獅子座ラグナ

獅子座ラグナ
獅子座は王様を表わしますが、獅子座が目立ちたがり屋なのは、金星が3、10室を支配していること
に表れていそうです。3室はメディア、10室は大舞台、金星は芸術、表現であり、スーパースターを
生み出すのは、この獅子座ラグナです。
3室、10室、金星は俳優の典型的な要素となります。
人気俳優が将軍や皇帝などを演じて、それなりに様(さま)になるのもそれがためかもしれません。
日本の俳優では織田裕二が獅子座ラグナです。
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日本で主演俳優の名前だけで客を呼べるのは織田裕二だけであるという評論が雑誌などのメディアに
掲載されていたのを見たことがあります。オーバーな演技、立ち居振る舞いが獅子座の特徴であり、主
演しか演じられないのも獅子座です。それは3室+10室+金星の象意によるものと思われます。
例えば、インドのタミル映画のスーパースター・ラジニカーントも獅子座ラグナです。
『ムトゥ踊るマハラジャ』などが日本でも話題となりました。
あるいは何かとマスコミを賑わせた歌手で女優のマドンナも獅子座ラグナです。
獅子座の支配星は太陽ですが、全ての惑星は太陽を中心として公転するのであり、従って、獅子座は常
に中心人物であり、主役なのです。
獅子座ラグナの場合、水星が2室、11室を支配するが両方とも収入や富のハウス、すなわち、お金の
ハウスです。
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ヨーロッパの歴史を見ると、当初、ヨーロッパの為政者は自分で金貨や銀貨などの硬貨を発行していま
したが、やがてお金の管理や発行は王室に仕えたユダヤ人が取り仕切るようになり、近代に入って、中
央銀行が設立されて、信用創造によってお金を無限に創造するようになりました。そして、政府や王室
は、ユダヤ人の銀行家たちから豊富な資金の供給を受けました。
この王室に取り入るユダヤ人を典型的に表わすのが、2室、11室を支配する水星であり、銀行家=金
融資本家なのです。
この象意は獅子座ラグナで11室に惑星集中しているアメリカの建国チャートを見たときに明らかに
示されています。双子座11室は太陽、木星、金星、火星が集中しており、ユダヤ系金融資本家と、そ
の周辺にいるエスタブリッシュメントを表わしており、アメリカは製造業が廃れ、金融業のみで世界か
ら富を吸い上げているというのが現状ですが、その事実を納得させるのがこの建国チャートの惑星配置
です。従って、2室、11室の支配星である水星は王室にとっての銀行家や金融関係者を表わしていま
す。
従って、獅子座ラグナの人にとっては水星は、経理や財政の管理者、資金協力者などを表わす表示体と
なっていると考えられます。
獅子座の王様にとっては、蟹座の女王は12室の損失、出費を表わしており、自分の王座の隣に座り、
事ある毎に王様に小声で耳打ちして、王様の足を引っ張る存在です。あるいは王様に金銭的な出費に結
びつく願い事をする存在でもあります。
例えば、シェークスピアの「マクベス」の中に登場する、マクベス将軍をそそのかして、破滅させたマ
クベス夫人などが思い浮かびます。あるいは蟹座の女王は王様のベッド上の性生活を満たす存在として、
獅子座から見て、12室に在住しているのです。また、獅子座ラグナから見ると、5室は子どものハウ
スで、支配星の木星は子どもの表示体です。
また木星は射手座5室でムーラトリコーナで強いです。
従って、獅子座ラグナの人は子ども好きです。
王様にとって世継ぎ(5室)が出来ることは重大な関心事であります。
然し、木星は5室と同時に8室も支配しているため、獅子座の王様にとっては子どもは好きであるのと
同時に悩みの種(8室)でもあり、しばしば世継ぎの誕生について悩みます。
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