士別って、こんなまち!

転入者向けガイドブック②
士別って、こんなまち!
‐1‐
目
士別はこうして生まれた
次
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1
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2
士別市の地域図
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3
わがまちの個性
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4
士別市の概要
市章、市の木・市の花
市民憲章と都市宣言
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10
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11
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12
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13
まちづくりの基本理念
士別の名所スポット
士別のまつり・イベント
姉妹都市・友好都市
士別ふるさと大使
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17
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20
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21
もうちょっと知りたい士別
データで見る士別市
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22
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23
‐2‐
士別市はこうして生まれた
“しべつ”の語源は、アイヌ語の“シ-ペッ”から転じたものです。
“シペッ”とは、
「本流、親川」の意味で、母なる天塩川がこの地の
発展の源であったことを示しています。
現在の士別市は、平成17(2005)年9月1日、旧士別市と旧朝日町
との合併によって、新しい市として誕生しました。
明治32(1899)年に最北で最後の屯田兵の入植によって開拓の鍬が
おろされた旧「士別市」は、昭和29年(1954)に、当時の士別町・上
士別村・多寄村・温根別村の1町3村が合併し、道内20番目の市と
して市制を施行しました。
一方、明治38(1905)年の御料地貸下げによって開拓の歴史が始ま
った旧「朝日町」は、昭和24(1949)年に上士別村から分村独立し、
昭和37(1962)年には町制を施行しました。
以降、両市町は、それぞれに行政運営を進め、天塩川流域の豊富
な水と肥沃な大地、緑の山々など、豊かな自然に恵まれる中、先人
たちの開拓精神とたゆまぬ努力のもと、農林業を基幹産業として発
展してきました。しかし、人口の減少や少子高齢化の進行、あるい
は分権型社会への移行などの中で、財政基盤の確立のもとに、多様
化する住民ニーズへの対応を図るため、市町村合併を選択し、新生
「士別市」を誕生させました。
【一口メモ】
つ
く
も
●九十九って?
士別には、士別神社が鎮守され
ている「九十九山(つくもやま)
」
をはじめ、九十九(つくも)とい
うことばがよく使われています。
九十九は、100戸の屯田兵のうち、
入植直後に1戸が焼失してしま
い、その後の開拓を99戸で進めた
ことにちなんだものです。
‐3‐
士別市の概要(位置・気象等)
士別市は、北海道北部の中央部に位
置し、札幌から192㎞、旭川から53㎞
北上したところにあります。道立自然
公園「天塩岳」をはじめとする山々に
囲まれ、北海道第2の大河「天塩川」
の源流域にある水と緑豊かな田園都
市です。
その市域は、東西に58km、南北に
42km に広がり、行政面積は1,119.29
k㎡を有していますが、その約75%が
山林、約15%を田畑が占めています。
気候は、上川北部の盆地にあるため、
四季のはっきりした内陸性気候で、夏
の気温は最高30℃以上にも上昇し、冬
は-30℃を超えることもあり、積雪も
100㎝を超えます。
交通面では、JR宗谷本線や北海道縦貫
自動車道をはじめ、市街地の中央を南北
に国道40号が縦貫し、東西には国道239号
と主要道道士別滝の上線が横断するなど、
道路交通網は良好であり、札幌までは、
JRで約2時間、車では約2時間30分で
アクセスできます。
‐4‐
士別市の地域図
至名寄市
多寄町
至苫前町
下士別町
武徳町
西士別町
士風山
至下川町
中士別町
温根別町
南士別町
川西町
上士別町
至旭川市
天塩川
朝日町
至愛別町
‐5‐
岩尾内湖
至紋別市
天塩岳
わがまちの個性
①サフォークランド士別
「サフォーク」とは、顔と手足が黒く白い
毛に覆われた羊の種類で、その仔羊肉(ラム
肉)は高級食材とされています。士別市では、
約30年前から「サフォーク」をまちの顔と位
置づけ、食肉はもとより羊毛製品や放牧風景など様々な分野で活用
し、
「サフォークランド」としてのまちづくりを進めています。
特に、平成17年度からは、
「サフォークランド士別プロジェクト」
を立ち上げ、生産体制の確立や販路の拡大をはじめ、肉質評価体制
の構築、さらには、オリジナル料理や加工品の開発を行うなど、ブ
ランド化に向けた取り組みを進めています。
《羊と雲の丘・世界のめん羊館》
「羊と雲の丘」は、中心市街地からほど
近い場所にあり、遠方には大雪山系も眺
望できる小高い丘です。そこには、青い
空、白い雲、緑の草原のコントラストの
中で、黙々と草を食むサフォーク羊の姿
があります。北欧にも似た牧歌的な風景
の中で、大きく深呼吸すれば、日頃のことなど忘れてしまうほど、
ゆったりと時が流れていきます。
また、この丘にある「世界のめん羊館」では、
国内ではここでしか見ることのできない羊な
ど、世界各地の羊30種類が飼養されています。
丘の頂上には、サフォーク肉料理が食べられ
るレストラン「羊飼いの家」があり、士別のま
ちを見渡しながら食事ができます。バーベキュー
ハウスも隣接しており、ジンギスカンが食べられ
るほか、1階にはサフォーク関連グッズなどの売
店もあります。
‐6‐
《サフォークラム》
サフォークのラム肉(仔羊肉)は、フランス料理では
最高級の食材とされています。「士別サフォークラム」
は、羊の多い北海道においても高い評価を得ています。
市内のレストランでは、和食系の料理も含め
て、様々なメニューでサフォークラムを提供し
ています。また、各種イベントでは、岩塩焼き
や串焼きなどでも市民のみなさんに提供され
ています。
《サフォークラム肉加工品》
サフォークラム肉を使用したスープカレーやシ
チュー、ミートソースなどのレトルト食品を販売
しています。
《ニット製品》
手紡ぎサークルである「くるるん会」は、羊毛
のセーターやマフラー、テーブルクロスなどのニ
ット製品づくりを行っています。できあがった製
品は、首都圏などで開催される物産展でもたいへ
ん好評です。
《まちのシンボルとして…》
サフォークは、食肉や羊毛製品ばかりではなく、
士別のイメージキャラクターとしても大きな存在
です。まちを歩けば、商店や個人住宅のシャッタ
ーにサフォークのイラストが描かれていたり、
企業の看板や工事標識にも登場したり、街路灯
や下水道のマンホールにも描かれるなど、まさ
にまちの顔として親しまれています。
‐7‐
②合宿の里
士別市では、「スポーツ・健康都市宣言」
を行うなど、市民のスポーツ振興にも積極
的に取り組んでいる一方、長年にわたり「ス
ポーツ合宿の里」として多くの選手たちを
受け入れてきました。
ふどう運動公園内の全天候型陸上競技場
をはじめ、野球場やテニスコート、隣接す
るグリーンスポーツ施設内のクロスカント
リーコースなど、各種スポーツ施設が整備
され、多くのアスリートに利用されていま
す。こうした施設や冷涼な気候などのもと、
マラソンで金メダリストとなった高橋尚子
選手や野口みずき選手など、日本を代表す
るトップアスリートをはじめ、ドイツのナ
ショナルチームなども合宿に訪れています。
このほか、天塩川河川敷地に設置されてい
る天然芝のサッカー場なども、多くの人々
に利用されています。
このような合宿の受入施設として、平成
9年、スポーツ合宿センター「しべつ inn
翠月」をオープンさせました。
一方、朝日地区には、三望台シャンツェ
(ジャンプ台)やローラースキーコースな
どがあり、サマージャンプ大会などを開催
する中、全国各地から数多くの選手が訪れ
ています。
また、あさひサンライズホールや市民文
化センターを拠点に、吹奏楽や演劇などの
文化系の合宿も行われており、現在は、幅
広い分野での「合宿の里」づくりを進めて
います。
‐8‐
③自動車等試験研究のまち
士別では、冬の寒さと雪など、厳
しいながらも恵まれた自然環境と
広大な土地が生かされ、昭和55年頃
から各自動車メーカー等の寒冷地
試験研究が数多く行われてきまし
た。
その後、昭和57年にトヨタ自動車
株式会社の士別試験場が建設され
たのを皮切りに、ダイハツ工業株式
会社(平成4年)、ヤマハ発動機株
式会社(同年)、株式会社ブリヂス
トン(平成6年)などが本市にテス
トコースを建設し、現在、様々な試
験研究を行っています。
特に、トヨタ自動車のテストコー
スは、周囲約10㎞、直線4㎞で、世
界有数の規模を誇り、各車両の開発
試験などが行われています。
また、女優で冒険家の和泉雅子さ
んが、1年の約半分を士別で過ごさ
れていますが、そのきっかけは、ヤ
マハのテストセンターが士別にあ
るからです。
‐9‐
④生涯学習のまち
士別市では、あらゆる機会を通じ、市民が学び、個々を高め、心
の豊かさや生きがいを求めつつ、様々な形で市民活動に参画してい
くとともに、まちに誇りと愛着をもって暮らすことができるために、
「生涯学習」をまちづくりの柱の一つとして位置づけています。
生涯学習のまちづくりを推進していくため、
「夢を語り、学ぶよろ
こびで、人・文化きらめくまち」をテーマとした「士別市人づくり・
まちづくり推進計画」
(生涯学習推進計画)を策定し、この計画に基
づいて、現在、各種の取り組みを展開しています。
また、市民のみなさんが主
体となり、活動を進めていく
母体としては、平成15(2003)
年に設立された士別市人づく
り・まちづくり市民会議「市
民広場みなくる」があり、各
種団体・サークル、個人など
の連携を図るべく、活動を展
開しています。
一方、施設面では、市民文
化センターやあさひサンライ
ズホールのほか、生涯学習情報センターい
ぶきなどが生涯学習の拠点となっており、
様々な文化活動や学習活動などが行われ
ています。
‐10‐
⑤水とみどりの里・士別
道立自然公園に指定されている天塩岳をは
じめ、天塩川や岩尾内湖、市域の75%を占める
森林など、本市には恵まれた自然があふれてい
ます。さらに、基幹産業の農林業が生み出して
いる田園風景も、貴重な地域資源となっていま
す。これらの自然や農村景観などのすばらしい
財産を保全し、将来にしっかり継承していくた
めにも、環境に配慮した水とみどりの里づくり
を進めています。
○天塩岳…標高1557.6mで、北見山地の最高峰。昭和53年1月に北海道立自
然公園に指定されました。本公園の山稜部では、高山植物群落が
各所に展開し、山麓部ではクマゲラなどのキツツキ類をはじめと
する鳥類やキツネ・ヒグマなどの生息も多く、天塩岳の山頂では
ナキウサギも確認されています。
○天塩川…本流の長さ(256km)は全国第4位、流域
面積(5,590k ㎡)は全国第10位の日本有
数の大河です。その源を天塩岳に発し、
士別市で剣淵川などの支川を合流、天
塩町で日本海に注ぎます。
名前の由来は、アイヌ語で“テシ・オ・
ペッ(Tesh・o・pet)、梁川の儀とされています。地名となるテシ
の多くは、岩が梁(やな)のような形に川を横断しているところ
から呼ばれています。
‐11‐
士別市の市章、市の木・市の花
市
章
グリーンの「大きな楕円」は大地を意味し、
合併した士別市と朝日町を表します。ブルー
の「S」は士別市の英頭文字であり、また、
天塩川の流れであり、赤い「小さな楕円」と
の組み合わせで駆ける人を表します。それは
大地と共に躍動し、自然の中にすなおに溶け
込む士別市の姿を表現しています。
市 の 木
ナナカマド
アカエゾマツ
市 の 花
コスモス
エゾノリュウキンカ
‐12‐
エゾムラサキツツジ
市民憲章と都市宣言
士別市民憲章
わたくしたちは、天塩川の源流にはぐくまれた士別市民です。
屯田の開拓精神をうけつぎ、人と大地が躍動するすこやかな
まちをつくるため、この憲章を掲げ実践に努めます。
1.自然を愛し 美しいまちをつくります
1.人を愛し 心ゆたかな文化のまちをつくります
1.しごとを愛し 活気みなぎるまちをつくります
1.スポーツを愛し 元気なまちをつくります
1.夢を語り 未来に広がる明るいまちをつくります
都市宣言
士別市は、明るく住みよいまちづくりを進めるため、次の
4つの都市宣言をしています。
●交通安全都市宣言(平成17年10月)
わたしたち士別市民は、交通安全の意義を真摯に受け止め、交
通事故の防止につとめ、安全で明るく住みよいまちをつくるため、
『交通安全都市』を宣言します。
●健康・スポーツ都市宣言(平成17年10月)
わたしたち士別市民は、一人ひとりが健康に心をつかい、スポ
ーツに親しみ、健全な心とからだをきたえ、人と大地が躍動する
すこやかなまちを築くため、
『健康・スポーツ都市』を宣言します。
●非核平和都市宣言(平成17年10月)
美しい郷土を守り、豊かな暮らしを子孫に伝えるため、非核三
原則の堅持と恒久の平和を願い、『非核平和都市』を宣言します。
●暴力追放・防犯都市宣言(平成17年10月)
市民の総力を結集し、あらゆる関係機関・団体と連携を図り、
市民一人ひとりの協力と実践により犯罪を防止して、暴力のない
平和で明るく住みよい都市の実現を決意し、
『暴力追放・防犯都市』
を宣言します。
‐13‐
まちづくりの基本理念
士別市のまちづくりの指針として、
「士別市総合計画」(平成20年3月策定)では、
基本理念を
「地域力を高め、地域力で進めるまちづくり」
としています。
地域力とは、
「地域の構成員である市民が、自ら地域の現状を認識
し、互いの連携のもとに、自立的に地域の課題の解決や地域の価値
を創造していく力。
」であり、まちづくりの最大の力である「地域力」
を高めていくために、その構成要素である「市民」「連携」「地域資
源」
「交流」を特に重視します。
①「市民」~人の力
私たちは、市民一人ひとりが主役として、生涯にわたっていき
いきと心豊かに生活できるまちを築くために、団体や個人が持つ
「人の力」を高めます。
②「連携」~輪の力
私たちは、市民相互の連携や、市民と団体・行政などの協働で、
あらゆる主体の英知が結集され、調和と相互信頼のもとに、融和
と一体感のあるまちを築くため、お互いの連携による「輪の力」
を強めます。
③「地域資源」~地の力
私たちは、豊かな自然との共生や、文化・産業等の連携・活用
のもとに、個性と魅力あふれるまちを築くため、地域資源の有す
る「地の力」を育みます。
④「交流」~絆の力
私たちはこれまで、合宿や試験研究をはじめ、地域間交流や観
光などで来市する多くの人々から、多くの情報やまちづくりへの
貴重な助言などを学び知りました。誰からも愛され、大勢の人が
集うまちを築くため、交流が生み出す「絆の力」を広げます。
‐14‐
士別の名所スポット
●九十九山(つくもやま)
士別神社が鎮座する「九十九山」は、市街の北東の位置にあり、
屯田兵が最初に入植したのも、この山のふもとでした。
入植した屯田兵100戸のうち1戸が焼失
し、99戸が残ったことが、この名前の由来
となっています。春の桜まつり、夏の神社
祭、そして新年の参詣など、多くの人々で
にぎわいます。
●祖神の松(そしんのまつ)
幹回り7.5m、直径2.4m、樹高18mのイチ
イの銘木。樹齢1千数百年と推定され、古く
から林業関係者の間で山の守り神と崇められ
ています。昭和49年、北海道記念保護樹木に
指定され、平成2年に環境庁が実施した日本
の巨樹・巨木林調査「イチイの部」で、全国
2位、全道1位となりました。
●霊水山不動院(れいすいざんふどういん)
通称:お不動さん
市街地の南西にある不動明王の滝には、一つ
の伝説があります。大正11年、病床にあった農
夫・阿部照忠氏の枕元に不動明王が立ち、この
滝の所在を教えました。その教えに従い、この
地に足を運ぶと、夢に見たままの滝があり、そ
の水を服用したところ、病気がたちどころに快
復したと伝えられています。
この霊水を求めて、全国各地から大勢の人が訪れており、現在
もこの水のファンは絶えることはありません。
‐15‐
●日向温泉(ひなたおんせん)
この温泉は、多寄町日向地区に涌き出る鉱
泉(塩泉)で、リウマチ・糖尿病・皮膚病
に効果があります。
ここでは、この地方ならではの山菜を中心
としたオリジナル料理やサフォーク肉のジ
ンギスカンなどをたっぷりと味わうことが
できます。
また、雪質バツグンの日向スキー場が隣
接しており、冬はスキーと温泉を満喫する
ことができます。
日向温泉に向かう途中の天塩川沿いには、
「白鳥の宿」があり、毎年春秋には3,500羽
以上の白鳥が羽を休め、優雅な舞いを披露
してくれます。
●天塩岳(てしおだけ)
天塩岳道立自然公園の主峰「天塩岳」は、北見山地の最高峰(標
高1,557.6m)で、大雪山国立公園の旭岳の真北に位置しています。
登山道は、士別市朝日町側から3コース、滝上町側から1コース
の4つのコースが整備されています。
頂上からは、一大パノラマが広がり、
道内でも有数の高山植物の植生地として、
キバナシャクナゲやイワウメをはじめと
した草花が生息するとともに、ナキウサ
ギなどの珍しい動物に出会うこともあり
ます。
登山口には、ヒュッテ、炊事場、トイ
レ、駐車場が整備されています。
‐16‐
●岩尾内湖(いわおないこ)
最北の長流「天塩川」を堰き止め
たダム湖。満々と水を湛える湖を横
切る岩尾内大橋が湖面に映え、自然
と人工の造形が、すばらしい調和を
四季折々に見せてくれます。
岩尾内ダムは、昭和45年に完成し
た多目的ダムで、洪水調整はもとよ
り、かんがい用水、工業用水、水力
発電などの機能を有しています。
周辺には、オートキャンプ場、バンガロー、テニスコートなど
が整備され、湖では、釣り(ヤマメ、イワナ、鯉)やカヌー・ボ
ートなどを楽しむことができます。
●つくも水郷公園(つくもすいごうこうえん)
天塩川の旧河川敷地に造成された
この公園には、ボート池をはじめ、パ
ークゴルフ場、キャンプ場、多目的広
場、ゴーカートなどがあり、冬にはス
ケートやカーリングも楽しむことが
できます。
公園内には、宿泊研修施設として、
「つくも青少年の家」や「サ
イクリングターミナル」があり、レジャーや研修などに幅広く利
用されています。
また、隣接する天塩川沿いには
「天塩川水郷緑地」があり、テニ
スコート・サッカー場・ソフトボ
ール場などが整備され、市民の健
康づくりといこいの場として親
しまれています。
‐17‐
●ふどう運動公園(ふどううんどうこうえん)
ふどう運動公園は、スポーツ合宿セン
ター「しべつ inn 翠月」周辺の丘陵地一
帯にあり、園内には、全天候型の陸上競
技場や市営球場などが整備されています。
また、隣接するグリーンスポーツ施設区
域内には、足に優しいアスファルト乳剤
処理の施されたクロスカントリーコースや「しらかばロッジ」
、キ
ャンプ場などがあります。
このほか、市立博物館・公会堂展示館も
このエリアにあり、静かで自然豊かな環境
の中で、士別の歴史などを学ぶことができ
ます。さらに、明るく見晴らしのよい高台
には、しべつ霊園が造成されています。
●かわにしの丘(かわにしのおか)
川西地区の丘陵地では、北海道ならで
はの雄大で美しい景観が楽しめます。丘
に広がるジャガイモ畑の白い花やひまわ
り、小麦、蕎麦など、色鮮やかな四季の
彩りが見事なコントラストを描きます。
夏休み期間中には、体験型観光の一つとして、フットパスコー
スが設置され、多くのみなさんが楽しんでいます。
また、民間で運営されている「かわにしの丘
しずお農場」では、サフォークの牧場をはじめ、
羊肉をメインとした「ファームレストランμ
(ミュー)
」や「ファームインλ(ラムダ)
」な
どの観光施設が整備されています。学田地区に
ある「羊と雲の丘」からの眺めとは違う角度で
士別の街並みを見下ろしながら、サフォーク料
理などを楽しむことができます。
‐18‐
士別のまつり・イベント
●桜まつり(5月中旬)
士別神社の鎮守山・九十九山(つくも
やま)には、春になると見事な桜が咲き
誇ります。
この桜の多くは花弁の愛らしいエゾ
ヤマザクラで、多くの市民が薄紅色の桜
の下で春の訪れを楽しみます。
●士別神社祭(7月15-16日)
士別の開拓が始まったころか
ら鎮座する士別神社。天照皇大
神や聖徳太子を祀ったこの神
社祭では、神楽やみこしなどに
よるパレードが行われ、さらに
市街地中心部では、多くの露店
が軒を並べるなど、縁日気分を
盛り上げます。
このほか、各地区でも地域のお祭りが行われています。
〇西士別神社祭 6/14-15
〇多寄神社祭
7/10-11
〇川西神社祭
7/14-15
〇温根別神社祭 7/25-26
〇下士別神社祭 8/1-2
〇南士別神社祭 8/22-23
○朝日神社祭
8/25-26
〇武徳神社祭
8/25-26
〇上士別神社祭 9/5-6
〇中士別神社祭 9/5-6
‐19‐
●岩尾内湖水まつり(7月下旬)
岩尾内湖畔神社山公園で開催される
岩尾内湖水まつりは、プロの歌手を迎
えての歌謡ショーや岩尾内太鼓、瑞穂
獅子舞などが特設ステージで披露され
ます。
このほか、農産物・特産品の販売や
多彩なイベントが盛りだくさん。祭り
のフィナーレを飾る花火大会もあり、
大勢の来場者でにぎわいます。
●天塩川まつり(8月14日・17日)
士別の発展を見守り続けてきた母な
る川・天塩川の恩恵に感謝するお祭り
です。初日となる納涼花火大会を皮切
りに、川舟みこしや千人踊り、飲み食
い天国などの様々なイベントが行われ、
市民をはじめ多くの人たちで盛り上が
ります。
●産業フェア(8月下旬)
農・商・工の連携によるイベントで、
士別の豊富で新鮮な地元農畜産物やそ
の加工品、特産品等の販売をはじめ、
様々な「ものづくり」の匠の技術を知
ることができるコーナーなど、「観て、
食べて、体験できる」イベントです。
このほかにも、多くのアトラクショ
ンやゲームなどがあり、家族揃って楽
しい一日を過ごせます。
‐20‐
●あさひじゃんじゃんジュビリー(9月上旬)
あさひサンライズホール前の特設会
場で開催される「あさひじゃんじゃん
ジュビリー」(ジュビリー=村祭りの
意味)は、朝日の自然の恵を楽しむ秋
の祭典です。
歌謡ショーやコンサートをはじめ、
朝日産のもち米を使ったもちつき大
会や農産物・特産品の販売など、様々
な催し物があります。
●しべつ雪まつり(2月上旬)
平成22年には55回目を迎える士別
雪まつりは、長い歴史を有する士別の
冬のまつりです。雪像や滑り台などの
ほか、会場には数多くの店も出され、
数多くの市民が、楽しい一日を過ごし
ます。
メインイベントはなんといっても
「国際雪ハネ選手権大会」でしょう。
4人1組で、約3立方メートルほどの
箱の中の雪をかき出し、一番下に埋ま
っているフラッグをいち早く取り出
すことを競う競技で、見ても、参加し
ても楽しい競技です。
‐21‐
姉妹都市・友好都市
●姉妹都市「オーストラリア・ゴールバーン市」
Goulburn Mulwaree
ゴールバーン市は、オーストラリア南東部の
ニューサウスウェールズ州にあります。士別と
同様、めん羊をまちづくりの顔としており、
「ビ
ッグメリノー」という羊をかたどった観光物産
館が、マチのシンボルにもなっています。
ゴールバーン市との交流は、平成6年に士別
サフォーク研究会のメンバーがまちづくり研修
の一環として、この地を訪れたのがきっかけで、
士別市が開基100年を迎えた平成11年7月に、姉
妹都市提携の調印を行いました。
現在は、子どもたちの絵画交流や高校生の短
期留学研修などを中心に交流を展開しています。
●友好都市「愛知県みよし市」
愛知県のほぼ中央(名古屋市と豊田市の
間)に位置するみよし市は、トヨタ自動車
㈱の城下町ともいわれ、市内には同社の工
場が4つあります。
みよし市との交流は、士別最大の誘致企
業であるトヨタ自動車㈱士別試験場の第1
期工事が着工された昭和57年に始まり、平
成12年10月に友好都市提携を結びました。
現在は、それぞれのイベント
への参加交流をはじめ、文化交
流やスポーツを通した子ども
たちの交流など、様々な形での
交流活動が展開されています。
‐22‐
士別ふるさと大使
士別の様々な魅力を、全国の一人でも多くのみなさんに知っても
らうとともに、本市のまちづくりに対する提言等をいただくため、
本市にゆかりのある方や出身の方々に、
『士別ふるさと大使』となっ
ていただいています。現在の大使は、次の方々です。
【士別ゆかりの方々】
増 田 明 美 さん
(スポーツジャーナリスト/東京都在住)
松
井
エイコ
さん
(壁画家/東京都在住)
帖
佐
寛
章
さん
(日本陸連副会長/千葉県在住)
沢
木
啓
祐
さん
(日本陸連専務理事/東京都在住)
高
谷
雅
史
さん
(同友会グループ会長、イジカン会長/東京都在住)
小
林
敬
生
さん
(版画家/東京都在住)
服
部
正
雄
さん
(トヨタ生協理事長/愛知県在住)
松
田
惺
山
さん
(鬼太鼓座代表/静岡県在住)
畠
山
みどり
さん
(歌手/東京都在住)
輪
島
功
一
さん
(元プロボクサー、元WBA・WBC世界スーパーウェルター級王者/東京都在住 )
【士別出身者】
橘
守
さん
(東京士別ゆかりの会会長/埼玉県在住)
水
戸
英
樹さん
(映画監督/東京都在住)
椙
江
里
恵さん
(㈱グローバルコンシェルジュ代表/神奈川県在住)
‐23‐
もうちょっと知りたい士別
●士別の人口は?
平成22年2月末日現在の人口は、22,443人で、男性が10,566人、
女性は11,877人です。ちなみに、世帯数は9,941世帯です。
●士別の主な農畜産物は?
士別では、水稲の作付けが最も多く、畑作物では、大豆や小豆、
ジャガイモ、タマネギ、カボチャなどが多く作られています。ま
た、乳用牛や肉用牛の飼養頭数も多く、飼料用作物や牧草の作付
面積も大きくなっています。このほか、市内には、日本甜菜製糖
㈱士別製糖所があり、ビート(甜菜)も多く生産されています。も
ちろん、サフォーク羊の飼育も行われています。
●士別出身の有名人は?
元プロボクサーの輪島功一さん、歌手の畠山みどりさん、漫画
家の高橋しんさん、映画監督の水戸英樹さんらが士別出身者です。
また、故人では、彫刻家の阿部晃工さんらがいます。
●士別の日本一、北海道一は?
【現在】
○飼養しているめん羊の種類(30種類)が日本一!
○自動車関連テストコースの数が日本一!
○自動車テストコースの大きさでは、トヨタ自動車士別試験場
の面積(930ha)が日本一!
○自動車用冬タイヤのテストコースとしては、ブリヂストンの
プルービンググラウンド(170ha)が国内最大!
○「祖神の松」は、日本の巨樹・巨木林調査「イチイの部」で、
全国2位、全道1位! (平成2年、環境庁調査)
○平成19年度「夏期・全国星空継続観察」における農村地帯部
門で、士別の星空は、日本でもトップクラス、道内一位。
【過去には…】
○大正時代、でんぷんの生産量が日本一になった!
○昭和43年の米出荷50万俵超という記録は、当時、日本一!
○平成12年には、水田の転作面積が日本一だった!
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データで見る士別市
世帯人員
士別の現状を示す各種データを統計資料
からピックアップしてお知らせします。
1世帯あたり2.3人
(平成20年9月30日)
人口密度
出
1k㎡あたり20.4人
生
1月平均10.8人
(平成20年9月30日)
転
入
(平成20年)
出
1月平均21.8人
(平成20年)
市税納税額
1月平均72.8人
市民1人あたり約11.4万円
(平成20年)
市の予算
病院医師数(歯科医師含む)
市民1人あたり約67万円
医師1人あたり市民539人
(平成19年度)
亡
(平成20年)
転
1月平均52.2人
死
(平成19年12月31日)
‐25‐
(平成19年度)
病
床
数
1床あたり市民86人
(平成19年12月31日)
図書館蔵書数
小中学校教員数
市民1人あたり8.4冊
(平成20年3月31日)
火災発生件数
教員1人あたり
児童・生徒8.0人
1月平均3.5件
(平成20年)
乗用自動車(軽含む)
1世帯あたり1.4台
1人1日あたり308㍑
(平成19年度)
(平成20年)
犯罪(刑法犯)
1月平均12.3件
(平成20年)
バス乗車人員数
1日あたり710人
(平成20年3月31日)
上水道給水量
1日平均2.5件
(平成20年5月1日)
交通事故(人身)
1月平均0.8件
救急出動
(平成20年)
JR乗客数
1日あたり350人
(平成20年)
ゴミ排出量
(平成19年度)
市道舗装率
1世帯1日あたり1.4㎏
(平成19年度)
‐26‐
43.1%
(平成20年3月31日)
転入者向けガイドブック
「士別って、こんなまち!」
発
行 :
平成25(2013)年3月25日
士
別
市
(総務部企画振興室企画課)
この冊子は、旧士別市が、平成2年から平成17年まで(計7版)発行してきた
「今日から士別市民 ふる里みつけた
(市民ガイドブック) 」をベース
に、転入者のみなさんに、士別市の概要について知っていただくために作
成したものです。
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