No.179(平成25年1月15日発行)

No.179
特集/2013年 年頭の挨拶
三紙会 タイ視察研修報告
新年号
発 行
2013.1.15
関東製紙原料直納商工組合
東京都台東区東上野1-17-4 坂田ビル
理事長 大久保信隆/発行者 小池茂男
電話 03(3833)4105(代) http://www.kantoushoso.com
古紙持ち去り根絶宣言車識別ステッカー
【1.目的・主旨】
この取り組みは、古紙持ち去り行為を根絶させるための1つの対策とし
て、古紙持ち去り根絶宣言をした車両を識別する(識別ステッカー貼付)
制度です。
古紙業界全体で取り組むことで、効果が期待されます。
【2.実施主体】
古紙持ち去り問題意見交換会(7団体)
全国製紙原料商工組合連合会(全原連)
日本再生資源事業協同組合連合会(日資連)
関東製紙原料直納商工組合(関東商組)
関東資源回収組合連合会(関資連)
東京都製紙原料協同組合(東京協組)
東京都資源回収事業協同組合(東資協)
社団法人東京都リサイクル事業協会(( 社 ) 東リ協会)
【車両用貼付ステッカー】
©関東製紙原料直納商工組合
!
P
TO 古紙持ち去り
S
全国製紙原料商工組合連合会/日本再生資源事業協同組合連合会
関東製紙原料直納商工組合/関東資源回収組合連合会
東京都製紙原料協同組合/東京都資源回収事業協同組合/㈳東京都リサイクル事業協会
※ 東京都環境局と警視庁は古紙の持ち去り根絶に向けて協力します
【車内掲示用】
©関東製紙原料直納商工組合
S
P!
TO
古紙持ち去り
2013(H25)1-15
No.179
年・頭・所・感
新年明けましておめでとうご
減産、価格低下も加わり低調な
ざいます。
年でした。
皆様には輝かしい新春を迎え
られたこととお慶び申し上げま
組合事業について
我が古紙業界は、昨年後半か
ら安定的な回収システム価格を
す。
割るような方向に進みました。
平素は関東商組の諸活動にご
古紙輸出は価格のアップダウン
理解と格別なご協力を賜り、厚
く御礼申し上げます。
関東製紙原料直納商工組合
理事長
昨年を振り返りますと、一昨
大久保 信隆
年起こった我が国観測史上最大
はあったが、数量では 480 万ト
ンを超え、2009 年に次いで2番
目に輸出量の多い年となりまし
た。その間、我々は古紙仕入価
規模の東日本大震災は復旧、復興が中々進まな
格の過当競争を続けておりました。
かった一年でなかったかと思われます。
2013 年 1 - 6 月 の 3 品 の 消 費 計 画 を 見 る と、
特に日本の政治家は何を行っているのだという
段ボール 366 万トン前年比 101.3%、新聞 189 万 t
思いが強くします。昨年末の総選挙では12党が
前年比 101.6%、雑誌 110 万 t 前年比 102.4% で昨
乱立しましたが、景気、財政赤字、消費税、雇用、
年と変わりません。早く安定仕入れの体系へ戻さ
年金、少子高齢化、エネルギー、原子力、領土、
ないと本年も極めて厳しい経営の年になると思い
防衛、沖縄の基地、憲法改正、外交等の重要課題
ます。
が新しい安部政権でどう変わるか注目されます。
懸案の持ち去り問題では 11 月 27 日に初めての
国際政治では欧州の金融危機、そして米国の大
臨時総会を開催しました。117 社中 110 社が出席
統領選では民主党のオバマ大統領が共和党のロム
し、賛成 99 社、白票1社、反対 10 社で組合員の
ニー候補を破って再選されました。中国では引退
除名という重い決定をしました。また、持ち去り
を表明した胡錦濤氏に代わり習近平氏が共産党総
撲滅の為、組合員以外が扱っている古紙も持ち去
書記に選出されました。国連ではパレスチナを国
りが無いように指導し、判明業者からとの取引を
家として認めました。又北朝鮮は、国連安保理決
しないことも決議しました。これから関東から抜
議等にもかかわらずミサイル発射を行いました。
き取り業者がいなくなる事を期待し、我々は一層
世界は激動しており、ますます日本の政治家は確
襟を正し問屋業の使命を果たしていく所存です。
りしなくてはならいと思うし、本年も大いに頑
今後も回収システム確立のため自治体には管理の
張って貰うことを期待します。
徹底、住民には古紙の分別にご協力願わなくては
経済は昨年 7 - 9 月期の GDP 速報値は前期比
なりません。
0.3%減、年率換算で 3.5%減のマイナス、内閣府
最後に私ども組合は今年 50 周年迎えます。各
の動向指数も 6 カ月連続の下降でデフレ脱却が出
委員会の向上と充実を図り、安定的な回収システ
来ず、景気が後退局面へ入っているのをなんとか
ムを構築し信頼を持って頂ける業界にして行く所
挽回して上昇基調にのせなければなりません
存です。
そんな中、紙、板紙の 2012 年 10 月需給速報に
組合員の皆様には年頭にあたり重ねてご支援と
よると国内出荷は5カ月連続減少で製紙各社とも
ご指導の程宜しくお願いいたします。
1
2013(H25)1-15
No.179
年・頭・所・感
新年明けましておめでとうご
達したと思われます。昨秋に発
ざいます。
生した尖閣諸島問題の悪化によ
昨年は大震災後の被災地域の
復興に国・民間や様々なボラン
組合事業について
り反日運動が起き、古紙の輸出
動向が気掛りになりましたが、
ティアが力を合せ懸命な努力を
その影響が軽微だったことに安
尽くしましたが、余りにも被害
堵しました。
が大きく広範囲なため、まだ満
足がいく復旧には至っていない
全国製紙原料商工組合連合会
理事長
栗原 正雄
12 月の総選挙の結果、安定的
な政権が発足しました。内外の
縣案が今年は解消していくこと
様に思われるのが残念でありま
を期待したいと思います。
その様な中、被害にあわれた東北地区の各製紙
本年は古紙商品化適格事業所認定の更新時期に
工場や我が業界の古紙ヤードもほぼ復興を果され
当たります。全ての事業所が更新され、昨年 11
事業を再開されていること誠にうれしく思います。
月より関東地区で開始されました J ブランドが順
昨年の我が国の経済は震災の復興需要による回
次他地区でも実施され、その運営に加わって頂く
復が期待されましたが、デフレ状態が解消されず
事が出来る様望んでいます。
国内消費は盛り上がりませんでした。又 EU 諸国
昨秋開催されたアジア諸国が参加したアジア紙
の金融不安が発生し、円の歴史的な上昇もあって
リサイクルシステム研修会に於いて、リサイクル
輸出が停滞し不況感が一年を通じて抜けませんで
アドバイザー認定者数が 2388 人に達し、適格事
した。
業所認定数が 803 事業所を数えることに各国の研
紙業界に於いても製品輸出が円高により殆んど
修生から一様に驚きの声があがりました。また、
しぼんだままになり、反対に海外からの輸入紙が
将来、Jブランドが海外への輸出古紙にも準用さ
大幅に増加し生産が抑制されました。
れることを期待したいということでした。
これらのことから昨年度の古紙消費と回収量は
本年も古紙持ち去り行為の根絶や古紙リサイク
ほぼ一昨年と変らなかったと思われ、減少状態が
ルを安定的に持続するための価格対策等問題が山
継続したものと思われます。
積しておりますが、解決へ向けて業界をあげて取
国内古紙消費と回収量の差も 450 万トン前後に
り組んでまいりたいと思います。
CONTENTS
す。今後さらなる支援体制が望まれます。
目
次
2
年頭所感…………………………………………1
初春 委員長に聞く……………………………5
持ち去り古紙の流通(古紙ロンダリング)防止決議案……7
関東商組理事会報告……………………………8
三紙会報告…………………………………… 14
三紙会六地区懇談会報告書………………… 16
三紙会 タイ視察研修報告………………… 18
委員会トピックス…………………………… 23
タイ、
ベトナム、
マレーシアを対象とした
古紙回収システム研修会開催報告… 29
アジア紙リサイクルシステム
構築研修コースの古紙問屋見学…
支部だより……………………………………
関東商組創立 50 周年記念総会及び式典のご案内……
訃報、編集後記………………………………
32
34
38
38
【表紙写真】
2013 年元旦、快晴の朝。箱根大観山から南アルプ
スの頂が一望できた。
渉外広報・IT 委員会委員長 須長 利行
(梶野泰一氏の写真は休載しました)
2013(H25)1-15
No.179
年・頭・所・感
平 成 25 年 の 新 春 を 迎 え、 謹
新規設備が導入された結果、供
んでお慶び申し上げます。
給過剰の状況を生み出すことと
我が国製造業は、新興国にお
組合事業について
なりました。他方、欧米諸国で
ける需要拡大にあわせてものづ
は、それぞれの市場での供給過
くりのグローバル化が進む昨
剰体制に対処するため、これま
今、他国との競争に勝つための
経済産業省製造産業局紙業服飾品
課 長
でも長期にわたり、企業間の合
早急な対策が求められていま
坂本 敏幸
従連衡、設備廃棄、新規分野進
す。しかし、国内の事業環境に
出などを進めてきたほか、中国
目を移せば、長引く円高、デフレ、少子高齢化、
などに対してはアンチダンピング等の対応を図っ
東日本大震災を契機とした電力供給不足等、産業
てきました。中国の生産設備の圧倒的な新しさな
の空洞化に繋がる懸念事項が山積しております。
どを踏まえますと、世界的な供給過剰体制は中期
このような中、昨年の製紙業界を振り返ります
的に続くものと考えられます。洋紙の国内市況が
と、関係者の方々のご努力によって東日本大震災
これまでになく著しく悪化した昨年を踏まえ、日
から見事に復興しましたが、国内の洋紙市場は、
本の製紙業が再生産可能な形でビジネスを続ける
輸入紙の増加、出版・印刷向け需要の長期にわた
ためには今後何をなすべきか、前向きかつ健全な
る低迷などによって市況が悪化しました。また、
議論が必要と思われます。
板紙は、夏場の天候不順による需要の低迷や、古
また、今後の製紙業界の持続的な発展を維持し
紙価格の引き下げに伴う先安観からの買い控えな
ていくためには、グローバル市場の成長を取り込
どもあり、今ひとつ力強さに欠けるものとなりま
むことが必要です。現在の為替は、我が国の事業
した。輸入については、震災当初の供給不足を起
者にとって輸出面では逆風でありますが、円高の
因に増加したという一面はありますが、
復興後も、
メリットを生かした M&A 等により海外マーケッ
コート紙やPPC用紙を中心に、紙・板紙合計で
トを獲得していく好機となっています。昨年はカ
月約 20 万トン前後と高水準で推移するなど、厳
ントリーリスクが顕在化した年ではありました
しい1年となりました。
が、リスクを分散し、新たな成長をとらえていく
世界に目を転じますと、昨年に限ったことでは
必要性を再認識させられた年でもありました。製
ありませんが、持続的な成長を続けるアジア、特
紙業界も、東南アジアはもとより、インド等新興
に中国においては、巨大な自国市場を背景に、過
国への進出が始まっています。政府としては、こ
去 10 年間で現在の全設備能力の約半分に当たる
のような動きに対して JBIC や産業革新機構など
3
2013(H25)1-15
No.179
を通じ積極的に支援を行ってまいります。
など、改めて古紙需給バランスの脆弱性を痛感さ
せられました。小職自身、昨年2月に中国各地の
震災を契機とした電力不足によって厳しいエネ
古紙回収・利用の現場を回りましたが、今後は中
ルギー事情がしばらく続くことが予想される中、
国国内の回収率が向上し、内需型経済成長への移
製紙業界におかれては、エネルギー効率がよく、
行もあいまって、中長期的には中国の海外古紙需
自家発比率が高いといった業界の特色を発揮し
要は弱含みで推移するとの思いを強くしました。
て、国内の電力不足の解消に貢献していただきま
このような中、製紙連は、これまで継続してきた
した。政府といたしましても、需要サイドの省エ
中国の古紙リサイクル構築支援に加え、古紙の輸
ネ対策の強化が求められることから、省エネ設備
出先の分散化を図るため、今年度はタイ、ベトナ
の導入等を引き続き支援してまいります。
ム、マレーシアなど ASEAN 諸国との関係構築
加えて、製紙業界は、バイオマス利用の技術、
に努めておられます。引き続き、
官民双方で中国、
経験、立地条件などで強みを有しています。国内
そして ASEAN 諸国との古紙に関する対話を深
の温暖化対策の更なる取組みが求められる中にお
化させたいと考えています。
いて、製紙業界が、これらのノウハウを応用し、
化石燃料由来の化学物質の代替として、木質バイ
家庭紙については、
東日本大震災の混乱に伴い、
オマスを原料とした素材開発をさらに進められる
全国的なトイレットペーパー不足が生じました。
よう、
政府としても支援策を強化してまいります。
トイレットペーパーについては、その生産量の約
また、ナノセルロースについては、我が国のみな
4割が東海地方に集中していることから、東海地
らず、欧米各国が競って開発を行っているわけで
震の際には深刻な供給不足が想定されます。これ
すが、経済産業省では、世界最先端の研究を進め
を踏まえ、
家庭紙業界には、
備蓄用トイレットペー
ている東大と京大、主要企業の参加を得て、今後
パーの販売などの対策を含む、
「緊急時における
の国内事業化戦略を今春目途にとりまとめます。
トイレットペーパー供給継続計画」を整備いただ
きました。政府においても、備蓄の必要性を防災
古紙のリサイクルについては、皆様の積極的な
基本計画に盛り込んだところですが、引き続き、
取り組みにより、回収率、利用率は高い水準を維
地方自治体や家庭への情報発信、周知徹底を図っ
持しています。しかし、我が国は古紙の輸出を中
てまいります。
国に過度に依存しており、中国からの影響を受け
最後になりますが、製紙業に携わる皆様のます
て、国内の古紙市況は大きく変動します。長引く
ますのご健勝ご発展と、本年が皆様にとって幸多
欧州の景気停滞を受けた中国の事情を反映し、古
き年でありますことを祈念申し上げまして、新年
紙価格については、内外逆転の状態が数ヶ月続く
のご挨拶とさせていただきます。
4
2013(H25)1-15
No.179
初春
委員長に聞く
日本古紙品質)
全原連事業として、昨年は古紙リサイクルアドバイ
ザー認定試験の実施、日本古紙品質認定制度(J-BRAND)
の関東地区における本運用を開始しました。本年 3 月には、
古紙商品化適格事業所の 2 回目の更新作業があります。
経営革新委員会
委員長 梶野 隆史
③企業力向上研修会
3 回目の迎えた同研修会ですが、毎回テーマを設定し
て取り組んでおります。昨年は、「年々減少する古紙の
私が、経営革新委員会の委員長を仰せつかって6年目
発生量の中、問屋同士の協業化を検討した場合、収益は
になります。その間、古紙商品化適格事業所、古紙リサ
どのように変化するか?」というテーマで実施いたしま
イクルアドバイザー、日本古紙品質の 3 つの認定制度の
した。ビジョン会議の結果、
「過当競争」
「発生数量の減少」
立ち上げと実施を行い、全原連事業との連携を図りまし
「コストの増大」という関心事があげられ、これらの問
た。また、関東商組独自の事業としては、昨年 3 回目を
題に次世代の経営者は取り組んで行かなければなりませ
迎える「企業力向上研修会」を行い、次世代の経営者の
ん。自社を中心に考えれば「他社の排除」という考え方
育成に努めてまいりました。おかげさまで、
委員メンバー
になり、それが「過当競争」を生んでおります。その結
の意識も向上して充実してまいりました。昨年 9 月には、
果、業界の利益は放出され、力も減少してついには業界
「ビジョン会議」を湯河原にて行い、今年度に向けての
そのものも呈をなさなくなってしまいます。適度の競争
事業計画の立案に取り組んでおります。
は、業界発展のために必要だと思いますが、過度の競争
①「5 年後の古紙業界」を考えるシンポジウム
は業界そのものの崩壊につながってしまいます。モデル
パネラーの岡村関東地区委員長のご支援を頂いて、関
データを使用してシミュレーションを行うことで、数字
東地区委員会の下部組織として製紙メーカーの若手資材
で理解してもらうためのプログラムです。本年度は、他
担当者と古紙問屋の次世代経営者とで構成する古紙未来
の単組の方々にも関東商組での取り組みを発信していく
懇話会を設立いたしました。この会の目的は、古紙を取
予定です。
り巻く外的環境を問屋サイドとメーカーサイドで意見交
④分別マニュアル
換を行うことで、相互理解を図ることを主としておりま
一般の方が、分別の迷う紙類についてクイズ形式のマ
す。昨年、古紙の歴史について鈴木節夫氏(公益財団法
ニュアルを作成中ですが、当委員会で精査したものを㈶
人古紙再生促進センター元専務理事)と大田原秀義氏(株
古紙再生促進センターの品質企画委員会で検討中です。
式会社資源新報社 社長)をお招きして講演会を開催し、
纏まり次第関東商組のホームページに公開する予定です。
現在行政回収について自治体の方々とお話をさせて頂い
ております。
以上 4 つの事業を本年度も当委員会として取り組む予
②全原連 3 認定制度
定です。
(古紙商品化適格事業所、古紙リサイクルアドバイザー、
安全防災委員会委員長
委員長 齋藤 米藏
平成 25 年 安全防災委員会 事業目標
『全原連加盟組合全社の無事故・無災害実現!!』
5
2013(H25)1-15
No.179
不退転の目標につき、実現迄掲げ続けます。
締切前後に忙しくて、文章を考える時間が無かったから・・・
ではありません!!
本当は、考える時間が無かったのでした (*^.^*)
・・・但し、上記宣言に揺るぎ・偽りはありません!!
現在わかりませんが第一党には関係改善を早急に望むと
ころであります。今年も視察を秋頃に予定をしているの
で、多数の参加を期待しております。
昨年の OCC の輸出価格は年初$228 - 230 に始まり、
需給委員会
委員長 藤川 達郎
2 月に高値$236 まで上がり、3、4 月にかけて 30 ドル
ほど下落、さらに 7 月に 30 ドル近く下落、8 月にさらに
15 ドルほど下がって$165 が底値となりました。昨年で
昨年9月の尖閣諸島の国有化から端を発した中国との
は 70 ドルも下がっております。9 月下旬から反転し 12
軋轢は需給委員会にとっても広州班の視察が中止に追い
月では$202 ~ 205 となりました。その間に 7 月から 8
込まれる事態となって影響を受けました。幸いに中国
月にかけて国内では段古紙が 2 円下がり、連れ安で雑誌
メーカーの輸入ライセンス枠の問題から 10 月より日本
2 円、新聞も 1 円下がりました。さらに輸出価格が8月
からの購入を増やしたことで古紙業界にとっては政冷経
に下がったのをきっかけに 10 月に大手 1 社を除いて2
冷問題は無関係と言えるでしょう。
円下がりました。ここで国内 2 重価格、輸出価格もいれ
しかしこうした問題は依然として長引いているため、
ると 3 重価格という異常な状態が生まれ現在でも続いて
日本経済に重くのしかかっております。日本製品の不買
おります。
だけではなく日本企業の合併、買収の実行が中国当局に
問屋が利益を出すためにはある一定の数量が必要であ
よる競争法(独占禁止法)審査に時間がかかり遅れてい
り、発生数量が落ちていく中でも仕入れ価格を周辺とあ
る例が相次いでいるとのことです。本年も引き続きこう
わせて買わざるを得ません。販売の 3 重価格に対し仕入
した問題が続くでしょう。いつ古紙に影響がでるかもわ
れ価格をいかに設定するのか、こうした問題に対して需
かりません。
給委員会で取り組んでいきたいと個人的に思っておりま
衆議院選挙でどこの政党が第一党になるか 12 月 3 日
す。
の関資連(本部事務局・水道橋)との連携で進めている「古
紙流通環境情報交換会」の交流があります。
2013 年度にどう展開するべきか、目下議論を重ねてい
ます。「持ち去り問題」が軸となっていたため、どうし
渉外広報・IT 委員会
委員長 須長 利行
ても前向きな課題に取り組む余裕がありませんでした。
日本の古紙リサイクルシステムを語るにふさわしい関
東地区を代表する両組織の次の一歩が何かを求める年で
2013 年の当委員会の最大の課題は年度末までに大枠を
す。
仕上げ、新年度の 4 月に「関東商組 50 周年記念誌」を
IT 活用部会が積み重ねた 2012 年の大きな実績を「活
刊行することです。
用」する年となります。システムのパワーが強化された
2 年越しの企画ですが、半世紀に及ぶ先人の足跡を本
ため、ほとんどのコンテンツが載せられるように体力
にまとめるという作業は至難です。
アップしました。活用をめぐって若い部会長への世代交
100 社を超える組合員のプロフィールを追いながら、
代も“独自に”進んで活性化しています。
とりわけ、50 年以上の事業を継続させる半数を超えるメ
情報技術、すなわち IT(imformation technology)
ですが、
ンバーにも注目しながら製作しています。
今日では ICT(imformation communications techuology)
特筆すべき企画としては 50 年間に発行された機関誌
であり、会員のみならず利用者とのコミュニケーショ
「かんとう」の創刊号から 179 号までをデジタルスキャ
ンを目指したい。そのために技術を用いて短時間に多
ニングをして1枚のDVDに仕上げる予定です。
量の情報を整理していくチームづくり(Issues Control
また、当委員会が担当する渉外活動として日資連傘下
Team)ができることを期待します。
6
2013(H25)1-15
No.179
関東商組の臨時総会が決議 組合員の除名と持ち去り古紙の流通防止
昨年 11 月 27 日、関東製紙原料直納商工組合の
49 年の歴史の中で初の臨時総会が開催された。
車を転借した者が行ったこと。
1)違反行為を注意し、再発防止に取り組んでい
る。しかし、転借した者が行ったことに全責
議案の提案理由は次の通り
任は負えず、除名の理由にならない。
1)平成 24 年 10 月 1 日付の杉並区による資源物
1)除名されると古紙回収業を転職としている当
の収集・運搬禁止命令違反公表者名籍に北関
社に「死ね」ということになる。組合方針に
東通商株式会社が掲載された。
従うし、遺漏があったことはお詫びしたい。
1)同社名が同名籍に掲載されたのは平成 23 年
9 月 26 日に引き続いて 2 度目のことであり、
弁明後直ちに無記名投票が実施された結果、
「除
いわゆる再犯である。
名」について提案通り可決された。また、「持ち
1)当該事実は、除名理由の定款第 13 条(5)の
去り古紙の流通(古紙ロンダリング)防止決議案」
信用を失う行為をしたことに該当する。
が緊急議案として提出され、これも組合員本人に
よる挙手の結果賛成多数で可決された。
当該組合員からの弁明を聞き、その主旨として
1)事業所としての持ち去り行為はしておらず、
決議案掲載
持ち去り古紙の流通(古紙ロンダリング)防止決議案
古紙の持ち去りが跡を絶たないのは、それを買う問屋があるからだという
批判ほど私たちにとって不快なことはありません。
しかし、残念ながらこれが全くの的外れとは言い切れないのが実情です。
できることをやるしかありません。そのひとつが自治体等から指摘のあった
ところとは是正措置が完了するまで取引しないことです。
本年 11 月7日付の理事長名の文書によって、下店、系列会社に対しても持
ち去り古紙は取り扱わないよう指導することを組合として申し合わせました。
不正な方法によって得た古紙も買い入れる問屋があれば、製紙原料として
流通してしまいます。私たちにとって「信用」が何よりも大事です。目先の
利益にとらわれて掛け替えのないものを失わないようにするためにも、持ち去
り古紙の流通防止に向けて毅然とした態度で臨むことをここに決議します。
平成 24 年 11 月 27 日
関東製紙原料直納商工組合
7
2013(H25)1-15
No.179
平成 24 年度 第 6 回 理事会
開催:平成24年10月22日
(月)
関東商組事務局会議室
理事・監事 35名
出席 30名(内、委任出席5名) 欠席 0名
域の古紙輸出先の分散化を図る
日時:平成24年11月26日~ 30日
場所:HIDA(財)海外産業人材育成協会
AOTS事業部東京研修センター
参加者:タイ5名、ベトナム5名、マレーシア5名、
(Ⅰ)関東商組 関係
計15名
●審議事項
①杉並区による氏名公表に関する対応策について
(理事会上程 承認)
*杉並区は9 / 24、10 / 1の2回にわたって古紙持
ち去りに関係した者の氏名を公表した。
それに対し、正副理事長会では10 / 11,15,22の3
●報告事項
①総務財務委員会・総合運営委員会(10月15日開
催)
・財務内容は予算通り推移している
②正副理事長会(10月11、15、22日開催)
回にわたって慎重に協議した結果、本日の理事会
・杉並区による氏名公表についての対応策を検討
において提案することとした。
③支部市況報告について
イ.全組合員関係:氏名公表された業者とは一切古
東京都東支部 :10月3日支部会開催(仕入価
紙の取引をしないことを徹底する。
(理事長名による文書を組合員に発信する)
格調整確認)
東京都西支部 :11月15日支部会、価格修正の
ロ.A社に対する組合の対応
・組合としては最も厳しい対応をせざるを得ない。
確認
東京都多摩支部:10月25日東・西合同ブロック
本日の理事会に定款(第13条)に基づき除名す
ることとし、その手続き(除名を議題とする臨
会開催、価格修正の確認
神奈川県支部 :11月9日支部定例会、ブロッ
時総会の招集)に入ることを提案する。
・臨時総会は定款(第39条)により理事会の議決
ク会開催
千葉県支部 :10月11日支部会開催(仕入価
を経て、理事長が招集するとなっています。従
いまして理事会では「除名を議題とする臨時総
格調整確認)
埼玉県支部 :11月10日研修会(石巻工場)
、
会を招集する」ことを決定し、提案する。
・賛成者が過半数をこえていますので臨時総会を
招集する。
価格修正の確認
群馬県支部 :特になし
茨城県支部 :10月18日市況交換会開催、次
[理事数28名、賛成理事数25名、反対理事数0名、
棄権3名(議長及び司会を含む)
]
・臨時総会の開催
④近代化推進事業に係る各委員会報告について
日時:平成24年11月27日
(火)16:00 ~ 17:00
●経営革新委員会(9月18日開催)
場所:ホテル銀座ラフィナート7階「月光」
・古紙商品化適格事業所更新申請(25年4月)に
・理事会(通常)の開催
ついて
日時:平成24年11月27日
(火)13:45 ~ 15:30
・分別マニュアルについて
(古紙の種類を明確化)
場所:ホテル銀座ラフィナート7階「月光」
・企業力向上研修会について
②タイ・ベトナム・マレーシア古紙回収システム研
日時:平成24年10月12日~ 13日
修会について
8
回12月20日開催予定
栃木県支部 :特になし
場所:多摩永山情報教育センター
主催:日本製紙連合会
・
「J―BRAND」運用について
主旨:古紙の回収・分別の技術習得及びアジア地
関東地区委員会において再度説明(メーカーサ
2013(H25)1-15
イドに理解を求める)
運用開始に当たりマニュアル作成(11月1日よ
り運用開始)
No.179
次回開催:
第7回理事会:平成24年11月27日(火)
13:45 ~ 15:30
・ベーラー設置台数について
臨時総会 :平成24年11月27日(火)
・ビジョン会議について
16:00 ~ 17:00
日時:平成24年9月10 ~ 11日
(場所:ホテル銀座ラフィナート 7階 「月光」
)
議題:シンポジウム開催時と現状を比較して状
(住所:中央区銀座1-26-1 TEL 03 − 3564 − 0888)
況が変化している点を議論のテーマと
する。
平成 24 年度 第 7 回 理事会
●安全防災委員会
開催:平成24年11月27日(火)
・安全衛生教育セミナー実施について
ホテル銀座ラフィナート7階 「月光」
・安全実態調査アンケート実施について
理事・監事 35名
・
「防火救命セミナー」
「安全衛生セミナー」
「K
出席 29名 (内、委任出席6名)欠席 0名
YTセミナー」実施について
・
「秋の安全作業月間」
「防火月間」ポスター組合
員へ配布済
(Ⅰ)古紙再生促進センター 関係
●関東地区委員会(10月25日、11月20日開催)に関
する件
●需給委員会(9月26日開催)
・9月度仕入指標価格:段ボール7 ~ 9円、新聞8
~ 10円、雑誌5 ~ 7円
①集団回収感謝状交付団体推薦(10月25日)
・推薦理由:集団回収の開始時期は各団体さまざま
ですが13団体とも今日まで中断することなく集団
・海外視察実施:
回収を継続されています。また、集団回収による
上海(9月4 ~ 7日)
、青島(9月10 ~ 13日)
、韓
古紙回収量も毎年コンスタントな実績を記録し
国(9月10 ~ 13日)
台北(9月17 ~ 19日)
、ハノイ(9月19 ~ 22日)
、
広州(11月13 ~ 16日)尖閣問題で中止
・2012年需給予測:2012年需給差異463万トンと
予測
ています。今後の期待に対し感謝状交付団体とし
て推薦します。
・推薦団体:埼玉県支部12団体、東京都東支部1団
体 計13団体
②集団回収感謝状交付団体贈呈(11月20日)
・式典出席団体:埼玉県支部10団体、東京都東支部
●渉外広報・IT委員会
1団体 計11団体に対し感謝状・記念品を贈呈(欠
*IT活用部会(10月10日開催)
席2団体にはセンターより送付)
・トップページの写真掲載決定
*50周年史編集室会議(10月10日開催)
・10月16日(火)14:00 ~ 16:30座談会開催(ホ
テルラングウッド)出席者25名
*平成25年集団回収感謝状交付団体推薦13団体の依
頼あり
③平成25年1月~ 6月段ボール・新聞・雑誌の消費
計画について
*かんとう編集部会
段ボール:25年1月~3月見直計画 1,770,427t
・178号(平成24年10月15日秋号)発行
(前年比102.0%、前々年比 99.6%)
⑤三紙会(9月21日開催)
・裾物3品仕入実績及び仕入平均単価(2012年8月
度)
25年4月~6月計画 1,890,536t
(前年比100.6%、前々年比100.7%)
新 聞:25年1月~3月見直計画 938,917t
段ボール:8月前月比 96.2%、前年比101.1%
(前年比100.1%、前々年比100.6%)
(仕入実績)8.69円(仕入平均単価)
25年4月~6月計画
新 聞:8月前月比 94.5%、前年比105.5%
(前年比103.0%、前々年比% 112.0%)
(仕入実績)9.45円(仕入平均単価)
雑 誌:25年1月~3月見直計画 545,113t
雑 誌:8月前月比 98.2%、前年比100.4%
(前年比104.1%、前々年比106.3%)
(仕入実績)6.35円(仕入平均単価)
25年4月~6月計画 558,671t
957,207t
(前年比100.7%、前々年比 93.2%)
9
2013(H25)1-15
No.179
*消費計画取り纏め時期の見直しについて
④50周年記念事業について(理事会 承認)
4 ~ 9月(3月から4月)
、7 ~ 12月(6月から7月)
、
・広報誌
「かんとう」
(創刊号~ 179号
(25年新年号)
)
10 ~ 3月(9月から10月)
、1 ~ 6月(11月から1月)
④平成24年度(24年10、11月)古紙品質トラブル報
告について
別紙報告書を「かんとう」ニュース速報と一緒に
をCD化(予算:約70万円)し、50周年記念誌と
一緒に配布予定。
・記念誌及びCDの協賛金として1社5,000円をお願
い致します(50周年記念誌編集室)
。
FAXにて送付致しますので組合員方々は注意す
るようお願い致します(関東商組事務局より)
。
●報告事項
①総務財務委員会(休会)
・正副理事長・総合運営
(Ⅱ)関東商組 関係
委員会(11月12日開催)
●審議事項
・臨時総会(11月27日開催)について打合せ。
①臨時総会の確認について(理事会上程 承認)
②支部市況報告について
*A社からは会長、社長、弁護士の出席の申し出が
東京都東支部 :仕入価格調整確認、1月新年会
あり、11月12日正副理事長会において条件として
開催予定。
弁護士の発言なしとのことを確認承認しました
東京都西支部 :仕入価格調整確認。
ので理事会へ上程。
東京都多摩支部:12月19日東・西合同ブロック会
開催。
②古紙商品化適格事業所認定申請について(理事会
上程 承認)
・
「古紙商品化適格事業所」11月15日1社2事業所(累
計88社260事業所)
神奈川県支部 :11月9日支部会、ブロック会開
催、1月新年会開催。
千葉県支部 :12月11日支部会開催(仕入価格
調整確認)
(千葉県支部及び茨城県支部より推薦)
埼玉県支部 :11月10日研修会
(石巻工場)
、12
③古紙持ち去り識別制度の開始手続きについて
群馬県支部 :特になし
◎「古紙持ち去り根絶宣言車識別制度」実施要網
茨城県支部 :11月29日支部会開催。
・目的・主旨:古紙持ち去り根絶のために持ち去り
栃木県支部 :特になし
月4日ブロック会、12月12日支部会開催。
しない宣言をした古紙回収車両にステッカー表
③近代化推進事業に係る各委員会報告について
示等を施すことで持ち去り車両との識別をする。
●経営革新委員会(11月13日開催)
・運営主体:運営主体は古紙持ち去り問題意見交換
会とし、運用管理は古紙持ち去り問題意見交換会
の識別制度運営部会が当たる。
・古紙商品化適格事業所更新申請について
更新時期平成25年4月1日、第2回更新手続きの
準備に入る。
*古紙持ち去り問題意見交換会の内訳(7団体)
・企業力向上研修会について
①全国製紙原料商工組合連合会、②日本再生資源事
来期も継続する予定。
業協同組合連合会
③関東製紙原料直納商工組合、④関東資源回収組合
・
「J―BRAND」について
平成24年11月1日より運用開始。
連合会、⑤東京都製紙原料協同組合
⑥東京都資源回収事業協同組合、⑦(社)東京都リ
サイクル事業協会
●安全防災委員会(10月30日開催)
・安全衛生教育セミナー実施について
・ステッカー等の発行・登録・発行対象者:
・安全実態調査アンケート実施について
古紙持ち去り問題意見交換会は古紙回収車両所有
・
「防火救命セミナー」
「安全衛生セミナー」
者から古紙持ち去り根絶に関する宣言書兼登録
「KYTセミナー」実施について
申請書の提出を受け、持ち去りの履歴等の審査の
後、登録しステッカー等を発行する。古紙回収車
●需給委員会(11月26日開催)
両所有者は申請書提出時に古紙持ち去り問題意
・11月度仕入指標価格:段ボール7 ~ 9円、新聞8
見交換会にステッカー等作成費用の代金を支払
~ 10円、雑誌5 ~ 7円
う。
(ステッカー代金:1,500円/セット)
・住商紙パルプ㈱は25年1月国際紙パルプ商事㈱と
合併につき、12月分見積り提出なし。
10
2013(H25)1-15
●渉外広報・IT委員会
No.179
*目的:雑誌・雑がみの有効利用を図る上で大き
*IT活用部会(11月8日開催)
な課題となりうる識別マークのあり方を検討し
トップページの写真掲載決定及び視察研修につい
つつ、国内発生古紙のさらなる国内循環を進め
ての検討・確認。
るための雑誌・雑がみの分別方法やその回収方
*50周年史編集室会議(11月8日開催)
法を整理することで、古紙の有効利用について
50周年記念誌制作にあたり、117社へアンケート
幅広く対応するための方策を検討することを目
実施(貴重な写真等)
*かんとう編集部会
的とするものである。
*調査委員会:当組合関係(栗原全原連理事長、
・179号(平成25年1月15日新年号)編集
大久保関東商組理事長、瀧本関東商組副理事長、
④三紙会(10月24日開催)
富所専務理事)
・裾物3品仕入実績及び仕入平均単価(2012年9
月度)
(Ⅱ)関東商組 関係
段ボール:9月前月比 98.1%、前年比 99.4%
●審議事項
(仕入実績)8.47円(仕入平均単価)
①B社の扱いについて(理事会上程 承認)
新 聞:9月前月比 99.2%、前年比 95.4%
*6月20日の理事会において概ね半年間、自主的
(仕入実績)9.32円(仕入平均単価)
な是正策の実施状況を経過観察することを決定
雑 誌:9月前月比 97.7%、前年比 96.5%
した。
(仕入実績)6.18円(仕入平均単価)
*12月10日に蓮田白岡衛生組合とB社を訪問し、
ヒアリングを行った結果、衛生組合の見解はB
◎次回開催:平成24年度 第8回理事会
社に関するトラブルは全くない。また、B社の見
平成24年12月20日
(木)15:00 ~ 17:00
解は蓮田白岡の荷は一切扱っていない。問題の
理事会終了後、忘年会開催(伊豆栄 梅川亭)
あったナンバーの車はシャットアウトしている。
*B社の扱いについては、以上の状況を踏まえ、
平成 24 年度 第 8 回 理事会
再度正副理事長会において議論する。
*11月27日の臨時総会の決議を実りあるものにす
開催:平成24年12月20日(木)
るには、古紙の流通に関わる事業者・団体(自
関東商組事務局会議室
治体を含む)等の協力を得るための活動を積極
理事・監事 35名
的に展開すること。
出席 27名 (内、委任出席8名)欠席 0名
*当組合自ら持ち去りの実態を把握する手法を速
やかに確立すること。
(Ⅰ)古紙再生促進センター 関係
●関東地区委員会(10月25日、11月20日開催)に
GPSによる持ち去り古紙の流通経路の把握(埼
玉県支部で実施する)
関する件
①集団回収感謝状交付団体推薦について
②平成25年新年賀詞交歓会について
*平成25年度集団回収感謝状交付団体推薦13団体
*日時:平成25年1月17日(木)17:00 ~ 19:00
の依頼あり、下記の通り実施致したくお願いし
場所:ホテルラングウッド2階「鳳凰の間」
ます。
*式次第、役割分担
「内訳」
司 会:齋藤米蔵 理事長挨拶:大久保信隆
東京都東支部推薦:2団体、東京都西支部推薦:
来賓祝辞:坂本敏幸、岡村光二
2団体、東京都多摩支部推薦:2団体
神奈川県支部推薦:2団体、千葉県支部推薦:
2団体、群馬県支部推薦:1団体
栃木県支部推薦:1団体、茨城県支部推薦:1
団体、合計13団体
来賓紹介:齋藤米蔵 乾 杯:栗原正雄
閉会の辞:藤川達郎
*予算:140万円(会場費・会食費、土産代)
*当日スケジュール
理事会:14:30 ~ 15:30、ベーラーメーカープ
レゼンティーション:15:45 ~ 16:45
②雑誌・雑がみの有効利用に関する調査委員会に
ついて
新年会:17:00 ~ 19:00、二次会:19:00 ~
* 平 成26年 新 年 会 予 定: 平 成26年 1 月16日( 木 )
11
2013(H25)1-15
No.179
17:00 ~ホテルラングウッド
・
「防火救命セミナー」「安全衛生セミナー」「KY
Tセミナー」実施について
●報告事項
●需給委員会(11月26日開催)
①総務財務委員会(12月13日開催)
・12月度仕入指標価格:段ボール7~9円、新聞
・財務内容は予算通り推移している。
②正副理事長・総合運営委員会(12月13日開催)
③支部市況報告について
東京都東支部 :1月31日新年会開催。持ち去
8~ 10円、雑誌5~7円
・住商紙パルプは25年1月国際紙パルプ商事と合
併につき12月分見積り提出なし。
・豊通セルテックと住商が減るので新しい参加商
り問題は各事業所ごとで対応
社を入れるかどうか検討する。年度末(25年3月)
すること。
までは現状(9社)のままとする。
東京都西支部 :2月5日支部会開催。持ち去
り問題を検討。
東京都多摩支部:12月19日東・西合同ブロック
会開催。2月立川で支部会開
催予定。
●渉外広報・IT委員会
*IT活用部会(12月12日開催)
・トップページの写真掲載決定及び視察研修につ
いての検討・確認。
神奈川県支部 :1月18日支部会、新年会開催。
*50周年史編集室会議(12月14日開催)
千葉県支部 :12月11日支部会開催。千葉県は
・50周年記念誌制作にあたり、117社へアンケート
少子高齢化による人口減少。
放射能問題等抱えている。
埼玉県支部 :12月4日ブロック会、12月12日
支部会開催。持ち去り問題で
GPSを導入すること決定。
群馬県支部 :特になし。高値が散見される。
茨城県支部 :12月20日支部会開催。
栃木県支部 :特になし。
実施(貴重な写真等)の件
・現在理事の方の顔写真掲載のためのお願いの件
・祝辞寄稿お願い(甘利明、坂本敏幸、芳賀義雄、
石田隆、上岡克己、星本昭次、栗原正雄)
*古紙流通環境情報交換会(12月11日開催)
・出席者:大久保信隆、瀧本義継、須長利行、小
池茂男、富所富男、吉川修一(関東商組)
星本昭次、片岡繁、守屋司、新井吉樹、草間貴明、
宮川美智代(関資連)
④近代化推進事業に係る各委員会報告について
・古紙流通環境情報交換会は継続予定
●経営革新委員会(12月6日開催)
・今後の「プラン」の発行について検討
*古紙商品化適格事業所更新申請について
*かんとう編集部会
・更新時期平成25年4月1日、第2回更新手続き
・179号(平成25年1月15日新年号)編集
の準備に入る。
・第2回更新手続きの書類について各単組事務局
へ発送済。関東商組組合員には1月中旬発送予
定。
*企業力向上研修会について
・今後の活動は全国展開を考える(九州地区開催
を検討中)
。
*「J―BRAND」について
・平成24年11月1日より運用開始。
・運用に必要な問題点を再度洗い出し検討する。
⑤三紙会(12月17日開催)
*裾物3品仕入実績及び仕入平均単価(2012年11
月度)
段ボール:11月前月比 96.9%、前年比 98.7%(仕
入実績)7.41円(仕入平均単価)
新 聞:11月前月比 98.2%、前年比 96.4%(仕
入実績)9.12円(仕入平均単価)
雑 誌:11月前月比 94.9%、前年比 98.4%(仕
入実績)5.90円(仕入平均単価)
*ベーラー会議について(安全防災委員会協賛)
・1月17日
(木)新年会の会場でベーラーメーカー
のプレゼンを企画。
◎次回開催:平成24年度 第9回理事会
平成25年1月17日(木)14:30 ~ 15:30
ホテルラングウッド
●安全防災委員会(11月29日開催)
・安全衛生教育セミナー実施について
・安全実態調査アンケート実施について
12
2013(H25)1-15
No.179
年・頭・所・感
皆様あけましておめでとうご
とし有給休暇を消化できること
ざいます。本年もよろしくお願
は正常であろう。そうではない
い申し上げます。平成 25 年の
組合事業について
場合、さらには削減できるもの
三紙会の運営と目標について述
は削減して、これを目標利益と
べさせていただきます。
してよいのであろうか。果たし
「私たちは過当競争を繰り返
関東製紙原料直納商工組合
諮問機関 三紙会会長
㈱斎藤英次商店 代表取締役社長
してきた」と言う。辞書では、
「多
斎藤 大介
数の同業種企業が市場占有率を
て、この目標を持ち競争して発
展はあるのであろうか。
明日への働きが利益の増減に
大きく影響する。今の利益に不
高めようとして激しい競争を展開して正常以下の
満を持つことが必要だ。明日は、昨日よりも利益
利潤しか得られないような状態」とある。今まで
を増やすことの影響を与えるほうが良い。明日の
繰り返してきたのは激しい競争であったが正常以
利益が減少することが無いようにするほうが良
下の利潤になるほどではなかった。しかし、今回
い。人口減少は古紙の発生減少であるから、売上
は正常以下の利潤どころか全く儲からないから、
を増やす行動は過当競争になる可能性が高い。企
私たちの業界は過当競争下にある。では、正常以
業間の競争は無くならない。だから競争を無くし
下の利潤とある「正常利潤」はなんであろうか。
てみんなが同じ行動をしようと実現不可能なこと
私たち業界が世の中に貢献した対価としての利益
は言わない。シェアを高める行動はやめようとも
は何をもって正常とするのであろうか。売上高に
言わない。こうした大きなことではなく、私たち
対して何 % の経常利益を正常とするのか。
の力量で実現可能な対処はある。
利益目標を最初に決め強く知らしめるのは経営
三紙会は業界の発展と会員会社の繁栄を研究す
者であるが、組織としてその目標を持ち業務を遂
ることを目的に発足している。発足時の目的に従
行していく過程で、時には大きく目標を下回るこ
い本会では、業務遂行によって正常利潤を減少す
とが現実である。私の主観だが、どうも私たちは
ることの抑制や予防するための機会とすることが
目標利益が低すぎはしないか。目標利益は正常利
できる。会員各自の思考や行動が正常利潤を持続
潤とも言い換えることができるであろう。競争が
するのに有用である。まず今は正常利潤ではない
激しくなり収益が厳しくなると、社長やオーナー
ことを自覚する。そして正常利潤を得るために実
の所得を減らし、社員の賞与などを減らして目標
現可能なことは何かを考えていく。本年はこの意
利益を下げることがあるかもしれない。これを正
識を高めていきたい。
常利潤と言えるのであろうか。週 40 時間を通常
13
2013(H25)1-15
No.179
より依然と発生は低調で推移し
ている。製品市況も外的要因も
含めた国内需要の低迷による操
業の低下=古紙の消費減となり
10 月 度 定 例 会 日時:平成 24 年 10 月 24 日(水)
会場:関東商組事務局会議室
余剰感が伺える。
【新聞・チラシ重量調査】
新聞・チラシ重量調査 9 月実績 (前年比)
幹事:高橋直人・㈱須 賀
[読 売]朝夕刊 97% チラシ 102% 計 99%
後藤和則・㈱高 岡
[朝 日]朝夕刊 100% チラシ 96% 計 98%
報告:新井英樹・新井紙材㈱
[日 経]朝夕刊 99% チラシ 100% 計 99%
【9 月度 裾物主要三品仕入実績】
次回開催日 11 月 28 日
(水)15 時より
[段ボール]前月比 98.6% 前年比 100.7%
関東商組事務局会議室
[新 聞]前月比 99.2% 前年比 97.6%
[雑 誌]前月比 97.9% 前年比 97.6%
[ブロック別仕入平均単価]
11 月 度 定 例 会 各地区報告、全体的に値下げ傾向。
一部メーカー
日時:平成 24 年 11 月 28 日(水)
段ボール古紙値下げに伴い、各地区対応が検討さ
会場:関東商組事務局会議室
れていた。
幹事:冨澤 進一・㈱冨澤
川嶋 秀明・㈱ナコジ
【上物古紙市況報告】
報告:伊藤 弘幸・㈱二見 上白・特中白:共に発生は低調、操業低下によ
り需給は余剰感がある。
白板向け見当:同様に発生は低調、操業低下に
より需給は余剰感がある。
【10 月度裾物三品仕入実績】
[段ボール]
前月比 105.5% 前年比 102.3%
[新 聞]
前月比 106.3% 前年比 104.4%
代替の白アートも同様である。
[雑 誌]
前月比 108.7% 前年比 101.8%
洋紙向け色上:発生は、低調ながら印刷用紙需
[ブロック別仕入平均単価]
要の低迷により需給は余剰。
各地区報告、全体的に値下げ傾向
家庭紙向け :発生は、産業系、事業系、共に
低調。製品在庫は引き続き過剰
となっており、慢性的な供給過
・業務委員会:上物市況報告
剰となっている。
上白・特中白・白板向け見当・洋紙向け色上
総 括:総体的に上物古紙は発生期では
あるものの、長引く市況低迷に
14
【各委員会活動報告】
特更向け別上・家庭紙向け等
全体的に発生が悪い状態が続いている。
2013(H25)1-15
No.179
≪パルプ市況≫
いで推移。
10 月積対日価格はN、L共に上昇
NBKP:$700 前月比 $20 値上げ
【上物古紙市況】
LBKP:$670 前月比 $20 値上げ
[上白・特中白]
インドネシア産アカシアパルプも前月比 $20 ほ
発生は低調であるが、生産が弱いため低位でバ
ど値上げし $630 − 640 前後のレベルと推測さ
ランスしている。
[白板向け見当]
れる。
・研究委員会:12 月に新聞チラシ重量調査
発生は低調であるが、生産が弱いため低位でバ
・広報委員会:研修旅行に参加された方々から
ランスしている。
の報告が行われた。
[洋紙向け色上]
用紙メーカーが減産しており、製品・古紙とも
次回開催日 12 月 17 日(月)15 時より
関東商組事務局会議室
終了後 忘年会
に余剰している。
[特更向け別上・切付]
11 月から顕著に発生は低調。
[家庭紙向け]
12 月 度 定 例 会 発生は低調であり、裾物に引きずられて輸出価
格も高止まりしていることからタイト感が出てき
日時:平成 24 年 12 月 17 日(月)15:00 ~ 17:00
ている。メーカーによっては原料調達に苦慮して
会場:関東商組事務局会議室
いる所もある。
幹事:平松 邦明・㈱平松商店
[総括]
小野 和之・㈱東京紙業
電子メディアの普及などによる内需の縮小、円
報告:相田 寛文・㈱丸興佐野錦一商店
高を背景にした輸入紙の増加により洋紙メーカー
はリストラを検討している状況であり、それに伴
【11 月度 裾物三品仕入実績】
い古紙の使用も減少傾向にある。
[段ボール]前月比 97.2% 前年比 99.4%
[新 聞]前月比 98.4% 前年比 98.5%
[雑 誌]前月比 95.0% 前年比 98.8%
全体的に発生が低調。仕入れは引き続き値下げ
傾向。
【その他】
・次回の定例会は 1 月 22 日
(火)15:00 より
関東商組事務局会議室にて開催
・平成 24 年度総会は 3 月 24 日
(日)
、25 日(月)
に開催予定
【パルプ市況】
・本定例会終了後に忘年会が開催されました。
11 月積対日価格
NBKP:$720(前月比:△$20)
LBKP:$670(前月比:横ばい)
12 月積については NBKP、LBKP ともに横ば
15
2013(H25)1-15
No.179
三紙会六地区懇談会報告書
開催日:平成 24 年 10 月 29 日 月曜日
会 場:チサンホテル心斎橋
出席者:三紙会 11 名
(斎藤大介会長、近藤國宏相談役、近藤行輝、平松邦明、高橋徳行副会長、冨澤業務委員長、新井
研究委員長、今井財務委員長、水野会計、小池監事、三枝広報委員)
中部 13 名 中国 8名 四国 5名 九州 9名
開催地 近畿 12 名 計 58 名
報告者 三枝裕昭(株式会社 藤川紙業)
(1)開催挨拶(近畿「紙朋会」
仲会長)
く事が望ましいが、ここにきて輸出価格も上昇
「前回の六地区懇談会以降、国内外古紙価格
したため、数量確保の面から輸出価格に応じた
は値下がり、段ボールは2回値下がりする等、
高値の仕入を行う業者も一部ある。
変化している中で各地区のリアルタイムな市況
交換と諸問題に対し議論を交わして頂きたい」
とのご挨拶があった。
2.四国
仕入状況は、行政回収物で新聞記事等を活用
し市況説明にて対応できていると思われる。一
般の受入は値下げ対応できる所と一部高い物も
ある。中・四国地区では地域間格差で段ボール
を先行値下げするメーカーがあり、今回組合と
して団体交渉を行う等の活動を行ってきた結果
的には他メーカーも追随。
持去りは四国全県で条例化された。内容につ
いては異なるが持去りはいけないとの意識付は
できたと感じている。
(2)各地市況報告並びに輸出状況
1.九州
8月のメーカー値下げを受け仕入下げ実施、
一部下げられない物も残っている。坪先に対す
る仕入値下げに関しては契約等から厳しい面も
ある。10月に段ボール古紙価格もう一段の値下
げ。8月分で下げきれていない中で10月に輸出
価格が反発し、仕入に対しては難しい状況とな
っている。実際は、仕入価格を適正に持って行
16
2013(H25)1-15
3.中国
No.179
船足早い日本品の購入意識が強くなったのでは
メーカーの受入ヤードもあり仕入の足並みが
ないか。
取れない地域あり、その他概ね仕入は下がって
(3)その他
いるが高値も残っている。アウトサイダーも輸
出価格下落に応じ落ち着いていた。
◆中部地区の古紙持ち去り撲滅対策について
先般テレビ朝日で放送された「古紙持ち去り
問題」を拝見し中部の取組について伺った。
4.近畿
中部では、子供会や町会等の活動資金も集団
国内価格の値下げに応じ仕入対応行ってい
回収などの古紙回収で賄われている事から市民
る。メーカーの在庫も一杯で数量制限もある。
の持ち去り撲滅に対する意識も高いなか、持ち
また、輸出価格も低調でアウトサイダーも仕入
去り業者に対し直接注意喚起する事は危険な事
を下げている。
もありGPSを使って調査を行っていった。
現在、組合では名古屋市中心に対策を行って
5.中部
きたが、今後は周辺市町村での実施も検討して
主要三品共に発生低調、特に新聞・雑誌の落
いるとのこと。
込みが厳しい。
持ち去り問題を抱えている地区は多く、条例
化されている自治体も増えているが、様々な問
6.関東
題点もあり課題は大きいと感じた。
10月の段ボール値下げに応じ2段階での仕入
◆三紙会から関東地区で実施される「古紙持ち
値下げを検討する所も多いようだが一部下げて
去り根絶宣言車識別制度」について説明させ
いないメーカー、輸出も上昇している事から値
て頂いた。
下げ分スライドは行い難い状況にある。メーカ
ーの発注も中々上がらず、輸出と国内とのバラ
ンスを見ながら仕入対応を行っている状況にあ
る。
懇談会後の懇親会は、ホテル メトロThe21に
会場を移し、紙朋会顧問 塩瀬宣行様の乾杯のご
発声にて和やかに開会し、途中から吉本興業の芸
人3名が登場し、関西らしい「お笑い」があり、
◆古紙輸出状況(各地区総合)
楽しい宴となった。
国慶節明け以降、三品価格上昇、$20の上
次回開催の中国地区 岩本会長の中締めの挨拶
昇幅となる中国国慶節前の在庫手配、年内の古
でお開きとなった。
紙枠、アメリカの港湾ストによる供給不安から
17
2013(H25)1-15
No.179
三紙会 タイ視察研修報告
◆第1日目 11月21日 ( 水 )
会長による挨拶と乾杯で、タイ視察の幕が開きま
報告者 (株)今井 今井拓也
した。
お二人と一緒に夕食を囲みながら現地のさまざ
11 月 21 日(水)9時 45 分 成田国際空港第
まな情報をご享受頂き、再びバスに乗り込み、宿
1旅客ターミナルに、今回のタイ視察旅行に参加
泊先のロイヤルオーキッドシェラトンホテルへ移
する三紙会メンバー総勢 24 名が集合しました。
動後、
各自明日からの視察に備え部屋に分かれて、
フライトは 11 時 45 分発のタイ航空TG 643 便で
本日は解散となりました。
す。
11 月 23、24、25 日の三連休を控えているせい
もあり、空港内は朝早くから人で賑わっておりま
した。チェックインカウンターで飛行機は満席と
の情報を聞き、若干気持ちが下がり気味になりま
したが、気を取り直して出国手続きを済ませ、免
税店を覗いたり、飛行中に読む雑誌を買ったり、
喫煙者はこれから約 7 時間の禁煙に耐えるため喫
煙ルームで吸い溜めしたり・・・と皆それぞれ出
国前の時間を過ごしました。
11 時 45 分、いよいよタイに向け出発。今回搭
タイでの最初の夕食(マンゴーツリー)
乗した飛行機は機体が小さく、シート間隔も狭く
◆2日目 11月22日(木)
感じました。約 7 時間の狭いシートに耐え、無事
報告者 (株)ナコジ 川嶋秀明
バンコク スワンナプーム国際空港に定刻通り
新井紙材 ( 株 ) 新井英樹
に到着。この国際空港はバンコクの中心地から
約 32km 東方のサムットプラーカーン県にあり、
旅行2日目 我々は今回最初の視察先メーカー
2006 年9月に全面開港したばかりの新空港です。
である「UNITED PAPER」社へ向かう為、朝7:
機内から外へ出るとムッとするような暑さで夏へ
30 にホテルを出発、とにかく渋滞の多いバンコ
逆戻りしたような感覚を受けました。ちなみに時
ク市内を抜け、タイ北東部プラチンブリ地区にあ
差はマイナス2時間です。
る同社工場に着いた時には時刻は 10:30 を過ぎ
手荷物受取所のコンベアーからスーツケースが
ておりました。
出てくるまで多少時間はかかりましたが、無事入
到着後バスを降りた瞬間、南国タイに来た事を
国審査を終え、今回の旅の案内をして頂くガイド
改めて感じさせる暑い日差しと熱気の中、まず始
のパーさんの出迎えを受け、専用大型バスに乗り
めに原料古紙の在庫置き場を拝見しました。段原
込み、一路バンコク市内へ向け出発。途中バンコ
紙メーカーという事で、ほとんどは段ボール古紙
ク名物の渋滞に巻き込まれながら外を眺めている
ですが、一部国内物のミックスも見受けられまし
と日本車の多さに驚きつつ、約1時間かけバンコ
た。目に付いたのが段ボール古紙の山ごとに貼ら
ク市内の「マンゴーツリー」
(夕食会場)へ到着。
れた「NOCC」や「IOCC」といった聞き慣れな
そこで今回の研修先である製紙メーカーや古紙問
い(見慣れない)貼り紙で、今回アテンドいただ
屋をアテンドして頂いく日本紙パルプ商事の大久
いた日本紙パルプ商事の大久保氏・山田氏の通
保氏、現地駐在員の山田氏のお二人と合流。斉藤
訳によると「N」はノルウェー、
「I」はイスラ
18
2013(H25)1-15
No.179
エルの意味とこのと。他にも南アフリカやシンガ
いためあまり多く使うと製品の強度に問題が出て
ポールなどからも古紙を輸入しているそうです。
くる。繊維を強くして欲しい」とのご返事をいた
もちろん我が日本の「JOCC」も海を超え立派
だき、我々一同苦笑。
な山を築いておりました。
一通りの在庫を拝見した後 我々一行は工場内
の会議室に通され、まずは5分程の同社のPRビ
デオを拝見(正直何を言っているかわかりません
でしたが・・)、その後時間も押していた為、早
速先方の工場長より会社概要の説明・質疑応答と
なりました。
以下その内容についてご報告します。
・ 設立は 1994 年。設立理由としては、同社のオー
UNITED PAPER 社工場長と斉藤会長
ナーが元々「箱屋」で自前の原紙が欲しいとい
う思いから製紙会社を立ち上げたとの事。
・ 原紙の生産量は 10 万トン/年で、品種はKラ
イナーと中芯が半々。
・ 原料古紙は、1万トン/月使用。7割がタイ国
和やかな会話のやりとりを終え、工場正門前で
一同記念撮影。次の視察先へ向かうべくバスに
乗り込み工場長さんの見送りを受け「UNITED
PAPER」社を後にしました。
内品、残りの3割が輸入品で、在庫置場で拝見
したように広範囲から調達しており、今はノル
ウェーの物が多い(ノルウェー品は繊維が強い)
との事。
・ 日本品も今までは高くあまり買わなかったが、
最近安くなってきた為、少し買い始めた。現在
は月 500 ~ 1,000 トン使用。
・ 古紙の配合については、輸入古紙は主にライ
ナー、国内古紙は中芯に使用しているとの事。
・ 調達価格については、国内古紙は工場着価格で
UNITED PAPER 社での記念撮影
6バーツ/kg(2.7 円換算で 16.2 円/kg)
。
ノルウェー品は、210 ドル/トンとの事。
・ 原紙については、中芯を 300 トン/月だけベト
ナムに輸出しており、残りは全て国内で製品
(箱)化。
昼食後、バンコク市内に戻る途中、バンコク市
内より約 30 kmの直納問屋「JP PAPER」社を
見学。
同社は、バンコク近郊、市内に合わせて3つの
・ 製品(箱)については、輸出の割合が多く復興
ヤードを持ち、月間 7,000 ~ 10,000 トン古紙を扱
需要等で堅調な国内販売の反面、輸出はヨー
う問屋で、
総従業員数は 70 名。今回見学したヤー
ロッパ経済の減速等から非常に悪い状態が続い
ドは、同社の中で2番目に大きいヤードで、月間
ている。
扱い量 1,500 トン 従業員 15 名。
一通りの質疑が出揃った後、最後に三紙会斎藤
ベーラーは、90 馬力を使用している。
会長よりお礼の言葉と共に今後更なる JOCC の
上物 40% 裾物 60%が大体の扱い比率。回収
使用量増のため、何か我々日本の古紙業者に対し
業者からの買い入れがメインとのこと。
ての要望がないか質問した所、工場長曰く「日本
銀行より排出されるオフィス系古紙は、選別さ
品は異物が少なく品質的には充分だが、繊維が弱
れたものを持込業者より購入するものが多いとの
19
No.179
2013(H25)1-15
こと。
ゲートを通るが、要所に警備員が配置されていた
見学した時の「JP PAPER」社の工場着の売り値は
のが印象的だった。事務所へ案内され挨拶を交わ
新聞紙 したあとは、スクリーンで施設案内を受け質疑応
7.2 バーツ/ kg(2.7 円換算で 19.4 円/ kg)
答に応じて頂いた。
ミックス 5.3 バーツ/ kg(同 14.3 円/ kg)
OCC 7.0 バーツ/ kg(同 18.9 円/ kg)
マガジン 7.0 バーツ/ kg(同 18.9 円/ kg)
オフィス系白物 10.0 バーツ/ kg(同 27.0 円/
kg)
カップストック 7.2 バーツ/ kg(同 19.4 円/
kg)
回収業者から仕入れ価格は、上記販売価格から
「マイナス 0.5 バーツ」が大体の相場とのこと。
工場内で働いている 作業員の人件費は、1 人
タイの海鮮料理に舌鼓を打つ参加者
一日 300 バーツ。番線は、1kg あたり 30 バーツ
だそうです。
ローカル段ボールの購入価格は6~ 6.5 バーツ、
午前中に訪問した「UNITED PAPER」社同様、
MIXは5バーツということ。昨日視察を行った
昨年までは景気がよかったが、今年からは売上が
問屋の売値とほぼ同様の価格帯であった。新段は、
少し下がっている、量をこなすことにより利益を
段ボールよりも 0.2 ~ 1.0 バーツ程高いとのこと
得ていると社長は話されていました。輸出に関し
だった。
ては、台湾・韓国・ベトナムなどに販売している
輸入古紙の中で日本品の割合が高かったので、
とのことでした。
その理由を伺ったところ高品質であることを評価
して頂いている結果のようだ。ありがたいことで
◆3日目 11月23日(金)
ある。
3日目は、3つのグループに分かれて活動しま
事務所での説明を受けた後、現場を案内された
した。
が、現場は撮影禁止ということで写真に残すこと
が出来なかったことが残念でならない。今回はタ
(1)視察グループ 報告者 王子斎藤紙業(株)
本田 拓人
イクラフトの工場内を見学させて頂いたが、ロー
カル古紙の品質は思いのほかきれいであったのに
驚いた。受入品質検査をシッカリ行っている成果
タイ国内で最も生産量の多い「SCG PAPER」
ではないかと思われる。
社(グループ子会社含めて)の工場を今回訪問さ
工場内の見学を終え、皆で食事に行くことに
せて頂いた。
なった。工場の近くでよく見ないと通りすぎてし
バンコク市内からおよそ 130 km離れたところ
まいそうなところに食堂があり、ローカル色が色
に位置し、片道約3時間かけて車で移動した。
濃く、かなり心配したが、予想に反して料理はど
まず目に付いたのが、段ボール古紙に消防用車
れも美味しく頂くことが出来た。
ご馳走様でした。
輌で放水している姿だった。
理由を伺ったところ、
今回説明を頂いた SCG PAPER 社の Chaitad
外は乾燥し日中は最高気温 42℃までいく日もあ
Santiparp 氏他1名は、我々を案内する為にわざ
るということで火災防止の為だそうだ。この日も
わざバンコクから来ていただいたようだ。本当に
既に 35℃近くまであり、充分考えられると思っ
うれしい限りで感謝申し上げたい。
た。
また、タイへ到着から本日に至るまで丁寧に案
門をくぐり事務所へ案内されるまでいくつかの
内を頂いた日本紙パルプ商事(株)の大久保氏に
20
2013(H25)1-15
No.179
⑤ 品質基準
も重ねて感謝申し上げます。
視察先:SCG PAPER 社
説明者:Raw Material Section Manager
Chaitad Santiparp 氏
Procurement Officer
Panisara Marukapitak 氏
LOCC
NDLK
MW
Moisture(水分)
14.0%
12.0%
14.0%
OT(異物)
3.0%
0.0%
0.0%
PW(禁忌品)
0.2%
0.0%
0.5%
⑥ 配合比率
古紙
パルプ
中芯
100%
0%
ライナー
90%
10%
白板
80%
20%
①設備概要
880,000 ㎥
AREA SFT(植林)
SCL(パルプ)
45,000 acres
86,000 t/年
TKIC(タイクラフト)
586,000 t/年
TUPI(タイユニオン)
190,000 t/年
※TKIC(タイクラフト)
500t / 日 の 処 理 能 力 を 有 す る 機 械 を 4 機
(4.4m 幅)TUPI(タイユニオン)
250t / 日 の 処 理 能 力 を 有 す る 機 械 を 2 機
(3.0m 幅)
(2)ゴルフグループ 報告者 (株)高岡 後藤 和則
7時 30 分にホテルを出発し、バンコク市内か
ら車で約 40 分のところにある「グリーンバレー
カントリークラブ」に到着。
タイのゴルフは、
「1人のプレーヤに対し1台
②仕入品目
OCC、NDLK(新段)
、MW(Mixed W
aste)※ 雑誌とオフィスミックスは同様に
管理している。
のカート、1人のキャディー」というスタイルで
あるとのことを予習していた(聞いていた)が、
着替えを済ませクラブハウスを出ると、すでに
カートには貸クラブがセットしてありキャディー
もスタンバイ済み。
壮観な状況の中、
クラブでカー
③ 仕入割合
国内品
600,000 t/年
JOCC(日本)
240,000 t/年
AOCC(アメリカ) 60,000 ~ 72,000 t/年
EOCC(ヨーロッパ)12,000 ~ 24,000 t/年
④ 品質検査内容
区分
気温 35 度の中、18 ホールのスループレー。「無
事に回りきれるか?」と不安を抱え、3組に分か
れ9時スタート。慣れないクラブと言葉の壁に四
苦八苦しながらも、1人の途中棄権者も無く無事
プレーを終えて、
クラブハウスで全員至福の一杯。
内容
トを選ぶ人、キャディーでカートを選ぶ人・・・。
検査
互いの健闘を称え楽しく帰路(ホテル)に。
優勝(ベスグロ)
新井英樹 2位 島田秀彦(ド
①水分
1コンテナ当り 全ベールを
2ヵ所水分検査
②異物、禁忌品
1コンテナ当り 3ベールを 開梱検査
①水分
1コンテナ当り 4ベールを 2ヵ所水分検査
報告者 井出紙業(株)
井出 一之
1コンテナ当り 2ベールを 開梱検査
バンコク市内から北へ約 76km、世界遺産の街
②異物、禁忌品
LOCAL
(国内品)
IMPORT
(輸入品)
ラコン)小池茂男 (ニアピン)遠藤龍二2個、
島田秀彦
(3)アユタヤ観光グループ
としてその名を馳せる古都・アユタヤ。650 年ほ
ど昔に栄えたアユタヤ王朝の首都を見学しまし
21
2013(H25)1-15
No.179
た。昨年、チャオプラヤー川の氾濫等により街全
の衝突が一部で起きた。
体が水浸しになった映像は記憶に新しいが、見学
この影響により道路封鎖もおきた為、大渋滞によ
をした場所では、その影も見えないほどであった。
り身動きが取れなくなる危険性から、一部の日程
ガイドのパーさんの説明を受けながら、
「バン
を変更しバス移動を極力少なくして、チャオプラ
パイン宮殿」(アユタヤ王朝第 27 代プラサート・
ヤー川を使った船移動に切り替え、観光を行った。
トーン王が築いた宮殿)や「ワット・ヤイチャイ
モンコン」(寝釈迦像)
、木の根に抱かれた仏頭が
有名な「ワット・マハタート」などを見学。象の
背中に揺られ、王様気分も味わいました。
観光の1シーン
午前中はバンコク市内から約 80 km離れたダ
ムヌンサドゥアックの水上マーケットを見学、午
観光の1シーン(王様気分)
後は専用の渡し船(?)を利用し、暁の寺、涅槃
仏で有名な「ワット・ポー」などの見学を済ませ
時間の関係で、駆け足での見学となりましたが、
研修最終日を終えることが出来た。
次にアユタヤの地を訪れることがあれば、是非ラ
夕食後、バンコク市内からスワンナプーム国際
イトアップされたアユタヤ遺跡を眺めてみたいと
空港へバスでの移動中、私はお腹を壊し、危機一
思いました。
髪といった状態に追い込まれてしまいましたが、
ガイドさんの優しさと現地ドライバーさんのアク
◆4日目 11月24日(土)
ティブな運転と三紙会メンバー方の優しい励まし
報告者 (株)山室 三宅 雅也
の!?お陰で何とか粗相なく空港のトイレに辿り
着くことが出来ました。
そして予定通り、スワンナプーム国際空港 22
時 30 分発の便で成田空港へ、到着は日本時間 11
月 25 日(日)の6時 30 分。皆無事に帰宅致しま
した。
観光の1シーン(専用渡し船に乗り込む模様)
事前に地元新聞等で騒がれていたが、予告通り
バンコク中心部でインラック首相の退陣を求める
勢力が大規模な集会を開き、1万 7000 人の警官
隊と規制線を突破しようとするデモ隊約 2 万人と
22
タイでの最後の晩餐(タイスキ)
2013(H25)1-15
No.179
委 員 会 トピックス
安 全 防 災 委 員 会 か ら る様子が感じられたことです。
。また、他社の人
達と意見を交わす機会は中々ないのですが、グ
ループディスカッションの中で、震災対策につい
安全衛生教育セミナーステップ1に参加して
(株)國光 内田康貴
てなど、色々な話を聞けたのも良かったと思いま
す。
今後、機会があれば、他社の方から話を伺って
自分の職務のヒントにさせてもらいたいと思いま
10 月 20 日(土)の午後、
安全衛生教育セミナー
す。有難うございました。
ステップ1を受講させて頂きました。
当社では事業所の次長が2カ月毎に集まる「安全
衛生推進者会議」を行っています。そして、私は
総務経理部に所属しており、今期よりこの会議の
「防火・救命セミナーに参加して」
㈱大久保 RDV 事業部 田中正成
事務局員として事業所のバックアップをすること
になったので、今回の受講となりました。
平成 24 年 10 月 17 日、防火・救命セミナーに
参加させて頂きました。15 社 28 名の参加で、
「消
火・通報訓練」と「応急救護訓練」
「火災予防講和」
を上野消防署にて受講いたしました。
安全衛生教育セミナー
セミナーの内容は、①ビデオ教材の鑑賞、②ビ
デオについてグループディスカッションと発表、
③グループワーク:
「箱運搬作業」をテーマにした
防火・救命セミナー
「作業指示書の作成」と発表でした。ビデオ教材の
まず、
「消火・通報訓練」を署内の屋外訓練施
内容は、工場の新任職長が作業班内のトラブルや
設にて消火器訓練を行いました。所員の方の説明
それを乗り越えていく過程を描いたものでした。
によると、実際に置いてある消火器では 15 秒~
今回のセミナーに参加させてもらって良かった
18 秒くらいしか薬剤を噴射することができない
ことは、安全衛生への取り組みが全社を挙げての
との事でした。私は、もっと長い時間、秒ではな
取組みにとどまらず、業界を挙げて取り組んでい
く、2 分くらいはできるのではないかと思ってい
23
2013(H25)1-15
No.179
たので、驚きました。それと同時に的確に噴射し
く知りませんでした。実際に訓練をすると、使い
なければならないと思いました。そして、噴射距
方は音声ガイダンスに従い操作するので、とても
離についても一般的に置かれているタイプは。わ
簡単でした。しかし、自分が実際に AED を使用
ずか 2 ~ 3 メートル程度の噴射距離がないとの事
しなければならない状況に遭遇した時に、落ち
でした。噴射距離も私が想像した以上に短いもの
着いてできるかと考えると少し不安です。また、
でした。ますます、適格に火元に向け噴射しなけ
AED の使い方以上に難しかったのは、気道確保
ればという思いがつのりましたが、実際に消火器
と心臓マッサージの訓練でした。心臓マッサージ
を持ち火元に向けて噴射すると、これが思うよう
は想像以上に体力を使うし、的確な位置に正し
にできません。こんなに難しいとは思ってもいま
い姿勢でリズムをきちんと取りながら力を入れ
せんでした。消火器の使い方についても詳しく説
マッサージしなければならない。いい加減なマッ
明して頂きました。私のマンションも各階に消火
サージでは、
何の役にもたたないのです。実際に、
器がおいてありますが、今までどのようにして使
AED を使いまた、的確な応急処置により助かっ
うかなど考えた事もありませんでした。今回のセ
た方も大勢いると伺いました。 ミナー受講により、消火器の使い方には自信が持
今回、このような大変貴重なセミナーを受講さ
てたような気がしました。
せて頂き、本当にありがたく思っております。消
屋外訓練の後、屋内で救命セミナーを受けまし
火活動の難しさ・人命救助の難しさを痛感いたし
た。ダミー人形を使っての AED の取扱いについ
ました。いざという時、こうした訓練を受けてい
ての説明を受けました。最近では、駅や学校など
る人が多くいることできっと役に立てると思いま
の公共施設に AED が設置されていますが、今回
す。今後もより多くの方がこのセミナーを受ける
受講を受けるまでは、その使い方についてまった
ことができますようにと願っております。
24
2013(H25)1-15
No.179
経営革新委員会から
第3回企業力向上研修会報告書(平成 24 年度)
報告者 経営革新委員会
委員長 梶野 隆史
1.開催日時 平成 24 年 10 月 12 日(金)
、13 日(土)
2.開催場所 永山情報教育センター(東京都多摩市諏訪 2-5-1)
3.開催役割 統括責任者 梶野隆史
企画運営及び進行役 藤井康輔
企画運営及び進行役 齋藤 彰
企画運営及び進行補佐 新井重樹
4.研修内容 1)講師による変動損益計算書を中心とした財務諸表に関する講義
(演習問題含む)
2)グループワークにて、サンプルデータを分析。設問に対しシミュレーションをして収益を改善す
るための方策を検討しグループごとに発表する。
5.設問及び語句説明 6~7頁参照
6.スケジュール
1 日目
2 日目
14:00
受付
7:00
朝食
14:30
開会・スケジュール
9:00
協業化の可能性について討議
14:45
財務諸表に関する講演
10:30
休憩
16:15
休憩
10:45
最終発表
まとめ・質疑応答・連絡事項
16:30
自己紹介
課題の提示・財務諸表の分析
12:00
解散
18:00
夕食
19:00
財務諸表の分析・PL及び収益分析
表の作成
20:30
中間発表
1 日目まとめ・質疑応答・連絡事項
21:00
自由時間
7.対象者 若手経営者及び営業所長または将来の所長候補
8.参加人数 16 名
9.参加者名及びグループ分け
25
2013(H25)1-15
No.179
グループ表
氏名(敬称略)
会社名
役職名
統括
梶野隆史
㈱梶谷商事
代表取締役社長
進行
藤井康輔
㈱藤井
専務取締役
進行
斎藤彰
進行補佐
新井重樹
㈱新井商店
常務取締役
古澤誠
栗原紙材㈱
開発営業本部 開発営業部
近藤茂嘉
美濃紙業㈱
営業
鈴木悠一
㈱藤川紙業
4
村梶純平
㈱國光
係長
5
小塚静
こづか㈱
専務取締役
仁平武史
JP 資源㈱
関東事業部 営業部 係長
村山辰徳
㈱山室
課長代理
8
山室一敏
㈱國光
係長
9
橋本聡明
三弘紙業㈱
八王子営業所 営業所長
堀川一夫
王子斎藤紙業㈱
係長
岡田重明
㈱共益・商会
営業部
12
島英雄
栗原紙材㈱
管理部 経理課 主任
13
太田吉計
㈱富澤
事業部長
西川友明
㈱大久保
多摩古紙センター 昭島所長
秋山俊之
㈱金澤紙業
取締役
中村和夫
東京資源㈱
取締役事業所長
1
2
3
6
7
10
11
14
15
第1グループ
第 2 グループ
第 3 グループ
第 4 グループ
16
(有)斎藤宏商店
営業課
10.講師による講習資料 8~ 11 頁参照
11.研修会風景
委員長挨拶
26
個別にグループを見る上山講師
2013(H25)1-15
No.179
ございます。
【悪かった点】
・思ったより受講者のレベルが高く、2日目に時
間を持て余す班がでてしまった。もう少し2日
目のプログラムを練ればよかった。
進行に努める藤井委員
・1日目と2日目の班を異なる班にする案を当初
考えていたが、グループ内の親密度を高めるこ
とを優先したため、廃案としてしまった。2日
目の班のあり方をもう少し考慮する必要があっ
た。
・懇親会を実施するかどうか、常に迷うところで
ある。
以上 藤井委員
14.所感
集中を切らさない各グループ
あくまで現実的な数値を求めるグループもあれ
12.アンケート集計報告 12 ~ 14 頁参照
ば理想的な数値を求めるグループもあり興味深
13.今回の感想及び今後への反省点及び改善点
かった。通常アンケートは空欄を埋める為に記入
① 30 分ごとに新しい設問にとりかかるので集
中力が高まっているように見えた。
②各グループとも進捗が早く時間を持て余す
された文章を目にすることが多いが、今回は多種
多様な意見が書かれていたと感じた。全体を通し
て何度も発表する機会があったがグループごとの
優劣は感じずにグループの個性が強く感じられ
グループもあった。
③グループの討議を妨げないようにしていた
が定期的に各グループをまわるべきだった。
た。また年代別に分けたことで個性の助長となっ
たと思う。
以上 齋藤委員
【よかった点】
・年齢別にグループを分けたことで、グループ内
での議論が前回よりも活発になったと感じた
・講師の講義と実際のグループディスカッション
の流れが前回よりスムーズに行えたと思う。
・受講者の人数が揃わないと成り立たないプログ
ラムにしてしまったため、人員確保に苦労した。
委員長を始め、委員の方々が受講者を探して頂
いたため、無事開催できた。本当にありがとう
27
2013(H25)1-15
No.179
渉外広報・IT 委員会から
50 周年記念誌の製作進行中、組合の先輩らと座談会開く
王子斎藤紙業㈱ 新川 徳一
2013 年 5 月に関東商組が 50 周年を迎えるに当
たり、「50 周年記念誌編集委員会」を立ち上げ大
久保理事長、須長委員長兼編集室長を中心に記念
誌編集に取り組んでおります。
そんな中、2012 年 10 月 16 日に「温故知新 関東商組 古紙リサイクル 50 年を振り返って」
というテーマをもとに業界の諸先輩方をお招き
して座談会ならびに懇親会を渉外広報・IT委員
会主催で開催致しました。
ご出席頂いた各人より、業界との出会い・活動、
現役時代の一番の思い出、また、入社当時の古紙
業界や製紙業界の状況、業界の変化等につきまし
てもお話して下さり、和気藹々の中、あっという
間の 4 時間でした。
①新聞の DIP 可能になったこと、
② 30 貫~ 60 貫(110kg ~ 230kg)の古紙を担い
での大変な肉体労働であった、
③梱包機の誕生、業界の近代化、輸出事業
などなど短い時間の中でしたが、大変盛り沢山な
内容となり、是非、50 周年誌の中で、後世に残
したい貴重なお話として編集し、生かしたいと
思っております。
本年総会までに出来上がる「50 周年記念誌」
をご期待下さい。
座談会にご出席いただいた先輩の皆様
左 鈴木 節夫氏(元古紙再生促進センター)
右 白井 俊市氏(元古紙再生促進センター)
杉山 正幸氏(三ツ矢産商㈱)
久保田 邦雄氏(元三弘紙業㈱)
杉崎 稔氏(元㈱山博)
泉 巌氏(元㈱山室)
深田 豊作氏(元㈱國光)
28
2013(H25)1-15
No.179
タイ、ベトナム、マレーシアを対象とした古紙回収システム研修会開催報告
2008 年に大阪で開催された第 1 回持続可能な
発表会、及び研修生と日本側有識者との間で意見
発展のためのアジア林産品産業会議において、ア
交換会が行われた(添付資料 2 研修会カリキュ
ジア地域の古紙需給バランスの改善に向け、日本
ラム)
。
が率先してアジア各国の古紙回収率の向上に協力
することを確認した。これを受け、当連合会では
4.研修成果発表会
財団法人海外技術者研修協会(現:財団法人海外
自国の古紙リサイクルの現状及び研修の受講成
産業人材育成協会)の制度を利用し、2009 年か
果について研修生による発表が行われた。それぞ
ら 2011 年にかけて中国の製紙産業関係者を対象
れの概要は以下の通り。
とした古紙回収システムに関する研修会を 3 度開
催した。
昨年度の研修会で中国を対象とする研修会が一
(1)各国の古紙リサイクルの現状
① タイ
・ タイでは、回収されない廃棄物は埋立処分
区切りとなったことから、今年度の研修会の開催
されており、その削減が課題となっている。
について、当連合会と経済産業省紙業服飾品課が
タイ政府は 3R(Reduce、Reuse、Recycle)
検討を行った結果、新たに東南アジア 3 カ国(タ
を普及させようと地方政府の廃棄物管理に
イ、ベトナム、マレーシア)を対象にした研修会
おける技術的・財政的支援や、民間企業に
を開催した。
おける廃棄物回収の支援を行っているが、
廃棄物全体の回収率は 22%(2011 年)と
1.開催期間及び開催場所
依然低い状況。古紙やビン、空き缶などの
平成 24 年 11 月 26 日(月)~ 30 日(金)
、財
廃棄物は、排出段階では分別されているも
団法人海外産業人材育成協会(HIDA)AOTS 事
のの、回収段階において混合されてしまう
業部東京研修センター のが問題となっている。
・ 2012 年におけるタイの古紙回収量は 220 万
2.研修者
トン、回収率は 53%になると予想されてい
タイ、ベトナム、マレーシアの製紙会社から
る。うち、段ボール古紙(OCC)について
15 名(各国 5 名)が参加。
(添付資料 1 研修会
は、回収量は 130 万トンで回収率は 70%と
参加者リスト)
高い水準になっているが、新聞古紙(ONP)
や雑誌古紙など他の古紙については、先進
3.研修カリキュラム
国に比べ回収率は 10-20%低い水準となっ
古紙リサイクルに関する製紙業界及び古紙回収
ている。タイの古紙の輸入量は年間 100 万
業界の取り組み、政府の施策や自治体の取り組み
トンレベル(うち OCC 70 万トン)で推移、
に関する講義の他、製紙工場・古紙ヤード、古紙
古紙需要に占めるシェアは約 30%となって
の行政回収の実地見学を行った。
いる。
また、研修最終日には、研修生による研修成果
② ベトナム
29
2013(H25)1-15
No.179
・ ベトナムの 2011 年における古紙回収量は
管理における大きな問題となっている(水
88 万トンで前年から 20%増加したものの
濡れによる品質低下、腐敗など)
。また、
回収率は 34%と非常に低い水準にある。ベ
マレーシア政府は古紙を廃棄物と見なし輸
トナムにおける古紙回収の状況は、10 年前
出を禁止している。この、古紙を資源では
の中国と同じと考えられる(2001 年の中国
なく廃棄物と見なされることが古紙回収率
の古紙回収率は 27.2%)
。
向上の阻害要因となっている。
・ 家庭から排出される古紙は回収業者が有価
物として買い取っている。古紙の回収日は
指定されておらず、個々の家庭が売りたい
時に売るシステムとなっている。
・ ベトナムでは、ベーラーのあるヤードが国
・ 循環型社会に向けた取り組みにおいて政府
の果たす役割の重要性を認識した。政策面
において、特に 3R の重要性を理解した。
内 30 カ所しかなく、処理能力も低い(平
今後、業界団体であるベトナム紙パルプ連
均 1.2 万トン / 年)
。また、ベトナム国内の
合会(VPPA)が中心となり、ベトナム政
製紙工場(約 300 工場)の多くを占める小
府に対し古紙リサイクルへの支援、特に政
規模工場では回収業者と直接取引するケー
策面での支援を要請していきたい。同時に、
スもある。回収業者と小規模製紙工場の直
住民に対して古紙リサイクルに関する啓蒙
接取引では、古紙はプレスされていない回
活動を行い、古紙の分別排出を推進してい
収時のままの状態で取引されている。この
きたい。
(ベトナム)
ような取引では、古紙は低価格で取引され
・ 日本ではリサイクルに関する法制度が整備
ることから、問屋にとって大きな問題と
されている。また、リサイクルの意識が住
なっている。その結果、
現状では 30 台のベー
民の間にしっかりと根付いている。また、
ラーのうち半分が休止状態。
日本では地方自治体が行政回収や集団回収
③ マレーシア
・ マレーシアの古紙流通経路は排出源→回収
業者→問屋→製紙メーカーとなっている
を通じ古紙リサイクルに大きな役割を果た
していることが分かった。
(マレーシア)
・ 日本では、回収業者、直納問屋、製紙メー
が、製紙メーカーが印刷工場など大規模排
カー間の信頼関係が確立されている。また、
出先から直接買い取るケースもある。
古紙リサイクルに関するデータや情報の共
・ 過去 5 年間、マレーシアにおける古紙の輸
有、国民への啓発、様々な意見交換などに
入依存度 14-20%で推移してきたが、2011
おいて、日本製紙連合会、全国製紙原料直
年に段ボール原紙の増設が行われたため、
納商工組合連合会、古紙再生促進センター
2012 年は古紙需要が増大、2012 年の国内
といった業界団体が大きな役割を果たすこ
回収量は 140 万トンであるの対し、古紙需
とを認識した。
(タイ、マレーシア)
要は 208 万トンで輸入依存度は 30%に拡大
・ 日本の古紙が高品質である理由の 1 つとし
する見通し。なお、古紙の主要輸入先は欧
て、古紙の分類が細かく設定されているこ
州、米国、豪州となっている。
とが挙げられる。我々も古紙の分類を細分
・ マレーシアの高温多雨の気候が古紙の品質
30
(2)受講成果
化し、またそれについてパンフレット等を
2013(H25)1-15
No.179
通じた啓蒙活動を行い、国内回収古紙の品
商工組合連合会理事長、瀧本義
質向上に取り組んでいきたい。
(タイ、マ
継・関東製紙原料直納商工組合
レーシア)
副理事長、片岡繁・日本再生資
・ 工場や作業場がきれいなことに感心した。
源事業協同組合連合会組織運営
・ はじめから分別をしっかりやることの重要
強化委員長、上河潔・当連合会
常務理事
性を改めて感じた。
・ 日本側に対する要望としては、
①このような研修コースは自国のリサイク
意見交換会では、研修生から生業的回収人が多
ルシステムを考える際に極めて有益であ
く、家庭からも有価でないと引き取れないなどの
り、是非続けて欲しい。その際には政府
問題点の指摘とともに、行政の役割やリサイクル
関係者も呼んで欲しい。
における流通業の成り立ちなどについての質問
②リサイクル率向上のために、まず第一段
や、日本における古紙の価格設定やその安定化の
階として何をしたらよいのかなど具体的、
仕組み、古紙品質の維持のための工夫などについ
専門的アドバイスを聞かせてほしい。
て質問があった。
③リサイクルシステム構築の民間流通段階
これに対し、日本側からは古紙回収システムの
での合弁企業の設立等への投資をして欲
確立について、全体的な回収システムの確立に取
しい。
り組むのではなく、例えば、タイ、ベトナム、マ
④廃棄物ボイラー設置への支援をして欲し
レーシアにおいて最重要課題となっている段ボー
ル古紙(OCC)を対象に民間企業が中心になっ
い。
などが挙げられた。
て回収システムの確立に取り組み、徐々に全体の
システム構築を目指していくことも一案ではない
5.日本側有識者との意見交換会
かとの指摘もあった。また、古紙の品質基準は各
研修会の最後のプログラムとして研修生と日本
国で異なっており、輸出もその基準で行われてい
側有識者との間でタイ、マレーシア、ベトナムに
るが、古紙が国際商品化しつつある今日、各国が
おける古紙回収システムの改善策に関して意見交
話し合いを行い、古紙の品質について共通の基準
換会を行った。日本側からは以下の 10 名が参加
を設定する必要があるとの意見も出た。
した。
―日本側参加者:坂本敏幸・経済産業省紙業服飾
6.次回研修会について
品課長、岩崎貴信・公益財団法
研修生は各講義・見学において熱心に質問を行
人東京都環境公社技術部国際協
うなど意欲的に研修に取り組んでいた。今後の研
力事業担当係長、岡村光二・王
修会開催については今のところ未定となっている
子エコマテリアル㈱取締役社
が、来年度以降も引き続きインドネシアを含む東
長、西井弘明・レンゴー㈱理事
南アジアを対象とした研修会が開催できるよう、
資材部長、木村重則・公益財団
またその際には政策立案に係る政府関係者の参加
法人古紙再生促進センター専務
が得られるよう経済産業省等に働きかけを行って
理事、栗原正雄・全国製紙原料
いきたい。
31
2013(H25)1-15
No.179
アジア紙リサイクルシステム構築研修コースの古紙問屋見学
㈱新井商店 新井重樹
11 月 29 日(木)に、財団法人海外産業人材育
成協会の協会事業であるアジア紙リサイクルシス
テム構築研修コースの研修生 15 名が弊社綾瀬営
業所並びに統括事務所を訪問され、日本古紙リサ
ヤード内質疑
ヤード見学
イクルの現場を見学された。
今回の研修生は、月曜日から金曜日までの研修
日程の中で、既に日本製紙連合会や、
国内製紙メー
カー、全原連理事長、経済産業省、実際の国内製
紙工場、行政の回収現場等を研修してきており、
古紙問屋は当社のみ研修というスケジュールであ
ります。
ヤード内質疑
弊社としては、当協会からの研修受け入れは昨
年に引き続き 2 回目である。平成 23 年は、中国
造紙協会を中心とされる中国の製紙メーカー 15
社が訪れた。今回の平成 24 年は、タイ、マレー
シア、ベトナムの 3 か国から各 5 社ずつの 15 社
15 名が訪れ、実際の古紙選別基準や現在の販売
価格、品質等について、熱心な質問をされた。今
回参加された製紙メーカーでは、日本より既に多
くの古紙を購入されている会社から、まだ、あま
り日本から多く購入してない会社もあったが、品
質の安定されたものを継続的に購入したいと多く
の方が話をされた。水分等のクレームに対してど
のような対応されるのかなど、かなり突っ込んだ
ヤード見学
32
質問もあり、品質の担保を非常に気にしている印
2013(H25)1-15
No.179
象を受けた。こちらからは、クレームには、販売
でも真摯な意見交換がなされました。当初、1 時
商社ともに是是非非で対応すると述べ、現在、組
間の研修予定であったが、30 分上回り、90 分も
合で進めているJ-BRANDについての説明や
の研修であったが、双方が十分満足する研修会に
日本の古紙リサイクルの特徴として、心で廻るの
なったと思います。
が真のリサイクルであるとの話をし、和やかな中
参加者集合
訪問代表者挨拶
新聞古紙回収袋について説明
弊社概要の説明
発信者
東芝情報機器株式会社
東日本営業統括部 首都圏支社
〒 135 − 8505 東京都江東区豊洲 5 − 6 − 15
(NBF 豊洲ガーデンフロント 7 階)
TEL 03(5144)3490 FAX 03(5144)3287
システムソリューション第二営業部 担当:生田
33
2013(H25)1-15
No.179
支部だより
埼玉県支部 日本製紙石巻工場研修報告
三弘紙業株式会社 石塚利勝
立派な私立病院があり周囲には沢山の民家があっ
たはずでしたが、病院だけが残っていました(現
在立入禁止)
。
平成 24 年 11 月9日 埼玉県支部は 21 名にて
午後3時石巻工場に到着。多忙中にもかかわら
3.11 の震災後1年8ヶ月を過ぎたみちのくの
ず漆畑様、千葉様、星野様の手厚い歓迎を受けま
大手製紙メーカー日本製紙石巻工場にお邪魔する
した。本日6組目の訪問客だそうです。お忙しい
事になりました。
中申し訳ありませんでした。
11 月に復興したとは言え多忙中ではないかと
心苦しい思いもありました。
慰霊碑
3月 11 日 14 時 46 分三陸沖を震源とする地震
発生(M 9.0 震度 7)地震発生後1時間で大津
波が到達。従業員と家族、協力会社は避難指示に
従い裏山の指定避難場所へ避難 当時勤務 1,306
名全員無事避難、非番の方が避難出来ず 20 名震
災にあったそうです。工場内は浸水 2m30cm で
電機設備、ボイラー設備、パルプ設備が被害を受
モニュメント
けたそうです。
しかし工場周囲の民家では4mを超える津波が
仙台駅からバスに乗り継いで約2時間のあい
襲い、工場構内に流入した家屋 18 棟からは、犠牲
だ、高速道路は場所によって復旧工事車両が多く
者 41 名発見されたとの事です。周囲が4mを超え
他県の車が渋滞を引き起こす原因かも知れないの
る津波にもかかわらず、構内 2m30 の浸水被害で
で迂回しながら、一路日本製紙石巻工場へと向い
とどまったかについては、海岸よりのチップ置き
ました。
場(高さ6m弱)とその右側に古紙置き場があり
やがて石巻市内に入り海岸方面に眼を向けると
壁になった可能性があるとお話されていました。
石巻工場の高い煙突が威風堂々と白煙をなびかせ
工場の先輩方は津波の時はチップの山に登れと
ていました。
言われたそうです。実際に周囲が1割程度しか流
石巻の復興の象徴とも思えたが、通りすぎる仮
されておらず不動の山だったそうです。
設住宅の多さにも驚きました。工場前の海岸道路
震災直後は全社員、他工場応援部隊の応援で瓦
の右は海、左は工場のチップ置き場。その先には
礫処理から始まり3月 31 日~ 4 月 17 日までにイ
34
2013(H25)1-15
No.179
ンフラの復旧がなされました。瓦礫は7月まで人
事に致しました。ゴルフ組は太白CCで朝から天
海戦術で処理したとの事でした。ボイラー設備は
候に恵まれ楽しくプレー出来たようです。観光組
11 月完全復旧、パルプ設備LBK P が 12 月、24
は塩釜港から遊覧船で松島まで芭蕉コース。塩釜
年からはNBK P が2月に復旧、マシン8M /
港は震災後の復旧も速く漁港には日本各地から沢
C が 9 月 16 日、 4 M /C11 月 15 日 24 年 N 5
山の漁船が新鮮な鮮魚を水揚げしていて近海物が
M / C2月 22 日 N6M / C3月9日 7M /
多いそうです。
C4月 19 日 N2-2C / R8月 30 日に再稼働
し生産設備6ラインが全て復旧し、生産能力年間
85 万tと復興計画を 100%達成したとの事です。
これらの抄紙機は主に微塗工紙 50%、コート紙
33% その他中下級紙、上質紙、新聞用紙となっ
ています。
また、引込線である石巻駅から構内に至る専用
鉄道(日本製紙グループ南光運輸が貨車入換作業)
も被害を受けたが年内には復旧の見通しとの事で
慰霊碑に献花
す。
さて今回の埼玉県支部研修ではいろいろとお話
遊覧船でのガイドさんの話によると塩釜港、松
を伺った後に石巻工場モンスターマシンN6マシ
島市内は松島湾に浮かぶ数々の島 桂島、寒風沢
ンを見学させて頂く事になりました。N6マシン
島、大森島、鷺島、朴島等数々の小さな島が防波
とは抄紙機と塗工機が一体となった高速マシンで
堤の役割を果たし被害が少なかったそうです、松
紙を抄きながら表面のコーティングもする世界最
島湾に浮かぶ島々は津波が乗り越えて押し寄せて
速の抄紙機です。
来たが島の住民 900 人は昔からの言伝えで津波の
網 幅 9,450m/m 日 産 100.5 t 妙 速 1,800m/
時はどこどこへ避難する事との教えを守り、皆無
分とN6マシンは 24 時間稼働工場内でも一番大
事でしたが住居は壊滅したそうです。
きなマシンで2階部分に設置されており1階部分
の電機設備が被害にあったとの事でした。
N6マシンは見学中写真撮影禁止のため詳しく
お伝え出来ませんが轟音と共に最速で力強く復興
に向けて抄紙している様にも思え感動致しました。
次に今後の津波対策ですが海岸道路を盛土して
高くする計画があり、それに合わせ事務錬を新築
するとの事でした。
最後に工場入口奥に 11 月に慰霊碑が完成した
との事で代表として埼玉県支部長 近藤豊氏より
集合写真
献花 災害に遭遇された皆様の御冥福をお祈り又
松島でも太平洋側先端に位置する宮戸島から野
二度とこのような震災が起らぬ様に重ねて合掌い
蒜地区石巻に向かう沿岸地域は6mを超す津波に
たしました。
襲われ大きな被害がでました。宮戸島には綺麗な
海水浴場、小さな入江が沢山ありましたが近くの
11月10日 民宿、民家は崩壊状態で今も復興が進んでいない
日本製紙石巻工場研修も終わり今日は組合員の
との事です。
親睦を深めるため、ゴルフ組と観光組に分かれる
遊覧船は松島港に着き沢山の遊覧船、観光客で
35
2013(H25)1-15
No.179
にぎわっておりました、遊覧船の船着き場は海に
健脚だなと感じた。グラバー園では坂本竜馬を
浮上しており津波発生時は船を固定し、災害を免
匿ったという部屋も見学した。庭からは長崎港が
れたと聞きました。
一望でき、その景観は素晴らしかった。雲仙に向
最後に松島湾から近い瑞巌寺に向かい途中御成
かい 1 日目を終わる。
門先にあった樹齢 100 年近い杉の木が 300 本も塩
害で倒れる危険があると伐採されていました。 国宝の瑞巌寺本堂と庫裏は震災時瓦1枚たりとも
被害無し。御成門、太鼓塀、中門は国重要文化財
で同様に被害無し。
青葉城から城下を見下ろす伊達正宗公の瑞巌寺
が無事でした。
日本三景の松島と瑞巌寺はこの先も末長く後世
に残して伝えたい文化遺産です。
今回はこの様な機会を与えて頂き、調整して頂
工場内見学 2
いた方達に感謝すると共に、石巻工場の関係者様
2 日目も晴れ、島原に向かい城下町武家屋敷を
には、お忙しい中対応頂きました事、この場をお
散策する。殆どが塀だけを残し現代風の住宅に
借りして感謝申し上げます。
なっていた。島原港からフェリーで熊本へ。熊本
ありがとうございました。
城を見学後、蔵の町を探訪、みそ・しょうゆ蔵の
見学、一帯が鍛治町・紺屋町と町名が残り職人の
茨城県支部 長崎・熊本視察研修旅行記
関東商組茨城県支部 支部長 水越 盛行
記 録 横溝 和生
町という風情があった。球磨焼酎蔵元の繊月酒造
を見学、人吉温泉に宿をとり 2 日目を終わる。
最終日も快晴。ホテル近くの国宝。青井阿蘇神
社を見学、屋根が藁ぶきと珍しい神社である。丁
10 月 7 日より 9 日まで 3 日間の連休を活用し
度、お祭り当日にぶつかり、人が大勢集まってき
て、日本製紙八代工場の視察見学を目的に、長崎・
ていた。残念ながら八代工場の見学時間が迫って
雲仙・熊本と九州方面の視察研修旅行を参加者は
いたので、八代に向かった。
11 名で行った。
工場内見学 3
工場内見学 1
日本製紙八代工場の視察見学。事務部原材料課
3 日間とも晴天に恵まれ、長崎空港に到着した
職員の案内で工場内を見学させていただいた。最
時は夏のような暑さだった。最初の見学は、国宝
初は会議室で映像を使って工場の概要の説明を受
の大浦天主堂。坂の町長崎を代表するように、小
け、続いて工場内を見学させて頂いた。日本製紙
高い山に聳え立っていた。それにしても昔の人は
八代工場は、大正 13 年操業開始と歴史があり、
36
2013(H25)1-15
No.179
10 万坪(東京ドーム 3 個分)の敷地を有し、新
球磨川より 1 秒間 2 tを給水。何度も使用し循環
聞用紙が主力でコピー紙・上質紙・書籍用紙等を
して球磨川に戻しているとのこと。工場近辺には
年間 50 万t(1,430 t / 日)生産している。原料
住宅・学校などがあり、ゴミが飛散しないように
は、古紙 40%、チップ 60%で、古紙は九州各地
チップは野積みせずトラックごとチップ保存庫に
より調達しているとのこと。チップは針葉樹(杉
収納していた。
の廃材)を 20 t車で 1 日 200 台使用している。
地域社会との信頼関係を保持し環境問題にも力
を入れている素晴らしい工場との印象を受けた。
研修終了後、国の重要文化的景観・通潤橋で休憩
し熊本空港に向かい帰路に就いた。実りある研修
旅行となった。
説明を受ける
チップを荷台から収納庫へ
懇談中
また、八代工場は循環型リサイクルを目指し、
電力は 100%自家発電。残った電力は九州電力・
四国電力等電力会社に販売している。水も近くの
記念撮影
http://www.kk-sakurai.com/
37
2013(H25)1-15
No.179
関東商組創立 50 周年記念総会及び式典のご案内
日 時 平成 25 年 5 月 16 日(木)
場 所 日暮里サニーホール(ホテルラングウッド内)
企 画 50 周年記念講演(講師未定)
記念品 ・50 周年記念誌「温故知新」の配布
・広報誌「かんとう」創刊号〜 179 号全冊の DVD
訃 報 衷心よりご冥福をお祈りいたします
東京都西支部 株式会社 和光 取締役会長 斎藤 和義 氏 平成 24 年 11 月 9 日逝去。享年 82 歳。
東京都多摩支部 森田紙業 株式会社 会長 森田 英一 氏 平成 24 年 11 月 25 日逝去。享年 89 歳。
神奈川県支部 株式会社 タンザワ 会長 中村 茂市 氏 平成 24 年 12 月 24 日逝去。享年 77 歳。
編
集
後
記
新年あけましておめでとうござ
い。したくても足の引っ張り合い
たむきさに心打たれ、背筋が伸び
います。今年もよろしくお願い致
で審議が先に進まない。こうした
る思いがしました。
します。
状況を今年こそは見たく無いし聞
日本人もまだまだ捨てたものじ
昨年の 12 月 16 日衆議院議員選
きたく無いと窃に思っています。 ゃありません。日本人の勤勉・粘
挙が行われ、自民党が 294 議席と
しかし去年は暗い事ばかりでは
り強さ・誠実・緻密・和を重んじ
いう圧倒的な議席数を獲得し与党
無く山中教授がノーベル医学生理
る心は根幹にしっかりあります。
に返り咲きましたが、その顔に笑
学賞を受賞されるという嬉しいニ
浮かれず、嘆かず、一歩づつ前に
顔は無く今置かれている日本の現
ュースもありました。教授のスピ
進める一年でありますよう心から
状の深刻さを現していると思いま
ーチに「ノーベル賞は過去のこと、 願っております。
す。
メダルは大切にしまいもう見る事
皆様のご多幸を祈りつつ年頭の
国民が政治家の言う事を信用出
も無いと思う。今後は科学者とし
ご挨拶とさせて頂きます。
来ない、政治家が国民に約束した
てすべき事をしたい」と話してお
言葉を政治に反映する事が出来な
られました。その仕事に対するひ
38
小池 茂男
2013(H25)1-15
No.179
迎 春
新井紙材 株式会社
代表取締役 新
井 重 雄
東京都港区麻布十番2-7-1
TEL 03-3408-5862
株式会社 新井商店
代表取締役 新
井 勝 夫
東京都台東区根岸5-14-13
TEL 03-3873-9111
株式会社 育峯紙業
代表取締役会長 毛
塚 育 男
代表取締役社長 毛
塚 孝 男
茨城県古河市小堤315-14
TEL 0280-98-2632
FAX 0280-98-2635
株式会社 今 井
代表取締役社長 今
埼玉県さいたま市浦和区
針ヶ谷1-1-14
TEL 048-831-5468
市川紙原 株式会社
原 正 幸
千葉県市川市平田1-20-11
TEL 047-322-3301
王子斎藤紙業 株式会社
代表取締役社長 白
砂 一 樹
東京都新宿区新宿1-34-8
新宿御苑前ビル3階
TEL 03-3226-6611㈹
株式会社 大久保
代表取締役社長 大
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成25年 元旦 (アイウエオ順)
株式会社 海 原
代表取締役社長 海
株式会社 國 光
原 健 二
群馬県館林市新宿1-9-34
TEL 0276-73-0047
株式会社 梶谷商事
代表取締役社長 梶
野 隆 史
東京都杉並区堀ノ内3-13-3
TEL 03-3315-4411
株式会社 金澤紙業
代表取締役社長 金
澤 基 彦
神奈川県藤沢市白旗4-2810
TEL 0466-81-0865
久保信隆
東京都荒川区東日暮里1-40-5
TEL 03-3891-1188㈹
代表取締役 木
下 茂
神奈川県川崎市幸区戸手4-12-18
TEL 044-544-5611
株式会社 共益・商会
代表取締役社長 赤
染 清 康
東京都品川区南大井6-8-11
TEL 03-3763-9431
栗原紙材 株式会社
代表取締役 栗
原 正 雄
東京都荒川区東日暮里1-27-9
TEL 03-3806-1751
株式会社 小池商店
代表取締役 小
代表取締役社長 朝
倉 行 彦
東京都台東区東上野1-28-12
TEL 03-5816-7055
株式会社 近藤商店
代表取締役社長 近
藤 國 宏
東京都台東区元浅草4-2-8
TEL 03-3843-3866
株式会社 斎藤英次商店
代表取締役 斎
藤 大 介
千葉県柏市柏6-1-1
TEL 04-7186-6701
株式会社 齋藤久七商店
株式会社 木 下
井 文 男
代表取締役社長 栗
昨年中はいろいろ有難うございました。
池 茂 男
東京都新宿区新宿1-20-2
TEL 03-3354-9321㈹
代表取締役 齋
藤 順 孝
東京都荒川区東日暮里4-14-2
TEL 03-3806-2897
株式会社 齋藤商店
代表取締役社長 齋
藤 米 蔵
東京都千代田区神田神保町1-46
TEL 03-3293-7701㈹
株式会社 佐久間
代表取締役 佐
久 間 浩
トータルインフォメーションセンター
千葉県四街道市四街道1544-2
TEL 043-420-6501
三弘紙業 株式会社
代表取締役会長 上 田 雄 健
代表取締役社長 上 田 晴 健
東京都文京区本郷1-30-17
TEL 03-3816-1171㈹
39
2013(H25)1-15
No.179
迎 春
JP資源 株式会社
代表取締役社長 宮
田 博 和
株式会社 下田商店
代表取締役会長 土
方十四江
代表取締役社長 土
方 道 明
東京都日野市万願寺2-35-6
TEL 042-583-0753
株式会社 須 賀
賀 清 文
株式会社 坪野谷紙業
野谷光男
栃木県下野市柴1-4
TEL 0285-44-5005
株式会社 富 澤
代表取締役会長 瀧 本 義 継
代表取締役社長 冨 澤 進 一
代表取締役副社長 佐 々 木 強
埼玉県川口市元郷3-21-31
TEL 048-227-3098 FAX 048-226-2044
田 敏 夫
東京都渋谷区恵比寿西2-6-6
TEL 03-3461-5910
永田紙業 株式会社
取締役会長 永
田博太郎
取締役社長 永
田耕太郎
埼玉県深谷市長在家198
TEL 048-583-2141
40
株式会社 水 越
代表取締役会長 名
古路勝彦
代表取締役社長 辻 昭 彦
東京都千代田区神田錦町2-5-16
TEL 03-5280-3710
株式会社 平松商店
代表取締役 平
松 邦 明
東京都渋谷区幡ヶ谷2-42-5
TEL 03-3378-5631
代表取締役 藤
川 達 郎
東京都荒川区西日暮里2-32-20
TEL 03-3807-9347
株式会社 ブシュー
代表取締役 近
藤 豊
埼玉県新座市野火止1-13-41
TEL 048-479-7578
株式会社 二 見
代表取締役社長 須
長 利 行
専 務 取 締 役 須
長 勇 太
神奈川県小田原市中町3-13-22
TEL 0465-23-3125
取締役会長 増
田 唯 之
取締役社長 増
田 唯 利
東京都葛飾区立石2-23-17
TEL 03-3694-8824
株式会社 丸十商店
代表取締役 高
代表取締役社長 水
越 盛 行
〒316-0036
茨城県日立市鮎川町2-1-35
TEL 0294-36-2545 FAX 0294-35-8121
http://www.mizukoshi-re.co.jp/
皆川商事 株式会社
代表取締役社長 皆
川 三 彦
東京都板橋区舟渡1-9-11
TEL 03-3968-2427
美濃紙業 株式会社
会 長 近
藤 征 雄
社 長 近
藤 勝
東京都足立区千住緑町3-18-16
TEL 03-3882-4922
株式会社 山 博
代表取締役社長 山
室 泰 洋
代表取締役常務 山
室新太郎
東京都台東区元浅草3-8-4
TEL 03-3845-2828
株式会社 山 室
株式会社 増田商店
株式会社 中 田
代表取締役社長 中
平成25年 元旦 (アイウエオ順)
株式会社 藤川紙業
東京都荒川区東日暮里2-28-11
TEL 03-3891-6224
代表取締役 坪
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社 ナコジ
東京都中央区日本橋室町4-2-10
TEL 03-3279-3381
代表取締役 須
昨年中はいろいろ有難うございました。
橋 德 行
東京都足立区本木2-10-1
TEL 03-3849-7201
代表取締役社長 畑 俊 一
東京都台東区元浅草2-2-15
TEL 03-3844-8191