[マーケットウィークリー]2016年2月22日号

情報提供資料
マーケットウィークリー
2016年2月22日
先週の動向(2016年2月15日~2016年2月19日)
【株式】~国内、米国ともに上昇~
日経平均株価とNYダウの推移
•国内株式相場は上昇しました。前週末に米国株式相場が上昇
(円)
(2015年2月20日~2016年2月19日)(ドル)
21,000
21,000
した流れから週初、円安・米ドル高が進行し国内株式相場は
大幅に上昇しました。その後は、原油相場や為替市場の動向
などをにらみながら値動きの荒い展開となりました。
20,000
20,000
19,000
19,000
18,000
18,000
•米国株式相場は上昇しました。今年に入り大きく値を下げて
17,000
17,000
いた銘柄に買いが入りました。また週半ばに、サウジアラビ
16,000
アやロシアが合意した増産凍結にイランも加わるとの期待か
15,000
ら原油相場が上昇したことも、相場を後押ししました。
14,000
日経平均株価:左軸
15,967.17円(+1,014.56円)
NYダウ:右軸
16,391.99ドル(+418.15ドル)
13,000
15/2
15/5
15/8
15/11
*( )内は前週末比。
16,000
15,000
14,000
13,000
16/2
(年/月)
【債券】~国内は上昇、米国はほぼ横ばい~
10年国債利回りの推移(日本・米国)
• 国内債券相場は上昇(金利は低下)しました。日銀によるマ
(%)
イナス金利が実際に適用されたことや20年物国債の入札結
3.0
果が好調であったことなどを受けて、国内債券相場は堅調に
2.5
推移しました。
(2015年2月20日~2016年2月19日)
米国国債
1.745%(▲0.003%)
2.0
• 米国債券相場はほぼ横ばいでした。週半ばまでは、米国株式
1.5
相場の上昇を受けて米国国債は売られました。しかしその後
1.0
は、米連銀総裁らによって追加利上げに対する慎重な姿勢が
示されたことが材料視され、買い戻される展開となりました。
0.5
0.0
日本国債 0.005%(▲0.075%)
▲ 0.5
15/2
15/5
15/8
15/11
*( )内は前週末比。
【為替】~米ドル、ユーロともに下落~
16/2
(年/月)
•米ドルは対円で下落しました。前週末の米国株式相場の上昇
主要通貨の対円レートの推移
を受けて週初、米ドルは対円で買われました。しかし週後半
に欧米の株式相場が伸び悩んだことから、低リスク通貨とさ
れる円への需要が高まりました。
(円)
150
140
•ユーロは対円、対米ドルでともに下落しました。18日に公
(2015年2月20日~2016年2月19日)
円安
ユーロ 125.27円(▲2.19円)
130
表された、1月の欧州中央銀行(ECB)理事会の議事要旨が、 120
3月の理事会での景気刺激策の拡大決定を意識させる内容で
110
あったことなどから、ユーロは売られました。
100
•豪ドルは対円でほぼ横ばいでした。週前半には投資家のリス
90
ク回避姿勢の後退から買われる場面も見られましたが、その
80
後は商品市況が軟調に推移するのにしたがって、上げ幅を消
す展開となりました。
米ドル 112.62円(▲0.61円)
円高
豪ドル 80.52円(+0.05円)
70
15/2
15/5
15/8
*( )内は前週末比。
15/11
16/2
(年/月)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における日経平均株価、NYダウ、10年国債利回り(日本・米国)および主要通貨の対円レートの推移を示唆、保証するも
のではありません。
※最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
1/3
今後の見通し
【米国債券】~神経質な展開~
【国内株式】~上値の重い展開~
米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ
時期をめぐる思惑から、米国の経済指標に敏感に
反応する展開を予想します。今週は、1月中古住
宅販売件数(23日)、1月耐久財受注(25日)
などの結果に注目が集まります。
積極的な買い材料が見当たらない中、為替が円
高・米ドル安基調で推移していることから国内輸
出企業への業績懸念は根強く、上値の重い展開を
予想します。今週は、G20財務相・中央銀行総裁
会議(26~27日)を控えており、市場安定に向
けた国際協調が示されるかに注目が集まります。
【米ドル/円】~上値の重い展開~
【米国株式】~方向感を探る展開~
日銀によるマイナス金利適用により、日米金利差
は拡大傾向にあるものの、中国経済への懸念や軟
調な原油相場などを背景に投資家のリスク回避姿
勢は強まっており、米ドル/円は上値の重い展開
を予想します。
足元の原油相場の低迷は相場の重荷となる一方で、
週末のG20財務相・中央銀行総裁会議に対する期
待感が相場を下支えするとみられ、米国株式相場
は方向感を探る展開を見込みます。
【国内債券】~底堅い展開~
【ユーロ/円】~上値の重い展開~
足元、3月のECB理事会での景気刺激策の拡大決
定が期待されているほか、投資家のリスク回避姿
勢は強く、ユーロ/円は上値の重い展開を予想し
ます。
先週実施された20年物国債入札の好調な結果を受
けて需給環境のひっ迫感が強まっており、底堅い
展開を予想します。今週は1月消費者物価指
数(CPI、26日)の発表が予定されており、注目
が集まります。
主な経済指標・イベント
先週の結果・今週の注目材料
米国 消費者物価指数
(除く食品・エネルギー、前年比、CPI)
経済指標・イベント
日付
国
17(水)
日本
12月 機械受注(前月比)
市場予想:
4.4%
結果:
17(水)
米国
1月 鉱工業生産(前月比)
市場予想:
0.4%
結果:
18(木)
豪州
1月 雇用統計(雇用者数変化、前月比)
4.2%
0.9%
(%)
前回: ▲14.4% 修正:
--
前回: ▲0.4% 修正: ▲0.7%
結果:▲7.9千人 前回:▲1.0千人 修正:▲0.8千人
18(木)
豪州
1月 雇用統計(失業率)
市場予想:
5.8%
結果:
19(金)
米国
市場予想:
2.1%
結果:
23(火)
米国
1月 中古住宅販売件数
24(水)
米国
1月 新築住宅販売件数
25(木)
米国
1月 耐久財受注(速報値)
26(金)
日本
1月 消費者物価指数(CPI)
26(金)
--
前回:
5.8%
修正:
2.2
2.0
1.8
市場予想: 13千人
6.0%
(2013年1月~2016年1月、月次)
2.4
--
1.6
1.4
13/1
14/1
1月 消費者物価指数(除く食品・エネルギー、前年比、CPI)
2.2%
前回:
2.1%
修正:
--
15/1
16/1
(年/月)
米労働省が発表した1月の消費者物価指数(除く食品・エ
ネルギー)は、前年比2.2%の上昇となり、市場予想を上
回りました。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資
顧問が作成。
※上記は、将来における消費者物価指数の推移を示唆、保証す
るものではありません。
※主な経済指標・イベントは作成日時点のものであり、予告無
く変更されることがあります。
G20財務相・中央銀行総裁会議(~27日)
※最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
2/3
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価額の水準等により変動するため、あらかじめ上限の額等を示すことができません。
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