地域の寺子屋推進事業 - こども緊急サポートネットワークふくしま

25 年度・福島県・地域の寺子屋推進事業
18 年~「仕事と子育ての社会づくり」を目的に、病児保育、
(病気外)一時的な預かり、集団託児、家事支援等、
実践的な子育て支援に取り組む「緊サポ・連合体」が、県内に 15 拠点あります。各拠点は、各地域の子育て支
援の受付窓口として機能していますが、そこに「親子の居場所を推進していきます」というのが、本企画の趣旨
です。その為、15 拠点中、川俣町、郡山市で 2 ヶ所、本宮市、福島市(中山間地)で親子講座を実施しました。
実施内容は下記の通り、小児鍼・異文化交流・手話と体操・茶道とエステというように、変化を加えました。ラ
ストは、参加団体が集っての反省会とファンドレイジング(資金調達)講座。今後も、各地での「親子の居場所
づくり」(目的)の為、「親子向け講座」
(手段)を実施していくには、
「先立つもの」が必要という事ですね。
(日時)11 月 5 日(火)10:00~14:00
(場所)NPO法人コミュニティちゃばたけ(川俣支部)
(内容)小児鍼・体験講座
(参加数)39 名(子ども 20 名、大人 19 名)
(日時)11 月 6 日(水)10:00~12:00
(場所)チャイルドルームこはらだ(郡山・東支部)
(内容)小児鍼・体験講座
(参加数)15 名(子ども 12 名、大人 3 名)
平成 25 年度福島県地域の寺子屋推進事業の第 1 弾として、小児はり体験講座を開催しました。11/5 は、NPO 法人コミ
ュニティちゃばたけ(川俣町)、11/6 は、チャイルドルームこはらだ(郡山市)にて。緊サポとの関係で言えば、川
俣支部、郡山東支部です。
小児はりの講師は、鍼灸支援ネットの皆さま。協力は、曹洞宗 東日本大震災 災害対策本部 復興支援室分室さま、 全
国曹洞宗青年会 災害復興支援部さま、チャイルドラインふくしま
さま。
小児はりは、ウィキペディア等によれば、無侵襲(刺さない)。 主に大阪地方で発達。疳の虫、喘息、アトピー性皮膚
炎、夜尿症、便秘、食欲不振など小児の慢性疾患全般に効果を上げています。
という事ですが、「はり」だけど「刺さない」の意味が、当日の様子をみて、ようやく理解できました。
大人には、こんな感じ。
子どもには、鍼灸用のはりで、なでる感じ。刺さない上に、足ツボをグリグリやるような感じとも違いました。痛く
ないので、誰も泣きません。泣いてた子は、「ママ~どこ?」と別の要件。ママは、隣の部屋でツボ押され中。
郡山では、場所が保育所なので、子どものみの参加が多い。お坊さんの頭が気に入ったらしく、何度も撫でに来た子
もいました。
参照:こども緊急サポートネットワークふくしま・ブログ
全国曹洞宗青年会災害復興支援部・フェイスブック
(日時)12 月 21 日 10:00~12:30
(場所)本宮市中央公民館
(協力)NPO 法人本宮いどばた会(本宮支部)
(内容)異文化交流会
(参加数)27 名(子ども 12 名、大人 15 名)
12/21。本宮市で、「異文化交流会」を実施。講師は、中国育ちの方(個人名は伏せます)
内容としては、中国の教育事情の講話。一人っ子政策の影響で、子ども達は、夜 8 時頃まで勉強。0~3 歳は、親が働い
ているので託児所に行っている。遊びとしては、ゲームをしている。
他には、子ども達が民族衣装を着て、写真撮影。その後、チヂミ、イカ炒めを作る料理教室を実施。
参照:こども緊急サポートネットワークふくしま・ブログ
福島民友(県中版)12/22
福島民報(県中版)12/23
(日時)1 月 18 日(土)18:00~21:00
(場所)喜久田ふれあいセンター(喜久田公民館)
(協力)こころのひろばアプリルーム(郡山・北支部)
(内容)手話・体操・押し花手紙
講座
(参加数)26 名(子ども 15 名、大人 11 名)
この地域では、夜の方が集まりやすいという事で、夜の開催となりました。まずは「緊急サポート」事業の説明。ア
プリルームとの関係。本企画の「地域の寺子屋推進事業」の趣旨を知りたいとの事で、時間を頂きました。
こころのひろばアプリルームでは、障がい者とのコミュニケーション手段として、手話を推進しています。そこで、
今回初参加の方もいるため、手話講座を実施。
押し花手紙・講座は、女の子たちが夢中でした。右は講師の作品。
体操講座は、男の子たちが夢中でした。
(日時)2 月 8 日(土)10:00~12:30
(場所)福島市庭塚集会場
(内容)子ども・茶道体験
母親にエステ
(参加数)33 名(子ども 12 名、大人 21 名)
2014 年 2 月 8 日(土)雪が積もり始める中、
(福島市)庭塚集会場で、
「イベント・母親にフェイスマッサージ。
子に茶道体験」を実施しました。趣旨としては、地域での親子の交流の場、地域コミュニティの再生が目的です
ので、初案では「だんごさし」の予定でした。
しかし、庭塚周辺に「宗偏流の茶道の先生がいる」という話から、子ども達は、茶道をやった事がないに違いな
い。夏休みの学童で、座禅を実施した時も、日常と違う雰囲気に、一言で言えば「ピシッ」とした感じになった
事を踏まえ、そういう体験も必要ではないか?と考えました。
おじぎの作法としては、2 種類習いました。今回は、お稽古ではなく、体験ですので、正座ができる子もいれば、
落ち着けない子もいて、それに合わせて頂いた感じです。特別に、点前(茶碗に抹茶を入れ、湯を注ぎ、茶筅で
かき回す)も、やらせていただきました。特に、2 歳の子が興味を持ったらしく、自分で入れて、3 杯飲んでい
ました。
フェイスマッサージの方は、POLA THE BEAUTY 福島店に、ご協力頂きました。
参照:こども緊急サポートネットワークふくしま・ブログ
(日時)3 月 20 日(木)13:10~14:40
(場所)本宮市民元気いきいき応援プラザ えぽか
(内容)寺子屋事業反省会・ファンドレイジング講座
(参加数)7 名(大人 7 名)
寺子屋事業に参加した本部・川俣支部・本宮支部・郡山喜久田支部が集い、反省会とファンドレイジング講座を
実施。
小児鍼を実施した川俣支部では、11/5 の後も、継続的に小児鍼を実施している。25年度も、隔月で実施される
方向。川俣町以外からの参加者も募る予定。今後、拠点での趣味の講座にもつなげていく。ママの笑顔、子ども
の安心した顔を見て、もっと頑張らねばと思った。
本宮支部では、色々な年齢の子達が触れ合う機会となった。上級生にサポートされ、包丁に挑戦する子達は、嬉
しそうでした。また、障がいのある子は、居場所やイベント参加の機会が少なく、親としても「迷惑にならない
か」と心配しながらの参加でしたが、楽しかったそうです。
(本宮)事務局としても、イベントの企画・広報等
からの参加として関わり、勉強になりました。
郡山喜久田支部では、震災後、家で過す子が、今でも多くいる中で、集い、共に学べ、安心できる居場所づくり
と考え企画に参加した。家族での参加、友人と参加等、子どもから大人までが集い、やりたい事に参加していま
した。
ファンドレイジング講座は講師をお招きし、寺子屋事業の助成終了に伴い、他財源の確保や自主での開催に向け
て、やりくり等を学びました。各支部とも、地域の居場所づくりを共通課題に挙げており、高齢者も、低学年で
も参加できる、障がいのある子も、支援者(ボランティア・スタッフ)側も、そのような各種企画を実施してい
きたいとの事で、まとまりました。