(Roof Mate Insutruction) *ルーフメイト塗装概要説明

United Coatings 2002 年 7 月更新(2001 年 9 月作成)
ROOF MATE
ルーフ保護システム
塗装概要説明
表面処理
下地はすべて、清潔で乾燥しており、またゴミ、埃、油分、劣化がなく、化学物質や最強度の接
着力の妨げとなるその他の汚染物質が付着していない状態でなければなりません。膨れ、層間剥
離、劣化、極度の腐食、鋭い突出部、せり上がりなど屋根の不安定な箇所はすべて修理または取
替えを行わなければなりません。低部に多量の水が溜まっている場合は、新たにドレン(排溝)
を取り付けるか、または既設のドレンに対する傾斜角度を深くして適切な水抜きを行ってくださ
い。多量の水溜まりとは、雨が降って 24 時間後に測定した時、水が½ (13 mm)以上溜まって
いるすべての箇所を指します。
油分、油脂、しっかりと付着した汚れ、剥がれかけている塗膜や塗料などがある表面は、生分解
性化学洗浄剤 United Cleaning Concentrate(UCC)と水で洗浄してください。頑固な付着物を
除去するには、高圧の洗浄機および/またはスクラバー洗浄装置を使ってもよいでしょう。UCC
洗浄剤が残っている箇所はすべて、十分洗い流してください。屋根に化学洗浄剤を使用する必要
がない場合は、掃除機で十分掃除するか、またはすべてのゴミや埃、その他剥がれそうな汚れな
どを屋根から落として除去してください。
塗装説明
ROOF MATE を屋根面に塗る前に、継ぎ目、裂け目、突起部、ドレン、水切り、留め具などには、
Roof Mate Butter Grade、Seamseal、Uni‑Tape、Roof Mate Fabric および/または Uni‑Caps
などを使用して、すべての細かい作業を終えておかなければなりません。また、必要に応じて、
プライマーも塗布し、乾燥させておきます。
ROOF MATE を塗るには、エアレススプレーが望ましい方法です。平面には、厚めのナップローラ
ーで塗布することもできます。また、スプレー塗布が不便な補修部や細かい箇所には、刷毛また
はローラーを使用するとよいでしょう。
ROOF MATE は、きれいな塗りでまたしっかりと硬化したむらのない塗膜を作るために、最低でも
2 度塗りを行ってください。2 層目は、1 層目が乾いた後で、垂直方向に塗布します。各塗膜は、
メタル加工ルーフパネルへの塗布以外は、前に塗った塗り方向に対して、垂直方向に塗ってくだ
さい。
メタル加工ルーフパネルには、垂直方向のリブに対して、ROOF MATE を平行に塗り、各リブの両
側を丁寧に塗ってください。屋根の端部は、「フレーム塗り」の要領で、プレコートしておいて
ください。
表面はすべて、むらなく塗布され、空隙、穴、発泡などがない状態でなければなりません。ROOF
MATE ベースコートを塗る前に、細部を適切に処理しておいてください。ROOF MATE の 2 層目(2
層以上の場合あり)は、前の塗膜を十分硬化させてから、塗布してください。最初の硬化/乾燥
は、雨や夜露に耐えるくらいになるまで、通常は数時間を必要とします。また、雨溜まりなどの
水に対して長時間耐えるのに必要な硬化時間は、天候条件にもよりますが、総計で大体 24〜48
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時間でしょう。
汚れ、砂、汚染物質などが ROOF MATE の表面に付着している場合は、次の層を塗装する前に、
この物質を取り除く必要があります。その場合は、ROOF MATE が完全に固まった後でのみ、汚れ
を吹き、掃き、または洗浄してください。
ROOF MATE は、通気管、パラペット、その他の突出材の上などすべての屋根の下地をカバーし、
下地から 3 (7.5 cm)以上の高さに、水切りシステムを作ります。上部の水切り(counter
flashings)をつけた箇所には、その上下部にもすべて塗装を行ってください。
ROOF MATE ホワイトを上塗りに使う場合は、グレーを 1 層目に塗り、2 層目は白を使って(色の
違いを)目で見ながら塗装を調整するのがより簡単でお勧めです。3 層塗りの場合は、グレーを
1 層目と 2 層目に塗り、3 層目は塗っている塗膜と乾燥している塗膜の色の違いを目で確かめな
がら塗装することをお勧めします。
50°F〜70°F(10°C〜21°C)の温度で、白のトップコートをより短時間で乾燥させるには、ROOF
MATE QS(Quick Set)を使うことができます。ROOF MATE QS は、高分子吸収をよりスピーディ
にするため、普通の ROOF MATE に比べてより短時間で小雨または多量の露に耐える塗膜を作り
ます。
塗膜の厚さは、乾燥していない塗膜の厚さを測る測定ゲージを使って測ることができます。測定
は、平面であれば簡単にできます。しかし、テクスチャーのある面には、屋根面に平面ボードを
置きます。この平面ボード上に、屋根に直接使用するのと同じ塗布面積で ROOF MATE をスプレ
ーを多方向に吹きつけ、まだ乾いていない塗膜の厚さを測る測定ゲージを使用して、塗装者が特
定の乾燥時の厚さに必要な塗布量を決めます。
塗装者は、作業を進めるに当たり、使用するガロン数を定期的にチェックし、塗布面積と比較す
る必要があります。United の保証条件またはプロジェクト仕様により、十分な塗料が使用され
ていない場合は、既に塗布した箇所に応じて、塗材の量を調整・追加してください。
高温下では、ROOF MATEが容器に満杯でない場合、表面が固まることがあります。かき混ぜたり
表面膜(膜があれば)を取り除いたりする前に、よく検査してください。上記の条件下での塗装
作業中に、ROOF MATEの表面に膜ができないようにするには、混合後にポリスチレンのシートを
容器にかぶせてください。
ROOF MATE は、最低温度 60°F(16°C)で保管されていれば、簡単に噴出・吹付ができます。
水を加えたり薄めたりするのはお勧めできません。水を加えるとその高いチキソトロピック性が
低粘し、適当な垂直面上に耐久性のある塗膜を作る力が弱くなります。工具は水と UCC 洗浄剤
で、十分洗い流してください。ミネラルスピリットまたはセロソルヴ溶剤を使用して、同システ
ムから水気を除去します。液道や工具は、次回使用するまで、同溶剤をつけておきます。ポンプ
またはホースに ROOF MATE が残っているのは望ましい方法ではありません。
ROOF MATE は、自浄効果に優れています。この高密度でむらのない、わずかな光沢を出す表面は
クリーニングが簡単で、染みや汚れを浸透させません。
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ROOF MATE は、清潔で乾燥しており、構造が丈夫な下地であれば、いろいろな面に塗布できます。
すべてのルーフィング塗装には、水を排出するために勾配をつけるのが望ましい方法です。屋根
が丈夫でかつ適切な勾配があるか、またエクスパンション・ジョイント、通気、水切りが指定ま
たは規定どおりに取り付けられているかを確認するのは塗装者の責任です。ROOF MATE は、100 sq.
ft.(.4 1/m2)あたり 1 ガロン塗布すると、理論上、8.8 dry mils(224 dry microns)になり
ます。
スプレー塗布は、適切な機具と塗装時の塗料温度の組み合わせで塗布のしやすさが決まります。
容器内の ROOF MATE は、粘着力がかなり高く、塗料の温度が 60°F(16°C)未満であれば、ス
プレー塗布が困難です。
スプレー機具
現場での塗装には、以下の最低条件を満たしているエアレススプレーが最適です。最低でも以下
のものをお勧めします。
ポンプ:1分ごとの噴霧容量が1ガロン(3.8 1/minute)で、2,000 psi(13,790 kPa)
の圧力があるもの
ガン:ポンプ付きのエアレス・ハンドガンであれば、どのようなものでも可
スクリーンサイズ:フィルタースクリーンが30メッシュ以上のものが必要
ノズル:リバーシブルで、かつ取り外し洗浄できるもの。吹付口のサイズは、.027"
〜.039"(.69 to .99 mm)で、40°〜50°角以上のもの
追加塗布
ROOF MATE は、旧塗膜のある面でもしっかりと丈夫であれば使用できます。旧塗膜は、清潔で乾
燥していなければなりません。まず常にテスト塗布してみて、接着力を確かめるとよいでしょう。
プライマーを塗ると、不十分な状態の接着力が高まることがあります。
しっかりした屋根地に高い反射力を持つ白のトップコートだけを塗布する場合、ROOF MATE の塗
布面積は、完全な防水システムに要する面積よりも狭くなるかもしれません。凸凹のない下地に
は、大体の場合、100 sq. ft.(4 to .6 l/m2)につき約 1〜1.5 ガロンで十分です。表面のテク
スチャーが多くなるにつれて、テクスチャーの多い面に必要な 2 度塗りの量が増えるため、塗材
要件が追加されます。この種の塗布には、通常、コーキングや補強メッシュは必要ありません。
ROOF MATEは、高い反射性と防水性に優れた塗膜を作り、様々なルーフ面を長持ちさせるのに役
立ちます。各下地に関する特定のガイドラインについては、Master Guide Specification(マス
ターガイド仕様書)を参照してください。
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与えるもしくは意味するものではなく、また United は、塗布面積、性能、弊社製品の保管、取り扱い、使用により発
生した傷害に対し、一切の責任を負いません。責任があるとすれば、製品を交換するかまたは発効されているプロジェ
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クトの保証書に規定される条件のみに制限されます。