朝霞市教育振興基本計画進行管理シート 基本目標Ⅰ 朝霞の次代を担う人材の育成 担当課 施策を構成する 4次総振の中柱 基本目標の 取組概要 平成27年度の 実施内容 教育指導課 学校給食課 ●児童生徒の健全育成 道徳教育の一層の推進や体験活動の充実などにより、子どもたちに豊かな心を育むとと もに、いじめや不登校 、非行防止などの課題に取り組みます。 また、健康の保持増進や体力の向上などにより、子どもたちに健やかな体を育成します。 ●「教育に関する3つの達成目標(規律ある態度)」の取組を推進した。 ●朝霞市中学生社会体験チャレンジ事業や学校ファームなどの体験活動を推進した。 ●「いじめに関する保護者アンケート」「心と生活アンケート」などを実施し、いじめ問 題の解決に取り組んだ。 ●いじめ不登校対策会議を実施し、教育相談の充実を図った。 ●小・中連携推進協議会の活動を推進した。 ●小・中学校で非行防止教室を実施した。 ●体力向上推進委員会を中心に、体力推進事業に組織的に取り組んだ。 ●保護者の参加も促しながら、小・中学校で薬物乱用防止教室を実施した。 ●栄養教諭や学校栄養職員による「食に関する指導」を全小・中学校において授業展開し た。 ●幼稚園教員や保育士、小学校教員との相互交流や合同研修会を実施した。 ●教育振興基本計画上の数値目標 現況値 目標値 指 標 名 (平成 23 年度) (平成 29 年度) 実 績 (平成 27 年度) 説 明 「教育に関する 3つの達成目標 (規律ある態 度)」達成度 65.5% ~ 98.8% 小・中学校とも 全項目において 85%以上 小学校 88.0 % 中学校 91.3 % 「教育に関する3つの達成目標」 の効果を検証するため、市内の全 小・中学校を対象に実施している 「規律ある態度」のアンケート結 果における平均達成率 「新体力テス ト」の県平均を 上回る項目割合 小学校 37.5% 中学校 60.4% 小学校 70.0% 中学校 80.0% 小学校 27.1 % 中学校 31.3 % 毎年5月~7月の間で実施 不登校児童・生 徒の出現率 小学校 0.45% 中学校 2.75% 小学校 0.23% 中学校 1.38% 小学校 0.43 % 中学校 3.10 % 年度内に30日以上欠席した児 童・生徒の出現率(病気や経済的 理由を除く) 給食残菜の排出 量 103,542kg 91,000kg 79,693 kg 学校給食センターと自校給食校 を合わせた総排出量 ●目標の達成度 ●「教育に関する3つの達成目標(規律ある態度)」の取組について、数値的には達成できている。小学校で は「靴そろえ」 「整理整頓」 「あいさつ」 「学習準備」 「話を聞き発表する」に、中学校では「整理整頓」 「話 を聞き発表する」に課題が見られる。 ●新体力テストの結果で県平均を上回っている種目は小学校で全96種目中26種目、中学校では全48種 目中15種目であった。 「50m走」については、小・中学校とも県平均を上回る学年が多く、良い結果を残 しているが、「ボール投げ」「握力」については依然として本市の課題である。 ●不登校児童生徒数は前年度比、小学校で9名、中学校で16名の増加であった。各学校での組織的な対応、 関係諸機関との連携を図っているが、人間関係の悩みや家庭環境等による様々な要因により増加した。 ●給食残菜の排出量については目標を達成できた。 26 朝霞市教育振興基本計画進行管理シート 基本目標Ⅱ 確かな学力と自立する力の育成 担当課 教育指導課 施策を構成する 4次総振の中柱 基本目標の 取組概要 平成27年度の 実施内容 ●教育内容の充実 子どもたちに基礎・基本の徹底を図り、確かな学力を身に付けさせるとともに、 伝統と文化を尊重し国際性を育む教育や時代の進展に対応する教育を推進します。 また、キャリア教育や特別支援教育を推進し、子どもたちが自立して生きていく ための基礎となる力や創造性を育みます。 ●小学校低学年補助教員、あさか・スクールサポーターを活用して、授業改善に取組、個 に応じたきめ細かな指導を行った。 ●埼玉県教育委員会や家庭・地域と連携し、「ふれあい講演会」を実施した。 ●全中学校で朝霞市中学生社会体験チャレンジ事業を実施した。 ●バス借り上げ事業により、第二、第三、第六小学校を除く7つの小学校でバス利用によ る博物館見学を実施した。(第二、第三、第六小学校は徒歩により実施) ●二酸化炭素排出量削減を目指し、小・中学校で「エコライフDAY」の取組に参加した。 ●特別支援教育コーディネーターを中心に各小・中学校で教育支援体制の整備に取り組ん でいる。 ●通常学校における障害のある児童生徒支援員を活用し、個別の支援の充実を図った。 ●朝霞第四小学校・第十小学校の通級指導教室(自閉症・情緒障害)を活用し、発達障害 のある児童への支援の充実を図った。 ●教育振興基本計画上の数値目標 指 標 名 現況値 (平成 23 年度) 目標値 (平成 29 年度) 実 績 (平成 27 年度) 「教育に関する 3つの達成目標 (学力)」基礎学 力定着度 小学校 94.8% 中学校 93.7% 小・中学校 とも 96% ― 博物館で見学・ 体験授業を実施 した学校数 4校 小中学校 15 校 10校 ICT機器を活 用した授業の実 施学校数 0校 小中学校 15 校 15校 説 明 埼玉県「教育に関する3つの達 成目標」の効果を検証するた め、県内の全小・中学校を対象 に実施される「読む・書く」 「計 算」のテストにおける平均正答 率 小・中学校の授業において朝霞 市博物館を訪れ、博物館と連携 して実際に古い道具等に触れ たり、郷土の歴史を学んだりす る授業を実施した学校数 ICTを活用し、児童生徒の意 欲を高め、理解が深まり、表現 や技能を高める、学習効果の高 い授業が日常的に行われてい る学校数 ●目標の達成度 ●「教育に関する3つの達成目標(学力)」基礎学力定着度検証テストは現在中断されている。 ●小学校10校全ての3年生が博物館で見学及び体験学習に参加した。小学校1年生では10校41クラス の1,221人、6年生では6校21クラスの702人が博物館を利用した授業に参加している。 ●朝霞第五小学校・第一中学校でICT機器を活用した授業を実施した。全ての学校でコンピュータ室を活 用した授業が実施されており、今後、さらにICT機器を活用した授業のあり方について研究を進める。 27 朝霞市教育振興基本計画進行管理シート 基本目標Ⅲ 質の高い教育を支える教育環境の整備充実 担当課 教育総務課 施策を構成する 4次総振の中柱 ●教育内容の充実(一部) ●教育環境の充実 基本目標の 取組概要 教職員の資質・能力の向上や健康で、安心・安全な施設整備及び効果的な教育活 動のための学習環境整備を推進することで、質の高い教育を支える教育環境の整備 充実を図ります。 平成27年度の 実施内容 教育管理課 教育指導課 ●教育研究奨励費受給者研修会を実施した。 ●教科等指導員を任命し、学校訪問における指導の充実を図るとともに、教科等指導員の 指導力向上に努めた。 ●各小・中学校で校内研修を推進するとともに、研究開発学校を指定し、学校課題に応じ た研修の充実を図った。 ●第四小、第五小学校屋内運動場等非構造部材安全対策工事 ●小中学校非構造部材部材耐震点検 ●小・中学校防犯カメラ更新 ●中学校自由選択制並びに特認校制度の実施 ●教育振興基本計画上の数値目標 指 標 名 「教科等指 導員」任命数 「緊急地震速 報」を用いた避 難訓練が効果的 に実施されてい る小・中学校数 現況値 (平成 23 年度) 目標値 (平成 29 年度) 実 績 (平成 27 年度) 0人 12 人 11人 全ての教科等において指導のリ ーダーとなる「教科等指導員」 を任命する。 15校 定期的に防災マニュアルの見直 しが行われ、 「緊急地震速報」を 用いた避難訓練が効果的に実施 されている小・中学校の数。 0校 小中学校 15 校 説 明 ●目標の達成度 ≪教職員資質向上≫ ●教科等指導員として11名の教職員を任命し、学校訪問において指導の充実を図った。 ≪安心安全≫ ●緊急地震速報等を用いた避難訓練を実施し、全小・中学校に実施されている通常の避難訓練とともに、災 害発生時等の対応について、共通理解を図った。 ≪施設整備等≫ ●東日本大震災などを契機に国が喫緊の課題として推し進めている非構造部材の耐震点検を実施し、施設整 備の充実を図った。 ●中学校自由選択制並びに特認校制度は、対象児童生徒の世帯へ学校を通じてパンフレットの配付を行った ほか、説明会を平日と日曜日の2回実施し、制度の周知を図った。 28 朝霞市教育振興基本計画進行管理シート 基本目標Ⅳ 学校・家庭・地域が連携した教育の推進 担当課 教育指導課 施策を構成する 4次総振の中柱 ●地域に根ざした学校運営 ●青少年が健全に育つための地域の充実 基本目標の 取組概要 平成27年度の 実施内容 生涯学習・スポーツ課 ●家庭教育の充実の支援 ●子どもたちの居場所づくり 変化の激しい社会において、たくましく生き抜く人材の育成は、学校だけの力で は不可能な状況です。学校・家庭・地域がそれぞれの役割を十分認識し、相互に連 携協力しながら、実効的な取組を推進していかなければなりません。 学校・家庭・地域の連携、地域人材や地域教材の活用、学校や家庭・地域の教育 力向上などの観点から様々な教育活動を推進し、学校・家庭・地域それぞれの教育 力向上に努めます。 ●学校応援団の活動の充実を図り、学校・家庭・地域が一体となった教育活動の展開に努 めた。 ●スクールガード・アドバイザー、スクールガード・リーダーを中心に、学校と地域が連 携を図りながら、登下校時の安全確保や防犯活動に取り組んだ。 ●地域の人材活用を図るとともに、各学校の魅力を生かした特色ある学校づくりに取り組 んだ。 ●幼稚園、小・中学校PTA及び子育てサークルなど26団体が家庭教育学級に取り組ん だほか、子育て講座を年3回実施した。 ●新成人を祝い、励ますため、成人式を実施した。(876人参加) ●放課後子ども教室を6校各12回実施したほか、東洋大学、NPO法人アンサーズネッ ト、朝霞青年会議所と連携し、子ども大学あさかを実施した。また、小学校3校・中学 校1校を会場とし、学校開放講座14回を実施し、青少年教育の推進に努めた。 ●教育振興基本計画上の数値目標 現況値 (平成 23 年度) 目標値 (平成 29 年度) 実 績 (平成 27 年度) 学校応援団の 活動人数 2,880 人 3,650 人 2,732 人 市内全小・中学校で1年間に活 動した総人数 家庭教育学級 参加者数 5,036 人 5,500 人 3,619 人 各家庭教育学級が開催した講 座に参加した年間総人数 指 標 名 説 明 ●目標の達成度 ≪学校応援団の充実≫ ●学校応援団の活動人数は目標値に達していないが、同じ地域住民が様々な場面で教育活動に参加しており、 職員・保護者・地域住民がそれぞれの長所を生かしながら、協力して朝霞の子どもを育む体制が構築され ている。 ≪学校・家庭・地域が一体となった教育力の向上≫ ●家庭教育学級の参加者数は平成29年度目標値に達していないものの、すべての教育の出発点となる親子 が共に学び育ち合う家庭教育に関する重要性は社会的にも広く認識されており、子育て世代の保護者の学 習意欲は年々高まっている。参加者数の減少については、保護者の生活スタイルの変化によるものと考え ており、特に共働き世帯の増加等によるところが少なくない。働く保護者に対する職場の理解や協力、ワ ークライフ・バランスの推進が社会全体として必要である。また、現在、小・中学校PTA等の家庭教 育学級では1校のみ不参加となっており、今後の家庭教育の充実のためにも学級運営の相談や支援、啓発 等より細やかな対応を行い、学級への参加の後押しを行う。 29 朝霞市教育振興基本計画進行管理シート 基本目標Ⅴ 生涯学習とスポーツの振興 担当課 生涯学習・スポーツ課 文化財課 中央公民館 図書館 施策を構成する 4次総振の中柱 ●生涯学習推進体制の確立 ●学習機会の充実 ●生涯スポーツの推進体制の確立 ●スポーツ・レクリエーションの機会の充実 ●歴史や伝統の保護・活用 基本目標の 取組概要 社会の変化に対応し、市民の課題や学習ニーズに応える質の高い学習機会を提供 し、誰もが生涯にわたって学び続けることができる環境を整備するとともに、スポー ツ・レクリエーション活動の振興を図ります。 ●学習しやすい環境の整備 ●団体・グループの育成とリーダーの養成・活用 ●活動しやすい環境の整備・充実 ●団体、指導者の育成・支援 ●芸術文化の振興 ●第2次朝霞市生涯学習計画後期実施計画の進捗管理、生涯学習ガイドブック「コンパス」 の発刊、あさか学習おとどけ講座37回、生涯学習体験教室50回の実施等、また教室や 市民サークル等の運営、活動を支援し、10団体へ市民企画講座補助金の交付を行った。 ほかに、平成27年・28年継続事業で朝霞市第3次生涯学習計画策定事業に取り組んで おり、また、本格的な芸術体験として、夏休み親子陶芸教室を実施した。 ●文化財保護関係では市指定文化財に2件指定、埋蔵文化財出土遺物を第三小学校に展示 したほか、重要文化財旧高橋家住宅における年中行事や活用事業等を実施した。また、博 物館関係では企画展「丸沼芸術の森所蔵品によるフランス美術の魅力」をはじめとする展 示事業、教育普及事業や小中学校との博学連携事業等を実施した。 平成27年度の 実施内容 ●中央公民館及び5地区公民館での公民館まつりや各種講座・教室を実施したほか、施設 の貸し出しなどの運営事業及び修繕等の管理業務を行った。また、内間木公民館では、大 規模改修工事を実施した。 ●図書・雑誌・視聴覚資料の購入、図書館まつりの開催やシネマライブラリーのほか16 の事業等を実施した。また、図書の貸し出しをはじめとした運営業務及び施設の修繕など 管理業務を行った。 ●ウォークラリー大会、ロードレース大会、各種スポーツ教室を実施した。体育協会や市 民総合体育大会実行委員会へ補助金を交付し、各種目別大会を共催で実施した。市民体育 祭については、雨天のため中止となった。また、溝沼子どもプールは、大きな事故もなく 安全に運営できた。その他、総合体育館を含む14施設については、朝霞市文化・スポー ツ振興公社と連携し安心・安全に管理・運営できた。 ●教育振興基本計画上の数値目標 現況値 (平成 23 年度) 目標値 (平成 29 年度) 実 績 (平成 27 年度) 512 人 900 人 748 人 生涯学習体験教室に参加した年 間総人数 市が実施したス ポーツ・レクリエーション の参加人数 18,889 人 20,000 人 12,971 人 1年間で、市民体育祭やスポー ツ教室などに参加した人数 博物館入館者数 54,266 人 63,000 人 50,052 人 博物館の年間入館者数 図書館貸出者数 294,974 人 297,000 人 276,647 人 図書館本館、北朝霞分館、公民 館図書室での年間総貸出者数 公民館利用者数 299,193 人 339,000 人 302,578 人 公民館の年間延べ利用人数 指 標 名 生涯学習体験 教室参加者数 30 説 明 朝霞市教育振興基本計画進行管理シート ●目標の達成度 ≪生涯学習体験教室参加者数≫ 目標は下回っているが、小学生から高齢者まで一緒に参加した教室や、教室実施後にサークルが立ち上が った教室もあり、様々な交流が図られた。今後におきましても、ホームページの充実やチラシの配布など 積極的にPRを行うと共に、地域の多彩な人材にボランティアバンクに登録いただき、教室の開催方法な どを工夫し参加者が増加するよう努めていきたい。 ≪博物館入館者数≫ 目標を下回っているものの、対前年度では 1,447 人増となった。企画展示の来館者数が増えたことが主な 要因であるが、ほかの展示においても事業内容の工夫をした。また、ホームページ、フェイスブック、お 知らせメールやミニコミ紙等を通じPR活動に取り組んだ。今後も事業内容の精査を行い、魅力ある博物 館を目指していきたい。 ≪図書館貸出者数≫ 図書等の貸し出し数が平成27年度も引き続き減少しており、この傾向は今後も継続すると見込まれる。 これは、電子媒体等の普及による情報源の多様化によるものと考えられるが、貸出者数を増やすためには、 各種事業のPRの工夫に取り組む必要がある。なお、統計上現れない貸出を受けない図書館来場者は相当 数であり、減少している印象は受けない。このことからも、今後の図書館のあり方を考えていく必要があ る。 ≪公民館利用者数≫ 内間木公民館の改修工事に伴う半年間の休館等の影響(前年比 19,057 人の減)により目標には達していな いが、中央公民館や南朝霞公民館では前年度より利用者数が増加しており、おおむね順調に成果が上がっ ていると思われる。公民館まつりなど活動成果の発表の場を設けることにより、市民の生涯学習の場の提 供や生きがいづくりに役立っている。今後は、利用率の少ない時間帯の貸し出しについて検討し、利用者 数の増加を図る必要がある。 ≪市が実施したスポーツ・レクリエーションの参加人数≫ 市民体育祭が雨天中止となってしまったため目標を下回っているが、各種スポーツ教室やロードレース大 会においては、前年度より参加者は増加している。天候に左右される部分もあるが、目標達成に向け、ア ンケート調査や朝霞市文化・スポーツ振興公社、体育協会と調整を図りながら参加しやすい大会や魅力あ る教室を継続して行う。 31
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