講習会 - ケーナインディスクジャパン

6/13 East Div. 寒川講習会後記
新シーズンが EastDiv.から始まり、西へ北へ、そして南へ中部へと巡って帰ってきました。
季節は夏の本番直前!犬にとっても人にとっても厳しい環境での運動は、とにかく体調管
理が大原則です。
(もちろん絶対に無理をして/させてはいけません!)
自分ではどうすることもできない犬のために、栄養管理および体温調節には十分に留意し
ながら、楽しいドッグスポーツを続けてください。
さて、今回の講習会は事前エントリーが2組、当日エントリーが2組と、合計4組のペア
のみなさんと一緒に楽しませていただきましたが、みなさんゲームとの両立の中、犬も人
も疲労の色を隠しきれず、短時間での講習を数回にわたって行う形式に変更しました。
K9 ディスクジャパンでは、犬のクールダウン用に「ドッグプール」を設置していますが、
水が汚れていたり、水に入るのを嫌がったりする犬もいます。
その場合は、タオルに水を含ませて、背中・首回り・脇の下・鼠蹊部(足の付け根部分)
・
肉球の間の皮膚にだけでも冷たい水が行きわたるまで濡らし、その後水をよく拭き取って、
必ず風通しの良い場所でクールダウンさせてあげてください。
また、体の内側からクールダウンするために、飲み水を欲しがることも多くなります。
たとえ飲みすぎて吐くことがあっても、欲しがるだけ飲ませてやりたいところですが、ド
ッグフードを与えていたり、運動の直前であったりすると厳重な注意が必要です。
犬の様子を見ながら、適切な対応をお願いします。
それでは、今回は「犬への手紙」というスタイルでお届けします。
【※内容は講習会参加者のみに理解できるようになっておりますので、ご了承ください】
★Helen へ
初めての“フリースタイル”はどうでしたか?
今までの「ディスク遊び」は「飛行する1枚のディスクをキャッチして持って帰る」とい
うルールだったから、いきなり何枚もディスクを見せられて「ドロップ」
「キャッチ」と言
われても、「そんなのに惑わされないわよ!“この”ディスクが無くなったら、この遊びが
終わっちゃうんでしょっ?!絶対に“この”ディスクから目を離さないからっっっ!」と
強く主張してましたね。(笑)
そんな真面目なアナタの姿に、アジリティやディスタンスでの好成績の基礎を見た気がし
て、感心しました。
お母さんにも伝えましたが、
「フリースタイルのルール」さえわかってくれたら、きっと
アナタは素晴らしいフリースタイラーになると思います。
「ルール」は簡単、「キャッチ」と言われたら次のディスクが出ること、それだけ。
あんまり1枚のディスクに集中していたから、それを離すために「ドロップ」も言ってみ
たけれど、きっとアナタは「キャッチ」だけで次のディスクに向えるコなのだと思います。
今、心から願っていることは、お母さんが諦めずに根気よくアナタに「フリースタイル
のルール」を教えてくれること。
1枚のディスクで沢山走るのも楽しいけれど、お母さんとコミュニケートしながら遊ぶっ
ていうのも、絶対に気に入ってくれるはず! 楽しいよ♪“フリースタイル”
★チャッピーへ
どうやらパパとママは「ローラーは卒業してスローで勝負!」させたかったみたい。
ま、
「ローラーを甘く見てはいけませんよっ!」ってことを“身を持って”断言しておいた
し(笑)お姉ちゃんには「チャッピーに合ったディスクで、チャッピーに合ったスローを
すれば、絶対にキャッチできるからっ!」って色々と伝えておいたから、きっとパパとマ
マの無謀な戦略からチャッピーを守ってくれるハズ。
ニンゲンって、どうしてそんなに早く前に進もうとするのか、時々「なぜ?」って不思
議に思うんだけど、チャッピーはどう思う?
2月末の寒川講習会で初めて「チャッピーもディスクできるじゃ~ん♪」ってなって、あ
れからまだ半年も過ぎてないんだよ~(汗)
その間に練習しているとは言っても、235SDX(大きい+重い+固い)をディスクを始めた
ばかりのジャックラッセルテリア(小型犬)にキャッチさせようって・・・どうよ???
ママが「布ディスクみたいな柔らかいヤツならキャッチするんだけど」って言ってたの
が「正解」だよね。絶対に「そこ」から始めるべき!!!(なのに、なぜ講習会に持って
こないのだ~?)
だから、まず「小さくて軽い hero160 ディスクでローリング」から始めてもらうことにし
たよ。 大事なことは全部お姉ちゃんに伝えてあるから、安心してディスクで遊んでね。
★Jasper へ
母ちゃんも、母ちゃんなりに頑張ってるんだけど、それでもキミは言いたいことが沢山
あるんだよね。
キミの「なかなか満足するまで遊んでもらえない」気持ちは、楽しそうに追いかけてキャ
ッチしたディスクを持って帰ってきても渡さないことで、よ~っく伝わりました。
(笑)
それは、母ちゃんも「そうだよね~、ごめんね~ジャスパー」と謝っていたから、わかっ
ていると思います。
でもね、
“ディスク(もってこい)遊び”は、母ちゃんと一緒に遊ぶ遊びだから、キミが独
りでディスクを咥えて「母ちゃ~ん♪追いかけて~」って走るルールではありません。
もう一度母ちゃんに「ルール」をしっかり教えてもらってください。
多分母ちゃんも「あれ?どうだっけ???」っていうトコロが出てくると思いますが、そ
んな時は私に連絡するように伝えてください。丁寧に思い出させてあげますから。
(笑)
あとは、母ちゃんもキミがキャッチしやすいように、ディスクの投げ方を頑張って練習
すると言っていたし、母ちゃんのお友達も愛犬のラブラドールと一緒にディスクを始める
そうだから、きっとディスクで遊ぶ機会は増えるはずです。
キミは明るくて遊び好きで、賢いイイコだから、きちんと「ルール」を守って、大好きな
母ちゃんと楽しい遊びを続けてください。 いつもそばにいるからね!大丈夫だよ
★ダイちゃんへ
私はダイちゃんのことを勝手に「柴犬イメージ改善大使」と呼んでいます。
「和犬だから」とか「柴だから」とか、色んな“イメージ”を「オレ」が変えてくれてい
ることに心から感謝すると同時に、大きな拍手とエールを送っています。
もちろん、いつもオレと一緒に頑張っている母ちゃんもエライと思います。
ディスクドッグだけでなく、オビディエンスやドッグダンスなど、色んな体験をさせてく
れたからこそ、今のオレがいるんだよね。
「ダイがどっか行っちゃう気がして、ロングリードを離せない」と言っていた母ちゃん
が、初めて「リードが無くてもダイのことを信じられるようになった」って、嬉しそうに
話してくれたとおり、オレと母ちゃんはキチンと絆で結ばれているんだと、そして、それ
を表してくれるプレーの連続に感動して嬉しくなりました。
でもまだ母ちゃんは“ダイ離れ”できないところがあって、ダイを仔犬扱いするから、
「よ
せやい!オレはもうオトナなんだから」って言ってますけど~(笑)って通訳するんだけ
ど、忘れちゃうみたい。投げたディスクがヘナヘナ~ってなる時は、
「オレを信じて投げ込
んでこいっ!」って言いたいよね。
“フリースタイル”もヤル気十分な母ちゃんをこれからもヨロシク頼むよっ!ダイっっっ
以上
Special Thanks to “wonderful” D.D.Masters “great” players.
The helping hands you always extend to “freestyle newbies” are really-really valuable
and I am very touched beyond words.
Thank you, thank you, thank you, and Thank YOU!!!
(フリースタイル初心者のために D.D.マスターズの選手たちが丁寧に教えてくれています。
「講習会」でなくても、K9 ディスクジャパンの仲間として、アナタの参加を歓迎します!)
文責 Pinup Poodles 松田 実加