MV5 User Guide (Japanese)

USB MICROPHONE
MV5
USER GUIDE
Le Guide de l’Utilisateur
Bedienungsanleitung
Guia del Usuario
Guida dell’Utente
Manual do Usuário
Руководство пользователя
日本語
사용자 가이드
繁體中文
Panduan Pengguna
© 2015 Shure Incorporated
27A24499 (Rev. 2)
Printed in U.S.A.
USBマイクロホン
クイックセットアップ
1. マイクロホンをコンピューターまたは携帯機器
に接続します。適合するケーブル(USBまたは
Lightning)
を選んでください。
正常に接続されるとステータスLEDがグリーン
に点灯します。
注:ボイスメモといったアプリを使用している
場合には、録音が開始されるまでLEDは点灯
しません。
2. MV5がオーディオデバイスとして選択されてい
ることを確認します。
ほとんどのコンピューターと携帯機器では、MV5
は自動的に検出され、
プライマリーオーディオデ
バイスとして設定されます。
お使いのコンピュー
ターの初期設定により別のデバイスが選択され
ている場合には、
サウンドのコントロールパネル
を開きMV5を選択します。
デバイスが認識され
ているかを素早く確認するには、MV5のオーデ
ィオ出力にヘッドホンを接続し音楽を再生して
みます。音が聴こえれば、
マイクロホンは正常に
機能しています。
注:MV5がオーディオデバイスに割り当てられ
ている場合、録音ソフトウェアからのモニター
と再生音はすべてMV5のヘッドホン出力に送
られます。
3. MODE ボタンを使って用途に合ったプリセットモ
ードを選びます。
音量が小さすぎたり、歪みがあったりする場合に
は、
ゲインを手動で調整できます。通常は、各モ
ードともゲイン調整を加える必要はありません。
詳細については、
このガイドの
「マイクロホンのレ
ベル調節」のセクションを参照してください。
4. 録音アプリケーションで、入力ソースとしてMV5
を選択します。
入力ソースの選択に関する詳細は、
お使いのソフ
トウェアのユーザーガイドをご覧ください。
5. 録音しましょう。
マイクロホンの使用準備ができました!
接続と操作
௡
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௦
௣
① モード選択ボタン
このボタンを押すとプリセットモードが切り替
わります
⑥ ボイスモード
ボイスモードが選ばれると、
このLEDインジケー
ターが点灯します
② ミュートボタン
押すと、
マイクロホン入力がミュート
(消音)
されます
⑦ ステータスインジケーター
③ ヘッドホンの音量コントロール
ヘッドホンの音量を調節します
④ ヘッドホン出力
3.5 mmのコネクター付きのヘッドホンを接続
します
⑤ マイクロUSBポート
適合するケーブル(USBまたはLightning)
を使
用してMV5をコンピューターまたは携帯機器に
接続します
LED動作
グリーン
ステータス
USBまたはLightning
接続中
赤の点滅(3つのLED
すべて)
ミュート
⑧ 楽器モード
楽器モードが選ばれると、
このLEDインジケータ
ーが点灯します
注:フラットモードのときには、
2つのモードLEDが両方
ともオフとなります。
51
設置
このセクションでは一般的な事例におけるマイクロホ
ンの設置方法を説明します。与えられた音源を録音
するには数多くの効果的な方法があることを心に留
めておいてください。
マイクロホンの設置と設定をい
ろいろ試して最善の方法を見つけてください。
ポッドキャストとボーカルの録音
マイクロホンをボイスモードにします。5~30 cmの距
離からマイクロホンの正面に向かってまっすぐに話し
ます。
マイクロホンに口を近づけて話すと低域が増
して、
ラジオ放送の音声のようになります。必要に応
じてゲイン調節を行います。
バンドおよび音量の大きい音源
ドラム、
アンプを使用する楽器、
あるいは大音量の音
源を伴うバンドの演奏を録音は、楽器モードを使用
すると最善の結果が得られます。1.8~4.6 mの距離
からマイクロホンを演奏者グループに向けます。
マイ
クロホンの設置場所は、部屋の大きさ、人数、楽器の
音量により調整します。
可能であれば、
部屋の中を歩
き回って最も良い音が聴こえる場所を見つけます。
必要に応じてゲイン調節を行います。
2-12 in
(5-30 cm)
6-15 ft
(2-4 m)
エレキギター アンプ1台の場合は、0~45 cmの距離
からスピーカーの中央にマイクロホンを向けます。
音楽、歌声、
アコースティック楽器
歌声、
アコースティックギター、
ソフト パーカッション
などのアコースティックな音源の録音を行う際は、
マ
イクロホンを音源の近くに設置します。最善の結果
を得るには、楽器モードを使用します。
マイクロホンを音源にまっすぐ向けます。弦楽器や
ボーカルなど、音源が1つの場合は、
マイクロホンは
15~30 cm離して設置します。小さなグループまた
は楽器を弾きながら歌う演奏者の場合は、距離を
0.6m~3 mにします。離れた位置にマイクロホンを設
置すると、
より多くの室内環境音が反映されます。必
要に応じてゲイン調節を行います。
0-18 in
(0-45 cm)
その他のヒント
Shureでは、他にも個別の楽器や用途の録音テクニ
ックに関する資料を提供しています。詳細はwww.
shure.comをご覧ください。
52
マイクロホンのレベル調節
マイクロホンのレベル(ゲイン)
は、適切なプリセット
モードを使用していれば通常は調節する必要はあ
りません。
ただし、音が歪んだり音量が低すぎる場
合には、
コンピューターのサウンドコントロールパネ
ルまたは録音デバイスでマイクロホンのレベル調
節を行います。
以下の点を心に留めておいてください。
• ヘッドホンの音量を調節する前に、
マイクロホン
のレベルを設定します。
• ヘッドホンの音量は、
コンピューターに送られる
信号のレベルには影響しません。
• マイクロホンのサムホイールを使用し、
ヘッドホ
ンの音量を適切なレベルに調節します。
ヘッドホ
ンの音量を調節するために、
マイクロホンのゲイ
ンを変更してはいけません。
ヘッドホンのレベル調節
ヘッドホンのモニタリングレベルは、
デバイスおよび
コンピューターでの設定レベルの影響を受けます。
コンピューターでの音量を上げておくと、MV5のサ
ムホイールを使用して簡単にヘッドホンの音量を
調節できます。
Macのオーディオ設定パネル
入力メーターのレベル
お使いのデジタルオーディオワークステーションまた
は録音ソフトウェアが入力メーターを備えている場
合には、
ピークが-12~-6 dBになるようにマイクロホ
ン レベルを調節します。入力メーターを備えていな
い場合は、音声を聴いて音量が十分であり歪みがな
いことを確認します。
db -30 -20 -15
-10
-7
-5
-3
-2
-1
0
L
R
ヘッドホン音量
コンピュータの音量レベル
マイクロホンのレベル
コントロールパネルへのアクセス
Windows
1. サウンドのコントロールパネルを開き、[録音] タ
ブを選択します。
2. [Shure MV5] デバイスを開きます。
3. [レベル] タブで、
スライダーを使用してゲイン
量を調節します。
Mac®
1. [Audio Midi設定] パネルを開きます。
2. [Shure MV5] デバイスを選択します。
3. [入力] をクリックし、
スライダーを使用してゲイ
ンを調節します。
ピークレベル
通常のメーターでのピークレベルの設定目標範囲
は、-12~-6 dBです。
ヘッドホンでのリスニング
ヘッドホンジャックからは、
マイクロホンから直接得
られる信号と、
コンピューターで再生されるオーディ
オの両方が均等に出力されます。
これにより、MV5
のひとつのサムホイールで両音源のヘッドホン音
量を簡単に調節できます。
マイクロホンからの直接
の信号を基準にして再生オーディオ音量を調節す
るには、
コンピューターまたはDAWミキサーの設定
を使用します。
ヒント:マイクロホンをコンピューターに初めて接続
するときは、十分に大きなオーディオ信号を得るた
めに、必ずコンピューターのサウンドのコントロール
パネルで音量レベルを上げてください。
その後、
モ
ニタリングを快適に行うためにヘッドホンレベルを
調節します。
53
プリセットモード
3種類から選べるモードにより、
ゲイン、
イコライザー、
ダイナミクスの設定が調整され、
ユーザーの録音ニーズ
に最適なサウンド特性が得られます。
モード
用途
特性
スピーチやボーカル用としてポッド 明瞭度と豊かさを増すイコライジング、
さらに穏やかなコンプレッ
キャスティングや音楽に使用します サーがレベルを一定に保ちます。
ディエッサーにより歯擦音(「S」
を含む語句を発音するときに生じる耳障りな音)
を低減します。
ボイス
アコースティック楽器やライブ音楽
用に最適です
素直なコンプレッションが音量のスパイクを取り除き、静音部を
引き立たせます。
イコライジングによりディテールを強調し、全体
的に自然なサウンドを実現します。
あらゆる用途に適しています
完全に未処理の信号です
(イコライザーやコンプレッサーは使
用されません)。録音後に音声を処理する際の柔軟性が高く
なります。
楽器
フラット
サンプリングレートおよびビット深度
サンプルレートとビット深度の設定は、
お使いのコンピューターのオーディオまたはサウンドのコントロールパネ
ルのドロップダウンメニューにあります。
これらの値は、
ユーザーのニーズに合わせて調節できます。
ポッドキャス
ト録音で、簡単にダウンロードできるようにファイルを小さくすることが重要である場合は、
サンプルレートを低
く設定します。音楽やダイナミックな録音を行う場合は、
サンプルレートを高くします。
ヒント:音質が最も高く、
かつ取り扱いが容易なサイズのオーディオ ファイルを得るには、
サンプルレートを高
くして録音し、mp3に変換します。
PCユーザー向けのヒント:コンピューターのサウンドコントロールパネルにおけるマイクロホンのサンプルレー
トとビット深度設定が、
お使いのソフトウェアで選択されているサンプルレートとビット深度と合っていること
を確認します。
トラブルシューティング
54
問題
ディスプレイが点灯しない
解決策
MV5にケーブルがしっかりと接続されていることを確認します。
音量が低すぎる
コンピューターのサウンドコントロールパネルの設定を確認します。MV5をコンピューター
に初めて接続するときは、必ずコンピューターの音量レベルを上げてください。
音質が悪い
コンピューターのサウンドコントロールパネルをチェックし、MV5が正常に接続されて認
識されていることを確認します。
音が歪む
オーディオメーターを見て、音量のピークが適切な範囲内にあることを確認します。
入力メーターのレベルが赤のピークインジケーターに達している場合は、
ゲインを下
げます。
音声が不自然またはジッタ
ー感がある
コンピューターのサウンドコントロールパネルにあるマイクロホンのサンプルレートとビッ
ト深度設定が、
お使いのソフトウェアで選択されているサンプルレートおよびビット深度
と一致していることを確認します。
MV5 は接続されているが、
音量メーターに信号が示
されない
iOS機器のプライバシー設定を次の項目で変更します:設定 > プライバシー > マイ
ク SETTINGS > PRIVACY > MICROPHONE マイクロホンへのアクセスの許可を録音ア
プリケーションに与えます。
USBハブ経由でデバイスが
動作しない
MV5は1つのポートで250 mAを必要とします。USBハブの使用説明書で電流/ポート
仕様を確認します。
システム要件および互換性
Windows
Macintosh
iOS
iPhone
iPod Touch
iPad
iPad Mini
•Windows 7およびWindows 8
•最小RAM = 64 MB
•USB 2.0
•OS X Lion 10.7、
OS X Mountain
Lion 10.8、OS X Mavericks
10.9、OS X Yosemite 10.10
•最小RAM = 64 MB
•USB 2.0
•iOS 7.0以上
•iPhone 5
•iPhone 5c
•iPhone 5s
•iPhone 6
•iPhone 6 Plus
•第5世代
•iPad第4世代
•iPad Air
•iPad Air 2
•iPad Mini第1世代
•iPad Mini第2世代
•iPad Mini第3世代
付属のアクセサリー
MV5デスクトップスタンド
AMV5-DS
1 m USBケーブル
AMV-USB
1 m Lightningケーブル
AMV-LTG
仕様
MFi認証取得済
はい
DSPモード
(プリセット)
音声/楽器/フラット
カートリッジタイプ
エレクトレットコンデンサー (16 mm)
指向特性
単一指向性(カーディオイド)
ビット深度
16ビット/24ビット
サンプリングレート
44.1/48 kHz
周波数特性
20 Hz ~ 20,000 Hz
調整可能なゲイン範囲
0 ~ +36dB
感度
-40 dBFS/Pa @1 kHz[1][2}
最大SPL
130 dB SPL [2]
ヘッドホン出力
3.5 mm
使用電源
USBまたはLightningケーブルにより電源供給
ミュートスイッチアッテネーション
はい
マウントスタンド
付属
スタンドアダプター
1/4インチ20スレッド (標準三脚マウント)
外装
PC/ABS
質量
マウントスタンドなし
0.09 kg (3.17オンス)
マウントスタンドあり
0.16 kg (5.64オンス)
寸法
66 x 67 x 65 mm 高さ×幅×奥行き
スタンド付きでの寸法
89 x 142 x 97 mm 高さ×幅×奥行き
ケーブル
1 m USBケーブル/1 m Lightningケーブル (LTG
モデルのみ)
[1] 1 Pa=94 dB SPL
[2]最小ゲイン、
フラットモードの場合
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認証
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本機器はテストされFCC規定パート15に則りクラス
Bデジタル機器に限定的に適合します。
この制限は、
住宅地域において設置する場合に有害な電波干渉
から保護するためのものです。本機器は電磁波を発
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従って設置、使用しないと無線通信に電波干渉が起
こす可能性があります。
あるいは設置状況に関わら
ず障害を引き起こす可能性もあります。本機器により
ラジオやテレビの受信に電波干渉が起こるようであ
れば(これは、
機器の電源を一度切ってから入れると
わかります)、
以下の手段を1つまたはいくつかを用
いて電波干渉を防いでください。
• 受信アンテナを別の方向に向けるか、別の場
所に移す。
• 機器と受信機の設置間隔を広げる。
• 受信機を接続しているコンセントとは別の回路
にあるコンセントに機器を接続する。
産業のカナダICES-003コンプライアンスレベル:
CAN ICES-3 (B)/NMB-3(B)
注:テストは、同梱および推奨のケーブル使用に基づ
きます。
シールド
(スクリーン)型以外のケーブルを使
用した場合はEMC性能が低下します。
本製品は、関連するすべての欧州指令の基本的要
件を満たし、CEマークに適合しています。
CE適合宣言書は以下より入手可能です: www.
shure.com/europe/compliance
ヨーロッパ認可代理店:
Shure Europe GmbH
ヨーロッパ、中東、
アフリカ地域本部:
部門:EMEA 承認
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Eメール:[email protected]
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に相談する。
「Made for iPod」、
「Made for iPhone」
および「Made for iPad」
は、電子アクセサリー製品が、
それぞれ
iPod、iPhone、
またはiPadに接続するために特別に設計されており、Apple社の性能基準を満たすことが開発
元により認定されていることを意味します。Apple社は、本機器の作動または安全基準および規制基準の順守
について責任を負いません。iPod、iPhone、
またはiPadでの本アクセサリー製品の使用により無線性能に影響
が及ぶ可能性があることにご留意ください。
Mac®およびLightning®は、Apple Inc.の登録商標です。
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1,000 Hz
Polar Pattern
20
X,X m (X ft.) from sound source
15
10
dB
5
0
-5
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Frequency Response
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