ナーシング・スター スタッフの看護力と意欲を高める院内研修会 2 2017 for Speciality 138 「院内教育に 関するアンケート」 2 ~ 3か月に1回程度 1.4% 7.2% 55.1% 資格取得者育成制度 (精神科認定看護師育成 などキャリアアップ支援) 45.7% 16.7% 該当なし 7.2 % その他 Q2 院内研修会の 開催頻度は? Q1 導入している 教育制度や仕組みは? (回答者数138) 月に1回程度 26.8% (回答者数138、複数回答) 主に昼休みなどの 休憩時間に実施 その他 2.9% 4.3% まあまあ満足している 全然満足 していない 主に日勤帯 (9時∼17時の間。休憩時間 を除く) で実施 日勤帯と日勤帯 以外のどちらも実施 13.2% 35.8% 39.1% (半々程度) 18.1% Q3 Q4 どちらとも いえない 院内研修会の 開催時間帯は? 月に2~3回程度 月に4回以上 17.4% 22.5 % e- ラーニング 692 47.1% 71.0 % クリニカルラダー No. 人に聞きました その他 プリセプターシップ制度 日精看ニュース 院内研修会の 内容に対する 満足度は? 20.8% (回答者数138) (回答者数53) 主に日勤帯以外 あまり満足していない (17時以降等) に実施 30.2% 35.5% ●2016年12月、Web 上で行ったアンケートより。有効回答者数 138 。 ● Q4は、院内教育の担当者・管理者 (師長・副師長以上) 以外の方の回答。 ●アンケートの詳細は、2、 3 面下のコラムをご覧ください。 特集 こんな工夫をしています 当院の院内研修会 06 精神保健福祉の最新動向、支部紹介 2017年2月1日発行(毎月1回1日発行)No.692 昭和44年7月21日 第三種郵便物認可 07 学術集会、研修会、その他お知らせ 新年度の院内教育計画はもう完成したでしょう か。研修会の内容・方法は、各施設の特徴に応 じてさまざまな工夫や改善がされています。そ こで、今回はその一部を紹介します。ぜひ新年 度からの院内教育計画・院内研修会の参考にし てください。 02 2017.2 No.692 1 メイキング・オブ・研修会― 教育の柱を大切にしながら改善を続ける (東京都・井之頭病院) 井之頭病院 平成 28年度教育研修プログラムから 企画・運営 内容 開催時間 開催回数 委員会研修 行動制限最小化、医療安全、感染対策、実習指導者など 各委員会 日勤帯 日勤終了後 レベルⅠ 技術トレーニング、接遇、疾患別の看護、薬物療法、異和感の 対自化、看護場面の再構成など レベルⅡ フィジカルアセスメント、対人関係論、事例検討会、リーダーシップ トピックス研修 ③ 看護部研修 教育委員会 日勤終了後に開催 月 1 回程度 ② 全職員 ① 萱間真美先生 (聖路加国際大学) 「ストレングスモデルとストレングス マッピングシート」 など、話題になっているテーマなどを適宜取り上げる レベルⅢ 事例研究論文の書き方・発表の仕方、事例研究論文ゼミ、事例研究 発表会、リーダーシップ レベルⅣ 看護倫理、人的資源管理、精神科医療政策と診療報酬、看護管理 看護補助者 接遇、精神疾患と対応、CVPPP 、法律など 日勤帯 各 1 時間、約 30 回 教育委員会 看護職員 ラ ダ ー 別 に 担当者 を 配置。 Ⅰ=4名、 Ⅱ=3名、 Ⅲ=3 名、 Ⅳ=2 名、 看護補助者= 5 名 当院の教育研修には、①教育委員会主催のトピックス 研修、②各委員会主催の研修、③教育委員会の看護職員 が主催するクリニカルラダーシステムを取り入れたラ ダー別研修があります。教育委員会の看護職員は①の 病院・教育委員会の概要 ●病床数 640床 (精神科急 アルコール 依存症治療 病棟★、訪問看護での実習 日勤帯 半日∼ 1日、4 回 日勤帯 90 分∼半日、6 回 実習校 の 教員 も 講師 として迎えて実施 日勤終了後 90 分、4 回 日勤帯 各 1 時間、8 回 性期治療病棟、 精神療養 病棟、精神科一般病棟/ 全12病棟) ●看護職員数 看護資格者 259名 看護補助者 57名 ●教育委員会 25 名 (うち 看護職員17名)副院長が 委員長、病棟師長が副委 員長をつとめる。CNS は 専属として担当。 ★ 診療報酬上の区分は、精神 科急性期治療病棟、精神科 一般病棟。 *ラダー研修Ⅰ、Ⅱ、Ⅲは、病院として責任をもって育てるという趣旨から日勤帯に、Ⅳは自己研鑽のため日勤終了後に実施。 *研修会は各病棟師長の要望を聞き、業務に支障がないように調整。 *看護部研修はラダー別に担当を配置。委員会メンバー変更の際も、運営や改善内容が引き継がれるよう、体制に配慮。 ●当院の教育研修プログラムの特徴 備考 外部講師も招き、 公開講座として実施 を学びます。アルコール依存症治療病棟での見学実 中力を考慮して1回の講義時間を短縮し、そのぶん講義 習も行い、依存症の患者さんの体験を聞く機会をつ 数を増やすなどです(下表参照)。 くっています。 看護補助者研修は、スキルアップをめざして、平成24年 ●毎年、研修内容をブラッシュアップ 度以降は年 3 回から 8 回へと回数を増やしました。内容 は一般科の急性期看護補助体制加算の施設基準を参考 にし、疾患の理解や対応などを充実させました。看護補 一部と、③の企画・運営を行っています。 研修会の内容や回数については、毎年、見直しをは 助者からは直接要望が出されることが少ないため、アン ラダー別研修は、教育目標と各ラダーの目標に沿っ かっています。ラダー別研修では、ラダーごとの担当 ケートの自由記載の感想からニーズを把握しています。 て組まれています。当院は「事例をみることができる看 者が企画・運営を行います。実施された研修会の様子や たとえば「ケアする側の感情面についても知りたい」と 護者を育てること」を教育の柱にしており、ラダー全体 担当者の手ごたえ、参加者の意見やアンケートの自由 いう声があり、平成28年度は感情労働のグループワーク を通して「看護場面の再構成」 「事例検討」 「事例研究」な 記載欄を参考にしながら、担当者と教育委員会担当看 を取り入れました。このような経緯から、平成28年度か ど事例を重視した内容にしています。また、当院はアル 護科長と私(教育担当 CNS)が検討します。ラダーレベ らは看護補助者のリーダー会と意見交換を始めました。 コ ー ル 依存症治療 ル Ⅰ の 場合 は 教育 ●学ぶ環境を整える役割として 病棟を3 病棟もって 委員がプリセプター いるので、新卒者対 委員会 に も 参加 し 象のラダーレベル ているので、そこで スタッフを育てる手段は OJT や面接、病棟学習会な Ⅰ か ら 統合失調症 の 情報 も 加味 し て どたくさんあり、研修会はその中の1つです。研修会へ な ど の 精神疾患 に 検討しています。た の参加者数や意見はたしかに大切ですが、病院全体の 加えて依存症看護 とえば、参加者の集 変化を見ていくことがいちばん重要で、しかも短期間 では変化は見えないと思います。当院ではラダーシス テムを導入し、定期的な研修会を企画することで若い 院内研修会の主な改善点(ラダーレベルⅠ研修の一部より) 変更前 1回90分で実施。 1月に1年間の研修内容の 「確認テスト」を実施。 技術トレーニングは オリエンテーション時に実施し、 その後は各病棟で学ぶ。 職員に学ぶことが定着し、それに影響されてステップ 変更後 変更の理由やきっかけ 1回60分に変更。そのぶん「異和感の対自化」 「治療的コミュニケーション」など講義数を増やし、 新たな内容を取り入れた。 集中力の継続が難しいため 9月にも中間テストを実施 (1月の確認テストと同じ内容) 。 知識を早く身につけておくべき という参加者の声をふまえて。 オリエンテーション時に加えて、 再度実施 (4月上旬) 。 病棟業務に携わる前に学ぶ機会 を増やすため。 アップをめざす中堅やベテランスタッフがしだいに増 えてきました。病院全体としてどのような看護者に育っ てほしいかを明確にすること、病棟管理者がそれぞれ のスタッフに対する期待と学んでほしいことを言葉で 伝え、研修会を活用していくことが大事だと思います。 渡辺純一 公益財団法人井之頭病院 臨床研究室 科長、教育担当精神看護専門看護師( CNS ) アンケートを実施しました ●アンケートの概要 調査方法:Web アンケート 調査期間:2016年12月9日∼20日 回答者の内訳:看護部長 29.0%、副看護部長 8.7%、看護師長・副看護師長 15.2%、主任 20.3%、 スタッフ 24.6%、その他 2.2%。 *同一施設で複数の方が回答している場合があるため、施設数と回答者数は同数ではありません。 ●アンケート結果の概要 今回は、主に院内研修に関する質問に回答してい ただきました。 Q2「 院 内 研 修 会 の 頻 度 」は 月 1 回 以 上 の 施 設 が 9 割を超えていました。Q3「院内研修会の開催 時間帯」については、日勤帯と日勤帯以外の割合 が拮抗していました。全国の病院で、1人でも多く のスタッフが参加できる時間帯の模索が続けられ ていると思います。 「院内研修会の満足度」については、研修を企画す る管理者と院内教育の担当者と、それ以外の研修に 参加する人たちにそれぞれ回答していただきました。 Q 5 研修会の内容や運営面で工夫していることは? (回答者は院内教育の担当者と看護師長・副師長以上の管理者) 開催時間、回数、参加できない人への対応 ●同じ研修会を1週間おきに2回行い、それでも 参加できないスタッフには資料を配布している。 すると、研修を企画する人たちは研修内容について「と ても満足している」 「まあまあ満足している」が50.6% と高いのに、研修に参加する人たちは「あまり満足し ていない」 「全然満足していない」が43.4%と、満足度 が低い傾向が見られました (Q4) 。 「さまざまな企画を しても、参加者がなかなか集まらない…」全国の院内 研修の担当者のため息が聞こえてきそうな結果です。 今回の特集では、院内教育の担当者の悩みを解 消する工夫やヒントが盛り込まれた取り組みをご 紹介します。また、Q5 以降の自由記載の回答もご 紹介しますのでご参照ください。 ●研修会をビデオ撮影して、参加できなかっ たスタッフのために後日上映している。 内容・参加意欲を高める工夫 ●参加意欲を高めるために事前課題を出して、 ●専門的なテーマをより深められるよう、 講義主体からグループワーク主体に変更。終 了後には e ーラーニングで必ずフォローする。 ●学術集会などで話題になった内容なども盛り 込んでいる。 ●精神科認定看護師企画による「基礎編・スキ ルアップ編」を実施。合格すると「院内認定」 としてスタッフ教育に参加できる仕組みを つくっている。 院外の講師に依頼する(精神科認定看護 師、連携大学の教員など) 。 ●研修内容の職場への浸透や中堅職員の スキルアップをねらい、中堅職員に講師 やアシスタントなどを担ってもらって いる。 ●参加スタンプカードを作成している。 ●修了証の発行、出席率の公表をしている。 2017.2 No.692 2 企画・編集/窪田澄夫 (日本精神科看護協会業務執行理事) 研修会事業担当、 鈴木 庸 新人対象のシミュレーション研修で 緊急時や多重課題への対応力をつける(新潟県・田宮病院) 当院では、新人が緊急時や多重課題に対応できる力をつけるために、ラダーレベ しないように配慮しています。また ルⅠ(1年目)とⅡ(2∼3年目)にシミュレーション研修を導入しています。 教育委員も楽しみながらシナリオを シミュレーション研修は、現実に起こりそうな場面を想定し、実際に体験しながら、 考えています。 どのように優先順位をつけて患者さんに対応していくかを学ぶ参加型の研修です。 最近では、夜勤帯に患者さんが転 たとえば「夜勤帯にナースコールが鳴り訪室すると、A さんの点滴がなくなりそう 倒して縫合が必要になる場面や心肺 になっている。認知症で麻痺がある B さんはベッドから起きて歩こうとしている。 蘇生が必要な状況で 2 年目のスタッ 糖尿病で低血糖症状がある C さんは不満を訴えている」というシナリオで、10分間 フが冷静に対応できていたという報告を で患者さんの症状をチェックしたり、安全を確保しながら対応してもらいます。患 受け、研修の成果を実感しています。 者役は教育委員が行ったり、人形を使います。シミュレーションのシナリオは当日 の研修で発表しますが、事前にシナリオで登場する患者の情報と、 「転倒・転落の要 菅 真司 因、骨折時の症状と対応、低血糖の症状と対応を調べておく」などの課題を出して、 医療法人崇徳会田宮病院 看護部長 本番で知識を活かせるようにしています。 シミュレーションが終了するごとに、グループで約20分間のデブリーフィング を行います。研修担当者は受講者の対応について、まずは肯定的にフィードバッ クしたうえで、さらに改善するための対応を話しあうようにしており、新人が畏縮 3 03 当事者の希望や思いから ・ 日々の看護を見つめ直す(山梨県 日下部記念病院) 鳥越千穂 同看護副部長 4 病院概要・研修の特徴 ●病床数 479 床 ( 精神療養病棟、精神科救急病棟、 認知症治療病棟など) ●当院の方針に「計画的医療」 「病院内にとどまらない 医療」があります。患者さんの自己決定・主体性を重 視し、医療スタッフは退院後の患者さんの回復をめ ざす伴走者となるべきだと考えています。そこで看 護部研修では訪問看護ステーションでの実習を取 り入れ、看護者は地域でいきいきと暮らす患者さん の姿から、入院時のケアでなすべきことなどについ て気づきを得ています。 精神科看護の基本を ・ 学び直すMSE(メンタル・ステータス イグザミネーション) (岐阜県・岐阜病院) 当院では当事者への理解を深めてほしいと考え、平成27年度から当事者を講師に 平成 27 年度、私が精神科救急病棟の看護師長をし 迎えて研修会を行っています。平成27年度は当院のデイケア利用者に体験談を話し ている際に主治医から「精神症状が看護記録から読 てほしいとお願いしたところ、大沢さんが積極的に引き受けてくださいました。 みとれない」と言われたり、看護者から「精神機能の 研修会当日は発病してからの経験や将来の希望について、看護者が聞き手になっ アセスメントや記録方法のポイントがわからない」と て話を引き出していきました。大沢さんが緊張しないよう、前の席に馴染みのスタッ いう相談がありました。それをきっかけに、平成28年 フが座るなどの配慮をしましたが、大沢さんは堂々と「仕事などを通して社会に参 8月から、MSE(メンタル・ステータス・イグザミネーショ 加していきたい。病気を隠さず、もっと積極的に経験を伝えていきたい」と将来への ン=精神症状をアセスメントする基本的な考え方)を 希望を語り、私たちのほうが元気や勇気 テーマに研修会を始めました。患者アセスメント能 をいただきました。 力の向上などを目的に、 「意識」 「 記憶」 「 認知」 「 感情」 研修後は、特に中堅やベテランスタッ など9つの精神機能について、毎月1回学んでいます。 フから「いまを安楽に過ごしてもらうこ 日勤帯の研修は増やせないため、17 時半以降に参加 とだけを考えていたが、本人はもっと先 者は特に限定せずに開催しています。 を見据えて希望をもっていることを知 日勤終了後でテーマも難しいので、参加者はごく少数になるだろうと予想してい り、日ごろのかかわりを考えさせられた」 ましたが、毎回20名程度の参加があり、中堅スタッフも楽しみながら熱心に学んで 「“患者さん”としての視点だけでとらえ てしまっていた」などの感想が寄せられ、 “専門職として当事者を知っていたつも り”だった自分たちを省みる機会となり ました。 平成 28 年度もほかのデイケア利用者 を講師に迎え、同じ形式で行いましたが、 多職種の参加も増えました。今後はさら に多職種を巻き込んで企画していきたい と考えています。 渥美一恵 社会医療法人加納岩日下部記念病院 副看護部長 います。 「いまの自分の看護に不安があるため、しっかり観察してアセスメント力 病院概要・研修の特徴 ●病床数 282 床 ( 精神科急性期治療 病棟、精神一般病棟、精神療養病棟、 認知症治療病棟、特殊疾患病棟など) ●看護部理念「あたたかい心をもって一 人ひとりの希望に寄り添い、ともに歩 みます」のもと、患者と看護職員の相 互理解をはかるため「コミュニケーショ ン研修」 「コンコーダンス研修」 「リカ バリー研修」 「倫理・接遇研修」などに 力を入れています。キャリアラダーシ ステムを導入し、実践につながる継続 的な学習プログラムを企画しています。 を高めたかった」などの声が寄せられて、 「経験に頼るのではなく、精神科看護の基 本をきちんと学び直したい」というニー ズがあることにあらためて気づかされ ました。 新たな知識や手法を取り入れること も大切ですが、自分たちの足元を見つ め直して精神科看護の技術を形にして いくことが大事だと感じています。 小野 悟 公益社団法人岐阜病院 看護師長、精神看護専門看護師(CNS) Q 6 研修会を企画・運営・実施するにあたって課題として感じていることは? (回答者は院内教育の担当者と看護師長・副師長以上の管理者) 参加率・参加意欲 ●日勤帯で行うので、半強制的な参加になっており、本人の能動的 ●日勤帯以外で任意参加の研修会では参加率が非常に低い。 な参加になっていない。 ●昼休憩時間に同じ内容で 3 日間実施したが、短時間になるので 内容が薄くなる。日勤終了後であれば内容は濃くなるが、1日の みの研修となるため参加者数が限られてくる。 ●スタッフのレベルに大きく差があり、内容をどのレベルに合わせ たらよいか悩む。 ●教育、学習に熱心なスタッフとそうでないスタッフとの差が激 しい。 研修内容・体制など ●総合病院だが、精神科に対するイメージや精神疾患に対する理解 ●スタッフ個々のキャリアアップと組織の求める人材像が明確に がない。基本的な知識を修得できるように、今後、研修内容を充実 させていきたい。 ●講師ができるような人材の育成。 ●そ れ ぞ れ の 研修内容 が 単発 で、実践 へ の つ な が り が 見 え に くい。 なるための仕組みができていなければ、研修会の効果は低いと 感じる。そのためには動機づけ面接が必要。 ●経験に応じた研修を組みたいが、専属の教育委員がいないため、 企画できない。 病院概要・研修の特徴 ●病床数 559床 (精神科救急病棟、精神 療養病棟など) ●看護部では今年度の目標の1つに「ア セスメント能力を向上させるために 自己研鑚し、専門性の高い看護を実践 する」を掲げています。1年目はセル フケア援助と精神症状について事例 を通じて学び、2年目には看護過程の 具体的展開、3年目にはそれらを統合 し、看護研究に取り組み対象理解を深 めています。 Q 7 理想としてイメージする院内教育・ 院内教育に望むことなど (回答者は全員) ●専門性を高めながら、お互いに学びやすく、育てていく環 境が整っている体制が必要。威圧的な指導体制ではなく、 後輩がのびのびと、積極的に学んでいける環境にしてい きたい。 ●教育の押しつけではなく、スタッフ自らが学びたいと思 える風土を管理者が意識してつくりだすこと。管理者自ら が学ぶ姿勢を示せること。 ●精神科認定看護師など院外研修を受けた経験が多い人や、 他施設との院内教育の情報交換をしている人などを教育 委員として配置することで、教育内容のマンネリ化を防 げる。 ●日精看の研修をもっと利用して、最新の知識を普及して ほしい。 04 5 2017.2 No.692 看護補助者全員に ・ じっくり倫理を学ぶ機会を提供(神奈川県 ハートフル川崎病院) 6 時間設定と委員会体制変更で ・ 研修会参加者が激増(栃木県 氏家病院) 看護の有資格者は学校で倫理を学んできますが、看護補助者 当院では、研修会への参加者が少なく、学ぶことへの意識を高め にはそのような機会がほとんどありません。この数年間に全 ることが課題となっていたため、平成 27 年度から改善をはかりま 国でケア者による暴力事件が起こったことをきっかけに、当院 した。それまで研修会は 17 時半以降に開催してきましたが、家庭の では平成28年、全看護補助者に倫理研修会を実施しました。 事情などから参加できないスタッフも多かったため、昼の休憩時 研修会はなるべく少人数で学べるように、約 60 人の看護 間にも同じ研修会を実施するようにしました。また、全看護職がい 補助者を3つのグループに分けて、それぞれ時期をずらして ずれかの委員会に必ず参加するように委員会体制を変更し、各病 実施。外部講師を迎え、日勤終了後に90分間の研修を行いま 棟に教育委員を 5 名程度配置して参加への呼びかけを徹底しました。 した。前半は講義形式で、当院の看護部目標を達成するうえ その結果、スタッフ全員に責任感や学ぶ意識が高まり、研修参加者 で倫理的な対応が大切であることを言葉づかいなどの事例をあげながら説明。また、看護補助者 は倍近くに増えました。委員会同士の連携も積極的にはかられる としての使命とは何かを考えてもらいました。後半はグループワークで、尿失禁時の対応など具 ようになり、研修会の企画に幅の広がりが出てきました。 体的な場面を事例にあげ、日精看と日看協の倫理綱領に1つ1つ照らし合わせながら検討しました。 平成 28 年度 か ら は 県 の モ デ ル 事業 で 連携 し た 市 の 福祉課 や 地 有資格者と一緒の研修では遠慮してしまいがちですが、看護補助者だけの研修会だったこともあり、 域の施設関係者の方を講師に招き、退院支援の研修会を実施して 多くの意見が交わされました。終了後は「言葉づ い ま す。顔 の 見 え る 関係 が かいなど自分たちの行動を振り返る機会になっ た」 「もっと勉強会をしてほしい」などの声が聞 かれました。 今回は倫理観を養うための第一歩となりまし た。今後も看護補助者が倫理を学ぶ場をつくっ ていきたいと考えています。 八戸正子 医療法人社団ハートフル川崎病院 看護部長 7 病院概要・研修の特徴 ●病床数 320 床 (精神科急性期治療病棟、精 神療養病棟、認知症治療病棟、精神科一般 病棟) ●看護部理念「思いやりのあるやさしい看護 を提供します」のもと、 「科学的、倫理的判断 に基づき適切な看護を提供できる看護職を 育成する」を教育方針の 1 つとしています。 新卒者の増加に伴い、平成 28 年度は新人看 護職員研修ガイドラインに沿った研修の構 築などを重点目標に取り組んでいます。 日精看研修の活用と一般病院との 連携で院内教育を充実(福岡県・一本松すずかけ病院) 当院では、院内教育に力を入れると同時に、 そ こ で 当院 は 地域 の 一般病院 の 協力 を 得 て、 当院でできることには限りがあるため院外の 新人教育の段階から身体的な観察力や手技な 研修を積極的に活用しています。平成27年度は 110 回の院外研修会に参加。そのうち日精看の 研修(学術集会・支部研修含む)には 57 人が参加 どの研修を実施しています。一方、当院からは しました。管理職は特に、院内での伝達講習が 理解 や 新型 う つ 病、ア ル コ ー ル 依存症 へ の 対 可能な研修に参加し、その内容を後日、院内で 応などについて研修を行っています。最近は 職員に伝達しています。内容によっては次年度 依頼数が増えています。一般科・精神科の垣根 からの教育計画に組み込んでいきます。院外研 を、教育を通して取り払っていきたいと考えて 修では同じ悩みをもつ者同士で意見や情報交換 います。 護専門看護師 を 講師 と し て 派遣 し、認知症 の 大変貴重な場になっています。 精神科病院でも身体合併症を有する患者が 増え、身体面のアセスメント力が求められます。 平成29年度の研修会が決まりました! 領域を超えて精神科看護の知識・技術を提供 日精看は、精神科看護の質の向上および協会理念の実現に向 けて、平成29年度も重点課題を策定し、研修会事業に反映しま した。平成28年度の重点課題であった看護倫理については、平 成29年度は「精神科病院における倫理∼暴力のない看護現場を つくるために」とさらに掘り下げた内容としました。加えて、 日精看が会員の皆様とともに培ってきた精神科看護を、一般病 院の看護者の皆様に活用いただくことを目的とした研修会も 企画しています。この 2 つの研修 も企画し、全国の看護者に活用し ていただける研修会としました。 例年どおり、新人からベテラン まで、 「基本」 「 実践」 「 管理・教育」 が学べる豊富な研修が盛りだくさ んです。ぜひ今月号と一緒にお届 けした「研修会のご案内」をご参 照ください。 (日精看教育認定委員長・吉川隆博) の関係者と連携をはかりや す く な っ た こ と で、実際 の 退院支援が進むことを期待 しています。 鈴木 太 医療法人誠之会氏家病院 総看護師長 病院概要・研修の特徴 ●病床数 171 床 (精神療養病棟) ●当院では、 地域に信頼される病院づ くりをめざし、近年は特に退院支援 に力を入れて、研修を行っています。 また、長期入院の患者さんの高齢 化に伴い、身体機能を高めるため のリハビリテーションについて学 ぶ機会を増やし、同法人内の介護 老人保健施設と連携し、相互の研 修に参加できるようにしています。 日精看研修への参加状況(平成 27年度) 参加者 人数 管理職 25名 (主任以上) 参加した協会主催・支部主催研修会(一部) 「精神科医療と医療事故∼看護師が問われる法的責任」 、 「精神科看護実践における倫理」など 中堅職 、 ベテラン 22名 「教育担当管理者の研修」 「精神科医療に求められる これからの退院支援」など 新人 10名 「看護師のメンタルヘルス」 、 「思春期摂食障害専門病棟に おける摂食障害患者さんへの理解と看護実践」など 一般病院の研修に精神科認定看護師や精神看 病院概要・研修の特徴 ●病床数 457 床 (精神科急性期治療病棟、精神一般病棟、 認知症治療病棟、 地域包括ケア病棟<内科病棟>) ができ、モチベーションの向上につながるので、 会については、各都道府県支部で で き、ス タ ッ フ 自 ら 病 院 外 ●当院は「より高い専門性と医療・看護の質の向上」こそが専門職としての証し 藤瀬一裕 医療法人和光会一本松すずかけ病院 看護部長 だと考え、教育の充実をはかっています。問題事象や暴力への対応などに関 してはプロセスレコード検討会を実施し、患者さん像をチーム全体で共有し 看護の方向性を見出すトレーニングをくり返し行っています。 おわりに ― 組織の理念と個人の目標のつながりを大切に 今回の特集では、全国の病院における教育の取り組み を紹介しました。アンケートからも、さまざまな研修の 工夫や課題が寄せられました。病院組織を支える最大の 職種である看護者の質が、病院サービスの質を左右する ことはいうまでもありませんが、そのためのシステムづ くりや看護管理者の教育への注力、またその下で活動す る教育委員会の機能が大変重要だと感じました。 病院というものは、すべての職種が1つの理念に向かっ て力を合わせなければ、良質なサービスを提供すること はできません。そこで必要になるのが人材育成であり、 その中心が教育です。理想的な人材育成に必要なのは、 「病院理念」を実現するために「看護部の目標」や「各病棟 の目標」が設定され、その目標に向けてスタッフを育成 するための「教育目標」が立てられ、それを「個人の目標」 につなげることです。つながっていれば、スタッフは「自 分の目標を達成するために」研修に主体的に参加しますが、 つながっていなければ「なぜ研修を受けなければならな いのか」を理解しづらく、研修への参加動機を見つけるこ とが難しくなります。多くの病院で看護管理者や教育担 当の皆様が「研修会への参加者が少ない」と頭を悩ませ る状況を引き起こしている原因の1つではないでしょうか。 しかし、 「病院理念」と「個人の目標」をつなげることは簡 単ではありません。まずは、病院理念の実現に向けた看 護部理念(目標)を掲げることができているかというとこ ろから見直す必要があるでしょう。 理想的な人材育成の仕組みを確立するには時間がかか りますが、それに向けた取り組みを今回の特集で紹介し ましたので、ぜひ参考にしてください。 「個人の目標」を 達成するためにスタッフが活用しやすいラダー研修の開 催や、看護部の「今年度の重点目標」に沿った院内研修会 の企画などから始めてみるのはいかがでしょうか。研修 の開催時間帯の変更も、すぐにできる工夫だと思います。 なお、日精看の研修では、最新の知識の修得や他施設 との情報交換もできますので、ぜひご活用ください。 窪田澄夫 日精看業務執行理事 研修会事業担当、 京都研修センター長 05 2017.2 No.692 3 日精看 しごとをつくろうプロジェクト 累計参加件数 会員の3人に1人 11,350 発送代行を含めると 500 万円超 件 累計支援総額 2,134,722 円 全国の日精看会員の3人に1人が参加しています! 2013年11月より始動した 「日精看 しごとをつくろ いただいています。各事業所には、商品の売上代金 う プロジェクト」 が、おかげさまで2016年11月で3周 がそのまま支援となります。全国 4 万人の日精看の 年を迎えました!精神障がい者の自立支援を目的に 会員ネットワークと、 看護師向け通販最大手のアン 始まった当プロジェクトは、通信販売でおなじみの株 ファミエの流通網がタッグを組むことで、支援の輪 式会社アンファミエの協力のもと、普段のお買い物 がどんどん広がっています。 『ナーシング・スター』1月号と一 緒に各施設にお届けしています。 カタログの追加をご希望の場合 は、送付先、氏名、希望冊数をご 記入のうえ、件名を 「カタログ希 望」 として、 [email protected]までメールをお 送 り ください。数に限りがありますの で、先着順とさせていただきます。 を通じて、当事者の方々 が 希 望する「しごと」を 無理なく楽しく社会貢献の輪 つくるというこれまでな かった新たな仕組みで展 開してきました。 全国4万人の ネットワーク 精神障がい 者が自立 をめざして働く事業所の 3 カタログの 商品を購入 商品を大量 に 発注して アンファミエが買い取り、 という仕組みは、 「かわい い 特典 をもらえてうれし い!」 「 精神障害 の 方 々 つくる! 仕事を 4 購入者にお楽しみギフトを プレゼント 買い物の特典としてカタ ログ 利用者 に 還元 する 日精看 の会員 アンファミエ 2 看護師向け 通販ネットワーク を応援できる」 と好評を 応援団がご対 面! 1 1月号と一緒に届いた 「アンファミエ」 最新カタログで お買い物をするだけ! いつものお買い物で 社会貢献 各事業所 商品納入 商品を大量発注 やりがいUP! 収入UP! ペシャル 3周年記 念 ス 先着注文 「特製ヘアゴム」 by 王子共同作業所 障がい者の 社会参加の促進 をプレゼント!(商品番号000927をご注文ください) しごつくの担当者ってどんな人? しごとをつくろうプロジェクトを運営している人ってどん 信につなげる経験が生まれている』 という報告をいただい な人? そんな素朴な疑問にこたえるべく開催されたのは、 ています。これからも長く持続発展できるようさらなる工 担当者として企画設計から携わってきた中本兼市さん、 夫に努めます」 と決意を表明しました。 「病院の外での当 亀山亮さんと、参加者代表ナース2人の対面座談会。参加 事者の生活を応援する活動にかかわれることは、私たち 者代表の澤村きよみさん、中庭良枝さんからは 「こんなに若 ナースにとっても喜びであり、励みになる。一緒にがんばっ い方々が携わっていたなんて」 と驚きの声が聞かれました。 ていきましょう」 と澤村さん。中庭さんも 「医療ではない 担当者から企画趣旨やこれまでの実績についてあらた 他業種の方が精神科医療にこんなに一生懸命携わって めて説明を受けると、 「会員としてもっと貢献したいので、 いることに希望を感じます」 とエールを送りました。初め 参加者を増やすための P Rツールなどを充実させてほしい」 て現場のナースとじっくり対話する機会を得たという亀 (澤村さん) 、 「年間スケジュールがわかれば、もっと計画 山さんは 「ナースの方々がいかに真剣に当事者の方々と 的に買い物をして支援できる」 (中庭さん) といった積極 向きあっているかが伝わってきました。すばらしい仕事に 的な意見が寄せられました。熱意ある声に中本さんも感 かかわれることを誇りに思います」 と引き締まった表情を 動の表情を浮かべ、 「支援先の事業所からは、 『単に寄付 見せていました。現場の声を受け、より進化をめざしてい ではなく、 “しごとをつくる” ことで、利用者の皆さんの自 くこれからの 「しごつく」 にご期待ください。 ごつく」って?! 今さら聞けない「し 編集/宮本恵理子 500 件に 上段左から 株式会社アンファミエ 亀山亮さん、 しごとをつく ろうプロジェクト プロデューサー 中本兼市さん 下段左から 医療法人財団青山会福井記念病院 副院長・看護 部長 中庭良枝さん、医療法人碧水会長谷川病院副看護部長 澤村きよみさん 06 2017.2 No.692 TOPICS 精神保健医療福祉の最新動向 解説 TOPIC 神 *情報は2017年1月1日時点のものです。 退院後の支援強化を…相模原殺傷事件で有識者検討会 相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム 『報告書~再発防止策の提言~』 奈川県相模原市の知的障がい者施設で起き た殺傷事件を検証していた厚生労働省など の有識者検討会(座長=山本輝之・成城大教 目次 授)は12月8日、最終報告書を公表した。 犯行を予告して措置入院となった容疑者に対し、退 院後に支援が行われていれば、事件を防ぐことができ たとして、退院後の支援強化を再発防止策の柱に位置 づけた。 報告書では、すべての措置入院患者を対象に入院中 Ⅰ はじめに Ⅱ 再発防止策の検討に当たって重視した3つの視点 Ⅲ 再発防止のための具体的な提言 第 1 共生社会の推進に向けた取組 第 2 退院後の医療等の継続支援の実施のために必要な対応 第 3 措置入院中の診療内容の充実 第 4 関係機関等の協力の推進 第 5 社会福祉施設等における対応 Ⅳ おわりに 参考資料 退院後の医療等の 継続支援の 実施のために 必要な対応について から支援計画を作成する仕組みを提言。計画づくりは ■「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」の報告書に提示された 知事らの責務とし、実際の支援は居住する自治体が中 再発防止策の方向性(報告書概要版より抜粋) 心になることを求めた。 さらに、措置入院中の治療や検査が不十分だったと 退院後の医療等の継続支援の実施のために必要な対応 して、国が診療内容の指針を新たに作成することを提 ●措置入院中から、都道府県知事等が退院後支援計画を作成(退院後支援の関係者による調整会議を開催) 言。自治体や警察などの連携強化のため、地域協議会を ●措置入院先病院が退院後支援ニーズアセスメントを実施。その結果を都道府県知事等に確実に伝達 ●退院後は、退院後支援計画に沿って保健所設置自治体が退院後支援全体を調整(他の自治体に転出後も 設けて情報共有することも求めた。厚労省は年度内に 確実に引き継ぎ) 制度設計を行い、来年中にも精神保健福祉法の改正案 ●保健所等の人員体制等の充実 を国会に提出する方針。 措置入院中の診療内容の充実 (2016年12月8日 読売新聞) ●国が措置入院中の診療内容のガイドラインを作成。診療報酬等の対応を検討 ◆ ●卒前・卒後教育の充実による専門知識を有する医師の育成 2016 年 12 月 8 日 に 公 表 さ れ た「相 模 原 市 の 障 害 者 関係機関等の協力の推進 ●措置診察等の判断に係るチェックポイントの作成 支援施設における事件の検証及び再発防止策検討 ●地域の関係者(自治体、警察、精神科医療関係者等)の協議の場(※)を設置 チーム」の『報告書∼再発防止策の提言∼』の目次は ※措置診察に至るまでの地域での対応方針、具体的な犯罪情報を把握した場合の情報提供のあり方等 右記のとおりです。なお、本報告書の概要版と詳細版 ●グレーゾーン事例(※※)のうち、医療・福祉による支援では対応が難しいものについての他害防止の措置は、 は、協会ホームページ「看護管理者の部屋」に掲載して 人権保護等の観点から極めて慎重であるべき いますので、ご覧ください。 これが自慢! ※※他害のおそれが精神障害によるものか判断が難しい事例 全国発 日精看支部紹介 今月の 支部 富山県支部 [ 会員数:203 人 ] 全国 47都道府県の日精看支部から、 「うちの支部はここがスゴイ!」という活動内容、 ご当地ならではのグルメ、お土産のご案内まで、 元気なレポートを紹介します。 最高記録 4 時間 25 分で完走しました。 富山県支部が大切にしている ポリシーや強み 談/富山県支部長・吉田政人さん (前列中央が吉田政人支部長) 支部長の自己紹介& 上 質な は、上質な 暮らし 眠り か ら 東洋羽毛 マンスリーレター 富山県支部主催の研修会、 イベントなど 支部主催の研修会は年8 回実施 し て い ま す。初 任 者 研 修 や SST な ど 富山県支部として力を入れているの 定例テーマのほか、現場のニーズを は、社会に向けて日精看や精神科看護 も と に「訪 問 看 護」な ど ト ピ ッ ク ス の意義を社会に向けて発信することで 研修も盛り込んでいます。北陸新幹 す。2016年の「こころの日」のイベント 線も開通したので、県外からのご参 は、初めて富山駅構内で開催しました。 加もお待ちしています。皆さん、こら 一般市民の皆さんが関心を寄せる認知 れー。 症のテーマで講演を行ったところ、 「今 度はこんなテーマもやってほしい」と 富山を訪れたときにおすすめの いった声を直接いただくなど、手ごたえ スポット、 お土産、 ご当地情報など 支部長としての心がけ を感じました。 積極的に“顔を売る”姿勢が大切だと なんといっても日本 酒と魚 のおい 大学卒業後、1年間サラリーマンと あらためて実感しました。 しさが自慢です。ブリや白エビ、ホタ して勤務した後、 「より人のためにな 行政との連携にも力を入れています。 ルイカ、ベニズワイガニなどが有名で る仕事をしたい」と考え、看護の道に 県の健康課からの要請を受け、2015年 すが、県内のどこに行ってもおいしい 入りました。精神科看護の奥深さに魅 からは精神障がい者の地域移行を進め 魚 が 堪 能できます。富山 駅 周 辺 の 居 了され、その難しさと楽しさを満喫し る企画メンバーとしてプロジェクトに 酒屋で十分に楽しめますよ。見どころ ながら日々の看護に向きあっています。 参加しています。ほかに富山県国民保 は、立山連峰や新湊大橋、世界遺産の 現在は富山県の東に位置する魚津神 護共同実動訓練にDPAT としての参加 相倉合掌造り集落、黒部峡谷など。ハ 経サナトリウムの看護部長として勤務 や、自殺予防対策研修企画の受託など ン サ ムと噂される高 岡 大 仏 や、美し しています。趣味は2年ほど前から本 も行ってきました。こういった活動を い 景 色を見ながらコーヒーを飲 める 格的に取り組んでいるマラソン。2016 通じて、日精看のアピールにつなげて 富岩運河環水公園にある「スタバ」も 年に参加した富山マラソンでは、自己 いきたいと思ってます。 チェックしてみてください。 皆様のもとにうかがいます! 睡眠健康指導士のご紹介⑤ 本社営業開発部所属・ 久保工より日精看の皆様へ 「365 日毎日欠かすことのない睡 眠。たかが睡眠されど睡眠。睡眠 健康指導士として、皆さまに少し でも良質の睡眠をとっていただ けるきっかけを提供できれば幸 いです。看護師の皆さまご自身 の健康管理にも日々のケアにも お役立ていただける内容を心が けています。お 気軽 に お 声 を お かけください」 お問い合せ先/お客様相談室 0120-410840 提供/東洋羽毛工業 www.toyoumo.co.jp 07 2017.2 No.692 News & Information 2017.2 学術集会 就労支援フォーラム 第42回 日本精神科看護学術集会(岡山県)のご案内 日程 平成29年6月16日(金) ∼6月18日(日) 会場 岡山コンベンションセンター (ママカリフォーラム) 開催のごあいさつ 「就労支援フォーラム NIPPON 2016」 精神科看護の分科会が大盛況でした 平成28年12月3日∼ 4日に、東京都新宿区で「就労支援 時間がかかっても偏見の解消につながると信じています。 フォーラム NIPPON 2016」を開催しました。約1,500名が このように、多くの不安や不確定要素を抱えているのは 参加したフォーラムでは、いろいろな領域の分科会が企 日本精神科看護協会会長 末安民生 精神科医療の現場も同じです。医療界全体がそうであるよう 画されました。そのなかでもっとも多くの参加者を集め に、 精神科領域でも急性期医療の促進は加速しています。 た日精看企画の「精神症状が安定しない人への就労支援 平成 28 年は、 日本がまた大きな災害に見舞われるなど、 精神科救急病棟や精神科急性期治療病棟の増加に伴い、 ∼看護師が行うケアの成果∼」では、訪問看護ステーショ 心痛む出来事が多い1年でした。 新規入院患者の7 割が 3 か月以内に退院しています。精 ンと看護師が管理者を務める就労継続支援 B 型事業所 その1つは、熊本と鳥取の地震、台風10号による岩手県 神科医療の現場で働く看護者も、新たな長期入院患者を生 から報告がありました。 などでの集中豪雨など自然災害が相次いだことです。日 み出さないことを目標にケアを提供しています。その結果、 精看の会員、会員施設のなかにも大きな被害を受け、日々 精神疾患は病状の回復に一定期間を要するという特性は 那須祐子さん(マーノ訪問看護ステーション 所長) の業務や生活に支障をきたす状況が発生しました。 あるものの平均在院日数は短縮され、精神科看護の強み そして7月には、相模原市の障がい者支援施設の事件が でもあった個別ケアの提供が難しい状況が発生しています。 分科会では、日ごろ私が感じている「訪問看護で行う 就労支援」の成果を報告しました。私たち医療関係者が 就労支援にかかわることで、就労支援事業所や企業の方 に安心感が生まれ、雇用促進につながっていくと思いま す。病状が悪化したときに直接主治医に相談できれば 理想的ですが、現実には難しい点も多く、ぜひ看護師に 相談してくださいとお伝えしました。訪問看護では利 用者とじっくり向きあい、就労して変わっていくその過 程を間近で見ることができ、看護師として就労定着支援 まで行えることに喜びとやりがいを感じています。全 国の支援者の方々と直接話せる機会がもてて、もっとが んばろうと刺激を受けた 2 日間でした。 精神科看護が社会に向けて 行うべきことを共に考える学術集会に 発生しました。この事件を受けて、厚生労働省は「相模原 このような状況を打破するための方策の1つとして、人員 市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策 配置の手厚い高機能の精神科病棟の新設が考えられます。 検討チーム」を発足させ、12月に報告書を発表しました。 平成 30 年度には診療報酬が改定されます。それまで そのなかでは、検証を通じて明らかになった課題をふま に、現場で働く私たちがよりよい精神科看護を実践する えた再発防止策が示され、共生社会の実現に向けた障が ための環境について具体的なイメージをもっておかな い者に対する偏見を解消するための方策も盛り込まれま ければなりません。また、だれもが安心して暮らせる社 した。昨年度から障害者差別解消法が施行されたとは 会の実現に向けて、精神障がい者に対する偏見を解消す いえ、わが国における精神障がい者への偏見は根強くあ るために活動を続けなければなりません。 ります。しかし、精神障害の方々の回復に向けてがんば 私たちがもつ精神科看護の専門性を活かしながら、ど る姿を知っている私たちが精神疾患の正しい知識を普及 のような活動を社会に提案していくのか、みなさんと一 西岡由江さん(障がい者福祉サービスセンターウェーブ 施設長) し、精神障がい者の社会参画を後押しすることは、たとえ 緒に考える学術集会にしていきたいと考えています。 分科会に参加されている方々は、精神障害と聞くだけ で「どうしよう」 「わからないことだらけで不安が……」と、 目に見えない障害に対する不安と対応の仕方に悩んで いました。病状が回復し、就労生活をより安定したもの にするには、当事者と支援者がもっと気軽に(高血圧症 や糖尿病の話をするように)話ができるツールや、さま ざまな支援を体験することが必要だと感じました。当 事者と支援者との間の媒介となるのが、私たち精神科看 護師の役割です。医療現場だけではなく、地域・福祉領域 に精神科看護が必要とされていることが実感できました。 歓迎のごあいさつ 看護の役割を再考する機会に 岡山県支部長 藤原 薫 わかり、次年度もニーズに応える教育を計画しておりま す。また、 「こころの日」の講演会には、教育現場の職員 や当事者の方が参加してくださるようになっています。 さて、岡山の地は瀬戸内海に面した景観を有し、日本 “晴れの国おかやま” で皆様方の多大なご支援のもと、 三大庭園の1つでもある後楽園、岡山城、倉敷美観地区、 今学会を開催していただけることに感謝いたします。 備中松山城、吉備津神社などの観光地では、文化や芸術 日本は超高齢化社会を迎え、 医療費の増大や財政的な逼 を堪能していただけると思います。また、岡山市立図書 迫により入院中心の医療から在宅での医療へと大きく転 館が設立100周年を迎えました。昭和20年6月29日の岡 換しています。そこで岡山県においても、各職能団体が地 山空襲では建物とほとんどの蔵書を失い、苦難のなか 域との連携に向け、さまざまな研修や会議を実施すること で再建を進めてきましたが、160万冊余りの蔵書から復 で顔の見える関係づくりを行っています。精神科医療でも 元を試み、これまでに判明した図書をすべて展示して 職種を超えた連携が継続的に行われ、 スムーズな情報の共 いるとのことです。興味のある方は足をお運びください。 有がなされています。岡山県支部は今年 52 周年を迎えま 本学会が看護の役割について再考する機会となり、 すが、認知症看護の研修には一般病院からの参加者も増 皆様のこころに残る実りある学術集会になることを祈 え、認知症ケア加算2の取得に向けた意識が強いことが 念し、歓迎のあいさつとさせていただきます。 水野慶子さん(同 サービス管理責任者) 分科会で発表し、自分自身が日ごろいろいろな障害 とどう向きあい、どう仕事をしているのかをあらため て考えることができました。特に精神障がい者のスト レスの状態や仕事をしていくうえでの負荷のかけ具合 など、難しいことが多いです。分科会の参加者の様子を 見ると、私と同じ悩みをもつ方が多く、 「見えない」 「わ からない」と悩みながら精神障がい者を支援している ことがわかりました。大切なことは、利用者がその人ら しく生きるために私たちに何ができるのかを利用者と ともに悩むこと、そして福祉の現場だけではなく、医療 関係者にも一緒に悩んでもらうことだと思っています。 第42回定時総会の告知 平成29年度定時総会を、以下のとおり開催します。時間は、夕刻を予定 しています。時間が決まりましたら、本誌であらためてお知らせします。 開催日 平成29年6月16日 (金) 開催地 岡山コンベンションセンター 総会出席者の議決権行使書持参のお願い 当協会では、議決権行使書を持参いただくことで出席者 *議決権行使書の発送は、平成 29年5月13日(土)理事会を経て、 総会議案書とともに皆様のお手元にお届けする予定です。 を確定しています。総会へご出席予定の会員の方は、議決 *議決権行使書をお忘れの場合、会場への入場はできますが、採決 権行使書をご持参いただきますよう、よろしくお願いします。 に反映されません。 分科会の様子。水野慶子さん 1日目のパネルディスカッション (左) と西岡由江さん (右) の様子 看護管理者の部屋 日精看ホームページの人気コー ナー「看護管理者の部屋」をぜひ ご活用ください。 『精神科看護管 理ニュース』や診療報酬改定に 関する資料をご覧いただけます。 www.jpna.jp 08 2017.2 No.692 研修会 研修会情報ピックアップ 研修会 ストレスチェック実施者養成研修会 東京 京都 労働者の健康管理・事業所におけるメンタル ヘルス対策・事業所における労働者の健康の 保持増進をはかるための支援 ※労働安全衛生法第66条の10第1項の心理的な 負担の程度を把握するための検査の実施者 として登録できる研修会です。 主な 講義内容 場 所 東京研修会場 日 程 (土) 4月29日 京都研修センター (日) 5月14日 受講料 (税込) 会員6,480円 (非会員9,720円) 医療安全管理者養成研修会 場 所 京都研修センター 日 程 精神科看護初心者研修会 東京 京都 精神科の歴史と精神保健福祉法・精神科にお ける観察と記録・患者ー看護者関係とコミュ ニケーション・主な精神疾患の理解と薬物療 法・精神障がい者の家族へのケア 主な 講義内容 場 所 東京研修会場 日 程 京都 (月) ∼ 3日 (水) 5月8日 (月)∼10日 (水) 5月1日 (水) ∼23日 (日) 4月19日 受講料 (税込) 会員32,400円 (非会員48,600円) 所 東京研修会場 日 程 支部主催の研修会を1冊に集約しました。1年間お手元に 置いていただき、自己研鑽や教育の機会にご活用くださ いますようお願いいたします。 なお、平成28年度より、協会 の消費税額と受講料の振り込 みにかかる手数料についても、 実費をご負担いただいていま 東京 京都 対応が困難な利用者とのかかわり方・ストレン グスの視点を保ち続けるための方法・各自の事 例と対応について 場 ーシング・スター2月号とともに、 平成29年度の研 修会のご案内をお届けします。今回も、協会主催、 す。事務手数料の増加等によ 精神科訪問看護 フォローアップ研修会 主な 講義内容 ナ 主催、支部主催ともに受講料 京都研修センター 受講料 (税込) 会員19,440円 (非会員29,160円) 医療安全の基本的知識・安全管理体制の構 築・情報収集と分析、対策立案から評価・事故 発生時の対応 ※医療安全対策加算1・2算定のための条件を 満たしています。 主な 講義内容 平成29年度 研修会のご案内を お届けします 次年度の研修会申し込みは 3 月 1日 10 時から 京都研修センター (日) 4月23日 (土) 5月13日 受講料 (税込) 会員6,480 円 (非会員9,720円) るものとしてご理解いただき ますようお願い申し上げます。 特別講演 フィンランドにおける 児童虐待防止と家族支援を学ぶ 第 23回日本精神科看護専門学術集会(新潟県)に おいて「児童虐待防止と家族支援∼父親の成長 支援に着目したフィンランドの取り組み」として、フィ ンランドからピリヨ・コトカモ氏を招いて特別講演を 精神科認定看護師制度 精神科認定看護師認定試験 78名が出願 今 開催しました。それに先がけて、専門学術集会に参加 できない方にも広く受講していただけるように、東京 年度の認定試験は、78 名の出願がありました。 がんばってほしい」と述べ、1人でも多くの受験生の合 今回は、旧制度(10 領域)による教育課程と新 格を期待しています。合格発表は、3月28日です。 制度による教育課程の認定試験があります。10 領域 の試験は、今年度の実施が最後です。新制度の試験は、 筆記試験・小論文・口頭試問があります。今年度の口頭 試問は事例を用いて、知識と実践が問われる出題形式 となります。吉川教育認定委員長は、 「最善を尽くして ●10 領域の認定試験 日程 1月21日 (土) ∼ 22日 (日) 会場 東京研修会場 (土) ∼19日 (日) ●新制度の認定試験 日程 2月18日 会場 東京研修会場、AP 品川 研修会場 (平成28年11月22日) および京都研修センター (平成28年11月24日)でも講演会を開催し、看護者以外 に臨床心理士や精神保健福祉士、学校関係者など多く の職種の方にご参加いただきました。 ピリヨ氏はフィンランドで精神科看護師として児童 虐待防止に取り組み、特に父性 (父親) に焦点をあて、そ の支援にあたっています。今回、フィンランドにおける 児童虐待防止に関するさまざまな支援の考え方やプロ グラムの紹介をしていただき、支援の基本は支援者が 研修会 平成28年度 医療安全推進フォーラム報告 「身体拘束は誰のため?」 みなさんと本音で議論しました 父親の味方になること。そして、虐待自体は認められな いが、自分の味方となって誰かがいつでも自分の思い を聞いてくれる、そのような環境が虐待防止につながっ 成28年11月23日に、東京研修会場で医療安全推 え方が大きな影響を及ぼすといわれています。看護管理 ていると話されました。このように、日々私たちが実践 進フォーラムを開催しました。 者としてシンポジウムに登壇された松下直美さん (特定 している精神科看護との共通点もあり、国を超えても 今年度のテーマは、高齢患者の身体拘束。高齢の入 医療法人共和会共和病院)は、身体拘束ゼロを実現する 人とかかわることの基本は同じであると感じました。 院患者の増加は、医療界全体で起きている現象です。 ためにスタッフと本音でぶつかった経験を話されました。 日本では児童虐待防止の活動に看護者がかかわって その患者の安全を確保するために、どこの病院もさま 会場からも、具体的な患者像を示しつつ「こんな状態 いることは多くありませんが、今回の講演により虐待 ざまな工夫をしていますが、やむを得ず身体拘束を行 の患者に身体拘束を実施せずに安全は守れるのか?」 「身 防止に関しても精神科看護者だからこそできること、 わざるを得ない状況も発生します。 体拘束しないためには、どうすればよいか?」等々、具体 そして精神科看 そのような現場のジレンマを抱えて、全国から参加 的な意見がたくさん出されました。 護の役割を考え 者が集まりました。フォーラムでは、一般病院と精神 全国の病院で本音の議論がで る機会となりま 科病院の身体拘束の実態と最小化の取り組みが、事例 きれば、高齢患者の身体拘束ゼ した。 を交えて紹介されました。一般病院で導入されている ロも夢ではないと思いました。 平 転倒防止のための機器、精神科病院では定着している 行動制限最小化委員会など、それぞれが行っている効 果的な取り組みについて意見交換がされました。 高齢患者の身体拘束には、看護部の理念や管理者の考 シンポジスト、左から松下直美さん (特 定医療法 人共和 会 共和 病 院)、横 嶋 清 美さん (医療法 人 財団青 溪 会 駒 木 野病院)、本間陽子さん (国家公務員 共済組合連合会東京共済病院) フィンランドにおけ る父 親支 援につい て解説するピリヨ氏 (Pirjo kotkamo) 。 Message 「日精看らしい」研修会を 体 験してください ナーシング・スター No.692 2017年2月1日発行 実践共同体としての 学術集会 編集人 鈴木 庸 デザイン 川本珠子(ビーワークス) 日本精神科看護協会会長 日本精神科看護協会業務執行理事 運営 コッヘル 末安民生 吉浜文洋 発行人 末安民生 発行 一般社団法人日本精神科看護協会 DTP・印刷 ビーワークス 研修会は「新しい知識を得る」ことが主な目的で 第 23 回日本精神科看護専門学術集会(新潟県) すが、日精看の研修会はそれだけではありません。 では、テーマセッション、ワークショップ、交流セミ 私がずっと続けている「事例検討」は講師による一 ナーが合計 26 もあるのが印象深かった。これらは、 方通行の研修会ではなく、参加者の相互交流が活発 いわゆる持ち込み企画である。1時間の枠をもらっ に行われることを大事にしています。それが、参加 て、各地、各施設の実践等を発表し、熱く語る。精神 者の学びや満足につながるからです。そんな研修会 科看護実践者が「交流」 し、議論する場としての学術 を「平成29年度研修会のご案内」 で探してください。 集会が実現していると感じられた。 日精看からの情報の詳細はホームページでご覧いただけます。w w w.jpna.jp 〒 108-0075 東京都港区港南 2-12-33 品川キャナルビル 7F TEL 03-5796-7033 FAX 03-5796-7034 URL http://www.jpna.jp E-MAIL [email protected] 広告のお問い合わせ [email protected] ©日本精神科看護協会 2017 本誌記事、写真、イラストの無断転載を禁じます。 次号 (No.693) は2017年3月1日発行です。 2017 年 2 月1日発行(毎月1 回 1 日発行) 昭和 44 年 7 月 21 日 第三種郵便物認可 1 部 200 円(購読料は会費に含む)
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