北東アジアエネルギー協力の展望 Prospects for NE Asia Energy Cooperation 省エネルギーを中心に in Particular on Energy Efficiency 2007年10月26日 第16回北東アジアフォーラムイン北陸 外務省経済局審議官 田辺靖雄 (本発表は個人的な見解です) アジアを中心に世界のエネルギー需給は逼迫 7,000 世界 石油換算百万トン 2005年 65億トン 103億トン 年平均伸び率 5,000 ↓ ’80-’05 ’05-’30 世界 1.9% 1.9% アジア 4.5% 2.9% (1.6倍増) 北米 1.1% 1.0% アジア 2005年 6,000 2030年 アジア 4,000 165億トン 北米 32億トン 32億トン ↓ 3,000 2030年 欧州非OECD 1,000 0 1971 • 65億トン 欧州OECD 2,000 (2.0倍増) 中南米 中東 アフリカ オセアニア 1980 1990 2000 2005 2010 2020 2030 出典:IEEJアジア/世界エネルギーアウトルック2007 1 地球気候変動、地域環境汚染問題は深刻に 世界 炭素換算百万 トン 14000 2005∼2030年の増加量 12000 2324 10000 55% 117億 トン 42億トン増 17% 8000 アジア 571 431 14% 10% 北米 欧州 865 75億トン 21% その他 15% その他 20% 欧州 20% 6000 25% 北米 4000 24% 43% アジア 2000 36% 0 1971 1980 1990 2005 2010 2020 2030 2005年 75億トン ↓ 2030年 117億トン (1.6倍増) アジア 2005年 27億トン ↓ 2030年 50億トン (1.9倍増) •出典:IEEJアジア/世界エネルギーアウトルック2007 地球気候変動、地域環境汚染問題は深刻に 出典:NASA 2 省エネルギーは3Eに一石三鳥 • 省エネはエネルギー需給緩和につながる(エ ネルギー(Energy)セキュリティ) • 省エネは地球環境改善につながる(環境 (Environment)保全) • 省エネはコスト削減につながる(経済 (Economy)効率) 日本は省エネ大国・先進国 TPES(toe)/GDP(US$000) Japan OECD Avg. USA World Avg. Korea Thailand Indonesia China India 1.95Russia 0.11 0.2 0.22 0.32 0.35 0.65 0.88 0.94 0.99 0 0.5 1 1.5 2 3 日本の省エネ実績は政府・産業界・ 国民の努力のたまもの • 政府は省エネ法、税制・補助、キャンペーンで 働きかけ • 産業界はカイゼン努力、省エネ設備投資で競 争力強化 • 国民は高い意識でライフスタイル転換 日本の省エネ経験・ノウハウ・技術を もとにアジア協力の余地大 (新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 1.コークス乾式消火設備(CDQ) 2.高炉炉頂圧発電設備(TRT) 3.セメント排熱発電設備 4 アジアの省エネレベルを高めればエネルギー セキュリティ、環境問題改善に大きく寄与 【アジアのCO2排出量】 6,000 技術進展 11.8億トン削減 Mt-C 5,028 レファレンス 5,000 4,078 4,000 技術進展 3,378 &CCS 2,704 3,000 2,000 CCS (平均回収率12%) 4.7億トン削減 3,846 技術進展 3,233 + ↓ 技術進展&CCS 16.5億トン削減 (世界排出量の14%) 1,411 922 1,000 部門別平均回収率 発電: 22% 産業: 13% 民生他: 8% 0 1980 1990 2005 2010 2020 2030 •出典:IEEJアジア/世界エネルギーアウトルック2007 アジアの省エネ:政府ベースの取組み(1) • エネルギー安全保障に関するセブ宣言(200 7年1月、東アジア首脳会議) • 気候変動、エネルギー安全保障及びクリーン な開発に関するシドニー宣言(2007年9月、 APEC首脳会議) →いずれも各国が省エネ自主目標・行動計画 を策定することを宣言 →日本は省エネのための研修生受け入れ、専 門家派遣、金融支援を約束 5 アジアの省エネ:政府ベースの取組み(2) • 日中首脳会談で省エネ協力強化に合意(2007年4 月) • 日中省エネルギー・環境総合フォーラムの開催(20 06年第1回、2007年第2回) • 日中省エネルギー・環境ビジネス推進モデルプロ ジェクトを採択 – 石炭火力発電所省エネ・環境診断 – 紡織工場省エネ改善 – 下水汚泥、都市ごみ、未利用バイオマスのエネルギー化 etc アジアの省エネ:民間ベースの取組み • 日中省エネルギー/環境ビジネス推進協議 会設立(2006年12月) • 2007年9月日中間の合意事例 – 日本化学工業会と中国石油・化学工業協会の協 力 – 排熱発電設備製造合弁企業の設立(カワサキプ ラントシステムズ) – 日本ESCO推進協議会と中国ESCO協会の協 力 6 アジアで省エネ型経済成長のモデルを 示そう:環境クズネッツ曲線への挑戦 Environmental Impact 知恵と技術 GDP per capita 7
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