ライブラリー・ニュース 平成23年 1月号 リクエスト図書 江戸

ライブラリー・ニュース
【新刊図書・絵本】
・ブラバン(津原
・彼女との上手な別れ方(岡本
貴也
著)
って考えをあらわし,意思を伝えあいます。
著)
玲子
・60の用語でわかる!福祉なるほど解説
㊤㊦巻
著)
日本手話の原形というべき言語が生まれました。古河氏は,生徒たちが日常的に
全3巻(C・S・ルイス
・大活字『泥棒と若殿
他』(山本
年)古河太四郎が京都で日本で初めての聾学校「京都盲唖院」を設立し,そこで
著)
・宇宙からやってきたオペア(エミリー・スミス
・ライオンと魔女
周五郎
弟子が手話法を学び帰国したギャローデットによって広められました。欧米と比
べ日本における手話の歴史は浅く,本格的な手話の成立は1878年(明治11
【新刊点字図書・大活字・デイジーなど】
直子
1760年に,ミシェル・ド・レペがフランス・パリに最初の聾唖(ろうあ)
教育施設を創設し手話での教育を始めたことが最初とされ,アメリカではレペの
・だるまてんぐのあかてんくろてん(廣嶋
・だれにあえるかな(工藤
手話の歴史①
う者)が中心となって使用しています。手やうでの動き,形,また表情などによ
・できる大人のモノの言い方「ほめ言葉」の秘密(話題の達人倶楽部 編)
祥智
vol.104
音声言語と並ぶ言語です。手話は聴覚障害者(ろ
・プリズン・トリック(遠藤 武文 著)☆江戸川乱歩賞受賞作品
・ゆきねこちゃん(今江
平成23年 1月号
手指動作と非手指動作を同時に使う視覚言語で,
著)☆リクエスト図書
泰水
<図書館だより>
著)
著)
ていったのです。生徒の中で自然にかわされていた手話は,教育により言語機能
著)
・大活字『黒魔女さんが通る!!』全2巻(石崎
手話を使って会話をしていることに着目し,その手話から教授用の手話を考察し
をもった手話へと変貌を遂げていきました。
洋司
・デイジー『セールスマンの死』(アーサー・ミラー
著)
このお知らせは,樋口先生がまとめてくださいました。また,一
著)
部『60の用語でわかる!福祉なるほど解説』より抜粋しています。
図書室に聴覚障害に関する本,絵本がたくさんあります。
今月のおすすめの一冊
図書室では重松清が大人気!
『できる大人のモノの言い方』
図書室で今一番人気の作家は重松清氏です。ある生徒の意
見では「描写がうまい!」
「中年の心をとらえる!」など大絶
「ほめ言葉」の秘密
賛。映画化された『青い鳥』をはじめ多数そろえています。
人とうまくやっていこうと思えば,まずは「ほめる」ことです。
「やってみせ,
次いで人気の作家は東野圭吾氏です。彼の作品は多数ドラ
言って聞かせて,させてみせ,ほめてやらねば人は動かじ」という山本五十六元
マ化,映画化されていて読みやすいものが多いのが魅力的。
帥の言葉もあるように,ほめ言葉を惜しむと,人の心を動かすことも,行動を起
この機会に両氏の作品を読んでみては…。
こさせることもできません。とりわけ,人間関係がギスギスしがちな昨今は,ほ
め言葉という「言葉の潤滑油」の重要性がますます高まってきています。
1.下記の資料が届いています。
市立図書館配本サービスから
『正月』の言語の由来
正月の語源は,物事の起源や言語・語義を解
説した室町中期の「あいのうしょう」の説が有
力とされています。
それには,
「政治に専念した秦の始皇帝の降誕
の月をセイグヮツ(政月)と言っていたものが,
(1)平成22年度 障害者白書(カセット・デイジー資料)
図書の入れ替えについて
今回入れ替え日は,
(2)2010年アジア太平洋盲人福祉協議会資料(墨字・点字資料)
1月24日午後1時30分
からとなっています。
(3)徳島県声の広報(カセット資料)
配本にリクエストがあれば図書室
までお願いします。
(4)平成22年版
介護白書(墨字資料)
正月と書かれるようになり,シャウグヮツと改
(5)老健
められた」とある(正月の旧かなは「シャウグ
11月号
ヮツ」)。
2.来月号の案内
行事としての正月は,歳神様を迎え,その年
の豊作を祈る「神祭り」に由来するといわれて
います。
574年1月1日は聖徳太子の誕生日でもあ
るんですよ。(言語由来辞典)
11月の利用状況
入館者数 459人
貸出冊数
84冊
宮崎アニメ最新版『借りぐらしのアリエッティ』などほか多数。