第65回(2016年)和歌山市美術展覧会 出品目録 (PDF 1.1MB)

第
市 展
65
th
回 和歌山市美術展覧会
65
会 期
1st
6/29㈬∼ 7/3㈰
日本画・工芸・いけ花
2nd
7/6㈬∼ 10㈰
書 道
3rd
7/13㈬∼ 18㈪
洋 画
4th
7/ 20㈬ ∼ 24㈰
写真・彫塑
会 場
和歌山市民会館
(展示室・市民ホール)
9:30∼17:00
入場無料
出品目録
2016
WAKAYAMA CIVIC
ARTS
EXHIBITION
主 催
和歌山市・和歌山市教育委員会・公益財団法人 和歌山市文化スポーツ振興財団(和歌山市民会館)
後 援
読売新聞和歌山支局・朝日新聞和歌山総局・産経新聞社・毎日新聞社和歌山支局(順不同)
和歌山市民会館 〒640-8204 和歌山市伝法橋南ノ丁7番地 ☎(073)432-1212
〔洋画〕
窓辺
中尾実代
和歌山市
赤いカフェ
北村好美
〃 〔全体評〕
給油センター
前田正博
〃 昨年より出品数が増えましたが、全体におとなしい作品
冬のバルビゾン
榎本雅代
〃 が多く、もっと挑戦的な試みがあれば良いとおもいます。
garden
松本芳子
〃 但、今回若い人の出品が多かったことに次回も期待します。
我が町の一隅
大倉郁子
有田川町
◯市長賞
𠮷野ざくら
松坂和子
〃 〈評〉 公営住宅を真横から描き、目を引
古城のある街(ドイツ) 濱口憲子
和歌山市
くモチーフの捉え方をしている。地面や
わが町 PART6
阪本繁子
海南市
空を排除した構図は、作者の言いたいメッ
国生み伝説の島
谷 謹也
和歌山市
セージをはっきりさせる。各部屋の生活感
carnival
石田凜太郎
白浜町
が描かれ、時間とともに変化していくもの
festival
上藤未羽
田辺市
の美しさや寂しさが感じとれる。表面的な
立夏
村有人
〃 技巧だけではなく、内面性もよく考えて描
水鏡
釣本雛乃
上富田町
写されており、佳作である。今後の課題と
p.m.5:43
小谷奈央
田辺市
歌い出し 3 秒前
濵𥔎はるか
風馬牛
豊島 情
上富田町
〈評〉 ブルーの色彩のハーモニーが美し
寂寞
東 和希
白浜町
い。水滴をイメージするような果実。音楽
プリズム
水野 梓
上富田町
をかなでるようなハープにも似た機器。現
午後
谷本日南
田辺市
実の一隅を心象的に昇華した佳作である。
笛を吹く
松浦晴菜
白浜町
Eine blinde Katze
孫を待つ
森田 恵
上富田町
〈評〉 色調も統一され、デフォルメも極
息吹
上藤詩音
田辺市
端でなく、題名から想像するに猫をモチー
今…風を受けて
山田典子
和歌山市
フにした作品だとおもいますが、小品なが
アマリリスⅠ
葊田敦子
紀の川市
ら迫力のある魅力的な作品です。
大気の中で
坂本万佐子
Asami の心
磯村眞志
和歌山市
〈評〉 まず迫力が非常に強い。イラスト
育ちゃんとトト
和田耕治
〃 的で小品ながら、レインボーカラーの原色
ランプと浜木綿
雑賀ミツ子
〃 をバックのクリーム色がよく引き立ててい
門Ⅱ
岡本英嗣
〃 る。半透明のホワイトが唇の濡れたつやを
昼の街
上野山香穂
〃 うまく表現して効果的である。
まるにはじまりまるにおわる
岩田洋二郎
岩出市
過ぎ去りし日
武田十四夫
和歌山市
しては画面に更なる密度が欲しい。
◯市議会
議長賞
◯教育委
員会賞
◯読売賞
昨日の夢
Lips
岩崎孝志
城本絢未
井上智草
◯奨励賞
楽園
中本礼子
◯奨励賞
古代の夢
檜 ふじゑ
和歌山市
上富田町
和歌山市
和歌山市
〃 阪南市
浮ドック
竹部満朗
〃 旅の思い出
鳴海千鶴子
天守閣からの我が街 橋爪公子
〃 mon jardin
小園増子
〃 オーバーハング
寺口雄三
〃 躍動
◯奨励賞
乗鞍・雪化粧
辻本 渡
〃 ◯奨励賞
Leonardo
濵口真帆
田辺市
◯奨励賞
after school
杉本かれん
〃 ◯奨励賞
街角
坂口幸子
◯奨励賞
BURAKURI
乾 しょうこ
和歌山市
〃 ◯奨励賞
トランプ占い
岡本二美代
和歌山市
〃 勝間 均
泉佐野市
ウィンターコートの掛かる部屋 前坂良子
かつらぎ町
海南市
しぶき
林 悦子
和歌山市
作品 B
溝田久子
〃 追憶
山形由葊
〃 ◯奨励賞
滑車
三浦利久
和歌山市
◯奨励賞
農家の軒先
中西弘次
〃 ◯奨励賞
みればおもう(土手# 1) 中西瑞季
紀の川市
凪(雑賀崎)
東 悦子
◯奨励賞
日 記( そ れ が た と え 宇 宙
であっても二度づけ禁止)
山下真央
和歌山市
よるのまち
堂脇ゆかり
◯入 選
水辺の風景
松田美佐子
和歌山市
余呉の残雪
土井康雄
〃 紀の川市
〃 □無鑑査
◯無 鑑
査 賞
◯招待推挙
和歌山公園三年坂
馬場 勲
和歌山市
奈良公園浮見堂
蛭川義憲
阪南市
初夏の窓辺
石座洋子
和歌山市
収穫
米田眞紀
かつらぎ町
ガウディの世界
金井洋子
阪南市
和歌山城
鈴木 明
和歌山市
青の外の黄の中の
谷口誠子
〃 The rainy day
藤本知世
海南市
川畔の夕暮れ
福原正敬
窓辺
□招 待
山郁子
海南市
初夏の収穫
硲 喜樹
ルンルン
中西美佐子
泉南市
ミモザ咲く
中尾久代
海南市
村の広場(モガラス) 楠瀬伸和
〃 GURU・GURU-2016 岡𥔎ゆみこ
竜神スカイラインの秋 塩𥔎忠造
〃 和歌山市
〃 大林儀和
かつらぎ町
紀の川市
ピンクのタイルに… 太田千秋
和歌山市
居垣潤子
野の道桜咲く
鯨王
坂下恵梨
和歌山市
gingham
〃 休憩
井上育子
岩出市
秋に想う
馬場須美子
岩出市
収穫
東 宣彦
〃 私的風景
吉田美紀子
和歌山市
倉敷美観地区
成子 進
阪南市
刻の地
松尾摩利子
岬町
わが家のアイドルたち 矢野歩月
紀の川市
チューリップ
奥岩昱子
和歌山市
幼なじみ??
北畑夕貴
〃 千畳敷
増田清子
〃 いもうと。
中谷希望
〃 連
松谷弘子
紀の川市
キボウ
川口智香
〃 瑠奈
中野和夫
和歌山市
おふくろの味
將口愛菜
〃 道標
出口十糸
海南市
食いしん坊
前中利予
〃 きみとぼく
北 克巳
和歌山市
Family
塩路あさの
〃 霧多布岬への道
島田博雄
〃 おとふと
山口舞優心
〃 作品
巖𥔎郁子
〃 響き
木下光子
〃 リサイクル材
松間 弘
TSUNAGARI
有本ふみ子
〃 〈評〉 作者は長い間リサイクル材シリー
太古の記憶 2016
堀 憲子
〃 ズで発表され、木のぬくもりの中でさまざ
悠 2016- Ⅳ
稲垣紀子
〃 まな表情、風化されながらも生命感があり、
3 分のドラマ
田代悦子
〃 また再生される事への願いが伝わります。
希望
田中淳子
〃 これからもどう変化していくのか今後も楽
おはなし
志賀清代子
〃 しみにしています。
渇望
辻本紀公子
紀の川市
お喋りな林檎たち
村下良子
和歌山市
つつじ咲く頃
土井敏弘
〃 木山 和
海南市
さ・つ・ま・い・も 棗 多江子
和歌山市
有田市
バラ
佐藤 円
和歌山市
北島の桜
堤 慶
〃 雲
坂田喜久子
〃 ひととき
立本みさほ
和歌山市
思い出のカフェ
平柳由美
〃 SCENE
中西周代
紀の川市
Mind's eye
圦本稔子
〃 ワンダーランド
広田みつる
和歌山市
To be free
岡崎ひとみ
〃 ちょうちん・娘
岩本 芳
〃 新潟雪景・春
杉林雅義
紀の川市
街
無井由希子
〃 夏 終わる
津田京子
和歌山市
漁景
中東照茂
〃 ワンダーランド
日下稔之
ノイズ
つじはるみ
〃 angel
小原千冬子
「ゆらら」
すこし前までは人間だった 池田章子
〃 泉南市
和歌山市
光の中で
米倉くに子
〃 Love me
三阪篤子
〃 ねこ
山縣加代子
〃 作品
岩𥔎哲夫
〃 椅子に手をつく
山本喜美子
〃 過去と未来
山田康廣
〃 太陽と森
溝田哲夫
〃 □審査員
海底の女神
明渡和子
〃 熱海の春
小川英夫
和歌山市
ある日の午後
土井久幸
〃 ◯奨励賞
戸隠の里
𡧃治恵子
和歌山市
想刻
𠮷本進一
和歌山市
大王崎
中森順一
〃 ◯奨励賞
霧氷
中村正志
〃 初夏
榎本敬子
〃 ◯入 選
極楽鳥花
狩谷孝子
御坊市
赤いうさぎ
山本 実
〃 新緑の頃
木清子
日高町
祭の朝
田中佳代
有田市
コスモス
椎名 博
和歌山市
〔日本画〕
愛和
米田千尋
〃 ふくらむ夢
犬星伸子
泉佐野市
〔全体評〕
春
真国昌子
和歌山市
昨年より出品点数も増え、内容的にも美しく完成度の
輝く渓谷
阿部巻代
〃 高い作品が多かったことは喜ばしい限りです。人物、風
ジャッジョーロ
田中長治
〃 景、花など、それぞれの主題に沿って深く表現されてい
大台ヶ原
堂西正善
岩出市
たのが印象的でした。また、これまでの日本画の枠を超
松
髙松武朗
〃 えた独自の感覚を持った作品が見られたことに、新しい
森の朝
西川敦雄
和歌山市
可能性と大きな期待を感じました。
カサブランカ
松尾紀代子
清流清瀧川
和田淳子
和歌山市
〈評〉 人物表現もさることながら、窓の
雨後の英虞湾
中家信子
〃 外に映る青葉と壁の色が美しく表現されて
国東半島
渕原和子
〃 います。よく目にする風景を作品にするの
虎伏す
磯 孝美
〃 は難しいことですが、さり気なく描きなが
なかよし
鈴木茂子
〃 ら右端のエンジ色で画面を引き締め、爽や
空を見上げて
北山令子
有田川町
かな作品に仕上げた手腕は見事です。
待ち合わせ
原 和子
和歌山市
凜
海南市
二月の詩
東田雅子
〃 〈評〉 題名のとおり、画面全体にまさに
磯の白波
赤田友美
湯浅町
「凜」とした雰囲気を感じる作品です。脇
寧日
中村 治
に木刀を置いた姿は難しい構図ですが、人
Kawaii
彌園まりこ
和歌山市
潮騒
小野千寿子
日高川町
◯市長賞
◯市議会
議長賞
青葉のころ
谷口澄子
木下千佳子
橋本市
物の内面性までよく表現できています。色
彩と絵の具の塗り方にも厳しさが出た秀作
です。
◯教育委
員会賞
◯読売賞
清流
□無鑑査
◯無 鑑
査 賞
岬町
岩出市
〈評〉 美しい渚の前に立つ女性の表情に
大阪市
作者の思いが込められています。内面に迫
〈評〉 力強い作品です。岩の質感、新緑
る人物表現も見事ですが、波の色や形など
の鮮やかさ、水の流れなど、とても丁寧に
もとても美しく描けています。無鑑査賞に
描かれています。特に遠景の山の色彩が良
ふさわしい秀作です。
く、澄み切った空気や清流の音まで感じる、
サクソフォン奏者
加藤叔子
和歌山市
臨場感あふれる作品です。
ハワイアン・フラ
広岡裕子
〃 薄暮
安藤貴久子
〃 〈評〉 和歌山にはあまりなじみのない水
姫木蓮
中山陽子
〃 芭蕉の花を描いた完成度の髙い作品です。
新緑
安川佐代子
〃 花の白と葉の緑、土と水の色が美しく、画
古都
吉田見枝
〃 面奥の淡い色調とうまく調和しています。
朝霧
松本篤子
〃 日本の自然の美を感じさせてくれる気持ち
慈しむ
鈴木國子
〃 のいい作品です。
休日
宮田有子
〃 陽光
中 真喜子
〃 風土記の丘
集田信子
〃 空の下
藤井秀子
熊取町
水芭蕉
中村由紀江
田村真子
和歌山市
◯奨励賞
深秋
奥池和子
◯奨励賞
よろこび
木全満知子
和歌山市
橋本市
◯奨励賞
からまつの径
長岡フサ子
和歌山市
□招 待
◯読売賞
としふれば
岩岡里恵
和歌山市
初夏
近江友紀子
橋本市
疏水
宇治田純子
和歌山市
〈評〉 見せるテクニックを良く心得た作
石楠花
岩本京子
〃 品です。渇筆の荒さが豊かな表情となりま
岩根絞りと瑠璃鶲
泉本 公
〃 した。山場の墨量変化のメリハリを強くす
猫
髙幤佳代
札幌市
コスモス
𥔎山誓子
和歌山市
薔薇のカフェ
増田淑子
〃 ◯奨励賞
あきかぜに
松本慶子
〃 みちくさ
⻆野千佳子
〃 ◯奨励賞
庾樓新歳夢行簡
志茂珠香
〃 牡丹
久保礼子
ると更に魅力ある作品となるのでは。
◯奨励賞
あきのいろを
古川敏美
和歌山市
岬町
◯奨励賞
清平調詞・客中作
原田彩華
〃 李商隠の詩 二首
久保花桜
〃 岑参詩
田中清苑
〃 花菖蒲
中川千里
和歌山市
◯奨励賞
レッスン
濱田委子
〃 ◯奨励賞
静韻
亀岡俊和
かつらぎ町
◯奨励賞
はるかぜは
小髙翠芳
有田市
秋韻
藤田和子
和歌山市
◯入 選
送人游呉楚
半田陽琴
和歌山市
白糸の滝
奥野昭喜
〃 王漁洋詩
加藤博翠
〃 白木連
吉田晃一郎
〃 司空圖詩
西 巳苑
紀の川市
ひとやすみ
春木 史
〃 吾家三兄弟
上平 士
和歌山市
ラブ
吉本和代
海南市
管訥詩
川﨑義典
岩出市
グロリオサ
新谷慶子
和歌山市
田子の浦に…
狩野峰水
〃 静寂
久保惠美子
〃 としのうちに
井本舟香
和歌山市
春風
南口みどり
橋本市
みづのおもに
赤真明舟
〃 アネモネ
宮嵜朋子
和歌山市
こころのみ
小栗明園
〃 緑雨
石橋玄門
〃 さよふけて
久保啓仙
紀の川市
鴛鴦
清水達三
〃 空や海
蒔田泰子
和歌山市
はつしぐれ
綾野由美子
かりのくる
山本政子
岩出市
〔書道〕
山川の
的場順子
和歌山市
千とせふる
佐藤和子
〃 〔全体評〕
さくらばな
久堀美香代
〃 漢字、仮名共に優秀な作品が出品されたことはまことに
ふゆのきて
山口る美子
〃 喜こばしい限りです。入賞作品は勿論のこと、入選作品も
わがこころ
福島章次
〃 素晴らしい出来栄えでした。
音にきく
三浦トシ子
〃 秋かぜに
芦辺邦江
〃 浣花渓
大向井莉園
□審査員
◯市長賞
客中行
白石翠心
和歌山市
〈評〉 文字の大小や墨量の変化による潤渇
劉凝之畫像
の表現がこの作品の魅力です。行がよく通り
◯市議会
議長賞
◯教育委
員会賞
児玉真扇
〃 〃 岩出市
爽やかな表情がすばらしい。余白も生きて立
春雨
佐々木由禀
体感溢れるすばらしい作品となりました。
再和
清長孝成
〃 さみだれの
汴𥱋除夜
浜松東霞
〃 西本幸子
和歌山市
和歌山市
〈評〉 料紙の模様も生かしつつ、巧みに墨
李晏詩
津田敏舟
〃 色を合わせ、スケールの大きさを感じる作品
贈 錢起秋夜宿 靈臺寺 見 寄 岩田恵琴
〃 に仕上げました。筆の開閉、線の伸び共に申
雲中至日
奥村香麗
し分なく、日頃の書き込みを感じる佳作です。
白楽天詩二首
中前花秀
岩出市
李洞詩
秋日江居寫 七首其二 島 彩苑
和歌山市
宮本穂光
岩出市
下
ニ
一
上レ
和歌山市
〈評〉 強い線質と遅速の変化に富んだ運
登樓
宮本桂秀
〃 筆が見事にマッチし、動きのあるスケール
五昌齡詩
中村緑秀
〃 の大きい作品となっています。
韓愈の詩 二首
林 香舞
海南市
□無鑑査
◯無 鑑
査 賞
羅 詩
岩田蒼雪
岩出市
劉長卿詩
山田柊光
紀の川市
高青邱之詩
松本澄草
〃 梅薫る山里へ
潰崎美光
紀美野町
高適
瀧上花音
和歌山市
謝芳連詩
前田桃琴
〃 張斛之詩
堂西美艸
橋本市
古今和歌集
岡本千扇
(千代) 和歌山市
くれなゐと
宮本明幸
ちはやふる
津田明玲
邯鄲之夢
井畑貴美子
五月やみ
百溪陽舟
尹延高詩
中村東光
和歌山市
杜甫詩
岩本茱光
紀の川市
王維の詩
髙田佳鳳
和歌山市
久方の
江川ちづ代
瓶にさす
石上敬草
紀の川市
拖泥帯水
上野花園
和歌山市
硯
上田大愚
〃 李白詩
遠藤美園
〃 岸和田市
川端茅舍の句
小川起石
〃 和歌山市
吉野山
瓦間寿舟
岩出市
春水満四澤
近藤鈴苑
和歌山市
萬山春色歸
佐原ちづよ
〃 月よみの
清水朱杏
〃 〈評〉 古典の風合いを出しながら、文字の
野情貪薬餌
靜 一華
〃 間の取り方、紙と墨色のバランスが見事です。
春情寄柳色(五言) 髙垣紫恵
線の強さ、潤渇、太細の変化に富んだ素晴ら
李華詩
谷口和光
紀の川市
しい作品に仕上がっています。
雨そそぐ
土肥恵子
和歌山市
はつかりの
中原朱穂
西宮市
和歌山市
〃 和歌山市
□招 待
岩出市
〃 天の海
浅井香園
和歌山市
夕立の
濱口朱草
〃 優曇華
西村霖風
王叔舟の詩
松中翔園
〃 ゆきやらで
松倉映舟
〃 あしひきの
南 雅仙
紀の川市
陶淵明の詩
三嶋昭苑
紀の川市
白夜
仲 玲舟
和歌山市
花月窮遊宴
水﨑花扇
和歌山市
のきしろき
上野朱煌
〃 しらはにの
柳川朱萌
海南市
白雪の
西川明壽
岩出市
山口誓子の句
山口熊野
和歌山市
月の光
野田佳舟
日高町
四言一句
山本清雲
〃 おちこちの
西尾亜紀
堺市
けささきし
𠮷本蒼琴
〃 西楼
宮本龍勝
和歌山市
景気
川瀬玲舟
〃 かがやける
村山弥舟
由良町
陳褒之詩
藤本千峰
〃 褚遂良の詩
松田喜苑
和歌山市
蘇東坡詩
渡辺李光
〃 万葉集
中井澄苑
紀の川市
蘿軒夜月閑
瀬藤翠琴
岩出市
七言二句
久保華蝶
和歌山市
沙羅双樹花色
中家光苑
和歌山市
月下獨酌
小髙秋蘭
〃 𠮷井勇のうた
松村博峰
〃 晴るる夜の
池田理恵子
〃 ゆきくれて
佐藤祥琴
〃 啄木の歌
髙橋佳子
〃 心配事の
𠮷村祥雲
〃 翁照の詩
下村真歌
海南市
王守仁詩
須佐翠山
〃 韋応物の詩
松尾明苑
〃 即身成佛
出口抱琴
〃 岡田米山人の詩
𠮷村郁夫
和歌山市
劉滄の詩
中浦研玉
海南市
良寛の詩
長原葵香
〃 四季の句
藤籔江舟
和歌山市
答赤石梁蛻岩
東 久華
〃 古の
柳 藤苑
海南市
嬉春詞
髙木久琴
〃 月清し
久保田砕花
獨座
赤坂松琴
〃 花の色
加納敬舟
〃 五言絶句
笠松康華
岩出市
大伴家持の歌
中西桃園
紀の川市
宿山園
鶴田秀翠
和歌山市
澄神静慮具在筆端
小澤清華
和歌山市
江上早發
岩橋瑞花
〃 金槐和歌集 . み𠮷野の… 岸畑由喜子
五言絶句
山下芳翠
〃 起
南坂東英
和歌山市
〃 紀の川市
七言絶句
□審査員
田村 剛
和歌山市
◯奨励賞
◯入 選
ピーチク・パーチク 妹背佐江子
紀の川市
御柱祭
松岡博美
紀の川市
かぐや姫はどこに? 松岡博美
〃 雲
田端弓子
〃 雨そそぐ
名手朱舟
和歌山市
藤の花
小林明香
〃 水面に浮かぶ
北川明典
和歌山市
朝
戸村舟里
〃 群れ
北川明典
〃 七言対句
小島健堂
〃 山間路を守る
西 増三
紀美野町
紀の川市
麗
小澤清湖
〃 塩田
山崎紀久一
心華
細畠静峰
〃 歳旦祭
林 祐次
〃 自楽平生道
松下翆苑
かつらぎ町
夜の多聞天
林 祐次
〃 御田植祭
増田富久
〃 ダート
増田富久
〃 〔写真〕
薄氷の彩り
東 正高
〃 漁村の祭り
東 正高
〃 〔全体評〕
緑の生彩
大河内加代子 和歌山市
今回は応募者と点数が倍増したのは大変喜ばしいと思い
水の春
大河内加代子
〃 ます。全体的な作品内容も例年より向上の跡が感じられま
一緒に遊ぼう!
松本 明
〃 した。上位作品は特に格調高く、また新鮮な表情など水準
SHIVER
柿原由希
〃 高い作品揃いでした。更に次回に期待するのは自分しかな
光景
川口享子
海南市
いイメージをとらえた作品を望みます。
黄金色の里
峯 富計
和歌山市
無鑑査作品は力作が多く、入賞の作品はヒューマニティ
カルタとり
峯 鈴子
〃 のある秀作でした。
真冬日
小畑光弘
〃 三兄弟
小畑光弘
〃 〈評〉 三枚組の構成が素晴しい。しかも季
爛漫の記憶
井上泰治
海南市
節感の花弁も、とても印象に残る秀作である。
なかよし
林 和宏
和歌山市
幕間
鳥瞰
林 和宏
〃 〈評〉 祭り舞台の幕を大きく入れて、そ
うつろい
池下岳哉
〃 こで繰り広げられる神事や子どもの動きを
忍び寄る
池下岳哉
〃 巧みに切り取っています。モノクロで表現
ボディーガード
関口裕惠
〃 したことで、ローカル的な風情が良く出た
夏の音
秦野 敦
〃 作品です。
フェイス
青木義雄
有田川町
修行僧
野上 博
和歌山市
〈評〉 神事を人物の配置も良く画面構成
遊泳
児玉 崇
紀の川市
が絶妙で特に俯瞰撮影で成功した感性の高
咲き競う
児玉 崇
〃 い優作です。
あまえん坊
庵尾茂子
和歌山市
気持ちいいね〜
庵尾茂子
〃 〈評〉 ガラスの器だと思いますが、注ぎ
妖景
中井澄明
〃 口にピントを合わせ上から下へリズミカル
バカンス
武西邦夫
〃 に組まれています。青色や赤色などを程良
宮参り
武西邦夫
〃 くぼかし、動きもあり詩的な感じがする作
お出かけ
堀内秀樹
かつらぎ町
品です。
祈り
長田真由美
和歌山市
◯市長賞
◯市議会
議長賞
◯教育委
員会賞
◯読売賞
残り美
巫女の舞
フォルム
谷口哲也
龍田経子
中道ちあき
橋爪靖雄
和歌山市
和歌山市
海南市
海南市
◯奨励賞
街角
榎本隆志
和歌山市
神域の朝
田村妙惠
〃 ◯奨励賞
波頭
辻 雅司
〃 滝・少女
田村妙惠
〃 農婦
橋本 清
有田市
◯奨励賞
氷
宮﨑美智子
〃 ◯奨励賞
カラフルな運び屋
小西弘子
〃 ◯奨励賞
スリル
藤吉修忠
〃 □無鑑査
◯無 鑑
査 賞
〈評〉 黒いバックに農婦の顔面をシャープ
にとらえ、編んだ篭を画面に入れて、異国の
農婦の表情をとらえた秀作である。
山焼き
馬場利明
岩出市
ウインドーの中の坐像 斎藤 隆
〃 白毫寺のふじ
児玉正雄
〃 不思議の街へ
池田義成
和歌山市
現風影
中野與一
〃 夏の華
髙垣龍男
〃 午後のカフェテラス 𠮷村高宣
□招 待
□審査員
◯奨励賞
大河の番人もしくは鉄体魚Ⅲ 真砂拓馬
みなべ町
□無鑑査
形態
堤 慶
和歌山市
□招 待
滴の標本
岡本勝利
広川町
仔の像
大木譲司
みなべ町
□審査員
自虐者 ’15,C,RESIST 中井由純
湯浅町
港ストーリー
松谷靖夫
紀の川市
Kanon −春月の舟
橋本和明
湯浅町
〃 〔工芸〕
砂丘の朝
北野欣信
かつらぎ町
夜明けまえ
瀧本佳史
和歌山市
やっさいほっさい
松岡博之
紀の川市
〔全体評〕
息吹
石橋洋一
和歌山市
工芸部門においては例年の如く出品作品の数が少なく、
漁場
⻆田公利
〃 特に漆、染織等、淋しい感じです。しかし出品された作品
波紋
山下良富
〃 の水準は高く、落選作品が皆無であった事が何よりの救い
浜風
山下葊子
〃 です。無鑑査作品はいずれも高度な工芸技法を駆使し水準
朝もや
山東義明
〃 の高さを感じました。今後出品数の増加に期待します。
光の館
小池秀和
〃 ◯市長賞
葉脈
小野誠之
〃 〈評〉 末広がりの素直に伸びた重量感の
ロボット
亀井正夫
〃 ある型、マットの青釉に口の釉抜きが全体
凜として歩む
楠見 勝
〃 異空間
木本カズヱ
〃 春風に泳ぐ
大道正和
〃 私しの扉
岩橋雅一
〃 ロクロ成形に、艶消の鉄釉を全体に施し、
青銅釉花器
久我口文雄
和歌山市
を引き締めて安定した優品である。
◯市議会
議長賞
鉄釉鉢
安里 満
阪南市
〈評〉 伸びやかに確かな技術でなされた
くの一
坂口 享
〃 口のトルコ釉が全体をまとめている重要な
杜若
松原勝次
和歌山市
ポイントであろう。技の確かさを感じる作
親子猿
坂田 稔
〃 グエル公園
楽得永男
〃 摩天楼
山中健次
かつらぎ町
品である。
◯教育委
員会賞
女の子は誰でも
後藤佳世子
和歌山市
〈評〉 漆芸技法のうち高度な研出平蒔絵を
駆使し、時間をかけた繊細な作業に感心しま
す。デザイン的に複雑なので、少し整理され
〔彫塑〕
れば一段と良い作品になると思います。今後
の精進を期待します。
〔全体評〕
◯読売賞
昔遊び
木節子
和歌山市
受賞作品はいずれも力作で若者らしい迫力のある作品で
〈評〉 難しい人形の制作は大変です。幼
ある。今後は構成力を養い引続き出品を期待したい。
い頃を想い出す、本当にやさしい心なごむ
また、出品点数が少ない中で、選外になった作品があっ
素敵な作品です。今後に期待しています。
たのは残念である。彫塑の理念からはずれており、あまり
◯奨励賞
黒釉壺
川嶋立身
岬町
にも工芸的な作品であったためである。
◯奨励賞
白輪瑠璃釉鉢
並松雄二
岩出市
みなべ町
◯奨励賞
渡蟹紋鉢
髙木伸裕
阪南市
〈評〉 アルファベットのRを抽象化した石
◯入 選
◯読売賞
R なカタチ
調子ちえ
情趣
井上正和
和歌山市
膏作品。穿たれた上・下の二つの穴は奥に
〜つなぐ〜生命〜
井上正和
〃 行くにしたがい、小さくしたり大きくした
月下美人
木下美恵子
〃 りと、変化させているあたりに作者の工夫
彼岸花
木下美恵子
〃 が見られる。次の展開を期待したい。
天目釉花器
西岡伊津子
阪南市
□無鑑査
◯無 鑑
査 賞
□招 待
川尾久美
和歌山市
田中秀直
晩秋に歩む
阪口嘉代子
〃 〈評〉 独創的で瑞々しく、心が癒される
削り模様花器
太田康宏
〃 思いがする。計算された色使いと足元の処
山割れ壺
田村英治
〃 理等生命力溢れる特選第一席にふさわしい
立派な作品である。
創作刺繍 もりであそぼう 奥野萬知子
和歌山市
◯読売賞
藤本香代
和歌山市
〈評〉 大胆な構図に渋い濃淡の色調が全体を
〈評〉 ガラスの花器を二つ使って、涼し
柔らかい雰囲気として、やすらぎを感じます。
げで、細いスチールグラスと、カラーが調
刺技もよく、素敵な作品です。
和して、とっても良い作品です。下の花器
艶
岩本洋子
和歌山市
に水面を見せて、スマイラックスのつるを
黒泥羽文大壺
南 寿典
岸和田市
動かすと、動きを表現出来て、なお良いと
雪どけ
浅岡 孝
和歌山市
思います。
花水木
浅岡和美
〃 ◯奨励賞
楠石佳代
和歌山市
泥多彩花器
岡本昌昭
〃 ◯奨励賞
島﨑貴子
〃 ◯入 選
藤井節子
黒莢
藪田彰三
〃 陶胎漆器 渚
嶋本弘子
〃 小鬼香炉
河野ゆみ子
彩泥あかりとり
松本卓三
熊取町
道傍に咲く
橋爪靖雄
海南市
碧と黒の花器
和田龍郎
岬町
籠目花入
喜多忠男
有田市
明快な見せ方で無機質な金属と植物の出合いも
夜明け
神前和子
和歌山市
見事に調和している。新たないけばな表現とし
象嵌 魚文壷
神前正造
〃 て見る側の心をとらえる作品に仕上げた努力が
窯変一輪花入
稲田 績
〃 感じられる力作である。
想作刺繍帯「蝶」
坂本留美
河内長野市
水指
中村 実
和歌山市
岩橋浩美
〃 織部皿
堤 信枝
〃 湯川 章
〃 青銅釉窯変壺
嶋吉淑進
阪南市
織部線刻花器
嶋本博文
和歌山市
創作刺繍〔フェスティバル〕 田中やす子
□審査員
和歌山市
◯市長賞
組子八角花器
和歌山市
□無鑑査
◯無 鑑
査 賞
岩出市
東岡百合子
和歌山市
菅原佳往里
紀の川市
市原 知
紀の川市
〈評〉 集積の美。発想の柔軟さに驚かされた。
金野美智子
□招 待
和歌山市
森井千惠
〃 島本豊寿
和歌山市
〃 西村萠雲
〃 色絵椿文大壺
阪谷洋子
熊取町
岡﨑玉峰
〃 白泥鳥文三角壺
塩﨑 梓
和歌山市
坂口明子
岩出市
幾何学文様「穹」
髙野澄子
和歌山市
宮脇尚子
和歌山市
怒りそして悲しみ
山田健二
海南市
中野順子
〃 那智黒釉花器(水辺) 寒川栖豊
白浜町
南 紀子
〃 鈴木 愛
〃 □審査員
福永八千代
和歌山市
〔いけ花〕
小谷弘子
〃 河内芙美甫
〃 〔全体評〕
岡田脩克
〃 いけばな特有の流派を越えての参加は、やはり難しい点
がある。応募点数が昨年より少しではあるが多くなったこ
とは喜ばしい。また、応募作品のレベルが高くなったこと
は評価したい。少しのことで選に洩れた方もあり今後更な
る研鑽を積むことを期待する。
一般応募・入賞・入選数
応募点数 応募者数 入賞数 奨励賞数 入選点数
洋 画
99
83
4
12
67
日本画
33
33
4
5
24
書 道
55
55
4
7
44
写 真
51
38
4
6
41
彫 塑
3
3
1
1
0
工 芸
16
14
4
3
9
いけ花
7
7
2
2
3
264
233
23
36
188
計
展示点数
一 般 無鑑査 招 待 審査員
計
洋 画
83
19
41
6
149
日本画
33
13
17
6
69
書 道
55
33
43
7
138
写 真
51
10
14
4
79
彫 塑
2
1
2
3
8
工 芸
16
8
16
3
43
いけ花
7
5
8
4
24
247
89
141
33
510
計