことに伴い、
児童館としての運営が終了し、現在は、「こすもす福祉作業所」が施設を利用している。
-36-
公共施設再配置計画
平成17年度には、若草児童館活用等検討PT(プロジェクト・チーム)により、高齢者
の健康づくり・日中活動の場や子育てグループの交流の場としての利用、災害時の避難所
としての活用が示されている。
また、平成19年度に国において創設される総合的な放課後対策「放課後子どもプラン」
とともに、児童館・学童クラブの運営について検討する必要がある。
全体的に施設の老朽化対策や待機児解消の対策を検討する必要がある。
①
施設概要
現在、1小学校区に1児童館又は1児童クラブが設置されているが、若草児童館は
建設から33年が経過し、建物の耐震性等の問題もあるため、施設の改修工事を実施し、
児童館以外の利用を図る予定である。
また、耐震化対策については、全15施設中、5施設が未実施である。
【表48】施設概要(平成18年8月1日現在)
施設名
若草児童館
若竹児童館
若葉児童館
南秋留児童館
屋城児童館
一の谷児童館
草花児童センター
多西児童館
前田児童館
(野辺地区会館内)
建築面積(㎡)
[延床面積]
昭和 59 年度
155
平成 48 年度
平成 2 年度
[332]
164
昭和 48 年度
―――
[332]
204
昭和 50 年度
―――
[333]
332
昭和 55 年度
―――
[332]
367
昭和 56 年度
―――
[367]
399
昭和 58 年度
―――
[399]
468
昭和 59 年度
―――
[468]
510
平成 3 年度
―――
[510]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 4 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
建築年度
増改築年度
構造・階数
昭和 60 年度
―――
―――
[332]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
五日市児童館
(五日市小学校校舎内)
――――
平成 13 年度
―――
[241]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
五日市児童館増戸分館
(増戸小学校校舎内)
――――
平成 13 年度
―――
[142]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
五日市学童クラブ
昭和 53 年度
―――
増戸学童クラブ
(増戸会館内)
昭和 58 年度
―――
60
[60]
―――
[62]
プレハブ
地上 1 階
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
戸倉児童クラブ
平成 14 年度
―――
小宮児童クラブ
平成 14 年度
(五日市図書館小宮分室内)
―――
―――
[241]
―――
[142]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
(五日市図書館戸倉分室内)
-37-
公共施設再配置計画
②
利用状況
【表49】施設利用状況の推移(過去3年)
施
設 名
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
若草児童館
4,848
1,577
5,091
若竹児童館
13,060
11,452
13,042
若葉児童館
10,047
10,971
15,111
南秋留児童館
16,348
17,450
20,555
屋城児童館
13,671
14,686
14,025
一の谷児童館
10,075
10,753
10,368
草花児童センター
25,763
23,684
22,740
多西児童館
23,517
25,196
25,296
前田児童館
15,853
16,437
22,204
五日市児童館
11,610
10,710
9,478
五日市児童館増戸分館
11,328
10,687
11,247
五日市学童クラブ
5,565
6,010
6,124
増戸学童クラブ
8,579
7,936
8,215
戸倉児童クラブ
3,504
3,257
2,890
小宮児童クラブ
7,571
6,327
5,842
176,511
177,153
190,359
計
※
(単位:人)
若草児童館は、選挙の投票所としての利用人数である。
5-1
障害者福祉施設
障がいのある人もない人も、誰もが地域の中で同じような生活を営めるべきであるという
認識から、地域の中で生活し、就労などを通じた社会参加を望む障がい者が増加している。
このようなことから、障がい者の福祉の向上及び健康の保持増進を図るため、通所により、
市内に居住する心身障がい者(児)に指導・訓練を行い、自立更生を促進している。
(1)障害者福祉施設の現状と課題
こすもす福祉作業所は、現在、若草児童館を利用しているが、若草児童館については、
建設から33年が経過し、建物の耐震性等の問題もあるため、施設の改修工事を実施し、
児童館以外の利用を図る予定である。
また、こすもす福祉作業所は、あきる野市社会福祉協議会が運営をしており、指定管理
者として運営しているひばり訓練所とともに、同じ施設において一体的に運営すること
が望ましいことから、施設の再配置計画において検討する必要がある。
①
施設概要
障がい者の施設は3施設あり、このうち五日市希望の家及びひばり訓練所は指定管理
者であるあきる野市社会福祉協議会により運営されている。
-38-
公共施設再配置計画
【表50】施設概要・建造物(平成18年8月1日現在)
施 設 名
五日市希望の家
ひばり訓練所
(秋川ふれあいセンター内)
こすもす福祉作業所
(若草児童館内)
②
建築面積(㎡)
[延床面積]
307.46
[-]
増改築年度
昭和 61 年度
―――――
―――――
―――――
―――――――
[-]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
昭和 48 年度
―――――
128.5
[-]
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄筋造及び軽量鉄骨造
地上 1 階
利用状況
【表51】施設利用状況の推移(過去3年)
施
設 名
平成 15 年度
五日市希望の家
ひばり訓練所
こすもす福祉作業所
計
6-1
構造・階数
建築年度
(単位:人)
平成 16 年度
平成 17 年度
19
19
19
8
8
7
16
16
14
43
43
40
老人福祉施設
在宅サービスセンターでは、福祉サービスとして生活指導、機能訓練、介護、給食、入浴
等のデイサービスが行われている。
また、介護保険指導により、要支援、要介護状態と認定された高齢者の通所介護サービス
とともに、介護保険で自立と判定された比較的元気な高齢者が生きがいや健康づくりのため
に利用されている。
(1)老人福祉施設の現状と課題
萩野センターについては、デイサービス等の事業を実施していない状況であることから、
今後、事業等の充実を図る必要がある。
①
施設概要
萩野センター、開戸センター及び五日市センターの3施設は、平成18年度から指定
管理者であるあきる野市社会福祉協議会が運営をしている。
また、これらの老人福祉施設は、現行の耐震基準を満たしている。
【表52】施設概要・建造物(平成18年8月1日現在)
施 設 名
建築面積(㎡)
[延床面積]
260.9
[367.7]
構造・階数
建築年度
増改築年度
萩野センター
平成 5 年度
―――――
開戸センター
平成 5 年度
―――――
291.8
[362.0]
地上 2 階
五日市センター
平成 11 年度
―――――
748.7
[532.3]
鉄筋コンクリート造
地上 1 階
-39-
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
公共施設再配置計画
②
利用状況
【表53】施設利用状況の推移(過去3年)
施
設 名
平成 15 年度
(単位:人)
平成 16 年度
平成 17 年度
萩野センター
5,227
5,068
5,360
開戸センター
4,747
4,726
4,911
五日市センター
5,560
6,406
6,219
15,534
16,200
16,490
計
7-1
医療・保健施設
市民一人ひとりが生き生きと健康に暮らすためには、生涯を通じた健康づくりや健康的な
ライフスタイルを確立する必要があり、乳児期から高齢期に至るまでのライフステージに
応じた身近で適切な保健サービスの提供が求められていることから、医療・保健施設の充
実を進めている。
(1)医療・保健施設の現状と課題
介護保険制度や医療制度の改革に対応するため、健康課における保健センターの強化
が求められている。施設については、老朽化及び利用率の減少が見られる。また、市民
の利便性の向上や事業の充実を図る必要がある。
このようなことから、保健センター機能をもつ施設に改善するため、健康課の3係の
統合や施設の統廃合を検討する必要がある。
また、五日市保健センターについては、現在、予防接種や育児相談、市民健診などに
利用しているが、地域の福祉施設としての利用とともに、様々な課題に対応できる施設
としての利用を検討する必要がある。
①
施設概要
市内にある医療・保健施設は、4施設あり、特に、秋川健康会館は老朽化が進んで
いる。
五日市保健センターは、職員が常駐しておらず、施設の貸出しを行うとともに、予防
接種や市民健診などで定期的に利用している。
【表54】施設概要・建造物(平成18年8月1日現在)
建築面積(㎡)
[延床面積]
2,884.2
秋川ふれあいセンター
平成 5 年度
―――――
[3,834.2]
404.5
秋川健康会館(休日診療所)
昭和 55 年度 平成 2 年度
[670.0]
479.8
五日市保健センター
昭和 63 年度
―――――
[819.4]
293.0
あきる野保健相談所
昭和 59 年度 平成 元年度
[574.0]
施 設 名
建築年度
増改築年度
-40-
構造・階数
鉄筋コンクリート造
・鉄骨造地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
公共施設再配置計画
②
利用状況
【表55】施設利用状況の推移(過去3年)
施
設 名
平成 15 年度
平成 16 年度
平成 17 年度
35,221
41,057
(21,424)
(26,974)
14,244
9,599
6,394
五日市保健センター
11,736
9,212
10,306
あきる野保健相談所
25,063
16,629
21,077
92,812
49,237
50,090
秋川ふれあいセンター
41,769
秋川健康会館
計
※
(単位:人)
(
8-1
)は、ホールの利用者数(内数)である。
その他の施設
(1)農業会館
農業経営の安定、農家生活の向上及び住民福祉の増進に寄与している。
建物の老朽化や利用形態、利用率の減少などから、施設の利活用を検討する必要がある。
①
施設概要
昭和55年に建築した建物であることから、老朽化が進んでいるとともに、現行の
耐震基準を満たした施設ではない。
利用形態としては、サークル活動の利用が多く、公民館的な利用形態になっている。
【表56】施設概要・建造物(平成18年8月1日現在)
施 設 名
農業会館
②
建築年度
増改築年度
昭和 54 年度
―――――
建築面積(㎡)
[延床面積]
227.0
[351.1]
構造・階数
鉄筋コンクリート造
地上 2 階
利用状況
【表57】施設利用状況の推移(過去3年)
施
設 名
平成 15 年度
農業会館
(単位:人)
平成 16 年度
20,361
6,984
平成 17 年度
5,277
(2)秋川ファーマーズセンター
農業経営の安定、農家生活の向上及び住民福祉の増進に寄与している。
建物の老朽化対策が大きな課題となっている。
①
施設概要
本施設は、農業の複合拠点施設として、あきる野市の農業の振興と市民の交流の場
としての機能を発揮し、市内で生産された新鮮で安全・安心な農畜産物を市民(消費者)
に供給している。
-41-
公共施設再配置計画
【表58】施設概要・建造物(平成18年8月1日現在)
施 設 名
秋川ファーマーズセンター
②
建築年度
増改築年度
平成 5 年度 平成 14 年度
建築面積(㎡)
[延床面積]
1,479.9
[955.9]
構造・階数
木造
地上 1 階
利用状況
【表59】施設利用状況の推移(過去3年)
施
設 名
秋川ファーマーズセンター
(単位:人)
平成 15 年度
平成 16 年度
322,416
平成 17 年度
337,213
345,486
(3)五日市ひろば
商店街の振興と地域産業の総合的な発展を図るとともに、市民の交流の場として利用
されていることから、更に施設利用の充実を図る必要がある。
①
施設概要
本施設は、商店会、商工会などの産業団体が物品販売を目的としたイベントや自治会
が使用することを主目的とした広場であり、イベントのないときは公園として利用さ
れている。
【表60】施設概要・建造物(平成18年8月1日現在)
施 設 名
五日市ひろば
②
建築年度
増改築年度
平成 15 年度
―――――
敷地面積
(㎡)
1,946.6
―――――
利用状況
【表61】施設利用状況の推移(過去3年)
施
設 名
五日市ひろば
※
構造・階数
平成 15 年度
(単位:人)
平成 16 年度
平成 17 年度
4,279
15,688
―――――
五日市ひろばは、平成16年4月の開設である。
(4)あきる野市役所
庁舎は、平成13年5月の開庁から6年が経過しており、施設、機械設備等に修繕を
要する個所がでてきていることから、計画的な修繕が必要である。
庁舎別館は、建設から30年以上が経過し、全体的に老朽化が進んでいることから、
必要に応じた修繕が必要である。また、本施設は、当初、福祉会館として建設しているが、
現在は、庁舎的利用形態であるため、より実態に合った見直しを検討する必要がある。
①
施設概要
庁舎は、市民への行政サービスの中核施設として分かりやすく、効率的な運営が行
われている。
-42-
公共施設再配置計画
庁舎別館は、秋川流域市町村視聴覚教育協議会とともに、あきる野ハローワーク求人
情報コーナー、教育相談室、せせらぎ教室、会議室及び展示室として利用している。
【表63】施設概要・建造物(平成18年8月1日現在)
施 設 名
建築面積(㎡)
[延床面積]
建築年度
増改築年度
あきる野市役所庁舎
平成 12 年度
―――――
32,790.5
[14,070.3]
鉄筋コンクリート造
地上 7 階・地下 1 階
庁舎別館
昭和 46 年度
―――――――
321.0
[1,414.0]
鉄筋コンクリート造
地上 3 階・地下 1 階
五日市出張所
昭和 58 年度
平成 13 年度
1,521.6
[2,242.9]
構造・階数
鉄筋コンクリート造
地上 3 階・地下 1 階
鉄筋コンクリート造
(一部鉄骨造)
地上 3 階・地下 1 階
※ 五日市出張所の延床面積は、施設の地下1階・1階部分であり、五日市地域交流センターを除く。
増戸連絡所
(五日市ファインプラザ内)
平成 3 年度
―――――
2,271
[5,478]
※ 増戸連絡所の延床面積と構造等は、五日市ファインプラザのものである。
-43-
公共施設再配置計画
Ⅲ
1
公共施設再配置計画
施設の再配置計画
前述の施設の現況と課題及び平成13年3月策定の「公共施設再配置計画」の検証結果
に基づき、施設の統廃合について検討した結果、次に示す施設について統廃合等を行う。
(1)戸倉小学校及び小宮小学校の統廃合
【現状】
戸倉・小宮地区においては、過疎化が進み児童数が大きく減少していることから、
教育委員会では、地域住民を交えて組織された「あきる野市小規模学校対策検討委員会」
の報告を受け、学区の弾力化や放課後及び休日の児童対策の充実を図るなど、教育効果
を維持するよう取り組んでいる。また、市では、地域の活性化や定住化の促進対策など
の取組を進めている。
【課題】
今後においても児童数は減少していく傾向にあるが、学校は集団教育の場であり、
児童数の極端な減少は、少人数による人間関係の固定化や集団生活への適応力の低下
などの様々な問題を誘発する可能性があることから、五日市小学校への統合について
検討していく必要がある。
(単位:人)
学
校 名
児
H15
童
H16
数
H17
児童数(予測)
H18
H19
H20
H21
戸倉小学校
35
31
32
36
33
27
27
小宮小学校
43
39
32
29
29
25
24
【対策】
現在、市では、本地域の活性化を図るため、十里木・長岳周辺地域観光拠点整備事業
を展開しているとともに、優良田園住宅制度の導入を進めている。これにより、住宅
を建築しやすい環境を整備し、定住化を促進するなど、人口の増加などの対策を計画
している。
このようなことから、両校の統廃合については、これらの対策の成果を検証しながら、
引き続き検討していくものとする。
(2)秋川図書館の廃止
【現状】
秋川図書館は、合併以来、市民から多くの整備要望が寄せられており、市では、合併
後の図書館ネットワークのあり方について検討を行うため、市民参画による「あきる野市
図書館整備計画検討委員会」を組織し、市の図書館整備について検討を行い、あきる野市
図書館整備プランを策定している。
本プランでは、中央図書館の整備を最重要課題と位置付けており、秋川図書館を廃止し、
秋川駅前に中央図書館として整備することがネットワーク上などから望ましいとしている。
-44-
公共施設再配置計画
これを受け、現在、秋川駅北口の秋川キララホール隣接地において中央図書館を整備
しており、平成19年8月に開館する予定である。
【課題】
秋川図書館については、建設から30年余を経て、老朽化が進んでおり、雨漏りなど
が随所に見られる。また、耐震施設ではなく図書館という特殊な構造であることから、
別用途への活用は難しい状況である。
さらに、敷地については市街化調整区域内にあることから、公共施設以外の建物は建設
できない。
【対策】
秋川図書館については、取り壊す方向で検討する。また、敷地については、有効利用
を検討する。
(3)図書館分室の一部廃止
【現状】
図書館の分室は、五日市図書館増戸分室、五日市図書館戸倉分室、五日市図書館小宮
分室、秋川図書館多西児童館分室及び秋川図書館千代里分室の5施設があり、地区会館
や児童館の施設内に設置している。
【課題】
全体的に利用率が低下している。
あきる野市図書館整備プランでは、五日市図書館増戸分室について、運営形態や市民
の利用状況から地区館としての役割を果たしているが、五日市図書館戸倉分室、五日市
図書館小宮分室、秋川図書館多西児童館分室及び秋川図書館千代里分室については、
利用者の実態からみて図書館ネットワークの拠点として機能しているとはいえないこと
から、廃止の方向で検討するとしている。
(単位:人)
施
設 名
五日市図書館増戸分室
(増戸会館内)
五日市図書館戸倉分室
(戸倉会館内)
五日市図書館小宮分室
(小宮会館内)
秋川図書館多西児童館分室
(多西児童館内)
秋川図書館千代里分室
(千代里会館内)
利
平成15年度
用 状
況
平成16年度
平成17年度
27,493
22,653
19,357
686
506
503
1,449
959
574
1,974
2,309
1,716
569
596
408
-45-
公共施設再配置計画
【対策】
利用圏や運営効率等を勘案し、増戸分室を除く4つの分室を廃止するとともに、増戸
分室を地区館として1中央館3地区館体制を図る。
(4)国民宿舎止水荘の廃止
【現状】
国民宿舎止水荘は、昭和34年7月に建築し、昭和46年11月に増改築しているが、
老朽化が進んでいる。
施設の管理・運営については、
(有)うめやと賃貸借契約委託している。また、利用
状況においては、宴会利用者を含め、年間 5,300 人程度で推移している。
【課題】
(有)うめやとの施設及び土地の賃貸借契約については、平成21年3月31日を
もって満了となる。その後の契約については、施設の老朽化、施設改修費の負担など
を理由に契約更新を行わない意向を示している。
【対策】
施設については、老朽化が著しいことにより平成21年3月31日をもって廃止し、
取り壊す。また、敷地については、借地であることから、現状に戻し所有者に返還する。
(5)グリーンキャンプ場の廃止
【現状】
グリーンキャンプ場には、バンガロー6棟、トイレ、調理棟及び管理棟があり、開業
期間については、6月16日から9月15日までの夏季期間の開業である。
施設の管理については、(社)あきる野市シルバー人材センターに委託している。
【課題】
グリーンキャンプ場は、昭和56年の建築であり、老朽化が進んでいるが、過去に
おいて施設が老朽化した場合は、大規模な改修等は行わず、本施設を取り壊す旨の決定
がされている。
また、施設の利用状況としては、平成17年度の利用件数が21件であり、利用率
が低い状況であるとともに、限られた団体が利用している。
【対策】
施設の老朽化及び利用者の減少により、本施設を廃止し、取り壊すものとする。
-46-
公共施設再配置計画
(6)健康課における3係(健康づくり係、母子保健係、予防係)の統合に伴う、
施設の取扱い
【現状】
健康課には、現在、3つの係があり、健康づくり係が「秋川ふれあいセンター」
、母子
保健係が「あきる野保健相談所」、予防係が「秋川健康会館」と3か所に分散している。
【課題】
健康課の3係が3施設に分かれて業務を行っていることは、市民にとって不便である
とともに、課としての連絡調整や効率的かつ効果的な運営に支障をきたしている。また、
介護保険制度や医療制度の改革に適切に対応するため、健康課における保健センター
機能の強化が求められている。
【対策】
①
秋川ふれあいセンターの機能転換
秋川ふれあいセンターについては、健康課の3係を集約して、保健センター機能
を有する施設とする。
これに伴い、現在、秋川ふれあいセンター内に設置しているあきる野市社会福祉
協議会秋川事務所、社協ケアセンター、こども家庭支援センター、ファミリーサ
ポートセンター、障害者地域自立生活支援センター及びひばり訓練所については、
秋川ふれあいセンターから移転する。
②
(仮称)秋川ふれあいセンター別館の設置
秋川ふれあいセンターの機能転換等に伴い、あきる野市社会福祉協議会秋川事
務所、社協ケアセンター及びひばり訓練所については、これらを1つの施設にま
とめて効率的かつ効果的な運営を図るため、新たに(仮称)秋川ふれあいセンター
別館を設置する。
また、若草児童館を利用しているこすもす福祉作業所については、ひばり訓練所
と同じ施設において一体的に運営を行うため、
(仮称)秋川ふれあいセンター別館
に移転する。
なお、
(仮称)秋川ふれあいセンター別館の建設場所については、秋川ふれあい
センター南側の駐車場敷地を候補地とする。
③
あきる野保健相談所の目的及び機能の転換
秋川ふれあいセンターの機能転換等に伴い、こども家庭支援センター、ファミリー
サポートセンター、障害者地域自立生活支援センター及び秋川健康会館内に設置
している精神障害者地域生活支援センターについては、あきる野保健相談所に移転
する。
-47-
公共施設再配置計画
④
秋川健康会館の廃止
秋川健康会館からの予防係及び精神障害者地域生活支援センターの移転に伴い、
この施設を廃止する。
なお、施設の老朽状況から、その後の利用計画がないため、原則的に施設を取り
壊した後、駐車場としての活用を図る。
(単位:人)
建築年月
利用状況
昭和56年1月(増改築 平成2年10月)
平成15年度
平成16年度
14,244
平成17年度
9,599
6,394
施設については、精神障害者地域生活支援センターが使用しているため、貸出しは
行っていない。また、公民館が改修されたことにより利用希望もない。
⑤
五日市保健センターの有効利用
現在、五日市保健センターには職員が常駐していないものの、施設の貸出しを
はじめ、予防接種、育児相談、市民健診及びがん検診などを実施している。
また、秋川ふれあいセンターなどの他の福祉施設からも距離があるため、地域
の福祉施設としての役割は大きなものがある。
しかし、施設の利用状況は、年々、減少傾向にあることから、福祉事業の充実
を図るとともに、施設の有効利用について検討する必要がある。
(単位:人)
利用状況
平成15年度
11,736
-48-
平成16年度
9,212
平成17年度
10,306
公共施設再配置計画
福祉関係施設の再配置計画(現状)
秋川ふれあいセンター
健康づくり係
・あきる野市社会福祉協議会秋川事務所・社協ケアセンター
・こども家庭支援センター・ファミリーサポートセンター
・障害者地域自立生活支援センター・ひばり訓練所
あきる野保健相談所
母子保健係
秋川健康会館
予防係
・精神障害者地域生活支援センター
若草児童館
・こすもす福祉作業所
五日市保健センター
施設のみ
福祉関係施設の再配置計画(再配置後)
秋川ふれあいセンター
・健康づくり係・母子健康係・予防係
(仮称)秋川ふれあいセンター別館
・あきる野市社会福祉協議会秋川事務所・社協ケアセンター
・ひばり訓練所・こすもす福祉作業所
あきる野保健相談所
・こども家庭支援センター・ファミリーサポートセンター
・障害者地域自立生活支援センター・精神障害者地域生活
支援センター
秋川健康会館
五日市保健センター
廃止(駐車場)
施設の充実
-49-
公共施設再配置計画
2
施設の有効利用の推進
様々な行政課題等に柔軟に対応し、施設の有効利用を推進する観点から、現在の施設の
設置目的から他の目的でも施設の利用ができるものを検討した結果、次のとおり施設の有効
利用を推進する。
(1)学童クラブの施設利用
【現状】
増戸学童クラブは、
増戸会館内に設置されており、
年間 8,000 人以上が利用している。
また、五日市学童クラブは、五日市小学校の敷地内に設置されており、年間約 6,000 人
以上が利用している。
【課題】
これらの施設については、保護者から待機児の解消が求められている。特に、五日市
学童クラブについては、昭和53年に建築したプレハブの建物であり、老朽化が著しい
ことや施設が狭いことから、改築が求められている。
【対策】
待機児の解消を行うため、増戸学童クラブについては、現在、使用している増戸会館
の利用スペースを更に拡大する。また、五日市学童クラブについては、老朽化が著しい
ことから、施設を廃止し、五日市小学校の余裕教室(放課後子どもプランの推進)や
学校周辺の公の施設など、設置目的が異なる施設の利用を図ることとするが、他の施設
の有効利用が図れない場合には、改築も視野に入れて対応する。
(2)(仮称)あきる野市教員研修センターの設置
【必要性】
現在、教育に携わる者の課題としては、学力低下、学校の安全安心、いじめ・不登校、
非行・問題行動、食育、読書指導、小中一環教育、小規模校、子どもの放課後対策等
の問題など多岐にわたっており、複雑で深刻なものが多い。特に、教師の資質向上に
ついては、最も重要な課題である。
当市の小中学校の教員は、約400人いるが、この内の4分の1は教員歴10年未満
の教員である。さらに今後、団塊世代の退職等により、多くの新規教員が採用される
見込みである。
このような状況を踏まえ、教育委員会においては、あきる野市の教育の更なる充実
を図ることを目的に、その拠点となる「
(仮称)あきる野市教員研修センター」の平成
20年度の設置に向けて検討している。
【設置場所】
「(仮称)あきる野市教員研修センター」の設置については、新規の建設が困難であ
るため、既存施設の有効利用を図ることを検討した結果、研修会場の確保等が必要で
あることから、五日市地域交流センター内に設置することが望ましいとの見解が教育
委員会から示されており、その方向性で検討する。
-50-
公共施設再配置計画
【利用形態】
「(仮称)あきる野市教員研修センター」の設置に当たっては、今後、詳細について
協議する必要があるが、事務局を設置し、常設とする。
また、研修等の実施については、五日市地域交流センターをはじめとする公共施設
の研修室及び会議室を使用するものとする。
【その他の効果】
「
(仮称)あきる野市教員研修センター」を五日市地域交流センター内に設置すること
により、毎日ではないものの、市内の小中学校や西多摩地域の市町村等から多くの教員
が研修に訪れ、施設の利用率が上がることにより、有効利用が図られるとともに、地域
においても飲食業をはじめとする商店などで活性化が図られるものである。
3
施設の適正管理の実施
【現状】
施設の現況調査によって老朽化している施設の実態が明確となっている。
【課題】
施設の現況を踏まえ、市民が安全で安心して利用できる施設の適正管理が求められ
ている。
【対策】
市民が安全で安心して施設を利用できるようにするため、公の施設等の現況調査を
基礎として、個々の施設の老朽化状況や施設改修の必要性等の検討を行った上で、管理
経費や財政状況を踏まえながら、施設の管理計画を策定し、計画的かつ効率的な施設
の適正管理を推進するものとする。なお、検討については、平成19年度に実施する。
また、施設の管理計画に基づき、総合的に施設の適正管理を推進する必要があるため、
新たな組織の設置を検討する。
4
施設使用目的終了に伴う考え方
使用目的が終了し、老朽化している施設については、原則的に速やかな取り壊しを行う
ものとする。
-51-