三菱サーバコンピュータ FT8600 モデル 210Rc ユーザーズガイド 2005年 6月 初版 ONL-4017aM-210Rc-000-00-0505 商標について EXPRESSBUILDERとESMPRO、ExpressPicnic、CLUSTERPROは日本電気株式会社の登録商標です。DianaScopeは 日本 電 気株 式会 社の 商 標で す。Microsoft、Windows、Windows Server、Windows NT、MS-DOSは 米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の 国における登録商標または商標です。Intel、Pentiumは米国Intel Corporationの登録 商標です。Xeonは米国Intel Corporationの商標です。LinuxはLinus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標 または商標です。DatalightはDatalight, Inc.の商標です。ATは米国 International Business Machines Corporationの米 国およ びその他の 国における 登録商標で す。ROM-DOSはDatalight, Inc.の登 録商標です。Adaptec とそのロゴ は米国 Adaptec, Inc.の登録商標です。SCSISelectは米国Adaptec, Inc.の商標です。LSI-Logic、MegaRAID、Power Console Plus は 米国LSI Logic Corporation の 登録 商標 また は商 標で す。Adobe、Adobeロゴ、Acrobat は、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の商標です。DLTとDLTtapeは米国Quantum Corporationの商標です。 その他、記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。 Windows Server 2003はMicrosoft® Windows ServerTM 2003 Standard Edition operating systemおよびMicrosoft ® Windows ServerTM 2003 Enterprise Edition operating systemの略です。Windows XPはMicrosoft® Windows® XP Home Edition operating system および Microsoft Windows XP Professional operating systemの略 です。Windows 2000はMicrosoft® Windows ® 2000 Server operating systemおよびMicrosoft® Windows® 2000 Advanced Server operating system、Microsoft® Windows® 2000 Professional operating systemの 略 称 です。Windows NT は Microsoft® Windows NT® Server network operating system version 3.51/4.0 お よ びMicrosoft® Windows NT® Workstation operating system version 3.51/4.0 の略 称 です。Windows Me はMicrosoft® Windows ® Millennium Edition operating system の略 称 です。Windows 98 はMicrosoft® Windows®98 operating system の略 称 で す。 Windows 95はMicrosoft ® Windows®95 operating systemの略称です。 サンプルアプリケー ションで使用している名称は、す べて架空のものです。実在する品名、団 体名、個人名とは一切関 係ありません。 ご注意 (1) (2) (3) (4) 本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 弊社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。 本書は内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなどお気づきのことがあ りましたら、お買い求めの販売店にご連絡ください。 (5) 運用した結果の影響については(4)項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。 使用上のご注意(必ずお読みください) iii このユーザーズガイドは、必要なときすぐに参照できるよう、お手元に置いておく ようにしてください。「使用上のご注意」を必ずお読みください。 使用上のご注意(必ずお読みください) 本製品を安全に正しくご使用になるために必要な情報が記載されています。 安全にかかわる表示について 本製品を安全にお使いいただくために、このユーザーズガイドの指示に従って操作してくださ い。 このユーザーズガイドには装置のどこが危険でどのような危険に遭うおそれがあるか、どうす れば危険を避けられるかなどについて説明されています。また、装置内で危険が想定される箇 所またはその付近には警告ラベルが貼り付けられています(本体に印刷されている場合もあり ます)。 ユーザーズガイド、および警告ラベルでは、危険の程度を表す言葉として、 「警告」と「注意」 という用語を使用しています。それぞれの用語は次のような意味を持つものとして定義されて います。 人が死亡する、または重傷を負うおそれがあることを示します。 火傷やけがな どを負うおそれ や物的損害を負 うおそれがあ ることを示しま す。 危険に対する注意・表示は次の3種類の記号を使って表しています。それぞれの記号は次のよ うな意味を持つものとして定義されています。 注意の喚起 この 記号 は危 険が 発生 する おそ れが (例) あることを表します。記号の中の絵表 示は 危険 の内 容を 図案 化し たも ので す。 (感電注意) 行為の禁止 この記号は行為の禁止を表します。記 (例) 号の中や近くの絵表示は、してはなら ない 行為 の内 容を 図案 化し たも ので す。 (分解禁止) 行為の強制 この記号は行為の強制を表します。記 号の中の絵表示は、しなければならな (例) い行為の 内容を図案 化したもの です。 危険 を避 ける ため には この 行為 が必 (プラグを抜け) 要です。 iv 使用上のご注意(必ずお読みください) (ユーザーズガイドでの表示例) 注意を促す記号 危険に対する注意の内容 危険の程度を表す用語 指定以外のコンセントに差し込まない 指定 された電圧で指定のコンセントをお使いくださ い。指定以外の電源を使 うと火災や漏電の原因となります。 本書と警告ラベルで使用する記号とその内容 注意の喚起 感電 のおそ れのあ るこ とを示 しま す。 発煙 または 発火の おそ れがあ るこ とを示します。 指が はさま れてけ がを するお それ があることを示します。 けが をする おそれ があ ること を示 します。 高温 による 傷害を 負う おそれ があ ることを示します。 特定しない一般的な注意・警告を示 します。 爆発 や破裂 による 傷害 を負う おそ れがあることを示します。 行為の禁止 特定 しない 一般的 な禁 止を示 しま す。 本装置を分解・修理・改造しないで ください。感電や火災のおそれがあ ります。 火気に近づけないでください。発火 するおそれがあります。 ぬれた手で触らないでください。感 電するおそれがあります。 指定 された 場所に は触 らない でく ださい。感電や火傷などの傷害のお それがあります。 水や 液体が かかる 場所 で使用 しな いでください。水にぬらすと感電や 発火のおそれがあります。 行為の強制 本装 置の電 源プラ グを コンセ ント から抜いてください。火災や感電の おそれがあります。 必ず接地してください。感電や火災 のおそれがあります。 特定 しない 一般的 な使 用者の 行為 を指示します。説明に従った操作を してください。 使用上のご注意(必ずお読みください) v 安全上のご注意 本装置を安全にお使いいただくために、ここで説明する注意事項をよく読んでご理解し、安全 にご活用ください。記号の説明についてはiiiページの『安全にかかわる表示について』の説明 を参照してください。 全般的な注意事項 人命に関わる業務や高度な信頼性を必要とする業務には使用しない 本装置は、医療機器・原子力設備や機器、航空宇宙機器・輸送設備や機器など、人命 に関わる設備 や機器および 高度な信頼性 を必要とする設 備や機器など への組み込み やこれらの機器の制御などを目的とした使用は意図されておりません。これら設備や 機器、制御システムなどに本装置を使用した結果、人身事故、財産損害などが生じて も弊社はいかなる責任も負いかねます。 煙や異臭、異音がしたまま使用しない 万一、煙、異臭、異音などが生じた場合は、ただちに電源を OFF にして電源プラグ をコンセントから抜いてください。その後、お買い求めの販売店または保守サポート にご連絡ください。そのまま使用すると火災の原因となります。 針金や金属片を差し込まない 通気孔やフロッピーディスクドライブ、CD-ROM ドライブのすきまから金属片や針 金などの異物を差し込まないでください。感電の危険があります。 規格以外のラックで使用しない 本装置は EIA 規格に適合した 19 型(インチ)ラックにも取り付けて使用できます。 EIA 規格に適合していないラックに取り付けて使用しないでください。本装置が正常 に動作しなくなるばかりか、けがや周囲の破損の原因となることがあります。本装置 で使用できる ラックについ てはお買い求 めの販売店また は保守サポー トにお問い合 わせください。 指定以外の場所で使用しない 本装置を取り 付けるラック を設置環境に 適していない場 所には設置し ないでくださ い。 本装置やラッ クに取り付け ているその他 のシステムに悪 影響をおよぼ すばかりでな く、火災やラックの転倒によるけがなどをするおそれがあります。設置場所に関する 詳細な説明や耐震工事についてはラックに添付の説明書を読むか、お買い求めの販売 店または保守サポートにお問い合わせください。 vi 使用上のご注意(必ずお読みください) 海外で使用しない 本装置は、日本国内専用の装置です。海外では使用できません。この装置を海外で使 用すると火災や感電の原因となります。 装置内に水や異物を入れない 装置内に水などの液体、ピンやクリップなどの異物を入れないでください。火災や感 電、故障の 原因となります。もし入ってしまった ときは、すぐ電源を OFF にして、 電源プラグをコンセントから抜いてください。分解しないでお買い求めの販売店また は保守サポートにご連絡ください。 使用上のご注意(必ずお読みください) vii ラックの設置・取扱いに関する注意事項 1 人で搬送・設置をしない ラックの搬送・設置は 2 人以上で行ってください。ラックが倒れてけがや周囲の破損 の原因となります。特に高さのある ラック(44U ラックなど)はスタビライザなど によって固定されていないときは不安定な状態にあります。かならず 2 人以上でラッ クを支えながら搬送・設置をしてください。 荷重が集中してしまうような設置はしない ラック、および取り付けたデバイスの重量が一点に集中しないようスタビライザを取 り付けるか、複数台のラックを連結して荷重を分散してください。ラックが倒れてけ がをするおそれがあります。 1 人で部品の取り付けをしない ラック用のドアやトレーなどの部品は 2 人以上で取り付けてください。 部品を落とし て破損させるばかりでなく、けがをするおそれがあります。 ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない ラックから装置を引き出す際は、必ずラックを安定させた状態(スタビライザの設置 や耐震工事など)で引き出してください。 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない 複数台のデバイスをラックから引き出すとラックが倒れるおそれがあります。装置は 一度に 1 台ずつ引き出してください。 定格電源を超える配線をしない やけどや火災、装置の損傷を防止するためにラックに電源を供給する電源分岐回路の 定格負荷を超えないようにしてください。電気設備の設置や配線に関しては、電源工 事を行った業者や管轄の電力会社にお問い合わせください。 viii 使用上のご注意(必ずお読みください) 電源・電源コードに関する注意事項 ぬれた手で電源プラグを持たない ぬれた手で電源プラグの抜き差しをしないでください。 感電するおそれがあります。 アース線をガス管につながない アース線は絶対にガス管につながないでください。 ガス爆発の原因になります。 指定以外のコンセントに差し込まない 指定された電圧で指定のコンセントをお使いください。指定以外で使うと火災や漏電 の原因となります。 また、延長コードが必要となるような場所には設置しないでください。本装置の電源 仕様に合っていないコードに接続すると、コードが過熱して火災の原因となります。 たこ足配線にしない コンセントに定格以上の電流が流れることによって、過熱して火災の原因となるおそ れがあります。 中途半端に差し込まない 電源プラグは根元までしっかりと差し込んでください。中途半端に差し込むと接触不 良のため発熱し、火災の原因となることがあります。また差し込み部にほこりがたま り、水滴などが付くと発熱し、火災の原因となるおそれがあります。 指定以外の電源コードを使わない 本装置に添付されている電源コード以外のコードを使わないでください。電源コード に定格以上の電流が流れると、火災の原因となるおそれがあります。 また、電源コードの破損による感電や火災を防止するために次の注意をお守りくださ い。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ コード部分を引っ張らない。 電源コードを折り曲げない。 電源コードをねじらない。 電源コードを踏まない。 電源コードを束ねたまま使わ ない。 電源コードをステープラなど で固定しない ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 電源コードをはさまない。 電源コードに薬品類をかけない。 電源コードの上にものを載せない。 電源コードを改造・加工・修復しない。 損傷した電源コードを使わない。(損傷 した電源コードはすぐ同じ規格の電源 コードと取り替えてください。交換に 関しては、お買い求めの販売店または 保守サポートにご連絡ください。) 添付の電源コードを他の装置や用途に使用しない 添付の電源コードは本装置に接続し、使用することを目的として設計され、その安全 性が確認されているものです。決して他の装置や用途に使用しないでください。火災 や感電の原因となるおそれがあります。 使用上のご注意(必ずお読みください) ix 設置・装置の移動・保管・接続に関する注意事項 1 人で持ち上げない 本装置の質量は最大 20Kg(構成によっては異なる)あります。1 人で運ぶと腰を痛 めるおそれがあります。装置は 2 人以上で底面をしっかりと持って運んでください。 また、フロントベゼルを持って、持ち上げないでください。フロントベゼルが外れて 落下し、けがの原因となります。 指定以外の場所に設置・保管しない 本装置を次に示すような場所や本書で指 定している場所以外に置かないでください。 火災の原因となるおそれがあります。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ほこりの多い場所。 給湯器のそばなど湿気の多い場所。 直射日光が当たる場所。 不安定な場所。 腐食性ガスの発生する環境で使用しない 腐食性ガス(塩化ナトリウムや二酸化硫黄、硫化水素、二酸化窒素、塩素、アンモニ ア、オゾンなど)の発生する場所に設置し、使用しないでください。また、ほこり中 に腐食を促進する成分(硫黄など)や導電性の金属などが含まれている環境へも設置 しないでください。装置内部のプリント板が腐食・ショートし、火災の原因となるお それがあります。 カバーを外したまま取り付けない 本装置のカバー類を取り外した状態でラックに取り付けないでください。装置内部の 冷却効果を低下させ、誤動作の原因となるばかりでなく、ほこりが入って火災や感電 の原因となることがあります。 指を挟まない ラックへの取り付け・取り外しの際にレールなどで指を挟んだり、切ったりしないよ う十分注意してください。 ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない ラックから引き出された状態にある装置の上から重荷をかけないでください。フレー ムが曲がり、ラックへ搭載できなくなります。また、装置が落下し、けがをするおそ れがあります。 プラグを差し込んだままインタフェースケーブルの取り付けや取り外しをしない インタフェースケーブルの取り付け/ 取り外しは電源コードをコンセントから抜いて 行ってください。たとえ電源を OFF にしても電源コードを接続したままケーブルや コネクタに触 ると感電した り、ショートに よる火災を起 こしたりする ことがありま す。 x 使用上のご注意(必ずお読みください) 指定以外のインタフェースケーブルを使用しない インタフェースケーブルは、弊社が指定するものを使用し、接続する装置やコネクタ を確認した上で接続してください。指定以外のケーブルを使用したり、接続先を誤っ たりすると、ショートにより火災を起こすことがあります。 また、イ ンタフェース ケーブルの 取り扱いや接 続について次 の注意をお守 りくださ い。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 破損したケーブルコネクタを使用しない。 ケーブルを踏まない。 ケーブルの上にものを載せない。 ケーブルの接続がゆるんだまま使用しない。 破損したケーブルを使用しない。 使用上のご注意(必ずお読みください) xi お手入れ・内蔵機器の取り扱いに関する注意事項 自分で分解・修理・改造はしない 本書に記載されている場合を除き、絶対に分解したり、修理・改造を行ったりしない でください。装置が正常に動作しなくなるばかりでなく、感電や火災の危険がありま す。 CD-ROM ドライブの内部をのぞかない CD-ROM ドライブはレーザーを使用しています。電源が ON になっているときに内 部をのぞいたり、鏡などを差し込んだりしないでください。万一、レーザー光が目に 入ると失明するおそれがあります(レーザー光は目に見えません)。 リチウムバッテリやニッカドバッテリ、ニッケル水素バッテリを取り外さない 本装置内部にはリチウムバッテリが取り付けられています(オプションデバイスの中 にはリチウムバッテリやニッケル水素バッテリを搭載したものもあります)。バッテ リを取り外さないでください。リチウムバッテリやニッケル水素バッテリは火を近づ けたり、水に浸けたりすると爆発するおそれがあります。 また、バッテリ の寿命で装 置が正しく 動作しなくな ったときは、ご 自分で分解・交 換・充電などをせずにお買い求めの販売店、または保守サポートに連絡してください。 プラグを差し込んだまま取り扱わない お手入れや本装置内蔵用オプションの取り付け / 取り外し、装置内ケーブルの取り付 け / 取り外しは、本装置の電源を OFF にして、電源プラグをコンセントから抜いて 行ってください。たとえ電源を OFF にしても、電源コードを接続したまま装置内の 部品に触ると感電するおそれがあります。 また、電源プラグはときどき抜いて、乾いた布でほこりやゴミをよくふき取ってくだ さい。ほこりがたまったままで、水滴などが付くと発熱し、火災の原因となるおそれ があります。 高温注意 本装置の電源を OFF にした直後は、内蔵型のハードディスクドライブなどをはじめ 装置内の部品が高温になっています。十分に冷めたことを確認してから取り付け/取 り外しを行ってください。 中途半端に取り付けない 電源ケーブルやインタフェースケーブル、ボードは確実に取り付けてください。中途 半端に取り付けると接触不良を起こし、発煙や発火の原因となるおそれがあります。 xii 使用上のご注意(必ずお読みください) 運用中の注意事項 ラックから引き出したり取り外したりしない 本装置をラックから引き出したり、ラックから取り外したりしないでください。装置 が正しく動作しなくなるばかりでなく、ラックから外れてけがをするおそれがありま す。 雷がなったら触らない 雷が発生しそうなときは電源プラグをコンセントから抜いてください。また電源プラ グを 抜く前に、雷が 鳴りだしたら、ケ ーブル類も 含めて装置に は触れない でくださ い。火災や感電の原因となります。 ペットを近づけない 本装 置にペットな どの生き物を 近づけない でください。排泄 物や体毛が装 置内部に 入って火災や感電の原因となります。 CD-ROM ドライブのトレーを引き出したまま放置しない 引き出したトレーの間からほこりが入り誤動作を起こすおそれがあります。また、ト レーにぶつかりけがをするおそれがあります。 近くで携帯電話や PHS、ポケットベルを使わない 本装置のそばでは携帯電話や PHS、ポケットベルの電源を OFF にしておいてくださ い。電波による誤動作の原因となります。 装置の上にものを載せない 本体がラックから外れて周辺の家財に損害を与えるおそれがあります。 巻き込み注意 本装 置の動作中は 背面にある冷 却ファンの部分 に手や髪の毛 を近づけない でくださ い。手をはさまれたり、手をはさまれたり、髪の毛が巻き込まれたりしてけがをする おそれがあります。 使用上のご注意(必ずお読みください) xiii 警告ラベルについて 本体内の危険性を秘める部品やその周辺には警告ラベルが表示されています。これは本体を取 り扱う際、考えられる危険性を常にお客様に意識していただくためのものです(ラベルをはが したり、塗りつぶしたり、汚したりしないでください)。もしこのラベルが貼り付けられてい ない、はがれかかっている、汚れているなどしているときは販売店にご連絡ください。 Serial ATAモデルの 場合はこのラベルは つきません。 前面 背面 xiv 使用上のご注意(必ずお読みください) 取り扱い上のご注意 本装置を正しく動作させるために次に示す注意事項をお守りください。これらの注意を無視し た取り扱いをすると本装置の誤動作や故障の原因となります。 ⓦ 本装置専用の保守用パーティションがOSから見える場合がありますが、この保守用 パーティションを削除しないでください。 ⓦ 周辺機器へのケーブルの接続/取り外しは本体の電源をOFFになっていることを確認し、 電源コードをコンセントから外した後に行ってください。 ⓦ 電源のOFFやフロッピーディスクの取り出しは、本体のアクセスランプが消灯している のを確認してから行ってください。 ⓦ 本体の電源コードをコンセントに接続した後、10秒間は本体の電源をONにしないでく ださい。 ⓦ 本体の電源ON後、POST(Power On Self-Test)終了までは電源をOFFにしないでくださ い。 * POSTについては2章 ハードウェア編「基本的な操作」 (113ページ)を参照してく ださい。 ⓦ 本体の電源を一度OFFした後、再びONにするときは30秒以上経過してからにしてくだ さい。 ⓦ 本体を移動する前に電源をOFFにして、電源プラグをコンセントから抜いてください。 ⓦ 定期的に本体を清掃してください(清掃は282ページで説明しています) 。定期的な清 掃はさまざまな故障を未然に防ぐ効果があります。 ⓦ 落雷等が原因で瞬間的に電圧が低下することがあります。この対策として無停電電源装 置等を使用することをお勧めします。 ⓦ オプションは本体に取り付けられるものであること、また接続できるものであることを 確認してください。たとえ本体に取り付けや接続ができても正常に動作しないばかり か、本体が故障することがあります。 ⓦ オプションは弊社の純正品をお使いになることをお勧めします。他社製のメモリやハー ドディスクドライブには本装置に対応したものもありますが、これらの製品が原因と なって起きた故障や破損については保証期間中でも有償修理となります。 保守サービスについて ヒント 本装置 の保守に 関して専門 的な知識 を持つ保 守員による 定期的な 診断・保守 サービスを用意しています。 本装置をいつまでもよい状態でお使いになるためにも、保守サポートと定期保 守サービスを契約されることをお勧めします。 使用上のご注意(必ずお読みください) xv 健康を損なわないためのアドバイス コ ンピュ ータ機器 を長時 間連続 して使 用すると、身 体の各 部に異 常が起 こるこ とがあり ます。コン ピュータを使用するときは、主に次の点に注意して身体に負担がかからないよう心掛けましょう。 よい作業姿勢で コンピュータを使用するときの基本的な姿勢は、背筋を伸ばして椅 子にすわり、キーボードを両手と床がほぼ平行になるような高さに 置き、視線が目の高さよりもやや下向きに画面に注がれているとい う姿勢です。 『よい作業姿勢』とはこの基本的な姿勢をとったとき、 身体のどの部分にも余分な力が入っていない、つまり緊張している 筋肉がもっとも少ない姿勢のことです。 『悪い作業姿勢』、たとえば背中を丸めたかっこうやディスプレイ装 置の画面に顔を近づけたままの状態で作業を行うと、疲労の原因や 視力低下の原因となることがあります。 ディスプレイの角度を調節する ディスプレイの多くは上下、左右の角度調節ができるようになって います。まぶしい光が画面に映り込むのを防いだり、表示内容を見 やすくしたりするためにディスプレイの角度を調節することは、た いへん重要です。角度調節をせずに見づらい角度のまま作業を行う と『よい作業姿勢』を保てなくなりすぐに疲労してしまいます。ご 使用の前にディスプレイを見やすいよう角度を調整してください。 画面の明るさ・コントラストを調節する ディスプレイは明るさ(ブ ライトネス) ・コントラストを調節でき る機能を持っています。年令や個人差、まわりの明るさなどによっ て、画面の最適なブライト ネス・コントラストは異なりますので、 状況に応じて画面を見やすいように調節してください。画面が明る すぎたり、暗すぎたりすると目に悪影響をもたらします。 キーボードの角度を調節する オプションのキーボードには、角度を変えることができるよう設計 されているものもあります。入力しやすいようにキーボードの角度 を変えることは、肩や腕、指への負担を軽減するのにたいへん有効 です。 機器の清掃をする 機器をきれいに保つことは、美観の面からだけでなく、機能や安全上の観点からも大切です。特にディ スプレ イの画面は、ほこりなど で汚れると、表示内容が見 にくくなりますので定 期的に清掃する必要 があります。 疲れたら休む 疲れを感じたら手を休め、軽い体操をするなど、気分転換をはかる ことをお勧めします。 xvi はじめに はじめに このたびは、本製品をお買い求めいただき、まことにありがとうございます。 本製品は、最新のマイクロプロセッサ「Intel® XeonTM Processor」を搭載した高性能サーバ です。 最新テクノロジーとアーキテクチャにより従来のサーバでは実現できなかったハイパワー、ハ イスピードが実現します。 「高信頼性」はもちろんのこと、 「拡張性」を考慮して設計され、ネットワークサーバとして幅 広くご利用いただけることでしょう。 本製品の持つ機能を最大限に引き出すためにも、ご使用になる前に本書をよくお 読みになり、 製品の取り扱いを十分にご理解ください。 本書について xvii 本書について 本書 は、本製品を正しく セットアップ し、使用できるよう にするための 手引きです。セット アップを行うときや日常使用する上で、わからないことや具合の悪いことが起きたときは、取 り扱い上の安全性を含めてご利用ください。 本書は常に本体のそばに置いていつでも見られるようにしてください。 本書は、Windowsのオペレーティングシステムやキーボード、マウスといった一般的な入出 力装 置などの基本的な 取り扱いについて 十分な知識を持っ たユーザーを対 象として記載され ています。 本文中の記号について 本書では巻頭で示した安全にかかわる注意記号の他に3種類の記号を使用しています。これら の記号と意味をご理解になり、装置を正しくお取り扱いください。 重要 装置の取り扱いや、ソフトウェ アの操作で守らなければならない事柄や特に 注意をすべき点を示します。 チェック 装置 やソフ トウェ アを操 作する 上で確 認をし ておく必 要があ る点を 示しま す。 知っておくと役に立つ情報や、便利なことなどを示します。 ヒント xviii 本書について 本書の構成について 本書は 4つの 編から構成 されていま す。それぞれの 編では次の ような説明 が記載され ていま す。なお、巻末には索引があります。必要に応じてご活用ください。 「使用上のご注意」をはじめにご覧ください 重要 本編をお読み になる前に必ず本書の 巻頭に記載されている「使 用上のご注意」 をお読みく ださい。 「使用上のご注 意」では、本製品を安全に、正 しくお使い になるために大切な注意事項が記載されています。 第1編 導入編 本装置 を導入 するに あたり 知って おいて いただ きたい 情報と お使い になら れるま での セットアップの手順 について説明していま す。ここで説明する内容や手 順を守って正し く本装置をお使いになるシステム環境へ導入してください。 第2編 ハードウェア編 本装置のハードウ ェアに関する説明をし ています。各部の名称やその 機能、オプション の増設方法、本装置にふさわしい設置場所について知りたいときに参照してください。 第3編 ソフトウェア編 本体に添付のソフト ウェアについてその機 能や使用方法について説 明しています。ここ で説明する内容に従って正しくお使いください。 第4編 運用・保守編 本装置を運用する上で知っておいていただきたい情報が記載されています。また、 「故障 かな?」と思ったときは、本装置の故障を疑う前に参照してください。 付属品の確認 xix 付属品の確認 梱包箱の中には、本体以外にいろいろな付属品が入っています。添付のスタートアップガイド を参照してすべてがそろっていることを確認し、それぞれ点検してください。万一足りないも のや損傷しているものがある場合は、販売店に連絡してください。 付属品について 重要 ⓦ 添付品はセットアップをするときやオプションの増設、装置が故障した ときに必要となりますので大切に保管してください。 ⓦ 添付品の「EXPRESSBUILDER」は、紙封筒に包装されています。 パッケージの構成につきましては、紙封筒内にある 「EXPRESSBUILDER」の構成品表を参照してください。また、 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMを紛失し、再購入を希望されるとき は、販売店へご相談ください。 ⓦ オペレーティングシステムに添付のソフトウェア登録カードは、所定事 項をご記入の上、必ず投函してください。 ⓦ フロッピーディスクが添付されている場合は、フロッピーディスクの バックアップをとってください。また、添付のディスクをマスタディス クとして大切に保管し、バックアップディスクを使用してください。 ⓦ 添付のフロッピーディスク、またはCD-ROMは使用方法を誤るとお客 様のシステム環境を変更してしまうおそれがあります。使用についてご 不明な点がある場合は、無理な操作をせずにお買い求めの販売店、また は保守サポートにお問い合わせください。 xx 第三者への譲渡について 第三者への譲渡について 本体または、本体に添付されているものを第三者に譲渡(または売却)するときは、次の注意 を守ってください。 ⓦ 本体について 第三者へ譲渡(または 売却)する場合には、装置に 添付されている説明書 一式を一緒に お渡しください。 ハードディスクドライブ内のデータについて 重要 譲渡す る装置内に 搭載され ているハー ドディスク ドライブ に保存され ている 大切なデータ(例えば顧客情報や企業の経理情報など)が第三者へ漏洩するこ とのないようにお客様の責任において確実に処分してください。 Windows などのオペレーティングシステムの「ゴ ミ箱を空にする」操作やオ ペレーティングシステムの「フォーマット」コマンドでは見た目は消去された ように見えますが、実際のデータはハードディスクドライブに書き込まれたま まの状態にあります。完全に消去されていないデータは、特殊なソフトウェア により復元され、予期せぬ用途に転用されるおそれがあります。 このようなトラブルを回避するために市販の消去用ソフトウェア(有償)また はサービス(有償)を利用し、確実にデータを処分することを強くお勧めしま す。データの消去についての詳細は、お買い求めの販売店または保守サポート にお問い合わせください。 なお、データの処分をしないまま、譲渡(または売却)し、大切なデータが漏 洩された場合、その責任は負いかねます。 ⓦ 添付のソフトウェアについて 添付のソフトウェ アを第三者に譲渡(売却)す る場合には、以下の条件を 満たす必要が あります。 − 添付されているすべてのものを譲渡し、譲渡した側は一切の複製物を保持しないこ と − 各ソフトウェアに添付されている『ソフトウェアのご使用条件』の譲渡、移転に関 する条件を満たすこと − 譲渡、移転が認められていないソフトウェアについては、インストールした装置か ら削除した後、譲渡すること 消耗品・装置の廃棄について xxi 消耗品・装置の廃棄について ⓦ 本体およびハードディスクドライブ、フロッピーディスク、CD-ROMやオプションの ボードなどの廃棄については各自治体の廃棄ルールに従ってください。詳しくは、各自 治体へお問い合わせください。 重要 ⓦ ⓦ 本体のマザーボード上にあるバッテリの廃棄(および交換)については お買い求めの販売店または保守サポートまでお問い合わせください。 ⓦ ハードディスクドライブやバックアップデータカートリッジ、フロッ ピーディスク、その他書き込み可能なメディア(CD-R/CD-RWなど) に保存されているデータは、第三者によって復元や再生、再利用されな いようお客様の責任において確実に処分してから廃棄してください。個 人のプライバシーや企業の機密情報を保護するために十分な配慮が必要 です。 本体の部品の中には、寿命により交換が必要なものがあります(冷却ファン、本体内蔵 のバッテリ、内蔵CD-ROMドライブ、フロッピーディスクドライブ、マウスなど) 。装 置を安定して稼働させるために、これらの部品を定期的に交換することをお勧めしま す。交換や寿命については、お買い求めの販売店、または保守サポートにご連絡くださ い。 リチウムバッテリやニッカドバッテリ、ニッケル水素バッテリを取り外さない 本装置内部にはリチウムバッテリが取り付けられています(オプションデバイスの中 にはリチウムバッテリやニッカドバッテリ、ニッケル水素バッテリを搭載したものも あります)。バッテリを取り外さないでください。リチウムバッテリやニッカドバッ テリ、ニッケル水素バッテリは火に近づけたり、水に浸けたりすると爆発するおそれ があります。 また、バッテリ の寿命で装 置が正しく 動作しなくな ったときは、ご 自分で分解・交 換・充電などをせずにお買い求めの販売店、または保守サポートに連絡してください。 その他、オプショ ンボードに 搭載されてい るバッテリの 位置について はオプション ボードに添付の説明書を参照してください。 マザーボード xxii 目 次 目 次 使用上のご注意(必ずお読みください)....................................................................................iii 安全にかかわる表示について................................................................................................. iii 本書と警告ラベルで使用する記号とその内容....................................................................iv 安全上のご注意 ......................................................................................................................... v 全般的な注意事項 ................................................................................................ v ラックの設置・取扱いに関する注意事項 ......................................................vii 電源・電源コードに関する注意事項 ............................................................. viii 設置・装置の移動・保管・接続に関する注意事項 ......................................ix お手入れ・内蔵機器の取り扱いに関する注意事項 ......................................xi 運用中の注意事項 ............................................................................................... xii 警告ラベルについて ............................................................................................................... xiii 取り扱い上のご注意 ...............................................................................................................xiv 健康を損なわないためのアドバイス ............................................................. xv はじめに .........................................................................................................................................................xvi 本書について................................................................................................................................................xvii 本文中の記号について ..........................................................................................................xvii 本書の構成について ............................................................................................................. xviii 付属品の確認.................................................................................................................................................xix 第三者への譲渡について .............................................................................................................................xx 消耗品・装置の廃棄について......................................................................................................................xxi 目 次 ............................................................................................................................................................ xxii 1 導入編 特 長 ............................................................................................................................................................... 2 サーバ管理.................................................................................................................................. 4 ストレージ管理 .........................................................................................................................5 電源管理 ......................................................................................................................................8 ネットワーク管理 ..................................................................................................................... 8 リモート管理..............................................................................................................................8 導入にあたって .............................................................................................................................................. 9 システム構築のポイント......................................................................................................... 9 運用方法の検討..................................................................................................... 9 稼動状況・障害の監視、および保守 ............................................................... 9 システムの構築・運用にあたっての留意点..................................................................... 10 出荷時の状態を確認しましょう..................................................................... 10 セットアップの手順を確認しましょう ........................................................ 11 各運用管理機能を利用するにあたって ........................................................ 13 セットアップを始める前に ....................................................................................................................... 15 EXPRESSBUILDERがサポートしているオプションボード ....................................... 15 ハードウェアのセットアップ.............................................................................................. 16 システムのセットアップ...................................................................................................... 17 Windows Server 2003のセットアップ................................................................................................ 18 カスタムインストールモデルのセットアップ................................................................. 18 セットアップをはじめる前に (購入時の状態について)....................... 18 目 次 xxiii セットアップの手順 ..........................................................................................19 シームレスセットアップ .......................................................................................................20 OSのインストールについて ............................................................................21 セットアップの流れ ..........................................................................................24 セットアップの手順 ..........................................................................................25 オプションのネットワークボードのドライバ.............................................34 アダプタフォルトトレランス(AFT)/ アダプティブロードバランシング(ALB)のセットアップ .........................34 ディスクアレイコントローラ(MN8103-80/81)を追加接続する場合 ..35 SCSIコントローラ(MN8103-65/75)を追加接続する場合 .....................35 SCSIコントローラ(MN8103-56/MN8190-126)を追加接続する場合 ..36 グラフィックスアクセラレータドライバ .....................................................37 Boot.iniファイルで使用可能なスイッチオプションについて .................37 障害処理のためのセットアップ .....................................................................38 管理ユーティリティのインストール .............................................................44 システムのアップデート ..................................................................................44 システム情報のバックアップ..........................................................................45 応用セットアップ ...................................................................................................................46 シームレスセットアップ未対応の大容量記憶装置 コントローラを利用する場合..........................................................................46 マニュアルセットアップ ..................................................................................47 論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順 ........................48 Windows 2000のセットアップ...............................................................................................................50 シームレスセットアップ .......................................................................................................50 OSのインストールについて ............................................................................51 セットアップの流れ ..........................................................................................54 セットアップの手順 ..........................................................................................55 USB 2.0ドライバ ..............................................................................................64 オプションのネットワークボードのドライバ.............................................64 アダプタフォルトトレランス(AFT)/ アダプティブロードバランシング(ALB)のセットアップ .........................65 ディスクアレイコントローラ(MN8103-80/81)を追加接続する場合 ..66 SCSIコントローラ(MN8103-65/75)を追加接続する場合 .....................66 SCSIコントローラ(MN8103-56/MN8190-126)を追加接続する場合 ..67 Boot.iniファイルで使用可能なスイッチオプションについて .................67 障害処理のためのセットアップ .....................................................................68 管理ユーティリティのインストール .............................................................73 システムのアップデート (サービスパックの適用)................................74 システム情報のバックアップ..........................................................................75 応用セットアップ ...................................................................................................................76 シームレスセットアップ未対応の大容量記憶装置 コントローラを利用する場合..........................................................................76 マニュアルセットアップ ..................................................................................77 論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順 ........................78 HostRAIDTM について ................................................................................................................................80 HostRAIDの概要.....................................................................................................................80 仕 様 ...................................................................................................................80 特 長 ...................................................................................................................80 注意事項 ....................................................................................................................................81 SCSI HostRAIDの注意事項 ............................................................................81 SATA HostRAIDの注意事項 ..........................................................................82 HostRAID共通の注意事項 ...............................................................................82 HostRAIDセットアップの流れ............................................................................................83 SCSI HostRAIDの場合 .....................................................................................83 SATA HostRAIDの場合...................................................................................84 ハードディスクドライブの移行(マイグレーション)..............................85 xxiv 目 次 2 ハードウェア編 各部の名称と機能 ....................................................................................................................................... 88 装置前面 ................................................................................................................................... 88 装置前面(フロントベゼルを取り外した状態).............................................................. 89 装置背面 ................................................................................................................................... 90 装置外観 ................................................................................................................................... 92 装置内部 ................................................................................................................................... 92 マザーボード........................................................................................................................... 94 ランプ表示............................................................................................................................... 95 POWERランプ................................................................................................... 95 STATUSランプ................................................................................................. 95 DISK ACCESSランプ...................................................................................... 96 ACTランプ ......................................................................................................... 97 UIDランプ(UID).............................................................................................. 97 ディスクアクセスランプ ................................................................................. 97 ハードディスクドライブのランプ(SCSIモデルのみ)............................... 97 LANコネクタのランプ..................................................................................... 98 設置と接続 ..................................................................................................................................................100 設 置 .....................................................................................................................................100 ラックの設置.................................................................................................... 100 ラックへの取り付け/ラックからの取り外し............................................102 接 続 .....................................................................................................................................110 無停電電源装置(UPS)への接続について...................................................112 基本的な操作.............................................................................................................................................. 113 フロントベゼルの取り付け・取り外し ...........................................................................113 電源のON...............................................................................................................................114 POSTのチェック................................................................................................................. 115 POSTの流れ .................................................................................................... 115 POSTのエラーメッセージ............................................................................117 ビープ音によるエラー通知 ...........................................................................118 電源のOFF.............................................................................................................................119 サーバの確認(UIDスイッチ)...........................................................................................119 フロッピーディスクドライブ............................................................................................120 フロッピーディスクのセット/取り出し ....................................................120 フロッピーディスクの取り扱いについて ..................................................120 CD-ROMドライブ................................................................................................................122 CD-ROMのセット/取り出し........................................................................122 取り出せなくなったときの方法...................................................................124 CD-ROMの取り扱いについて...................................................................... 124 内蔵オプションの取り付け .....................................................................................................................125 安全上の注意.........................................................................................................................125 静電気対策について ............................................................................................................126 取り付け/取り外しの準備..................................................................................................127 取り付け/取り外しの手順..................................................................................................128 ハードディスクドライブ(SCSI/SATA).....................................................128 電源ユニット(SCSIモデルのみ)..................................................................135 本装置(ラックからの引き出し)................................................................ 138 ドライブカバー................................................................................................140 ロジックカバー................................................................................................141 DIMM ................................................................................................................. 142 プロセッサ(CPU)......................................................................................... 146 PCIボード .........................................................................................................152 ディスクアレイコントローラボード .......................................................... 160 冗長ファンの取り付け(SCSIモデルのみ)..................................................166 目 次 xxv リモートマネージメントカード/ アドバンスドリモートマネージメントカード(RMC) .............................169 BIOSのセットアップ ...............................................................................................................................173 システムBIOS (SETUP).................................................................................................173 起 動 ................................................................................................................174 キーと画面の説明 ...........................................................................................175 設定例 ................................................................................................................176 パラメータと説明 ...........................................................................................179 SCSI BIOS (SCSISelect)............................................................................................... 200 SCSISelect Utilityの用途...............................................................................200 起動と終了 ........................................................................................................200 Configure/View SCSI Controller Settings .............................................202 SCSI Disk Utilities ..........................................................................................206 HostRAID .........................................................................................................206 ディスクアレイBIOS(ディスクアレイBIOSユーティリティ)................................207 リセットとクリア .....................................................................................................................................208 リセット .................................................................................................................................208 強制電源OFF.........................................................................................................................208 CMOSメモリ・パスワードのクリア...............................................................................209 割り込みライン .........................................................................................................................................211 RAIDコンフィグレーション...................................................................................................................212 SCSIハードディスクドライブのRAID構築....................................................................212 ハードディスクドライブの取り付け ..........................................................213 SCSISelect Utilityを使用したRAIDの有効化............................................213 メインメニューの表示について ..................................................................215 SCSISelectの終了 ..........................................................................................217 SCSISelect Utilityを使用したRAIDの構築................................................218 シリアルATAハードディスクドライブのRAID構築 ....................................................226 ハードディスクドライブの取り付け ..........................................................226 BIOSユーティリティを使用したRAIDの有効化 ......................................227 Array Configuration Utility(ACU)を使ったRAIDの構築 .................. 228 3 ソフトウェア編 添付のCD-ROMについて........................................................................................................................240 EXPRESSBUILDER.................................................................................................................................241 起動メニューについて ........................................................................................................241 EXPRESSBUILDERトップメニュー...............................................................................244 起動方法 ............................................................................................................244 シームレスセットアップ..............................................................................245 ツールメニュー ..............................................................................................245 コンソールレスメニュー ....................................................................................................249 起動方法 ............................................................................................................249 トップメニュー ............................................................................................... 250 マスターコントロールメニュー .......................................................................................252 ExpressPicnic ...........................................................................................................................................253 セットアップパラメータFDの作成 ..................................................................................253 追加アプリケーションのインストール ...........................................................................256 大容量記憶装置ドライバのインストール....................................................................... 258 稼動機からの情報採取 ........................................................................................................260 大量インストール ................................................................................................................261 xxvi 目 次 本体用バンドルソフトウェア ................................................................................................................ 263 ESMPRO/ServerAgent(Windows版) .........................................................................263 インストール前の準備.................................................................................. 263 インストール.................................................................................................... 264 インストール後の確認 ................................................................................... 265 リモートマネージメントカード/ アドバンスドリモートマネージメントカードの着脱について.............265 Power Console Plus(サーバ).......................................................................................266 カスタムインストールモデルでのセットアップ .....................................266 シームレスセットアップを使ったセットアップ .....................................266 手動インストール(新規インストール)....................................................266 Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition......................................................268 カスタムインストールモデルでのセットアップ .....................................268 シームレスセットアップを使ったセットアップ .....................................268 手動インストール(新規インストール) .......................................................268 テープ監視ツール ................................................................................................................ 269 カスタムインストールモデルでのセットアップ .....................................269 手動インストール(新規インストール)....................................................269 BMC Online Update........................................................................................................... 271 動作環境 ............................................................................................................271 インストール.................................................................................................... 271 起動方法 ............................................................................................................272 アンインストール ...........................................................................................273 エラー表示一覧................................................................................................275 管理PC用バンドルソフトウェア........................................................................................................... 276 ESMPRO/ServerManager ............................................................................................... 276 DianaScope ..........................................................................................................................277 注意事項 ............................................................................................................277 Power Console Plus(管理PC)......................................................................................278 Power Console Plus(管理PC)をインストールする前に ................. 278 Power Console Plus(管理PC)のインストール手順 .........................278 Power Console Plus(管理PC)の環境設定 .......................................... 278 4 運用・保守編 日常の保守 ..................................................................................................................................................280 アラートの確認 ....................................................................................................................280 ステータスランプの確認.................................................................................................... 280 バックアップ.........................................................................................................................281 クリーニング.........................................................................................................................282 本体のクリーニング .......................................................................................282 キーボード/マウスのクリーニング ............................................................283 CD-ROMのクリーニング ..............................................................................283 テープドライブのクリーニング...................................................................284 システム診断.............................................................................................................................................. 285 システム診断の内容 ............................................................................................................285 システム診断の起動と終了................................................................................................286 障害時の対処.............................................................................................................................................. 289 障害箇所の切り分け ............................................................................................................289 エラーメッセージ ................................................................................................................ 290 POST中のエラーメッセージ ....................................................................... 290 Windowsのエラーメッセージ .....................................................................295 サーバ管理アプリケーションからのエラーメッセージ .........................296 トラブルシューティング.................................................................................................... 297 目 次 xxvii 本体について ....................................................................................................297 Windows Server 2003/Windows 2000について ................................302 EXPRESSBUILDERについて ......................................................................306 シームレスセットアップについて ..............................................................307 マスターコントロールメニューについて ..................................................310 ExpressPicnicについて .................................................................................311 ESMPROについて..........................................................................................311 その他のバンドルソフトウェアについて ..................................................311 ディスクアレイについて ...............................................................................311 障害情報の採取 ....................................................................................................................312 イベントログの採取 .......................................................................................312 構成情報の採取 ............................................................................................... 313 ワトソン博士の診断情報の採取 ..................................................................314 メモリダンプの採取 .......................................................................................314 システムの修復 ....................................................................................................................315 修復手順(Windows Server 2003)..........................................................315 修復手順(Windows 2000)........................................................................315 オフライン保守ユーティリティ ............................................................................................................318 オフライン保守ユーティリティの起動方法...................................................................318 オフライン保守ユーティリティの機能 ...........................................................................319 移動と保管..................................................................................................................................................320 ユーザーサポート .....................................................................................................................................322 保証について.........................................................................................................................322 修理に出される前に ............................................................................................................323 修理に出される時は ............................................................................................................323 保守サービスについて ........................................................................................................324 「基本サービス」 (標準時間帯).....................................................................324 「オプションサービス」................................................................................... 324 補修用部品について ............................................................................................................325 障害コール受付窓口 ............................................................................................................325 インターネットホームページのご案内 ...........................................................................325 付録A 仕 様 ..........................................................................................................................................327 Serial ATAモデル ................................................................................................................327 SCSIモデル ...........................................................................................................................329 索 引.......................................................................................................................................................... 331 xxviii オンラインドキュメントについて オンラインドキュメントについて 添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROM には次のオンラインドキュメン トが収められてい ます。必要に応じて参照してください。 ⓦ ユーザーズガイド ⓦ Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition/Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメントガイド* ⓦ Microsoft Windows 2000 Server/Microsoft Windows 2000 Advanced Serverイン ストレーションサプリメントガイド* ⓦ ESMPRO/ServerAgent(Windows版)インストレーションガイド ⓦ ESMPRO/ServerManagerインストレーションガイド ⓦ Power Console Plusユーザーズガイド ⓦ Adaptec Storage ManagerTM - Browser Editionユーザーズマニュアル ⓦ FT8600 SCSI HostRAIDのマイグレーション実施時の手順について(Windows) ⓦ HostRAIDTM SCSISelect Utility操作説明書 ⓦ テープ監視ツールセットアップガイド ⓦ DianaScopeオンラインドキュメント ⓦ 19インチラックユーザーズガイド * 本 装置専用 の保守 用パー ティショ ンを作 成せず にOS をイン ストー ルしたい ときな ど、 特 殊な 場合 に のみ 参照 し てく ださ い。通 常は「EXPRESSBUILDER」の「シー ムレ ス セットアップ」ツールを使ったインストールをお勧めします。 1 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 210Rc 1 導入編 本製品や添付のソフトウェアの特長、導入の際に知っておいていただきたい事柄について説明 しま す。また、セットアップ の際の手順を 説明しています。こ こで説明する 内容をよく読ん で、正しくセットアップしてください。 特 長(2ページ) 本製品の特長や添付(または別売品)のソフトウェア、および各種オプション とソフトウェアの組み合わせによって実現できるシステム管理のための機能に ついて説明しています。 導入にあたって(9ページ) 本製品をご利用されるシステムを構築する際に知っておいていただきたい事柄 や、参考となるアドバイスが記載されています。 セットアップを始める前に(15ページ) セットアップの順序を説明します。お使いになるオペレーティングシステムや 購入時の本体によってもセットアップの方法は異なります。 Windows Server 2003のセットアップ(18ページ) Windows Server 2003で運用する場合のシステムのセットアップの方法につ いて説明しています。 Windows 2000のセットアップ(50ページ) Windows 2000で運用する場合のシステムのセットアップの方法について説明 しています。 HostRAIDTMについて(80ページ) 本体標準のディスクアレイ機能(HostRAID)について説明しています。詳細 な説明はオンラインドキュメントに記載されています。 ONL-4017aM-210Rc-000-01-0505 2 特 長 特 長 お買い求めになられた本製品の特長を次に示します。 * 一部SCSIモデルのみの機能あり 拡 張性 ⓦ 豊富なIOオプションスロット PCI-X/64-bit/133MHzを1スロット PCI-X/64-bit/66MHzを1スロット ⓦ 最大16GBの大容量メモリ ⓦ ネットワークポートを標準で2ポート装備 ⓦ リモートパワーオン機能 ⓦ 最大2マルチプロセッサまでアップグレード可能 ⓦ SCSI機器の接続パターンが豊富 ⓦ USB 2.0対応 高 性能 ⓦ Intel® XeonTM Processor搭載 ⓦ −MN8100-1056, 1059: 3.20DGHz : 3.40GHz −MN8100-1057 −MN8100-1058, 1060: 3.60GHz ⓦ 高速メモリアクセス ⓦ 高速ネットワークインタフェース(2つのLANポートとも、 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応) ⓦ 高速ディスクアクセス(Ultra320 SCSI)* 高 信頼性 ⓦ メモリ監視機能 (エラー訂正/エラー検出) ⓦ メモリ/CPU縮退機能 (障害を起こしたデバイスの論理的な切り離し) ⓦ メモリChipkill対応 ⓦ バスパリティエラー検出 ⓦ 温度検知 ⓦ 異常検知 ⓦ 内蔵ファン回転監視機能 ⓦ 内部電圧監視機能 ⓦ ディスクアレイ(オプション) ⓦ オートリビルド機能(ホットスワップ対応) ⓦ BIOSパスワード機能 ⓦ フロントベゼルによるセキュリティロック ⓦ 本体遠隔監視機能 す ぐに使える ⓦ Microsoft® Windows ServerTM 2003 日本語版 インストール済み(BTO(工場組み込み出荷)の場合) ⓦ ハードディスクはケーブルを必要としないワンタッチ 取り付け(ホットスワップ対応) 豊 富な機能搭載 ⓦ グラフィックスアクセラレータ「RADEON7000M」採用 ⓦ El Torito Bootable CD-ROM(no emulation mode) フォーマットをサポート ⓦ POWERスイッチマスク ⓦ ソフトウェアPower Off ⓦ リモートパワーオン機能 ⓦ AC-LINK機能 ⓦ コンソールレス機能 ⓦ 冗長ファン機能(オプション)* ⓦ 冗長電源機能(オプション)* 管 理機能 ⓦ ESMPROプロダクト ⓦ DianaScope ⓦ ディスクアレイユーティリティ(数種類) 自 己診断機能 保 守機能 ⓦ Power On Self-Test(POST) ⓦ システム診断(T&D)ユーティリティ ⓦ オフライン保守ユーティリティ ⓦ DUMPスイッチによるメモリダンプ機能 便 利なセットアップユーティリティ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ EXPRESSBUILDER(システムセットアップユーティリティ) ExpressPicnic(セットアップパラメータFD作成ユーティリティ) SETUP(BIOSセットアップユーティリティ) SCSISelect (SCSIデバイスユーティリティ) 導入編 3 本装置は、高い信頼性を確保するためのさまざまな機能を提供しています。 本体に添付されてい るESMPROなどのソフトウェアが提供する監視機能との連携により、シ ステムの障害を未然に防止、または早期に復旧することができます。 また、停電などの電源障害からサーバを守る無停電電源装置、万一のデータ損失に備えるため のバックアップ装置などといった各種オプション製品により、さらなる信頼性を確保すること ができます。 各機能はそれぞれ以下のハードウェア、およびソフトウェアにより実現しています。 管理分野 サーバ管理 必要なハードウェア 必要なソフトウェア サーバ本体機能 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgent ・ ハードウェア全般 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgent ・本体標準装備のディスクアレイコント ローラ (HostRAIDTM) Adaptec Storage ManagerTM Browser Edition ・ ディスクアレイコントローラ *1 Power Console Plus ストレージ管理 ⓦ ディスク管理 ⓦ バックアップ管理 DAT/AIT など *1 Windows 標準バックアップツール BackupExec*1、NetBackup*1 電源管理 無停電電源装置(UPS)*1 PowerChute Business Edition*1 (注) 無停電電源装置により、使用するソ フトウェアが異なります。 リモート管理 リモートマネージメントカード(標準 製品)/ アドバンスドリモートマネージ メントカード *1 *1 オプション製品 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgent DianaScope 4 特 長 サーバ管理 本体のハードウェアの状態を管理するために「ESMPRO/ServerAgent」をインストールし てください。 「ESMPRO/ServerAgent」は本体の稼動状況などを監視するとともに万一の障 害発生時「ESMPRO/ServerManager」と連携してただちに管理者へ通報します。 ESMPRO/ServerAgentをインストールした場合、データビューアの項目ごとの機能可否は下 表のとおりです。 機能名 ハードウェア 可否 機能概要 メモリバンク ○ ○ ハードウェアの物理的な情報を表示する機能です。 メモリの物理的な情報を表示する機能です。 装置情報 ○ 装置固有の情報を表示する機能です。 CPU ○ CPU の物理的な情報を表示する機能です。 システム ○ CPU の論理情報参照や負荷率の監視をする機能です。 メモリの論理情報参照や状態監視をする機能です。 I/O デバイス ○ I/O デバイス ( フロッピーディスクドライブ、シリアル ポート、パラレルポート、キーボード、マウス、ビデオ ) の情報参照をする機能です。 システム環境 ○ 温度、ファン、電圧、電源、ドアなどを監視する機能で す。 温度 ○ 筐体内部の温度を監視する機能です。 ファン ○ ファンを監視する機能です。 電圧 ○ 筐体内部の電圧を監視する機能です。 電源 ○ 電源ユニットを監視する機能です。 ドア ○ Chassis Intrusion(筐体のカバー / ドアの開閉)を監視す る機能です。 ソフトウェア ○ サービス、ドライバ、OS の情報を参照する機能です。 ネットワーク ○ ネットワーク (LAN) に関する情報参照やパケット監視を する機能です。 拡張バスデバイス ○ 拡張バスデバイスの情報を参照する機能です。 BIOS ○ BIOS の情報を参照する機能です。 ローカルポーリング ○ エージェントが取得する任意の MIB 項目の値を監視する 機能です。 ストレージ ○ ハードディスクドライブなどのストレージ機器やコント ローラを監視する機能です。 ファイルシステム ○ ファイルシステム構成の参照や使用率監視をする機能で す。 ディスクアレイ ○ LSI Logic 社製および Promise 社製ディスクアレイコント ローラを監視する機能です。 その他 ○ Watch Dog Timer による OS ストール監視をする機能で す。 OS STOP エラー発生後の通報処理を行う機能です。 ○ : サポート △ : 一部サポート X: 未サポート また、「リモートマネー ジメントカード(標準 装備)/アドバンス ドリモートマネ ージメント カード(オプション)」を装着することにより、次の機能やツールをサポートし、サーバ管理 を確実で容易なものとします。 ⓦ 電源ユニットの監視 ⓦ ドアの監視 ⓦ ハードウェア障害のシステムイベントログ(SEL)生成機能 ⓦ ウォッチドッグタイマによるOSストール監視 ⓦ OSストップエラー発生後の通報処理 ⓦ DianaScopeによるLAN/WAN経由でのリモート制御(本体装置のリセット、電源ON/ OFF、システムイベントログ(SEL)の確認など) 導入編 5 Disk増設ユニット[MN8141-36]の監視について Disk増設ユニット[MN8141-36]には、以下のオプション製品が必要です。 ⓦ Disk増設ユニット − ⓦ ICMBボード[MN8191-08] 監視サーバ側 − ICMBコネクタ[MN8191-07] − ICMBケーブル[MK410-107] ESMPRO/ServerAgentにてDisk増設ユニットを監視するには、コントロールパネルの「シス テム」タブの「Disk増設ユニット」ー「監視する」チェックボックスをチェックしてください。 ヒント ESMPRO/ServerManager とESMPRO/ServerAgentは、本体に標準添付されて います。各ソフトウェアのインストール方法や使用方法は、各ソフトウェアの 説明を参照してください。 ストレージ管理 大容量のストレージデバイスを管理するために次の点について留意しておきましょう。 ⓦ ディスク管理 ハードディ スクドライブの耐障害性 を高めることは、直接的に システム全体の信頼性を 高めることにつながると言えます。本体標準装備、またはオプションのRAIDコントロー ラ(ディスクミ ラーリングコントロー ラまたはディスクアレ イコントローラ)を使用す ることによ り、ディスクドライブをグ ループ化して冗長性を 高め、データの損失を防ぐ ことができます。 − 本体標準装備 本体のマザーボードには、シリアルATA(SATA)ハードディスクドライブを接続す ることができるチャネルを持っています。また、このチャネルを制御するコント ローラによってRAIDドライブを構築することができます。コントローラがサポー トしているRAIDレベルはRAID0とRAID1です。 コントローラの制御や各種設定はコントローラに搭載されているコンフィグレー ションユーティリティ「Array Configuration Utility(ACU)」を使用します。詳し くは「ハードウェア編」を参照してください。 運用中の管理・保守はブラウザベースのユーティリティ「Adaptec Storage Manager TM - Browser Edition」を使用します。使用方法については「ソフトウェア 編」 、またはオンラインドキュメントを参照してください。 6 特 長 − SCSI HostRAID(SCSIモデルのみ) 本体のマザ ーボード には、SCSIハ ードディ スクドライ ブを接続 することが できる チャネ ルを持 ってい ます。また、こ のチャ ネルを 制御す るコン トロー ラによ って RAIDドライブを構築するこ とができます。コントローラがサ ポートしているRAID レベルはRAID0とRAID1です。 コントロ ーラの 制御や 各種設定 はコン トロー ラに搭載 されて いるコ ンフィグ レー ションユーティリティ「SCSI Disk Utilities」を使用します。詳しくは「ハードウェ ア編」を参照してください。 運用中の管理・保守 はブラウザベース のユーティリテ ィ「Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition」を使用します。使用方法については「ソフトウェア編」、 またはオンラインドキュメントを参照してください。 − ディスクアレイコントローラの場合 ディスクアレイコントローラは、SCSI、ハードディスクドライブを使ったディスク アレイを構築するためのPCIボードです。 ディスクアレイのRAID0、1、5、10(RAID1のスパン)の各RAIDレベルをサポー トしています。 ディスクアレイコントローラの制御や各種設定は コントローラに搭載されているコ ンフィグレーションユーティリティ「MegaRAID Configuration Utility」を使用しま す。詳しくは、ディスクアレイコントローラに添付の説明書を参照してください。 運用中 の管理・保 守はWindows ベー スのユ ーティ リティ「Power Console Plus」 (SCSI)を使用します。 このソフトウェアは、それぞれのディスクアレイ コントローラの管理・監視をする とと もに、ESMPRO/ServerManager やESMPRO/ServerAgentと の連 携に よ り、 ディスクアレイの状況をトータルに監視し、障害の早期発見や予防措置を行い、ハー ドディスクドライブの障害に対して迅速に対処することができます。 ディスクアレイの設定は、セットアップツール「シ ームレスセットアップ」でも設 定できます。より詳細な設定をするときに、ボードの チップに搭載されているコン フィグレーションユーティリティを使用してください。 ヒント Power Console Plus や、Adaptec Storage Manager TM - Browser Edition、 ESMPRO/ServerManager、ESMPRO/ServerAgent、は、 本体に標準で 添付さ れています。ソフトウェアのインストール方法や使用方法は、各ソフトウェア の説明を参照してください。 導入編 7 ⓦ バックアップ管理 定期的なバックアップは、不意のサーバのダウンに備える最も基本的な対応です。 DAT装置や AIT装置と各種ソ フトウェアを使って 定期的にバックア ップをとってくださ い。容量や転 送スピード、バックアップ スケジュールの設定な ど、ご使用になる環境に 合わせて利用してください。 バックアップデバイスと接続するためにはオプションのSCSIコントローラボードが必要 な場合があります。 アプリケーション名 説 明 NTBackup(OS 標準 ) Windows 標準のバックアップツール。 単体バックアップ装置に単純なバックアップを行うときに使用。 BackupExec( ベリタス社 ) 米国で最もポピュラーな PC サーバのバックアップツール。 NTBackup と同一テープフォーマットを使用。 スケジュール運用が可能で、集合バックアップ装置、DB オンライン バックアップなどに対応可能。 NetBackup( ベリタス社 ) 異種プラットフォーム環境で統合的な制御 / 管理を実現した、 BackupExec の上位バックアップツール。基幹業務など大規模システム まで対応。オープンファイルバックアップ、Disaster Recovery を標準 サポート。DB オンラインバックアップなどに対応可能。 NTBackup BackupExec NetBackup 8 特 長 電源管理 商用電源のトラブルは、システムを停止させる大きな原因のひとつです。 停電や瞬断に加え、電圧低下、過負荷配電、電力設備の故障などがシステムダウンの要因とな る場合があります。 無停電電源装置 (UPS)は、停電や瞬断で通常使用している商用電源の電圧が低下し始め ると、 自動的にバッテリから電源を供給し、システムの停止を防ぎます。システム管理者は、その間 にファイルの保存など、必要な処理を行うことができます。さらに電圧や電流の 変動を抑え、 電源 ユ ニッ トの 寿命 を延 ばし て平 均故 障 間隔 (MTBF)の 延長 にも 貢献 しま す。ま た、スケ ジュールなどによる本装置の自動・無人運転を実現することもできます。 ネットワーク管理 ESMPRO/ServerManager、ESMPRO/ServerAgentを使用することにより、本体に内蔵され ているLANカードの障害や、回線の負荷率等を監視することができます。 リモート管理 ユーティリティのDianaScopeを使用することにより、LAN/WANを介した本体のリモート 監視や管理をすることができます。 リモートマネージメントカード/アドバンスドリモートマネージメントカードが提供する管理 機能は以下のとおりです。 ⓦ 電源ユニットの監視 ⓦ 温度/電圧/FANの監視 ⓦ ハードウェア障害のシステムイベントログ(SEL)生成機能 ⓦ ウォッチドッグタイマによるOSストール監視 ⓦ OSストップエラー発生後の通報処理 ⓦ DianaScopeによるLAN/WAN経由でのリモート制御(本体装置のリセット、電源ON/ OFF、システムイベントログ(SEL)の確認など) 導入編 9 導入にあたって 本装置を導入するにあたって重要なポイントについて説明します。 システム構築のポイント 実際にセットアップを始める前に、以下の点を考慮してシステムを構築してください。 運用方法の検討 「特長」での説明のとおり、本装置は運用管理・信頼性に関する多くのハードウェア機能を持 ち、用途に応じてさまざまなソフトウェアが添付されています。 シ ステムの ライフサ イクルの 様々な局 面におい て、 「各 ハードウ ェア機能 および添 付ソフト ウェ アのどれを使 用して、どのような 運用するか?」など を検討し、それに合 わせて必要な ハードウェアおよびソフトウェアのインストール/設定を行ってください。 稼動状況・障害の監視、および保守 本体に標準添付の「ESMPRO/ServerManager」、 「ESMPRO/ServerAgent」を利用すること により、リモートからサーバの稼動状況や障害の監視を行い、障害を事前に防ぐことや万一の 場合に迅速に対応することができます。 運用の際は、「ESMPRO/ServerManager」、 「ESMPRO/ServerAgent」を利用して、万一の トラブルからシステムを守るよう心がけてください。 10 導入にあたって システムの構築・運用にあたっての留意点 システムを構築・運用する前に、次の点について確認してください。 出荷時の状態を確認しましょう 本製品を導入する前に、出荷時の状態を確認してください。 ⓦ オペレーティングシステムのインストール状態について 注文により出荷時の状態に次の2種類があります。 出荷時のモデル 説 明 カスタムインストール BTO(工場組み込み出荷)にて Windows Server 2003 のインストールを指定 された場合。 未インストール BTO(工場組み込み出荷)による OS のインストールを希望されなかった場合。 出荷時のオペレーテ ィングシステムのイン ストール状態により、必要な セットアップ作 業が異なります。17ページの説明に従ってセットアップを行ってください。 ⓦ パーティション構成について 本装置では、セ ットアップ すると1 台目のディス クの先頭に 保守用の領域(保 守用パー ティション)が自動的に作成されます。 空き領域 オペレーティングシステム用パーティション カスタムインストールの場合は、お客様のオーダーによって異なります。 保守用パーティション 保守用の各種ユーティリティが格納されています。オペレーティング システムからは、 「EISA構成」 、または「MAINTE_P」のFATパーティ ションとして認識されます。 導入編 11 セットアップの手順を確認しましょう システムを構築するにあたり、「セットアップ」は必要不可欠なポイントです。 セッ トアップを始める 前にセットアップ をどのような順序 で進めるべきか 十分に検討してく ださい。 必要のない手順を含めたり、必要な手順を省いたりすると、システムの構築スケジュールを狂 わせるばかりでなく、本装置が提供するシステム全体の安定した運用と機能を十分に発揮でき なくなります。 ⓦ <その1> 運用方針と障害対策の検討 ハードウェ アが提供する機能や採用 するオペレーティングシス テムによって運用方針や セキュリティ、障害への対策方法が異なります。 「特長(2ページ)」に示す本装置が提供する機能を十分に利用したシステムを構築できる よう検討してください。 また、システム の構築にあたり、ご契約の 保守サポートおよび弊 社営業担当にご相談さ れることもひとつの手だてです。 ⓦ <その2> ハードウェアのセットアップ 本体の電源をONにできるまでのセットアップを確実に行います。この後の「システムの セットアッ プ」を始めるために運用時 と同じ状態にセットア ップしてください。詳しく は、17ページに示す手順に従ってください。 ハードウェ アのセットアップには、オ プションの取り付けや 設置、周辺機器の接続に加 えて、内部的な パラメータのセットア ップも含まれます。ご使用 になる環境に合わせた パラメータ の設定はオペレーティン グシステムや管理用ソフト ウェアと連携した機能を 利用するために大切な手順のひとつです。 ⓦ <その3> システムのセットアップ オプ ションの取 り付けや BIOSの設 定といった ハードウ ェアのセッ トアップ が終わった ら、ハードディスクドライブのパーティションの設定やディスクアレイの設定、オペレー ティングシステムや管理用ソフトウェアのインストールに進みます。 − 初めてのセットアップの場合(Windows) 初めてのセットアップでは、お客 様が注文の際に指定されたインストールの状態に よってセットアップの方法が異なります。 「カスタ ムインストール」を指定して購入された場合は、本体の電源を ONにすれば 自動的にセットアップが始ま ります。セットアップの途中で表示される画面のメッ セージに従って必要事項を入力していけばセットアップは完了します。 「未インストール」にて購入された場合は、添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROM が提供する自動セットアッ プユーティリティ「シームレスセットアップ」を使用し ます。シームレ スセットアップで は、はじめにセットアッ プに必要な情報を 選択・ 入力するだけであとの作業はシームレス(切れ目なく)で自動的に行われます。 − 未インストールのセットアップ・再セットアップの場合(Windows) シームレスセットアップを使 用してください。煩雑な作業をシームレスセットアッ プが代わりに行います。 12 導入にあたって 本装置がサポートしているOSは次のとおりです。 − Microsoft® Windows ServerTM 2003 Standard Edition 日本語版(以降、 「Windows Server 2003」と呼ぶ) − Microsoft® Windows ServerTM 2003 Enterprise Edition 日本語版(以降、 「Windows Server 2003」と呼ぶ) − Microsoft® Windows® 2000 Server 日本語版(以降、「Windows 2000」と呼ぶ) − Microsoft® Windows® 2000 Advanced Server 日本語版(以降、「Windows 2000」と呼ぶ) その他の OSを インスト ールすると きはお買い 求めの販売 店または保 守サポート にお問 い合わせください。 「Windows Server 2003」または「Windows 2000」では、ディスクアレイの設定から 管理用ソフトウェアのインストールまでの作業をシームレスセットアップが行います。 本装置固有のセットアップは(OSを除く)、シームレスセットアップが代わりに行いま す。セットアップでは、シームレスセットアップを利用することをお勧めします。 ⓦ <その4> 障害処理のためのセットアップ(Windows) 障害が 起きた ときに すぐに 原因の 見極め や解決 ができ るよう 障害処 理のた めのセ ット アップをしてください。Windows Server 2003またはWindows 2000に関しては、本書 で説明しています。 ⓦ <その5> 管理用ソフトウェアのインストールとセットアップ(Windows) 出荷時にインストー ル済みの管理用ソフト ウェアや、シームレスセット アップやマニュ アルでインストール したソフトウェアをお使 いになる環境にあった状態 にセットアップ します。また、本装置と同じネットワーク上にある管理PCにインストールし、本装置を 管理・監視できるソフ トウェアもあります。併 せてインストールして ください。詳しく は「ソフトウェア編」をご覧ください。 ⓦ <その6> システム情報のバックアップ 保守ユーティリテ ィ「オフライン保守ユーテ ィリティ」を使って本製品の マザーボード 上にある設定情報の バックアップを作成し ます。マザーボードの故障な どによるパーツ 交換後に以前と同じ状態にセットアップするために大切な手順です。詳しくは45ページ または75ページをご覧ください。 導入編 13 各運用管理機能を利用するにあたって 本 装置で障 害監視な どの運用 管理を 行うには、標 準添付の ESMPRO/ServerAgent、および ESMPRO/ServerManager、または別売の同ソフトウェアが必要となります。この後で説明す るセットアップ手順、またはソフトウェアの説明書(別売の場合)に従って各ソフトウェアの インストール、および必要な設定を行ってください。 各運用管理機能を利用する際には、以下の点にご注意ください。 ⓦ サーバ管理機能を利用するにあたって − ⓦ 本体の各コンポーネント(CPU/メモリ/ディスク/ファン)の使用状況の監視やオ ペレーティングシステムのストール監視など、監視項目によってはESMPRO/ ServerManager、およびESMPRO/ServerAgentでしきい値などの設定が必要にな ります。詳細は、各ソフトウェアに関する説明やオンラインヘルプなどを参照して ください。 ストレージ管理機能を利用するにあたって − 標準装備HostRAIDTM を使用する場合 Adaptec Storage ManagerTM - Browser Editionをインストールしておく必要があ ります。 「ソフトウェア編」の「Adaptec Storage Manager TM - Browser Edition 」 の説明に従ってAdaptec Storage ManagerTM - Browser Editionをインストールし てください。 ディスクアレイシステムを構 築する際は、ディスク稼働率や予防保守性を高めるた めにも、アレイディスクの整合 性チェックを定期的に行うことをお勧めします(オ ンラインドキュメント「Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition ユーザー ズマニュアル」の「タスクの作成と表示」を参照してください) 。 − SCSI HostRAIDを使用する場合 Adaptec Storage ManagerTM - Browser Editionをインストールしておく必要があ ります。 「ソフトウェア編」の「Adaptec Storage Manager TM - Browser Edition 」 の説明に従ってAdaptec Storage ManagerTM - Browser Editionをインストールし てください。 ディスクアレイシステムを構 築する際は、ディスク稼働率や予防保守性を高めるた めにも、アレイディスクの整合 性チェックを定期的に行うことをお勧めします(オ ンラインドキュメント「Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition ユーザー ズマニュアル」の「タスクの作成と表示」を参照してください) 。 − ディスクアレイコントローラを使用する場合 お使いの環境によって、Power Console Plusをインストールしておく必要がありま す。 「ソフトウェア編」の「Power Console Plus(サーバ)(MN8103-80/81を使用す る場 合)」あるい は「Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition」の説明に 従 っ てPower Console Plus(サー バ)あ る い はAdaptec Storage ManagerTM Browser Editionをインストールしてください。 ディスクアレイシステムを構 築する際は、ディスク稼働率や予防保守性を高めるた めにも、アレイディスクの整合 性チェックを定期的に行うことをお勧めします(オ ンラインドキュメント「Power Console Plusユーザーズガイド」の「定期的なチェッ クコンシステンシの実施」 、または「Adaptec Storage Manager TM - Browser Edition ユーザーズマニュアル」の「タスクの作成と表示」を参照してください) 。 14 導入にあたって − バックアップファイルシステムを使用する場合 テープバックアップ装置を使用する場合は、クリー ニングテープを使って定期的に ヘッドを清掃するよう心がけてください。ヘッドの 汚れはデータの読み書きエラー の原因となり、データを正しくバックアップ/リストアできなくなります。テープド ライブやテープの状態を監視する「テープ監視ツ ール」を使用することをお勧めし ます。テープ監視ツールについては「ソフトウェア編」を参照してください。 ⓦ 電源管理機能を利用するにあたって − − 無停電電源装置(UPS)を利用するには、専用の制御用ソフトウェア (PowerChute Business Edition)または、オペレーティングシステム標準のUPS サービスのセットアップが必要です。 無停電電源装置(UPS)を利用する場合、自動運転や停電回復時のサーバの自動起 動などを行うにはBIOSの設定が必要となる場合があります。 「システムBIOSの セットアップ(173ページ) 」を参照して、「Server」メニューにある「AC-LINK」 の設定をご使用になる環境に合った設定に変更してください。 導入編 15 セットアップを始める前に セットアップの順序と参照するページを説明します。セットアップはハードウェアから始めま す。 重要 BTO(工場組み込み出荷)でWindows Server 2003のインストールを指定 した場合は、本体に Windowsのプロダクトキーが記載されたIDラベルが貼り つけられています。 Product Key: AAAAA-BBBBB-CCCCC-DDDDD-EEEEE 00000-000-000-000 OSのセッ トアップや再インストール時に 必要な情報です。剥がしたり汚した りしないよう注意してください。もし剥がれたり汚れたりして見えなくなった 場合はお買い求めの販売店または保守サポートに連絡してください。あらかじ めプロダクトキーをメモし、他の添付品といっしょにメモを保管されることを お勧めします。 EXPRESSBUILDERがサポートしているオプションボード 添付 の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMでサポー トしているオプショ ンボードは、以下にな りま す。もし、下記以外のオ プションボー ドを接続すると きは、オプション ボード添付のマ ニュアルと「応用セットアップ」(46ページ)を参照してセットアップしてください。 <SCSIモデル> ⓦ ⓦ EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているボード − MN8103-80 ディスクアレイコントローラ(1ch) − MN8103-81 ディスクアレイコントローラ(2ch) − MN8103-86 ディスクアレイコントローラ(0ch) − SCSI HostRAID(マザーボード上のコントローラを使用) − SCSI コントローラ(マザーボード上のコントローラを使用) その他のオプション − MN8103-56 SCSIコントローラ − MN8103-65 SCSIコントローラ − MN8103-75 SCSIコントローラ − MN8190-126 SCSIコントローラ 16 セットアップを始める前に <SATAモデル> ⓦ ⓦ EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているボード − MN8103-80 ディスクアレイコントローラ(1ch) − MN8103-81 ディスクアレイコントローラ(2ch) − SATA HostRAID(マザーボード上のコントローラを使用) その他のオプション − MN8103-56 SCSIコントローラ − MN8103-65 SCSIコントローラ − MN8103-75 SCSIコントローラ − MN8190-126 SCSIコントローラ ハードウェアのセットアップ 次の順序でハードウェアをセットアップします。 1. 別途購入したオプションを取り付ける(→125ページ)。 ヒント Windows Server 2003/Windows 2000をお 使いの環境 でDIMMを増設し た場合 は、OSの起動後に「ページングファイルサイズ」を設定し直してください。詳 しく は22 ページ(Windows Server 2003 の場合)ま たは52 ペー ジ(Windows 2000の場合)を参照してください。 2. 本体に最も適した場所に設置する(→100ページ)。 3. ディスプレイ装置やマウス、キーボードなどの周辺装置を本体に接続する(→ 110ページ)。 4. 添付の電源コードを本体と電源コンセントに接続する(→110ページ)。 5. ハードウェアの構成やシステムの用途に応じてBIOSの設定を変更する。 176ページを参照してください。 重要 BIOS のパラメータで時刻や日付の設定が正しく 設定されているか必ず確認し てください。 導入編 17 システムのセットアップ ハードウェアのセットアップを完了したら、お使いになるオペレーティングシステムに合わせ て後述の説明を参照してください。再インストールの際にも参照してください。 スタート ハードウェアのセットアップ 16ページ インストールするOSは? Windowsです 購入後、初めてのセットアップですか? はい いいえ 再インストールです 購入したときのハードディスクドライブの 注文内容は?(10ページ参照) カスタムインストール (Windows Server 2003) 未インストール カスタムインストールモデルのセットアップ Windows Server 2003 18ページ シームレスセットアップを使う? いいえ はい マニュアルセットアップ * シームレスセットアップ Windows Server 2003 20ページ Windows Server 2003 47ページ Windows 2000 50ページ Windows 2000 77ページ 障害処理のためのセットアップ Windows Server 2003 38ページ Windows 2000 68ページ システム情報のバック アップ 45・75 ページ セットアップ完了 * Windows Server 2003/Windows 2000以外のWindowsのインストール方法については、 お買い求めの販売店または保守サポートまでお問い合わせください。 18 Windows Server 2003 のセットアップ Windows Server 2003のセットアップ ハー ドウェア のセッ トアップ を完了 してか ら、Windows Server 2003 やシス テムのセ ット アップをします。再インストールの際にも参照してください。 カスタムインストールモデルのセットアップ 「BTO(工場組み込み出荷)」で「カスタムインストール」を指定して購入された本体のハー ドディスクドライブは、お客様がすぐに使 えるようにパーティションの設定から、OS、本装 置が提供するソフトウェアがすべてインストールされています。 チェック ここで説明す る手順は、 「カスタムイン ストール」を指定して購 入された製品 で初 めて電 源をON にす るとき のセッ トアッ プの方 法につ いて説 明して いま す。再セットアップをする場合や、その他の出荷状態のセットアップをする場 合は、「シームレスセットアップ」を参照してください。 セットアップをはじめる前に (購入時の状態について) セットアップを始める前に次の点について確認してください。 本体のハードウェア構成(ハードディスクドライブのパーティションサイズも含む)やハード ディスクド ライブにインス トールされている ソフトウェアの 構成は、購入前のお 客様による オーダー(BTO(工場組み込み出荷))によって異なります。 下図は、ハードディスクドライブのパーティション構成について図解しています。 空きエリア Windows Server 2003 保守用パーティション ハードディスクドライブ 導入編 19 セットアップの手順 次の手順で本体を起動して、セットアップをします。 1. 周辺装置、本体の順に電源をONにし、そのままWindowsを起動する。 [Windows Server 2003セットアップ]画面が表示されます。 2. [次へ]をクリックする。 [使用許諾契約]画面が表示されます。 3. [同意します]にチェックをして、[次へ]をクリックする。 以降、使用者名やプロダクトキーなどの設定画面が次々と表示されます。 4. 画面の指示に従って必要な設定をする。 セットアップの終了を知らせる画面が表示されます。 5. [完了]をクリックする。 システムが再起動します。 6. 再起動後、システムにログオンする。 7. 32ページの手順17以降を参照して、ネットワークドライバの詳細設定をする。 8. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、ド ライバをインストールする。 9. 37ページのグラフィックスアクセラレータドライバを参照し、アップデートする。 10. 38ページを参照して障害処理のためのセットアップをする。 11. 出荷時にインストール済みのソフトウェアの設定およびその確認をする。 インストール済みのソフトウェ アはお客様が購入時に指定したものがインストール されています。例として次のようなソフトウェアがあります。 − ESMPRO/ServerAgent − Power Console Plus* − Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition* 上記のソフトウェアで「*」印のあるものは、お客様でご使用になる環境に合った状 態に設定 または確認 をしなければ ならないソ フトウェアを 示していま す。 「ソフト ウェア編」の「本体用バンドルソフ トウェア」を参照して使用環境に合った状態に 設定してください。 12. 45ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 以上でカスタムインストールで購入された製品での初めてのセットアップは終了です。再セッ トアップをする際は「シームレスセットアップ」を使ってください。 20 Windows Server 2003 のセットアップ シームレスセットアップ EXPRESSBUILDERの「シームレスセットアップ」機能を使ってセットアップをします。 「シ ーム レス セッ トア ップ」は、RAID の設定 から、オ ペレ ーテ ィン グシ ステム(Windows Server 2003)、各種ユーティリティのインストールまでを切れ目なく(シームレスで)セッ トアップできる方法です。 ハードディスクドライブを購入時の状態と 異なるパーティション構成で使用する場合や、OS を再インス トールする場合 は、シームレスセッ トアップを使 用してください。煩 雑なセット アップをこの機能が代わって行います。 ヒント ⓦ シームレスセットアップを使用しないインストール方法など、特殊な セットアップについては、46ページの「応用セットアップ」で説明して います。 ⓦ シームレスセットアップでは、あらかじめ作成したパラメータファイル を使用したり、セットアップ中に設定したパラメータをパラメータファ イルとしてフロッピーディスク(別途1.44MBフォーマット済み空きフ ロッピーディスクをご用意ください)に保存することができます。 ⓦ パラメータファイルはEXPRESSBUILDERにある「ExpressPicnic®」を 使って事前に作成しておくことができます。 ExpressPicnicを使ったパラメータファイルの作成方法については、253 ページを参照してください。 ⓦ シームレスセットアップでは、「保守用パーティション」と呼ばれる約 50MBの保守用の領域をハードディスクの先頭に確保します。 このパーティションを確保したくないときは、マニュアルセットアップ (47ページ参照)でインストールしてください。 導入編 21 OSのインストールについて OSのインストールを始める前にここで説明する注意事項をよく読んでください。 本装置がサポートしているOSについて 本装置がサポートしているOSは次のとおりです。 ⓦ Microsoft® Windows Server TM 2003 Standard Edition 日本語版(以降、 「Windows Server 2003」と呼ぶ)です。 ⓦ Microsoft® Windows Server TM 2003 Enterprise Edition 日本語版(以降、「Windows Server 2003」と呼ぶ)です。 その他の OSをインストールするときはお買い求めの販売店または保守サポートにお問い合わ せください。 BIOSの設定について Windows Server 2003をイ ンストールする前 にハードウェア のBIOS設定な どを確認してく ださい。173ページを参照して設定してください。 Windows Server 2003について Windows Server 2003は、シームレスセットアップでインストールできます。ただし、次の 点について注意してください。 重要 ⓦ ⓦ インストールを始める前にオプションの増設や本体のセットアップ (BIOSやオプションボードの設定)をすべて完了させてください。 ⓦ 弊社が提供している別売のソフトウェアパッケージにも、インストール に関する説明書が添付されていますが、本装置へのインストールについ ては、本書の説明を参照してください。 ⓦ シームレスセットアップを完了した後に38ページ を参照して「メモリ ダンプの設定」などの障害処理のための設定をしてください。 ミラー化されているボリュームへのインストールについて [ディスクの 管理]を使用 してミラ ー化されて いるボリ ュームにイ ンストー ルする場合 は、インスト ールの実行前にミラー 化を無効にして、ベーシッ クディスクに戻し、イン ストール完了後に再度ミラー化してください。 ミラーボリ ュームの作成あるいはミ ラーボリュームの解除 および削除は[コンピュータ の管理]内の[ディスクの管理]から行えます。 ⓦ MO装置の接続について Windows Server 2003を インス トール すると きにMO 装置 を接続 したま ま作業 を行う と、インストールに失敗することがあります。MO装置を外してインストールを最初から やり直してください。 22 Windows Server 2003 のセットアップ ⓦ DAT等のメディアについて シームレスセットアップでは、DAT等のインストールに不要 なメディアはセットしない でください。 ⓦ ハードディスクドライブの接続について OSを インストー ルするハ ードディス クドライブ 以外のハ ードディス クドライブ を接続 する場合は、OSをインストールした後から行ってください。また、論理ドライブを複数 作成している場合は、 「論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順」(48ペー ジ)を参照してください。 ⓦ 作成するパーティションサイズについて システムをインスト ールするパーティショ ンの必要最小限のサイズ は、次の計算式から 求めることができます。 インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ + ダンプファイルサイズ インストールに必要なサイズ= 2900MB ページングファイルサイズ(推奨)=搭載メモリサイズ×1.5 ダンプファイルサイズ=搭載メモリサイズ+12MB 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(メモリダンプ)を採取 するために必要となるサイズです。ページングファイルサイズの初期サ イズを「推奨」値未満に設定すると正確なメモリダンプを採取できない 場合があります。 ⓦ 1つのパーティションに設定できるページングファイルサイズは最大で 4095MBです。搭載メモリサイズ×1.5倍のサイズが4095MBを超え る場合は、4095MBで設定してください。 ⓦ 搭載メモリサイズが2GB以上の場合のダンプファイルサイズは、最大で 「2048MB+12MB」です。 ⓦ その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。 例えば、搭載メモリサイズが512MBの場合、必要最小限のパーティションサイズは、前 述の計算方法から 2900MB + (512MB × 1.5) + (512MB + 12MB) = 4192MB となります。 ヒント シームレスセットアップでインストールする場合、必要最小限のパーティショ ン サイ ズを「上 記 の必 要最 小限 の パー ティ シ ョン サイ ズ+ 850MB」また は 「4095MB」のうち、どちらか大きい値に設定してください。 導入編 23 ⓦ ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブへの再インストー ルについて ダイナミッ クディスクへアップグレ ードしたハードディスクド ライブの既存のパーティ ションを残したままでの再インストールはできません。 既存のパーティションを残したい場合は、 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMに格納されて い る オ ン ラ イン ド キ ュ メ ン ト「Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition/ Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition インストレーションサプリメント ガイド」を参照して再インストールしてください。 インストレ ーションサプリメントガ イドにもダイナミックディ スクへのインストールに 関する注意事項が記載されています。 ⓦ ディスク構成について(「EISA構成」と表示されている領域について) ディスク領域に「EISA構成」と表示された領域が存在する場合があります。構成情報や ユーティリティを保存するための保守用パーティションです。削除しないでください。 24 Windows Server 2003 のセットアップ セットアップの流れ シームレスセットアップは、次のような流れで進みます。 パラメータファイルを使用してセットアップを進めますか? いいえ はい 注意事項、制限事項の記載を読む 確認 確認 セットアップパラメータFDを挿入する 確認 新規 (ファイル選択画面) 既存 セットアップパラメータファイルのチェック 正常 スキップ 設定の確認・修正を行うか選択する 確認 アレイディスク設定の画面 ディスクアレイのコンフィグレーション ↓ 保守用パーティションの作成 ↓ 各種ユーティリティのインストール ※ オペレーティングシステムインストールメニュー 作業用パーティションを作成する 「確認」の場合 新規の場合 FDなしの場合 OSのカテゴリを選択する 「スキップ」の場合 設定を確認・入力する FD、CD-ROMを取り出す OS差分モジュールのコピー ↓ 選択したアプリケーションのモジュールのコピー Windows CD-ROMをセットする ソフトウェア使用許諾契約に同意する 自動インストール ↓ 自動ログオン ※ アレイディスクの設定画面で、RAIDを新規作成する 設定にした場合、このフェーズが実行される。 : 入力や選択が必要な作業 再起動後、インストール終了 : 自動的に作業が進む内容 導入編 25 セットアップの手順 シームレスセットアップでは、ウィザード形式により各パラメータを設定していきます。この とき、各パラメータを一つのファイル(パラメータファイル)としてフロッピーディスクへ保 存することも可能です。 チェック パラメータファイルを使ってセットアップするときは、ファイル保存用として 1.44MB フォー マット済 みの空き フロッピ ーディスク が1 枚必要と なります。 あらかじめ、お客様でフロッピーディスクをご用意ください。 再インストールのときは、保存しておいたパラメータファイルを読み込ませる ことで、ウィザードによるパラメータ入力を省略することができます。 また、シームレスセットアップの中で、ディスクアレイコントローラなどのオ プションに添付されたドライバFD( 「大容量記憶装置用OEM-FD」)を個別に適 用する場合は、パラメータファイルの設定も必要になります。このときも空き フロッピーディスクをご用意ください。 重要 1. ⓦ システムの構成を変更した場合は「システムのアップデート」を行って ください。 ⓦ Windows Server 2003の起動後にネットワークアダプタなどのドラ イバの変更、または追加する場合は、オンラインドキュメントの 「Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition/Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサ プリメントガイド」を参照してください。 周辺装置、本装置の順に電源をONにする。 ヒント ⓦ OSをインストールするときにMO装置を接続したまま作業を行うと、イ ンストールに失敗することがあります。失敗した場合は、MO装置を外 してインストールを最初からやり直してください。 ⓦ OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスク ドライブを接続する場合は、OSをインストールした後から行ってくだ さい。 ⓦ OSをインストールするハードディスクドライブに論理ドライブを複数 作成している場合は、「論理ドライブが複数存在する場合の再セット アップ手順」(48ページ)を参照してください。 2. 本装置のCD-ROMドライブに「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットする。 3. CD-ROMをセットしたら、リセットする(<Ctrl> + <Alt> + <Delete>キーを押 す)か、電源をOFF/ONしてシステムを再起動する。 CD-ROMからシステムが立ち上がり、EXPRESSBUILDERが起動します。 26 Windows Server 2003 のセットアップ 4. [シームレスセットアップ]をクリックする。 5. 「パラメータファイルを使用してセットアップを進めますか?」というメッセージ が表示される。 パラメータファイルを使用する場合は[はい]を、使用しない場合は[いいえ]を選択し てください。 パラメータファイルを使用してセットアップを進めますか? はい いいえ 6. 「お願い」が表示されるので、表示内容をよく読んでから[確認]をクリックする。 お願い シームレスセットアップ終了後、セットアップ情報をバックアップする ことをお勧めします。バックアップ情報が無いときは、修理復旧時に お客様の装置固有の情報や設定を復旧できなくなります。 バックアップは、空きフロッピーディスクを1枚準備して、ツールで オフライン保守ユーティリティの「システム情報の管理」から「退避」 を選択してください。 確認 導入編 27 7. シームレスセットアップでの注意事項が表示される。 表示内容をよく読んでから[確認]をクリックしてください。 セットアップを進めると、自動的に何回かコンピュータが再起動しますが、 EXPRESSBUILDER CD-ROM、セットアップパラメータFDは、指示があるまで 取り出さないでください。 確認 チェック デ ィ ス ク に何 ら か の OS が イ ンス トー ルされている 場合、インストー ルを 続行するかを確 認するメッセー ジが 表示されます。セ ットアップを 続 けるには [続行 ]をクリ ックしてく ださい。 このディスクには、すでに何らかの オペレーティングシステムが インストールされています。 この操作を続けると、ディスク内の データが失われてしまいます。 操作を続けますか? 継続 8. 戻る パラメータファイルを使用する場合はセットアップパラメータFDが要求されるの で、フロッピーディスクをセットして[確認]を選択する。 パラメータファイルを使用しない場合は、このメッセージは表示されません。 手順9へ進んでください。 セットアップパラメータFDを挿入してください。 確認 チェック 戻る ここでセットしたフロッピーディスクは、指示があるまで取り出さないでくだ さい。 [既存のパラメータファイルを使用する場合] セットしたフロッピーディスク内のパラメータファイルの一覧が表示されます。 (1) インストールに使用するセットアップ情報ファイル名を選択し、[確定]をク リックする。 情報ファイル選択/入力 ファイル名 :(A) test.tre test2.tre 確定 戻る test3.tre 再読込 確認のダイアログボックスが表示されます。 28 Windows Server 2003 のセットアップ (2) パラメータを確認する場合は[確認]を、確認せずにそのままインストール を行う場合は、[スキップ]をクリックする。 [確認]をクリック→手順9へ進む [スキップ]をクリック→手順10へ進む チェック ディスクアレイコントローラが接続されていない場合は、手順10へ進んでくだ さい。 手順10終了後、確認のダイアログボックスが表れます。 [確認]をクリック → 手順12へ進む [スキップ]をクリック → 手順13へ進む [空きフロッピーディスクをセットした場合] (1) [ファイル名:(A)]の下にあるボックス部分をクリックするか、<A>キーを押 す。 入力ボックスが表示されます。 情報ファイル選択/入力 ファイル名 :(A) 確定 戻る 再読込 (2) ファイル名を入力し、[確定]をクリックする。 9. ディスクアレイコントローラのパラメータを設定する。 本装置のオンボード RAID 機能、またはオプシ ョンのディスクアレイ コントローラ を使用している場合は、 [アレイディスクの設定]画面が表示されます。設定内容を 確認し、必要なら修正を行ってから[終了]をクリックしてください。 チェック ディスクアレイコントローラが接続されていない場合、この画面は表示されま せん。手順10へ進んでください。 導入編 29 設定が終了すると、自動的にRAIDの構築、保守用のパーティションの作成、および 各種ユーティリティのインストールが実行されます。 [アレイディスクの設定]ディスクアレイコントローラ アレイディスクの設定 する RAID の作成 既存 RAID を使用する 接続ディスクのトータル数 … パックを構成するディスク数 … パックを構成する RAID … ライトモードの設定 … ライトモードの種類 … 再読込 次へ ヘルプ アレイディスクの設定 10. インストールするオペレーティングシステムを選択する。 リストボックスから[Microsoft Windows]を選択します。 オペレーティングシステムインストールメニュー Microsoft Windows その他 終了 11. セットアップするOSのカテゴリを選択する。 チェック 既存のパラ メータファイルを使用し、手順8 でスキップを選択した場合、この メッセージは表示されません。手順13へ進んでください。 Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Editionの[決定]を選択します。 セットアップするOSのカテゴリを選択してください。 Microsoft Windows Server 2003 Standard edition Microsoft Windows Server 2003 Enterprise edition 決定 Microsoft Windows 2000 Server Microsoft Windows 2000 Advanced Server 決定 30 Windows Server 2003 のセットアップ 12. 次に、 [基本情報]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行っ てから [次へ]をクリックしてください。 (画面中の「対象マシン」は機種によっ て表示が異なります。 ) 以降、画面に表示される[次へ]、 [戻る]、 [ヘルプ]をクリックして設定を確認しな がら画面を進めてください。設定内容は必要に応じて修正してください。 <表示例> [基本情報] 対象マシン FT8600/xxx OSの種類 Windows Server 2003 Standard/Enterp OSの言語 日本語 パーティションの使用方法 新規に作成する パーティションサイズ(全領域=*) 8192 ファイルシステムの NTFSへのコンバート する サービスパックの適用 しない インストールパス Windows 再読込 次へ ヘルプ 対象マシン 重要 ⓦ OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイズで 確保してください。 ⓦ 「パーティションの使用方法」で「既存パーティションを使用する」を 選択すると、最初のパーティション(保守用パーティションを除く)の 情報はフォーマットされ、すべてなくなります。それ以外のパーティ ションの情報は保持されます。下図は、保守用パーティションが用意さ れている場合に情報が削除されるパーティションを示しています。 第1パーティション 第2パーティション 第3パーティション 第4パーティション <保守用パーティション> 保持 ⓦ 削除 保持 保持 ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの 既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ ん(23ページ参照) 。「パーティションの使用方法」で「既存パーティ ションを使用する」を選択しないでください。 ⓦ 「パーティション」に4095MB以外を指定した場合はNTFSへのコン バートが必要です。 ⓦ 「パーティションの使用方法」で「既存パーティションを使用する」を 選択したとき、流用するパーティション以外(保守領域を除く)にパー ティションが存在しなかった場合、そのディスクの最大領域を確保して Windows Server 2003をインストールします。 ⓦ 設定内容に不正がある場合は、次の画面には進めません。 ⓦ ここでは日本語の入力はできません。使用者名と会社名を日本語で入力 したい場合は、ログオン後に入力画面がポップアップされますので、そ の時に再入力し、設定してください。ここでは、仮の名前を入力してく ださい。 導入編 31 ヒント ⓦ [基本情報]画面にある[再読込]をクリックすると、セットアップ情 報ファイルの選択画面に戻ります。[再読込]は、[基本情報]画面にの みあります。 ⓦ [コンピュータの役割]画面にある[終了]をクリックすると、その後 の設定はシームレスセットアップの既定値を自動的に選択して、インス トールを行います。 13. オプションの大容量記憶装置ドライバのモジュールをコピーする。 オプションの大容量記憶装置 ドライバをインストールする場合は、大容量記憶装置 に添付さ れているフロ ッピーディ スクをフロッ ピーディスク ドライブにセ ットし、 メッセージに従って操作してください。 「大容量記憶装置用OEM-FD」をフロッピーディスク ドライブに挿入してください。 OK 終了 14. 追加するアプリケーションをインストールする。 シームレスセットアップに対応 しているアプリケーションを追加でインストールす る場合は、メッセージが表示されます。 追加するアプリケーションのインストール 媒体をCD-ROMまたはフロッピーディスク ドライブに挿入してください。 OK 終了 15. メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」CD-ROMとセットアップパラメータ FDをCD-ROMドライブとフロッピーディスクドライブから取り出し、 Windows Server 2003 CD-ROMをCD-ROMドライブにセットする。 [ソフトウェア使用許諾契約]画面が表示されます。 16. よく読んでから、同意する場合は、 [同意します]をクリックするか、<F8>キーを 押す。同意しない場合は、 [同意しません]をクリックするか、<F3>キーを押す。 ソフトウェア使用許諾契約 次の使用許諾契約をお読みください。 PageDown キーを使ってスクロールしてください。 Windows Server 2003のライセンスに同意されますか? [同意しません]を選ぶとセットアップを中止します。 Windows Server 2003をインストールするには、この契約への同意が必要です。 同意します 同意しません 32 Windows Server 2003 のセットアップ 重要 同意 しな いと、セッ トアッ プは 終了し、Windows Server 2003はイ ンス トールされません。 Windows Server 2003と指定したア プリケーションは自動的にインストールされ、 システムにログオンします。 17. PROSetをインストールする。 PROSetは、ネ ットワ ーク ドラ イバに 含ま れるネ ット ワーク 機能 確認ユ ーテ ィリ ティです。 PROSetを使用することにより、以下のことが行えます。 − アダプタ詳細情報の確認 − ループバックテスト、パケット送信テストなどの診断 − Teamingの設定 ネットワークアダプタ複数枚をチームとして構 成することで、装置に耐障害性に優 れた環境を 提供し、装置 とスイッチ 間のスル ープットを 向上 さ せることが できま す。 このような機能を利用する場合は、PROSetが必要になります。 PROSetをインストールする場合は、次の手順に従ってください。 (1) 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをCD-ROMドライブにセットする。 (2) エクスプローラを起動する。 <標準のスタートメニューモードの手順> スタートメニューから[エクスプローラ]をクリックする。 <クラシックスタートメニューモードの手順> スタートメニューから[プログラム]、[アクセサリ]の順にポイントし、[エクス プローラ]をクリックする。 (3) 「<CD-ROMのドライブレター >: ¥WINNT¥DOTNET¥BC5¥PROSET¥WS03XP32」 ディレクトリ内の「PROSET.EXE」アイコンをダブルクリックする。 [Intel(R) PROSet - Installshield ウィザード]が起動します。 (4) [次へ]をクリックする。 (5) [使用許諾契約の条項に同意します]を選択し、[次へ]をクリックする。 (6) [標準]を選択し、[次へ]をクリックする。 (7) [インストール]をクリックする。 [InstallShield ウィザードを完了しました]ウィンドウが表示されます。 (8) [完了]をクリックする。 (9) システムを再起動する。 導入編 33 18. ネットワークドライバのセットアップをする。 標準装備の2つのネットワークドライバは、自動的にインストールされますが、転送 速度とDuplexモードの設定が必要です。 (1) [有線ネットワーク用Intel(R) PROSet]ダイアログボックスを表示する。 <標準のスタートメニューモードの手順> スタートメニューから[コントロールパネル]→[有線用Intel PROSet]をクリッ クする。 <クラシックスタートメニューモードの手順> 1)スタートメニューから[設定]→[コントロールパネル]をクリックする。 2)[有線用Intel(R) PROSet]アイコンをダブルクリックする。 (2) リスト中の[Intel(R) PRO/1000 MT Dual Port Network Connention]をク リックして選択する。 (3) [速度]タブをクリックし、リンク速度とデュプレックス設定をハブの設定と同 じ値に設定する。 (4) リスト中の[Intel(R) PRO/1000 MT Dual Port Network Connention #2]をク リックして選択する。 (5) [速度]タブをクリックし、リンク速度とデュプレックス設定をハブの設定と同 じ値に設定する。 (6) [有線ネットワーク用Intel(R) PROSet]ダイアログボックスの[適用]をクリック し、[OK]をクリックする。 以上で完了です。 また、必要に応じてプロトコルやサービスの追加/削除をしてください。 [ネットワー ク接続]からローカルエリア接続 のプロパティダイアログボックスを表示させて行 います。 ヒント サービスの追加にて、[ネットワークモニタ] を追加することをお勧めします。 [ネ ット ワ ーク モニ タ] は、[ネ ット ワー ク モニ タ] を イン スト ール した コン ピュータが送受信するフレーム(またはパケット)を監視することができます。 ネットワーク障害の解析などに有効なツールです。インストールの手順は、こ の後の「障害処理のためのセットアップ」を参照してください。 19. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、そ れぞれを確実にインストールする。 20. 38ページの「障害処理のためのセットアップ」を参照してセットアップをする。 21. 45ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 以上でシームレスセットアップを使ったセットアップは完了です。 34 Windows Server 2003 のセットアップ オプションのネットワークボードのドライバ オ プ シ ョ ンの ネ ッ ト ワ ー ク ボ ー ド (MN8104-111/88/103/115) を 使 用 す る 場 合 は、 (MN8104-103/115)はドライバが自動的にインストールされますので、ボード添付のドライ バを使用しないでください。 (MN8104-111/88)を使用する場合は、 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMに格納されているド ライバをインストールしてください。 (MN8104-111/88)の場合 「<CD-ROMのドライブレター >:¥WINNT¥DOTNET¥BC5¥PRO100¥WS03XP32」 インストール手順が不明な場合は、インストレーションサプリメントガイドのネットワークド ライバのインストール手順を参照してください。 アダプタフォルトトレランス(AFT)/アダプティブロードバラン シング(ALB)のセットアップ アダプタフォルトトレランス(AFT)とは、複数のアダプタでグループを作り、使用されている アダプタに 障害が発生した場 合自動的にグルー プ内の他のアダ プタに処理を移行 させるもの です。また、アダプティブロー ドバランシング(ALB) とは複数のアダプタでグループを 作り、 サーバから送信パケットをグループすべてのアダプタから行うことにより、スループットを向 上させるものです。この機能はAFT機能を含んでいます。 AFT/ALB機能を使用する場合は、以下の手順に従ってセットアップしてください。 1. [コントロールパネル]ダイアログボックスで、[有線用Intel(R) PROSet]アイコン をダブルクリックする。 [有線ネットワーク用Intel(R) PROSet]ダイアログボックスが表示されます。 2. リスト中の「ドライバ名」にマウスポインタを合わせ、右クリックする。 メニューが表示されます。 3. [チームに追加]を選択し、[新規チームを作成]をクリックする。 [チーム化ウィザード]ダイアログボックスが表示されます。 4. 「アダプタフォルトトレランス」または「アダプティブロードバランシング」を選 択して[次へ]をクリックする。 5. [次へ]をクリックする。 6. チームにするアダプタをチェックして[次へ]をクリックする。 7. [完了]をクリックする。 [有線ネットワーク用Intel(R) PROSet] ダイアログボックスに戻ります。 8. [適用]をクリックし、[OK]をクリックする。 導入編 35 9. システムを再起動させる。 重要 ⓦ AFT/ALBのセットアップは、ドライバインストール後、必ず再起動し た後に行う必要があります。 ⓦ アダプタフォルトトレランス(AFT)のグループとして指定するアダプタ は、同一ハブ、異なるハブのどちらの接続でも使用できますが、異なる ハブに接続する場合は、すべて同一LAN(同一セグメント)上に存在す る必要があるため、カスケード接続にしてください。 ⓦ アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチン グハブにのみ接続できます。 ディスクアレイコントローラ(MN8103-80/81)を追加接続す る場合 システムにディスクコントローラ(MN8103-80/81)を追加接続する場合、OSのプラグアンド プレイ機能が動作しますが、ドライバは自動でインストールされません。 以下の手順でドライバをインストールしてください。 1. [スタートメニュー ]−[コントロールパネル]−[管理ツール]−[コンピュータの管理] から[デバイスマネージャ ]を起動する。 2. デバイスマネージャで不明なデバイスとして登録されているRAIDコントローラを ダブルクリックする。 3. [ドライバの更新]をクリックする。 4. ハードウェアの更新ウィザードが表示されるので、 「一覧または特定の場所からイ ンストールする(詳細)」を選択し、[次へ]をクリックする。 5. 「次の場所で最適のドライバを検索する」を選択し、[リムーバブルメディア(フ ロッピー、CD-ROMなど)を検索]チェックボックスをチェックする。 6. フロッピーディスクドライブに「Windows Server 2003 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」をセットして、[次へ]をクリックする。 7. [完了]をクリックする。 SCSIコントローラ(MN8103-65/75)を追加接続する場合 システムにSCSIコントローラ(MN8103-65/75)を追加接続する場合、OSのプラグアンドプレ イ機能が動作しますが、ドライバは自動でインストールされません。 以下の手順でドライバをインストールしてください。 1. [スタートメニュー ]−[コントロールパネル]−[管理ツール]−[コンピュータの管理] から[デバイスマネージャ ]を起動する。 2. デバイスマネージャで不明なデバイスとして登録されているSCSIコントローラを ダブルクリックする。 3. [ドライバの更新]をクリックする。 36 Windows Server 2003 のセットアップ 4. ハードウェアの更新ウィザードが表示されるので、 「一覧または特定の場所からイ ンストールする(詳細)」を選択し、[次へ]をクリックする。 5. 「検索しないで、インストールするドライバを選択する」を選択し、[次へ]をク リックする。 6. [ディスク使用(H)]をクリックする。 フロ ッ ピ ー デ ィ ス ク ド ライ ブ に「Windows Server 2003 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」をセットして、製造元のファイルのコピー元に「a:¥」と入力 し、[OK]をクリックします。 7. 以下のドライバを選択し、[次へ]をクリックする。 MN8103-65 使用時:[INITIO INI-A10XU2W SCSI Host Adapter] MN8103-75 使用時:[Adaptec SCSI Card 29320ALP -Ultra320 SCSI] ヒント ロゴテストに合格していない旨のポップアップが出る場合がありますが、シス テム上問題ありません。[OK]をクリックし処理を継続してください。 以上でドライバのイ ンストールは完了です。画 面の指示に従ってシステ ムを再起動して ください。 SCSIコントローラ(MN8103-56/MN8190-126)を追加接 続する場合 システムに SCSIコントロ ーラ(MN8103-56/MN8190-126)を追加接続する場合、OS のプラ グアンドプレイ機能が動作し、ドライバが自動でインストールされますが、その後、ドライバ のアップデ ートが必要です。シ ステムのアップデ ートを実施する 事でドライバが 適用されま す。 ヒント 重要 システムのアップデートの実施については「システムのアップデート(サービ スパックの適用)」(74ページ)を参照の上、実施してください。 シ ス テム の ア ッ プデ ー ト 実 施後 に SCSI コ ン トロ ー ラ (MN8103-56/ MN8190-126)を追加した場合は、適切なドライバが適用されません。 SCSI コントロ ーラ(MN8103-56/MN8190-126) を追加後に 再度、シス テムのアップデートを実施してください。 導入編 37 グラフィックスアクセラレータドライバ グラフィックスアクセラレータドライバは次の手順でインストールしてください。 1. 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをCD-ROMドライブにセットし、スタートメ ニューの[プログラム]、[アクセサリ]の順にポイントし、[エクスプローラ]をク リックする。 2. 「<CD-ROMのドライブレター >:¥WINNT¥VIDEO¥RADEON7000¥W2K3」 ディレクトリ内の[SETUP.EXE]アイコンをダブルクリックする。 重要 MN8115-02 アド バ ンス ドリ モ ート マネ ージ メ ント カー ド を装 着し てリ モ ー トKVM コ ンソ ー ルを 利 用す る 場合 は、以 下 のデ ィ レク ト リよ り グラ フィックスアクセラレータドライバをインストールしてください。 「<CD-ROMのドライブレター >:¥MN8115-02¥VIDEO2¥RADEON7000」 ディレクトリ内の[Setup.exe]アイコンをダブルクリックする。 3. メッセージに従って、作業を進める。 ドライバのインストールが開始されます。 重要 途中、 「ディジタル署名が見つかりませんでした。...」とのメッセージが表示さ れる場合は、「はい」をクリックしてインストールを続けてください。 4. 「EXPRESSBUILDER」CD-ROM をCD-ROMドライブから取り出し、画面の指 示に従ってシステムを再起動する。 Boot.iniファイルで使用可能なスイッチオプションについて Boot.iniフ ァイルを編集す ることで、様々なスイ ッチオプションを 使用することが できます。 使用可能なオプションについては、以下を参照してください。 ⓦ サポート技術情報 - KB833721 Windows XPおよびWindows Server 2003のBoot.iniファイルで使用可能なスイッ チオプション 4GB を超えるメモリ を搭載できる本装置 では/PAEオ プションの設定を 行うことで4GB を超えるメモリを使用できるようになります。/PAEオプションは、サポートされている 製品が限定 されています。以下のマイク ロソフトサポート技術 情報を参照して確認して ください。 ⓦ サポート技術情報 - KB291988 4GB RAMチューニング機能と物理アドレス拡張のスイッチの説明 以下に編集例を示します。 1. 「スタート」メニューから[設定]をポイントして、[コントロール パネル]をクリッ クする。 2. 「コントロール パネル」から、[システム]アイコンをダブルクリックする。 「システムのプロパティ」画面が表示されます。 38 Windows Server 2003 のセットアップ 3. [詳細設定]タブから「起動と回復」にある[設定]をクリックする。 4. 「起動と回復」画面にある「起動システム」の[編集]をクリックし、 「Boot.ini」を 開く。 5. 「Boot.ini」ファイルの[operating systems]に"/PAE"を追加し、上書き保存す る。 <Boot.iniファイルの例> [boot loader] timeout=30 default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)¥WINDOWS [operating systems] multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)¥WINDOWS="Windows Server 2003, Standard" /fastdetect multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)¥WINDOWS="Windows Server 2003, Standard, PAE" /fastdetect/PAE C:¥CMDCONS¥BOOTSECT.DAT="Microsoft Windows 回復コンソール" /cmdcons 以上でBoot.iniへの編集は終了です。 ヒント 「起動/回復」画面にある「既定のオペレーティングシステム」で選択したエン トリから自動的に起動するように設定することができます。 障害処理のためのセットアップ 障害が起きたとき、より早く、確実に障害から復旧できるように、あらかじめ次のようなセッ トアップをしておいてください。 メモリダンプ(デバッグ情報)の設定 本体内のメモリダンプ(デバッグ情報)を採取するための設定です。 メモリダンプの注意 重要 ⓦ メモリダンプの採取は保守サポートの保守員が行います。お客様はメモ リダンプの設定のみを行ってください。 ⓦ ここで示す設定後、障害が発生し、メモリダンプを保存するために再起 動すると、起動時に仮想メモリが不足していることを示すメッセージが 表示される場合がありますが、そのまま起動してください。起動し直す と、メモリダンプを正しく保存できない場合があります。 次の手順に従って設定します。 1. スタートメニューから[コントロールパネル]を選択し、 [システム]をクリック する。 [システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。 2. [詳細設定]タブをクリックする。 導入編 39 3. [起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。 4. テキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力する。 <Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合> D:¥MEMORY.DMP 重要 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+12MB以上(メモリサイズが2GB を超える場合は、2048MB+12MB以上)の空き容量のあるドライブを 指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 40 Windows Server 2003 のセットアップ 5. [パフォーマンス]ボックスの[設定]をクリックする。 [パフォーマンスオプション]ウィンドウが表示されます。 6. [パフォーマンスオプション]ウィンドウの[詳細設定]タブをクリックする。 導入編 41 7. [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。 8. [選択したドライブのページングファイルサイズ]ボックスの[初期サイズ]を [推奨]値以上に変更し、[設定]をクリックする。 重要 ⓦ ⓦ ⓦ 必ずOSパーティションに上記のサイズで作成してください。ページン グファイルの[初期サイズ]を「推奨」値未満に設定すると正確なデ バッグ情報(メモリダンプ)を採取できない場合があります。 「推奨」値については、「作成するパーティションサイズについて(22 ページ)」を参照してください。 メモリを増設した際は、メモリサイズに合わせてページングファイルの 再設定を行ってください。 9. [OK]をクリックする。 設定の変 更内容によっ てはシステ ムを再起動す るようメッセ ージが表示さ れます。 メッセージに従って再起動してください。 42 Windows Server 2003 のセットアップ ワトソン博士の設定 Windowsワ トソン 博士は アプリ ケーシ ョンエ ラー用 のデバ ッガです。ア プリケ ーショ ンエ ラーを検出するとシステムを診断し、診断情報(ログ)を記録します。診断情報を採取できる よう次の手順に従って設定してください。 1. スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]をクリックする。 2. [名前]ボックスに「drwtsn32.exe」と入力し、[OK]をクリックする。 [Windowsワトソン博士]ダイアログボックスが表示されます。 3. [ログファイルパス]ボックスに診断情報の保存先を指定する。 「DRWTSN32.LOG」というファイル名で保存されます。 チェック ネットワークパスは指定できません。ローカルコンピュータ上のパスを指定し てください。 導入編 43 4. [クラッシュダンプ]ボックスにクラッシュダンプファイルの保存先を指定する。 ヒント 「クラッシュダンプファイル」はWindows Debuggerで読むことができるバイナ リファイルです。 5. [オプション]ボックスにある次のチェックボックスをオンにする。 − ダンプシンボルテーブル − すべてのスレッドコンテキストをダンプ − 既存のログファイルに追加 − クラッシュダンプファイルの作成 それぞれの機能の説明についてはオンラインヘルプを参照してください。 6. [OK]をクリックする。 ネットワークモニタのインストール ネットワークモニタを使用することにより、ネットワーク障害の調査や対処に役立てることが できます。ネットワークモニタを使用するためには、インストール後、システムの再起動を行 う必要がありますので、障害が発生する前にインストールしておくことをお勧めします。 1. スタートメニューから[設定]をポイントし、 [コントロールパネル]をクリック する。 [コントロールパネル]ダイアログボックスが表示されます。 2. [プログラムの追加と削除]アイコンをダブルクリックする。 [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスが表示されます。 3. [Windows コンポーネントの追加と削除]をクリックする。 [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスが表示されます。 4. コンポーネントの[管理とモニタ ツール]チェックボックスをオンにして[次へ] をクリックする。 5. ディスクの挿入を求めるメッセージが表示された場合は、Windows Server 2003 CD-ROMをCD-ROMドライブにセットして[OK]をクリックする。 6. [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスの[完了]をクリッ クする。 7. [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスの[閉じる]をクリックする。 8. [コントロールパネル]ダイアログボックスを閉じる。 ネッ トワークモ ニタは、スタ ートメニュ ーから[プログ ラム]→[管理ツー ル]をポイント し、[ネットワークモニタ]をクリックすることにより、起動することができます。 44 Windows Server 2003 のセットアップ 管理ユーティリティのインストール 添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMには、監視用の「ESMPRO/ServerAgent」および管 理用の「ESMPRO/ServerManager」などが収録さ れています。ESMPRO/ServerAgent は、 シームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。 [スタート]メニ ューの[プログラム]やコントロールパネルにインストールしたユーティリ ティのフォルダがあることを確認してください。シームレスセットアップの設定でインストー ルしなかった場合は、第3編の「ソフトウェア編」を参照して個別にインストールしてくださ い。 ヒント ユーティリテ ィには、ネットワーク上 の管理PC にインストール するものもあ ります。詳しくは第3編の「ソフトウェア編」を参照してください。 システムのアップデート システムのアップデートは、次のような場合に行います。 ⓦ システム構成を変更した場合(内蔵オプションの機器を取り付け/取り外しをした場合) ⓦ システムを修復した場合 ⓦ バックアップ媒体からシステムをリストアした場合 (サービスパック関連のFT8600用差分モジュールを適用したシステムの場合は、再度 RURのフロッピーディスクを使用してFT8600用差分モジュールを適用してください。 このときサービスパックを再適用する必要はありません。) 管理者権限の あるアカウント(Administrator など)で、システムにログイ ンした後、本体の CD-ROMドライブに「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットしてください。 表示された画面「マスターコントロールメニュー」の[ソフトウェアのセットアップ]を左ク リックし、メニューから[システムのアップデート]をクリックすると起動します。以降は画 面に表示されるメッセージに従って処理を進めてください。 導入編 45 システム情報のバックアップ システムのセットアップが終了した後、オフライン保守ユーティリティを使って、システム情 報をバックアップすることをお勧めします。 システム情報のバックアップがないと、修理後にお客様の装置固有の情報や設定を復旧(リス トア)できなくなります。次の手順に従ってバックアップをとってください。 1. 3.5インチフロッピーディスクを用意する。 2. 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMを本体装置のCD-ROMドライブにセットして、 再起動する。 EXPRESSBUILDERから起動して「EXPRESSBUILDERトップメニュー」が表示さ れます。 3. [ツール]ー[オフライン保守ユーティリティ]を選択する。 4. [システム情報の管理]から[退避]を選択する。 以降は画面に表示されるメッセージに従って処理を進めてください。 46 Windows Server 2003 のセットアップ 応用セットアップ システムの環境やインストールしようとするオペレーティングシステムによっては、特殊な手 順でセットアップしなければならない場合があります。 シームレスセットアップ未対応の大容量記憶装置コントローラ を利用する場合 最新のディスクアレイコントローラなど、本装置に添付のEXPRESSBUILDERに対応していな い大容量記憶装置コントローラが接続されたシステムにおいて、OS の再インストールなどを する場合は、次の手順でセットアップしてください。 ヒント ⓦ ⓦ 1. シームレスセットアップに対応しているオプションボードについては 「EXPRESSBUILDERがサポートしているオプションボード」(15ページ) を参照してください。 セットアップしようとする大容量記憶装置コントローラの説明書を準備する。 ヒント 2. BTO(工場組み込み出荷)により、OS組み込み出荷された状態から セットアップを開始する場合には、本操作を行う必要はありません。 本書の内容と 大容量記憶装置コントロ ーラの説明書との内容 が異なる場合は、 大容量記憶装置コントローラの説明書を優先してください。 ディスクアレイコントローラの場合は、コントローラの説明書に従ってRAIDの設 定を行う。 RAID設定の不要な大容量記憶装置コントローラの場合は、手順3へ進んでください。 3. 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMからシステムを起動させる。 4. 以下の設定でシームレスセットアップを実行する。 − 「パラメータファイルを使用する」に設定する − アレイディスクの設定画面が表示された場合は、[既存のRAIDを使う] を チェックする コントローラによっては、設定画面が現れないことがあります。 ヒント − [大容量記憶装置用OEM-FDの適用をする]をチェックする ヒント このオプションをチェックすることで、フロッピーディスクで提供されている ドライバを読み込ませて、シームレスセットアップを進めることができます。 導入編 47 5. シームレスセットアップの途中で [大容量記憶装置用ドライバ]をコピーする。 大容 量記憶装 置コン トロー ラに添付 されて いるフ ロッピー ディス クをフ ロッピー ディスクドライブにセットし、以降は画面のメッセージに従って操作してください。 「大容量記憶装置用OEM-FD」をフロッピーディスク ドライブに挿入してください。 OK 終了 マニュアルセットアップ オペレーティングシステムのインストールは、シームレスセットアップを使用することをお勧 めしていますが、特殊なインストールに対応する場合、マニュアルセットアップが必要になる ことがあります。 シームレスセットアップを使わずにWindows Server 2003をインストールする方法について は、EXPRESSBUILDER に格 納 され てい る オン ラ イン ド キュ メ ント「Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition/Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Editionインス トレーションサプリメントガイド」を参照してください。また、 あらかじめEXPRESSBUILDER から、「サポートディスク」を作成しておいてください。 チェック オプションボードを接続する場合は、オプションボードに添付の説明書も併せ て参照してください。 サポートディスクとは シー ムレスセットアッ プを使わずに再 セットアップす るときの手順「マニュ アルセットアッ プ」では、「Windows Server 2003 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」と呼ばれるサポー トディスクが必要です。 「Windows Server 2003 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」には、Windows Server 2003 のイ ンストールで 必要となる RAIDコントロ ーラやSCSI コントロ ーラのドライ バなどが含ま れ ていま す。マニ ュア ルセッ トア ップを 始め る前に Windows Server 2003 OEM-DISK for EXPRESSBUILDERを用意してください。 1. 3.5インチフロッピーディスクを1枚用意する。 2. 周辺装置、本体の順に電源をONにする。 3. 本体のCD-ROMドライブに添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットす る。 4. CD-ROMをセットしたら、リセットする(<Ctrl>+<Alt>+<Delete>キーを押す) か、電源をOFF/ONしてシステムを再起動する。 CD-ROMからシステムが立ち上がり、EXPRESSBUILDERが起動します。 5. [ツールメニュー]から[サポートディスクの作成]を選択する。 6. [サポートディスク作成メニュー]から[Windows Server 2003 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER]を選択する。 48 Windows Server 2003 のセットアップ 7. 画面の指示に従ってフロッピーディスクをセットする。 「Windows Server 2003 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」が作成されます。 作成した「Windows Server 2003 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」はライト プロテクトをし、ラベルを貼って大切に保管してください。 Windows(Windows 95以降、Windows NT 4.0以降)が動作するコンピュータをお持ちの場合 は、Windows上で「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットすると起動する「マスターコン トロールメ ニュー」から Windows Server 2003 OEM-DISK for EXPRESSBUILDERを作成 することもできます。 論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順 再セットアップをはじめる前に、万一の場合に備えて必ずデータのバックアップを行ってくだ さい。 再セットアップ手順 1. 本書および「インストレーションサプリメントガイド」の手順に従ってマニュアル セットアップを開始する。 2. 次のメッセージが表示されたら、OSをセットアップしたいパーティションを選択 する。 次の一覧には、このコンピュータ上の既存のパーティションと未使用の 領域が表示されています。 上下の方向キーを使って、一覧からパーティションを選択してください。 重要 3. システムボリューム、またはブートボリュームのドライブ文字はセットアップ 完了後は修正できません。この画面で正しいドライブ文字が割り当てられてい ることを確認してからセットアップを続行してください。 本書および「インストレーションサプリメントガイド」の手順に従ってマニュアル セットアップを続行する。 以上で完了です。 ヒント セットアップ完了後、再セットアップ前とドライブ文字が異なる場合がありま す。ドライブ文字の修正が必要な場合は次項の「ドライブ文字の修正手順」に 従ってドライブ文字を変更してください。 導入編 49 ドライブ文字の修正手順 以下の手順では、システムボリューム、またはブートボリュームのドライブ文字は変更できま せん。ご注意ください。 1. [スタートメニュー ]から[マイコンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択して[コ ンピュータの管理]を起動する。 2. 左側のウィンドウの中から、[ディスクの管理]を選択する。 3. ドライブ文字を変更したいボリュームを選択して右クリックし、[ドライブ文字と パスの変更]を選択する。 4. [変更]をクリックする。 5. [次のドライブ文字を割り当てる]をクリックし、割り当てたいドライブ文字を選択 する。 6. [OK]をクリックする。 7. 以下の確認メッセージが表示されたら、[はい]をクリックする。 ボリュームのドライブ文字を変更すると、プログラムが動作しないことが あります。このドライブ文字を変更しますか? 8. [コンピュータの管理]を終了する。 以上で完了です。 50 Windows 2000 のセットアップ Windows 2000のセットアップ ハードウェアの セットアップを完了し てから、Windows 2000やシステムの セットアップを します。再インストールの際にも参照してください。 シームレスセットアップ EXPRESSBUILDERの「シームレスセットアップ」機能を使ってセットアップをします。 「シ ーム レス セッ トア ップ」は、RAID の設定 から、オ ペレ ーテ ィン グシ ステム(Windows 2000) 、各種ユーティリティのインストールまでを切れ目なく(シームレスで)セットアップ できる方法です。 ハードディスクドライブを購入時の状態と 異なるパーティション構成で使用する場合や、OS を再インス トールする場合 は、シームレスセッ トアップを使 用してください。煩 雑なセット アップをこの機能が代わって行います。 ヒント ⓦ シームレスセットアップを使用しないインストール方法など、特殊な セットアップについては、この章の最後に記載している「応用セット アップ」で説明しています。 ⓦ シームレスセットアップでは、あらかじめ作成したパラメータファイル を使用したり、セットアップ中に設定したパラメータをパラメータファ イルとしてフロッピーディスク(別途1.44MBフォーマット済み空きフ ロッピーディスクをご用意ください)に保存することができます。 ⓦ パラメータファイルはEXPRESSBUILDERにある「ExpressPicnic®」を 使って事前に作成しておくことができます。 ExpressPicnicを使ったパラメータファイルの作成方法については、253 ページを参照してください。 ⓦ シームレスセットアップでは、「保守用パーティション」と呼ばれる約 50MBの保守用の領域をハードディスクの先頭に確保します。 このパーティションを確保したくないときは、マニュアルセットアップ (47ページ参照)でインストールしてください。 導入編 51 OSのインストールについて OSのインストールを始める前にここで説明する注意事項をよく読んでください。 本装置がサポートしているOSについて 本装置がサポートしているOSは次のとおりです。 ⓦ Microsoft® Windows® 2000 Server 日本語版(以降、 「Windows 2000」と呼ぶ) ⓦ 「Windows 2000」 Microsoft® Windows® 2000 Advanced Server 日本語版(以降、 と呼ぶ) ヒント Windows 2000 Service Pack なし/1/2/3は、サポートしておりません。 Windows 2000 Service Pack 4以降を適用してください。 その他の OSをインストールするときはお買い求めの販売店または保守サポートにお問い合わ せください。 BIOSの設定について Windows 2000を インストールする前に ハードウェアの BIOS設定などを確認し てください。 BIOS の設定 には、Windows 2000か ら採用 された 新しい 機能(プラ グ・アンド・プ レイや USBインタフェースへの対応など)に関する設定項目があります。173ページを参照して設定 してください。 Windows 2000について Windows 2000は、シ ームレスセットアッ プでインストールで きます。ただし、次の点につ いて注意してください。 重要 ⓦ ⓦ インストールを始める前にオプションの増設や本体のセットアップ (BIOSやオプションボードの設定)をすべて完了させてください。 ⓦ 弊社が提供している別売のソフトウェアパッケージにも、インストール に関する説明書が添付されていますが、本装置へのインストールについ ては、本書の説明を参照してください。 ⓦ シームレスセットアップを完了した後に68ページを参照して「 メモリ ダンプの設定」などの障害処理のための設定をしてください。 ミラー化されているボリュームへのインストールについて [ディスクの 管理]を使用 してミラ ー化されて いるボリ ュームにイ ンストー ルする場合 は、インスト ールの実行前にミラー 化を無効にして、ベーシッ クディスクに戻し、イン ストール完了後に再度ミラー化してください。 ミラーボリ ュームの作成あるいはミ ラーボリュームの解除 および削除は[コンピュータ の管理]内の[ディスクの管理]から行えます。 52 Windows 2000 のセットアップ ⓦ MO装置の接続について Windows 2000をインストールするときにMO装置を接続したまま作業を行うと、インス トールに失敗することがあります。MO装置を外してインストールを最初からやり直して ください。 ⓦ DAT等のメディアについて シームレスセットアップでは、DAT等のインストールに不要 なメディアはセットしない でください。 ⓦ ハードディスクドライブの接続について OSを インストー ルするハ ードディス クドライブ 以外のハ ードディス クドライブ を接続 する場合は、OSをインストールした後から行ってください。また、論理ドライブを複数 作成している場合は、 「論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順」(78ペー ジ)を参照してください。 ⓦ 単体接続のハードディスクドライブの記憶容量について 記憶容量 が128GB以上 の大容量 ハードデ ィスクド ライブを単 体ディス クとして 使用し てOSをインストールしないでください。 ⓦ 作成するパーティションサイズについて システムをインスト ールするパーティショ ンの必要最小限のサイズ は、次の計算式から 求めることができます。 インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ + ダンプファイルサイズ インストールに必要なサイズ= 1000MB ページングファイルサイズ(推奨)=搭載メモリサイズ×1.5 ダンプファイルサイズ=搭載メモリサイズ+12MB 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(メモリダンプ)を採取 するために必要となるサイズです。ページングファイルサイズの初期サ イズを「推奨」値未満に設定すると正確なメモリダンプを採取できない 場合があります。 ⓦ 1つのパーティションに設定できるページングファイルサイズは最大で 4095MBです。搭載メモリサイズ×1.5倍のサイズが4095MBを超え る場合は、4095MBで設定してください。 ⓦ 搭載メモリサイズが2GB以上の場合のダンプファイルサイズは、最大で 「2048MB+12MB」です。 ⓦ その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。 例えば、搭載メモリサイズが512MBの場合、必要最小限のパーティションサイズは、前 述の計算方法から 1000MB + (512MB × 1.5) + (512MB + 12MB) = 2292MB となります。 導入編 53 ヒント ⓦ シームレスセットアップでインストールする場合、必要最小限のパーティショ ンサイズは以下のように計算してください。 ⓦ 「Windows 2000(サービスパック含む)」を使用する場合 「前述の必要最小限のパーティションサイズ」もしくは「4095MB」のう ち、どちらか大きい方 ⓦ 「Windows 2000」と「サービスパックCD」を使用する場合 「前述の必要最小限のパーティションサイズ + 850MB」もしくは 「4095MB」のうち、どちらか大きい方 ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブへの再インストー ルについて ダイナミッ クディスクへアップグレ ードしたハードディスクド ライブの既存のパーティ ションを残したままでの再インストールはできません。 既存のパーティションを残したい場合は、 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMに格納されて いる オンライン ドキュメン ト「Microsoft Windows 2000 Server/Microsoft Windows 2000 Advanced Server インストレーションサプリメントガイド」を参照して再インス トールしてください。 インストレ ーションサプリメントガ イドにもダイナミックディ スクへのインストールに 関する注意事項が記載されています。 ⓦ ディスク構成について(「MAINTE_P」と表示されている領域について) ディスク領 域に「MAINTE_P」と表示された領域が存在する 場合があります。構成情報 やユーティリティを保存するための保守用パーティションです。削除しないでください。 ⓦ サービスパックの適用について FT8600シリーズでは、サービスパックを適用することができます。本体に添付されてい るサービス パック以降のサービスパ ックを使用する場合は、下 記サイトより詳細情報を 確かめた上で使用してください。 http://www2.mdit.co.jp/service/ft8600 54 Windows 2000 のセットアップ セットアップの流れ シームレスセットアップは、次のような流れで進みます。 パラメータファイルを使用してセットアップを進めますか? いいえ はい 注意事項、制限事項の記載を読む 確認 確認 セットアップパラメータFDを挿入する 確認 新規 (ファイル選択画面) 既存 セットアップパラメータファイルのチェック 正常 スキップ 設定の確認・修正を行うか選択する 確認 アレイディスク設定の画面 ディスクアレイのコンフィグレーション ↓ 保守用パーティションの作成 ↓ 各種ユーティリティのインストール ※ オペレーティングシステムインストールメニュー 作業用パーティションを作成する 「確認」の場合 新規の場合 FDなしの場合 OSのカテゴリを選択する 「スキップ」の場合 設定を確認・入力する FD、CD-ROMを取り出す OS差分モジュールのコピー ↓ 選択したアプリケーションのモジュールのコピー Windows CD-ROMをセットする ソフトウェア使用許諾契約に同意する サービスパック CD-ROMをセットする (サービスパックを適用する場合) 自動インストール ↓ 自動ログオン 再起動後、インストール終了 ※ ディスクアレイコントローラが搭載されていて、 アレイディスクの設定画面で、RAIDを新規作成する 設定にした場合、このフェーズが実行される。 : 入力や選択が必要な作業 : 自動的に作業が進む内容 導入編 55 セットアップの手順 シームレスセットアップでは、ウィザード形式により各パラメータを設定していきます。この とき、各パラメータを一つのファイル(パラメータファイル)としてフロッピーディスクへ保 存することも可能です。 チェック パラメータファイルを使ってセットアップするときは、ファイル保存用として 1.44MB フォー マット済 みの空き フロッピ ーディスク が1 枚必要と なります。 あらかじめ、お客様でフロッピーディスクをご用意ください。 再インストールのときは、保存しておいたパラメータファイルを読み込ませる ことで、ウィザードによるパラメータ入力を省略することができます。 また、シームレスセットアップの中で、ディスクアレイコントローラなどのオ プションに添付されたドライバFD( 「大容量記憶装置用OEM-FD」)を個別に適 用する場合は、パラメータファイルの設定も必要になります。このときも空き フロッピーディスクをご用意ください。 重要 1. ⓦ システムの構成を変更した場合は「システムのアップデート」を行って ください。 ⓦ Windows 2000の起動後にグラフィックスアクセラレータドライバや ネットワークアダプタなどのドライバの変更、または追加する場合は、 オンラインドキュメントの「Microsoft Windows 2000 Server/ Microsoft Windows 2000 Advanced Server インストレーション サプリメントガイド」を参照してください。 周辺装置、本装置の順に電源をONにする。 ヒント ⓦ OSをインストールするときにMO装置を接続したまま作業を行うと、イ ンストールに失敗することがあります。失敗した場合は、MO装置を外 してインストールを最初からやり直してください。 ⓦ OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスク ドライブを接続する場合は、OSをインストールした後から行ってくだ さい。 ⓦ OSをインストールするハードディスクドライブに論理ドライブを複数 作成している場合は、「論理ドライブが複数存在する場合の再セット アップ手順」(78ページ)を参照してください。 2. 本装置のCD-ROMドライブに「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットする。 3. CD-ROMをセットしたら、リセットする(<Ctrl> + <Alt> + <Delete>キーを押 す)か、電源をOFF/ONしてシステムを再起動する。 CD-ROMからシステムが立ち上がり、EXPRESSBUILDERが起動します。 56 Windows 2000 のセットアップ 4. [シームレスセットアップ]をクリックする。 5. 「パラメータファイルを使用してセットアップを進めますか?」というメッセージ が表示される。 パラメータファイルを使用する場合は[はい]を、使用しない場合は[いいえ]を選択し てください。 パラメータファイルを使用してセットアップを進めますか? はい いいえ 6. 「お願い」が表示されるので、表示内容をよく読んでから[確認]をクリックする。 お願い シームレスセットアップ終了後、セットアップ情報をバックアップする ことをお勧めします。バックアップ情報が無いときは、修理復旧時に お客様の装置固有の情報や設定を復旧できなくなります。 バックアップは、空きフロッピーディスクを1枚準備して、ツールで オフライン保守ユーティリティの「システム情報の管理」から「退避」 を選択してください。 確認 導入編 57 7. シームレスセットアップでの注意事項が表示される。 表示内容をよく読んでから[確認]をクリックしてください。 セットアップを進めると、自動的に何回かコンピュータが再起動しますが、 EXPRESSBUILDER CD-ROM、セットアップパラメータFDは、指示があるまで 取り出さないでください。 確認 チェック デ ィ ス ク に何 ら か の OS が イ ンス トー ルされている 場合、インストー ルを 続行するかを確 認するメッセー ジが 表示されます。セ ットアップを 続 けるには [続行 ]をクリ ックしてく ださい。 このディスクには、すでに何らかの オペレーティングシステムが インストールされています。 この操作を続けると、ディスク内の データが失われてしまいます。 操作を続けますか? 継続 8. 戻る パラメータファイルを使用する場合はセットアップパラメータFDが要求されるの で、フロッピーディスクをセットして[確認]を選択する。 パラメータファイルを使用しない場合は、このメッセージは表示されません。 手順9へ進んでください。 セットアップパラメータFDを挿入してください。 確認 チェック 戻る ここでセットしたフロッピーディスクは、指示があるまで取り出さないでくだ さい。 [既存のパラメータファイルを使用する場合] セットしたフロッピーディスク内のパラメータファイルの一覧が表示されます。 (1) インストールに使用するセットアップ情報ファイル名を選択し、[確定]をク リックする。 情報ファイル選択/入力 ファイル名 :(A) test.tre test2.tre 確定 戻る test3.tre 再読込 確認のダイアログボックスが表示されます。 58 Windows 2000 のセットアップ (2) パラメータを確認する場合は[確認]を、確認せずにそのままインストール を行う場合は、[スキップ]をクリックする。 [確認]をクリック→手順9へ進む [スキップ]をクリック→手順10へ進む チェック ディスクアレイコントローラが接続されていない場合は、手順10へ進んでくだ さい。 手順10終了後、確認のダイアログボックスが表れます。 [確認]をクリック → 手順12へ進む [スキップ]をクリック → 手順13へ進む [空きフロッピーディスクをセットした場合] (1) [ファイル名:(A)]の下にあるボックス部分をクリックするか、<A>キーを押 す。 入力ボックスが表示されます。 情報ファイル選択/入力 ファイル名 :(A) 確定 戻る 再読込 (2) ファイル名を入力し、[確定]をクリックする。 9. ディスクアレイコントローラのパラメータを設定する。 本装置のオン ボードRAID 機能もしく はオプショ ンのディスク アレイコン トローラ を使用している場合は、 [アレイディスクの設定]画面が表示されます。設定内容を 確認し、必要なら修正を行ってから[終了]をクリックしてください。 チェック ディスクアレイコントローラが接続されていない場合、この画面は表示されま せん。手順10へ進んでください。 導入編 59 設定が終了すると、自動的にRAIDの構築、保守用のパーティションの作成、および 各種ユーティリティのインストールが実行されます。 [アレイディスクの設定]ディスクアレイコントローラ アレイディスクの設定 する RAID の作成 既存 RAID を使用する 接続ディスクのトータル数 … パックを構成するディスク数 … パックを構成する RAID … ライトモードの設定 … ライトモードの種類 … 再読込 次へ ヘルプ アレイディスクの設定 10. インストールするオペレーティングシステムを選択する。 リストボックスから[Microsoft Windows]を選択します。 オペレーティングシステムインストールメニュー Microsoft Windows その他 終了 11. セットアップするOSのカテゴリを選択する。 チェック 既存のパラ メータファイルを使用し、手順8 でスキップを選択した場合、この メッセージは表示されません。手順13へ進んでください。 Microsoft Windows 2000 Server Microsoft Windows 2000 Advanced Serverの[決定]を選択します。 セットアップするOSのカテゴリを選択してください。 Microsoft Windows Server 2003 Standard edition Microsoft Windows Server 2003 Enterprise edition 決定 Microsoft Windows 2000 Server Microsoft Windows 2000 Advanced Server 決定 60 Windows 2000 のセットアップ 12. 次に、 [基本情報]画面が表示さるので、設定内容を確認し、必要なら修正を行っ てから [次へ]をクリックする。 (画面中の「対象マシン」は機種によって表示が 異なります。 ) 以降、画面に表示される[次へ]、 [戻る]、 [ヘルプ]をクリックして設定を確認しな がら画面を進めてください。設定内容は必要に応じて修正してください。 <表示例> [基本情報] 対象マシン FT8600/xxx OSの種類 Windows 2000 Server OSの言語 日本語 パーティションの使用方法 新規に作成する パーティションサイズ(全領域=*) 4095 ファイルシステムの NTFSへのコンバート する サービスパックの適用 しない インストールパス WINNT 再読込 次へ ヘルプ 対象マシン 重要 ⓦ OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイズで 確保してください。 ⓦ 「パーティションの使用方法」で「既存パーティションを使用する」を 選択すると、最初のパーティション(保守用パーティションを除く)の 情報はフォーマットされ、すべてなくなります。それ以外のパーティ ションの情報は保持されます。下図は、保守用パーティションが用意さ れている場合に情報が削除されるパーティションを示しています。 第1パーティション 第2パーティション 第3パーティション 第4パーティション <保守用パーティション> 保持 削除 保持 保持 ⓦ ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの 既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ ん(53ページ参照) 。「パーティションの使用方法」で「既存パーティ ションを使用する」を選択しないでください。 ⓦ 「パーティションの使用方法」で「新規に作成する」を選択したとき、 「パーティション」の設定値は実領域以上または120GB以上の値を指定 しないでください。 ⓦ 「パーティション」に4095MB以外を指定した場合はNTFSへのコン バートが必要です。 ⓦ 「パーティションの使用方法」で「既存パーティションを使用する」を 選択したとき、流用するパーティション以外(保守領域を除く)にパー ティションが存在しなかった場合、そのディスクの最大領域を確保して Windows 2000をインストールします。 ⓦ 実領域が120GB以上になる場合は、パーティションサイズに「全領域」 を指定しないでください。 ⓦ 設定内容に不正がある場合は、次の画面には進めません。 ⓦ ここでは日本語の入力はできません。使用者名と会社名を日本語で入力 したい場合は、ログオン後に入力画面がポップアップされますので、そ の時に再入力し、設定してください。ここでは、仮の名前を入力してく ださい。 導入編 61 ヒント ⓦ [基本情報]画面にある[再読込]をクリックすると、セットアップ情 報ファイルの選択画面に戻ります。[再読込]は、[基本情報]画面にの みあります。 ⓦ [コンピュータの役割]画面にある[終了]をクリックすると、その後 の設定はシームレスセットアップの既定値を自動的に選択して、インス トールを行います。 13. オプションの大容量記憶装置ドライバのモジュールをコピーする。 オプションの大容量記憶装置 ドライバをインストールする場合は、大容量記憶装置 に添付さ れているフロ ッピーディ スクをフロッ ピーディスク ドライブにセ ットし、 メッセージに従って操作してください。 「大容量記憶装置用OEM-FD」をフロッピーディスク ドライブに挿入してください。 OK 終了 14. 追加するアプリケーションをインストールする。 シームレスセットアップに対応 しているアプリケーションを追加でインストールす る場合は、メッセージが表示されます。 追加するアプリケーションのインストール 媒体をCD-ROMまたはフロッピーディスク ドライブに挿入してください。 OK 終了 15. メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」CD-ROMとセットアップパラメー タFDをCD-ROMドライブとフロッピーディスクドライブから取り出し、 Windows 2000 CD-ROMをCD-ROMドライブにセットする。 [ソフトウェア使用許諾契約]画面が表示されます。 16. よく読んでから、同意する場合は、 [同意します]をクリックするか、<F8>キーを 押す。同意しない場合は、 [同意しません]をクリックするか、<F3>キーを押す。 ソフトウェア使用許諾契約 次の使用許諾契約をお読みください。 PageDown キーを使ってスクロールしてください。 Windows 2000のライセンスに同意されますか? [同意しません]を選ぶとセットアップを中止します。 Windows 2000 をインストールするには、この契約への同意が必要です。 同意します 同意しません 重要 同意しないと、セットアップは終了し、Windows 2000はインストールされ ません。 62 Windows 2000 のセットアップ 17. 基本情報で「サービスパックの適用」を[する]にした場合は、次の操作をする。 (1) メッセージに従ってWindows 2000 CD-ROMをCD-ROMドライブから取り出 す。 (2) メッセージに従ってWindows 2000 サービスパック4以降のCD-ROMをCDROMドライブにセットする。 重要 本装置ではWindows 2000 ServicePack なし/1/2/3は、サポートしてお りません。 ServicePack 4が 含まれたWindows 2000 CD-ROM を使用しインストー ルをされた場合は、再度ServicePack 4を適用する必要はありません。 Windows 2000と指定したアプリケーションは自動的にインストールされ、システ ムにログオンします。 18. PROSetをインストールする。 PROSetは、ネ ットワ ーク ドラ イバに 含ま れるネ ット ワーク 機能 確認ユ ーテ ィリ ティです。 PROSetを使用することにより、以下のことが行えます。 − アダプタ詳細情報の確認 − ループバックテスト、パケット送信テストなどの診断 − Teamingの設定 ネットワークアダプタ複数枚をチームとして構 成することで、サーバに耐障害性に 優れた環境を提供し、サーバスイッチ間のスループ ットを向上させることができま す。 このような機能を利用する場合は、PROSetが必要になります。 PROSetをインストールする場合は、以下の手順に従ってください。 (1) 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをCD-ROMドライブにセットする。 (2) スタートメニューから[プログラム]、[アクセサリ]の順にポイントし、 [エク スプローラ]をクリックする。 (3) 「<CD-ROMのドライブレター >:¥WINNT¥W2K¥BC5¥PROSET¥WIN2K」 ディレクトリ内の「PROSET.EXE」アイコンをダブルクリックする。 [Intel(R) PROSet - Installshield ウィザード]が起動します。 (4) [次へ]をクリックする。 (5) [使用許諾契約の条項に同意します]を選択し、 [次へ]をクリックする。 (6) [標準]を選択し[次へ]をクリックする。 (7) [インストール]をクリックする。 [InstallShield ウィザードを完了しました]ウィンドウが表示されます。 (8) [完了]をクリックする。 (9) システムを再起動する。 以上で完了です。 導入編 63 19. ネットワークドライバのセットアップをする。 標準装備の2つのネットワークドライバは、自動的にインストールされますが、転送 速度とDuplexモードの設定が必要です。 (1) スタートメニューから[設定]→[コントロールパネル]をクリックする。 (2) [有線用Intel(R) PROSet]アイコンをダブルクリックする。 [有線ネットワーク用Intel(R) PROSet]ダイアログボックスが表示されます。 (3) リスト中の[Intel(R) PRO/1000 MT Dual Port Network Connention]をク リックして選択する。 (4) [速度]タブをクリックし、リンク速度とデュプレックス設定をハブの設定値と 同じ値に設定する。 (5) リスト中の「Intel(R) PRO/1000 MT Dual Port Network Connection #2」を クリックして選択する。 (6) [速度]タブをクリックし、リンク速度とデュプレックス設定をハブの設定値と 同じ値に設定する。 (7) [有線ネットワーク用Intel(R) PROSet]ダイアログボックスの[適用]をクリック し、[OK]をクリックする。 以上で完了です。 また、必要に応じてプロトコルやサービスの追加/削除をしてください。[ネットワー クとダイ ヤルアップ 接続]からロ ーカルエリア 接続のプロ パティダイ アログボック スを表示させて行います。 ヒント サービスの追加にて、[ネットワークモニタ]を追加することをお勧めします。[ ネットワークモニタ]は、[ネットワークモニタ]をインストールしたコンピュー タが送受信するフレーム(またはパケット)を監視することができます。ネッ トワーク障害の解析などに有効なツールです。インストールの手順は、この後 の「障害処理のためのセットアップ」を参照してください。 20. 標準で装備されているグラフィックスアクセラレータ用ドライバをインストールす る。 オプションのグラフィックス アクセラレータボードを使用する場合は、そのボード に添付されている説明書に従ってドライバをインストールしてください。 (1) 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをCD-ROMドライブにセットし、スタートメ ニューの[プログラム]、[アクセサリ]の順にポイントし、[エクスプローラ]を クリックする。 (2) <CD-ROMのドライブレター >:¥WINNT¥VIDEO¥RADEON7000¥W2K」 ディレクトリ内の[SETUP.EXE]アイコンをダブルクリックする。 重要 MN8115-02 アドバン スド リモー ト マネー ジメント カ ードを装 着してリ モ ー トKVM コ ンソ ー ルを 利 用す る 場合 は、以 下 のデ ィ レク ト リよ り グラ フィックスアクセラレータドライバをインストールしてください。 「<CD-ROMのドライブレター >:¥MN8115-02¥VIDEO¥RADEON7000」 ディレクトリ内の[Setup.exe]アイコンをダブルクリックする。 64 Windows 2000 のセットアップ (3) メッセージに従って、作業を進める。 ドライバのインストールが開始されます。 重要 ⓦ 途中、「デジタル署名が見つかりませんでした。...」とのメッセージが表 示される場合は、「はい」をクリックしてインストールを続けてくださ い。 ⓦ 途中、”Direct X Ver.8がインストールされていない”旨のメッセージ が表示される場合がありますが、そのまま「続行」をクリックしてくだ さい。 (4) 「EXPRESSBUILDER」CD-ROM をCD-ROMドライブから取り出し、画面の 指示に従ってOSを再起動する。 21. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、そ れぞれを確実にインストールする。 22. 68ページの「障害処理のためのセットアップ」を参照してセットアップをする。 23. 75ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 以上でシームレスセットアップを使ったセットアップは完了です。 USB 2.0ドライバ USB 2.0ドライバは、購入時にインストール済みです。 システムの 修復や再セット アップの際は、システ ムのアップデー トを行うと自動 的にインス トールされます。 オプションのネットワークボードのドライバ オプションのネットワークボード(MN8104-111/88/103/115)を使用する場合は、インスト レーシ ョンサプ リメント ガイドの ネットワ ークドラ イバの再 インスト ール手順 を参考に し、 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMに格納されているドライバをインストールしてください。 (MN8104-88/111)のボード名のドライバ [<CD-ROMのドライブレター >:¥WINNT¥W2K¥BC5¥PRO100¥WIN2K] (MN8104-103/115)のボード名のドライバ [<CD-ROMのドライブレター >:¥WINNT¥W2K¥BC5¥PRO1000¥WIN2K] 導入編 65 アダプタフォルトトレランス(AFT)/アダプティブロードバラン シング(ALB)のセットアップ アダプタフォルトトレランス(AFT)とは、複数のアダプタでグループを作り、使用されている アダ プタに障害が発生 した場合自動的に グループ内の他の アダプタに処理 を移行させるもの です。また、アダプ ティブロードバランシング (ALB)とは複数のアダプタ でグループを作り、 サーバから送信パケットをグループすべてのアダプタから行うことにより、スループットを向 上させるものです。この機能はAFT機能を含んでいます。 AFT/ALB機能を使用する場合は、以下の手順に従ってセットアップしてください。 1. [コントロールパネル]ダイアログボックスで、[有線用Intel(R) PROSet]アイコン をダブルクリックする。 [有線ネットワーク用Intel(R) PROSet]ダイアログボックスが表示されます。 2. リスト中の「ドライバ名」にマウスポインタを合わせ、右クリックする。 メニューが表示されます。 3. [チームに追加]を選択し、[新規チームを作成]をクリックする。 [チーム化ウィザード]ダイアログボックスが表示されます。 4. 「アダプタフォルトトレランス」または「アダプティブロードバランシング」を選 択して[次へ]をクリックする。 5. [次へ]をクリックする。 6. チームにするアダプタをチェックして[次へ]をクリックする。 7. [完了]をクリックする。 [有線ネットワーク用Intel(R) PROSet] ダイアログボックスに戻ります。 8. [適用]をクリックし、[OK]をクリックする。 9. システムを再起動させる。 重要 ⓦ AFT/ALBのセットアップは、ドライバインストール後、必ず再起動し た後に行う必要があります。 ⓦ アダプタフォルトトレランス(AFT)のグループとして指定するアダプタ は、同一ハブ、異なるハブのどちらの接続でも使用できますが、異なる ハブに接続する場合は、すべて同一LAN(同一セグメント)上に存在す る必要があるため、カスケード接続にしてください。 ⓦ アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチン グハブにのみ接続できます。 66 Windows 2000 のセットアップ ディスクアレイコントローラ(MN8103-80/81)を追加接続す る場合 システムにディスクアレイコントローラ(MN8103-80/81)を追加接続する場合、OSのプラグ アンドプレイ機能が動作しますが、ドライバは自動でインストールされません。 以下の手順でドライバをインストールしてください。 1. [スタートメニュー ]−[コントロールパネル]−[管理ツール]−[コンピュータの管理] から[デバイスマネージャ ]を起動する。 2. デバイスマネージャで不明なデバイスとして登録されているRAIDコントローラを ダブルクリックする。 3. [ドライバの更新]をクリックする。 4. ハードウェアの更新ウィザードが表示されるので、 「一覧または特定の場所からイ ンストールする(詳細)」を選択し、[次へ]をクリックする。 5. 「次の場所で最適のドライバを検索する」を選択し、[リムーバブルメディア(フ ロッピー、CD-ROMなど)を検索]チェックボックスをチェックする。 6. フロッピーディスクドライブに「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」をセットして、[次へ]をクリックする。 7. [完了]をクリックする。 SCSIコントローラ(MN8103-65/75)を追加接続する場合 システムにSCSIコントローラ(MN8103-65/75)を追加接続する場合、OSのプラグアンドプレ イ機能が動作しますが、ドライバは自動でインストールされません。 以下の手順でドライバをインストールしてください。 1. [スタートメニュー ]−[コントロールパネル]−[管理ツール]−[コンピュータの管理 ]から[デバイスマネージャ ]を起動する。 2. デバイスマネージャで不明なデバイスとして登録されているSCSIコントローラを ダブルクリックする。 3. [ドライバの更新]をクリックする。 4. ハードウェアの更新ウィザードが表示されるので、 「このデバイスの既知のドライ バを表示して、その一覧から選択する」を選択し、[次へ]をクリックする。 5. 「SCSIとRAIDコントローラ」を選択し、[次へ]をクリックする。 6. [ディスク使用(H)] をクリックする。 7. フロッピーディスクドライブに「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」をセットして、製造元のファイルのコピー元に「a:¥」と 入力し、[OK]をクリックする。 ヒント デジタル署名がない旨のポップアップが出る場合がありますが、システム上問 題ありません。[OK]をクリックし処理を継続してください。 導入編 67 8. 以下のドライバを選択し、[次へ]をクリックする。 MN8103-65 使用時:[INITIO INI-A10XU2W SCSI Host Adapter] MN8103-75 使用時:[Adaptec SCSI Card 29320ALP -Ultra320 SCSI] これでドラ イバのインストールは完 了です。画面の指示に従っ てシステムを再起動して ください。 SCSIコントローラ(MN8103-56/MN8190-126)を追加接 続する場合 システム にSCSI コントローラ(MN8103-56/MN8190-126)を追加接続 する場合、OSのプラ グアンドプレイ機能が動作し、ドライバが自動でインストールされますが、その後、ドライバ のア ップデートが必要 です。システムのア ップデートを実 施する事でドライ バが適用されま す。 ヒント 重要 システムのアップデートの実施については「システムのアップデート(サービ スパックの適用)」(74ページ)を参照の上、実施してください。 システムのアップデート実施後にSCSIコントローラ(MN8103-56 /MN 8190-126)を追加した場合は、適切なドライバが適用されません。 SCSIコントローラ(MN8103-56/MN8190-126)を追加後に再度、システ ムのアップデートを実施してください。 Boot.iniファイルで使用可能なスイッチオプションについて Boot.iniフ ァイルを編集す ることで、様々なスイ ッチオプションを 使用することが できます。 使用可能なオプションについては、以下を参照してください。 ⓦ サポート技術情報 - KB170756 Boot.iniファイルで使用できるスイッチオプションについて 4GB を超えるメモリ を搭載できる本装置 では/PAEオ プションの設定を 行うことで4GB を超えるメモリを使用できるようになります。/PAEオプションは、サポートされている 製品が限定 されています。以下のマイク ロソフトサポート技術 情報を参照して確認して ください。 ⓦ サポート技術情報 - KB291988 4GB RAMチューニング機能と物理アドレス拡張のスイッチの説明 以下に編集例を示します。 1. 「スタート」メニューから[プログラム]をポイントし、[アクセサリ]から「メモ帳」 をクリックする。 2. 「メモ帳」で、「ファイル」メニューの[開く]をクリックする。 3. [ファイルの場所]から%systemroot%ドライブをクリックする。 4. [ファイルの種類]から"すべてのファイル"を選択し、ファイル名に「Boot.ini」と 入力し[開く]をクリックする。 Boot.iniの内容が表示されます。 68 Windows 2000 のセットアップ 5. 「Boot.ini」ファイルの[operating systems]に"/PAE"を追加し、上書き保存す る。 <Boot.iniファイルの例> [boot loader] timeout=30 default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)¥WINNT [operating systems] multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)¥WINNT="Windows 2000 Server, /fastdetect multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)¥WINNT="Windows 2000 Server, /fastdetect/PAE 以上でBoot.iniへの編集は終了です。 ヒント 「起動/回復」画面にある「既定のオペレーティングシステム」で選択したエン トリから自動的に起動するように設定することができます。 障害処理のためのセットアップ 障害が起きたとき、より早く、確実に障害から復旧できるように、あらかじめ次のようなセッ トアップをしておいてください。 メモリダンプ(デバッグ情報)の設定 本体内のメモリダンプ(デバッグ情報)を採取するための設定です。 メモリダンプの注意 重要 ⓦ メモリダンプの採取は保守サポートの保守員が行います。お客様はメモ リダンプの設定のみを行ってください。 ⓦ ここで示す設定後、障害が発生し、メモリダンプを保存するために再起 動すると、起動時に仮想メモリが不足していることを示すメッセージが 表示される場合がありますが、そのまま起動してください。起動し直す と、メモリダンプを正しく保存できない場合があります。 次の手順に従って設定します。 1. スタートメニューの[設定]をポイントし、 [コントロールパネル]をクリックす る。 [コントロールパネル]ダイアログボックスが表示されます。 2. [システム]アイコンをダブルクリックする。 [システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。 3. [詳細]タブをクリックする。 導入編 69 4. [起動/回復]をクリックする。 5. テキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力し、 [OK]をクリックす る。 <Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合> D:¥MEMORY.DMP 重要 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+12MB以上(メモリサイズが2GB を超える場合は、2048MB+12MB以上)の空き容量のあるドライブを 指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 70 Windows 2000 のセットアップ 6. [パフォーマンスオプション]をクリックする。 7. [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。 8. [選択したドライブのページングファイルサイズ]ボックスの[初期サイズ]を [推奨]値以上に変更し、[設定]をクリックする。 導入編 71 重要 ⓦ ⓦ ⓦ 必ずOSパーティションに上記のサイズで作成してください。ページン グファイルの[初期サイズ]を「推奨」値未満に設定すると正確なデ バッグ情報(メモリダンプ)を採取できない場合があります。 「推奨」値については、「作成するパーティションサイズについて(52 ページ)」を参照してください。 メモリを増設した際は、メモリサイズに合わせてページングファイルの 再設定を行ってください。 9. [OK]をクリックする。 設定の変 更内容によっ てはシステ ムを再起動す るようメッセ ージが表示さ れます。 メッセージに従って再起動してください。 ワトソン博士の設定 Windows 2000ワ トソン博士はアプリケー ションエラー用のデバ ッガです。アプリケーショ ンエラーを検出するとシステムを診断し、診断情報(ログ)を記録します。診断情報を採取で きるよう次の手順に従って設定してください。 1. スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]をクリックする。 2. [名前]ボックスに「drwtsn32.exe」と入力し、[OK]をクリックする。 [Windows 2000ワトソン博士]ダイアログボックスが表示されます。 72 Windows 2000 のセットアップ 3. [ログファイルパス]ボックスに診断情報の保存先を指定する。 「DRWTSN32.LOG」というファイル名で保存されます。 チェック ネットワークパスは指定できません。ローカルコンピュータ上のパスを指定し てください。 4. [クラッシュダンプ]ボックスにクラッシュダンプファイルの保存先を指定する。 ヒント 「クラッシュダンプファイル」はWindows Debuggerで読むことができるバイナ リファイルです。 5. [オプション]ボックスにある次のチェックボックスをオンにする。 − ダンプシンボルテーブル − すべてのスレッドコンテキストをダンプ − 既存のログファイルに追加 − クラッシュダンプファイルの作成 それぞれの機能の説明についてはオンラインヘルプを参照してください。 6. [OK]をクリックする。 導入編 73 ネットワークモニタのインストール ネットワークモニタを使用することにより、ネットワーク障害の調査や対処に役立てることが できます。ネットワークモニタを使用するためには、インストール後、システムの再起動を行 う必要がありますので、障害が発生する前にインストールしておくことをお勧めします。 1. スタートメニューから[設定]をポイントし、 [コントロールパネル]をクリック する。 [コントロールパネル]ダイアログボックスが表示されます。 2. [アプリケーションの追加と削除]アイコンをダブルクリックする。 [アプリケーションの追加と削除]ダイアログボックスが表示されます。 3. [Windows コンポーネントの追加と削除]をクリックする。 [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスが表示されます。 4. コンポーネントの[管理とモニタ ツール]チェックボックスをオンにして[次へ] をクリックする。 5. ディスクの挿入を求めるメッセージが表示された場合は、Windows 2000 CDROMをCD-ROMドライブにセットして[OK]をクリックする。 6. [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスの[完了]をクリッ クする。 7. [アプリケーションの追加と削除]ダイアログボックスの[閉じる]をクリックす る。 8. [コントロールパネル]ダイアログボックスを閉じる。 ネッ トワークモ ニタは、スタ ートメニュ ーから[プログ ラム]→[管理ツー ル]をポイント し、[ネットワークモニタ]をクリックすることにより、起動することができます。 管理ユーティリティのインストール 添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMには、監視用の「ESMPRO/ServerAgent」および管 理用 の「ESMPRO/ServerManager」などが収録されています。ESMPRO/ServerAgent は、 シームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。 [スタート]メニューの[プログラム]やコントロールパネルにインストールしたユーティ リ ティのフォルダがあることを確認してください。シームレスセットアップの設定でインストー ルしなかった場合は、第3編の「ソフトウェア編」を参照して個別にインストールしてください。 ヒント ユー ティリティには、ネットワ ーク上の管理 PCにインス トールするものもあ ります。詳しくは第3編の「ソフトウェア編」を参照してください。 74 Windows 2000 のセットアップ システムのアップデート (サービスパックの適用) システムのアップデートは、次のような場合に行います。 ⓦ システム構成を変更した場合(内蔵オプションの機器を取り付け/取り外しをした場合) ⓦ システムを修復した場合 ⓦ バックアップ媒体からシステムをリストアした場合 (サービ スパック 関連の FT8600用差分 モジュ ールを 適用した システ ムの場合 は、再度 RURのフロ ッピーディ スクを使用 してFT8600用差 分モジュ ールを適用 してくださ い。 このときサービスパックを再適用する必要はありません。) ヒント 本装置ではServicePack なし/1/2/3は、サポートしておりません。 ServicePack 4以上を使用する必要があります。 ServicePack 4が含まれた Windows 2000 CD-ROMを 使用しインスト ールをさ れた場合は、再度ServicePack 4を適用する必要はありません。 管理者権限の あるアカウント(Administrator など)で、システムにログイ ンした後、本体の CD-ROMドライブに「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットしてください。 表示された画面「マスターコントロールメニュー」の[ソフトウェアのセットアップ]を左ク リックし、メニューから[システムのアップデート]をクリックすると起動します。以降は画 面に表示されるメッセージに従って処理を進め、サービスパックを適用してください。 導入編 75 システム情報のバックアップ システムのセットアップが終了した後、オフライン保守ユーティリティを使って、システム情 報をバックアップすることをお勧めします。 システム情報のバックアップがないと、修理後にお客様の装置固有の情報や設定を復旧(リス トア)できなくなります。次の手順に従ってバックアップをとってください。 1. 3.5インチフロッピーディスクを用意する。 2. 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMを本体装置のCD-ROMドライブにセットして、 再起動する。 EXPRESSBUILDERから起動して「EXPRESSBUILDERトップメニュー」が表示さ れます。 3. [ツール]ー[オフライン保守ユーティリティ]を選択する。 4. [システム情報の管理]から[退避]を選択する。 以降は画面に表示されるメッセージに従って処理を進めてください。 76 Windows 2000 のセットアップ 応用セットアップ システムの環境やインストールしようとするオペレーティングシステムによっては、特殊な手 順でセットアップしなければならない場合があります。 シームレスセットアップ未対応の大容量記憶装置コントローラ を利用する場合 最新のディスクアレイコントローラなど、本装置に添付のEXPRESSBUILDERに対応していな い大容量記憶装置コントローラが接続されたシステムにおいて、OS の再インストールなどを する場合は、次の手順でセットアップしてください。 ヒント ⓦ ⓦ 1. シームレスセットアップに対応しているオプションボードについては 「EXPRESSBUILDERがサポートしているオプションボード」(15ページ) を参照してください。 セットアップしようとする大容量記憶装置コントローラの説明書を準備する。 ヒント 2. BTO(工場組み込み出荷)により、OS組み込み出荷された状態から セットアップを開始する場合には、本操作を行う必要はありません。 本書の内容と 大容量記憶装置コントロ ーラの説明書との内容 が異なる場合は、 大容量記憶装置コントローラの説明書を優先してください。 ディスクアレイコントローラの場合は、コントローラの説明書に従ってRAIDの設 定を行う。 RAID設定の不要な大容量記憶装置コントローラの場合は、手順3へ進んでください。 3. 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMからシステムを起動させる。 4. シームレスセットアップを実行し、次のような内容に設定されていることを確認す る。 − 「パラメータファイルを使用する」に設定する − アレイディスクの設定画面が表示された場合は、[既存のRAIDを使う] を チェックする コントローラによっては、設定画面が現れないことがあります。 ヒント − [大容量記憶装置用OEM-FDの適用をする]をチェックする ヒント このオプションをチェックすることで、フロッピーディスクで提供されている ドライバを読み込ませて、シームレスセットアップを進めることができます。 導入編 77 5. シームレスセットアップの途中で [大容量記憶装置用ドライバ]をコピーする。 大容 量記憶装 置コン トロー ラに添付 されて いるフ ロッピー ディス クをフ ロッピー ディスクドライブにセットし、以降は画面のメッセージに従って操作してください。 「大容量記憶装置用OEM-FD」をフロッピーディスク ドライブに挿入してください。 OK 終了 マニュアルセットアップ オペレーティングシステムのインストールは、シームレスセットアップを使用することをお勧 めしていますが、特殊なインストールに対応する場合、マニュアルセットアップが必要になる ことがあります。 シ ーム レス セッ トア ップ を 使わ ずに Windows 2000 を イン スト ール する 方法 につ いて は、 EXPRESSBUILDERに格 納されて いるオンラ インドキ ュメント「Microsoft Windows 2000 Server/Microsoft Windows 2000 Advanced Serverイン ストレーシ ョンサプリ メントガイ ド」を参 照してくだ さい。また、あらかじ めEXPRESSBUILDERから、「サポートデ ィスク」 を作成しておいてください。 チェック オプションボードを接続する場合は、オプションボードに添付の説明書も併せ て参照してください。 サポートディスクとは シー ムレスセットアッ プを使わずに再 セットアップす るときの手順「マニュ アルセットアッ プ」では、 「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」と呼ばれるサポートディス クが必要です。 「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」には、Windows 2000 のイン ストー ルで必要となるRAIDコントローラやSCSIコントローラのドライバなどが含まれています。マ ニュアルセットアップを始める前にWindows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDERを用 意してください。 1. 3.5インチフロッピーディスクを1枚用意する。 2. 周辺装置、本体の順に電源をONにする。 3. 本体のCD-ROMドライブに添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROM をセットす る。 4. CD-ROMをセットしたら、リセットする(<Ctrl>+<Alt>+<Delete>キーを押す) か、電源をOFF/ONしてシステムを再起動する。 CD-ROMからシステムが立ち上がり、EXPRESSBUILDERが起動します。 5. [ツールメニュー]から[サポートディスクの作成]を選択する。 6. [サポートディスク作成メニュー]から[Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER]を選択する。 78 Windows 2000 のセットアップ 7. 画面の指示に従ってフロッピーディスクをセットする。 「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」が作成されます。 作成した「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」はライトプロテク トをし、ラベルを貼って大切に保管してください。 Windows(Windows 95以降、Windows NT 4.0以降)が動作するコンピュータをお持ちの場合 は、Windows上で「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットすると起動する「マスターコン トロールメニュー」から Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDERを作成すること もできます。 論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順 再セットアップをはじめる前に、万一の場合に備えて必ずデータのバックアップを行ってくだ さい。 再セットアップ手順 1. 本書および「インストレーションサプリメントガイド」の手順に従ってマニュアル セットアップを開始する。 2. 次のメッセージが表示されたら、OSをセットアップしたいパーティションを選択 する。 次の一覧には、このコンピュータ上の既存のパーティションと未使用の 領域が表示されています。 上下の方向キーを使って、一覧からパーティションを選択してください。 重要 3. システムボリューム、またはブートボリュームのドライブ文字はセットアップ 完了後は修正できません。この画面で正しいドライブ文字が割り当てられてい ることを確認してからセットアップを続行してください。 本書および「インストレーションサプリメントガイド」の手順に従ってマニュアル セットアップを続行する。 以上で完了です。 ヒント セットアップ完了後、再セットアップ前とドライブ文字が異なる場合がありま す。ドライブ文字の修正が必要な場合は次項の「ドライブ文字の修正手順」に 従ってドライブ文字を変更してください。 導入編 79 ドライブ文字の修正手順 以下の手順では、システムボリューム、またはブートボリュームのドライブ文字は変更できま せん。ご注意ください。 1. [スタートメニュー ]から[マイコンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択して[コ ンピュータの管理]を起動する。 2. 左側のウィンドウの中から、[ディスクの管理]を選択する。 3. ドライブ文字を変更したいボリュームを選択して右クリックし、[ドライブ文字と パスの変更]を選択する。 4. [変更]をクリックする。 5. [次のドライブ文字を割り当てる]をクリックし、割り当てたいドライブ文字を選択 する。 6. [OK]をクリックする。 7. 以下の確認メッセージが表示されたら、[はい]をクリックする。 ボリュームのドライブ文字を変更すると、プログラムが動作しないことが あります。このドライブ文字を変更しますか? 8. [コンピュータの管理]を終了する。 以上で完了です。 80 HostRAIDTM について HostRAIDTMについて ここではHostRAIDの概要およびセットアップ手順について説明します。 HostRAIDの概要 HostRAIDとは、システ ムに標準搭載されたシリアル ATAインタフェースまたはSCSI を使用 し、RAID機能を提供します。 HostRAIDでは、ディスクアレイを制御するドライバとディスクアレイの管理ユーティリティ である「Adaptec Storage Manager TM - Browser Edition」(以降、ASMBEと略す)から構成 されています。 これらのソフトウェアはどちらか一方でも欠けると正常な動作ができません。ドライバは本書 のセットアップ手順を参照し、ASMBEは「Adaptec Storage Manager TM - Browser Edition ユーザーズマニュアル」を参照して必ず両方のソフトウェアをインストールしてください。 仕 様 ハードディスクドライブ: SCSI HostRAIDの場合、1チャネルあたり2ドライブ+1スペアド ライブ SATA HostRAIDの場合、1チャネルあたり2ドライブ(マザー ボードにてチャネル装備) RAIDレベル: SCSI HostRAIDの場合、RAID0/RAID1 SATA HostRAIDの場合、RAID0/RAID1 OS: Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition/Enterprise Edition Microsoft Windows 2000 Server/Advanced Server ディスクアレイの構築:BIOSセットアップユーティリティ、 EXPRESSBUILDER、および管理ユーティリティ 特 長 ⓦ ハードディスクの活線挿入(HotSwap)によるホットスワップリビルド機能をサポート。 (SCSI HostRAIDの場合) ⓦ SCSI HostRAIDの場合、BIOSユーティリティにより、チャネル単位でのディスクアレ イ/標準SCSIの切り替え可能。SATA HostRAIDの場合、BIOSセットアップユーティリ ティにより、ディスクアレイ/標準SATAの切り替え可能 ⓦ 管理ユーティリティ ASMBE(JAVAベース)はブラウザ(IE5.5以上)を使用するため、管 理用クライアントPCごとへのクライアントソフトウェアのインストールが不要(サーバ へのインストールは必要)。 導入編 81 注意事項 HostRAID全般に関する注意事項について説明します。 BIOS、SCSI Select ユーティリティおよびBIOSセットアップユーティリティに関する注意事 項については、本書のハードウェア編のBIOSセットアップの項、または「SCSI Select Utility 操作説明書」を、ASMBEに関する注意/制限事項は「Adaptec Storage Manager TM - Browser Editionユーザーズマニュアル」を参照し、確認してください。 ヒント 「SCSI Select Utility操作説明書」と「Adaptec Storage Manager TM - Browser Editionユー ザーズマニュア ル」は、本装置に添付の 「EXPRESSBUILDER」 CD-ROMにオンラインドキュメントとして格納されています。 SCSI HostRAIDの注意事項 ⓦ SCSI BIOSでHostRAID Enableのチャネルにはハードディスクドライブ以外接続できま せん。ハードディスクドライブ以外の装置を使用する場合は、HostRAIDをDisableと し、標準SCSIとして使用してください。 ⓦ HostRAIDで使用しているハードディスクドライブを交換する場合は、ハードディスク ドライブを取り外してから替わりのハードディスクドライブを取り付けるまでに60秒以 上の間隔をあけてください。この間隔が短いと予期せぬ事象が発生する可能性がありま す(ASMBE画面でハードディスクドライブの取り外し/取り付けを認識できてから実施 することをお勧めします)。 ⓦ HostRAIDを起動可能なアレイとして使用する場合は、 「RAIDコンフィグレーション」 の「ブートプライオリティ設定」(225ページ)を参照し、必ずBIOSにてBootableの設 定を行ってください。 本設定を行わない場合は、障害発生時メモリダンプを採取することができない等の問題 が発生します。 ⓦ 高負荷運用中にI/Oが遅延し、以下のログがイベントログに登録される場合があります が、HostRAIDによるリトライ処理でアプリケーションやシステム運用への影響を与え ずに通常に動作しています。 ⓦ イベントソース: a320raid.sys イベントID: 9 説明: デバイス ¥Device¥SCSI¥a320raid*はタイムアウト期間内に応答 しませんでした。(*は任意の値) ホットスペアを使ったリビルドが行われた場合、再度リビルドを行ってハードディスク ドライブの実装位置とそのハードディスクドライブを使ったアレイの構成がリビルド前 と同様になるようにしてください。この操作を行わないと、起動の優先順位が変更され る場合があります。なお、この優先順位はSCSI Selectユーティリティで変更可能です。 82 HostRAIDTM について SATA HostRAIDの注意事項 ⓦ HostRAIDの機能を使用して作成したRAIDドライブはシステムドライブとして運用して ください。データ専用領域としては使用できません。 ⓦ HostRAIDで使用しているハードディスクドライブはホットスワップに対応していませ ん。このため、ハードディスクドライブを交換する場合は、システムの電源をOFFにし た状態で交換してください。(交換するハードディスクドライブはASMBE画面で接続さ れているPort番号を確認してから実施することをお勧めします。) ⓦ HostRAID利用時は、 「RAIDコンフィグレーション」の「ディスクアレイの管理」 (233 ページ)を参照し、必ずBIOSにてBootableの設定を行ってください。 本設定を行わない場合は、障害発生時メモリダンプを採取することができない等の問題 が発生します。 ⓦ ASMBEよりVerify機能を利用時、Timeoutが発生する場合があります。 システム運用上問題はありませんので、そのまま運用願います。 ⓦ SATA HostRAIDでは、ハードディスクドライブの移行(マイグレーション)には対応 しておりません。 HostRAID共通の注意事項 ⓦ HostRAID、SCSI HostRAIDの機能を使用するためには、ドライバの登録以外に ASMBEのインストールが必須です。ASMBEのインストールについては、「Adaptec Storage Manager TM - Browser Editionユーザーズマニュアル」を参照してください。 ⓦ HostRAIDではACPI機能のスタンバイ/休止モードを使用できません。 ⓦ HostRAIDの保守作業はSCSI SelectユーティリティやBIOSセットアップユーティリ ティを使用せず、ASMBEを使用してください。 ⓦ 作成したアレイにはOSのパーティションを作成してください。OSのパーティションが 存在しない場合は、システム起動時に、このアレイに対してVerify with Fixが実施され る場合があります。 ⓦ HostRAIDのアレイ保守操作以外はASMBEのブラウザ表示を終了させておいてくださ い。 導入編 83 HostRAIDセットアップの流れ HostRAIDシステムをセットアップする作業手順の流れは以下のとおりです。 SCSI HostRAIDの場合 SCSI HostRAIDの場合は以下の流れとなります。 スタート HostRAIDをブートディスクとして使用 しますか? はい SCSISelectユーティリティ でHostRAIDをEnableにして RAIDドライブを作成 *1 ドライバをインストール (OSをインストール) 21・51 ページ システムのアップデート 44・74 ページ ASMBEのインストール *2 電源制御抑止ドライバの インストール *2 セットアップ完了 *1 SCSISelect Utility操作説明書を参照してください。EXPRESSBUILDERからアレイの作成を行う場合は、 SCSISelect Utilityを使用してHostRAIDの設定を有効(Enabled)にする操作のみ行ってください。 *2 Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition ユーザーズマニュアルを参照してください。 84 HostRAIDTM について SATA HostRAIDの場合 SATA HostRAIDの場合は以下の流れとなります。 スタート HostRAIDをブートディスクとして使用 しますか? はい BIOSセットアップユーティリティ でHostRAIDをEnabledにして RAIDドライブを作成 *1 ドライバをインストール (OSをインストール) 21・51 ページ システムのアップデート 44・74 ページ ASMBEのインストール *2 電源制御抑止ドライバの インストール *2 動作モードの設定 *2 セットアップ完了 *1 228ページを参照してください。なお、アレイの作成はEXPRESSBUILDERからもできます。 EXPRESSBUILDERからアレイの作成を行う場合は、BIOSセットアップユーティリティを使用して HostRAIDの設定を有効(Enabled)にする操作のみ実施してください。 TM *2 Adaptec Storage Manager - Browser Edition ユーザーズマニュアルを参照してください。 導入編 85 ハードディスクドライブの移行(マイグレーション) 標 準SCSI 接 続の ハー ドデ ィ スク ドラ イブ を起 動デ ィス クと し て使 用し てい たシ ステ ムを HostRAID のRAID1に移行する場合、ハード ディスクドライブのマイグレー ションをします。 詳細についてはオンラインドキュメントの「FT8600 SCSI HostRAIDのマイグレーション実 施時の手順について (Windows)」を参照してください。 重要 SATAモデルでは、ハードディスクドライブの移行(マイグレーション)には 対応しておりません。 86 メ モ メ モ 87 2 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 210Rc ハードウェア編 本装置のハードウェアについて説明します。 各部の名称と機能(88ページ) 本体の各部の名称と機能についてパーツ単位に説明しています。 設置と接続(100ページ) 本体の設置にふさわしい場所やラックへの取り付け手順、背面コネクタへの接 続について説明しています。 基本的な操作(113ページ) 電源のONやOFFの方法、およびフロッピーディスクやCD-ROMのセット方法 などについて説明しています。 内蔵オプションの取り付け(125ページ) 別売の内蔵型オプションを取り付けるときにご覧ください。 BIOSのセットアップ(173ページ) 専用のユーティリティを使ったBIOSの設定方法およびシリアルATAハード ディスクドライブのRAID構築方法について説明しています。 リセットとクリア(208ページ) リセットする方法と内部メモリ(CMOSメモリ)のクリア方法について説明しま す。 割り込みライン(211ページ) マザーボードの割り込みの設定について説明しています。 RAIDコンフィグレーション(212ページ) 本装置内蔵のハードディスクドライブをディスクアレイドライブとして運用す るための方法について説明しています。 ONL-4017aM-210Rc-000-02-0505 88 各部の名称と機能 各部の名称と機能 本装置の各部の名称を次に示します。 装置前面 (3) (5)-1 (6) 1 (1) (2) 2 (4) (5)-2 (7) (1) フロントベゼル 日常の運用時に前面のデバイス類を保護するカ バー。添付のセキュリティキーでロックすること ができる(→113ページ) 。 (2) キースロット フロントベゼルのロックを解除するセキュリティ キーでロックの差し口(→113ページ) 。 (3) POWERランプ(緑色) 電源をONにすると緑色に点灯する(→95ペー ジ) 。 (4) DISK ACCESSランプ(緑色/アンバー 色) 内蔵のハードディスクドライブにアクセスしてい るときに緑色に点灯する。内蔵のハードディスク ドライブのうち、いずれか1つでも故障するとア ンバー色に点灯する(→96ページ) 。 (5) ACTランプ(緑色) システムがネットワークと接続されているときに 点灯する(→97ページ) 。アイコンにある数字は 「1」がLANポート1用で、 「2」がLANポート2用 を示す。 (6) UIDランプ(青色) UIDスイッチを押したときに点灯する(ソフト ウェアからのコマンドによっても点灯または点滅 する(→97ページ) 。ソフトウェアからのコマン ドによっても点滅する。 (7) STATUSランプ(前面) (緑色/アンバー 色) 本装置の状態を表示するランプ(→95ページ) 。 正常に動作している間は緑色に点灯する。異常が 起きるとアンバー色/赤色に点灯または点滅する。 ハードウェア編 89 装置前面(フロントベゼルを取り外した状態) Serial ATAモデル (1) (2) (3) 前ページの (3)∼(7)を (4) (5) (6) 参照 (7)-1 (7)-2 (7)-3 (9)-0 (8)-1 (8)-2 (8)-3 (1) (9)-1 SCSIモデル (1) (2) (3) 前ページの (3)∼(7)を (4) (5) (6) 参照 (9)-0 (10) (1) ハンドル(左右に1個ずつ) ラックからの引き出しやラックへ収納するときに 持つ部分。 (2) シリアルポートB(COM B) シリアルインタフェースを持つ装置と接続する (→110ページ、→112ページ)。 (3) USBコネクタ(2ポート) USBインターフェースに対応している機器と接続 する(→110ページ)。 (4) DUMP(NMI)スイッチ 押すとメモリダンプを実行する(→314ページ) (5) POWERスイッチ 電源をON/OFFにするスイッチ(→114ページ)。 一度押すとPOWER/SLEEPランプが点灯し、ON の状態になる。もう一度押すと電源をOFFにす る。4秒以上押し続けると強制的に電源をOFFに する(→208ページ)。 * 本装置ではSLEEP機能はサポートしておりま せん。 (6) UID(ユニットID)スイッチ 装置前面/背面にあるUIDランプをON/OFFするス イッチ。スイッチを一度押すと、UIDランプが点 灯し、もう一度押すと消灯する(→119ページ)。 ソフトウェアからのコマンドによっても点滅す る。 (7)-1 (7)-2 (7)-3 (9)-1 (8)-1 (8)-2 (8)-3 (1) (9)-2 (7) CD-ROMドライブ CD-ROMの読み出しを行う装置(→122ページ) 。 (7) - 1 (7) - 2 ディスクアクセスランプ CDトレーイジェクトボタン (7) - 3 強制イジェクトボタン (8) 3.5インチフロッピーディスクドライブ 3.5インチフロッピーディスクを挿入してデータ の書き込み/読み出しを行う装置(→120ペー ジ) 。 (8) - 1 ディスクアクセスランプ (8) - 2 (8) - 3 ディスク挿入口 イジェクトボタン (9) ハードディスクドライブベイ(Serial ATA) 最大2台まで搭載可能(→128ページ) 。括弧数字 のあとの数字はチャネル番号を示す。 (9) ハードディスクドライブベイ(SCSI) 最大3台まで搭載可能(→128ページ) 。括弧数字 のあとの数字はSCSI IDを示す。標準構成では (9)-0を除くベイにダミースポンジが搭載されて いる。 (10)DISKランプ(緑色/アンバー色) ハードディスクドライブにあるランプ(ページ) 。 ハードディスクドライブにアクセスしているとき に緑色に点灯する。ハードディスクドライブが故 障するとアンバー色に点灯し、リビルド中は緑色 とアンバー色に交互に点滅する(ディスクアレイ 構成時のみ) 。 90 各部の名称と機能 装置背面 Serial ATAモデル (1) (17) (2) (13) (14)-1 (12) (3) (11) (10) (9) (4) (5) (4) (5) (7) (14)-2 (16) (15) (15) (16) SCSIモデル (1) (17) (2) (13) (14)-1 (12) (14)-2 (16) (15) (15) (16) (11) (10) (9) (3) (8) (7) (6) ハードウェア編 91 (1) ロープロファイルPCIボード増設用スロッ ト オプションのPCIボードを取り付けるスロット (→110ページ) 。ロープロファイル専用スロッ ト。PCIスロット番号は「1C」。 オプションのLAN ボードを搭載している場合、 LAN ケーブルのコネクタのツメが手では押しに くくなっているため、マイナスドライバなどを 使用してツメを押して抜いてください。その際 に、マイナスドライバなどがLAN ボードを破損 しないよう十分に注意してください。 (2) フルハイトPCIボード増設用スロット オプションのPCIボードを取り付けるスロット (→110ページ) 。フルハイトのボード用スロッ ト。PCIスロット番号は「1B」。 (3) セットスクリュー 本装置のロジックカバーを固定するネジ。 (4) 電源ユニット 標準装備の電源ユニット。増設電源ユニットを取 り付けることで冗長構成を構築できる(→135 ページ)。 (5) ACインレット 電源コードを接続するソケット(→110ページ)。 (6) ブランクパネル(増設電源ユニットスロッ ト) オプションの増設電源ユニットを搭載する。 (SCSIモデルのみ) (7) マウス/キーボードコネクタ 添付の中継ケーブルを使用してマウス/キーボー ドを接続する(→110ページ)。 (8) SCSIコネクタ 外付けのSCSI機器と接続する(→110ページ) 。 (SCSIモデルのみ) (9) UIDランプ(青色) UIDスイッチを押したときに点灯する(ソフト ウェアからのコマンドによっても点灯する(リ モートマネージメントカード/アドバンスドリ モートマネージメントカードを装着しているとき に機能する) (→97ページ) 。 (10)UID(ユニットID)スイッチ 装置前面/背面にあるUIDランプをON/OFFするス イッチ。スイッチを一度押すと、UIDランプが点 灯し、もう一度押すと消灯する(→119ページ) 。 (11)DUMPスイッチ(NMI) 押すとメモリダンプを実行する(→314ページ) (12)シリアルポートA(COM A) シリアルインタフェースを持つ装置と接続する (→110ページ)。接続する装置により、本体の設 定を変更する必要がある(→112ページ) 。 なお、専用回線に直接接続することはできませ ん。 (13)USBコネクタ USBインタフェースに対応している機器と接続す る(→110ページ) 。 (14)LANコネクタ LAN上のネットワークシステムと接続する 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応の Ethernetコネクタ(→110ページ) 。括弧数字の 後の数字は「1」がLANポート1で「2」がLAN ポート2を示す。 (15)Speedランプ(アンバー色) LANの転送速度を示すランプ(→98ページ) 。 (16)LINK/ACTランプ(緑色) LANのアクセス状態を示すランプ(→98ペー ジ) 。 (17)モニタコネクタ ディスプレイ装置と接続する(→110ページ) 。 92 各部の名称と機能 装置外観 (3) (2) (2) (1) 例:SCSIモデル (1) ドライブカバー (3) ロジックカバー ハードディスクドライブ部を覆っているカバー。 マザーボードを覆うカバー。 (2) リリースボタン ドライブカバーを外す際に押すボタン。 装置内部 Serial ATAモデル (4)-2 (4)-1 (4)-7 (5) (6) (7) (8) (2)-0 (3) (9) (2)-1 (1) (12) (4)-9 (4)-8 (11) (10) ハードウェア編 93 SCSIモデル (4)-3 (4)-4 (4)-2 (4)-1 (4)-8 (5) (6) (7) (8)-2 (8)-1 (2)-0 (3) (9) (2)-1 (2)-2 (1) (4)-5 (12) (4)-6 (4)-9 (4)-10 (4)-7 (1) CD-ROMドライブ (2) ハードディスクドライブベイ(Serial ATA モデル) 括弧数字の後の数字はチャネルの番号を示す。 (2) ハードディスクドライブベイ(SCSIモデル) 括弧数字の後の数字はSCSI IDの番号を示す。 (3) フロッピーディスクドライブ (4) 冷却ファン 括弧数字の後の数字はFANの番号を示す(3、4、 5、6、10はオプションを示す) 。 (5) ファンダクト (11) (10) (6) マザーボード (7) リモートマネージメントカード (8) 電源ユニット SCSIモデルの場合は括弧数字の後の数字は1が標 準装備、2がオプションを示す。 (9) PCIボード (10)DIMM (11)ヒートシンク (12)Serial ATAバックボード(Serial ATAモ デル) (12)SCSIバックボード(SCSIモデル) 94 各部の名称と機能 マザーボード (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (13) (12)-1 外部接続コネクタ (90ページ参照) (12)-2 装置前面 装置背面 (11) (1) 電源コネクタ (2) リチウムバッテリ (3) CMOSメモリクリア用ジャンパスイッチ (→209ページ) (4) アクセスランプ用コネクタ(増設SCSI/ ディスクアレイコントローラのLED中継 ケーブル接続用) (5) RMC/ARMC用コネクタ (6) SCSIコネクタ1(内蔵用ハードディスクド ライブとの中継用コネクタ) (7) SCSIコネクタ2 外部SCSIコネクタとの排他使用 (8) パスワードクリア用ジャンパスイッチ (→209ページ) (10) (9) (9) PCIライザーカード用コネクタ(フルハイ トのボード用、133MHz/64-bit・3.3V PCI-X) (10)PCIライザーカード用コネクタ(ロープロ ファイルのボード専用、66MHz/64-bit・ 3.3V PCI-X) (11)DIMM(インターリープタイプ用) ソケット(図の上のソケットから順番に#1、#2、 #3、#4、#5、#6、#7、#8) (12)プロセッサ(CPU)ソケット (12) - 1 プロセッサ#1(CPU#1) (12) - 2 プロセッサ#2(CPU#2) (13)冗長ファンジャンパスイッチ オプションの冷却ファン(→166ページ)を取り 付けた際に、冗長ファン機能を有効にするジャン パスイッチ ハードウェア編 95 ランプ表示 本装置のランプの表示とその意味は次のとおりです。 POWERランプ( ) 本体の電源が ONの間、緑色に点灯しています。電源が本体に供給されていないときは消灯し ます。 STATUSランプ( ) ハードウェアが正常に動作してい る間はSTATUSランプは緑色に点灯します(STATUSラン プは背面にもあります)。STATUSランプが消灯しているときや、アンバー色に点灯/点滅し ているときはハードウェアになんらかの異常が起きたことを示します。 次にSTATUSランプの表示の状態とその意味、対処方法を示します。 重要 STATUSランプの 状態 ⓦ ESMPROまたはオフライン保守ユーティリティをインストールしてお くとエラーログを参照することで故障の原因を確認することができま す。 ⓦ いったん電源をOFFにして再起動するときに、OSからシャットダウン 処理ができる場合はシャットダウン処理をして再起動してください。 シャットダウン処理ができない場合はリセット、強制電源OFFをするか (208ページ参照) 、一度電源コードを抜き差しして再起動させてくださ い。 意 味 緑色に点灯 正常に動作しています。 緑色に点滅 メモリかCPUのいずれかが縮退した 状態で動作しています。 メモリ修復可能エラーが多発してい ます。 消灯 電源がOFFになっている。 対処方法 ー BIOSセットアップユーティリティ 「SETUP」を使って縮退しているデ バイスを確認後、早急に交換するこ とをお勧めします。 ー POST中である。 しばらくお待ちください。POSTを 完了後、しばらくすると緑色に点灯 します。 CPU内部エラーが発生した。(IE RR) いったん電源をOFFにして、電源を ONにし直してください。POSTの画 面で何らかのエラーメッセージが表 示された場合は、メッセージを記録 してお買い求めの販売店または保守 サポートに連絡してください。 CPU温度の異常を検出した。 ウォッチドッグタイマタイムアウト が発生した。 CPUバスエラーが発生した。 メモリダンプリクエスト中。 ダンプを採取し終わるまでお待ちく ださい。 96 各部の名称と機能 STATUSランプの 状態 アンバー色に点灯 意 味 温度異常を検出した。 内部のファンにホコリやチリが付着 していないかどうか確認してくださ い。また、ファンユニットが確実に 接続されていることを確認してくだ さい。 それでも表示が変わらない場合は、 お買い求めの版売店または保守サ ポートに連絡してください。 電圧異常を検出した。 お買い求めの販売店または保守サ ポートに連絡してください。 すべての電源ユニットが故障した。 アンバー色に点滅 対処方法 冗長構成の電源でどちらか一方の電 源ユニットにAC電源が供給されてい ないか、どちらか一方の電源ユニッ トの故障を検出した。 電源コードを接続して、電源を供給 してください。電源ユニットが故障 している場合は、お買い求めの販売 店または保守サポートに連絡してく ださい。 ファンアラームを検出した。 ファンユニットが確実に接続されて いるか確認してください。それでも 表示がかわらない場合は、お買い求 めの販売店または保守サポートに連 絡してください。 温度警告を検出した。 内部ファンにホコリやチリが付着し ていないかどうか確認してくださ い。また、ファンユニットが確実に 接続されていることを確認してくだ さい。 それでも表示が変わらない場合は、 お買い求めの販売店または保守サ ポートに連絡してください。 電圧警告と検出した。 お買い求めの販売店または保守サ ポートに連絡してください。 DISK ACCESSランプ( ) DISK ACCESSラン プはハードデ ィスクドライ ブベイに取 り付けられて いるハード ディスク ドライブの状態を示します。 ハードディスクドライブにアクセスするたびにランプは緑色に点灯します。 DISK ACCESSランプがアンバー色に点灯している場合は、ハードディスクドライブに障害が 起きたことを示します。故障したハードディスクドライブの状態はそれぞれのハードディスク ドライブにあるランプで確認できます。 重要 内蔵ディスクアレイコントローラを取り付け、本体内蔵ハードディスクドライ ブと接続した場合、ディスクアレイコントローラからマザーボードへアクセス ランプ信号ケーブル(装置に内蔵)を接続する必要があります。 ハードウェア編 97 ACTランプ( ) 本装置 がLANに接続されてい るときに緑色に点灯し、LANを介し てアクセスされているとき (パケットの送受信を行っているとき)に点滅します。アイコンの隣にある数字は背面のネッ トワークポートの番号を示します。 UIDランプ(UID) このランプは 1台のラックに複数台の装置を設定しているときに、装置前面にある UIDスイッ チを押すと、装置前面および背面のUIDランプが青色に点灯し、保守をしようとしている装置 を特定することができます。UIDランプを消灯させるにはUIDランプを再度、押してください。 ヒント オ フライン保 守ユーティ リティな どのソフト ウェアから ランプを 点灯させる ことができます。 ディスクアクセスランプ フロッピ ーディスクドライブと CD-ROMドライブのディス クアクセスランプは、それぞれに セットされているディスクやCD-ROMにアクセスしているときに点灯します。 ハードディスクドライブのランプ(SCSIモデルのみ) ハ ードディ スクドラ イブベ イに搭載 される ハードデ ィスクドライブにある DISKランプ は表示状態によって意味が異なります。 ⓦ 緑色に点滅 ハード ディスクド ライブにア クセスし ていることを示します。 ⓦ アンバー色に点灯 ディス クアレイを 構成してい るときに 取り付 けているハ ードディス クドライ ブが故障していることを示します。 ヒント ランプ ディスクアレイ(RAID1、RAID5、RAID0+1)を構成している場合は、1台のハー ド ディスクド ライブが故 障しても 運用を続け ることがで きますが 早急にディ スクを交換して、再構築(リビルド)を行うことをお勧めします(ディスクの 交換はホットスワップで行います)。 98 各部の名称と機能 ⓦ 緑色とアンバー色に交互に点滅 ハードディスクド ライブ内の再構築(リビ ルド)中であることを示し ます(故障ではあ りません) 。ディスクアレイ構成で、故障したハードディスクドライブを交換すると自動 的にデータのリビルドを行います(オートリビルド機能)。リビルド中はランプが緑色と アンバー色に交互に点灯します。 リビルドを終了する とランプは消灯します。リ ビルドに失敗するとラン プがアンバー色 に点灯します。 重要 リビルド中に本装置の電源をOFFにすると、リビルドは中断されます。再起動 してか らハードデ ィスクド ライブをホ ットスワッ プで取り 付け直して リビル ドをやり直してください。ただし、オートリビルド機能を使用するときは次の 注意事項を守ってください。 ⓦ 電源をOFFにしないでください(いったん電源をOFFにするとオートリ ビルドは起動しません)。 ⓦ ハードディスクドライブの取り外し/取り付けの間隔は90秒以上あけて ください。 ⓦ 他にリビルド中のハードディスクドライブが存在する場合は、ハード ディスクドライブの交換は行わないでください。 LANコネクタのランプ 背面にある2つのLANポート(コネクタ)にはそれぞれ2つのランプがあります。 Speed ランプ 1 LINK/ACT ランプ ⓦ 2 Speed ランプ LINK/ACT ランプ LINK/ACTランプ 本体標準装備のネッ トワークポートの状態 を表示します。本体とハブに 電力が供給され ていて、かつ正常に 接続されている間、緑色 に点灯します (LINK)。ネットワークポート が送受信を行っているときに緑色に点滅します(ACT)。 LINK状態なのにランプが点灯しない場合は、ネットワークケーブルの状態やケーブルの 接続状態を確認してください。それでもランプが点灯しない場合は、ネットワーク(LAN) コントローラが故 障している場合があり ます。お買い求めの販売店、また は保守サポー トに連絡してください。 ハードウェア編 99 ⓦ Speedランプ このランプ は、ネットワークポートの通 信モードがどのネット ワークインタフェースで 動作されているかを示します。 LANポートは、1000BASE-Tと100BASE-TX、10BASE-Tをサポートしています。 アンバー色に点灯しているときは、1000BASE-Tで動作されていることを示します。緑 色に点灯しているときは、100BASE-TXで動作されていることを示します。消灯してい るときは、10BASE-Tで動作されていることを示します。 100 設置と接続 設置と接続 本体の設置と接続について説明します。 設 置 本装置はEIA規格に適合したラックに取り付けて使用します。 ラックの設置 ラックの 設置については、ラ ックに添付の 説明書(添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROM の中にもオンラインドキュメントが格納されています)を参照するか、お買い求めの販売店ま たは保守サポートにお問い合わせください。 ラックの設置作業は保守サポートに依頼することもできます。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す るまたは重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くださ い。 ⓦ ⓦ 指定以外の場所で使用しない アース線をガス管につながない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 一人で搬送・設置をしない 荷重が集中してしまうような設置はしない 一人で部品の取り付けをしない ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない 定格電源を越える配線をしない 次の条件に当てはまるような場所には、設置しないでください。これらの場所にラックを設置 したり、ラックに本装置を搭載したりすると、誤動作の原因となります。 ⓦ 装置をラックから完全に引き出せないような狭い場所。 ⓦ ラックや搭載する装置の総重量に耐えられない場所。 ⓦ スタビライザが設置できない場所や耐震工事を施さないと設置できない場所。 ⓦ 床におうとつや傾斜がある場所。 ⓦ 温度変化の激しい場所(暖房機、エアコン、冷蔵庫などの近く) 。 ハードウェア編 101 ⓦ 強い振動の発生する場所。 ⓦ 腐食性ガス(塩化ナトリウムや二酸化硫黄、硫化水素、二酸化窒素、塩素、アンモニ ア、オゾンなど)の発生する場所やほこり中に腐食を促進する成分(硫黄など)や導電 性の金属などが含まれている場所、薬品類の近くや薬品類がかかるおそれのある場所。 ⓦ 帯電防止加工が施されていないじゅうたんを敷いた場所。 ⓦ 物の落下が考えられる場所。 ⓦ 強い磁界を発生させるもの(テレビ、ラジオ、放送/通信用アンテナ、送電線、電磁ク レーンなど)の近く(やむを得ない場合は、お買い求めの販売店または保守サポートに 連絡してシールド工事などを行ってください)。 ⓦ 本装置の電源コードを他の接地線(特に大電力を消費する装置など)と共有しているコ ンセントに接続しなければならない場所。 ⓦ 電源ノイズ(商用電源をリレーなどでON/OFFする場合の接点スパークなど)を発生す る装置の近く(電源ノイズを発生する装置の近くに設置するときは電源配線の分離やノ イズフィルタの取り付けなどをお買い求めの販売店または保守サポートに連絡して行っ てください)。 ラック内部の温度上昇とエアフローについて 重要 複 数台の 装置 を搭載 したり、ラ ックの 内部 の通気 が不十 分だ ったり すると、 ラック内部の温度が各装置から発する熱によって上昇し、本装置の動作保証温 度(10℃∼35℃)を超え、誤動作をしてしまうおそれがあります。運用中に ラック内部の温度が保証範囲を超えないようラック内部、および室内のエアフ ローについて十分な検討と対策をしてください。 本装置では、前面から吸気し、背面へ排気します。 102 設置と接続 ラックへの取り付け/ラックからの取り外し 本装置をラックに取り付けます(取り外し手順についても説明しています) 。 ここでは、弊社製のラックまたは他社製ラックへの取り付け手順について説明します。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ 規格外のラックで使用しない 指定以外の場所で使用しない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1人で取り付け・取り外しをしない カバーを外したまま取り付けしない 指を挟まない ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない 取り付け部品の確認 装置に添付のネジ(M5ネジ、ネジ部の長さ10mm)を6本とコアナット(8個)を用意してく ださい。 M5ネジ M5コアナット * 2個ずつ予備が付いています。 必要な工具 ラックへ取り付けるために必要な工具はプラスドライバとマイナスドライバです。 ハードウェア編 103 取り付け手順 本装置は弊社製および他社ラックに取り付けることができます。次の手順でラックへ取り付け ます。 ⓦ ラック搭載前の準備 装置 運搬時の脱 落防止の ために、スラ イ ド レ ール を ネ ジ で固 定 し て おり ま す。ラックへ取り付ける前に、コアナッ トを取り外してください。 セットスクリュー コアナ ットを手で 固定してか らセット スク リューを回 し、コアナッ トを取り 外し てください。取 り外した コアナッ トは大切に保管してください。 ⓦ コアナット レールアセンブリの取り外し 本体に取り付けられているスライド式のレールを取り外します。 レー ルを持っ てゆっくり と装置後 方へスラ イドさせ てくださ い。しばらくす ると、 「カ チッ」とロックされます。 本体左右の 側面にあるレリーズレバ ーを押して、ロックを解除 しながら本体から取り外 します。 レールアセ ンブリを取り外すと、本体は ネジ止めされたインナ ーレールのみが取り付け られた状態になります。 インナーレール 104 設置と接続 重要 ⓦ ⓦ レールアセンブリは、取り外したインナーレールに再度取り付けます。 どちら側のインナーレールから取り外したものかわかるように印を付け るなどして区別してください。複数の本装置を設置する際もどの装置の どちら側のインナーレールから取り外したものがわかるように区別して ください。 ⓦ レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。 コアナットの取り付け 装置に添付のコアナットをラックに取り付けます。 「1U」(刻印 で見分けるこ とができる) コアナット 装置前面 (左右に各2個) 装置背面 (左右に各2個) コアナッ トはラックの 内側から取 り付 けます。一方 のツメを 引っかけて から マイナス ドライバなど を使っても う一 方のツメ をラックのフ レームに引 っか けます。 チェック ラックの前後、左右に取り付けたコアナットの高さが同じであることを確認し てください。 ハードウェア編 105 ⓦ レールアセンブリの取り付け レールアセ ンブリには左用と右用 があります。下図を参照し て左用、右用を確認してく ださい。 前面側 背面側 左用 右用 ネジ穴(ラックの奥行きに合わせて長さを 調節する。ネジは軽く締めておく。) 1. コアナットを取り付けた位置に レールのフレームを合わせる。 コアナットとレ ールのフレームで ラックのフレー ムを挟むように配 置させ、レールの 長さを調節して ください。 2. 前面と背面をネジで固定する(前 面1本、背面2本) 。 本体を固定する ためのネジ穴 ラック前面側 3. レールの長さを調整するネジを固定する。 チェック す でに取り付 けているレ ールアセ ンブリと同 じ高さに取 り付けら れているこ とを確認してください。 106 設置と接続 ⓦ 本体の取り付け 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ 1人で持ち上げない 指を挟まない 1. 左右のレールアセンブリのスライ ドレールをロックされるまで引き 出す。 2. 2人以上で本装置をしっかりと 持ってラックへ取り付ける。 本装 置 側 面 のイ ン ナ ーレ ー ル を ラックに取り付けたレー ルアセン ブリに確実に差し込んで からゆっ くりと静かに押し込みます。 途中で 本装 置が ロッ クされ たら、 側面にあるレリーズ レバー(左右 にあります)を押しなが らゆっく りと押し込みます。 初めての取り付けでは各 機構部品 がなじんでいないため押 し込むと きに強い摩擦を感じるこ とがあり ます。強く押し込んでください。 レリースレバー レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。 重要 ハードウェア編 107 3. 本装置を何度かラックから引き出したり、押し込んだりしてスライドの動作に問題 がないことを確認する。 ⓦ ラック内の他装置と隣接する位置に本装置を取り付ける際は、他装置と 本装置の筐体が干渉していないことを確認してください。もし干渉して いる場合は、他装置と干渉しないよう調整してレールアセンブリを取り 付け直してください。 ⓦ スライドレール部分の動作を確認してください。スライドレールがラッ クのフレームにあたり、引き出せない場合は、スライドレールを取り付 け直してください。 チェック ⓦ 本体の固定 1. 本体をラックへ完全に押し込む。 2. 前面の左右にあるセットスク リューでラックに固定する。 セットスクリュー 3. セットスクリュー セキュリティを解除してフロント ベゼルを取り付ける。 1 2 セキュリティキースロット 以上で完了です 108 設置と接続 取り外し手順 次の手順で本体をラックから取り外します。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 一人で取り付け・取り外しをしない 指を挟まない ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない 動作中に装置をラックから引き出さない 1. 本装置の電源がOFFになっていることを確認してから、本装置に接続している電源 コードやインタフェースケーブルをすべて取り外す。 2. セキュリティロックを解除してフ ロントベゼルを取り外す。 2 1 3. <オプションのケーブルアームを取り付けている場合のみ> ケーブルアームを本装置から取り外す。 4. 本装置の前面にあるセットスク リューをゆるめる。 セットスクリュー セットスクリュー ハードウェア編 109 5. 本体をゆっくりと静かにラックか ら引き出す。 「カチッ」と音がしてラッチされま す。 6. 左右のレリーズレバーを押して ロックを解除しながらゆっくりと ラックから引き出す。 レリーズレバー 重要 7. 装置を引き出した状態で、引き出した装置の上部から荷重をかけないでくださ い。装置が落下するおそれがあり、危険です。 本装置をしっかりと持ってラックから取り外す。 重要 ⓦ 複数名で装置の底面を支えながらゆっくりと引き出してください。 ⓦ 装置を引き出した状態で、引き出した装置の上部から荷重をかけないで ください。装置が落下するおそれがあり、危険です。 ⓦ レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。 110 設置と接続 接 続 本体に周辺装置を接続します。 本体の前面 と背面には、さまざ まな周辺装置と 接続できるコ ネクタが用意さ れています。次 ページの図は標準の状態で接続できる周辺機器とそのコネクタの位置を示します。周辺装置を 接続してから添付の電源コードを本体に接続し、電源プラグをコンセントにつなげます。 重要 無停電 電源装置や 自動電源 制御装置へ の接続やタ イムスケ ジュール運 転の設 定、サーバスイッチユニットへの接続・設定などシステム構成に関する要求が ございましたら、お買い求めの販売店または保守サポートの保守員(またはシ ステムエンジニア)にお知らせください。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ ぬれた手で電源プラグを持たない アース線をガス管につながない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 指定以外のコンセントに差し込まない たこ足配線にしない 中途半端に差し込まない 指定以外の電源コードを使わない プラグを差し込んだままインタフェースケーブルの取り付けや取り外しをしな い 指定以外のインタフェースケーブルを使用しない ハードウェア編 111 シリアルインタ フェースを持つ機器 (管理PCなど)*2 USB機器*1 B 前面 ハブ (マルチポート リピータ) 1000BASE-T/ 100BASE-TX/ 10BASE-T シリアルインタ フェースを持つ 機器*2 SCSIインタフェース を持つ機器*5 最後に添付の電源コードを コンセントに接続する*4。 UPSに接続する場合は 次ページの説明を参照。 1000BASE-T/ 100BASE-TX/ 10BASE-T A 背面 *3 USB機器*1 キーボード マウス ディスプレイ装置 *1 USBキーボード/マウスはサポートしていません。 *2 専用回線へ直接接続することはできません。 管理PCなどのコンソールの接続はシリアルポートBのみ可能です(BIOSの設定が必要)。 *3 添付の分岐ケーブルを使用します。 *4 電源コードは、15A以下のサーキットブレーカに接続してください。 *5 SCSIモデルのみ。内部SCSIコネクタとの排他使用。 112 設置と接続 重要 ⓦ 本体および接続する周辺機器の電源をOFFにしてから接続してくださ い。ONの状態のまま接続すると誤動作や故障の原因となります。 ⓦ サードパーティの周辺機器およびインタフェースケーブルを接続する場 合は、お買い求めの販売店でそれらの装置が本装置で使用できることを あらかじめ確認してください。サードパーティの装置の中には本装置で 使用できないものがあります。 ⓦ SCSIの規格によってケーブル長(SCSI機器内部の接続ケーブル長を含 めたケーブルの全長)には制限があります。詳しくはお買い求めの販売 店または保守サポートにお問い合わせください(本体内部のSCSIケー ブル長は0.1mです) 。 ⓦ シリアルポートコネクタには専用回線を直接接続することはできませ ん。 ⓦ 回線に接続する場合は、認定機関に申請済みのボードを使用してくださ い。 ⓦ 電源コードやインタフェースケーブルをケーブルタイでケーブルがから まないよう固定してください。 ⓦ ケーブルがラックのドアや側面のガイドレールなどに当たらないよう フォーミングしてください。 無停電電源装置(UPS)への接続について 本体の電源コードを無停電電源装置(UPS)に接続する場合は、UPSの背面にあるサービスコン セントに接続します。 UPSのサービスコンセントには、 「SWITCH OUT」と「UN-SWITCH OUT」という2種類のコ ンセントがあります( 「OUTPUT1」、 「OUTPUT2」と呼ぶこともあります)。 <例> 2 OUTPUT (UNSWITCH OUT) OUTPUT(SWITCH OUT) AC100V 50/50HZ TOTAL 12.5A UN-SWITCH OUT (OUTPUT2) SWITCH OUT (OUTPUT1) UPSを制御するアプリケーションから電源の制御をしたい場合は、SWITCH OUTに電源コー ドを接続します。 常時給電させたい場合は、UN-SWITCH OUTに電源コードを接続します(24時間稼働させる モデムなどにはこのコンセントに接続します) 。 本体の電源コードを UPSに接続し ている場合は、UPSからの電 源供給と連動(リンク)させ るために本体のBIOS設定を変更してください。 BIOSの「Server」ー「AC-LINK」を選択すると表示されるパラメータを切り替えることで設 定することができま す(UPSを利用した自動運 転を行う場合は、 「Power On」を選択してく ださい) 。詳しくは192ページを参照してください。 ハードウェア編 113 基本的な操作 基本的な操作の方法について説明します。 フロントベゼルの取り付け・取り外し 本体の電 源のON/OFFやフロッピ ーディスクドライブ、または CD-ROMドライブを取り扱う とき、ハードディスクドライブベイへのハードディスクドライブの取り付け /取り外しを行う ときはフロントベゼルを取り外します。 重要 1. フロントベゼルは、添付のセキュリティキーでロックを解除しないと開けるこ とができません。 フロントベゼルの取り付け・取り外し時にPOWERスイッチを押さえないよう に注意してください。 キースロットに添付のセキュリティキーを差し込み、キーをフロントベゼル側に軽 く押しながら回してロックを解除する。 解除 2. フロントベゼルの右端を軽く持っ て手前に引く。 3. フロントベゼルを左に少しスライ ドさせてタブをフレームから外し て本体から取り外す。 ロック 2 1 フロントベゼルを取り付けるときは、フロン ト ベゼルの 左端のタ ブを本 体のフレ ームに 引っかけるようにしながら取り付けます。取 り 付けた後 はセキュ リティ のために もキー でロックしてください。 タブ フレーム 1 2 114 基本的な操作 電源のON 本体の電源は前面にあるPOWERスイッチを押すとONの状態になります。 次の順序で電源をONにします。 ヒント 1. マザーボード 上にある本装置を監視 する「サーバーマネージメ ント論理回路」 は、システム電圧の変化を監視し、ログをとっています。電源コードを接続し た後や、電源をOFFにした後は、電源がOFF の状態からPOWERスイッチを押 すま でに約 10秒 ほどの 時間を あけ てくだ さい。これ は、通常の 動作で あり、 サーバーマネージメント論理回路が要求するものです。 ディスプレイ装置および本体に接続している周辺機器の電源をONにする。 チェック 無停電電源装置(UPS)などの電源制御装置に電源コードを接続している場合 は、電源制御装置の電源がONになっていることを確認してください。 2. フロントベゼルを取り外す。 3. 本体前面にあるPOWERスイッチを押す。 POWERランプが緑色に 点灯し、しばらくすると ディスプレイ装置の 画面には自己 診断プログラム(POST)が表示されます。 重要 ⓦ ACインレットに電源コードを接続した後、POWERスイッチを押すま で10秒以上の時間をあけてください。 ⓦ 自己診断プログラム(POST)が表示されるまでは電源をOFFにしない でください。 POWERランプ POWERスイッチ 1 2 本装置は自己診断 プログラム(POST)を実行して本装置の診断 をします。詳しく はこの後の「POSTのチェック」をご覧ください。POSTを完了するとOSが起動し ます。 チェック POST中に異常が見つかるとPOSTを中断し、エラーメッセージを表示します。 290ページを参照してください。 ハードウェア編 115 POSTのチェック POST(Power On Self-Test)は、マザーボード内に記録されている自己診断機能です。 POSTは本体の電源をONにすると自動的に実行され、マザーボード、ECCメモリモジュール、 CPUモジュール、キーボード、マウスなどをチェックします。また、POSTの実行中に各種の BIOSセットアップユーティリティの起動メッセージなども表示します。 POSTの実 行内容は 常に確認す る必要は ありません。次 の場合に POST中に表示 されるメッ セージを確認してください。 ⓦ ⓦ 導入時 「故障かな?」と思ったとき ⓦ 電源ONからOSの起動の間に何度もビープ音がしたとき ⓦ ディスプレイ装置になんらかのエラーメッセージが表示されたとき POSTの流れ 次にPOSTで実行される内容を順をおって説明します。 重要 ⓦ POSTの実行中は、不用意なキー入力やマウスの操作をしないようにし てください。 ⓦ システムの構成によっては、ディスプレイの画面に「Press Any Key」 とキー入力を要求するメッセージを表示する場合もあります。これは取 り付けたオプションのボードのBIOSが要求しているためのものです。 オプションのマニュアルにある説明を確認してから何かキーを押してく ださい。 ⓦ オプションのPCIボードの取り付け/取り外し/取り付けているスロット の変更をしてから電源をONにすると、POSTの実行中に取り付けた ボードの構成に誤りがあることを示すメッセージを表示してPOSTを いったん停止することがあります。 この場合は<F1>キーを押してPOSTを継続させてください。ボードの構 成についての変更/設定は、この後に説明するユーティリティを使って設 定できます。 1. 電源ON後、POSTが起動し、メモリチェックを始めます。ディスプレイ装置の画 面左上に搭載メモリのサイズなどのメッセージが表示されます。本体に搭載されて いるメモリの量によっては、メモリチェックが完了するまでに数分かかる場合もあ ります。同様に再起動(リブート)した場合など、画面に表示をするのに約1分程 の時間がかかる場合があります。 2. メモリチェックを終了すると、いくつかのメッセージが表示されます。これらは搭 載しているCPUや接続しているキーボード、マウスなどを検出したことを知らせ るメッセージです。 116 基本的な操作 3. しばらくすると、マザーボードにあるBIOSセットアップユーティリティ 「SETUP」の起動を促すメッセージが画面左下に表示されます。 Press <F2> to enter SETUP or Press <F12> to boot from Network 使用する環境にあった設定に変更するときに起 動してください。エラーメッセージ を伴った上記のメッセージが表示された場合を 除き、通常では特に起動して設定を 変更する必要はありません(その まま何も入力せずにいると数秒 後にPOSTを自動 的に続けます) 。 SETUPを起動するときは、メッセージが表示されている間に<F2>キーを押します。 設定方法やパラメータの機能については、173ページを参照してください。SETUP を終了すると、自動的にもう一度はじめからPOSTを実行します。 4. 本体標準装備のシリアルATAインタフェースを使用したハードディスクドライブ のディスクアレイ機能を有効にしている場合は、次のメッセージが表示されます。 Press <Ctrl><A> for Adaptec RAID Configuration Utility! ここで<Ctrl>キーと<A>キーを押すとハードディスクドライブのRAIDを構築するた めの ユー テ ィリ ティ が 起動 し ます。設 定値 や ユー ティ リ ティ の詳 細 につ いて は 「RAIDコンフィグレーション」 (212ページ)を参照してください。 SATAモデルでは、このメッセージは表示されません。 チェック 5. 続いて本体に内蔵のSCSIコントローラを検出し、SCSI BIOSセットアップユー ティリティの起動を促すメッセージが表示されます(そのまま何も入力せずにいる と数秒後にPOSTを自動的に続けます) 。 Press <Ctrl> <A> for SCSISelect(TM) Utility! ここで<Ctrl>キーと <A>キーを押すとユーティリティが起 動します。設定方法やパ ラメータの機能については200ページを参照してください。 ユーティリティを使用しなければならない例としては次のような場合があります。 ⓦ 外付けSCSI機器を接続した場合 ⓦ 本体内部のSCSI機器の接続を変更した場合 ユーティリティを終了すると、自動的にもう一度はじめからPOSTを実行します。 本体のPCI バスに複数のSCSI コントローラ ボードを搭載していると きは、PCIライ ザーカード「1C」 (ロープロファイル用)、PCIライザーカード「1B」 (フルハイト 用)に搭載 している ボード の順で SCSI BIOSセ ットア ップユ ーティ リティの 起動 メッセージを表示します。 6. オプションボードに接続している機器の情報などを画面に表示します。 7. オプションのディスクアレイコントローラを搭載している場合は、ディスクアレイ BIOSセットアップユーティリティの起動を促すメッセージが表示されます(搭載 したボードによって起動メッセージや操作が異なることがあります) 。 ハードウェア編 117 8. BIOSセットアップユーティリティ「SETUP」でパスワードの設定をすると、 POSTが正常に終了した後に、パスワードを入力する画面が表示されます。 パスワードの入力は、3回まで行えます。3回とも入力を誤ると本装置を起動できな くなります。この場合は、本装置の電源をOFFにしてから、約10秒ほど時間をあけ てONにして本装置を起動し直してください。 OSをインストールするまではパスワードを設定しないでください。 重要 9. POSTを終了するとOSを起動します。 POSTのエラーメッセージ POST中にエラーを検出するとディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示します。ま た、エラーの内容によってはビープ音でエラーが起きたことを通知します。エラーメッセージ とエラーを通知するビープ音 のパターンの一覧や原因、その対処方法については、 「運用・保 守編」を参照してください。 重要 ヒント 保 守サポート に連絡する ときはデ ィスプレイ の表示をメ モしてお いてくださ い。アラーム表示は保守を行うときに有用な情報となります。 故障し ているCPUまた はメモリはSETUPユー ティリティからでも確認できま す(182ページ、189ページ参照) 。 プロセッサ(CPU)/メモリ(DIMM)のエラーメッセージとCPU/DIMMの取り付け位置 CPUやDIMMのエラーメッセージ中のソケット番号(Processor nやDIMM n、n:ソケット番号 )は下図のように対応しています。 Processor 1 Processor 2 Group#1 DIMM#1 DIMM#2 Group#2 DIMM#3 DIMM#4 Group#3 DIMM#5 DIMM#6 Group#4 DIMM#7 DIMM#8 118 基本的な操作 ビープ音によるエラー通知 POST中にエラーを検出しても、ディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示できない 場合があります。この場合は、一連のビープ音でエラーが発生したことを通知します。エラー はビープ音のいくつかの音の組み合わせでその内容を通知します。 たとえば、ビープ音が連続して 1回、5回、2回、2回の組み合わせで鳴った(ビープコード: 1-5-2-2)ときはプロセッサ未検出エラーが起きたことを示します。 ビープ音のパターンの一覧や原因、その対処方法については、「運用・保守編」を参照してく ださい。 ハードウェア編 119 電源のOFF 次の順序で電 源をOFFにします。本 体の電源コードをUPS に接続している場合は、UPSに添 付の説 明書を参照するか、UPS を制御しているア プリケーションの説明 書を参照してくださ い。 1. OSのシャットダウンをする。 2. 本体前面にあるPOWERスイッチを押す。 POWERランプが消灯します。 3. 周辺機器の電源をOFFにする。 サーバの確認(UIDスイッチ) 複数の本装置を1つのラックに搭載している場合、保守をしようとしている装置がどれである かを見分けるために装置の前面および背面には「UID(ユニットID)ランプ」がもうけられて います。 前面にある UID(ユニットID)スイッチを押すと UIDランプが点灯します。もう一度押すとラ ンプは消灯します。 ラック背面からの保守は、暗く、狭い中での作業となり、正常に動作している本装置の電源や インタフェースケーブルを取り外したりするおそれがあります。UIDスイッチを使って保守す る本装置を確認してから作業をすることをお勧めします。 UIDランプ UIDスイッチ UIDスイッチ UIDランプ 120 基本的な操作 フロッピーディスクドライブ 本体前面にフロッピーディスクを使ったデータの読み出し(リード)・保存(ライト)を行う ことのできる3.5インチフロッピーディスクドライブが搭載されています。 3.5インチの2HDフロッピーディスク(1.44Mバイト)と2DD フロッピーディスク(720Kバ イト)を使用することができます。 フロッピーディスクのセット/取り出し フ ロッ ピ ー ディ ス ク を フロ ッ ピ ーデ ィ ス クド ラ イ ブに セ ッ トす る 前 に 本体 の 電 源が ON (POWERランプ点灯)になっていることを確認してください。 フロッピー ディスクをフロ ッピーディスク ドライブに完 全に押し込むと「カ チッ」と音がし て、フロッピーディスクドライブのイジェクトボタンが少し飛び出します。 イジェクト ボタンを押すとセ ットしたフロッピ ーディスクをフ ロッピーディスク ドライブか ら取り出せます。 ⓦ フォーマットされていないフロッピーディスクをセットすると、ディス クの内容を読めないことを知らせるメッセージやフォーマットを要求す るメッセージが表示されます。OSに添付の説明書を参照してフロッ ピーディスクをフォーマットしてください。 ⓦ フロッピーディスクをセットした後に本体の電源をONにしたり、再起 動するとフロッピーディスクから起動します。フロッピーディスク内に システムがないと起動できません。 ⓦ フロッピーディスクアクセスランプが消灯していることを確認してから フロッピーディスクを取り出してください。アクセスランプが点灯中に 取り出すとデータが破壊されるおそれがあります。 チェック フロッピーディスクの取り扱いについて フロッピーディスクは、データを保存する大切なものです。またその構造は非常にデリケート にできていますので、次の点に注意して取り扱ってください。 ⓦ フロッピーディスクドライブにはていねいに奥まで挿入してください。 ⓦ ラベルは正しい位置に貼り付けてください。 ⓦ 鉛筆やボールペンで直接フロッピーディスクに書き込んだりしないでください。 ⓦ シャッタを開けないでください。 ⓦ ゴミやほこりの多いところでは使用しないでください。 ⓦ フロッピーディスクの上に物を置かないでください。 ⓦ 直射日光の当たる場所や暖房器具の近くなど温度の高くなる場所には置かないでくださ い。 ⓦ たばこの煙に当たるところには置かないでください。 ⓦ 水などの液体の近くや薬品の近くには置かないでください。 ⓦ 磁石など磁気を帯びたものを近づけないでください。 ⓦ クリップなどではさんだり、落としたりしないでください。 ハードウェア編 121 ⓦ 磁気やほこりから保護できる専用の収納ケースに保管してください。 ⓦ フロッピーディスクは、保存している 内容を誤って消すことのないようにラ イトプロテクト(書き込み禁止)がで きるようになっています。ライトプロ テクトされているフロッピーディスク は、読み出しはできますが、ディスク のフォーマットやデータの書き込みが できません。重要なデータの入ってい るフロッピーディスクは、書き込み時 以外はライトプロテクトをしておくよ うお勧めします。3.5インチフロッ ピーディスクのライトプロテクトは、 ディスク裏面のライトプロテクトス イッチで行います。 ⓦ ライトプロテクト スイッチ 書き込み不可 書き込み可 フロッピーディスクは、とてもデリケートな記憶媒体です。ほこりや温度変化によって データが失われることがあります。また、オペレータの操作ミスや装置自身の故障など によってもデータを失う場合があります。このような場合を考えて、万一に備えて大切 なデータは定期的にバックアップをとっておくことをお勧めします。(本体に添付され ているフロッピーディスクは必ずバックアップをとってください。) 122 基本的な操作 CD-ROMドライブ 本体前面にCD-ROMドライブがあります。CD-ROMドライブはCD-ROM(読み出し専用のコ ンパクトディス ク)のデータを読むための装 置です。CD-ROMはフロッピー ディスクと比較 して、大量のデータを高速に読み出すことができます。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ CD-ROMドライブのトレーを引き出したまま放置しない CD-ROMのセット/取り出し CD-ROMは次の手順でセットします。 1. ディスクをCD-ROMドライブにセットする前に本体の電源がON(POWERランプ が緑色に点灯)になっていることを確認する。 2. CD-ROMドライブ前面のCDトレーイジェクトボタンを押す。 トレーが少し出てきます。 3. トレーを軽く持って手前に引き出 し、トレーが止まるまで引き出 す。 4. ディスクの文字が印刷されている 面を上にしてトレーの上に静か に、確実に置く。 ハードウェア編 123 5. 図のように片方の手でトレーを持 ちながら、もう一方の手でトレー の中心にある駆動部分にディスク の穴がはまるように指で押して、 トレーにセットする。 駆動部分 CD-ROMのこの部分を押す 6. トレーの前面を軽く押して元に戻 す。 ディスクの取り出しは、ディスクをセットす るときと同じように CDトレーイジェクトボ タンを押してトレーを引き出します。 アクセスランプが点灯しているときは CDに ア ク セス して い るこ と を示 しま す。CD ト レ ーイジェ クトボタ ンを押 す前にア クセス ラ ンプが点 灯してい ないこ とを確認 してく ださい。 右図のように、片方の手でトレーを持ち、も う 一方の手 でトレー の中心 にある駆 動部分 を 押さえな がらディ スクの 端を軽く つまみ 上げるようにしてトレーから取り出します。 CD-ROM を取り出した らトレーを 元に戻し てください。 124 基本的な操作 取り出せなくなったときの方法 CD トレーイジ ェクトボ タンを押し てもCD-ROM が取り出せ ない場合 は、次の手順に 従って CD-ROMを取り出します。 1. POWERスイッチを押して本体の電源をOFF(POWERランプ消灯)にする。 2. 直径約1.2mm、長さ約100mm の金属製のピン(太めのゼムク リップを引き伸ばして代用でき る)をCD-ROM前面右側にある 強制イジェクトホールに差し込ん でトレーが出てくるまでゆっくり と押す。 重要 強制イジェクトホール ⓦ つま楊枝やプラスチックなど折れやすいものを使用しないでください。 ⓦ 上記の手順を行ってもCD-ROMが取り出せない場合は、お買い求めの 販売店または保守サポートに連絡してください。 3. トレーを持って引き出す。 4. ディスクを取り出す。 5. トレーを押して元に戻す。 CD-ROMの取り扱いについて セットするCD-ROMは次の点に注意して取り扱ってください。 ⓦ CD規格に準拠しない「コピーガード付きCD」などのディスクにつきましては、CD再生 機器における再生の保証はいたしかねます。 ⓦ CD-ROMを落とさないでください。 ⓦ CD-ROMの上にものを置いたり、曲げたりしないでください。 ⓦ CD-ROMにラベルなどを貼らないでください。 ⓦ 信号面(文字などが印刷されていない面)に手を触れないでください。 ⓦ 文字の書かれている面を上にして、トレーにていねいに置いてください。 ⓦ キズをつけたり、鉛筆やボールペンで文字などを直接CD-ROMに書き込まないでください。 ⓦ たばこの煙の当たるところには置かないでください。 ⓦ 直射日光の当たる場所や暖房器具の近くなど温度の高くなる場所には置かないでくださ い。 ⓦ 指紋やほこりがついたときは、乾いた柔らかい布で、内側から外側に向けてゆっくり、 ていねいにふいてください。 ⓦ 清掃の際は、CD専用のクリーナをお使いください。レコード用のスプレー、クリーナ、 ベンジン、シンナーなどは使わないでください。 ⓦ 使用後は、専用の収納ケースに保管してください。 ハードウェア編 125 内蔵オプションの取り付け 本体に取り付けられるオプションの取り付け方法および注意事項について記載しています。 重要 ⓦ オプションの取り付け/取り外しはユーザー個人でも行えますが、この 場合の本体および部品の破損または運用した結果の影響についてはその 責任を負いかねますのでご了承ください。本装置について詳しく、専門 的な知識を持った保守サポートの保守員に取り付け/取り外しを行わせ るようお勧めします。 ⓦ オプションおよびケーブルは弊社が指定する部品を使用してください。 指定以外の部品を取り付けた結果起きた装置の誤動作または故障・破損 についての修理は有料となります ⓦ ハードウェア構成を変更した場合も、必ず「EXPRESSBUILDER」 CD-ROMを使ったシステムをアップデートしてください(44ページま たは74ページを参照) 。 安全上の注意 安全に正しくオプションの取り付け /取り外しをするために次の注意事項を必ず守ってくださ い。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・ 修理・改造はしない CD-ROMドライブの内部をのぞかない リチウムバッテリやニッカドバッテリ、 ニッケル水素バッテリを取り外さない プラグを差し込んだまま取り扱わない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 一人で持ち上げない 中途半端に取り付けない カバーを外したまま取り付けない 指を挟まない 高温注意 126 内蔵オプションの取り付け 静電気対策について 本体内部の部品は静電気に弱い電子部品で構成されています。取り付け/取り外しの際は静電 気による製品の故障に十分注意してください。 ⓦ リストストラップ(アームバンドや静電気防止手袋など)の着用 リスト接地ストラッ プを手首に巻き付けて ください。手に入らない場合 は部品を触る前 に筐体の塗装されていない金属表面に触れて身体に蓄積された静電気を放電します。 また、作業中は定期的に金属表面に触れて静電気を放電するようにしてください。 ⓦ ⓦ 作業場所の確認 − 静電気防止処理が施された床、またはコンクリートの上で作業を行います。 − カーペットなど静電気の発生しやすい場所で作業を行う場合は、静電気防止処理を 行った上で作業を行ってください。 作業台の使用 静電気防止マットの上に本体を置き、その上で作業を行ってください。 ⓦ ⓦ 着衣 − ウールや化学繊維でできた服を身につけて作業を行わないでください。 − 静電気防止靴を履いて作業を行ってください。 − 取り付け前に貴金属(指輪や腕輪、時計など)を外してください。 部品の取り扱い − 取り付ける部品は本体に組み込むまで静電気防止用の袋に入れておいてください。 − 各部品の縁の部分を持ち、端子や実装部品に触れないでください。 − 部品を保管・運搬する場合は、静電気防止用の袋などに入れてください。 ハードウェア編 127 取り付け/取り外しの準備 部品の取り付け/取り外しの作業をする前に準備をします。 1. プラスドライバを用意する。 2. OSのシャットダウン処理を行う。 3. フロントベゼルのロックを解除する。 解除 4. フロントベゼルを取り外す。 5. POWERスイッチを押して本装置 の電源をOFF(POWERランプ消 灯)にする。 6. 本装置に接続しているすべての ケーブルおよび電源コードを取り 外す。 ロック 2 1 128 内蔵オプションの取り付け 取り付け/取り外しの手順 次の手順に従って部品の取り付け/取り外しをします。 ハードディスクドライブ(SCSI/SATA) 本装置の前面は、約 25.4mm(1インチ)厚のハードディスクドライ ブを搭載することができ るハードディスクドライブベイがあります。 モデルによって取り付けられるディスクインタフェースが以下のように異なります。 ⓦ SCSIインタフェースモデル Ultra320 SCSIインタフェース をサポートしています。ハードディスク ドライブは80ピ ンのシングルコネクタアタッチメント(SCA)タイプです。 ⓦ SATAインタフェースモデル シリアルATA(SATA)インタフェースをサポートしています。 重要 ⓦ 弊社で指定していないハードディスクドライブを使用しないでくださ い。サードパーティのハードディスクドライブなどを取り付けると、 ハードディスクドライブだけでなく本体が故障するおそれがあります。 次に示すモデルをお買い求めください(2005年5月現在) 。 <SCSIインタフェースモデル> − MN8150-163(73.2GB、10000rpm、Ultra320) − MN8150-171(146GB、10000rpm、Ultra320) − MN8150-192(300GB、10000rpm、Ultra320) − MN8150-165(36.3GB、15000rpm、Ultra320) − MN8150-172(73.2GB、15000rpm、Ultra320) − MN8150-193(146GB、15000rpm、Ultra320) <SATAインタフェースモデル> − MN8150-184(80GB、7200rpm、Serial ATA) − MN8150-185(120GB、7200rpm、Serial ATA) − MN8150-186(250GB、7200rpm、Serial ATA) ⓦ ディスクアレイを構築する際は、RAIDレベルをRAID0、または RAID1、RAID5のいずれかに設定してください。 ハードウェア編 129 ドライブIDについて ハー ドディスク ドライブベ イには最大 で3台 のハードデ ィスクドライ ブを搭載す ることがで きます。搭載するスロットによってハードディスクドライブのID(SCSIインタフェースモデル の場合はSCSI ID、SATAインタフェースモデルの場合はチャネル番号)が固定で決められてい ます。下図を参照してください。 Serial ATAインタフェースモデル チャネル0 チャネル1 SCSIインタフェースモデル SCSI ID0 SCSI ID1 SCSI ID2 ハ ードデ ィス クドラ イブベ イは、出 荷時の 構成 でマザ ーボー ド上 のディ スク コント ローラ (SCSIまた はSATA)に接続されています。SCSI インタフ ェースケーブルで これらのハード デ ィスクを ディス クアレイ で使用 する場 合は、マザー ボード 上のSCSI コン トロー ラのつな が ったコネク タからデ ィスクア レイコン トローラ のコネク タにケー ブルをつ なぎかえ ます。 ケーブル接続の切り替え方法については「ディスクアレイコントローラボード」 (160ページ) を参照してください。 SATAイン タフェース モデルの場 合は、BIOSユー ティリティ を使用して 設定を変更 すれば、 ディスクアレイを構築することができます。詳しくは207ページを参照してください。 前面 から見て一番左側 のベイを除くハー ドディスクドライ ブベイにはダミ ースポンジが入っ ています。ダミースポンジは装置内部の冷却効果を高めるためのものです。ハードディスクを 搭載しない場合にはダミースポンジを取り付けてください。 取り付け 次に示す手順でハードディスクドライブを取り付けます。その他のスロットへの取り付けも同 様の手順で行えます。 重要 チェック ヒント ディスクアレイを構成している場合は、同じパックを構成するハードディスク ドライブの容量などの仕様が同じものを使用してください。 ハ ードデ ィスクド ライブ ベイと POWERス イッチ は近接 していま す。ハード ディ スクドライブの取 り付け/ 取り外しの際に 誤ってPOWER スイッチを押さ な いよ うに 注意 して くだ さい。誤っ てPOWER ス イッ チを 押し てしま うと、 シャットダウン処理をされてしまいます。 ハードディスクドライブは、フロントベゼルを取り外すだけで取り付け/取り外 しを行うことができます。 130 内蔵オプションの取り付け <Serial ATAモデルの手順> 1. SATAディスクトレーネジを2本 外す。 2. SATAディスクトレーの下部に指 を引っかけて、SATAディスクト レーを取り外す。 3. トレーのネジを4本取り外し(左 右2本ずつ) 、トレーケースを取 り外す。 4. ハードディスクドライブを取り付 ける。 5. SATAディスクトレーの左右のネ ジを取り付ける。 6. SATAディスクトレーを取り付 け、前面の2本のネジを取り付け る。 ハードウェア編 131 <SCSIモデルの手順> 1. 127ページを参照して準備をする。 2. ハードディスクドライブを取り付けるスロットを確認する。 スロットは本装置に3つあります。左のスロットから順に取り付けてください。 3. ダミースポンジを取り外す。 ダミースポンジ は一番左側のベイ を除くハードデ ィスクドライブベ イに入っています。 ダミースポンジは大切に保管しておいてください。 重要 4. ドライブキャリアのハンドルの ロックを解除する。 132 内蔵オプションの取り付け 5. ドライブキャリアとハンドルを しっかりと持ってスロットへ挿入 する。 チェック 重要 6. ハー ドディ スクドラ イブベ イとPOWER スイ ッチは 近接し ています。ハ ード ディスクド ライブの取り付け /取り 外しの際に誤って POWERスイ ッチを押さ ない よう に注 意し てく ださ い。誤っ てPOWER スイ ッチ を押 して しま うと、 シャットダウン処理をされてしまいます。 ⓦ ハンドルのフックがフレームに当てるまで押し込んでください。 ⓦ ドライブキャリアは両手でしっかりとていねいに持ってください。 ハンドルをゆっくりと閉じる 「カチッ」と音がしてロックされます。 7. 重要 ハンドルとトレーに指を挟まないように注意してください。 さらにしっかり入っているか、再度押し込んでください。 チェック 押し込 むときにハ ンドルの フックがフ レームに引 っかかっ ていること を確認 してください。 本装置の電源をONにして、SETUPユーティリティを起動して「Boot」ー 「Hard Disk」サブメニューで起動順位の設定をする。 ハードディスクドライブを増設するとそれまで記 憶されていた起動順位の設定がク リアされるためです。 8. 取り外したフロントベゼルを取り付ける。 フロントベゼル左側のタブが本体のフレームに引 っかかるようにしてから取り付け てセキュリティキーでロックします。 ハードウェア編 133 取り外し <Serial ATAモデルの手順> ハードディスクドライブの取り外しは、取り付けの逆の手順を行ってください。 <SCSIモデルの手順> 次の手順でハードディスクドライブを取り外します。 チェック ハードディスクドライブが故障したためにディスクを取り外す場合は、ハード ディ スクドライブの DISKランプがアン バー色に点灯してい るスロットをあら かじめ確認してください。 DISKランプ 1. 127ページを参照して準備をする。 2. レバーを押してロックを解除し、 ハンドルを開く。 チェック ハ ードデ ィスクド ライブ ベイと POWERス イッチ は近接 していま す。ハード ディ スクドライブの取 り付け/ 取り外しの際に 誤ってPOWER スイッチを押さ な いよ うに 注意 して くだ さい。誤っ てPOWER ス イッ チを 押し てしま うと、 シャットダウン処理をされてしまいます。 134 内蔵オプションの取り付け 3. ハンドルとドライブキャリアを しっかりと持って手前に引き出 す。 4. ハードディスクドライブを取り外 したまま本装置を使用する場合 は、空いているスロットにダミー トレーを取り付ける。 5. 本装置の電源をONにして、SETUPユーティリティを起動して「Boot」− 「Hard Disk」サブメニューで起動順位の設定をする。 ハードディスクドライブを増設するとそれまで記 憶されていた起動順位の設定がク リアされるためです。 6. 取り外したフロントベゼルを取り付ける。 ディスクアレイ構成の場合、故障したハードディスクドライブの交換後、交換した新しいディ スクに交換前までの情報を記録することにより、故障を起こす以前の状態に戻すことのできる オートリビルド機能を使用することができます。 オートリビルド機能は、RAID1、またはRAID5、RAID0+1に設定されているディスクアレ イで有効です。 オートリビルドは、故障したハードディスクドライブをホットスワップ(電源ONの状態での ディスク の交換)するだけで 自動的に行われ ます。オートリビ ルドを行ってい る間、ハード ディスクにある DISKランプが緑色とアンバー色に交 互に点灯してオートリビルドを行ってい ることを示します。 重要 ⓦ オートリビルドに失敗すると、ハードディスクドライブにあるDISKラ ンプがアンバー色に点灯します。もう一度ディスクの取り外し/取り付 けを行ってオートリビルドを実行してください。 ⓦ ディスクアレイ監視ユーティリティをインストールしている場合は次の ような表示や動作をすることがありますが、オートリビルド終了後、 オートリビルドを行ったハードディスクドライブのDISKランプがアン バー色に点灯していなければ、オートリビルドは正常に行われていま す。 − − オートリビルド中に「Rebuild was canceled」と画面に表示さ れる。 オートリビルドをいったん終了して再開しているような動作をす る。 オートリビルドを行うときは、次の注意を守ってください。 ⓦ ハードディスクドライブが故障してから、オートリビルドを終了するまで装置の電源を OFFにしないでください。 ⓦ ハードディスクドライブの取り外し/取り付けは、90秒以上の間隔をあけて行ってくだ さい。 ハードウェア編 135 ⓦ 他にリビルド中のハードディスクドライブがある場合は、ディスクの交換を行わないで ください(リビルド中はハードディスクドライブにあるDISKランプが緑色とアンバー色 に交互に点灯しています)。 電源ユニット(SCSIモデルのみ) 万一、電源ユニット(1台)が故障してもシステムを停止することなく運用することができま す(冗長機能)。 取り付け 次の手順に従って電源ユニットを取り付けます。 1. 127ページを参照して準備する。 必ず電源をOFFにしてください。誤動作や故障の原因となります。 重要 2. ブランクカバーを取り外す。 取り外したカバーは大切に保管しておいてください。 重要 3. 電源ユニットを差し込む。 136 内蔵オプションの取り付け 電源ユニット接続端子部分には触れないでください。 重要 接続端子部分 4. しっかりと押しつける。 「カチッ」と音がしてロックされま す。 5. 電源コード(2本)を接続する。 電源ユニット1 (標準装備) 標準で添付されていたものと、増設 した電源ユニットに 添付されてい るコードを使います。コードを接続 するとAC POWERランプが緑色に 点滅します。 コー ド を 接 続し て い な い電 源 ユ ニットのAC POWERランプはアン バー色に点灯します。 2本の電源コードを接続すると、2 台の電源ユニット共にAC POWER ランプは緑色に点滅します。 6. 電源ユニット1用 電源コード 電源ユニット2 (オプション) 電源ユニット2用 電源コード 本装置の電源をONにする。 AC POWERランプが緑色に点灯します。 7. STATUSランプやPOSTで電源ユニットに関するエラー表示がないことを確認す る。 エラー表示の詳細については117ページを参照してください。 また、AC POWERランプが消灯している場合は、もう一度電源ユニットを取り付け 直してください。それでも同じ表示が出たときは、お 買い求めの販売店または保守 サポートに連絡してください。 ハードウェア編 137 故障した電源ユニットの交換 交換は電源ユニットが故障したときのみ行います。 正常に動作している電源ユニットを取り外さないでください。 重要 ヒント 本装置の電源ユニットを冗長構成(2台で運用)にしているとき、そのうちの1 台が故障した場合は、システム稼働中(電源ONの状態)に故障した電源ユニッ トを交換できます(次の手順1をとばしてください)。 1. システムを終了し、POWERスイッチを押して電源をOFFにする。 2. 背面にある電源ユニットのランプの表示(AC POWERランプがアンバー色に点 灯)で故障している電源ユニットを確認する。 3. 電源ユニットのレバーを内側に押 し、とっ手をにぎりながら手前に 引く。 4. 電源ユニットを取り外す。 1 2 5. 電源ユニットを交換せず1台の電源ユニットで運用する場合は、 「取り付け」の手 順2で取り外したカバーを取り付ける。 重要 装 置内部の冷 却効果を保 持するた めにも電源 ユニットを 取り付け ていないス ロットにはブランクカバーを取り付けてください。 6. 「取り付け」の手順5∼10の手順を参照して電源ユニットを取り付け、取り付け後 の確認をする。 ヒント 2台の 電源ユニッ トで動作して いた本体の電 源ユニットを 電源ON のまま交換 した ときは、電源ユニットの AC POWERランプが点 灯します(運用を停止し て いる間に交 換したと きは電源 コードを接 続すると ランプが点 滅し、電源を ONにすると点灯します)。 138 内蔵オプションの取り付け 本装置(ラックからの引き出し) ハードディスクドライブと電源ユニットを除く内蔵部品の取り付け/取り外しの作業は本装置 をラックから引き出した状態で行います。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1. 127ページを参照して準備する。 チェック 2. カバーを外したまま取り付けない 指を挟まない 高温注意 ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない 保守をしようとしている装置を確認するために UIDスイッチを押すことで点灯 するUIDランプを利用してください。 前面の左右にあるセットスク リューをゆるめて、ハンドルを 持ってゆっくりとラックから引き 出す。 引き出している途中でロ ックされ ます。ロックされたとこ ろで引き 出しは完了です。 セットスクリュー セットスクリュー ハードウェア編 139 ラックへ収納するときは、左右のレリーズレ バーを押しながら再度、ラックへ押し込みま す。 レリースレバー レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。 重要 140 内蔵オプションの取り付け ドライブカバー ファンや CPUの取り付け /取り外 しや内部のケ ーブル接続 を変更すると きはドライ ブカバー を取り外します。 取り外し 1. 2. 127ページを参照して準備する。 本体をラックから引き出す (138ページ参照) 。 3. ドライブカバーにあるロックボタ ンを押しながら装置前面へスライ ドさせる。 4. ドライブカバーを持ち上げて本体 から取り外す。 取り付け ドライブカバーを取り付けるときは、ドライ ブカバ ーのタ ブが本体 フレーム に確実 に差 し込まれるよう、まっすぐ本体の上に置いて ください。 ドライ ブカバ ーを本体 背面に向 かって スラ イドさせると「カチッ」と音がしてドライブ カバーがロックされます。このときにロック ボタ ンの状態 を確認 してく ださい。確 実に ロック される とロック ボタンが 上に上 がっ た状態になります。下に押された状態(くぼ んだ状態)の時はドライブカバーをもう一度 本体背面に向けてスライドさせてください。 それでもロックされない場合は、いったんド ライブカバーを取り外してから、もう一度取 り付け直してください。 ハードウェア編 141 ロジックカバー DIMMおよびCPU、PCIボードの取り付け/取り外しや内部のケーブル接続を変更するときはロ ジックカバーを取り外します。 取り外し 1. 2. 127ページを参照して準備する。 本体をラックから引き出す (138ページ参照) 。 3. 背面にあるセットスクリューをゆ るめ装置背面へスライドさせる。 4. ロジックカバーを持ち上げて本体 から取り外す。 取り付け ロ ジックカ バーを取 り付け るときは ロジッ ク カバーの タブが本 体フレ ームに確 実に差 し込まれるよう、まっすぐ本体の上に置いて から、ロジックカバーを前面へスライドさせ てください。完全にスライドさせた後、セッ トスクリューで固定してください。 チェック ロジックカバーの取り付け時、閉まりにくい場合は、ドライブカバーも取り外 し、ロジックカバーを先に取り付けてください。 142 内蔵オプションの取り付け DIMM DIMM(Dual Inline Memory Module)は、本装置のマザーボード上のDIMMソケットに取り付け ます。マザーボード上にはDIMMを取り付けるソケットが8個あります。 メモリは最大16GB(2GB×8枚 )まで増設できます(標準装備のDIMMも交換が 必要)。出荷時には、DIMM #7と#8に512MBのDIMMを搭載しています。 ヒント 重要 ⓦ DIMMは大変静電気に弱い電子部品です。装置の金属フレーム部分など に触れて身体の静電気を逃がしてからボードを取り扱ってください。ま た、ボードの端子部分や部品を素手で触ったり、ボードを直接机の上に 置いたりしないでください。静電気に関する説明は126ページで詳しく 説明しています。 ⓦ 指定以外のDIMMを使用しないでください。サードパーティのDIMMな どを取り付けると、DIMMだけでなくマザーボードが故障するおそれが あります。また、これらの製品が原因となった故障や破損についての修 理は保証期間中でも有料となります。 DIMMの増設順序 DIMMは、DIMM番号の大きい順(DIMM容量の小さいものから)に2枚単位で増設します。 例) DIMM#7, 8 : 512MB x 2, DIMM#5, 6 : 1GB x 2, DIMM#3, 4 : 2GB x 2, 背面側 Group#1 DIMM#1 DIMM#2 Group#2 DIMM#3 DIMM#4 Group#3 DIMM#5 DIMM#6 Group#4 DIMM#7 DIMM#8 前面側 マザーボード ハードウェア編 143 重要 インタリーブ装置であるため、Group単位*1に2枚のDIMMを増設してくださ い。1 つの Group内 に異なる 仕様*2の DIMM を実装する と正常に 動作しませ ん。 *1 Group 単位とはイラストで示す#1と #2、#3と#4、#5と#6、#7と#8 でそれぞれ1単位です(記号はマザーボード上にも印刷されています) 。 *2 DIMM の仕様は、DIMMに貼ってあるラベルに下記の内容で表示されてい ます。 (例) 400MHz・Bufferred・512MB・ロウアドレス12ビット・ カラムアドレス10ビット・ Single sideの場合 400 / B / 512 / R12 C10 S Single Side カラムアドレス10ビット ロウアドレス12ビット 容量 Bufferred 周波数 取り付け 次の手順に従ってDIMMを取り付けます。 重要 本装置では、ロープロファイル(DIMM ボードの高さが30 mm(1.2インチ) 以下)タイ プのDIMM のみをサポートして います。それ以外(それ以上高い) DIMMはサポートしていません。 1. 127ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(138ページ参照)。 3. ロジックカバーを取り外す(140ページ参照)。 144 内蔵オプションの取り付け 4. DIMMをソケットにまっすぐ押し 込む。 キースロット キー ⓦ DIMMの向きに注意してください。DIMMの端子側には誤挿入を防止す るための切り欠きがあります。 ⓦ ソケットに押し込むときは過度の力を加えないでください。ソケットや 端子部分を破損するおそれがあります。 チェック DIMMがDIMMソケットに差し込まれるとレバーが自動的に閉じます。 5. 手順1∼3で取り外した部品を取り付ける。 6. POSTの画面でエラーメッセージが表示されていないことを確認する。 POSTのエラーメッセージの詳細については117ページを参照してください。 7. SETUPを起動して「Advanced」−「Memory Configuration」の順でメニュー を選択し、増設したDIMMのステータス表示が「Normal」になっていることを確 認する(189ページ参照)。 8. 「Advanced」メニューの「Reset Configuration Data」を「Yes」にする。 ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは183ページをご覧ください。 9. ページングファイルサイズを推奨値(搭載メモリx1.5)以上に設定する。 Windows Server 2003の場合は22ページ、Windows 2000の場合は52ページを参 照してください。 ハードウェア編 145 取り外し 次の手順に従ってDIMMを取り外します。 ⓦ 故障したDIMMを取り外す場合は、 POSTやESMPROで表示されるエ ラーメッセージを確認して、取り付けているDIMMソケットを確認して ください。 ⓦ DIMMは最低2枚1組搭載されていないと本装置は動作しません。 チェック 1. 127ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(138ページ参照)。 3. ロジックカバーを取り外す(140ページ参照)。 4. 取り外すDIMMのソケットの両側 にあるレバーを左右にひろげる。 ロック が解除され DIMM を取り外 せます。 5. 手順3で取り外した部品を取り付ける。 6. 本装置の電源をONにしてPOSTでエラーメッセージが表示されていないことを確 認する。 エラーメッセージが 表示された場合は、メッセージをメモ した後、117ページのエ ラーメッセージ一覧を参照してください。 7. SETUPを起動して「Advanced」−「Memory Configuration」−「Memory Retest」を「Yes」に設定し、取り外したDIMMのエラー情報をクリアする (189ページ参照) 。 8. 「Advanced」メニューの「Reset Configuration Data」を「Yes」にする。 ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは183ページをご覧ください。 146 内蔵オプションの取り付け プロセッサ(CPU) 標準装備のCPU(Intel® XeonTM Processor)に加えて、もう1つCPUを増設し、マルチプロ セッサシステムで運用することができます。 重要 ⓦ CPUは大変静電気に弱い電子部品です。装置の金属フレーム部分など に触れて身体の静電気を逃がしてからCPUを取り扱ってください。ま た、CPUの端子部分や部品を素手で触ったり、CPUを直接机の上に置 いたりしないでください。静電気に関する説明は126ページで詳しく説 明しています。 ⓦ 取り付け後の確認ができるまではシステムへの運用は控えてください。 ⓦ 指定以外のCPUを使用しないでください。サードパーティのCPUなど を取り付けると、CPUだけでなくマザーボードが故障するおそれがあ ります。また、これらの製品が原因となった故障や破損についての修理 は保証期間中でも有料となります。 Processor 1 Processor 2 前面側 後面側 マザーボード ヒント オプショ ンのCPU の中には異 なるレビジョ ンのものが 含まれている 場合があ ります。異なるレビジョンのCPUを混在して取り付けた場合、Windowsではイ ベントビューアのシステムログに以下のようなログが表示されますが、動作に は問題ありません。 ハードウェア編 147 取り付け 次の手順に従ってCPUを取り付けます。 1. 127ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(138ページ参照)。 3. ドライブカバーとロジックカバーを取り外す(140ページ参照)。 4. ファンダクトを持ち上げて取り外 す。 SCSIケーブルを引っかけないように確認しながら取り外してください。 チェック 5. CPUソケットの位置を確認する。 レバーは止まるまで完全に開いてください。レバーは120度以上開きます。 重要 148 内蔵オプションの取り付け 6. CPUをソケットの上にていねい にゆっくりと置く。 チェック 7. ピンマーク CPU の向きに注意し てください。CPU とソケットは 誤挿入を防止す るために CPUとソケットにはピンマークがあります。CPUとソケット側のピンマークを 確認して正しく取り付けてください。 CPUを軽くソケットに押しつけ てからレバーを倒して固定する。 ハードウェア編 149 8. ヒートシンクをCPUの上に置き、 4本のネジで固定する。 ネジを取り付け るときは右図のよ うに たすきが けの順序 で4 つを仮 どめしたあとに 本締めしてくださ い。 ④ ① ② ③ ヒートシンクの位置を確認してください。 チェック 装置前面 装置背面 9. ヒートシンクがマザーボードと水平に取り付けられていることを確認する。 重要 ⓦ 斜めに傾いているときは、いったんヒートシンクを取り外してから、も う一度取り付け直してください。 水平に取り付けられない原因には次のことが考えられます。 − − ⓦ CPUが正しく取り付けられていない。 ヒートシンククリップを正しく引っかけていない。 固定されたヒートシンクを持って動かさないでください。 150 内蔵オプションの取り付け 10. ファンダクトを取り付ける。 各ファンを本体の取り付 け位置に 合わせ、ゆっくりと本体 に押し込 んでください。 チェック ブ ラケ ット のフ ル ハイ ト用 PCI ライ ザ ーカ ード 受け の 下の トン ネル 部 分に SCSIケーブルを通します。ブラケットがケーブルを挟まないよう確認しながら 取り付けてください。また、ブラケット左側のスリットを通る電源ユニットか ら出て いる信号用 ケーブル を引っかけ ないように 確認しな がら取り付 けてく ださい。 11. ケーブルを図のように配置する。 12. ドライブカバーとロジックカバーを取り付ける。 13.「Advanced」メニューの「Reset Configuration Data」を「Yes」にする。 ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは183ページをご覧ください。 14. Windows Server 2003/Windows 2000のシステムで、1CPU構成の本装置に CPUを増設し、2つ以上のCPUで運用する場合に以下の手順を行う。 <1CPUでHyper threadingが「Disabled」の場合> チェック デバイスマネージャの「コンピュータ」のドライバが「ACPIシングルプロセッ サPC」になっている場合は「ACPIマルチプロッサPC」に変更し、メッセージ に従って再起動後、シス テムのアップデート(44 ページまたは74 ページ)を 行います。 ハードウェア編 151 取り外し CPUを取り外すときは、 「取り付け」の手順1∼6を参照して取り外しの準備をした後、手順11 ∼7の順に従って行ってください。ヒートシンクは、ヒートシンクを水平に少しずらすように して動かしてから取り外してください(この後の「重要」の3項目を参照してください) 。 重要 ⓦ CPUの故障以外で取り外さないでください。 ⓦ 運用後は熱によってヒートシンクの底にあるクールシートがCPUに粘 着している場合があります。ヒートシンクを取り外す際は、左右に軽く 回して、ヒートシンクがCPUから離れたことを確認してから行ってく ださい。CPUに粘着したままヒートシンクを取り外すとCPUやソケッ トを破損するおそれがあります。 CPUの取り外し(または交換)後に次の手順を行ってください。 1. SETUPを起動して「Main」−「Processor Settings」−「Processor Retest」の順でメニューを選択し、取り外したCPUのエラー情報をクリアする (180ページ参照) 。 CPUを交換した場合は、「Main」−「Processor Settings」の順でメニューを選択 し、増設したCPUのIDおよびL2 CacheSizeが正常になっていることも確認してくだ さい(180ページ参照) 。 2. 「Advanced」メニューの「Reset Configuration Data」を「Yes」にする。 ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは183ページをご覧ください。 152 内蔵オプションの取り付け PCIボード 本装置には、PCIボードを取り付けることのできる「ライザーカード(2種類)」をマザーボー ド上に搭載しています。ライザーカードには PCIボードを各 1枚ずつ取り付けることができま す。 それぞれのライザーカードにあるPCIボードスロットにネットワーク拡張用やファイルデバ イス機能拡張用のPCIボードを接続します。 重要 チェック ⓦ PCIボードおよびライザーカードは大変静電気に弱い電子部品です。 サーバの金属フレーム部分などに触れて身体の静電気を逃がしてから PCIボードを取り扱ってください。また、PCIボードおよびライザー カードの端子部分や部品を素手で触ったり、PCIボードおよびライザー カードを直接机の上に置いたりしないでください。静電気に関する説明 は126ページで詳しく説明しています。 ⓦ 取り付けることができるPCIボードの組み合わせには制限事項がありま す。詳細はお買い求めの販売店または保守サポートまでお問い合わせく ださい。 ⓦ Low-profile(ロープロファイル)タイプとFull-height(フルハイト) タイプのPCIボードで接続できるライザーカードが異なります。ボード の仕様を確認してから取り付けてください。 PCI ボードによっては、オンボード上の拡張 ROMを 利用するものもあります。 ボードに添 付の説明書を参照し、拡 張ROM の展開が必要である かどうかを確 認してください。設定は、BIOSセットアップユーティリティ「SETUP」を使 います。詳しくは、173ページを参照してください。 ハードウェア編 153 ライザーカードスロット (フルハイト用) 前面図 背面図 マザーボード ライザーカードスロット (ロープロファイル専用) PCIボードスロット ライザーカード(ロープロファイル側) ライザーカードスロットとの 接続端子部 PCIボードスロット ライザーカード(フルハイト側) ライザーカードスロットとの 接続端子部 154 内蔵オプションの取り付け 注意事項 取り付けや取り外しの際には次の点について注意してください。 ⓦ ライザーカードの端子部や電子部品のリード線には直接手を触れないよう注意してくだ さい。手の油や汚れが付着し、接続不良を起こしたり、リード線の破損による誤動作の 原因となります。 ⓦ ライザーカードによって接続できるPCIボードのタイプが異なります。ボードの仕様を 確認してから取り付けてください。 ⓦ PCIスロット番号は、ロープロファイル専用ライザーカード側が「1C」 、フルハイト用 ライザーカード側が「1B」になります。 ⓦ 本装置の起動時のPCIバススロットのサーチ順位は次の通りです。 1C(ロープロタイプ)→1B(フルハイトタイプ) ⓦ OSやディスクアレイBIOSユーティリティなどで同種のPCIデバイス(オンボードのPCI デバイス含む)の認識順序が上記サーチ順と異なる場合があります。次の表のPCIバス 番号、デバイス番号、機能番号を参照してPCIデバイスのスロット位置を確認してくだ さい。 PCIデバイス PCIバス番号 デバイス番号 機能番号 オンボード NIC1 2 1 0 オンボード NIC2 2 1 1 スロット 1C 2 2 × オンボード SCSI Ch.A(外) 2 3 0 オンボード SCSI Ch.A(内) 2 3 1 スロット 1B 3* 7 × * スロット 1Bに取り付けられたボードによって、バス番号が5以上になる場合があります。 ⓦ 起動しないLANデバイスのオプションROMはBIOSセットアップユーティリティで 「Disabled」に設定してください。 ⓦ LANデバイスを増設した場合、LANポートに接続したコネクタを抜くときは、コネクタ のツメが手では押しにくくなっているため、マイナスドライバなどを使用してツメを押 して抜いてください。その際に、マイナスドライバなどがLANポートやその他のポート を破損しないよう十分に注意してください。 ⓦ 起動可能なPCIカード(ディスクアレイコントローラやSCSIコントローラ、LANボード など)を増設すると、起動の優先順位が変更されることがあります。増設後にBIOS セットアップユーティリティの「Boot」で設定し直してください。 ⓦ 本装置がサポートしているボードと搭載可能なスロットは次ページの表のとおりです。 ハードウェア編 155 型 名 PCI スロット性能 製品名 スロットサイズ PCIボードタイプ 搭載可能なボードサイズ MN8103-65 MN8103-75 MN8103-86 MN8103-80 MN8103-81 MN8190-105 SCSIコントローラ (カード性能:32bit/33MHz PCI) SCSIコントローラ (カード性能:64bit/133MHz PCI-X) ディスクアレイコントローラ(0ch) (カード性能:64bit/66MHz PCI) ディスクアレイコントローラ(1ch) (カード性能:64bit/66MHz PCI) ディスクアレイコントローラ(2ch) (カード性能:64bit/66MHz PCI) Fibre Channelコントローラ(2Gbps/ Optical) スロット スロット スロット (バスA) (バスB) (バスC) PCI-X PCI-X PCIe*1 #1C #1B #1B 64bit 64bit ×8レーン 66MHz 133MHz LowFull-height Full-height profile (標準) (標準) 3.3V ×8ソケット MD2 ロング/ショート ○ ○ ー ○ ○ ー ○ ー ー ○ ○ ー ー ○ ー ○ ○ ー ー ○ ー ○ ー ー ー ○ ー ○ ー ー ○ ー ー 備 考 内蔵ハードディスクドライブ との接続は不可 内蔵ハードディスクドライブ との接続は不可 増設バッテリ[MN8103-79]は スロット#1C上のボードにの み増設可能 (カード性能:64bit/66MHz PCI) MN8104-111 MN8104-88 MN8104-103 MN8104-104 MN8104-115 100BASE-TX接続ボード (カード性能:32bit/33MHz PCI) 100BASE-TX接続ボード (カード性能:32bit/33MHz PCI) 1000BASE-T接続ボード (カード性能:64bit/133MHz PCI-X) 1000BASE-T接続ボード (カード性能:64bit/133MHz PCI-X) 1000BASE-T接続ボード (カード性能:64bit/133MHz PCI-X) MN8191-07 ICMBコネクタ ○ ○ ○ MN8115-02添付 アドバンスドリモートマネージメン トカード専用PCIブラケット ○ ○ ○ MN8104-109との混在不可 MN8115-01リモートマネー ジメントカード必須、最大1枚 まで MN8115-02アドバンスドリ モートマネージメントカードに 付属、最大1枚まで ○ 搭載可能 ー 搭載不可 *1 PCI EXPRESSスロットを使用するためには、ライザカード[MN8116-01]を搭載する必要があります(64ビットPCI-X拡 張スロット(133MHz)を消費)。 * 搭載可能なボードの奥行きサイズ FullHeightの場合 : 173.1mmまで(ショートサイズ) 、312mmまで(ロングサイズ) LowProfileの場合:119.9mmまで(MD1)、167.6mmまで(MD2) * 各カードの機能詳細についてはテクニカルガイドを参照ください。 * 同一バス内に異なるカードを実装した場合は低い方の周波数で動作します。 * 製品名のカッコ内に記載されたカード性能とはカード自身が持つ最高動作性能です。 * 本体PCIスロットよりもPCIカードの方が動作性能が高い場合は、本体PCIスロット性能で動作します。 156 内蔵オプションの取り付け 取り付け 次の手順に従ってライザーカードにPCIボードを取り付けます。 重要 フルハ イト用ラ イザーカー ドにはボ ードを保 護するため の「インシュ レータ (黒色)」が取り付けられています。本書の図では、わかりやすくするためにイ ンシュレータを省いています。インシュレータは取り外さず、ていねいに扱っ てください。 ⓦ それぞれのライザーカードがサポートするボードタイプ(ロープロファ イルかフルハイトタイプ)と取り付けるPCIボードのタイプを確認して ください。 ⓦ PCIボードを取り付けるときは、ボードの接続部の形状とライザーカー ドにあるコネクタの形状が合っていることを確認してください。 チェック 1. 127ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(138ページ参照)。 3. 4. ロジックカバーを取り外す (140ページ参照) 。 ハンドルを持って、一方の手で押 さえながら持ち上げる。 他の部品と接触しないように、慎重に作業してください。 重要 ハードウェア編 157 5. ライザーカードからネジ1本を外し、増設スロットカバーを取り外す。 増設スロットカバー 増設スロットカバー ロープロ側 フルハイト側 取り外した増設スロットカバーは、大切に保管しておいてください。 重要 6. ライザーカードにPCIボードを取り付ける。 ライザーカードのスロット部分とPCIボードの端子部分を合わせて、 確実に差し込み ます。 PCIボードのソケットの端が、ライザー カードのフレーム穴に差し込まれる ロープロ側 重要 チェック フルハイト側 ⓦ ライザーカードやPCIボードの端子部分には触れないでください。 汚れ や油が付いた状態で取り付けると誤動作の原因となります。 ⓦ うまくボードを取り付けられないときは、ボードをいったん取り外して から取り付け直してください。ボードに過度の力を加えるとPCIボード やライザーカードを破損するおそれがありますので注意してください。 PCI ボードのブラケットの端が、ラ イザーカードのフレーム穴に差し込まれて いることを確認してください。 158 内蔵オプションの取り付け 7. PCIボードを手順6で外したネジで固定する。 ロープロ側 重要 8. フルハイト側 ライザーカー ドの端子部分に汚れや油 などが付着しないよう にするためです。 汚れや油が付着したまま取り付けると誤作動の原因となります。 ライザーカードをマザーボードの スロットに接続する。 ライ ザ ー カ ード の 端 子部 分 と マ ザーボード上のスロット 部分を合 わせて、確実に差し込みます。 チェック 9. 差し込む際にライザーカードのフレーム部にある、筐体と固定するためのツ メが筐体背面の穴に正しく勘合していることを確認してください。差し込ん だ後、ライザーカードの端子部分が完全に見えなくなるまで指で押して確実 に接続させます。 ライザーカードでマザーボード上の部品を傷付けないよう注意してください。 取り外した部品を取り付ける。 10. 本装置の電源をONにしてPOSTの画面でボードに関するエラーメッセージが表示 されていないことを確認する。 POSTのエラーメッセージの詳細については117ページを参照してください。 11. BIOSセットアップユーティリティを起動して「Advanced」メニューの「Reset Config Data」を「Yes」にする。 ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは183ページをご覧ください。 12. 取り付けたボードに搭載されているBIOSコンフィグレーションユーティリティを 起動してボードのセットアップをする。 ユーティリティの有無や起動方法、操作方法はボ ードによって異なります。詳しく はボードに添付の説明書を参照してください。ま た、起動可能なデバイスが接続さ れたPCIボード(ディスクアレイコントローラやSCSIコントローラ、LANボードな ど)を増設し た場合、ブート 優先順位 がデフォル トに変更 されます。BIOS セット アップユーティリティの「Boot」を設定し直してください(197ページ参照) 。 ハードウェア編 159 取り外し ボードの取り外しは、取り付けの逆の手順を行ってください。また、取り外し後にBIOSセッ トアッ プユーティリティの「Boot」で起動優先順 位を設定し直してくださ い(197ページ参 照)。 160 内蔵オプションの取り付け ディスクアレイコントローラボード 「ディスクアレイコントローラボード」は、データの信頼性を向上させるために用意されたオ プションのPCIボードです。 このボードを取り付けると、本装置内蔵のハードディスクドライブやオプションのディスク増 設ユニットに搭載したハードディスクドライブを「ディスクアレイ構成」で使用することがで きます。 重要 チェック ヒント ⓦ ディスクアレイコントローラボードは大変静電気に弱い電子部品です。 サーバの金属フレーム部分などに触れて身体の静電気を逃がしてから ディスクアレイコントローラボードを取り扱ってください。また、ディ スクアレイコントローラボードの端子部分や部品を素手で触ったり、 ディスクアレイコントローラボードを直接机の上に置いたりしないでく ださい。静電気に関する説明は126ページで詳しく説明しています。 ⓦ ディスクアレイ構成に変更する場合や、RAIDを変更する場合は、ハー ドディスクドライブを初期化します。ディスクアレイとして使用する ハードディスクドライブに大切なデータがある場合は、バックアップを 別のハードディスクドライブにとってからボードの取り付けやディスク アレイの構築を行ってください。 ⓦ ディスクアレイを構築するには2台以上のハードディスクドライブが必 要です。 ⓦ ディスクアレイとして使用するハードディスクドライブはパックごとに 同じ容量・性能(ディスク回転数など)を持ったものにしてください。 ⓦ ディスクアレイコントローラを接続する場合、BIOSセットアップユー ティリティのBoot → Hard Disk Drives における優先順位を8番目以 内に設定してください。設定が9番目以降となっている場合、ディスク アレイコントローラのコンフィグレーションメニューを起動できませ ん。 ディスクア レイコントローラボ ードを取り付ける場 合は、BIOSセットアップ ユ ーテ ィ リ テ ィの「Advanced」メニ ュ ー の「PCI Configuration」ー「PCI Slot xx ROM(xxはPCIスロット番号)」のパラメータが「Enabled」になってい ることを確認してください。 RAID1またはRAID5、RAID0+1のディスクアレイ構成にすると、ディスクの信 頼性が 向上するか わりにデ ィスクアレ イを構成す るハード ディスクド ライブ の総容量に比べ、実際に使用できる容量が小さくなります。 取り付け ディスクアレイコントローラの取り付けは「PCIボード」を参照してください。 重要 Low-profile(ロープロファイル)タイプとFull-height(フルハイト)タイプ のPCIボードで接続できるライザーカードが異なります。ボードの仕様を確認 してから取り付けてください。 取り外し ボードの取り外しは、取り付けの逆の手順を行ってください。 ハードウェア編 161 内蔵のハードディスクドライブをディスクアレイ構成にする場合 ディスクアレイコントローラボードを取り付けた本装置で、内蔵のハードディスクドライブを ディスクアレイ構成に する場合は、マザーボード上のSCSI ケーブル変更やLEDケーブルの接 続を追加しないといけません。 出荷時の内蔵ハ ードディスクドライブのインタフェースは、マザーボード上の SCSIコネクタ に接続されています。 SCSIコネクタ ハードディスク ドライブ SCSI ID0 ハードディスク ドライブ SCSI ID1 前面側 背面側 ハードディスク ドライブ SCSI ID2 SCSIバックボード ⓦ マザーボード SCSIケーブルの接続 内蔵のハー ドディスクドライブをデ ィスクアレイ構成にす る場合は、マザーボード上の SCSIコネクタからケーブルを外し、ディスクアレイコントローラボードのコネクタに接 続してください。 − 標準装備時 ハードディスク ドライブ SCSI ID0 前面側 ハードディスク ドライブ SCSI ID1 ハードディスク ドライブ SCSI ID2 背面側 162 内蔵オプションの取り付け − ロープロファイルタイプPCIスロット使用時 ハードディスク ドライブ SCSI ID0 前面側 SCSIコネクタ ハードディスク ドライブ SCSI ID1 背面側 ハードディスク ドライブ SCSI ID2 MN8103-86 アレイコントローラ − フルハイトタイプPCIスロット使用時 ハードディスク ドライブ SCSI ID0 前面側 SCSIコネクタ ハードディスク ドライブ SCSI ID1 背面側 ハードディスク ドライブ SCSI ID2 MN8103-80/81 アレイコントローラ 重要 ディスクアレイコントローラボードによっては複数のチャネル(コネクタ)を 持っているものもあります。また、コネクタは内部接続用と外付け用が用意さ れている場合もありますが、ボードの内部接続上、排他的な仕様になっている ことがあります。内部と外付けでの接続が異なるコネクタ(チャネル)である ことを確認してください。コネクタとチャネルについては、ボードに添付の説 明書を参照してください。 ハードウェア編 163 ⓦ SCSIケーブル接続手順例 以下に ロープロファイ ル専用ライザー カードへ取り付 けたMN8103-80 ディスクアレイ コントローラボードに内蔵ディスクを接続する場合の手順を示します。 ⓦ 1. ダクトを取り外す。 2. オプションを取り付けている場合は取り外す。 3. マザーボードに接続されているSCSIケーブルを外す。 4. SCSIケーブルのコネクタをディスクアレイコントローラに接続する。 5. BIOSセットアップユーティリティのBootメニューで起動の優先順位を再設定す る。 LED中継ケーブルの接続 ディスクア レイを構築した際、内蔵のハ ードディスクドライブ のアクセス状態などを表 示させるために、本装置に内蔵のLED中継ケーブルを使用します。 1. 本装置に内蔵のLED中継ケーブルの黒色のコネクタをディスクアレイコントローラ にあるLEDActiveピンに接続する。 赤色のケーブルが出ている端子をLED Activeピンに接続してください。もう一方の 黒色のケーブルが出ている端子には何も接続しないでください。 2. LED中継ケーブルの茶色のコネクタがマザーボード上のHDD LEDコネクタに接続 されていることを確認する。 外れていた場合は赤色のケーブルが出ている端子を装置前面に接続してください。 HDD LEDコネクタ マザーボード 164 内蔵オプションの取り付け JP5コネクタのJP4コネクタ側の ピンに赤色のケーブルが付いてい るコネクタ穴を差し込む MN8103-80ディスクアレイコントローラ JP2コネクタの3ピンに 赤色のケーブルが付い ているコネクタを差し 込む MN8103-81ディスクアレイコントローラ ハードウェア編 165 ⓦ 内蔵ハードディスクドライブのディスクアレイ構築 ディスクアレイを構築するときは、次の点について注意してください。 − 同じ容量、同じ回転速度のSCSIタイプのハードディスクドライブを2台以上搭載し ていること(RAID(Redundant Arrays of Inexpensive[Independent] Disks)の 構成によってディスクの最小必要台数は異なります) 。 − ディスクアレイ構成のRAIDレベルの「RAID0」 、「RAID1」、 「RAID5」のうちのい ずれかのRAIDレベルを選択・設定すること。 内蔵のハードディスクドライブにシステムをインストールする場合は、 「シームレスセッ トアップ」を使用して、RAIDの構成からOSのインストール、セットアップまでをするこ とをお勧めします。 システムを インストールしない場 合も、シームレスセットア ップの「オペレーティング システムの選択」で[その他]を選択すると、ディスクアレイの構成から保守用パーティ ションの設 定と保守ユーティリティ のインストールまでを自動 でインストーラがセット アップします。 マニ ュアルで セットアッ プする場 合は、ボード 上のチッ プに搭載さ れている RAIDコン フィグレーションユーティリティを使用します。ユーティリティは本装置の電源をONに した直 後に起動する POSTの途中で起動 することができ ます。データ転送 速度やRAID、 アレイ構成 についての詳細な説明は、デ ィスクアレイコントロ ーラボードに添付の説明 書を参照してください。 ディスク増設ユニットをディスクアレイ構成にする場合 ディスク増 設ユニットは、ハードディスクドライブを最大 14台取り付けることのできる専用 のデバイスです(モデルによって搭載台数が異なる)。ディスクアレイコントローラボードを 取り付けた本装置は これらのデバイスを1台または 2台接続できます。接続台数などの詳しい 説明については、ディスクアレイコントローラおよびディスク増設ユニットに添付の説明書を 参照してください。 重要 ディス ク増設ユニットには、ハ ードディスクドライブ が添付されていません。 別途購入してください。 ディスク増設ユニットと接続するためには、オプションケーブルが必要となる場合がありま す。詳しくは、ディスク増設ユニットに添付の説明書を参照してください。 ディスク増設ユニットを接続後、ボード上のチップに搭載されているRAIDコンフィグレー ションユーティリティを使って、ディスク増設ユニットをディスクアレイ構成(RAID0また はRAID1、RAID5)に設定してください(ユーティリティはボードによって異な ります)。設定の詳細とその方法については、ボードに添付の説明書を参照してください。 ディスク増設ユニットをディスクアレイ構成に設定すると、ディスク増設ユニットに取り付 けたハードディスクドライブのうちのどれかが故障しても、ディスクアレイコントローラボー ドが持つ「オートリビルド」機能によってハードディスクドライブを復旧することができます (電源がONのまま故障したディスクを交換(ホットスワップ)してください)。 166 内蔵オプションの取り付け 冗長ファンの取り付け(SCSIモデルのみ) 本装置の増設用ファンスロットにオプションのファンを追加することにより、冷却ファンの冗 長化をすることができます。 取り付け 1. 127ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(138ページ参照)。 3. ドライブカバーを取り外す(140ページ参照)。 4. 増設用ファンの取り付け位置を確認する。 ④ ② ③ ① ⑤ ⑦ ⑥ ⑧ ⑨ ⑩ * 丸数字はFAN番号(3、4、5、6、10はオプション) 5. ⑨ファンのケーブルを抜く。 6. ⑨ファンを上に持ち上げ取り外 す。 ハードウェア編 167 7. ⑦、⑧ファンを上に持ち上げ取り 外す。 8. ①、②ファンを上に持ち上げ取り 外す。 9. ⑨ファンが取り付けてあったとこ ろにメモリ用冗長ファンを穴に合 わせてを取り付け、装置取り付け 時に前側となるファンのケーブル を前面から見て左側に装置取り付 け時に後側となるファンのケーブ ルを前面から見て右側に接続す る。 10. ⑦、⑧ファンが取り付けてあった ところに右用冗長ファンを穴に合 わせてを取り付ける。 11. ①、②ファンが取り付けてあった ところに左用冗長ファンを穴に合 わせてを取り付ける。 168 内蔵オプションの取り付け 12. マザーボード上のJIIジャンパピンの位置を変更する。 J11 ストラップ 標準時 前面側 重要 ファン冗長化 マザーボード 背面側 その他のジャンパの設定は変更しないでください。本装置の故障や誤動作の原 因となります。 13. <リモートマネージメントカードまたは、オプションのアドバンスドリモートマ ネージメントカードを装着している場合> EXPRESSBUILDERをCD-ROMドライブにセットしてEXPRESSBUILDERか ら起動した後、ツールメニューの「リモートマネージメントカードの初期設定」を 選択してファームウェアをアップロードする。 詳しくは248ページを参照してください。 重要 本手順(初期設定)を行う前は、一部のファンの異常を感知することがありま す。 「リモートマネージメントカードの初期設定」を必ず行ってください。 ハードウェア編 169 リモートマネージメントカード/アドバンスドリモートマネージ メントカード(RMC) リモートマネージメントカード/アドバンスドリモートマネージメントカード(RMC)は、業界 標準のサーバマネージメントインタフェースであるIPMI準拠のベースボードマネージメント コントローラ(BMC)を搭載した本体管理用の拡張カードです。 ⓦ 電源ユニットの監視 ⓦ 温度/電圧/FANの監視 ⓦ 本体前面のSTATUSランプによる状態表示(95ページ) ⓦ DianaScopeによるLAN/WAN経由でのリモート制御(本体装置のリセット、電源ON/ OFF、システムイベントログ(SEL)の確認など) ⓦ ESMPROを利用した本体管理・監視・通報機能の拡張(詳細は4ページを参照) 重要 RMC は大変静電気に 弱い電子部品です。本体の金属 フレーム部分などに触れ て身体の静電気を逃がしてからRMC を取り扱ってください。また、RMCの端 子部分 や部品を素手で触ったり、RMC を直接机の上 に置いたりしないでくだ さい。静電気に関する説明は126ページ で詳しく説明しています。 リモートマネージメントコネクタ マザーボード 170 内蔵オプションの取り付け 取り付け 1. <オプションのアドバンスドリモートマネージメントカードに変更する場合のみ> 管理用ネットワークカードを組み立てた後、本体のライザーカードに取り付け、ア ドバンスドリモートマネージメントカードに添付のケーブルでアドバンスドリモー トマネージメントカードと管理用ネットワークカードを接続する。 ライザーカードのどのスロットを使用してもかまいません。 <ケーブル接続イメージ> カードに添付のケーブル (接続の向きはありません) 管理用ネットワークカード (ライザーカードの任意のスロットへ) アドバンスドリモート マネージメントカード ケーブルを接続後、下図のようにルーティングし てください。正しくルーティング していないと、周囲のボードや電子部品に接触し、誤動作の原因となります。 アドバンスドリモートマネー ジメントカード 装置前面 装置後面 管理用ネットワークカード 2. 本体を組み立てる。 3. 本体の電源をONにしてPOST画面で以下に示すメッセージ以外のエラーが表示さ れていないことを確認する。 H/W Configuration of BMC is corrupted. !!Update BMC H/W Configuration by configuration tool!! !!Refer to BMC configuration manual!! POSTのエラーメッセージの詳細については290ページを参照してください。 ハードウェア編 171 4. EXPRESSBUILDERをCD-ROMドライブにセットして、EXPRESSBUILDER から起動した後、ツールメニューの「リモートマネージメントカードの初期設定」 を選択してファームウェアをアップロードする。 詳しくは248ページを参照してください。 5. SETUPを起動して「Server」メニューの「System Management」にBIOSの バージョン情報にくわえて「IPMI」に関する項目などが表示されていることを確 認する。 表示されていない場合はリモートマネージメントカード/アドバンスドリモートマ ネージメントカードを取り付け直してください。 6. 「Advanced」メニューの「Reset Configuration Data」を「Yes」にする。 ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは183ページをご覧くださ い。 7. EXPRESSBUILDERを使ってシステムのバックアップをとる。 重要 ヒント 8. 故障に よる交換の際は、お買い 求めの販売店または保 守サポートに連絡して、 保守員の指示に従って操作してください。 システム情報のバックアップの方法については 45ページ、または75ページで説 明しています。なお、リストア(復旧)は作業を熟知した保守員以外は行わな いでください。 ESMPRO/ServerAgentをインストールしている場合は更新インストールする。 本体の情報を正しく採取するためです。必ず更新インストールしてください。 172 内蔵オプションの取り付け 取り外し 1. 127ページを参照し準備する。 重要 電源コードを本体から取り外した後、約5 秒ほど待ってから作業を続けてくだ さい。電源コードを取り外してから3∼4秒ほど RMCは動作を続けている場合 があります。RMCの動作が完全に停止してから作業を続けてください。 2. <アドバンスドリモートマネージメントカードの場合のみ> 管理用ネットワークカードとアドバンスドリモートマネージメントカードを接続し ているケーブルを取り外し、管理用ネットワークカードを取り外す。 3. RMCコネクタの両側にあるク リップを開く。 RMCのロックが解除されます。 4. RMCをコネクタから抜き取る。 5. SETUPを起動して「Server」メ ニューに「Event Log Configuration」の項目が表示さ れていないことを確認する。 RMCを取り外すとその他一部の メニューや情報が表示・操作でき なくなります。 6. 「Advanced」メニューの「Reset Configuration Data」を「Yes」にする。 ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは183ページをご覧くださ い。 7. ESMPRO/ServerAgentをインストールしている場合は更新インストールする。 本体の情報を正しく採取するためです。必ず更新インストールしてください。 ハードウェア編 173 BIOSのセットアップ Basic Input Output System(BIOS)の設定方法について説明します。 本装置を導入したときやオプションの増設 /取り外しをするときはここで説明する内容をよく 理解して、正しく設定してください。 システムBIOS (SETUP) SETUPはハードウェアの 基本設定をするためのユーティリティツールです。このユーティリ ティ は本体内のフラッ シュメモリに標 準でインストー ルされているため、専 用のユーティリ ティなどがなくても実行できます。 SETUPで設定される内容 は、出荷時に最も標準で最適な状態に設定していますのでほとんど の場合において SETUPを使用する必要はありませんが、この後に説明するような場合など必 要に応じて使用してください。 重要 ⓦ SETUPの操作は、システム管理者(アドミニストレータ)が行ってく ださい。 ⓦ SETUPでは、パスワードを設定することができます。パスワードには、 「Supervisor」と「User」の2つのレベルがあります。 「Supervisor」 レベルのパスワードでSETUPにアクセスした場合、すべての項目の変 更ができます。「Supervisor」のパスワードが設定されている場合、 「User」レベルのパスワードでは、設定内容を変更できる項目が限られ ます。 ⓦ OS(オペレーティングシステム)をインストールする前にパスワード を設定しないでください。 ⓦ SETUPユーティリティは、最新のバージョンがインストールされてい ます。このため設定画面が本書で説明している内容と異なる場合があり ます。設定項目については、オンラインヘルプを参照するか、お買い求 めの販売店または保守サポートに問い合わせてください。 ⓦ SETUP起動した時にはExitメニューまたは<Esc>、<F10>キーで必 ず終了してください。SETUPを起動した状態でパワーオフ、リセット を行った場合にはSETUPの設定が正しく更新されないことがあります。 174 BIOS のセットアップ 起 動 本体の電源をONにするとディスプレイ装置の画面にPOST(Power On Self-Test)の実行内 容が表示されます。 しばらくすると、次のメッセージが画面左下に表示されます。 Press <F2> to enter SETUP ここで<F2>キーを押すと、SETUPが起動してMainメニュー画面を表示します。 以前にSETUPを起動してパ スワードを設定している場合は、パスワードを入力する画面が表 示されます。パスワードを入力してください。 Enter password[ ] パスワードの入力は、3 回まで行えます。3回とも誤ったパスワ ードを入力すると、本装置は 動作を停止します(これより先の操作を行えません) 。電源をOFFにしてください。 パスワー ドには、「Supervisor」と「User」の2種 類のパスワード があります。 ヒント 「Supervisor」では、SETUP でのすべての設定の状態を確 認したり、それらを 変更したりする ことができます。 「User」では、確認でき る設定や、変更でき る設定に制限があります。 ハードウェア編 175 キーと画面の説明 キーボード上の次のキー を使ってSETUPを操作します(キーの機能については、画面下にも 表示されています)。 現在表示しているメニューを示す PhoenixBIOS Setup Utility サブメニューが あることを示す Main Advanced Security Server Boot Exit Item Specific Help System Management Console Redirection Event Log Configuration 設定項目 Assert NMI on PERR : Assert NMI on SERR : FRB-2 Policy : Boot Monitoring Boot Monitoring Policy Thermal Sensor Post Error Pause : AC-LINK : Power ON Delay Time(Sec) Platform Event Filtering F1 Help Esc Exit キーの機能説明 ↑↓ ←→ [Enabled] [Enabled] [Retry 3 Times] [Disabled] [Retry 3 times] [Enabled] [Enabled] [Last State] [ 0] [Enabled] Select Item Select Menu Additional setup menus to view server management features. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu オンライン ヘルプ ウィンドウ F9 Setup Defaults F10 Save and Exit パラメータ(選択すると文字が反転する*) * 自動的にコンフィグレーションされたものや検出されたもの、情 報の表示のみやパスワードの設定により変更が許可されていない 項目はグレーアウトされた表示になります。 □ カーソルキー(↑、↓) 画面に表示されている項目を選択します。文字の表示が反転している項目が現在選 択されています。 □ カーソルキー(←、→) MainやAdvanced、Security、Server、Boot、Exitなどのメニューを選択します。 ▼ □ <−>キー/<+>キー 選択している項目の値(パラメータ)を変更します。サブメニュー(項目の前に 「 」がついているもの)を選択している場合、このキーは無効です。 □ <Enter>キー 選択したパラメータの決定を行うときに押します。 □ <Esc>キー ひとつ前の画面に戻ります。また値を保存せずにSETUPを終了します。 □ <F9>キー 現在表示している項目のパラメータをデフォルトのパラメータに戻します(出荷時 のパラメータと異なる場合があります) 。 □ <F10>キー SETUPの設定内容を保存し、SETUPを終了します。 176 BIOS のセットアップ 設定例 次にソフトウェアと連携した機能や、システムとして運用するときに必要となる機能の設定例 を示します。 日付・時刻関連 「Main」→「System Time」 、 「System Date」 管理ソフトウェアとの連携関連 「ESMPRO/ServerManager」を使ってネットワーク経由で本体の電源を制御する 「Advanced」→「Advanced Chipset Control」→「Wake On Lan/PME」→「Enabled」 UPS関連 UPSと電源連動させる − UPSから電源が供給されたら常に電源をONさせる 「Server」→「AC-LINK」→「Power On」 − POWERスイッチを使ってOFFにしたときは、UPSから電源が供給されても電源を OFFのままにする 「Server」→「AC-LINK」→「Last State」 − UPSから電源が供給されても電源をOFFのままにする 「Server」→「AC-LINK」→「Stay Off」 起動関連 本体に接続している起動デバイスの順番を変える 「Boot」→起動順序を設定する リモートウェイクアップ機能を利用する モデムから: 「Advanced」→「Advanced Chipset Control」 →「Wake on Ring」→「Enabled」 LANから: 「Advanced」→「Advanced Chipset Control」 →「Wake on LAN/PME」→「Enabled」 PCIデバイスから: 「Advanced」→「Advanced Chipset Control」 →「Wake on LAN/PME」→「Enabled」 RTCのアラームから: 「Advanced」→「Advanced Chipset Control」 →「Wake on RTC Alarm」→「Enabled」 HWコンソール端末から制御する 「Server」→「Console Redirection」→ それぞれの設定をする ハードウェア編 177 メモリ関連 搭載しているメモリ(DIMM)の状態を確認する 「Advanced」→「Memory Configuration」→「DIMM Group #n Status」→ 表 示を確 認する(n: 1∼4) 画面に表 示されている DIMMグル ープとマザーボー ド上のソケットの 位置は下図のよう に対応しています。 背面側 Group#1 DIMM#1 DIMM#2 Group#2 DIMM#3 DIMM#4 Group#3 DIMM#5 DIMM#6 Group#4 DIMM#7 DIMM#8 前面側 マザーボード メモリ(DIMM)のエラー情報をクリアする 「Advanced」→「Memory Configuration」→「Memory Retest」→ 「Yes」→リブー トするとクリアされる CPU関連 搭載しているCPUの状態を確認する 「Main」→「Processor Settings」→ 表示を確認する 画面に表示されている CPU番号とマザーボード上のソケットの位置は前ページの図のよ うに対応しています。 CPUのエラー情報をクリアする 「Main」→「Processor Settings」→「Processor Retest」→「Yes」→ 再起動すると クリアされる キーボード関連 Numlockを設定する 「Advanced」→「NumLock」→「Auto」(default) /「On」(有効) /「Off」(無効) 178 BIOS のセットアップ イベントログ関連 イベントログをクリアする(リモートマネージメントカード(標準装備)/アドバンス ドリモートマネージメントカード(オプション)を装着時) 「Server」→「Event Log Configuration」→「Clear All Event Logs」→「Enter」→「Yes」 でクリアするとクリアされる セキュリティ関連 BIOSレベルでのパスワードを設定する 「Security」→「Set Supervisor Password」→ パスワードを入力する 管理者パスワード(Supervisor) 、ユーザーパスワード(User)の順に設定します。 セキュアモードを設定する 「Security」→「Set User Password」→ パスワードを入力する 「Security」→「Secure Mode Boot」→「Enabled」→ それぞれを設定する 外付けデバイス関連 IOポートに対する設定をする 「Advanced」→「Peripheral Configuration」→ それぞれのIOポートに対して設定をする 内蔵デバイス関連 本装置内蔵のPCIデバイスに対する設定をする 「Advanced」→「PCI Configuration」→ それぞれのデバイスに対して設定をする ディスクアレイコントローラボードを取り付ける 「Advanced」→「PCI Configuration」→「PCI Slot n Option ROM」→「Enabled」 n : PCIスロットの番号 ハードウェアの構成情報をクリアする(内蔵デバイスの取り付け/取り外しの後) 「Advanced」→「Reset Configuration Data」→「Yes」→再起動するとクリアされる 設定内容のセーブ関連 BIOSの設定内容を保存する 「Exit」→「Exit Saving Changes」 変更したBIOSの設定を破棄する 「Exit」→「Exit Discarding Changes」または「Discard Changes」 BIOSの設定をデフォルトの設定に戻す(出荷時の設定とは異なる場合があります) 「Exit」→「Load Setup Defaults」 現在の設定内容を保存する 「Exit」→「Save Changes」 ハードウェア編 179 パラメータと説明 SETUPには大きく6種類のメニューがあります。 ⓦ Mainメニュー ⓦ Advancedメニュー ⓦ Securityメニュー ⓦ Serverメニュー ⓦ Bootメニュー ⓦ Exitメニュー このメニューの中からサブメニューを選択することによって、さらに詳細な機能の設定ができ ます。次に画面に表示されるメニュー別に設定できる機能やパラメータ、出荷時の設定を説明 をします。 180 BIOS のセットアップ SETUPを起動すると、はじめにMainメニューが表示されます。項目の前に「 るメニューは、選択して<Enter>キーを押すとサブメニューが表示されます。 ▼ Main 」がついてい PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Server Boot Exit Item Specific Help System Time : System Date : [14:18:58] [08/01/2004] Legacy Diskette A : [1.44/1.25 MB Hard Disk Pre-Delay: Primary IDE Master Primary IDE Slave Secondary IDE Master Secondary IDE Slave Serial ATA Channel 0 Master Serial ATA Channel 1 Master [Disabled] [CD-ROM] [None] [None] [None] [None] [None] Processor Settings Language : [English (US)] F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ 3 1 2 "] - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu Select Item Select Menu <Tab>, <Shift-Tab>, or <Enter> selects field. F9 Setup Defaults F10 Save and Exit Mainメニューの画面上で設定できる項目とその機能を示します。 項 目 System Time System Date Legacy Diskette A Hard Disk Pre-Delay Primary IDE Master Primary IDE Slave Secondary IDE Master Secondary IDE Slave Serial ATA Channel 0 Master Serial ATA Channel 1 Master Processor Settings パラメータ HH:MM:SS MM/DD/YYYY Disabled 360Kb 51/4" 1.2MB 51/4" 720Kb 31/2" [1.44/1.25MB / 3 1 /2 "] 2.88MB 3 1/2 " [Disabled] 3 Seconds 6 Seconds 9 Seconds 12 Seconds 15 Seconds 21 Seconds 30 Seconds ー 説 明 時刻の設定をします。 日付の設定をします。 フロッピーディスクドライブA(標準装備) の設定をします。 ー プロセッサ(CPU)に関する情報や設定をする 画面を表示します。 POST中に初めてIDEデバイスへアクセスす る時に設定された時間だけ待ち合わせを行 います。 それぞれのチャネルに接続されているデバ イスの情報をサブメニューで表示します。 一部設定を変更できる項目がありますが、 出荷時の設定のままにしておいてください。 ハードウェア編 181 項 目 パラメータ [English(US)] Italiano Espanol Francais Deutsch Language 説 明 SETUPで表示する 言語を選択します。 [ 重要 ]: 出荷時の設定 BIOS のパラメータで時刻や日付 の設定が正しく設定されているか必ず確認し てください。次 の条件に当てはまる場合は、運用の前にシステム時計の確認・ 調整をしてください。 ⓦ 装置の輸送後 ⓦ 装置の保管後 ⓦ 装置の動作を保証する環境条件(温度:10℃∼35℃・湿度:20%∼ 80%)から外れた条件下で休止状態にした後 システム時計は毎月 1回程度の割合で確認してください。また、高い時刻の精 度を要求するようなシ ステムに組み込む場合は、タイムサーバ(NTPサーバ) などを利用して運用することをお勧めします。 シ ステム時計 を調整して も時間の 経過と共に 著しい遅れ や進みが 生じる場合 は、お買い求めの販売店、または保守サポートに保守を依頼してください。 182 BIOS のセットアップ Processor Settingsサブメニュー Mainメニューで「Processor Settings」を選択すると、以下の画面が表示されます。 項目については次の表を参照してください。 項 目 Processor Retest Processor Speed Processor 1 CPU ID Processor 1 L2 Cache Processor 2 CPU ID Processor 2 L2 Cache Hyper-Threading Technology Execute Disable Bit パラメータ [No] Yes ー 数値(0Fxx) Disabled Not Installed ー 数値(0Fxx) Disabled Not Installed ー Disabled [Enabled] [Disabled] Enabled 説 明 プロセッサのエラー情報をクリアし、次回 起動時にすべてのプロセッサに対してテス トを行います。このオプションは次回起動 後に自動的に「No」に切り替わります。 搭載しているプロセッサのクロック速度を 表示します。 数値の場合はプロセッサ1のIDを示します。 「Disabled」はプロセッサの故障、 「Not Installed」は取り付けられていないことを示 します(表示のみ)。 プロセッサ1のキャッシュサイズを表示しま す(表示のみ)。 数値の場合はプロセッサ2のIDを示します。 「Disabled」はプロセッサの故障、 「Not Installed」は取り付けられていないことを示 します(表示のみ)。 プロセッサ2のキャッシュサイズを表示しま す(表示のみ)。 プロセッサのHyper-Threading Technology TMの有効/無効を設定します。 Execute Disable Bitをサポートしている CPUのみ表示されます。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 183 Advanced ▼ カーソルを「Advanced」の位置に移動させると、Advancedメニューが表示されます。 項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すとサブメニューが表 示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Server Boot Exit Item Specific Help Memory Configuration PCI Configuration Peripheral Configuraion Advanced Chipset Control Boot-time Diagnostic Screen : Reset Configuration Data : NumLock : Memory/Processor Error : SATA RAID Enable : F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu Additional setup menus to configure Memory devices. [Enabled] [No] [Auto] [Boot] [Disabled] - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 Boot-time Diagnostic Screen パラメータ [Enabled] Disabled Reset Configuration Data [No] Yes NumLock [Auto] On Off [Boot] Halt Memory/Processor Error 説 明 「Enabled」に設定すると、POSTの内容を 画面に表示します。 Console Redirection中は「Disabled」に設 定できません。 Configuration Data(POSTで記憶している システム情報)をクリアするときは「 Yes」 に設定します。装置の起動後にこのパラ メータは「No」に切り替わります。 システム起動時にNumlockの有効/無効を設 定します。 POSTでメモリまたはプロセッサに異常を検 出した際のPOST終了後の動作を選択しま す。「Boot」でオペレーティングシステムを そのまま起動します。「Halt」で動作を停止 します。 SATA RAID Enable* [Disabled] シリアルATAコントローラの HostRAIDを利 Enabled 用したハードディスクドライブの RAID構築 の有効/無効を設定します。212ページ を参 照してください。 [ ]: 出荷時の設定 * SCSIモデルでは使用しませんので変更しないでください。 重要 Reset Configuration Dataを「Yes」に設定すると、ブートデバイスの情報 もクリアされます。Reset Configuration Dataを「Yes」に設定する前に、 必ず設定されているブートデバイスの順番を記録し、Exit Saving Changes で再起動 後、BIOSセットアップメ ニューを起動して、ブートデバイスの順番 を設定し直してください。 184 BIOS のセットアップ Memory Configurationサブメニュー Advancedメニューで「Memory Configuration」を選択すると、以下の画面が表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Advanced Item Specific Help Memory Configuration System Memory : Extended Memory : DIMM DIMM DIMM DIMM Group Group Group Group #1 #2 #3 #4 Status Status Status Status : : : : Memory Retest : Extended RAM Step : Online Spare Memory : F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Determines which type of tests will be performed on extended memory (above 1M). 624 KB 3668488 KB Normal Normal Normal Normal [No] [Disabled] [Disabled] Select Item Select Menu - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 System Memory Extended Memory DIMM Group#1 - #4 Status パラメータ ー ー Normal Disabled Not Installed Memory Retest [No] Yes Extended RAM Step 1MB 1KB Every Location [Disabled] Online Spare Memory [Disabled] Enabled 説 明 基本メモリの容量を表示します。 拡張メモリの容量を表示します。 メモリの現在の状態を表示します。 「Normal」はメモリが正常であることを示し ます。「Disabled」は故障していることを、 「Not Installed」はメモリが取り付けられて いないことを示します(表示のみ)。 Group #1はDIMMソケットの1, 2を、Group #2は#3, 4、Group #3は#5, 6 、Group #4は #7, 8に搭載されているDIMMの状態を表し ます(本装置に搭載されるD I M M はイン ターリーブタイプのため2枚で1組として構 成されています)。 メモリのエラー情報をクリアし、次回起動 時にすべてのDIMMに対してテストを行いま す。このオプションは次回起動後に自動的 に「No」に切り替わります。 「1MB」は1M単位にメモリテストを行いま す。「1KB」は1K単位にメモリテストを行い ます。「Every-Location」はすべてにメモリ テストを行います。メモリテスト中は <Space>キーのみ有効となり、<F2>、 <F4>、<F12>、<Esc>キーは無視されます。 オンラインスペアメモリ機能の有効/無効を 設定します。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 185 PCI Configurationサブメニュー ▼ Advanced メニューで「PCI Configuration」を選択すると、以下の画面が 表示されます。項 目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すとサブメニューが表示 されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Advanced PCI Configuration Item Specific Help Additional setup menus to configure embedded SCSI controller. Embedded SCSI Embedded NIC(Dual Gbit) Embedded Video Controller PCI Slot 1B Option ROM : PCI Slot 1C Option ROM : [Enabled] [Enabled] Option PCI-X Riser Support : PCIe Option Mode : [Disabled] [Disabled] F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 PCI Slot 1B Option ROM パラメータ [Enabled] Disabled PCI Slot 1C Option ROM [Enabled] Disabled Option PCI-X Riser Support PCIe Option Mode [Disabled] Enabled [Disabled] Enabled 重要 ⓦ 説 明 フルハイトタイプのライザカードに接続し ているPCI ボード上のオプションROMの展 開を有効にするか無効にするかを設定しま す。 ロープロファイルタイプのライザカードに 接続しているPCI ボード上のオプション ROMの展開を有効にするか無効にするかを 設定します。 本装置では使用しません。 変更しないでください。 本装置では使用しません。 変更しないでください。 [ ]: 出荷時の設定 ⓦ ネットワークブートをさせないLANボードのオプションROM は 「Disabled」に設定してください。 ⓦ 取り付けたディスクアレイコントローラボードにOSがインストールさ れているハードディスクドライブを接続する際にはそのスロットを 「Enabled」に設定してください。 Embedded SCSIサブメニュー(SCSIモデルのみ) 項 目 SCSI Controller Option ROM Scan パラメータ Disabled [Enabled] [Enabled] Disabled 説 明 オンボード上のSCSIコントローラの有効/無 効を設定します。 オンボード上のSCSIコントローラのBIOSの 展開の有効/無効を設定します。 [ ]: 出荷時の設定 186 BIOS のセットアップ ⓦ Embedded NIC(Dual Gbit)サブメニュー 項 目 LAN Controller Onboard ROM Scan ⓦ パラメータ Disabled [Enabled] [Enabled] Disabled 説 明 オンボード上のLANコントローラの有効/無 効を設定します。 オンボード上のLANコントローラのBIOSの 展開の有効/無効を設定します。 [ ]: 出荷時の設定 Embedded Video Controllerサブメニュー 項 目 Onboard VGA Control パラメータ Disabled [Enabled] 説 明 オンボード上のビデオコントローラの有効/ 無効を設定します。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 187 Peripheral Configurationサブメニュー Advancedメニューで「Peripheral Configuration」を選択すると、以下の画面が表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Advanced Item Specific Help Peripheral Configuration Configure Serial Port A using options : Serial Port A : Base I/O address : Interrupt : [Enabled] [3F8] [IRQ 4] Serial Port B : Base I/O address : Interrupt : [Enabled] [2F8] [IRQ 3] PS/2 Mouse [Auto Detec] USB Host Controller : Legacy USB Support : [Enabled] [Enabled] Parallel ATA : Serial ATA : [Both] [Enabled] F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu - /+ Enter [Disabled] No configuration [Enabled] User configuration [Auto] BIOS or OS chooses configuration (OS Controlled) Displayed when controlled by OS Change Values Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 重要 項 目 Serial Port A Serial Port A Base I/O address Serial Port A Interrupt Serial Port B Serial Port B Base I/O address Serial Port B Interrupt PS/2 Mouse USB Host Controller 割り込みベ ースI/Oアド レスが他と重複しないように注意してください。設定 した 値が他のリソースで使 用されている場合は 黄色の「*」が表示されます。 黄色の「*」が表示されている項目は設定し直してください。 パラメータ Disabled [Enabled] Auto [3F8] 2F8 3E8 2E8 IRQ 3 [IRQ 4] Disabled [Enabled] Auto 3F8 [2F8] 3E8 2E8 [IRQ 3] IRQ 4 Disabled Enabled [Auto Detect] Disabled [Enabled] 説 明 シリアルポートAの有効/無効を設定します。 シリアルポートAのためのベースI/Oアドレ スを設定します。 シリアルポートAのための割り込みを設定し ます。 シリアルポートBの有効/無効を設定します。 シリアルポートBのためのベースI/Oアドレ スを設定します。 シリアルポートBのための割り込みを設定し ます。 マウスの有効/無効を設定します。 「Disabled」にするとUSBデバイスクラス3 を受け付けなくなります。 188 BIOS のセットアップ 項 目 Legacy USB Support パラメータ Disabled [Enabled] Parallel ATA Disabled Channel 0 Channel 1 [Both] Disabled [Enabled] Serial ATA 説 明 USBを正式にサポートしていないOSでも USBキーボードやマウスが使用できるよう にするかどうかを設定します。 「Enabled」に設定した場合は、POST、 SETUPでUSBキーボードは使用できます が、OS 起動後はOSによっては使用できま せん。 パラレルATAの有効/無効を設定します。 シリアルATAの有効/無効を設定します。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 189 Advanced Chipset Controlサブメニュー Advanced メニューで「Advanced Chipset Control」を選択する と、以下の画面が表示され ます。 PhoenixBIOS Setup Utility Advanced Item Specific Help Advanced Chipset Control Enable Multimedia Timer [No] Wake On LAN/PME Wake On Ring Wake On RTC Alarm [Enabled] [Disabled] [Disabled] F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu Enable/Disable Multimedia Timer support. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 Enable Multimedia Timer Wake On LAN/PME パラメータ [No] Yes Disabled [Enabled] Wake On Ring [Disabled] Enabled Wake On RTC Alarm [Disabled] Enabled 説 明 マルチメディアに対応するためのタイマー の有効/無効を設定します。 標準装備のネットワークまたはフルハイト PCI ライザーカードに接続されたPCIデバイ ス(PCI Power Management Enabledするイ ンベント)によるリモートパワーオン機能の 有効/無効を設定します。 シリアルポート(モデム)を介したリモー トパワーオン機能の有効/無効を設定しま す。 リアルタイムクロックのアラーム機能を 使ったリモートパワーオン機能の有効/無効 を設定します。 [ ]: 出荷時の設定 190 BIOS のセットアップ Security カーソルを「Security」の位置に移動させると、Securityメニューが表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Server Boot Exit Item Specific Help User Password Is : Clear Supervisor Password Is : Clear Set User Password Set Supervisor Password Supervisor Password controls access to the setup utility. [Enter] [Enter] Password on boot : [Disabled] Fixed disk boot sector : [Normal] Secure Mode Timer Hot Key(CTRL+ALT+) Secure Mode Boot Video Blanking Floppy Write Protect [Disabled] [L] [Disabled] [Disabled] [Disabled] Power Switch Inhibit [Disabled] F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit Set Supervisor PasswordもしくはSet User Passwordのどちらかで<Enter>キーを押すと パスワードの登録/変更画面が表示されます。 ここでパスワードの設定を行います。 重要 ⓦ 「User Password」は、 「Supervisor Password」を設定していない と設定できません。 ⓦ OSのインストール前にパスワードを設定しないでください。 ⓦ パスワードを忘れてしまった場合は、お買い求めの販売店または保守サ ポートにお問い合わせください。 各項目については次の表を参照してください。 項 目 User Password Is Set User Password パラメータ Clear Set Clear Set 8文字までの英数字 Set Supervisor Password 8文字までの英数字 Administrator Password Is 説 明 ユーザーパスワードが設定されているかど うかを示します(表示のみ)。 スーパバイザパスワードが設定されている かどうかを示します(表示のみ)。 <Enter>キーを押すとユーザーのパスワード 入力画面になります。このパスワードでは SETUPメニューのアクセスに制限がありま す。この設定は、SETUPを起動したときの パスワードの入力で「Supervisor」でログ インしたときのみ設定できます。 <Enter>キーを押すとスーパーバイザのパス ワード入力画面になります。このパスワー ドですべてのSETUPメニューにアクセスで きます。この設定は、SETUPを起動したと きのパスワードの入力で「Supervisorでロ グインしたときのみ設定できます。 ハードウェア編 191 項 目 Password on boot パラメータ [Disabled] Enabled Fixed disk boot sector [Normal] Write Protect Secure Mode Timer [Disabled] 1 min 2 min 5 min 10 min 20 min 1 hr 2hr [L] Z Hot Key(CTRL+ALT+) Secure Mode Boot Video Blanking Floppy Write Protect Power Switch Inhibit [Disabled] Enabled [Disabled] Enabled [Disabled] Enabled [Disabled] Enabled 説 明 起動時にパスワードの入力を行う/行わな いの設定をします。先にスーパバイザのパ スワードを設定する必要があります。 もし、 スーパーバイザのパスワードが設定されて いて、このオプションが無効の場合はBIOS はユーザーが起動していると判断します。 IDEハードディスクドライブに対する書き込 みを防ぎます。本装置ではIDEハードディス クドライブをサポートしていません。 キーボードやマウスからの入力が途絶えて からセキュアモードに入るまでの時間を設 定します。「Disabled」の時はセキュアモー ドになりません。 Secure Modeを起動させるキーを設定しま す。<Ctrl>キーと<Alt>キーを押しながら設 定したキーを押すとSecure Modeが起動し ます。 システムの起動時にセキュアモードで起動 させるかどうかを設定します。 セキュアモードに入った時にモニタを切る かどうか設定できます。 セキュアモードの間、フロッピーディスク ドライブにセットしたフロッピーディスク への書き込みを許可するか禁止するかを設 定します。 パワースイッチの機能を有効にするか無効 にするかを設定します。 [ ]: 出荷時の設定 192 BIOS のセットアップ Server カーソルを「Server」の位置に移動させると、Serverメニューが表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Server Boot Exit Item Specific Help System Management Console Redirection Event Log Configuration Assert NMI on PERR : Assert NMI on SERR : FRB-2 Policy : Boot Monitoring Boot Monitoring Policy Thermal Sensor Post Error Pause : AC-LINK : Power ON Delay Time(Sec) Platform Event Filtering F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ [Enabled] [Enabled] [Retry 3 Times] [Disabled] [Retry 3 times] [Enabled] [Enabled] [Last State] [ 0] [Enabled] Select Item Select Menu Additional setup menus to view server management features. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit Server メ ニ ュー で 設 定 で き る 項 目 とそ の 機 能 を 示 し ま す。 「System Management」と 「Console Redirection」、「Event Log Configuration」は選択後、<Enter>キーを押してサブ メニューを表示させてから設定します。 項目については次の表を参照してください。 項 目 Assert NMI on PERR Assert NMI on SERR FRB-2 Policy Boot Monitoring パラメータ [Enabled] Disabled [Enabled] Disabled Disable FRB2 Timer [Retry 3 times] [Disabled] 5 minutes 10 minutes 15 minutes 20 minutes 25 minutes 30 minutes 35 minutes 40 minutes 45 minutes 50 minutes 55 minutes 60 minutes 説 明 PCI PERRのサポートを設定します。 PCI SERRのサポートを設定します。 FRBレベル2のタイマに関する設定をしま す。 起動監視機能の有効/無効とタイムアウトま での時間を設定します。この機能を使用す る場合は、ESMPRO/ServerAgentをインス トールしてください。 ESMPRO/ServerAgentをインストールして いないOSから起動する場合には、この機能 を無効にしてください。 ハードウェア編 193 項 目 Boot Monitoring Policy パラメータ [Retry 3 times] Retry Service Boot Always Reset Thermal Senor [Enabled] Disabled Post Error Pause [Enabled] Disabled AC-LINK Stay Off [Last State] Power On [0]-255 Power On Delay Time(Sec) Platform Event Filtering [Enabled] Disabled 説 明 起動監視時にタイムアウトが発生した場合 の処理を設定します。 [Retry 3 times]に設定すると、タイムアウト の発生後にシステムをリセットし、 OS起動 を3回まで試みます。 [Retry Service Boot] に設定すると、タイム アウト発生後にシステムをリセットし、 OS 起動を3回まで試行します。 その後、サービ スパーティション*から起動を3回試み、 3回 とも失敗した場合は起動を停止します。 [Always Reset]に設定すると、タイムアウ ト発生後にOS起動を常に試みます。 * システムにサービスパーティションが存 在しない場合は、システムパーティショ ンからOS起動を無限に試みます。 温度センサ監視機能の有効/無効を設定しま す。有効にすると、温度の異常を検出した 場合にPOSTの終わりでいったん停止しま す。 POSTの実行中にエラーが発生した際に、 POSTの終わりでPOSTをいったん停止する かどうか設定します。 ACリンク機能を設定します。AC電源が再度 供給されたときのシステムの電源の状態を 設定します(下記参照)。 DC電源をONにするディレイ時間を0秒から 255秒の間で設定します。 AC-LINKで 「Last State」または「Power On」に設定 している場合に有効となります。 リモートマネージメントカード( RMC)の 通報機能が設定されている場合は、 意味を 持ちません。 [ ]: 出荷時の設定 「AC-LINK」の設定と本装置のAC電源がOFFになってから再度電源が供給されたときの動作を 次の表に示します。 設 定 Stay Off Last State 動作中 Off On 停止中(DC電源もOffのとき) Off Off 強制電源OFF* Off Off * POWERスイッチを4秒以上押し続ける操作です。強制的に電源をOFFにします。 AC電源 OFFの前の状態 重要 Power On On On On 無停電電源装置 (UPS)を利用して自動運転を行う 場合は「AC-LINK」の設定 を「Power On」にしてください。 194 BIOS のセットアップ System Managementサブメニュー Serverメニューで「System Management」を選択し、<Enter>キーを押すと、以下の画面が 表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Server System Management BIOS Version 1N35 IPMI Specification Version BMC Device ID BMC Device Version BMC Firmware Version PIA Version SDR Revision 2.0 22 01 00.08 01.12 00.11a F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Item Specific Help Intelligent Platform Management Interface A delay may be noticed when selecting IPMI, this is do to the retrieval of sensor data. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu Select Item Select Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 BIOS Version パラメータ ー IPMI Specificaiton Version ー BMC Device ID ー BMC Device Version ー BMC Firmware Version ー PIA Version ー SDR Revision ー 説 明 BIOSのバージョンを表示します(表示の み)。 IPMI仕様のバージョンを表示します(表示 のみ)。 BMCのデバイスIDを表示します(表示の み)。 BMCのバージョンを表示します(表示の み)。 BMCのファームウェアバージョンを表示し ます(表示のみ)。 プラットフォームインフォメーションエリ アのバージョンを表示します(表示のみ)。 センサデータレコードのレビジョンを表示 します(表示のみ)。 ハードウェア編 195 Console Redirectionサブメニュー Serverメニ ューで「Console Redirection」を選択し、<Enter>キーを押すと、以下の画面が 表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Server Item Specific Help Console Redirection BIOS Redirection Port : ACPI Redirection Port : [Disabled] [Disabled] Baud Rate Flow Control Console Type [19.2K] [CTS/RTS] [PC ANSI] F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu Selects the Serial port to use for Console Redirection. “Disabled” completely disables Console Redirection. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 BIOS Redirection Port パラメータ [Disabled] Serial Port A Serial Port B ACPI Redirection Port [Disabled] Serial Port A Serial Port B 9600 [19.2K] 38.4K 57.6K 115.2K None XON/XOFF [CTS/RTS] CTS/RTS + CD [PC ANSI] VT 100+ VT-UTF8 Baud Rate Flow Control Console Type 説 明 このメニューで設定したシリアルポートか らDianaScopeやハイパーターミナルを使っ た管理端末からのダイレクト接続を有効に するか無効にするかを設定します。 OS動作中にACPIコンソールを接続するシリ アルポートを設定します。 接続するハードウェアコンソールとのイン タフェースに使用するボーレートを設定し ます。 フロー制御の方法を設定します。 ハードウェアコンソールタイプを選択しま す。 [ ]: 出荷時の設定 196 BIOS のセットアップ Event Log Configurationサブメニュー Serverメニューで「Event Log Management」を選択し、<Enter>キーを押すと、以下の画面 が表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Server Item Specific Help Event Log Configuration Clear all Event Logs : F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ [Enter] Select Item Select Menu The system event log will be cleared if selecting "Yes". - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 Clear all Event Logs パラメータ Enter 説 明 <Enter>キーを押すと確認画面が表示され、 「Yes」を選ぶと保存されているエラーログ を初期化します。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 197 Boot カーソルを「Boot」の位置に移動させると、起動順位を設定するBootメニューが表示されま す。Bootメニューのそれぞれの項目を選択後、<Enter>キーを押してサブメニューを表示させ てから設定します。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Server Boot CD-ROM Drive +Removable Devices +Hard Drive IBA GE Slot 0208 v1217 IBA GE Slot 0209 v1217 F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu Exit Item Specific Help Keys used to view or configure devices: <Enter> expands or collapses devices with a + or <Ctrl+Enter> expands all <Shift + 1> enables or disables a device. <+> and <-> moves the device up or down. <n> May move removable device between Hard Disk or Removable Disk <d> Remove a device that is not installed. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit Removable Devicesサブメニュー システムに接続されているリムー バブルデバイスの中から起動させるデバイスを選択します。 システムは起動時にこのサブメニューで設定したデバイスをサーチし、起動ソフトウェアを見 つけるとそのソフトウェアで起動します。 <↑>キー /<↓>キーでデバイスを選択します。 項 目 システムに接続されている デバイスをリストアップし ます 説 明 リストから1つを選択します。リストには、1.44MBタイプか120MB タイプのフロッピーディスクドライブが表示されます。 Hard Driveサブメニュー シス テムに接続されて いるハードディス クドライブの中か ら起動させるデ バイスを選択しま す。システムは起動時にこのサブメニューで設定したデバイスをサーチし、起動ソフトウェア を見つけるとそのソフトウェアで起動します。 <↑>キー /<↓>キーでデバイスを選択します。 項 目 システムに接続されている デバイスをリストアップし ます 項 目 リストから1つを選択します。 198 BIOS のセットアップ Exit カーソルを「Exit」の位置に移動させると、Exitメニューが表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Server Boot Exit Item Specific Help Exit Saving Changes Exit Discarding Changes Load Setup Defaults Disacard Changes Save Changes F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu Exit System Setup and save your changes to CMOS. - /+ Change Values Enter Execute Command F9 Setup Defaults F10 Save and Exit このメニューの各オプションについて以下に説明します。 Exit Saving Changes 新たに選択した内容をCMOSメモリ(不揮発性メモリ)内に保存してSETUPを終わらせる時 に、この項目を選択します。Exit Saving Changesを選択すると、確認画面が表示されます。 ここで、 「No」を選ぶと新たに選択した内容をCMOSメモリ(不揮発性メモリ)内に保存して SETUPを終了し、自動的にシステムを再起動します。 Exit Discarding Changes 新たに選択した内容をCMOSメモリ(不揮発性メモリ)内に保存しないでSETUPを終わらせ たい時に、この項目を選択します。 ここで、 「No」を選 択すると、変更した内容をCMOSメモリ内に保 存しないでSETUPを終了 し、自動的にシステムを再起動します。 Load Setup Defaults SETUPのすべ ての値をデフ ォルト値に戻 したい時に、こ の項目を選択 します。Load Setup Defaultsを選択すると、確認画面が表示されます。 ここで、 「Yes」を選択すると、SETUPのすべての値をデフォルト値に戻して Exitメニューに 戻ります。 「No」を選択するとExitメニューに戻ります。 重要 モデルによっては、出荷時の設定とデフォルト値が異なる場合があります。こ の項で 説明してい る設定一 覧を参照し て使用する 環境に合 わせた設定 に直す 必要があります。 Discard Changes CMOSメモリに値を保存する前に今回の変更を以前の値に戻したい場合は、 この項目を選択し ます。Discard Changesを選択すると確認画面が表示されます。 ここで、 「Yes」を選ぶと新たに選択した内容が破棄されて、以前の内容に戻ります。 ハードウェア編 199 Save Changes 新たに選択した内容をCMOSメモリ(不揮発性メモリ)内に保存する時に、この項目を選択し ます。Saving Changesを選択すると、確認画面が表示されます。 ここで、「Yes」を選ぶと新たに選択した内容をCMOSメモリ(不揮発性メモリ)内に保存し ます。 200 BIOS のセットアップ SCSI BIOS (SCSISelect) 「SCSISelect」ユーティリティはマザーボード上のSCSIコントローラに対して各種設定を行う ためのユーティリティで、起動には特殊な起動ディスクなどを使用せずに、POSTの実行中に 簡単なキー操作から起動することができます。 重要 本装置には、最 新のバージョンの SCSISelect Utilityがインス トールされて います。こ のため設 定画面が本 書で説明 している 内容と異な る場合が ありま す。本書と異なる設定項目については、オンラインヘルプを参照するか、お買 い求めの販売店または保守サポートに問い合わせてください。 SCSISelect Utilityの用途 SCSISelect Utilityは、本装置に接続されるSCSI機器の転送速度の設定を行う場合(ハードディ スクドライブを除く)に起動し、各種設定をします。 重要 SCSI のコンフィグレ ーションはSCSI コントロ ーラ単位に個別に ユーティリ ティを起動して設定しなければな りません。本装置内にはSCSI コントローラ が1つ搭載されています。 オプションのSCSIコントローラボードを増設した場合は、本装置内蔵のSCSI コントローラに加え、増設した枚数分のSCSIコントローラの設定が必要です。 また、設定 を変更す るために使 用するユ ーティリ ティも異な る場合が ありま す。 起動と終了 SCSISelect Utility の起動から終了ま での方法を次に示し ます。オプションボー ドに格納され ているユーティリティの起動や操作方法については、オプションボードに添付の説明書を参照 してください。 1. 本装置の電源をONにする POST実行中の画面の途中で次のメッセージを表示します。 Adaptec SCSI BIOS vX.XX Copyright 2004 Adaptec, Inc. All Rights Reserved Press <Ctrl> <A> for SCSISelect(TM) Utility! 2. <Ctrl>キーを押しながら<A>キーを押す。 SCSISelectユーティリティが起動し、 「Main」メニューを表示します。 ハードウェア編 201 3. カーソルを使って「Bus:Device」ボックス内のチャネルを選択して<Enter>キー を押す。 AIC-7902 A at Slot 23 02:03:00 AIC-7902 B at Slot 23 02:03:01 マザーボードのSCSIコントローラにはチャネルが2つあります。 チャネル A(02:03:00)はUltra320 SCSIコ ネクタ(5.25インチデバ イスまたは外部 SCSI(Wide)コネクタ用)を、チャネルB(02:03:01)はUltra320 SCSIコネクタ(ハー ドディスクドライブ用)を表示します。 選択すると、 「Options」メニューを表示します。 4. オプションのメニューを選択して<Enter>キーを押す。 Options Configure/View SCSI Controller Settings SCSI Disk Utilities アダプタ(選択したチャネル)やチャネルに接続されているSCSIデバイスに対して 設定したいときは、 「Configure/View SCSI Controller Settings」を選択します。 選択したチャネルに接続された ハードディスクドライブのフォーマットやベリファ イ、およびチャネルに接続されたデバイスのSCSI IDなどを知りたいときは、 「SCSI Disk Utilites」を選択します。 詳しい内容については以降の説明を参照してください。 SCSISelect を終了するには、終了メ ッセージが表示されるまで <Esc>キーを押してください (設定を変更している場合は、その前に変更内容の保存を確認するメッセージが表示されます。 保存する(Yes)か、破棄する(No)を選択してください)。 202 BIOS のセットアップ Configure/View SCSI Controller Settings 設 定 する チ ャ ネル を 選 択 後に 表 示 さ れる「Options」メニ ュ ー で「Configure/View SCSI Controller Settings」を選択すると画面が表示されます。 Configuration SCSI SCSI SCSI SCSI Bus Interface Definitions Controller ID ....................7 Controller Parity ................Enabled Controller Termination ...........Enabled Additional Options Boot Device Configuration .............Press<Enter> SCSI Device Configuration .............Press<Enter> Advanced Configuration ................Press<Enter> Host RAID .............................Disabled <F6> - Reset to SCSI Controller Defaults BIOS Information Interrupt(IRQ) Channel ................10 I/O Port Addresses ....................2400h, 2000h 次にメニューとパラメータを説明します。ここでの説明を参照して最適な状態に設定してくだ さい。 SCSI Bus Interface Definitions キーボードのカーソル (<↓>キー /< ↑>キー )を使って項目を選択します。それぞれの機能と パラメータは次の表のとおりです。 項 目 SCSI Controller ID SCSI Controller Parity SCSI Controller Termination パラメータ 0∼[7]∼15 [Enabled] Disabled [Enabled] Disabled 機能/設定 「7」に設定してください。 「Enabled」に設定してください。 終端抵抗の有効/無効を設定します。 「Enabled」に設定してください。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 203 Additional Options キーボードのカーソル(<↓>キー /<↑>キー )を使って項目を選択します。 Boot Device Configuration 「Boot Device Configuration」にカーソルを合わせて<Enter>キーを押すと次のような表示に 変わります。 Boot Device Configuration Single Image Master SCSI Controller .......AIC-7902 A at slot 23 02:03:00 Select SCSI peripheral from which to boot. Boot SCSI Controller .........AIC-7902 A at slot 23 02:03:00 SCSI Device Configuration 「SCSI Device Configuration」にカーソルを合わせて<Enter>キーを押すと次のような表示に 変わります。 SCSI Device Configuration SCSI Device ID #0 Sync Transfer Rate (MB/Sec).....320 Packetized......................Yes QAS.............................Yes Initiate Wide Negotiation.......Yes Enable Disconnection............Yes Send Start Unit Command.........Yes BIOS Multiple LUN Support....... No Include in BIOS Scan............Yes #1 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #2 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #3 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #4 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #5 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #6 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #7 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes SCSI Device ID #8 Sync Transfer Rate (MB/Sec).....320 Packetized......................Yes QAS.............................Yes Initiate Wide Negotiation.......Yes Enable Disconnection............Yes Send Start Unit Command.........Yes BIOS Multiple LUN Support....... No Include in BIOS Scan............Yes #9 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #10 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #11 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #12 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #13 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #14 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes #15 320 Yes Yes Yes Yes Yes No Yes 重要 設定は各SCSI IDごとに行えます。ターゲットとなる装置のSCSI IDを確認し てから設定を変更してください。 追 加 した オプ シ ョン のSCSI ID が わ から ない 場 合は「Options」メ ニュ ーで ヒント 「SCSI Disk Utilities」を選択してください。しばらくすると、SCSI IDと対応す るデバイスの画面が表示されます。詳しくはこの後の「SCSI Disk Utilities」を 参照してください。 メニュー内の機能とパラメータは次ページの表のとおりです。 204 BIOS のセットアップ 項 目 Sync Transfer Rate (MB/Sec) Packetized [320] 160 80.0 66.6 40.0 [Yes] No QAS [Yes] No Initiate Wide Negotiation [Yes] No Enable Disconnection [Yes] No [Yes] No Send Start Unit Command BIOS Multiple LUN Support Include in BIOS Scan Yes [No] [Yes] No パラメータ 33.3 20.0 10.0 ASYN 機能/設定 通常は「320」に設定してください。この値 は接続するオプションによって変更が必要 な場合があります。詳しくはオプションに 添付の説明書を参照してください。 パケット化したデータ転送(デュアルトラ ンジション(DT))機能を使用し、バスの稼 働率を最適化するかどうかを選択します。 SCSIバスの稼働率を向上するQuick Arbitration and Selection(QAS)機能を使用するか どうかを選択します。 接続したSCSI機器がWide SCSIに対応して いるときは「Yes」に設定してください。 対 応していないときは、「No」に設定してくだ さい。 「Yes」に設定してください。 ハードディスクドライブに対して使用する 場合は「Yes」に設定してください。 それ以 外の場合は、「No」に設定してください。 「No」に設定してください。 「Yes」に設定してください。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 205 Advanced Configuration 「Advanced Configuration」にカーソルを合わせて<Enter>キーを押すと次のような表示に変 わります。 Advanced Configuration Reset SCSI Bus at IC Initialization ......................... Display <Ctrl><A> Message During BIOS Initialization ........ Extended Int 13 Translation for DOS Drives > 1GByte ......... Post Display Mode ........................................... SCSI Controller Int 13 Support .............................. Enabled Enabled Enabled Verbose Enabled Options Listed Below Have NO EFFECT if Int 13 Support is Disabled Domain Validation ........................................... Enabled Support Removable Disk Under Int 13 as Fixed Disks .......... Disabled BIOS Support for Bootable CD-ROM ............................ Enabled メニュー内の機能とパラメータは次の表のとおりです。 項 目 Reset SCSI Bus at IC Initialization Display <Ctrl><A> Message During BIOS Initialization Extended Int 13 Translation for DOS Drives > 1 GBype Post Display Mode SCSI Conrtoller Int 13 Support パラメータ [Enabled] Disabled [Enabled] Disabled 機能/設定 「Enabled」に設定してください。 [Enabled] Disabled 「Enabled」に設定してください。 [Verbose] Silent Diagnostic [Enabled] Disabled: NOT Scan Disabled: scan bus 「Enabled」に設定してください。 特に必要がない限り変更しないでください。 SCSI BIOSの有効/無効を設定します。次の 場合を除いて「Enabled」に設定してくださ い。 ⓦ SCSIコントローラ配下に接続された ハードディスクドライブ以外のコント ローラ配下に接続したハードディスク ドライブからOSをBootする場合 (ハードディスクドライブが接続されて いない場合は問題ありません)。 ⓦ Domain Validation Support Removable Disks under Int 13 as Fixed Disks BIOS Support for Bootable CD-ROM [Enabled] Disabled Boot Only All Disks [Disabled] [Enabled] Disabled 拡張ROM空間の領域を確保する目的で ハードディスクドライブが接続されて いないSCSIコントローラのBIOSを 「Disabled」にすることができる。 「Enabled」に設定してください。 リムーバブルメディアがコントロールする オプションはAIC-79xx BIOSによりサポー トします。 「Enabled」に設定してください。 [ ]: 出荷時の設定 206 BIOS のセットアップ SCSI Disk Utilities SCSI Disk Utilitiesは選択したチャネルに接続されたデバイ スをスキャンし、それぞれのデバ イスの情報を表示します。デバイスがハードディスクドライブの場合は、ディスクのローレベ ルフォーマットやベリファイを実行することもできます。 設定するチャネルを選択後に表示される「Options」メニューで「SCSI Disk Utilities」を選択 すると次のようなSCSI IDをスキャンする画面が表示されます。 AIC-7902 A at slot 23, 02:03:00 Scanning SCSI ID: 4: LUN Number :0 スキャン後、次のようなSCSI IDと対応するデバイスの画面が表示されます。 Select SCSI Disk and press <Enter> SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI SCSI ID ID ID ID ID ID ID ID ID ID ID ID ID ID ID ID #0 #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 #12 #13 #14 #15 : : : : : : : : : : : : : : : : No device No device No device No device No device No device No device Adaptec AIC - 7902 No device No device No device No device No device No device No device No device この画面でデバイスを選択して<Enter>キーを押すとデバイスの詳細が表示されます。 選択したデバイスがハードディスクドライブの場合は、次のサブメニューを実行することがで きます。 ⓦ Format Disk: 選択したデバイスをローレベルでフォーマットします。 ⓦ Verify Disk Media: 選択したデバイスのすべてのセクタを比較(ベリファイ)し、 不良なセクタがあればアサインし直します。 HostRAID HostRAIDはデ ィスクアレイ機能 を構築するための ユーティリティです。詳 細は「RAIDコン フィグレーション」 (212ページ)またはオンラインドキュメントの「HostRAID TM SCSISelect Utility操作説明書」を参照してください。 ハードウェア編 207 ディスクアレイBIOS(ディスクアレイBIOSユーティリティ) ディスクアレイ BIOSユーティリティは、オプションのディスクアレイコントローラボードの 設定を切り替えるためのユーティリティです。 ディスクアレイコントローラのタ イプによってBIOSの起動方法やメニューの内容が異なりま す。詳しくは、購入されたディスクアレイコントローラボードに添付の説明書を参照してくだ さい。 購入されたディスクアレイコントローラを搭載した状態をオーダーされた場合は、本装置の添 付品としてディスクアレイコントローラの説明書も添付されます。 208 リセットとクリア リセットとクリア 本装置が動作しなくなったときや BIOSで設定した内容を出荷時の設定に戻すときに参照して ください。 リセット OSが起動する前に動作しなくなったときは、<Ctrl>キーと<Alt>キーを押しながら、<Delete> キーを押してください。リセットを実行します。 重要 リセットは、本体のDIMM内のメモリや処理中のデータをすべてクリアしてし まいます。ハングアップしたとき以外でリセットを行うときは、本装置がなに も処理していないことを確認してください。 強制電源OFF OSから シャットダウンできなくなったときや、POWER スイッチを押しても電源を OFFにで きなくなったとき、リセットが機能しないときなどに使用します。 本体のPOWERスイッチを4秒ほど押し続けてください。電源が強制的にOFFになります。 (電 源を再びONにするときは、電源OFFから約10秒ほど待ってから電源をONにしてください。 ) 重要 リモートパワーオン機能を使用している場合は、一度、電源をONにし直して、 OSを起動させ、正常な方法で電源をOFFにしてください。 POWERスイッチ(4秒以上押す) ハードウェア編 209 CMOSメモリ・パスワードのクリア 本装置が持 つセットアップユーティリティ「SETUP」では、本装置内部のデータを第三者か ら保護するために独自のパスワードを設定することができます。 万一、パスワードを忘れてしまったときなどは、ここで説明する方法でパスワードをクリアす ることができます。 また、本装 置のCMOSメモ リに保存されている内 容をクリアする場合 も同様の手順で行いま す。 重要 CMOS メモリの内 容をクリア するとSETUP の設定内 容がすべて 出荷時の設 定に戻ります。 パスワード/CMOSメモリのクリアはマザーボード上のコンフィグレーションジャンパスイッ チを操作して行います。ジャンパスイッチは下図の位置にあります。 重要 その他のジャンパの設定は変更しないでください。本装置の故障や誤動作の原 因となります。 ストラップ JBAT1 保護 クリア 1 2 3 CMOSメモリの内容の保護/クリア用ピン 保護 J7 J8 クリア J7 J8 パスワードの保護/クリア用ピン 前面側 背面側 それぞれの内容をクリアする方法を次ページに示します。 210 リセットとクリア 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・修理・改造はしない リチウムバッテリを取り外さない プラグを抜かずに取り扱わない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 一人で持ち上げない 中途半端に取り付けない カバーを外したまま取り付けない 指を挟まない 高温注意 ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない 1. 127ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(138ページ参照)。 3. ロジックカバーを取り外す(141ページ参照)。 4. クリアしたい機能のジャンパスイッチの位置を確認する。 5. ジャンパスイッチの設定を変更する。 前ページの図を参照してください。 6. 5秒ほど待って元の位置に戻す。 7. 取り外した部品を元に組み立てる。 8. 電源コードを接続して本体の電源をONにする。 9. <F2>キーを押してBIOS SETUPユーティリティを起動し、Exitメニューから 「Load Setup Defaults」を実行する。 重要 SATAハードディスクドライブモデルでSATA RAIDを構築している場合は、 Advancedメニューの「SATA RAID Enable」を「Enabled」に変更してく ださい。 ハードウェア編 211 割り込みライン 割り込みラインは、出荷時に次のように割り当てられています。オプションを増設するときな どに参考にしてください。 IRQ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 周辺機器(コントローラ) システムタイマ キーボード ー COM 2シリアルポート COM 1シリアルポート PCI フロッピーディスク PCI リアルタイムクロック ACPI Compliant System PCI PCI IRQ 12 13 14 15 16 17 18 19 30 31 49 51 周辺機器(コントローラ) マウス 数値演算プロセッサ プライマリIDE セカンダリIDE USB VGA ー USB LAN1 LAN2 Adaptec SCSI Adaptec SCSI 212 RAID コンフィグレーション RAIDコンフィグレーション ここでは本 装置内蔵のハード ディスクドライブ をディスクアレ イドライブとして 運用するた めの方法について説明します。Disk増設ユニットに実装されたハードディスクドライブをディ スクアレイドライブとして運用する場合については、オプションのディスクアレイコントロー ラが必要です。詳しくはディスクアレイコントローラまたはDisk増設ユニットに添付の説明書 を参照してください。 本装置内蔵 のハードディスク ドライブをディス クアレイドライ ブとして構築する には次の方 法があります。 ⓦ SCSIモデルについて、SCSIハードディスクドライブ(2台)をマザーボード上のRAID コントローラを使用して構築する。 ⓦ SATAモデルについて、SATAハードディスクドライブ(2台)をマザーボード上の RAIDコントローラを使用して構築する。 ⓦ オプションのディスクアレイコントローラを使用して構築する。 SCSIハードディスクドライブのRAID構築 本装置内蔵のマザーボードにあるRAIDコントローラを使用してディスクアレイ(RAID0また はRAID1)を構築することができます。 構築に必要となる機器はSCSIハードディスクドライブ最大3台です。 ⓦ RAID0(ストライピング) 2∼3台のハードディスクドライブに対してデータを分散して記録する方法です。この方 法を「ストライピング」と 呼びます。ハードディス クドライブへ処理を分 散させること によりハードディス クドライブ単体で使用し ているときに比べディスク アクセス性能を 向上させることができます。 重要 ⓦ ⓦ データを複数台のハードディスクドライブに分散して記録しているため アレイを構成しているハードディスクドライブが1台でも故障すると データの復旧はできません。 ⓦ アレイの論理容量は、接続されたハードディスクドライブの整数倍とな ります。 RAID1(ミラーリング) 2台のハードディスクドライブに対して同じデータを記録する方法です。この方法を「ミ ラーリング」と呼びます。データを記録するときに同時に2台のハードディスクドライブ に記録するため、使用中 に片方のハードディス クドライブが故障しても もう片方の正常 なハードディスクド ライブを使用してシステ ムダウンすることなく継続 して運用するこ とができます。 ハードウェア編 213 重要 ⓦ データを2台のハードディスクドライブへ同時にリード/ライトしている ため、単体ディスクに比べてディスクアクセス性能は劣ります。 ⓦ アレイの論理容量は、接続されたハードディスクドライブ1台と同じと なります。 ハードディスクドライブの取り付け 本体に2台以上のSCSIハードディスクドライブを取り付けてください。取り付け手順について は、131ページを参照してください。 重要 取 り付けるハ ードディス クドライ ブは同じ回 転速度のも のを使用 してくださ い。また、RAID1 を構築する場合 は、同じ容量のハードデ ィスクドライブを 使用することをお勧めします。 SCSISelect Utilityを使用したRAIDの有効化 取り付けた2台以上のハードディスクドライブは、単一のハードディスクドライブか、RAIDド ライブのいずれかで使用することができます。 RAIDドライブとして構築するためには、SCSISelect Utilityを使用して、マザーボードのSCSI コネクタに接続されているハード ディスクドライブをRAIDドライブとして使用するための設 定が必要となります。 ヒント 出荷時の設定では、単一ハードディスクドライブとして使用するように設定さ れています。 次の手順でSCSISelect Utilityの設定を変更します。 1. SCSISelect Utilityを起動する。 AIC-7902 A at Slot 23 02:03:00 AIC-7902 B at Slot 23 02:03:01 2. HostRAIDを設定するチャネルを選択し、Options画面を開く。 3. [Configure/View SCSI Controller Settings]を選択し、<Enter>キーを押す。 Options Configure/View SCSI Controller Settings SCSI Disk Utilities 214 RAID コンフィグレーション 4. ConfigurationメニューでHostRAIDの[Disabled]をハイライトさせ、<Enter> キーを押す。 Configuration SCSI SCSI SCSI SCSI Bus Interface Definitions Controller ID ....................7 Controller Parity ................Enabled Controller Termination ...........Enabled Additional Options Boot Device Configuration .............Press<Enter> SCSI Device Configuration .............Press<Enter> Advanced Configuration ................Press<Enter> Host RAID .............................Disabled <F6> - Reset to SCSI Controller Defaults BIOS Information Interrupt(IRQ) Channel ................10 I/O Port Addresses ....................2400h, 2000h 5. [Enabled]に変更する。 Configuration SCSI SCSI SCSI SCSI Bus Interface Definitions Controller ID ....................7 Controller Parity ................Enabled Controller Termination ...........Enabled Additional Options Boot Device Configuration .............Press<Enter> .............Press<Enter> SCSI Device Configuration Enabled ................Press<Enter> Advanced Configuration Disabled Host RAID .............................Disabled <F6> - Reset to SCSI Controller Defaults BIOS Information Interrupt(IRQ) Channel ................10 I/O Port Addresses ....................2400h, 2000h 6. <Esc>キーを押すと設定の保存を確認する[Save Changes Mode?]と表示され るので、[Yes]を選択し、<Enter>キーを押す。 7. <Esc>キーを押し、Optionメニューに戻る。 8. 「Configure/View HostRAID Settings」を選択し、<Enter>キーを押す。 Options Configure/View SCSI Controller Settings Configure/View HostRAID Settings SCSI Disk Utilities ハードウェア編 215 メインメニューの表示について [Configure/View HostRAID Settings]を選択すると、デバイスの スキャン完了後に次のよう なメインメニューが表示されます。 AIC-7902 A at slot 23, 02:03:01 Create, Spare, Delete, Rebuild, Verify, Bootable ID Type 0 1 2 3 Hard Hard Hard Hard Drive Drive Drive Drive Vendor Product Size Status MAXTOR IBM IBM SEAGATE ATLASU320_36_SCA IC35L036UCDY10-0 IC35L036UCDY10-0 ST336753LC 36GB 36GB 36GB 36GB Free Free Free Free メインメニューの表示 ⓦ ID ハードディスクドライブのSCSI ID番号、またはアレイのID番号を表示します。 ⓦ Type アレイのRAIDレベル、利用可能なアレイを構成しないディスクを表示します。 ⓦ − Hard Drive アレイを構成していない利用可能なハードディスクドライブ − Striped(R0) RAID0で作成されたアレイ − Mirrored(R1) RAID1で作成されたアレイ − Spare スペア設定されたハードディスクドライブ Vendor ハードディスクドライブの製造元、またはHostRAIDの製造元(Adaptec)を表示します。 ⓦ Product ハードディスクドライブのモデル名、またはアレイの名前を表示します。 ⓦ Size ハードディスクドライブの容量、またはアレイの容量を表示します。 ⓦ Status ハードディスクドライブ、またはアレイのステータスを表示します。 − Free アレイを構成していない利用可能なハードディスクドライブ − Optimal アレイは正常な状態 216 RAID コンフィグレーション − Degraded RAID1のハードディスクドライブが1台故障している状態 − Dead RAID0のハードディスクドライブが1台以上故障している状態 RAID1のハードディスクドライブが2台以上故障している状態 − Building アレイはビルドプロセス中の状態 − Verify アレイはベリファイプロセス中の状態 − Rebuild アレイはリビルドプロセス中の状態 メインメニューでアレイを選択すると、アレイを構成するハードディスクドライブの詳細が表 示されます。 AIC-7902 A at slot 00, 02:03:01 Create, Spare, Delete, Rebuild, Verify, Bootable ID Type Vendor Product Size Status 0 1 MAXTOR IBM ATLASU320_36_SCA IC35L036UCDY10-0 36GB 36GB Optimal Optimal Striped (R0) Striped (R0) アレイの詳細表示 ⓦ ID アレイを構成するハードディスクドライブのSCSI ID番号を表示します。 ⓦ Type アレイのRAIDレベルを表示します。 ⓦ − Striped(R0) RAID0で作成されたアレイ − Mirrored(R1) RAID1で作成されたアレイ Vendor ハードディスクドライブの製造元を表示します。 ⓦ Product ハードディスクドライブのモデル名を表示します。 ⓦ Size ハードディスクドライブの容量を表示します。 ハードウェア編 217 ⓦ Status ハードディスクドライブのステータスを表示します。 − Optimal ハードディスクドライブは正常な状態 − Degraded ハードディスクドライブは故障している状態 − Failed ハードディスクドライブは故障している状態 − Building ハードディスクドライブは現在ビルド対象 − Verify ハードディスクドライブは現在ベリファイ対象 − Missing ハードディスクドライブはコントローラから見えない状態 SCSISelectの終了 SCSISelect Utiityを終了するには、次のメッセージが表示されるまで<Esc>キーを押します。 [Yes]を選択してユー ティリティを終了します。どれかキーを押してコンピュータを再起動し ます。SCSI Selectで行った変更は、システムが再起動した後に有効になります。 Exit Utility? Yes No 218 RAID コンフィグレーション SCSISelect Utilityを使用したRAIDの構築 アレイの作成 次の手順でアレイを作成します。 ⓦ 事前確認 アレイを作成する前 に、アレイを構成するため のハードディスクドライ ブが接続されて いることを確認してください。 1. SCSISelect Utilityを起動する。 アレ イ を 作 成 す る チ ャ ネル の Options画 面 か ら、[Configure/Veiw Settings]を選択する。 HostRAID Options Configure/View SCSI Controller Settings Configure/View HostRAID Settings SCSI Disk Utilities 2. メインメニューで、アレイを作成するために、<C>キーを押す。 コンソールリダイレクション時には一部文字が正 常に表示されないことがあります が、操作には影響ありません。<C>キーを押してください。 AIC-7902 A at slot 00, 02:03:00 Create, Spare, Delete, Rebuild, Verify, Bootable ID Type Vendor Product 0 1 2 MAXTOR MAXTOR MAXTOR ATLAS10K4_146SCA ATLAS10K4_147SCA ATLAS10K4_148SCA Hard Drive Hard Drive Hard Drive 重要 Size 147GB 147GB 147GB Status Free Free Free ⓦ アレイを作成するには少なくとも2台のハードディスクドライブが必要 です。 ⓦ アレイを作成する際に、容量の異なるハードディスクドライブを使用す ると、容量の小さい方にあわせてアレイの容量は設定されます。 ⓦ 本体でサポートしているハードディスクドライブ以外を使用しないでく ださい。 ⓦ ハードディスクドライブがすでにアレイ構成の一部になっている場合 は、そのディスクは選択できません。 ハードウェア編 219 3. [Select RAID Type]ウィンドウで構築するRAIDタイプを選択し、<Enter>キー を押す。 選択内容を強調表示すると、別ウ ィンドウが表示されて作成に必要なディスクの最 低および最大個数、またスペアの割り当てに関するメッセージが表示されます。 各RAIDの設定については、 「RAID0アレイの作成」、 「RAID1アレイの作成」を 参照してください。 チェック AIC-7902 A at slot 00, 02:03:00 Create RAID ID Vendor Product 0 1 2 ATLAS10K4_146SCA ATLAS10K4_147SCA ATLAS10K4_148SCA MAXTOR MAXTOR MAXTOR Size 147GB 147GB 147GB Select RAID Type RAID-0 (High Performance, No Fault Tolerance) RAID-1 (Fault Tolerance) RAID-10 (Fault Tolerance, High Performance) Striping Requirements Min 2 drives, Max 4 drives. ⓦ RAID0アレイの作成 RAID0アレイを作成するには、以下の手順に従います。 1. [Select RAID Type]ウィンドウで、[RAID-0]を選択する。 Select RAID Type RAID-0 (High Performance, No Fault Tolerance) RAID-1 (Fault Tolerance) RAID-10 (Fault Tolerance, High Performance) 2. カーソルキーでハイライトを切り替えながら、使用するハードディスクドライブを スペースバーで選択し、<Enter>キーを押す。 選択したハードディスクドライブの横には[X]マークが表示されます。 AIC-7902 A at slot 00, 02:03:00 RAID-0: Select RAID members 3. ID Vendor Product 0 1 2 ATLAS10K4_146SCA ATLAS10K4_147SCA ATLAS10K4_148SCA MAXTOR MAXTOR MAXTOR Size 147GB 147GB 147GB X X [Select Stripe Size]ウィンドウで、[16KB]、[32KB]、[64KB]のうちいずれ かを選択し、<Enter>キーを押す。 220 RAID コンフィグレーション 4. [Assign RAID Name]ウィンドウで任意のRAID Nameを入力する。 重要 ⓦ RAID Nameは、他のアレイと同じ名前にならないように注意してくだ さい(半角15文字まで) 。 ⓦ 選択したハードディスクドライブに、有効なパーティション情報または ブートブロックが検出された場合、警告メッセージが表示されます。ア レイの作成を続ける場合は、[Yes]を選択し、作成を中止する場合は、 [No]を選択してください。 ⓦ 間違ったハードディスクドライブを使用した場合、データは復旧できま せん。十分に注意してください。 5. 「Do you want to make this array as bootable?」と表示されるので、アレイ にブートプライオリティを与える場合は[Yes]、与えない場合は[No]を選択し、 <Enter>キーを押す。 重要 6. 起動可 能なアレイ として使 用する場合 は、 「RAIDコンフ ィグレーシ ョン」の 「ブ ー トプ ラ イ オ リテ ィ 設 定」(225 ペ ー ジ)を 参 照し、必 ず BIOS に て Bootableの設定を行ってください。 [Create Array?]というメッセージが表示されたら、[Yes]を選択し、<Enter> キーを押す。 [No]を選択するとアレイの作成作業は終了し、メインメニューに戻ります。 7. [Are you sure?]というメッセージが表示されたら、[Yes]を選択し、<Enter> キーを押す。 [No]を選択するとアレイの作成作業は終了し、メインメニューに戻ります。 8. [Build Completed]と表示されたら、<Esc>キーを押してメインメニューに戻る。 ⓦ メインメニューに戻ったときに、作成したアレイのステータスが Optimalになっていることを確認してください。 ⓦ ブートプライオリティ指定はアレイ作成後に変更できます。 変更する場合は「ブートプライオリティ指定」(225ページ)を参照し てください。 チェック 重要 起動可 能なアレイと して使用す る場合は、 「RAIDコ ンフィグレー ション」の 「ブ ー トプ ラ イ オ リテ ィ 設 定」(225 ペ ー ジ)を 参 照し、必 ず BIOS に て Bootableの設定を行ってください。 ハードウェア編 221 ⓦ RAID1アレイの作成 RAID1アレイを作成する方法は2つあります。 − 新しいRAID1アレイを作成する。 − 既存の単一ディスクのデータをもとにRAID1アレイに移行する(マイグレーション)。 既存の単一ハードディスクドライブから RAID1を作成する方法をマイグレーション と呼びます。マイグレーション を実施する際は、ソースとなるハードディスクドラ イブは必ず標準SCSI接続でブートディスクとしていたものをご使用ください。 マイグ レーション に関する詳 細内容は オンライン ドキュメン トの「FT8600 SCSI HostRAIDのマイグレーション実施時の手順について(Windows)」 を参照してくださ い。 RAID1アレイを作成するには、以下の手順に従います。 1. [Slect RAID Type]ウィンドウで、[RAID-1]を選択する。 Select RAID Type RAID-0 (High Performance, No Fault Tolerance) RAID-1 (Fault Tolerance) RAID-10 (Fault Tolerance, High Performance) 2. カーソルキーでハイライトを切り替えながら、使用するハードディスクドライブを スペースバーで選択し、<Enter>キーを押す。 選択されたハードディスクドライブの横には[X]マークが表示されます。 AIC-7902 A at slot 00, 02:03:00 RAID-1: Select RAID members 3. ID Vendor Product 0 1 2 ATLAS10K4_146SCA ATLAS10K4_147SCA ATLAS10K4_148SCA MAXTOR MAXTOR MAXTOR Size 147GB 147GB 147GB X X [RAID-1 Build Option]ウィンドウでいずれかのオプションを選択し、<Enter> キーを押す。 選択可能なオプションは次のとおりです。 RAID-1 Build Option Create new RAID-1 Copy from (X) to (Y) Copy from (Y) to (X) ⓦ Create new RAID-1 ⓦ Copy from (X) to (Y) :ID XのディスクからID Yのディスクにコピーします。 ⓦ Copy from (Y) to (X) :ID YのディスクからID Xのディスクにコピーします。 重要 :デフォルトのオプションです。 Copy元 とCopy先を絶対に 間違わないでください。間 違ってコピーした場合 は、データの復旧はできません。 222 RAID コンフィグレーション 4. [Assign RAID Name]ウィンドウで任意のRAID Nameを入力する。 重要 ⓦ RAID Nameは、他のアレイと同じ名前にならないように注意してくだ さい(半角15文字まで) 。 ⓦ 選択したハードディスクドライブまたはCopyのターゲットディスクに、 有効なパーティション情報またはブートブロックが検出された場合、警 告メッセージが表示されます。アレイの作成を続ける場合は、[Yes]を 選択し、作成を中止する場合は、[No]を選択してください。 ⓦ 間違ったハードディスクドライブを使用した場合、または間違った方向 へCopyした場合は、データは復旧できません。十分注意してください。 5. 「Do you want to make this array as bootable?」と表示されるので、アレイ にブートプライオリティを与える場合は[Yes]、与えない場合は[No]を選択し、 <Enter>キーを押す。 重要 6. 起動可 能なアレイと して使用す る場合は、 「RAIDコ ンフィグレー ション」の 「ブ ー トプ ラ イ オ リテ ィ 設 定」(225 ペ ー ジ)を 参 照し、必 ず BIOS に て Bootableの設定を行ってください。 [Create Array?]というメッセージが表示されたら、[Yes]を選択し、<Enter> キーを押す。 [No]を選択するとアレイの作成作業は終了し、メインメニューに戻ります。 7. [Are you sure?]というメッセージが表示されたら、[Yes]を選択し、<Enter> キーを押す。 [No]を選択するとアレイの作成作業は終了し、メインメニューに戻ります。アレイ が作成されると続いて、Buildが実行されます。 重要 8. Buildプ ロセス は必 ず最 後ま で終了 させ てく ださ い。Buildの途 中で <Esc> キーで処理を中断しないでください。 Build処理が完了し、アレイのステータスがOptimalにならないと、OSからア レイが認識されません。またそのアレイにはOSのインストールもできません。 [Build Completed]と表示されたら<Esc>キーを押してメインメニューに戻る。 ⓦ メインメニューに戻ったときに、作成したアレイのステータスが Optimalになっていることを確認してください。 ⓦ ブートプライオリティ指定はアレイ作成後に変更できます。 変更する場合は「ブートプライオリティ指定」(225ページ)を参照し てください。 チェック 重要 起動可 能なアレイと して使用す る場合は、 「RAIDコ ンフィグレー ション」の 「ブ ー トプ ラ イ オ リテ ィ 設 定」(225 ペ ー ジ)を 参 照し、必 ず BIOS に て Bootableの設定を行ってください。 ハードウェア編 223 アレイの削除 アレイを削除するには、次の手順に従ってください。 重要 1. アレイの削除を実行するとデータが消去されます。あらかじめハードディスク ドライブ内のデータのバックアップを行っておくことをお勧めします。 メインメニューで、カーソルを移動して削除するアレイを選択し、<Enter>キーを 押す。 AIC-7902 A at slot 00, 02:03:00 Create, Spare, Delete, Rebuild, Verify, Bootable 2. ID Type Vendor 0 ADAPTEC raid Striped(R0) Product Size 109GB Status Optimal 次の画面が表示されたら、<D>キーを押す。 コンソールリダイレクション時 には一部文字が正常に表示されないことがあります が、操作には影響ありません。<D>キーを押してください。 AIC-7902 A at slot 00, 02:03:00 Create, Spare, Delete, Rebuild, Verify, Bootable ARRAY Name: raid - Striped - 64K stripe size (Bootable) 3. ID Type Vendor Product 0 1 2 MAXTOR MAXTOR MAXTOR ATLAS10K4_146SCA ATLAS10K4_147SCA ATLAS10K4_148SCA Striped(R0) Striped(R0) Hard Drive Size 147GB 147GB 147GB Status Optimal Optimal Free [Delete Array?]というメッセージが表示されたら、[Yes]を選択し、<Enter> キーを押す。 [No]を選択するとアレイの削除は実施されずに、メインメニューに戻ります。 4. 削除するアレイがRAID0の場合、[Deleting information]ウィンドウが表示され るので、パーティション/ブートブロックの情報を消去したいハードディスクドラ イブまたは[None]を選択して、<Enter>キーを押す。 (例) Drive ID 0 ・・・ドライブ0の全データを削除。ドライブ1のデータは 残る。 Drive ID 1 ・・・ドライブ1の全データを削除。ドライブ0のデータは 残る。 Drive ID 0 & ID1 ・・・両方のディスクの全データを削除。 None ・・・アレイを削除しますが、既存のデータは両ドライブ上 に残ります。 削除するアレイがRAID0以外の場合、[Deleting information]ウィンドウは表示され ませんので、次に進みます。 224 RAID コンフィグレーション 5. [Are you sure?]というメッセージが表示されたら、[Yes]を選択し、<Enter> キーを押す。 [No]を選択するとアレイの削除は実施されずに、メインメニューに戻ります。 スペアディスクの作成 スペアディスクは、1チャネルあたりにつき1台まで作成することができます。 スペアディスクは、RAID1についてのみ有効です。 チェック スペア ディスクの サイズは アレイを構 成するハー ドディス ク以上のサ イズが 必要です。 アレイを構成するハードディスクのうち、一番容量の小さいハードディスクが 73GBで、スペ アディスクが36GB の場合、スペアディスク として使用できま せん。 スペアディスクを作成するには、以下の手順に従います。 1. メインメニューで<S>キーを押す。 コンソールリダイレクション時には一部文字が正 常に表示されないことがあります が、操作には影響ありません。<S>キーを押してください。 AIC-7902 A at slot 23, 02:03:01 Create, Spare, Delete, Rebuild, Verify, Bootable ID Type 0 1 2 3 2. Hard Hard Hard Hard Drive Drive Drive Drive Vendor Product Size Status MAXTOR IBM IBM SEAGATE ATLASU320_36_SCA IC35L036UCDY10-0 IC35L036UCDY10-0 ST336753LC 36GB 36GB 36GB 36GB Free Free Free Free 次のオプションが表示されたら、[Add Spare]を選択する。 Option Add Spare Delete Spare 3. スペアディスクに設定できるハードディスクドライブの一覧が表示されたら、スペ アにするハードディスクを選択して<Enter>キーを押す。 4. [Are you sure?]というメッセージが表示されたら、[Yes]を選択し、<Enter> キーを押す。 [No]を選択するとスペアディスクの設定は実施されず、メインメニューに戻ります。 ハードウェア編 225 5. メインメニューで選択したハードディスクドライブのTypeがSpareに変更されて いること、およびStatusがOptimalになっていることを確認する。 AIC-7902 A at slot 23, 02:03:01 Create, Spare, Delete, Rebuild, Verify, Bootable ID Type Vendor Product Size Status 0 1 2 3 MAXTOR IBM IBM SEAGATE ATLASU320_36_SCA IC35L036UCDY10-0 IC35L036UCDY10-0 ST336753LC 36GB 36GB 36GB 36GB Optimal Free Free Free Spare Hard Drive Hard Drive Hard Drive スペ アディスクを解 除する場合は、手順 2のオプ ションで [Delete Spare] を選択する 以外は、 手順1∼4と同じです。 ブートプライオリティ指定 アレイにブートプライオリティを指定するためには、以下の手順に従います。 1. メインメニューで対象のアレイを選択し、<Enter>キーを押す。 2. アレイの詳細画面が表示されたら、<B>キーを押す。 3. [Option]ウィンドウで、[Mark bootable]を選択し、<Enter>キーを押す。 設定されたことを示す[B]が、ディスクIDの横に表示されます。 ⓦ この機能を使用することにより、SCSI IDのプライオリティに関係なく、 指定したアレイにブートプライオリティが与えられます。 ⓦ ブートプライオリティについては、本体装置のBIOS「SETUP」ユー ティリティで設定してください。本機能は特に使用する必要はありませ ん。「SETUP」ユーティリティに関しては183ページを参照してくださ い。 チェック AIC-7902 A at slot 00, 02:03:00 Create, Spare, Delete, Rebuild, Verify, Bootable ID Type B 1 0 Mirrored(R1) Hard Drive Vendor Product ADAPTEC raid01 MAXTOR ATLAS10K4_146SCA Size 36GB 147GB Status Optimal Free コンソールリダイレクション時には一部文字が正常に表示されないことがありますが、操作に は影響ありません。<B>キーを押してください。 226 RAID コンフィグレーション シリアルATAハードディスクドライブのRAID構築 本装置内蔵のマザーボードにあるRAIDコントローラを使用してディスクアレイ(RAID0また はRAID1)を構築することができます。 構築に必要となる機器はシリアルATA(SATA)ハードディスクドライブ(2台)のみです。 ⓦ RAID0(ストライピング) 2台のハードディスクドライブに対してデータを分散して記録する方法です。この方法を 「ストライピ ング」と呼びます。2つのハードディスクドライ ブへ処理を分散させること によりハードディス クドライブ単体で使用し ているときに比べディスク アクセス性能を 向上させることができます。 重要 ⓦ ⓦ データを2台のハードディスクドライブに分散して記録しているためア レイを構成しているハードディスクドライブが1台でも故障するとデー タの復旧はできません。 ⓦ アレイの論理容量は、接続されたハードディスクドライブの整数倍とな ります。 RAID1(ミラーリング) 2台のハードディスクドライブに対して同じデータを記録する方法です。この方法を「ミ ラーリング」と呼びます。データを記録するときに同時に2台のハードディスクドライブ に記録するため、使用中 に片方のハードディス クドライブが故障しても もう片方の正常 なハードディスクド ライブを使用してシステ ムダウンすることなく継続 して運用するこ とができます。 重要 ⓦ データを2台のハードディスクドライブへ同時にリード/ライトしている ため、単体ディスクに比べてディスクアクセス性能は劣ります。 ⓦ アレイの論理容量は、接続されたハードディスクドライブ1台と同じと なります。 ハードディスクドライブの取り付け 本体に2台のSATAハードディスクドライブを取り付けてください。取り付け手順については、 140ページを参照してください。 重要 取り付ける2 台のハードディスクドライブは同じ回転速度のものを使用してく ださい。また、RAID1 を構築する場合は、同 じ容量のハードディ スクドライ ブを使用することをお勧めします。 ハードウェア編 227 BIOSユーティリティを使用したRAIDの有効化 取り付けた2台のハードディスクドライブは、単一のハードディスクドライブか、2台1組で構 築されるRAIDドライブのいずれかで使用することができます。 RAID ドライブとし て構築する ためには、BIOSセ ットアップユ ーティリテ ィを使用して、マ ザーボードの SATAコネクタに接続されているハードディスクド ライブをRAIDドライブとし て使用するための設定が必要となります。 ヒント 出荷時の設定では、単一ハードディスクドライブとして使用するように設定さ れています。 次の手順でBIOSセットアップユーティリティの設定を変更します。 1. BIOSセットアップユーティリティを起動する。 詳しくは、174ページを参照してください。 2. 「Advanced」メニューから「SATA RAID Enable」の設定を「Enable」に変更 する。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Server Boot Exit Item Specific Help Memory Configuration PCI Configuration Peripheral Configuraion Advanced Chipset Control Boot-time Diagnostic Screen : Reset Configuration Data : NumLock : Memory/Processor Error : SATA RAID Enable : Multiprocessor specification : F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu Additional setup menus to configure Memory devices. [Disabled] [No] [Off] [Boot] [Enabled] [1.4] - / + Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 3. 「Exit」メニューから「Exit Saving Changes」を選択して、設定内容を保存し、 BIOSセットアップユーティリティを終了する。 以上で完了で す。設定を変更後、本装置を起動するたびに POSTの画面にRAIDドライブの設 定および変更をするためのユーティリティ「Array Configuration Utility(ACU) 」の起動を促 すメッセージが表示されます。 Press <Ctrl><A> for Adaptec RAID Configuration Utility 必要に応じてユーティリティを起動して、設定してください。詳しくはこの後の説明を参照し てください。 228 RAID コンフィグレーション Array Configuration Utility(ACU)を使ったRAIDの構築 ここでは、 本装置を起動した後、POSTの画面から起動することができる「Array Configuration Utility(ACU)」を使用したRAIDの構築手順について説明します。 ヒント RAID ドライブは、EXPRESSBUILDERの「シー ムレスセットア ップ」を使用 して構築することもできます。 詳しくは導入編の20ページまたは50ページを参照してください。 ACUの起動方法 次の手順に従ってACUを起動します。 チェック ヒント 起動の前に「BIOSユーティリティを使用したRAIDの有効化」で説明している BIOSの設定変更を完了していることを確認してください。 シリアル(ダイ レクト)ケーブルまたは ネットワークで接続 された管理PC か ら 起 動 す る 場 合(コ ン ソ ー ル レ ス)は、「ソ フ ト ウ ェ ア 編」の 「EXPRESSBUILDER」 ( 241ページ参照)も併せて参照してください。 1. 本装置を起動する。 2. ディスプレイ装置の画面に次のメッセージが表示されたら、<Ctrl>キーと<A>キー を押す。 Press <Ctrl><A> for Adaptec RAID Configuration Utility ヒント ディス プレイ装置 の画面に メッセージ が表示され るまでに 時間がかか る場合 は、本装置の電源ON後、3∼5秒くらい経ってから<Ctrl>キーと<A>キーを押し てみてください。 しばらくするとメインメニューが表示されます。 Adaptec Embedded SATA HostRAID Controller#0 Options Array Configuration Utility Disk Utility RAIDの構築や変更・削除をする 233ページ RAIDドライブのローレベルフォーマット やベリファイをする235ページ ハードウェア編 229 RAIDの構築 次の手順に従ってRAIDを構築します。 重要 1. ⓦ いったんRAIDを構築してしまったドライブの属性を変更するには、 Adaptec Storage ManagerTM - Browser Editionを使用します。 ACUでは変更できません。 ⓦ RAIDの構築後、「ディスクアレイの管理」(233ページ)を参照し、必 ずBIOSにてBootableの設定を行ってください。 本設定を行わない場合は、障害発生時メモリダンプを採取することがで きない等の問題が発生します。 ACUを起動する。 詳しくは、 「ACUの起動方法(228ページ) 」を参照してください。 2. キーボードのカーソルキーでOptionsメニューから「Array Configuration Utility」を選び、<Enter>キーを押す。 Adaptec Embedded SATA HostRAID Controller#0 Options Array Configuration Utility Disk Utility 3. メインメニューから「Create Array」を選択し、<Enter>キーを押す。 Main Menu Manage Arrays Create Array Add/Deleate Hostspare Initialize Drives 4. RAIDを構築する2台のハードディスクドライブをリストから選び、<Insert>キー を押す。 <Insert>キーを押すと、右側の「Selected Drives」リストに追加されます。削除し たい場合は、左側のリストからハードディスクドライブを選択し、<Delete>キーを 押すと削除され、右側のリストから消えます。 Select drives to create Array 00 01 Maxtor 6Y120M0 Maxtor 6Y120M0 111.7GB 74.5GB Selected Drives 00 01 Maxtor 6Y120M0 Maxtor 6Y120M0 111.7GB 74.5GB 230 RAID コンフィグレーション ヒント 5. ⓦ 本装置は、最大2台のハードディスクドライブをマザーボードのSATAコ ネクタに接続することができます。RAIDを構築するために必要なハー ドディスクドライブは2台以上です。したがって、リストに表示されて いる2台のハードディスクドライブを選択してください。 ⓦ リストに表示されているハードディスクドライブ名がグレイに表示され ているものは、使用できるディスク領域がないものか、イニシャライズ されていないハードディスクドライブであることを示します。<Esc> キーを数回押してこのメニューをいったん終了して、この後の説明にあ る「ハードディスクドライブのイニシャライズ(234ページ) 」を参照し てください。 <Enter>キーを押す。 RAIDの詳細設定を行う「Array Properties」画面が表示されます。 6. カーソルキーでRAIDレベルを選択し、<Enter>キーを押す。 選択できるRAIDレベルはRAID0(ストライピング)とRAID1(ミラーリング)のい ずれかです。 Array Properties Array Type : Array Label : Array Size : 149 GB Stripe Size : 64KB Create RAID via : RAID 0(Stripe) RAID 1(Mirror) [Done] 7. 作成するRAIDドライブのボリュームラベル名を入力し、<Enter>キーを押す。 Array Properties Array Type : RAID 0(Stripe) Array Label : sysraid0 Array Size : 149 GB Stripe Size : 64KB Create RAID via : [Done] ハードウェア編 231 8. <RAID0を選択した場合のみ> ストライプサイズを16KB、または32KB、64KB(初期設定)から選択し、 <Enter>キーを押す。 ストライプサイズは、初期設定の64KBを選択することをお勧めします。 ヒント Array Properties Array Type : RAID 0(Stripe) Array Label : sysraid0 Array Size : 149 GB Stripe Size : Create RAID via : N/A 16KB 32KB BUild 64KB [Done] 9. 「Create RAID via」でRAIDドライブの作成方法を選択し、<Enter>キーを押す。 Array Properties Array Type : RAID 0(Stripe) Array Label : sysraid0 Array Size : 149 GB Stripe Size : N/A Create RAID via : BUild No Init Migrate [Done] 「Create RAID via」では、RAIDレベル(Array Type)との組み合わせでさまざまな RAIDドライブの作成方法を指定することができます。詳細を下表に示します。 RAIDレベル Create RAID viaの 選択肢 作成方法 RAID0 No Init 新規でRAID0ドライブを作成します。 RAID0 Migrate RAID1 Build * データが保存されている既存のドライブの内容 を新規ドライブにコピーし、 RAID1ドライブを 作成します。 本装置では「Build」をサポートし ていません。 RAID1 Clear すべての内容をクリアして、 新規でRAID1ドラ イブを作成します。 RAID1 Quick Init 新規でRAID1ドライブを即座に作成します。 データが保存されている既存のドライブに対し て新規ドライブを追加するマイグレーション (移行)をします。 本装置では「Migrate」をサ ポートしていません。 * RAIDの作成を実行すると、はじめにコピー元となる既存のドライブを選択する画面が 表示されます。選択したドライブ内のデータを新規ドライブにコピーし、RAIDを構築し ます。コピー先となる新規ドライブ内のデータは消去されるため、注意してください。 232 RAID コンフィグレーション 「Migrate」 、「Build」オプションは本装置ではサポートしていません。 重要 ⓦ 既存のRAIDドライブに新規ドライブを追加する場合は、あらかじめ新 規ドライブ内のデータのバックアップをとっておいてください。 ⓦ ACUを使ってRAID1ドライブの作成中、その処理を中断すると、ACUを 使って処理を再開させることはできません。Adaptec Storage ManagerTM - Browser Editionを使用してRAID1を構築してください。 チェック ⓦ Quick InitでRAID1ドライブを作成すると、その後の整合性チェック (Consistency Check) で不整合を通知される場合がありますが、ハー ドディスクドライブの故障やRAIDドライブの構築を失敗したわけでは ありません。ソフトウェアの指示に従って整合を取り直してください。 ⓦ RAID1を構成するハードディスクドライブのディスク容量が異なってい てもRAID1ドライブを構築することができます。ただし、 「Build」オプ ションでRAID1ドライブを作成する場合、容量の小さい方のハードディ スクドライブをコピー元または第1ドライブに指定してください。 ⓦ Windowsを使用してダイナミックディスクにアップグレードされている RAIDドライブに対して「Build」オプションを使用してRAIDドライブを 作成しないことをお勧めします。 10.「Source Drive」を選択して、<Enter>キーを押す。 00 01 Select Source Drive Maxtor 6Y120M0 74.5GB Maxtor 6Y120M0 74.5GB 11. すべての設定を完了したら、 「Done」を選択して、<Enter>キーを押す。 RAIDの作成処理が始まります。完了までしばらくお待ちください。 Array #00 Array Size Array Status 00 01 重要 Array Properties Type : sysraid0 : RAID 0 Stripe Size: 64KB : 149GB : OPTIMAL Array Members Maxtor 6Y120M0 Maxtor 6Y120M0 74.5GB 74.5GB アレイの作成後、Bootableの設定(236ページ)を参照し、アレイにブートプ ライオリティを指定してください。 ハードウェア編 233 ディスクアレイの管理 オプションメニューから「Array Configuration Utility」を選択して表示されるメインメニュー で、「Manage Arrays」を選択すると、RAIDドライブの設定(属性)情報の確認やRAIDドラ イブ(アレイ)の削除をすることができます。 Main Menu Manage Arrays Create Array Add/Deleate Hostspare Initialize Drives ⓦ アレイ情報の確認 Main Menuで「Manage Arrays」を選択し、<Enter>キーを押すとアレイを構築してい るRAIDドライブの一覧が表示されます。 RAIDドライブを選択し、<Enter>キーを押してください。選択したRAIDドライブに関す るプロパテ ィダイアログボックスが 表示されます。このプロパ ティダイアログボックス にはRAIDドライブを構成している物理ハードディスクドライブの情報も含まれます。 Array #00 Array Size Array Status 00 01 Array Properties Type : sysraid0 : RAID 0 Stripe Size: 64KB : 149GB : OPTIMAL Array Members Maxtor 6Y120M0 Maxtor 6Y120M0 74.5GB 74.5GB <Esc>キーを押すと1つ前の画面に戻ります。 ⓦ アレイの削除 重要 アレイを削除する前に RAIDドライブ内の大切なデータをバックアップしてく ださい。削除を実行するとすべてのデータを消失します。また、消失したデー タを復帰(リストア)させることはできません。 メイン メニューで「Manage Arrays」を選択し、<Enter>キーを押すと アレイを構築し ているRAIDドライブの一覧が表示されます。以降の削除手順を以下に示します。 1. 削除するRAIDドライブを選択し、<Delete>キーを押す。 234 RAID コンフィグレーション 2. プロパティダイアログボックスで、 「Delete」を選択し、<Enter>キーを押す。 Array #00 Array Size Array Status 00 01 Array Properties Type : sysraid0 : RAID 0 Stripe Size: 64KB 149GB : : OPTIMAL Array Members Maxtor 6Y120M0 Maxtor 6Y120M0 [Delete] 74.5GB 74.5GB [Cancel] 削除についての警告メッセージが表示されます。 表示メッセージの内容や数はRAIDレベルによって異なります。 ヒント 3. 「Yes」を選択する。 アレイやパーティションが削除されます。 「No」を選択すると1つ前の画面に戻りま す。 4. <Esc>キーを押して1つ前の画面に戻る。 ハードディスクドライブのイニシャライズ RAIDドライブを作成するためにはハードデ ィスクドライブがイニシャライズされていなけれ ばなりません(イニシャライズされていないハー ドディスクドライブは、RAIDドライブを構 築するドライブの選択画面でリストに表示されないか、グレーアウトされて表示されます) 。 重要 ⓦ イニシャライズを実行するとハードディスクドライブ上のパーティショ ンテーブルを上書きし、データを書き込めない状態にします。 ⓦ アレイとして使用していたハードディスクドライブをイニシャライズす ると、再び元のアレイに戻すことはできません。 ⓦ 起動ドライブとして使用しているRAID0ドライブを構成するハード ディスクドライブをイニシャライズするとシステムが起動できなくなり ます。 次の手順でハードディスクドライブをイニシャライズします。 1. ACUを起動する。 詳しくは、 「ACUの起動方法(228ページ) 」を参照してください。 ハードウェア編 235 2. キーボードのカーソルキーでOptionsメニューから「Array Configuration Utility」を選び、<Enter>キーを押す。 Adaptec Embedded SATA HostRAID Controller#0 Options Array Configuration Utility Disk Utility 3. メインメニューから「Initialize Drives」を選択し、<Enter>キーを押す。 Main Menu Manage Arrays Create Array Add/Deleate Hostspare Initialize Drives 4. カーソルキーを使ってリストからイニシャライズをするハードディスクドライブを 選び、<Insert>キーを押す。 5. もう一方のハードディスクドライブを手順4と同様の手順で選択する。 6. <Enter>キーを押す。 7. 警告メッセージの内容を読み、イニシャライズするハードディスクドライブを正し く選択していることを確認し、<Y>キーを押してイニシャライズを続ける。 Disk Utilitiesの使用 ACUを起動後に表示されるオプションメニューにある「Disk Utilities」は、ハードディスクド ライブのローレベルフォーマットやベリファイをする場合に使用するメニューです。 1. ACUを起動する。 詳しくは、 「ACUの起動方法(228ページ) 」を参照してください。 2. キーボードのカーソルキーでOptionsメニューから「Disk Utilities」を選び、 <Enter>キーを押す。 Adaptec Embedded SATA HostRAID Controller#0 Options Array Configuration Utility Disk Utilitiy 236 RAID コンフィグレーション 3. 目的のハードディスクドライブを選択し、<Enter>キーを押す。 Adaptec SATA HostRAID Controller#0 Select SATA Disk and press <Enter> SATA Port #0 SATA Port #1 Maxtor 6Y120M0 Maxtor 6Y120M0 YAR51EW0 YAR51EW0 Only drives present at Post are displayed 4. 実行したいメニューを選択し、<Enter>キーを押す。 Adaptec SATA HostRAID Controller#0 Select SATA Disk and press <Enter> SATA Port #0 SATA Port #1 Maxtor 6Y120M0 Maxtor 6Y120M0 YAR51EW0 YAR51EW0 Format Disk Only drives Verify presentDisk at Post are displayed Media − Format Disk 直 ちに対象 として いるハー ドディス クドライ ブをロー レベル でフォー マット します(ゼロ埋め込み) 。SATAハードディスクドライブは工場出荷時にローレ ベルでフォーマット済みのため、特に実行する必要はありません。 重要 − ローレ ベルフォー マットは ハードディ スクドライ ブ内のす べてのデー タを消 去します。フォーマットを実行する前にハードディスクドライブ内にある大切 なデータのバックアップをとってください。 Verify Disk Media ハードディスクドライブ内のメディア不良を検出します。 Bootableの設定 1. ACUを起動する。 詳しくは、 「ACUの起動方法(228ページ) 」を参照してください。 2. キーボードのカーソルキーでOptionsメニューから「Array Configuration Utility」を選び、<Enter>キーを押す。 Adaptec Embedded SATA HostRAID Controller#0 Options Array Configuration Utility Disk Utilitiy ハードウェア編 237 3. メインメニューから「Manage Array」を選択し、<Enter>キーを押す。 Main Menu Manage Arrays Create Array Add/Delete Initialize Hotspare Drives Initialize Drives 4. 「List of Arrays」に、作成されているArrayが表示されるので、<Ctrl>キーと <B>キーを押し、確認メッセージが表示されたら「Y」を選択する。 「Mark Bootable」が設定されます。 5. 「Mark Bootable」が設定されたことを確認後、Array Configuration Utilityを終 了し、本体装置を再起動する。 「Mark Bootable」が設定されたことは、 「List of Arrays」にて表示されているArray の先頭に「*」が表示されることで確認できます。 再起動後、設定が有効になります。 238 メ モ メ モ 239 3 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 210Rc ソフトウェア編 FT8600シリーズ用に用意されているソフトウェアについて説明します。 添付のCD-ROMについて(240ページ) 本体に添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMに収められているソフトウェア について紹介します。 EXPRESSBUILDER(241ページ) セットアップツール「EXPRESSBUILDER」について説明します。 ExpressPicnic(253ページ) シームレスセットアップ用パラメータディスク(セットアップパラメータFD) を作成するツール「ExpressPicnic」について説明します。 本体用バンドルソフトウェア(263ページ) 本装置にインストールするバンドルソフトウェアについて説明します。 管理PC用バンドルソフトウェア(276ページ) 本体を監視・管理するための管理PC にインストールするバンドルソフトウェ アについて説明します。 ONL-4017aM-xxxxx-000-03-0505 240 添付の CD-ROM について 添付のCD-ROMについて 添付 のEXPRESSBUILDER ® CD-ROM には、本 装置 を容 易に セッ トア ッ プす るた めの ユー ティリティや各種バンドルソフトウェアが収録されています。これらのソフトウェアを活用す ることにより、本装置の機能をより多く引き出すことができます。 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMは、本装置 の設定が完了 した後でも、OS の再インストールや BIOSのアップデー トなどで使用する機会があります。な くさないように大切に保存しておいてください。 E XP R 重要 R E SSB UIL D E セットアップユーティリティ EXPRESSBUILDER(241ページ) ディスクアレイ管理ユーティリティ 本装置 ⓦ Power Console Plus(サーバ)(266ページ) ⓦ Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition(268ページ) 管理PC LAN システム管理ユーティリティ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ESMPRO/ServerAgent (263ページ) システム診断ユーティリティ(285ページ) オフライン保守ユーティリティ(318ページ) 2 BMC Online Update*(271ページ) 2 DianaScope*(277ページ) テープデバイス管理ユーティリティ テープ監視ツール(269ページ) セットアップユーティリティ 1 ⓦ EXPRESSBUILDER*(241ページ) ⓦ ExpressPicnic(253ページ) その他 各種オンラインドキュメント (HTML/PDF) システム管理ユーティリティ ⓦ ESMPRO/ServerManager (276ページ) 2 ⓦ DianaScope*(277ページ) ディスクアレイ管理ユーティリティ Power Console Plus(管理PC)(278ページ) *1 コンソールレスで操作する場合。COMポートも使用可能。 *2 リモートマネージメントカード(標準装備)/アドバンスドリモートマネージメントカード(オプション)を装着時に使用可能。 ヒント ⓦ ハードディスクドライブには電源管理をするPowerChute Business Editionのユーティリティがインストールされている場合があります。 ⓦ ディスクアレイの設定をするRAIDユーティリティはボード上のチップ に搭載されています。これらのユーティリティの操作方法については、 ボードに添付の説明書を参照してください。 ソフトウェア編 241 EXPRESSBUILDER 「EXPRESSBUILDER」は、FT8600シリーズに接続されたハードウェアを自動検出して処理 を進めるセットアップ用統合ソフトウェアです。EXPRESSBUILDERからOSをインストール する際には、インストール対象のハードディスクドライブ(またはディスクアレイの論理ド ライブ1台のみ)だけを接続してセットアップしてください。 起動メニューについて EXPRESSBUILDERには3つの起動方法があります。起動方法によって表示されるメニュー や項目が異なります。 ⓦ 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMから起動する EXPRESSBUILDERを本体のCD-ROMドライブにセットして起動し、 EXPRESSBUILDER内のシステムから起動する方法です。この方法でシステムを起動す ると下に示す「EXPRESSBUILDERトップメニュー」が表示されます。 このメニューにある項目から本装置をセットアップします。 242 EXPRESSBUILDER 重要 ⓦ 本装置以外のコンピュータおよび他のFT8600シリーズで起動しないで ください。故障の原因となります。 ⓦ メニューの「シームレスセットアップ」を実行するとあらかじめインス トールされているOSを消去します。OSもインストールし直す必要があ ります。 EXPRESSBUILDERトップメニューについてはこの後の「EXPRESSBUILDERトップメ ニュー」を参照してください。 ⓦ コンソールレスで「EXPRESSBUILDER」CD-ROMから起動する キーボードやマウス、ディスプレイ装置を本体に接続していない状態で EXPRESSBUILDERから起動すると、LANかCOM(シリアル)ポートで接続している 管理用コンピュータ(PC)の画面には、 「トップメニュー」が表示されます。管理PCか らこのメニューにある項目を使って本装置を遠隔操作をします。 重要 ⓦ 本装置以外のコンピュータおよび他のFT8600シリーズで起動しないで ください。故障の原因となります。 ⓦ コンソールレス時の使用は、本体のマウス/キーボードコネクタにキー ボードが接続されていないことが条件です。本体にキーボード(USB キーボードは除く)が接続されていると、EXPRESSBUILDERはコン ソールがあると判断し、コンソールレス動作を行いません(管理PCにメ ニューを表示しません)。 トップメニューについてはこの後の「コンソールレスメニュー」を参照してください。 ソフトウェア編 243 ⓦ Windowsが起動した後にEXPRESSBUILDERをセットする Windows(Windows 95以降、またはWindows NT4.0以降)が起動した後、CD-ROMド ライブにEXPRESSBUILDERをセットするとメニューが表示されます。表示されたメ ニューダイアログボックスは「マスターコントロールメニュー」と呼びます。 マスターコントロールメニューについてはこの後の「マスターコントロールメニュー」 を参照してください。 244 EXPRESSBUILDER EXPRESSBUILDERトップメニュー EXPRESSBUILDERトップメニューはハードウェアおよびOS(オペレーティングシステム) のセットアップとインストールをするときに使用します。 重要 BIOS の 設定 を 間 違 える と、CD-ROM から 起 動 し ない 場 合 が あり ま す。 EXPRESSBUILDERを起動できない 場合は、BIOSセット アップユーティリ ティを起動して以下のとおりに設定してください。 − 「Boot」メニューで「CD-ROM Drive」を1番上に、 「Removable Devices」を2番目に設定。 起動方法 次の手順に従ってEXPRESSBUILDERトップメニューを起動します。 1. 周辺装置、本体の順に電源をONにする。 2. 本体のCD-ROMドライブへ「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットする。 3. CD-ROMをセットしたら、リセットする(<Ctrl> + <Alt> + <Delete>キーを押 す)か、電源をOFF/ONして本体を再起動する。 CD-ROMからシステムが立ち上がり、EXPRESSBUILDERが起動します。 EXPRESSBUILDERが起動すると、以下のようなEXPRESSBUILDERトップメニューが現れ ます。 シームレスセットアップ RAIDの構成からOSのインストールまでを、切れ目なく (シームレスに)セットアップを行います。OSの再インス トールを行う場合、こちらのセットアップ方式を選択して ください。 ツール EXPRESSBUILDERに収められている「システム診断」な どの各種ユーティリティを個別に起動します。 ヘルプ EXPRESSBUILDERについて説明します。セットアップを実 行する前に一通り目を通しておくことをお勧めします。 終了 EXPRESSBUILDERの終了画面が表示さ れます。 ソフトウェア編 245 シームレスセットアップ 「シームレスセットアップ」とは、ハードウェアの内部的なパラメータや状態の設定からOS (Windows Server 2003/Windows 2000) 、各種ユーティリティのインストールまでを添付 の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMを使って切れ目なく(シームレスで)セットアップでき るFT8600シリーズ独自のセットアップ方法です。 購入時の状態と異なるハードディスクのパーティション設定で使用する場合やOSを再インス トールする場合は、シームレスセットアップを使用すると煩雑なセットアップをこの機能が 代わって行います。 「シームレスセットアップ」を選択すると、OSのインストールを開始します。 重要 セットアップを開始したら、完了するまで本体の電源をOFFにしないでくださ い。また、指 示があるまでセットア ップパラメータFD を取り出さないでくだ さい。 ツールメニュー ツールメニューは、EXPRESSBUILDERに収められている各種ユーティリティを個別で起動 し、オペレータが手動でセットアップを行います。「シームレスセットアップ」では自動設 定できない設定や、より詳細に設定したい場合などに使用してください。 また、システム診断やサポートディスクの作成、保守用パーティションの設定を行う場合も、 ツールメニューを使用します。次にツールメニューにある項目について説明します。 ツールメニュー RAID情報のセーブ/リストア オフライン保守ユーティリティ システム診断 サポートディスクの作成 ディスクアレイボード:なし サーバマネージメントボード:なし システムコンフィグレーション:なし 保守用パーティションの設定 各種BIOS/FWのアップデート リモートマネージメントカードの初期設定 システムマネージメント機能 ヘルプ トップメニューに戻る ⓦ RAID情報のセーブ/リストア ディスクアレイシステムのコンフィグレーション情報をフロッピーディスクに保存 (セーブ)、または、フロッピーディスクから復元(リストア)することができます。 HostRAIDまたはAdaptecディスクアレイコントローラ(0ch)と、LSI-Logicディスクア レイコントローラが混在するシステムでは、HostRAIDまたはAdaptecディスクアレイ コントローラ(0ch)のコンフィグレーション情報をセーブまたはリストアすることがで きます。 重要 HostRAID またはAdaptecディスクアレイコントローラ (0ch)と混在する状 態で、LSI-Logicディスクアレイコントローラのコンフィグレーション情報の セーブまたはリストアについては、 「Power Console Plusユーザーズマニュ アル」を参照してください。 246 EXPRESSBUILDER − RAID情報のセーブ ディスクアレイコントローラのコンフィグレーション情報をフロッピーディスクに 保存します。フォーマット済みのフロッピーディスクを用意してください。RAID の設定や変更を行った時は、必ず本機能を使用してコンフィグレーション情報を セーブしてください。 − RAID情報のリストア フロッピーディスクに保存されたコンフィグレーション情報をディスクアレイコン トローラ上に復元します。 「RAID情報のセーブ」で作成したフロッピーディスクを 用意してください。コンフィグレーション情報が万一破壊された場合や、誤ってコ ンフィグレーション情報を変更してしまった場合は、本機能を使用してコンフィグ レーション情報をリストアしてください。 ⓦ 重要 この機能をサポートしていないディスクアレイコントローラもあります。その 場合、このメニューは表示されません。 チェック この機能は保守用です。保守以外の目的で操作しないでください。誤った操作 を行うとデータを損失するおそれがあります。 オフライン保守ユーティリティ オフライン保守ユーティリティとは、障害発生時に障害原因の解析を行うためのユー ティリティです。詳細は318ページまたはオンラインヘルプを参照してください。 ⓦ システム診断 本体上で各種テストを実行し、本体の機能および本体と拡張ボードなどとの接続を検査 します。システム診断を実行すると、本体に応じてシステムチェック用プログラムが起 動します。285ページを参照してシステムチェック用プログラムを操作してください。 ⓦ サポートディスクの作成 サポートディスクの作成では、EXPRESSBUILDER内のユーティリティをフロッピー ディスクから起動するための起動用サポートディスクやオペレーティングシステムのイ ンストールの際に必要となるサポートディスクを作成します。なお、画面に表示された タイトルをフロッピーディスクのラベルへ書き込んでおくと、後々の管理が容易です。 サポートディスクを作成するためのフロッピーディスクはお客様でご用意ください。 − Windows Server 2003 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER Windows Server 2003をインストールするときに必要となるサポートディスクを 作成します( 「シームレスセットアップ」でインストールする場合は必要ありませ ん) 。 − Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER Windows 2000をインストールするときやWindows 2000のシステムを修復する ときに必要となるサポートディスクを作成します( 「シームレスセットアップ」で インストールする場合は必要ありません) 。 − ROM-DOS起動ディスク ROM-DOSシステムの起動用サポートディスクを作成します。 ソフトウェア編 247 − オフライン保守ユーティリティ オフライン保守ユーティリティの起動用サポートディスクを作成します。 − システムマネージメント機能 BMC(Baseboard Management Controller)による通報機能や管理用PCからのリ モート制御機能を使用するための設定を行うプログラムの起動用サポートディスク を作成します。 ⓦ 保守用パーティションの設定 ここでは、保守用パーティションに対するメンテナンスをすることができます。保守用 パーティションが作成されていないときは「保守用パーティションの作成」と「FDISK の起動」以外の項目は表示されません。保守用パーティションの詳細については、10 ページを参照してください。 重要 − 「保守 用パーティションの設 定」の各項目を実行して いる間は、リセットした り、電源をOFFにしたりしないでください。 保守用パーティションの作成 保守用として内蔵ハードディスク上に領域を確保し、続けて各種ユーティリティの インストールを行います。すでに保守用パーティションが確保されている場合は、 各種ユーティリティのインストールを行うことができます。 − 各種ユーティリティのインストール 各種ユーティリティ(システム診断/システムマネージメント機能/オフライン保守 ユーティリティ)を、CD-ROMから保守用パーティションへインストールします。 インストールされたユーティリティは、オフライン保守ユーティリティをハード ディスクから起動した場合に使用することができます。 − 各種ユーティリティの更新 各種ユーティリティ(システム診断/オフライン保守ユーティリティ)を、フロッ ピーディスクから保守用パーティションへコピーします。各種ユーティリティがフ ロッピーディスクでリリースされたときに実行してください。それ以外では、本項 目は使用しないでください。 − FDISKの起動 ROM-DOSシステムのFDISKコマンドを起動します。パーティションの作成/削除 などができます。 248 EXPRESSBUILDER ⓦ 各種BIOS/FWのアップデート 以下のホームページで配布される「各種BIOS/FWのアップデートモジュール」を使用 して、本装置のBIOS/FW(ファームウェア)をアップデートすることができます。「各 種BIOS/FWのアップデートモジュール」については、次のホームページに詳しい説明 があります。 http://www2.mdit.co.jp/service/ft8600 各種BIOS/FWのアップデートを行う手順は配布される「各種BIOS/FWのアップデート モジュール」に含まれる「アップデート手順書」に記載されています。記載内容を確認 した上で、記載内容に従ってアップデートを行ってください。 「アップデート手順書」はWindows 2000のメモ帳などで読むことができます。 重要 ⓦ BIOS/FWのアッ プデート プログラ ムの動 作中は本 体の電源 をOFFに しない でください。アップデート作業が途中で中断されるとシステムが起動できなく なります。 リモートマネージメントカード/アドバンスドリモートマネージメントカードの初期設 定 リモートマネージメントカード/アドバンスドリモートマネージメントカードへの本体 装置固有情報の設定を行います。本設定を行うこどで、リモートマネージメントカード /アドバンスドリモートマネージメントカードによるハードウェア障害の監視や障害通 報、及びLAN経由/WAN経由でのリモート制御(本体装置のリセット、電源ON/OFF、 システムイベントログ(SEL)の確認等)が可能となります。なお、リモートマネージ メントカード/アドバンスドリモートマネージメントカードの詳細については、リモー トマネージメントカード/アドバンスドリモートマネージメントカードのユーザーズガ イドをご覧ください(障害通報リモート制御には、別途IPアドレスなどの設定が必要で す) 。 ⓦ システムマネージメント機能 リモートマネージメントカード/アドバンスドリモートマネージメントカードによる通 報機能や管理用PCからのリモート制御機能を使用するための設定を行います。 ⓦ ヘルプ EXPRESSBUILDERの各種機能に関する説明を表示します。 ⓦ トップメニューに戻る EXPRESSBUILDERトップメニューを表示します。 ソフトウェア編 249 コンソールレスメニュー EXPRESSBUILDERは、本体にキーボードなどのコンソールが接続されていなくても各種 セットアップを管理用コンピュータ(管理PC)から遠隔操作することができる「コンソール レス」機能を持っています。 重要 ⓦ 本装置以外のコンピュータおよび他のFT8600シリーズに使用しないで ください。故障の原因となります。 ⓦ コンソールレス時の使用は、本体のマウス/キーボードコネクタにキー ボードが接続されていないことが条件です。本体にキーボード(USB キーボードは除く)が接続されていると、EXPRESSBUILDERはコン ソールがあると判断し、コンソールレス動作を行いません(管理PCにメ ニューを表示しません)。 起動方法 起動方法には管理PCと本体の接続状態により、次の2つの方法があります。 ⓦ LAN接続された管理PCから実行する ⓦ ダイレクト接続(COM B)された管理PCから実行する 起動方法の手順については、「DianaScope」オンラインドキュメントを参照してください。 重要 ⓦ BIOSセットアップユーティリティのBootメニューで起動順序を変えな いでください。CD-ROMドライブが最初に起動するようになっていな いと使用できません。 ⓦ LAN接続は標準LANポートのみ使用可能です。 ⓦ ダイレクト接続はシリアルポートBのみ使用可能です。 ⓦ コンソールレスで本装置を遠隔操作するためには、設定情報を格納した フロッピーディスクが必要になります。フォーマット済みのフロッピー ディスクを用意しておいてください。 ⓦ BIOSセットアップユーティリティを通常の終了方法以外の手段( 電源 OFFやリセット)で終了するとリダイレクションが正常にできない場合 があります。設定ファイルで再度設定を行ってください。 250 EXPRESSBUILDER BIOS設定情報は以下の値にセットされます。 ヒント ⓦ LAN #1:[Enabled] ⓦ Serial Port A:[Enabled] ⓦ Serial Port A I/O Address:[3F8] ⓦ Serial Port A Interrupt:[4] ⓦ Serial Port B:[Enabled] ⓦ Serial Port B I/O Address:[2F8] ⓦ Serial Port B Interrupt:[3] ⓦ BIOS Redirection Port:[Serial B] ⓦ BIOS Redirection Baud Rate:[19.2k] ⓦ BIOS Redirection Flow Control:[CTS/RTS] ⓦ Console Type:[PC ANSI] トップメニュー 管理PCの画面上に表示されるトップメニューは次のとおりです。 各種セットアップを行う EXPRESSBUILDERが持つ 機能を個別に起動する EXPRESSBUILDERの各種機 能に関する説明を表示する EXPRESSBUILDERを終了する セットアップ 本体のハードウェア構成をチェックして、ディスクアレイコンフィグレーションおよび保守 用パーティションの設定を自動的に行います。 ソフトウェア編 251 ツールメニュー トップメニューでツールを選択すると以下のメニューが表示されます。ツールメニューにあ る項目は、「EXPRESSBUILDERトップメニュー」の「ツールメニュー」の項目の中からコン ソールレスで使用できるもののみがあげられています。それぞれの機能については、前述の 「EXPRESSBUILDERトップメニュー」を参照してください。 前述の「EXPRESSBUILDER トップメニュー」を参照 それぞれの機能に関する説明を 表示する トップメニューに戻る 重要 「EXPRESSBUILDERト ップメニュー」 の「ツールメニュ ー」にある機能と 比較すると「 システム診断」の内容や操作方法(詳しくは、285ページを参照 してください)が異なります。 252 EXPRESSBUILDER マスターコントロールメニュー Windows(Windows 95以降、またはWindows NT4.0以降)が動作しているコンピュータ上で 添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットすると、 「マスターコントロールメニュー」 が自動的に起動します。 ヒント システムの状態によっては自動的に起動しない場合があります。そのような場 合は、CD-ROM上の次のファイルをエクスプローラ等から実行してください。 <CD-ROMのドライブレター >:¥MC¥1ST.EXE マスターコントロールメニューからは、Windows上で動作する各種バンドルソフトウェアの インストールやオンラインドキュメントを参照することができます。 ヒント オンラインドキュメントの中には、PDF形式の文書で提供されているものもあ りま す。このファ イルを参 照する には、あらか じめAdobe シス テムズ 社製の Adobe Readerがインストールされている必要があります。Adobe Reader がイ ンスト ールされ ていな いときは、あ らかじめ Adobe システム ズ社のイ ンター ネットサイトよりAdobe Readerをインストールしてください。 マスターコントロールメニューの操作は、ウィンドウに表示されているそれぞれの項目をク リックするか、右クリックして現れるショートカットメニューを使用してください。また、 一部のメニュー項目は、メニューが動作しているシステム・権限で実行できないとき、グレ イアウト表示され選択できません。適切なシステム・権限で実行してください。 重要 CD-ROMをドラ イブから取り出す前に、マ スターコントロール メニューおよ びメニューから起動されたオンラインドキュメント、各種ツールは終了させて おいてください。 ソフトウェア編 253 ExpressPicnic 「ExpressPicnic®」は、EXPRESSBUILDERのシ ーム レスセ ット アップ で使 用す る「セット アップパラメータFD」を作成するツールです。 EXPRESSBUILDERと ExpressPicnicで作成し たセットアッ プパラメータ FDを 使ってセット ア ップをす ると、いくつ かの確認 のための キー入力 を除き OSの インスト ールから 各種ユー ティリティのインストールまでのセットアップを自動で行えます。また、再インストールのと きに前回と同じ設定でインストールすることができます。 「セットアップパラメータFD」を作 成して、EXPRESSBUILDERからセットアップすることをお勧めします。 ヒント 「セ ッ ト ア ップ パ ラ メ ータ FD」がな く て もWindows Server 2003 ま たは Windows 2000をインストールすることはできます。また、 「セットアップパラ メー タFD」は、EXPRESSBUILDERを使った セットアップ の途中で修正・作 成することもできます。 セットアップパラメータFDの作成 OS をインスト ールするために 必要なセットア ップ情報を設定 し、 「セットア ップパラメータ FD」を作成します。以下の手順に従ってください。 ヒント 1. 2. ExpressPicnicはPC98-NX シリーズ・PC-9800シリーズ・PC-AT 互換機で動作 します。 OSを起動する。 添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをCD-ROMドライブにセットする。 マスターコントロールメニューが表示されます。 3. 画面上で右クリックするか、 [ソフトウェアのセットアップ]を左クリックする。 4. [ExpressPicnic]をクリックする。 ExpressPicnicウィンドウが表示されます。 254 ExpressPicnic 5. [ファイル]メニューの[情報ファイルの新規作成]をクリックする。 [ディスクの設定]ダイアログボックスが表示されます。 6. 各項目を設定し、 [OK]をクリックする。 [基本情報]ダイアログボックスなど、セットアップ情報を設定するダイアログボッ クスが順に表示されます。 ソフトウェア編 255 7. メッセージに従ってダイアログボックスの各項目を設定し、 [次へ]をクリックする。 セットアップ情報の設定が完了すると、 [ファイル保存]ダイアログボックスが表示 されます。 [キャンセル]をクリックすると入力した内容が消えてしまいます。 チェック ヒント 使用者名と会社名を日本語で設定する場合は、ExpressPicnicで設定してくださ い。シームレスセットアップ中に日本語で入力することはできません。ただし、 シームレスセットアップを使ったインストールを完了後、ログオンのときに表 示されるポップアップ画面で再入力し直すことができます。 8. [セットアップパラメータFD]チェックボックスがオンになっていることを確認 し、 [ファイル名]ボックスにセットアップ情報のファイル名を入力する。 9. 1.44MBでフォーマット済みのフロッピーディスクをフロッピーディスクドライ ブにセットし、 [OK]をクリックする。 「セットアップパラメータFD」が作成できました。 「セットアップパラメータFD」はWindows Server 2003またはWindows 2000をインストールするときに使用します。 ラベルを貼り大切 に保管してください。 ヒント ⓦ 各項目の設定内容についてはヘルプを参照してください。 ⓦ 既存の情報ファイル(セットアップパラメータFD)を修正する場合は、 ExpressPicnicウィンドウの[情報ファイルの修正] をクリックしてくだ さい。詳しくはヘルプを参照してください。 256 ExpressPicnic 追加アプリケーションのインストール 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMでサポートしていないアプリケーションを追加でインストー ルする場合は、以下の手順に従って「セットアップパラメータFD」を作成してください。 重要 1. 追加でインストールするアプリケーションは、シームレスセットアップに対応 している必要があります。 ExpressPicnicウィンドウを表示させる(253ページ参照) 。 2. [ファイル]メニューの[情報ファイルの新規作成]をクリックする。 [ディスクの設定]ダイアログボックスが表示されます。 3. 各項目を設定し、 [OK]をクリックする。 [基本情報]ダイアログボックスなど、セットアップ情報を設定するダイアログボッ クスが順に表示されます。 4. メッセージに従ってダイアログボックスの各項目を設定し、 [次へ]をクリックす る。 [キャンセル]をクリックすると入力した内容が消えてしまいます。 チェック ソフトウェア編 257 5. [アプリケーションの設定]が表示されたら、[追加アプリケーションのインストー ル]にチェックを入れる。 6. [ファイル指定]ダイアログボックスが表示されたら、[セットアップパラメータ FD]チェックボックスがオンになっていることを確認し、 [ファイル名]ボックス にセットアップ情報のファイル名を入力する。 7. 1.44MBでフォーマット済みのフロッピーディスクをフロッピーディスクドライ ブにセットし、 [OK]をクリックする。 258 ExpressPicnic 大容量記憶装置ドライバのインストール シームレス セットアップに対 応しているオプシ ョンの大容量記 憶装置ドライバを インストー ルする場合は、以下の手順に従って「セットアップパラメータFD」を作成してください。 1. ExpressPicnicウィンドウを表示させる(253ページ参照) 。 2. [ファイル]メニューの[情報ファイルの新規作成]をクリックする。 [ディスクの設定]ダイアログボックスが表示されます。 3. 各項目を設定し、 [OK]をクリックする。 [基本情報]ダイアログボックスなど、セットアップ情報を設定するダイアログボッ クスが順に表示されます。 4. メッセージに従ってダイアログボックスの各項目を設定し、 [次へ]をクリックす る。 [キャンセル]をクリックすると入力した内容が消えてしまいます。 チェック ソフトウェア編 259 5. [アプリケーションの設定]が表示されたら、[大容量記憶装置用OEM-FDの適用] にチェックを入れる。 6. [ファイル指定」ダイアログボックスが表示されたら、[セットアップパラメータ FD]チェックボックスがオンになっていることを確認し、 [ファイル名]ボックス にセットアップ情報のファイル名を入力する。 7. 1.44MBでフォーマット済みのフロッピーディスクをフロッピーディスクドライ ブにセットし、 [OK]をクリックする。 260 ExpressPicnic 稼動機からの情報採取 ExpressPicnicが起動しているマシン(FT8600シリーズ)のセ ットアップ情報を自動的に採 取し、セットアップ情報ファイルを作成します。 チェック 1. ⓦ ユーザ/グループ情報は採取できません。 ⓦ アプリケーションで設定情報を採取できるのは、ESMPRO/ ServerAgentだけです。 ⓦ 取得できない情報に関しては、既定値を表示しています。 ⓦ Windows 2000のみサポートしています。 ExpressPicnicウィンドウを表示させる(253ページ参照) 。 2. [オプション]メニューの[稼動機からの情報採取]をクリックする。 採取後は、確認/修正画面に移ります。初期値が、採取したデータになっていること を除けば「情報ファイルの新規作成」 、あるいは「情報ファイル修正」と同じです。 ソフトウェア編 261 大量インストール ベースとなるセットアップ情報ファイルを指定し、マシンごとに変更する必要のあるパラメー タのみ修正して、複数のセットアップ情報ファイルを作成します。 1. ExpressPicnicウィンドウを表示させる(253ページ参照) 。 2. [オプション]メニューの[大量インストールのアシスト]をクリックする。 3. [ファイルを開く]画面でベースとなるセットアップ情報ファイルを選択する。 ベースとなるセットアップ情報 ファイルの設定値がリストの一番上の欄に表示され ます。 4. [追加]をクリックする。 262 ExpressPicnic 5. ベースとなるセットアップ情報ファイルから変更するパラメータを設定する。 6. [OK]をクリックする。 リストに追加した情報が表示されます。 7. ファイル名を選択し、 [FD作成]をクリックする。 選択したファイル名のセットアップパラメータFDを作成します。 ソフトウェア編 263 本体用バンドルソフトウェア 本体 にバンドルされて いるソフトウェア の紹介およびイン ストールの方法 について簡単に説 明します。詳細はオンラインドキュメントをご覧ください。 ESMPRO/ServerAgent(Windows版) ESMPRO/ServerAgent(Windows 版)は本装置にイ ンストールす る本体監視 用アプリケー ションです。 EXPRESSBUILDERのシームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。 ここ では個別にインス トールする場合に 知っておいていた だきたい注意事 項とインストール の手順を説明します。 ヒント 運用上の注意事項については、添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROM内のオ ン ライン ドキュ メント「ESMPRO/ServerAgent(Windows版)インス トレー ションガイド」に記載しています。ご覧ください。 インストール前の準備 ESMPRO/ServerAgent(Windows版)を動作させるためには対象OSのTCP/IPとTCP/IP関 連コンポーネントのSNMPの設定が必要です。 ⓦ ネットワークサービスの設定 プロトコルは TCP/IPを使用してください。TCP/IP の設定についてはスタートメニュー から起動する「ヘルプ」を参照してください。 ⓦ SNMPサービスの設定 コミュニティ名に「public」 、トラップ送信先に送信先IPアドレスを使います。ESMPRO/ ServerManager側の設定で受信するトラップのコミュニティをデフォルトの「*」から変 更した場合 は、ESMPRO/ServerManager側で新しく設定した コミュニティ名と同じ名 前を入力します。 264 本体用バンドルソフトウェア インストール ESMPRO/ServerAgent(Windows版)のインストールは添付の「EXPRESSBUILDER」CDROMを使用します。本装置のOSが起動した後、Autorunで表示されるメニューから[ソフト ウェア のセット アップ]−[ESMPRO]−[ESMPRO/ServerAgent]の順にクリッ クして ください。以降はダイアログボックス中のメッセージに従ってインストールしてください。 重要 ⓦ アドミニストレータの権限を持ったアカウントでシステムにログインし てください。 ⓦ リモートマネージメントカード/アドバンスドリモートマネージメント カードを着脱した場合は必ず、ESMPRO/ServerAgentの更新インス トールを実行してください。 更新インストールを実行しなかった場合、装置の情報が正しく取得でき なくなります。 ネットワーク上の CD-ROMドライブから 実行する場合は、ネットワークド ライブの割り当て を行った後、そのドライブから起動してください。エクスプローラのネットワークコンピュー タからは起動しないでください。 ヒント アップデートインストールについて ESMPRO/ServerAgentがすでにインストールされている場合は、次のメッセー ジが表示されます。 ESMPRO/ServerAgentが既にインストールされています。 メッセージに従って処理してください。 ソフトウェア編 265 インストール後の確認 ESMPRO/ServerAgent(Windows版)をインストールした後に次の手順で正しくインストー ルされていることを確認してください。 1. 本装置を再起動する。 2. イベントログを開く。 3. イベントログにESMPRO/ServerAgent(Windows版)の監視サービスに関す るエラーが登録されていないことを確認する。 エラーが登録されている場 合は、正しくインストールされていません。もう一度は じめからインストールし直してください。 リモートマネージメントカード/アドバンスドリモートマネージ メントカードの着脱について リモートマネージメントカード/アドバンスドリモートマネージメントカードを取り付け、ま たは取り外した後は、必ずESMPRO/ServerAgentを更新インストールしてください。更新 インストールしないまま運用すると正しい情報を採取できません。 266 本体用バンドルソフトウェア Power Console Plus(サーバ) Power Console Plusは LSI-Logic製デ ィス クアレ イコ ント ロー ラシ ステ ムを 構築 して いる Windowsサーバの監視・管理用のアプリケーションです。 Power Console Plusの動作環境や操作手順については、EXPRESSBUILDER内にあるオンラ インドキュメント「Power Console Plusユーザーズガイド」を参照してください。 カスタムインストールモデルでのセットアップ モデルによっては購入時にPower Console Plusがあらかじめインストールされている場合が あります。このままでも使用できますが、後述の「Power Console Plus(サーバ)の環境設 定」に記載の内容の設定を行うことをお勧めします。また、リモートからの監視をする場合は 別途、Power Console Plus(管理PC)をインストールしてください。 シームレスセットアップを使ったセットアップ Power Console Plusは添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMに収められている自動インス トールツール「シームレスセットアップ」を使ってインストールできます。 シームレスセットアップを開始すると、アプリケーションを設定するダイアログボックスが表 示されます。ここで「Power Console Plus」を選択してください。なお、シームレスセット アップ 後は後 述の環境 設定を してくだ さい。また、リモ ートか らの監視 をする場 合は別 途、 Power Console Plus(管理PC)をインストールしてください。 手動インストール(新規インストール) 手動でインストールする場合は以下の説明を参考にしてインストールをしてください。インス トールに関す る詳しい手順と操作 方法については「EXPRESSBUILDER」CD-ROM 内にある オンラインドキュメント「Power Console Plusユーザーズガイド」を参照してください。 Power Console Plus(サーバ)をインストールする前に Power Console Plus(サーバ)をインストールするときは、次に示す準備をしておく必要が あります。 ⓦ LSI-Logic製のディスクアレイコントローラがシステムに取り付けられていること ⓦ LSI-Logic製のディスクアレイコントローラのドライバが組み込まれていること ⓦ WindowsのSNMPサービスが組み込まれていること ⓦ WindowsのTCP/IPの設定が終了していること ⓦ EXPRESSBUILDERを使用したシステムのアップデートが終了していること ⓦ Administratorsグループでログオンされていること ⓦ Internet Explorer 5.5以降がインストールされていること ソフトウェア編 267 Power Console Plus(サーバ)のインストール手順 Power Console Plus(サーバ)のインストールは添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMを 使用します。WindowsではEXPRESSBUILDERをCD-ROMドライブにセット後、Autorunで 表示されるメニューから[ソフトウェアのセットアップ]−[ESMPRO]− [関連ユーティ リティメニューへ]−[Power Console Plus]の順にクリックします。 ここ で表示されるセッ トアップオプショ ンの選択でインス トールするコン ポーネントとして 「サーバ」または「サーバ+管理サーバ」をチェックし、[次へ]をクリックしてください。以 降はダイアログボックスのメッセージに従ってインストールしてください。なお、インストー ル後は後述の環境設定をしてください。また、リモートからの監視をする場合は別途、Power Console Plus(管理PC)をインストールしてください。 ヒント 上 記記述の管 理サーバは ネットワ ークで接続 されたすべ てのサー バおよび管 理PCを管理するコンピュータとしてネットワーク内に1つ定義します。 Power Console Plus(サーバ)の環境設定 ⓦ HOSTSファイルの設定 ネットワーク経 由で制御する場合はすべてのサーバ /管理PCおよび管理サーバの IPアド レスとホス ト名を登録してください。サ ーバ内でのみ制御する 場合はこの作業は不要で す。 ⓦ REGSERV.DATの設定 ネットワーク経由で制 御する場合は管理サーバのホスト名をすでにある「localhost」の 設定と置換してください。サーバ内でのみ制御する場合はこの作業は不要です。 ⓦ パスワードファイルのアクセス権設定 「c:¥Winnt¥System32¥drivers¥etc¥raidpass.val」 (c:¥Winntは、Windowsの一般的な インストール先フォルダです)をセキュリティ保持の観点からNTFSファイルアクセス権 をAdministrator権限などに変更してください。 268 本体用バンドルソフトウェア Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition (以下 ASMBEと略 記します )は装置に標準 装備されたZCR/HostRAIDディスクアレイシステムの監視・管理を行う Webベースのアプリ ケーションです。ASMBEを使用することで、システム運用中の前記ディスクアレイシステム の保守やイベント監視による通報を行うことができます。 ASMBEのインストールおよび操作方法については、添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROM 内のオンラインドキュメント「Adaptec Storage Manager TM - Browser Edition ユーザーズ マニュアル」を参照してください。この説明書には運用にあたって注意すべきことも掲載して います。運用開始前に必ずお読みください。 アレイ保守操作以外はASMBEのブラウザ表示を終了させておいてください。 重要 カスタムインストールモデルでのセットアップ モデルによっては購入時にASMBEがあらかじめインストールされている場合があります。こ の場合、この他に管理 PC側のInternet Explorer の設定や通報監視につ いての設定などが必要 な場合があります。 「EXPRESSBUILDER」内のオンラインドキュメント「Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition ユーザーズマニュアル」の付録を参照し、設定してください。 シームレスセットアップを使ったセットアップ ASMBEは添付の「EXPRESSBUILDER」に収められている自動インストールツール「シーム レスセットアップ」を使ってインストールできます。シームレスセットアップを 開始すると、 アプリケーションを設定するダイアログボックスが表示されます。ここで「Adaptec Storage Manager」を選択してください。 この他に、管理 PC側のInternet Explorer の設定や通報監視についての 設定などが必要な場合 が あ り ま す。 「EXPRESSBUILDER」内の オ ン ラ イ ン ド キュ メ ン ト「Adaptec Storage TM Manager - Browser Edition ユーザーズマニュアル」の付録を参照し、設定してください。 手動インストール(新規インストール) 手動でASMBEをインストールする場合は「EXPRESSBUILDER」内のオンラインドキュメン ト「Adaptec Storage Manager TM - Browser Edition ユーザーズマニュアル」を参照してく ださい。 ソフトウェア編 269 テープ監視ツール テープ監視ツールは、本体に接続されたテープドライブならびに使用しているテープメディア の状態を監視するユーティリティです。 ヘッ ドの汚れや不良テ ープの使用などに よるバックアップ ファイルの消失 やバックアップの 失敗などを防止するために、本体にテープドライブが接続されている場合にはこのユーティリ ティをインストールすることをお勧めします。 カスタムインストールモデルでのセットアップ モデ ルによっては購入 時にテープ監視ツ ールがあらかじめ インストールさ れている場合もあ り ます。インス トール済 みのテー プ監視ツ ールのサ ービス を次のよ うに設定 してくだ さい。 サービスの設定は[コントロールパネル]の[サービス]をダブルクリックすると起動します。 ⓦ 選択するサービス名 TapeAlertChecker ⓦ スタートアップの種類 自動 ⓦ ログオン システムアカウント [デスクトップとの対話をサービスに許可]にチェック サービスに[TapeAlertChecker]がない場合は、装置にインストールされていません。次の 「手動インストール(新規インストール) 」を参照してインストールしてください。 手動インストール(新規インストール) 手動でインストールする場合は、以下の説明を参考にしてインストールしてください。詳しく はオンラインドキュメントの「テープ監視ツールセットアップガイド」をご覧ください。オン ライン ドキュメントは、添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROM の次のディレ クトリにPDF ファイルで格納されています。 CD-ROMドライブ:¥TpTool¥SG_TPn.pdf(n:バージョンによって数字が異なる) 動作環境 ハードウェア ⓦ インストールする装置 FT8600シリーズ本体 ⓦ メモリ 500KB以上 ⓦ ハードディスクドライブの空き容量 2.2MB以上 270 本体用バンドルソフトウェア ソフトウェア ⓦ オペレーティングシステム − Microsoft Windows NT 4.0日本語版(サービスパック5以降) − Microsoft Windows 2000 日本語版 Microsoft Windows Server 2003、およびMicrosoft Windows XPはサポートしていま せん。 ⓦ アプリケーション − BackupExec for Windows NT Ver.8.5 − BackupExec for Windows NT Ver.8.6 − NTBackup(Windows NT標準装備のバックアップツール) その他のバージョン、ま たはアプリケーション については弊社までお問 い合わせくださ い。 監視対象装置 テープ監視ツールで監視できるテープドライブは次のとおりです。 ⓦ 内蔵DAT MN8151-45 ⓦ 内蔵DAT集合型 MN8151-39 インストール手順 添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMの次のディレクトリにある「setup.exe」をエクスプ ローラなどから起動してください。 CD-ROMドライブ:¥TpTool¥setup.exe 以降は画面に表示されるメッセージに従ってください。詳しくはオンラインドキュメントで説 明しています。 インストールの完了後、サービスが動作していることを確認してください。「カスタムインス トールモデルでのセットアップ」の説明を参照してください。 監視 につい ての 詳細な 設定 は、iniフ ァイル を編 集する こと で変更 できま す。ini ファイ ルは 「C:¥Program Files¥TapeAlertChecker¥Ctrl.ini」です(デフォル トの設定でイン ストールし た場合) 。設定の詳細についてはオンラインドキュメントをご覧ください。 ソフトウェア編 271 BMC Online Update BMC Online Update は、イン タ ーネ ット で 配布 され る「BMC(Base board Management Controller)ファームウェア」を使用して、BMCファームウェアを更新するソフトウェアです。 重要 本体装置にリモートマネージメントカード(標準装備)/アドバンスド リモートマネージメントカード(オプション)を装着している場合に 使用できます。 動作環境 ⓦ ハードディスクドライブの空き容量 2MB以上 ⓦ サポートOS Windows 2000 Server Windows 2000 Advanced Server Windows Server 2003 Standard Edition Windows Server 2003 Enterprise Edition インストール オペレーティングシステムによってインストール方法が異なります。使用する環境に合った手 順を参照してください。 Windows Server 2003・Windows 2000 BMC Online Updateのインストールには、添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMを 使用します。本体装置のOSが起動した後、 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをCD-ROMドライ ブにセットして、Autorunで表示されるメニューから[ソフトウェアのセットアップ]−[BMC Online Update]の順にクリックしてください。以降はダイアログボックスのメッセージに従っ てインストールしてください。 272 本体用バンドルソフトウェア 起動方法 オペレーティングシステムによって異なります。使用する環境に合った手順を参照してくださ い。 重要 ⓦ BMCファームウェアの更新作業をしている間は装置の電源をOFFにし ないでください。更新作業が途中で中断されるとシステムが起動できな くなります。 ⓦ 更新されたBMCファームウェアは、装置の再起動後に有効になります。 再起動を行うまでは、更新前の状態で運用を継続します。 Windows Server 2003 スタートメニューから [全てのプログラム]ー [BmcOnlineUpdate]ー [BmcOnlineUpdate]の順 にクリックします。 Windows 2000 スタ ー トメ ニュ ーか ら[プ ログ ラム ]ー [BmcOnlineUpdate]ー [BmcOnlineUpdate]の 順 にク リックします。 ソフトウェア編 273 アンインストール オペレーティングシステムによって異なります。使用する環境に合った手順を参照してくださ い。 Windows Server 2003 1. スタートメニューから[コントロールパネル]ー [プログラムの追加と削除]の順にク リックする。 2. [BmcOnlineUpdate]をクリックし、[変更と削除]をクリックする。 以降はダイアログボックスのメッセージに従ってアンインストールしてください。 274 本体用バンドルソフトウェア Windows 2000 1. スタートメニューから[設定]ー [コントロールパネル]ー [アプリケーションの追加 と削除]の順にクリックする。 2. [BmcOnlineUpdate]をクリックし、[変更と削除]をクリックする。 以降は ダイア ログボッ クスに 表示さ れるメ ッセー ジに従 って操作 し、アンイ ンス トールしてください。 ソフトウェア編 275 エラー表示一覧 下表にエラーメッセージと対処方法を示します。 メッセージ 対 処 アップデートの必要がありません。 現在使用している環境は、アップデートしようとしたデー タより新しいか同じデータが適用されています。 対象装置ではありません。 データが対象装置のものではありません。対象装置のデー タで Update を実行してください。 BMC 情報を取得できません。 リモートマネージメントカード / アドバンスドリモートマ ネージメントカードが正常に取り付けられているか確認し てください。 取り付けを確認してから Update を実行してください。 オンラインモードに移行できません。 BMC がビジー状態の可能性があります。 数分後に再度実行してください。 運用中のデータの退避に失敗しました。 更新モードに移行できません。 データの更新中にエラーが発生しまし た。 終了処理に失敗しました。 IPMI ドライバが見つかりません。 IPMI ドライバをインストールしてください。 サポート対象外です。 アップデート機能をサポートしていない BMC です。この ツールによるアップデートはできません。 重要 対処方法を実行しても、アップデートに失敗した場合は、お買い求めの販売店 または保守サポートに連絡してください。 276 管理 PC 用バンドルソフトウェア 管理PC用バンドルソフトウェア 装置をネットワーク上から管理するための「管理 PC」を構築するために必要なバンドルソフ トウェアについて説明します。 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgentがイ ンストールされたコンピュー タをネットワーク上の管理 PCから 監視・管理するには、本体にバンドルされているESMPRO/ServerManagerをお使いください。 管 理PC へ の イン ス ト ール 方 法 や設 定 の 詳 細に つ い ては オ ン ライ ン ド キュ メ ン ト また は ESMPROのオンラインヘルプをご覧ください。 ヒント ESMPRO/ServerManager の使用にあたっての 注意事項や補足説 明がオンライ ンドキュメントで説明されています。添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROM 内のオンラ インドキュメント「ESMPRO/ServerManager インスト レーション ガイド」を参照してください。 ソフトウェア編 277 DianaScope DianaScope はFT8600シリーズを リモート管理するた めのソフトウェアで す。DianaScope の機能やインストール方法についての詳細はオンラインドキュメントを参照してください。 チェック 本 製品に おいて DianaScope を使用 するた めには サーバ ライセ ンスが 必要で す。本装置には以下のサーバライセンスが添付されています。 ⓦ ULM1198-001 DianaScope Additional Server License(1) 管理対象サーバを1台管理するためのライセンス 注意事項 オンラインドキュメントは、DianaScopeがリモート管理する対象装置全般について汎用的に 説明していますが、ここではDianaScopeから本製品をリモート管理する際に特に注意する点 を示します。 ⓦ 本製品は、リモートマネージメントカード(標準装備)またはアドバンスドリモートマ ネージメント(オプション)を装着している場合のみ、DianaScopeからリモート管理 することができます。 ⓦ 本製品はリモートFD機能をサポートしていません。 278 管理 PC 用バンドルソフトウェア Power Console Plus(管理PC) Power Console Plusをネ ット ワー ク経由 でサ ーバ を管 理する 場合 にイ ンスト ール しま す。 Power Console Plusの動作環境や操作手順については、EXPRESSBUILDER内にあるオンラ インドキュメント「Power Console Plus TMユーザーズガイド」を参照してください。 以下の説明を参考にしてPower Console Plus(管理PC)を管理PCにインストールしてくだ さい。インストールに関する詳しい手順と操作方法についてはEXPRESSBUILDER内にあるオ ンラインドキュメント「Power Console Plus TMユーザーズガイド」を参照ください。 Power Console Plus(管理PC)をインストールする前に Power Console Plus(管理PC)をインストールするときは、次に示す準備をしておく必要が あります。 ⓦ WindowsのTCP/IPの設定が終了していること ⓦ EXPRESSBUILDERを使ったシステムのアップデートが終了していること(FT8600シ リーズにインストールする場合) ⓦ Administratorsグループでログオンされていること ⓦ Windows NT 4.0の場合、サービスパック6aが適用されていること ⓦ Internet Explorer 5.5以降がインストールされていること Power Console Plus(管理PC)のインストール手順 Power Console Plus(管理PC)のインス トールは 添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROM を使用し ます。「EXPRESSBUILDER」CD-ROMを CD-ROMドライブ にセット後、Autorun で表示されるメニューから[ソフトウェアのセットアップ]−[ESMPRO]−[関連ユーティ リティメニュー]−[Power Console Plus]の順にクリックします。 ここで表示 されるセットアッ プオプションの選 択でインストー ルするコンポーネ ントとして 「管理 PC」または「管理PC+ 管理サーバ」をチェックし、[次へ]をクリックしてくだ さい。 以降はダイアログボックスのメッセージに従ってインストールしてください。 ヒント 上記記 述の管理サ ーバはネ ットワーク で接続され たすべて のサーバお よび管 理PCを管理するコンピュータとしてネットワーク内に1つ定義します。 Power Console Plus(管理PC)の環境設定 ⓦ HOSTSファイルの設定 管理サーバとすべてのサーバ/管理PCのIPアドレスとホスト名を登録してください。 ⓦ REGSERV.DATの設定 管理サーバのホスト名をすでにある「localhost」の設定と置換してください。 279 4 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 210Rc 運用・保守編 装置の運用および保守について説明します。 日常の保守(280ページ) 日常使う上で確認しなければならない点やファイルの管理、クリーニングの方 法について説明します。 システム診断(285ページ) 診断ユーティリティの使い方について説明します。 障害時の対処(289ページ) 故障かな?と思ったときに参照してください。トラブルの原因の確認方法やそ の対処方法について説明しています。 オフライン保守ユーティリティ(318ページ) 保守ユーティリティの使い方について説明します。 移動と保管(320ページ) 本体を移動・保管する際の手順や注意事項について説明します。 ユーザーサポート(322ページ) 本製品に関するさまざまなサービスについて説明します。サービスは弊社、お よび弊社が認定した保守サポートから提供されるものです。ぜひご利用くださ い。 ONL-4017aM-210Rc-000-04-0505 280 日常の保守 日常の保守 装置を常にベストな状態でお使いになるために、ここで説明する確認や保守を定期的に行って ください。万一、異常が見られた場合は、無理な操作をせずにお買い求めの販売店または、保 守サポートに保守を依頼してください。 アラートの確認 システムの運用中は、ESMPROで障害状況を監視してください。 管理PC上のESMPRO/ServerManagerにアラートが通報されていないか、常に注意するよう 心がけてください。ESMPRO/ServerManagerの「統合ビューア」、 「データビューア」、 「ア ラートビューア」でアラートが通報されていないかチェックしてください。 <ESMPROでチェックする画面> アラートビューア 統合ビューア データビューア ステータスランプの確認 本体の電源をONにした後、およびシャットダウンをして本体の電源をOFFにする前に、本体 前面にあるランプの表示を確認してください。ランプの機能と表示の内容については「ハード ウェア編」の95ページをご覧ください。万一、本体の異常を示す表示が確認された場合は、お 買い求めの販売店または保守サポートに連絡して保守を依頼してください。 運用・保守編 281 バックアップ 定期 的に本体のハード ディスクドライブ 内の大切なデータ をバックアップ することをお勧め します。最適なバックアップ用ストレージデバイスやバックアップツールについてはお買い求 めの販売店にお問い合わせください。 ハードウェアの構 成を変更したり、BIOSの設定を変更したりした後は、オンライン保守ユー ティリティの「システム情報の管理」機能を使ってシステム情報のバックアップをとってくだ さい(45ページまたは75ページを参照) 。 ディスクアレイを構築しているシステムでは、ディスクアレイのコンフィグレーション情報の バックアップをとっておいてください。また、ハードディスクドライブの故障によるリビルド を行った後もコンフィグレーション情報のバックアップをとっておくことをお勧めします。コ ンフィグレーション情報のバックアップについては、ボードに添付の説明書を参照してくださ い。 282 日常の保守 クリーニング 装置を良い状態に保つために定期的にクリーニングしてください。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ 自分で分解・修理・改造はしない プラグを差し込んだまま取り扱わない 本体のクリーニング 本体の外観の汚れは、柔らかい乾いた布で汚れを拭き取ってください。汚れが落ちにくいとき は、次のような方法できれいになります。 重要 ⓦ シンナー、ベンジンなどの揮発性の溶剤は使わないでください。材質の いたみや変色の原因になります。 ⓦ コンセント、ケーブル、本体背面のコネクタ、本体内部は絶対に水など でぬらさないでください。 1. 本体の電源がOFF(POWERランプ消灯)になっていることを確認する。 2. 本体の電源コードをコンセントから抜く。 3. 電源コードの電源プラグ部分についているほこりを乾いた布でふき取る。 4. 中性洗剤をぬるま湯または水で薄めて柔らかい布を浸し、よく絞る。 5. 汚れた部分を手順4の布で少し強めにこすって汚れを取る。 6. 真水でぬらしてよく絞った布でもう一度ふく。 7. 乾いた布でふく。 運用・保守編 283 キーボード/マウスのクリーニング キーボードは本体および周辺機器を含むシステム全体の電源がOFF(POWERランプ消灯)に なっていることを確認した後、キーボードの表面を乾いた布で拭いてください。 マウスが正常に機能するためには、内部のマウスボールがスムーズに回転できる状態でなけれ ばなりません。マウスボールの汚れを防ぐためにほこりの少ない場所で使用して、定期的に次 の手順でクリーニングしてください。 1. 本体の電源がOFF(POWERランプ消灯)になっていることを確認する。 2. マウスを裏返してマウスボールカ バーを反時計回りに回して中から マウスボールを取り出す。 マウスボール マウスボールカバー 3. マウスボールを乾いた柔らかい布などでふいて、汚れを取り除く。 汚れがひどいときはぬるま湯、ま たは水で薄めた中性洗剤を少量含ませてふいてく ださい。 4. マウス内部にある3つの小さな ローラを綿棒などでふく。 汚れがひどいと きはアルコールな ど を 少量 含 ま せて ふ い て くだ さ い。 5. ローラー マウスボールをマウスの中に戻 す。 手順3、4でマウスボールやローラをぬらした場合は、十分に乾燥させてからボール を入れてください。 6. マウスボールカバーを元に戻して、時計回りに回してロックする。 CD-ROMのクリーニング CD-ROMに ほこりがついていたり、トレ ーにほこりがたまっていた りするとデータを正しく 読み取れません。次の手順に従って定期的にトレー、CD-ROMのクリーニングを行います。 1. 本体の電源がON(POWERランプ点灯)になっていることを確認する。 2. CD-ROMドライブ前面のCDトレーイジェクトボタンを押す。 トレーがCD-ROMドライブから出てきます。 284 日常の保守 3. CD-ROMを軽く持ちながらトレーから取り出す。 CD-ROMの信号面に手が触れないよう注意してください。 重要 4. トレー上のほこりを乾いた柔らかい布でふき取る。 重要 CD-ROMドライ ブのレンズをクリーニ ングしないでくださ い。レンズが傷つ いて誤動作の原因となります。 5. トレーを軽く押してトレーをCD-ROMドライブに戻す。 6. CD-ROMの信号面を乾いた柔らかい布でふく。 重要 CD-ROMは、中心か ら外側に向けてふい てください。クリーナ をお使いにな るときは、CD-ROM 専用のクリーナであ ることをお確かめく ださい。レコー ド用のスプレー、クリーナ、ベンジン、シンナーを使用すると、ディスクの内 容が読めなくなったり、装置にそのディスクをセットした結果、故障したりす るおそれがあります。 テープドライブのクリーニング テープドラ イブのヘッドの汚 れはファイルのバ ックアップの失 敗やテープカート リッジの損 傷の原因と なります。定期的に 専用のクリーニン グテープを使っ てクリーニング してくださ い。クリーニングの時期やクリーニングの方法、および使用するテープカートリッジの使用期 間や寿命についてはテープドライブに添付の説明書を参照してください。 EXPRESSBUILDERに格納されているユーティリティ「テープ監視ツール」をインストールし ておくと、テープドライブやテープカートリッジの状態を監視し、クリーニングの要求やドラ イブの異常などをポップアップメッセージとして表示したり、異常の詳細をイベントログに記 録したりすることができます。インストールについては「ソフトウェア編」、またはオンライ ンドキュメントを参照してください。 運用・保守編 285 システム診断 システム診断は装置に対して各種テストを行います。 「EXPRESSBUILDER」の「ツール」メニューから「システム診断」を選択して診断してくだ さい。 システム診断の内容 システム診断には、次の項目があります。 ⓦ 本体に取り付けられているメモリのチェック ⓦ CPUキャッシュメモリのチェック ⓦ システムとして使用されているハードディスクドライブのチェック 重要 ヒント システム診断を行う時は、必ず本体に接続しているLANケーブルを外してくだ さい。接続したままシステム診断を行うと、ネットワークに影響をおよぼすお それがあります。 ハ ードディス クドライ ブのチェ ックでは、ディ スクへの 書き込み は行いませ ん。 286 システム診断 システム診断の起動と終了 システム診断には、本体に直接接続されたコンソール(キーボード)を使用する方法と、シ リアルポート経由で接続されている管理PCのコンソールを使用する方法(コンソールレス) があります。 それぞれの起動方法は次のとおりです。 重要 「ソフト ウェア編」の「EXPRESSBUILDER」では、コン ソールレス での通 信方法にLAN とCOMポートの2 つの方法を記載していますが、コンソールレ スでのシステム診断ではCOMポートのみを使用することができます。 1. シャットダウン処理を行った後、本体の電源をOFFにし、電源コードをコンセント から抜く。 2. 本体に接続しているLANケーブルをすべて取り外す。 3. 電源コードをコンセントに接続し、本体の電源をONにする。 4. 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMを使ってシステムを起動する。 本体のコンソールを使用して起動する場合と、コンソールレスで起動する場合で手 順が異なります。 「ソフトウェア編」の「EXPRESSBUILDER」を参照して正しく 起動してください。 EXPRESSBUILDERから起動すると画面に以下のメニューが表示されます。 本装置のコンソールを使用した場合 5. [ツール]を選択する。 コンソールレスの場合 運用・保守編 287 6. 「ツールメニュー」の[システム診断]を選択する。 システム診断を開始します。約3分で診断は終了します。 診断を終了するとディスプレイ装置の画面が次のような表示に変わります。 試験タイトル 試験ウィンドウ タイトル 試験結果 試験簡易 ウィンドウ ガイドライン 試験タイトル 診断ツールの名称およびバージョン情報を表示します。 試験ウィンドウタイトル 診断状態を表示します。試験終了時にはTest Endと表示します。 試験結果 診断開始・終了・経過時間および終了時の状態を表示します。 ガイドライン ウィンドウを操作するキーの説明を表示します。 試験簡易ウィンドウ 診断を実行した各試験の結果を表示します。カーソル行で<Enter>キーを押すと試 験の詳細を表示します。 システム診断でエラーを検出した場合は試験簡易ウィンドウの該当する試験結果が 赤く反転表示し、右側の結果に「Abnormal End」を表示します。 エラーを検出した試験にカーソルを移動し<Enter>キーを押し、試験詳細表示に出 力されたエラーメッセージを記録してお買い求めの販売店または、保守サポートに 連絡してください。 288 システム診断 7. 画面最下段の「ガイドライン」に従い<Esc>キーを押す。 以下のエンドユーザーメニューを表示します。 <Test Result> 前述の診断終了時の画面を表示します。 <Device List> 接続されているデバイス一覧情報を表示します。 <Log Info> 試験ログを表示します。試験ログをフロッピーディスクへ保存することができま す。フロッピーディスクへ記録する場合は、フォーマット済みのフロッピーディス クをフロッピーディスクドライブにセットし、<Save>を選択してください。 <Option> ログの出力先の変更します。 <Reboot> システムを再起動します。 8. 上記エンドユーザーメニューで<Reboot>を選択する。 再起動し、システムがEXPRESSBUILDERから起動します。 9. EXPRESSBUILDERを終了し、CD-ROMドライブからCD-ROMを取り出す。 10. 本体の電源をOFFにし、電源コードをコンセントから抜く。 11. 手順2で取り外したLANケーブルを接続し直す。 12. 電源コードをコンセントに接続する。 以上でシステム診断は終了です。 運用・保守編 289 障害時の対処 「故障かな?」と思ったときは、ここで説明する内容について確認してください。該当するこ とがらがある場合は、説明に従って正しく対処してください。 障害箇所の切り分け 万一、障害が発生した場合は、ESMPRO/ServerManagerを使って障害の発生箇所を確認し、 障害がハードウェアによるものかソフトウェアによるものかを判断します。 障害発生個所や内容の確認ができたら、故障した部品の交換やシステム復旧などの処置を行い ます。 障 害 が ハー ド ウェ ア 要 因に よ る もの か ソ フト ウ ェ ア要 因 に よる も の かを 判 断 する に は、 ESMPRO/ServerManagerが便利です。 ESMPRO/ServerManager サーバ/ワークステーションの障害発 生箇所、および障害内容を確認 290 障害時の対処 エラーメッセージ 本体になんらかの異常が起きるとさまざまな形でエラーを通知します。ここでは、エラーメッ セージの種類について説明します。 POST中のエラーメッセージ 本体の電源を ONにすると自動的に実行される自己診断機能「POST」中に何らかの異常を検 出すると、ディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示します。また、エラーの内容に よってはビープ音でエラーが起きたことを通知します。 Phoenix BIOS 4.0 Release 6.0.XXXX : CPU=Pentium 4 Processor XXX MHz 0640K System RAM Passed 0127M Extended RAM Passed WARNING 0B60: DIMM #1 has been disabled. : メモリの故障を示すメッセージ(例では メモリ#1が故障した場合の表示) Press <F1> to resume, <F2> to setup 次にエラーメッセージの一覧と原因、その対処方法を示します。 重要 ヒント 保守サ ポートに連 絡すると きはディス プレイの表 示やビー プ音のパタ ーンを メモしておいてください。アラーム表示は保守を行うときに有用な情報となり ます。 POSTのエラーメッセージ一覧 は本体のみのものです。マザーボードに接続さ れているオプションのSCSIコントローラボード、ディスクミラーリングコント ローラに搭載 されているBIOS のエラーメ ッセージとその対処方 法については オプションに添付の説明書を参照してください。 運用・保守編 291 画面に表示されるエラーメッセージ ディスプレイ上のエラーメッセージ 意 味 対処方法 0200 Failure Fixed Disk. ハードディスクドライブエラー。 お買い求めの販売店または保守サポート に連絡してください。 0210 Stuck Key. キーボード接続エラー。 キーボードを接続し直してください。 0213 Keyboard locked - Unlock key switch. キーボードがロックされている。 キースイッチのロックを解除してくださ い。ロックを解除しても直らない場合 は、お買い求めの販売店または保守サ ポートに連絡してください。 0220 Monitor type does not match CMOS - Run SETUP. モニタのタイプが CMOS と一致し ない。 SETUP を起動してください。SETUP で 直らない場合は、お買い求めの販売店ま たは保守サポートに連絡してください。 0230 System RAM Failed at offset. システム RAM エラー。 お買い求めの販売店または保守サポート に連絡してください。 0231 Shadow Ram Failed at offset. シャドウ RAM エラー。 お買い求めの販売店または保守サポート に連絡してください。 0232 Extended RAM Failed at address line. 拡張 RAM エラー。 0250 System battery is dead - Replace and run SETUP. システムのバッテリがない。 お買い求めの販売店または保守サポート に連絡してバッテリを交換してくださ い。(コンピュータを再起動後、SETUP を起動して設定し直してください。 0251 System CMOS checksum bad - Default configuration used. システム CMOS のチェックサムが 正しくない。 デフォルト値が設定されました。 SETUP を起動して、設定し直してくだ さい。それでも直らない場合は、お買い 求めの販売店または保守サポートに連絡 してください。 0252 Password checksum bad - Passwords cleared. パスワードのチェックサムが正しく ない。 パスワードがクリアされました。 SETUP を起動して設定し直してくださ い。 0260 System timer error. システムタイマーエラー。 0270 Real time clock error. リアルタイムクロックエラー。 0271 Check date and time setting. リアルタイムクロックの時刻設定に 誤りがある。 SETUP を起動して、時刻や日付を設定 し直してください。設定し直しても同じ エラーが続けて起きるときは、お買い求 めの販売店または保守サポートに連絡し てください。 02B0 Diskette drive A error. フロッピーディスクドライブ A の エラー。 SETUP を起動して、 「Main」メニュー の「Legacy Floppy A」を設定し直して ください。設定し直しても同じエラーが 続けて起きるときは、お買い求めの販売 店または保守サポートに連絡してくださ い。 02B2 Incorrect Drive A type - run SETUP. フロッピーディスクドライブ A の タイプが正しくない。 SETUP を起動して、設定し直してくだ さい。それでも直らない場合は保守サ ポートに連絡してください。 02D0 System cache error Cache disabled. システムキャッシュエラー。 キャッシュを使用できません。お買い求 めの販売店または保守サポートに連絡し てください。 02D1 System Memory exceeds the CPU's caching limit. メモリが CPU のキャッシュの限界 を超えた。 お買い求めの販売店または保守サポート に連絡してください。 02F4 EISA CMOS not write able. EISA CMOS に書き込めない。 02F5 DMA Test Failed. DMA テストエラー。 02F6 Software NMI Failed. ソフトウェア NMI エラー。 02F7 Fail-safe Timer NMI Failed. フェイルタイマの NMI エラー。 0B22 Processors are installed out of order. プロセッサの故障。 お買い求めの販売店または保守サポート に保守を依頼して CPU を交換してくだ さい。 0B28 Unsupported Processor detected on Processor 1. CPU #1 ソケットにサポートしてい ない CPU が搭載されている。 お買い求めの販売店または保守サポート に連絡して保守を依頼してください。 0B29 Unsupported Processor detected on Processor 2. CPU #2 ソケットにサポートしてい ない CPU が搭載されている。 292 障害時の対処 ディスプレイ上のエラーメッセージ 0B30 Fan 1 Alarm occurred. 0B31 Fan 2 Alarm occurred. 0B32 Fan 3 Alarm occurred. 0B33 Fan 4 Alarm occurred. 0B34 Fan 5 Alarm occurred. 0B35 Fan 6 Alarm occurred. 0B36 Fan 7 Alarm occurred. 0B37 Fan 8 Alarm occurred. 意 味 対処方法 ファンの異常。 ファンの故障、またはファンの目詰まり が考えられます。お買い求めの販売店ま たは保守サポートに連絡して保守を依頼 してください。 ファンの異常。 ファンの故障、またはファンの目詰まり が考えられます。お買い求めの販売店ま たは保守サポートに連絡して保守を依頼 してください。 0B38 Fan 9 Alarm occurred. 0B39 Fan 10 Alarm occurred. 0B5F Forced to use Processor with error CPU エラーを検出した。 CPU でエラーを検出したため、強制的 に起動しています。お買い求めの販売店 または保守サポートに連絡してくださ い。 0B60 DIMM group #1 has been disabled メモリエラーを検出した。メモリグ ループ #1 が縮退している。 お買い求めの販売店または保守サポート に連絡してください。 0B61 DIMM group #2 has been disabled メモリエラーを検出した。メモリグ ループ #2 が縮退している。 0B62 DIMM group #3 has been disabled メモリエラーを検出した。メモリグ ループ #3 が縮退している。 0B63 DIMM group #4 has been disabled メモリエラーを検出した。メモリグ ループ #4 が縮退している。 0B70 The error occurred during temperature sensor reading. 温度異常を検出する途中にエラーを 検出した。 0B71 System Temperature out of the range. 温度異常を検出した。 ファンの故障、またはファンの目詰まり が考えられます。お買い求めの販売店ま たは保守サポートに連絡して保守を依頼 してください。 0B74 The error occurred during voltage sensor reading. 電圧を検出中にエラーが起きた。 お買い求めの販売店または保守サポート に連絡してください。 0B75 System voltage out of the range. システムの電圧に異常を検出した。 0B80 BMC Memory Test Failed. BMC デバイス ( チップ ) のエラー。 0B81 BMC Firmware Code Area CRC check failed. 0B82 BMC core Hardware failure. 0B83 BMC 1BF or 0BF check failed. BMC のアドレスへのアクセスに失 敗した。 0B8A BMC SEL area full. システムイベントログを書き込める 容量がない。 SETUP を起動して、「 Server 」メニュー の「 Event Log Configuration 」で、 「Clear All Error Logs」を選び、<Enter> キーを 押してログを消去してください。 0B8B BMC progress check timeout. BMC チェックを一時中断した。 0B8C BMC command access failed. BMC コマンドアクセスに失敗し た。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は、お 買い求めの販売店または保守サポートに 連絡してください。 0B8D Could not redirect the console - BMC Busy - コンソールリダイレクトができな い(BMC ビジー) 。 0B8E Could not redirect the console - BMC Error - コンソールリダイレクトができな い(BMC エラー) 。 0B8F Could not redirect the console - BMC Parameter Error - コンソールリダイレクトができな い(BMC パラメータエラー) 。 0B90 BMC Platform Information Area corrupted. BMC デバイス ( チップ ) エラー。 0B91 BMC update firmware corrupted. 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は、お 買い求めの販売店または保守サポートに 連絡してください。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は、お 買い求めの販売店または保守サポートに 連絡してください。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は、お 買い求めの販売店または保守サポートに 連絡してください。 運用・保守編 293 ディスプレイ上のエラーメッセージ 意 味 対処方法 0B92 Internal Use Area of BMC FRU corrupted. Chassis 情報を格納した SROM の故障。 致命的な障害ではありませんが、一度電 源を OFF にして、起動し直してくださ い。それでも直らない場合は、お買い求 めの販売店または保守サポートに連絡し てください。 0B93 BMC SDR Repository empty. BMC デバイス ( チップ ) エラー。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は、お 買い求めの販売店または保守サポートに 連絡してください。 0B94 IPMB signal lines do not respond. SMC (Sattelite Management Controller) の故障。 致命的な障害ではありませんが、一度電 源を OFF にして、起動し直してくださ い。それでも直らない場合は、お買い求 めの販売店または保守サポートに連絡し てください。 0B95 BMC FRU device failure. Chassis 情報を格納した SROM の故障。 致命的な障害ではありませんが、一度電 源を OFF にして、起動し直してくださ い。それでも直らない場合は、お買い求 めの販売店または保守サポートに連絡し てください。 0B96 BMC SDR Repository failure. センサデータレコード情報を格納 した SROM の故障。 0B97 BMC SEL device failure. BMC デバイス ( チップ ) の故障。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は、お 買い求めの販売店または保守サポートに 連絡してください。 0B98 BMC RAM test error. BMC RAM のエラー。 0B99 BMC Fatal hardware error. BMC のエラー。 0B9A Management controller not responding. BMC のエラー。 RMC のファームウェアをアップロード してください。それでも直らない場合は 保守サポートに連絡してください。 0B9B Private I2C bus not responding. プライベート I2C バスより無応 答。 0B9C BMC internal exception. BMC のエラー。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は、お 買い求めの販売店または保守サポートに 連絡してください。 0B9D BMC A/D timeout error. BMC のエラー。 0B9E SDR repository corrupt. BMC のエラーまたは SDR の データの破損。 0B9F SEL corrupt. BMC のエラーまたはシステムイ ベントログのデータの破損。 0BB0 SMBIOS - SROM data read error. SROM のデータリードエラー。 0BB1 SMBIOS - SROM data checksum bad. SROM のデータチェックサムエ ラー。 8100 Memory Error detected in DIMM group #1. メモリエラーを検出した。 8101 Memory Error detected in DIMM group #2. 8102 Memory Error detected in DIMM group #3. 8103 Memory Error detected in DIMM group #4. H/W Configuration of BMC is corrupted. !!Update BMC F/W Configuration by configuration tool!! !!Refer to BMC configuration manual!! お買い求めの販売店または保守サポート に連絡してください。 お買い求めの販売店または保守サポート に連絡して該当するグループの DIMM を 交換してください。 リモートマネージメントカード / ア EXPRESSBUILDER を使用して「リモー ドバンスドリモートマネージメント トマネジメントカードの初期設定」 カードの初期設定が行われておりま (248 ページ)から本体装置固有情報の せん。 設定を行ってください。 294 障害時の対処 ビープ音によるエラー通知 POST中にエラーを検出しても、ディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示できない 場合があります。この場合は、一連のビープ音でエラーが発生したことを通知します。エラー はビープ音のいくつかの音の組み合わせでその内容を通知します。 たとえば、ビープ音が1回、連続して3回、1回、1回の組み合わせで鳴った(ビープコード: 13-1-1)ときはDRAMリフレッシュテストエラーが起きたことを示します。 次にビープコードとその意味、対処方法を示します。 ビープコード 意 味 3-3-( 繰り返し ) ROM チェックサムエラー 1-2-2-3 ROM チェックサムエラー 1-3-1-1 DRAM リフレッシュテストエラー DIMM の取り付け状態を確認してください。 それでも直らない場合は、お買い求めの販売 店または保守サポートに連絡して DIMM また はマザーボードを交換してください。 1-3-1-3 キーボードコントローラテストエラー キーボードを接続し直してください。それで も直らない場合は、お買い求めの販売店また は保守サポートに連絡してマザーボードを交 換してください。 1-3-3-1 メモリを検出できない メモリの容量チェック中のエラー 1-3-4-1 DRAM アドレスエラー 1-3-4-3 DRAM テスト Low Byte エラー DIMM の取り付け状態を確認してください。 それでも直らない場合は、お買い求めの販売 店または保守サポートに連絡して DIMM、ま たはマザーボードを交換してください。 1-4-1-1 DRAM テスト High Byte エラー 1-5-1-1 CPU の起動エラー お買い求めの販売店または保守サポートに連 絡してマザーボードを交換してください。 1-5-2-1 CPU が搭載されていない お買い求めの販売店または保守サポートに連 絡して CPU またはマザーボードを交換して ください。 1-5-4-4 電源異常 2-1-2-3 BIOS ROM コピーライトテストエラー お買い求めの販売店または保守サポートに連 絡してマザーボードを交換してください。 2-2-3-1 不正割り込みテストエラー 1-2 オプション ROM 初期化エラー ヒント 対処方法 お買い求めの販売店または保守サポートに連 絡してマザーボードを交換してください。 SETUP の設定を確認してください。 また、増設した PCI ボードのオプション ROM の展開が表示されない場合は、PCI ボードの取り付け状態を確認してください。 それでも直らない場合は、お買い求めの販売 店または保守サポートに連絡して、増設した PCI ボード、またはマザーボードを交換して ください。 ピープコード「1-5-4-2」の鳴動は停電や瞬断 などによりAC 電源の供給が遮断 され、システムの再起動が行われたことを通知するものです。異常ではありま せん。 運用・保守編 295 Windowsのエラーメッセージ Windows Server 2003/Windows 2000の起動後に致命的なエラー(STOPエラーやシステム エラ ー)が起きるとディ スプレイ装置の 画面がブルーに 変わり、エラーに関 する詳細なメッ セージが表示されます。 *** STOP: 0x0000000A (0x00000074, 0x00000002, 0x00000001, 0x80108E7A) IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL*** Address 80108E7A has base at 8010000 _ ntoskrnl.exe 画面に表示されたメッセージを記録して、お買い求めの販売店または保守サポートに連絡して ください。また、このエラーが起きると自動的にメモリダンプを実行し任意のディレクトリに メ モリダン プのデー タを保存 します(「メモ リダンプ(デ バッグ情 報)の設定」(Windows Server 2003は38ページ、Windows 2000は68ページを参照)) 。のちほど保守サポートの保 守員からこのデータを提供していただくよう依頼される場合があります。MOやDATなどのメ ディアにファイルをコピーしての保守員に渡せるよう準備しておいてください。 重要 STOPエラーやシステムエラーが発生しシステムを再起動したとき、仮想メモ リが不足していることを示すメッセージが表示されることがありますが、その まま起動してください。 チェック このファイルをメディアにコピーする前に、イベントビューアを起動して、シ ステ ムイベントログで Save Dump のイベントログが 記録され、メモリダンプ が保存されたことを確認してください。 このほかにもディスクやネットワーク、プリンタなど内蔵デバイスや周辺機器にエラーが起き た場合にも警告メッセージが表示されます。メッセージを記録して、お買い求めの販売店また は保守サポートに連絡してください。 296 障害時の対処 サーバ管理アプリケーションからのエラーメッセージ ESMPRO/ServerAgentや ESMPRO/ServerManager、Power Console Plusなどの管理ツー ルを本装置や管理PCへインストールしておくと、何らかの障害が起きたときに管理PCや本体 に接続しているディスプレイ装置から障害の内容を知ることができます。 各種アプリケーションのインストールや運用方法についてはソフトウェア編、またはオンライ ンドキュメントを参照してください。 ESMPROを使ったシステム構築や各種設定の詳細につい てはオンラインヘルプで詳しく説明 されています。 運用・保守編 297 トラブルシューティング 思 うよう に動作 しな い場合 は修理 に出す 前に 次のチ ェック リスト の内 容に従 って本 装置を チェックしてください。リストにある症状に当てはまる項目があるときは、その後の確認、処 理に従ってください。 それでも正常に動作しない場合は、ディスプレイ装置の画面に表示されたメッセージを記録し てから、お買い求めの販売店または保守サポートに連絡してください。 本体について [?]電源がONにならない □ 電源が本体に正しく供給されていますか? → 電源コードが本体の電源規格に合ったコンセント(またはUPS)に接続され ていることを確認してください。 → 本体に添付の電源コードを使用してください。また、電源コードの被覆が破 れていたり、プラグ部分が折れていたりしていないことを確認してください。 → 接続したコンセントのブレーカがONになっていることを確認してください。 → UPSに接続している場合は、UPSの電源がONになっていること、およびUPS から電力が出力されていることを確認してください。詳しくはUPSに添付の 説明書を参照してください。 また、BIOSセットアップユーティリティでUPSとの電源連動機能の設定がで きます。 □ POWERスイッチを押しましたか? → 本体前面にあるPOWERスイッチを押して電源をON(POWERランプ点灯)に してください。 □ リモートマネージメントカード(標準装備)/アドバンスドリモートマネージメン トカード(オプション)は正しく取り付けられていますか? → リモートマネージメントカード(標準装備)/アドバンスドリモートマネージ メントカード(オプション)の取り付け状態と本体の設定を確認してくださ い(169ページ) 。 [?]電源がOFFにならない □ POWERスイッチの機能を無効にしていませんか? → いったんシステムを再起動して、BIOSセットアップユーティリティを起動し てください。 <確認するメニュー :「Security」→「Power Switch Inhibit」→「Enabled」> [?]POSTが終わらない □ メモリが正しく搭載されていますか? → 最低1枚のDIMMが搭載されていないと動作しません。 □ 大容量のメモリを搭載していますか? → 搭載しているメモリサイズによってはメモリチェックで時間がかかる場合が あります。しばらくお待ちください。 298 障害時の対処 □ システムの起動直後にキーボードやマウスを操作していませんか? → 起動直後にキーボードやマウスを操作すると、POSTは誤ってキーボードコン トローラの異常を検出し、処理を停止してしまうことがあります。そのとき はもう一度、起動し直してください。また、再起動直後は、BIOSの起動メッ セージなどが表示されるまでキーボードやマウスを使って操作しないよう注 意してください。 □ 本装置で使用できるメモリ・PCIデバイスを搭載していますか? → 弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。 [?]内蔵デバイスや外付けデバイスにアクセスできない(または正しく動作しない) □ ケーブルは正しく接続されていますか? → インタフェースケーブルや電源ケーブル(コード)が確実に接続されている ことを確認してください。また接続順序が正しいかどうか確認してください。 □ 電源ONの順番を間違っていませんか? → 外付けデバイスを接続している場合は、外付けデバイス、本体の順に電源を ONにします。 □ ドライバをインストールしていますか? → 接続したオプションのデバイスによっては専用のデバイスドライバが必要な ものがあります。デバイスに添付の説明書を参照してドライバをインストー ルしてください。 □ オプションボードの設定を間違えていませんか? → PCIデバイスについては通常、特に設定を変更する必要はありませんが、ボー ドによっては特別な設定が必要なものもあります。詳しくはボードに添付の 説明書を参照して正しく設定してください。 → シリアルポートやパラレルポート、USBポートに接続しているデバイスにつ いては、I/Oポートアドレスや動作モードの設定が必要なものもあります。デ バイスに添付の説明書を参照して正しく設定してください。 [?]キーボードやマウスが正しく機能しない □ ケーブルは正しく接続されていますか? → 本体背面や前面にあるコネクタに正しく接続されていることを確認してくだ さい。 → 本体の電源がONになっている間に接続すると正しく機能しません(USBデバ イスを除く)。いったん本体の電源をOFFにしてから正しく接続してください。 □ BIOSの設定を間違えていませんか? → BIOSセットアップユーティリティでキーボードの機能を変更することができ ます。BIOSセットアップユーティリティで設定を確認してください。 □ ドライバをインストールしていますか? → 使用しているOSに添付の説明書を参照してキーボードやマウスのドライバが インストールされていることを確認してください(これらはOSのインストー ルの際に標準でインストールされます)。また、OSによってはキーボードやマ ウスの設定を変更できる場合があります。使用しているOSに添付の説明書を 参照して正しく設定されているかどうか確認してください。 運用・保守編 299 [?]フロッピーディスクにアクセス(読み込み、または書き込みが)できない □ フロッピーディスクをフロッピーディスクドライブにセットしていますか? → フロッピーディスクドライブに「カチッ」と音がするまで確実に差し込んで ください。 □ 書き込み禁止にしていませんか? → フロッピーディスクのライトプロテクトスイッチのノッチを「書き込み可」 にセットしてください。 □ フォーマットしていますか? → フォーマット済みのフロッピーディスクを使用するか、セットしたフロッ ピーディスクをフォーマットしてください。フォーマットの方法については、 OSに添付の説明書を参照してください。 □ BIOSの設定を間違えていませんか? → BIOSセットアップユーティリティでフロッピーディスクドライブを無効にす ることができます。BIOSセットアップユーティリティで設定を確認してくだ さい。 [?]CD-ROMにアクセスできない・正しく再生できない □ CD-ROMドライブのトレーに確実にセットしていますか? → トレーにはCD-ROMを保持するホルダーがあります。ホルダーで確実に保持 されていることを確認してください。 □ 本装置で使用できるCD-ROMですか? → CD規格に準拠しない「コピーガード付きCD」などのディスクにつきまして は、CD再生機器における再生の保証はいたしかねます。 → Macintosh専用のCD-ROMは使用できません。 [?]正しいCD-ROMを挿入したのに以下のメッセージが表示される CD-ROMが挿入されていないか、誤った CD-ROMが挿入されています。 正しいCD-ROMを挿入してください。 OK □ CD-ROMのデータ面が汚れていたり、傷ついていたりしていませんか? → CD-ROMドライブからCD-ROMを取り出し、よごれや傷などがないことを確 認してから、再度CD-ROMをセットし、 [OK]をクリックしてください。 [?]ハードディスクドライブにアクセスできない □ 本体で使用できるハードディスクドライブですか? → 弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。 □ ハードディスクドライブは正しく取り付けられていますか? → ハードディスクドライブの取り付け状態やケーブルの接続状態を確認してく ださい。また、ハードディスクドライブを固定するネジはハードディスクド ライブに添付されているネジを使用してください。 300 障害時の対処 □ ハードディスクドライブを正しく設定していますか? → <IDEハードディスクドライブの場合> ハードディスクドライブを1台搭載している場合は「Master」、または 「Single」に動作モードを設定してください。2台搭載している場合は、ディ スクベイ1に搭載しているハードディスクドライブを「Master」に、ディスク ベイ2に搭載しているハードディスクドライブを「Slave」に設定してくださ い。動作モードはハードディスクドライブのジャンパピンを使って設定しま す。詳しくは、ハードディスクドライブに添付されている説明書を参照して ください。 → <SCSIハードディスクドライブの場合> 1台目のハードディスクドライブは搭載している場合は「ID0」、2台目のハー ドディスクドライブは搭載している場合は「ID1」に設定してください。また 終端抵抗(ターミネーション)は無効(OFF)に設定してください。別売の SCSIケーブルの先端に終端コネクタが取り付けられています)。 [?]SCSI機器(内蔵・外付け)にアクセスできない □ 本体で使用できるSCSI機器ですか? → 弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。 □ SCSIコントローラの設定を間違えていませんか? → オプションのSCSIコントローラボードを搭載し、SCSI機器を接続している場 合は、SCSIコントローラボードが持つBIOSセットアップユーティリティで正 しく設定してください。詳しくはSCSIコントローラボードに添付の説明書を 参照してください。 □ SCSI機器の設定を間違えていませんか? → 外付けSCSI機器を接続している場合は、SCSI IDや終端抵抗などの設定が必要 です。詳しくはSCSI機器に添付の説明書を参照してください。 [?]OSを起動できない □ フロッピーディスクをセットしていませんか? → フロッピーディスクを取り出して再起動してください。 □ 「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットしていませんか? → 「EXPRESSBUIDLER」CD-ROMを取り出して再起動してください。 □ OSが破損していませんか? → Windowsの修復プロセスを使って修復を試してください(315ページ)。 [?]ネットワーク上で認識されない □ ケーブルを接続していますか? → 本体背面にあるネットワークポートに確実に接続してください。また、使用 するケーブルがネットワークインタフェースの規格に準拠したものであるこ とを確認してください。 運用・保守編 301 □ BIOSの設定を間違えていませんか? → BIOSセットアップユーティリティで内蔵のネットワークコントローラを無効 にすることができます。BIOSセットアップユーティリティで設定を確認して ください。 □ プロトコルやサービスのセットアップを済ませていますか? → 本体ネットワークコントローラ用のネットワークドライバをインストールし てください。また、TCP/IPなどのプロトコルのセットアップや各種サービス が確実に設定されていることを確認してください。 □ 転送速度の設定を間違えていませんか? → 本体に標準装備の内蔵ネットワークコントローラは、転送速度が1000Mbps、 100Mbpsと10Mbpsのネットワークでも使用することができます。この転送 速度の切り替えまたは設定はOS上から行えますが、 「自動検出」という機能は 使用せず、1000Mbps、100Mbpsまたは10Mbpsのいずれかに設定してくだ さい。 また、接続しているHubと転送速度やデュプレックスモードが同じであること を確認してください。 [?]スタンバイ状態からWake on LANが動作しない → 次の設定を確認してください。 − ハブ設定はAuto-Negotiationにしてください。 − クライアント側はAuto-Negotiation/最適速度設定にしてください。 * ハブ/クライアント共に1000M固定設定ではスタンバイ状態から Wake on LANができません。 302 障害時の対処 Windows Server 2003/Windows 2000について [?]以下のメッセージが表示されログインできなくなった Windows 製品のライセンス認証 続行する前にWindowsのライセンス認証の手続きを実行してください。 手続きが完了するまでログオンすることはできません。 今すぐ手続きを実行しますか? コンピュータをシャットダウンするには[キャンセル]をクリックしてく ださい。 はい (Y) いいえ (N) キャンセル □ Windows製品のライセンス認証手続きを完了していますか? → Windows Server 2003では、Windows製品のライセンス認証手続きを完 了 しないまま使用していると、上記のメッセージが表示されます。[はい]を選ん でWindowsのライセンス認証の手続きを実行してください。 [?]Windows Server 2003の運用中、イベントビューアに下記内容のEvntAgntの警告 が登録される場合がある イベントID: 1003 説明: TraceFileNameパラメータがレジストリにありません。 使用した既定のトレース ファイルは です。 イベント ID: 1015 説明: TraceLevel パラメータがレジストリにありません。 使用した既定のトレース レベルは32です。 → システム運用上、問題ありません。 [?]Windowsのインストールを正しくできない □ インストール時の注意事項を確認していますか? → Windows Server 2003は21ページ、Windows 2000は51ページ(または、 オンラインドキュメント)を参照してください。 [?]Windowsのインストール中、イベントビューアのシステムログに次のような内容の警 告が記録される ページング操作中にデバイス ¥Device¥CdRom0上でエラーが検出されました。 → システムの運用上、問題ありません。 運用・保守編 303 [?]Windowsのインストール中、テキストベースのセットアップ画面で、文字化けした メッセージが表示され、インストールが続行できない □ 複数のハードディスクドライブを接続したり、ディスクアレイコントローラ配下に 複数のシステムドライブを作成してインストールを行っていませんか? → OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスクドライ ブをいったん取り外した状態でインストールを行ってください。 → ディスクアレイコントローラ配下のディスクにインストールする場合は、シ ステムドライブを複数作成せず、1つだけ作成してインストールを行ってくだ さい。複数のシステムドライブを作成する場合は、インストール完了後、 ディスクアレイのコンフィグレーションユーティリティを使用して追加作成 してください。 [?]Windowsのインストール中、イベントビューアのシステムログに以下のログが出力さ れる サーバはトランスポート¥Device¥NetBT_Tcpip_{.....}にバインドできませんでした。 トランスポートが初期アドレスのオープンを拒否したため、初期化に失敗しました。 ネットワークの別のコンピュータが同じ名前を使用しているため、サーバーはトランスポート ¥Device¥NetbiosSmbにバインドできませんでした。サーバーを起動できませんでした。 → ネットワークドライバの更新時に発生します。システムの運用上、問題あり ません。 [?]Windowsのインストール後にデバイス マネージャで日本語106/109 キーボードが英 語101/102 キーボードと認識される → デバイス マネージャでは英語101/102キーボードと認識されていますが、 キーボードの入力は日本語106/109キーボードの配列で行うことができます。 日本語106/109キーボードに変更したいときは、以下の手順で変更してくだ さい。 (1) [スタートメニュー ]から[設定]を選択し、[コントロールパネル]を起動する。 (2) [管理ツール]内の[コンピュータの管理]を起動し、[デバイスマネージャ ]をク リックする。 (3) [キーボード]をクリックし、以下のプロパティを開く。 101/102英語キーボードまたは、Microsoft Natural PS/2キーボード (4) [ドライバ]タブの[ドライバの更新]をクリックし、[このデバイスの既知のドラ イバを表示してその一覧から選択する]を選択する。 (5) 「このデバイス クラスのハードウェアをすべて表示」を選択し、日本語 PS/2 キーボード(106/109キー)を選択して[次へ]をクリックする。 (6) ウィザードに従ってドライバを更新してコンピュータを再起動する。 (7) 以下のメッセージが表示された場合は、[はい]をクリックして操作を続行する。 304 障害時の対処 [?]Windowsの動作が不安定 □ システムのアップデートを行いましたか? → OSをインストールした後にネットワークドライバをインストールすると動作 が不安定になることがあります。44ページまたは74ページを参照してシステ ムをアップデートしてください。 [?]Windows 2000でサービスパックを運用中、イベントビューアに下記内容の WinMgmtの警告が登録される場合がある イベントID: 37 説明: ライブラリ内で不明な問題が発生したため、WMI ADAPは "ファイル名"パフォー マンスライブラ リを読み込むことがで きませんでした : 0x0 サー ビスパック3 CD-ROM を使用した場合は、CD-ROMドライブから抜き取ってください。 イベントID: 41 説明: Collect関数で 時間違反があったため、ADAPは" ファイル名" パフォーマンスライ ブラリを処理できませんでした。または009サブキーで値が見つからなかったため、WMI ADAPはパフォーマンスライブ ラリ"ファ イル名"のオ ブジェクトインデックス "インデッ クス番号"を作成しませんでした。 イベントID: 61 説明: open関数で時間違反があったため、WMI ADAPは"ファイル名"パフォーマンスラ イブラリを処理できませんでした。 → カウンタの問題またはWMI(Windows Management Instrumentation)パ フォーマンスライブラリdredgerの無効な正の戻り値が原因で登録されること がありますが、運用上は特に問題はありません。 [?]Windows 2000でサービスパックを運用中、イベントビューアに下記内容の LoadPerfの警告が登録される場合がある イベントID: 2000 説明: インストールファイルでオブジェクトの一覧が見つかりませんでした。オブジェ クトの一覧をインス トールファイルに追加 すると、パフォーマンスカウ ンタを計測する ときに、システムのパフォーマンスが改善されます。 → WMI(Windows Management Instrumentation)が表示されたパフォーマンス カウンタを求めることが原因で登録されることがありますが、運用上は特に 問題はありません。 [?]Windows 2000でサービスパックを運用中、イベントビューアに下記内容のrasctrs の警告が登録される場合がある イベントID: 2001 説明: イベントID (2001)(ソースrasctrs 内)に関する説明が見つか りませんでした。リ モートコンピュータ からメッセージを表示す るために必要なレジストリ 情報またはメッ セージDLLファ イルがローカルコンピュ ータにない可能性がありま す。次の情報はイベ ントの一部です。 → Systemroot¥system32¥driversフォルダ配下にNDISWAN.SYSが存在するか どうか確認してください。システムの再起動後に本エラーが登録されていな い場合は、運用上は特に問題はありません。 運用・保守編 305 [?]STOPエラーが発生した時、「自動的に再起動する」の設定で、設定どおりに動作しない → 障害発生時に「自動的に再起動する」の設定にかかわらず、自動的に再起動 する場合や再起動しない場合があります。再起動しない場合は、手動で再起 動してください。また、この現象発生時に画面に青い縦線が入るなど、画面 が乱れる場合があります。 [?]ブルー画面(STOPエラー画面)で電源OFFができない → ブルー画面で電源をOFFにする時は、強制電源OFF(POWERスイッチを4秒間 押し続ける)を行ってください。一度押しでは電源はOFFになりません。 [?]バックアップ媒体からシステムをリストア後、動作がおかしい → EXPRESSBUILDERを使ってシステムをアップデートしてください(44ペー ジまたは74ページ参照)。 [?]システムのアップデートが適用できない □ Windows 2000 ServicePack なし/1/2/3を適用しようとしていませんか? → 本装置ではServicePack なし/1/2/3は、サポートしておりません。 ServicePack 4以上を使用する必要があります。 ServicePack 4が含まれたWindows 2000 CD-ROMを使用しインストールを された場合は、再度ServicePack 4を適用する必要はありません。 [?]運用中に、システムイベントログに次のような内容のエラー、および警告が記録される イベントID: 11 ソース: IANSMiniport 種類: 警告 分類: なし 説明: 次のアダプタリンクは接続されていません。 Intel(R)PRO/1000 MT Dual Port Network Connectio.... イベントID: 13 ソース: IANSMiniport 種類: 警告 分類: なし 説明: Intel(R)PRO/1000 MT Dual Port Network Connectio....がチームで無効化され ました。 イベントID: 16 ソース: IANSMiniport 種類: エラー 分類: なし 説明: チーム#0、最後のアダプタはリンクを失いました。ネットワークの接続が失われ ました。 イベントID: 22 ソース: IANSMiniport 種類: 警告 分類: なし 説明: プライマリアダプタはプローブを検出しませんでした。Intel(R)PRO/1000 MT Dual Port Network Connectio....原因でチームが分割されている可能性があります。 → Teamingの設定をした場合、システム起動時に上記のイベントログが記録さ れますが、LANドライバの動作上問題ありません。 306 障害時の対処 EXPRESSBUILDERについて EXPRESSBUILDERから起動できない場合は、次の点について確認してください。 □ POSTの実行中にEXPRESSBUILDERをセットし、再起動しましたか? → POSTを実行中にEXPRESSBUILDERをセットし、再起動しないとエラーメッ セージが表示されたり、OSが起動したりします。 □ BIOSのセットアップを間違えていませんか? → BIOSセットアップユーティリティでブートデバイスの起動順序を設定するこ とができます。BIOSセットアップユーティリティでCD-ROMドライブが最初 に起動するよう順序を変更してください。 <確認するメニュー :「Boot」> EXPRESSBUILDER実行中、何らかの障害が発生すると、以下のようなメッセージが表示さ れます。メッセージを記録して、お買い求めの販売店または保守サポートに連絡してくださ い。 メッセージ 本プログラムの動作対象マシンではありません。 原因と処理方法 EXPRESSBUILDER の対象マシンではありません。対象 マシンで実行してください。 NvRAM へのアクセスに失敗しました。 不揮発性メモリ (NvRAM) にアクセスできません。 ハードディスクへの アクセスに失敗しました。 ハードディスクドライブが接続されていないか、ハード ディスクドライブが異常です。ハードディスクドライブが 正常に接続されていることを確認して ください。 この他にもシームレスセットアップでディスクアレイ構築時やシステム診断を実行したとき に障害を検出するとエラーメッセージが表示されます。表示されたメッセージをメモし、お 買い求めの販売店または保守サポートまでご連絡ください。 ディスクアレイに関するセットアップ中に障害を検出するとディスクアレイのセットアップ をスキップします。このようなメッセージが現れた場合は、ディスクアレイコントローラま たはハードディスクドライブに障害が発生している可能性があります。お買い求めの販売店 または保守サポートに保守を依頼してください。 運用・保守編 307 シームレスセットアップについて [?]指定したパーティションサイズよりも小さい容量のハードディスクドライブを使用して インストールしようとしたときに以下のメッセージが表示された 指定されたパーティションサイズはハードディスクの確保可能な容量を超えています。 セットアップは確保できる最大サイズでパーティションを作成しました。 セットアップを続行します。 OK → 異常ではありません。<Enter>キーを押してインストールを続けてください。 [?]CD-ROMからファイルをコピー中またはCD-ROMをチェック中に画面表示が乱れた → <R>キーを押してください。<R>キーを押しても何度も表示されるときは、 シームレスセットアップをはじめからやり直してください。それでも同じ結 果が出たときは、お買い求めの販売店または保守サポートに連絡して、CDROMドライブの点検を依頼してください。 [?]自動インストールが中断し、セットアップ情報を入力するように求められた → 設定したセットアップ情報に間違いがあります。メッセージに従って正しい 値を入力してください。インストールをキャンセルする必要はありません。 Windowsではセットアップの最後の再起動で再度、<Enter>キーの入力を要 求されることがあります。 [?] 「コンピュータの役割」画面で[終了]が表示される → ここで[終了]をクリックすると、その後の設定はシームレスセットアップ の既定値を自動的に選択して、インストールを行います。 <既定値> ネットワークプロトコルの設定 プロトコル: TCP/IP [DHCP指定] サービス: Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有の選択 クライアント: Microsoft ネットワーク用クライアント コンポーネント: SNMP、IIS(Professional/Windows Server 2003除く) アプリケーション: ESMPRO/ServerAgent Power Console Plus(ディスクアレイコントローラを接続時) * DAC: ディスクアレイコントローラ [?] 「コンピュータの役割」画面で[終了]が表示されない → 作成済みのセットアップ情報ファイルをロードした場合は表示されません。 → [終了]は、最初に[コンピュータの役割]画面に移ったときにのみ表示され ます。一度でも[コンピュータの役割]から先の画面に進むと[戻る]を使 用して、 [コンピュータの役割]画面に戻っても、[終了]は表示されません。 308 障害時の対処 [?]「パーティションの使用方法」で「既存パーティションを使用する」を選択したのにディスクの全領 域がOS領域としてインストールされている □ 流用するパーティション以外(保守領域を除く)にパーティションが存在しました か? → 流用するパーティション以外にパーティションが存在しなかったとき全領域 を確保してWindowsをインストールします。 [?]ドメインに参加するように設定したのに、ワークグループでインストールされている □ ホスト名に2バイト文字を使用していませんか? → Windows Server 2003 の場合、ホスト名に2バイト文字を使用するとドメイ ンの参加に失敗します。失敗した場合は、コントロールパネル→システムか らドメインの参加設定を行ってください。 → ドメイン参加設定ではなくワークグループ設定でインストールされます。OS 起動後に、ドメイン参加を行ってください。 [?]パーティションサイズに大きな値を指定したのに、実際にWindowsを起動してみると、 4095MBでシステムパーティションが作成されている □ 「パーティションサイズ」で実領域以上の値を設定していませんか? → 全領域(保守領域を除く)を1パーティションで作成したい場合は「全領域」 を設定するようにしてください。 [?]2GB以上のパーティションにNTFSでインストールしたのにクラスタサイズが512バ イトでインストールされる → シームレスセットアップの仕様です。512バイト以外のクラスタサイズでイン ストールしたい場合は、マニュアルセットアップをしてください。 [?]ディスプレイの解像度として指定したものと違う解像度でWindowsが起動した → ディスプレイの解像度は、指定された設定が使用できなかった場合、それに 近い設定かまたはドライバのデフォルト値が使用されます。 [?]間違ったプロダクトキーを入力してしまった → 間違ったプロダクトキーを入力しても、自動インストールは開始します。し かし、自動インストール中にストップ、再入力を促されます。また、この場 合、自動インストール中のGUIセットアップ終了の再起動時に入力要求が発生 します。これら2回の入力を行えば、Windowsのセットアップには問題はあり ません。 [?]ネットワークアダプタの詳細設定ができない → シームレスセットアップでは、ネットワークアダプタの詳細設定は行えませ ん。Windowsの起動後、コントロールパネルから設定してください。 [?]シームレスセットアップで設定しなかったネットワークアダプタの設定が行われて Windowsが起動した → Windowsは認識したネットワークアダプタは既定値に設定してインストール します。設定の変更は、Windowsの起動後、コントロールパネルから行えま す。また、シームレスセットアップで設定したが、実際に接続されていな かった場合、アダプタのセットアップは行われませんが、プロトコルのイン ストールだけは行われます。 運用・保守編 309 [?]複数枚ネットワークアダプタを装着し、アダプタごとに違うプロトコルを設定したの に、どのアダプタもすべてのプロトコルが設定されている → 仕様です。各アダプタにはインストールされたプロトコルすべてが使用でき るように設定されます。シームレスセットアップで設定できないものは、す べて既定値になります。 [?]複数枚ネットワークアダプタを設定したとき、TCP/IPプロトコルの詳細設定がすべて DHCPを使用するになっている → 複数枚のネットワークアダプタを設定したときに、プロトコルの詳細設定が すべて既定値になることがあります。コントロールパネルから詳細設定を 行ってください。 [?]ネットワークアダプタを複数枚接続していないのにプロトコルの詳細設定がすべてデ フォルト設定になっている(例: TCP/IPの場合IPアドレス設定したのにDHCP設定に なっているなど) □ 複数のプロトコルを設定していませんか? → この場合、複数のネットワークアダプタを接続したときと同じ状態になるた め、プロトコルの詳細設定がデフォルト設定になってしまいます。 OS起動後にコントロールパネルから詳細設定を行ってください。 [?]シームレスセットアップ中、 「OS差分モジュールのコピー」もしくは「OS CD-ROM の挿入」時に以下のメッセージが表示され、セットアップが中断する Bad Command or filename Insufficient disk space → 以下の手順に従ってSCSIコントローラのBIOSの設定を確認してください。 本書に記載されていないSCSIコントローラの手順については、SCSIコント ローラの説明書を参照し「Int13 Extensions」の設定を確認してください。 <AIC-7892の場合> 1. POST中にAIC-7892が表示されたら<Ctrl>+<A>キーを押す。 2.「Configure/View SCSI Controller Settings」を選択する。 3.「Advanced Configuration Options」で<Enter>キーを押す。 4.「BIOS Support for Int13 Extensions」を「Enabled」に変更する。 5. BIOSのメニューを終了し、システムを再起動する。 6. シームレスセットアップを実行する。 [?]Windows 2000で「ディスクの管理」で容量表示が不正となり、全領域が指定できない □ 記憶容量が128GB以上の大容量のハードディスクドライブを単体ディスクとして 使用して、OSをインストールしていませんか? → OSインストール後、以下のいずれかの処置を行うことでハードディスクドラ イブの全領域を使用できるようになります。ただし、既存のパーティション サイズを変更することはできません。 − システムのアップデート時にサービスパック3あるいはサービスパック 4を適用してください。 − サービスパック4より新しいサービスパックを適用する場合には、RUR のフロッピーディスクから適用してください(2004年4月1日時点でサー ビスパックは4までリリースされています)。 310 障害時の対処 マスターコントロールメニューについて [?]オンラインドキュメントが読めない □ Adobe Readerが正しくインストールされていますか? → オンラインドキュメントの文書の一部は、PDFファイル形式で提供されてい ます。あらかじめAdobe Readerをインストールしておいてください。 □ 使用しているOSは、Windows XP SP2ですか? → SP2にてオンラインドキュメントを表示しようとすると、ブラウザ上に以下 のような情報バーが表示されることがあります。 「セキュリティ保護のため、コンピュータにアクセスできるアクティブコンテ ンツは表示されないよう、Internet Explorerで制限されています。オプション を表示するには、ここをクリックしてください...」 この場合以下の手順にてドキュメントを表示させてください。 (1) 情報バーをクリックする。 ショートカットメニューが現れます。 (2) ショートカットメニューから、「ブロックされているコンテンツを許可」を選 択する。 「セキュリティの警告」ダイアログボックスが表示されます。 (3) ダイアログボックスにて「はい」を選択する。 [?]マスターコントロールメニューが表示されない □ ご使用のシステムは、Windows NT 4.0以降、またはWindows 95以降ですか? → 本プログラムは、Windows 95以降またはWindows NT 4.0 以降のオペレー ティングシステム上にて動作させてください。 □ <Shift>キーを押していませんか? → <Shift>キーを押しながらCD-ROMをセットすると、Autorun機能がキャンセ ルされます。 □ システムの状態は問題ありませんか? → システムのレジストリ設定やCD-ROMをセットするタイミングによってはメ ニューが起動しない場合があります。そのような場合は、CD-ROMの ¥MC¥1ST.EXEをエクスプローラなどから実行してください。 [?]メニュー項目がグレイアウトされている □ ご使用の環境は正しいですか? → 実行するソフトウェアによっては、管理者権限が必要だったり、本装置上で 動作することが必要だったりします。適切な環境にて実行するようにしてく ださい。 [?]メニューが英語で表示される □ ご使用の環境は正しいですか? → オペレーティングシステムが英語バージョンの場合、メニューは英語で表示 されます。日本語メニューを起動させたい場合は、日本語バージョンのオペ レーティングシステムにて動作させてください。 運用・保守編 311 ExpressPicnicについて [?]セットアップ情報の設定でExpressPicnicウィンドウのビットマップが正しく表示さ れない(Trekkingコマンド使用時) → ディスプレイの設定の色数が256色未満の場合はビットマップが正しく表示さ れていませんが、セットアップ情報は正しく表示できます。 [?]Point To Point トンネリング プロトコルの設定ができない → 現在サポートしていません。インストール後、コントロールパネルから設定 を行ってください。この場合、再起動は必要ありません。 [?]ネットワークアダプタの詳細設定ができない → ExpressPicnicでは、ネットワークアダプタの詳細設定は行えません。 Windowsの起動後、コントロールパネルから設定してください。 [?]Windows Server 2003の情報を採取できない → ExpressPicnicの仕様です。 「稼動機からの情報採取」で採取できる情報は、 Windows 2000で動作している本装置の情報のみです。 ESMPROについて ESMPRO/ServerAgent(Windows版)について → 添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROM内のオンラインドキュメント 「ESMPRO/ServerAgent(Windows版)インストレーションガイド」でトラ ブルの回避方法やその他の補足説明が記載されています。参照してください。 ESMPRO/ServerManagerについて → 添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROM内のオンラインドキュメント 「ESMPRO/ServerManagerインストレーションガイド」でトラブルの回避方 法やその他の補足説明が記載されています。参照してください。 その他のバンドルソフトウェアについて EXPRESSBUILDERにバンドルされている管理ソフトウェアに関する説明は、htmlファイルま た はPDF ファ イ ルと し てEXPRESSBUILDERの 中 に格 納 され て いま す。PDFフ ァ イル は、 Adobe Acrobat Reader Version 4.0以降で閲覧することができます。 Windows 95以降、およびWindows NT 4.0以降で動作しているコンピュータのCD-ROMドラ イブ にEXPRESSBUILDERをセットす ると「マスターコ ントロールメニ ュー」が表示されま す。マスターコントロールメニューから各種管理ソフトウェアに関するオンラインドキュメン トを読むことができます。 ディスクアレイについて デ ィス ク アレ イ を構 成し て いる 場合 の トラ ブル に つい て はボ ード に 添付 の説 明 書ま たは EXPRESSBUILDERにあるオンラインドキュメントを参照してください。 312 障害時の対処 障害情報の採取 万一障害が起きた場合、次の方法でさまざまな障害発生時の情報を採取することができます。 重要 ⓦ 以降で説明する障害情報の採取については、弊社の保守員から情報採取 の依頼があったときのみ採取してください。 ⓦ 障害発生後に再起動されたとき、仮想メモリが不足していることを示す メッセージが表示されることがありますが、そのままシステムを起動し てください。途中でリセットし、もう一度起動すると、障害情報が正し く採取できません。 イベントログの採取 装置に起きたさまざまな事象(イベント)のログを採取します。 重要 STOPエラーやシステムエラー、ストールが起きている場合はいったん再起動 してから作業を始めます。 1. コントロールパネルから[管理ツール]−[イベントビューア]をクリックする。 2. 採取するログの種類を選択する。 [アプリケー ション ログ]には起動し ていたアプリケーションに 関連するイベント が 記録されています。 [セキュリティ ログ]にはセキュリティに関連するイベン トが記録されています。 [システム ログ]にはWindowsのシステム構成要素で発生 したイベントが記録されています。 3. [操作]メニューの[ログファイルの名前を付けて保存]コマンドをクリックする。 4. [ファイル名]ボックスに保存するアーカイブログファイルの名前を入力する。 5. [ファイルの種類]リストボックスで保存するログファイルの形式を選択し、[OK] をクリックする。 詳細についてはWindowsのオンラインヘルプを参照してください。 運用・保守編 313 構成情報の採取 ハードウェア構成や内部設定情報などを採取します。 情報の採取には「診断プログラム」を使用します。 重要 STOPエラーやシステムエラー、ストールが起きている場合はいったん再起動 してから作業を始めます。 Windows Server 2003の場合 1. スタートメニューから[ヘルプとサポート]をクリックする。 2. ツールバーから[サポート]をクリックする。 3. [関連項目]から[システムの詳細情報]をクリックする。 4. [システムの詳細情報を表示する]をクリックする。 5. [ファイル]メニューの[エクスポート]コマンドをクリックする。 6. [ファイル名]ボックスに保存するファイルの名前を入力する。 7. [保存]をクリックする。 Windows 2000の場合 1. スタートメニューの[設定]をポイントし、 [コントロールパネル]をクリックす る。 [コントロールパネル]ダイアログボックスが表示されます。 2. [管理ツール]アイコンをダブルクリックし、[コンピュータの管理]アイコンをダ ブルクリックする。 [コンピュータの管理]ダイアログボックスが表示されます。 3. [システムツール]−[システム情報]をクリックする。 4. [操作]メニューの[システム情報ファイルとして保存]コマンドをクリックする。 5. [ファイル名]ボックスに保存するファイルの名前を入力する。 6. [保存]をクリックする。 314 障害時の対処 ワトソン博士の診断情報の採取 ワトソン博士を使って、アプリケーションエラーに関連する診断情報を採取します。 診断情報の保存先は任意で設定できます。詳しくは「導入編」の「ワトソン博士の設定」を参 照してください。 メモリダンプの採取 障害が起きたときのメモリの内容をダンプし、採取します。ダンプをDATに保存した場合は、 ラベル に「NTBackup」で保存したか「ARCServe」で保存 したか を記載し ておいて くださ い。診断情報の保存先は任意で設定できます。詳しくは「メモリダンプ(デバッグ情報)の設 定」 (Windows Server 2003は38ページ、Windows 2000は68ページ)を参照してください。 DUMPスイッチ 重要 ⓦ 弊社の保守員と相談した上で採取してください。正常に動作していると きに操作するとシステムの運用に支障をきたすおそれがあります。 ⓦ 障害の発生後に再起動したときに仮想メモリが不足していることを示す メッセージが表示される場合がありますが、そのまま起動してくださ い。途中でリセットして起動し直すと、データを正しくダンプできない 場合があります。 運用・保守編 315 システムの修復 OSを動作させるために必要なファイルが破損した場合は、 「修復プロセス」を使ってシステム を修復してください。 重要 ⓦ システムの修復後、44ページまたは74ページの「システムのアップ デート」を参照して必ずシステムをアップデートしてください。また、 Windowsの場合は、システムのアップデートに加え、 各種ドライバを アップデートしてください。詳しくはオンラインドキュメント「インス トレーションサプリメントガイド」の「ドライバのインストールと詳細 設定」を参照してください。 ⓦ ハードディスクドライブが認識できない場合は、システムの修復はでき ません。 修復手順(Windows Server 2003) 何らかの原因でシステムを移動できなくなった場合は、回復コンソールを使用してシステムの 修復を行います。ただし、この方法は詳しい知識のあるユーザーや管理者以外にはお勧めでき ません。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。 修復手順(Windows 2000) 次の手順に従ってシステム修復ディスクではなく、ディスクの中の情報を使って修復してくだ さい。 1. EXPRESSBUILDERを使って「サポートディスク」を作成する。 「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」を作成します。 2. システムの電源をONにする。 3. 本装置のCD-ROMドライブにWindows 2000 CD-ROMをセットする。 4. Windows 2000 CD-ROMをCD-ROMドライブにセットしたら、リセットする (<Ctrl>+<Alt>+<Delete>キーを押す)か、電源をOFF/ONして本装置を再起動 する。 5. <SATAインターフェイスモデルにおいて、RAIDコントローラやSCSIコントロー ラが未接続でHostRAIDも未使用の場合> 画面の指示に従って手順10まで進む。 <上記以外の場合> 画面上部に「Setup is inspecting your computer's hardware configuration...」が 表示されている間に<F6>キーを押す。 <F6>キーを押しても、このときには画面上には何の変化もあらわれません。 チェック 316 障害時の対処 6. 以下のメッセージが表示されたら<S>キーを押す。 Setup could not determine the type of one or more mass storage devices installed in your system, or you have chosen to manually specify an adapter.Currently, Setup will load support for the following mass storage devices. 以下のメッセージが表示されます。 Please insert the disk labeled manufacturer-supplied hardware support disk into Drive A: * Press ENTER when ready. 7. 手順1で作成したサポートディスクをフロッピーディスクドライブにセットし、 <Enter>キーを押す。 SCSIアダプタのリストが表示されます。 8. SCSIインターフェイスモデルを使用の場合は、SCSIアダプタリストから [Adaptec Ultra320 SCSI Cards (Win2000)]を選択し、<Enter>キーを押す。 手順6の画面に戻ります。 9. SCSIアダプタリストから以下のいずれかを選択し、<Enter>キーを押す。 <SCSIモデル> − MN8103-80の場合 [MegaRAID SCSI 320-1 RAID Controller Driver] − MN8103-81の場合 [MegaRAID SCSI 320-2 RAID Controller Driver] − MN8103-86の場合 [Adaptec I2O RAID Driver Disk for 32bit Windows 2000/XP/2003] − SCSI HostRAIDの場合 [Adaptec HostRAID U320 Driver Ver 1.02 For Windows 2000/XP/2003] <SATAモデル> − MN8103-80の場合 [MegaRAID SCSI 320-1 RAID Controller Driver] − MN8103-81の場合 [MegaRAID SCSI 320-2 RAID Controller Driver] − SATA HostRAIDの場合 [Adaptec Embedded Serial ATA HostRAID Driver For Windows 2000/XP/ 2003] 以降は、メッセージに従って作業を続けてください。 10. <R>キーを押して修復オプションを選択する。 11. キーボードの種類を選択する。 運用・保守編 317 12. 選択を求められたら、<R>キーを押してシステム修復処理を選択する。 Windows 2000 Server セットアップ セットアップへようこそ セットアップ プログラムのこの部分は、Microsoft(R) Windows 2000(R) の インストールと設定を準備します。 • Windows 2000 のセットアップを開始するには、Enter キーを押してくだ さい。 • インストール済の Windows 2000 を修復するには、R キーを押してく ださい。 • Windows 2000 をインストールしないでセットアップを終了するには、F3 キーを押してください。 Enter=続行 R=修復 F3=終了 13. 選択を求められたら、次のうちのどちらかを選択する。 [手動修復](<M>キー を押す)高度なユーザ ーかシステム管理者 以外はこのオプショ ンを選択しないでください。このオプションを使うと、システムファイル、パーティ ションブートセクタおよびスタートアップ環境の問題を修復することができます。 [高速修復](<F>キーを押す)このオプションは使い方がとても簡単で、ユーザーは何 もする必要はありません。この オプションを選択すると、システム修復ディスクプ ログラムが、システムファイル、シ ステムディスクのパーティションブートセクタ およびス タートアッ プ環境(シス テムに複数の オペレーテ ィングシス テムがインス トールされている場合)に関連した問題の修復を開始します。 14. 画面に表示される指示に従って操作し、システム修復ディスクを挿入するよう求め る画面では、<L>キーを押す。 ディスクの検査後、システムは一度再起動されます。 システム修復ディスクを使用しない処理を行います。 チェック 15. 手順5∼12を繰り返す。 修復処理が開始されます。 修復処理の間に、見つからない ファイルや破損したファイルが、ハードディスクド ライブ上 C:¥I386のファイルかシステムパーティ ションのsystemroot¥Repairフォ ルダのファイルに置き換え られます。こうして置き換えられたファイルは、セット アップ以降に行った構成の変更を一切反映していません。 16. 画面に表示される指示に従って操作する。 障害が検出されたファイルの 名前を控えておくと、システムがどのように破損して いたのかを診断するのに役立ちます。 17. 修復に成功した場合は処理を終了する。 コンピュータが問題なく再起動 したことで置き換えられたファイルがハードディス クドライブに正しくコピーされたことがわかります。 318 オフライン保守ユーティリティ オフライン保守ユーティリティ オフライン保守ユーティリティは、本製品の予防保守、障害解析を行うためのユーティリ ティです。ESMPROが起動できないような障害が本製品に起きた場合は、オフライン保守 ユーティリティを使って障害原因の確認ができます。 重要 ⓦ オフライン保守ユーティリティは通常、保守員が使用するプログラムで す。オフライン保守ユーティリティを起動すると、メニューにヘルプ (機能や操作方法を示す説明)がありますが、無理な操作をせずにオフ ライン保守ユーティリティの操作を熟知しているお買い求めの販売店ま たは保守サポートまで連絡して、保守員の指示に従って操作してくださ い。 ⓦ オフライン保守ユーティリティが起動すると、クライアントから本製品 へアクセスできなくなります。 オフライン保守ユーティリティの起動方法 オフライン保守ユーティリティは次の方法で起動することができます。 ⓦ EXPRESSBUILDERからの起動 「EXPRESSBUILDERトップメニュー」から「ツール」−「オフライン保守ユーティリ ティ」の順に選択すると、CD-ROMよりオフライン保守ユーティリティが起動します。 ⓦ フロッピーディスクからの起動 「EXPRESSBUILDERトップメニュー」の「ツール」−「サポートディスクの作成」で 作成した「オフライン保守ユーティリティ起動FD」をセットして起動すると、オフライ ン保守ユーティリティが起動します。 ⓦ 手動起動(F4キー ) オフライン保守ユーティリティをインストール後、POST画面で<F4>キーを押すと、 ディスクよりオフライン保守ユーティリティが起動します。 運用・保守編 319 オフライン保守ユーティリティの機能 オフライン保守ユーティリティを起動すると、以下の機能を実行できます(起動方法により、 実行できる機能は異なります)。 ⓦ IPMI情報の表示 IPMI(Intelligent Platform Management Interface)におけるシステムイベントログ (SEL) 、センサ装置情報(SDR)、保守交換部品情報(FRU)の表示やバックアップを します。 本機能により、本製品で起こった障害や各種イベントを調査し、交換部品を特定するこ とができます。 ⓦ BIOSセットアップ情報の表示 BIOSの現在の設定値をテキストファイルへ出力します。 ⓦ システム情報の表示 プロセッサ(CPU)やBIOSなどに関する情報を表示したり、テキストファイルへ出力した りします。 ⓦ システム情報の管理 お客様の装置固有情報や設定のバックアップ(退避)をします。バックアップをしてお かないと、ボードの修理や交換の際に装置固有情報や設定を復旧できなくなります。 ヒント ⓦ システム情報のバックアップの方法については、45ページまたは75ページで説 明しています。なお、リストア(復旧)は操作を熟知した保守員以外は行わな いでください。 各種ユーティリティの起動 EXPRESSBUILDERから保守用パーティションにインストールされた以下のユーティリ ティを起動することができます。 ⓦ − システムマネージメント機能 − システム診断 − 保守用パーティションの更新 筐体識別 本装置のランプ、ブザー等で、本装置を識別できるようにします。ラックに複数台の装 置が設置された局面で装置を識別するときなどに便利です。 ⓦ 画面情報登録ツール 起動時の画面情報を登録するツールです。マザーボードの保守交換時には、必ず実行し てください。 320 移動と保管 移動と保管 本体を移動・保管するときは次の手順に従ってください。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・修理・改造はしない リチウムバッテリを取り外さない プラグを差し込んだまま取り扱わない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 重要 1人で持ち上げない 中途半端に取り付けない 指を挟まない 高温注意 ⓦ フロアのレイアウト変更など大掛かりな作業の場合はお買い上げの販売 店または保守サポートに連絡してください。 ⓦ ハードディスクドライブに保存されている大切なデータはバックアップ をとっておいてください。 ⓦ ハードディスクドライブを内蔵している場合はハードディスクドライブ に衝撃を与えないように注意して本体を移動させてください。 ⓦ 再度、運用する際、内蔵機器や本体を正しく動作させるためにも室温を 保てる場所に保管することをお勧めします。 装置を保管する場合は、保管環境条件(温度:-10℃∼55℃、湿度: 20%∼80%)を守って保管してください(ただし、結露しないこと) 。 1. フロッピーディスク、CD-ROMをセットしている場合は取り出す。 2. 本体の電源をOFF(POWERランプ消灯)にする。 3. 本体に接続している電源コードをコンセントから抜く。 4. 本体に接続しているケーブルをすべて取り外す。 5. 本体に傷がついたり、衝撃や振動を受けたりしないようしっかりと梱包する。 運用・保守編 321 重要 輸 送後や保 管後、装置を 再び運用す る場合は、運 用の前に システム 時計の確 認・調整をしてください。 シ ステム時計 を調整して も時間の 経過と共に 著しい遅れ や進みが 生じる場合 は、お買い求めの販売店、または保守サポートに保守を依頼してください。 本装置および、内蔵型のオプション機器は、寒い場所から暖かい場所に急に持 ち込む と結露が発生し、そのま ま使用すると誤作動や 故障の原因となります。 装置の移動後や保管後、再び運用する場合は、使用環境に十分なじませてから お使いください。 322 ユーザーサポート ユーザーサポート アフターサ ービスをお受け になる前に、保証およ びサービスの内 容について確認 してくださ い。 保証について 本装置には『保証書』が添付されています。『保証書』は販売店で所定事項を記入してお渡し しますので、記載内容を確認のうえ、大切に保管してください。保証期間中に故障が発生した 場合は、 『保証 書』の記載内容にもとづき無償修理いたします。詳しくは『保証書』およびこ の後の「保守サービスについて」をご覧ください。 保証期間後の修理についてはお買い求めの販売店、最寄りの弊社または保守サポートに連絡し てください。 重要 ⓦ 弊社製以外(サードパーティ)の製品、または弊社が認定していない装 置やインタフェースケーブルを使用したために起きた装置の故障につい ては、その責任を負いかねますのでご了承ください。 ⓦ 本体に、製品の形式、SERIAL No.(号機番号) 、定格、製造業者名、 製造国が明記された銘板が貼ってあります。販売店にお問い合わせする 際にこの内容をお伝えください。また銘板の製造番号と保証書の保証番 号が一致していませんと、保証期間内に故障した場合でも、保証を受け られないことがありますのでご確認ください。万一違う場合は、販売店 にご連絡ください。 銘板 運用・保守編 323 修理に出される前に 「故障かな?」と思ったら、以下の手順を行ってください。 1. 電源コードおよび他の装置と接続しているケーブルが正しく接続されていることを 確認します。 2. 「障害時の対処(289ページ) 」を参照してください。該当する症状があれば記載 されている処理を行ってください。 3. 本装置を操作するために必要となるソフトウェアが正しくインストールされている ことを確認します。 4. 市販のウィルス検出プログラムなどでサーバをチェックしてみてください。 以上の処理を行ってもなお異常があるときは、無理な操作をせず、お買い求めの販売店、最寄 りの弊社または保守サポートにご連絡ください。その際にサーバのランプの表示やディスプレ イ装置のアラーム表示もご確認ください。故障時のランプやディスプレイによるアラーム表示 は修理の際の有用な情報となることがあります。 ハードウェアに起因すると思われる現象や障害に関するお問い合わせは弊社の「カスタマーリ レーションセンター」へお問い合わせください。カスタマーリレーションセンターの連絡先に ついては、障害コール受付窓口(325ページ)をご覧ください。 なお、保証期間中の修理は必ず保証書を添えてお申し込みください。 重要 こ の装置は日 本国内仕 様のため、弊 社の海外拠 点で修理 すること はできませ ん。ご了承ください。 修理に出される時は 修理に出される時は次のものを用意してください。 □ 保証書 □ ディスプレイ装置に表示されたメッセージのメモ □ 障害情報(312 ページに 記載している情報 などが含まれます。障 害情報は保守員か ら指示があったときのみ用意してください。) □ 本体・周辺機器の記録 324 ユーザーサポート 保守サービスについて 保守サービ スは三菱電機イン フォメーションテ クノロジーおよ び三菱電機インフ ォメーショ ンテクノロジーが認定した専任保守員によって実施されますので、純正部品の使用はもちろん のこと、技術力においてもご安心の上、ご都合に合わせてご利用いただけます。 なお、お客様が保守サービスをお受けになる際のご相談は、弊社営業担当または代理店で承っ ておりますのでご利用ください。保守サービスはお客様に合わせて「契約保守」と「オンコー ル保守」の2つを用意しています。 「契約保守」には、「基本サービス」と、サービス時間延長、定期点検や4時間ハードウェア復 旧サービスの「オプション・サービス」があります。 保守サービスメニュー 契約保守 あらかじめお客様に保守契約を締結していただきます。年間一定の保守契約料金より製品 の修理を行います。年間保守契約料金は、機器毎 / 保守サービス項目毎の保守料金となっ ています。 オンコール保守 特に保守契約は必要ありません。お客様のご要求により「基本サービス」の範囲内(ただ し、土曜日を除く)で保守を行います。保守作業実施の都度、作業内容により所定のオン コール保守料金を頂きます。オンコール保守の場合、オンサイト保守サービスは原則とし て 3 営業日以内の対応となります(契約保守の場合は即日対応致します)。 「基本サービス」(標準時間帯) ハードウェアに万一障害が発生した場合、弊社の技術者がお客様をご訪問しハードウェアの復 旧作業を実施するものです(オンサイト保守)。ただし、ソフトウェアの復旧作業は含まれて おりません(別途費用が発生します) 。 [標準時間帯:(月)∼(金)8:00∼19:00、 (土)8:00∼12:00、ただし祝祭日、年末 年始は除きます。] 「オプションサービス」 ⓦ サービス期間延長(オプション) 標準の保守契約時 間は「標準時間帯」対応ですが その時間を超える場合に はサービス時 間延長をご契約頂きます。 標準時間帯:(月)∼(金)11時間、 (土)4時間 [(月)∼(金)8:00∼19:00、 (土)8:00∼12:00、ただし祝祭日、年末年始は除きます。] 時間延長: ①(月)∼(金)18時間 ②(月)∼(金)24時間 ③(土)11時間 ④(土)18時間 ⑤(土)24時間 ⑥(日)11時間 ①(日)18時間 ②(日)24時間 ⑨ 24時間365日 上記の①から⑨のいずれか、また、その組み合わせの中から選択できます。 ⓦ 定期点検(定期健康診断) (オプション) お客様のシステム を定期的に点検、整備、調整し ますのでハードウェアト ラブルを未然 に防ぎます。消耗性部品(ファン、UPS バッテリなど)を交換時期 に合わせて行いトラ ブルを未然に防ぎます。消耗 性部品(ファン、UPSバッテリな ど)の費用はお客様ご負 担となります。 運用・保守編 325 ⓦ 4時間ハードウェア復旧サービス(オプション) ハードウェア故障によるシステムダウン時間を4時間以内に復旧するサービスで、業務停 止時間を極力減らしたいお客様に有効です。 ⓦ マルチベンダー保守(オプション) マルチベンダー製品で構成されるシステムの複数保守サービス、ベンダーとの契約作業、 サービス依頼、保守業務の進捗管理窓口を代行します。 ⓦ ネットワーク監視(オプション) 弊社監視センターから遠隔で、ネットワーク障害の監視、性能管理、構成管理を行います。 ⓦ ネットワーク障害切り分けサービス(オプション) ネットワーク内の障害機器の特定とオンサイトサービスを行います。 ⓦ サーバ稼動状況管理・監視(オプション) サーバのリソース(CPU、ディスク、メモリ)使用状況や、H/W障害検出を行います。 上記「オプション・サービス」メニューにない項目については別途見積もりをいたしますので 弊社営業担当にご相談ください。 補修用部品について 本装置の補修用部品の最低保有期間は、製造打ち切り後5年です。 障害コール受付窓口 三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社 カスタマーリレーション部第一コールセンター フリーダイヤル:0120-105-341 インターネットホームページのご案内 三菱 電機インフォメー ションテクノロジ ーではインターネ ット上で各種サ ービスのご案内を 行っております。 http://www.mdit.co.jp/ 326 メモ メ モ 付 録 327 付録A 仕 様 Serial ATAモデル FT8600/210Rc 項 目 MN8100-1059 出荷時のモデル形態 Serial ATA ディスクレスモデル CPU Intel ® Xeon TM プロセッサ MN8100-1060 クロック周波数 3.20DGHz 3.60GHz 二次キャッシュ 1MB(CPU 当たり ) 2MB(CPU 当たり ) 搭載可能 CPU 数 (標準搭載数) 2(1) 個 ハイパー・スレッディング・ テクノロジ 対応 エクステンデッド・メモリ 64 テクノロジ 対応 チップセット Intel(R) E7520(800MHz) メモリ ECC 付き DDR2-400 SDRAM-DIMM、Chipkill 標準 1GB(512MB × 2 枚) 最大 16GB *1 (2GB × 8 枚) 補助記憶 内蔵ハードディスクドライブ( 標準)なし 装置 内蔵ハードディスクドライブ( 最大)500 GB(250GBx2) 内蔵ハードディスクドライブ ホットプラグ なし 内蔵ハードディスクドライブ ディスクコントローラ Serial ATA RAID 対応 RAID0,1( 標準 ) 3.5 インチフロッピーディスクドライブ (2 モード対応 )x1、CDROM 装置 (10 倍以上、最大 24 倍速 )x1、DVD-ROM 装置 (DVD:3 倍速以上、最大 8 倍速、CD:10 倍速以上、最大 24 倍速 / オプショ ン (CD-ROM 装置と交換 )) 拡張 3.5 インチデバイスベイ [ 空き ] スロット 5 インチデバイスベイ [ 空き ] 2[2] 1[0](薄型 CD-ROM 1 スロット占有済) 64 ビット PCI 拡張スロット (133MHz)[ 空き ] 1(1)*2 64 ビット PCI 拡張スロット (66MHz)[ 空き ] 1(1)(Low Profile) 表示機能 グラフィックアクセラレータ グラフィック表示 ATI RADEONTM 7000 640 x480(最大 1,677 万色)、800x600(最大 1,677 万色)、 1,024x768(最大 1,677 万色)、1,280x1,024(最大 1,677 万色) 標準インタフェース キーボード / マウス ( 共用、ミニ DIN6 ピン )x1、アナログ RGB( ミ ニ D-sub15 ピン )x1、RS-232C 規格準拠シリアルポート ( 前面 x1、 背面 x1[ いずれも D-sub9 ピン ])x2、USB2.0x4( 前面 x2、背面 x2)、SCSI(68 ピン (VHDCI))x1*3、1000BASE-T(100BASE-TX/ 10BASE-T 対応 )LAN コネクタ (RJ-45)x2、UID 冗長電源 なし 冗長ファン なし 外形寸法 (WxDxHmm) 425 x718x43*4 質量(最大) 15kg(17Kg) 電源 二極並行アース付きコンセント x1(AC100V ± 10%、50/60Hz ± 1Hz) 消費電力(最大) 430VA/425W 省エネ法に基づくエネルギー消費効率 0.017 0.010 ONL-4017aM-210Rc-000-05-0505 328 付 録 FT8600/210Rc 項 目 MN8100-1059 MN8100-1060 温度 / 湿度条件 動作時:温度 :10 ∼ 35 ℃ / 湿度 :20 ∼ 80%(ただし、結露しない こと) 保管時:温度 :-10 ∼ 55 ℃ / 湿度 :20 ∼ 80%(ただし、結露しない こと)* 5 インストール OS なし 主な添付品 EXPRESSBUILDER(ESMPRO/ServerManager(Windows 版 )、 ESMPRO/ServerAgent(Windows 版 )、ExpressPicnic、ユーザーズガイ ド ( 電子マニュアル ) 含む )、ラック取り付け用レール、キーボード / マウス分岐 Y 字型ケーブル、電源ケーブル x1、保証書、スタート アップガイド 無償保障内容 1 年オンサイト保守サービス付き ( 月∼金、9:00 ∼ 17:00( 原則 翌日対応 ))*6 サポート OS Microsoft® Windows Server TM 2003 Standard Edition 日本語版、 Microsoft® Windows Server TM 2003 Enterprise Edition 日本語版、 Microsoft® Windows® 2000 Server 日本語版、Microsoft® Windows® 2000 Advanced Server 日本語版 * * * * * 1 標準実装されているメモリを取り外した場合 2 PCI EXPRESS スロットに対応 (PCI EXPRESS 対応のライザーカード [ オプション ]) 3 SCSI ディスクモデルのみ 4 突起物 / フロントベゼルを含んだ場合は 483x883x43mm 5 低温または高温で保管した場合、システム時計の時刻が現在時刻から大きくずれる場合があります。なおシステ ム時計に高い精度が求められる場合には、タイムサーバ (NTP サーバ ) の運用を推奨します。 * 6 国民の祝日および年末年始等の弊社指定日を除く * ハードディスクドライブの容量表記は 1GB=1000 3B 換算値です。1GB=1024 3B 換算のものとは表記上同容量で も、実容量は少なくなります。 付 録 329 SCSIモデル FT8600/210Rc 項 目 MN8100-1056 MN8100-1057 出荷時のモデル形態 SCSI ディスクレスモデル CPU タイプ Intel ® Xeon TM プロセッサ クロック周波数 3.20DGHz 二次キャッシュ 1MB(CPU 当たり ) 搭載可能 CPU 数 (標準搭載数) 3.40GHz MN8100-1058 3.60GHz 2MB(CPU 当たり ) 2(1) 個 ハイパー・スレッディング・ テクノロジ 対応 エクステンデッド・メモリ 64 テクノロジ 対応 チップセット Intel(R) E7520(800MHz) メモリ ECC 付き DDR2-400 SDRAM-DIMM、Chipkill 標準 1GB(512MB × 2 枚) 最大 16GB *1 (2GB × 8 枚) 補助記憶 内蔵ハードディスクドライブ( 標準)なし 装置 内蔵ハードディスクドライブ( 最大)900 GB(300GBx3) 内蔵ハードディスクドライブ ホットプラグ 対応(標準) 内蔵ハードディスクドライブ ディスクコントローラ Ultra320 SCSI RAID 対応 RAID0,1( 標準 )、RAID5( オプション ) 3.5 インチフロッピーディスクドライブ (2 モード対応 )x1、CDROM 装置 (10 倍以上、最大 24 倍速 )x1、DVD-ROM 装置 (DVD:3 倍速以上、最大 8 倍速、CD:10 倍速以上、最大 24 倍速 / オプショ ン (CD-ROM 装置と交換 )) 拡張 3.5 インチデバイスベイ [ 空き ] スロット 5 インチデバイスベイ [ 空き ] 3[3] 1[0](薄型 CD-ROM 1 スロット占有済) 64 ビット PCI 拡張スロット (133MHz)[ 空き ] 1(1)*2 64 ビット PCI 拡張スロット (66MHz)[ 空き ] 1(1)(Low Profile) 表示機能 グラフィックアクセラレータ グラフィック表示 ATI RADEONTM 7000 640 x480(最大 1,677 万色)、800x600(最大 1,677 万色)、 1,024x768(最大 1,677 万色)、1,280x1,024(最大 1,677 万色) 標準インタフェース キーボード / マウス ( 共用、ミニ DIN6 ピン )x1、アナログ RGB( ミ ニ D-sub15 ピン )x1、RS-232C 規格準拠シリアルポート ( 前面 x1、 背面 x1[ いずれも D-sub9 ピン ])x2、USB2.0x4( 前面 x2、背面 x2)、SCSI(68 ピン (VHDCI))x1*3、1000BASE-T(100BASE-TX/ 10BASE-T 対応 )LAN コネクタ (RJ-45)x2、UID 冗長電源 対応(オプション、ホットプラグ対応) 冗長ファン 対応(オプション) 外形寸法 (WxDxHmm) 425 x718x43*4 質量(最大) 15kg(20Kg) 電源 二極並行アース付きコンセント x1(AC100V ± 10%、50/60Hz ± 1Hz) 消費電力(最大) 470VA/465W 省エネ法に基づくエネルギー消費効率 0.020 温度 / 湿度条件 動作時:温度 :10 ∼ 35 ℃ / 湿度 :20 ∼ 80%(ただし、結露しない こと) 保管時:温度 :-10 ∼ 55 ℃ / 湿度 :20 ∼ 80%(ただし、結露しない こと)*5 インストール OS なし 0.012 0.011 330 付 録 FT8600/210Rc 項 目 MN8100-1056 MN8100-1057 MN8100-1058 主な添付品 EXPRESSBUILDER(ESMPRO/ServerManager(Windows 版 )、 ESMPRO/ServerAgent(Windows 版 )、ExpressPicnic、ユーザーズガイ ド ( 電子マニュアル ) 含む )、ラック取り付け用レール、キーボード / マウス分岐 Y 字型ケーブル、電源ケーブル x1、保証書、スタート アップガイド 無償保障内容 1 年オンサイト保守サービス付き ( 月∼金、9:00 ∼ 17:00( 原則 翌日対応 ))*6 サポート OS Microsoft® Windows Server TM 2003 Standard Edition 日本語版、 Microsoft® Windows Server TM 2003 Enterprise Edition 日本語版、 Microsoft® Windows® 2000 Server 日本語版、Microsoft® Windows® 2000 Advanced Server 日本語版 * * * * * 1 標準実装されているメモリを取り外した場合 2 PCI EXPRESS スロットに対応 (PCI EXPRESS 対応のライザーカード [ オプション ]) 3 SCSI ディスクモデルのみ 4 突起物 / フロントベゼルを含んだ場合は 483x883x43mm 5 低温または高温で保管した場合、システム時計の時刻が現在時刻から大きくずれる場合があります。なおシステ ム時計に高い精度が求められる場合には、タイムサーバ (NTP サーバ ) の運用を推奨します。 * 6 国民の祝日および年末年始等の弊社指定日を除く * ハードディスクドライブの容量表記は 1GB=1000 3B 換算値です。1GB=1024 3B 換算のものとは表記上同容量で も、実容量は少なくなります。 索 引 331 索 引 数字 3.5インチフロッピーディスク ドライブ 89, 327, 329 A ACTランプ 88, 97 ACU 228 ACインレット 91 ACリンク 193 Adaptec Storage ManagerTM - Browser Edition 268 AFT Windows 2000 65 Windows Server 2003 34 ALB Windows 2000 65 Windows Server 2003 34 Array Configuration Utility 228 B BMC Online Update 271 Boot.ini 37, 67 Boot Monitoring 192 Boot Monitoring Policy 193 C CD-ROM 327, 329 CD-ROMドライブ 89, 93 , 122 CMOSメモリクリア用ジャン パスイッチ 94 CMOSメモリ・パスワード 209 CPU 146, 327, 329 D DAT Windows 2000 52 Windows Server 2003 22 DianaScope 277 DIMM 93, 94, 142 状態 184 増設順序 142 取り付け 143 取り外し 145 DISK ACCESSランプ 88, 96 Disk Utilities 235 Disk増設ユニット 5 DISKランプ 89 DUMPスイッチ 89 E EISA構成 23 ESMPRO トラブルシューティング 311 ESMPRO/ServerAgent (Windows版) 263 ESMPRO/ServerManager 276 EXPRESSBUILDER 241 EXPRESSBUILDERトッ プメニュー 244 RAID情報のセーブ/リスト ア 245 Windows 2000 OEMDISK for EXPRESSBUILDER 246 Windows Server 2003 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER 246 オフライン保守ユーティ リティ 246 各種BIOS/FWのアップ デート 248 起動 249 起動方法 244 起動メニュー 241 コンソールレスメニュー 249 サポートディスクの作成 246 シームレスセットアップ 245 システム診断 246 システムマネージメント 機能 248 セットアップ 250 ツールメニュー 245, 251 トップメニュー 250 トラブルシューティング 306 マスターコントロールメ ニュー 252 リモートマネージメント カード/アドバンスドリ モートマネージメント カードの初期設定 248 ExpressPicnic 253 稼動機からの情報採取 260 セットアップパラメータ FD 253 大容量記憶装置ドライバ のインストール 258 大量インストール 261 追加アプリケーションの インストール 256 トラブルシューティング 311 F FRB-2 Policy 192 H HostRAID 80 SATA HostRAID 82 SCSI HostRAID 81 概要 80 仕様 80 セットアップの流れ 83 注意事項 81 特長 80 Hyper-Threading Technology 182 I IDラベル 15 L LANコネクタのランプ 98 LINK/ACTランプ 98 M MAINTE_P 53 332 索 引 N S Numlock 183 SATA RAID Enable 227 SCSI BIOS 200 Additional Options 203 Advanced Configuration 205 Boot Device Configurations 203 P PCI 327, 329 PCIボード 93, 152, 185 注意事項 154 取り付け 156 取り外し 159 PCIライザーカード用コネクタ 94 Platform Event Filtering 193 POST 115 POSTの内容を画面に表示す る 183 POSTランプ 100 Power Console Plus(管理 PC) 278 Power Console Plus(サー バ) 266 Power On Delay Time 193 POWERスイッチ 89, 114 POWERランプ 88, 95, 114 PROSet Windows 2000 62 Windows Server 2003 32 R RAID0 226 RAID1 226 RAIDコンフィグレーション 212 ACU 228 Array Configuration Utility 228 BIOSユーティリティ 227 ハードディスクドライブ の取り付け 226 RAID情報のセーブ/リストア 245 RAIDの構築 SATA 228 SCSI 218 RAIDの有効化 SATA 227 SCSI 213 RMC 169 ROM-DOS起動ディスク 246 Configure/View SCSI Controller Settings 202 Format Disk 206 HostRAID 206 SCSI Bus Interface Definitions 202 SCSI Device Configuration 203 SCSI Disk Utilities 206 Verify Disk Media 206 起動 200 用途 200 SCSISelect 200 SCSISelect Utility 213 SCSIコネクタ1 94 SCSIコネクタ2 94 SCSIコントローラ Windows 2000 66 Windows Server 2003 35 SCSIハードディスクドライブ のRAID構築 212 SCSIバックボード 93 Serial ATAバックボード 93 SETUP 173 Speedランプ 99 STATUSランプ 88, 95 T Thermal Senor 193 U UIDスイッチ 89, 91 , 119 UIDランプ 88, 97, 119 UIDランプ(UID) 97 UPS 193 USB 187, 188, 327, 329 USB 2.0ドライバ Windows 2000 64 USBコネクタ 89 W Windows 2000 AFT 65 ALB 65 DAT 52 MAINTE_P 53 PROSet 62 SCSIコントローラ 66 USB 2.0ドライバ 64 アダプタフォルトトレラ ンス 65 アダプティブロードバラ ンシング 65 応用セットアップ 76 サービスパック 53 サポートディスク 77 シームレスセットアップ 20, 50, 77 システム情報のバック アップ 75 システムのアップデート 74 障害処理のためのセット アップ 68 セットアップ 50 セットアップの手順 55 セットアップの流れ 54 ダイナミックディスク 53 ディスクアレイコント ローラ 66 デバッグ情報 68 ドライブ文字の修正 79 トラブルシューティング 302 ネットワークドライバ 63 ネットワークボードのド ライバ 64 ネットワークモニタ 73 パーティションサイズ 52 ミラー化されているボ リューム 51 メモリダンプ 68 論理ドライブが複数存在 する場合 78 ワトソン博士の設定 71 Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER 77, 246 Windows 2000について 51 Windows Server 2003 AFT 34 ALB 34 DAT 22 SCSIコントローラ 35 索 引 333 アダプタフォルトトレラ ンス 34 応用セットアップ 46 オプションボード 15 カスタムインストールモ デル 18 グラフィックスアクセラ レータドライバ 37 サポートディスク 47 システム情報のバック アップ 45 障害処理のためのセット アップ 38 セットアップ 18 セットアップの手順 25 セットアップの流れ 24 ダイナミックディスク 23 ディスクアレイコント ローラ 35 デバッグ情報 38 ドライブ文字の修正 49 トラブルシューティング 302 ネットワークドライバ 33 ネットワークボードのド ライバ 34 ネットワークモニタ 43 パーティションサイズ 22 マニュアルセットアップ 47 ミラー化されているボ リューム 21 メモリダンプ 38 論理ドライブが複数存在 する場合 48 ワトソン博士の設定 42 Windows Server 2003 OEMDISK for EXPRESSBUILDER 47, 246 Windows Server 2003につい て 21 ア アクセスランプ用コネクタ 94 アダプタフォルトトレランス Windows 2000 65 Windows Server 2003 34 アダプティブロードバランシ ング Windows 2000 65 Windows Server 2003 34 アラートの確認 280 アレイディスクの設定 58 アレイの削除 SATA 233 クロック 327, 329 警告ラベル xiii コアナット 104 交換 電源ユニット 137 構成情報の採取 313 SCSI 223 アレイの作成 SCSI 218 安全上のご注意 v 安全にかかわる表示について iii 移動と保管 320 イニシャライズ 234 イベントログの採取 312 サ 運用・保守編 279 エラーメッセージ 290 POST 117, 290 応用セットアップ Windows 2000 76 Windows Server 2003 46 オフライン保守ユーティリ ティ 318 温度 328, 329 カ 拡張スロット 327, 329 各部の名称と機能 88 カスタムインストールモデル Windows Server 2003 18 仮想メモリ Windows 2000 70 Windows Server 2003 41 管理端末 195 キースロット 88 キーボード 327, 329 記号 iv, xvii 既存パーティションを使用す る 30, 60 起動順位 197 基本情報 30, 60 基本的な操作 113 キャッシュ 327, 329 強制イジェクトホール 124 強制電源OFF 208 グラフィックスアクセラレー タドライバ Windows Server 2003 37 クリーニング 282 サーバ管理 4 サーバの確認 119 サービスパック 53 サポートディスク 77 Windows 2000 77 Windows Server 2003 47 サポートディスクの作成 246 シームレスセットアップ 245 Windows 2000 50 Windows Server 2003 20 トラブルシューティング 307 時刻の設定 180 システムBIOS 言語 181 173 AC-LINK 193 ACPI Redirection Port 195 Administrator Password Is 190 Advanced 183 Advanced Chipset Control 189 Assert NMI on PERR 192 Assert NMI on SERR 192 Base I/O address 187 Baud Rate 195 BIOS Redirection Port 195 Boot 197 Boot-time Diagnostic Screen 183 Console Redirection 195 Console Type 195 DIMM Bank#1 - #3 184 Discard Changes 198 Embedded NIC(Gbit #1) 186 334 索 引 Embedded SCSI 185 Embedded Video Controller 186 Enable Multimedia Timer 189 Execute Disable Bit 182 Exit 198 Exit Discarding Changes 198 Exit Saving Changes 198 Extended Memory 184 Extended RAM Step 184 Fixed disk boot sector 191 Floppy Write Protect 191 Flow Control 195 Hot Key(CTRL+ALT+) 191 Hyper-Threading Technology 182 Interrupt 187 IPMI 195 Language 181 Legacy Diskette A 180 Legacy USB Support 188 Load Setup Defaults 198 Main 180 Memory Configuration 184 Memory/Processor Error 183 Memory Retest 184 NumLock 183 Onboard ROM Scan 186 Onboard VGA Control 186 Option ROM Scan 185 Parallel ATA 188 Password on boot 191 PCI Configuration 185 PCI Slot 1B Option ROM 185 PCI Slot 1C Option ROM 185 Peripheral Configuration 187 Post Error Pause 193 Power Switch Inhibit 191 Processor CPU ID 182 Processor L2 Cache 182 Processor Retest 182 Processor Settings 182 システムのアップデート Windows 2000 74 Windows Server 2003 44 システムの修復 315 システムのセットアップ 17 システムマネージメント機能 247 Processor Speed 182 PS/2 Mouse 187 Reset Configuration Data 183 Save Changes 199 SCSI Controller 185 Secure Mode Boot 191 Secure Mode Timer 191 湿度 328, 329 質量 327, 329 修理 323 障害時の対処 289 障害情報の採取 312 障害処理のためのセットアッ プ Windows 2000 68 Security 190 Serial Port 187 Server 192 Set Supervisor Password 190 Set User Password 190 System Date 180 System Management 194 System Memory 184 System Time 180 USB Host Controller 187 User Password Is 190 Video Blanking 191 Wake On LAN/PME 189 Wake On PME 189 Wake On RTC Alarm 189 画面 175 キー 175 起動 174 設定例 176 説明 179 デフォルト値に戻す 198 内容を保存しない 198 破棄 198 パラメータ 179 保存 198 システム構築のポイント 9 システム情報のバックアップ Windows 2000 75 Windows Server 2003 45 システム診断 285 Windows Server 2003 38 使用上のご注意 iii 冗長ファン 取り付け 166 冗長ファンジャンパスイッチ 94 譲渡 xx 消費電力 327, 329 シリアルATAハードディスク ドライブのRAID構築 226 シリアルポート 187, 327, 329 シリアルポートB 89 スイッチオプション 37, 67 スーパーバイザのパス ワード 190 ステータスランプの確認 280 ストライピング 226 ストレージ管理 5, 13 スペアディスク 224 寸法 327, 329 静電気対策について 126 セキュリティキー 113 接続 110 設置 100 セットアップ Windows 2000 50 Windows Server 2003 18 セットアップの手順 Windows 2000 55 Windows Server 2003 25 セットアップの流れ Windows 2000 54 索 引 335 Windows Server 2003 24 セットアップパラメータFD 253 セットアップを始める前に 15 セットスクリュー 91, 107 EXPRESSBUILDER 306 ExpressPicnic 311 Windows 2000 302 Windows Server 2003 302 シームレスセットアップ 307 ソフトウェア編 239 タ ダイナミックディスク Windows 2000 53 Windows Server 2003 23 チップセット 327, 329 ツールメニュー 245 ディスクアクセスランプ 97 ディスクアレイBIOS 207 ディスクアレイコントローラ Windows 2000 66 Windows Server 2003 35 ディスクアレイコントローラ ボード 160 ディスクアレイ構成 161 取り付け 160 取り外し 160 ディスクアレイの管理 233 ディスク管理 5 ディスク増設ユニット 165 テープ監視ツール 269 デバッグ情報 Windows 2000 68 Windows Server 2003 38 電源 327, 329 電源管理 8, 14 電源コネクタ 94 電源のOFF 119 電源のON 114 電源ユニット 93, 135 導入にあたって 9 導入編 1 特長 2 ドライブID 129 ドライブカバー 92, 140 ドライブ文字の修正 Windows 2000 79 Windows Server 2003 49 トラブルシューティング 297 ESMPRO 311 ディスクアレイ 311 バンドルソフトウェア 311 本体について 297 マスターコントロールメ ニュー 310 取り扱い上のご注意 xiv 取り付け 電源ユニット 135 DIMM 143 PCIボード 156 冗長ファン 166 ディスクアレイコント ローラボード 160 ハードディスクドライブ 129 プロセッサ 147 フロントベゼル 113 リモートマネージメント カード/アドバンスドリ モートマネージメント カード 170 ロジックカバー 141 取り付け/取り外しの準備 127 取り付け/取り外しの手順 128 取り外し DIMM 145 PCIボード 159 ディスクアレイコント ローラボード 160 ハードディスクドライブ 133 プロセッサ 151 フロントベゼル 113 リモートマネージメント カード/アドバンスドリ モートマネージメント カード 172 ロジックカバー 141 ナ 内蔵オプションの取り付け 125 日常の保守 280 ネットワーク管理 8 ネットワークドライバ Windows 2000 63 Windows Server 2003 33 ネットワークボードのドライ バ Windows 2000 64 Windows Server 2003 34 ネットワークモニタ Windows 2000 73 Windows Server 2003 43 ハ パーティション構成について 10 パーティションサイズ Windows 2000 52 Windows Server 2003 22 ハードウェアのセットアップ 16 ハードウェア編 87 ハードディスクドライブ 128, 327, 329 イニシャライズ 234 電源ユニット 135 取り付け 129 取り外し 133 ランプ 97 ハードディスクドライブベイ 89, 93 廃棄 xxi パスワード 190 パスワードクリア用ジャンパ スイッチ 94 バックアップ 281 バックアップ管理 7 パラレルATA 188 ハンドル 89 バンドルソフトウェア 263, 276 ヒートシンク 93 ビープ音 118, 294 日付の設定 180 標準インタフェース 327, 329 ファンダクト 93 ブートプライオリティ指定 SCSI 225 フォーマット 206 付属品 xix 336 索 引 フルハイトPCIボード増設用ス ロット 91 フロー制御 195 プロセッサ エラー情報 182 クロック速度 182 146 取り付け 147 取り外し 151 プロセッサ1のID 182 プロセッサソケット 94 プロセッサのキャッシュサイ ズ 182 プロダクトキー 15 フロッピーディスクドライブ 93, 120 フロッピーディスクドライブ Aの設定 180 フロントベゼル 88, 113 取り付け 113 取り外し 113 ページングファイルサイズ 144 ベリファイ 206 ボーレート 195 保守用パーティションの設定 247 保証 322 本書について xvii 本書の構成 xviii マ マイグレーション 85 マウス 187, 327, 329 マザーボード 93, 94 マスターコントロールメ ニュー 252 トラブルシューティング 310 マニュアルセットアップ Windows 2000 77 Windows Server 2003 47 ミラー化されているボリュー ム Windows 2000 51 Windows Server 2003 21 ミラーリング 226 無停電電源装置 193 無停電電源装置(UPS) 112 メモリ 327, 329 メモリダンプ Windows 2000 68 Windows Server 2003 38 メモリダンプの採取 314 メモリの容量 184 モニタコネクタ 91 ヤ ユーザーサポート 322 ユーザーのパスワード 190 ラ ライザーカード 152 ラックからの引き出し 138 ラックの設置 100 リセット 208 リチウムバッテリ 94 リモート管理 8 リモートマネージメントカー ド 93 リモートマネージメントカー ド/アドバンスドリモートマ ネージメントカード 4, 169, 248, 265 取り付け 170 取り外し 172 留意点 10 リリースボタン 92 冷却ファン 93 レールアセンブリ 103, 105 レリーズレバー 109 ロープロファイルPCIボード増 設用スロット 91 ロジックカバー 92, 141 取り付け 141 取り外し 141 論理ドライブが複数存在する 場合 Windows 2000 78 Windows Server 2003 48 ワ ワトソン博士の診断情報の採 取 314 ワトソン博士の設定 Windows 2000 71 Windows Server 2003 42 割り込みライン 211 三菱サーバコンピュータ FT8600 モデル 210Rc ユーザーズガイド 2005年 6月 初版 三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社 〒247-8520 神奈川県鎌倉市上町屋325 http://www.mdit.co.jp 落丁、乱丁はお取り替えいたします。 弊社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。 <本装置の利用目的について> 本製品は、高速処理が可能であるため、高性能コンピュータの平和的利用に関する日本政府の指 導対象になっております。 ご使用に際しましては、下記の点につきご注意いただけますよう、よろしくお願いいたします。 1. 本製品は不法侵入、盗難等の危険がない場所に設置してください。 2. パスワード等により適切なアクセス管理をお願いいたします。 3. 大量破壊兵器およびミサイルの開発、ならびに製造等に関わる不正なアクセスが行わ れるおそれがある場合には、事前に弊社相談窓口までご連絡ください。 4. 不正使用が発覚した場合には、速やかに弊社相談窓口までご連絡ください。 弊社相談窓口 ファーストコンタクトセンター 電話番号 03-3455-5800 注 意 この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラスA情報技 術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合 には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。 高調波適合品 この装置は、高調波電流規格 JIS C 61000-3-2適合品です。 :JIS C 61000-3-2適合品とは、日本工業規格「電磁両立性−第3-2部:限度値−高調波電流発生限度値(1相当たりの 入力電流が20A以下の機器)」に基づき、商用電力系統の高調波環境目標レベルに適合して設計・製造した製品です。 回線への接続について 本体を公衆回線や専用線に接続する場合は、本体に直接接続せず、技術基準に適合し認定されたボードまたはモデム等 の通信端末機器を介して使用してください。 電源の瞬時電圧低下対策について この装置は、落雷等による電源の瞬時電圧低下に対し不都合が生じることがあります。電源の瞬時電圧低下対策として は、交流無停電電源装置(UPS)等を使用されることをお勧めします。 レーザ安全基準について この装置に標準で搭載されている光磁気ドライブは、レーザに関する安全基準(JIS・C-6802、IEC 60825-1)クラス 1に適合しています。 海外でのご使用について この装置は、日本国内での使用を前提としているため、海外各国での安全規格等の適用を受けておりません。したがっ て、この装置を輸出した場合に当該国での輸入通関および使用に対し罰金、事故による補償等の問題が発生することが あっても、弊社は直接・間接を問わず一切の責任を免除させていただきます。
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