PDFダウンロード - 那須塩原市公式サイト|チャレンジingライフ

NASUSHIOBARA CITY
WELCOME GUIDE
那須塩原市ウェルカム・ガイドブック
親子チャレンジ編
チャレンジする子が 創る大人に
幼い頃に自然の中で体験したコトは、大人になって役に立つという。
子どもは、小枝や石コロなどを拾い、
虫や動物とふれあいながら遊び方を組み立てていく。
子どもは、“はじめて”に出合ったとき、戸惑いながらも
本気で向き合い、知恵を絞り、困難を乗り越え、
その術を身に付けていく。
その経験の積み重ねがあるからこそ、大人になっても、
おいしいモノや心地良い空間を楽しみながら創るという。
2
NASUSHIOBARA CITY
3
そこにあるモノを活かして、「自分らしさ」を追求する
“創りびと”の秘密を探ってみることにした。
東京からわずか67分
那須塩原にやってきた。
「パパ、あの先に何があるの?」
これから出合う普段とは違う体験が
無邪気な息子の冒険心をかきたてている。
ここで、息子のどんな笑顔に出会えるのだろうか…
馬を通して人がつながる
みんなの憩いの場所を創りたい
さん
01 廣田龍馬
RYUMA HIROTA
今回、馬との接し方を教えてくれた廣田龍馬さんは、馬術でシドニーオリンピックに出場した経験がある方。
現在も数々の競技会に出場し、オリンピックを目指して活躍しています。
廣田さんは、
「馬には人を元気にする力がある。だから、ふれあうことで多くの発見に出合って欲しい」と語り、
癒され、学び、感じることのできる場を提供しています。
ホースガーデンで乗馬にチャレンジing
~親子が近くなれる場所~
2015 年にオープンした「ホースガーデン」は、馬のお世話や乗馬体験ができる市営の
屋内乗馬施設。那須塩原市は、小中学校の「情操教育」や「コミュニケーション能力
の育成」に乗馬を取り入れています。
この日、首都圏からやってきた親子6組が、乗馬を初めて体験しました。わが子を心配
するママ。片手で手綱を握り、笑顔で手を振りながら馬に乗る子ども。自分の順番になる
と高さと揺れに驚き、
声をあげるママ。動揺するママを応援する子どもとパパ。子どもが大人っ
ぽく、大人が子どもっぽく、親子が近くなれる場所でした。
馬は心
を
見るん
だよ!
馬から学ぶ信頼関係の築き方
子どもの成長を見守る喜び
まずはポニーにご挨拶。初めて触る馬に興
味津々の様子。
「目が大きくてかわいい」
「毛
が堅い」と発見がたくさん
東京か
那須塩 ら
魅力を 原の
体験に
来まし
た!
人の心を癒す力
愛されるやさしい心を育んで
馬はとても気がやさしい生き物です。繊細であるがゆえに、
乗馬教室に通っている子どもたちは、乗る前とあとでは顔つ
人の動きや気持ちを敏感に感じ取ることができるので、嘘は通
きが全く違います。目に輝きが生まれ、自主的に責任を持って
用しません。やさしく接するとやさしさで返してくれる。シンプル
行動ができるようになります。中には、不登校だったけれど、
だけど一番大切なコミュニケーションの基礎を馬は教えてくれ
乗馬がきっかけで笑顔を取り戻し、学校に通い始めたという子
ます。
も。馬には人の心を癒す力もあります。一人でも多くの子ども
乗馬は高さがあり、誰でも初めは緊張するもの。余計なことを
たちが馬とのふれあいを通して、みんなから愛されるやさしい心
考えると事故につながるので、どの子どもも馬の上では真剣です。
を育んでいってほしいです。
なので、
自然と集中力が養われていきます。また、
乗馬のあとは “ あ
りがとう ” と声をかけ、ブラッシングなどの世話をします。こうした
スキンシップで、信頼関係が深まります。大切なのは、気持ちを
初めは恐る恐る乗っていた子どもたち。いつしか余裕の笑顔に変わっていきました
伝えることです。
参 加 者の 感 想
もに
の体の振動とと
地面の凸凹が馬
心から楽しんで
も
ち
た
ども
子
、
伝わり
馬は
。廣田さんの「
いる様子でした
した
で
的
象
印
が
話
お
心を見る」という
幸さん)
(東京都・平政
「一人で乗れてる!」家族全員で見守ります
那須塩原市 ホースガーデン
TEL080-2100-1515
(受付時間:開場日の午前 8 時 30 分~午後 5 時 15 分)
5
早速、乗馬に挑戦。子どもたちはサラブレッドの
「フウジン」にまたがり、「かっこいい」と満面の
笑み。現役選手の廣田思乃さんと少年団のお姉
ちゃんが手綱を引いてくれました
4
本物の笑顔に出会う親子体験
~子育ての醍醐味がここにある~
那須塩原市の週末暮らしを体験するために、向かったのは「田舎ランド鴫内」
。
ここは、広いグラウンドや裏山で自然遊びができる場所。いつもと違うトコロ、違うモノで遊ぶ。
真剣な面持ちで取り組む姿、成し遂げたときのホッと緩んだ表情、
その後、こちらに顔を向けて見せつけるドヤ顔とピースサイン。
この一連の道のりを見届けることができるのが、子育ての醍醐味なのです。
ピザ
チーズ が焼けたよ~
がプク
プクお !
いしそう
!
ボクも
お
挑戦 抹茶に
したよ
行ってきたのは
ココ!
「 田 舎ラ
ンド 鴫 内
」 は、
廃校になっ
た小学校を
利
用した施設
。和室や工
作
室・調理室
など設備も
充
実していて
、 何 でもで
き
ちゃうステ
キな場所で
す
週末は家族そろってお外ごはん
づくり!
のピザ
て
め
初
ピザづくりを教えてくれたのは、2007年に移住してきた料理研究家の
初めてのお点 前にチャレンジ
ウェルカムの気持ちを込めて、地元の方が裏千家のお点前
越石直子さん。
「那須塩原ではお休みの日など、おうちの庭など外に出
でお抹茶を出してくれました。おまんじゅうを配るお手伝いをし
て家族で食事をする家庭が多いです。うちはバーベキューやお鍋料理、
よ
飲んだ
初めて するんだね
味が
こんな
抹茶の味にとまどいながらも
楽しんだ様子
たり、好奇心いっぱいにお点前にも挑戦した子どもたち。初め
鶏の丸焼き、焼き芋をしたりして、お客さんも一緒に火を囲んでおしゃべ
ての体験にちょっと緊張しながらも、楽しい時間を過ごしました。
りを楽しむことがあります。そんな時は、子どもは子ども同士、大人は大
人同士で、
それぞれの時間を楽しむようにしています」と話してくれました。
そうな
おいしじゅう!
おまん、
どうぞ
い
は
できあが
り
パパと一緒に初めてピザ作りに挑戦。
丁寧にゆっくりと生地を伸ばしていきます
石窯で焼いたピザは、外はこんがり、中はもちもち。
「パパ、お外でごはん、楽しいね」
ママと一緒にお点前に
も挑戦。
「あっ、泡が
出てきた!」
ピザにベビーリーフなどをトッピング。越石
さんが用意してくれたチキンとクラムチャウ
ダーを添えて、今日のランチが完成!
7
6
青空の下、親子で外遊び。はじける笑顔がサイコー!
, go!
y
stead
,
y
d
a
e
R
広々とした校庭では、国際交流員のアリスと一緒に親子で外遊びを楽しみました。
青空の下、大きな声を出して思いっきり走り回って、はじける笑顔を見せる子どもたち。
ジャングルジムやシーソー、ターザンロープなどのフィールドアスレチックなど、さまざまな遊具
アリ
負け スに
ない
ぞ~
!
にも積極的にチャレンジ! 子どもたちみんなで“木の実拾い”
、誰が一番多く拾えるかな?
たくさ
ん
みつけどんぐり
たよ!
見て!
よ
ボクできた
!
いいね
ち
も
き
広い校庭でアリスと一緒に外遊び。
「言葉の意味なんてすぐにわからなくても大丈夫。
いろいろな国の言葉に触れてほしい」と、時々、フランス語と英語で話しかける
アリス。国を越えた遊び時間となりました
石
イイ よ
た
け
みつ
間違ってもいいから。大切なのは伝えようとすること
この日、子どもたちの遊び相手をしてくれたのは、フランス出身のアリス・パッキエさん。
市役所で働く国際交流員のアリスに、那須塩原市の子どもたちの様子や、国際
大き
入っ なトン
てみ ネル
よう 。
かな
交流の仕事について聞いてみました。
世界のことを知ってもらうこと、それが私の役割
学校や幼稚園を訪問したり、フランス語講座や料理教室に参加したり、公民館でフラ
ンスの文化について話したりして、
市のみなさんと交流しています。
子どもたちはとても素直。
なんでも興味を持ってよく聞いてくれます。そんなふれあいが楽しい! 世界にはいろいろな
国と言葉があることを知ってもらう。それが私の役割だと思っています。
ALTが各校に1人。グローバル感覚を育てる英語教育
那須塩原市は各校に1人、ALT(外国語指導助手)がいます。6歳から英語を学
ぶ機会があって、フランスよりすごいと思います。でも、子どもたちに英語で質問する
となかなか答えてくれない。それはダメ。間違ってもいいんです! 大切なのは、言い
たいことを伝えようとすることです。シャイな子どもたちの背中を押したいです。
9
ターザンロープに初めて挑戦。全身に風を受けて「パパ、楽しいね!」
参 加 者の
アリス・パッキエさん
1989年 フランス生まれ
フランスで大学を卒業後、
アメリカと
東京での生活を経て2013年7月から
国際交流員として那須塩原市に勤務
感想
り
ぶ時間があ
も同士が遊
とが
人
と
校庭で子ど
然
自
たようです。 のかもと
仲良くなれ
場所な
いく最適な
て
っ
が
里さん)
つな
川県・中西麻
奈
神
(
た
思いまし
8
ガーデンパーティーから始まるコミュニティ
~このまちには何かを始めようとする意欲がある~
越石さんの那須塩原ライフ5箇条
1
空気の香り、動物や虫、おいしい野菜や果物など、自然を楽しむ
22
温泉めぐりやスキー、ロードバイクなど、那須塩原ならではの楽しみを見つける
33
仲間や家族と過ごす時間を大切にする
44
おしゃれなお店も多いので、お気に入りの店を見つける
55
家を建てるときは、その土地を知っている現地の業者に頼む
移住が
私の人生を変えた!
那須塩原ライフ
さん
02 越石直子
NAOKO KOSHIISHI
Iターン
今回、ピザづくりの手ほどきをしてくれ
たのが、那須塩原市に移住して料理研
究家として活躍する越石直子さん。自然
に囲まれた暮らしを楽しみながら、おい
しい料理を提案している人。自身の夢
を実現させた越石さんが、那須塩原市
越石直子さんの
那須塩原ライフ
の魅力を語ってくれました。
Lifestyle
1976 年広島県生まれ。料理研究家。
会社代表。3 児の母
都内から那須塩原市へ移住し、自然の中
東京都内でスタイリストの仕事に就き、結婚を機に仕
事を辞めて専業主婦に。都内で住宅購入を予定してい
たところ、自然が豊かで交通の便も良い那須塩原市を
知る。
2007 年、那須塩原市に移住
2010 年、同地で会社を設立し、レシピ本なども多数出版
での暮らしを実現させた越石さん。700 坪も
あるという自宅は、念願だった広い庭に石窯
を設置するなど、こだわりをいっぱいつめこ
んで建てた大きな家。
「都内だとどこか大き
な公園でBBQなどを楽しむ “ 外でのコミュ
の庭で気の合う仲間同士が集まって石窯ピ
都会の野菜とは全然違う、
大自然が育むおいしい野菜! より料理が好きに
ザやBBQを楽しめるんです。“ 自宅でのコ
自然の中での生活や子育てを楽しもうと、那須塩原市に
もう一つ、那須塩原市の魅力は “ 人 ”。ここに住む人は、
「何
移住してきました。ここでは、季節の移り変わりを自然が教えて
かを始めよう」という意欲があります。そういう仲間がいてくれ
くれます。子どもたちもすぐにこの地に慣れて楽しんでいますし、
ると、私も頑張ろうって思いますね。世代やジャンルを超えた
ニティ ” になりがちですが、ここでは、自宅
ミュニティ” がかなう魅力を実感しています」
!
LOV E I T
新緑や落ち葉など、自宅の庭でも
四季の移り変わりを感じることができます
人と人とのつながりを大切に
“ 人持ち ” になりたい
新幹線通勤も可能。本当に良かったなって思っています。
多くの仲間とコミュニティを作って、それぞれが融合する街に
また、びっくりするくらいおいしい野菜にも出会いました。
なったらうれしいです。大切なことは、
「人と人とのつながり」
。
トマトもキュウリも味が濃くて、都会の野菜と全然違いますよ。
お金持ちじゃなくて、“ 人持ち ” になりたいなって思います。
もともと料理が好きだったのですが、より料理が楽しくなりま
した。那須塩原のおいしい野菜との出会いが、今の仕事にも
つながっていると感じています。
料理好きなので、存分に楽しめる広いキッチンにもこだわりました
新幹線cafe通勤
自然を楽しみながら、ロードバイクで走っています。
お気に入りのカフェや野菜を買いに行くときも楽しんでます!
最大で月額1万円、
年額12万円を補助
東京駅まで新幹線「なすの」号で 67 分。
始発で終点の那須塩原駅だから、
朝はゆったり座って珈琲を飲みながら、
帰りは乗り過ごすことなくラクラク通勤することができます。
那須塩原から東京に新幹線通勤される方が多く、
市は補助金を出して支援しています。
11
10
新 鮮 野 菜 の 本 来 の味 を 知ってもらいたくて
道の駅 湯の香しおばら
「アグリパル塩原」農産物直売所
すべて地元農家の人たちの手で運営さ
れている道の駅「アグリパル塩原」。農
産物直売所では、地場で採れた新鮮野
菜のほかに農家のお母さんたち手作りの
お惣菜や漬け物も人気です。
バスから降りて森の中に
入っていきます
森の中に青いおうち。
妖精が住んでいるの?
人参っ
て
こんな
に
甘いの
ぉー
櫻岡定男さん
(部長)※写真左
渡邉智子さん
(農家/加工品等の開発担当)※写真中央
君島圭一さん
(会長)※写真右
「ここの野菜は本当においしいと、
自信を持って勧められるね。晩酌
のつまみも野菜料理が最高だよ!」
「野菜のほかに、お惣菜や漬け
物も売っています。採れたてをすぐ
調理するからおいしいですよ。こだ
わって作っているので食べてみて!」
「毎日、愛情いっぱいに育てて
いるからね、野菜はどれも新鮮で
おいしいよ! イチゴもおいしい!
毎月のイベントも楽しいよ!」
ち
店内のロフトは子どもた
の格好の遊び場
目の前の畑で収穫するか
ら
お野菜は抜群に新鮮
ここの風と土と水で生まれた恵みを
ここで育った人が調理する…
森の中に佇む「創造の森・農園レストラン」でオーガニックランチをいただ
く参加者たち。
「山々から吹き下ろす“からっ風”
」
「森が生み出す肥沃な大地」
「湧き出す那珂川の源流水」
。種蒔きから食事をいただくまでの全ての工程が、
料理をする人の手も含め、自然の一部なのだと教えていただきました。
手間ひまかけて野菜を
つくっています
おいしい笑顔が見たいから
オーナーシェフの
玉野寛さん
地場の野菜のおいしさを知ってほしい
野菜や果物の味を知り尽くしている農家さんがつくる
切り干し大根のおまんじゅうが人気(アグリパル塩原)
料理には、自分たちの手で育てた季節の有
機野菜を使っています。この土地の風と土と水
アウトレット
で育った野菜をここで育った私たちが大切に調
農産物直売所と名産品のセレクトショップ
理すること、そこに意味があり、ストーリーがあ
那須ガーデンアウトレットにある那須ロコマーケットには、新鮮野菜のほか、お土産や地元の名産品も豊富に揃っています。
ります。素材を評価してほしいから、味付けや
珍しい野菜に出合えることもあり、旅行客だけでなく地元の人にも好評。
調理はシンプルです。
「体にいいから」とか「栄
養があるから」というのは後からついてくるもの。
野菜をふんだんに使っ
た森の定食と、スプーン
でほぐれるほどお肉が軟
らかいビーフシチュー
味恋とまと
生産者の高松英樹さん
味が濃厚で、とても甘いトマトです。
“味に
恋してほしい”という願いを込めて、手間を
惜しまず水耕栽培しています。糖度が 8-12度
ありますよ。
13
結果的に“体にやさしい料理”になるのだと思
います。
「体にやさしい料理」
は
「おいしい料理」
。
本当の野菜のおいしさを感じてほしいですね。
参加者の感想
お店の横の畑で育ったお野
菜を味わう
ことができる。
都内のおしゃれなカフェ
も大好きですが、農園レス
トランは、
それ以上にステキな場所だと
感じました
(埼玉県・植村未紀さん)
12
洋品店の片隅にあった、レトロ
でかわいい子ども用のテーブル
とイス。ハンモックやテントもあ
り、子どもの居場所も用意さ
れています。
りにもこだわりが感じられるセレクトショップ
2 お店の空間づく
の洋品店。明るい日差しが差し込む店内には、オーナー
のセンスで選ばれた商品が並びます。
ユーズド家具
1
4
5
食器・雑貨
Map
板室街道
洋服とアウトドアグッズ
東口
2
3
黒磯駅
←板室温泉
産直&食堂
西口
CAFE
洋品 (P16)
パン
(P19)
古き良きモノを活かした心地よい空間
JR黒磯駅から徒歩10分のところに、ノスタルジックな雰囲気を醸し出すストリートがあります。
県外から移住してきた若者たちが、空き店舗となっていた建物をリノベーションした店舗が並びます。
「地域のいいモノを集めてシェアする」このまちならではの暮らし方を提案してくれる場所。
素材の目利きを教えてくれるだけでなく、音楽、映画、お酒など、暮らしを楽しむ多様なエッセンスを提供しています。
たくさんの人が集まる機会を創り、魅力を発信している空間です。 1
食器やバッグ、インテリア小物、
3 ファ
ブリックなど女性店主がこ
お店のコンセプトは、“ 大きな食卓を囲む ”。自然豊かな那須地域で育った
おいしい食材を、多くの人たちに味わってもらいたいという思いから生まれた、
生産者と消費者をつなぐお店。農産物の直売所と、その料理を楽しめるダイ
ニング、そして魅力にあふれた那須塩原に滞在できる宿。ここに集う人が、家
族のようになれる場所になってほしいとの願いが込められています。
だわって集めた生活雑貨の店。
ついつい長居をしてしまいます。
山ウエアやバックパック、グッズなどの
5 アイテムがきれいに並べられている、
アウトドアショップ。こだわりの洋服や
小物もトータルで手に入ります。
参加者の感想
…。
とてもおしゃれな店、店、店
いく
個性的なインテリア、商品もかわ
的で、
ステキでした。都会よりも都会
した
また、芸術的であるとも感じま
(神奈川県・中西麻里さん)
15
4
キャビネットやソファ、テーブルなど、個性とセンスを
感じるユーズド家具や雑貨をつくり替えて販売する
インテリアショップ。
「おしゃれな一点ものに出合え
そう!」とママも興味津々。
那須のチーズ工房では新鮮で味の濃い牛乳で作るおいしいチーズ
が豊富にそろいます。ウォッシュタイプのチーズやセミハードチーズ、
コクがあってクリーミーなフレッシュチーズ、トロリと焼いて食べる
とクセになる「カチョカバロ」…。食べ比べるのも楽しそう! さす
が生乳生産本州一のまち。
14
旅先で故郷を感じ
たくさんの人に来てもらいたくて
さん
03 菊地省三
SHOZO KIKUCHI
Uターン
「1988 CAFE SHOZO」のオーナー菊地省三さんは、このまちで生まれ育った方。
菊地さんは、若い頃に旅先で故郷の素晴らしさを感じ、地元で小さな店舗を持ち、少しずつ店舗を広げ、人の輪を広げています。
ひとつのカフェから、
人の輪が、店舗が、通りが、
まちへと広がっています
独特な空間と時流を創り続けながら、人、仕事、夢を紡ぐ起業家であり、教え人であり、クリエイターでもあります。
1988 年にオープンして以来、たくさんの人に親しまれているカフェ。
その菊地さんが、参加者にまちの魅力を語ってくれました。
座席毎に個性的な机、椅子、灯が並び、窓から差し込む柔らかな陽の光が、刻々と変化する店内を彩る。
一日、一年、時空を超えて多彩な表情に出合い、自分時間を思い思いに過ごすことができる場所。
ここで過ごす時間を忘れられず、県外から何度も訪れた人が、いつのまにかお店を構えるようになり、まちの魅力を創り出しています。
《省三さんお気に入りの風景》
那須塩原駅前から高林地区に続く一本道。
「 道の両 側に街 路 樹が植えてあるんです。
今はまだ小さいけれど、10 年、20 年後には
ステキな並木道になりますよ。楽しみですね」
この日は、省三さんご自身が参加者に向けて、まちの魅力や思いを語ってくれました
“ 生まれ育ったまちが好き ”
だからここでカフェを始めました “ カフェをやりたい ” と思ったのは、20 歳の頃。でも、自分
町の中にカフェをつくったら次は森の中につくると決めていて、
は田舎しか知らない。それなら自分自身にいろいろな経験をさせ
6年後には那須高原にもお店を出しました。全国から観光客
よう、いろいろな物を見てみようと旅に出たんです。
が集まる那須で「SHOZO」を知ってもらい、本店のある
あちこち旅をしていて、ステキな場所と出合ったんですが、い
那須塩原にも足を運んでほしいと思ったからなんです。
つも「那須塩原」と比べている自分に気づいたんです。外へ出よ
「SHOZO」で働きたいという人が県外からここに移り住ん
うとしていた自分が、実は「那須塩原が好き」なんだと知ったと
で仲間になって、そして今ではうちを卒業して市内や自分の
き、いろんな謎が解けました。ないところをあるところと比べても
地元に戻って同じようなお店を開いて活躍してくれています。
仕方がない。ないところから始めて続けていけばいいと思ったら
“「SHOZO」は学校みたいだ ” なんて言われますが、人の輪
気持ちが軽くなり、この何もなかった通りでカフェを始めることに
が広がってワクワクしますね。私の仕事は、ここ “ 那須塩原市 ”
したんです。
に人が来てくれるようにすることだと思っていますから。
SHOZOカフェをきっかけに移住した
鈴木尚子さん(福島県出身)
栃木に遊びに来たとき SHOZO カフェに
出合い、一目で好きになりそこで働くよう
になりました。カフェで一緒に働いていた
人と結婚して那須塩原市で生活を始め、
今、地域の方々とふれあいながら、自然
の中で楽しんで子育てしています。元気で
優しい子に育ってくれたらうれしいですね。
17
カフェをやっているのは
「このまちに人が来てほしい」から。それが私の仕事
コーヒー豆、手づくりのクッキーやケーキの販売も。
新鮮な野菜も扱うなどして地域の生産者を応援します
参 加 者の 感 想
・那
聞き、本当に地元
省三さんのお話を
事が
う
とい
ぁ
んだな
須塩原が好きな
塩原の「本当
須
那
。
た
し
ま
伝わってき
きたように感じ
に触れることが出
の良さ」
未
植村 紀さん)
ました(埼玉県・
ね
て濃いです
ミルクが甘く
で
厚
プリンが濃
しい
すっごくおい
16
このまちは何もないからいいんです
何かを始めたい人に
さん
04 岡崎哲也
TETSUYA OKAZAKI
Iターン
「日用市」は、JR黒磯駅前の三角屋根が目をひく「KANEL BREAD」のオーナー岡崎哲也さんたちが、
発起人となってスタートしたもの。
「このイベントを大勢の方に知ってもらい、地域のつながりをさらに広め、
深められたらうれしい」と話します。お店では国産小麦や地場の食材など、素材にこだわったパンを販売。
パンで地元とつながる、地元になくてはならないお店になっています。
ローカルコミュニティ
“おいしい”
と
“やさしい”
の発信地
つくる人と食べる人が集う場所
t
even
クロイソ
日用市
日用夜市
多くの農家や飲食店が出店し、JR黒磯駅前広場で開催されている駅前マルシェ。
日用市は毎月第1・第3日曜の昼、日用夜市は夏の日曜の夜に開催されています。
おいしく食べてもらいたいという生産者と、感謝してそれをいただくお客さん。
たくさんの笑顔でつながる場は、若者たちが力を合わせて創り出しています。
このまちが忘れられなくて
I ターンで U ターン 自然、アクセス、人の良さが魅力
人のつながりもうれしい
生まれは神奈川県なんですが、以前、那須塩原市で働いて
那須塩原市は、自然豊かで交通アクセスもいい。人の良さ
いたことがあるんです。実を言うと、神奈川でお店を持ちたいと
も魅力です。県外出身の人が多く暮らしているのも、そんなとこ
思って、一度は地元に帰ったんです。でも、たくさんの仲間が
ろに魅かれて移り住んだのだと思います。
いるこの那須塩原市に何度も遊びに来ているうちに、やっぱり
店を始めて2年半ですが、うちのパンを「おいしい」と言って、
このまちが好きだなと強く思い、戻ってきてしまいました。私自身
多くの方に来ていただけるようになりました。市内でも多くの
もパンが大好きで、友人のシェフを誘ってパン屋をオープン
レストランで使っていただいています。おいしいパンをつくることで、
しました。
人や地域とつながれることがうれしいですね。夢は、大勢の
「このまちには何もない」と言う人がいますが、何もないから
人に国産小麦のパンを食べてもらって、そのおいしさを知って
お店がつくりやすくていいんです。
もらうこと。そのために、もっともっと店を大きくしていけたらと
生産者と消費者が直接、話をすることで理解もつながりも深まります
思っています。
19
18
ママ友づくりのお手伝いがしたくて
いつか、ママぢからで何かを始められたら…
さん
06 西田由記子
YUKIKO NISHIDA
Iターン
まち中で子育て支援に
動きだしています
翔さん
05 磯
NATSURU ISO
子育てファミリーのためのサロン「つどいの広場 ほっぺ」。
2015年4月から「認定こども園」になり、学童施設の拡充も行っている「黒磯いずみ幼稚園」
。
毎日、たくさんのママと入園前の子が、お弁当を持参して通っています。
0歳から 12 歳までを受け入れられる児童施設として子育て家族を支えています。
「ママだけでなく、パパや祖父母など多くの人に育児に関わって欲しい」と週末にイベントも企画し、子育ての輪を広げています。
子育て中の家族が集まれる
場所がほしい
先輩ママとして伝えたい
子どもと一緒に楽しめる子育てを
Uターン
那須塩原市での子育て環境について磯翔(いそなつる)先生が話してくれました。
0歳から 12 歳まで一カ所で
預かることができます
いろいろな経験や交流を通して
子どもの個性を伸ばす
私は、夫の転勤で那須塩原市に来ました。自然の中で四
子育てのスタートの時期に自分の子どもだけ見ていると、
「認定こども園」とは、保育園と幼稚園がひとつになったよ
園の特徴として、園内にたくさんの動物が暮らしています。子
季を感じながら子育てがしたくて定住を決めました。夫の新
「これでいいのかな」
って不安になることも多いですよね。だから、
うな児童施設です。認定こども園になるには市町村の協力が
どもたちを見て気付いたことは、動物との接し方は子どもによっ
幹線通勤も可能ですからね。でも、ここに来たばかりのころは
いろいろな人とふれあうことはとても大切なことなんです。子育
必要となります。栃木県では、那須塩原市が一番早くこの事
て異なるということ。優しく撫でる子やいたずらをする子など、
友達もいなかったので、仲間ができる場所があったらいいなっ
ては大変だけれど、
「子どもと一緒に楽しめることはいっぱいあ
業に取り組み、現在市内のほぼすべての幼稚園が認定こども
性格が表れます。動物とのふれあいで、友だちともコミュニケー
て思っていました。
るよ」って、先輩ママとして伝えたいですね。ここに集う方は、
園に移行しました。うちの園でも、今春から0歳~2歳児の受
ションができるようになるケースも。また、親子で参加する活
け入れが始まります。
また、12 歳までの学童保育も行っています。
動を増やし、親同士の交流を広げることにも力を入れています。
この広場の多くの利用者は、幼稚園や保育園に入園する前
いろいろ力を持っています。そんなお母さんたちにアイデアを
の0歳~2歳児とそのお母さん。そして、私と同じような移住
出してもらって、みんなで何か始められたらステキですよね。こ
認定こども園となり、幅広い年齢の子どもたちとふれあう中で、
者の利用がとても多いんです。やはり「子育て中のママ同士で
の広場を通して “ 地域とのつながり ” を持ってほしいと思って
どの子に対しても子ども扱いせず、一人の人間として真剣に向
集まれる場がほしい」というお母さんの思いは同じなんですね。
います。
き合うことを心掛けていきたいです。子どもたちの笑顔や成長
を見ることが、この仕事の魅力だと思っています。
参 加 者の 感 想
策
室。アレルギー対
広い園庭に広い教
進
先
で
ま
こ
こ
、
含め
や保育時間なども
少ないと感じま
も
内で
都
は
園
的な幼稚
などの政策は進ん
した。認定こども園
・村嶋徳尋さん)
でますね(東京都
ステキなカードができました!
(手づくりクリスマスカードづくりで)
21
大きなカメもいる!動物園みたい
20
戸建て住宅
見学したのは、那須塩原駅から徒歩 10 分の
一戸建て。土地 80 坪、建物 35 坪が、価格
2700 万円前後。
広さも十分で、価格の安さに驚きました
(神奈川県・竹田真衣さん)
道の駅
「明治の森・黒磯」
濃厚なミルクとフレッシュイチゴをその場でつ
ぶしてくれるとちおとめジェラートが人気。牧
草ジェラートは話題性抜群。
カフェもあり、「行ってよかった道の駅ランキ
ング 2015」 全 国 4 位だったのも納 得です
(埼玉県・植村未紀さん)
生乳生産
本州一のまち
牛乳は低温殺菌だから、
おいしさと栄養がそのまま。
2015年4月、
「牛乳で
乾杯条例」ができました。
旧青木邸の見学後に食べ
た「とちおとめジェラート」
がおいしくて驚きました
(東京都・村嶋宏美さん)
もみじ谷大吊橋
子どもたちは吊橋のスリルを楽しみ、
親はドキドキしながらも絶景を楽しみま
した(東京都・平政幸さん)
旅するように暮らす
many more
那須塩原は、観光・リゾート地として名高いまち。
誰もが過ごしたくなる自然豊かな環境、楽しいアクティビティなど多彩なスポットが、まち中に点在しています。
那珂川河畔公園
大池を中心とした日本庭園、子供広場、自由
広場が配された広大な公園。併設の水生植
物園は、季節毎に様々な花を咲かせます。
移住したらこの場所は、最も身近な場所になる
ように思います。那珂川ではカヌーの体験など、
都会ではできない子育てができると思いました
(神奈川県・中西麻里さん)
湯っ歩の里
塩原温泉にある全長 60m 日本最大級の
足湯専用の施設。飲泉堂では温泉を飲む
珍しい体験ができます。
通常の足湯と違って歩くスタイルが温泉地
ならではの醍醐味だと思いました。子どもた
ちも大喜び(東京都・平綾さん)
塩原温泉郷
開湯1200年の歴史がある塩原の泉質は、
6種7色。個性あふれる温泉宿も多数あり、
宿泊した「彩つむぎ」の女将・君島理恵
さんは神奈川県からの移住者。
あこがれの宿「彩つむぎ」で、女将さんが
まちの魅力をお話してくれ大満足でした
(東京都・蓑口浩通さん)
「湧花庵」は、泉質も食事もよく、従業員
の対応も丁寧でした
(東京都・村嶋徳尋さん)
23
そんな、ファミリーで体験できるところがたくさんあるから、
「毎週末が旅行気分になれるまち」なのです。
そして、旅先で感じる風を日常の世界で感じることができる
“ちょっぴり贅沢なリゾート暮らし”が、
実現できる土地柄なのです。
旧青木邸
明治時代に、ドイツ公使や外務大臣等を務めた青木周
蔵が那須別邸として建てた建造物(1999 年 12 月、国
重要文化財に指定)
。
青木氏が馬車で邸宅に到着する姿が目に浮かぶようで
した。夏のひまわりが咲くころにまた訪れたいです
(神奈川県・中西克さん)
22
インデックス
4
ホースガーデンで乗馬にチャレンジing
5
馬を通して人がつながる
みんなの憩いの場所を創りたい
NASUSHIOBARA CITY
MAP
~親子が近くなれる場所~
01 廣田龍馬さん
6
本物の笑顔に出会う親子体験
~子育ての醍醐味がここにある~
チャレンジing
10
ガーデンパーティーから始まるコミュニティ
~このまちには何かを始めようとする意欲がある~
02 越石直子さん(Iターン)
12
新鮮野菜の
本来の味を知っ
てもらいたくて
14
古き良きモノを活かした心地よい空間
16
ひとつのカフ
ェから、人の輪が、店舗が、
通りが、まちへと広がっ
ています
17
旅先で故郷を感じ
たく
さんの人に来てもらいたくて
Access
車で(東北自動車道)
03 菊地省三さん(Uターン)
18
このまちは何もないからいいんです
何かを始めたい人に
まち中で子育て支援に
動きだしています
川口 JCT
約 90 分
黒磯板室I
C
東京駅
約 70 分
大宮駅
約 45 分
宇都宮駅
約 15 分
JR東北本線で
05 磯 翔さん(Uターン)
21
西那須野塩原I
C
東北新幹線で
ローカルコミュニティ
“おいしい”
と
“やさしい”
の発信地
つく
る人と食べる人が集う場所
04 岡崎哲也さん( I ターン)
20
約 85 分
那須塩原駅
19
川口 JCT
宇都宮駅
ママ友づくりのお手伝いがしたくて
いつか、
ママぢからで何かを始められたら…
約 45 分
那須塩原駅
06 西田由記子さん(Iターン)
22
旅するように暮らす
26
週末暮らし魅力体験ツアーを終えて
many more
参考 U R L
移住を検討の方は必見!
那須塩原市の PR サイト
「立ち向かうユウキ」
「乗り越える強いココロ」
「きり拓くチカラ」
チャレンジ ing ライフ
http://nasushiobara-life.com/
僕らは、先人からフロンティア-
DNAを受け継いでいる。
だからこそ、新しい世界に挑み
チャレンジする人を
応援できるのである。
発行 / 那須塩原市企画部シティプロモーション課
〒 325-8501 栃木県那須塩原市共墾社 108-2 移住促進センター TEL:0287-62-7331
企画・制作 / サンケイリビング新聞社、栃木リビング新聞社
25
※マップ上のスポットは、本誌で紹介したスポットです。
※本誌に掲載している情報は、
「那須塩原市ウェルカムガイドブック」編集部が
独自に選定しています。
地元暮らしがちょっぴり楽しくなる
市民投稿まちなかサイト
きらきらホット なすしおばら
https://nasushiobara-portal.jp/
24
∼親
週
子チ 末暮
ら
ャレ
ンジ し魅
力体
ing
ツア
ーに 験
参加
して
∼
「立ち向かうユウキ」
「乗り越える強いココロ」
「きり拓くチカラ」
僕らは、先人からフロンティア−DNAを受け継いでいる。
だからこそ、新しい世界に挑み、チャレンジする人を応援できるのである。
27 チャレンジing 那須塩原 〜一歩踏み出す人を応援するまち〜 Special thanks
ホースガーデン少年団のみなさん/田舎ランド鴫内のみなさん/もみじ谷大吊橋のみなさん/千本松牧場のみなさん/
彩つむぎのみなさん/湧花庵のみなさん/湯っ歩の里のみなさん/東那須野公民館のみなさん ほか
26