平成27年度 学校だより 緑 柏 長崎県立佐世保南高等学校 No.132 平成28年 3月24日発行 発行責任者 松 井 裕 次 n 校長室の窓から 可能性は無限大∞ 校長 松井 裕次 有志事遂成 68回生は見事な有終の美を飾った。特に、センター試験が終わった後の、特別編成授業への切替は見事だ った。そして、前期試験では最高の頑張りを見せた。68回生の夢への挑戦は続いている。卒業式から10日、 外国文化室で、後期試験を翌々日に控えた受験者集会が開かれた。私も「何とか元気づけて送り出そう」と駆 けつけたが、内藤先生や白川先生の話に勇気をもらった卒業生の目はもうキラキラと輝いていた。しっかり前 を向いて心を立て直し、後期試験に向き合う「構え」ができていた。これなら大丈夫だと確信した。その後、 クラスに分かれ、それぞれの担任の先生から最後の励ましがあった。この日の出席率は95%超。卒業しても なお集中力を切らさず、休むことなく登校し、特別編成授業で勉強を続けてきた「最後の日」である。卒業生 と先生方との信頼関係の強さを目の当たりにし、涙が出そうになった。最後まで自分自身を高めて頑張ってほ しい。この南高で身に付けた力、とりわけ「学び続ける力」を発揮して、次のステージでも「未来への挑戦」 を続けてほしい。 唯一心、合格を祈る。「志があれば、どんなことでも成し遂げられる。」 The sky is the limit. 卒業式当日はあいにくの曇り空、体育館の外は身を切るような寒さとなった。さすがに、式辞原稿の「今日 の高い青空は…」はカットした。式辞の最後はこう締めくくった。「The sky is the limit.皆さんの可能性 は、空の高さと同じです。宇宙に続く空のように無限大です。勇気と希望を持って巣立っていってほしい」と 願いを込めた。 私は天気のいい日に山に登り、てっぺんで空を見上げるのが好きだ。どこまでも澄んだ青空は、とてつもな く高い。「青年の可能性に限界があるのか?」という問いの答えが、 「The sky is the limit」である。「そ れは空の高さと同じだ」と言っている。事実上、空の高さに限界はないので、「可能性は無限大」という意味 に使われる。南高生の輝かしい未来を象徴している言葉だと思えてならない。 You can do it! The sky is the limit.(君ならできる!可能性は無限大だ) 目の前の生徒がすべて 卒業式は卒業生と保護者のためにある。私も全身全霊を尽くして語りかけた。一方で、この日は、私達教師 にとっても、元気と勇気をもらう日でもある。これまで、「生徒との人間関係が財産」という自負をもって取 り組んできた。学級担任の日々の苦労は計り知れない。しかし、苦労があるから喜びがあるのは何事も同じで ある。担任は教師の「憧れ」であり、卒業担任ともなれば尚更である。日々の濃密な時間を共にした部活動も 同様で、顧問は言わば大家族の「長(おさ)」に見える。よく「教師ほど世間知らずはいない」といわれる。 それだけ教師にとっては「目の前の生徒がすべて」であり、生徒との人間関係が人生の大部分だからだろうか。 感動の卒業式の後、卒業生がつくった心の空白は、そう長くは続かなかった。余韻を楽しむ間もなく、入学 者選抜の緊張を強いる仕事が続いた。合格発表当日、掲示板に自分の受検番号を見つけた中学生の満面の笑顔、 そして嬉し涙を見て、「またこの生徒たちと頑張ろう」という思いが少しずつ湧いてきた。入学式までにはそ れが確かなものとなっていく。 ◯第68回卒業証書授与式 3月1日(火)に第68回卒業証書授与式を挙行いたしました。本年度も式の前に特別表彰式 を行い、県教育委員会より優良卒業生徒として溝口晟飛君、県高体連より卒業生顕彰として南里 一美さん、県高文連より卒業生顕彰として松本直美さんが表彰されました。式は厳粛な雰囲気の 中で行われ、卒業生代表の松本直美さんは、答辞の中で「どんなに強く願っても、届かぬものに は届かずに、もう戻ることさえ叶わない。それでも私たちには次がある。誰のための努力かを、 何のための努力かを、絶えず心に問うて進んでいこう。大切な誰かや自分の笑顔を見るために、 何かを叶えるその糧に、今を精一杯生きて行け。自分の持てる力を 信じて。 」と未来への決意を力強く述べました。その後、全員で式 歌「蛍の光」と校歌を斉唱し、会場は大きな感動に包まれました。 男子119名、女子114名、計233名が3年間の思い出を胸に 抱き、学舎を巣立っていきました。ご多用中の中ご臨席を賜りまし た来賓の皆様、保護者・地域の皆様、本当にありがとうございまし た。 ○後期校内球技大会 3月15日(火)に後期の校内球技大会が開催されました。天候にも恵まれ、1年間同じクラスで 頑張ってきた仲間と協力しながら試合に挑む姿が見られました。また、クラス間を越えて同じ学年の 仲間を大きな声で応援する場面があったり、試合が終わった後には両チームへの拍手があったり、常 時、明るく温かい雰囲気の中で行われました。また、校内大会での運営・審判を円滑に勧めてくれた 体育委員会や部活動生のおかげでスムーズに終了することができました。生徒たちの自主性や優しさ が溢れた素晴らしい校内大会となりました。 <結果> ★☆ 優勝 ☆★ 準優勝 ソフトボール(男) 2-4 2-1 バレー(男) 1-4 2-6 サッカー(女) 1-1 2-1 バスケット(女) 1-1 2-2 ○平成27年度 海外研修(1年) 希望者39名が3月25日(金)海外研修に出発します。アメリカ合衆国カリフォルニア州テメキュラ市 において、姉妹校ビスタマリエタ高校との交流を大きな目的とし、ホームステイ・語学研修を行います。ま た本年度は、佐世保市の姉妹港であるサンディエゴも訪問し、地元の小中学生との交流も計画されています。 帰着は4月1日(金)で、7泊8日の研修となります。3月13日(土) 、生徒たちは、事前研修としてハウ ステンボスで実施されたイングリッシュスクエアに参加し、ネイティブス ピーカーと活発なやり取りを行いました。最初は緊張の面持ちでしたが次 第に打ち解け、最後には積極的に話しかけようとする姿も見ることができ ました。研修は異文化に触れ、視野を広げる意味で大変貴重な体験になる と思われます。生徒の皆さん、Learn a lot and broaden your view!! ○第1学年より 「70回生の覚醒」 学年全員で伊都キャンパスを訪問した九州大学見学は、大きな成果を残しました。知的好奇心が高まり、 大学進学への意欲が高まった行事でした。漠然と感じていた大学が、具体的な目標になったと思います。 その夢に近づくためには、春季休業中は「学習時間」を確保し続けることが大切です。3時間以上をキー プし、与えられた課題をきちんと達成することはもとより、不得意科目の克服に時間をかけることが大切で す。そのためには、スケジュール帳と時計を使って、自己管理をしてください。君たちは、学習合宿で「奇 跡の1コマ」を達成しました。70回生の力を信じています。 ○第2学年より Team69 が、学校行事や生徒会、また部活動で中心となり活躍した1年間が終わります。この1年間でどれ だけ成長できましたか。今年度は、夏に行われた九州大学・長崎大学へのオープンキャンパスへの参加や、 12月に行われた福島県・東京都・千葉県への修学旅行を通して、将来の自分や仲間の大切さを考える良い 機会となり、これまでより高いレベルへ成長するきっかけを得たのではないでしょうか。 来月からはいよいよ3年生、受験に向けての1年がスタートします。早い人はもう受験モードに入ってい ます。これから迎える春休みを規則正しい生活を送ることで、3年生へ向けてスムーズなスタートを切って 欲しいものです。 ○第3学年より 68回生は、3月12日(土)に行われた国公立大学後期日程試験で、今年度の受験はひとまず終了しま した。後期の受験者集会においては前期で不合格だった生徒たちが、 「後期試験頑張ります」と担任に頭を下 げる姿を見ていると胸にこみ上げるものを感じました。生徒たちは受験を通して人間的にも大きく成長して いる過程であると思いながら、後期試験においては是非ともよい知らせを聞きたいものだと感じました。 ○百人一首大会 3月14日(月)5・6校時、本校柔道場において、第1学年の百人一首大会が開催されまし た。学年の先生方、またALTのニコル先生、さらには校長先生にも読み手として参加していた だき、楽しい雰囲気で催すことができました。競技カルタの経験者なのか、上の句を聞いただけ ですばやく反応して札を取る生徒もおり、楽しさの中にも緊張感のある対戦となりました。 この大会をきっかけに、日本の伝統文化や和歌に対して関心を持ってくれたのではないかと感 じられる百人一首大会でした。 【クラス成績】優勝 2組 【個人成績】 優勝 2位 5組 3位 4組・6組 羽田里奈 (2組:73 枚)2位 筒井優奈(2組:67 枚) 3位 香川まりあ(4組:49 枚) ◯第6回全国こどものための愛情弁当コンテスト(長崎予選)で各賞受賞! 公益社団法人日本調理師会が行った「第6回全国こどものための愛情弁当コンテスト」において応 募総数 1,916 点の中から次の生徒が受賞をしました。 金 賞:1年4組山口詩悦さん(全国大会へ) 銀 賞:1年5組河野真輝くん(全国大会へ) 銅 賞:1年2組飯田陽美さん、1年1組森康平くん(全国大会へ) 努力賞:1年2組羽田里奈さん 金賞:山口詩悦さんの作品 銀賞:河野真輝くんの作品 「お子様和風弁当」 ○離退任式 「色彩弁当」 今年度、離・退任される先生方の一覧です。 【転出者】 教 諭 比嘉 伝 先生(英語) 教 諭 内藤 健一 先生(物理) 長崎北陽台高校 教 諭 林 圭介 先生(国語) 長崎北陽台高校 教 諭 富永 征子 先生(家庭) 島原商業高校 教 諭 白川 千恵美 教 諭 松尾 教 諭 臼山 麻希子 主 任 熊井 惠子 先生(事務室) 佐世保商業高校 先生(英語) 輝樹 先生(化学) 先生(国語) 長崎南高校 県教育委員会高校教育課 波佐見高校 西彼農業高校 【退職者】 教 諭 平瀬 裕明 先生(音楽) 再任用退職(引き続き本校勤務) 講 師 木室 仁志 先生(地理) 奈留高校 講 師 森下 真優 先生(数学) 川棚高校・佐世保北中(非常勤講師) 非常勤講師 吉永 優希 先生(情報) 博多学園博多高校 事務・現業委託 越智 香織 先生(事務室) 福石小学校 ≪4月の予定≫ 1日(金)海外研修帰着(2年) 12日(火)面談週間(2・3年)~19日(火) 6日(水)新クラス発表(2・3年) 14日(木)校内実力(1年) 入学予定者OR①(1年) 面談週間(1年)~20日(木) 7日(木)入学予定者OR②(1年) 21日(木)内科検診(1年) 8日(金)始業式、新任式、入学式 22日(金)心電図 11日(月)校内模試(3年)~12日(火) (1年) 25日(月)胸部X線(1年) 校内実力(2年) 26日(火)新体力テスト、身体測定 宿泊研修(1年)~13日(水) 27日(水)遠足(5月2日予備日) 12日(火)内科検診(2 年) 28日(木)内科検診(3 年)
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