環境報告書 東芝ライテック株式会社 東芝ライテック株式会社 環境報告書 (2010.7) コンテンツ 企業ポリシー 経営者メッセージ 東芝ライテック (株)の歴史 2 3∼4 環境へのビジョン めざす社会 5 環境No.1の企業をめざして 課題の把握 6 環境基本方針 7 東芝ライテック (株)の環境への取り組み 環境調和型商品への取り組み 商品コンセプト 8 東芝ライテック (株)の商品づくり 環境調和型商品とは 9 本当の豊かさを追及するために 環境調和型商品開発のコア技術 10 技術にできること つくる 11∼12 グローバルな生産体制 生産活動での取り組み つかう 13∼14 環境調和型商品の開発事例 かえす・いかす・へらす 15 3Rへの対応 環境マネジメント 環境マネジメント 16 コミュニケーション 17 環境情報発信 第4次ボランタリープラン 18 新たな取り組み 全社環境推進責任者メッセージ 01 18 東芝ライテック株式会社 環境報告書(2010.7) 経営者メッセージ 企業ポリシー 発刊にあたって 平素は東芝ライテック商品に多大なご愛顧とお引き 環境へのビジョン 立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 当社は東芝グループの一員として、 “人と、地球の、 明日のために”のスローガンのもと、かけがえのない 地球環境を健全な状態で次世代に引き継いでいくこと 環境調和商品への取り組み が、現存する人間の基本的責務であるとの認識に立っ て企業活動を行っています。東芝グループ内での照明 関連事業を担当する当社は、1890年創設の白熱舎を ルーツとし、百有余年の間、事業を営んでまいりまし た。この間、人の生活範囲を地域的にも時間的にも拡 環境マネジメント 大させることに、照明の発達をもって貢献してまいり ました。しかし、今、地球の自然浄化能力も資源も有 限であることの認識のもと、照明分野においても環境 負荷の極小化を大前提とした事業活動が求められてお ります。この時代の要請にお応えするため、当社では 「あしたの光で“ここちよい”を創ります」を合い言 葉として、人や地球環境に視点をおいた商品とサービ スの提供を一層進めています。 「省エネルギー」「省資源」「地球温暖化防止」を はじめ「化学物質管理」 「環境調和型商品開発」など 循環型社会実現に寄与できるよう企業として取り組む と共に、国民運動「1人1日1kgのCO2削減」の推進等、 社員一人ひとりが地球環境保全に対する意識を高め 行動することを目指しています。 今回の改訂では、地球温暖化防止のため、CO2削減 に寄与出来る、LED照明器具等の新商品の説明を 追加致しました。照明イノベーションを通じて、地球 環境に貢献して行きたいと思います。ステークホル ダーの皆様とのコミュニケーションを重視し、 「地球 取締役社長 内企業」としての役割を果たして行きたいと考えてい 福田正巳 ますので、皆様のご理解とご支援をお願い致します。 02 東芝ライテック株式会社 環境報告書 (2010.7) 東芝ライテック (株) の歴史 企業ポリシー 東芝のDNA 東芝の創業者のひとり藤岡市助は、1878年(明治11)3月25日、工部大学校(現在の東京大学工学部)で、イギリス人教師 エアトンと教え子たちと共に、日本で初めての電灯(アーク灯)を点灯しました。当時21歳の学生藤岡は、その輝きに文明開化 を実感し、電気がもたらす新時代の到来を予感していたに違いありません。 電気事業の黎明期、藤岡ほどその育成に奔走した人物も稀です。例えばわが国初の電車は市助の考案であり、浅草十二階とし て庶民に親しまれた観光の名所、浅草凌雲閣に備えた最初の電動式エレベータも藤岡の設計です。しかし彼が生涯を賭け情熱 環境へのビジョン を傾けたものといえば「白熱電球」です。そして藤岡の魂を発光させたのは、誰で あろう発明王エジソンでした。 1884年(明治17)、藤岡が27歳のときにエジソンをたずね、熱く語りました 「自分は電気事業に生涯を捧げる覚悟です」。10歳年上のエジソンは彼の言葉に 打たれ、白熱電球をみせて言いました「いかに電気が豊富であっても電気器具を 輸入するようでは国は滅びる」。その一言が藤岡の魂を揺さぶり、やがて1890年 (明治23)4月、藤岡は電球製造の独立経営を目指して三吉正一とともに白熱舎 環境調和商品への取り組み (後の東芝)を設立し、苦労の末エジソンの発明から遅れること11年、日本初の白熱 電球の製造を開始しました。その後も降り懸る幾多の困難を、電気事業にかける情熱で 克服していきました。 わが国初の電球の製造から約120年。東芝照明グループは、藤岡市助のDNAを受 け継いだ数々の商品を世に送り出し、日本の照明の歴史を刻んできました。創業者 である藤岡市助の“モノづくり”への情熱を今に受け継ぎ、これからも成長・進化 藤岡市助 にむけて、東芝ならではの「商品」づくりに挑戦を続けます。 1880 1890 1900 1910 1920 1930 引線タングステン電球 1910(米) 最初の エジソンカーボン電球 1879(米) 三浦順一の 国産 二重コイル電球 カーボン電球 金属化カーボン電球 1921 製造開始 (GEM 電球) 1890 1905(米) 不破橘三の 内面つや消し電球 1925 ガス入り電球 1913(米) 1940 1950 1960 反射形赤外線電球 1930 押出タングステン電球 オース 1906( トリア ) 白熱電球 環境マネジメント ランプの歴史 1880 ー 2009 チップなし電球 1925 1970 1980 1990 クールレイ/世界初 1960 内面半つや消し電球 1930 国際比較用 光度標準電球 1955 反射形投光電球 1930 パステルカラーランプ 1990 ミニクリプトンランプ 1980 クリプトン電球 1975 白色塗装ボール電球 1958 灯火管制用電球 1933 クリスタルカット形 装飾用電球 1968 50Kw 投光用電球 1959 内面八分つや消し電球 ファンタジアランプ 1978 ホワイトランプ 1973 石英管形赤外線電球 1963 省電力形一般照明用電球 (ワットブライター) 1978 インテリヤランプ 1975 サークル形ヒーター 1988 電子ネオボール 1984 蛍光ランプ インマンの蛍光ランプ 1938(米) ネオライン 1963 サークライン(FCL32) 1954 サークライン(FCL30) 1955 大和法隆寺の壁画模写 天然昼光色蛍光ランプ(FL20・DL) 東芝が国内で初めて実用化した蛍 光ランプで、昭和 15 年 8 月 27 日 法隆寺金堂の壁画模写のために 136 灯が使用された。 1940 コンパクト形蛍光ランプ ユーラインフラット 1987 ワットブライター 1977 電子ネオボール 100 1987 ノイズレス蛍光ランプ 1965 メロウルック 3 波長形蛍光ランプ 1978 高出力蛍光ランプ 1959 色比較・検査用 D65 蛍光ランプ 1988 HIDランプ 10kw・20kw 大電力水銀ランプ 1965 キセノンランプ 1957 チョークレス 水銀ランプ 1960 高圧水銀ランプ 1934 高圧水銀ランプ 生産再開 1951 HL- ハライドランプ 1977 蛍光水銀ランプ 1967 陽光ランプ 高圧 1967 ナトリウムランプ 1970 低圧ナトリウム ランプ 1960 高効率 ハライドランプ 1968 低圧ナトリウムランプ 1935 白熱色 蛍光水銀ランプ 1980 ネオアーク 1990 HL- ネオルックス 1978 直管形メタルハライドランプ 1986 60kw メタルハライドランプ 1979 ノイズレス 水銀ランプ 1971 HL- ネオハライドランプ 1979 高演色形 高圧ナトリウムランプ ネオカラー 1982 ハロゲン電球 フッ素樹脂膜付 HL- ネオハライドランプ 1989 ハロゲン電球 1962 ネオハロクール 1983 複写用ハロゲン 1967 ネオハロゲンランプ 1972 マツダマーク使用開始 1911 マツダランプを 東芝ランプと改称 1962 LED電球 03 コンパクト形蛍光ランプ ユーライン、ユーライン2 1986 ネオボール 1980 ラピッドマスター 1964 メロウ5 3 波長形蛍光ランプ 1990(5 色発光) 発光現象発見 1907 赤色 LED 1962 緑色 LED 1968 ネオハロクール H 1990 赤外反射膜付スタジオ用 ハロゲン電球 1985 ネオハロクールビーム 121 1989 東芝ライテック株式会社 環境報告書(2010.7) 沿 革 1890 年 藤岡市助、三吉正一が白熱舎創設 白熱電球の製造開始。 1899 年 白熱舎が東京電気(株) に社名変更 1937 年 東輝電気(株) の前身東京輸出電球(株)設立 1939 年 商 号 東芝ライテック株式会社 (TOSHIBA LIGHTING & TECHNOLOGY CORPORATION) 主要営業目的 1. 電球、放電灯、照明器具、配線器具、配電・制御機器、 通信音響機器およびこれらの関連商品ならびに応用 装置の製造ならびに販売 東京電気(株) が芝浦製作所(株) と合併、東京芝浦電気(株) (以下「東芝」 という)発足 2. 前号に関連する電気工事、電気通信工事、消防施設 工事、内装仕上工事、建築工事、鋼構造物工事、機械器具 設置工事等の設計ならびに請負 東京輸出電球(株) が東輝電気工業 (株) に社名変更 1974 年 東芝電材(株)設立(東芝より電材事業部門、東芝商事 (株) より照明電材ならびに電材機器営業部門の譲渡を 受ける) 1987 年 3. 医療用具の製造ならびに販売 4. 不動産の賃貸、管理 東輝電気工業(株) が東輝電気(株) に社名変更 5. 前各号に付帯または関連する事業 1989 年 4月 (株)東芝照明事業部、東芝電材(株)、東輝電気(株)が 合併して「東芝ライテック (株)」発足 6. 前各号の営業を行う者に対する投資 アールディエス (株)から照明器具および舞台照明設備 等に関する営業を譲り受ける 2000 年10月 産業機器事業部取扱事業をハリソン東芝ライティング (株) [旧ハリソン電機(株)]へ営業譲渡する 沼津事業所開設 2003 年 9月 住宅照明事業部門を分社し、東芝ホームライティング(株)設立 2004 年 4月 電材販売子会社を再編し、東芝電材マーケティング(株)を設立 2007 年10月 東芝ホームライティング(株)を合併 100億円 本 社 神奈川県横須賀市船越町1丁目201番地1号 代 表 者 取締役社長 福田 正巳 従業員数 2,329名(2010年4月23日現在) 設 立 1989年4月1日 決 算 期 3月(年1回) 2000 2008 環境マネジメント 2001 年 5月 資 本 金 環境調和商品への取り組み 1999 年 1月 (株) テック (現東芝テック (株)) から照明器具製造事業の 移管を受ける 2000 年 7月 環境へのビジョン 1943 年 企業ポリシー 概 要 2009 ミニクリX17% 省電力形 2005 ミニクリX 長寿命 2005 ホワイトランプ 10% 省電力形 1997 ファンタジア ミニクリプトンランプ 1993 ミニクリプトン 5% 省電力形 1998 ハイクリプトン 1996 ネオボール 5 トリプルタイプ 1996 ネオボール Qクイック 1991 ミニクリX T形 2005 ミニクリプトン 10% 省電力形 2002 Hf ユーライン FHP105 1997 ネオボール 5 1994 ネオボール 5 ツインタイプ(密閉) 1996 長寿命形 ホワイトランプ 2005 メロウZ PRIDE 2006 ネオボール Z 1998 ネオボール Z 1998 メロウZ 3 波長形 蛍光ランプ 2000 メロウZクリア 3 波長形 蛍光ランプ 2002 ネオボール 5 100W 電球相当 1996 ネオボール 5 ツインタイプ 1995 メロウライン 1991 ネオスリム 1996 電子ネオボール 100 1993 ユーライン3 1996 一般白熱電球製造中止宣言 2008 ネオスリム Z スクエア (FHG・FHW) 2004 ぴかクリーン 2005 ネオボール Z シャンデリア 2006 E17 口金 ネオボール 2003 ネオボール Z 1998 ネオボール Z PLUS 2000 ネオボール Z レフランプ形 2002 ネオコンパクト フラット 2007 ネオボール Z T形 2006 ネオボール Z 電球サイズ 2004 ネオボール Z リアル 2005 ネオボール Z 常夜灯機能付 2006 ネオボール Z リアル PRIDE 2008 HL- ネオハライド2 (UVカット膜付) 2007 ネオアークビーム 1994 ツイン・ネオルックス 1992 ネオスリム Z PRIDE 2007 ネオコンパクト 2006 ネオセラ〈PRIDE〉 50W・EZ14 口金 2008 ダイナビーム 2 1995 HL- ネオハライド2 1999 ダイナビーム 1992 ネオセラ〈PRIDE〉 145W 2007 ネオセラCE 2006 ネオセラ 2004 HL- ネオセラ2 2007 ツイン・ネオルックス・L 1996 ネオハロクールミニ H 1994 ネオハロクールビーム 1991 ネオハロクールビーム 1996 ネオハロクールミニ 35 1991 ネオハロビーム (3 重コイル) 2000 ネオハロビーム 1997 TM 高効率 LED 照明ブランド イー・コア スタート 2007 LED 照明ブランド ティー・レッズ スタート 2004 青色 LED 1996 LED 照明への転換宣言 2009 白色 LED 1996 LED 常夜灯 2003 LED 電球 2005 スポットライト形 LED 電球 2006 ミゼットレフタイプ 40Wクラス 2007 ビームランプタイプ LED 電球 2008 LED 電球一般電球形 2009 04 東芝ライテック株式会社 環境報告書 (2010.7) めざす社会 企業ポリシー 環境No.1の企業をめざして 持続発展可能な循環型社会へ適切に対応し、光の総合メーカーとして環境No.1の企業をめざします。ボラン タリープラン等の自主的取り組みを積極的に推進するとともに、環境保全活動の充実を図り、社会からの ご要求にお応えします。「あしたの光で“ここちよい”を創ります」のコンセプトによる環境調和型商品を 開発・販売することにより社会に貢献します。 環境へのビジョン 環境調和商品への取り組み 2012年に向けて 環境マネジメント 1. 環境調和型商品の開発が進み、省エネルギー・リサイクル・有害物質削減 への対応ができ、 環境負荷低減により循環型社会への貢献をします。 2. ゴミゼロ運動を全社で展開し、廃棄物ゼロエミッション、廃棄物総量削減を 達成します。 3. 有害物質の取扱量・排出量削減が行われ、省エネルギーの進んだエコファ クトリーをめざします。 4. ISO14001のシステム運用の深耕が図られ、主要取引先でも環境マネジ メントシステムの認証取得ができています。 5. 東芝グループ第4次ボランタリープラン目標を達成します。 6. ランプ・器具のリサイクル技術が開発され、廃棄物削減と資源の有効活用 に役立っています。 05 東芝ライテック株式会社 環境報告書(2010.7) 課題の把握 企業ポリシー 環境へのビジョン 環境調和商品への取り組み 当社の課題 1. 環境管理システムの運用を推進し、当社の環境中期計画と環境管理組織の 充実を図りながら主体性を高めていく必要があります。 環境マネジメント 2. RoHS指令への対応、PRTR法に基づく情報開示をするために、有害物質 の排出削減・代替化とともに、部品・材料のグリーン調達を推進して化学物質 のリスク低減を図らなければなりません。 3. グリーン購入法の浸透により製品環境情報の提供が求められ、より優れた 環境調和型商品の開発と情報提供でお客様のご要望に応えなければなりま せん。 4.廃蛍光ランプの引取要求が高まる中、 リサイクル事業の収集・引取方法等 の実証が必要となってきています。 (推進方法) ・各事業部の自主環境経営体制を構築して、事業のグローバル化に対応する とともに、非生産拠点をも視野に入れた環境経営活動を推進します。 ・東芝ライテック(株)第4次ボランタリープランにより、環境調和型商品の 開発力の強化と情報提供、廃棄物ゼロエミッション継続などの推進を図り、 循環型社会構築に貢献をしていきます。 ・環境効果の細分化等で、環境保全活動が社会の利益に貢献していることが 分るように、 環境会計手法の改善を図ります。 06 東芝ライテック株式会社 環境報告書 (2010.7) 環境基本方針 企業ポリシー 東芝ライテック (株)の環境への取り組み 東芝ライテック株式会社は、東芝グループの一員として、東芝グループスローガン「人と、地球の、明日の ために。」および東芝グループ経営理念を遵守し、東芝ライテック(株)環境基本方針に基づき、地球環境 保全ならびに循環型社会構築へ向けた環境保全活動を推進しています。 環境へのビジョン 東芝グループ経営理念 東芝グループは、人間尊重を基本として豊かな価値を創造し、 世界の人々の生活・文化に貢献する企業集団をめざします。 人を大切にします。 環境調和商品への取り組み 東芝グループは、健全な事業活動をつうじて、 顧客、株主、従業員をはじめ、 すべての人々を大切にします。 豊かな価値を創造します。 東芝グループは、 エレクトロニクスとエネルギーの分野を中心に 技術革新をすすめ、豊かな価値を創造します。 環境マネジメント 社会に貢献します。 東芝グループは、 より良い地球環境の実現につとめ、 良き企業市民として、 社会の発展に貢献します。 東芝グループスローガン 東芝ライテック (株)環境基本方針 経営理念に基づき、環境基本方針を次のとおり定める。 東芝ライテックグループは、 「 “かけがえのない地球環境” を、健全な状態で次世代に引き継いでいくこと は、現存する人間の基本的責務」 との認識に立って、東芝グループ環境ビジョンのもと、豊かな価値の創造 と地球との共生を図ることで持続可能な社会へ貢献します。 (1)環境への取組みを、経営の最重要課題の一つとして位置づけ、経済と調和させた環境活動を推進 します。 (2)事業活動、製品・サービスに関わる環境側面について、環境影響を評価し、環境負荷の低減、汚染の 予防等に関する環境目的および同目標を設定して、環境活動を推進します。 (3)監査の実施や活動のレビューにより環境経営の継続的な改善を図ります。 (4)環境に関する法令、当社が同意した業界などの指針および自主基準などを遵守します。 (5)従業員の環境意識をより高め、全員で取り組みます。 (6)グローバル企業として東芝グループ一体となった環境活動を推進します。 (7)地球資源の有限性を認識し、製品、事業プロセスの両面から有効な利用、活用を促進します。 (8)ライフサイクルを通じて環境負荷低減に寄与する環境調和型商品・サービスを提供します。 (9)地球温暖化の防止、資源の有効活用、化学物質の管理など、設計、製造、流通、販売、廃棄などすべて の事業プロセスで環境負荷低減に取り組みます。 (10)優れた環境技術や製品の開発・提供、および地域・社会との協調連帯により、環境活動を通じて、 社会に貢献します。 (11)相互理解の促進のために、積極的な情報開示とコミュニケーションを行います。 07 東芝ライテック株式会社 環境報告書(2010.7) 商品コンセプト 企業ポリシー 東芝ライテック (株)の商品づくり 私たち光の総合メーカー・東芝ライテック株式会社は、人々がより豊かで快適に暮らせることを願い「あしたの 光で“ここちよい”を創ります」を合言葉に活動をしています。まず第一に、人間調和型商品は“使う人の 快適性を発想の原点”にした商品を創ります。第二に社会調和型商品は、人々が集まって生活する社会の単位 で自分も周りの人も楽しく、安全に過ごせる快適性を目指します。第三に環境調和型商品は、商品づくりの プロセスを「つくる、つかう、かえす・いかす・へらす」と捉え、各々で最適な方法を選択し環境に配慮した 環境へのビジョン 商品開発を行っています。私たちは地球環境保全活動の重要性を十分認識し、よき企業市民として「循環型 社会の創造」に努めてまいります。 環境調和商品への取り組み 人間調和型商品 ● すべての人がいきいきと生活できる 使いやすい商品の開発 ● 生活者にやさしい快適な環境を創造 ● 住宅、 オフィス、店舗、病院、 など ● 高齢者 ● ユニバーサルデザイン ● 快適、 健康、便利、安心 生活環境 環境マネジメント 社会調和型商品 人間調和型商品 ● 社会環境における美観、 安全、共生を 追及した商品の開発 ● 社会生活を潤す快適な環境を創造 ● 都市、 公共施設、公園、街路、 スポーツ 施設、など ● 都市美観 ● 非障害光 ● 安全、 防災 ● 高齢社会 ● 地域文化 Human Conscious Product 社会環境 社会調和型商品 City Conscious Product 環境調和型商品 地球環境 商品開発計画から材料開発、調達、製造、 流通、使用、廃棄まで商品のライフサイ クル全体で環境負荷低減を図る ● リサイクル (かえす) 、 リユース (いかす) 、 リデュース (へらす) を促進させ、資源の 循環システムを創り、ゴミゼロを図る ● 地球環境との共生関係を創造 ● 環境調和型商品 Environmentally Conscious Product 環境調和型商品の考え方 つくる 素 材 ユーザーニーズを反映した商品企画 ロングライフデザイン 環境負荷の小さい材料選択 生 産 省資源化設計 環境負荷の小さい生産手段 リサイクル リユース 流 通 リデュース かえす・いかす・へらす 分解しやすい構造 回収システム構築 リサイクル化技術 使 用 省エネルギー つかう 省包装 長寿命 メンテナンス性 適正在庫マネジメント 08 東芝ライテック株式会社 環境報告書 (2010.7) 環境調和型商品とは 企業ポリシー 本当の豊かさを追及するために さまざまな環境問題がクローズアップされている今、製品の環境に対する影響をしっかりととらえることが 大切です。これからの製品は資源やエネルギーを無駄づかいしないことも大切ですが、一方、社会や人々の 暮らしを豊かにするための価値の追及も必要です。両方のバランスがとれたものがよい製品といえます。 「ファクターT」について 環境へのビジョン 東芝グループではドイツのブッパタール研究所で提唱された「ファクター」や「ファクターX」という考え方に基づき、製品における 環境配慮を総合的に評価できる方法を新たに開発し、導入しています。ファクターの向上を目指した環境調和型商品の創出活動を、 「ファクターT」 と呼んでます。 製品の環境影響 製品の価値 省資源 便利さ 環境調和商品への取り組み 省エネ など ファクター 快適さ 楽しさ 温暖化への 配慮 など 「製品の環境影響」の計算方法は、ライフサ イクルアセスメント(LCA)という評価方法に よって、環境影響を算出したうえで、さらに それに統合する指標を用いています。 「製品の価値」の計算方法は、一般のお客様 (消費者) から製品に寄せられた評価を組み 入れて、お客様の満足度を高めるための指 標とし、品質機能展開(QFD) という手法を 使用しています。 環境マネジメント 「ファクター」とは? 「ファクター」は製品の「環境影響」 と 「価値」を総合的に評価したものです。新製品と過去の製品を比較し、 どれだけその製品の豊かさ がアップしているかがファクター値を通して分かります。下のグラフはその関係を表しています。ファクターの値が高いほどバランスの とれた良い製品といえます。 質を高める 製品の環境影響 環境影響低減ファクター 環境効率 = 3 製品の価値 負担を小さくする 「製品の環境影響」が小さいほど、 また「製品の価値」が大きい ほど、環境効率の数値は大きくなります。この数値が大きい ほどよい製品といえます。 ファクター = 評価製品の環境効率 ファクター1 ファクター 4 ファクター10 2 目指すべき 方向性 1 基準製品の環境効率 0 1 2 3 価値ファクター 環境調和型製品(ECP※)の開発について 環境調和型製品(ECP)の考え方 東芝グループは環境調和型の製品設計、製品環境影響評価、製品 環境情報の開示によりECPの開発を推進しています。1999年には 「製品別環境自主基準」を策定し、同基準に合致した製品をECPと 認定しています。さらに2005年度から、全グループ製品について 「ファクター」の年度ごとの目標値を定め、ECPの開発を進めてい ます。 2012年度までに、 ファクターを2000年の2. 55倍にすると いう目標を掲げ推進しています。 Excellent ECP ①ファクター≧5 or 4 ※ ②環境影響低減ファクター>1 ③業界トップの主要環境性能 ※デジタル機器、 部品:5、 家庭電器、社会インフラ製品:4 EC P 製品別 を設定 環境自主基 準 し、クリ アした もの ※ ECP:Environmentally Conscious Products E-CORE シリー ズ( LED 電球、LED室内照明器具、 LED屋外照明器具)の機 種の多くは、東芝グループ の製品群の中でトップクラ スの環境調和型製品であ る「エクセレントECP」に 認定されています。 通常の 環境品 質 [ イー・コ ア ] 09 製品別環境 自主基準 製品認 TM LEL-AW6L/2 ファクターによる 新基準を設定 LED電球 定は原 則とし て不可 2010年度からECP基準の見直しを行い 更なる環境性能を追究していきます。 製品環境 アセスメント基準 東芝ライテック株式会社 環境報告書(2010.7) 環境調和型商品開発のコア技術 企業ポリシー 技術にできること 東芝ライテック株式会社は“ここちよい”を創り出すために、人の生活レベル・社会の基盤・地球環境の 観点から諸問題を捉え、解決するよう企業活動を行っていますが、環境調和型商品の開発に役立つ主なコア 技術をここに紹介します。 光源開発技術 環境へのビジョン 省エネルギーで高効率、長寿命のランプを創り出す、次のような技術 です。 環境調和商品への取り組み 新しい省エネルギー光源となる「LED技術」 ランプ省エネルギーに寄与する「放電技術」「電極技術」 化学物質を必要最小限に管理利用する「水銀定量封入技術」 材料中に含まれる微量不純物を管理し、ランプの黒化防止や長寿命化 に寄与する「不純物制御技術」 放電特性測定装置 照明器具点灯回路・制御技術 ランプ・点灯装置・照明器具・制御システムを総合的に開発しています ので、様々なご要求に最適にお応えすることができます。これらを支える 技術として次のようなものがあります。 材料分析評価技術・応用技術 環境マネジメント 世界で初めて蛍光灯用の全電子化安定器を生み出した「点灯回路技術」 システムとネットワークという考えで照明を制御し、設備全体で省 エネルギーと効率を高める「照明制御技術」など 電圧フリー(100V∼242V)対応電子安定器 照明製品には、ガラス、蛍光体、プラスチック、金属など様々な材料が 使用されています。これらの材料を適正に使い品質を維持させることの ほかに、環境負荷が小さい、より優れた材料の開発や選択および新たな 商品への適用などに、次のような技術を駆使しています。 材料を原子・分子のレベルから解析を行い、ランプやLEDに最適な 材料を見いだす「材料分析・評価技術」 各種材料をランプ・照明器具に適切に応用するための「材料応用技術」 など 光電子分光分析装置(XPS) 生産技術・製造技術 社内で製造ラインの設計・開発から部品製造・組み立て完成まで一貫し て行える技術を持っています。これにより、製造時の環境負荷低減が図 れるとともに、環境調和型商品の開発・製造にも威力を発揮しています。 これに関わる技術は次のようなものです。 製造ラインを設計・製作するための基礎技術である「生産技術」 製造ラインを高速に効率よく運用するための「製造技術」など 光環境技術 製造ラインの組み立て 省エネルギーを図りながら、“ここちよい”照明環境を創るための次の ような技術です。 ランプの発する光を有効に制御し器具効率を高める「光制御技術」 目的にあった適正な器具配置や照度を割り出す「シミュレーション 技術」 本技術を用いたお客様向け照明設計支援ソフトを公開しています 人にとって快適な視環境を創り出す「グレア評価技術」など 照明設計支援システム 10 東芝ライテック株式会社 環境報告書 (2010.7) つくる 企業ポリシー グローバルな生産体制 東芝ライテック株式会社の国内外の製造拠点では、国際規格の ISO14001を取得し、それに基づく環境 マネジメントシステムのサイクルにより環境保全活動の継続的な向上を図り、エネルギー、資材および化学 物質の利用に伴う環境負荷の最小化に努めています。RoHS(特定有害物質の使用制限に関するEU指令) 規制開始に伴い化学物質管理の徹底に積極的に取り組んでいます。 環境へのビジョン 環境調和商品への取り組み 長井工場 設 立:1969年10月 所 在 地:山形県長井市 生産品目:白熱電球、LED電球 環境立地:工業地域 環境マネジメント 東芝照明(福州)有限公司(中国) 鹿沼工場 設 立:1972年7月 所 在 地:栃木県鹿沼市 生産品目:蛍光ランプ、白熱電球 環境立地:工業専用地域 特定施設:大気、騒音、振動 ■主要関係会社(製造) ・東芝照明プレシジョン (株) ・東芝照明システム (株) ・和光電気(株) ・エルティーテクニカ (株) ・オスラム・メルコ・東芝ライティング(株) タイ東芝蛍光灯社(タイ) タイ東芝照明社(タイ) 横須賀・本社 設 立:1948年4月 所 在 地:神奈川県横須賀市 生産品目:照明部品、点灯管 環境立地:工業地域 特定施設:大気、水質、騒音、振動 環境マネジメントシステム 環境管理の国際規格である ISO14001は1996年9月に発行 されましたが、同年10月に照明業界としては初めて横須賀工場 (現横須賀・本社)が ISO14001認証を取得し、国際的な環境 優良企業への第一歩を記しました。 その後も国内の工場・製造関係会社および海外製造関係会社 での認証取得を計画的に推進し当社ならびにグループ企業の 環境保全活動に努めています。 2004年8月 東芝照明(福州)有限公司(中国)も ISO14001の 認証を取得しました。 11 東芝ライテック株式会社 環境報告書(2010.7) 企業ポリシー 生産活動での取り組み 生産活動は直接的に環境へ影響を及ぼしています。そのため ISO14001に基づく環境マネジメントシステム への活動内容の充実を図り、具体的な施策として「省エネルギーの推進」 「廃棄物の削減」 「化学物質の削減」 を環境負荷低減の重点取り組み課題として推進しております。 地球温暖化防止は世界共通の課題です。各工場で 使用される電気およびガスなどの燃料について、製造 設備改善、設備管理方法の改善、ムダの排除などの きめこまかな施策を実施してエネルギーの効率的な 利用を進めています。地球温暖化の原因となるCO2を 度を基準として、年2%削減を目標にあげて省エネル ギーを推進しています。 CO2排出量 (トン-CO2) 生産高原単位 (トン-CO2/億円) CO2排出量(トン-CO2) 生産高原単価 (トン-CO2/億円) 35,000 140 30,000 120 25,000 100 20,000 80 15,000 60 10,000 40 5,000 20 環境調和商品への取り組み 生産高当たりの原単位(トン-CO2/億円)で、2003年 環境へのビジョン CO2排出量の削減 省エネルギーの推進 0 0 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 (年度) 国内製品物流に伴うCO2排出量の削減 年度に44%削減を目標にあげて推進しています。 製品物流CO2排出量の削減 CO2排出量 (トン-CO2) 実績 環境マネジメント 製品物流効率向上のため、輸送方法の最適化やモー ダルシフトの推進などを行い生産高あたりの原単位 (トン-CO2/億円)で2004年度を基準として、2012 計画値 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 2006 2007 廃棄物削減の推進 照明製品の製造にともなって発生する廃棄物はガラ ス、金属、プラスチックと付帯設備から発生する汚泥 などがあります。歩留まりの向上による発生源対策と ともに、 リサイクル化の徹底を図って最終処分量の削 減を進めています。各工場の発生する廃棄物を生産 高当たりの原単位(トン/億円)で2000年度を基準 として、2012年度に24%削減、最終処分量を総発生 量の0.5%未満にすることを目標に定めて推進してい ます。 2008 2009 (年度) 2010 2011 2012 廃棄物最終処分量の削減 最終処分量 (トン) 300 最終処分率 (%) 最終処分量 (トン) 最終処分率(%) 297.3 10 9 250 8 8.0 7 200 6 5 150 116.2 4 100 3 2.7 50 2 30.2 23.4 16.8 13.2 0.5 0.4 0.3 0.6 0 2001 2002 2003 2004 2005 2006 5.9 0.2 2007 2.0 0.1 2008 2.4 0.1 1 0 2009 (年度) 化学物質排出量の削減 化学物質による環境汚染防止施策として化学物質 排出量の削減を推進し、大気・水域・土壌への排出量、 廃棄物としての移動量などを把握して環境汚染防止 を図っています。製造過程で使われる規制化学物質は VOC (揮発性有機化合物)除去装置の導入や製造技術 の開発で廃止や代替化を進めており、大気、水域への 化学物質排出量は2000年度を基準として、2012 年度に54%削減を目標にあげて推進しています。 化学物質排出量の削減 化学物質排出量 (トン) 500 実績値(トン) 計画値(トン) 400 300 200 100 0 2003 2004 2005 2006 2007 2008 (年度) 2009 2010 2011 2012 12 東芝ライテック株式会社 環境報告書 (2010.7) つかう 企業ポリシー 環境調和型商品の開発事例 東芝ライテック株式会社は、製品アセスメントを全ての開発商品で実施し、環境調和型商品の創出に努めて います。製品アセスメントにより商品のライフサイクルの各段階で環境負荷を事前評価し、省エネルギー、 省資源、廃棄量削減に配慮した環境調和型商品が生み出されます。省エネルギーでは省電力化・高効率化を、 省資源では小形化・軽量化を、廃棄量削減では長寿命化・省梱包を推進しています。 環境へのビジョン LED電球(E-CORE 一般電球形 6.9W) 電球フォルムで一般電球に置き換え可能なコンパクトなランプです 1年間の使用時のCO 2 排出量は 同等の白熱電球の約1/8です。 長寿命 環境調和商品への取り組み 40,000時間の長寿命 (白熱電球の40倍) 省エネ 60W形白熱電球に対し 約1/8の消費電力 電球同等のサイズ・形 電球同等のコンパクトさ、 同等の器具配光 (年間点灯時間2000時間) (kg) CO2排出量 50 42.1 40 約 30 20 10 0 E-CORE一般電球形6.9W ファクター 10.00 (2009/2000) 5.4 LED電球 ホワイトランプ (LW100V54W55) (LEL-AW6N/2) 環境マネジメント 電球形蛍光ランプ(ネオボールZリアル<PRIDE>) 当社従来品に比べ、 さらに長寿命、省エネを実現! 1年間の使用時のCO 2 排出量は 同等の白熱電球の約1/5です。 長寿命 12,000時間の長寿命 (1日5.5時間点灯で約6年間) 省エネ 60W形白熱電球に対し 約1/5の消費電力 小形化 電球と同じ形状で取り替え も安心 (年間点灯時間2000時間) (kg) 50 CO2排出量 42.1 40 約 30 20 10 7.8 ファクター 2.20 (2008/2000) 0 ネオボールZリアル<PRIDE> ホワイトランプ ネオボールZリアル (LW100V54W55) PRIDE 一般白熱電球の製造中止について 当社では、地球温暖化問題は照明メーカーの大きな 課題の一つであると考え、1890年に日本で初めて実 用化した一般白熱電球を2010年を目途に製造を中 止することを決定し、電球形蛍光ランプやLED照明な どの省エネ製品に置き換える事業活動を推進してい ます。一般白熱電球販売の大半を電球形蛍光ランプ やLED電球に置き換えることで、2010年には現在に 比べて年間約50万トンものCO 2 削減に貢献できる ものと推定しています。 (注1) また、一般電球で普及している大きさ・形状を実現し、 電球40W形相当に置き換えられる明るさ(注2)のLED 電球を2009年3月18日に発売を開始しました。 白熱電球から電球形蛍光ランプそしてLED電球へ、 世界のあかりを日本から変えていきます。 注1:点灯時間は年間2000時間(「照明器具工業会 照明経済計算方法 住宅年間点灯時間」より) 排出係数は0.39kg-CO2/kWh(「環境省 家庭からのCO2排出量算定用係数一覧」 より) として計算しています。 注2:当社ダウンライト器具ID-76220に装着した場合、 同等の器具光束を得られます。当社ホワイトランプLW100V36Wとの比較。 13 東芝ライテック株式会社 環境報告書(2010.7) 計 化 限 化 化 ・情 報 提 供 ・省 エ ネ ル ギ ー ・省 施 工・省 メンテ ・製 造 配 慮 目標 製品アセスメント 企 試 品 画 企 審 画 査 作 基 本 設 計 審 査 少 試 量 製 工 量 量 作 産 品 場 試 審 試 審 移 作 査 作 査 管 産 東芝ライテック (株) はファクター= 2.55(2012/2000) を目指し、省エネ、 省資源、廃棄量削減に配慮した環境調和型商品の開発を推進しています。 ファクター = 2.55 (2012/2000) 環境へのビジョン 商 企業ポリシー ・分 離 可 能 設 ・再 資 源 ・原 材 料 使 用 制 ・省 資 源 ・包 装 梱 包 合 理 高効率LEDダウンライト (E-CORE 900 効率重視タイプ) 白熱灯ダウンライト100Wクラスの「明るさ」を実現! (年間点灯時間2000時間) (1日8時間点灯で約14年間) (kg) 省エネ 120 業界最高の総合効率約71 lm/W 100 (2009年6月1日現在、当社調べ) 80 明るさ 60 白熱灯ダウンライト100W クラスの940 lm 40 ファクター CO2排出量 105.3 8.31 約 (2009/2000) 15.6 20 0 環境調和商品への取り組み 1年間の使用時のCO 2 排出量は 同等の白熱電球の約1/7です。 長寿命 40,000時間の長寿命 100W形白熱灯器具 E-CORE900 (ID-76130B)(LEDD-70001NW-LS8) E-CORE900 効率重視タイプ 環境マネジメント LED屋外照明器具(LED防犯灯) 電灯料金区分ランクダウンで経済的な40VA防犯灯 1年間の使用時のCO 2 排出量は 同等の水銀灯器具の約1/3です。 長寿命、省メンテ 40,000時間の長寿命で約10 年間、ランプ交換の手間いらず (kg) CO2排出量 3000 (1日11時間点灯時) 2555 省エネ 2000 消費電力約70%削減、電灯 料金契約区分もランクダウン 1000 LED屋外照明器具(LED防犯灯) 8.96 約 772 有害物質削減 従来の水銀ランプから水銀 フリーの光源に ファクター (2008/2000) 0 HID防犯灯 LED防犯灯 (HB-10055HC) (LEDK-70941W-LS8) (道路延長500mあたり、 1日11時間点灯時) 受賞一覧 東芝ライテック (株)の開発した環境調和型商品がその環境性と経済性を評価され、数々の賞をいただきました。 E-CORE LEDダウンライト 300シリーズ LEDD-44001W-LS1, LEDD-44001L-LS1, LEDD-44002W-LS1 LEDD-44002L-LS1, LEDD-44003W-LS1, LEDD-44003L-LS1 LEDD-44004W-LS1, LEDD-44001W-LS1, LEDD80000SW-LS LEDD80000SL-LS E-CORE LEDダウンライト 500シリーズ E-CORE LEDダウンライト 900シリーズ 電球形蛍光ランプ ネオボールZリアル LEDD-66001W-LS1,LEDD-66001L-LS1 LEDD-66002W-LS1,LEDD-66002L-LS1 LEDD-66003W-LS1,LEDD-66003L-LS1 LEDD-66004W-LS1,LEDD-66004L-LS1 LEDD-66901W-LS1,LEDD-66901L-LS1 LEDD80001SW-LS,LEDD80001SL-LS LEDD80002SW-LS,LEDD80002SL-LS LEDD-70001W-LS8,LEDD-70001L-LS8 LEDD-70002W-LS8,LEDD-70002L-LS8 LEDD-70003W-LS8,LEDD-70003L-LS8 LEDD-70004W-LS8,LEDD-70004L-LS8 LEDD-70007W-LD1,LEDD-70007L-LD1 LEDD-70008W-LD1,LEDD-70008L-LD1 EFA25EL/21-R EFA25EN/21-R EFA25ED/21-R E-CORE LEDダウンライト ビームランプ形 ミゼットレフ形 LEL-BR9L-F LEL-BR9N-F LEL-SL5L-F/2 LEL-SL5N-F/2 白熱電球代替を推進する環境効率 の高い照明機器 E-CORE LED電球 一般電球形 E-CORE LEDダウンライトシリーズ E-CORE LED電球シリーズ ネオスリムV Digilx (デジルクス) ネオボールZリアル〈プライド〉 LEL-AW8L LEL-AW8N JAPAN SHOP SYSTEM AWARDS 2008 「最優秀賞」受賞 E部門・エコ、省エネ 主催:財団法人 店舗システム協会 2008/2009 Good Design Award 「グッドデザイン賞」受賞 平成19年度 省エネ大賞 「省エネルギーセンター会長賞」受賞 商品デザイン部門/店舗用品・機器 主催:財団法人 日本産業デザイン振興会 業務用部門 主催:経済産業省 2007 電設工業展製品コンクール 「国土交通大臣賞」 受賞 平成19年度 省エネ大賞 「省エネルギーセンター会長賞」受賞 平成20年度 省エネ大賞 「省エネルギーセンター会長賞」受賞 業務用部門 主催:経済産業省 業務用部門 主催:経済産業省 環境効率アワード2008 平成21年度 省エネ大賞 「日本環境効率フォーラム会長賞」受賞 「資源エネルギー庁長官賞」受賞 製品活動部門 主催:日本環境効率フォーラム 機器:システム部門 主催:経済産業省 主催:社団法人 日本電設工業協会 第4回エコプロダクツ大賞「優秀賞」 (エコプロダクツ推進協議会会長賞)受賞 エコプロダクツ部門 主催:エコプロダクツ推進協議会 E-CORE LEDダウンライト 500シリーズ 調光用 平成19年度地球温暖化防止活動 環境大臣表彰 「地球温暖化防止活動環境大臣賞」受賞 LEDD-66007W-LD1,LEDD-66007L-LD1 LEDD-66008W-LD1,LEDD-66008L-LD1 2008年 日経優秀製品・サービス賞 「最優秀賞 日経産業新聞賞」受賞 主催:日本経済新聞 技術開発・製品化部門 主催:環境省 2007/2008 Good Design Award 「グッドデザイン賞」受賞 商品デザイン部門/店舗用品・機器 主催:財団法人 日本産業デザイン振興会 2008電設工業展製品コンクール 「大阪市長賞」受賞 主催:社団法人 日本電設工業協会 14 東芝ライテック株式会社 環境報告書 (2010.7) かえす・いかす・へらす 企業ポリシー 3Rへの対応 東芝ライテック株式会社は循環型社会構築に求められている3R※への対応として、廃棄物の発生抑制とともに 回収資源の有効利用に向けた取り組みを推進しています。廃棄物の発生抑制では、商品の高効率化、小形化、 長寿命化、分解性の向上、リニューアル対応を、使用済み商品ではリサイクル・回収資源再利用に向けた 技術開発に取り組んでいます。 ※ 3R:Reduce=リデュース(使用材料の削減・廃棄物の発生抑制),Reuse=リユース(部品等の再使用),Recycle=リサイクル(資源の回収再利用) 環境へのビジョン 専門処理業者 蛍光ランプのリサイクル 環境調和商品への取り組み 現在使用済み蛍光ランプは専門処理業者へ処理委託をし ていただくよう業界として推奨をしています。専門処理業 者では、 ガラス、水銀、蛍光体などが回収されて資源として リサイクルされています。 当社はランプメーカーとしての専門知識や技術をいかし、 回収される資源を再び蛍光ランプの材料として再生利用 する技術開発を進めています。その一例として、エネル ギー消費効率に優れた3波長形蛍光体の再生利用方法を 確立しました。これにより希少資源の保護とともに、資源 の循環利用が実現できます。 環境マネジメント 蛍光ランプの回収から中間処理によって発生する有用な 資源を再生利用することにより 「循環型社会」の構築に 貢献する日本で初めての試みです。 使用済 蛍光ランプ 東芝ライテック (株) 蛍光体の回収 蛍光体の再生処理 3波長形蛍光体 リサイクル技術の支援 販 売 普通形蛍光ランプ 販 売 ランプ製造 蛍光ランプ製品 再生3波長蛍光体 約30%使用 高効率形蛍光ランプ 販 売 再生3波長蛍光体 約30%使用 ラピッド スタート 形白色蛍光ランプ 高周波専用点灯形蛍光ランプ 専門処理業者ブランド 専門処理業者ブランド 光 源 色 : 白 色 光 源 色 : 3波長昼白色 (32W 入力時) 3,200 lm 4,500 lm 全 光 束 : 2,900 lm 全光束(45W 入力時) : 定 格 寿 命 : 12,000 時間 定 格 寿 命 : 12,000 時間 平均演色評価数 : Ra69 平均演色評価数 : ラ ン プ 効 率 : 80.6 lm/W Ra84 ラ ン プ 効 率 : 100 lm/W 照明器具のリユース 反射板器具ユニット交換や安定器のみを交換するキットを 販売しています。器具本体を残しリユースすることで、 廃棄 物削減をおこない環境負荷の低減を図ることが出来ます。 お手軽ワンタッチでスピーディー リニューアルキットコース 器具本体を残し、 反射板器具ユニットを取り付けるだけの簡単施工。 反射板に安定器・端子台・ソケットがセットされたユニットを使用 することで、短納期施工を実現しました。簡単・お手軽リニューアル が可能です。 リニューアルキット:反射板ユニット 廃材が少なく環境に優しい 安定器ユニットコース 器具本体をそのまま使用することで、廃材が少なく、廃棄物削減 の観点から環境負荷の低減を図り、 処分費用の削減が可能です。 リニューアルインバーター 長寿命化による廃棄物のリデュース LED電球の寿命40,000時間に相当するランプの量 白熱電球では多くの廃棄物が発生します。 当社では、製品の長寿命化による、廃棄物の削減を推進 しております。 白熱電球に対して、電球形蛍光ランプの寿命は約12倍、 LED電球では約40倍注1)となりました。 LED電球を使用 すれば、 40個の白熱電球の廃棄を減らすことが可能です。 通常の蛍光ランプにおいても、蛍光管内面の保護膜技術 等を利用して長寿命製品の開発を進めています。 注1:当社ホワイトランプ(LW100V54W55)とEFA15EL/10-PD及び LEL-AW6L/2との比較 15 形名 LED電球一般形 LEL-AW6L/2 電球形蛍光ランプ EFA15EL/10-PD 一般白熱電球 LW100V54W55 寿命 40,000時間 12,000時間 1,000時間 必要数量 1個 3.3個 40個 東芝ライテック株式会社 環境報告書(2010.7) 環境マネジメント 企業ポリシー 環境マネジメント 東芝ライテック株式会社は、 「環境基本方針」に則り、達成すべき数値目標を掲げた「環境中期計画」を策定。 その実現のために「環境ボランタリープラン」を設定し、環境活動を計画的に推進しています。また、 環境活動を戦略的に推進するために、環境マネジメント体制を強化するとともに、環境監査や環境教育の 実施などを体系的に行っています。 第三者監査 環境監査 環境の継続的改善 東芝総合環境監査 内部監査 内 部 環 境 監 査 員に よって、 社内監査基準 に基 づ い て 評 価 し 判定が行われます 。 あわせてグル ープ内 での相互研鑚の場と なります 。 (株) 内部監査があります。 ※ EASTER:Environmental Audit System in TOSHIBA on basis for ECO Responsibility 東 芝グループ環 境 監 査 員 に よっ て、商品開発や事業活動 での環境保全への取り組み を 東芝環境監査基準に基づ いて 評価し判定が行われます。 環境調和商品への取り組み 環境マネジメントシステムの適切性、有効性を判断し、継続的な 改善を行うために、社内外の環境監査員による環境監査を定期 的に実施しています。 環境監査にはISO14001認証機関による第三者監査と、東芝グ ループの東芝総合環境監査 (EASTER※) ならびに東芝ライテック 環境へのビジョン 当社及び東芝グループ とは独立した外部認証 機関によって、 環境保全 マネジメ ントシステム について監査が行われ ます。 環境マネジメントを進めるうえで従業員一人ひとりの環境マイン ドの醸成とともに、環境保全の実践は欠かすことはできません。 当社は組織の階層別に行う階層別教育と、業務の専門性に応じ た専門教育を環境教育として定期的に実施しています。また、環 境保全上の特定課題に対応するための研修会を適宜開催して、 環境スキルのレベルアップに努めています。 内部監査員養成教育 内部監査員はグループ内で養成 しています。 環境会計 環境保全コストvs環境保全効果 (単位:百万円) 環境会計 1999年度から東芝環境会計制度に則り環境保全に対するコス トと効果を把握しています。コストの分類、 算出基準は環境省ガイ ドラインに準拠し、効果は環境負荷低減の内容を金額ベースで算 出します。 実質効果…………電気料金や水道料金などの削減で直接 金額表示できるもの みなし効果………環境負荷の削減量を金額換算したもの 顧客効果…………使用段階での環境負荷低減効果を金額 換算したもの(消費電力削減量など) リスク回避効果…投資後の環境リスク減少額を算出したもの 環境マネジメント 環境教育 25000 顧客効果 みなし効果 20000 実質効果 環境保全コスト 15000 10000 5000 1716 2129 1732 2247 2949 2200 2006 2007 1793 2750 2845 2008 2009 0 2001 2002 2003 2004 2005 (年度) 環境経営推進体制 社 長 (環境経営責任者) 東芝ライテック (株) 環境基本方針の実現に向けて、 東芝ライテック グループ地球環境会議および東芝ライテックグループ環境担当 者会議などを通し、環境保全施策を決定し、関係会社を含めた 東芝ライテックグループの環境保全活動が展開されています。 全社環境推進責任者 東芝ライテックグループ 地球環境会議 ECP推進委員会 環境推進部 事業系環境推進委員会 各事業部・関係会社環境推進責任者 (事務局) 環境担当者会議 事業所・工場 (環境担当) 関係会社 (環境担当) 東芝ライテックグループ地球環境会議 海外現地法人 16 東芝ライテック株式会社 環境報告書 (2010.7) コミュニケーション 企業ポリシー 環境情報発信 環境に配慮した商品の普及、グリーン購入を推し進めるためには、お客様とのコミュニケーションを深める ことが大切です。東芝ライテック株式会社は、インターネットやカタログなどで環境情報を積極的に公開して います。 インターネットによる情報発信 環境へのビジョン 東芝ライテック (株) ホームページ (URL http://www.tlt.co.jp/)の主なコンテンツは 環境マネジメント 環境コミュニケーション 環境調和型商品 CO2レス宣言 など 環境調和商品への取り組み マークによるエコの呼びかけ ecoスタイル 「ecoスタイル」マークは、東芝グループが製品を通じて省エネル ギーを進め、それを使う方の環境負荷を軽くするライフスタイルを 提案するシンボルマークです。 カタログ等による情報発信 環境マネジメント オフィスの省エネリニューアル 照明器具リニューアルのご案内 工場・倉庫の照明器具新設&リニューアル など 環境広告による情報発信 星の王子さま (新聞) 新聞や雑誌などを通じて東芝グループ及び当社の環境への取り 組みを伝えています。 展示会等による情報発信 エコプロダクツ展 社外の環境関連展示会に積極的に参加し、当社の環境調和型商品 を広く一般の方々に理解していただいています。 東芝グループ環境展 東芝グループでは一般の方々にグループ内の環境活動を紹介する 展示会を独自に開催しています。 ライティングフェア 照明の展示会出展を通じて当社の環境への取り組みとともに、 より環境負荷の少ない高効率照明の数々を紹介しています。 北海道洞爺湖サミット・環境ショーケース 2008年に洞爺湖で開催されたサミットで、日本のすぐれた環境 技術を紹介する環境ショーケースが併設され、当社のLED照明 が展示されました。 地域社会密着型による情報発信 小学生の環境教育 横須賀・本社では近隣の小学校を対象に環境教育を行っています。 地域清掃 各工場では工場周辺の清掃を行い、きれいな街づくりに貢献して います。 17 東芝ライテック株式会社 環境報告書(2010.7) 第4次ボランタリープラン 企業ポリシー 新たな取り組み 環境保全に対する企業の果たすべき役割や社会的責任が求められているなか、企業の自主的な取り組みを示す 「環境ボランタリープラン」は重要な意義をもっています。東芝グループでは2010年を目標とした「第4次 環境ボランタリープラン」を推進してきましたが、京都議定書の第1約束期間に合わせて2012年度まで延長 するとともに目標を見直しました。東芝ライテックグループでは「つくる、つかう、かえす・いかす・へらす」の すべてのプロセスで、地球温暖化の防止、化学物質の管理、資源の有効活用を考え「第4次ボランタリープラン」 環境へのビジョン を推進していきます。 東芝ライテックグループ環境中期計画 目 標 基準年 2000年 2012年目標 80%へ拡大 ②特定有害物質の全廃 製品に含まれる特定15物質 全廃 ③環境効率向上 製品の環境効率目標2. 2倍 ファクター:2. 25 ④環境負荷物質管理システム構築推進 2010年度活動計画 各事業体基準設定 管球・照明器具自主基準推進 (自主基準の追加及び見直し) ・年度目標の設定(74%目標) 2009年度実績 管球・照明器具 の自主基準作成 ECP比率:71.5% 東芝グリーン調達推進 15物質削減項目の製品アセスメント実施 全廃比率95.9% 製品アセスへのファクター導入、継続 ファクター:1. 96 システム改善と転売品調査強化継続 システム改善予算組み 環境調和商品への取り組み 製品系 ①環境調和型製品(ECP) 提供 製品 住宅 ランプ 照明器具 照明システム ①地球温暖化の防止 国内製品物流CO2排出量原単位 事業系 1990年 2003年 47%削減 2%年 国内:整備投資計画と設備改善の推進 海外:国内省エネ改善事例の横展開推進 2004年 44%削減 生産統括部主管で推進:国内年3%改善目標 2000年 24%削減 国内:継続推進 0. 5%未満 非生産拠点、海外:リサイクル化推進 東芝ライテックグループゼロエミッション達成 54%削減 酢酸ブチル蒸発防止対策の推進 鹿沼工場除去装置の運転効率化継続 対計画達成率:100. 3% 環境マネジメント CO2排出量原単位 (各工場の目標) 11. 3%改善 ②資源の有効活用 廃棄物総排出量原単位 廃棄物ゼロエミッション 対計画達成率:119. 1% 0. 3%(海外含む) ③化学物質の管理 大気・水域への化学物質排出量 2000年 対計画達成率:136. 1% 全社環境推進責任者メッセージ 2001年より環境報告書を発行し、環境経営への取り組みの一端を紹介してまいりました。この間、皆様からの ご指導を賜りましたことに厚く感謝を申し上げます。 地球温暖化は全世界共通の問題として、日本を始め世界各国で真剣な取り組みが始まっています。企業においても 「持続発展可能な社会」を実現するための貢献が求められています。2005年度の日本の電力による温室効果ガス排 出量は3億7200万tで、そのうち15.3%に当たる5700万tが照明によるものです。当社は、日本で最初に白熱電 球を実用化した株式会社東芝の照明技術を継承して今日に至っておりますが、温室効果ガス排出量の削減に貢献する ために、効率のよい長寿命の電球形蛍光ランプやLED電球の普及を推進しています。2008年5月に、特殊用途を除く 一般白熱電球の製造、販売を2010年までに中止することを決意し、公表しました。高効率照明に大きな変革を起す べく、LED照明をはじめとする環境調和型商品の開発に取組んでいきます。 (温室効果ガスの排出量は環境省HPによる) 全社環境推進責任者 取締役 技術本部長 藤武浩二 本誌の内容や東芝ライテック (株) の環境保全活動に関するご意見、 ご質問など ございましたら、 ご遠慮なく右記担当までお問い合わせください。 お問い合わせ先 環境推進部 〒237-8510 神奈川県横須賀市船越町1-201-1 TEL (046)862-2153 FAX(046)860-1200 18 本報告書の制作、印刷にあたって、次のような配慮をしています。 〒237 8510 神奈川県横須賀市船越町 1 201 1 TEL 046 862 2000( 代表 ) FSC認証紙の使用 水無し印刷 植物油インキ FSC(Forest Stewardship Council、 森林管理 協議会)から認証を受けた適切に管理された 森林からの木材(認証材)を原料とした紙を 使用しています。 刷 版の版 材がインキをはじくという 特性を利用しインキのつかない部分 を作り出すことから、水を全く使用せ ずに印刷することができます。 再生産が可能な大豆油、亜麻仁油、 桐油等植物由来の油、及びそれらを 主体とした廃食用油等をリサイクルし た油を原料としたインキを使用してい ます。 2005年12月発行 2006年 8月改定 2007年10月改定 2008年10月改定 2009年 9月改定 2010年 7月改定 C3240 0710 1t D
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