災害事例 平成23年∼平成26年 沖縄労働基準監督署管内の飲食店で発生 事例1 発生年月 休業期間 傷病名 職種 発生状況 平成25年11月 3ヶ月 火傷 ホールスタッフ 調理台の点検中にガスコックを開けたまま放置したあと 点火操作をしたため炎が上がり顔面、両腕に火傷を負っ た。 原因 対策 作業手順の誤り 安全教育の実施 事例2 発生年月 休業期間 傷病名 職種 発生状況 平成24年4月 6日 火傷 調理補助 厨房内にて油が入ったフライヤーの縁部分を清掃中、油 で手を滑らせてしまい、右手を揚げ油の中に入れてし まった。 原因 対策 油の温度が高い状態で不用意に清掃を行った。 安全な作業手順を作成し担当労働者に周知する。 事例3 発生年月 休業期間 傷病名 職種 発生状況 平成26年3月 10日 切傷 レストランスタッフ 作業台の上で油が入った一斗缶の蓋を缶切りで開けて 切った角を引き上げようとしたとき一瞬手が滑り蓋の尖っ た部分が右手の内側に刺さった。 原因 対策 作業方法の誤り 手袋等保護具の着用 事例4 発生年月 休業期間 傷病名 職種 発生状況 平成24年4月 2ヶ月 左環指屈筋建断裂 調理スタッフ キッチン内 左手で持ったままタマネギを包丁で切ろうと して手のひらを切った。 原因 対策 作業方法の誤り 材料を手で持ったまま切らない。安全教育の実施。 事例5 発生年月 休業期間 傷病名 職種 発生状況 平成25年11月 30日 半月板損傷 ホール係 厨房内においてゴムスリッパで歩行中、床が濡れていた ため滑って転倒した際左膝をひねった。 原因 対策 床が濡れていたこと。滑りやすい履物を履いていた。 床の乾燥化を行う又は清掃を行う。長靴等を履く。 事例6 発生年月 休業期間 傷病名 職種 発生状況 平成24年4月 6ヶ月 手首粉砕骨折 レジ係 ホールをモップで清掃中滑って転倒した際支えようとした 左手首が骨折した。 原因 対策 床が濡れていたこと。滑りやすい履物を履いていた。 清掃を行う。長靴等滑りにくい履き物を履く。 事例7 発生年月 休業期間 傷病名 職種 発生状況 平成24年4月 3ヶ月 骨折 ウエイトレス 店内を急いで移動中通路に置かれていたブロックにつま づいて転倒した。 原因 対策 通路に物が置かれ通行の障害になっていた。 安全通路を確保する。 事例8 発生年月 休業期間 傷病名 職種 発生状況 平成23年1月 3ヶ月 腰椎圧迫骨折 キッチンスタッフ キッチンで作業中コックとぶつかり転倒した。そのままお 尻から落ちて尾てい骨を骨折した。 原因 対策 作業スペースが狭いこと。年齢による体力の低下。 十分な作業スペースの確保。声かけの実施。 労働災害を起こさないためには 設備の改善を行う • 床面等 • 機械設備等 作業方法の検討 安全教育等 • 安全意識の高揚を図る 安全衛生管理体制の整備 • 安全活動の実施 資料 2 飲食店における労働災害の発生状況 「接客娯楽業」の死傷者数が増加傾向にある。そのうち約4割は「飲食店」 1.休業4日以上の死傷者数の推移 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 全産業 945 848 903 927 999 建設業 169 165 153 164 169 製造業 143 145 151 150 171 商業 142 127 126 155 167 接客娯楽業 99 82 103 90 120 飲食店 34 37 37 36 47 (34.3%) (45.1%) (35.9%) (40.0%) (39.2%) 保健衛生業 87 74 92 93 88 飲食店 34 37 37 36 47 180 160 140 120 100 80 60 40 建設業 20 製造業 商業 接客娯楽業 保健衛生業 0 h20 h21 h22 h23 h24 2.飲食店における事故の型別労働災害発生状況 事故の型別 切れ、こすれ 転倒 高温・低温 動作の反動 物との接触 無理な動作 墜落・転落 その他 死傷者数 54 53 29 13 12 30 割合 28.3% 27.8% 15.2% 6.8% 6.3% 15.7% 16% 6% 7% 15% 事故の型別 28% 切れ・こすれ 転倒 高温・低温物との接触 動作の反動・無理な動作 28% 墜落・転倒 その他 資料3 1 災害事例 沖縄労働基準監督署 平成23年∼平成26年 発生年月 平成25年11月 休業期間 3 ヶ月 傷病名 火傷 職種 ホールスタッフ 発生状況 調理台の点検中にガスコックを開けたまま放置したあと点火操作を したため炎が上がり顔面、両腕に火傷を負った。 2 原因 作業手順の誤り 対策 安全教育の実施 発生年月 平成24年4月 休業期間 6日 傷病名 火傷 職種 調理補助 発生状況 厨房内にて油が入ったフライヤーの縁部分を清掃中、油で手を滑ら せてしまい、右手を揚げ油の中に入れてしまった。 原因 油の温度が高い状態で不用意に清掃を行った。 対策 油の温度が高いうちは清掃を行わない。又は高温部分に触れること が無いよう覆い等を設ける。 3 発生年月 平成26年3月 休業期間 10日 傷病名 切傷 職種 レストランスタッフ 発生状況 作業台の上で油が入った一斗缶の蓋を缶切りで開けて切った角を引 き上げようとしたとき一瞬手が滑り蓋の尖った部分が右手の内側に 刺さった。 4 原因 作業方法の誤り。 対策 手袋等保護具の着用。 発生年月 平成24年4月 休業期間 2ヶ月 傷病名 左環指屈筋建断裂 職種 調理スタッフ 発生状況 キッチン内 左手で持ったままタマネギを包丁で切ろうとして手の ひらを切った。 原因 作業方法の誤り 対策 材料を手で持ったまま切らない。安全教育の実施。 5 発生年月 平成25年11月 休業期間 30日 傷病名 半月板損傷 職種 ホール係 発生状況 厨房内においてゴムスリッパで歩行中、床が濡れていたため滑って 転倒した際左膝をひねった。 6 原因 床が濡れていたこと。滑りやすい履き物を履いていたこと。 対策 床の乾燥化を行う又は清掃を行う。長靴等滑りにくい履き物を履く。 発生年月 平成24年4月 休業期間 6ヶ月 傷病名 手首粉砕骨折 職種 レジ係 発生状況 ホールをモップで清掃中滑って転倒した際支えようとした左手首が 骨折した。 7 原因 床が濡れていたこと。滑りやすい履き物を履いていたこと。 対策 清掃を行う。長靴等滑りにくい履き物を履く。 発生年月 平成24年4月 休業期間 3ヶ月 傷病名 骨折 職種 ウエイトレス 発生状況 店内を急いで移動中通路に置かれていたブロックにつまづいて転倒 した。 8 原因 通路に物が置かれ通行の障害になっていたこと。 対策 安全通路を確保する。 発生年月 平成23年1月 休業期間 3ヶ月 傷病名 腰椎圧迫骨折 職種 キッチンスタッフ 発生状況 キッチンで作業中コックとぶつかり転倒した。そのままお尻から落 ちて尾てい骨を骨折した。 原因 作業スペースが狭いこと。年齢による体力の低下。 対策 十分な作業スペースの確保。声かけの実施。
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