2016 November no.158 APA アワード 2017 広告作品部門 審査会開催報告 Canon EOS 5D Mark Ⅳ Profoto D2 「美術授業にカメラ」レポート 2017 年度 新入正会員募集! 公益社法人日本広告写真家協会(APA)では、毎年正会員を募集しております。 APA は 1958 年広告写真家たちの職能団体として設立され、以来国内外で広告写真に関わる活発な教育、 啓蒙活動を続けてきました。 1989 年からは社団法人としてさまざまな事業を展開し、2012 年からは公益社団法人として広告写真 映像に関する文化の展開に寄与することが大きな目標となっています。広告写真を通じ、活力に溢れた 協会運営と社会への発信力を増すためにも、常に新しい仲間の力が必要です。 我々とともに社会文化に貢献する APA の一員として、広告写真の未来を切り拓いてみませんか! 2017 年度新入正会員 申請期間 2016 年11月1日~ 2017 年1月15日 ■お問い合わせ 公益社団法人日本広告写真家協会 正会員入会係 〒 108-0071 東京都港区白金台 3-15-1 白金台シティハウス 2F 電話:03-5449-0580 FAX:03-5449-0651 COVER DATA フォトグラファー:大森 直 APA 正会員 フォトグラファー:奥脇孝一 APA 正会員 INTERMEZZO というブランドのモデル撮 影で、 ブランドコンセプトが『都会 的で洗 練されたトー タルスタイルを提案する大人のカジュアル』とい うことで、今回は色気のある大人の男性が着る洋 服をモノクロで表現しようと思いました。モデル、 スタッフのチームワークも良く、イメージ通りの1 つの世界観が完成しました。 スチルライフは、卓上のゲーム シンプルな構成と 一条の光が、答えを出す。 故に ○△□は、すべての物の始まり。 仙厓の書がヒントでした。 広告主:㈱レナウン 02 広告主:オクワキスタジオ photo by Kiichiro Yoshimoto OLYMPUS OM - D E- M1、M. ZUIKO DIGITAL ED 12- 4 0mm F2.8 PRO、f4.0、1/20 0、ISO:20 0 CONTENTS 04 APA アワード 2017 広告作品部門 審査会開催報告 APA NEWS[Shun]2016 Nov. No.158 06 Canon EOS 5D Mark Ⅳ 08 Profoto D2 10 APA アワード 2016 受賞者ギャラリー Vol.5 Tomm Photographer Vol.6 廣田比呂子 Vol.7 稲垣美衣 Vol.8 西森 哲 12 14 「美術授業にカメラ」レポート Information&Report 03 APA アワード 2017 広告作品部門 審査会開催 2 016 年 9 月 3 0 日( 金)、 日本 写 真芸 術専門学 校( 渋谷) にて A PA アワード 2 017 広告作品部門 審 査 会を開催しました。 文・写真 Ryushi 04 今回 APA アワード 2017 広告作品部門には 会場では各審査委員の熱い論戦が繰り て相応しい作品の数々が選出されていき、 応募総数 339 作品、全 836 枚が寄せられた。 広げられた。時代性、日本的な情緒、逆に 厳しい審査を乗り越えた力強い作品が顔 審査会では一次審査は付箋方式、二次審 日本的でない要素の新鮮さなど多角的な を揃えた。 査は記述方式で、いち推し作品を別枠に記 観 点 が 理 由 と し て 挙 げ ら れ、 ど れ を 聞 い 甲乙つけ難い審査であったが入賞作品が 述する方法で選考した。選考作品を集め、 て も 納 得 さ せ ら れ る も の だ っ た。 菅 野 秀 決まり、皆の拍手で会場の空気も落ち着き 各審査委員のいち推し作品と選考理由が発 明 審 査 委 員 の 発 言 に あ っ た よ う に「 価 値 を取り戻し、今年度の審査会は無事終了し 表された。二次審査で選考された作品から 観 が 多 様 化 し、 並 列 し て い る 」 と い う 言 た。 さらに記述投票での三次審査を行い、その 葉 が 印 象 的 だ っ た。 今 の 時 代 観 を 表 し て 広告とは時代とともに絶えず流れ、それ 結果を基に鈴木英雄審査委員長他、6 名の お り、 こ の 審 査 会 を 象 徴 し て い る よ う に を的確に反映する生き物であるとつくづく 審査委員が入賞作品選考のため審議に入っ も思えた。7 名の個性豊かな審査委員がそ 感じさせられる審査会であったと思う。 た。今年は例年の審査とは少し異なり三次 れぞれの意見をぶつけ合った結果、絞り込 なお、今回の審査会の結果は APA の HP 審査で各審査委員の票が割れ、どれも拮抗 んだ作品の中からさらに投票が行われた。 にて 11 月中旬頃発表予定です。 するかたちとなった。 審議と投票を重ね、今年度の入賞作品とし ■一次審査 ■二次審査 ■審査委員いち推し作品選考理由説明 ■三次審査 ■最終決定 APA アワード 2017 広告作品部門 審査会 参加スタッフ 高井哲朗、善本喜一郎、山口敏郎、小山敦也、永嶋勝美、原 貴彦、石田美菜子、長嶋正光、 矢野雅也、佐藤倫子、中村うらら、Ryushi、コタニシンスケ、佐藤 真、S、太田 淳、 西川隼矢、MITCH IKEDA、稲垣雅彦、小林宗正、堤 一夫、半杭誠一郎 一次審査では付箋方式にて選考。審査委員のほとんどが時間いっぱいまで何度も往復し、 広告の内容までじっくり検討されていました。 二次審査での選考作品を集め、全ての審査委員がそれぞれいち推し作品について選考理由 を説明。 二次審査は記述方式での選考。他の票に影響されることなく選考されます。 三次審査では審査委員のそれぞれの選考理由を参考に、再度記述方式にて選考。 意見を出し合い審議の上、上位入賞作品を決定。意見が割れ論議を繰り返しましたが、 最終的には拍手で終了となりました。 ■審査委員 審査委員長 鈴木英雄 最上欣也 中島祥文 渋谷克彦 川本 康 酒井久美子 菅野秀明 APA 副会長 経済産業省 課長補佐 東京アートディレクターズ クラブ 事務局長 公益社団法人日本グラフィック デザイナー協会 会員 ㈱玄光社 コマーシャル・ フォト編集部 統括編集長 APA 正会員 APA 正会員 05 Test Reviews Canon EOS 5D Mark Ⅳ より信頼性が高まるプロフェッショナル仕様 確かな進化 文・写真 レスリー キー EOS 5D Mark IV、4年半ぶりのフルモデル チェンジを心待ちにしていた。テストシュー ティングも兼ねて VOGUE TAIWAN の仕事 で Mark III と 並 行 し て Mark IV を 使 っ て み た。撮像素子やパーツやメカは一新したと思 うが、見た目は変わりなく、操作系の配置の 大きな変化もなく、同じ感覚で使うことがで きた。特にレリーズ時の音と振動が心地よく 抑えられて進化を感じた。画素数は EOS 5D Mark III から約 800 万画素増え 3040 万画素、 5D シリーズらしいバランスのとれた画素数 だと思うし、全体的に順当な進化だと感じた。 引き続き僕のメインカメラのラインナップに 加わることとなりそう。 レスリー キー(APA 正 会員) シンガポール生まれ 東京ビジュアルアーツ卒 アート、ファッション、 ドキュメンタリー、広告、 CDジャケットの 撮 影、 PV 映像監督などを中心 に 東 京、PARIS、NY、 アジア各国で活動。 APAア ワ ード 2012 経 済産業大臣賞、APAア ワード 2014 美しい日本 賞ほか 06 Canon EOS 5D Mark IV EF24-105mm f/4 IS II USM(56mm 相当で使用)f11 1/160 秒 ISO:160 VOGUE TAIWAN November 2016 issue 07 Test Reviews Profoto D2 モータードライブで撮れるモノライトストロボ 秒 20 コマ連続発光が決定的瞬間を逃がさない! 高速閃光時間 6 万 3 千分の1秒 文・写真 石田晃久 カメラ:Canon EOS-1DX Mark Ⅱ Canon EF100mm f2.8 1/100 秒 F4 ISO200 ストロボ:D2 500 AirTTL、D2 1000 AirTTL 閃光時間が短いので、リュウキンが水に入る瞬間 の速い動きを止めることができた。EOS-1DX MarkⅡの高速連続撮影 14 コマ/ 秒に余裕で対応。今度は磯釣りで釣り上げたサカナを海からゴボウ抜きする瞬間を撮ってみたい。 D2 500 AirTTL 最大出力 :500ws 出力レンジ :10f-stop 出力制御刻み:1/10-フル リサイクルタイム:0.03-0.6 秒 最短閃光時間:1/63,000 秒 最長閃光時間:1/2,600 秒 D2 1000 AirTTL 最大出力 :1000ws 出力レンジ :10f-stop 出力制御刻み:1/10-フル リサイクルタイム:0.03-1.2 秒 最短閃光時間:1/50,000 秒 最長閃光時間:1/1,600 秒 08 高 速 連 写 高 速 同 調 モノライトタイプの大型ストロボで、最高秒間 ハイスピードシンクロは最高1/8,000 秒で撮影 20コマの高速連写ができるようになった。こ できる機能。別売のAirRemoteTTL 対応カメ の事実は、スタジオでもロケと同様にモーター ラなら、フォーカルプレーンシャッターのシン ドライブでモデル撮影が可能になったことを クロ接点よりも早いシャッタースピードがきれ 意味する。スタジオのモデル撮影といえば、 る。明るい場所で絞りを開けて撮影すること 一般的にストロボのチャージが完了してから ができるので、背景をぼかした日中シンクロ シャッターを切るのが普通だった。モデルは もできる。明るい開放 F 値のレンズを使えば、 チャージ完了を知らせる『ピー』というビープ 背景をぼかして被写体を強調することも可能。 音が鳴ると同時に、次のポーズになっている バッテリーストロボほど日中シンクロの使用頻 のがお約束。しかしついに、ロケのように自 度は高くないけれど、自然光スタジオや出張 由な動きの中から、ベストショットを選ぶこと 撮影で活躍するだろう。モノライトタイプの高 が可能な時代がやってきた。現時点で最速の 出力ストロボで世界最速のD2だが、出力を絞 連続撮影ができるカメラは Canon EOS-1DX れることも個人的に気に入っている。500ws、 MarkⅡ。プロフォトD2は、低出力域ならこ 1000wsともに、1/10まで落とせる。希望の絞 の連続 14コマ/ 秒に余裕でシンクロする。も り値を維持して、D2を被写体にぐっと寄せる ちろん、リサイクルタイムは出力が高くなれば ことができるわけだ。Profoto D2でまた表現 遅くなる(0.03-0.6 秒) 。同時発売のジェネレー 領域が広がった。 高 速 閃 光 ター機 Pro-10の、最高秒間 50回に及ばない ものの、出張撮影にもコンパクトに対応でき、 全 120 種類以上あるアクセサリーが全て使え ストロボ撮影の場合、瞬間光の発光時間が短 るのは魅力的だ。スタジオに光る連続瞬間光 ければシャッタースピードに関係なく被写体 に、クライアントの視線が釘付けになる。 の動きは止まる。D2 500Air の最短閃光時間 は1/63,000 秒。この超高速閃光時間は、時間 を止め、流れる液体をも瞬時に凍りつかせる。 最短閃光時間で撮影するために、D2の出力 を最低にしフリーズモードを選択。EOS-1DX MarkⅡのシャッターを切ると、ドラムを叩く ようなミラー音とともに、いくつもの残像が目 に焼き付いた。子供の頃 F1モータードライブ のシャッターを切ったときのようだ。胸が熱く なる。肉眼では見ることができない画像がモ ニターに大きく映し出される。 「やっぱり写真 はいいね」とスタジオにいた誰もが思った瞬 間だった。 D1と比較して操作感は良くなっている。外観 は大きく変わらないが、D2のコントロールパ ネルは表示画面が大きくなり見やすい。シン クロコードも使えるが、別売の無線シンクロ 装置は2 種類用意されており、TTL 機能の有 無を選べる。大きなハンドル、灯体を真上に 向けることができる二つのダボ穴、長い AC コードも使い勝手の良さに貢献している。 09 APA アワード 2016 受賞者ギャラリー Vol.5 写真作品部門 『命の輝き』 Tomm Photographer 奨 励 賞 Tomm Photographer レ・クレアタード・フクオカ 所属。 フリーランスとして福岡を拠点に活動中。 福岡市美術館個展開催。アサヒカメラ年度賞 1 位、JPS, 国際写真サロン 入選ほか。 奨励賞という素晴らしい賞をいただき、本当にありがとうござい ます。今回は、APA アワードのテーマ「美・うつくしい」を受けて、 日頃から撮りためていた作品群の中で、それに合致した作品を選び ました。 美しさとは何かという事をよく考えた末に、自然としての人間が、 ある瞬間に天からの贈り物のように受け取る生命力が美ではないか ということに気づきました。これからも、全力で写真を楽しみなが ら撮り続けていきたいと思います。 Vol.6 写真作品部門 『ありがとう!ウズベキスタン』 廣田比呂子 奨 励 賞 廣田比呂子 東京都出身。日本大学芸術学部 放送学科卒業。第 5 回キヤノン フォトグラファーズセッション ファイナリスト。 10 写真の楽しさを改めて教えてくれたのがウズベキスタンの人々でした。 最初は、言葉も習慣もよくわからない土地に少し怯えていたのですが、シャッターを押すごとにこの 国と人々が大好きになりました。子どもたちは、瞳を輝かせて撮ってー!と集まってきてくれました。 もし、また会えたら、みなさんのおかげで素敵な賞までいただけて写真家としての一歩を踏み出す ことができました!とお礼を言いたいと思います。これからも、いろんなところに出かけて写真を 通じた新しい出会いを楽しみに撮り続けていこうと思います。 Vol.7 写真作品部門 『Laugh mountain』 稲垣美衣 奨 励 賞 稲垣美衣 コ マ ー シャ ル フォトス タ ジ オ 勤務。 日々をキリトリ、ノコシ、ツタ エテ写真でヒトを幸せにしたい 気持ちで写真を撮っています。 山登りは、私にとって体も心も健康になり、 自分らしさを取り戻せる大事なこと。 日々刻々と変わりゆく山の景色、その場で 出会う人々。 1 秒ずれただけで同じ風景には巡り会えない。 写真も今の自分の心情や感動が写り込むもの。 登山をしながら撮る写真は、 等身大の自分そのものだと思っています。 今の自分だからこそ撮ることのできた写真達を 評価していただき、賞をいただけたこと光栄 に思います。 Vol.8 写真作品部門 『青色な世界』 西森 哲 奨 励 賞 西森 哲 1984 年生まれ。 オーシマ・スタジオ勤務 青色な世界は旅客機から撮影した写真です。このときに乗り合わせた飛行機が故障のため、出発先の 空港に引き返す事になりました。騒然とする機内とは裏腹に窓から見える景色はいつも通り美しく、 そこにありました。 広告写真スタジオに勤め気がつけば7年が経ちました。写真をはじめた当初、このような賞を受賞で きるとは思っていなかったので、今回の受賞はとても嬉しくまた、自分自身少し成長できたような 気がします。ありがとうございました。 11 美 術授業に カ メラ レポート テーマ 平成 28 年 9月 6 日(火) 平成 28 年 9月13 日(火) 東京都足立区立青井中学校 北海道札幌市立八軒東中学校 1学年 2 学級 44 名 髙﨑美也子教諭の授業 2 学年 3 学級106 名 石川早苗教諭の授業 私の土偶に願いをこめて テーマ 3回目の授業です。今回やっと晴れて、校舎外での撮影が出来 ました!生徒たちは自作の土偶を抱え思い思いの場所で撮影し ていました。1回目の撮影の後、 「写真をテレビに映したい人? と聞いても自発 的に希望する生徒が少なかったのですが、2回 目は積 極的になる生徒が増えました。翌日、担任から「生活記 録ノートに写真撮影が楽しかったと沢山書いていました。」と聞 き嬉しくなりました。もっと積極的になろうね! テーマ 心のかたち 「心のかたち」という抽象表現に挑 戦した作品を撮影しました。 ミラーレス一眼デジタルカメラで撮影することで、場所や方法に よって作品の見え方が大きく変わることをより強く実感させること ができました。具体的なかたちを撮影した時よりも、考え、試行 錯誤を繰り返していた生徒が多く見受けられました。日頃、写真撮 影する機会が多い中学生ですが、この授業で、考えて撮影するこ との大切さを知ったと思います。 平成 28 年 9月13 日(火) 平成 28 年 9月21日(水) 神奈川県平塚市立松が丘小学校 東京都立川市立立川第七中学校 6 学年 2 学級 60 名 桾澤卓也教諭の授業 3 学年 4 学級152 名 木場隆晃教諭の授業 松が丘の未確認生物を見つけよう 「プロのフォトグラファーの方が来て、みんなの自己表現の幅を 広げるお手伝いをしてくれるよ!」今回の授業を私自身が心待ち にして、写真という言葉が出るたびに児童に伝えてきました。普 段表現に遠慮がちな児童が、アドバイスをいただいて「思ってい たのよりいい写真が撮れた!!」「思いが表現できた!!」と、大 変喜んでいました。その笑顔を全員写真に撮っておきたいくらい に!すてきな機会をありがとうございました。 テーマ 動物の景色 どのように撮影するかを生徒たちに事前に検討させましたが、当日に なるまでは不安でした。しかし、限られた時間と空間の中で、必死 にもがきながらもファインダーの世界に没頭できていて良かったと思 います。写真を通して、見る側と見られる側の新たな関係性や美しさ に触れることができたと感じます。そして、作る喜びに増して、自分 の作品への愛着がさらに増幅されたのではないでしょうか。 APA 参加スタッフ 鈴木英雄 9/28、杉山親生 9/29、石田美菜子 9/13、小山敦也 9/13、栗栖誠紀 9/6・9/13・9/21、大滝恭昌 9/13、長嶋正光 9/13、熱海俊一 9/29、山口知一10/6、 佐藤浩視 9/29、望月 研 9/29、近藤宏一郎 10/5、富谷正弘10/5、坂本隆志 10/6 『スペシャルプライスプラン』募集延長決定! ! 作品 A−3 or 半切(30枚まで)だけご準備頂ければ、 これ以上一切頂きません!! ԁʢ੫ࠐʣ 銀座で一週間の写真展が ͳΜͱ ˇ 早い者勝ち! !応募殺到中 12 ※ミニギャラリー (15枚迄)¥30,000(税込) 銀座5−1銀座ファイブ2F ࠝ࠾ၥ࠸ྜࢃࡏࠞ ࣇ࢛ ࢺ ࢧࣟࣥ TEL & FAX 03-3574-1036 ᮇ㛫୰↓ఇ㛤㤋㛫ࠥ (株)フレームマン 本社 東京都墨田区両国3−10−4 TEL 03−5638−2211(代) FAX 03−5638−2219 Eメール [email protected] ホームページ http://www.frameman.co.jp/ APA 学校教育事業部「美術授業にカメラ」 平成 28 年 9月から10月初旬までの実践記録です。 テーマ 平成 28 年 9月28 日(水) 平成 28 年 9月29 日(木) 神奈川県横浜市立東山田小学校 宮城県仙台市立館中学校 4 学年 4 学級125 名 南 豊教諭の授業 3 学年 3 学級 98 名 橋清子教諭の授業 トントンつないで 気分は 「小さなプロフォトグラファー」。夢中になって、シャッター を押す子どもたちの姿から、そんな気持ちが伝わる授業でした。 どうやって撮れば、自分のイメージした写真にすることができる のか考え、アングルや構図を何度も工夫する姿が見られました。 撮ったものをその場で確認でき、何度も撮り直すことができる ので、普段の図工では失敗を恐れてなかなか思い切った表現が できない子も自信をもって活動に臨んでいました。 テーマ テーマ 写真で表現を深めよう「心のかたち」 4人のプロフォトグラファーの写真作品の美しさに生徒達の心は 引き込まれ、ミラーレスカメラを手にしたとたん、モチベーション は更に高まりました。あいにくの雨でしたが、生徒達は「雨の日 だからこそ撮れる写真にしたい。」と走り出し、水たまりや水滴 を狙い夢中になってシャッターを押していました。感性を刺激し、 最高の一瞬を狙う緊張感と楽しさを味わえるカメラの魅力を改め て感じました。 平成 28 年10月5日(水) 平成 28 年10月6 日(木) 沖縄県竹富町立竹富中学校 東京都江戸川区立篠崎中学校 1・2・3 学年 3 学級15 名 大濵朋子教諭の授業 2 学年 2 学級70 名 秋元今日子教諭の授業 材料と場の対話 中学生くらいになると描く活動に抵抗を持つ子も少なくない。そん な子ほど無限の想像力を持っている。寝そべってレンズをのぞく姿。 木や草、花の上、遊具にひっかけ、水槽越しに撮影。シャッター を押すたびに広がる世界。偶然撮れた写真に自慢気な表情。今回 の授業は、美しい物を味わったり表現したりすることの可能性を感 じてもらえたのだと思う。私自身も勉強になった。ありがとうござ います。 テーマ 学校の妖精 校舎内の様々な場所から学校の妖精を発想して粘土彫刻を制作、 撮影した。撮影開始すぐ、ある女子生徒は、校庭の隅で、ボール を模した妖精をかごに入った練習用テニスボールに埋もれるように 置き撮影していた。撮影から戻った彼女の写真には、体育館倉庫 の中でかごの隙間からこちらをのぞきこむ妖精の姿が。作品と場所 に対峙してきた軌跡が伝わってきた。 「美術授業にカメラ」は、作 品の表情の変化、見せ方まで意識をする貴重な経験となりました。 松本貴義 9/13、その江 9/21・9/28・10/6、小口隆志 9/6・9/28・10/6、川島幸延 9/21、小林伸幸 9/21、山田愼二 9/21、今道しげみ 9/28、MITCH IKEDA9/28、 13 Next Seminar APA プロフェッショナルセミナー Vol.13 OLYMPUS OM-D E-M1 Mark Ⅱ AF/AE 追従で最高18コマ/ 秒の高速連写を実現、121点オールクロス像面位相差 AF 搭載のフラッグシップ機。 オリンパス担当者による製品概要説明と、APA 会員によるテスト撮影インプレッションと作品のプリントも 展示いたします。 日時:2016 年12 月10日(土) 14:00 (13:30 受付開始)~ 16:30 (終了予定) 会場:APA 本部 参加費無料 参加お申し込み:件名を 「12/10 申込」として氏名、電話番号、所属を明記の上、下記までお申し込みください。 セミナー参加お申し込み [email protected] Photo Exhibition 公益社団法人日本広告写真家協会 2016 年新入正会員 写真展 東京展 2016 年度、APA 正会員として入会した新入正会員の写真展です。 本人のメッセージとともに、B1 サイズのカラー作品 14 点を展示い たします。 出展者:稲垣雅彦、VIN OOTA(太田敏和) 、遠藤功之、黒川たくや (黒川拓也) 、小林宗正、佐藤巧弥、堤 一夫、中川真人、長谷波ロビン (長谷波淳弘) 、半杭誠一郎、松林真幸、村山元一、安田慎一、横島 克己 ©Masahiko Inagaki 会場:リコーイメージングスクエア新宿 ギャラリーⅡ 東京都新宿区西新宿 1-25-1 新宿センタービル MB 会期:2016 年11月 9 日(水)〜 11月14日(月)火曜日休館 時間:10:30 〜 18:30 (最終日16:00まで) http://www.ricoh-imaging.co.jp/ 酒井久美子写真展 「街角の記憶」Song of HAVANA マレコン通りはハバナの海岸に沿って旧市街と新市街を結んでいる。ハバナ滞在中に何回かこの通りを散策した。 海は通りから 4m ほど下の波消しブロックに当たって高い波飛沫になって、時には通りまで飛んで来る。ハバナの 人々は、よく海を見にここを訪れるそうだ。波の打ち寄せる音はひとつのリズムを作り旧市街を歩くとどこから ともなく聞こえるサルサやアフロジャズのリズムと一体となって独特の雰囲気を感じる。ハバナの呼吸のように スペイン時代から今日までそのリズムをとり続けているのだろう。そしてこれからもずっと呼吸は止まることは ないだろう。散策の途中で見かけた 15 才の成人のお祝いに急ぐ白いドレスの少女の姿に新しいリズムで呼吸し 始めたハバナを感じた。 会場:ホテル椿山荘東京「アートギャラリー」 (ホテルロビー階) 東京都文京区関口 2-10-8 会期:2016 年11月5 日 ( 土 ) 〜 13 日(日) 時間:11:00 〜 18:30( 最終日16:00まで ) 電話:03-3943-2300 14 ©Makoto Nakagawa REPORT STAFF LIST 8 月19日(金) ◎北海道支部 知的所有権セミナー「写真家と著作権」開催 札幌の「かでる2・7」で知的所有権セミナーを開催しました。東京からAPA 顧問弁護士 の野間自子先生をお招きして、善本専務理事司会のもと、知的所有権に関するたくさん の事例を挙げていただき、わかりやすく説明していただきました。大勢の参加者からた くさんの質問も出て盛況に行われました。 発行人 編集人 副部長 委員 福永仲秋 倉田亜希 コタニシンスケ 発行所 9 月24日(土) ◎中部支部大会開催 今年度、初めて支部部長の役を任されて臨んだ支部大 会では、来年度、再来年度の 事業計画を話し合うことができました。来年度は、セミナー・支部大会・作品展を開催 して「APA 中部 WEEK」といえるような広告写 真家が社 会に強いメッセージを発 信 する事業を展開し、また再来年度には「明 治 15 0 年、近代日本とともに歩んだ写 真 文化(仮)」というようなテーマで事業を立ち上げることを協議しました。 公益社団法人日本広告写真家協会 出版情報事業部 〒108-0071東京都港区白金台 3-15-1 青森県弘前市にて、正会員他 19 名、法人賛助会員 4 社 5 名の参加で開催いたしました。 昨年度及び、今後の活動予定などの報告の後、青森県のフォトグラファーも参加して、 白鳥 会 長と中村成一正会員のセミナーを開 催いたしました。その後、法人賛助会員 による機材のデモと解説があり、大変有意義な支部大会となりました。その後の懇親 会も、とても和やかに話が弾んでいました。 今年もキヤノンマーケティングジャパン㈱に機材や用紙をご協力いただき、同社 菊山 貴士氏よりプリンターの特徴などについてご説明いただきました。続いて永嶋勝美正会 員がプリントの基本的な設定や仕組みをわかりやすく説明しました。一般を含め 22 名 の参加者があり、実際にご自分の作品データをプリントしました。仕上がりについては 大変ご満足いただけたようで、多くの方に APA アワードにご応募いただきました。 小林伸幸 小川義文 9 月10日(土) ◎東北支部大会開催 9 月24日(土) ◎ APAアワード 2017 写真作品部門・応募プリント実践セミナー&ワークショップ 福原 毅 Ryushi 大阪市中央公会堂を会場に開催しました。参加者は 42 名。今年の講演会は白鳥会長に ご自身の作品について語っていただきました。一般からの参加者もあり、写真を見ながら のお話に、作品をより身近に感じた、との声が聞かれました。支部集会では支部運営 のありかた、支部作品展のテーマ、また関西記者協会との合同写真展企画について、 それぞれ活発な議論が行われました。その後懇親会をレストラン 「OUI」にて行いました。 丸山和也弁護士を迎え、大阪市中央公会堂にて開催しました。参加者は 48 名ありま した。正当な権 利を主張する事の大 切さや、トラブルを未然に防ぐための方法など、 知的所有権に関わる事を中心に講演していただき、参加者はその話に聞き入っていました。 後半は質疑応答形式で、実際の約束の交わし方や、現実的な問題を細かく尋ねる質問 者の姿もありました。 永嶋勝美 香出剛志 9 月3日(土) ◎関西支部大会開催 9 月17日(土) ◎関西支部 知的所有権セミナー「行列のできるセミナーですよ~ 関西」開催 白鳥真太郎 統括編集長 鈴木英雄 白金台シティハウス 2F TEL:03-5449-0580 FAX:03-5449-0651 URL:http://www.apa-japan.com 事務局員 安江とも代 デザイン 株式会社ライズ・グラフィクス 印刷 共同印刷株式会社 禁・無断転載「APA NEWS・瞬」2016 EDITOR'S NOTE あっという間に夏も過ぎ、9 月から 10 月にかけ ては APA アワードの審査会、学校授業と事業が 集中しました。ご協力いただく会員の顔ぶれもほ ぼ決まっている状況です。会員各位におかれまし てはご自身のお仕事が第一とは思いますが、まず はお試しでご参加を!何か気づきなど得るものが きっとあります。事業にご興味ありましたら、事 務局へご連絡ください。一人でも多くの会員が参 加すれば、参加している会員の負担も楽になりま す。ご協力をよろしくお願いします。善本喜一郎 15 158 公益社団法人日本広告写真家協会 発行人:白鳥真太郎 統括編集長:鈴木英雄 編集人:永嶋勝美 隔月発行 通巻 302 号 〒 108-0071 東京都港区白金台 3-15-1 白金台シティハウス 2F TEL:03(5449)0580 FAX:03(5449)0651 http://www.apa-japan.com
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