名寄市立大学コンピュータ室学内 シンクライアント・システム更新事業

名寄市立大学コンピュータ室学内
シンクライアント・システム更新事業仕様書
平成28年11月10日
1 / 11
名寄市立大学コンピュータ室シンクライアント・システム更新事業仕様書
1
総則
1.1 業務名
名寄市立大学コンピュータ室シンクライアント・システム更新事業
1.2 目的
現在の名寄市立大学の各館コンピュータ室は、平成 23 年 9 月からシンクライアント・システムを導入
して運用しているが、導入から 5 年経ち使用機器の経年劣化により授業に支障をきたしている。
来年度、新図書館棟の運用開始に伴うシンクライアント・システム使用のクライアント・コンピュータ
機器の増加及び運用形態の変更に対応できるシンクライアント・システムを導入する。
本業務では、シンクライアント・システムを円滑に運用する為、以下の各号を目的としている。
(1) 新館棟及び新図書館棟の各コンピュータ室(60 台)の一斉起動で 5 分以内で完了する
(ログイン完了まで)
(2) 図書館の貸出機は WIFI での運用になるため、クライアントの内蔵記録媒体を利用して
起動ができる
(3) どのクライアント・コンピュータを利用しても、利用する学生の環境が復元できる
(プロファイルのフォルダ・リダイレクトによる環境設定、ただし図書館貸出機は除く)
(4) 印刷機は、利用するクライアント・コンピュータの同列の印刷機が自動で設定される
(5) シンクライアント・サーバにトラブルが発生してもクライアント・コンピュータが起動できる
(6) コンピュータ室での授業を円滑に行う為に、授業支援システムを導入する
(7) 授業支援システムはサーバを構築しなくても運用できるものである
(8) イメージの更新処理は運用を停止することなく実行できる
1.3 構築の範囲
主な業務項目は下記のとおりとする。
(1) ActiveDirectory サーバ導入・構築
(2) ファイル・サーバ導入・構築
(3) シンクライアント・サーバ導入・構築
(4) シンクライアント・システム導入・構築
(5) クライアント・コンピュータの設定(既存クライアント・コンピュータの移設及び設定も含む)
(6) 各コンピュータ室の印刷設定
(7) 各クライアント・コンピュータのイメージ構築
(8) 授業支援システムの導入・構築
(9) バックアップ用ストレージ・サーバの構築
(10)
本システム操作マニュアル作成及び職員研修会の開催
(11)
現 ActiveDirectory サーバ、現ファイル・サーバのデータ移行
1.4 業務期間
契約締結日から平成 29 年 3 月 31 日までとする。
2 / 11
1.5 履行場所
北海道名寄市西 4 条北 8 丁目 1 番地 名寄市立大学
1.6 契約の範囲
契約の範囲は本システムの詳細設計、設置、調整及び総合試験とする。
1.7 軽微な変更
設置の際しての現場の収まり、機器の取り付け位置及び工法等の軽微な変更が生じた場合は、名寄市
(以下当市という。
)の指示に従うものとする。
なお、この変更に対する請負代金の増減は行わないものとする。
1.8 検証
総ての機器の設置、調整が完了し、当市が行う検査合格をもって引渡しとする。
なお、検査に使用する計器、測定機器類は請負者において準備するものとする。
1.9 保証
受注者は、設置の不安全、機器の欠陥に起因する故障、事故等に関しては引渡しの翌日から換算して
1年間の保証の責に任じ、無償で遅延無く修理または復旧しなければならない。
1.10 提出書類
請負者は契約締結後、下記の書類を当市の指定する期間内に提出しなければならない。なお、下記以外
にも投資が必要として請負者に要請した場合は、その都度提出するものとする。
(1)ネットワーク構成図
(2)製品マニュアル
(3)ネットワーク・ブート・システム操作資料
(4)その他当市が必要と認める書類
1.11 仕様書の質疑
本仕様は大要を示したもので、質疑を生じた場合は質疑受付期間までに当市に連絡することとする。
なお、仕様書に示されていない事項であっても、これが当然と認められる事項については、請負者の
責任において設置すること。
1.12 所有権
本設備の所有権は、当市が行う完成検査合格完了後をもって移転するものとする。
3 / 11
2
システム要件に係る前提事項
2.1 ユーザー数及び端末台数
(1)ユーザー数
学生 約 800 名 教員 約 100 名
(2)クライアント・コンピュータ台数
1.デスクトップパソコン 163 台(1 台はメンテナンス用)
21 台(1 台はメンテナンス用)
2.ノートパソコン
3
数量表
本業務に係る物品調達数量は下記のとおりとする。
ただし、前項「システム要件に係る前項事項」及び以降に記載する「システム要件」を満たすので
あればこの限りではない。
表
物品調達機器・ソフトウェア数量
項目
1
2
数量
台数
備考
・シンクライアント・サーバ
3
台
・ActioveDirectory サーバ(ドメインコントローラ)
1
台
・ファイル・サーバ(兼冗長用 ActiveDirectory)
1
台
・バックアップ用ストレージ・サーバ
1
式
・サーバオンサイト保守
1
式
・無停電電源装置
5
台
・ギガビットイーサネットスイッチ
8
台
・Windows Server 2012R2 Standard
5
式
・Windows Server 2012R2 Standard ディスクキット
1
式
・Windows 10 Enterprise 2016 LTSB (64bit)
54
式
・Windows 10 Enterprise 2016 LTSB(64bit) ディスクキット
1
式
・Office 2016 Professional Plus
54
式
・Office 2016 Professional Plus ディスクキット
1
式
・Windows server CAL SA(スクールアグリーメント)
54
式
・シンクライアント・ソフトウェア
185
式
・授業支援システム・ソフトウェア
123
式
・サーバ機器設置、設定
1
式
・ネットワーク機器工事
1
式
・LAN 配線工事
1
式
・運用保守サポート
1
式
初年度分
・リモートメンテナンス回線
1
式
5 年間分
・リモートメンテナンス装置
1
式
5 年間分
情報機器
5 年間分
初年度保守含む
ソフトウェア、ライセンス
131 を保有
SA(スクールアグリーメント)
131 を保有
SA(スクールアグリーメント)
3
4
131 を保有
設置、設定、工事、サポート
通信回線
4 / 11
4
システムの基本要件
・各調達物品については、搬入・設置・設定・導入教育を含み、本体仕様書及びソフトウェア仕様書
など各仕様書に記載されていないものでも調達物品が正常に機能するための接続ケーブル等を含む
ものとする。
・本仕様の機器設置については、当市の指示に従い、設置すること。
・本仕様の機器設置後に動作確認及び操作指導を行い納品完了とする。
・調達物品数については、別添一覧の数量とすること。
・搬入作業は平成 29 年 2 月末からとする。
・納入期日は平成 29 年 3 月 31 日までとする。
・設置・設定・データ移行・動作確認のスケジュールは、当市の指示に従い可能な限り授業などに支障
が出ないように行うこと。
・仕様の変更は原則認めない。
・ファイル・サーバの保存データについては、1 日 1 回バックアップを取得できるような仕組みを講じ
ること。バックアップの世代数は、最低 7 世代とすること。
・シンクライアント・サーバのイメージ・データについては、3 世代以上のバックアップを取得できる
ような仕組みを講じること。
・ActioveDirectory サーバの保存データについて、3 世代以上のバックアップを取得できるような仕組
みを講じること。
・追加分の SA ライセンス(Windows、Office、CAL)については、調達物品数に表記されているが
本件の費用には含めないで下さい。
・スイッチ機器やメディアコンバーター機器については、既存機器を使用しての構築も可とする。
4.1 シンクライアント・システム方式仕様
(1)システム全般
・ネットワーク・ブート方式のシンクライアント・システムであること。
・ハードウェア調達仕様時のスペックに耐えうるサーバもしくは管理 PC(以下、サーバ群)を
用意すること。
・クライアント OS は、Windows 10 Enterprise 2016 LTSB(64bit)で運用する。
・起動時に 2 つ以上のイメージを選択することができること。また、どのイメージを選択しても同一
ドメインに参加できること。
・動画ファイル(H264 画質以上)が、再生時にコマ落ちなどすることなく、再生できること。
・導入するアプリケーション・ソフトウェアが、ローカル環境上で運用するシステムと変わりなく
全て支障なく動作しなければならない。
・WIFI 環境において、クライアントの内蔵 SSD から起動できる機能を有すること。
(2)サーバ構成
・サーバ筐体は、本学が別途調達する 19 インチラックにマウントできるラックマウント型にすること
・各サーバの切り替えは、本学が別途調達するコンソールドロワーを使用すること
・負荷分散と冗長化を考慮し、シンクライアント・サーバは 3 台以上の構成のシステムであること。
・サーバ群に登録されたクライアント配信イメージは、システム全台で同一イメージをシュアリング
して運用できるようにすること
・サーバ群に障害が発生した場合でも、自動的に他のサーバ群に登録されたイメージから起動する
5 / 11
ことができ、通常運用が可能であること。
・任意のシンクライアント・サーバに登録された配信イメージをメンテナンスした場合、その内容が
他の全サーバ群に自動的または Windows タスク等を利用して、反映され同期がとられること。
(3)Windows アップデート、ウィルス対策関連
・Windows アップデート及びウィルス対策ソフトの自動更新が行えれる仕組みを持っていること。
(4)配信イメージ関連
・配信イメージの更新に際しては、運用を止めることなく実施できること。
・配信イメージの更新に際しては、イメージを維持しテスト起動を行うことができ、不具合が発生
した場合その変更を破棄できることが可能であること。
・更新した配信イメージを、運用時間外に自動で配信できる仕組みがあること。
(5)ハードウェア関連
・クライアント機の付属する機器を利用できること。(USB、光学記録装置、入出力装置など)
・USB 機器などの外部記憶装置の制御が可能のこと。ただし、他ソフトウェア等の利用して
制御・制限を行うことも可とするが、その場合に要する全ての費用は、本件積算に含めること。
・プリンタの使用設定の制御を行うこと。
4.2 ネットワーク関連事項
・各クライアント・コンピュータからインターネットへの接続が可能なこと。
(プロキシサーバを経由させること)
・図書館棟から新館棟、新館棟から本館棟へは光ケーブルにて接続すること。既存ケーブルを使用する
ことも可とする
・各館のメディアコンバーターからネットワーク機器、サーバ間の接続は、カテゴリ 6 以上のケーブル
を使用すること。
・下記の各教室のネットワーク配線は、カテゴリ 5e 以上のケーブルにて接続すること。
①新館マルチメディア室
②図書館棟 新コンピュータ室
③本館コンピュータ自習室
・ネットワーク機器においては、ギガ対応スイッチとすること。
・シンクライアントシステムに登録されているノートパソコンが、図書館棟に設置されている無線 LAN
アクセスポイントに接続して運用できること。
・図書館棟 2F のフロアに設置されている有線 LAN(18 箇所)においてメンテナンスができるように
ネットワーク機器を設置すること。
4.3 授業支援システム
・サーバを必要としないもの
・教員機から学生画面の一覧表示機能(教室に合わせ、座席レインアウトを設定できること)
・表示機能としてログイン・ユーザー名で表示できること
・学生画面の受信・転送機能
・教員画面の送信機能
6 / 11
・アプリケーション利用制限機能
・シンクライアント環境(ネットブート型)に対応すること
・図書館と新館の各コンピュータ室に導入すること
4.4 ActiveDirectory 認証システム(ドメインコントローラ)
・本システムのサーバとシンクライアント・コンピュータ全てをドメインコントローラの管理下に置く
構成とすること。
・ドメインコントローラを複数台用意し、ドメインコントローラに障害が発生した場合でもシステムが
正常動作をすること。
・ユーザがログオンした際にホームフォルダがネットワークドライブとして割り当てること。
・ユーザがログオンした際に、共有フォルダがネットワークドライブとして割り当てること。
・ドキュメントフォルダが各ユーザのホームフォルダを指すよう割り当てること。
・ユーザ・プロファイルは移動プロファイルで構成すること。
4.5 ファイル・サーバ(兼冗長用 ActiveDirectory)
・ファイル・サーバ容量として学生数 1000 人分(実質 800 人)×200MB の割り当てが可能なこと
と授業でのファイル配布用に 100GB 以上の容量を有すること。
・個人フォルダは Active Directory 等と連携して認証されたユーザのみがアクセスできるものとし、
別のユーザからはアクセスができないように設定すること。
4.6 保守メンテナンス関連事項
・遠隔にて設備のメンテナンスが可能となるよう回線を構築すること。なお、回線設備は、IPsec また
は同等レベルによる暗号化機能を有すること。
・リモートメンテナンス用の通信回線については、速度が 100Mbps を有して光回線であること。また
従量制ではなく定額制であること。
・アクセス方式は、イーサネット方式を採用すること。
・リモートメンテナンス用の機器については、販売ではなくサービス提供すること。
・リモートメンテナンス用の通信回線および通信機器については、5 年間分の使用料を含むこと。
4.7 動作確認
・シンクライアント・システム確認
・クライアント・コンピュータの起動時間の確認(2 教室での全台起動)
・インターネット接続確認
・ネットワーク疎通確認
・実授業時の運用方法
・メンテナンス方法確認
・緊急時復旧対応確認
・アプリケーション・ソフトウェア等の起動確認
・既存ソフトウェア(IBM SPSS Statistics 24、Canon Endpoint Antivirus 6)動作確認
・各棟コンピュータ室に設置されているプリンタから出力が可能なことを確認
・既存学生データが各学生のアカウントに割り当てられているか確認
・その他、当市が指定の名寄市立大学が所有するソフトウェア等の動作することを確認
7 / 11
4.8 作業に関する留意点
・作業については、原則として名寄市立大学の授業び支障をきたさないように実施すること。
・システム導入に際しては、名寄市立大学設備に損傷を与えないよう十分な注意をすること。
・名寄市立大学設備に損傷を与えた場合には、納入業者の責任において修復すること。
4.9 修理等
・納入された商品に含まれる保証期間中の修理は納入業者により責任を持って行うこと。
・保証期間内における障害発生時には障害の切り分けを現場で行い、迅速に対応すること。
5
機器仕様
5.1 サーバ機器
(1)シンクライアント・サーバ
項目
仕様
CPU
インテル Xeon 2.10GHz以上(6 コア以上)
メモリ
8GB DDR4-RDIMM(2133MHz)以上
HDD
RAID10 または RAID1 (実行容量 500GB 以上)
SAS HDD 10,000rpm 以上 Hotspare 対応
ネットワーク・コントローラ
Gigabit Ethernet ネットワークコントローラ 2 ポート以上
WakeOnLan 対応
5 年間 翌営業日対応オンサイト保守サービス
保証期間
(2)ActiveDirectory サーバ(ドメインコントローラ)
項目
仕様
CPU
インテル Xeon 2.40GHz以上(4 コア以上)
メモリ
8GB DDR4-RDIMM(2133MHz)以上
HDD
RAID1 (実行容量 300GB 以上)
SAS HDD 10,000rpm 以上 Hotspare 対応
ネットワーク・コントローラ
Gigabit Ethernet ネットワークコントローラ 2 ポート以上
WakeOnLan 対応
5 年間 翌営業日対応オンサイト保守サービス
保証期間
(3)ファイル・サーバ(兼冗長用 ActiveDirectory)
項目
仕様
CPU
インテル Xeon 2.10GHz以上(6 コア以上)
メモリ
8GB DDR4-RDIMM(2133MHz)以上
HDD
RAID1 (実行容量 500GB 以上)
SAS HDD 10,000rpm 以上 Hotspare 対応
ネットワーク・コントローラ
Gigabit Ethernet ネットワークコントローラ 2 ポート以上
WakeOnLan 対応
保証期間
5 年間 翌営業日対応オンサイト保守サービス
8 / 11
(4)バックアップ用ストレージ・サーバ
項目
仕様
CPU
インテル Atom 2.13GHz以上
メモリ
4GB DDR3-DIMM 以上
HDD
12TB 以上
OS
Windows Storage Server 2012 R2
ネットワーク・コントローラ
Gigabit Ethernet ネットワークコントローラ 2 ポート以上
5.2 無停電電源装置
無停電電源装置(UPS)の運用を制御・監視する機能を有すること。
項目
仕様
定格入力電圧
AC100V
相数
単層 2 線アース付
定型入力周波数(Hz)
50/60(自動検出)
最大入力電流
12.0A
入力プラグ形状
NEMA5-15P
出力プラグ形状
NEMA5-15R×6
アウトプット電力容量
1.2KW/1.2kVA
最大設定可能電力(W)
1.2KW/1.5kVA
入力周波数
+/-3Hz(オート・センシング)
出力周波数
47~53Hz
波形タイプ
正弦波
サージノイズ
あり
ノイズフィルタ
あり
バッテリタイプ
小型シール鉛蓄電池
バッテリ容量(V/Ah)
296
外形寸法 高さ×幅×奥行(mm) 86×432×468
正味質量(kg)
27.8kg
EIA 規格 19 インチラック
2U
使用環境
最大高度 3000 メートル 湿度 0-95% 摂氏 0-40℃
1mの距離での可聴ノイズ
46.0dBA
EMC 規格
VCCI Class A
安全規格
UL 1778
保証期間
2 年(バッテリは 1 年)
9 / 11
5.3 ギガビット・イーサネットスイッチ
・10/100/1000BASE-T を 24 ポート以上実装していること
・SFP スロットを 4 ポート以上実装していること
・10Gbps の SFP に対応していること
・128Gbps 以上のスイッチングファブリックを有すること
・95.23Mbps 以上のパケットフォワーディングを有すること
・筐体サイズは、441(W)×323(D)×44(H)mm 以下であること
・質量は 4.5kg 以下であること
・平均消費電力が 41W 以下であること
・平均発熱量が 150kJ/h 以下であること
・ケーブル診断機能に対応し、接続されているケーブル上の接続状態、故障などのイベントを確認
することが可能なこと
5.4 メディアコンバータ
・1000BASE-T と 1000BASE-SX を相互に変換する機能を有すること
・光ファイバーケーブルタイプは、マルチモードを使用すること
・端末側インターフェイスが Auto MDI/MDI-X に対応していること
・リンクパススルー機能を有すること
5.5 電源仕様
・設置に必要となる電源コンセント(OA タップ)は、現在使用しているものを利用する
・電源コンセントが不足の場合、当市と協議を行うこと
6
サーバ・アプリケーション移行仕様
(1)Active Directory の設定
・教員用と学生用の既存アカウント登録を行い、各アカウント毎にファイルサーバへのドライブの
マッピングすること
(2)アプリケーションの設定
・授業支援システムを 2 教室構築すること
・名寄市立大学が所有する既存の IBM 社 SPSS Statistics24 Base、キャノン社 ESET Endpoint
Protection Standard をインストールし設定を行うこと
・名寄市立大学が講義で使用しているソフトウェアをインストールし設定すること
(3)既存サーバからのデータ移行
・既存のドメインコントローラサーバのユーザアカウント情報、グループポリシ設定情報、それに付随
する設定情報をデータ移行すること。情報のデータ移行にあたっては、本学と協議の上、その設計や
設定を行うこと。既存ファイルサーバから講義用ファイルと各学生が保存しているデータを移行する
こと。
・各アカウントでログインしドライブのマッピングを行うことで既存データが使用できる状態に
すること
(4)プリンタ設定
・本学が所有するプリントサーバを使用して出力できること。
・各コンピュータ室に配置されたクライアント・コンピュータは同列にあるプリンタを、自動で通常
10 / 11
使用するプリンタとして登録されること。
7
機器設置仕様
(1)設置
・請負者が行う設置の範囲は、本仕様書により当市が発注する機器の正常な稼働に必要な一切とする。
(2)調整
・各機器は当市の指定する位置に正しく取り付け、設置及び動作試験を実施すること。なお、立会い
及び総合試験に要する費用は本業務に含むものとする。
(3)安全
・設置に当たって職員、住民、一般の通行人等に危害を与えないように十分安全性を考慮した方法で
行うこと。
8
クライアント機の設置設定及び移設
(1)新館既存クライアント・コンピュータ
・Dell 社製 OPTIPEX390 一式を 61 台中 40 台を本館コンピュータ自習室へ移設、1 台をメンテナンス
用として設置設定を行うこと
(2)図書館、新館コンピュータ室
・当市指定のクライアント・コンピュータを 122 台設置設定すること
(3)図書館貸出用クライアント・コンピュータ
・当市指定のクライアント・コンピュータを 20 台設定すること
(4)メンテナス用クライアント・コンピュータ
図書館 1F サーバ室設置
・図書館と新館用メンテナンス・クライアント・コンピュータを設定すること
・図書館貸出機用メンテナンス・クライアント・コンピュータを設定すること
・本館用メンテナンス・クライアント・コンピュータを設置すること
9
運用保守サポート
・シンクライアントシステムの運用サポートについては、年間とおして対応できるような保守を行う
こと
・機器の故障などのハードウェア・サポートは 2 営業日以内で対応をすること
・ソフトウェアの設定変更等の対応についてもサポートを行うこと
・平成 34 年 3 月 31 日までのハードウェア保守サポート(平日 9 時~17 時対応)を本件積算に含める
こと
10 その他
・各物品については、当市指定の備品シールを作成し表示すること
・機器の搬入に当たっては、事前に搬入の手順、日時等について当市と協議すること
・設置及び調整期間内の機器、工具等の保管は請負者の責任で行うこと
・当市にシステム及び運用方法等の説明教育を行うこと
・請負者は全ての機器の設置終了後、機器の稼働のために総合点検、調整を行い、その後早やかに
検査、検収を当市に申し出ること
11 / 11