(口内炎とは?) (原因と治療法) (治りにくい口内炎) Vol.20

Vol.20
なかい歯科クリニック
☎0280-87-8825
http://nakai-shika.jp
なかい歯科クリニック・歯科医師の小林美穂です。
梅雨入りも近くなり、不安定な天候の毎日。そんな時期は体調を崩しがちです。
知らず知らずのうちに疲労がたまり、気付くと大病に罹患してしまう事も・・・。
病気になる前には、危険を知らせるため体に何らかのサインがみられます。その一
番
分かりやすいサインが「口内炎」でしょう。皆さんも疲れた時や体調不良の時に口
内炎ができ、食事の度に、しみて、つらい経験した事があると思います。
口内炎は「体調のバロメーター」とも言われ、健康管理によって、ある程度予防したり、軽減させ
たりする事ができます。
(口内炎とは?)
口唇、舌、歯肉などの口腔粘膜に起こる炎症の総称を「口内炎」と言います。色々な種類があり、
症状や原因も様々です。患者さんが「口内炎ができた」と一般歯科を受診する場合、最も多いのが
「アフタ性口内炎」です。アフタ性口内炎は発生頻度が高く、全人口の20%が経験していると言
われています。2~10mmの円形の痛みをともなう潰瘍が、1つあるいは複数できます。潰瘍の
表面は白く、潰瘍の周りは発赤した状態になるのが特徴です。
(原因と治療法)
ストレス、自己免疫、アレルギー、ウイルスなど様々な因子が関わるとされていますが、詳細は不
明です。治療としては痛みを和らげるための対処としてステロイド軟膏を処方しています。
また体調不良の時にできやすいため、以下の事に留意されると良いでしょう。
① 睡眠時間を十分にとる。②ストレスや疲れをためないようにする。
③ビタミンB群を多く含む栄養バランスのとれた食事をする。④口の中を清潔に保つ。
通常、傷にならずに1~2週間で治りますが、多くのケースは再発を繰り返します。
(治りにくい口内炎)
まれではありますが、内科的な病気の一症状として口内炎が起こる事があります。この場合、歯科
領域の治療だけではなかなか治りにくいため、内科的原因除去治療も必要となってきます。
また、口腔内の悪性腫瘍やその治療の副作用により口内炎が生じることもあります。
重篤な疾患の兆候であっても、患者さんは「なかなか治りにくい口内炎」と言う程度の認識しかも
ってない場合も少なくありません。セルフチェックするにも、ご自分で口腔内のすみずみまで見わ
たすのは容易なことではないでしょう。
なかい歯科の検診では虫歯や歯周病とともに、口腔内全体のチェックも丁寧に行っています。全
身的疾患の予防につながると言う意味においても是非、受けて頂きたいものです。
今後も、境町の皆さんの健康増進のため、地域に密着した質の高い医療サービスを提供し続けて
いきたいと考えております。
抜歯をした後、インプラント手術や歯周外科手術後、矯正治療中の方
Q1妊娠中ですが、歯科治療はできますか?いつ頃がよいですか?
妊娠中でも歯科治療はできますが、原則として応急処置以外の治療は行わないように
しています。必要であれば、妊娠中期(安定期)に治療を受けるのがよいでしょう。
Q2.歯のエックス線撮影、麻酔、薬の服用は胎児にどのような影響がありますか?
歯のエックス線では、防護衣着用により放射線の被爆量はほとんどありません。また、麻酔についても、
麻酔薬の量はきわめて少ないため、影響はないと思われます。妊娠期にやむを得ず投薬する場合は、
安全性の高いものを選択しています。
Q3.妊娠すると歯が弱くなると聞きましたが、本当ですか。どうしたらよいですか?
妊娠したからといって、歯が弱くなることはありません。ただし、妊娠による唾液性状やホルモンバラ
ンスの変化、つわりや不規則な食事により、虫歯になりやすく、歯肉の炎症を引き起こしやすくなります。
ていねいに口腔清掃をする、甘いものを控える、摂取回数を減らすなどして、できるかぎり口腔内を清潔
に保つことが重要です。
Q4.妊娠中に親知らずが痛んできたのですが、どうしたらよいですか?
妊娠中に親知らずがひどく痛んだり腫れることがあります。これは親知らずの虫歯や歯冠周囲炎が原因
なことが多いです。妊娠中の歯の治療としては、消炎処置、鎮静処置が基本ですが状況によっては外科
的に抜歯をすることもあります。
親知らずをそのままおいてしまうことで問題なのが、重症感染症になる場合、顎の骨が著しく吸収して
溶けてくる場合(時には骨髄炎)、副鼻腔炎(上顎洞炎)をひきおこす場合、などです。
妊娠中の親知らずの抜歯は産婦人科、歯科の主治医の先生とともによく相談してから処置の時期や投薬
内容の検討を行う必要があります。
Q5.ミルクを飲んだまま寝てしまうことが多いのですが、虫歯になりませんか?
飲みながら寝てしまった場合には、乳首を離し、唾液が行きわたるようにしましょう。
母乳だけが原因で虫歯になることは、まずないと言えるでしょう。離乳食が始まると、他の食べ物や飲
み物の影響が出てきます。それらの影響の方が大きいので注意しましょう。
★ワンポイントアドバイス★
妊娠中にキシリトールのガムを噛むと
年末年始のお知らせ
12 月29日(火)~1月3日(日)まで休診と
歯が丈夫な子供が産まれるみたい
させて頂きます。
ですよ♪♪
みなさん、よいお年をお過ごし下さい(*^_^*)
また来年もよろしくお願い致します☆