2014 - Tokyo University of Agriculture

No.68 2013.12
by Japanese Society for Food Factors 事務局
〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1
東京農業大学応用生物科学部(栄養生理化学研究室内)
TEL:03-5477-2444,FAX:03-5477-2658
発行責任者 村上 明(京都大学大学院農学研究科)
■学会出席報告
ICPH2013
川畑球一(福井県立大学)
The 6th International Conference on
Polyphenols and Health (ICPH 2013)
・会期:2013年10月16日∼19日
・会場:University of Buenos Aires
(Argentina)
・大会長:Dr. Cesar G. Fraga(University of Buenos Aires)、Dr. Patricia
I. Oteiza(University of California)
・プログラム:http://www.oxyclubcalifornia.org/ICPH6/sci_program.php
ブエノスアイレス大学(Universidad de Buenos Aires Facultad de
Derecho:写真1のメイン会場はなぜ
か法学部)にてICPH-6(VI International Conference on Polyphenols and
Health)が開催されました。
写真1 メイン会場
今回のChair manはDr. Cesar G.
Fraga(University of Buenos Aires)、
Co-chairmanはDr. Patricia I. Oteiza
(University of California)であり、ブ
エノスアイレス大学の研究者らによる
Organizing Committeesによって運営
されました。会期中は晴天が続き、日
差しが若干強かったものの風は涼しく
過ごしやすかったです。
ブエノスアイレスには日本から1日
半ほど(28時間空の旅+transfer)か
けて行きました。私は、寺尾純二先生
(徳島大学)をはじめ、5名の先生方
ならびに2名の学生さんと一緒に関空
から移動しました。途中、ブエノスア
イレスへのtransferのためサンパウロ
のグアルーリョス空港にて待っていた
時にはチェックインカウンターが出発
直前まで分からず、みんなでソワソワ
しながら待つなどのイベントもあり、
疲れを感じながらも楽しく旅をするこ
とができました。また現地では別経
路で入国された先生方と合流し、スー
パーでの買い物や散歩、食事などして
会場周辺の街の雰囲気を楽しみまし
た。アルゼンチンは牛肉消費量が多
く、ワインも有名です。肉料理は素材
の味を存分に生かした味付けとなって
おり、醤油の偉大さを実感しました。
一方、本当に美味しいワインは輸出せ
ずに国内で消費するらしく、確かに値
段以上にとても美味しかったです。
大会初日のみ薬学部で行われ、
Opening lectureとして“Redox biology and dietar y polyphenols”と題し
たDr. Helmut Sies(University Dusseldorf)による講演からスタートしまし
た(写真2)。
写真2 Opening lecture
この講演では、タイトルにあるよう
にレドックス調節とポリフェノールの
機能性について幅広く取り上げ、締め
は国ごとのチョコレート摂取量とノー
ベル賞受賞者数に関する眉唾な?正相
関の図で会場が沸き、その盛り上がり
のままWelcome receptionへと移りま
した。大会2日目には、metabolism
やmetabolomics、mechanismのセッ
ションが行われ、metabolismセッ
ションではinvited speakerとして寺尾
先生が、一般演題からの選出で生城真
一先生(富山県立大学)がご講演され
ました。また、Dr. Augustin Scalbert
(IARC)によるPlenar y lecture(タ
イトル:The polyphenol metabolome
and the exposome - Opportunities for
nutritional epidemiology)では、exposome(exposure + ome)という初め
て聞くオミックス研究が印象的でし
た。しっかりとした日本語訳はまだな
いのですが、全暴露量解析といった意
味になるようで、もともとはがんの疫
学調査のために考え出されたそうで
す。個人のポリフェノールについて
のexposomeをmetabolomeとPhenolExplor er database(http://www.
phenol-explorer.eu/)を駆使して調査
し、健康への影響を検討しようという
内容だったのだろうと、このレポート
をまとめながら改めて理解しました。
大会3日目は、疾病予防などに関す
るセッションが多数行われました。
この日は、侯 徳興先生(鹿児島大
学、cancer prevention)と河合慶親先
生(名古屋大学、long-term degenerative diseases)がinvited speakerとし
て、芦田 均先生(神戸大学、cancer
prevention)と越阪部奈緒美先生(芝
浦工業大学、cardiovascular health)
が一般演題としてご講演されました。
個人的には”Polyphenols-gut interactions and health”と題したセッション
に大変注目し、腸内細菌とポリフェ
ノールの関係について最新の知見が聴
けるかと期待していたのですが、よく
ある「腸内細菌による分解」について
ばかりで目新しさもなく残念というの
が正直な感想でした。ポスターセッ
ションは2日目と3日目に行われ、
227題が発表しました(写真3)。
写真3 ポスターセッションの様子
三日目の晩はタンゴショーのパー
ティーが開かれました。タンゴショー
で有名なレストラン(Chanta Cuatro:写真4)に会場からバスで移動
し、簡単なコース料理(でも量はハン
パない)とワインを楽しんだあとタン
ゴショーを観ました。・・・。鋭いツッ
コミが来そうなので正直に言いますと
本当は少ししか観ていません。本場の
タンゴは本当に素晴らしかったのです
が、肉とワインをたらふく食べたあと
に照明を落とされたら誰だって寝ま
すよね・・・(眠気と戦いながらも撮っ
た写真5)。ちなみにここで食べたス
テーキは味付けもしっかりしていて大
変美味しかったです。
1
Vol.18 No.1 / 2014
ARPH2013
加藤陽二(兵庫県立大学)
写真4 Chanta Cuatro
写真5 タンゴショー
大会4日目はブラジルへの移動のた
め残念ながら参加できませんでした
が、公園の露店などでお土産を買うな
どして最終日を十分満喫し、ブエノス
アイレスを後にしました(写真6は空
港近くのラプラタ川。対岸まで約50
km!)。「遥か遠くの南米に行くこ
となんて一生に一回だろう」と出発前
は思っていましたが、1日半の移動を
経験した今では「二回目も何とかなる
かな」と少し思い直しました(当分は
結構ですが)。次の機会があれば、チ
リ、ペルー、メキシコと遺跡巡りもし
たいものです。
写真6 海のようなラプラタ川
ICPH2015はフランスのトゥール
(Tours)にて、INRAのDr. Morand
Christine、Dr. Manach Claudine、Dr.
Milenkovic Draganらを中心とした運
営で開催されます(日程は未定)。私
も初めてのフランスを目指して精一杯
研究に励みたいと思います。皆様、
奮ってご参加ください。
2
Vol.18 No.1 / 2014
Antioxidants and Redox Process in
Health (ARPH) 2013
・会期:2013年10月21日∼22日
・会場:István Jancsó Auditorium - Guita and José Mindlin s Brasiliana Librar y, University of São Paulo,
Brazil
・大会長:Dr. Sayuri Miyamoto (University of São Paulo)
・プログラム:http://www2.iq.usp.
br/redoxoma/arph2013/program.
html#program
ブラジル・サンパウロ大学の宮本小
百合先生と徳島大学の寺尾先生が中
心となって企画された「Antioxidants
and Redox Process in Health - Bilateral
Meeting Brazil-Japan」(以後、ARPH
学会あるいは学会と略)が成功裏に終
わった。ここでは前後も含めて、私の
個人的視点からみたARPH学会の姿を
紹介したい。
このARPH学会は直前に開催された
6th International Conference of Polyphenols and Health 及び VIII Meeting
of the Society for Free Radical Biology
and Medicine-South Americaのサテラ
イトとしても位置づけられており、後
述するように日本側からはアルゼンチ
ンからブラジルに移動してきた参加者
が多かった。一方で、京都大学の村上
明先生、静岡県立大学の保田倫子先生
はブラジルの学会のみであった。私も
ラボの院生3名とARPH学会の日本側
窓口として活躍してくれた徳島大学の
中村俊之助教(現静岡県立大学助教)
で1グループを組み、ブラジルの学会
のみに参加した。24時間以上かかる渡
航時間におびえつつ、夜23時台に関西
国際空港からカタール航空機に乗り離
陸したが、数時間経たぬうちに機内で
急病人が出て中国の空港に緊急着陸と
なった。2時間程度を空港で機内(地
上)のまま過ごし、病人を降ろして、
再度、飛行機は離陸出発した。2時間
遅れでトランジットを行うカタール空
港に到着したが、乗り換えに1時間し
か余裕がなく、小走りで空港内を走り
抜け、サンパウロへの便に無事搭乗す
ることができた。焦っているこの時に
中村俊之先生がセキュリティチェック
で金属探知機に4度も引っかかるな
ど、ハプニングもあった。また、我が
院生(M1)のO君は、「ブラジル渡
航が初海外」のストレスからか、飛行
機内で腹痛に襲われてトイレとの往復
が続き、悲惨な様子であった。ともあ
れ、無事にブラジル・サンパウロ空港
に到着した。
我々のグループは、学会まで市場調
査や調査研究しながらブラジル・サン
パウロ市やイグアスを堪能した。サン
パウロ市内を歩いて、各店舗や家のセ
キュリティの高さに驚いた。一般の家
のドアの前にさらに門扉(鉄格子)が
あり、多くの店舗では入り口にガード
マンらしき屈強な男性が立ちはだかっ
ていた。なお、大学内の学会会場でも
ガードマンが常時、入り口で監視して
いた。一方で、街中を歩く時には、特
に(東洋人だ、日本人だと)視線を浴
びることなく、ごく自然にいることが
でき、多民族国家かつ日系人の多い国
であることを感じた。
アルゼンチンから移動組の日本側参
加者は、芦田先生と院生さん(神戸大
学)、下位先生・茶山先生(静岡グ
ループ)、侯先生ら(鹿児島大学グ
ループ)、河合先生(名古屋大学)、
川畑先生(福井県立大学)、越阪部先
生(芝浦工大)、新井先生・高杉先生
ご夫妻もサンパウロに到着したが、飛
行機の離陸が遅れたため、お疲れのご
様子であった。20日昼には相澤博士
(カゴメ)も含めてビュッフェを楽し
んだ。そうこうしている間に、21日、
学会の朝を迎えた。滞在先のホテルか
らピックアップのバンに乗り、サンパ
ウロ大学にある会場に到着。サンパウ
ロ大学の広い構内に驚嘆した。もう一
つ驚いたのが、日本側参加者の服装で
あった。事前に行われた京都での打
ち合わせ会では、「それなりにフォー
マルならOK」という話になったと記
憶していたのだが、日本側講演者のほ
とんどがビシッとスーツ姿であり、オ
レンジ色のジーンズをはいていた私
はショックを受けた。さて、H. Sies
博士のPlenary Lecture「Some Reflections on Oxidative Stress and Redox
Biology」に始まった学会は、ついで
日本側のトップバッターとして寺尾教
授がご講演され、日本、ブラジルと
研究者の講演が続いた。初日の最後
の講演はJean Cadet博士によるSpecial
Lecture「Oxidatively Generated Damage to Cellular DNA」であり、続いて
ポスターセッションとなった。個人的
な話で恐縮だが、この会場で、ニュー
ジーランドで2006年に在外研究した際
に隣の机に座っていたブラジル人ポス
ドク(女性)に再会できた。彼女はプ
ロフェッサー(試験に合格せねばなら
ぬらしい)に昇格しており、昔に知っ
ていた「ラジカルっぽさ」がなくなり
落ち着いた様子で、時の流れを感じ
た。ポスター発表後、学内の別会場に
移動し、そこでBanquetに参加した。
学内にある屋外の広いオープンスペー
スでBanquet ができる懐の深さという
か、寛容さにも驚かされた。Brazilian
Musicの生演奏が始まり、ブラジル側
からサンバ(踊り)に誘われ、我が指
導生である女子学生(M1、Aさん)
が真っ先に参加した。私もここで働か
ねばいつ働く、と、踊りに最初から参
加。(シャイな)他の日本人参加者も
徐々に重い腰を上げ、踊りを通じた日
本とブラジルの交流が進んだ。Aさん
は最後まで踊りっぱなしであり、翌日
のホテルでの朝食の際には、疲労感が
にじみ出ていたことはいうまでもな
い。このBanquet会場には協賛企業の
方も参加されており、私のいたテーブ
ルには島津のブラジル支店の方が来
られ、色々な現地の話しを楽しく聞
かせて頂いた。当然のようにブラジ
ル伝統のカクテル「カイピリーニャ」
(サトウキビを蒸留したブラジル特産
スピリッツにライムなどのフルーツと
砂糖、氷を入れたもの)が進んだこと
もいうまでもない。帰りもバンにより
ホテルに送り届けて頂いたが、中村
俊之先生と我がラボの男子学生1名
(M1、M君)が居残り、現地の方々
と遅くまで交流を続け、さらにはホテ
ルに送り届けて貰った後もフロントマ
ン(!)とも交流を深めたようであ
る。ちなみに中村俊之先生はBanquet
の最中にiPhoneを紛失されたが、心
配していた盗難ではない(犯罪性はな
い)と思われる。
翌22日も朝から発表が続き、最後
はOhara Augusto博士によるPlenar y
Lecture「Oxidative Mechanisms in
Protein Aggregation」となり、Closing remarksとして宮本小百合先生が
最後に会場運営スタッフなどにねぎら
いの言葉を掛け、学会を終えた。日本
側参加者(+宮本小百合先生)は日本
料理店「新鳥」で反省会を兼ねた交流
会(打ち上げ)を実施した。日本料理
店といっても、日本語のメニューが無
く、店員も着物を着ていながらも全く
東洋人ではないなど、味は「それなり
に日本食」であったものの、完全に異
世界(アウエー)な雰囲気であった
(写真1)。
国との交流事業は、相手国との交流の
みならず、日本側の参加者同士の交流
を深めるとても良い機会になると、再
確認した次第です。最後になりました
が、このARPH学会はブラジルの助成
機関及び日本側としてJSPSの二国間
交流事業のサポートも受け、さらに日
本企業を含む協賛企業のサポートもあ
り、厚く御礼申し上げます。
ISNFF2013
村上 明(京都大学)
写真1 ARPH学会会場における日
本側参加者の集合写真
学会翌日の23 日は毒蛇研究所(写真
2)見学及びサンパウロ大学の学内・
研究室を見学させて頂いた。私の様な
地方の大学に在籍するものにとっては
驚くような高額な研究機器もそろって
おり、経済的に発展著しい新興国とし
ての勢いを感じた。
写真2 毒蛇研究所訪問時の集合写真
その後は、サンパウロ空港に向か
い、途中でサンパウロ名物の交通渋滞
もたっぷり堪能した・・・。深夜発の
ため、9時間以上(!)も空港で時間
をつぶし、何とか帰路についた。乗り
替え地であるカタール空港からは、
オーバーブッキングのために何故か若
手の河合先生と川畑先生のみがビジネ
スクラスに変更となり、快適な空の旅
を楽しまれたことも是非ここに付け加
えたい。
今回のARPH学会では、私がオーガ
ナイザーの一員であったにも関わら
ず、貢献度も低く、反省しきりであっ
た。特にブラジル側の宮本小百合先
生、日本側の寺尾純二先生、そして
色々取りまとめて頂いた中村俊之先生
に深く感謝しています。このような他
Annual Conference & Exhibition of
International Society for Nutraceuticals
and Functional Foods (ISNFF) 2013
・会期:2013年11月5日∼9日
・会場: Howard Civil Service International House, Taipei, Taiwan
・大会長:Dr. Chin-Kun Wang (Chung
Shan Medical University)
・プログラム:http://isnff.org/viewpage_plain/cms/id/122/ISNFF_2013
本学会は、Dr. Fereidoon Shahidi
(Memorial University of Newfoundland)らが中心となって運営してお
り、2009年から毎年開催されていま
す。開催地は、サンフランシスコ、バ
リ島、札幌、ハワイ島、そして今回の
台北…(どう考えても観光地志向・
笑?)。2006年以前は「Worldnutra」
の名前で開催されており、一度だけ出
席しましたが、健康食品のマーケティ
ング戦略などのセッションも多く企業
色が強い印象でした。しかし、ISNFF
になってからは基礎研究者にとっても
十分に意義深い議論の場となってお
り、「プチICoFF」と表現してもあな
がち間違いではないでしょう。
プチICoFFといっても規模は決して
小さくありません。事実、今回は事
前登録の段階で、600名(22の国と地
域)を超える申し込みがあったよう
です。ポスター発表は243題もあり、
112題を数える一般口演は20種のセッ
ションに分類され、3か所の会場にお
いて同時並行で進められていました。
日本からは54名の参加者(事前登録
数)がありましたが、総計13題あった
Plenary lectureのうち日本からは寺尾
純二先生(徳島大学)だけ、また、座
長総勢52名のうち日本人は5名だけ
(いずれも延べ数)であり、本学会に
3
Vol.18 No.1 / 2014
おける日本の貢献度(勢力)はまだま
だ不足しているといえるでしょう。
学会全体の雰囲気は、洗練されつつ
もフレンドリーであり、大成功を収め
た2年前のICoFF@台北を思い出させ
るものでした(今回も学生バイトと
思われる若者がキビキビと行動)。
また、大会長を務めたDr. Chin-Kun
Wang は、明朗、親身、聡明、真摯と
何拍子も備えた人格者で、彼の人望が
反映されていた学会とも言えるでしょ
う。また、ICoFFのときにプロ顔負け
のカリスマMCぶりを発揮していたDr.
Chia-Feng Kuo(Shih Chien大学)が
今回も流暢な英語と気の利いたジョー
クで会場を盛り上げていました。
紙面の都合上、個々の講演内容は割
愛しますが、特に印象に残ったのは
「Symposium on Honor Prof. Lucy Sun
Hwang on the Occasion of her Retirement」と題されたセッションで、半
日をかけて行われました。これは文字
通り、ICoFF2011の大会長を務められ
たDr. Hwang(台湾大学)が今年の7
月にご退職されたことを記念しての特
別企画です。お弟子さんはもちろん、
同時期に学生時代を過ごした方々や共
同研究者など総勢12名が思い出話を含
めた講演を行いましたが、Hwang博
士の業績や人徳を象徴する素晴らしい
ものでした(写真1)。
写真1 Dr.Hwangの退職記念セッ
ション
中でも、同郷の友人であり、また
長年にわたる共同研究者でもあるDr.
Chi-Tang Ho(Rutgers University)の
講演は印象的で、Rutgers大で博士課
程時代を過ごしていた当時の若き日の
写真に会場がどよめく(もちろん良い
意味で)というシーンも(写真2:
Dr. Ho提供。Dr. Hwangから掲載許可
を得ています)。国際学会という特別
な舞台を活用して功労者へのリスペク
トをシェアするというアイデアや心意
気に感激しました。
4
Vol.18 No.1 / 2014
平成25年11月9(土)-10日(日)の2日
にわたり、東京農業大学・世田谷キャ
ンパスにおいて、第18回日本フード
ファクター学会学術集会(JSoFF2013)
を開催させていただきました(写真
1)。
写真2 博士課程時代のDr.Hwang
一方、健康食品などの展示ブースも
充実しており、ハーブ・スパイスや漢
方薬の素材を使用したものが目に留ま
りました。上述したように、ISNFFは
元来、食品企業中心の学会であり、学
術集会名にも「Exhibition」の単語が
含まれているように、商品の宣伝や情
報交換についての絶好の機会にもなっ
ていると感じました。スポンサーとし
て要旨集に記載された食品会社の数も
かなり多く、また、コングレスバッグ
の中には健康食品がほぼ一杯に詰めて
れおり、ビックリ。
台北の居心地の良さは今更いうまで
もありません。飲茶をはじめとして食
事は美味しく、旅費・物価は安く、
街は安全で交通手段も整備されてお
り、今回も快適に過ごすことができま
した(空港へのルートで、新幹線に
も初めて乗ってみました。快適で便
利です)。なお次回は、2014年10月
14-17日にイスタンブール(また観光
地だ!・笑)で開催されますので皆様
奮ってご参加頂き、日本人研究者の
アクティビティの高さをアピールし
ましょう(学会情報は、http://isnf f.
org/で随時更新されます)。
■JSoFF2013報告
第18回日本フードファクター学会
学術集会開催を振り返って
大会長 上原 万里子
(東京農業大学)
写真1 大会長挨拶
会期中は、特別講演、シンポジウム
の他、一般口演16題、一般ポスター11
題、Young Investigator Award(YIA)
候補ポスターは38題のエントリーがあ
り、活発な意見交換が行われました。
第1日目はYIA口頭発表(3分間)から
スタートし、若手研究者の皆様方によ
る短時間でも内容をわかりやすく伝え
られるプレゼン力に驚き、また、有り
難い事に時間も厳守して下さったた
め、このセッションは予備時間に食い
込むことなく予定時間よりも早めに終
了し、その後に予定していた評議員
会、総会へと余裕をもって繋げること
ができました。
午後の最初のプログラムとして、特
別講演を企画致しました。農大・国際
協力センター所長の志和地弘信教授
(国際農業開発学科 教授)には、「ヤ
マノイモの滋養強壮伝承−アジアとア
フリカ−」と題し、ヤマノイモ(食用
種をヤムイモと呼ぶ)の多様性と産地
によって増強される機能性成分(日本
の品種トゲドコロにはディオスゲニン
が多量に含まれているようです)につ
いて興味深いお話しをしていただき
ました。志和地先生は以前、JSoFFレ
ター(No.65)の理事リレーコラムに書
いた「海外修行ノススメ」に登場した
ネパール8年、ナイジェリア4年赴任
の国際協力のエキスパートで、農大・
海外協定校(姉妹校)、タンザニアの
ソコイネ農大への旅をご一緒した方で
す。ヤマノイモ研究の第一人者・・・
というか、他に研究している方がおら
れないとか?大変興味深い素材ですの
で、共同研究されたい方は、是非ご一
報下さいませ。
2日目のシンポジウム「食の安全と
Food Factors」では、異なるアプロー
チにより食の安全を研究テーマにされ
ている3名の先生方(日本人)に加
え、韓国より主に食品の機能性を研究
されている2名の先生方においでいた
だき、食品の安全性・機能性研究に
おける日韓交流を図りました。まず
は、韓国の先生方のご講演から始まり
ました。1人目は、昨年のJSoFF2012
にもお越しいただいたICoFF2015の
大会長を務められるSuk Hoo Yoon先
生で、「Production and utilization of
CLA triglycerides」と題し、今回はご
自身の研究テーマである大豆油からの
効率の良い共役リノール酸精製法につ
いて、その安全性も含めてお話をされ
ました。2人目のJae-Kwan Hwang先
生は、「Panduratin A as a novel antiobesity and anti-aging agent」と題して
ご講演され、ショウガ科の薬草から抽
出されたカルコン化合物のPanduratin
Aの抗肥満効果についてはAMPKや
PPARsを介して脂肪酸燃焼を上昇さ
せるメカニズムを、また、抗加齢効果
についてはUVB照射により皮膚で誘
導されるMMPsの活性化を抑制するメ
カニズムを示され、ヒトでの臨床試験
の結果についても紹介されました。実
は今回、ご講演頂いた2名の先生のほ
か、韓国よりICoFF2015の事務局長お
よびプログラム委員長の先生方にもお
いでいただいております。日本人シン
ポジスト3名のトップバッターは近畿
大学の泉 秀実先生で「青果物/カット
青果物の安全性と品質」について講演
されました。泉先生は、最近スーパー
マーケット、コンビニ等で売れ筋の
カット野菜の微生物制御と品質管理に
関する第一人者で、冒頭、「コンビー
ナの上原先生が、韓国の先生方のため
にスライドは英語で・・・と言うたの
で、そのように作りましたけど、話は
日本語やし、やりにくいですわ∼」と
流暢な英語(私の頭の中では「」内の
様に自動翻訳されました)で話された
後、そのままのトーンで日本語に切り
替え、要所で笑いを織り交ぜながら、
米国に比べて日本では立ち遅れている
この分野のGAPとHACCPの重要性を
説かれ、効果的なカット青果物の品質
管理方法について紹介されました。
次のシンポジスト、国立医薬品食品
衛生研究所の近藤一成先生は「健康食
品の安全性評価について」と題し、昨
今問題となっている健康食品の過剰摂
取による健康被害について、特にアシ
タバに含有されるフロクマリン類を例
に挙げて紹介され、健康食品の有効性
と有害性の適切な議論の必要性につい
て説かれました。
シンポジウムのトリを飾ったのは東
京農大の冨澤元博先生でした。冨澤先
生はカリフォルニア大バークレー校勤
務時代、生物機能制御剤であるネオニ
コチノイドの研究を新展開させてお
り、「ニコチン性アゴニストの分子標
識:生と死の決定要因」と題し講演さ
れました。ネオニコチノイドは昆虫受
容体に高い親和性を示して害虫を死に
至らしめ、脊椎動物受容体には、その
低い親和性により哺乳類側の安全性を
確保します。その選択性の機序に迫る
ことにより、創薬に繋がる化合物のデ
ザインができる(医薬品として活性発
現に必須である共通の部分構造を有す
る候補化合物を見出す)という画期的
な研究結果を紹介されました。シンポ
ジウム後、昼食を挟んで、ポスター会
場では、活気ある討論が繰り広げられ
ていました(写真2)。今回は、YIA
エントリーをポスターに限定したため
か、一般口演は少なめでしたが、こち
らも活発な質疑応答が行われていたよ
うに思います。
伝のユニフォームで箱根路を走ってい
るコースターがあり・・・農大創始者
の榎本武揚の出身地が熊本なので)と
のコラボグッズを作っております)。
催し物としては、農大全学応援団リー
ダー部による「青山ほとり(大根踊
り本物)」で盛り上がり、農大OBか
ら提供された日本酒・ワインも大好評
で、農大らしい手作り感あふれる?交
流会となりました。二次会は農大前の
世田谷通り沿いの「天狗」で行われ、
こちらにも大勢の方にご参加いただき
ました。JSoFFパイオニアの大東肇先
生、寺尾純二先生にもご参加いただ
き、先生方は、いつもの様にその懐の
深さで若手をencourageして下さいま
した。
会期中は至らぬ点も多々あったかと
存じますが、どうかご容赦下さいま
せ。末筆ながら、本会にご参加いただ
いた皆様方、準備から開催、無事終了
までご尽力いただいた実行委員の先生
方、会期中サポートをして下さった農
大の先生方・院生の皆様、賛助をいた
だいた企業・団体の皆様方および後援
の本務校、東京農業大学に厚く御礼申
し上げます。
写真3 交流会
写真2 活気溢れるポスター会場
農大構内の生協食堂「カフェテリ
ア・グリーン」で行われた交流会に
は、大会参加者のほぼ9割の方々にお
いでいただきました(写真3)。YIA
ですが、今回は金賞(1名)、銀賞(2
名)、銅賞(4名)を設け、評議員の
先生方に投票をお願い致しました(受
賞者7名は以下の通り、写真4)。賞
品は図書カード+農大グッズでした
(農大も時代に乗り遅れないよう、
HELLO KITTY(何と大根踊りKITTY
ストラップ作製!)&くまモン(が駅
写真4 YIA受賞者
本当におめでとうございます!
この度の栄誉を忘れず、さらなる発
展を期待しています(受賞者のプロ
フィールや喜びの声などは別添ファイ
ルをご覧ください)。
5
Vol.18 No.1 / 2014
金賞
山田脩平 (九州大学)
・スポンサー、展示等の問い合わせ
E-mail:[email protected]
銀賞
峰松謙治 (大阪府立大学)
吉岡泰淳 (東京農業大学)
前回のニュースレターでもご紹介し
ましたが、国際ポリフェノール会議が
日本で開催予定です。健康機能をはじ
め、ポリフェノール関連のあらゆる研
究が網羅されます。会員の皆様のご参
加をお待ちしております。なお、本会
議の成功には、企業の皆様のご協力が
かかせません。スポンサー、展示、広
告等の募集を開始しておりますので、
何卒ご協力のほどお願い申し上げま
す。
津田孝範(中部大学)
※詳細は別添pdfをご覧ください。
銅賞
柴田諒祐 (東京大学)
本間太郎 (東北大学)
三谷塁一 (神戸大学)
山下陽子 (神戸大学)
(各賞内あいうえお順)
■学会情報
(公社) 第93回日本栄養・食糧学会
関東支部大会・平成26年度日本食品
科学工学会関東支部大会合同シンポジ
ウム「アミノ酸・ペプチド研究の最前
線」〜栄養学・分子生物学・食品学の
視点から〜
・会期:平成2014年3月1日(土)
・会場:東京農業大学(世田谷キャン
パス)
・世話人:髙野克己、山本祐司(東京
農業大学)
※詳細は別添pdfをご覧ください。
The 17th Biennial Meeting of Society for Free Radical Research International
・URL: http://www.sfrri2014.org/
・会期:2014年3月23日(日)∼26日
(水)
・会場: Kyoto International conference Center
・大会長:Dr. Yuji Naito (Kyoto Prefectural University of Medicine), Dr.
Shinya Toyokuni (Nagoya University)
※詳細は別添pdfをご覧ください。
The 27th International Conference
on Polyphenols (ICP 2014)
・会期:2014年9月2日(火)∼6日
(土)
・会場:Toyoda Auditorium & Symposion, Nagoya University
・大会長:Dr. Kumi Yoshida (Nagoya
University)
・発表申込〆切:2014 年2月28日
・事前参加登録〆切:2014 年5月31日
6
Vol.18 No.1 / 2014
第19回JSoFF学術集会
・日時:2014年11月8日(土)∼9
(日)
・場所:鹿児島大学農学部
・大会長:侯 徳興(鹿児島大学)
The 12th Asian Congress of Nutrition
・URL: http://acn2015.org
・会期:2015年5月14日(木)∼18日
(月)
・会場: Pacifico Yokohama
・大会長:Dr. Teruo Miyazawa (Tohoku University)
ICoFF 2015
・URL: http://www.icoff2015.org
・会期:2015年11月22日(日)∼25日
(水)
・会場:Convention and Exhibition
Center (Coex), Seoul, South Korea
・大会長:Suk Hoo Yoon (KFRI)
※詳細は別添pdfをご覧ください。
■JSoFF協賛学会
・2014 International Garlic Symposium
会期:2014年3月4日∼6日
場所:ダナポイント(カルフォルニ
ア)
・第27回ポリフェノール国際会議
会期:2014年9月2日∼6日
場所:名古屋大学
・第12回アジア栄養学会議
会期:2015年5月14日∼5月18日
場所:パシフィコ横浜
■JSoFF選出IUFoSTJapan理事
寺尾純二(徳島大学)
中山 勉(日本獣医生命科学大学)
■名誉会員および功労会員
名誉会員
大東 肇 (京都大学名誉教授)
大澤俊彦(愛知学院大学)
吉川敏一(京都府立医科大学)
寺尾純二 (徳島大学)
功労会員
稲熊隆博 (帝塚山大学)
※理事長/副理事長経験の先生方は
名誉会員、理事経験の先生方は功労会
員とする
■新評議員
榊原啓之(宮崎大学)
※理事リレーコラムはお休みします
■編集後記
加藤先生も学会報告で書かれていま
すが、学会で訪れたサンパウロ大学の
規模の大きさに驚きました。車移動が
ごくごく普通に感じられるほどの広大
で立派なキャンパスに約9万人もの学
生がいるそうです(日本最多は日本大
の約6.9万人)。ラテンアメリカでは
最難関校の1つらしいですが、何と驚
いたことに、授業料は無料。研究機器
も最先端のものが豊富に設置されてお
り、羨ましく感じました。
JSoFFレターでは掲載記事をいつで
も募集しております。お気軽に御連絡
下さいませ。([email protected].
ac.jp)
(村上)
EGCG感知レセプター67LRを介した
EGCGのmiRNA発現調節作用
九州大学大学院農学研究院
生命機能科学部門 食糧化学研究室
修士1年 山田脩平
感想
平成25年度JSoFF学会
この度はYIAという名誉ある賞を受賞させていただきありがとうございました。
学会賞を受賞したのは初めてだったのでとてもうれしかったです。今後この賞
に恥じないように研究を頑張ろうという刺激になりました。また、今回は東京農
業大学での開催ということで東京農業大学の甘酒を飲むことができたり、名
物の大根踊りをみさせていただいたりと東京農業大学ならではのものを非常
に楽しませていただきました。またこの学会で成果を発表できるようにより一
層研究に励んでいきたいと思います。
最後に本大会の選考の先生方ならびに大会の運営をしてくださったスタッフ
の方々に厚く御礼申し上げます。
また、日頃よりご指導をいただいております立花宏文教授をはじめ研究室の
皆様に心より感謝申し上げます。
研究室メンバー
大阪府立大学院
生命環境科学研究科 応用生命科学専攻
修士1年
峰松謙治
小2から現在までサッカーを続けているサッカー馬鹿です。
農大の人工芝グランドに密かに嫉妬しておりました(笑)
ピロロキノリンキノン (PQQ) 結合タンパク質の同定とその機能解析
研究内容
LDH
ビタミン候補物質であるピロロキノリンキノン
(PQQ) がビタミンであることを証明するため、 Lactate
PQQと結合するタンパク質の探索を、PQQア
Pyruvate
NAD+
NADH
PQQH2
PQQ
2O2
2O2-
フィニティービーズを用いて行った結果、乳酸
デヒドロゲナーゼ (LDH) が同定された。LDH
の酵素反応にPQQが与える影響を検証した
結果、私たちはPQQが、LDHによる乳酸から
ピルビン酸の生成を促進することを明らかに
し、またその作用がredox cyclingを通したも
のだと示した。
朝夕冷え込む季節になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。私は寒暖差ア
レルギーによる咳と鼻水に苦しめられつつ、間近に迫った就職活動のプレッ
シャーに押し潰されそうになりながら研究に励んでいます。この度はYIAという素
晴らしい賞をいただくことができ、大変嬉しく思っております。去年同じ研究室の
先輩である前田さんが受賞され、今年は私が続くことが出来てよかったです。今
回受賞できたのも、大した知識も能力もない私に終始丁寧に指導してくださった
赤川先生を始め、先輩、同期、後輩、そしてJSoFFに関わった全ての皆様のおか
げだと思っています。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうござ
いました。今後とも精進して参りますので、よろしくお願いします。
p.s. 来年は後輩たちが鹿児島で大活躍してくれると思いますので、今後とも赤
川グループをよろしくお願いします。
名前
所属
吉岡 泰淳
東京農業大学院農学研究科
食品栄養学専攻博士後期課程3年
タイトル:
Vialinin A標的分子USP5によるRBL
A標的分子USP5によるRBL-2H3細胞内でのTNF-α産生制御
2H3細胞内でのTNF α産生制御
【発表内容】
【受賞に際して】
中国産食用茸ツブイボタケ (Thelephora vialis) より単離
された新規物質vialinin Aが強力なTNF-α放出抑制作用を
有することを明らかにし、さらにその標的分子が脱ユビキ
チン化酵素の1つであるUbi iti
チン化酵素の1つであるUbiquitin-specific
ifi peptidase
tid
5
(USP5) であること、さらにはその酵素活性を阻害すること
が明らかとなったことから、USP5発現とTNF-α産生の関連
性について検討を行った。その結果、USP5はRBL-2H3細
胞において、TNF-α産生に必須の分子であることが示唆さ
れた。さらに、USP5ノックダウン細胞においてTNF-α転写
因子の抑制分子IκBの分解の抑制が観察され vialinin A
因子の抑制分子IκBの分解の抑制が観察され、vialinin
処理と同様の結果を示した。このことから、vialinin Aは、
USP5の酵素活性阻害を介してIκBの分解を抑制し、TNFαの産生を阻害していることが示唆された。
この度は、Young Investigator Award
銀賞を受賞することができ、大変光栄
に思 ております 昨年度の受賞同様
に思っております。昨年度の受賞同様、
今回の受賞は、阿部 尚樹 教授をはじ
め、東京農業大学及び理化学研究所
の先生方のご指導、ご助言ならびに共
同研究者の方々の協力のもとであると
思います。心より深く感謝申し上げます。
今回の受賞を励みに 今以上に研究に
今回の受賞を励みに、今以上に研究に
精進していきたいと思います。ありがと
うございました。
SUNTORY Premium Malts Watch
(研究室からの受賞祝い)
最後に、自己紹介です。
研究室旅行
日本人なのに、みそ汁が嫌いな吉岡泰淳です。
日々のラーメンでこの体型を維持しています。
日々のラ
メンでこの体型を維持しています。
スポーツはやるより、観るほうが好き。プロレ
スはいいですよ。最近の目標「マラソン完走」
に向けて日々、自分を追い込んでいます。 心
と膝が持つ限り走り続けます。こんな吉岡泰淳
をよろしくお願い致します。
腸管上皮グルコーストランスポーターを制御する食品因子探索評価系の
構築及び解析
東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 食糧化学研究室
修士課程 2 年
柴田 諒祐
研究内容
YIA 受賞に際して
この度は Young Investigator Award という素晴らしい賞を頂き、大変嬉しく思って
おります。この研究を初めてまだ1年半、学会での賞はおろか学会経験すら乏しかった
私ですが、今回の受賞で自分の研究に自信が付いた気がします。残り少ない大学院での
時間を大切に、日々研究に精進していきたいと思います。この場をお借りしまして、
日頃より優しく丁寧な指導をしてくださる先生方、お世話になった先輩方、そして
日々の研究を支えてくれる同期と後輩たちに深く感謝いたします。
YIA 授賞式
薩 秀夫 助教と共に
研究室のメンバー
東北大学大学院
農学研究科 食品化学分野
博士研究員 本間太郎
講演タイトル
日本食の老化遅延効果に関する研究
研究内容
7
6
(g/100g B.W.)
日本人が長寿である理由の一つとして日本人の食生
活が注目されています。しかし日本食の内容は、食の
欧米化とともにここ40~50年間で大きく変化し、加えて
生活習慣病の罹患率が上昇しています。そのため、現
在の日本食が本当に健康維持に有益か定かではあり
ません。そこで、いつの時代の日本食が最も健康有益
性が高いのかについて解明を試みました。国民健康・
栄養調査に基づき2005年、1990年、1975年、1960年の
日本食を再現し、マウスに長期摂取させました。その結
果、1975年の日本食摂取により、肥満発症リスクの抑
制(右図)や、老化による脂肪肝発症リスクの抑制が期
待でき、高い健康有益性を持つことを明らかにしました。
5
4
3
2
*
1
0
05年 90年 75年 60年
Mean ± SE, n = 6-8,*P<0.05 (vs 05年 )
図. 日本食を摂取したマウスの
内臓脂肪組織重量
受賞して一言
この度はYIAという大変名誉ある賞を
いただき、大会委員長の上原万里子教
授をはじめ、審査員の先生方に厚く御
礼申し上げます。また、大会運営にご
尽力いただいた事務局の井上博文先生
勝間田真一先生をはじめとしたスタッ
フの皆様に深く感謝申し上げます。
JSoFF2013では、食品成分が示す健康有
益性について、どの先生方もメカニズム解
明に非常に真摯に取り組んでいらっしゃる
という印象を受けました。そして、このよう
なハイレベルな学会で受賞できたことは、
自分にとって大きな励みとなりました。さら
に、懇親会では、多くの先生方、学生の皆
さんに親しくしていただき、非常に有意義
な2日間を過ごすことができました。本当
にありがとうございました。
最後に
今回の学会では、私たちのグループの研究テーマ
に興味を持ってくださった方が大勢いらっしゃり、嬉し
かったと同時に、よりこの研究を突き詰めていきたい
と改めて感じました。
最後に、日頃ご指導頂いている東北大学大学院の
都築毅准教授、食品化学分野の後輩たちに深く感謝
申し上げます。今回の受賞を励みにして、より一層研
究に精進していきたいと思います。
都築研究室メンバー
三谷 塁一(みたに たかかず)
筆者
神戸大学 自然科学系先端融合研究環 重点研究部 学術推進研究員
(e-mail: [email protected]) 芦田研のラボメンバー
レスベラトロールはリガンドと非競合的にアンドロゲン受容体シグナルを抑制する 研究内容に関して…
私の研究目的は、食習慣との関連が考えられる疾患を、機能性食品成分を用いて
予防しようとすることです。今回は、ブドウ果皮に多く含まれるレスベラトロール(3,4´,
5-trihydroxy-trans-stilbene)が前立腺がんの進行を抑制する分子メカニズムの一
端を解析しました。レスベラトロールは前立腺がんの発達・進行に関わるアンドロゲン
受容体(AR)に直接結合することで、ARの分解を促進することが明らかとなりました。
またヒト前立腺がん細胞を移植したマウスにレスベラトロールを摂取させたところ、腫
瘍の増殖は抑制されたことからも、レスベラトロールはARを標的分子とすることで前
立腺がんの増殖を抑制する食品成分であるあることが明らかとなりました。
今後の研究に関して…
食品成分の機能性については多く研究されていますが、その標的タンパク質との相互
作用の情報は未だ少ないのが現状です。今後は食品成分の機能性だけでなく、標的タ
ンパク質の同定やタンパク質との物理的な相互作用についても解析していこうと考えて
います。
YIA受賞に関して…
この度はYoung Investigator Awardという
素晴らしい賞を頂き、誠にありがとうございます。
世間的にも年齢的には、後輩学生にこのような
賞を譲っていくべきなのでしょうが、まだまだ後
輩学生の壁(障害物)として、学生に負けじと賞
を取っていこうと思います。
最後となりましたが、研究指導およびご助言
いただいて芦田均教授そして母校である大阪
府立大学の山地亮教授、乾博教授、中野長久
教授、原田直樹助教に心から御礼申し上げま
す。今回の受賞に恥じぬよう今後も研究に精進
していきます。ありがとうございました。
筆者
大阪府立大学(母校)のラボメンバー
カカオ由来プロシアニジンによる
インクレチン効果を介した血糖調整作用
名前:山下 陽子 Yoko YAMASHITA
所属:神戸大学大学院農学研究科・特命助教
E-mail: [email protected]
受賞の感想
この度は大変名誉あるYIAを受賞させて頂きましたこと、本当
に嬉しく、感激しております。大会会長の上原万里子先生、
実行委員の先生方、ご審査下さいました役員の先生方に心
より御礼申し上げます。私が初めてJSoFFの大会に参加させ
て頂いたのは、神戸大学で芦田教授が大会長の時でした。
なんと熱い学会なのだとただただ圧倒され、衝撃を受けた事
を今でも鮮明に記憶しております。当時の私がこんな活気あるYIAの舞台に立つことが
でき、賞まで頂けるなんて全く想像もできませんでした。日頃から熱心にご指導下さいま
した芦田教授ならびに共同研究をさせて頂いております株式会社明治様の皆々様にこ
の場をお借りして、厚く御礼申し上げます。これまで神戸大学芦田チームのYIA受賞者
はありませんでしたので、出来が悪く勝手気ままな山下も、少しだけラボの一員として頑
張れたかなとホッとしております。まだまだ至りませんが、これからも大好きなサイエンス
に大志を持って挑戦し続ける女性研究者として精進して参りたいと思ってますので、今
後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。たくさんの刺激やパワーを頂け
るJSoFFが大好きです♪
研究内容:プロシアニジンの肥満・高血糖予防効果と作用機構解明
私の研究テーマは、カテキン類が重合したプロシアニジンの機能性と作用機構解明で
す。高分子なプロシアニジンは重合度の差によって、生体内では異なった作用を発揮す
ると考えられます。何量体までが生体内に代謝吸収されるのか?その分子ターゲットと
活性本体を究明すべく日々研究に取り組んでいます。特に最近では、糖尿病治療薬と
しても注目されている、“インクレチン作用“に着目して、プロシアニジンが消化管内での
作用を介して、全身の代謝調節を制御しているのではないかと考えて研究を進めてます。
今年3月に無事博士学位を取得させて頂き、
4月からは特命助教として、引き続き芦田教授の
もとでお世話になっています。神戸生まれ、神戸
育ち。。。まだ、一度も神戸を離れたことがありま
せん。また、お近くにいらっしゃる際には、ぜひ
神戸に遊びにきてね♪
*これまでチョコレートはあまり得意でなかった
のですが、この研究に携わらせていただき、
カカオの魅力に魅了され、最近チョコ好きに
なりました♥
(公社) 第 93 回日本栄養・食糧学会関東支部大会
平成26年度日本食品科学工学会関東支部大会合同シンポジウムのご案内
「アミノ酸・ペプチド研究の最前線」
〜栄養学・分子生物学・食品学の視点から〜
日時:平成26年3月1日(土)12:30〜
会場:東京農業大学(世田谷キャンパス・東京都世田谷桜丘1丁目1−1)
新図書館棟(予定)(講演) 一号館(ポスター発表会)
世話人:東京農業大学応用生物科学部 生物応用化学科 髙野克己、山本祐司
交通:小田急線経堂駅下車徒歩 15 分他 http://www.nodai.ac.jp/access/map_s.html
(車でのご来場はご遠慮ください)
プログラム
12:30〜13:00
ポスター内覧
13:00〜13:05
開会挨拶
三浦理代(関東支部長)
13:05〜13:15
はじめに
髙野克己(世話人)
13:15〜13:55
「インスリンシグナルとアミノ酸」
鈴木司(東京農業大学 応用生物科学部)
14:00〜14:40
「非必須アミノ酸再考」
坂井良成(味の素(株) ライフサイエンス研究所)
14:45〜15:25
「健康食品の開発研究」
渡辺斉志(サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社
イノベーション創発部)
15:30〜16:10
「コラーゲンペプチド由来ジペプチド(Pro-Hyp)によるマウスの骨・
関節軟骨への作用」
真野博(城西大学
薬学部)
16:10〜16:15
おわりに
16:30〜17:20
ポスターセッション
17:45〜19:30
情報交換会(交流会)
山本祐司(世話人)
ポスター発表は35歳以下の学部生・大学院生・研究者の方にご自身の研究を発表して
頂きます。特にアミノ酸やペプチドに関する研究内容でなくても結構です。多数の御参
加を期待しております。
主 催:公益社団法人 日本栄養・食糧学会 関東支部
:公益社団法人 日本食品科学工学会 関東支部
後 援:栄養士会(申請中)
参加費:1,000 円(学生:無料)
交流会:シンポジウム終了後に開催(~19:30 の予定)
参加費:2,500 円(ポスター発表学生:無料 その他の学生:500 円)
連絡先:東京農業大学 山本祐司
〒158-8502 東京都世田谷区桜丘 1-1-1
東京農業大学応用生物科学部生物応用化学科栄養生化学研究室
E-mail:[email protected] (事前の申し込みは不要です)
SFRR INTERNATIONAL EXCUTIVE
WELCOME TO SFRRI 2014 KYOTO!
President Michael Davies, Sydney, Australia
President-Elect Rafael Radi, Montevideo, Urguay
Secretary-General Giovanni Mann, London, UK
Treasurer Cesar (Billy) Fraga, Buenos Aires, Argentina
Dear Friends and Colleagues,
ORGANIZING COMMITTEE
Chairpersons
Yuji Naito, M.D., Ph.D.
Kyoto Prefectural University of Medicine
Shinya Toyokuni, M.D., Ph.D.
Nagoya University Graduate School of Medicine
Executive Advisors
Etsuo Niki
Toshikazu Yoshikawa
President of SFRR Japan (Host Society)
Toshihiko Ozawa
SFRR-Asia Organizing Committee
Daniel Tsun-Yee Chiu
President, SFRR Taiwan
T. Paul A. Devasagayam President, SFRR India
Yuji Naito
Secretary–General, SFRR Asia
Kalanithi Nesaretnam
President, SFRR Malaysia
Toshihiko Ozawa
President, SFRR Japan
Young-Joon Surh
President, SFRR Korea
Maitree Suttajit
President, SFRR Thailand
Baolu Zhao
President, SFRR China
It is our great honor to invite you to the 17th Biennial
Meeting of Society for Free Radical Research International
(SFRRI 2014) that will be held in Kyoto, March 23-26,
2014. This is the first time to hold this meeting during
spring season of Kyoto after the successful 1988 and 2000
meetings held in autumn. The congress will include award
lectures and 20 symposia on novel aspects of free radical
research. There will be travel awards and poster awards
from each region of SFRR as well as from this conference.
Kyoto is the ancient capital of Japan. There are more
than 3,000 temples and shrines hopefully with cherry
blossoms in full bloom. We look forward to seeing you in
Kyoto in SFRRI 2014.
Sincerely yours,
Shinya Toyokuni, MD, PhD and Yuji Naito, MD, PhD
Chairpersons of SFRRI 2014
Online Registration starts:
September 20, 2013
Deadline of Abstract Submission:
September 30, 2013
Extended to October 31, 2013
INT’L SCIENTIFIC PROGRAME COMMITTEE
Soumyakanti Adhikari
Takaaki Akaike
Gediminas Cepinskas
Chang Chen
Mei-Ling Cheng
Daret St. Clair
Marcus Conrad
Victor Darley-Usmar
Michael J. Davies
Henry Forman
Cesar G. Fraga
Junichi Fujii
Tilman Grune
Howard J. Halpern
Osamu Handa
Aki Hirayama
Neil Hogg
Kazuhiro Ichikawa
Nesrin Kartal-Özer
Hideyuki Majima
Giovanni E. Mann
Lin Mantell
Hidehiko Nakagawa
Noriko Noguchi
Des Richardson
Roland Stocker
Young-Joon Surh
Hidekazu Suzuki
Shinya Toyokuni
Yasuteru Urano
David A. Wink
Mumbai, India
Sendai, Japan
Ontario, Canada
Beijing, China
Taoyuan, Taiwan
Kentucky, USA
München, Germany
Alabama, USA
Sydney, Australia
Merced, USA
Buenos Aires, Argentina
Yamagata, Japan
Jena, Germany
Chicago, USA
Kyoto, Japan
Tsukuba, Japan
Milwaukee, USA
Fukuoka, Japan
Istanbul, Turkey
Kagoshima, Japan
London, UK
New York, USA
Nagoya, Japan
Kyoto, Japan
Sydney, Australia
Darlinghurst, Australia
Seoul, Korea
Tokyo, Japan
Nagoya, Japan
Tokyo, Japan
Bethesda, USA
Notification of Abstract Acceptance:
beginning of November, 2013
Deadline of early-bird registration:
December 3, 2013
Deadline of online registration:
January 31, 2014
CONFERENCE INFORMATION
Registration
Category
Early bird
Registration
On or before Dec. 3
SFRRI member
40,000JPY
50,000JPY
Non SFRRI-member
55,000JPY
60,000JPY
15,000JPY
25,000JPY
5,000JPY
5,000JPY
10,000JPY
10,000JPY
Students*
Post-doctoral
Fellow*
Accompanying
Person
Gala Dinner
Late/On-site
registration
On or After Dec. 4
*Both student and postdoctoral fellow are requested to show their
identification. Please refer to the official website for further details.
Date: March 23 (Sun.) - 26 (Wed.), 2014
Venue: Kyoto International Conference Hall(ICCKyoto)
Takaragaike, Sakyo-ku, Kyoto 606-0001, Japan
Phone: +81-75-705-1234 Fax: +81-75-705-1100
URL: http://www.icckyoto.or.jp/en/index.html
CORRESPONDENCE
Secretariat
17th Biennial Meeting of Society for Free Radical
Research International (SFRRI2014)
c/o Ueno Congress Service
Yasuda Bldg. 3F., Kawaramachi-Kojinguchi-sagaru
Kamigyo-ku, Kyoto 602-0855, Japan
Phone: +81-75-213-7057 Fax: +81-75-213-7058
E-mail: [email protected]
http://www.sfrri2014.org/
TENTATIVE PROGRAM
Plenary Lectures
Disentangling the effects of tyrosine nitration
on protein structure and function
Rafael Radi (Urguay)
Using stable free radicals to obtain unique and
clinically useful data in vivo in human subjects
Harold. M Swartz (USA)
NADPH oxidases in neutrophil extracellular
traps against infection
Arturo Zychlinsky (Germany)
Redox regulation in cancer stem cells
Hideyuki Saya (Japan)
Symposia
1. Redox-active iron in disease pathology and
treatment (Chairs: Shinya Toyokuni, Japan and Des
Richardson, Australia) Speakers: Des Richardson
(Australia), Shinya Toyokuni (Japan), Kazuhiro Iwai
(Japan), Darius Lane (Australia), Patric Jansson
(Australia)
2. Oxidative damage of proteins/amino acids
and its consequences (Chairs: Michael J. Davies,
Australia and Jan M. Gebicki, Australia) Speakers:
Michael J. Davies (Australia), Christian Schoneich
(USA), Jan M. Gebicki (Australia), Philip Eaton (UK)
3. Oxidation of DNA/RNA and signaling by
poly(ADP-ribosyl)ation (Chairs: Clare L. Hawkins,
Australia and Laszlo Virag, Hungary) Speakers:
Laszlo Virag (Hungary), Csaba Szabo (USA), Henrik
Poulsen (Denmark), Jean Cadet (France)
4. Oxidative protein folding and ER stress
(Chairs: Junichi Fujii, Japan and David Ron, UK)
Speakers: David Ron (UK), Kenji Inaba (Japan), Lars
Ellgaard (Denmark), Kazutoshi Mori (Japan)
5. Cutting-edge chemical tools accelerating
redox biology and medicine: From basic
chemistry to medical applications (Chairs:
Hidehiko Nakagawa, Japan and Steven Bottle,
Australia) Speakers: Bo Tang (China), Dan Yang
(China), Yasuteru Urano (Japan), Derek A. Pratt
(Canada)
6. Free radicals, radiation, hormesis and health
(Chairs: William H. Mcbride, USA and Kazunori Anzai,
Japan) Speakers: William H. Mcbride (USA), Carmel
Mothersil (Canada), Douglas R. Boreham
(Canada),Marc Birringer (Germany)
7. Antioxidants: chemistry meets
epidemiology (Chairs: Maret Traber, USA and
Etsuo Niki, Japan) Speakers: Etsuo Niki (Japan),
Henry J. Forman (USA), Fulvio Ursini (Italy), Maret
Traber (USA)
8. Redox-based regulation of cellular
processes (Chairs: Junji Yodoi, Japan and Arne
Holmgren, Sweden) Speakers: Arne Holmgren
(Sweden), Sue Goo Rhee (Korea), Young-Joon
Surh (Korea), Michel B. Toledano (France), Hiroshi
Masutani (Japan), Yoshiyuki Matsuo (Japan)
9. Modulation of oxidative processes by
gaseous molecules (Chairs: Takaaki Akaike,
Japan and Gediminas Cepinskas, Canada)
Speakers: Takaaki Akaike (Japan), Leo Otterbein
(USA), Jon M. Fukuto (USA), Roland Stocker
(Australia), Makoto Suematsu (Japan)
10. Nrf2 – A regulator of redox signaling and
antioxidant defenses in health and disease
(Chairs: Giovanni E. Mann, UK and Henry Forman,
USA) Speakers: Masayuki Yamamoto (Japan), John
D. Hayes (UK), Thomas W. Kensler (USA),
Giovanni E. Mann (UK)
11. Redox molecular imaging (Chairs: Kazuhiro
Ichikawa, Japan and Howard J. Halpern, USA)
Speakers: Howard J. Halpern (USA), Periannan
Kuppusamy (USA), Murali C. Krishna (USA), Hideo
Utsumi (Japan)
12. The Yin and Yang of redox host defense
against infection (Chairs: Lin L. Mantell, USA and
Douglas Thomas, USA) Speakers: Lars Dietrich
(USA), Lin L Mantell (USA), Hitoshi Tsugawa
(Japan), Thomas Leto (USA)
13. Redox biology of insulin and its resistance
(Chairs: Holger Steinbrenner, Germany and
Enrique Cadenas, USA) Speakers: Hirofumi Misu
(Japan), Holger Steinbrenner (Germany), Barbara
E. Corkey (USA), Xingen Lei (USA)
14. ROS in peripheral motor neurons: the key
to ALS and age-related loss of skeletal
muscles? (Chairs: Malcolm J. Jackson, UK and
Holly Van Remmen, USA) Speakers: Joseph
Beckman (USA), Holly Van Remmen (USA),
Aphrodite Vasilaki (UK), Zsolt Radak (Hungary)
15. Signal network of ROS, NO and
S-nitrosothiols (Chairs: Chang Chen, China and
Alfonso Pompella, Italy) Speakers: Pierre Leroy
(France), Dany Kim-Shapiro (USA), Limin Liu
(USA), Yingjie Chen (USA)
16. Power struggle between repair and cell
death (Chairs: Noriko Noguchi, Japan and Victor
Darley-Usmar, USA) Speakers: Hirotaka Imai
(Japan), Annette Graham (UK), Noriko Noguchi
(Japan), Victor Darley-Usmar (USA), Daniel Chiu
(Taiwan)
17. Oxidative stress and autophagy (Chairs:
Jianhua Zhang, USA and Keiji Tanaka, Japan)
Speakers: Keiji Tanaka (Japan), Jianhua Zhang
(USA), Bradford Hill (USA), Masaaki Komatsu
(Japan)
18. Reactive oxygen species in non-apoptotic
cell death signaling and necropathies (Chairs:
Marcus Conrad, Germany and Peter Vandenabeele,
Belgium) Speakers: Brent Stockwell (USA), Marco
Bianchi (Italy), Michael T. Lotze (USA)
Simone Fulda (Germany)
19. New insights and current concepts of
aging (Chairs: Yuji Ikeno, USA and Warren Ladiges,
USA) Speakers: Holly Van Remmen (USA), TingTing Huang (USA), Peter Rabinovitch (USA), Adam
Salmon (USA)
20. New aspect of antioxidative therapy
(Chairs: Yukio Nagasaki, Japan and Aki Hirayama,
Japan) Speakers: Yukio Nagasaki (Japan),
Alexander V. Kabanov (USA), John W Erdman
(USA), Akihiko Nagao (Japan)
SATELLITE SYMPOSIA
Following satellite symposia will be held prior to
the SFRRI2014:
The 8th Forum of Innovation Center for
Medical Redox Navigation, Kyushu University
-Biomedical innovation by “Redox Navigation”
The 32nd Annual Meeting of Japanese Society
for Cytoprotection & Cytobiology
Flavonoids: from plants to human health
IRN2014 Kyoto related to Act Kyoto Redox
TRX Translational Res Center
Other satellite symposia have also been planned.
Please check with our meeting website for update.
第27回国際ポリフェノール会議 2014名古屋
XXVIIth International Conference on Polyphenols,
2014 Nagoya, Japan
日本 開 催
2–6 September 2014
Topics
Topic 1: Chemistry, Physicochemistry & Materials Science
Topic 2: Biosynthesis, Genetics & Metabolic Engineering
Topic 3: Plant & Ecosystem, Lignocellulose Biomass
Topic 4: Food, Nutrition & Health
Topic 5: Natural Medicine & Kampo
Topic 6: Tannins & their Functions
Invited Speakers
Yoshinori Asakawa (Tokushima Bunri University, Japan)
Vincent Chiang (North Carolina State University, USA)
Alan Crozier (University of Glasgow, UK)
Yoshihiro Hase (Japan Atomic Energy Agency, Japan)
Hideaki Hara (Gifu Pharmaceutical University, Japan)
Tadao Kondo (Nagoya University, Japan)
Paul Kroon (Institute of Food Research, UK)
Laigeng Li (Shanghai Institute of Plant Physiology and Ecology, China)
Gloria Muday (Wake Forest University, USA)
Takashi Tanaka (Nagasaki University, Japan)
Pengfei Tu (Peking University, China)
Mandy Walker (CSIRO, Australia)
President of the Organizing Committee of ICP2014
Kumi YOSHIDA
Graduate School of Information Science, Nagoya University
Chikusa, Nagoya 464-8601, Japan
http://www.is.nagoya-u.ac.jp/icp2014/
第27回国際ポリフェノール会議 2014 名古屋
ご協力のお願い
拝啓
時下益々ご清勝のこととお喜び申し上げます。
私どもこの度「第27回国際ポリフェノール会議」を、アジア地域としても初めてとなり
ます日本に招聘し、2014年9月2日(火)
6日(土)の会期をもって名古屋大学で開催
いたす運びとなりました。
ご存じのように、ポリフェノールは機能性植物成分として、多方面の研究分野から興味
をもたれる化合物群でありますうえ、日本における研究は大層活発で、その成果は高い
レベルを保ち世界から注目されております。このような状況下、本会議を日本で開催す
ることは、大変意義あるものと考えております。
日本のポリフェノール研究を強力に発信し、アジア地域のまとめ役として、さらには、
世界のリーダーとして今後の研究展開を牽引するためにも、多くのポリフェノール研究
者のご参加と皆様方のご協力を賜って本会議を実りあるものとするべく、組織委員会一
同懸命に準備をしております。
本来ならば会議の運営にあたりましては、参加者の会費で賄うべきものですが、それだ
けでは限度があり、経費の相当額は関係団体様および企業様からの浄財に頼らざるを得
ないのが実情です。
諸費ご多端の折柄誠に恐縮でございますが、要項等をご高覧のうえ、何卒ご高配の程よ
ろしくお願い申し上げます。
なお、趣意書とプレサーキュラーを同封いたします。
勝手ながら返信書を添付しましたので、ご返事いただければ幸甚です。
末筆ながら貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
敬具
第27回国際ポリフェノール会議組織委員長
名古屋大学大学院情報科学研究科
吉田久美
教授
開
催
趣
意
書
1.会議名称
第27回国際ポリフェノール会議 2014 名古屋
The XXVIIth International Conference on Polyphenols, 2014 Nagoya, JAPAN
(略称:ICP2014)
合同開催
第8回タンニン会議 2014 名古屋
8th Tannin Conference
2.開催期間
2014年9月2日(火)
6日(土)
3.開催場所
名古屋大学豊田講堂・シンポジオン・野依記念学術交流館
(〒464-8601
名古屋市千種区不老町)
4.主催
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
組織委員長:吉田 久美(名古屋大学大学院情報科学研究科)
5.共催
Groupe Polyphénols、名古屋大学大学院情報科学研究科、名古屋大学情報文化学部、
日本化学会、日本薬学会、日本農芸化学会、日本木材学会、日本栄養・食糧学会、
日本食品科学工学会、日本生薬学会、日本植物学会、日本植物細胞分子生物学会、
日本植物生理学会、日本家政学会、日本調理科学会、日本微生物発酵茶協会、日本
アントシアニン研究会、日本チョコレート・ココア協会、日本ブドウ・ワイン学会、
日本フードファクター学会、日本生化学会(2013年10月29日現在)
6.後援・協賛
名古屋大学大学院生命農学研究科、園芸学会、日本生化学会、日本分子生物学会、
有機合成化学協会、名古屋観光コンベンションビューロー、中部電気利用基礎研究
振興財団
(2013年10月29日現在)
7.会議の開催主旨
ポリフェノールは、茶葉、カカオ、ワイン、花など全ての植物や微生物に含まれ
る物質で、基礎科学の分野で長年研究がなされてきました。これに加えて最近の特
記すべき点は、機能性、薬理活性研究が受容体分子の特定を含め格段に進展し、サ
1
プリメントや創薬研究、材料分野での研究進展が顕著なことです。昨今のブームに
より「ポリフェノール」という言葉は一般社会においても広範に健康によいという
イメージで知られています。
ポリフェノール国際会議は、グループポリフェノール(フランスに拠点)を開催
母体として1970年に始まり、当初はワイン成分の研究を中心に行われてきました。
残念ながら、これまでの開催地は欧州、北アフリカおよび北米に限られていました
が、昨今は、日本の本分野における研究レベルは極めて高く、世界を牽引しており
ます。さらに、2007年にはポリフェノールと健康国際会議が、2009年には国際アン
トシアニンワークショップがそれぞれ日本で盛会裡に開催されました。これらの実
績を受け、この度、国際ポリフェノール会議をアジアで初めて開催する運びになり
ました。
本会議は、先進研究の成果発表と討論の場の提供のみならず、ポリフェノール研
究の全世界的な交流の場の提供、さらには、研究展開の方向性の議論を深めること
を目的に行います。日本開催の特長として、生薬、伝承薬と漢方のセッションを設
け、またこれまで参加が困難であったアジア地域の研究者の多数の参加による、
「ア
ジアから発信するポリフェノール研究」をテーマとしたいと考えております。ポリ
フェノール豊富な日本食、甘味、茶も中心課題と考えており、研究発表と同時に、
食の提供による日本文化の発信も予定しています。
8.これまでの開催状況
2012年
第26回
イタリア、フィレンツェ
2010年
第25回
フランス、モンペリエ
2008年
第24回
スペイン、サラマンカ
2006年
第23回
カナダ、ウィニペグ
2004年
第22回
フィンランド、ヘルシンキ
9.討議題目
ポリフェノールおよび関連化合物に関するすべての研究(化学、生物学、農学、園
芸学、薬学(漢方)、医学、食品科学(生産・加工、利用、機能性)、工学、情報科
学)を対象とする。
トピック1:化学(物理化学、材料科学等を含む)
トピック2:生物学(生合成、遺伝学、代謝工学等)
トピック3:植物と環境、バイオマス
トピック4:食品学、栄養学(健康科学、機能性、加工を含む)
トピック5:薬学(生薬、伝承薬、漢方等)
トピック6:タンニンとその機能
2
10.会議の概要
講演・発表プログラム
開会記念講演(1題)、招待講演(11題)、閉会記念講演(1題)、
グループポリフェノール賞受賞講演(1題)、タンニンアワード受賞講演(1題)、
一般口頭発表(約25題を予定)、ポスター発表(約450題を予定)
交流・懇親プログラム
レセプション、懇親会、エクスカーション、アトラクションなど
使用言語
英語
日程
9月2日(火):参加受付、開会式、開会記念講演、レセプション
9月3日(水):招待講演、一般口頭発表、ポスター発表
9月4日(木):招待講演、一般口頭発表、ポスター発表
9月5日(金):招待講演、受賞講演、グループポリフェノール総会、
一般口頭発表、ポスター発表、懇親会
9月6日(土):招待講演、一般口頭発表、閉会記念講演、閉会式
参加予定国(約41カ国を予定)
日本、大韓民国、中華人民共和国、台湾、シンガポール、フィリピン、タイ、
マレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、バングラデシュ、イラン、
イラク、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、
メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、フランス、イギリス、ドイツ、オランダ、
イタリア、オーストリア、スペイン、ポルトガル、デンマーク、ノルウェー、
スウェーデン、フィンランド、ポーランド、チェコ、イスラエル、ギニア、
南アフリカ共和国、エジプト、モロッコ
参加予定者
国内
350名
国外
250名
合計600名
11.本件に関する問い合わせ先
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
事務局長:福島 和彦(名古屋大学大学院生命農学研究科
〒464-8601
名古屋市千種区不老町
TEL:052-789-4159
FAX:052-789-4163
E-mail:[email protected]
事務局員:八神 祐絵(名古屋大学大学院生命農学研究科
〒464-8601
森林化学研究室内)
名古屋市千種区不老町
3
森林化学研究室内)
TEL:052-789-4174
FAX:052-789-4163
4
E-mail:[email protected]
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
組織委員長 吉田
久美
名古屋大学
副委員長
小関
良宏
東京農工大学
福島
和彦
名古屋大学(事務局長兼務)
寺尾
純二
徳島大学
阿部
郁朗
東京大学
力
岡山大学
波多野
委員(五十音順)
上田
実
東北大学
梅澤
俊明
京都大学
菅
敏幸
静岡県立大学
斉藤
和季
千葉大学・理化学研究所
津田
孝範
中部大学
中山
勉
日本獣医生命科学大学
中山
真義
農業・食品産業技術総合研究機構
西川
俊夫
名古屋大学
野口
博司
静岡県立大学
細川
宗孝
京都大学
光永
徹
岐阜大学
山崎
真巳
千葉大学
山田
英俊
関西学院大学
浅川
義範
徳島文理大学
福山
透
名古屋大学
顧問(五十音順)
グループポリフェール理事長
Véronique Cheynier, INRA, Montpellier
グループポリフェール事務局長 Catherine CHEZE, Université de Bordeaux
5
第 27 回国際ポリフェノール会議 2014 名古屋
寄付金募集要項
1.募金の名称
第27回国際ポリフェノール会議
2.募金の目標額
1,000万円(経費総額
3.募金期間
2013年10月21日(月)∼ 2014年8月15日(金)
2,645万円)
4.寄付申込先
別紙寄付申込書を下記宛へ郵送またはFAXで必ずお送りいただきますようお願いいた
します。ご提出がない場合は、領収証の発行が遅くなることがあります。
5.寄付金の払込先
銀 行 名:三菱東京UFJ銀行
口座番号:普通預金
今池支店(店番 263)
0147559
口座名義:国際ポリフェノール会議2014名古屋
委員長
吉田久美
6.税法上の取扱い
特にございません。
7.申込送付先および本会議に関する問い合わせ先
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
事務局長:福島 和彦(名古屋大学大学院生命農学研究科
〒464-8601
森林化学研究室内)
名古屋市千種区不老町
TEL:052-789-4159
FAX:052-789-4163
6
E-mail:[email protected]
年
月
日
寄付金申込書
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
御中
趣旨に賛同し、下記金額を第27回国際ポリフェノール会議への助成資金として寄付いたします。
金
円也
所在地・ご住所 〒
貴 社 名 ・ ご 芳 名 (和文)
公印
(英文)
取 扱 部 署 名
取 扱 担 当 者
( 役
職 )
( 氏 名 )
(電話番号)
(FAX番号)
(E-mail)
支払予定時期
年
月
日頃
本書は、郵送またはFAXで必ずお送りくださいますようお願い申し上げま
す。
宛先:〒464-8601
名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院生命農学研究科
森林化学研究室内
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
TEL:052-789-4159
FAX:052-789-4163
7
事務局長
福島 和彦
第 27 回国際ポリフェノール会議 2014 名古屋
スポンサーシップ募集要項
1.会議会期
2014年9月2日(火)
6日(土)
2.開催場所
名古屋大学豊田講堂・シンポジオン・野依記念学術交流館
3.協賛金額
エグゼクティブスポンサー
1口
20万円
一般スポンサー
1口
10万円
申込者には、個別に詳しい要項を送付いたします。
4.スポンサー特典
エグゼクティブスポンサー
一般スポンサー
・公式ウェブサイトへのロゴ掲載
・公式ウェブサイトへのロゴ掲載
・プロシーディングへのロゴ掲載
・プロシーディングへのロゴ掲載
・協賛企業看板(一覧)への掲載
・協賛企業看板(一覧)への掲載
・コングレスバッグへのパンフレット封入
・2口以上のご寄付により1名様分の会議
参加名札と懇親会ご招待
・展示ブースの10%割引
・1名様分の会議参加名札と懇親会ご招待
5.申込方法
別紙スポンサーシップ申込書を下記宛へ郵送またはFAXいただきますようお願いい
たします。
6.請求書
後日一斉に請求書を送付いたします。2014年 6月 末 日 ま で にお振込をお願いいたしま
す。
7.申込送付先および本会議に関するお問い合わせ先
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
事務局長:福島 和彦(名古屋大学大学院生命農学研究科
〒464-8601
森林化学研究室内)
名古屋市千種区不老町
TEL:052-789-4159
FAX:052-789-4163
8
E-mail:[email protected]
年
月
スポンサーシップ申込書
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
御中
エグゼクティブスポンサー
趣旨に賛同し、第27回国際ポリフェノール会議に
一般スポンサー
として協賛いたします。
(※どちらかに○をつけてください)
口
¥
(※申込口数と金額を記入してください)
所在地・ご住所 〒
貴 社 名 ・ ご 芳 名 (和文)
公印
(英文)
取 扱 部 署 名
取 扱 担 当 者
( 役
職 )
( 氏 名 )
(電話番号)
(FAX番号)
(E-mail)
支払予定時期
年
月
日頃
本書は、郵送またはFAXで必ずお送りくださいますようお願い申し上げま
す。
宛先:〒464-8601
名古屋市千種区不老町
第27回国際ポリフェノール会議
名古屋大学大学院生命農学研究科
2014
広告募集要項 事務局長
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
TEL:052-789-4159
FAX:052-789-4163
8
名古屋
森林化学研究室内
福島 和彦
日
第 27回国際ポリフェノール会議 2014 名古屋
広告募集要項
1.会 議 会 期
2014年9月2日(火)
2.開 催 場 所
名古屋大学豊田講堂・シンポジオン・野依記念学術交流館
3.雑
Recent Advances in Polyphenol Research
誌
名
4.部数及び版型
700部
5.広
後付1ページ
20万円(縦 210 mm
横 148 mm 程度)白黒ページ
後付1/2ページ
10万円(縦 105 mm
横 148 mm 程度)白黒ページ
告
料
B5変形版
6日(土)
(縦 240 mm
横 165 mm)
※振込手数料は貴社にてご負担ください。
6.申 込 方 法
別紙申込書に記入のうえ、FAXにてお申し込みください。請求書を発行いたします。
申込者には、個別に詳しい要項を送付いたします。
7.広告原稿の形式
電子データ(推奨:イラストレータで作成し、アウトラインを掛けた上PDF形式で保存
してください。)
清刷り、紙焼き、フィルム
原稿は、モノクロ(1C)にて作成ください。原稿返却をご希望される場合は、原稿提
出時にその旨を明記してください。
8.申 込 期 日
締切日
2014年6月30日(月)
9.版 下 送 付
締切日
2014年7月15日(火)
お問い合わせ先・申込書送付先
宛先:〒464-8601
名古屋市千種区不老町
名古屋大学大学院生命農学研究科
森林化学研究室内
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
TEL:052-789-4159
振込先:三菱東京UFJ銀行
FAX:052-789-4163
事務局長
福島 和彦
E-mail:[email protected]
今池支店(店番:263)
0147559
口座番号
普通預金
口座名義
第27回国際ポリフェノール会議2014
名古屋
委員長
吉田久美
版下送付先
宛先:〒450-0003
名古屋市中村区名駅南1-27-2
近畿日本ツーリスト株式会社
日本生命笹島ビル7F
中部営業本部
名古屋法人イベント・コンベンション支店内
TEL:052-583-8331
FAX:052-563-1846
9
ICP2014デスク
E-mail:[email protected]
第 27回国際ポリフェノール会議 2014 名古屋
展示・出品要項
1.会 議 会 期
2014年9月2日(火)∼ 2014年9月6日(土)
2.主
第27回国際ポリフェノール会議 2014 名古屋
(英文) The XXVIIth International Conference on Polyphenols, 2014 Nagoya, JAPAN ( ICP2014 )
組織委員長 吉田 久美(名古屋大学大学院情報科学研究科 教授)
催
(5日間)
3.開 催 場 所
名古屋大学豊田講堂・シンポジオン・野依記念学術交流館
4.展 示 会 場
名古屋大学豊田講堂・野依記念学術交流館
5.展 示 日 程
9月1日(月)
出品物搬入
9月2日(火)– 6日(土) 展示
9月6日(土)
搬出・撤去
6.小 間 仕 様
別紙「基礎小間仕様図」参照
小間の割当ては、申込み締め切り後、組織委員会にて決定いたしますので御一任願います。
7.展
料
20万円
典
・公式ウェブサイトへのロゴ掲載
・プロシーディングへのロゴ掲載
・協賛企業看板(一覧)への掲載
※エグゼクティブスポンサーの場合は、展示料を10%割引いたします。
※出品申込後は、組織委員会が不可抗力と認めた以外取り消しはできません。
したがって、出品料の返却はいたしません。
示
8.特
9.小
間
割
各社の小間割は、組織委員会が行います。もし、お申込み小間数の合計が収容しきれない
ときは、申込書先着優先などの方法で削減調整をいたします。調整後、各出展者あてに小
間割を通知いたします。
10.展示物の管理
万一、展示物の損害、減失、盗難などの被害が発生しましても、主催者は責任を負いかね
ますので、ご注意ください。
11.申 込 方 法
別紙申込書に記入のうえ、FAXにてお申し込みください。
〆切:2014年 6月30日(月)
12.お問い合わせ先 第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
事務局長:福島 和彦(名古屋大学大学院生命農学研究科 森林化学研究室内)
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
TEL:052-789-4159 FAX:052-789-4163 E-mail:[email protected]
10
別紙「基礎小間仕様図」
基礎小間【小間サイズ】間口2,000 mm×奥行2,000 mm×高さ2,400 mm
システムパネル使用
【注意事項】
■禁止事項
装飾物、展示の高さは、2,400 mmに制限します。ただし、やむを得ず超える場合、事前
に事務局の承認を必要とします。
また床面への直接工作(ガムテープ・アンカー等)や、パネルの画鋲や釘の使用は禁止し
ます。
その他、申込み締め切り後に配布する「出展のご案内」(マニュアル)に記載された事項
を遵守してください。
■社名版
W900×H200
フォント:角ゴシック黒一色で全出展社統一といたします。
■電気
基礎小間には蛍光灯(FLライト)が付いております。
電源コンセント1ケ(2口タイプ・1 kw)をご用意します。
上記以上の電気供給を必要とされる場合は全てオプション扱いとなり、詳しくは申込み締
め切り後に配布する「出展のご案内」(マニュアル)に記載された事項を遵守してくださ
い。
■給排水
水、プロパンガス、圧縮空気の仕様は、原則的に禁止します。
■その他備品
椅子等のレンタル品につきましては、後日配布する「出展のご案内」にてお知らせいた
します。
11
第 27回国際ポリフェノール会議 2014 名古屋
参加者用飲料・食品・物品(文房具等)提供品募集要項
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会では、世界各地から参集する参加者が5日間の
会議開催期間を快く過ごしていただくためにさまざまなサポートを考えているところです。
つきましては、誠に恐縮ではございますが、本会議の趣旨にご賛同いただき、是非とも
貴社より飲料、食品、文房具等、提供していただける製品等がございましたら、どうぞご
連絡いただければ大変ありがたく存じます。
1.会議会期
2014年9月2日(火)
2.開催場所
名古屋大学豊田講堂・シンポジオン・野依記念学術交流館
3.参加者数
600人
4.特
・公式ウェブサイトへのロゴ掲載
典
6日(土)
(5日間)
・プロシーディングへのロゴ掲載
・協賛企業看板(一覧)への掲載
5.申込方法
別紙申込書に記入のうえ、FAXにてお申し込みください。
〆切:2014年 7月31日(木)
6.注意事項
ご提供いただける飲料、食品、物品等の内容や本数につきましては、具
体的に別途お打ち合わせさせていただくことになりますのでよろしくお
願いいたします。また、ご発送方法の指定や、発送時期、荷受後の保管
に関することなどは事務局にご相談ください。
7.お問い合わせ先
第27回国際ポリフェノール会議組織委員会
事務局長:福島 和彦(名古屋大学大学院生命農学研究科
〒464-8601
森林化学研究室内)
名古屋市千種区不老町
TEL:052-789-4159
FAX:052-789-4163
12
E-mail:[email protected]
FAX送信先:052‐789‐4163
第27回国際ポリフェノール会議事務局
宛
広告掲載、展示・出品、飲料・食料・物品等提供申込書
ご協力・ご寄付いただける項目にチェック☑し、必要事項をご記入のうえ、ご返送いただきますよ
うお願い申し上げます。
□広告
□後付1ページ
□後付1/2ページ
版下:
年
□展示
□20万円
20万円
10万円
月
料金:¥
※振込手数料は貴社にてご負担下さい。
日頃
近畿日本ツーリスト㈱に郵送いたします。
申込小間数:
料金:¥
※振込手数料は貴社にてご負担下さい。
主な展示品
展示出展料は
□飲料・食品・物品等
年
月
日頃 下記振込先に振込いたします。
※エグゼクティブスポンサー協賛の有無
□有
品目名
□無
数量
※ご発送方法の指定や、発送時期、荷受後の保管に関することなどは事務局にご相談ください。
貴社名
代表者名
担当者部署名
担当者名
ご住所 〒
TEL
FAX
E-mail
備考欄
振込先:三菱東京UFJ銀行 今池支店(店番:263)
口座番号:普通預金 0147559
口座名義:第27回国際ポリフェノール会議
2014名古屋 委員長 吉田久美
ICP2014事務局
〒464-8601
愛知県名古屋市千種区不老町
13
名古屋大学大学院生命農学研究科
森林化学研究室内
ICP2014組織委員会事務局長 福島 和彦
TEL: 052-789-4159 FAX: 052-789-4163
E-mail: [email protected]