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紙芝居 ポイント
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脚本
まずは、テーマを
決めます。「演じる」
試演
「ひな型」の紙芝居を演じてみます。
必ずだれかに見てもらい、感想を聞いて
ということをしっかりと頭に入れて、登
みましょう。
試演することで絵や脚本を深め、作品の完成度
場するキャラクターの会話を中心に、
を上げましょう。
ストーリーを考えてみましょう。
声に出して演じながら考えると、より効
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果的です。
★ 脚本は、全体のバランスも考えて、
作りの
あまり長くなり過ぎないように注意
しましょう。
本書き
本書きをします。上手に描くことをあ
まり意識しすぎず、遠くからでも絵がよく
見えることに重点をおき、のびのびと描きましょう。
★ 紙芝居は、舞台に入れて演じるものです。画面の端は、
1.2∼1.5cm くらい舞台の枠にかくれてしまいますので
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注意しましょう。
箱がき
紙芝居の展開を
★ 画材や描き方を工夫し、遠くからでも良く見える絵に仕
吟味するために、場
上げましょう。離れたところからでも良く見えるようでな
面ごとの下絵を描いてみます。これを
いと、作品の良さが十分に伝わりません。クレヨンやパ
「箱がき」といいます。下絵を見ながら、
ステル等を使う場合は、色うつりしないように色止めス
流れをよく検討しましょう。良い紙芝居
プレーを使うことをおすすめします。
は、テーマがしぼられていて一目で場面
の状況が伝わり、
リズムがあります。
ヒント
困ったときの
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■どうしても絵が描けない
紙芝居は大勢の観客を前に演じるものです。
絵本のようにひざにのせて読むものでは
あ り ま せ ん 。そ こ で 、紙 芝 居 を 作 る と き は 、
紙芝居ならではの特性を生かすことが大切です。
ひな型
「箱がき」をもと
に、はがきサイズの
新聞紙や色紙等をちぎって貼り絵にする方法があります。
ハサミはできるだけ使わずに手でちぎると、
思わぬ線が出たりして、
とても面白い絵になります。
紙芝居(ひな型)を作ってみましょう。
紙芝居は右から左に抜いていきます。
「画面の〝抜き〟の効果(次の場面に登
場する人物は画面の右に書く等)」や
絵の進行方法、全体のバランスを考え
ましょう。
参 考
絵と脚本の書き方
紙芝居では、
1 枚目の絵の裏に 2 枚目の脚本、2 枚目の絵の裏に 3 枚目の脚本……、
というように書いていきます。従って、1 枚目の絵の脚本は最後の絵の裏に書くことに
なります。
また、
画面を
「抜く」
ことを考えて、脚本は縦書きにします。
拍子木
■脚本が思い浮かばない
① 当てっこ紙芝居
画面の一部を丸や四角に切り抜き、切り抜いた窓の中から野菜などの
一部分を見せ、子どもたちに当てっこさせるやり方です。
「窓の向こうに見えるシマシマはなにかな?」
「そう。
スイカです!」
というような感じです。
② わらべ歌を参考に
たとえば「げんこつ山のタヌキさん」
というわらべ歌を
思い出してみてください。
たぬきさんが
「おっぱいのんで」
「ねんねして」
「だっこして」
「おんぶして」
「またあした」
という歌です。
たぬきを違う主人公にして
「何かして」
「どうにかなって」
「さようなら」
と。
これならできそうだと思いませんか?
舞台