平成14年 4月8 日 報道関係各 位 株式会社カプコン 日本電気株式会社 NECソフト株式会社 イ ン タ ー ネ ッ ト 活 用 に よ り 、効 率 的 な マ ー ケ テ ィ ン グ イ ン フ ラ を 実 現 し た オリジナル アンケートシステムの稼動開始について ∼カプコン、NEC、NECソフトが共同でシステムを構 築∼ 株 式 会 社 カ プ コ ン(本 社 : 大 阪 府 大 阪 市 、 社 長:辻 本 憲 三 、 以 下 カ プ コ ン ) は こ の た び 、 イ ン タ ー ネ ッ ト を 活 用 す る こ と で 、 短 期 間 か つ 低 コ ス ト に、 継 続 的 なユー ザーデータの収集 ・分析・活用が可能となるアンケートシステムを、日本電気株 式 会 社 (本 社 :東 京 都 港 区 、 代 表 取 締 役 社 長 : 西 垣 浩 司 、 以 下 N E C ) お よ び N E C ソ フ ト 株 式 会 社 (本 社 :東 京 都 江 東 区 、 代 表 取 締 役 社 長:関 隆 明 、 以 下 N E C ソ フ ト )と 共 同 で 構 築 し 、 本 年 4 月 か ら 本 格 稼 動 を 開 始 い た し ま す 。 カ プ コ ン で は 、 同 シ ス テ ム の 活 用 に よ っ て 短 期 間 か つ低 コ ス ト で の 獲 得 が 可 能 となったユーザーデータを、顧客満足度の高いソフト開発、マーケティングコス ト の 削 減 、 タ イ ム リ ー か つ 効 果 的 な 営 業 活 動な ど 、 幅 広 い 業 務 に 活 用 し て 参 り ま す 。 同 シ ス テ ム は 、 N E C の イ ン タ ー ネ ッ ト マ ー ケ テ ィ ン グ ソ フ ト 「 ACTIVECR(ア クティブ CR)」 を 利 用 し て 構 築 し た も の で あ り 、 主 な 特 長 は 以 下 の 通 り で す 。 1 . ユ ー ザ ー デ ー タ を 迅 速 か つ 効 率 的 に 収 集・ 分 析 す る こ と が 可 能 本 シ ス テ ム の「 ア ン ケ ー ト エ デ ィ タ 」 機 能 を 利 用 す る こ と に よ り 、 パ ソ コ ン 上で容易にWebアンケートを作成、インターネット上で 即座に公開するこ とができる。また集計分析結果は、 マーケティング ・営業 ・開発・経営企画 など社内の 各部門 から、Webブラウザで リアルタイムに閲覧することがで きるため、 各部門の目的に応じて迅速かつ効率的に 活用することが可能とな - 1- る。 カプコンでは、課題発生・調査開始から24時間以内に、さまざまな戦略意 思決定上で必要な ユーザーデータを、社内 の各部門に提供できる体制を構築 していく。 このたび展開するアンケート概要骨子は、大別して以下の通り。 ① タイトル購入者アンケート ゲ ー ム ソ フ ト の 実 購 入 者 に 対 し て 、 そ の 認 知 経 緯 や 購 入 動 機 、内容に 関 す る 感 想 ・ 評 価 な ど の 調 査 を 行 な う 。こ う し た 調 査 結 果 に 基 づ き 、 タイトル毎の広告出稿追加などタイムリーかつ効果的なマーケティ ン グ 活 動 や 営 業 活 動 を 実 現 す る 。 ま た 、開 発 担 当 者 に 対 す る ユ ー ザ ー 評価のフィードバックを円滑化することで、顧客満足度の高いソフト 開発へのツールとする。 ② ユーザーモニター調査 事前に協力を依頼した、一定数のパ ネ ル モ ニ タ ー に対し、ゲームへ の 意識や所有ハードなどを継続的に調 査 す る こ と で 今 後 の 市 場 予 測 を 行ない、事業計画などの基礎資料として活用する。また発売前タ イ ト ルの認知度や、商品コンセプトの評価など確認し、シリーズタイトル のブランド戦略や発売予定タイトルのマーケティングプラン策定な どを迅速に行なう。 上記、2つのデータ獲得において、本システムを活用していく。 また、コスト面でも、独自の報告書半自動集計プログラムなどを併用するこ とで、従来の調査予算に対して『7割以上のコスト削減』を見込んでいる。 2 . タ ー ゲ ッ ト を 絞 っ た 電 子メ ー ル の 配 信 や ア ン ケ ー ト の 継 続 調 査 が 可 能 本 シ ス テ ム で は 、調 査 結 果 を デ ー タ ベ ー ス と し て 管 理 す る 機 能 を 備 え て い る 。 こ れ に よ り 、通 常 の 外 部 イ ン タ ー ネ ッ ト 調 査 会 社 な ど を 利 用 し た 場 合 に は 得 られない、 以下のようなメリットが 得られる。 - 2- ①既発売タイトル購入者に対する新作案内をはじめ、調査結果によって 絞 っ た タ ー ゲ ッ ト に電 子 メ ー ル を 配 信 す る な ど と い っ た 、 効 率 的 な ダ イ レ ク ト マ ーケティングを、非常に限られたコストとマンパワーで、 継続的に実施 することができる。 ②特定のパネルモニターに対する調査結果を時系列で比較することが可能 なため、様々なマーケティング展開プランの評価を、容易に確認するこ と が 可 能 と な る 。( ユ ー ザ ー 意 識 が 広 告 や 宣 伝 の ノ イ ズ に よ り ど の よ う に変化したかなど) こうした結果を蓄積することで、精度の高いマーケティング活動に向け たナレッジを構築する。 3.短期間かつ経済的なシステム構築を実現 本システムは、基幹ソフトとしてNECのパッケージソフトである 「 ACTIVECR 」 を 活 用 、 ま た サ ー バ の 維 持 管 理 に は N E C ソ フ ト の デ ー タ セ ン タ ー に よ る ハ ウ ジ ン グ サ ー ビ ス ( 注 ) を 活 用し て い る 。 こ れ に よ り 、『 シ ス テ ム 開 発 開 始 か ら 1 ヶ 月 程 度 』 と 、 限 ら れ た 期 間 で の シ ス テ ム 構 築 を 実 現 す る と と も に、『 経 済 的 な シ ス テ ム 構 築・ 運 用コ ス ト 』と、最 先 端 ク ラ ス の『 万 全 な シ ス テ ム 安 全 性 』 を 両 立 さ せ て い る 。 近年、個人ニーズや娯楽の多様化、ネットワークの拡大、ゲームプラットフォ ームの複雑化など、業界環境が激変するなか、今後ソフトパブリッシャーには、 より効率的なマーケットデータの取得、活用が不可欠となって参ります。 カプコンではこうした課題を解決し、ソフト開発力や販売体制の強化・拡充、 新ビジネス構造の模索などを実現する戦略的なツールとして、NECおよびNE Cソフトと共同で 構築した本システムを積極的に活用して 参ります。 NECでは、マーケティング領域に対するCRMソリューションの提供を推進 し て お り 、 そ れ を 実 現 す る パ ッ ケ ー ジ ソ フ ト と し て 「 ACTIVECR」 を 積 極 的 に 販 売 して参りました。NECでは、今後もNECソフトをはじめとする関係会社と協 - 3- 力 す る こ と で「 ACTIVECR」 の 拡 販 を 図 り 、 今 後 3 年 間 で 1 0 0 ユ ー ザー へ の 導 入 を 見 込 ん で お り ま す 。 ま た 、 カ プ コ ン へ の 「 ACTIVECR」 の 導 入 実 績 を 踏 ま え 、 今 後 も 「 Customer Driven. 目 指 す の は 、 お 客 様 の ビ ジ ネ ス イ ノ ベ ー シ ョ ン 。」 を ス ローガンに 「顧客企業のビジネス革新を実現するソリューション」を提供して参 ります。 以上 ( 注 )イ ン タ ー ネ ッ ト サ ー ビ ス プ ロ バ イ ダ( ISP)や 通 信 事 業 者 の 施 設 に 、ユ ー ザ ーのサーバ設備やルータなどの通信機器を置いて管理を委託する形態のサ ー ビ ス 。 機 器 の 設 置 と 同 時 に 運 用 ・ 保 守 を 委 託 す る こ と に より 、 経 済 的 に 安定した運用が可能となる。 - 4- <本件に関するお客様からの問合せ先> カプコン マーケティング 部 電 話 :( 0 6 ) 6 9 2 0 − 7 6 2 5 NEC 市場開発推進本部 電 話 :( 0 3 ) 3 7 9 8 − 6 3 9 0 e メール: [email protected] NECソフト カスタマーサポートセンター 電 話 :( 0 1 2 0 ) 6 3 2 − 3 6 4 e メール: [email protected] ※ 受 付 時 間 9: 00∼ 19: 00( 土 日 祝 日 は 除 く ) <本件に関する報道関係からの問合せ先> カプコン マーケティング 部 古別府 電 話 :( 0 6 ) 6 9 2 0 − 7 6 2 5 e メール: [email protected] NEC コーポレート・コミュニケーション部 清水 電 話 :( 0 3 ) 3 7 9 8 − 6 5 1 1 e メール: [email protected] NECソフト 総務部 広報室 大沢・増尾 電 話 :( 0 3 ) 5 5 6 9 − 3 2 5 5 e メール: [email protected] - 5-
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