ラグビーのスピンパス: 運動学的分析とトレーニング

©NSCA JAPAN
Volume 14, Number 8, pages 4-11
S PORTS P ERFORMANCE S ERIES
11
ラグビーのスピンパス:
運動学的分析とトレーニングプログラム
A Kinesiological Description of the Rugby Spin Pass and a Rugby Training Program
Rocco J. Frenzilli, Ⅲ
Portland Rugby Football Club, Portland, Maine
R. Dennis Leighton, PT, ATC
Orthopaedic and Sports Physical Therapy Clinic, Portland, Maine
ラグビーという競技は、長い間、こ
ずしも良いパスであるとは限らない。味
の競技をよく知らない人たちに粗暴な
方に向かって正確に素早く投げ出され
スポーツだと思われてきた。しかしラ
るパスが、良いパスである。パスは両
グビーはパワー、スピード、さらにコ
手で投げることもできるが、本稿では
ントロールされた攻撃性のすべてを兼
左手で投げるパスを取り上げる。
ね備えた競技である。
伸展局面
この局面における唯一の大きな変化
は、パスを出す手と反対側の脚を、パ
パスは、コンタクト局面(ボールへの
ス方向に踏み出すことである(左手でパ
本稿では、ラグビーの競技要素のひ
最初のタッチ)
、伸展局面(初期パワー
スする場合は右脚を踏み出す)
。図2に
とつで「スタンディングパス」ともい
の産生)
、スクープまたはパス局面(味
見られるように、伸展させない軸脚は
われる「スピンパス」を取り上げる。こ
方へのボールの投げ出し)
、フォロース
ずっとボールの近くに留まる。体重と
のパスは、スクラムハーフにとって重
ルー局面(ボールが手を離れてから動作
重心をパス方向に移すと踏み出し脚が
要な武器である。スクラムハーフとい
の完了まで)の4局面に分解できる。
振り出されるため、わずかな筋パワー
うポジションは、フットボールのクォ
ーターバックによく似ている。スクラ
4
イドハンド)
(図1)
。
で踏み出し脚を前に出すことができる。
コンタクト局面
踏み出し脚が接地するとすぐに、大腿
ムハーフの仕事は、後方で待つバック
この局面の基本は、手がボールに触
ラインの選手にできる限り素早くパス
れる姿勢をとることである。かかとか
を出すことである。それによってボー
ら足趾まで均等に体重をかけ、頭を下
左脚によって体幹が押されて、体重
ルを前へ進めて得点できる。スピンパ
げる。膝は大腿四頭筋によって伸展位
が右前方に移動する。これが、クロー
スの利点は、その場に留まってできる
を保ち、体幹は頸部と背部の伸筋群に
ズド・キネティックチェーンの開始で
限りボールを確保する体勢をとりなが
よって、適切な屈曲位を保持する。上
あり、最終的にパスを投げる力を発揮
ら、チームメイトの動きを追跡できる
腕二頭筋、手関節、および指の屈筋群
する。左側からの押す力は、足を地面
ことである。
によって、ボールをグリップする位置
に踏みつける腓腹筋、ヒラメ筋、下腿
スピンパスの3つの基本要素は、パ
に手を移動させる。このとき、利き手
部の筋群によって、また、膝を伸展し
スの「スピード」
「距離」そして「正確
をボールの下側に当て、反対の手は方
ている大腿四頭筋、さらに股関節を伸
性」である。最も遠くへ飛ぶパスが必
向をコントロールできる位置に置く(ガ
展している大殿筋によってもたらされ
October 2007•Strength & Conditioning
四頭筋と大殿筋が活動して脚の伸展を
保持する。
SPORTS PERFORMANCE SERIES
る。上腕二頭筋と手関節/手指の屈筋
ルを保持し続ける。このとき右半身は、
群の働きによってボールを保持する。コ
左半身によって生成されたパワーに連
烏口腕筋、および上腕二頭筋が、引き
ンタクト局面よりもややしっかりとボ
動して、主にボールの方向をコントロ
続き両腕を挙上させる。これらの筋群
ールを保持する。背部/頸部の伸筋群
ールする。左腕は、肩関節が三角筋と
に僧帽筋上部が加わって、シュラッグ
が引き続き姿勢を維持し、頭を上げ始
烏口腕筋によって屈曲し、大胸筋によ
のように両肩を引き上げる。さらに、左
める。
って水平内転する。上腕二頭筋の活動
の肩甲下筋、前鋸筋、および大円筋が、
で肘が屈曲し、ボールをしっかり保持
肩を内旋させ、腕が前方に振れるにつ
する。前腕の回内筋群と手関節/手指
れて肩甲骨を外転させる(図4)
。
パス局面
右の三角筋と、左の三角筋、大胸筋、
図3は、ボールを地面からすくい上
の屈筋群がともに働いて、ボールが適
スピンパスはスクープパスによく似
げるところを示している。右脚の大腿
切な軌道を通るために必要なスピンを
ている。スピンパスの動作はクローズ
四頭筋と大殿筋は、脚の伸展を維持し
かける。この局面では、背部/頸部の
ド・キネティックチェーンであり、左
ている。左脚の腓腹筋とヒラメ筋、大
筋群がより力強く活動して、体幹を若
足(すなわち軸足)を地面に接したまま、
腿四頭筋と大殿筋はさらに力強く活動
干起こして回旋させる。
脚から体幹、腕、さらに手によって産
し、体幹を前方に押し出して右方向に
ひねる。
肩の筋群によって、ボールを地面か
生されたパワーを最終的にボールに伝
リリース局面
え、推進力と効果的なパスを提供する
この局面は、基本的にパス局面の継
プロセスである。従って、ボールに最
らすくい上げる(決して持ち上げない)
。
続と完了である。右脚の大殿筋、大腿
適な力を供給するためには、この連動
右半身では三角筋が右腕を引き上げる
四頭筋、腓腹筋、およびヒラメ筋が姿
システムのすべての要素を強化するこ
が、その間、手関節/手指の屈筋群に
勢を維持し、左脚の同じ筋群がパワー
とが必要である。
よって、利き手とガイドハンドがボー
を発揮する。
脊柱起立筋
脊柱起立筋
僧帽筋
僧帽筋
大腿四頭筋
大腿四頭筋
外側広筋
大腿直筋
内側広筋
上腕二頭筋
上腕二頭筋
ヒラメ筋
腓腹筋
手関節屈筋群
手関節/
手指屈筋群
図1
コンタクト局面
図2
伸展局面
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5
オフシーズン、プレシーズン、
は、春季の試合は4月から6月に、秋
ニング(天候次第)などを行い、体力全
およびインシーズンの
季の試合は9月から10 月に行われる。
般と心臓血管系能力の維持に重点を置
く。
トレーニングスケジュール
ラグビーは2シーズン制の競技(春と
オフシーズン(11、12、1、7 月):
秋)であるが、真剣に練習に取り組む選
ストレッチ、ウェイトトレーニング(筋
プレシーズン(2、3、8 月):
手にとって、無駄に費やす時間はない。
力向上のため、高強度、低レップ)
、ス
ストレッチ、ウェイトトレーニング(筋
オフシーズンはコンディショニングに
テーショナリーバイク、バスケットボ
力向上のため、高強度、低レップ)
、ス
活用する。オレゴン州ポートランドで
ール、屋内サッカー、水泳、屋外ラン
テーショナリーバイクを行い、さらに、
距離走、インターバル、ファルトレッ
クトレーニングなどの各種ランニング
脊柱起立筋
僧帽筋
に重点を置いた屋外ランニング(競技特
異的な)セッションを開始する。
インシーズン(4、5、6、9、10 月):
大腿四頭筋群
ストレッチ、ウェイトトレーニング(筋
力維持)を行い、練習セッションは週2
大胸筋
回、各2時間とする。週末には試合を
行う。試合の翌日はスローペースの長
三角筋
上腕二頭筋
距離走(1.5 ∼3km)を行う。
腓腹筋
ヒラメ筋
手関節/
手指屈筋群
図3
三角筋
僧帽筋
スクープ(パス)局面
大胸筋
上腕二頭筋
大腿四頭筋
腓腹筋
ヒラメ筋
図4
6
リリース局面
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SPORTS PERFORMANCE SERIES
ウェイトトレーニング・プログラム
には以下のエクササイズを取り入れ、ワ
オフシーズンの週間スケジュール
ワークアウト前後にストレッチを行う
ークアウトの前後には必ずストレッチ
を行う。ウェイトトレーニングは週2
月曜
ウェイトトレーニング
∼3回しか実施しないが、毎回すべて
火曜
ステーショナリーバイク
水曜
ウェイトトレーニング(低強度)
木曜
ステーショナリーバイク
の身体部位のトレーニングを行うこと
に注意する。セッション毎に異なるの
金曜
休養
は、エクササイズの種類である。例え
土曜
ウェイトトレーニング
ば肩のルーティンでは、ある日はシュ
日曜
休養
ラッグとショルダープレスを行い、別
の日にはショルダーマシンとミリタリ
プレシーズンの週間スケジュール
ワークアウト前後にストレッチを行う
ープレスを行う。また練習が始まると、
練習と試合中のランニングによって筋
力が鍛えられるので、通常、多量の脚
部エクササイズは避ける。
1.腹筋群:クランチ、シットアップ、
チンニングバーにぶら下がり胸ま
でニータック、トライセップスマ
シンにロープを取り付けて行うア
ブドミナルカール(ハイプーリー)
、
シットアップマシン
2.大腿四頭筋:レッグプレス、レッ
グエクステンション
3.ハムストリングス:レッグカール
4.股関節:レッグプレス、スクワット
月曜
ウェイトトレーニング
火曜
インターバルトレーニング(好天の場合)
、自転車(冬期)
水曜
ウェイトトレーニング(低強度)
木曜
インターバルトレーニング
金曜
休養
土曜
ファルトレックトレーニング
日曜
スローペースの長距離走(1.5 ∼ 3km)
インシーズンの週間スケジュール
ワークアウト前後にストレッチを行う
月曜
ウェイトトレーニング
火曜
練習
水曜
ウェイトトレーニング(低強度)
木曜
練習
金曜
休養
土曜
試合
日曜
試合の翌日のランニング(1.5 ∼ 3km)
5.胸部:ベンチプレス、インクライ
ンプレス、インクライン・ダンベ
ルプレス、フラット・ダンベルプ
スカール、トライセップスプッシ
ルラグビーチームの元選手で、現在
レス、フライ
ュダウン、ディップ、リストカー
(1989 年)Rugby East のコーチングコー
6.背部:ラットプルダウン、シーテ
ィッド・ダンベルリフト、インク
ル、ハンドグリップ
9.下腿部:トウレイズ、トウプル
ライン・ダンベルプル、シーティ
ディネーターであるClarence Culpepper
が作成したスケジュールである。これ
はタイトフォワードのプログラムと、バ
ッド・ケーブルロウ・アップライ
1回のセッションですべての部位の
トロウ、プルアップ、ローバック・
運動を行うが、ここに挙げたエクササ
のためのプログラムであり、スピード、
エクステンション
イズをすべて行うわけではない。表1
加速力、および持久力の向上を目的と
と表2に、トレーニングプログラムの
している(表3)
。
7.肩部:ショルダーマシン、ショル
ダープレス、ミリタリープレス、ダ
例を示す。
ンベルプレス、ニーリング・ダン
ックロー・フォワードおよびバックス
またファルトレックトレーニング・
プログラムもCulpepper が作成したも
ベルプル、シュラッグ、プッシュ
インターバルトレーニングの
ので、スタミナ、筋力、持久力の強化
アップ
スケジュール
に用いられている。適切に実施するこ
8.腕:バイセップスカール、リバー
このスケジュールは、U.S.ナショナ
October 2007•Strength & Conditioning
とで、筋力、ランニング、持久力の各
7
表1
大腿四頭筋
ハムストリングス
股関節(大殿筋)
胸部
背部
肩
腕
下腿
オフシーズンとプレシーズンの筋力トレーニング セット数/レップ数
低強度日(% 1RM)
高強度日(% 1RM)
3 × 8(1 ∼ 2 週間)
50、60、70 %
60、75、80 %
3 ×6
55、65、75 %
65、80、85 %
8-6-4
50、65、80 %
75、80、90 %
3 ×8
50、60、70 %
60、75、80 %
3 ×6
55、65、75 %
65、80、85 %
3 ×6
55、65、75 %
75、80、85 %
3 ×8
50、60、70 %
60、75、80 %
3 ×6
55、65、75 %
65、80、85 %
8-6-4
50、65、80 %
75、80、90 %
3 ×8
50、60、70 %
60、75、80 %
3 ×6
55、65、75 %
65、80、85 %
8-6-4
50、65、80 %
75、80、90 %
3 ×8
50、60、70 %
60、75、80 %
3 ×6
55、65、75 %
65、80、85 %
8-6-4
50、65、80 %
75、80、90 %
3 ×8
50、60、70 %
60、75、80 %
3 ×6
55、65、75 %
65、80、85 %
8-6-4
50、65、80 %
75、80、90 %
3 ×8
50、60、70 %
60、75、80 %
3 ×6
55、65、75 %
65、80、85 %
3 ×6
55、65、75 %
65、80、85 %
3 × 10
60、65、70 %
75、75、70 %
3 × 10
60、65、70 %
75、75、70 %
3 × 10
60、65、70 %
75、75、70 %
*各セット数/レップ数を 1 ∼ 2 週間ずつ実施する(例えば、3 × 8 を 2 週間、3 × 6 を 2 週間、8-6-4 を2 週間行う)
表2
分野で、実際の試合状況をシミュレー
インシーズンの筋力トレーニング
ションできる。ファルトレックプログ
大腿四頭筋
2 ×8
75 % 1RM
ハムストリングス
2 ×8
75 % 1RM
股関節
2 ×6
80 % 1RM
胸部
2 ×6
80 % 1RM
背部
2 ×6
80 % 1RM
肩
2 ×6
80 % 1RM
腕
2 ×8
75 % 1RM
2 × 10
70 % 1RM
下腿
8
October 2007•Strength & Conditioning
ラムの具体例を表4に示す。◆
References
1. Culpepper, C. 1984. Training Program for
Rugby Players, Rugby East Coaching
Coordinator.
2. Greenwood, J. 1978. Total Rugby, London: A&C
Black. pages 174-177.
3. Lewis, M. 1980. Welsh Rugby: Coaching
Positional Skills, Method and Techniques.
page 5.
4. Vodanovich, I. 1982. New Zealand Rugby Skills
and Tactics, Sydney: Summit Books,
Landsdowne Press. page 130.
From NSCA Journal
Volume 11, Number 3, pages 6-13. 1989.
SPORTS PERFORMANCE SERIES
表3
インターバルランニング
このトレーニングプログラムの目的は、加速、スピード、および持久力の強化である。この種類のトレーニングでは、開始前に
十分なストレッチとウォームアップセッションを行うことが必要である。
インターバルは、すべて全速力(100 %)または高速(80 ∼ 90 %)で走り、早歩きかジョグでスタート地点まで戻る。1
本毎に、スタート時の足の前後を替える。タイトフォワードは高速ランを多く行い、一方バックロー・フォワードとバックスは
全速力でのランを多く行う。
タイトフォワード
バックロー・フォワードとバックス
第1 週
第1 週
1 日目
1 日目
2 × 400m(高速)
4 × 200m(高速)
4 × 200m(高速)
2 日目
2 × 400m(高速)
2 日目
4 × 300m(高速)
4 × 300m(高速)
2 × 100m(高速)
4 × 100m(高速)
2 × 100m(全速)
第2 週
第2 週
1 日目
1 日目
3 × 400m(高速)
3 × 200m(高速)
3 × 200m(高速)
2 日目
3 × 400m(高速)
2 日目
2 × 300m(高速)
2 × 300m(高速)
2 × 200m(高速)
2 × 200m(高速)
4 × 100m(高速)
2 × 100m(高速)
2 × 100m(全速)
第3 週
第3 週
1 日目
1 日目
4 × 400m(高速)
5 × 80m(全速)
5 × 80m(高速)
2 日目
2 日目
1 × 400m(高速)
2 × 200m(高速)
5 × 100m(高速)
5 × 100m(高速)
4 × 80m(高速)
4 × 80m(全速)
第4 週
1 日目
4 × 80m(高速)
4 × 100m(高速)
1 × 200m(高速)
1 × 200m(高速)
1 × 400m(高速)
8 × 50m(全速)
1 × 200m(高速)
1 × 200m(高速)
4 × 100m(高速)
4 × 100m(高速)
4 × 80m(全速)
2 日目
5 × 80m(高速)
2 日目
2 × 200m(高速)
4 × 100m(高速)
4 × 100m(高速)
2 × 200m(高速)
5 × 80m(全速)
第5 週
第5 週
1 日目
4 × 80m(高速)
4 × 100m(高速)
4 × 80m(高速)
2 日目
1 × 400m(高速)
2 × 200m(高速)
第4 週
1 日目
4 × 400m(高速)
1 日目
3 × 200m(高速)
11 × 23m(全速)
6 × 100m(高速)
7 × 80m(高速)
9 × 80m(高速)
3 × 100m(高速)
10 × 50m(全速)
3 × 200m(高速)
2 × 200m(高速)
3 × 100m(高速)
4 × 100m(高速)
2 × 80m(全速)
11 × 23m(全速)
8 × 50m(全速)
2 日目
2 × 200m(高速)
6 × 100m(高速)
9 × 23m(全速)
October 2007•Strength & Conditioning
9
(表 3 続き)
タイトフォワード
バックロー・フォワードとバックス
第6 週
第6 週
1 日目
1 日目
10 × 23m(全速)
5 × 80m(高速)
3 × 100m(高速)
3 × 100m(高速)
3 × 100m(全速)
4 × 200m(高速)
5 × 80m(高速)
3 × 100m(高速)
5 × 80m(全速)
1 × 400m(高速)
4 × 80m(全速)
2 日目
10 × 23m(全速)
2 日目
4 × 200m(高速)
2 × 400m(高速)
2 × 200m(高速)
2 × 200m(高速)
8 × 100m(高速)
6 × 100m(全速)
4 × 80m(高速)
14 × 23m(全速)
第7 週
第7 週
1 日目
2 日目
1 日目
3 × 300m(高速)
2 × 300m(高速)
10 × 80m(高速)
12 × 50m(全速)
18 × 50m(全速)
1 × 300m(高速)
10 × 23m(全速)
10 × 80m(全速)
1 × 300m(高速)
1 × 300m(高速)
10 × 23m(全速)
10 × 80m(高速)
2 日目
10 × 50m(全速)
1 × 300m(高速)
10 × 80m(全速)
18 × 23m(全速)
9 × 23m(全速)
10 × 50m(全速)
9 × 23m(全速)
第8 週
第8 週
1 日目
1 日目
10 × 100m(高速)
5 × 80m(高速)
10 × 80m(全速)
5 × 80m(全速)
10 × 50m(全速)
26 × 23m(全速)
10 × 50m(全速)
2 日目
2 日目
19 × 23m(全速)
15 × 50m(全速)
10 × 100m(高速)
10 × 100m(全速)
第9 週
1 日目
15 × 23m(全速)
15 × 23m(全速)
10 × 50m(全速)
10 × 50m(全速)
5 × 80m(全速)
5 × 80m(全速)
3 × 100m(高速)
3 × 100m(高速)
2 × 200m(高速)
2 × 200m(高速)
3 × 100m(高速)
3 × 100m(全速)
5 × 80m(高速)
5 × 80m(全速)
10 × 50m(全速)
10 × 50m(全速)
15 × 23m(全速)
15 × 23m(全速)
2 日目
19 × 23m(全速)
15 × 50m(全速)
第9 週
1 日目
10 × 100m(高速)
2 日目
4 × 200m(高速)
3 × 200m(高速)
10 × 80m(全速)
2 × 100m(全速)
10 × 50m(全速)
10 × 80m(全速)
14 × 23m(全速)
10 × 50m(全速)
14 × 23m(全速)
10
October 2007•Strength & Conditioning
SPORTS PERFORMANCE SERIES
表4
ファルトレックトレーニング
このプログラムは最低 30 分のランから開始し、プレシーズンの最後の週(第 9 週)に 60 分になるよう漸進する。
必要な活動
A.ジョギング
B.スプリント
C.エクササイズ
1.プッシュアップ
2.ウィンドミル(左右のつま先に交互に4 カウントずつ触れる)
3.スクワットスラスト(7 カウント)
4. シットアップ
公園やフィールドに、エクササイズステーション、ジョギングゾーン、スプリントゾーンを定めたコースを設定す
る。コースの最終的なレイアウトは選手によって異なるが、一般的には次のようなレイアウトが推奨される。
ジョギング(80 ∼ 100m)
エクササイズステーション(#1)
ジョギング(80 ∼ 100m)
スプリント(50m)
ジョギング(80 ∼ 100m)
エクササイズステーション(#2)
ジョギング(80 ∼ 100m)
スプリント(50m)
1 サーキット
ジョギング(80 ∼ 100m)
エクササイズステーション(#3)
ジョギング(80 ∼ 100m)
スプリント(50m)
ジョギング(80 ∼ 100m)
エクササイズステーション(#4)
ジョギング(80 ∼ 100m)
スプリント(50m)
第 1 週は各エクササイズを4 レップずつ行い、最後の週の12 レップまで漸増する。
information
Category A, E
カテゴリー E(実技)講習会スケジュール( 2007年)
CEU
0.7∼1.0
0.7∼1.0
2005 年の資格認定者を対象としたカテゴリー E(実技)講習会を以下の日程で実施します。
日 付
9 月 30 日(日)
10 月 14 日(日)
11 月 4 日(日)
11 月 11 日(日)
11 月 18 日(日)
12 月 2 日(日)
12 月 16 日(日)
地区・会場(定員) ★スケジュール変更の可能性あり
北信越・アップル・スポーツカレッジ(20 名)
東京・ウイダー・トレーニングラボ(30 名)
東北・仙台大学(20 名)
東海・愛知東邦大学(旧東邦学園大学)
(20 名)
関西・ウイダー・トレーニングラボ(20 名)
中四国・おおもり整形外科(20 名)
九州・日本文理大学(30 名)
● 必ず受講しなければならない方: 2005 年のNSCA 認定資格
取得者で、これまでにカテゴリーE 講習会を未受講の方。
● 参 加 費: 3,150 円(税込)
● お申込み方法:電話にて事務局までご予約ください。開催日
の2カ月前より受け付け開始します。
※ 会場によっては一般受講者も受け付けています。すでに1度受講されて
いる方が再受講した場合のCEU 付与は 0.7(カテゴリー A)となります。
※ スケジュールは変更の可能性があります。変更の際は、協会誌およびウェ
ブサイトでご案内します。
※ 詳細はウェブサイトをご参照ください。
NSCA ジャパン 事務局
Tel: 03-3452-1684
http://www.nsca-japan.com
October 2007•Strength & Conditioning
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