ダム管理者ら、嘘つきと呼ばれる 上院は放水と警報の規則を求める

http://newsinfo.inquirer.net/inquirerheadlines/nation/view/20091015-230114/Dam-managers-called
-liars
ダム管理者ら、嘘つきと呼ばれる
上院は放水と警報に関する規則を求める
Michael Lim Ubac 署名記事
フィリピン・デイリー・インクワイラー
2009 年 10 月 15 日 1:32
フィリピン・マニラ発――先週、パンガシナン州の 38 の町と市を水浸しにした継続的な降雨と破壊的
な洪水を受け、上院の委員会は水曜、名指しで非難をしながら、ダムの余剰水の放流に関する規則を念
入りに作成する支援をすることで合意した。
怒った地元自治体の州知事らがサンロケダム当局者であり、その所有者であるフィリピン電力公社
(NPC)と対面した公聴会の場で、この合意に至った。一方、NPC は、10 月 6 日、放水を行なう前に
警報を発したと主張した。
Amado Espino パンガシナン州知事は、サンロケダムの洪水吐きゲート 6 つ全てを開門する前、影響を
受ける地域に十分な警告があった、と主張していることに対し、ダム当局者を嘘つきと非難した。
「警告はファックスで伝えられた。もしくは、私達は警告を直接伝えられるよう、パトロールカーを持
っている。あの時点では、警告はファックスを通じて送られた。
」と NPC の主任水分学者である Russel
「警告は放水の 8 時間前、早くて 10 月 6 日午後 4 時には発せられた。
」と付け
Rigor は述べた。また、
加えた。
Espino パンガシナン州知事は、いら立ちながら、Rigor 主任がパンガシナン州の全ての町と州庁舎のフ
ァックス番号を知っているか質問した。
「NPC の招致人は、彼らがファックスを通じて警告を送ったと言ったね?それでは、あなたは(州都)
リンガエン(の災害調整委員会)のファックス番号を持っているのか?今ここに町長も来ているアルカ
ラ町やビラシス町のファックス番号を持っているのか?」と Espino パンガシナン州知事は質問した。
Rigor 主任は、
「NPC はサンロケダム周辺に 17 箇所の警報所を配置し、洪水吐きゲートが開門される前
に『警報』を流している。
」と主張した。
Espino パンガシナン州知事は、
「救援物資を配布していた時、私は台風ペペン(台風 17 号)の影響を
受けた町の町長らと一緒にいたが、事前に発せられた警報はなかった。
」と述べた。
「嘘をつくのは止めてほしい」
それから州知事は、「この場で嘘をつき、責任を他人に押し付けるのは止めてほしい。あなたは、警報
システムを何ら持っていない。私達を怒らせないでくれ。私達の選挙有権者は現に被害を受けているん
だ。」と Rigor 主任に述べた。
「私達はパンガシナン州で起こっていることを平和裏に解決しようと、この場にいる。私はパンガシナ
ンの州知事であり、洪水が起こった時、現場にいた。私は全てを目撃した。今、あなたが私達にそんな
ことを言うのなら、私はあなたに腹が立つだろう。
」と Espino パンガシナン州知事は Rigor 主任を責め
た。
気候変動に関する委員会の委員長である Loren Legarda 上院議員は、この 3 週間にルソン島を立て続け
に襲い、大規模な洪水を発生させ、また、712 人もの命を奪った台風が誘発した一連の処置を記録する
ため、金曜、すべてのダムの管理者らを別の公聴会に召喚する。
「私達はダムの放水に関するシステム、それを規則と私達は呼ぶが、そうしたシステムが必要だ。私達
は(ダム当局者らの)発案に依存はできないが、明確な科学的方法に依存することができる。
」と 3 時
間の公聴会後、Legarda 上院議員は述べた。
Legarda 上院議員は、
「マニラ首都圏を台風オンドイ(国際名ケッツァーナ)が襲ったちょうど 1 週間
後、台風ペペン(国際名パルマ)がもたらした豪雨が絶頂にあった時に洪水の水位を突然押し上げたこ
とにより起こった破壊や死を繰り返さないよう、そうした仕組みが必要だ。」と述べた。
「全てのダム管理者らが規則に合意し、彼らが危険水位まで待つことのないよう、私達はこうした仕組
みを入念に作り上げる。
」と Legarda 上院議員は記者らに述べた。
「NPC は、台風ペペンのもたらす降雨量の予測について、フィリピン気象庁(PAGASA)と綿密に調
整すべきだった。そうすれば、たとえ機能するドップラー・レーダーが無かったとしても、放水を躊躇
することはなかったはずだ。
」と Legarda 上院議員は述べた。
常識的な判断力の欠如
「パンガシナン州、また、ヌエバ・エシハ州とタルラック州の一部で起こった洪水は、NPC 当局者ら
が洪水吐きの開門を適切に計算する『常識的な判断力』を持っていれば回避できただろう。」と上院議
員は述べた。
上院議員は、NPC がなぜ、サンロケダムの貯水位がすでに海抜 286.25 メートルにまで達していた 10
月 6 日の深夜になって初めて放水を指示したのか、Rigor 主任に厳しく尋問した。その水位は、サンロ
ケダムの危険水位である 290 メートルに非常に迫るものだった。
「もし NPC が 280∼290 メートルの水位をすでに危機的であると考えていたなら、NPC はなぜ、水位
が海抜 280 メートルを超え始めた時点で、早期に放水をしなかったのか。」と Legarda 上院議員は述べ
た。
「専門家らは、海抜 280 メートルの時点で、500 立方メートル毎秒(cms)の水を放流することができ
たはずだということに合意している。
」と上院議員は述べた。
「アグノ河川系を圧倒していた豪雨に加え、放水の遅い決定が、5,000 cms という放水量で、10 倍の増
水を引き起こした。
」と上院議員は述べた。
警報はどこであったか?
サンロケダムは、ベンゲット州にあるアグノ川上流のアンブクラオとビンガという両水力発電ダムが放
流した水を捕らえる。
Legarda 上院議員は、サンロケダムの放水に関する決定の責任者が誰かと質問した。
ダム技術者である Raymund Mariano は、その場にはいない NPC の洪水予測・警報システム部長であ
る Alex Palada を名指しした。
その他の原因
Espino 州知事は、ダムからの急な放水のほか、
「森林伐採が今回の原因の一つである」という上院議員
に同意した。
「排水システムの欠如と河川近くの不法占拠者も過度な洪水被害を引き起こした原因だ。」とパンガシ
ナン州選出の Mark Cojuangco 下院議員は述べた。
「サンロケダムが適切なタイミングで、適度な量を放水していたなら、これは回避できただろう。」と
下院議員は述べ、アグノ川洪水路の容量は 4,000 cms であると説明した。
約 3,000 cms の水がアグノ川の支流から流れ込むが、一方、サンロケダムに「許容された」放水量は残
りの 1,000 cms である。彼はアグノ川に放流されうる余剰水について言及した。
過負担をかけられたアグノ川
台風ペペンの絶頂時、ダムは 5,700 cms を放流した。したがって、Cojuangco 下院議員は、川が「ひど
く超過負担を強いられた。
」と結論付けた。
「仮にドップラー・レーダーが無いのであれば、ダムの管理者らは、早期に、それどころか、台風が襲
来する前に、少量の放水を行なうというより保守的すぎる程の姿勢で臨むべきだった。
」と彼は述べた。
彼はまた、
「堤防が壊れるのを防ぐため、補強がなされるべきだ。
」と述べた。
政府の優先事項
(パンガシナン州選出の)Conrado Estrella 3 世下院議員は、政府の優先事項が発電にあるのか、それ
とも、人命や資産を守ることにあるのかと質問した。
「サンロケダムは、なぜ(その水ぎわまで)満杯になっていたのか?誰が私達に責任があるのか?そも
そも、ダムが建設される際、フィージビリティー調査(実行可能性調査)はあったのか?政府は学校や
道路、橋、電気といったインフラに、何億もの、いや、数十億もの投資を行なっている。
」と Estrella
下院議員は述べた。
「こうした民営化されたダムの操業や運営の規則を監督する政府機関や、構造上の規範に関する調査は
存在するのか。
」と彼は質問した。
迫られる堤防の修理
「私達は適切な規則を持っているのか?アグノ川が増水し、州全体を呑み込んでしまう前に、彼らはい
くつの(洪水吐き)ゲートを開門できるか知っているのか?」と Estrella 下院議員は述べた。
「今はちょうど 10 月で、私達はより多くの台風が来ると思っている。仮に私達がこれらの堤防を修理
する資金を出さないなら、いくら私達が(英語であれ、タガログ語であれ)ここで議論をしようとも、
この問題を解決できない。私達はまた洪水被害に遭うだろう。だから、私は何をすべきかを知りたい。
」
と Estrella 下院議員は述べた。
原因と損害
水曜、15 人の上院議員はまた、台風オンドイ(台風 16 号)と台風ペペンがもたらしたような大災害の
「原因と損害」について調査を行なう委員会の創設を求めた上院議決第 3480 号への支持を表明した。
提案された委員会は、「台風が引き起こす災害や大惨事の原因、状況、損害、また、取られるべき行動
について包括的な実情調査」を行なう予定である、と決議文の主な起草者である Francis Pangilinan
上院議員は述べた。