医療法人長尾会 ねや川サナトリウム 入院病棟のご案内 3階病棟(精神科救急入院料算定病棟:60 床) 日本医療機能評価機構認定病院 広報誌 「いっしょにがんばろうよ」 は当院のホスピタルテーマです この言葉は医療者と患者様ご家族の方が同じレベルで対等に付き合うことを表すとともに、 医療者側が一方的に治療を行うのではなく、患者様の自覚と協力を得て「頑張ろうよ」とい う意味を表しています。また、スタッフが協力しあい、ともに患者様のために「頑張ろうよ」 という意味も込められています。 背景写真: 長尾喜八郎 2016 夏号 3階病棟は精神科の救急入院の受け入れ病棟となります。男女混合の閉鎖病棟で病床の半数が個室となっており、 プライバシーにも配慮されている病棟です。(一部差額ベッドあり) ―Vol.53― 昭和 40 年 11 月 25 日、名誉院長の長尾 喜八郎が寝屋川 の地に創設し、50 周年を迎えました。 何でも相談 副理事長・地域センター長 長尾 喜代治 昨年 50 周年を迎え、新たな段階に入った長尾会では、精神科医療の充実を進めています。その一環として、平成 28 年 4 月 より、守口市の関連法人として運営されていた守口長尾会クリニックが長尾会に加わりました。これにより長尾会は、ねや 川サナトリウムを中核とし、寝屋川市近隣だけでなく、他の地域の方々にも、今まで以上に、適切な医療を提供できるよう になりました。長尾会の関連施設は特徴を持って運営されており、それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。 病棟師長からのコメント 「3階病棟は救急病棟でほとんどの患者さんは最初この病棟に入院することになります。病棟内は明るい雰囲気で、 “サンサンひろば”という名前の通り、明るい陽射しが差し込むデイルームなどもあります。患者さんはそこで談 笑されたり、各々のペースで自由にすごしていただいています。ナースステーションは病棟の真ん中にあり、日中 はオープンカウンターで、いつでも看護スタッフに相談しやすいつくりになっています。精神科病院への入院は初 めてという方でも安心して入院生活を送っていただけると思います。」 地域医療には、精神科救急医療体制の充実と、日常の通院自体が困難であったり、退院直後の不安定な時期や再入院を繰 り返したり、地域サービスにつながり難い場合など、様々なケースに対応する必要性が生じます。これらの課題解決の方法 には、様々な方策があるかと思われますが、長尾会では、精神科救急体制、精神科デイケア、訪問看護、その他地域サービ スとの連携など、積極的な在宅医療を推進しており、障害を持ちながら、地域で安心して生活を送れるための支援を、多職 種協働で継続することを目標に運営しております。長尾会のグループとしての強みを活かし、今後も、地域のニーズに応じ ながら、長尾会全体で、切れ目のない、より良い支援体制を整えて参ります。今後ともご協力お願いいたします。 時間外・休日の緊急受診等について 当院では、17 時より翌朝 9 時までの「時間外」および、日曜、祝日の「休日」について、救急診察等の対応を実施 しております。夜間や休日に具合が悪くなり緊急の受診を希望される場合は、まず072-822-3561迄お電 話をお願いします。(当直者および当直医師が状況を伺ったうえで診察が必要か否かについて説明させて頂きます。) また時間外、休日については精算ができませんので、預かり金(再診 5000 円、初診 10000 円)にて対応させて いただき、後日精算となります。お手数おかけしますが、何卒ご了承のほどお願い致します。 在宅医療のお知らせ 保険証の更新時期のお知らせ 長尾会では、さまざまな事情で外来通院が困難な患者様のために、往診、訪問診療を行っています。通院が困難な場 合、外来担当医師と連携・協力し、訪問担当医師と看護師が、自宅や施設にお伺いし、診察をすることも可能です。 担当医師、看護師、相談員に、ご相談していただければ、病状や、事情に応じて対応をさせていただきます。 下記の保険証については、有効期限が 7 月末となっております。お手元の保険証の有効期限をご確認いただき、新 さまざまな事情の例: しい保険証のご提示をお願い致します。 ① 一人での通院が困難となってきた。 ※限度額適用・標準負担減額認定証に関しては、提示が遅くなると適用できない場合がございます。あらかじめご ② 自宅、施設では安定しているが、本人が病院にいきたがらない。 了承下さい。 ③ 家族が高齢となり、同伴受診の負担が大きくなってきた。 ④ 退院するとすぐに通院をやめてしまい、再入院を繰り返している。 ⑤ 服薬はしているが、病状が不安定で、本人が受診を嫌がる。 <7 月末が期限となっている保険証等> ○後期高齢者医療被保険者証 ○国民健康保険高齢受給者証 ○後期高齢者医療限度額適用・標準負担減額認定証 ○国民健康保険限度額適用・標準負担額減額認定証 ○各種医療証等 第49回長尾会 運動会 5 月 27 日金曜日に寝屋川公園陸上競技場で第 49 回運動会を開催しました。前日から雨が降り、当日の朝も小雨 がパラパラと降っていましたが、開催時間になると晴天となり開催することができました。入院している方、デイ ケアに通っておられる方、職員合わせて 232 人が参加しました。開会式は名誉院長や院長が見守る中で陸上競技 場のトラックを行進しました。最初の競技は○×クイズ。1問目は「今年でねや川サナトリウムは 50 周年である」 でした(正解は今年で 51 周年になります) 。多くの方はひっかけに気づいていました!!第 2 競技はテニスラケ ットでボールを運ぶリレーです。このリレーでは勢い余って転ぶ方もいましたが、参加者全員が無事にゴールまで つなぐことができました。第 3 競技は恒例のパン食い競争です。ほとんどの方が参加し、車いす参加者も竿に下 御存知ですか? ~精神障害者保健福祉手帳について~ 精神障害者保健福祉手帳は心療内科や精神科に継続して半年間通院され、精神障害の為に長期に渡り、日常生活又は 社会生活への制約がある方が対象となります。 手帳の交付を受けられた方は大阪府の有料施設の使用料減免、映画館の割引、税制上の優遇措置、府営住宅の福祉世 帯向けの応募、携帯電話基本使用料の割引、NHK受信料免除、公的交通機関やタクシー運賃の割引(一部交通機関 のみ)、ホームヘルプサービスの利用、生活保護受給者の障害者加算 等々、様々なサービスが受けられます。 もっと手帳について知りたい!どうやって申請したらいいの?という御質問がございましたら、詳しいパンフレット もございますので、地域医療連携室までお気軽にお尋ねください。 がっているパンを必死に口で取っていました。パンの種類(ジャムパン、クリームパン、あんぱん)を選んでいる 方や、勢い余ってパンが下がっている竿を通りすぎてゴールしてしまう方もいました。院長にもパン付けや竿持ち に協力していただき、みんなで協力して進行できました。休憩をはさみ、タイヤ引き競争や玉入れを行いました。 今年は職員対抗大玉ころがしリレーを企画していましたが、大玉が破けてしまい競技ができませんでした。この日 「地域医療連携室」 月曜日~土曜日 午前 9 時~午後 5 時 ☎072-822-3561(代表) 場所は 1 階外来フロア 売店横の自動販売機の前の白い扉のお部屋です。 のために練習していた方には申し訳なかったです。お天気を気にしながらの開催となりましたが、夏を感じるよう な日差しを浴び、日焼けをしてしまった方もチラホラいらっしゃいました。半日の短い時間でしたが、緑に囲まれ た競技場でワクワクした時間を過ごすことができました。 寝屋川ハートアート展 Club E&T Club E&T は1997年に「第1回こころの健康まつり」を機に地域のネットワークとしての目的でねや川サナトリ ウムや三家クリニック、みつわ会、寝屋川市民たすけあいの会、ボランティアグループなどが中心となって「ひなたぼ っこの会」として誕生しました。現在は Club E&T として、ねや川サナトリウム、三家クリニック、みつわ会、寝屋 川市民たすけあいの会で構成され運営されています。 そんな ClubE&T が平成 27 年の3月に初めて寝屋 OT便り 川市駅前図書館のキャレルで「第1回寝屋川ハート アート展」を開催しました。2日間の開催にもかか わらず駅前ということで約400人の来場者が訪 れ作品に対して温かいメッセージを残して頂きま 50周年を記念して、入院中や外来で作業療法を利用されている方と職員が協力し、 した。このメッセージは出展者にも届けられ出展者 記念作品を制作しました。タイルを小さく刻み、1つずつ貼り合せて完成させました。 の大きな心の支えになりました。ある絵画を出展された方は「家族から褒められたことがないのに僕の絵が褒められて 作成した方達から院長へプレゼントし、外来ロビーに展示されています。 とても嬉しい」と笑顔でお話しされていました。また、出展者の多くの方がご自分の作品を一目見ようとギャラリーに 足を運ばれています。第 2 回寝屋川ハートアート展 デイケアについて は平成 28 年 3 月 24 日、25 日、26 日の 3 日間 長尾会クリニックデイケアはリハビリテーション施設として 1 日 70 名前後の方が利用されていますが、まずは生活 た。作品は絵画や工芸品、手芸品など全部で 97 作 リズムをつけたいという方から仕事に向けてという方まで幅広く利用されています。平成 23 年 6 月にスタートした 品が展示されました。そのうち長尾会からは入院中 ため、毎年 6 月に週間プログラムの変更を行っており、今年も 6 月 20 日より新しい週間プログラムに切り替えて実 の患者さんを含め 37 作品が出展されました。作品 施しています。 「あたま」 「からだ」 「あそび」 「ひと」 「しごと」などの特徴をもったプログラムを準備しており、今年 の中にはプロ並みの作品も出展され来場者を驚かせ で会場も同じ駅前図書館のキャレルで開催されまし は、午前中は身体をしっかりと動かし、午後に色々な要素のプログラムに参加するという構成になっています。また、 ていました。また、第 2 回寝屋川ハートアート展はご協力いただいた関係機関等も 1 回目と比べ多く、ねや川サナト ご自身の病気や特徴を知ったり、学ぶプログラムや仕事に向けてのプログラム、作業所などの見学なども行っていま リウム、三家クリニック、石田クリニック、キムラクリニック、森内クリニック、木下クリニック、むらたメンタルク す。どのプログラムに入るのか、週何回利用するのかなどデイケアで取り組むことを 2 名の担当者と一緒に考えてい リニック、社会福祉法人みつわ会、アドバンスねやがわ、寝屋川一番商店街、ベル大利商店街と地域の医療機関や事業 きます。自分だけで頑張るということはなかなか難しいことですが、デイケアのプログラムを利用したり、スタッフ 所、地域の商店街の方のご協力をいただき、出展者はもとより主催者の私たちも感謝の気持ちでいっぱいです。本当に との相談、同じデイケア利用者と過ごす中で色々な発見があり、ご自身が望む生活に向けて少しずつすすんで行くこ ありがとうございました。第 3 回目の日程もすでに決まっており平成 29 年 3 月 20 日(月・祝)、21 日(火) 、22 とができるよう、一緒に取り組んでいきます。デイケアにご興味のある方は主治医にご相談ください。まずは見学か 日(水)に会場も同じキャレルで開催される予定です。前回出展された出展者の方も来年にむけ素晴らしい作品の準備 らご案内いたします。 を始めておられます。出展募集は次号でお知らせ致します。ぜひ一度すばらしい作品をご覧ください。 オレンジコラム〈第2回〉 ★ご存知ですか? 9 月 21 日はアルツハイマーデーです! 9月 21 日は世界アルツハイマーデーです。みなさんは、 “アルツハイマー病”という言葉を耳にされたことはある でしょうか?アルツハイマー病とは、認知症の 1 つです。認知症をわずらう多くの方がアルツハイマー病と診断され ています。1994 年「国際アルツハイマー病協会」 (ADI)、世界保健機構(WHO)と共同で毎年 9 月 21 日を「世 界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心にアルツハイマー病の啓蒙活動を実施しています。 また、2017 年 AID 国際会議が京都で開催されます。世界 70 各国の方々が一同に会して認知症の新しい時代へ向 けて話し合われる予定になっています。 9月は、アルツハイマーデーを受け、アルツハイマー月間として、認知症の啓発活動を行い、偏見をなくすためのキ ャンペーンをしています。みなさんも、イベント等をどこかで見かけた際にはぜひご参加してみてください。 ★どうして、9 月 21 日なの? 1994 年 9 月 21 日、スコットランドのエジンバラで第 10 回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催されまし た。その会議の初日であった日を「世界アルツハイマーデー」と宣言し、アルツハイマー病等に関する認識を高め、 世界の患者と家族と希望をもたらすことを目的としています。(*公益社団法人認知症の人と家族の会 HP より一部抜粋) ★見たことあるかも?! オレンジリング 認知症を正しく理解し、認知症の人や家族をあたたかく見守る応援者となる人です。 「認知症サポーター」と呼ばれ、 サポーターの証として、オレンジリングを身に着けています。もし街で困っている人を 見かけた時は、自分ができる範囲での声かけなどをしたりします。認知症サポーターは、 地域の住民を始め、金融機関やスーパーマーケットのスタッフ、小中高等の学生など さまざまな方が受けられています。現在、その数は 7,503,883 人(H28.3.31 現在) となっています。2025 年には認知症の方々が 700 万人を超えて、高齢者の 5 人に 1 人は 認知症になると言われています。私たちが認知症を正しく知り、お互いが少しずつ気遣うことで、自分たちの街を優 しさ溢れる街にできたらいいですよね。 ★認知症チェックサイト http://fishbowlindex.net/neyagawan/ 利用は無料です(通信料は自己負担) 。 個人情報の入力は一切不要です。医学的判断をするものではありません。 結果に関わらず、ご心配のある方は早目にご相談ください。 携帯電話・スマートフォ ンがQRコードに対応 している機種の場合は、 こちらのQRコードを ご利用ください。 睡眠外来開設のご案内 ねや川サナトリウムにて、平成 28 年 6 月より睡眠外来を開設いたしました。 ・いびきがうるさい ・呼吸が止まる ・ぐっすり眠れない ・昼間に眠くて仕方がない ・夜中に覚えていない行動をして注意された といった症状があり、お困りの方は睡眠外来に気軽にご相談下さい。 診察時間: 第 2・4 木曜日 13:30~16:00 担 当 医: 野村 吉宣 先生 野村先生は大阪医大神経精神科、阪南病院で睡眠研究と臨床について研鑽を積まれて参りました。 診察をご希望の方は主治医、外来スタッフ、受付にお申し付けください。 医療法人長尾会ねや川サナトリウム 〒572-0854 寝屋川市寝屋川公園 2370-6 <関連施設> ・長尾会クリニック TEL 072-812-1771 精神科デイケア施設 TEL 072-812-1773 長尾会訪問看護ステーション TEL 072-812-1774 ・ながお心療内科(JR 河内磐船駅前) TEL 072-810-2562 ・守口長尾会クリニック (京阪本線 土居駅 徒歩 5 分、谷町線 太子橋今市駅 徒歩 5 分) TEL 06-6994-8867 ・宿泊型自立訓練事業所「ネヤハイム」 TEL 072-822-4908 ・共同生活援助事業(グループホーム) みらい「星田」/はやぶさ「打上」/輝け「ねや川」 TEL 090-9098-5059 TEL 072-822-3561 ホームページ http://www.neyasanato.or.jp
© Copyright 2024 Paperzz