LED照明ユニットの使用上のご注意

製品
ラインナップ
総もくじ
形番索引
セレクション
ガイド
HMI環境モデル
オススメ新製品
メンバサイト
LED使用上の
注意
ご利用の手引き
/ ( ' $W W H Q W L R Q L Q W K H X V H
LED照明ユニットの使用上のご注意
■ LED 照光ユニットのご使用に際して
LED ユニットは、半導体により構成されている部品であり、使用最大
電圧を超えて使用されますと、異常発熱による LED 素子の劣化により
輝度の著しい低下、色調の変化、不点灯などを生じることがあります。
また、外来ノイズ、過渡電圧、過渡電流が回路に加わることによって
も同様の現象が生じることがあります。
特に定格電圧 AC/DC6V、12V、24V 用 LED ユニットの場合は、下記
事項を充分ご配慮のうえ、ご使用願います。
1. 定格電圧について AC/DC6、12、24V 用 LED ユニットの
電源について
定格電圧 AC/DC6、
12、
24V 用 LED ユニットは交直両用となっており、
4. 暗点灯対策について
LED ユニットを点灯する無接点スイッチまたは接点保護回路による
漏れ電流によって、出力 OFF 時でも LED ユニットが暗点灯する場合
があります。
その場合は、下記対策を実施ください。
(1) 漏れ電流
● AC/DC6V、AC/DC12V、AC/DC24V 仕様において
（回路例 A）直流タイプ：トランジスタ出力形無接点スイッチなどで
LED 表示灯を点灯させる回路にて暗点灯する場合。
（回路例 B）接点保護用 CR 素子が並列接続されたリレー出力で LED
表示灯を点灯させる回路にて暗点灯する場合。
（回路例 A）（回路例 B）
交流・直流いずれの電源でもご使用できます。使用電圧は、交流、直流
共に定格電圧の± 10％の範囲でご使用ください。
2. 直流電源について
(1) スイッチング電源等の定電圧電源
最も適しております。LED ユニットの使用電圧範囲でご使用ください。
(2) バッテリ
充電時および充電直後は、電圧が LED ユニットの使用電圧を超える
場合がありますのでご注意ください。
ご使用に際しては、LED ユニットの定格電圧の± 10％
（5V 定格は
± 5％）の範囲でご使用ください。
(3) 全波整流
交直両用となっていますので、ダイオードブリッジによる整流は必要
Io：漏れ電流
Io：漏れ電流
［対策］回路例 A および回路例 B に示すように LED 表示灯と並列に
分流抵抗 R を挿入してください。
分流抵抗 R に関しましては、下表に示す「漏れ電流−分流抵
抗引当表」を参考にしてください。
表 1「漏れ電流−分流抵抗引当表」推奨値
分流抵抗 R
漏れ電流値
Io
抵抗値
定格電力
ダイオードブリッジによる全波整流で使用されますと、整流ダイオード
0.1mA 以下
20kΩ
0.25W 以上
による電圧降下により輝度の低下が生じますのでご注意ください。
0.1∼ 0.7mA
3kΩ
0.5W 以上
ありません。
(4) 単相半波整流
LED ユニットの電源としては適しておりませんので、直流の定電圧
電源のご使用をお薦めします。
3. ノイズ
外来のノイズなどによるLED 素子の劣化により輝度の著しい低下、色調
の変化、
不点灯などが生じることがあります。このような現象が考えられる
● AC100/110V、AC200/220V
（トランス仕様）において
（回路例 C）CR 素子が内蔵されているトライアック出力形無接点スイッチ
で LED 表示灯を点灯させる回路にて暗点灯する場合。
（回路例 D）接点保護用 CR 素子が並列接続されたリレー出力で LED
表示灯を点灯させる回路にて暗点灯する場合。
（回路例 C）（回路例 D）
場合には下記保護対策を考慮ください。
ノイズ対策用として「CR 素子」または「サージアブソーバ」などの素子を
ご使用ください。
（回路例１）AC の場合
Io：漏れ電流
①
②
（参考値）C:0.1 μ F
R:120 Ω
（回路例２）DC の場合
（参考値）
●
ダイオードの電流容量：
ソレノイドなどの使用電流と
同値以上のもの。
●
ダイオードの逆方向耐電圧：
ソレノイドなどの使用電圧の
約 10 倍
表 2「コンデンサ、抵抗引当表」推奨値
定格仕様電圧
コンデンサ C
（10/12/28）
抵抗 R（金属皮膜 /カーボン /ソリッドなど）
（Ω）
（W）
AC100/110V（50/60Hz） 125VAC 0.33μF
120
0.25min
AC200/220V（50/60Hz） 250VAC 0.1μF
120
0.25min
（メタライズドフィルムコンデンサ）
（275V/305V/310Vも可）
01-前-50
Io：漏れ電流
［対策］回路例 C および回路例 D に示すようにトランス仕様 LED
表示灯と並列に CR 素子を挿入してください。
コンデンサの種類としては 100V 系では耐圧 125VAC、200V
系は 250VAC 以上のメタライズドフィルムコンデンサが最適で
す。また抵抗は金属皮膜抵抗、カーボン抵抗、ソリッド抵抗
からお選びください。
コンデンサ C および抵抗 R に関しましては、下表に示す
「コンデンサ、抵抗引当表」を参考にしてください。
なお、※印の CR 素子については、複合一体型部品として
以下市販品がご使用できます。
外形などの詳細内容は別表に示します。
・パナソニック（品名：ECQJX タイプ）
・指月電機（品名：SKW104120、SK25B104MA）
(2) 誘導
■資料〔漏れ電流による暗点灯について〕
（回路例 E）周辺の交流ラインから誘導を受け暗点灯する場合。
LED 表示灯を点灯する無接点スイッチまたは接点保護回路による
（インバータ、モーター、リレー、RFID などの機器）
漏れ電流によって、出力 OFF 時でも LED ユニットが暗点灯する場合
（回路例 E）
があります。特に、スーパー LED 球 LSTD/LETD/LFTD/LATD
球に関しては、光変換効率の高い LED 素子（材質：InGaAlP および
GaN 系）を使用しており、従来の LED 素子と比較し微小電流領域に
対する感度が高くなっております。
LSTD/LETD/LFTD/LATD 球を搭載した照光コントロールユニット
Ie：誘導電流
において、
「暗点灯目視確認時の電流値」を参考にしていただき、暗点灯
［対策］回路例 E に示すようにトランス仕様 LED 表示灯と並列に CR
素子を挿入してください。
コンデンサの種類としては 100V 系では耐圧 125VAC、200V
系は 250VAC 以上のメタライズドフィルムコンデンサが最適で
す。また抵抗は金属皮膜抵抗、カーボン抵抗、ソリッド抵抗
からお選びください。
コンデンサ C および抵抗 R に関しましては、下表に示す
「コンデンサ、抵抗引当表」を参考にしてください。
なお、※印の CR 素子については、複合一体型部品として
以下市販品がご使用できます。
暗点灯につきましては、工場内の作業環境（明るさや目視距離）や
製品のレンズ仕様により状況が異なります。以下に、各照光コントロール
ユニット［分類 A-D］に対して「工場内の視作業を伴う各作業現場の
状況（明るさ）
」別に、暗点灯状況を目視確認した時の当社電流値測定
データを記載します。
1. LED 球およびレンズ仕様別の製品分類
B、C、D を設定しています。
・パナソニック（品名：ECQJX タイプ）
表a
・指月電機（品名：SKW104120）
表 3「コンデンサ、抵抗引当表」推奨値
抵抗 R（金属皮膜 /カーボン /ソリッドなど）
コンデンサ C
（Ω）
（W）
AC100/110V（50/60Hz） 125VAC 0.33μF
120
0.25min
AC200/220V（50/60Hz） 250VAC 0.1μF
120
0.25min
（メタライズドフィルムコンデンサ）
（275V/305V/310Vも可）
※ 市販の CR 複合部品の定格および外形寸法を下表に示しますので、
ご参照ください。
内部結線図
〔LED 球 LSTD/LETD/LFTD/LATD 形を搭載した
照光コントロールユニットの暗点灯状況〕
表 a は、製品のレンズ仕様および搭載 LED 球タイプ別に製品分類 A、
外形などの詳細内容は別表に示します。
定格仕様電圧
対策が必要な場合は前頁に示す方法にて対策をお願いします。
外形寸法
製品
シリーズ
代表形式
分類
・φ30 シリーズ［丸形（ドーム）］
APN122DN ※
・TWS シリーズ［丸形（ドーム）］
APS122DN ※
A
・TW シリーズ［丸形（ドーム）］
APW222D ※
HW1P-2Q4 ※
・HW シリーズ［突形（ドーム）］
・φ30 シリーズ［突形］
ALN22211DN ※
B ・TWS シリーズ［突形］
ALS22211DN ※
・TW シリーズ［平形、突形］
APW122D ※
・φ30 シリーズ［長角形］
UPQN422D ※
・TWS シリーズ［正角形、長角形］
UPQS1B22DN ※
C ・TW シリーズ［突形、正角突形］
ALW2B2211D ※
・HW シリーズ［平形、角平形］
HW1P-1Q4 ※
・LW シリーズ［丸形、角形］
LW1P-14 ※
・L6 シリーズ［丸形、正角形、長角形］LA3P-1C04 ※
・H6 シリーズ［丸形、角形］
HA2P-1C04 ※
D
・A6 シリーズ［丸形、正角形、長角形］AL6M-P4 ※
・MC シリーズ
レンズ
仕様
搭載
LED 球
非記名式
LSTD
LETD
記名式
LFTD
LATD
2.「工場内作業現場における明るさ（照度）」に対する、製品
分類別の暗点灯目視確認時の電流値
以下条件にて、暗点灯が目視確認できた時の電流値を表 b に示します。
［条件］
・
「工場内の視作業を伴う各作業現場の状況（明るさ）」：各作業現場
の状況を考慮し、表中①∼④を設定。
表4
メーカー名
品名
公称
定格電圧静電抵抗値
W
容量
パナソニック ECQJ0186XB 250V.AC 0.1μF 120 Ω
指月
電機
［参考：JIS Z9110-78（主な屋内照明の照度基準）
、および
抵抗値
H
T
P
φd
L
20.5 17.5 9.0 16.5 0.7
15
± 0.5 ± 0.5 ± 0.5 ± 1.0 ± 0.05 Min.
250V.AC
21.0 16.0 9.0 17.5 0.7
15
（UL/CSA/
SKW104120
0.1μF 120 Ω
SEV/VDE
± 1.0 ± 1.0 ± 1.0 ± 1.5 ± 0.05 Min.
認定品）
SK25B104MA 250V.AC 0.1μF 120 Ω
21.0 15.0 8.0 17.5
0.7
± 1.0 ± 1.0 ± 1.0 ± 1.5
20
Min.
NECA C8151（工業用表示灯、8.8 点灯試験項目）］
・目視位置は、盤面より 1 ∼ 3m 離れた場所より観測。
イントロ内
INDEX
表b
製品ラインナップ
製品暗点灯目視確認時の電流値（mA）
分類 R,A,W,Y 色
G色
S,PW 色
A
0.200
0.060
0.060
①組立・検査・試験・選別など
B
0.650
0.200
0.090
細かい視作業を行う作業現場
C
0.850
0.800
0.300
（参考照度：約 1,000 lx）
D
1.000
0.750
0.200
A
0.120
0.030
0.015
②包装・荷造などごく粗な
B
0.300
0.040
0.020
視作業を行う作業現場
C
0.350
0.090
0.050
（参考照度：約 100 lx）
D
0.450
0.100
0.045
A
0.100
0.010
0.005
③倉庫・構内警備通路などの
B
0.250
0.030
0.020
場所
C
0.200
0.060
0.020
（参考照度：約 30 lx）
D
0.300
0.050
0.020
A
0.025
0.003
0.002
B
0.100
0.009
0.004
④非常灯のみが点灯する場所
C
0.060
0.004
0.003
（参考照度：約 1 lx）
D
0.085
0.004
0.002
工場内の視作業を伴う
各作業現場の状況（明るさ）
総もくじ
形番索引
セレクションガイド
HMI環境モデル
オススメ新製品
メンバサイト
ご利用の手引き
LED使用上の注意
01-前-51
（10/12/28）

Download Report