Windows3.1だけでもこんなことができます講座

平成8年度 公開講座
Windows3.1 だけでもこんなことができます
芝 治也、益弘 昌典、竹内 光生 共著
高知工業高等専門学校
情報処理センター
まえがき
コンピュータの世界はまさに日進月歩、その進展には目を見張るものがあり
ます。
だれもが身近かに使えるようになったパソコンの世界でウインドウズ
(Windows)は、複雑で難解な操作から利用者を解放してくれる救世主になろう
としています。
Windows の登場によって操作が容易になったといっても、初めてコンピュ
ータを使われる方は難しいと思われるかもしれません。この講座の間に使いな
じんでいただき、Windows ってやさしいなと体感していただければ幸いです。
本テキストは、5日間、計15時間で、Windows に慣れていただくことを
目的に文章作成ソフト「ライト」やペイントソフト「ペイントブラシ」を使っ
ていきます。使って楽しむうちに Windows の基本を知っていただけるように
工夫しました。また Windows の基礎の他に、うわさのインターネットについ
ても「Netscape Navigator」を使って、学ぶのではなく楽しんでいただきた
いと思います。
すこしハードなスケジュールかも知れませんが、コンピュータ実習をとおし
て、ひとつひとつ身につけていってください。
講 師
電気工学科
益 弘 昌 典
〃
芝 治 也
土木工学科
竹 内 光 生
電子計算機室
正 岡 和 子
[第一日目]おっかなびっくりで Windows に触れてみる
1.使用するコンピュータ
1
2.Windows とは
1
2-1 アプリケーションの起動と終了
2
2-2 マウスの使い方
2
2-3 キーボードの使い方
3
2-4 特殊なキーの使用法
3
(1)TAB キー
(2)ショートカットキー
2-5 ウインドウサイズの変更とアイコン化
4
2-6 複数のアプリケーションの同時起動
4
2-7 アクティブウインドウの切り替え
5
演習 1-1Windows の操作
3. 「メモ帳」の起動方法と「ATOK9」の使い方
5
3-1 テキストエディタ「メモ帳」の起動
6
3-2 「メモ帳」の使い方
6
(1)間違えた文字を消すには
(2)範囲の選択
(3)[ファイル(F)]メニュー
(4)[編集(E)]メニュー
(5)[検索(S)]メニュー
(6)[ヘルプ(H)]メニュー
演習 1-2 ファイルを読み込んで編集実習
3-3 日本語の入力「ATOK9」の使い方
9
(1)文字の入力
(2)漢字変換と変換候補の確定
(3)連文節の区切りと確定
(4)ひらがなから漢字以外への変換
演習 1-3 文字を打ち込んで日本語変換をしてみよう
3-4 メモ書きを保存する
11
演習 1-4 初日の感想を書いて保存してみる
-I-
[第二日目]実用的な道具を使う
4. 「ライト」の起動方法と使い方
12
4-1 簡易ワープロ「ライト」の起動と終了
12
4-2 文章の校正をして体裁を整える
12
(1)文の選択とカットアンドペースト
(2)文字列の配置の変更
(3)フォントと文字の大きさの変更
演習 2-1 文章中の文字や書式を変えてみる
4-3 ヘッダーとフッター
16
4-4 ページ区切り位置の指定
17
4-5 印刷練習
18
演習 2-2 文章の完成と印刷
4-6 目盛を表示させて編集を行う
18
5.「ファイルマネージャ」の起動方法と使い方
5-1「ファイルマネージャ」でディスクの中身を調べる
19
19
(1)ハードディスクの中を覗く
(2)表示させるファイルの種類を制限する
5-2 フロッピーディスクのフォーマットを行なう
23
5-3 ファイルのコピーと削除
23
(1)他のディスクへのコピーと削除
(2)他のディレクトリへのコピー
5-4 「ファイルマネージャ」で複数のファイルを選択する
24
演習 2-3 フロッピーディスクのフォーマットとファイルのコピー,削除
[第三日目]マルチメディアを楽しむ
6.「メディアプレーヤーで」で音楽を聴く
26
6-1 音楽 CD を聴いてみる
26
6-2 wave ファイルを再生する。
27
演習 3-1 色々な音を楽しんでみよう
-II-
7.「サウンドレコーダー」でスタジオエンジニア
28
7-1 音を録音する
28
7-2 音の加工
29
(1)[エフェクタ]メニューの利用
(2)ミキシング
演習 3-2 エフェクタやミキシングで楽しむ
8.Netscape Navigator で情報の海を旅する
31
8-1 高知高専から世界へ
32
8-2 直接アクセスする
33
演習 3-3 ネットサーフィンを楽しむ
[四日目]もう初心者とは言えませんよ
9.「ペイントブラシ」で絵を描こう
35
9-1 「ペイントブラシ」の起動
35
9-2 ペイント用ツール
35
(1)筆ツール
(2)線の太さ
(3)線の色
(4)描いた絵の消去
(5)文字
(6)描いた絵や文字の選択と移動
(7)その他
演習 4-1 自由に絵を描いてみよう
9-3 「クリップボード」の利用と画面の取り込み
37
演習 4-2 画面を取り込んで加工をする
10.「カードファイル」でアドレス管理
10-1 小さなデータベース「カードファイル」の使い方
(1)見出しを作る
(2)データベースを作る
(3)情報の検索
演習 4-3 電子アドレス帳を作ってみましょう
-III-
39
39
(4)絵を貼りつける
演習 4-4 カードに絵を貼りつけてスケッチブックを作ってみましょう
11.オブジェクトのリンク埋め込み
11-1 アプリケーション間で受け渡したデータの連動
45
45
(1)アプリケーション間でカットアンドペースト
(2)OLE の連動機能
演習 5-1OLE 機能の便利さを確かめる
総合演習「ライト」を使ったチラシの作成
48
12.今回は紹介できなかった機能
12-1 モデムをコントロールする「ターミナル」
48
12-2 画像を読み込む「イメージスキャナ」
48
12-3 スケジュール管理にも使える「カレンダー」
48
12-4 一連の手順を記録しておける「レコーダー」
48
あとがき
-IV-
高知高専 公開講座
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第一日目(3時間)おっかなびっくりで Windows に触れてみる
1.使用するコンピュータ
別冊「利用の手引き」を参照して下さい。
2.Windows とは
仕事場の机の付近を考えてみてください。
Dictionary
word で
頑張って
作図
公開講座
WINDOWS 入門
ABCD
お元気?
机の上にはいろいろの書類が置かれています。引き出しの中からファイルを取り出して
机の上にひろげることもできます。仕事にかかっているもの以外は机の上からのけて、引
き出しにしまうこともできますし、参考となるファイルで机の上がいっぱいになることも
あります。コピーが必要なこともありますし、となりの人と相談することも、緊急に別の
仕事をすることも・・・。
Windows とは、私たちがレポートなどを作るときに、机の上にノートをひろげて文章を
書きながら、図が必要になれば、スケッチブックに絵を描きコピーして貼り付けたり、資
料を開いて必要な部分を探して参照したりコピーを貼り付けたりする、一連の作業すべて
をコンピュータの画面上で行わせるものです。机の上は画面に、引き出しはハードディス
クやフロッピーディスクに相当します。
文章を書くのはワープロ、図を描くのはペイントやドローソフト、資料を開くのは別の
ワープロやエディタやCD−ROMの検索ソフトの役割です。
-1-
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Windows は英語の Window(窓)に由来した言葉で、それぞれのソフトが1つ1つの窓
の中で動いていて、必要に応じてそれぞれを切り換えながら使うことができます。また、
それぞれの窓の間で情報のやり取りも自由にすることができます。
2-1 アプリケーションの起動と終了
パソコン本体の正面右下にある電源スイッチを押す(ON)とコンピュータが自動的に
立ち上がります。立ち上がるとメニュー画面になります。
コンピュータを終了させる場合は、画面の表示をこのメニュー画面まで戻し、電源スイ
ッチを押して(OFF)ください。
今は、コンピュータを終了させないで、メニューの中からWindows3.1を選択
してください。マウスを左右にずらすと、その動きにあわせ画面上の矢印形のマウスポイ
ンタが左右に動きますので、マウスポインタをWindows3.1に合わせ、マウスの
左ボタンをダブルクリック(2度立て続けに押す)してください。少し待つとWindo
wsの初期画面になります。この画面からメニュー画面に戻す方法は、次のようになって
います。
①
プログラムマネージャーの左上の−にマウスポインタを合わせて左クリック
②
閉じる(C)をマウス左クリック
③
OKをマウス左クリック
メニュー画面に戻すとコンピュータを終了させることができます。
2-2 マウスの使い方
マウスは机(できれば専用パッド)の上で動かし、画面上の位置を決め、その位置に対
して操作を行えるようにしたものです。
マウスを机につけたまま動かしますと、画面上のマウスポインタがマウスの移動に対応
して移動します。机からはみ出しそうになったり障害物がある場合は、持ち上げて置き直
せば続けて移動できます。
操作はボタンをチョンと押したり、押し続けて移動した後はなしたりして行います。ボ
タンは左右2つあるマウスを使います。一般に左右のボタンの役割は次のようになってい
ます。
-2-
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右ボタン・・・選択
左ボタン・・・決定
ボタンの操作方法には次の3つの方法があります。
①
クリック・・・1回チョンと押(してはな)す。
②
ダブルクリック・・・2回たて続けに押す。
③
ドラッグ・・・押したままマウスを移動し、移動後
左
の位置ではなす。
右
2-3 キーボードの使い方
キーボードは、キーを押すことで、押されたキーの文
字や意味などを
コンピュータに伝える装置です。白い色の文字キーには一つのキーの上下左右に4つの文
字が配されたものもありますが、別のキーと併用して使い分けます。
上部文字(特殊記号)・・「SHIFT」キーを押しながら押す。
下部文字(カナ)・・・・「カナ」キーを押して(左上すみのカナパイロットが
点灯した状態で)キーを押す。もとに戻すには再度「カ
ナ」キーを押す。
左部文字(英数字)・・・そのまま押す。ただし、「CAPS」を押して左上す
みのCAPSパイロットが点灯しているときは大文字、
また、CAPSが点灯していなくても、「SHIFT」
キーを押しながら押すと大文字となる。
右部文字(カナ小)・・・「カナ」の状態で「SHIFT」を押しながら押す。
灰色の特殊キーは、特別の信号を与えるものです。上部
には「STOP」,「COPY」のほか、ファンクショ
ンキーが並んでいますし、文字キーの左右にも特殊キー
があります。
これらのキーの使用法は、必要に応じて学んでいただくことにしますが、次にいくつかの
使い方を説明しておきます。
2-4 特殊なキーの使用法
Windows では、基本操作はマウスでできるようになっています。このため、キーボード
は文字入力に使うだけで十分なのですが、特殊キーの使い方を覚えると便利なことや、ま
れにキー操作に頼らなければならないこともおこります。
(1) TABキー
-3-
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基本的にはひとまとまりごとにカーソルを移していくためのキーです。アクティブウ
インドウを切り替えたいとき、「GRAPH」キーを押しながら、「TAB」キーを
押すことで、その操作を行うこともできます。
(2) ショートカットキー
それぞれのアプリケーションによって異なりますが、「SHIFT」キーや、「CT
RL」を押しながら文字キーを押すなどの操作で、マウスの選択、決定の代わりをさ
せることができます。
2-5 ウインドウサイズの変更とアイコン化
画面いっぱいに広げたいときや、じゃまだから縮小したいとき、また、アイコンにして
おきたいときなどがおこります。ウインドウのコーナーや辺にマウスポインタをあてると
ポインタの形が太い矢印
から細くて両側が尖った矢印
に変わります、この状態で
ドラッグすると任意の拡大、縮小ができます。また、右上すみのボタンを押すと最大化、
復元の切り替えができます。右上すみのとなりのボタンを押すとアイコン化することがで
きます。アイコン化したウインドウは画面の左下に置かれていますのでダブルクリックな
どで復元できます。
2-6 複数のアプリケーションの同時起動
ウインドウ初期画面に表されているアイコンをダブルクリックすればそのアプリケーシ
ョンが起動します。
例えば、Windows に添付されている簡易ワープロソフト「ライト」を起動して文章作成
中に、同じく簡易描画ソフトの「ペイントブラシ」で作った図やイラストを描いて貼り付
ける必要が生じたりします。あるいは表計算ソフトで計算作業をしている最中に、さらに
別のアプリケーションを起動する必要が起こったりもします。そんな場合には、その都度
初期画面上にある各アプリケーションのアイコンをダブルクリックすればよいのです。つ
まりいくつもウインドウを開いてそれぞれの作業を行うことができるのです。
机の上を想定して考えると、
①
現在行っている作業・・・アクティブウインドウ
②
その前にやっていた作業で今の作業の下に隠れているもの
・・・アクティブでない開かれたウインドウ
③
机のすみに片付けた作業
・・・アイコン化したウインドウ
-4-
高知高専 公開講座
④
Windows3.1 だけでもこんなことができます
引き出しに片付けてしまった作業
・・・開いていない(閉じてしまった)ウインドウ
がありますし、さらに机の上には出しっぱなしの卓上カレンダや時計が置かれていること
もあります。
このように必要なウインドウはダブルクリックによっていくつでも開けることができま
すし、アイコン化して画面上を整理することや閉じることもできます。開いているウイン
ドウの中で作業のできるものはただ一つです。これをアクティブウインドウといいます。
キーボードから文字を入力した場合、それはアクティブウインドウに対しての入力となり
ます。
2-7 アクティブウインドウの切り替え
最新に開いたウインドウがアクティブウインドウとなりますが、前の例で
「ライト」の作業中に「ペイントブラシ」を開き、イラストを作った後、そのコピーを
「ライト」の文章の上に貼り付けようとすると、「ライト」をアクティブにしなければな
りません。
このように机の上の最上段の作業が終わり、下の段の作業と入れ替えることを Windows
ではアクティブウインドウの切り替えといいます。
アクティブにしたいウインドウのどこかにマウスポインタを置きクリックすれば、クリ
ックしたウインドウがアクティブになり、画面の手前に現れます。
演習 1-1 Windows を立ち上げて実際にいくつかのソフトを起動してみましょ
う。またウインドウのサイズの変更やアイコン化をしてみて下さい。
3. 「メモ帳」の起動方法と「ATOK9」の使い方
皆さんはどのような目的にコンピュータを利用されるでしょうか。ほとんどの方は文
章・資料の作成や家計簿や営業の計算などに使おうとお考えになっていらっしゃると思い
ます。あるいはコンピュータを使って毎日日記をつけようとお考えかも知れません。
そんな時に気軽に文章を書いて保存することができるツールに「メモ帳」があります。
その名のとおりの簡単なメモ書きから、コンピュータの設定ファイルの書き換えまで幅広
く使えます。また日本語で文章を書くために「ATOK9」という日本語入力システムを
用意しました。これはローマ字読みで日本語を入力したものを漢字、ひらがな、カタカナ
に変換するものです。この節では「メモ帳」の使い方と「ATOK9」の利用方法につい
て説明していきます。
-5-
高知高専 公開講座
Windows3.1 だけでもこんなことができます
3-1 テキストエディタ「メモ帳」の起動
これは一般にはテキストエディタと分類されるアプリケーションで、その機能
は文字列(テキスト)を編集する(エディット)ことに限定されています。画面
右のアクセサリグループの中からメモ帳と書いたアイコンを探してダブルクリッ
クして下さい。すると メモ帳 - (無題) と書かれたウインドウが開きます。ウイ
ンドウの中に点滅する縦線があります。これを文字入力カーソル(単にカーソルともい
う)といいます。キーボードのキーを押せばカーソルの位置に文字が入っていきます。
3-2 「メモ帳」の使い方
(1) 間違えた文字を消すには
文章を書いていくうちに間違ってしまったときにはリターンキーの真上のBSと書かれ
たキーを押します。するとカーソルの左側の文字が消え、カーソルは一文字分左によりま
す。また、BSキーの2個右にあるDELと書かれたキーを押すとカーソルの右側の文字
が削除されます。
削除したい場所までカーソルを動かすのにはリターンキーの横の矢印キーを使います。
目的の位置になるまで矢印キーを押し続けてカーソルを移動させます。離れたところにカ
ーソルを動かすのにはマウスを使うと便利です。削除したい箇所にマウスポインタを合わ
せて左スイッチをクリックすれば一瞬にして文字入力カーソルが移動します。
(2)範囲の選択
複数個の文字や何行もの文章を消すのには範囲選択機能を使うと便利です。範囲の選択
をするのには二通りの方法があります。
キーボードを使った範囲選択
①
選択したい文字の先頭までカーソルを動かす
②
SHIFTキーを押したまま、矢印キーを使ってカーソルを動かす
(選択された文字列は黒地に白の文字に変わります)
③
選択したい文字の最後まで来たらSHIFTキーから手を離す
マウスを使った範囲選択
①
選択したい文字列の始まりにマウスポインタを合わせる
②
マウスの左スイッチをドラッグして文字列の最後までもっていく
③
左スイッチから指をはなす
-6-
高知高専 公開講座
Windows3.1 だけでもこんなことができます
選択した直後にBSキーかDELキーを押すことによって複数の文字を消すことができ
ます。これ以外にもメモ帳ウインドウ上部のメニューの中の[編集(E)]の[切り取り
(T)]を使うことでも削除作業ができます。
(3) [ファイル(F)]メニュー
「メモ帳」に限らず大半の Windows アプリケーションはウインドウ上部にメニューを
持っていて、その左端はたいてい[ファイル]になっています。これをマウスでクリック
するかGRPHキーと同時にFキーを押すと次のような項目が現れます。これらは編集フ
ァイルの出し入れや印刷の時に使います。各項目名の後にあるカッコ書きの文字はショー
トカットキーです。これらの項目が表示されているときにカッコ内の文字のキーを押すと、
その命令が実行されます。
新規作成(N)
白紙の状態にします。「メモ帳」起動直後の状態です。
開く(O)...
すでに存在するファイルを開いて編集できるようにします。
上書き保存(S)
開いて編集したファイルを同じ名前で上書き保存します。
名前を付けて保存(A)...
〃 〃 別名で保存するときに使います。
印刷(P)
今開いているファイルの内容をプリンターで印刷します。
ページレイアウトの設定(T)...印刷するときの余白やヘッダー、フッターを設定します。
プリンタの設定(R)...
印刷で利用するプリンターの種類や用紙の設定です。
メモ帳の終了(X)
「メモ帳」を終了します。ファイルの内容が変更されてい
た場合には、変更したものを保存するかどうか問いかけて
きます。
(4) [編集(E)]メニューについて
エディタの機能の本質は文字列を削ったり、入れ替えたりといった編集作業をすること
にあります。このメニューを最もよく使うことになるでしょう。ショートカットキーを覚
えれば編集作業は格段に早くなるでしょう。
元に戻す(U)
直前に行った変更を元に戻します。
切り取り(I)
選択した部分を切り取ります。切り取った部分は記憶され
コピー(C)
るので下の[貼り付け]と組み合わせて使えば選択した部
分の移動ができることになります。
選択した部分を記憶します。
-7-
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貼り付け(P)
記憶されているものをカーソルの位置にはめ込みます。
削除(L)
選択した部分を削除します。[切り取り]と違って記憶さ
れることはありません。間違って削除してしまった場合に
は[元に戻す]を使います。
すべての範囲を選択(A)
開いているファイル全体を選択した状態にします。
時刻と日付の挿入(D)
カーソルの位置に現在の時刻と日付を書き加えます。
右端で折り返す(W)
一行が長くてウインドウ内に表示しきれないときに、ウイ
ンドウの右端で折り返して下の行に表示します。これを選
ぶとメニューの左にチェックマークが付きこの機能を利用
していることを表します。再度選ぶとチェックマークがは
ずれて折り返しを行わなくなります。
(5) [検索(S)]メニューについて
編集している多くの文字列の中から特定の単語を探すのに使います。
文字列の検索(F)...
編集している文字列の中から特定の文字を検索します。
次を検索(N)
文字列の検索をして一つ目を見つけた後で更に先を検索し
ていきます。
(6) [ヘルプ(H)]メニューについて
「メモ帳」の使い方を見たり、作業を進めていくうちに生じた疑問の回答を得ることが
できます。
目次(C)
「メモ帳」の使い方について系統立てた説明を表示します。
キーワードで検索(S)...
キーワードを頼りに必要な説明を探すときに使います。
ヘルプの使い方(H)
ヘルプコマンドの使い方自体の説明です。
バージョン情報(A)...
「メモ帳」のバージョン(版数)を表示します。それ以外
にも製品のライセンス許可者、メモリの使用状況などにつ
いても教えてくれます。
演習 1-2 ファイルを読み込んで編集してみましょう。ただし編集結果は保存
しないようにします。
-8-
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3-3 日本語の入力「ATOK9」の使い方
(1) 文字の入力
キーボードから打ち込んだ文字は,日本語入力をつかさどるプログラム「ATOK9」
を通じて順次日本語化されてカーソルの位置にはめ込まれていきます。日本語が必要でな
いときには CTRL キーと XFER キーを同時に押すことで「ATOK9」を切り放すことが
出来ます。これでキーボードのアルファベット文字がそのままカーソル位置に入ることに
なります。再度 CTRL キーと XFER キーを同時に押すことによって「ATOK9」を利用
して日本語の入力ができるようになります。「ATOK9」の初期設定では,日本語はロ
ーマ字読みを打ち込むことで表現されます。
例えばキーボードで「a」あるいは「A」を押せば,画面では「あ」と表示されますし,
「kya,あるいはKYA」と続けて打つと「きゃ」となります。
(2) 漢字変換と変換候補の確定
また、画面にひらがなで「あ」、あるいは「きゃ」と表示した後、スペースキー(キー
ボードの一番下の横に長いキー)を押すと、ひらがなは漢字に変換されます。
続けてスペースキーを押すと、画面の漢字は他の漢字に変換され、同時に他の変換候補
が画面上に表示されます。選択されている変換候補は反転しています。
例えば、画面上の変換候補は次のようになっています。ただし、この並びの順は使用頻
度の高い順に逐次入れ変わります。
「あ」の場合、1.阿 2.亜 3.吾 4.娃 5.唖 6.蛙 7.亞
「きゃ」の場合、1.KYA 2.伽 3.脚
変換候補が多い場合は、XFERキーを押すと、早く残りの変換候補を見ることができま
す。これらの変換候補の確定は、スペースキーを何回か押して変換候補を選択してリター
ンキーを押すか、変換候補の番号を押します。
-9-
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(3) 連文節の区切りと確定
また、1語ずつ変換するのではなく、例えば一気にキーボードで「HARIGANEW
OMAGETEKUBIWOSIBARU.」と打つと「はりがねをまげてくびをしば
る。」と表示されます。そしてスペースキーを押すと、一部が反転して漢字を含む文章に
変換されます。続けてスペースキーを押すと、反転した部分のみ他の文字に変換されます。
反転した部分の区切りが悪いときは、右向き矢印キー[→]、あるいは左向き矢印キー
[←]を押して反転部分の区切りを広げたり、せばめたりして変換のやり直しをします。
下向き矢印キー[↓]を押して反転部分のみの確定ができます。リターンキーを押すと、
反転部分と反転部分以外も確定します。
この例の場合、反転部分の区切りを変えることによって、「針金を曲げ手首を縛る。」
「針金を曲げて首を縛る。」の2通りの文ができます。
(4) ひらがなから漢字以外への変換
キーボードの一番上の位置には横一列に[f・1]から[f・10]までの特殊なキー
が並んでします。これらはファンクションキーといい、動いているソフトによってそれぞ
れが特別な役割を与えられています。「ATOK9」では、次のような機能が割り当てら
れています。
l
[f・6]変換文節をひらがなに変換する
l
[f・7]変換文節をカタカナに変換する
l
[f・8]変換文節を半角文字に変換する
l
[f・9]変換文節をアルファベットに変換する
l
[f・10]入力モードの切り替え
例えば、「konnyahimadesuka(こんやひまですか)」と打ち込んで
[f・6]
こんやひまですか
[f・7]
コンヤヒマデスカ
[f・8]
コンヤヒマデスカ
[f・9]
konnyahimadesuka
[f・9]の後[f・8] konnyahimadesuka
【注】「nn」は「ん」を表します
演習 1-3 日本語変換機能を使って文字を打ち込んでみよう。
-10-
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3-4 メモ書きを保存する
「メモ帳」のウインドウラベルを見てみると“メモ帳 - (無題)”となっていると思いま
す。今あなたが書いている文章にはまだ名前が付いていないので(無題)となっています。
「メニューバー」の[ファイル(F)]から[名前を付けて保存(A)...]を選んで、文章の名前
を付けて保存してみましょう。[名前を付けて保存]を実行すると下のようなダイアログ
ボックスが表示されますので、これで文章の名前を指定します。“ファイル名(N)”の下の部
分に文章の名前を書き込みます。その後で[OK]をクリックすれば保存されます。
フロッピーディスクに保存す
るときには、このスイッチを
名前の付け方にはいくつかの決まりがあります。
押して b:を選んで下さい。
①
半角英数字なら8文字以内にする。(全角文字は半角英文字2文字と勘定する)
②
保存されるときには、文章名の後に“.txt”という拡張子が付く
例 ファイル名を“公開講座”にすると、保存されたときには“公開講座.txt”になります。
演習 1-4 初日の感想を書いて“公開講座”という名前で保存してみましょう。
これで再びウインドウのラベルを見ると“メモ帳 - 公開講座.txt”になっています。文章
に名前が付きましたから、次からは「メニューバー」の[ファイル(F)]から[上書き保存
(S)]を選ぶだけで元のファイルを上書きして保存します。
-11-
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第二日目(3時間)実用的な道具を使う
4. 「ライト」の起動方法と使い方
4-1 簡易ワープロ「ライト」の起動と終了
Windows には標準で簡易ワープロの「ライト」が付いてきます。これは「ア
クセサリ」グループの中にあり、万年筆でAという文字を書いているアイコンを
ダブルクリックすることで起動することが出来ます。「ライト」は簡易とは言え、
OLE に対応しており、他のソフトとデータのやりとりができ、絵や図表を張り付けること
も出来る実用的なワープロです。また Windows の特徴であるアウトラインフォントを利
用して文字を任意の大きさにしたり、豊富な書体の中から好きなものを選んで表現力豊か
な書面を簡単に作ることができます。
終了させるときは、他の Windows ソフトと同様にウインドウ左上隅の横棒スイッチを
マウスでクリックして[閉じる(C)]を選ぶか、[ファイル(F)]メニューから[ライトの
終了(X)]を選んで下さい。
その編集内容を保存していないのに「ライト」終了させようとすると、編集内容を保存
しますかといった問いかけをしてきますので、必要に応じてはい、いいえを選択して下さ
い。
「ライト」を使って書かれた文章ファイルは、ファイル名の拡張子として“.wri”通事用の
テキスト文字以外に書式設定や字体(フォント)に関する情報が含まれていますから、
「メモ帳」などで内容を見るときにはこのような情報は変な文字になって表示されること
になりますのでご注意下さい。
4-2 文章の校正をして体裁を整える
「ライト」を起動してみると「メモ帳」によく似たメニュー構成になっているのが分か
ります。[ファイル(F)][編集(E)][検索(N)][ヘルプ(H)]などは「メモ帳」のもの
と機能・使い方ともにほとんど同じになっています。新しく現れたメニューは[文字(C)]
[書式(P)][レイアウト(D)]です。「メモ帳」はテキストエディタ、即ち単に文字を並
べて文章を作り、必要であれば印刷することしかできませんでしたが、「ライト」では、
これら新しいメニューを使って文字のフォントを選んだり、大きさを変えたりして魅力的
な書面を作ることができます。
(1) 文の選択とカットアンドペースト
「ライト」を起動してみると、まず目に付くのは[ファイル(F)]の下の変なマーク
( )でしょう。これは文章の最後の端を表している終端マークです。これは画面では現
-12-
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れていますが、印刷したときには出てきません。
「ライト」のウインドウの枠の中にマウスポインタを移動させるとポインタの形が縦長
の棒状に変わりました。これは「メモ帳」の時と同じで、このポインタで文章中の任意の
位置をクリックすると文字入力カーソルはそこに移ります。それ以外にもこのポインタで
文中の任意の文字をドラッグすることによって文字列の選択ができます。ウインドウの枠
内でマウスポインタを終端マークより左側に移すと再度マウスポインタの形が変化します。
今度は右上がりの矢印
に変わりました。これは行選択ポインタで、その役目はポインタ
の右側の一行全部を一括に選択するのに使います。ドラッグして複数の行を選択すること
もできます。
選択した文字列を[編集(E)]メニューの[切り取り(T)]で切り取りを行うと、「メモ
帳」の時と違って空白行などが空くことなしに完全な切り取りが行われます。次に[編集
(E)]の[張り付け(P)]を実行して、他の場所に貼り付けることができます。
これらの機能によって文章の推敲や校正作業を楽に行うことができます。画面上で文章
を切り取って、違う場所に貼り付けるこのような作業をカットアンドペーストといいます。
これは英語で切り取って貼り付けるという意味で、カット&ペーストとも書きます。
Windows の編集作業は基本的にカットアンドペーストで行います。
また、文字列を選択した状態のままキーボードから文字入力をすると選択されている文
字がキーボードから入力した文字に置き換わります。これによって[選択→削除→入力]
としなくても[選択→入力]で言い回しを変えたりする事ができるので便利です。
(2) 文字列の配置の変更
手紙などの文面を考えてみると、「拝啓」は用紙の左端、「宛名」は用紙の中央、「日
付と自分の名前」は右端......というふうになっているものが多くなりました。「ライト」に
は、これを簡単に実現する機能があります。[書式(P)]メニューがそうです。調節したい
行を選択してから書式の設定を行います。
これは[左揃え(L)]です。通常はこれになっています。
これは[中央揃え(C)]です
これは[右揃え(R)]です
[両端揃え(J)]はちょっと特別です。これは英文などのような半角文字と半角スペースで
行ができている時に、空白の間隔を調節して単語の途中で改行にならないようにする機能
で、純粋な日本語には対応していません。
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この他にも[書式(P)]メニューは、行と行の間隔を調節するための項目もあります。ま
た[標準(N)]というのは、これ一つで[左揃え]で[行間-小(S)]に設定してくれます。
(3) フォントと文字の大きさの変更
いろいろな文字の形は書体(フォント)によって異なります。Windows の上では様々な
フォントの中から自分の好きなフォントを選んで使うことができます。フォントを変えた
い部分を選択し[文字(C)]メニューを開きます。そこにはいま使っているフォントの文字
飾りに関する項目がいくつか並んでいます。
これは標準です。
これは[太字(B)]です、これは[斜体(I)」です、これは[下線(U)]です]
これは標準ですがここから後は上付ですこれは標準ですがこれ以後は下付です
これ以外にも、[大きく(R)][小さく(E)]というのがありますが、これは文字の大き
さを変化させるときに使います。何回も[大きく(R)]を実行するととても大きな文字にな
ります。
これは標準、一回大きくしました、二回大きくしました
これは標準、一回小さくしました、二回小さくしました
文字列を選択した後で[文字(C)][フォントの指定(F)...]を実行すると次のような画面
が表示されます。
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フォント名を適当なものに変えると、そのフォントの表示例がサンプル欄に表示されま
す。また中央のスタイルというのが文字の飾りの指定になっています。
標準:標準
イタリック:斜体
ボールド:太字
ボールドイタリック:太字斜体
と言う関係になっています。またサイズというのは字の大きさで1、この数字が大きいほど
大きな文字になります。
ウインドウが開いたときには、今使っているフォントの名称が書かれています。通常は
明朝になっています。フォント名が全て英文になっているものは、半角英数字専用のフォ
ントですから日本語を表示させるのには使えません。漢字を表示するためには、日本語で
書かれたフォント名の中から選んでください。
文字の大きさを示す数字は通常 12 です。数字窓の右の下向きの矢印がありますから、こ
の矢印のスイッチを押して現れた中から、好きな大きさを選んでください。数字を表示し
ている窓をクリックして好みのポイント数を直接指定することもできます。
例 明朝10ポイント
MSゴシック10ポイント
HG丸ゴシックM10ポイント
1
この数字をポイント数と言います。72 ポイントが1インチ(約 2.5cm)に相当します
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明朝24ポイント
MSゴシック24ポイント
HG丸ゴシックM24ポイント
演習 2-1 文章中の行の配置を換えたり、フォントを変更してみましょう。
4-3 ヘッダーとフッター
この講習会テキストのように用紙の頭の端に文字が入っていたり、線が入っているもの
があります。これをヘッダーといいます。同様に用紙の下の端に文字やマークなどが入る
場合をフッターといいます。このテキストに振ってあるページ数はフッターとして入れて
あります。ヘッダーの作り方を説明します。
[レイアウト(D)]メニューの[ヘッダー(H)...]を選べばヘッダー書き込み画面になり
ます。同様に[フッター(F)...]を選べばフッター書き込み画面になります。書き込み画面
の使い方は同じで、ただ単に用紙の上部に印刷されるか下部かの違いだけなので、ヘッダ
ーの場合で説明をします。
ウインドウにそのまま文字を書き込めば、それがヘッダーとして「ライト」の文章の各
ページの上部に貼り付けられるようになります。ヘッダーにも行揃えを使うことができま
すし、各種フォントも使うことができます。
ページ数などを付けるためには、画面中央に現れてくる小さめのウインドウの[ページ
番号の挿入(I)]で設定を行います。ヘッダー文字列の中のカーソルの位置にページ番号が
書き込まれることになります。下にそのウインドウ画面を載せておきます。
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通常は、文章の先頭にはページ番号を振りません。これは先頭は表紙であることが多い
からです。しかし上の画面の[1ページ目にもヘッダーを印刷する]という項目にチェッ
クマークを入れることで、先頭のページにもページ数を入れることができます。
ヘッダーが完成したら[設定終了(E)]でヘッダーの設定を終わって本文の編集の続きに
戻ります。本文の編集に戻ってもヘッダーやフッターは画面表示されません。ヘッダーや
フッターは印刷をしたときに現れることになります。
ヘッダーを消したいときには、再び[レイアウト(D)]メニューの[ヘッダー(H)...]を
選んで[クリア(C)]をして[設定終了(E)]にしてください。[フッター(F)...]の使い方
も同様です。
4-4 ページ区切り位置の指定
文章の終端マークのように、画面にだけは現れるが印刷すると出てこないものには、
「ページ区切りマーク」があります。これは「ライト」ウインドウを横切る点線として画
面にだけ表示されます。ページ区切りは印刷の用紙サイズに応じて「ライト」が自動で行
ってくれますが、文章の区切りの関係から自分で指定することもできます。改ページをし
たいところにカーソルを持っていってCTRLキーとリターンキーを同時に押して下さい。
そこが強制的にページの区切りになります。
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4-5 印刷練習
文章ができたら、最後は印刷です。印刷用紙の変更や余白の調整、部分的な印刷が必要
な場合には[ファイル(F)]から[印刷(P)...]を選んで下さい。用紙サイズや印刷方向を変
えたいときには[プリンタの設定(R)...]で設定します。
ページの余白の調節や、最初に振るページ番号の指定は[レイアウト(D)]メニューの
[ページレイアウトの設定(P)...]で行います。
演習 2-2 A4 用紙にヘッダー入りの文章を印刷してみましょう。
4-6 目盛を表示させて編集を行う
[レイアウト(D)]メニューの[目盛を表示(R)]を実行すると、メニューラインの下に
目盛が現れます。これは印刷するときの印字範囲をセンチメートル単位で刻んだ目盛にな
っています。それ以外にも幾つかのアイコンスイッチが表示されます。これらを使って文
章の体裁を整える行の左右揃えや行の間隔、各行の行幅などをマウスだけで調節すること
もできます。
目盛の左端の
や右の方の
は文章の印刷範囲を示してくれています。
文章中の一行を選択した後で、これらの三角印をポインタでドラッグすると行の始まり位
置、終了位置の調整を行うことができます。このような操作をインデント調整といいます。
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5.「ファイルマネージャ」の起動方法と使い方
Windows に限らずコンピュータの世界では、文章やデータをファイルとい
う単位で取り扱います。「メモ帳」を使って書いた文章を保存したものは、文
章ファイルということになりますし、「メモ帳」自体はアプリケーションプロ
グラム(ソフト)である notepud.exe という実行形式ファイルを Windows 上
から呼び出して起動したものです。
「メモ帳」で書いた文章ファイルや、いろいろなデータファイルなどをフロッピーディ
スクにコピーしたり、不要になったファイルを消したりするためのアプリケーションプロ
グラムが「ファイルマネージャ」です。またお店から買ってきたばかりのフロッピーディ
スクは、多くの場合そのままでは使うことができません。これをコンピュータで利用でき
るようにする作業をフォーマットといいます。「ファイルマネージャ」を使ってフォーマ
ット作業をすることができます。
5-1「ファイルマネージャ」でディスクの中身を調べる
(1)ハードディスクの中身を覗く
「ファイルマネージャ」は、メイングループの中にある黄色い引出の形のアイコンをダ
ブルクリックすることで起動することができます。起動するといま注目しているディスク
の中に含まれているファイルを表示してくれます。
注目しているディスクの名称です
注目しているものには枠がつきます
ディレクトリを表すアイコンです
ファイルを表すアイコンです
注目しているディレクトリまでの経路を図示しています
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上の図は、ファイルマネージャを起動した直後の画面です。ウインドウのタイトルには、
いま表示されているディレクトリの絶対パス2が表示されています。また画面上からは次の
ようなことが読みとれます。
この部分からは、
①
ファイルマネージャで見ることができるディスクはaからdまでの4つがあって、
そのうちaはハードディスク、bとcはフロッピーディスク、dは CD-ROM ドライ
ブである。
②
いま注目しているディスクはaドライブである。
ということが分かります。
この下には注目しているディレクトリに至るまでの階層の状況が左側に表示されていま
す。右側にはそこに含まれているディレクトリやファイルがアイコンと文字で表示されて
います。これにはファイルの名前、大きさ、作成された年月日と時間、および属性が表示
されていることと思います。
他のディレクトリやディスクドライブに含まれているファイルの一覧を見たいときには
ディレクトリのアイコンをダブルクリックするか、ディスクドライブの絵をクリックして
下さい。「ファイルマネージャ」を終了させるには[ファイル(F)]メニューから[終了
(X)]を選びます。
(2)表示させるファイルの種類を制限する
a:¥windows ディレクトリには Windows の様々な機能を実現するために実行形ファイル、
実行時に参照するライブラリファイル(dll ファイル)や各種のヘルプファイルなど非常に
多くのファイルが雑然と入れられています。この中から一つのファイルを探し出すことは
非常に難しいことです。そんな時には[表示(V)]メニューを使ってみましょう。
[表示(V)]をクリックすると全体が五つに分けられているのが分かります。
2
①
一番上はファイルマネージャが表示するものを指定します。
②
二番目はディレクトリ階層の表示とファイル情報の表示の境目の指定です。
③
三番目にあるのはファイルのどのような情報を表示するかの指定です。ファイルの
絶対パス:ファイルのある位置をドライブ名から全て書き表したものです。画面例の
A:¥WINDOWS¥*.* はaドライブの windows ディレクトリの全ファイルを意味しています。
これに対して相対パスというものもあります。
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大きさなどを見る必要がなければ、[名前のみの表示(N)]を選べば多くのファイル
をいっぺんに見ることができるので便利です。
④
四番目はファイル情報の表示の並び順の指定です。ファイルの頭文字が分かってい
る時には[名前順(S)]を選べばアルファベット順に表示されるので便利でしょう。
またファイル名の拡張子が分かっているときには、[拡張子別(B)]で並び替えると
良いでしょう。
⑤
一番下にあるのが[ファイル種類の指定(T)...]です。並べ替えをして見やすくして
も多くのファイルの中から探すのは面倒なことです。この項目では「ファイルマネ
ージャ」で表示させるファイルの種類を限定して、関係ないファイルを表示させな
いようにすることができます。これによって目的のファイルを簡単に見つけること
ができるようになります。
表示させるファイルの名前
のパターンを指定します
ファイルの名前の指定に使う特別な記号があります。
*
任意の文字列を意味します。
?
任意の一文字を意味しています。
.
ファイル名と拡張子との区切りを意味しています。
例
ファイル名 *.* は、どんな名前のファイルでも良い=全てのファイルの意味です。
〃 po*.*は、ファイル名が po で始まるファイル全て
〃 ?o*.*は、名前の二番目が o であるファイルを意味しています。
〃 *.exe は、拡張子が exe であるファイル全てを表します。
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これでファイルの種類を指定したものは、変更されるまで有効になります。自分の求めるものが
見つかったら、全てのファイルを表示する(*.*)に必ず戻しましょう。
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5-2 フロッピーディスクのフォーマットを行なう
フロッピーディスクを買ってきたのに自分のコンピュータで使えません、という話を
時々聞きます。これはフロッピーディスクを利用するために必要な初期化作業(フォーマ
ット)が行われていないからです。(最近では各コンピュータようにフォーマットを行っ
ているディスクも販売しています)「ファイルマネージャ」を使ってフォーマット作業を
行うには[ディスク(D)]メニューの[フロッピー ディスクのフォーマット(F)...]を使い
ます。
初期化したいディスクをどこに入れるか指定します
古い型式の 98
シリーズで使う
には 1MB を選
びます
5-3 ファイルのコピーと削除
(1) 他のディスクへのコピーと削除
ハードディスク上のファイルをファイルをフロッピーディスクにコピーするのには、次
の手順で行います。
①
初期化済みのフロッピーディスクをbドライブへ入れる。
②
ハードディスク上から目的のファイルを探す。(4-1 の(1),(2)を参照)
③
探したファイルをドラッグしてbドライブの表示に重ねる。
するとハードディスク(aドライブ)から、フロッピーディスク(bドライブ)へファ
イルのコピーが行われます。もちろんcドライブでやっても同じです。
ファイルの削除はもっと簡単です。
①
消したいファイルを選択します。
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②
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キーボードのDELキーかBSキーを押すと、削除する旨の問いかけが出るのでそ
れに、はいと応える。
(2) 他のディレクトリへのコピー
ファイルをドラッグして同じディスクの他のディレクトリにコピーしようとしても、フ
ァイルの移動になってしまいます。同じディスクでファイルコピーを行うには[ファイル
(F)]メニューの[コピー(C)...]を使います。
コピーしたいファイルをクリックして選択した後に、これを実行するとコピー先の指定
をするためのウインドウが開きますから、ドライブ名やパス名も含めて指定してあげます。
これは他のドライブへコピーするのにも利用できます。
5-4 「ファイルマネージャ」で複数のファイルを選択する
複数のファイルを選択して一括でコピーや削除を行うことができます。
上の図のように、ファイル一覧に表示されているファイルをここからここまでという感
じで選択するためには、
選択したい範囲の始まりのファイルをクリック
SHIFT キーを押しながら、終わり端のファイルをクリック
で始まりから終わりまでの範囲にある全てのファイルを選択することができます。
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この例のようにとびとびの選択をしたいときには CTRL キーを押しながら、一つ一つの
ファイルをクリックしていきます。
演習 2-3 フロッピーディスクのフォーマットを行ない、“公開講座.txt”をフロ
ッピーディスクにコピーしてみましょう。その後でハードディスク
の方の“公開講座.txt”は削除しましょう。
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第三日目(3時間)マルチメディアで楽しむ
6.「メディアプレーヤーで」で音楽を聴く
「メディアプレーヤー」はパソコンに内蔵されている CD-ROM ドライブを
使って音楽 CD を聴いたり、ハードディスク上にある音楽情報ファイルを再生
したりする再生機です。音楽を聴きながら、「メモ帳」や「ライト」で文章を
作成できます。文章を作成しながら、CDを取り替えたり、選曲することがで
きます。これを起動するためには、「アクセサリ」グループの中にある映画フィルムのリ
ールの形のアイコンをダブルクリックします。
6-1 音楽 CD を聴いてみる
①
「アクセサリ」グループの「メディアプレーヤー」アイコンをダブルクリックする。画面
にメディアプレーヤーが表示されます。ボタンは、左から、再生ボタン
ン
ン
②
、イジェクト(取り出し)ボタン
、停止ボタ
となっています。再生中は左端は一時停止ボタ
に変わります。
CDドライブの開閉という操作は画面のメディアプレーヤーのイジェクトボタン
をクリックしてもできますし、CDドライブの下にあるスイッチを押してもできます。
CD ドライブを開いて音楽用CDをセットしましょう。
③
[機器の選択(D)]メニューから[CDオーディオ(4)...]を選ぶ。CDの busy ランプ
が点滅します。これは CD から情報を読み出しているサインです。
④
CDをセットして再生ボタンをクリックするだけでCDから音楽を聴くことができま
すが、その前に、「インジケータ(S)」メニューで「時間単位(T)」コマンドか「トラッ
ク単位(R)」コマンドを選びます。「トラック単位(R)」コマンドを選ぶと曲の頭出し
で選曲できるので便利です。
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⑤
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CDの音楽を聴きましょう。音楽の再生は、メディアプレーヤーの再生ボタンを押しま
す。メディアプレーヤーのスクロールバーを使って、音楽をCDの途中から聞くこと
もできます。
⑥
ボリュームはパソコン本体の下部にあります。音楽を聴きながら調整してください。
6-2 wave ファイルを再生する。
コンピュータで音楽を作ったり、加工したりということは以前から行われてきました。
このようなコンピュータ加工用のファイルの形式は、音楽用 CD に入っている情報の形式
とは違うものになっています。その代表的なものが MIDI(ミディ)ファイルと wave(ウ
エーブ)ファイルです。「メディアプレーヤー」は音楽用 CD だけではなく、これらの形
式のファイルも再生することができます。wave ファイルの再生をやってみましょう。
①
[機器の選択(D)]メニューから[サウンド(1)...]を選んで下さい。「ファイルを開
く」ダイアログボックスが開き wave ファイルのみが表示されます。wave ファイルの
拡張子は.wav になっています。ここで再生したい wave ファイルを指定します。この
ダイアログボックスは[ファイル(F)]メニューの[開く(O)...]コマンドを使っても出
すことができます。
②
再生するファイル名を選び、「OK」ボタンを押します。
MIDI ファイルについても[機器の選択(D)][MIDI シーケンサ(2)...]を選択すること
-27-
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によって同様に再生することができます。MIDI ファイルの拡張子は.mid もしくは.rmi と
なっています。
演習 3-1 音楽用 CD や wave ファイルを再生して音を楽しんでみましょう
7.「サウンドレコーダー」でスタジオエンジニア
「サウンドレコーダー」は、その名の通り音(サウンド)の記録装置(レ
コーダー)です。声や音楽を再生するだけではなく、録音、加工してファイ
ル(.wav)に保存することができます。CDを聴きながら、音楽をバックにして
音を録音することもできます。
これは「アクセサリ」グループの中のマイクの絵のアイコンをダブルクリックすると起
動することができます。録音を行うためにはコンピュータの POWER ランプの下の MIC
端子にマイクを接続する必要があります。
7-1 音を録音する
①
「アクセサリ」グループの「サウンドレコーダー」アイコンをダブルクリックする。画面
にサウンドレコーダーが表示されます。下部に並んだボタンは、左から、巻き戻し
、早送り
、再生
、停止
、右端が録音(マイクの絵)となっ
ています。
②
録音は1回あたり最長1分間まで録音できます。録音ボタン(マイクの絵)をクリックし
てから、停止ボタンをクリックするまで、マイクから録音できます
。サウンドレコーダーに
は、録音開始から停止までの間の時間が秒単位で〈長さ〉として表示されています。
中央の波形ボックスに波形が表示されていなければ、音は録音されていません。
-28-
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③
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再生(再録音)のスタート位置は、巻き戻しボタンを押して最初から、または、スク
ロールバーで任意の位置に決められます。再生(再録音)のスタート位置を決めて、再生
(録音)ボタンをクリックします。再生(再録音)の停止は停止ボタンをクリックします。
例えば、「本日は晴天なり」、「あーーーー」と録音し、再生してみましょう。
7-2 音の加工
(1) [エフェクター]メニューの利用
[エフェクター(S)]メニューを使って現在の音の音量の調整や、再生スピードを変える
ことができます。またエコーをかけたり逆転再生することもできます。
以下に音量の調整、再生速度の変更、再生方向の反転、エコーの効果の追加の順で説明
をします。
①[音量を上げる(下げる)]コマンドを選ぶ。25%刻みで大きくしたり小さくした
りできます。
②[再生スピードを下げる(上げる)]コマンドを選ぶ。スピードは半分にしたり、2
倍に上げたりできます。
③[逆転再生]コマンドを選ぶ。この状態で再生スイッチをクリックすると逆から再生
を行います。再び[逆転再生]コマンドを選択することで元に戻せます。
④[エコーをかける]コマンドを選びます。[ファイル]メニューの[最初の状態に戻
す]コマンドを使うとエコーを取り消せます。
(2) ミキシング
現在再生している音の中に別の音を挿入したり、重ね合わせることができます。これを
ミキシング(英語で混ぜあわせるという意味)といいます。これによって音楽をバックに
してセリフをしゃべったり、幾つかの音ファイルをつなぎ合わせたり、音の重ね合わせで
ハーモニーを作ったりすることができます。
まず土台となる音ファイルを読み込むか、マイクから吹き込みます。
ファイルを挿入して音をつなぎ合わせる
① 再生と停止のボタンかスクロールバーを使って、別の音を入れる位置に移動する。
②[編集(E)]メニューの[ファイルから挿入(I)...]コマンドを選ぶ。
③挿入するサウンドファイル(.wav)を選ぶ。
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④「OK」ボタンを押す。
音ファイルの上に他の音ファイルを重ねる
① 再生と停止のボタンかスクロールバーを使って、別の音を入れ始める位置を指定す
る。(先頭から入れ始める場合は必要ありません)
②[編集(E)]メニューの[ファイルとのミキシング(M)...]コマンドを選ぶ。「ファイ
ルとのミキシング」ダイアログボックスが表示されます。
③ミキシングするサウンドファイル(.wav)を選ぶ。
④「OK」ボタンを押す。
演習 3-2 wave ファイルにエフェクタをかけたり,ミキシングをして音を加工し
て楽しんでみましょう
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8.Netscape Navigator で情報の海を旅する
テレビに流れる CM で菅原 文太さんは松方 弘樹さんにこう問いかけます「インターネ
ットって知ってる?」....「教えてくれよー」
これはインターネットの CM では無く、ビールメーカーの CM でした。これに限らず毎
日の日常の中に何気なく広まってきた言葉であるインターネットとは、英語で書けば
Internet となり、語源は編みの目(net)の間(inter)といった意味です。網の目とは何でしょ
うか。
多くのコンピュータを信号線で接続して情報のやり取りができるようにしたものをコン
ピュータ・ネットワーク(Computer Network)あるいは単にネットワークと呼びます。これ
は高知高専学内のコンピュータを接続し合うといった狭い地域や組織単で行われてきたも
のです。多くのコンピュータをつないだ状態はまさに網の目のような状態になっています。
このような狭いに地域限定されたネットワークを LAN(Local Area Network)といいますが、
LAN 同士をやはり信号線で結んでやれば、お互いに属しているコンピュータ同士で情報の
やり取りができることになります。これを WAN(Wide Area Network)といいます。
インターネットとはその名の通り様々なネットの間を接続して大規模なネットワークを
形成したもので、世界的な規模の WAN と言うことができます。現在世界 140 カ国以上の
国々のコンピュータが接続されていて、その台数は 2000 万台とも 4000 万台ともいわれて
います。そしてその数は日々増え続けています。
インターネットの世界は相互に接続したコンピュータの管理者同士の善意と相互信頼で
運営されており、誰かがその利権や利益を独占すると言うことはありません。それぞれの
コンピュータは、他の場所にあるコンピュータが持っている情報やソフトを利用したり、
手に入れたりすることができます。これまでインターネットは学術的な利用が主で、離れ
た地域の研究者同士がネットワークを通じて情報の交換や研究の打ち合わせをしたり、ネ
ットワークそのものの研究をインターネットの上で行ったりしていました。
インターネット上に存在する様々なサービスの中でも、一般の方の注目を集めたのは
WWW(World Wide Web:世界に広がる網の目の意味)サービスです。これはインターネッ
トの上で文字や音、映像などの情報を区別することなく公開するためのサービスです。
この公開された情報を見るためのソフトを WWW ブラウザといいます。WWW ブラウザ
には Mosaic(モザイク)や Internet Explorer などがありますが、高知高専情報処理セン
ターでは、世界中で最もよく使われているブラウザである「Netscape Navigator」を導入
しています。これは単にネットスケープ(Netscape)と呼ばれることが多いのでここでもそ
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う呼ぶことにします。
8-1 高知高専から世界へ
「ネットスケープ」を起動するには「ツール」グループの中の紺色の四角形
の中に N という文字が描かれた Netscape アイコンをダブルクリックします。
これで「ネットスケープ」が起動します。
これが起動直後の「ネットスケープ」の画面です。これは高知高専の WWW ホームペー
ジ3を見ているところです。ウインドウに現れているメニューは英語で書かれていますが、
左端は[File](ファイル)次は[Edit](編集)、そして右端は[Help](ヘルプ)と
なっていますから、使い方としては日本語のメニューと同じです。
その下に並んでいるのは、各メニューの内でよく使う機能をワンタッチで実行できるよ
3
ホームページ:Home page と書く。組織や個人ごとに作られた最初の画面のこと。
高知高専のホームページとか私のホームページといった言い方をする。
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うにしたアイコンスイッチです。その下の枠内にはいま画面に表示されている情報が、ど
こある何というものであるのかを表しています。
「ネットスケープ」の画面上に現れたホームページの映像の中に下線(アンダーライ
ン)が引かれて、表示の色が青または紫になっているところがあります。そこをマウスポ
インタでクリックすると次の情報を見ることができます。これは次の情報を見るためのス
イッチの役割をしているわけです。スイッチと次の情報は HTML という表現形式によって
関連づけられていることになります。これを「リンクを張る」といいます。
WWW では、情報のそれぞれにリンクを張ることによって「芋ずる式」に文字だけでな
く絵や音も含めた情報を閲覧して楽しむことができます。
これらのリンクは外部の団体の公開している情報についても張ることができるようにな
っています。またリンク先の情報を呼び出すのには下線を引いた文字列以外にも、イラス
トや写真を使ったアイコンを使ったものも多くあります。
演習 3-3 高知高専のホームページの Japanese と書かれたところをクリック
して日本語表示にしてみましょう。また高知大学のホームページも見
てみましょう。
情報を次々に見ていて、前の画面に戻りたいときには左向きの矢印の絵の付い
たアイコンスイッチを押せば一画面もとに戻ります。これを何回か繰り返してい
けば、高知高専のホームページに戻ることができます。また家の絵が付いたアイ
コンスイッチを押すことで直接高知高専のホームページに帰ることができます。
また間違って遠くの情報を指定してしまって情報の転送に時間がかかるときや、
ネットワークが混雑していて表示に時間がかかるときがあります。そんな時には、
ネットワーク全体の負荷を軽くするために読み込みを中止するようにして下さい。赤丸の
付いたアイコンスイッチをクリックすると、情報の読み込みを中断します。
8-2 直接アクセスする
WWW であちこちにある情報を芋ずる式に探して漂うのも良いが、ある特定の場所を直
接見たいときがあります。こんな時にはメニューの下の[Location](または場所)枠な
いで、見たい情報を直接指定してあげるといいでしょう。これは[Location]の枠内をク
リックして直接書き換えることによって行うことができます。
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演習 3-4 直接あちこちのホームページを見てみましょう。
例
http://www.ascii.co.jp/
http://www.nec.co.jp/
http://www.apple.co.jp
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第四日目(3時間)もう初心者とは言えませんよ
9.「ペイントブラシ」で絵を描こう
「ペイントブラシ」は簡単な操作で絵を描くとこのできるお絵かきソフトです。絵を描
いてビットマップ4 といわれる形式で保存したり、ビットマップ形式の画像ファイルを編
集・加工することができます。
9-1 「ペイントブラシ」の起動
「ペイントブラシ」を立ち上げてみましょう。これはアクセサリグループに
ある絵を描くときのパレットと筆を組み合わせたアイコンになっています。
9-2 ペイント用ツール
「ペイントブラシ」の画面を簡単に説明すると次のようになっています。
画面の左側の「ツールボックス」には2列、18個のツールが入っています。この18個
のツールを使って画面中央のキャンバスに絵を描きます。
⑥
⑤
④
①
⑦
パレット
③
②
4
ビットマップ形式:描いた絵を小さな色タイルの集まりとして取り扱う形式
-35-
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(1) 筆ツール
通常は、筆ツールがクリックされた状態で反転しています。この状態で、マウスポイン
タをキャンバスに移すと、マウスポインタが黒い点になって見えます。キャンバス上でク
リックすると、その場所に黒い点が表示されます。また、ドラッグすると、その道筋に沿
って黒い線が描けます。(①)
(2) 線の太さ
線の太さは、画面の左側下の「線の太さ選択ボックス」の線をクリックすることによっ
て変えられます。矢印マークの付いているのが、いま選択されている線の太さです。
(②)
(3) 線の色
線の色は、マウスポインタを画面下の「パレット」の使いたい色に合わせ、クリックす
ると変えられます。右ボタンでクリックすると背景色を変えられます。現在の線の色と背
景色は「パレット」の左側に示されています。(③)
(4) 描いた絵の消去
描いた絵を消すためには、「ツールボックス」の上から3段目の左側の[色消しゴムツ
ール]と右側の[消しゴムツール]のうち右側の[消しゴムツール]を使います。[消し
ゴムツール]をクリックするとマウスポインタの形が白い四角形に変わります。マウスの
左側ボタンを押したままキャンバスを移動すると、この四角形の通過した部分の絵が消え
ます。
マウスの左側ボタンを離すと画を消すことなしに自由にキャンバス上を移動できます。
[消しゴムツール]をダブルクリックするとキャンバスの画をすべて消すことができます。
(④)
(5) 文字
キャンバスに文字を書くこともできます。まず、[文字(T)]メニューで、使うフォント
の種類とサイズを選択します。選択しなければ標準の文字を書くことになります。「ツー
ルボックス」の上から2段目の右側のabcと書かれた文字ツール(⑤)をクリックする
と、キャンバス上のカーソルの位置に文字をキーボードから入力できます。キャンバス上
でマウスポインタを移動しクリックした位置がカーソルの位置になります。CTRL キーと
XFER キーを同時に押すことで「ATOK9」を呼び出して日本語を使うこともできます。
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(6) 描いた絵や文字の選択と移動
描いた絵や文字を画面上で移動することもできます。「ツールボックス」の上から1段目
の右側の[四角形選択ツール]を使います。(⑥)四角形選択ツールをクリックするとマ
ウスポインタの形が十字線の形に変わります。少し余白をとって、移動したい絵や文字の
左上から右下にドラッグして点線の四角形枠で囲みます。これでこの枠内が選択されたこ
とになります。この四角形枠で囲まれた絵や文字をドラッグして移動させると選択した範
囲を移動させることができます。
(7) その他
「ツールボックス」の他のツールを選択することによって直線や曲線、円、四角形を描
くことも、色を塗ったりすることもできます。
演習 4-1 ペイントブラシを使って簡単な図を描いてみよう。
9-3 「クリップボード」の利用と画面の取り込み
「ペイントブラシ」で描いた絵を「ライト」などで書いた文章に貼り付けることができ
ます。また他のお絵描きソフトで描いた絵を「ペイントブラシ」で描いた絵に貼り付けて
編集することもできます。その為に利用するのが「クリップボード」です。「クリップボ
ード」とはコンピュータの一時的な記憶場所のことです。
「ペイントブラシ」で描いた絵の一部を[四角形選択ツール]で選択した場合を考えて
みましょう。選択した直後に[編集(E)]の中の[コピー(C)]を選ぶと、コンピュータに
記憶されます。これは「メモ帳」や「ライト」で文章を書いているときに文字を選択して
[コピー(C)]をしたときも同様でした。このコンピュータの記憶している場所のことを
「クリップボード」といい、これには文字だけではなく絵も記憶することができるように
なっています。[切り取り(T)]を実行した場合には画面から絵は切り取られますが、切り
取られた絵は「クリップボード」に記憶されることになります。
「クリップボード」に記憶された文章や絵は他のウインドウにも貼り付けることができ
ますから、「ペイントブラシ」で描いた絵を「ライト」に貼り付けたりすることができる
訳です。張り付けは、張り付けを行いたいウインドウで貼り付けたい場所をクリックして
から[編集(E)][張り付け(P)]を実行するだけで簡単に行うことができます。
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またキーボードの CTRL キーと GRPH キーと COPY キーの三つをを同時に押すことで
いまアクティブになっているウインドウの画面を「クリップボード」に取り込むことがで
きます。こうやって取り込んだ画面を「ペイントブラシ」に貼り付けて加工を行うことが
できます。
演習 4-2 「時計」を起動して、そのウインドウを取り込んで「ペイントブラ
シ」へ貼り付けてみましょう。
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10.「カードファイル」でアドレス管理
10-1 小さなデータベース「カードファイル」の使い方
「カードファイル」を使うと、名前や住所、電話番号などの情報をまとめて
管理できます。カードに絵をいれることもできます。
カードファイルは大型の単語カードやメモカードのようなものをまとめたフ
ァイルです。頂いた名刺に見出しを付けて保存しておき、トランプのカードを
繰るように検索したり、見出しや氏名や会社名でなど検索することができます。「カード
ファイル」は「アクセサリ」グループにあるトレーにカードを並べた意匠のアイコンにな
っています。
(1) 見出しを作る
見出しとは、その内容を示すためにカードにつける名前です。新しいカードを作るとき
には、まずそのカードの見出しを作ります。(著者の場合は、頂いた名刺に、面談用件と
頂いた日を鉛筆で書き込みますが、見出しを会社名にしたり、名前にしたり、住所にした
りすると便利なこともあります)
ここでは、公開講座参加者のカードを作ることを念頭に、見出しは氏名にすることにし
ます。次の4枚のカードを作ってみることにします。
1枚目のカード
見出し:
益弘 昌典
カードの内容:
高知高専電気工学科
高知市福井東町◎×◎×
0888−23−□○△×
2枚目のカード
見出し:
芝 治也
カードの内容:
高知高専電気工学科
高知市十津5丁目△△
0888−47−▽▼▽▼
3枚目のカード
見出し:
竹内 光生
カードの内容:
高知高専建設システム工学科
高知市高須◇◇
0888−61−□■■□
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4枚目のカード
見出し:
正岡 和子
カードの内容:
高知高専情報処理センター
南国市岡豊○×
0888−66−××○○
ウインドウズの「アクセサリー」の中から「カードファイル」をダブルクリックして立
ち上げます。カードを新規に作成するために、メニューの中の[カード(C)]をクリックし、
[作成(A)...]をクリックします。見出しの内容を書き込むための小さなウインドウが現れ
ます。「ATOK9」(CTRL+XFER)を使って漢字で見出しを書いてみましょう。見出
しを入れ終わると、[OK]をクリックします。これでカードの内容(文字列)が入れら
れるようになります。
カードの上の部分に見出しが書かれたカードが現れます。、本文の先頭にカーソルがあり
ますので、内容を書き込みましょう。書き終えたら次のカードも[カード(C)][作成
(A)...]で作っていきましょう。
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益弘 昌典 という見
出しの付いたカード
カードをどんどん書いていくと画面上には最新のカードが一番上に来て、前に書いたカ
ードはどんどん後ろになってしまいます。下に重なってしまったカードを見たいときには、
そのカードの一部が見えていますので、そこをクリックすれば目的のカードが一番上にな
ります。またメニューの下にある左右の矢印スイッチを押すことでカードの重なり具合を
変えることができます。
書き込んだカードの内容を変更したいときには、そのカードを一番上に持ってきてから
書き換えたい欄をダブルクリックして下さい。
(2) データベースを作る
1枚のカードに1件のデータ(氏名を見出しに、所属、自宅住所、電話番号)が入った
カードをどんどん作っていきますと、芳名録ができあがります。これではただ単に帳面に
書き付けたのと何ら変わりはありません。データベースというのは、色々なキーワードで
情報の検索ができる仕組みです。これによって大量の情報の中から瞬時に自分が欲してい
る情報だけを抜き出すことができるようになっています。
カードファイルはこのデータベースを簡単に作ることができます。芳名録の中から住所
が高知市の人を抜き出して表示させたり、勤務先が銀行の人を抜き出したりできるのです。
(3) 情報の検索
見出しで検索をする
メニューの中の[検索(S)]をクリックし、[見出しで検索(G)...]をクリックすると、検
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索する見出しを入力するボックスが現れますので、ここで検索したい言葉(キーワード)
を入力します。例えば姓だけを入力し[OK]をクリックしますと、その姓に当てはまる
人の中から一人のカードが先頭に現れます。また同姓の人のカードは前の方に集められま
す。これがキーワードによる検索と抽出機能です。
このカードが該当の人でなければ、メニューの下の行の←、→をクリックして別のカー
ドを見ることもできます。[検索(S)]の[次を検索(N)]をクリックしても別人のカード
が現れます。(同姓の人がいない場合には、[次を検索(N)]は選べません)
内容で検索をする
[検索(S)]の[カードの内容で検索(F)...]をクリックすると、検索する文字列を入力す
るボックスが現れ検索をすることができます。例えば○○市と入力し、[次を検索(F)]を
クリックすると次々に○○市の人がカードの最上面に現れます。(ボックスがじゃまにな
らないように移動しておきましょう)これで○○市に関係する人を抽出することができま
す。
[表示(V)]メニューの[見出しの一覧(L)]をクリックすると、カードの見出しの一覧
表が現れます。白黒反転している行が最上面のカードを示しています。これはカードが多
く煩雑になったときに全体を見通すのに便利でしょう。任意の見出しをクリックしてから、
[表示(V)][カード(C)]に戻すと、クリックしておいたカードが最上面になった状態で
カードが表示されます。
演習 4-3 名前と住所を書き込んで電子アドレス帳を作ってみましょう
(4)絵を貼り付ける
「カードファイル」は文字を書き込んで使うだけではなく、「ペイントブラシ」で描い
た絵を貼り付けたり、イメージスキャナから取り込んだ写真や絵をカードに貼り付けるこ
ともできます。ただし1枚のカードに貼り付けることのできる絵はひとつだけです。ここ
では「ペイントブラシ」で作成した絵の貼り付けについて説明します。
「ペイントブラシ」を使って絵を描きます。描いた絵のなかで「カードファイル」に貼
り付けたい範囲を指定して[編集(E)]の[コピー(C)]または[切り取り(T)]を選ぶと
「クリップボード」に写されます。「カードファイル」では貼り付けたいカードを最上面
に出して[編集(E)]の[図の編集(E)]をクリックして張り付けが可能な状態にしておき
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ます。そして「クリップボード」上の絵を[編集(E)]メニューの[張り付け(P)]をクリ
ックしてカードに絵を貼り付けることができます。
絵を描いて範囲を指定してから
[編集(E)][コピー(C)]
(1) [編集(E)][図の編集(E)]で
張り付けが可能な状態にする。
(2) [編集(E)][張り付け(P)]で張り付ける
絵を貼り付けた場合絵は左端詰めで張り付きますから、そこに書かれていた文字は絵で
隠れてしまいます。こんな時には絵の部分にマウスポインタをあてドラッグすると、絵が
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移動しますので希望の位置に置くことができます。矢印キー(→、←、↓、↑)を押して
絵を移動させることもできます。続けて他のカードに絵を貼り付けることができます。
文字を打ち込みたいときには、[編集(E)]の[文字の編集(X)]をクリックしてくださ
い。
演習 4-4 「ペイントブラシ」で描いた絵を貼り付けてみましょう
(5) その他の機能
不要になったカードを捨てる
[カード(C)]の[削除(D)]で、最上面のカードがなくなります。
同じカードを作る
[カード(C)]の[複製(P)]で、最上面のカードと同じカードが作れます。
見出しを手直ししたい
[編集(E)]の[見出しの設定(I)]で、最上面カードの見出しの修正ができます。
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第五日目(3時間)最後に仕上げと総まとめ
11.オブジェクトのリンク埋め込み
11-1 アプリケーション間で受け渡したデータの連動
文章の中にイラストを組み込んでみましょう。これは 9-2 でやったようにクリップボー
ド経由で貼り付けを行います。9-2 は単に「ペイントブラシ」や「ライト」で書いた絵や文
章をコピーして貼り付けただけでしたが、Windows には OLE5 と呼ばれるリンクさせて
貼り付ける方法があります。「ペイントブラシ」で描いた絵を「ライト」にリンク張り付
けを行った場合、貼り付けを行った後で「ペイントブラシ」の方で元の絵を描き変ると
「ライト」に貼り付けられた絵もその通りに変化することになります。
リンク貼り付けを行った直後
5
OLE:Object Linking and Embedding :オブジェクトのリンクと埋め込みの意味。
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このように埋め込まれた絵や文章などは「埋め込みオブジェクト」と呼ばれています。
ここを変えてみた
ほらこっちも変わった
OLE 機能を使うためには次のような操作が必要です。
①
「ペイントブラシ」で描いた絵を一旦ファイルに保存する。
②
描いた絵のうち貼り付けたい部分を選択する。
③
「ペイントブラシ」の[編集(E)]メニューから[コピー(C)]か[切り取り(T)]
を使って選択した部分をクリップボードに記憶させる。
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④
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「ライト」で書いた文章をクリックして、貼り付けを行いたい部分に入力カーソ
ルを持っていく。
⑤
「ライト」の[編集(E)]メニューの[リンク貼り付け(L)]を実行して貼り付け
を行う。
これでリンク貼り付けが行えますから「ペイントブラシ」側で絵の書き換えを行うと、
その結果が「ライト」の文章にも反映されるようになります。
これ以外にも「ライト」には[編集(E)]メニューの中に[オブジェクトの作成と貼り付
け(I)]という項目がありますから、これを使うという方法もあります。
[編集(E)][オブジェクトの作成と貼り付け(I)]を実行すると、上のような画面が現れ
てどのアプリケーションを使って埋め込みオブジェクトを作るのか指定することができま
す。いすれかを選択して[OK]をクリックすると指定したアプリケーションが起動してオ
ブジェクトを作ることができます。
オブジェクトの作成作業を終えて、起動していたアプリケーションを終了させると、い
ま作ったオブジェクトを埋め込んだ状態の「ライト」の画面に戻ります。
埋め込みオブジェクトをダブルクリックすると、それを作ったアプリケーションを呼び
出してオブジェクトの再加工を行うことができます。
演習 5-1 「ライト」の[編集(E)][オブジェクトの作成と貼り付け(I)]を使
って「Microsoft ワードアート 2.0」を選んで埋め込みオブジェクト
を作ってみましょう。
総合演習 「ライト」と OLE 機能を使って絵や入った魅力的なチラシを作っ
てみましょう。
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12.今回は紹介できなかった機能
今回の公開講座では時間的な制約と、こちらが準備した機材の不足から幾つかの機能に
ついては説明をすることができませんでした。ここでは紹介しきれなかったアクセサリの
機能について紹介することにします。
12-1 モデムをコントロールする「ターミナル」
一般の電話回線を使ってパソコン同士で情報のやり取りを行うことを「パソコン通信」
と言います。これを行うためにはコンピュータと電話回線とを接続するために「モデム」
という装置が必要になります。でもコンピュータとモデムおよび電話回線を単純に接続し
ただけではうまく通信を行うことはできません。それは、うまく通信するためにいろいろ
な手順や通信方式があり、自分が使っている通信方式と通信相手のものがうまくかみ合わ
ないと情報がうまく伝わらなくなるからです。
「ターミナル」は通信の方式や、通信に伴う機器の設定などを行いうまく通信を行うた
めのソフトウエアです。
12-2 画像を読み込む「イメージスキャナ」
イメージスキャナ(画像読み取り装置)という物を使うと、写真や印刷されている絵を
コンピュータに取り込むことができます。取り込んだ画像は「ペイントブラシ」などで加
工して利用することができるようになります。「イメージスキャナ」はこの画像読み取り
装置を制御して、画像を読みとるのに使います。
12-3 スケジュール管理にも使える「カレンダー」
「カレンダー」は、世間一般で言うカレンダー(暦)を表示させるものです。しかし単
に暦を画面に出すだけではなく、「カレンダー」に現れる日付をダブルクリックするとそ
の日の予定などを書き込むことができますし、その日の何時から会議があるといったメモ
を書くこともできます。また時間を指定してアラームを鳴らしたりして予定の時刻が来た
ことを教えてくれる機能も持っています。
12-4 一連の手順を記録しておける「レコーダー」
Windows のソフトの中には使う度にウインドウの大きさを変えたり、幾つかの設定を必
ずしなければいけないようなものがあります。使う回数が多くなると、これは煩雑で面倒
くさい作業になります。「レコーダー」はアイコンをクリックする、ウインドウを広げる、
メニューを選ぶ....などの一連の動作を記録しておいて再生してくれます。
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「レコーダー」を起動してから一連の作業を行い記録下ものに CTRL+SHIFT+A といっ
た感じのショートカットキーを割り当てることができます。これによって面倒な作業をシ
ョートカットキー一つで実行させることができるようになります。
12-5 多彩な情報をコンパクトに「オブジェクトパッケージャ」
OLE 機能を使っていろいろなオブジェクトを作って埋め込むことができることは説明し
ました。ところが大きなオブジェクトをそのまま貼り付けたのでは邪魔になることがあり
ます。そんな時には「オブジェクトパッケージャ」でオブジェクトをアイコンの形に圧縮
して貼り付けることが有効でしょう。
文章中に貼り付けられたパッケージされたアイコンをダブルクリックすると圧縮してあ
ったオブジェクトが広がって、内容が見えることになります。また音楽ファイルなども
「オブジェクトパッケージャ」を使ってアイコンの形にして文章中に貼り付けることがで
きます。これをダブルクリックすると必要なソフトが呼び出され音楽が流れ始めます。ま
さに OLE 機能を使い尽くすために用意されたアクセサリです。
あとがき
Windows95 が大きな話題になり、大手ソフトウエアメーカーからは次々と高機能ですば
らしいソフトウエア商品が発売されている現在の状況の中で、あえて Windows3.1 の基本
セットのみにねらいを絞ってこの公開講座を企画いたしました。ソフトウエアの高機能化
によってその操作は複雑になり、意味のよく分からない用語に振り回され、あまつさえ作
業をしようとするとものすごく動作が鈍いのを我慢しなければならないものが多くなって
しまいました。でもそのような高度な機能を我々が絶対に必要としているかというと、そ
うではありません。手間がかからなくて、動作が速くて、それでいて安価な実用ソフトウ
エアは無いだろうかと考えたすえに Windows のアクセサリを活用できれば十分仕事がで
きて楽しむこともできるという結論に達しました。
Windows3.1 のアクセサリはどれも軽快な動作をしますし、どのアクセサリも十分な機
能を持っています。また Windows 独特のウインドウ環境や OLE などの基本勉強にはもっ
てこいの教材でもあります。この講座が皆様のコンピュータやネットワークなどに対する
興味をかき立て、さらに Windows アクセサリを使われて豊かで快適な日々を過ごされる
一助になれば幸いです。
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