Zhonglun newsletter 98

Newsletter
中倫律師事務所
Volume 98
May, 2016
CONTENTS
Ⅰ. 外商投資
1、 国務院弁公庁が「
『インターネット+流通』行動計画の実
施徹底に関する意見」を公布
2、 国務院弁公庁が「国家発展改革委員会等の部門の『インタ
ーネット+政務サービス』情報の市民への提供の展開推進
試験運用実施方案の転送に関する通知」を公布
Ⅱ.
証券・金融
1、 「プライベートエクイティ投資ファンド契約ガイドライ
ン」
2、 「プライベートエクイティ投資ファンド募集行為管理弁
法」
Ⅲ.
労務
1、 教育部等 5 部門による「専門学校学生インターンシップ管
理規定」の公布に関する通知
2、 人力資源社会保障部、財政部による段階的な社会保険比率
の引き下げに関する通知
Ⅳ.
税務
1、 国家税務総局の 2016 年輸出税還付(免除)関連業務申告
期限の延長の公告
2、 財政部、国家税務総局の、営改増後の不動産取得税、不動
産税、土地増値税、個人所得税の税率計算根拠問題に関す
る通知
Ⅴ.
知的財産権
1、 北京市高級人民法院のネットワーク知的財産権案件審理
に関するガイドライン
Ⅵ.
その他
1、 国務院の「上海市が全面的な刷新改革試験運用を体系的に
推進し、グローバルな影響力を有する科学技術刷新センタ
ーの建設を加速する方案」の公布に関する通知
1
Ⅰ. 外商投資
1、国務院弁公庁が「『インターネット+流通』行動計画の実施徹底に関する
意見」を公布
(国弁発〔2016〕24 号)
 背景
現在「インターネット+流通」は、大衆によるベンチャー、イノベーションが最も活
発な分野であり、経済社会がイノベーション、調和、エコ、開放及び発展成果の共有
を実現するための重要なルートとなっているが、国務院弁公庁は、2016 年 4 月 21 日
に、各政府部門が「インターネット+流通」行動計画を推し進めることにより、流通
に関するイノベーションの発展、及び実体商業の転換・発展を大いに促進するため、
「
『インターネット+流通』行動計画の実施徹底に関する意見」
(以下、
「意見」という。
)
を公布した。


主な内容
「意見」は、以下7つの作業任務を明確にした。
 流通の転換・発展の加速
 流通のイノベーションの推進
 スマート流通インフラの建設強化
 スマート消費の新分野の開拓の奨励
 エコ流通及び消費の発展強化
 農村へのイーコマースの推進徹底
 イーコマースのコミュニティへの進出の積極的な促進






「意見」は以下 5 つの面における保障措置を挙げている。
流通保障制度の整備の加速
財政資金の誘導作用の発揮
流通分野における公共サービスの支援能力の増強
流通に関する規制や基準システムの健全化
誠実・信用経営、公平競争環境の構築
出所:
http://www.gov.cn/zhengce/content/2016-04/21/content_5066570.htm
2、国務院弁公庁が「国家発展改革委員会等の部門の『インターネット+政務
サービス』情報の市民への提供の展開推進試験運用実施方案の転送に関す
る通知」を公布
(国弁発〔2016〕23 号)
 背景
国家発展改革委員会、財務部、教育部、公安部、民政部、人力資源社会保障部、住宅・
2
都市農村建設部、国家衛生計画出産委員会、国務院法制弁、国家標準委員会は、市民
にかかる申請等手続における「必要な証明書が多く、手続が複雑」等の問題を解決す
るため、
「
『インターネット+政務サービス』情報の市民への提供の発展推進試験運用
実施方案」
(以下、
「方案」という。)を制定し、2016 年 4 月 26 日に国務院の同意を得
た上で公布した。


主な内容
「方案」は、以下 3 つの重要任務を明確にしている。
 市民にかかる申請等の事務処理プロセスの簡略化・最適化
市民にかかる申請等の事務処理に係る政務サービス事項を全面的に整理し、公民
身分証明書番号を唯一の標識とし、住民個人電子証書ファイルの形成、電子証書
ライブラリの構築し、
「一つの番号」により市民が事務処理申請をできるようにし、
市民の「一つの番号」を基礎とした「一生涯にわたる記録・管理・サービス」を
実現する。
 政務サービスモデルの改革・創造
統一されたデータのシェアリング・プラットフォーム及び政務サービス情報シス
テムをその支えとして、オンラインとオフラインの一体化管理を推進し、政務サ
ービス事項の「一つの窓口での受理、ワンプラットフォームシェアリング、ワン
ストップサービス」を実現させ、近所での手続、同じ都市内での手続、別の都市
での手続を徐々に実現する。
 政務サービスの方式とルートの開通
各部門の独立・分散した政務サービスを整理統合して、
「インターネット+政務サ
ービス」のルート及び市民の申請等事務処理における統一された身分認証システ
ムを構築するとともに、市民のオンライン申請等事務処理の「一回認証、マルチ
ポイント連動」を推進し、複数のサービスを「一つのネット」によって行うこと
を実現する。それに加え、政務サービスの正確に提供できるようにし、複数ルー
ト、無差別、全業務、全プロセスの便利かつ速やかなサービスを市民に提供する。

「方案」は「2 年 2 ステップ」という実施順序を提示している。
 80 ヶ所の情報提供国家モデル都市を試験運用単位として、
約 2 年の期間を通じ、
「一つの番号、一つの窓口、一つのネット」目標を実現し、サービスプロセスの
著しい最適化、サービスモデルの更なる多元化、市民の申請等処理サービスへの
満足度の著しい向上を実現する。
出所:
http://www.gov.cn/zhengce/content/2016-04/26/content_5068058.htm
Ⅱ. 証券・金融
1、「プライベートエクイティ投資ファンド契約ガイドライン」
(中国基金業協会 2016 年 4 月 18 日公布 2016 年 7 月 15 日実施)
3
 背景
2016 年 4 月 18 日、中国基金業界協会は、プライベートエクイティ投資ファンド契約
ガイドライン第 1 号(契約系プライベートエクイティ投資ファンド契約の内容及びフ
ォームのガイドライン)
、同第 2 号(会社定款の必須条項のガイドライン)
、同第 3 号
(パートナー協議の必須条項のガイドライン)
(以下、「契約ガイドライン」と総称す
る)を公布した。
「契約ガイドライン」は中国初のプライベートエクイティファンド契
約に対する体系的な業界ガイドラインである。
 主な内容
「契約ガイドライン」は、ファンドのガバナンスを強化し、ファンド持分所有者大会
及び日常運営機構の機能と作用の発揮を強調し、ファンド持分所有者大会の開催方式
の柔軟性を高める約定が可能であることを明確にした。これは、業務執行のコストを
大幅に増加するものではなく、確実な実行可能性を有する。この他、
「契約ガイドライ
ン」は投資者に参考となる契約条項を提供し、プライベートエクイティ投資ファンド
投資者が自身の合法的権益を保護できるようにしている。
「契約ガイドライン」はプライベートエクイティファンドの届出要求を改めて強調し、
業界情報の収集要求を強化した。プライベートエクイティファンドは中国基金業界協
会へ届出た後、投資運用を行い、且つ、関連要求に基づきファンド持分登録情報と情
報開示内容のファイリングを行う。
出所:
http://www.amac.org.cn/xhdt/zxdt/390510.shtml
2、「プライベートエクイティ投資ファンド募集行為管理弁法」
(中国基金業協会 2016 年 4 月 15 日公布、2016 年 7 月 15 日実施)
 背景
中国基金業協会は、2016 年 4 月 15 日、
「プライベートエクイティ投資ファンド募集行
為管理弁法」
(以下「募集行為弁法」という)を公布した。
「募集行為弁法」ではプラ
イベートエクイティファンド募集段階での募集主体、募集プロセス、口座監督、情報
開示、適格投資者の確認、リスク提示、クーリングオフ期間、リ・コンファーム、募
集機構及び担当者の法律責任等において、初めて、中国プライベートエクイティファ
ンド業界の発展段階及び各種ファンドの特性に適応する、体系的かつ専門的で操作性
のある全般的な業界基準及び業務規範を構築している。
「募集行為弁法」の正式な発効日は 2016 年 7 月 15 日である。中国基金業協会は、
「募
集行為弁法」公布から正式実施までの 3 カ月の過渡期において、募集機構ができるだ
け早く関連行為の是正及び内部制度の構築を行い、特定対象の確定、投資者の適当性
のマッチング、ファンドリスクの提示、適格投資者の確認、投資クーリングオフ期間、
ファンド契約の作成、募集決済資金専用口座の開設、監督協議の締結及び「募集行為
弁法」規定のその他義務に関する準備作業を完了するよう厳格な要求を行っている。
弁法の正式な実施後、中国基金業協会は「募集行為弁法」の規定に厳格に従い、自主
4
規制及び業界基準を厳しく執行し、本弁法関連規定への違反を発見した場合、中国証
監会又は司法機関へ移送して更なる処理を行う。
 主な内容
「募集行為弁法」は、以下 3 つの重要な問題を明確にしている。
1. プライベートエクイティファンドの募集の主体となる 2 種類の機構を明確にした。
即ち、すでに中国基金業協会に登記されたプライベートエクイティファンド管理
人が自らその設立したプライベートエクイティファンドの募集を行うか、又は中
国証監会のファンド販売業務資格を取得し、中国基金業協会会員となったファン
ド販売機構がプライベートエクイティファンドの受託募集を行うとされている。
2. 募集機構は適格投資者の識別及び認定の責任を負うことを明確にした。
3. 資金口座監督機構の導入について、募集機構は監督機構との間で監督協議を締結
し、募集専用口座に対する監督を行い、資金が募集機構に流用されないことを保
証し、資金を元のルートで返還することを確保しなければならないことを明確に
した。
「募集行為弁法」は、募集プロセスは次の 3 つの段階を一つ一つクリアすることを規
定している。
1. 募集機構が合法的ルートを通じて不特定対象者に対し情報提供することのできる
内容は、プライベートエクイティ管理者のブランド、投資戦略、管理チーム等の
情報に限られる。
2. 調査アンケート方法を通じて特定対象者の確定プロセスを完了した後、募集機構
は特定対象者に対し、具体的なプライベートエクイティファンド商品の宣伝・勧
誘をすることができる。
3. 募集機構が適格投資者の確認プロセスを完了した後、ファンド契約を締結するこ
とができる。
出所:
http://www.amac.org.cn/xhdt/zxdt/390479.shtml
Ⅲ. 労務
1、教育部等 5 部門による「専門学校学生インターンシップ管理規定」の公布
に関する通知
(中華人民共和国教育部 HP)
2016 年 4 月 18 日、教育部、財政部、人力資源社会保障部、安全監督管理総局、保険
監督管理委員会は連名で、
「教育部等 5 部門による『専門学校学生インターンシップ管
理規定』の公布に関する通知」
(教職成[2016]3 号、以下「規定」という。)を公表した。
「規定」は 6 章 39 条からなっており、総則、インターンシップ組織、インターンシッ
プ管理、インターンシップ考課、安全職責及び附則等の内容が含まれる。
5
「規定」はインターンシップ中の学生の権益保護について明確な要求を設けている。
第一に、
「契約なし、インターンなし」の要求である。第二に、初めて設定されたイン
ターンシップの学生の報酬の下限であり、原則として同社の同様の職場に関する試用
期間の賃金基準の 80%を下回らないとされている。第三に、インターンシップに関す
る明文での禁止事項の規定である。学生のよるインターンシップに向いてない状況、
例えば、一年生によるインターンシップ、学生によるバー、ナイトクラブ、カラオケ
ボックス、サウナ等の営利性風俗場所におけるインターンシップ等について、いずれ
も「規定」により明確に禁止されている。第四に、専門学校及びインターンシップ先
企業による学生からの保証金、インターンシップ報酬のコミッション、管理費又はそ
の他名目のインターンシップ費用の徴収禁止の規定である。第五に、インターンシッ
プの学生数のインターンシップ先企業の在籍社員の人数との比率についての定めであ
る。
「規定」は、インターンシップの学生数はインターンシップ先企業の在籍社員の総
人数の 10%を超えてはならず、ある職場におけるインターンシップの学生数は同職場
の在籍社員の総人数の 20%を超えてはならないことを明確にした。
出所:
http://www.moe.gov.cn/srcsite/A07/moe_950/moe_721/201604/t20160426_240252.html
2、人力資源社会保障部、財政部による段階的な社会保険比率の引き下げに関
する通知
(人力資源及び社会保障部 HP)
2016 年 4 月 14 日、人力資源社会保障部、財政部が段階的な社会保険比率の引き下げ
に関する通知(以下、
「通知」という。)を公布した。その主な内容は以下の通りであ
る。
1.
2016 年 5 月 1 日から、企業従業員基本養老保険の使用者納付比率が 20%を超える
省(区、市)について、使用者納付比率を 20%まで引き下げる。使用者納付比率
が 20%であり、且つ 2015 年末時点での企業従業員基本養老保険基金の累計残高
で養老保険を支払うことができる月数が 9 ヶ月を超える省(区、市)について、
段階的に使用者納付比率を 19%まで引き下げることができ、比率の引き下げ期間
は暫定的に 2 年として執行する。具体的な案は各省(区、市)が確定するものと
する。
2.
失業保険の合計納付率は 2015 年に既に 1%引き下げられたが、さらに、2016 年 5
月 1 日から、段階的に 1%-1.5%まで引き下げることができ、そのうち、個人納付
比率は 0.5%を超えてはならず、比率の引き下げ期間は暫定的に 2 年として執行す
る。具体的な案は各省(区、市)が確定するものとする。
3.
各地方は、引き続き国務院による 2015 年の労災保険平均納付比率の 0.25%の引き
下げ及び育児保険納付比率の 0.5%の引き下げに関する決定及び関連政策規定を
貫徹実行し、政策の徹底を確保しなければならない。育児保険及び基本医療保険
の併合実施業務について、国務院の関連規定が公布された後に統一的に実施する
ものとする。
6
出所:
http://www.mohrss.gov.cn/gkml/xxgk/201604/t20160419_238366.html
Ⅳ. 税務
1、国家税務総局の 2016 年輸出税還付(免除)関連業務申告期限の延長の公
告
(国家税務総局公告 2016 年第 22 号,2016 年 4 月 7 日施行)

主な内容
1、 2015 年 1 月 1 日以降の輸出企業による輸出に適用される輸出税還付(免除)政策
の貨物、労務・サービスについて、輸出税還付(免除)期限を 2016 年 6 月の増
値税納税申告期限まで延長する。期限を過ぎても申告しないものについて、主管
国税機関は輸出企業の輸出税還付(免除)申告を受け付けず、輸出企業は規定に
従い、2016 年 7 月の増値税納税申告期限内に主管国税機関に対し免税申告をしな
ければならず、規定通り免税申告をしない場合、規定通りに増値税を納付しなけ
ればならない。
2、 輸出企業が委託加工業務(材料は購買)に従事する場合において主管国税機関に
対し 2015 年度の委託加工輸出貨物免税照合手続を申請する期限を 2016 年 6 月 20
日まで延長する。
3、 輸出企業が委託加工業務(材料は委託者から提供)に従事する場合において主管
国税機関に対し 2015 年度の委託加工輸出貨物免税照合手続を申請する期限を
2016 年 7 月 15 日まで延長する。
4、 委託輸出貨物について、受託側が主管国税機関に対し「代理輸出貨物証明」の発
行を申請する期限を 2016 年 6 月 15 日まで延長する。規定に従い「委託輸出貨物
証明」の発行が必要なものについて、委託側による主管国税機関に対する「委託
輸出貨物証明」の発行申請期限を 2016 年 5 月 15 日まで延長する。
出所:
http://www.chinatax.gov.cn/n810341/n810755/c2065559/content.html
2、財政部、国家税務総局の、営改増後の不動産取得税、不動産税、土地増値
税、個人所得税の税率計算根拠問題に関する通知
(財税〔2016〕43 号 2016 年 5 月 1 日施行)

主な内容
営業税から増値税へ変更された不動産取得税、不動産税、土地増値税、個人所得税の
税率計算根拠の問題について、以下の通り明確にした。
7
1、 不動産取得税の取引価格には増値税は含まれない。
2、 不動産を賃貸する場合、不動産税の徴収対象である賃貸収入には増値税は含まれ
ない。
3、 土地増値税納税者が不動産を譲渡して取得した収入は増値税を含まない収入で
ある。「中華人民共和国土地増値税暫定条例」等の規定する土地増値税控除項目
が増値税仕入税額に関わる場合であって、販売税額において控除計算することが
できるものについて、控除項目に計上しない。販売税額において控除計算できな
いものについては、控除項目に計上することができる。
4、 個人が不動産を譲渡した場合における個人所得税課税対象収入には増値税は含
まれず、その不動産取得時に支払った価格に含まれる増値税は財産原価に計上し、
譲渡所得計算時に控除した税費は今回の譲渡税の増値税は含まれない。
個人による不動産賃貸の場合における個人所得税課税対象収入には増値税は含
まれず、不動産賃貸所得計算にて控除可能な税費には今回の増値税は含まれない。
個人が不動産を転借する場合、その不動産転貸者に対して支払う賃料及び増値税
額は、転貸所得計算時に控除される。
5、 増値税が免除されるものについて、課税根拠確定時に、取引価格、賃貸収入、不
動産譲渡により取得した収入については増値税額を控除しない。
6、 上記税種の計算時、税務機関の確定した課税価格又は収入には増値税は含まれな
い。
出所:
http://www.chinatax.gov.cn/n810341/n810755/c2102680/content.html
Ⅴ. 知的財産権
1、北京市高級人民法院のネットワーク知的財産権案件審理に関するガイドラ
イン
(北京市高級人民法院 2016 年 04 月 13 日公布)
2016 年 4 月 13 日、北京市高級人民法院は「ネットワーク知的財産権案件審理に関す
るガイドライン」
(以下、
「審理ガイドライン」という)を公布した。当該「審理ガイ
ドライン」は 3 部構成、計 42 条からなり、主にネットワーク著作権、商標権、不正競
争紛争に関する内容となっている。
要点は以下のとおり。
8
1.
ネットワーク著作権について
ネットワーク著作権に関しては、主に著作権者とネットワークサービス提供者の挙証
責任の分配、ネットワークサービス提供者の行為性質の認定、及び「役割分担提携」
の判明方法、権利侵害要件と免責要件の適用関係等について規定を行っている。
2.
商標権について
ネットワーク商標権に関しては、主にこの種の案件の審理には、利益衡平原則及び合
理予防原則を適用すること、プラットフォームサービス業者の行為が直接権利侵害を
構成するか否かの挙証責任、
「有効通知」の認定及び「ミス通知」の法律効果について
規定されている。また、プラットフォームサービス業者の「了知」についての判定要
素、ソフトウェア商品又はサービスの類別性判断等についても規定を行っている。
3.
不正競争紛争について
ネットワーク不正競争に関しては、主にこの種の紛争の基本判定規則、「公認商業道
徳」の認定、反不正競争法第 2 条、虚偽宣伝行為及び商業毀損行為の具体的認定状況、
「価格競争ランキング」行為の法律規制、賠償額計算等の五大問題について規定を行
っている。
出所
http://bjgy.chinacourt.org/article/detail/2016/04/id/1839981.shtml
Ⅵ. その他
1、国務院の「上海市が全面的な刷新改革試験運用を体系的に推進し、グロー
バルな影響力を有する科学技術刷新センターの建設を加速する方案」の公
布に関する通知
(国発[2016]23 号)

背景
国務院は、上海市が全面的な刷新改革試験運用を体系的に推進し、グローバルな影響
力を有する科学技術刷新センターにより速く発展させるため、
「上海市が全面的な刷新
改革試験運用を体系的に推進し、グローバルな影響力を有する科学技術刷新センター
の建設を加速する方案」
(以下、
「方案」という)を制定し、2016 年 4 月 12 日に公布
した。

主な内容
1.
方案は刷新規律に適合する政府管理制度の構築を提示している。
政府による企業のイノベーション・ベンチャー活動に対する関与を最小限にする。市
9
場に決定されるべき事項について、政府は、最低限の管理を行い、企業の資格類、項
目類等の審査認可事項を最大限廃止し、行政審査認可において、各部門が他の部門の
認可等を相互に前提とする状態をなくすものとする。事中事後監督管理を完備し、商
事制度等の改革を進め、付帯監督管理措置を更に完備し、刷新規律に合致する政府管
理制度の構築を模索する。また、新興産業の特徴に基づき、企業業種分類規則及び経
営範囲の管理方式を完備する。
2.
方案は上海市の科学技術刷新評価メカニズムの構築を要求している。
現有の科学技術指標体系の下、国際、国内の主要科学技術刷新評価指標を参考にし、
上海の科学技術刷新指数を構築、公布し、科学技術の刷新の資源、環境、投入、産出、
オーバーフロー・駆動等 5 つの面から、上海の科学技術の刷新の総体的な発展状況を
総合的に評価する。
3.
方案は近日「先に実行可能なものを先に試す」という方針で展開する予定の 10
個の改革主戦略方針を提示した。
主として、イノベーション・ベンチャーを奨励する一般優遇税制の研究、投資貸付一
体化等の金融サービスモデル刷新の展開、株式信託取引センターの市場制度の改革、
ハイテク企業認定政策の実行及び拡大、インセンティブプランメカニズムの完備、新
型産業技術の研究開発組織の発展、海外人材永住サービス等の試験運用の展開、外商
投資管理の簡易化、薬品登録及び生産管理制度の改革、並びに科学規律に合致する国
家科学センター運営管理制度等の構築が含まれる。
4.
方案は厳格に知的財産保護制度を実行することを強調している。
権利者による権利保護メカニズムを強化する。知的財産権利侵害に対する調査処理の
迅速な対応メカニズムを構築し、知的財産に関する行政管理のメカニズムを完備する。
法律執行に関する行政と司法のつながり、及び知的財産に関する総合的な行政法律の
執行を強化する。健全な知的財産権多元化紛争解決メカニズムを構築する。上海市公
共信用情報サービスプラットフォームに基づき、知的財産信用システムを構築し、知
的財産権侵害等の信用を失する行為に対する連動懲戒を強化する。
出所
http://www.gov.cn/xinwen/2016-04/15/content_5064623.htm
10
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日本業務部について
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日本業務部の弁護士は、ほとんどが日本、中
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日本の大手法律事務所での勤務経験を持つ
者も尐なくありません。2016 年 1 月現在、計
53 名の弁護士およびスタッフが所属してお
り、中国国内最大手を誇ります。
本ニュースレターに記載の情報はあくまでも一般的参考に供するものであり、
いかなる意味においても弁護士からクライアントの皆様への法的意見やアドバ
イスを提供するものではありません。これら情報への信頼に基づくいかなる行
為に対しても、中倫律師事務所としては一切責任を負うことができかねます。
これらの情報について、何か問題がございましたら、誠にお手数とは存じます
が、大場もも
[email protected]
までご連絡くださいますよう、よろしくお
願い申し上げます。
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