製品安全データシート 作成・改訂日 平成 21 年 1 月 6 日 1.製品及び会社情報 製品名 :mWM (2-Mercaptoethanolを含有する製剤) 製品コード : MSDS 整理番号 : 会社名 :アーク・リソース株式会社 住所 :〒861-5271 熊本県熊本市中原町383-2 担当部門 :生殖工学グループ 電話番号 :096-329-0880 FAX 番号 :096-329-0882 緊急連絡先 :生殖工学グループ 電話番号 :0964-46-3773 ※このMSDSは、未希釈の2-メルカプトエタノールについての危険性に基づいています。 2.組成、成分情報 mWMに混合溶液として2-メルカプトエタノールが含まれております。 含有する化学名または一般名 :2-メルカプトエタノール 含有量 :0.000069% 化学式 :HOCH2CH2SH 官報公示整理番号 :化審法;(2)-458 CAS No. :60-24-2 3.危険有害性の要約 健康への有害性 :皮膚、眼などを刺激する。 蒸気を吸入すると、鼻、のど、気管などが刺激され、咳、 悪心、頭痛、呼吸困難などを起こすことがある。 環境影響 :* 物理的及び化学的危険性 :引火性 分類の名称(分類基準は日本方式) : 急性毒性物質 備考 :*の項目については記載すべき情報がありません。 1/6 製品安全データシート 作成・改訂日 平成 21 年 1 月 6 日 4.応急措置 目に入った場合 :直ちに清浄な水で15分以上洗眼した後、速やかに眼科医の手 当を受ける。 皮膚に付着した場合 :汚染した衣服を脱ぎ、触れた部分を多量の水で洗い流す。皮 膚に炎症が生じた時は医師の手当を受ける 吸入した場合 :患者を直ちに空気の新鮮な場所に移し、毛布等で保温して安 静にさせ、速やかに医師の手当を受ける。呼吸が停止してい る場合は人工呼吸を行い、呼吸困難の場合は酸素吸入を行う。 飲み込んだ場合 :コップ1 2杯の牛乳または水を与えて胃内で薄め、直ちに 医師の手当を受ける。無理に吐き出させてはならない。 応急措置をする者の保護 :* 備考 :*の項目については記載すべき情報がありません。 5.火災時の措置 消火剤 :水噴霧、二酸化炭素、粉末、泡、強化液、乾燥砂 特定の消火方法 :火元への燃焼源を断ち、適切な消化剤を使用して消化する。 初期の火災には、泡、粉末、二酸化炭素、乾燥砂等の消化剤を 用いる。大規模火災の際には泡消化剤などを用いて空気を 遮断することが有効である。本品は燃焼すると一酸化炭素、 炭化水素などを発生する。 6.漏出時の措置 風下の人を退避させ、漏洩した場所の周辺にロープを張るなどして関係者以外の立ち入 りを禁止する。付近の着火源となるものを速やかに取り除き、消火器を準備する。 流出した製品が河川等に排出され環境への影響を起こさないように注意する。 乾燥砂、土、おがくず、ウエス等に吸収させて密閉できる空容器に回収し、残りは大量 の水で洗い流す。その際は保護具を着用し、風上から作業する。 この際、汚染された排水が適切に処理されずに環境へ流出しないように注意する。 7.取扱い及び保管上の注意 取扱い :炎、火花もしくは高温体との接近、又は加熱、直射日光を避ける。 蒸気を吸い込んだり、眼、皮膚及び衣類に触れないように、ゴム手 2/6 製品安全データシート 作成・改訂日 平成 21 年 1 月 6 日 袋、安全眼鏡、有機溶剤用マスク着用の上、局所排気装置または風 通しのよい場所にて取扱う。取扱い後は手洗い、洗顔を充分に行う。 保管 :酸化を受けやすいので、窒素置換し密閉して冷暗所に保管する。 毒物及び劇物取締法、消防法など法令の定めるところに従う。 8.暴露防止及び保護措置 設備対策 :屋内作業場での使用の場合は発生源の密閉化、又は局所排気装置を 設ける。取扱い場所の近くに安全シャワー、手洗い、洗眼装置を もうけ、その位置を明瞭に表示する。 管理濃度 :設定されていない。 許容濃度 日本産業衛生学会( 年版):* ACGIH( 年版) 備考 :* :*の項目については記載すべき情報がありません。 保護具 呼吸器の保護具 :有機ガス用防毒マスク 手の保護具 :ゴム手袋 目の保護具 :保護眼鏡 皮膚及び身体の保護具 :ゴム前掛、安全靴 9.物理的及び化学的性質 外観 物理的状態 :粘性がある 。 色 :無色透明 臭い :不快臭 物理的状態が変化する温度 沸点 :約156℃ 融点 :-50℃以下 分解温度 :* 引火点 :65.5℃ 発火点 :295℃ 爆発限界 下限 :2.3vol% 3/6 製品安全データシート 作成・改訂日 平成 21 年 1 月 6 日 上限 :18vol% 蒸気圧 :* 相対蒸気密度(空気=1) :* 比重(又は密度) :1.112 溶解性 1.116(20/20℃) :水、エタノール及びジエチルエーテルに極めて溶け やすい。 備考 :*の項目については記載すべき情報がありません。 10.安定性及び反応性 安定性 :* 反応性 :酸化剤と接触すると、反応することがある。 またアルコール、メルカプタン両方の反応性を有する。 避けるべき条件 :火気厳禁 避けるべき物質 :* 危険有害分解生成物 : 蒸気は空気と爆発性の混合ガスを生成することがある。 備考 :*の項目については記載すべき情報がありません。 11.有害性情報 急性毒性 :吸入 経口 経皮 マウス LC50 13200mg/m3 ラット LCL0 250ppm/8H マウス LD50 348mg/kg ラット LD50 244mg/kg ラビット LD50 150ul/kg 局所(皮膚、目等)影響 :粘膜を強く刺激する。 感作性 :* 変異原性 :* 備考 :*の項目については記載すべき情報がありません。 12.環境影響情報 残留性/分解性 :微生物などによる分解性が良好と判断される物質である。 BOD:15 21% 生体蓄積性 :* 4/6 (経産省既存化学物質安全性点検) 製品安全データシート 作成・改訂日 平成 21 年 1 月 6 日 生態毒性 魚 :* その他の生物 :* 備考 :*の項目については記載すべき情報がありません。 13.廃棄上の注意 アフターバーナー及びスクラバーを具備した焼却炉に少量ずつ噴霧して焼却する。 二酸化硫黄が発生するので燃焼排ガスの処理対策を充分に講じること。 周辺環境や生態系に対して無害かつ安全に処理するためには充分な設備及び知識が備 わっていなければならない。 処理作業に不安が伴う場合は、正式認可を得た処理業者に内容を開示した上で処理を委 託する事が望ましい。 14.輸送上の注意 輸送の特定の安全対策及び条件 :運搬に際しては直射日光をさけ、容器の漏れのないことを確かめ、落下,転倒,損傷が ないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 毒物及び劇物取締法の定めるとこ ろに従う。火気厳禁 備考 :*の項目については記載すべき情報がありません。 15.適用法令 消防法 :第2条危険物 第4類第2石油類水溶性液体(2000L) 毒物及び劇物取締法 :指定令第1条 毒物 道路法 :施行令第19条の13日本道路公団公示 危規則 :第3条危険物告示別表第1 航空法 :施行規則第194条危険物告示別表第1 港則法 : 施行規則第12条危険物 PRTR法 :該当せず 車両の通行の制限 毒物類・毒物 毒物類・毒物 危険物・毒物類 16.その他の情報 参考 ナカライテスク株式会社 製品安全シート MSDS No.21418 本製品安全データシート(MSDS)は、現時点で入手できる最新の資料、データに基づいて 作成しており、新しい知見により改訂されることがあります。また、MSDS中の注意事項 5/6 製品安全データシート 作成・改訂日 平成 21 年 1 月 6 日 は、通常の取扱いを対象にしたものです。製品使用者が特殊な取扱いをされる場合は用 途、使用法 に適した安全対策を実施の上、製品を使用して下さい。また、当社は、MSDS 記載内容について十分注意を払っていますが、その内容を保証するものではありません。 6/6
© Copyright 2024 Paperzz