3 章 テクニック集

3章
テクニック集
この章では、第 1 章、第 2 章で触れなかったその他の OS を使用する
場合のインストール手順を簡単にご紹介し、System Selector 2 をより
有効に活用するためのテクニックのいくつかについてご説明致しま
す。
3.1 各 OS のインストール流れ図
3.2 System Selector 2 をより便利に使う Tips 集
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3.1
各 OS のインストール流れ図
ここでは、様々な OS のインストール手順について、必要最小限の手順を一目でご覧いただけるように、流
れ図の形式で説明しています。細かい操作方法などにつきましては、第 1 章、第 2 章をご覧いただいた上で
操作していただけますようお願いいたします。また、OS の制限事項やインストールの具体的な操作手順に
つきましては、各 OS のマニュアルを十分にご覧いただけますようお願いいたします。
ここでは以下のような内容をご説明いたします。
• WindowsNT/2000 を基本パーティションにインストールする
• WindowsNT/2000 を論理パーティションにインストールする
• Windows9x,WindowsME を 1 台目の HDD の基本パーティションにインストールする
• RedHat Linux7.1J を論理パーティションにインストールする
3.1.1 WindowsNT、
Windows2000 を基本パーティションにインストー
ルする
ここでは、WindowsNT、Windows2000 を基本パーティションにインストールする方法についてご説明致しま
す。以下の手順を参考に操作してください。
基本パーティションにインストールするメリットは、WindowsNT、Windows2000 の起動に必要なすべての
ファイルを、ひとつのパーティションにインストールできることです。このため、他の OS と完全に独立さ
せて WindowsNT、Windows2000 を扱うことができるようになります。
デメリットは、4 つしかつくれない基本パーティションを、1 つ消費してしまうことです。
WindowsNT をインストールする場合は、HDD の先頭から 2GB 以内に基本パーティショ
ンを作成し、インストールする必要があります。WindowsNT は、HDD の先頭から 2GB
を超えるパーティションからは起動できません。また、必ず Service Pack 4 以上が適用
されている WindowsNT をお使いください。Service Pack 4 以上が適用されていない
WindowsNT は、大容量 HDD の扱いに問題があるため、本製品のサポート対象外となり
ます。
WindowsNT を WindowsXP と共存させる場合は、あらかじめ WindowsNT に Service
Pack 5 以上を適用しておく必要があります。
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3 章 テクニック集
3.1 各 OS のインストール流れ図
パーティションマネージャを起動します
パーティションを縮小して空き領域を作ります
(既に空き領域がある方はとばして下さい)
空き領域に FAT または NTFS の基本パーティションを作成します
パーティションマネージャで、作成したパーティション以外の
パーティションを右クリックし、「隠す」を選択します
インストール対象となるパーティションを有効にします
WindowsNT / 2000 のインストール CD を CD-ROM ドライブに挿入
して PC を再起動します
インストーラの指示に従って進めます
インストール先にパーティションマネージャで作成した
パーティションを選択します
「現在のファイルシステムをそのまま使用(変更なし)」
を選択します
インストーラの指示に従ってインストールを完了して下さい
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3.1.2 WindowsNT、
Windows2000 を論理パーティションにインストー
ルする方法
ここでは、WindowsNT、Windows2000 を論理パーティションにインストールする方法についてご説明致しま
す。以下の手順を参考に操作してください。
論理パーティションにインストールするメリットは、4 つしか作れない基本パーティションを消費しなくて
すむことです。また、論理パーティションにインストールする場合は、2 台目の HDD に WindowsNT、
Windows2000 をインストールすることも可能です。
デメリットは、WindowsNT、Windows2000 のブートローダ自体は、必ず 1 台目の HDD の基本パーティショ
ンにインストールされるため、他の OS やパーティションから完全に独立することができないことです。た
とえば、WindowsNT、Windows2000 のパーティションとはまったく関係のないパーティションを変更した場
合でも、時として OS が起動しなくなってしまうことがあります。このため、論理パーティションにインス
トールした場合は、インストール後は HDD をなるべく変更しないように注意することが重要です。
WindowsNT をインストールする場合は、ブートローダーを HDD の先頭から 2GB 以内
にインストールしてください。
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3 章 テクニック集
3.1 各 OS のインストール流れ図
パーティションマネージャを起動します
パーティションを縮小して空き領域を作ります
(既に空き領域がある方はとばしてください)
空き領域に FAT または NTFS の論理パーティションを作成します
Windows NT / 2000 のインストール CD を CD-ROM ドライブに
挿入して PC を再起動します
インストーラの指示に従って進みます
インストール先のパーティションに作成したパーティションを
選択します
「現在のファイルシステムをそのまま使用(変更なし)」
を選択します
インストーラの指示に従ってインストールを完了します
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3.1.3 Windows9x/WindowsME を 1 台目の HDD の基本パーティショ
ンにインストールする
ここでは、Windows9x/WindowsME を 1 台目の HDD の基本パーティションにインストールする方法をご説
明致します。以下の手順を参考に操作してください。
Windows9x/WindowsMe は、原則として 1 台目の HDD の基本パーティションにインストールしなければなり
ません。従って、Windows9x/WindowsMe をインストールする場合、以下の手順が標準的な手順になります。
「パーティションマネージャ」を起動します
パーティションを縮小して空き領域を作ります
(既に空き領域がある方はとばして下さい)
空き領域に FAT の基本パーティションを作成します
ブートメニューの「ツール」から「セットアップ」を選択します
「セットアップ」ダイアログの中のアイテムから
「フロッピードライブ A:からのブート」を右クリックします
右クリックメニューの中の「プロパティ」を選択します
「パーティションを隠す」タブを選択します
インストール対象となるパーティション以外の
パーティションをすべて隠します
(作成した基本パーティション以外の
基本パーティションを全て隠す)
インストール対象となるパーティションを有効にします
Windows 9x の起動ディスクを FDD に挿入します
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3 章 テクニック集
3.1 各 OS のインストール流れ図
ブートメニューから
「フロッピードライブ A: からのブート」を選択します
表示されるメニューから
「Start Computer With CD-ROM Support」を選択します
キーボードを選択します
プロンプト上で、作成した基本パーティションが C: ドライブになってい
るか「dir C:」と入力して確認する
プロンプト上での CD-ROM ドライブのドライブレターを確認します
CD-ROM ドライブに移動して「Setup / is」と入力します
インストーラにインストール先を聞かれたら、
インストール先に C: ドライブを選択します
インストーラの指示に従ってインストールを完了します
注 1:
Windows Me をインストールする際は Windows Me のインストール完了後に System Selector 2 を更新し
て下さい。
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3.1.4 RedHatLinux7.1J を論理パーティションにインストールする
ここでは RedHatLinux7.1J を論理パーティションにインストールします。
以下の手順を参考に操作してください。
RedHat に限らず、Linux は論理パーティションからも起動することができます。また、2 台目の HDD にイ
ンストールすることも可能です。従って、他のディストリビューションの Linux も、以下の手順でインス
トールすることがほぼ可能です。ただし、細かい部分で異なる場合があるので、詳細は各 Linux のマニュア
ルを十分に確認してインストールを行ってください。
なお、Linxu をインストール後、パーティションの順序が変わるようなパーティション操作は行わないよう
にご注意ください。Linux は、物理的に自身がどのパーティションにインストールされているかを静的に記
憶しているため、インストール後にパーティションの順序を変更すると起動することができなくなります。
Linux をインストールするには、OS 側の制限で、「/boot」か「/」を HDD の先頭から
8GB 以内にインストールしなければなりません。
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3 章 テクニック集
3.1 各 OS のインストール流れ図
パーティションマネージャを起動します
パーティションを縮小して空き領域を作ります
空き領域に Swap 用の領域を作成します
(128MB 程度の FAT32 の論理パーティションを作成します )
Swap 領域用に作成したパーティションを右クリックします
「種類変更」→「Linux Swap」を選択します
Linux 本体をインストールするパーティションを作成します
(FAT32 の論理パーティションを作成します)。
サイズはフルインストール時で 3GB 程度あればインストール可能です。
Linux 本体のインストール用に作成したパーティションを
右クリックします
「種類変更」を選択して「Linux Native」を選択します
Linux のインストール CD を CD-ROM ドライブに挿入して PC を再
起動し、インストールを始めます。
インストール途中で聞かれる「インストールの種類」では「カスタ
ムシステム」を、「LILO ブートレコードインストールする場所」で
は「ブートパーティションの最初のセクタ」を選択してください
後はインストーラの指示に従ってインストールを完了してください
※「サーバシステム」を選択すると、既存のパーティションが全て LINUX パーティションとなりますので、
「カ
スタムシステム」を選択してください。
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3.2
System Selector 2 をより便利に使う Tips 集
ここでは、マルチブート・パーティション管理を行う上で、知っておくと便利な各種のテクニックを、流れ
図形式で説明します。各項目の細かい操作手順につきましては、第 1 章、第 2 章をご覧いただけますようお
願いいたします。また、ここでご紹介するテクニックには、必ずしも標準的な使用方法には含まれない操作
手順が含まれています。従って、実際にこれらのテクニックを活用する上では、慎重な操作を心がけていた
だけますようお願いいたします。
ここでは以下のような内容をご説明いたします。
• HDD から Windows 9x/Me をインストールする
• 同じドライブに複数の Windows をインストールする
• Windows 9x/Me を論理パーティション、または 2 台目の HDD にインストールする
• 他言語版の Windows をインストールする
• たくさんの OS をインストールする場合の参考事例
• 緊急起動用ディスクを作成する
• ブート可能なコピーを作成する
• マルチブート環境のバックアップの参考事例
3.2.1 HDD から Windows9x/ME をインストールする
ここでは Windows 98 のインストールを例に、HDD ドライブから Windows9x/ME をインストールする方法を
ご説明致します。
Windows 9x/Me のインストールは、通常起動ディスクからコンピュータを起動し、CD-ROM ドライブからイ
ンストールを行います。ただし、CD-ROM ドライブの種類によっては、起動ディスクから CD-ROM ドライ
ブが認識できない場合が生じます。ここで紹介しているテクニックは、このような場合に有効です。
以下の手順を参考に操作してください。
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3 章 テクニック集
3.2 System Selector 2 をより便利に使う Tips 集
パーティションマネージャを起動します
FAT32 の基本パーティションを作成します
ブートメニュー画面で「ツール」→「セットアップ」を選択します
セットアップ画面で「フロッピードライブ A: からのブート」を
右クリック→「プロパティ」を選択します
「パーティションを隠す」タブを選択します
作成したパーティション以外を全て「隠す」に設定します
インストール対象となるパーティションを有効にする
System Selector 2 のブートメニューに戻ります
インストール対象となるパーティションにアクセスできる OS を
立ち上げて、Windows98 のインストール CD から
Win98 フォルダを、作成したパーティションにコピーします
Windows98 の起動ディスクを FDD に挿入してブートメニューから
「フロッピードライブ A: からのブート」を選択します
表示されるメニューから
「Start computer with CD-ROM support」を選択します
プロンプト上で作成したパーティションが C: ドライブとなっている
か「dir C:」と入力して確認する
Win98 フォルダをコピーしたパーティションに移動して
「Setup / is」と入力します
Win98 フォルダに入り、
インストーラにインストール先を聞かれたら
C: ドライブを選択します
インストーラの指示に従ってインストールを完了します
※Windows Me をインストールする場合は Win 9x フォルダをコピーしてください。
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3.2.2 HDD のバックアップをとる
ここでは、現在のマルチブート環境を 2 台目の HDD にバックアップをとる方法をご説明致します。以下の
手順を参考に操作してください。
System Selector 2 自身には、バックアップの機能はありません。従って、ここで紹介している内容は、パー
ティションの複写の応用事例です。一度作ったマルチブート環境を、別の HDD にバックアップしておけば、
何らかの障害が発生した場合でも、すべての OS をインストールしなおす必要がなくなり、復旧が容易にな
ります。
1 台目の HDD のパーティション構成をそのまま 2 台目の
HDD にコピーします。(この時、基本パーティションは
基本パーティションにコピーし、論理パーティションは
論理パーティションへとコピーしてください)
1 台目の HDD が壊れたとき、1 台目の HDD の代わりに
2 台目の HDD をつないでください
System Selector 2 のインストールディスクをフロッピーディスク
ドライブに挿入して PC を起動させてください
System Selector 2 を再インストールしてください。
(更新・修復をします)
ブートメニューが表示されることを確認してください。
全ての OS が起動することを確認してください
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3 章 テクニック集
3.2 System Selector 2 をより便利に使う Tips 集
3.2.3 OS 別緊急起動ディスクの作成
ここでは Windows2000,WindowsNT,Windows9x/ME の緊急起動ディスクの作成方法についてご説明致します。
詳細は各 OS のマニュアルをご覧下さい。
• Windows2000 の場合
「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→
「システムツール」→「バックアップ」を選択します
「システム修復ディスク」ボタンを押します
「修復ディレクトリのレジストリのバックアップも作成する」に
チェックを入れ、
「OK」を押します
後は表示されるメッセージに従って下さい
• WindowsNT の場合
「コマンドプロンプト」を開きます
「コマンドプロンプト」に「rdisk」と入力し、
「Enter」キーを押します
「rdisk」ダイアログが表示されるので
「ディスク作成」ボタンを押します
後は表示されるメッセージに従って下さい
• Windows9x/ME の場合
「スタート」→「設定」→「アプリケーションの追加と削除」→
「起動ディスク」タブを選択→「ディスク作成」ボタンを押します
後は表示されるメッセージに従って下さい
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3.2.4 Windows 9x/ME を論理パーティション、または 2 台目の HDD
にインストールする
ここでは Windows9x/ME を論理パーティション、または 2 台目の HDD にインストールする方法をご説明致
します。以下の手順を参考に操作してください。
「ブートメニュー」から「ツール」→
「セットアップ」を起動します
「セットアップ」画面で「その他」→
「Windows 9x/Me ウィザード」を選択します
「インストールの種類を選択する」画面で、
「新規の Windows9x/Me を
インストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。
「Windows 種類およびインストール用データ保存場所」を選択する
画面で、
「Windows 種類」を「WindowsME」に設定します。
※ WindowsME の場合
「インストール用データ保存場所」を「CD-ROM」に設定し、
「次へ」をクリックします。
(ハードディスクからインストールを行う場合は、「ハードディスク
(FAT)」を選択してください。)
「操作するパーティション」を選択する画面で、パーティションの
リストから1台目の HDD にある基本パーティションを選択し、
「ブート域」ボタンをクリックします。
パーティションのリストから、WinME をインストールしたいパー
ティションを選び、
「システム域」ボタンをクリックします。
「次へ」をクリックします。
※ ブート域に指定したパーティションが C: ドライブになります。
最後に、インストールの構成を確認して、
「終了」ボタンを
クリックします。「セットアップ」画面に、「WindowsME
インストレーション」が追加されたことを確認してください。
System Selector 2 ブートメニューに戻り、
「WindowsME インストレーション」を起動します。
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3 章 テクニック集
3.2 System Selector 2 をより便利に使う Tips 集
「Windows インストール」ダイアログが表示されたら、
「参照」ボタンを
クリックして、Windows Me の setup.exe を指定します。
(CD-ROM ドライブからインストールする場合は、CD-ROM の
「Win9x」フォルダにある setup.exe を指定してください。
)
「ディスク検査を実行しない」には、チェックすることをお奨めします。
全てよければ「OK」ボタンをクリックしてください
インストールの途中、
「ディレクトリの選択」ダイアログが表示され
ます。ここで「その他のディレクトリ」を選択し、テキスト入力ボッ
クスのディレクトリ名を「D:\WINDOWS」に変更してください。
※ インストール先が D: ドライブの場合
3.2.5 たくさんの OS をインストールする場合の参考事例
たくさんの OS を、1 台のコンピュータで動作させるには、かなりの工夫が必要です。
OS には、それぞれ起動領域の限界や、インストールできるパーティションの種類、ファイルシステムなど
の制限があります。たくさんの OS を 1 台の HDD にインストールするときは、各 OS の制限事項を十分に
検討してから操作を行う必要があります。
ひとつのコツとしては、制限の大きい OS からインストールしていくことが挙げられます。
制限の大きい OS とは、すなわちバージョンの古い OS で、Windows95 や WindowsNT4.0 などが挙げられま
す。マルチブート構成にこれらの OS を組み込む場合は、最初の段階でインストールしておくと、あとの操
作が楽になります。逆に、Linux などは、論理パーティションから起動できるなど、制限がゆるいので、後
からインストールすることはそれほど難しくありません。
ここでは 1 台の HDD に Windows98、WindowsME、WindowsNT、Windows2000、Linux をインストールする
際の順序をご説明致します。このインストール順序は、あくまでも例ですので、必ずしもこの通りにする必
要はありません。
既に何らかの OS がインストールされている HDD に、OS をたくさん追加していく場合
は、特に注意が必要です。場合によっては、HDD を一度初期化してから、マルチブー
トを構築しなければならないこともあります。基本的には、3 種類以上の OS を一台の
HDD にインストールする場合、一度 HDD を初期化して一からマルチブートを構築しな
おすことをお薦めいたします。
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System Selector 2 をインストールします
WindowsNT を基本パーティションにインストールします
Windows98 を基本パーティションにインストールします
WindowsME を基本パーティションにインストールします
Windows2000 を論理パーティションにインストールします
Linux を論理パーティションにインストールします
3.2.6 ブート可能なコピーをとる
ここでは、ブート可能なコピーをとる方法をご説明いたします。事例として Windows98 がインストールさ
れているパーティションを起動可能なパーティションとして複写します。
※ 複写先のパーティションは、必ず「基本パーティション」チェックボックスにチェックをいれて作成し
てください。
※ パーティションコピーで起動可能にすることができる OS は、単独の基本パーティションにインストー
ルされた OS に限ります。
(論理パーティションにインストールされた OS は、複写しても起動可能には
なりません。)
※ コピー先のパーティションが OS の制限を越える位置にある場合、コピー先の OS は起動できません。
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3 章 テクニック集
3.2 System Selector 2 をより便利に使う Tips 集
「ツール」→
System Selector 2 を起動し、
「セットアップ」を選択します
セットアップ画面でメニューから「表示」→
「オペレーティングシステム」を選択します
「システム:Windows98」と緑色で表示されているところを
右クリックします
右クリックメニュー内の「プロパティ」を選択します
「プロパティ」ダイアログで「ディレクトリー」シートを選択します
「ディレクトリ」シートに System Selector 動作中に退避される
フォルダの一覧が表示されます。
(標準では "Windows"、"Progra~1" が設定されています。)
ここで、各フォルダにカーソルをあわせ
、
「無効」のボタンをクリックします。
以上の設定で、システムフォルダの退避が無効化されます。
「ディレクトリ」シートに表示されているフォルダ名が
グレー表示になることをご確認ください。
「セットアップ」画面を終了し、ブートメニューに戻りましたら、
ブートセクターを更新するために、複写する OS
(Windows 98)を一度起動してください。
その後、パーティションマネージャで、パーティションを複写します
ブートメニューに、コピーした OS が追加されることをご確認ください
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3.2.7 日本語版 Windows9x/ME と他言語版 Windows9x/ME を共存
させる
ここでは日本語版 Windows9x/ME と英語版、中国語版等の他言語版 Windows9x/ME を共存させる方法につい
てご説明致します。
Windows9x/ME と同じ手順で他言語版の
Windows9x/ME をインストールします
ブートメニューで「ツール」→「セットアップ」から「表示」→
「オペレーティングシステム」を選択します
緑色で表示されている日本語版 Windows9x/ME を
クリックします
右クリックで表示されるメニューから「プロパティ」を選択します
「プロパティ」画面で「パーティションを隠す」タブを選択します
他言語版 Windows9x/ME がインストールされている
パーティションを「隠す」に設定します
ブートメニューで「ツール」→「セットアップ」から「表示」→
「オペレーティングシステム」を選択します
緑色で表示されている他言語版の
Windows9x/ME をクリックします
右クリックで表示されるメニューから「プロパティ」を選択します
「プロパティ」画面で「パーティションを隠す」タブを選択します
日本語版 Windows9x/ME がインストールされている
パーティションを「隠す」に設定します
日本語版 Windows9x/ME、他言語版 Windows9x/ME の双方の OS
が起動可能であることを確認してください
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3 章 テクニック集
3.2 System Selector 2 をより便利に使う Tips 集
3.2.8 同じドライブに複数の Windows をインストールする
ここでは同じドライブに複数の OS をインストールする方法についてご説明致します。
事例として WindowsME を同じドライブにインストールします。
以下の手順を参考に操作してください。
「ツール」→「セットアップ」を選択します
「フロッピードライブ A: からのブート」を右クリックし、
表示されたメニューから「プロパティ」を選択します
「パーティションを隠す」タブを選択し、インストール対象となる
パーティション以外のパーティションを全て「隠す」に設定します。
インストール対象となるパーティションを有効にします。
「ブートメニュー」から
WindowsME の起動ディスクを挿入し、
「フロッピードライブ A: からのブート」を選択します
「Start computer with CD-ROM support」を選択します
キーボードを選択します
プロンプト上で、作成した基本パーティションが C: ドライブになっ
ているか「dir C:」と入力して確認します
CD-ROM ドライブのドライブレターを確認します
CD-ROM ドライブに移動します
「Setup / is」 と入力します
インストーラの指示に従ってインストールを完了させて下さい
※この操作は FAT パーティションでのみ可能です
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