知的コミュニティ情報システム 仕 様 書 筑波大学 平成 18 年 6 月

知的コミュニティ情報システム
仕
様
書
筑波大学
平成 18 年 6 月
目
次
I. 仕様書案概要説明
1. 調達の背景及び目的
2. 調達物品名及び構成内訳
3. 技術的要求要件の概要
4. その他
4.1 技術仕様等に関する留意事項
4.2 導入に関する留意事項
4.3 提案に関する留意事項
4.4 その他の留意事項
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II. 調達物品に備えるべき技術的要件
1. 包括的業務要件
1.1 メタデータの公開
1.2 部門研究
1.3 ネットワーク運用サービス
1.4 運用管理
2. 公開系システム
2.1 ハードウェア
2.1.1 公開用サーバ
2.1.2 データ入力用 PC
2.2 ソフトウェア(公開用)
2.2.1 検索(HTTP)
2.2.2 検索(Z39.50)
2.2.3 検索(SRW/SRU)
2.2.4 ディレクトリ型インタフェース
2.2.5 OAI-PMH によるメタデータの取得と配信
2.2.6 CSV 形式によるデータ登録
2.2.7 リンク切れ対策機能
2.2.8 利用統計
2.3 ソフトウェア(開発用)
2.3.1 公開実験用環境
2.3.2 利用者管理
2.3.3 Web ページの収集およびメタデータの抽出
2.3.4 メタデータの入力および編集
2.3.5 アプリケーションプロファイルの設計
2.3.6 メタデータボキャブラリ
2.3.7 図書館・文書館・博物館・美術館との連携のための機能
2.4 ソフトウェア(インデクス作成用)
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2.5 ソフトウェア(コミュニケーションシステム用)
2.6 ソフトウェア(データ入力用)
3. 部門用研究開発システム
3.1 スケーラブルサーバ1
3.1.1 ハードウェア
3.1.2 管理機能
3.1.3 ソフトウェア
3.2 スケーラブルサーバ 2
3.2.1 ハードウェア
3.2.2 ソフトウェア
3.3 スケーラブルサーバ 3
3.3.1 ハードウェア
3.3.2 ソフトウェア(知の表現基盤研究部門)
3.4 大容量ストレージ
3.5 クライアント PC
3.5.1 ハードウェア
3.5.2 液晶ディスプレイ(26 台)
3.5.3 ソフトウェア
3.6 周辺装置
3.6.1 カラープリンタ
3.6.2 電子化資料編集装置
3.7 生体反応シミュレーションシステム(知の表現基盤研究部門)
3.7.1 ハードウェア
3.7.2 ソフトウェア
3.7.3 オシロスコープ
3.7.4 ロジックアナライザ
4. ネットワーク基盤システム
4.1 ネットワークスイッチ
4.2 ネットワークセキュリティアプライアンス
4.3 ネットワークサービス用サーバ
4.3.1 ハードウェア
4.3.2 ネームサービス機能
4.3.3 メールサービス機能
4.3.4 Web ページ公開機能
4.3.5 認証機能
4.4 ドメインコントローラ用サーバ(2 台)
4.4.1 ハードウェア
4.4.2 Windows 用ドメイン機能
4.5 ネットワーク基盤システム用無停電電源装置
5. 設置条件および設定事項
6. 保守
知的コミュニティ情報システム構成図
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I. 仕様書案概要説明
1. 調達の背景及び目的
インターネットやディジタル図書館の発展によって地理的制約を超えたさまざまなコミ
ュニティが形成されてきている.こうしたコミュニティはネットワークやディジタル図書
館を利用して共有される知識と情報によって支えられ,そして新たな知識と情報を作り出
す「知的コミュニティ」の形成が始まっている.インターネットや携帯電話等によって形
成されるネットワークは,現在我々の情報ライフラインとなりつつある.こうした情報ラ
イフラインはコンピュータネットワークによる直接的なコミュニケーションと情報共有の
機能を提供しているものの,その機能は電子メールによる情報交換や WWW による文書の
共有等にとどまっている.情報ライフラインの上に知的コミュニティが発展するためには,
知的コミュニティを支え,発展させる知的コミュニティ基盤と呼ぶべき環境を作り出す必
要がある.知的コミュニティ情報システム(以下,「本システム」という)はこうした知的
コミュニティ基盤に関する理解を深めるための様々な活動を支える基盤的情報システムと
して導入するものである.
2. 調達物品名及び構成内訳
知的コミュニティ情報システム
一式
公開用サーバ
1 台( 3 ノード)
データ入力用 PC
8台
スケーラブルサーバ1
1 台(16 ノード)
スケーラブルサーバ2
1 台(8way SMP)
スケーラブルサーバ3
1 台( 5 ノード)
大容量ストレージ
1台
クライアント PC
26 台
カラープリンタ
5台
冊子体資料撮影装置
1台
電子化資料編集用 PC
1台
生体反応シミュレーションシステム
1 台(2PC)
オシロスコープ
1台
ロジックアナライザ
1台
ネットワークスイッチ
1台
ネットワークセキュリティアプライアンス
1台
ネットワークサービス用サーバ
1台
ドメインコントローラ
2台
3
3. 技術的要求要件の概要
(1) 本件調達物品に係る性能,機能及び技術等(以下「性能等」という)の要求要件(以下
「技術的要件」という)は別紙に示すとおりである.
(2) 技術的要件は全て必須の要求要件である.
(3) 必須の要求要件は本学が必要とする最低条件を示しており,入札機器の性能等がこれを
満たしていないと判定された場合には不合格となり,落札決定の対象から除外する.
(4) 入札機器の性能等が技術的要件を満たしているか否かは,本学の知的コミュニティ情報
システム技術審査委員会(以下,「技術審査委員会」という)において,技術仕様書を
含む提案資料を審査して判定する.
4. その他
4.1 技術仕様等に関する留意事項
(1) 提案する機器およびソフトウェアは,原則として入札時点で製品化されていること.入
札時点で製品化されていない機器またはソフトウェアによって応札する場合には,技術
的要件を満たすことと納入期限までに製品化され納入できることを証明する書面を提
出すること.
(2) 提案するソフトウェアは原則として入札時点の最新バージョンであること.提案書には
ソフトウェアの名称,バージョン,ライセンス数,保守契約の内容を明記すること.仕
様を満たすために必要であれば,旧バージョンで提案しても良いが,理由を示すととも
に,運用期間中にベンダーのサポート停止がないことが保証されている等,保守に問題
が生じない体制であることを示すこと.
(3) 技術仕様書中で使用している単位は 1KB = 1024byte,1MB = 1024KB,1GB = 1024MB
であるが,ディスクの容量に関しては慣習に従い,1GB = 109byte,1TB = 1012byte と
する.
4.2 導入に関する留意事項
(1) 導入時には作業日程と体制を提示し,本学と協議の上でその指示に従うこと.
(2) 本システムは平成 19 年 2 月 3 日より運用を開始する.
4.3 提案に関する留意事項
(1) 提案に際しては,提案システムが本仕様書の要求要件をどのように満たすか,あるい
はどのように実現するかを要求要件ごとに具体的かつ明確に記載すること.単に要求
要件の語尾を「できます」「提案します」と変えた回答のように,説明が不十分であっ
たり根拠が不明確であったりする提案に対して,技術審査委員会が技術審査に重大な
支障があると判断した場合は要求要件を満たしていないものとみなす.
(2) 要求要件を満足することをカタログ,マニュアルの抜粋,性能証明書等の書面によっ
て裏付けること.
(3) 提出資料に関する照会先を明記すること.
(4) 提出内容等について問い合わせやヒアリングを行う場合がある.
4
(5) 技術審査委員会の照会に対して,要求要件の採否にかかわる性能の変化を伴うような
機器構成の変更はできない.
(6) 提出書類
A: 書類一覧
a.
入札機器の技術仕様書(7 部)
技術仕様書は別冊の仕様書に示す技術的要件及び総合評価基準に示す申込に係る
性能等を数値又は具体的な表現で記載すること.
b.
入札機器の構成図・構成内訳(7 部)
c.
入札機器のハードウェア構成(7 部)
d.
入札機器のソフトウェア構成(7 部)
e.
入札機器の全ての仕様及びカタログ等(7 部)
f.
維持管理に対する保守・支援体制(7 部)
g.
運用方法(7 部)
h.
搬入・据付・調整等に必要な作業内容と所要時間及びスケジュール(7 部)
i.
物品の価格に関する資料(2 部)
B: 提出にあたっての注意
a.
提出書類のうち,カタログは別ファイルに綴じること.
b.
本文にページ番号を付し,カタログ等にもインデックスラベル等で通し番号(以
下,「カタログ番号」という)をつけ,本文からカタログ番号への参照をつけるこ
と.
c.
機器一覧からも本文およびカタログ番号へ参照をつけること.
d.
機器一覧,本文,カタログ等の整合性に留意し,機器名・型番などに食い違いが
生じないようにすること.
e.
カタログ等には技術的要件の裏付けとなる箇所にマーカー等で印をつけること.
f.
構成図は機器相互の物理的な接続関係がわかるようにすること.
g.
機器一覧には,機器のサイズ,重量,最大消費電力,排熱量を示すこと.
(7) 提 出 書類 は紙 媒体の ほか に電子 ファ イルで も提 出する こと . Microsoft Word ,
Microsoft EXCEL,PDF,プレインテキスト,CSV のいずれかの形式またはこれらの
組み合わせとして USB メモリの媒体で 1 式提出すること.
4.4 その他の留意事項
(1) 搬入,据付,配線,調整,既設設備との接続に関わる全ての費用は本調達に含まれる
ものとする.
(2) 解約および借入期間満了時には借入物品を撤去すること.撤去に要する全ての費用は
本調達に含むものとする.
(3) 本システム以外の機器へのインストールや調整は本調達には含めない.
5
II. 調達物品に備えるべき技術的要件
(性能,機能に関する要件)
1. 包括的業務要件
本システムは以下の業務を行う目的で導入するものである.したがって,最低限,以下
の各項目の業務を行う上で支障ないと判断されること.これらの項目の業務を行うための
機器構成及び実現方法について具体的な提案を行うこと.
1.1 メタデータの公開
1.
これまで蓄積してきたメタデータの公開の継続
2.
アプリケーションプロファイルとして与えられたメタデータ規則の作成と編集
3.
メタデータボキャブラリの定義と編集
4.
メタデータスキーマレジストリへの登録
5.
OAI-PMH によるメタデータの収集と配信
1.2 部門研究
1.
知の表現基盤研究部門
(ア) 科学技術データの可視化
(イ) 生体反応シミュレーション
2.
知の共有基盤研究部門
(ア) コミュニティ知識共有支援ソフトウェアの開発
(イ) コミュニティ共有メタデータの開発
3.
知の伝達基盤研究部門
(ア) 学習オブジェクトを含むコンテンツマネージメントシステムの開発
(イ) 調査データの分析
4.
知の環境基盤研究部門
(ア) 半導体結晶データの解析
(イ) 半導体結晶欠陥データベースの開発と公開
1.3 ネットワーク運用サービス
1.
知 的 コ ミ ュ ニ テ ィ 基 盤 研 究 セ ン タ ー (Research Center for Knowledge
Communities)のドメインの運用(Windows 用ドメイン,インターネットドメイン)
2.
Web サーバ,メールサーバの運用
3.
公開サービスおよび研究開発システムのセキュリティの確保
1.4 運用管理
1.
利用者の登録・削除などのアカウント管理
2.
システム稼動状況の監視,障害の発見と調査・対策
3.
利用統計の作成と公開
6
2. 公開系システム
公開系システムは,これまで進めてきた ULIS-CORE メタデータ構築と公開を継続して
行うとともに,研究コミュニティや地域コミュニティ等のコンテンツおよびメタデータの
作成,編集,管理,公開の支援を行える環境を構築すること.各コミュニティのデータお
よびシステムはなるべく共通のフレームワークおよび共通の API を用い,各コミュニティ
の特徴を損なわない範囲で相互運用性を確保すること.
2.1 ハードウェア
2.1.1 公開用サーバ
1. ブレード型のサーバであること.
2. シャーシは 3.1 節のスケーラブルサーバ 1 と共有すること.
3. ブレードは以下の 3 台から構成すること.
(ア) 公開用ブレード
(イ) 開発用ブレード
(ウ) インデクス作成用ブレード
4. 公開用ブレードおよび開発用ブレードはそれぞれ以下の要件を満たすこと.
a.
2way 構成であること.
b.
Intel 社製 Xeon プロセッサ 2.8GHz 相当以上の性能,機能を有すると判断され
ること.
c.
メモリ容量 1GB 以上であること.2GB 以上であれば加点する.
d.
内蔵ディスクは以下の要件を満たすこと.
(ア) RAID1 構成であること.
(イ) 物理容量 120GB 以上であること.拡張ディスクを加えて 300GB 以上であ
れば加点する.
e.
1000Base-T ネットワークインタフェースを 1 ポート以上備えること.
f.
RedHat 社製 Enterprise Linux
ES 4 を動作させること.
5. インデクス作成用ブレードは以下の要件を満たすこと.
a.
Dual Core×2CPU 構成であること.
b.
Intel 社製 Xeon プロセッサ 2.8GHz 相当以上の性能,機能を有すると判断され
ること.
c.
メモリ容量 1GB 以上であること.2GB 以上であれば加点する.
d.
内蔵ディスクは以下の要件を満たすこと.
(ア) RAID1 構成であること.
(イ) 物理容量 120GB 以上であること.拡張ディスクを加えて 300GB 以上であ
れば加点する.
6.
e.
1000Base-T ネットワークインタフェースを 1 ポート以上備えること.
f.
RedHat 社製 Enterprise Linux AS 4 を動作させること.
日本語 106 キーボード,液晶ディスプレイ,マウスを用意し,KVM スイッチ等によ
り操作を切り替えられること.液晶ディスプレイは対角 17 インチ以上,解像度は
1280×1024 ドット以上であること.
7
2.1.2 データ入力用 PC
メタデータ入力室に 8 台設置する.3.5.1 節の PC と同機種であること.
2.1.2.1 本体
1.
OS は Microsoft 社製 Windows XP Professional Edition 相当以上の機能を有すると
判断されること.
2.
CPU は Intel 社製 Pentium D 3GHz 相当以上の性能,機能を有すると判断されるこ
と.
3.
メモリ容量は 1GB 以上であること.2GB 以上であれば加点する.
4.
ハードディスクは物理容量 80GB 以上であること.160GB 以上であれば加点する.
5.
DVD ス ー パ ー マ ル チ ド ラ イ ブ を 持 つ こ と . CD-R, CD-RW, DVD-R, DVD+R,
DVD+R(ダブルレイヤ), DVD-RW, DVD+RW の各メディアが読み書きできること.
6.
サウンド機能を持つこと.
7.
ヘッドホン端子(3.5mm 径)を備えること.
8.
USB2.0 端子を備えること.
9.
100mm×320mm×350mm 以内の筐体を持つこと.
2.1.2.2 液晶ディスプレイ(8 台)
2.1.2.1 節の PC にそれぞれ接続する.3.5.2 節の液晶ディスプレイと同機種であること.
1.
サイズは対角 20 インチ以上であること.
2.
解像度は UXGA 以上であること.
3.
6 色独立調整機能を持つこと.
4.
ディジタル入力およびアナログ入力に対応していること.
5.
入力端子は DVI-I 29 ピンおよび D-Sub 15 ピン (ミニ)を備えること.
6.
オートアジャストおよびオートレンジ調整 (RGB)機能を有すること.
7.
セーフティロック取り付け孔を有すること.
2.2 ソフトウェア(公開用)
2.1.1 節の公開用ブレードにインストールすること.
2.2.1
検索(HTTP)
1.
メタデータのエレメントを指定した検索が可能なこと.
2.
全エレメントを対象とした検索が可能なこと.
3.
データの種類を指定できること.
4.
AND, OR, NOT の論理演算を用いた検索が可能なこと.
5.
検索履歴を保存できること.
6.
検索項目をテンプレートで指定できること.
7.
以下の検索結果表示ができること.
(ア) 件数表示
(イ) 簡略表示(表示項目を指定できること)
(ウ) 詳細表示(表示項目を指定できること)
(エ) 検索履歴
8
8.
同義語等の辞書を用いた検索が行えること.
9.
検索対象項目ごとに登録済みデータの一覧を表示できること.重複データは表示しな
いこと.
10.
登録済みデータ一覧から検索対象キーワードを選択できること.
2.2.2 検索(Z39.50)
2.2.2.1 Z39.50 ターゲット機能
1.
Z39.50 に準拠したターゲットを起動すること.
2.
Init, Search, Present, Sort の機能を有すること.
3.
Type-1 Query を使用できること.
4.
アトリビュートセットとして bib-1 を使用できること.
5.
レコードシンタックスは SUTRS(Simple Unstructured Text Record Syntax)および
GRS-1(Generic Record Syntax-1)に対応していること.
6.
レコードシンタックスとして独自のシンタックスを追加できること.
7.
レコードシンタックスは XSLT を用いて任意の形式に変換できること.
8.
返戻時の漢字コードとして EUC-JP, Shift-JIS, UTF-8 に対応できること.
9.
日本語検索ができること.漢字コードとして EUC-JP, Shift-JIS, UTF-8 に対応でき
ること.
10.
AND, OR, NOT の論理演算の検索要求を受け付けること.
11.
セッションを維持し,セッション内で検索集合を保持できること.
12.
検索集合を利用した検索を受け付けること.
2.2.2.2
1.
Z39.50 ゲートウェイ機能
複数の Z39.50 ターゲットを対象にできること.検索時には対象とする Z39.50 ター
ゲットを任意に選択できること.
2.
ゲートウェイをとおして学内外の Z39.50 ターゲットを横断検索できること.
3.
Init, Search, Present の機能を有すること.
4.
Type-1 Query を使用できること.
5.
日本語検索ができること.漢字コードとして EUC-JP, Shift-JIS, UTF-8 に対応でき
ること.ターゲットごとに漢字コードが異なる場合にも対応できること.
6.
AND, OR, NOT の論理演算を用いた検索ができること.検索集合に対して追加のキ
ーワードを指定した絞り込み検索ができること.
7.
セッションを維持し,セッション内で検索集合を保持できること.
8.
検索集合を利用した検索ができること.
9.
個人用検索画面を用意し、検索対象である Z39.50 ターゲットの登録・変更・削除を
登録利用者ごとに行えること.
10.
ターゲットの登録・変更・削除は、システム管理者が Web ブラウザから作業できる
こと.
9
2.2.3 検索(SRW/SRU)
2.2.3.1 検索サーバ機能
SRW (Search/Retrieve Web Service)/SRU(Search/Retrieve via URL)に則った検索サー
バ機能を提供すること.
1.
searchRetrieve, scan, explain の各操作に対応していること.
2.
1 項の各操作は XML スキーマに従い記述されていること.
3.
SOAP, WSDL などの Web Service 技術に則って通信すること.
4.
CQL(Common Query Language)による問合せができること.
5.
SRU に準拠した URL の書式で問合せができること.
2.2.3.2 横断検索機能
SRW (Search/Retrieve Web Service)/SRU(Search/Retrieve via URL)に則った横断検索
機能を提供すること.
1.
複数の SRW/SRU ターゲットを対象にできること.
2.
横断検索機能をとおして学内外の SRW/SRU サーバを横断検索できること.
3.
search/Retrieve 機能を有すること.
4.
日本語検索および表示ができること.漢字コードとして EUC-JP, Shift-JIS, UTF-8
に対応できること.ターゲットごとに漢字コードが異なる場合にも対応できること.
5.
AND, OR, NOT の論理演算を用いた検索ができること.
6.
検索集合を利用した検索ができること.
7.
複数のメタデータスキーマに対応できること.
8.
XML 形式で返戻される検索結果は、データベースごとに用意する XSLT により変換
して表示できること.
9.
検索対象の SRW/SRU サーバは、システム管理者により Web ブラウザから登録・変
更・削除が行えること.
10.
個人用検索画面を用意し、検索対象である Z39.50 ターゲットの登録・変更・削除を
登録利用者ごとに行えること.
2.2.4
ディレクトリ型インタフェース
1.
2.3.6 節に示した主題語彙によるディレクトリ型インタフェースを備えること.
2.
ディレクトリ構造はメタデータスキーマに応じてカスタマイズ可能であること.
3.
2.3.6 節で示したメタデータボキャブラリの表示形式定義機能で定義した表示ラベル
を用いてインタフェースを設定できること.
2.2.5
OAI-PMH によるメタデータの取得と配信
OAI-PMH(Open Archives Initiative Protocol for Metadata Harvesting)に基づいて,
メタデータの取得と配信ができること.
1.
サービスプロバイダとしてメタデータを取得できること.
2.
データプロバイダとしてメタデータを配信できること.
3.
OAI-PMH で定義された以下の要求を満たすこと.
a.
Identify(リポジトリに関する情報を取得する).
10
b.
ListMetadataFormats(リポジトリにおける利用可能なメタデータ・フォーマッ
トの一覧を取得する)
c.
ListSets(リポジトリのセット構造を取得する)
d.
ListIdentifiers(リポジトリからレコード中のヘッダー情報のみを取得する)
e.
ListRecords(リポジトリから条件に合致するレコード全てを取得する)
f.
GetRecord(リポジトリから個々のレコードを取得する)
4.
フローコントロールと Resumption Token に対応すること.
5.
メタデータ取得対象であるデータプロバイダはシステム管理者が Web ブラウザから
複数の対象を登録・削除できること.
6.
メタデータ取得は対象となるデータプロバイダの baseURL を入力して登録できる
こと.
7.
データプロバイダの詳細情報を Web ブラウザ上の管理画面に表示できること.
8.
取得したメタデータは分割して管理できること.
9.
差分によるメタデータ取得ができること.
10.
取得したメタデータは XSLT によって任意の XML 形式に変換できること.
11.
取得したメタデータは 1 件単位で参照・編集ができること.
12.
スケジュール指定による自動取得が可能なこと.
13.
取得したメタデータをデータプロバイダとして配信するためのアグリゲータ機能を
有すること.XSLT によって任意の XML 形式変換し、SET を定義できること.
2.2.6
CSV 形式によるデータ登録
データ形式として広く用いられている CSV 形式のデータを簡易なインタフェースで登録
し、公開する機能を有すること.
1.
CSV 形式のデータを Web ブラウザから登録し、データベースを作成できること.
2.
CSV データをもとに検索対象項目、一覧表示の項目、詳細表示の項目を定義できる
こと.
3.
CSV データをもとにカテゴリ検索のインタフェースを自動的に作成すること.
4.
作成したデータベースは Z39.50 ターゲットおよび SRW/SRU サーバとして利用でき
ること.
2.2.7
リンク切れ対策機能
1. インデクス更新時にリンク切れのチェックを実行すること.
2. HTTP エラー400 番台および 500 番台をリンク切れと判断すること.
3. リンク切れが起きていることをログとして残すこと.
4. リンク切れが指定回数以上起きている場合は,リンクの削除およびリンク切れの可能
性の表示をできること.指定回数は本学の指示に従うこと.
2.2.8 利用統計
1. 公開系システムへの HTTP アクセスのログをとること.また,次の集計機能を提供す
ること.
(ア) 全体アクセスで集計できること.
11
(イ) ページ単位で集計できること.
(ウ) 週ごとに集計すること.
(エ) 月ごとに集計すること.
(オ) 年ごとに集計すること.
2. メタデータデータベースごとに以下の検索ログをとり,それぞれ集計すること.
(ア) 入力された検索語の数
(イ) 簡易検索の使用頻度
(ウ) 詳細検索の使用頻度
(エ) 項目ごとの使用頻度および検索語の数
2.3 ソフトウェア(開発用)
2.1.1 節 3 項の開発用ブレードにインストールすること.
2.3.1 公開実験用環境
本節で指定する機能は利用者管理機能から実験権限を設定できること.
1.
2.2.1 節と同等の Web 検索機能を備えること.
2.
2.2.2 節と同等の Z39.50 検索機能を備えること.
3.
2.2.3 節と同等の SRW/SRU 検索機能を備えること.
4.
2.2.4 節と同等のディレクトリ型インタフェースを備えること.
5.
2.2.5 節と同等の OAI-PMH によるメタデータの収集と配信が行えること.
6.
2.2.6 節と同等の CSV 形式によるデータ登録が行えること.
7.
2.2.7 節と同等のリンク切れ対策機能を備えること.
2.3.2
1.
利用者管理
公開系システムを利用するためのアカウント管理が行えること.アカウントは公開系
システムに関わる全てのソフトウェアで一元化すること.
2.
ソフトウェアごとに参照・編集・削除の権限レベルを設定できること.
3.
研究グループ単位でアカウント管理ができること.
4.
CSV ファイルによって一括登録が可能なこと.
2.3.3
Web ページの収集およびメタデータの抽出
1. URL のリストを与えることによって収集先を指定できること.URL リストは複数与
えられること.
2. 複数の URL リストに対応して独立したデータベースを作成できること.
3. ファイル拡張子によって収集先を指定したり,除外したりできること.
4. 自動収集のスケジュール管理ができること.
5. 自動収集は並行して行えること.並行プロセス数 10 以上であること.
6. 収集した文書は 1 文書 1 ファイル(メタファイルと呼ぶ)とし,以下の情報を管理で
きること.
(ア) 収集文書の格納ファイル名
(イ) 収集文書の URL
(ウ) 収集の日付
12
(エ) 識別文字コード
(オ) 識別記述言語
(カ) 文書タイトル
(キ) 文書内メタデータ
7. 6 項の情報を XML 形式で出力できること.また,スタイルシートを指定して HTML
出力できること.
8. 収集した文書を Web ブラウザ上で一覧できること.
9. 7 項のファイルから条件を指定してメタデータを抽出できること.
10. 抽出条件は設定ファイルに記述できること.
11. 設定ファイルはグループごとに管理できること.
12. 収集状況を把握するため,以下の情報を管理できること.
(ア) 収集文書 URL
(イ) メタファイルへのリンク
(ウ) メタデータへのリンク
(エ) メタデータ編集作業における文書更新回数
(オ) 実収集回数
(カ) メタデータの識別子
(キ) 作成者
(ク) メタデータ作成日付
(ケ) メタデータ更新日付
(コ) 最後に収集した日付
13. Web ページの状態を定期的に監視し,存在・消滅の 2 つの状態で管理できること.ま
た、Web ページの最終更新日時を管理できること.
14. 本節のファイルは 2.3.4 節の編集ソフトウェアと連携し,編集画面を呼び出せること.
2.3.4
メタデータの入力および編集
1. 全ての入力・編集操作は Web ブラウザ上で行えること.
2. データベースの登録・変更・削除を Web ブラウザ上で行えること.
3. データベースごとに利用者権限を管理できること.
4. 簡易編集画面と XML 編集画面の 2 つのインタフェースを有し、随時切り替えられる
こと.
5. RDF スキーマ形式のアプリケーションプロファイルを与えると(2.3.5 節参照),入力
フィールドが自動的に設定され,入力・編集の画面が開くこと.現行の ULIS Core
については導入時に入力編集が行えること.実現方法の詳細については本学と協議す
ること.
6. メタデータ 1 件ごとに入力,編集,削除ができること.
7. 入力,更新,修正作業の省力化できること.例えば,繰り返しデータに対しては入力
補助機能を有すること.
8. 規定外や重複のチェック,入力済データを再利用できること.
9. ノードや属性を指定した操作や加工など,XML の特性を生かした入力編集ができる
こと.
13
10. XSLT,XPath,XQuery などの XML 関連仕様の処理ができること.
11. メタデータを階層化して管理できること.
12. CSV 形式および XML 形式のデータを一括登録できること.
13. CSV 形式および XML 形式でデータを一括出力できること.
14. 以下のような条件を指定してデータを出力できること.
a.
管理用データが全て付与されたデータ
b.
管理用データは付与されていないデータ
c.
メタデータスキーマだけのデータ
d.
日付の範囲を指定して出力できること.
e.
Identifier の範囲を指定して出力できること.
f.
管理番号の範囲を指定して出力できること.
15. ダウンロードした XML 形式のデータ(数十メガバイト∼200 メガバイト程度)をプ
レインテキストデータとして一括編集できるエディタを 1 項から 11 項とは別のソフ
トウェアとして提供すること.ファイルは適宜分割して編集してもよいが,保存時に
は結合し,元の状態に戻せること.
2.3.5
アプリケーションプロファイルの設計
コミュニティの情報作成を支援するため,アプリケーションプロファイルの設計を容易
にするとともに,RDF スキーマ,XML スキーマの形式でアプリケーションプロファイルを
与えると,データベーススキーマを自動的に定義し,データベースの初期化を行う環境を
提供すること.実現方法の詳細については本学と協議すること.
2.3.5.1
1.
メタデータスキーマの検索
インターネット上に公開されているメタデータレジストリをあらかじめ登録してお
くこと.
2.
DCMI レジストリで公開している API(※1)を利用して,複数のメタデータレジス
トリを検索し,メタデータスキーマを取得できること.
3.
アプリケーションプロファイルに採用する候補となるメタデータスキーマを RDF 形
式で保存できること.
(※1) http://dublincore.org/dcregistry/pageDisplayServlet?page=help_en-US.xsl#H8
2.3.5.2
1.
アプリケーションプロファイルの作成と編集
2.3.5.1 節で保存した複数 RDF スキーマから任意の要素を指定し,新しい RDF スキ
ーマを作成できること.
2.
コミュニティから持ち込まれた RDF スキーマを編集できること.
3.
コミュニティから持ち込まれたメタデータスキーマ(形式は任意)を RDF スキーマ
として作成できること.
4.
作成された RDF スキーマを保存,蓄積できること.
5.
RDF スキーマ形式で定義されたアプリケーションプロファイルは,メタデータ入
力・編集ソフトウェアのテンプレートとして使用できること.(2.3.4 節 2 項参照)
14
2.3.5.3
1.
データベーススキーマへの変換
2.3.5.2 節で作成した RDF スキーマを RDBMS のスキーマに変換すること.具体的
には,RDF スキーまで表したアプリケーションプロファイルを与えると,SQL の
create table 文を自動的に発行し,データベースおよびテーブルの初期化を行うこと.
2.
2.3.4 節で作成した CSV 形式または XML 形式のデータをデータベースに一括登録で
きること.
3.
登録されたデータに対しては SQL で操作できること.
2.3.5.4
メタデータレジストリへの登録
1.
DCMI レジストリの API に準拠したメタデータレジストリを構築すること.
2.
作成したアプリケーションプロファイルは,任意のメタデータレジストリに登録でき
ること.
2.3.6 メタデータボキャブラリ
2.3.6.1 主題語彙の定義機能
主題語の語彙を別途与えることにして,その語彙を見出し語とするディレクトリ型のイ
ンタフェースを作ることができること.主題語の語彙は階層関係(上位概念語,下位概念
語)および関連語を定義でき,それを利用したディレクトリ型のインタフェースを作成で
きること(2.2.4 節参照)
.
1.
メタデータボキャブラリを編集するためのツールを提供すること.
a.
OWL,SKOS,Topic Maps 形式の XML データから語彙を登録できること.
b.
編集したメタデータボキャブラリは、OWL,SKOS,Topic Maps 形式で出力でき
ること.
c.
2.
編集したメタデータボキャブラリをグラフ表示できること.
主題語の語彙をデータベースに蓄積できること.また,蓄積のための語彙の編集機能,
更新機能を持つこと.
2.3.6.2
メタデータボキャブラリの表示形式の定義機能
メタデータエレメント(属性)の語彙および主題等の語彙に含まれる語に関し,複数の
表示ラベルを与えることができること.たとえば,ひとつの語に対して,日本語表示と英
語表示の表示ラベルを付与し,表示時には,適切に表示ラベルを選ぶことができること.
1.
語彙は DCMI レジストリで公開している API を利用して複数のメタデータレジスト
リを検索し,取得できること.
2.
各コミュニティで作成したメタデータを OWL または SKOS で作成した語彙にした
がって階層的に分類し,XML 形式で出力できること.
2.3.7
図書館・文書館・博物館・美術館との連携のための機能
1.
図書館目録を MARCXML,MODS 形式に変換する機能を有すること.
2.
MARCXML, MODS, EAD, METS の作成,編集,管理機能を提供すること.
3.
MODS および METS はアプリケーションプロファイルの一つとみなし,2.3.4 節
および 2.3.5 節の対象とできること.
15
2.4 ソフトウェア(インデクス作成用)
2.1.1 節のインデクス作成用ブレードにインストールすること.
1.
UTF-8 によって記述されたプレインテキストデータおよび XML 形式テキストデー
タに対する全文検索およびインデクス作成が可能なこと.
2.
検索キーワードにおいてストップワードを設けないこと.
3.
検索キーワードとして渡された文字列を単語に分解せず,そのまま検索できること.
4.
XML 形式のテキストデータに対して,特定の要素を指定した検索が可能なこと.ま
た,ネストした要素も指定できること.
5.
XML データ内の特定の要素の属性値の検索および値の取得が可能であること.
6.
XML データ内の任意の名前空間を持つ要素を指定して検索が可能であること.
7.
XML データ内の全ての要素に対して,名前空間を意識しない検索が可能であること.
8.
必要に応じて属性値を対象に含めない検索が可能なこと.
9.
本ソフトウェアが提供する機能を利用してアプリケーションを作成するための Java
クラスライブラリを提供すること.
2.5 ソフトウェア(コミュニケーションシステム用)
2.1.1 節の開発用ブレードにインストールすること.
Xoops 相当の以下の要件を満たすソフトウェアを提供すること.
1.
ユーザアカウントを管理できること.
2.
ユーザグループを設定できること.
3.
サイト管理者を設定できること.
4.
ニュースの投稿,閲覧,保存ができること.
5.
メールの送受信ができること.
6.
FAQ ページを作成できること.
7.
RSS による受信,配信ができること.
8.
アンケートを設定し,投票できること.
9.
フォーラムを設定できること.
10.
モジュール管理ができること.
11.
イメージ管理ができること.
12.
アバターを管理できること.
13.
テーマ管理ができること.
14.
ブロック管理(レイアウト管理)ができること.
15.
Xoops 用の外部モジュールを利用できること.
2.6
ソフトウェア(データ入力用)
2.1.2 節のデータ入力用 PC にインストールすること.
1.
Microsoft 社製 Office 2003 Professional 相当以上の機能を有すると判断されるソフ
トウェアを提供すること.ライセンス数は 8 とする.
2.
Adobe 社製 Acrobat 7.0
Standard 相当以上の機能を有すると判断されるソフトウ
ェアを提供すること.ライセンス数は 8 とする.
16
3.
TeraTerm Pro UTF-8 対応版 相当のソフトウェアを提供すること.SSH2 対応であ
ること.
4.
WinSCP 相当の FTP クライアントを提供すること.
3. 部門用研究開発システム
本システムは 4 つの部門それぞれの研究目的に応じて導入するものであり,独立した運
用を基本とする.研究テーマごと,研究グループごとに計算機資源を柔軟かつ容易に割り
当てられるシステムであること.
3.1 スケーラブルサーバ1
3.1.1 ハードウェア
1. ブレード型のサーバであること.
2. 全てのブレード,ディスク,電源,ネットワーク機器などを格納できるシャーシを
提供すること.シャーシの台数は問わない.シャーシには 2.1.1 節のブレードも格
納すること.
3. ブレードモジュールのうち 2 台は Dual Core×2CPU,2 台は 2way, 12 台は 1way
であること.
4. Dual Core×2CPU のブレードは以下の要件を満たすこと.
a.
CPU は Intel 社製 Xeon MP プロセッサ 2.0GHz 相当以上の性能,機能を有す
ると判断されること.
b.
メモリ容量は 2GB 以上であること.4GB 以上でれば加点する.
c.
内蔵ディスクは以下の要件を満たすこと.
(ア) RAID1 構成であること.
(イ) 物理容量 120GB 以上であること.拡張ディスクを加えて 300GB 以上であ
れば加点する.
d.
ネットワークインタフェース 1G ビットイーサネットを 1 ポート以上備えるこ
と.
e.
Red Hat 社製 Enterprise Linux AS 4 が動作すること.ライセンス数は 2 とす
ること.
5. 2way および 1way ブレードはそれぞれ下の用件を満たすこと.
a.
CPU は Intel 社製 Xeon プロセッサ 2.8GHz 相当以上の性能,機能を有すると
判断されること.
b.
メモリ容量は 2GB 以上であること.4GB 以上であれば加点する.
c.
内蔵ディスクは以下の要件を満たすこと.
(ア) RAID1 構成であること.
(イ) 物理容量 120GB 以上であること.拡張ディスクを加えて 300GB 以上であ
れば加点する.
d.
ネットワークインタフェース 1G ビットイーサネットを 1 ポート以上備えるこ
と.
e.
Red Hat 社製 Enterprise Linux ES 4 が動作すること.ライセンス数 14 とす
17
ること.
6. 日本語 106 キーボード,液晶ディスプレイ,マウスを用意し,KVM スイッチ等に
より切り替えられること.液晶ディスプレイは対角17インチ以上,解像度は 1280
×1024 ドット以上であること.
7. 1 シャーシごとに共通ネットワークスイッチを備え,各ブレードノードのネットワ
ーク接続を集約すること.4ノードごとにトランキングが可能なこと.アップリン
クは 4.1 節のネットワークスイッチに接続すること.なお,アップリンクの帯域は
1 台のブレードノードから 3.5 節の大容量ディスク(1Gbps×4 本(リンクアグリゲ
ーション))へアクセスするのに十分な量(速度)を確保すること.
8. 1 シャーシごとに電源を共通化するとともに冗長化すること.
9. 無停電電源装置を備え,停電時には 5 分程度経過したのち,各ブレードノードに停
止信号を送り,安全にサーバを停止させること.復電時には自動的に起動する機能
を有すること.日時指定で自動起動・自動停止するスケジュール指定ができること.
運用方法に関しては本学と協議すること.
3.1.2 管理機能
1. サーバ管理・ストレージ管理・ネットワーク管理・サーバの稼働監視が,管理画面
でそれぞれ一括して管理できること.
2. ハードウェアの構成情報や稼働状況監視および障害監視を一元管理できること.障
害発生時には E-mail によってシステム管理者に通知できること.
3. モジュールの搭載状況を画面に表示できること.
4. ネットワーク部から構成情報を取得し,各ノードのネットワーク監視が出来ること.
3.1.3
ソフトウェア
本節のソフトウェアはスケーラブルサーバ 1 上で動作させること.ただし,部門それぞれが
研究目的に応じて利用するため,
スケーラブルサーバ 1 全てのノードで動作させる必要はない.
3.1.3.1
コミュニティ知識共有支援ソフトウェア(知の共有基盤研究部門)
本部門では,主にコンピュータネットワークとソフトウェア技術を利用して,知的コミ
ュニティの知識・情報共有を支援するための研究開発を行う.また,ソフトウェア技術開
発と同時に,知的コミュニティで活用可能な各種メタデータの開発も行う.利用者は複数
の研究者および学生であり,共同して研究開発作業を行う.研究開発の過程で各種ソフト
ウェア実験を行う必要がある.また,開発したソフトウェアおよびデータを一部公開する
ことがあり得る.以上の研究開発を行うために以下の要件を満たすこと.
1.
C, C++, PHP, Java, Perl, Python, Ruby を備えること.
2.
開発過程で生じる各種ファイルのバージョン管理ソフトウェアを備えること.
3.
具体的には以下のソフトウェアを想定している.
a.
Redhat Enterprise Linux AS が動作すること.
b.
PostgreSQL が動作すること.
c.
MySQL が動作すること.
d.
OpenSSH が動作すること.
18
e.
CVS サーバが動作すること.
f.
Subversion サーバが動作すること.
g.
OpenLDAP が動作すること.
h.
RealVNC Enterprise Edition を提供すること.ライセンス数は 4 とする.
3.1.3.2
半導体結晶系知識公開支援ソフトウェア(知の環境基盤研究部門)
半導体結晶欠陥データベース(http://www.kc.tsukuba.ac.jp/div-media/epr/)の開発と
公開運営のために必要なソフトウェア環境を提供すること.
1.
Red Hat Enterprise Linux AS が動作すること.
2.
以下のプログラミング言語で開発が行えること.プログラミング言語処理系は,それ
ぞれ次のものとすること.
a.
C,C++,Perl,Python,PHP,Ruby
b.
Fortran(Red Hat Enterprise Linux AS が提供する GNU g77 に加えて,イン
テル Fortran コンパイラ Linux 版も使えるようにしておくこと).
3.
c.
Java(Sun の配布している Java2 SDK).
d.
Haskell(Glasgow Haskell Compiler).
開発用ソフトウェアとして次のソフトウェアを提供すること.
a.
GNU が配布しているソフトウェア(make,gzip,bzip2,tar,patch,findutils,
fileutils,file,libtool,gdb,automake,autoconf,emacs)
b.
4.
5.
その他のソフトウェア(ssh,scp,sftp,screen,cvs)
半導体結晶欠陥データベースの公開のため,以下のソフトウェアを提供すること.
a.
Apache HTTP Server
b.
Apache Tomcat
c.
MySQL
d. PostgreSQL
sudo コマンド(http://www.sudo.ws/sudo/sudo.html)を用いて,システムの管理を
許された一般ユーザが簡易に権限の昇格を行えること.
3.2 スケーラブルサーバ 2
3.2.1 ハードウェア
1.
OS に相当するものとして Vmware 社製 ESX Server 相当以上の機能を有すると判
断されるソフトウェアを提供すること.詳細機能は 3.2.2.1 節を参照のこと.
2.
8way SMP 構成であること.
3.
CPU はデュアルコア Intel 社製 Xeon 2.5GHz 相当以上の性能,機能を有すると判
断されること.
4.
メモリ容量 16GB 以上であること. 32GB 以上であれば加点する.
5.
内蔵ディスクは以下の要件を満たすこと.
(ア) RAID1 構成であること.
(イ) 物理容量 200GB 以上であること.400GB 以上であれば加点する.
6.
液晶ディスプレイは対角 17 インチ以上,解像度は 1280×1024 ドット以上であるこ
と.
19
7.
日本語 106 キーボードとマウスを提供すること.
8.
100Base-TX/1000Base-T 対応のネットワークインタフェースを有すること.4.1 節
のネットワークスイッチに接続すること.
9.
無停電電源装置を備え,停電時には 5 分程度経過したのち,各ブレードノードに停
信号を送り,安全にサーバを停止させること.復電時には自動的に起動する機能を
有すること.日時指定で自動起動・自動停止するスケジュール指定ができること.
運用方法については本学と協議すること.
3.2.2 ソフトウェア
3.2.2.1 仮想 OS ソフトウェア
Vmware 社製 ESX Server 相当の以下の機能要件を満たすソフトウェアを提供すること.
1.
複数のゲスト OS が 3.2.1 節のハードウェア上で同時に実行できること.
2.
ゲスト OS を管理するためのコンソール OS が動作すること.
3.
それぞれのゲスト OS は独立して動作すること.
4.
ゲスト OS はファイルとしてカプセル化できること.
5.
ゲスト OS として Redhat 社製 Linux Enterprise AS 4 を提供すること.ライセンス
数は 2 とする.
6.
ゲスト OS として Microsoft 社製 Windows Server 2003 R2 を提供すること.ライセ
ンス数は 4 とし,クライアントアクセスライセンスはそれぞれ 10 とする.
7.
ゲスト OS として Microsoft 社製 Windows XP Professional Edition を提供すること.
ライセンス数は 2 とする.
3.2.2.2
学習支援ソフトウェア(知の伝達基盤研究部門)
Web Based Training 環境,学習マテリアル開発環境,学習マテリアル利用支援環境を構
成する.MOODLE(Modular Object Oriented Dynamic Learning Environment)相当の以
下の機能要件を満たすソフトウェアを提供すること.
1.
サイト管理に関して以下の設定が可能であること.
a.
言語,ローカライゼーション,テーマデザイン
b.
ログイン通知,SSL,ウィルス駆除
c.
データベースセッション,タイムアウト,プロキシ
d.
受講者リスト,利用ログ
e.
学習コースへのアクセス
f.
RSS フィード
g.
色,フォント,レイアウト
h.
バックアップとスケジュール
2.
LDAP を用いてユーザ認証が可能なこと.
3.
週形式,トピック形式,ディスカッション形式でコースを設定できること.
4.
教員が講義資料を登録できること.
5.
学生が課題を提出できること.
6.
小テストを実施できること.
7.
評価項目を設定し,投票できること.
20
8.
以下のモジュールから構成し,カスタマイズ可能なこと.
課題モジュール,チャットモジュール,投票モジュール,フォーラムモジュール,
用語集モジュール,レッスンモジュール,メッセージモジュール,小テストモジュ
ール,リソースモジュール,RSS フィード,SCORM モジュール,Wiki モジュール,
ワークショップモジュール.
9.
新たにモジュールを開発し,追加できること.
3.3 スケーラブルサーバ 3
3.3.1 ハードウェア
3.3.1.1 制御用サーバ(1 台)
1. OS は Apple 社製 Mac OS X Server 相当以上の機能を有すると判断されること.
2. CPU は Apple 社製 PowerPC G5 デュアル 2.3GHz 相当以上の性能,機能を有すると
判断されること.
3. メモリ容量 1GB 以上であること.2GB 以上であれば加点する.
4. 内蔵ディスク 160GB 以上であること.
5. ファイバチャネル用カードを用意し,3.3.1.3 項の専用ストレージと接続すること.
6. キーボードを提供すること.
7. マウスを提供すること.
8. 100Base-TX/1000Base-T 対応のネットワークインタフェースを有すること.4.1 節の
ネットワークスイッチに接続すること.
9. 無停電電源装置を用意し,停電時には 5 分程度経過したのち,停止信号を送り,安全
に制御用サーバを停止させること.復電時には自動的に起動する機能を有すること.
日時指定で自動起動・自動停止するスケジュール指定ができること.運用方法につい
ては本学と協議すること.
3.3.1.2 クラスタノード(4 台)
1. CPU は Apple 社製 PowerPC G5 デュアル 2.3GHz 以上であること.
2. メモリ容量 1GB 以上であること.2GB 以上であれば加点する.
3. 内蔵ディスク 80GB 以上であること.
4. OS は Apple 社製 Mac OS X Server(10 クライアントライセンス)を提供すること.
5. 100Base-TX/1000Base-T 対応のネットワークインタフェースを有すること.4.1 節の
ネットワークスイッチに接続すること.
6. 無停電電源装置を用意し,停電時には 5 分程度経過したのち,停止信号を送り,安全
にクラスタノードを停止させること.復電時には自動的に起動する機能を有すること.
日時指定で自動起動・自動停止するスケジュール指定ができること.運用方法につい
ては本学と協議すること.
3.3.1.3 専用ストレージ
1. 250GB 以上の Ultra ATA ドライブ 4 基から構成すること.500GB 以上のドライブ 4
基から構成する場合は加点する.
2. コントローラキャッシュ 512MB 以上であること.
21
3. 2GB ファイバチャネルポート 2 基を有すること.
4. 2GB ファイバチャネルで 3.3.1.1 項の制御用サーバと接続すること.
3.3.1.4 液晶ディスプレイ
1. 対角 20 インチ以上であること.
2. 解像度は 1,680×1,050 ドット以上であること.
3. 自己給電式 USB ハブ×2 基、FireWire 400×2 基、Kensington セキュリティポートを
有すること.
3.3.2
ソフトウェア(知の表現基盤研究部門)
本ソフトウェアは 3.3.1.1 節の制御用サーバ上で動作させる.
1. Mathematica5.2 相当の機能を有すると判断されるソフトウェアを提供すること.ラ
イセンス数は 1 とする.
2. MATLAB 相当の機能を有すると判断されるソフトウェアを提供すること.オプショ
ンとして Bioinformatics Toolbox に相当すると判断されるソフトウェアを提供する
こと.ライセンス数はそれぞれ 1 とする.
3.4 大容量ストレージ
公開系システムおよび部門用研究開発システムにおいて,必要な容量に応じて領域を柔
軟に割り当てられるような運用が可能なこと.一旦,割り当てた後でも途中で割り当てを
変更できること.その他,本システム以外からも利用できること.
1.
NAS 型ストレージであること.
2.
装置は専用 OS によって動作するアプライアンス型であること.
3.
ディスクは Fiber Channel によって接続すること.
4.
ディスク物理容量 10TB 以上であること.12TB 以上であれば加点する.
5.
コントローラノード 1 台あたり ECC メモリ 2GB 以上であること.
6.
NFS および CIFS によるアクセスが可能であること.
7.
RAID4 または RAID5,または RAID6 によるディスク障害対策がとられていること.
ディスク 14 本に対して 2 本のパリティディスクとするなど最適な構成とすること.
8.
パリティディスクを 2 本にすることにより同一 RAID グループ内の 2 重ディスク障害
によるデータ損失障害を防ぐこと.
9.
システムを停止することなく論理ボリューム容量の増減が可能であること.
10.
電源・および冷却ファンが二重化されていること.
11.
NFS によるアクセスを可能とすること.この場合,UID の統一が必要なため,認証
用サーバと組み合わせて利用できること.
12.
smb によるアクセスを可能とすること.
13.
9 項,10 項の他に,アカウント認証による外部 PC からの利用の仕組みを備えること.
14.
物理的なストレージプール上に仮想ボリュームを生成できること.
15.
プロジェクトに応じて仮想ボリュームの容量を増減できること.
16.
仮想ボリュームの追加,削除,変更が,統合管理ツール上で行えること.
17.
スケーラブルサーバおよびクライアント PC を含む外部機器から利用可能なこと.
18.
任意の時点でのディスクイメージをスナップショットとして保存できること.
22
19.
スナップショットの自動スケジューリングが可能なこと.
20.
保存したスナップショットから復元可能なこと.
21.
1000Base-T ネットワークインタフェースを 4 口備えること.4.1 節のネットワーク
スイッチと 4 本束ねて(リンクアグリゲーション)接続すること.
22.
無停電電源装置を用意し,停電時には 5 分程度経過したのち,4.3 節のネットワーク
サービス用サーバから大容量ストレージに停止信号を送り,安全に停止させること.
日時指定で自動起動・自動停止するスケジュール指定が可能なこと.運用方法につい
ては本学と協議すること.
3.5
クライアント PC
クライアント PC および周辺装置は,各部門の研究室に配置すること.ユーザ認証やドメ
イン管理など基本管理部分は本システム内で一元化すること.ただし,一元管理からはず
し,独立した運用も許容すること.
3.5.1
ハードウェア
表現基盤研究部門 8 台,共有基盤研究部門 4 台,伝達基盤研究部門 6 台,環境基盤研究
部門 8 台にそれぞれ配置すること.2.1.2 節の PC と同機種であること.
1.
OS は Microsoft 社製 Windows XP Professional Edition 相当以上の機能を有すると
判断されること.
2.
CPU は Intel 社製 PentiumD 3GHz 相当以上の性能,機能を有すると判断されるこ
と.
3.
メモリ容量 1GB 以上であること.2GB 以上であれば加点する.
4.
ハードディスク容量 80GB 以上であること.160GB 以上であれば加点する.
5.
DVD ス ー パ ー マ ル チ ド ラ イ ブ を 持 つ こ と . CD-R, CD-RW, DVD-R, DVD+R,
DVD+R(ダブルレイヤ), DVD-RW, DVD+RW の各メディアが読み書きできること.
6.
サウンド機能を持つこと.
7.
ヘッドホン端子(3.5mm 径)を備えること.
8.
USB2.0 端子を備えること.
9.
JIS 106 キーボードを有すること.
10.
3 ボタンマウスを有すること.
11.
100mm×320mm×350mm 以内の筐体を持つこと.
3.5.2
液晶ディスプレイ(26 台)
3.5.1 節の PC にそれぞれ接続する.
1.
対角 20 インチ以上であること.
2.
UXGA 以上の解像度であること.
3.
6 色独立調整機能を持つこと.
4.
ディジタル入力およびアナログ入力に対応していること.
5.
入力端子は DVI-I 29 ピンおよび D-Sub 15 ピン (ミニ)を備えること.
6.
オートアジャストおよびオートレンジ調整 (RGB)が可能なこと.
7.
セーフティロック取り付け孔を有すること.
23
3.5.3 ソフトウェア
3.5.3.1 部門共通ソフトウェア
基本的な文書作成,データ処理が行える環境を提供すること.
1.
Microsoft 社製 Office 2003 Professional 相当以上の機能を有すると判断されるソフ
トウェアを提供すること.ライセンス数は 26 とする.
2.
Adobe 社製 Acrobat 7.0 Standard 相当のソフトウェアを提供すること.ライセンス
数は 26 とする.
3.
TeraTerm Pro UTF-8 対応版 相当のソフトウェアを提供すること.SSH2 対応であ
ること.
4.
WinSCP 相当の FTP クライアントを提供すること.
3.5.3.2
知識共有支援ソフトウェア(知の共有基盤研究部門)
同じユーザがいずれのクライアントマシンにログインしても,アプリケーションなどに
関して同一の環境を保持できる仕組みを用意する必要がある.また,サーバと連携してソ
フトウェアおよびデータ開発を行うために下記 OS・ソフトウェアを備えること.
1.
JDK J2SE 相当
2.
Eclipse SDK3.1.2 相当
3.
EclipseUML Studio エディション
4.
5.
Eclipse Profiler
RealVNC 社製 Enterprise Edition ライセンス数は 4 とすること.
6.
Macromedia 社製 Flash Professional ライセンス数は 2 とすること.
7.
Adobe 社製 premier pro ライセンス数は 2 とすること.
8.
Adobe 社製 premiere elements ライセンス数は 2 とすること.
9.
Microsoft 社 製 Visual Studio Professional Edition with MSDN Professional
Subscription
ライセンス数は 2 とすること.
10.
Macromedia 社製 DreamWeaver 8 ライセンス数は 4 とすること.
11.
North Woods 社製 GoDiagram for Java (JGo Professional includes AutoLayout
and Instruments Price) ライセンス数は 2 とすること.
3.5.3.3 統計データ処理およびデータマイニングソフトウェア
(知の伝達基盤研究部門)(知の表現基盤研究部門)
1.
SPSS 社製 BASE System 14.0 相当の機能を有すると判断されるソフトウェアを提
供すること.ライセンス数は 4 とする.
2.
SPSS 社製 Clementine Ver.9 および Text, Web オプション相当のデータマイニン
グソフトウェアを提供すること.ライセンス数は 2 とする.
3.5.3.4
1.
科学技術データ可視化ソフトウェア (知の表現基盤研究部門)
富士通社製 Neurosim/L V4 相当の機能を有すると判断されるソフトウェアを提供す
ること.ライセンス数は 4 とする.
2.
Rhinoceros 社製 Rhinoceros 3.0 相当の機能を有すると判断されるソフトウェアを
24
提供すること.ライセンス数は 4 とする.
3.
ヒューリンクス社製 LEDA 相当以上の機能を有すると判断されるソフトウェアライ
ブラリを提供すること.ライセンス数は 4 とする.
4.
Borland 社製 Developer Studio 2006 相当の機能を有すると判断されるソフトウェ
アを提供すること.ライセンス数は 4 とする.
3.5.3.5
半導体結晶データ解析ソフトウェア(知の環境基盤研究部門)
半導体結晶に関する様々なスペクトルデータを取り扱い,高度な数値解析を実行し,そ
の結果を可視化するために下記のソフトウェアを提供すること.
1.
Adobe 社製 Creative Suite2 Premium.ライセンス数は英語版を 2,日本語版を 4
とする.
2.
ヒューリンクス社製 IGOR PRO version 5 以降(日本語版)
.ライセンス数は 4 とす
る.
3.
ABSOFT 社製 ProFortran version 9 以降(英語版).ライセンス数は 8 とする.
3.5.3.6
リモート科学実験用システム(知の環境基盤研究部門)
科学実験をネットワーク上のコンピュータ画面で実行できるような環境を作るために,
以下の National Instruments 社製ハードウェア及びソフトウェアを提供すること.
1.
National Instruments LabVIEW 開発システム version 8 以降(日本語版)
.ライセ
ンス数は 4 とする.
2.
National Instruments LabVIEW Developer Suite と Real-Time and FPGA option
のセット.ライセンス数はセットライセンスを 1 とする.
3.
LabVIEW リモートパネルサーバー(5ユーザ版).ライセンス数は1とする.
4.
National Instruments 社の GPIB-ENET/100 を1台以上提供すること.
5.
LabVIEW Real-Time アプリケーションを動作させる PXI(PCI eXtensions for
Instrumentation)ベースのハードウェアを1セット提供すること.このハードウェ
アは以下のコンポーネンツを搭載すること.
(ア) National Instruments PXI-1031 あるいはその後継機種(電源付き 4 スロット PXI
シャーシ)と電源ケーブル.
(イ) National Instruments PXI-8186RT あるいはその後継機種(PXI 対応 Real-Time
組込コントローラ,Pentium 4/2.2GHz 以上,メインメモリ 512MB 以上,外部ポ
ート=GPIB,イーサネット,IEEE1394,シリアル,USB を備える).
(ウ) National Instruments PXI-8252 あるいはその後継機種(PXI 対応 IEEE1394 カ
メラ画像入力ボード,入力チャンネル 1 以上)とそれに接続する 1024x768 ピクセ
ル以上,15fps 以上のカラーの IEEE1394 ビデオカメラとケーブル.
(エ) National Instruments PXI-1411 あるいはその後継機種(PXI 対応カラー/モノク
ロアナログ画像入力ボード,入力チャンネル 1 以上).
(オ) National Instruments PXI-6521 あるいはその後継機種(PXI 対応ディジタル I/O
ボード,DI/DO 各 8ch 以上かつ 30V 以上まで対応,DO は 1A 以上の電流出力に
対応).
(カ) National Instruments PXI-4072 あるいはその後継機種(PXI 対応ディジタルマ
25
ルチメータ+LCR メータ).
3.6 周辺装置
3.6.1 カラープリンタ
部門の部屋に各 1 台,事務室に 1 台(計 5 台)配置する.
1.
はがき,B5,A4,B4,A3 の印刷が可能なこと.
2.
固定トレイを二つ以上,手差しトレイを一つ有すること.
3.
メモリは 384MB 以上であること.
4.
モノクロおよびカラー共に毎分 30 枚以上であること.
5.
ウォームアップタイムが 0 秒であること.
6.
画質はリアル 1200dpi 以上であること.
7.
100Base-TX ネットワークインタフェースを有すること.
8.
両面印刷が可能であること.
9.
USB2.0 インタフェースを有すること.
3.6.2 電子化資料編集装置
3.6.2.1 冊子体資料撮影装置
1.
ディジタル一眼レフ型のカメラであること.以下の要件を満たすこと.
a.
有効画素数 6 メガピクセル以上であること.
b.
記録画素数は 3008×2000 ピクセル[ L ],2240×1488 ピクセル[ M ],1504×1000
ピクセル[ S ]の 3 モードに対応していること.
c.
画像ファイル形式は Exif 2.21 準拠および DCF(Design rule for Camera File
system)2.0 準拠,DPOF(Digital Print Order Format)準拠であること.
2.
d.
記録媒体はコンパクトフラッシュカード(Type I/II 対応)であること.
e.
表示液晶画面は 2.0 型低温ポリシリコン TFT 液晶で 13 万画素以上であること.
f.
ビデオ出力は NTSC / PAL 切リ換え可能であること.
g.
USB2.0 インタフェースを有すること.
h.
ニコン F マウントに対応していること.
i.
三脚用のねじ穴は 1/4(ISO1222)であること.
以下の要件を満たす撮影台を提供すること.
a.
冊子体資料などの撮影物を置くための台があること.冊子体資料を撮影しやす
くするため,固定器具などを備えること.
b.
台には左右に照明が備えてあること.
c.
カメラを固定するためのスタンドがあり,カメラの高さを調節できること.
d.
スタンドに固定したカメラから垂直に撮影できること.
3.6.2.2
電子化資料編集用 PC
1.
ノート型であること.
2.
CPU は Intel 社製 Core Duo 2.16GHz 相当以上の性能,機能を有すると判断される
こと.
3.
メモリ容量は 1GB 以上であること.
26
4.
ハードディスク容量は 100GB 以上であること.
5.
DVD±RW/CD-RW ドライブを有すること.
6.
15.4 インチ TFT 液晶ディスプレイを有し,解像度は 1440×900 ドット以上である
こと.
7.
Apple 社製 Mac OS X 相当以上の機能を有すると判断されること.
8.
3.6.2.1 節のディジタルカメラで撮影した画像ファイルを編集できること.
9.
画像ファイルは JPEG2000 形式で保存できること.
10.
ビデオで撮影した動画ファイルを編集できること.
11.
Apple 社製 Mac OS X 用の Microsoft 社製 Office 2003 Professional 相当以上の機能
を有すると判断されるソフトウェアを提供すること.ライセンス数は 1 とする.
12.
Apple 社製 Mac OS X 用の Adobe 社製 Acrobat 7.0 Standard 相当以上の機能を有す
ると判断されるソフトウェアを提供すること.ライセンス数は 1 とする.
3.7 生体反応シミュレーションシステム(知の表現基盤研究部門)
3.7.1 ハードウェア
1.
シリコンデバイスは Xilinx 社製 Virtex4 160 相当かそれ以上の規模の FPGA を 8 個
以上持ち,これらが同時に動作すること.
2.
FPGA を設定する手段として Xilinx Platform Cable USB を 1 本用意すること.
3.
FPGA が相互に 100MHz 以上の転送速度で通信できる通信路を有すること.
4.
Xilinx ChipScope Pro with USB cable を 2 本用意すること.
5.
FPGA を制御するためのフロントエンド計算機を 1 台提供すること.
a.
OS は Microsoft 社製 Windows XP Professional Edition 相当以上の機能を有す
ると判断されること.
b.
メモリは 4GB 以上であること.
c.
ハードディスクは 250GB 以上であること.
d.
拡張メモリを 8GB 以上搭載可能なこと.
e.
ディスプレイは対角 20 インチ以上,UXGA の解像度以上で6色独立調整機能を
有すること.
f.
DVD-ROM ドライブを持つこと.
g.
CPU は Intel 社製 Pentium Extream Edition 3GHz 以上の性能,機能を有する
と判断されること.
6.
シミュレーション可視化用の計算機を 1 台提供すること.
a.
OS は Microsoft 社製 Windows XP Professional Edition 相当以上の機能を有す
ると判断されること.
b.
メモリ容量は 1GB 以上であること.
c.
ハードディスク容量は 80GB 以上であること.
d.
液晶ディスプレイは対角 20 インチ以上,解像度が 1,600×1,200 ドット 以上で
6色独立調整機能を有すること.
e.
高速のスーパーマルチドライブを有すること.
f.
デュアルディスプレイ出力を有すること.
g.
CPU は Intel 社製 Pentium D 3GHz 以上の性能,機能を有すると判断されるこ
27
と.
7.
21 インチ以上のペンディスプレイを 1 台提供すること.
3.7.2 ソフトウェア
1.
要素数 1 万個以上の大規模なネットワークを可視化でき,要素の配置および視点を制
御できるソフトウェアを提供すること.ライセンス数は 2 とする.
2.
Synplify 社製 Premier 相当の論理合成ソフトウェアを提供すること.ライセンス数
は 2 とする.
3.
Xilinx 社製 ModelSim SE MixedHDL with SystemC option 6.1 相当の論理シミュ
レーションソフトウェアを提供すること.ライセンス数は 2 とする.
4.
FPGA を設定する機能を有する Xilinx ISE Foundation Ver.8.1 以上の FPGA 設計
ツールを提供すること.ライセンス数は 1 とする.
5.
メンター・グラフィック社製 HyperLynx GHz 相当のソフトウェアを提供すること.
ライセンス数は 1 とする.
3.7.3 オシロスコープ
1.
帯域 1GHz 以上であること.
2.
チャンネル数 4 以上で,周波数 1GHz 以上の信号を 4 つ同時に取得可能なこと.
3.
最高波形取込レート 250,000 波形/秒以上の DPO 機能を持つこと.
4.
帯域 1GHz 以上のアクティブ・プローブを 4 本持つこと.
5.
チャンネル時のレコード長は 40M 以上であること.80M 以上であれば加点する.
6.
8 ビット以上の垂直分解能を持つこと.
7.
LAN 機能を持つこと.
3.7.4 ロジックアナライザ
1.
チャンネル数 68 以上であること.
2.
チャンネル数分の MICTOR コネクタ用プローブを用意すること.
3.
フル・チャンネル時のメモリ深度が 2MB 以上であること.
4.
LAN 機能を持つこと.
5.
外部ディスプレイとして解像度 1,600×1,200 ドット以上, 対角 20 インチ以上で6
色独立調整機能を持つ液晶ディスプレイを用意すること.
6.
200MHz 以上のステート解析が可能なこと.
7.
以下のどちらかの機能を有すること.
a. FPGA ダイナミック・プローブ機能を持つこと.
b. 1/4 チャネル時のディープメモリタイミングが 2GHz 以上であること.
28
4. ネットワーク基盤システム
公開系システムおよび部門用研究開発システムをキャンパス LAN およびインターネット
に接続し,ネットワーク利用を円滑に行えるようにすること.また,本システム全体のセ
キュリティ維持に努めること.
4.1 ネットワークスイッチ
1.
IEEE802.3z 対応 1000Base SX(全二重)を 1 ポート以上有すること.必要に応じて
GBIC モジュールを追加してよい.
2.
100/1000Base-TX(RJ-45)インタフェースを 48 ポート以上有すること.
3.
IPv4 および IPv6 に対応すること.
4.
スイッチング容量が 136Gbps であること.
5.
転送レートが 100MPPS 以上であること.
6.
デュアルモード VLAN 機能を有すること.
7.
冗長化電源装置を有すること.
8.
1 項の 1000Base-SX を学内 LAN の既設スイッチに接続すること.
9.
管理用のマネージメントポートを 1 ポート以上有すること.
4.2 ネットワークセキュリティアプライアンス
1.
ファイアウォール,不正アクセス検知などの機能を備えた統合型の機器であること.
2.
ユーザ数およびノード数は無制限であること.
3.
1000BASE ポートを 4 ポート以上有すること.
4.
メモリ 512MB 以上であること.
5.
ファイアウォールについて以下の仕様を満たすこと.
6.
a.
最大同時セッション 100,000 以上であること.
b.
新規セッション 1 秒あたり 9,000 以上であること.
c.
ファイアーウォールスループット最大 450Mbps であること.
ネットワークモニタリング機能を有すること.
4.3 ネットワークサービス用サーバ
4.3.1 ハードウェア
1.
OS は Linux 社製 Enterprise Server ES 4 相当以上の機能を有すると判断されるこ
と.
2.
CPU は Intel 社製 Pentium D 3.0GHz 相当以上の性能,機能を有すると判断される
こと.
3.
メモリ容量 1GB 以上であること.2GB 以上であれば加点する.
4.
ハードディスクは以下の要件を満たすこと.
(ア) RAID1 構成であること.
(イ) 物理容量 70GB 以上であること.140GB 以上であれば加点する.
5.
最大 20 倍速以上の CD-ROM ドライブを内蔵すること.
6.
JIS106 キーボードを備えること.
29
7.
3 ボタンマウスを備えること.
8.
液晶ディスプレイは対角 20 インチ以上,解像度は 1280×1024 ドット以上であるこ
と.
9.
100BASE-TX/1000BASE-T のネットワークインタフェースを備え,4.1 節のネット
ワークスイッチに接続すること.
4.3.2 ネームサービス機能
1.
BIND 9 相当以上のネームサーバを準備し,kc.tsukuba.ac.jp のドメイン下のドメイ
ン名管理ならびに DNS サービス機能を提供すること.
2.
ドメイン名の登録・削除に関して重複チェックなどの機能を備えた管理ツールを備え
ること.
4.3.3 メールサービス機能
1.
sendmail 8.13 以降に相当する SMTP サーバ機能を備えること.
2.
IMAP4 Rev.1 および POP3 のサーバ機能を備えること.
3.
メーリングリストの作成・管理が行えること.リストごとに管理者(以下,リスト管
理者)を設定し,リストの新規登録とリスト管理者の変更以外のメーリングリスト管
理作業をリスト管理者に委任する機能を備えること.
4.
SMTP の送受信記録(日時,送信元 IP アドレス,送信先 IP アドレス,送信結果,
転送バイト数)を取得すること.IMAP,POP における認証記録(日時,ユーザ名,
認証の成否,クライアント IP アドレス)を取得すること.
4.3.4
Web ページ公開機能
1.
HTTP1.1 に対応していること.
2.
Web ページを置いたディレクトリ単位でアクセス制御ができること.
3.
本システムにアカウントを持つユーザがログインし,Web ページの作成・編集がで
きること.
4.
本システムにアカウントを持つユーザが FTP によってファイルを送受信できる機能
を有すること.
4.3.5
1.
認証機能
本システムの利用者(管理者以外)アカウントの登録,削除,変更作業を一元化する
こと.
2.
LDAP を用いて認証を一元化すること.ただし,部門用研究開発システムのサーバ
およびクライアント PC で独立したアカウント運用を行う場合もあるので,一元管理
からはずしたり,参加したりすることが容易に行えるようにすること.
4.4 ドメインコントローラ用サーバ(2 台)
4.4.1 ハードウェア
1.
OS は Microsoft 社製 Windows Server 2003 R2 相当以上の機能を有すると判断され
ること.
30
2.
CPU は Intel 社製 Pentium D 2.5GHz 相当以上の性能,機能を有すると判断される
こと.
3.
メモリは 1GB 以上であること.2GB 以上であれば加点する.
4.
ハードディスク容量は 80GB 以上であること.160GB 以上であれば加点する.
5.
DVD ス ー パ ー マ ル チ ド ラ イ ブ を 持 つ こ と . CD-R, CD-RW, DVD-R, DVD+R,
DVD+R(ダブルレイヤ), DVD-RW, DVD+RW の各メディアが読み書きできること.
6.
JIS 106 キーボードを有すること.
7.
3 ボタンマウスを有すること.
8.
対角 20 インチ以上,UXGA の解像度以上の液晶ディスプレイを提供すること.
9.
100Base-TX/1000Base-T ネットワークインタフェースを備え,4.1 節のネットワー
クスイッチに接続すること.
4.4.2
Windows 用ドメイン機能
1.
Windows 用ドメインを設定できること.
2.
2.1.2 節,3.5.1 節の PC をドメインに参加させられること.
3.
本システム以外の PC もドメインに参加させられること.
4.5 ネットワーク基盤システム用無停電電源装置
4.1 節ネットワークスイッチ,4.2 節ネットワークセキュリティアプライアンス,4.3 節ネ
ットワークサービス用サーバ,4.4 節ドメインコントローラ用サーバで 1 台の無停電電源装
置を共有する.
1.
停電時には 5 分程度経過したのち,上記の機器に停止信号を送り,安全に停止させ
ること.復電時には自動的に起動する機能を有すること.日時指定で自動起動・自動
停止するスケジュール指定が可能なこと.管理機器の選択および運用方法については
本学と協議すること.
2.
停電時にはネットワークサービス用サーバから 3.4 節の大容量ストレージに停止信
号を送れること.
31
(性能,機能以外の要件)
5. 設置条件および設定事項
1.
ハードウェアの動作確認を行うこと.
2.
サーバ設置予定場所では 200V 20A 2 系統と 100V 20A 7 系統の電源が利用可能であ
る.これ以外に電源が必要な場合は受注者側の負担で用意すること.また,既設スイ
ッチの 1000Base-SX 1 口が使用可能である.その他,データ入力用 PC およびクラ
イアント PC などのネットワーク接続口は本学側で用意する.
3.
ソフトウェアをインストールし,動作確認を行うこと.導入時点で入手可能な修正プ
ログラム(パッチ)を適用すること.ソフトウェアのインストール先については,本
学の指示に従うこと.
4.
Windows 系の OS に対しては”KC”ドメインを設定し,クライアント PC を参加させ
ること.
5.
ユーザ認証を本システム内で一元化すること.一方で,部門用研究開発システムにお
いては独立したユーザ登録を許容し,並行運用できること.
6.
パスワードのエージング設定を行うこと.
7.
クライアント PC の「My Documents」以下のユーザファイルは 3.4 節の大容量スト
レージ上に置くよう設定すること.
8.
ネームサーバの設定を行い,hostname.kc.slis.tsukuba.ac.jp でアクセスできるよう
にすること.また,ホスト名を登録すること.
9.
メールサーバの設定を行い,[email protected] で受信・配信ができる
ようにすること.
10.
メーリングリストの基本設定を行うこと.設定項目については本学と協議すること.
11.
ファイアウォールの初期設定は以下のとおりとすること.
a.
発信方向は全てオープン.
b.
着信方向は 80 番ポート以外全て拒否.
c.
やむを得ずリモートで作業する必要がある場合は公開鍵認証で行い,パスワード
認証は停止すること.
d.
12.
これ以外の設定については本学と協議すること.
Windows のセキュリティパッチを自動更新し,常に最新の状態になっているように
すること.アプリケーションの動作に影響がでる場合は,本学に申し出のうえ,対応
を協議すること.
13.
Red Hat Linux に関わるソフトウェアの更新に関して以下の要件を満たすこと.
a.
Red Hat 社の提供しているソフトウェア自動更新サービス等を用いて,ソフト
ウェアの更新を行い,最新の状態に保つこと.
b.
上述の配備必須なソフトウェアのうち,Red Hat Enterprise Linux ES/AS に含
まれていないソフトウェアについても,そのソフトウェアの一次配布源より最
新版を取得し,最新の状態に保つこと.
c.
脆弱性の発見されたソフトウェアの更新を迅速に行うこと.
d.
ソフトウェアの更新によって,公開系業務および部門研究を妨げないこと.や
むをえない場合においては,公開運営の停止時間をできるかぎり最小にとどめ
32
ること.その場合,事前に本学と協議すること.
14.
ウィルス対策を全ての機器に対して行うこと.
15.
現行システムのデータは全て本システムに移行すること.移行方法については本学と
協議すること.
16.
http://www.kc.tsukuba.ac.jp/~userid/の形式で個人ページにアクセスできるように
すること.
6. 保守
1.
専門的な知識や訓練がなくともシステム運用が可能であるように,製品添付のマニュ
アルとは別にシステム管理者向けに運用手順書を紙ベースで1部作成して提供する
こと.ソフトウェアの修正や設定変更に伴う手順の変更があった場合は,速やかに運
用手順書の修正版を提供すること.運用手順書は HTML または XML 文書としても
提供し,WWW ブラウザから閲覧可能であること.導入時に 120 分程度の管理者向
け講習を行うこと.
2.
インテグレータとして保守を行うこと.具体的には全ての構成要素についての対応窓
口となるとともに,複数の構成要素間の障害切り分けを行って原因を特定し,当該製
品のベンダーと協力して問題解決にあたること.
3.
本システムに障害が発生した場合には,通報後 2 時間以内に具体的に対処を開始で
きると判断される体制を有すること.なお,少なくとも平日の午前 9 時から午後 5
時の時間帯は連絡を受け付けること.障害報告は電話,電子メールのいずれの方法で
も受け付けること.なお,電子メールによる通報時刻は,メールが受注者側の最初の
メールサーバに到着した時刻とする.
4.
ハードウェア障害に対してはオンサイト保守を行うこと.すなわち,障害通報後原則
として 1 営業日以内に設置場所において補修ないし交換を行うこと.端末装置とそ
の周辺機器は代替品なしのセンドバックで良い.
5.
ソフトウェア障害に対しては,1 営業日以内に原因の特定を行い,3 営業日以内に解
決の見込みについて連絡すること.
6.
公開系システムはあらかじめシステム環境のバックアップをとっておき,システム障
害が起きた場合速やかに復旧できる体制を整えておくこと.部門用研究開発システム
については別途本学と協議すること.
7.
バージョンアップ契約があらかじめ設定してあり,価格算定が確実なソフトウェアに
限り,4 年間のバージョンアップおよび保守を行うこと.
8.
要求要件に対して商品ではなくフリーソフトウェアをもって提案する場合は,商品に
準じた保守を行うこと.
9.
ネットワーク基盤システムで提供するサービス障害(ネームサービス,メールサービ
ス,Web ページ公開サービス,認証サービス)に対しては,原因の特定を1営業日
以内に行うとともに,3 営業日以内に解決すること.3 営業日以内に解決できない場
合には解決予定日を連絡すること.
10.
本システムに対する攻撃・侵入などセキュリティ侵犯事件が起きた場合には,速やか
に攻撃・侵入の遮断,原因の特定と対策,報告を行うこと.
33
11.
本システムにおいて本学が行う開発,性能・機能向上のために行う作業,プログラム
の移植および機器の接続に対し,必要な技術情報を提供し,作業を支援すること.
12.
経時的な劣化により契約期間中に交換が必要となるような有寿命部品がシステムに
含まれる場合は,当該部品の交換を保守に含むこと.消耗品は保守に含めないが,運
用上必要な消耗品は明示するとともに,ランニングコストに関する情報を示すこと.
13.
本システムを構成する全ての要素について,ベンダーがユーザに対して公表する当該
製品のセキュリティ情報をモニターし,問題点が公表された場合は速やかに本学に通
知すること.また,本学と協議の上で,問題点の発見から 1 営業日以内に暫定的な
対策を講じ,ベンダーによる正規の修正プログラム発行から 2 営業日以内に修正を
施すこと.
14.
2 章の公開系システム,3 章の部門用研究開発システム,4 章のネットワーク基盤シ
ステムにおいて SSL 等の設定に必要なサイト証明書の調達および契約期間中の更新
を本調達に含めること.
15.
1 ヶ月に一度の頻度で本学において会議を開き,障害対応状況および保守作業の報告
を行うこと.報告書と議事録を文書ファイルの形式で本学に提出すること.報告書と
議事録は本学 Web サーバ上で公開する.
34
公開系システム
ネットワーク基盤システム
セキュリティ
アプライアンス
電子化資料編集用PC
学内LAN
冊子体資料撮影装置
ネットワークスイッチ
データ入力用PC
ドメイン
コントローラ
ネットワーク
×2
サービス用サーバ
カラープリンタ
大容量ディスク
公開用サーバ
部門用研究開発システム
スケーラブル
サーバ1
スケーラブル
サーバ2
スケーラブル
サーバ3
オシロ
スコープ
生体反応
シミュレーション
ロジック
システム
アナライザ
リモート科学実験用
システム
知の共有基盤研究部門
クライアントPC
×4
カラープリンタ
知の環境基盤研究部門
クライアントPC
×8
カラープリンタ
知の伝達基盤研究部門
クライアントPC
×6
カラープリンタ
知的コミュニティ情報システム構成図
知の表現基盤研究部門
クライアントPC
×8
カラープリンタ